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平成29年度
兵庫県予算に対する提案・要望
神
戸
市
神戸市政の推進にあたり、平素より格別のご理解とご協力を賜り、深く
感謝申し上げます。
阪神・淡路大震災以降、神戸のまちは、国内外からの多くのご支援に支
えられながら、復興の歩みを着実に進め、平成 27 年度には、新長田駅南
再開発地区への県市関係機関の共同移転についての県市合意がなされる
など、残された課題に対しても大きな一歩を踏み出すことができました。
ポスト震災 20 年として新しいステージに立つ今こそ、輝ける未来創造
都市の実現に向け、人口減少社会の克服を目指して神戸が選ばれるまちと
なるよう、「神戸創生戦略」に掲げる施策を中心に、地方創生に取り組ん
でまいります。
また、今後、神戸の安定した成長のために、国家戦略特区を活用した神
戸医療産業都市の推進、都心・三宮の再整備、広域幹線道路ネットワーク
の構築などの取り組みを進めてまいります。
県におかれましても、非常に厳しい財政状況の中、
「第 3 次行財政構造
改革推進方策〔第 3 次行革プラン〕」に取り組まれ、3 年目の総点検にお
ける課題と検討方向がとりまとめられたところですが、本書に掲げるもの
は、いずれも県との協調を要する重要な項目を厳選しておりますので、平
成 29 年度予算編成にあたりましては、特段のご支援・ご協力を賜ります
よう、よろしくお願い申し上げます。
平成 28 年 10 月
神戸市長
提
案
・
要
望
項
目
重 点 項 目
Ⅰ.行政サービスのさらなる向上
・・・・・・・・・
Ⅱ.地方創生・人口減少社会への対応
Ⅲ.まちの活力の創出
P.2
・・・・・・・
P.3
・・・・・・・・・・・・・・
P.4
Ⅳ.安全・安心なまちづくりの推進
・・・・・・・・
P.15
Ⅴ.子育て・教育環境の充実
・・・・・・・・・・・
P.18
Ⅵ.保健・福祉・医療の充実
・・・・・・・・・・・
P.20
・・・・・・・・・・・・・・
P.24
そ の 他 項 目
Ⅰ.まちの活力の創出
Ⅱ.安全・安心なまちづくりの推進
・・・・・・・・
P.26
Ⅲ.子育て・教育環境の充実
・・・・・・・・・・・
P.27
Ⅳ.保健・福祉・医療の充実
・・・・・・・・・・・
P.28
重
点
項
1
目
Ⅰ.行政サービスのさらなる向上
1.県市一体となった行政サービスのさらなる向上
(企画県民部、教育委員会)
県では、本年度、「第3次行財政構造改革推進方策(第3次行革プラン)」の3年目の
総点検を実施し、新たな行革プランを策定するとされていますが、先日公表された「第
3次行革プラン3年目の総点検における課題と検討方向」では、市政に多大な影響を及
ぼす見直し検討項目が含まれています。
今後、多様化する市民ニーズや地域課題に的確に対応した行政サービスを提供するた
めには、県市の適切な役割分担のもと、県が広域的な観点から実施する事業については、
県による事業実施を維持した上で、市で一体的に業務を行うことで市民の利便性向上に
つながるものについては、住民に最も身近な基礎自治体が実施することを基本に見直し
を進め、さらなる行政サービスの向上をはかる必要があります。
(1)
「第3次行革プラン」の総点検における見直し検討事業の継続
○
県実施事業の継続及び県市負担割合の維持
(主なもの)
・体験教育推進事業の継続実施
・老人クラブ活動強化推進事業の県市負担割合の維持
・バス対策費補助の県市負担割合の維持
(2)事務・権限の移譲に向けた取り組みの推進
○
県費負担教職員の給与負担等の権限移譲にかかる継続支援及び協力
○
事務処理特例制度を活用した県から市への事務・権限及び税財源のさらなる移譲
(1)保健福祉局 高齢福祉部 高齢福祉課長 河辺 健一(078-322-5218)
住宅都市局 交通政策部 地域交通担当課長 久保 真成(078-322-6933)
教育委員会事務局
教育委員会事務局
教育委員会事務局
教育委員会事務局
総務部 教育企画担当課長 仲田 篤司(078-322-5817)
指導部 指導課長 大谷 真一(078-322-5780)
指導部 特別支援課長 本多 章浩(078-322-5787)
スポーツ体育課長 上田 訓弘(078-322-5800)
(2)企画調整局 政策企画部 大都市・広域連携担当課長 赤枝 利紀(078-322-6676)
教育委員会事務局 総務部 教職員課長 桑形 雅彦(078-322-5764)
2
Ⅱ.地方創生・人口減少社会への対応
1.地方創生・人口減少社会への対応
(企画県民部)
我が国の構造的な問題である少子高齢化及び人口減少に歯止めをかけるためには、人
口減少社会への対応が喫緊の課題となっています。神戸市では、平成 24 年以降人口が
減少し続けており、具体の対応策として平成 27 年 10 月に策定した「神戸創生戦略」で
は、
「年間 12,000 人の出生数の維持」、
「若者の神戸市への転入を増やし、東京圏への転
出超過 年間 2,500 人の解消」を全体目標として掲げています。
今後、全体目標の達成に向け、先進的・先駆的な取り組みを進め、「若者に選ばれる
まち」を目指すためには、神戸市の創意工夫に加え、県市一丸となって取り組むことが
必要です。
(1)東京一極集中是正の実効性をあげるための大都市への必要な支援
○
地方拠点強化税制の支援対象地域の見直しに向けた国への働きかけ
・近畿圏整備法上の「既成都市区域」の支援対象地域への追加
(神戸市では概ね阪急神戸線以南が支援対象地域から除外)
(2) 県市協調及び近隣市町との地域間連携による地方創生効果の拡大
○
地方版総合戦略の具体的効果を高める県市協調の取り組みの推進
○
近隣市町との地域間連携の取り組みの推進に向けた支援
<地方拠点強化税制>
建物取得費に対し、特別償却 15%(25%)
オフィス減税
or 税額控除4%(7%)
雇用増加者数1人につき、税額控除最大 50 万円
雇用促進税制 (上記最大 50 万円+30 万円×最大3年間。
最大総額 140 万円)
地方交付税に
不動産取得税、固定資産税、(事業税)
よる減収補填
<神戸市独自の企業拠点(本社機能)移転補助>
建物取得補助
雇用補助
賃料補助
建物取得費の4%(7%)
雇用増加者数1人につき、20 万円
(上記 20 万円+30 万円×最大3年間。
最大総額 110 万円+税額控除 40 万円)
賃料の 1/4×1/2×3年間(賃料の 1/4×3年間)
[近畿圏における支援対象外地域]
・兵庫県(神戸市・尼崎市・西宮市・芦屋市の特定の区域)
・大阪府(大阪市全域、守口市・東大阪市・堺市の特定の区域)
・京都府(京都市の特定の区域)
※( )は東京 23 区から移転の場合
(1)企画調整局 医療・新産業本部 企業誘致部 企業立地課長 垣内 正雄(078-322-5328)
(2)企画調整局 政策企画部 政策調査課長 瀬合 達也(078-322-6963)
3
Ⅲ.まちの活力の創出
1.神戸医療産業都市の推進
(企画県民部、病院局)
国家戦略特区を活用した神戸医療産業都市の推進により、わが国の国際競争力の向上
を図り、神戸経済のさらなる発展と市民福祉の向上を実現するためには、規制緩和の実
現に向けた国への働きかけ等、引き続き、県市一体となった積極的な取り組みが必要で
す。
(1) 国家戦略特区プロジェクトの実現に向けた取り組みの推進
○
プロジェクトの推進に必要な規制緩和の実現に向けた国への働きかけ
・先進医療として実施する検体検査の一部外部委託の容認
・特区医療機器薬事相談制度の対象拡大によるロボット技術等を用いた革新的医療機器の
開発迅速化
・外国人医師の臨床修練制度の緩和
○
県立こども病院及び小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設を含めたメディカ
ルクラスター(高度専門病院群)の連携強化
(2) スーパーコンピューティング研究拠点の形成と産業利用の推進
○
ポスト「京」の開発・整備のさらなる促進と「京」からの継目のない運用に向けた
国への働きかけ
○
ポスト「京」の産業利用の拡大を見据えたステップアップ支援等、スーパーコンピ
ュータ利用者の拡充に向けた国への働きかけ
・中小企業の利用促進に向けた補助制度の創設等、利用者拡大・支援策の強化
・技術レベルの乖離を補完するトレーニングマシンとして、FOCUS スパコンの増強
(3)
「健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス」事業の推進
○
「健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス」に対する県市一体となった取
り組みの推進
4
Ⅲ.まちの活力の創出
神戸医療産業都市 施設配置図(H28年8月現在)
南公園駅
神戸低侵襲がん医療センター
チャイルド・ケモ・ハウス
メディカル・クラスター
西記念ポートアイランド
リハビリテーション病院
国際医療開発センター(IMDA)
伊藤忠メディカルプラザ(IMP)
兵庫県立こども病院
小児がんに重点を置いた
新粒子線治療施設
(H29年度開設予定)
神戸市立
医療センター
中央市民病院
(仮称)神戸アイセンター予定地
(H29年度開設予定)
(仮称)国際がん医療・研究センター
(H29年度開設予定)
水棲生物棟
市民病院
前ビル
研究棟C
研究棟D
理化学研究所
多細胞システム形成
研究センター (CDB)
神戸バイオテクノロジー研究・
人材育成センター(BTセンター)/
神戸大学インキュベーションセンター
動物飼育棟 医療機器
研究開発棟
研究棟B
研究棟A
医療機器棟
神戸バイオメディカル
創造センター (BMA)
研究棟 臨床棟
神戸臨床研究情報センター (TRI)
先端医療センター(IBRI)
カン研究所
北館
神戸キメックセンタービル (KIMEC)
神戸国際ビジネスセンター (KIBC)
神戸健康産業開発センター
(HI-DEC)
南館
理化学研究所
ライフサイエンス技術基盤
研究センター (CLST)
神戸ハイブリッド
ビジネスセンター (KHBC)
バイオ・クラスター
日本ベーリンガー
インゲルハイム
理化学研究所
融合連携イノベーション推進棟
(IIB)
神戸インキュベーションオフィス(KIO)
アスビオ
ファーマ
神戸医療イノベーションセンター
(創薬イノベーション拠点)予定地
(H29年度開設予定)
高度計算科学研究支援センター・
兵庫県立大学
京コンピュータ前駅
三宮
本館
甲南大学
アネックス棟
神戸
理化学研究所
計算科学研究機構(AICS)
(スーパーコンピュータ
「京(けい)」)
神戸大学先端融合研究環統合研究拠点
(計算科学教育センター)
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合
ポートアイランド
第1期
シミュレーション・クラスター
ポートアイランド
第2期
神戸医療機器開発センター
(MEDDEC)
神戸医療産業都市
神戸空港
2015.02.27 ポートピアホテルから撮影
スーパーコンピュータ「京」
MEDDEC
神戸空港
KIMEC
京コンピュータ前駅
医療センター駅
神戸市
KIBC
IBRI
CDB
中央市民病院
IMDA
新神戸
西記念ポートアイランド
リハビリテーション病院
伊藤忠メディカルプラザ
兵庫県立こども病院
三宮
神戸空港
チャイルド・ケモ・ハウス
ポートアイランド
神戸低侵襲がん医療センター
(1)企画調整局 医療・新産業本部 医療産業都市部 調査課 医療産業都市担当課長 石野 竜一郎(078-322-6571)
(2)~(3)企画調整局 医療・新産業本部 医療産業都市部 推進課長 吉田 芳徳(078-322-6337)
5
Ⅲ.まちの活力の創出
2.神戸空港の利便性向上
(県土整備部)
関空と伊丹の両空港については、コンセッションの手続きを経て、この4月より関西
エアポート株式会社が運営を開始していますが、神戸市としても神戸空港も含めた関西
3空港の一体運営に向けて、神戸空港のコンセッションについて、募集要項を公表し、
民間事業者の選定手続きを進めているところです。
関西3空港については、関西全体の航空需要の拡大、神戸経済の活性化、更には関西
経済の発展の観点から、それぞれの能力を適切に活用することが必要です。
利用者や航空会社から強く要望されている神戸空港の機能充実を実現し、さらなる利
用促進を図るためには、県市一体となった取り組みが必要です。
(1)神戸空港の安定的な運営に対する財政的支援
○
神戸空港事業への助成等にかかる事業費の確保
(2)神戸空港の機能充実の実現に向けた関係機関に対する積極的な働きかけ
○
運用時間 15 時間(7~22 時)の延長
○
発着枠 30 便/日の拡大
○
アフィニティチャーター機等の国際チャーター便の制限の緩和
・現在は自家用機、オウンユースチャーターに限定
⇒アフィニティチャーター、包括旅行チャーター、フォワーダーチャーター等への拡充
○
国際ビジネスジェット・チャーター便の利用促進のためのCIQ(税関・出入国管
理・検疫)体制の充実と関係省庁間の連携
・受入時間の延長、フライトプラン届出期間の緩和、人員体制の拡充
(3)神戸空港利用促進への取り組み
○
県下及び就航都市でのPR活動等についての積極的な取り組み
(4)海上アクセス航路の円滑な運営に対する支援
○
海上アクセス航路の積極的な利用促進
6
Ⅲ.まちの活力の創出
(神戸空港就航路線ネットワーク 平成 28 年 10 月 1 日現在 直行便 6 路線・26 往復)
※12 月 22 日~ 茨城線1往復便増・長崎線2往復便増(予定)
(神戸-関空ベイ・シャトル概要)
・便
数 往復 16 便
・所要時間 約 30 分
・運
運
賃 大人 1,850 円(往復割引 3,000 円)
賃 小人
930 円(往復割引 1,500 円)
・駐 車 料 乗船者無料
(1)~(3)みなと総局 空港事業部 推進課長 小沢 彰史(078-322-5036)
(4)みなと総局 経営企画部 総務課長 安岡 正雄(078-322-5656)
7
Ⅲ.まちの活力の創出
3.都心・三宮の再整備の推進
(県土整備部、警察本部)
都心・三宮を大胆に活性化していくため、平成 27 年9月に神戸の都心の未来の姿[将
来ビジョン]及び三宮周辺地区の『再整備基本構想』を策定し、その具体化に向け、今
後、都心・三宮の再整備をさらなるスピード感を持って推進してまいります。
民間活力の導入を図りながら、神戸の玄関口にふさわしい質の高い都市機能を備え
た、にぎわいのある都市空間を実現するためには、規制緩和に向けた国への働きかけな
ど、県市一体となった取り組みが必要です。
(1)都心・三宮の再整備に向けた支援
○
将来ビジョン及び再整備基本構想の具体化に伴い必要となる支援
・ゾーン内均一料金制度の導入、人と公共交通優先の空間「三宮クロススクエア」の整備に向けた
社会実験等に対する支援
・新バスターミナルの整備、三宮交差点南西街区の再整備等にかかる財政支援
○
民間都市開発事業を促す柔軟な規制緩和に向けた県市一体となった国への働きかけ
・市街地再開発事業の施行要件や区分所有者の合意要件の緩和等
8
Ⅲ.まちの活力の創出
(イメージ図)
三宮クロススクエアの整備
えき≈まち空間
三宮クロススクエア
えき≈まち空間
新バスターミナルの整備
ゾーン内均一料金制度の導入
住宅都市局 計画部 都心三宮再整備課長
若林 宏幸(078-322-6932)
9
Ⅲ.まちの活力の創出
4.広域幹線道路ネットワークの機能強化
(県土整備部)
関西がアジアのゲートウェイとして西日本の成長を牽引するためには、大阪湾ベイエ
リアから内陸部にかけて広がりを持つ次世代産業の研究開発拠点の集積、国策で進める
国際コンテナ戦略港湾・阪神港の機能強化及び関西3空港の連携強化が求められてお
り、そのためには、大きなストック効果の発現が期待できる広域幹線道路ネットワーク
を早期構築すること、あわせて「整備」と「利用」のバランスを見ながら、ネットワー
ク機能を最大限発揮させる必要があります。
今後、事業を円滑に進めるためには、県市一体となった国への働きかけ及び必要な財
政支援等が必要です。
(1)広域幹線道路の早期整備
○
大阪湾岸道路西伸部の有料道路事業との合併施行及び有料道路事業枠の拡大によ
る早期整備と地方負担の軽減に向けた国への働きかけ
○
大阪湾岸道路西伸部の整備に係る市の財政負担への必要な支援
○
神戸西バイパス専用部における有料道路事業の導入に向けた国への働きかけ
○
国道 175 号をはじめとした直轄国道事業の事業費確保に向けた国への働きかけ
(2)高速道路を中心とした「道路を賢く使う取組」の推進
○
道路ネットワーク機能を最大限発揮する利用しやすい料金体系の実現に向けた国
への働きかけ
・渋滞している市街地から郊外への迂回を促す、同一発着同一料金
・一般道路から高速道路への交通転換をはかる、短区間料金の低減
10
Ⅲ.まちの活力の創出
(幹線道路網図)
阪神高速3号神戸線
西脇北
バイパス
新名神高速道路
北大阪地区
[医療品]
神出バイパス
平野拡幅
H28 年度供用予定
神戸西バイパス
大阪駅
周辺地区
神戸医療
産業都市地区
[先端医療]
夢洲・咲洲地区
[バッテリー]
阪神港地区
[バッテリー]
凡例
事業中
計画中
関西イノベーション国際
戦略総合特区
国際コンテナ戦略港湾
神戸医療産業都市
関西国際
空港地区
[薬品物流]
建設局 道路部 計画課長
津島 秀郎(078-322-5386)
11
Ⅲ.まちの活力の創出
5.新長田駅南地区の抜本的な活性化対策の推進
(企画県民部、産業労働部、県土整備部、神戸県民センター)
県市一体となった復旧・復興に向けた取り組みを懸命に進めてきたにもかかわらず、
阪神・淡路大震災から 20 年を経て依然課題を抱える新長田駅南地区の本格的な復興を
図るため、平成 27 年度に、同地区への県市関係機関の共同移転について県市合意がな
されたところです。
職員や来庁者等による新たな人の流れを生み出し、同地区の活性化と行政組織の業務
の効率化、さらには県民・市民サービスの向上を図るため、平成 31 年度の県市合同庁
舎の供用開始を見据えた、県市一体となった取り組みが必要です。
(1)新長田駅南地区再開発エリアへの県市関係機関の共同移転
○
兵庫県・神戸市 新長田合同庁舎整備事業の県市連携による推進
(2)商業活性化に向けた取り組みの推進
○
合同庁舎の供用開始を見据えた商業活性化に資する事業者支援
・復興市街地再開発地域事業所開設支援事業(内装工事費補助)及び復興市街地再開発商業施設等
入居促進事業(家賃補助)の継続
(1)住宅都市局 市街地整備部 新長田南再開発担当部長 中嶋 知之(078-322-6820)
(2)住宅都市局 市街地整備部 再開発・にぎわいづくり担当課長 浅川 一哉(078-322-6611)
12
Ⅲ.まちの活力の創出
6.神戸開港 150 年記念事業の推進
(企画県民部、産業労働部、県土整備部、警察本部)
来年1月に神戸港が開港 150 年を迎えるにあたり、神戸開港 150 年記念事業として、
神戸開港 150 年記念式典、海フェスタ、姉妹港・友好港等を招いた国際会議など、様々
なイベントが予定されています。
この記念すべき年を市民の皆さまとともに祝い、海、船、港への関心を深め、また神
戸港のさらなる発展のスタートとするためには、広報・啓発活動を積極的に展開するな
ど機運醸成に取り組むとともに、円滑な開催に向けた県市一体となった取り組みが必要
です。
(1)神戸開港 150 年記念事業の円滑な開催に向けた支援及び協力
○
神戸開港 150 年記念事業及び関連イベント等への財政支援
○
県市一体となった協力体制の構築
・神戸開港 150 年記念式典・海フェスタ神戸の開催に向けた支援及び協力
・県内外に向けたプロモーション活動等に対する支援及び協力
○
円滑な開催に向けた安全対策経費の確保
(神戸開港 150 年記念事業 日程)
・神戸開港 150 年記念式典及び祝賀会
日程:平成 29 年5月 19 日(金)
・神戸まつり特別版(神戸開港 150 年音楽祭含む)
日程:平成 29 年5月 20 日(土)
・21 日(日)
・海フェスタ神戸
日程:平成 29 年7月 15 日(土)~8月6日(日)
みなと総局 みなと振興部 開港 150 年担当課長
加納 尚剛(078-322-6903)
13
Ⅲ.まちの活力の創出
7.大規模国際スポーツイベント等の推進によるまちのにぎわい
の創出
(健康福祉部、産業労働部、農政環境部、県土整備部、教育委員会、警察本部)
神戸も開催地に含まれるラグビーワールドカップ 2019 と関西ワールドマスターズゲ
ームズ 2021、そして 2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを含む 2019 年から
2021 年までの3か年は、世界から日本が注目を集めるゴールデン・スポーツイヤーズ
と言われています。さらに、2019 年には国際義肢装具協会(ISPO)世界大会が神
戸で開催され、多くの外国人の方が日本を訪れることが期待されます。
また、神戸のさらなる魅力の向上に向け、六甲山上の遊休施設の利活用等、にぎわい
の創出に取り組んでいるところです。
国内外に向けて兵庫・神戸を発信するため、国際的に注目が高まるこの機会を活かし、
広報・啓発活動を積極的に展開するなど、国内外に向けた機運醸成に取り組むとともに、
にぎわいの創出に向けた県市一体となった協力体制が必要です。
(1)東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致等に向けた協力体
制の構築
○
県市一体となった強力な誘致活動等の実施
(2)ラグビーワールドカップ 2019 の神戸開催及び関西ワールドマスターズ
ゲームズ 2021 開催に向けた協力体制の構築
○
国内外に向けた機運醸成等に対する支援及び協力
(3)国際義肢装具協会(ISPO)世界大会 2019 の神戸開催に向けた協力
体制の構築
○
大会成功に向けた県市一体での取り組みの推進及び国への働きかけ
(4)六甲山土地利活用の推進
○
六甲山上の遊休施設の利活用の推進
(1)~(2)教育委員会事務局 スポーツ体育課 国際スポーツ室長 山田 裕之(078-322-6994)
(3)企画調整局 医療・新産業本部 医療産業都市部 誘致課長 森川 誠也(078-322-6340)
保健福祉局 障害福祉部 障害福祉課長 田辺 伸公(078-322-5225)
(4)経済観光局 観光コンベンション部 観光コンベンション課長 星島 淳一(078-322-5338)
14
Ⅳ.安全・安心なまちづくりの推進
1.防災対策の推進
(農政環境部、県土整備部)
六甲山では、市街化区域と森林区域が直に接していることから、近年の降雨量の増大
により、土砂災害へのさらなる警戒・対策が喫緊の課題となっており、山地保全のため
の総合的な施策の推進や防災対策に資する六甲山系の森林整備等の取り組みが急務と
なっております。また、過去に大水害に見舞われた河川においても、都市化の推進に伴
う水害リスクの増大及び近年の降雨量の増大に対応した取り組みが必要です。
これら防災対策の推進のためには、県のさらなる支援強化が必要です。
(1)総合的な土砂災害対策の積極的な推進
○
土砂災害対策の積極的な推進
・土砂災害特別警戒区域の早期調査及び指定促進
・急傾斜地崩壊対策や砂防事業の着実な推進及び採択要件の緩和
○
六甲山系グリーンベルト整備事業の計画的な事業推進
○
被災箇所の早期復旧に向けた事業費の確保等、治山事業の積極的な推進
○
「県民緑税」を活用した六甲山系の防災林整備の推進
○
六甲山系における森林整備推進に向けた支援及び協力
(2)河川の治水安全度向上に向けた取り組みの推進
○
都市基盤河川改修事業費の確保
○
浸水が想定されている河川の治水安全度の向上
○
「地域総合治水推進計画」の円滑な推進に資する取り組みに対する財政支援
(1)建設局 防災部 防災課長
(2)建設局 防災部 河川課長
久保田 裕二(078-322-5428)
原 正太郎(078-322-5403)
15
Ⅳ.安全・安心なまちづくりの推進
2.地域の安全・安心の確保
(企画県民部、教育委員会、警察本部)
平成 14 年以降、兵庫県内の刑法犯認知件数は減少傾向にありますが、凶悪な犯罪や
一般市民を巻き込む事件など、地域の安全・安心を脅かし、市民を不安に陥れる事件は
あとを絶ちません。また、昨年の市内指定暴力団の分裂抗争の勃発に伴い、周辺地域の
警備等の強化が、より一層急務となっております。
地域の安全・安心の確保を図るためには、県市一体となってさらなる徹底した対策に
取り組む必要があります。
(1)警察官による巡回警備の協力
○
全学校園における児童生徒の登下校時を中心とした巡回警備の実施
○
通学路の危険箇所に関する学校との情報共有及び重点的な巡回等の実施
(2)暴力団対策の強化
○
暴力団事務所等の周辺地域のパトロールなど警戒強化による安全確保
○
市民の暴力団追放活動への支援制度の拡充
(3)防犯カメラ設置にかかる支援制度の拡充
○
防犯カメラ設置にかかる補助額の引き上げ及び補助箇所数の拡大
(兵庫県防犯カメラ設置事業の補助額と箇所数の推移)
24 年度
25 年度
26 年度
27 年度
28 年度
県補助額
18 万円
8 万円
8 万円
8 万円
8 万円
補助箇所数
(予算ベース)
268 箇所
250 箇所
400 箇所
400 箇所
500 箇所
(1)教育委員会事務局 指導部 指導課長 大谷 真一(078-322-5780)
(2)~(3)危機管理室 地域安全推進担当課長 服部 哲也(078-322-6251)
16
Ⅳ.安全・安心なまちづくりの推進
3.有害鳥獣対策の推進
(農政環境部)
市街地を中心にイノシシによる人身被害が多発しており、有害捕獲等の対策を実施し
ているものの、山中から市街地に出没しようとする個体が後を絶たず、被害を完全に収
束させることは困難な状況にあります。また、近年シカの生息域が拡大し、市内でも目
撃・捕獲数が増加しています。一方で、鳥獣捕獲の担い手は、狩猟者の高齢化等により
減り続けており、鳥獣捕獲等の一層の促進と担い手の確保は喫緊の課題となっています。
これら課題に対応するためには、適正な個体数管理を図るため平成 27 年度に改正施行
された鳥獣保護管理法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の実施や、担い手育成に向けた
施策など、県市一体となった取り組みが必要です。
(1)指定管理鳥獣捕獲等事業の実施
○
市内の指定管理鳥獣(イノシシ・シカ)の生息状況調査の実施
・適正な個体管理のためのデータ収集及び捕獲目標頭数の設定等
○
生息状況調査結果を踏まえた指定管理鳥獣捕獲等事業の実施計画の策定及び事業
実施
(2)有害鳥獣捕獲等の担い手育成
○
有害鳥獣捕獲従事者の養成に向けた県市一体となった取り組み
(3)有害鳥獣被害対策の推進
○
市が実施する有害鳥獣被害対策への支援の拡充
・鳥獣被害防止総合対策交付金の重点配分
・イノシシ緊急対応事業等、市独自事業への財政支援
経済観光局 農政部 計画課 調整担当課長
岡田 敦(078-322-0326)
17
Ⅴ.子育て・教育環境の充実
1.乳幼児等・こども医療費助成制度の拡充
(健康福祉部)
他都市の状況や市民の要望等を踏まえ、乳幼児等・こども医療費助成制度については、
神戸市独自の施策として、平成 24 年 12 月から0歳から3歳未満児の一部負担金の無料
化を実施しています。さらに神戸市では、その後も所得制限の撤廃や一部負担金の上限
額の引き下げなど、順次施策の拡充を図ってきたところです。
子育てのしやすい環境を創出し、国が掲げる「希望出生率 1.8」を実現するために
は、県市一体で支援に取り組む必要があります。
国家戦略特区を活用した神戸医療産業都市の推進により、わが国の国際競争力の向上を
図り、神戸経済のさらなる発展と市民福祉の向上を実現するためには、引き続き県の積
(1)
乳幼児等・こども医療費助成制度の低年齢児無料化に対する支援
極的な支援とともに、規制緩和等の実現及び取り組みの推進に向けた、県市一体となっ
○ 0歳児から3歳未満児までの外来及び入院の一部負担金の無料化に対する支援
た国への働きかけが必要です。
<神戸市の乳幼児等・こども医療費助成制度(県市協調事業により実施)>
外
来
入
神戸市
0歳児~3歳未満児
無料
3歳児~未就学児
小学1年生~小学3年生
小学4年生~中学3年生
(
2割負担・
上限 400 円/日
月2回まで
※1医療機関等ごと
兵庫県
神戸市
兵庫県
無料
1割負担・
上限 3,200 円/月
(2,400 円/月)
上限 800 円/日
(上限 600 円/日)
月2回まで
※1医療機関等ごと
2割負担
)
は低所得者の場合
こども家庭局 こども企画育成部 総務課長
前田 錦也(078-322-6844)
18
院
2割負担
Ⅴ.子育て・教育環境の充実
2.特別支援教育の推進
(教育委員会)
神戸市の特別支援学校においては、児童生徒の急激な増加により、校舎の狭隘化が進
んでおり、今後もさらに児童生徒数が増加することが見込まれています。
また、障害者基本法の改正等に伴う、インクルーシブ教育システム構築の必要性の高
まりを受け、特別支援学校ではなく地域の小中学校への通学を希望する、医療的ケアを
必要とする児童生徒が増加することも考えられます。
このような状況に対応するため、県市一体となって、特別支援教育を受けられる環境
整備・充実により一層取り組んでいく必要があります。
(1)市立特別支援学校の整備等に対する支援
○
市東部過密化対策として市が建設する特別支援学校に対する支援
・HAT神戸地域特別支援学校の設置に対する財政支援
○
特別支援学校における学級増対策に対する支援
・仮設校舎設置等にかかる事業費に対する財政支援
(2)インクルーシブ教育の推進に向けた支援
○
医療的ケアができる看護師等の人材確保・育成及び小中学校への配置
教育委員会事務局 指導部 特別支援教育課長
本多 章浩(078-322-5787)
19
Ⅵ.保健・福祉・医療の充実
1.医療・介護サービスのさらなる充実
(健康福祉部)
団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年に向けて、病床の機能分化・連携、在宅医療・
介護の推進、医療・介護従事者の確保・勤務環境の改善等、「効率的かつ質の高い医療
提供体制の構築」と「地域包括ケアシステムの構築」が急務の課題とされています。
また、「介護離職ゼロ」に向け、多様な介護人材の確保・育成及び介護サービス基盤
の整備に取り組んでいく必要があります。
このため、平成 26 年度より、消費税増収分を活用した新たな財政支援制度として設
置された「地域医療介護総合確保基金」を県市協調のもと効果的に活用するなど、県市
一体となった取り組みが必要です。
(1)県市協調による地域医療介護総合確保基金の事業計画策定
○
神戸圏域における基金事業策定にあたっての県市協調
○
基金事業決定プロセスの積極的な開示、及び各事業主体が主体的に事業展開するた
めの必要かつ公平な事業費の配分
(2)
「介護離職ゼロ」に向けた介護人材の育成・確保及び介護サービス基盤
整備の加速に資する取り組みへの支援
○
基金における介護人材確保対策事業の補助率及び補助対象上限額の拡充
○
介護保険施設等の整備について、現行の補助対象・単価の維持及び事業費の確保
(3)地域包括ケアシステム構築等の推進に必要な財政支援
○
医療・介護人材の確保・育成や在宅医療の充実を図る取り組みに対する財政支援
○
県による医療・介護人材確保対策の継続
○
民間団体が構築した「ICT を活用した地域医療ネットワーク基盤」の運用に対する
財政支援
(4)
「(仮称)救急安心センター(♯7119)」の事業化に向けた支援
○
「(仮称)救急安心センター(#7119)」の事業化に向けた地域医療介護総合確保基
金による財政支援
保健福祉局 健康部 地域医療課長 三和田 智子(078-322-5253)
保健福祉局 高齢福祉部 介護保険課長 林 秀和(078-322-6226)
20
Ⅵ.保健・福祉・医療の充実
2.地域支え合い体制の構築
(健康福祉部)
神戸市では、阪神・淡路大震災以降、他都市に先駆けて高齢者の見守り事業を展開し
てきました。特に、高齢化率の高い公営住宅においては、復興基金事業である高齢者自
立支援ひろば設置事業を受託して、高齢者自立支援拠点ひろば(あんしんすこやかルー
ム)を設置し、見守り推進員を派遣しており、高齢者の生活相談、安否確認、コミュニ
ティづくり支援等取り組んでいます。
今後、さらに高齢化が進み、単身高齢者等も増えると予測される中で、高齢者が安心
して地域で自立生活をしていくためには、復興基金事業終了後も高齢者の見守り機能等
を確保し、住民相互で見守り・支えあえるコミュニティづくりをより一層進めていくこ
とが必要です。
(1) 地域支え合い体制の構築に必要な財政支援
○
復興基金による高齢者自立支援ひろば設置事業終了後における、高齢者の見守り機
能等の確保
保健福祉局 高齢福祉部 介護保険課長
林 秀和(078-322-6226)
21
Ⅵ.保健・福祉・医療の充実
3.医療保険制度の安定化及び特定健診・特定保健指導の円滑な
実施
(健康福祉部)
平成 30 年度から国民健康保険の財政運営の責任主体が兵庫県となり、県内の統一的
な運営方針の策定や、各市町の国民健康保険事業納付金の額の決定が実施されます。
県内市町の実情はそれぞれ異なり、神戸市は保険者規模が県内最大ですが、低所得者
は多い状況にあります。兵庫県が、そのような各市町の実情を十分に踏まえた方針策定
や、交付金等の配分を行ったうえで、県と市町が一体となって国民健康保険を安定的に
運営していく必要があります。
また、保険者努力支援制度の評価指標となる予定である特定健診・特定保健指導の円
滑な実施についても、県市一体となった取り組みが必要です。
(1) 医療保険制度の安定化
○
国民健康保険運営方針の策定及び国民健康保険事業費納付金の算定方法の決定に
関する意見の十分な尊重
○
国民健康保険事業における県財政調整交付金及び保険者努力支援制度に基づく支
援金の配分方法に対する意見の十分な尊重及び必要な事業費の確保
(2) 特定健診・特定保健指導の円滑な実施
○
国民健康保険事業の保険者及び被保険者の負担軽減のための財政支援
・特定健康診査・特定保健指導の補助単価の拡充
○
後期高齢者の健康診査実施に対する財政支援
保健福祉局 高齢福祉部 国保年金医療課長
野崎 重和(078-322-5203)
22
そ
の
他
23
項
目
Ⅰ.まちの活力の創出
(企画県民部、産業労働部、県土整備部、教育委員会、神戸県民センター)
(1)市街地西部地域(神戸市営地下鉄海岸線沿線周辺地域)の活性化への支援
○
地下鉄海岸線沿線における県関係機関や集客施設等の立地促進、ノエビアスタジアム・兵庫
運河等を活用したイベント開催・支援の推進
○
JR新長田駅への快速電車の停車及び東口設置に向けたJR西日本に対する働きかけ
(2)公共交通の維持・充実
○
神戸電鉄粟生線の存続を図るため、新たな支援のあり方も含めた調整及び神戸電鉄粟生線の
利用促進策に対する財政支援、並びに鉄道施設の改良・更新にかかる事業費の確保
○
北神急行電鉄に対する継続的な支援及び国庫補助制度の適用に関する国への働きかけ
(3)生活路線バスに対する支援
○
県単独補助対象路線について、平均乗車密度を2人以上とする補助要件の緩和及び補助限度
額を撤廃するとともに、所要額に対する財政支援
○
国庫補助対象路線の国の補助限度額により生じる補助不足分に対する財政支援
○
地域内フィーダー系統として地域公共交通再編実施計画に位置づけられた、地域主体のコミ
ュニティバスに対する補助制度の創設
(4)「神戸マラソン」の継続開催に向けた支援
○
「神戸マラソン」の継続開催に向けた財政支援及び人員配置の継続
(5)「神戸ルミナリエ」の財政支援の拡充
○
阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂と大震災の記憶を永く後世に語り継ぐために開催する「神戸
ルミナリエ」の財政支援の拡充
24
(6)「神戸国際フルート音楽祭」開催に向けた積極的な事業展開
○ 「神戸国際フルート音楽祭」の事業展開における積極的な参画及び県下の音楽関連事業との
連携等による広報PRの協力
(7)商店街・小売市場への支援の継続及び拡充
○
商店街元気づくり事業の継続及び拡充
○
商店街・小売市場共同施設建設費助成事業の継続及び拡充
(8)インバウンドの取り組み拡充
○
県の海外拠点を利用した旅行業界関係者の招請(ファムトリップ)などの実施
○
海外マスコミを活用した県下観光情報の発信の充実
○
観光ルートの造成
○
観光産業の人材確保に対する支援
○
県市協調による瀬戸内海国立公園(六甲地域)のインバウンド受入環境の整備、海外への情
報発信強化
(9)地場産業への支援の継続及び拡充
○
地場産業における販路開拓及びブランド力強化等に対する支援の継続及び拡充
○
真珠振興法成立に伴う真珠産業振興に対する支援
(10)まちづくり活動への支援
○
復興まちづくり支援事業の継続
(11)都市緑化事業の推進
○
県民緑税を活用した都市緑化事業における補助要件の緩和
25
Ⅱ.安全・安心なまちづくりの推進
(健康福祉部、農政環境部、県土整備部、企業庁)
(1)所有者不明の空家・空地対策
○
所有者不明の空家について、略式代執行による除却等費用に対する財政支援
○
所有者不明の空家・空地への応急的危険回避措置にかかる費用に対する財政支援
(2)住宅・建築物の耐震化の促進
○
住宅耐震化支援の制度改善
○
既存住宅活用のための耐震補助要件の緩和
(3)エレベーターの防災対策の推進
○
エレベーターの防災対策改修に対する補助制度の創設
(4)「ユニバーサルデザイン」のまちづくりの推進
○
鉄道駅舎へのエレベーター等の設置に対する補助額上限枠(2,500 万円/エレベーター1基)
及び補助対象乗降客数要件(3,000 人/日以上)の撤廃
○
鉄道駅舎における、エレベーター・スロープ等を伴わないバリアフリー化設備(ホーム柵等
の転落防止設備、障害者対応型便所、内方線等)の単独整備の補助対象化
(5)兵庫県水道用水供給事業の推進
○
水需要の動向を見据えた適正な投資及び効率的な事業経営による受水費負担の軽減
○
水質管理体制の強化による安全で良質な水道用水の供給
(6)水質保全対策の推進
○
千苅水源池における環境基準達成に向けた羽束川・波豆川の積極的な水質保全対策の推進
26
Ⅲ.子育て・教育環境の充実
(企画県民部、教育委員会)
(1)多文化共生に向けた教育環境の向上
○
「子ども多文化共生サポーター派遣事業」にかかる人材紹介の協力
○
国際理解・国際交流の促進及び教育環境向上のための外国人学校への支援拡充
(2)県立高等学校の市内での設置
○
北神地域における県立高等学校の設置
○
神戸市域における県立多部制単位制高等学校の設置
27
Ⅳ.保健・福祉・医療の充実
(健康福祉部)
(1)福祉医療と他公費の併用
○
指定難病医療、小児慢性特定疾病医療など他の公費負担医療の給付が受けられる場合におけ
る福祉医療との併用の実施
(2)地域医療提供体制の整備
○
産婦人科・小児科をはじめとする県下の医師確保対策のさらなる充実
○
看護師等の安定的な確保に向けた潜在看護師の復職支援対策等の総合的な対策の充実
○
神戸こども初期急病センターをはじめとした市内における救急医療体制に対する支援の充
実
(3)高次脳機能障害にかかる支援の充実
○
高次脳機能障害にかかる診断機能の充実・強化
○
医療機関等への情報発信をはじめとした支援体制の充実
(4)在日外国人等の障害者無年金者の救済
○
障害のある在日外国人等の制度的無年金者について、国の責任において解決が図られるまで
の経過措置としての財政支援の拡充
(5)難病患者に対する支援の充実
○
指定難病医療費助成制度における対象疾病の拡大及び患者負担の軽減
○
難病法施行に伴い、平成 30 年4月から大都市特例として指定都市が新たに負担することと
なる指定難病医療費等に対する支援
28
(6)自殺対策の充実
○
神戸市域を含む広域な自殺対策事業の推進及び県市の協力体制の強化、並びに地方負担の軽
減に関する国への働きかけ
(7)人権啓発活動の推進
○
さまざまな人権問題を解決するための啓発活動に対する財政支援の拡充
(8)DV被害者支援の強化
○
広域的に実施すべき夜間DV被害者相談対応をより充実させるため、兵庫県女性家庭センタ
ー(配偶者暴力相談支援センター)への専門相談員 24 時間配置の実施
29
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