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ダウンロード (pdf形式 1.5 MB) - 早稲田大学多民族多世代社会研究所

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ダウンロード (pdf形式 1.5 MB) - 早稲田大学多民族多世代社会研究所
IMEMGS
Research Papers:Muslims in Japan No.8
「外国人に関する意識調査」
岐阜市報告書
店田
廣文
岡井
宏文
IMEMGS
Institute for Multi-ethnic and Multi-generational Societies
WASEDA UNIVERSITY, Tokyo, Japan
January, 2011
早稲田大学人間科学学術院
アジア社会論研究室
〒359-1192 所沢市三ヶ島 2-579-15
序
本報告書は、2009 年 10 月から 11 月にかけて岐阜県岐阜市において実施した「外国人に
関する意識調査」の報告書である。滞日ムスリムに関する日本人の意識をアンケート調査
によって明らかにするという試みは、これまでもなかったわけではないが、さまざまな分析
に耐えうる調査票を用いて、また統計的にも意味のある結果を得ることができる規模での
調査は、国内では初めてではないかと考えられる。
2010 年 3 月現在、日本には、外国人ムスリム約 10 万人、日本人ムスリム約 1 万人が居
住しているものと推計され、全国各地にモスクも 60 カ所以上設立されている。ムスリム・
コミュニティのプレゼンスはますます高まってきているが、それと呼応するように、生活
に根ざした問題群—教育・墓地・その他日本社会とのかかわり等など、今後乗り越えなけ
ればならない課題は多い。われわれは、2009 年度より日本学術振興会科学研究費補助金に
よる調査研究「滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価」(基盤(C),課題
番号 21530567)を開始しているが、諸課題のうち、滞日ムスリムと日本社会との関わりを
とりあげたのが本報告書である。今回取り上げた岐阜市の調査対象地域には、後述するよう
に 2008 年 7 月に「岐阜モスク」が新設され、地域社会の住民と滞日ムスリムとの間に交流
があると考えられる地域であるが、ひとまず調査結果から見えてくる交流の程度は限定的
である。いずれにしても全体の調査結果を参照いただき、現在の日本社会と滞日ムスリム
との関係がいかなるものであるのか、その一端をより具体的に見ていただき、地域社会で
の交流事業や行政施策の参考としていただければ幸いである。
今回の調査にあたっては、対象地域の自治会関係者の方々をはじめ、岐阜市役所の国際
課や市民課の方々には調査準備の過程で大変お世話になりました。また多くの岐阜市民の
方々には、面倒なアンケート調査に快くご回答いただきました。改めて厚く御礼申し上げ
たいと存じます。
2011 年 1 月
早稲田大学人間科学学術院
店田 廣文
電子メール: [email protected]
3
目次
序 .................................................................................................................................................................. 3
調査結果の概要 .......................................................................................................................................... 6
第1章
調査企画から実施まで .............................................................................................................. 8
企画準備 .............................................................................................................................. 8
対象地域としての岐阜県岐阜市 ......................................................................................... 8
調査方法とプロセス ........................................................................................................... 9
調査実施と今後の課題 ...................................................................................................... 10
第2章
回答者の属性 ............................................................................................................................ 11
居住地区(Q1) .................................................................................................................. 11
性別(Q1-SQ1) .................................................................................................................. 11
年齢(Q1-SQ2) ................................................................................................................. 12
出生地(Q1-SQ3) ............................................................................................................. 13
居住年数(Q2) ................................................................................................................. 13
現在の同居人(Q30) ........................................................................................................ 14
最終(現)学歴(Q31) .................................................................................................... 15
回答者の職業(Q32-A) .................................................................................................... 15
配偶者の職業(Q32-B) .................................................................................................... 16
居住形態(Q33) ............................................................................................................... 17
回答者の個人年収(Q34-A) ............................................................................................. 17
世帯年収(Q34-B) ........................................................................................................... 18
第3章
地区での生活 ............................................................................................................................ 20
地区での生活で感じること(Q17) .................................................................................. 20
地区の行事や活動の参加頻度(Q18) .............................................................................. 26
近所との交流(Q19) ........................................................................................................ 27
居住願望(Q20) ............................................................................................................... 29
第4章
外国人との交流実態と交流への意識 .................................................................................... 31
近所の外国人居住の有無(Q3) ....................................................................................... 31
近所の外国人との交流程度(Q4).................................................................................... 32
外国人による地区の活動や行事への参加程度(Q5) ...................................................... 33
外国人居住による地区の変化(Q7) ................................................................................ 35
外国人居住者との問題への対応(Q9) ............................................................................ 45
4
外国人との交流の場(Q13) ............................................................................................. 47
今後の外国人との交流(Q14) ......................................................................................... 48
外国人との交流で感じること(Q15) .............................................................................. 50
外国人との付き合い(Q16) ............................................................................................. 52
第5章
外国人および外国人政策への意見 ........................................................................................ 54
外国人の地区の行事や活動(Q6).................................................................................... 54
外国人への考え(Q8) ...................................................................................................... 55
日本に外国人が入ってくることについて(Q10) ............................................................ 58
外国人政策について(Q11) ............................................................................................. 59
外国人理解の政策について(Q12) .................................................................................. 66
第6章
ムスリムとの交流とイスラム教(ムスリム)に対する意識 ............................................ 71
モスクの認知(Q21) ........................................................................................................ 71
モスク訪問の有無(Q22) ................................................................................................ 71
イスラム教に対するイメージ(Q23) .............................................................................. 72
ムスリム(イスラム教徒)の知人の有無(Q24) ............................................................ 84
イスラム教に関する知識習得に対する意欲(Q25) ........................................................ 85
ムスリムの受け入れに対する賛否(Q26) ....................................................................... 86
イスラム教に関する情報の情報源(Q27) ....................................................................... 88
イスラム教に関して最も耳にする内容(Q28)................................................................ 89
ムスリム(イスラム教徒)との付き合い(Q29) ............................................................ 90
参考資料 .................................................................................................................................................... 93
編者・執筆者一覧 .................................................................................................................................. 113
5
調査結果の概要
属性
回答者の居住地区は、黒野 53%、西郷 33%、方県 12%である。男女別には、男性 50%、
女性 48%、無回答 2%であった。回答者の平均年齢は、48 歳で、60 歳代が 26%ともっとも
多く、次いで、50 歳代が 23%、40 歳代、19%、30 歳代、18%、20 歳代、11%である。
回答者の最終学歴をみると、高校 40%、大学や短大・専修学校などの高学歴者が 55%と
多数を占めている。職業についても、もっとも多かったのは専門職・技術職(19%)であ
り、次いで事務職等(16%)、自営業者等(15%)、次いで、パート・アルバイト(14%)、
専業主婦(11%)と続いている。
地区での生活
住んでいる地区の性格を回答者の方に尋ねた調査結果からみてみると、次の通りである。
「住民間のまとまりが強い」と思う回答者の割合は、61%である。以下、同様に、「新しく
きた人でもなじみやすい」と思う(45%)
、
「昔からのしきたりを大切にする」と思う(64%)、
「住民同士の交流が少ない」と思う(47%)
、「昔から住んでいる人の意見が強い」と思う
(66%)、「新しいものを積極的に取り入れる」と思う(23%)、であった。
他方で、地区の行事や活動に積極的あるいはある程度参加していると答えた方は、62%
にのぼった。また、近所との交流の程度については、
「会った際には世間話をする」
(42%)
、
「互いの家をよく行き来する」
(4%)に対して、
「道で会えば挨拶を交わす程度」
(46%)、
「ほとんど付き合いはない」(6%)であった。
外国人との交流
外国人との交流の程度については、
「会った際には世間話をする」
(5%)、
「互いの家をよ
く行き来する」
(2%)に対して、「道で会えば挨拶を交わす程度」
(34%)、
「付き合いはな
い」(53%)であり、外国人との交流は少ないことが明らかであるが、挨拶を交わす程度を
含めれば、何らかのコミュニケーションを取っている人が4割近くに達することになる。
「外国人が居住することで、地区がどのように変化するか」を尋ねた結果では、
「外国人と
の交流が進む」
(61%)、
「外国の文化に触れられる」
(52%)といった回答の一方で、「治安
が悪くなる」(45%)
、「ゴミ捨てなどの生活ルールが乱れる」
(46%)という回答もみられ
たが、
「治安が悪くなる」、
「生活環境が悪くなる」
、
「日本人の仕事が減る」については、そ
れぞれ「そう思わない」という回答者が、51%、66%、70%であった。
今後の外国人との交流については、
「交流していきたい」
(67%)
、
「交流したくない」
(23%)、
「交流しない」
(8%)であった。また、外国人とうまく付き合えると思いますか」との質
問に対して、「そう思う」(52%)、
「そう思わない」
(45%)となった。なお、外国人および
外国人政策の意見については、本文第五章を参照していただきたいが、ひとつの質問だけ
6
ここで紹介しておく。「日本に外国人が入ってくることに賛成か反対か」尋ねたところ、賛
成は 37%、どちらとも言えないが 47%、反対は 14%であった。
ムスリム(イスラーム教徒)との交流およびイスラームに対する意識
黒野地区には、2008 年 7 月にモスク(イスラーム寺院)が開堂したが、その存在を知っ
ているか否か、まず尋ねたところ、
「知っていた」
(37%)、「知らなかった」(61%)であっ
た。イスラームに対するイメージに関する質問への回答は、以下の通りであった。「イスラ
ームは、教えが厳格である」と思う人が 65%、
「イスラームは寛容な宗教である」と思う人
が 70%であった。次いで、「イスラームは攻撃的な宗教である」と思う人は 41%であり、
また「イスラームは平和を重んずる宗教である」と思う人は 27%と少なかった。一方で、
「イスラームは家族を大切にする宗教である」と思う人は 52%であった。
次に、「日本にイスラーム教徒が入ってくることについて賛成か反対か」尋ねたところ、
賛成は 5%、どちらとも言えないが 62%、反対は 27%であった。先の外国人一般の受け入
れ意識との格差が際だっている。また、
「イスラーム教徒とうまく付き合えると思いますか」
との質問に対して、
「そう思う」21%、「そう思わない」73%であり、ここでも外国人一般
との格差が大きい。
本調査に対するご意見・ご感想
本調査では、回答者の方々に、調査に対するご意見・ご感想を自由に書いていただきま
した。参考資料として、すべての自由記述回答を掲載させていただいたので、本文を参照
していただければ幸いです。調査に対する疑問や厳しいご意見、また励ましのお言葉など、
数多くいただきました。今後の調査研究に役立てて行きたいと存じます。なお、回答につ
いては、文意を損なわない範囲で、適宜、修正したり、省略したりした部分がありますの
で、この点は、ご了承ください。
7
第 1 章 調査企画から実施まで
企画準備
本調査は、科学研究費補助金による研究課題「滞日ムスリムの生活世界における多文化
政策の影響と評価」の研究活動の一環として企画された。調査に至るまでの準備は、2008
年末より開始され、先行研究の精査、調査方法・調査実施地域の検討、具体的な実査に至
るまでのスケジュールが 2009 年初めに決定された。
本調査は、地域に居住する外国人住民と地域住民の関係構築の実態および外国人に対す
る意識を明らかにすることを主な目的として設計されている。そのため調査の主題は「外
国人に関する意識調査」とした。
本調査で使用した質問項目全体の構成は、巻末に付した調査票をご参照いただきたいが、
ここでは、中項目に当たる部分を紹介する。
それらを分類すれば、基本属性、回答者の生活実態に関する項目、外国人との交流実態
と交流への意識に関する項目、外国人および外国人政策への意見に関する項目、ムスリム
との交流実態とイスラーム(もしくはムスリム)に対する意識に関する項目などとなる。
本調査は、広く外国人に関する実態・意識を分析するための調査としての性格を有する
が、本調査の特徴として、上に挙げたイスラームあるいはムスリムに関する質問項目を挙
げることができる。イスラーム、ムスリムに関する質問項目設置の背景としては、当地域
周辺が、外国籍を有する方を中心として滞日ムスリム(日本に居住するイスラーム教徒)
が居住する地域であること、2008 年 7 月には日本国内においても最大規模のマスジド(モ
スク)が設立されている地域であること等を挙げることができるが、それに加えて以下の
ような背景を考慮している。昨今の滞日ムスリム研究の動向として、イスラーム、ムスリ
ムに関する実態が徐々に明らかになりつつあるにも関わらず、ムスリムのコミュニティや
ムスリムが居住する地域における一般の地域住民(非ムスリム)に関する実証的なデータ
がこれまで提示されてこなかった点がそれに当たる。
なお、本調査の対象者については、20 歳から 75 歳までの男女とすることとした。調査方
法についても検討を重ね、近年の個人情報に関する市民の意識の高まりや訪問調査に対す
る警戒感の高まりなどを配慮して、最終的に発送および返送とも郵送による調査法を採用
し、自記式調査とすることと決定した。
対象地域としての岐阜県岐阜市
対象地域は、岐阜県岐阜市を取り上げることとした。対象地域の選定理由としては、イ
スラーム、ムスリムに関する質問項目に係るものとしては、上述のとおりであるが、市役
所国際課へのヒアリングを実施した際に、先ず外国籍住民の定着傾向が示唆された点、加
えて同市が現在多文化共生基本計画を作成中である点、外国人を対象とした「多文化共生」
8
調査が計画されている点などから、日本人地域住民を対象とした調査の必要性が認められ
たこと等を挙げることができる。
調査票の確定後、岐阜市に完成した調査票を提出し審査を経て、しかるのち調査実施が
確定した。同時にサンプリング実施のために住民基本台帳閲覧申出書を提出し、承認を受
けている。サンプリングを行うに当たり、黒野地区、方県地区、西郷地区の 3 地区を選択
した。サンプリングは、2009 年 9 月 17 日と 18 日(ともに 9 時から 16 時)にかけて、岐
阜市役所内市民課において、予め選定した調査対象地区(それぞれ黒野、西郷、方県地区)
の住民基本台帳の閲覧および、調査対象サンプルの抽出作業(1000 人)を実施した。抽出
方法は、単純無作為の系統抽出法を使用した。
調査方法とプロセス
郵送調査に関して、調査票の形式や事前の挨拶状の発送から回収に至るまでの手順や方
法については、検討の結果以下のように実施した。
調査実施のプロセスとしては、第 1 段階として、ハガキによる対象者への協力依頼状の
発送、第 2 段階として挨拶状および調査票の送付、第 3 段階として礼状の送付、最終段階
として、希望者への調査報告書の送付を予定した。
そして、2009 年 10 月 7 日に、第 1 段階となる協力依頼状を送付した。この際、調査に
関する問い合わせに対応するため、調査主体であるアジア社会論研究室の電話番号に加え、
問い合わせ専用の電話番号(携帯電話)を取得し記載した。
調査票の発送は、2009 年 10 月 15 日に行われた。なお、事前に調査不能が判明した 1 名
を除き、最終的には 999 名の対象者に対して、調査票を発送した。返送は、翌週以降に確
認されるようになり、当初設定していた調査終了期日までに 443 票の返送があった。その
後若干の返送があり、最終的な回収数は 446 票(回収率 44.6%)となった。
なお、ここまでの調査実施から回収に至るまでのプロセスをまとめると以下のようにな
る。
① 主な目的:外国人住民に関する意識・実態の把握
対外国人意識の規定要因の探索
② 調査地域:岐阜県岐阜市 (黒野、方県、西郷各地区)
③ 調査対象:日本人住民(対象年齢 20 歳~75 歳)
④ 調査票:日本語にて作成
⑤ 抽出方法:住民基本台帳を用いた系統抽出法
⑥ 有効回答数:446 票(回収率 44.6%)
⑦ 調査方法:質問紙を使用した郵送調査
⑧ 調査時期:2009 年 10 月 15 日~10 月 31 日
⑨ 調査実施者:早稲田大学大学院人間科学研究科アジア社会論研究室
9
調査実施と今後の課題
今回の調査では、対象者の方々のご理解とご協力によって 50%近い回収率を確保するこ
とができた。実施に当たっては、先述のとおり住民基本台帳を使用した形での対象者の抽
出を行った。こうして作成された対象者の名簿は、個人情報そのものであり管理には細心
の注意を払うこととした。名簿自体は、本報告書の対象者(希望者)への発送時点を以っ
て、全ての紙媒体や電子ファイルを廃棄処分とするものである。これらの情報管理につい
ては、調査準備期間中より最も厳重な管理を要する項目としてきたが、対象者の方々から
も、調査協力依頼状を発送した時点以降、個人情報の取り扱いに関するご意見・お問い合
わせを頂き、改めてこれらの情報管理体制の厳重化を行った。
なお、回答していただいた方々からは、上記の個人情報の取り扱いに係るもの以外にも、
調査の内容に関して貴重なご意見を頂戴した。外国人との関わり方、外国人政策への所感
などがあり、いずれも重要な問題について指摘していただいた。これらのご意見は、今後
より深く課題に切り込んでいく際の重要な道標となると考えている。
尚、これらの調査中に頂戴したご意見の中では、調査の成功を願うとのお言葉を頂いた
が、同時に、調査に対するお叱りも頂戴したことを記しておく。本調査票は、幅広い意見
を抽出することを目的とする質問群設計を行うことを期したが、未だそれは十分なもので
はなかったと反省、痛感する次第である。これらは、全て我々自身の未熟さが招いたもの
であり、そのお叱りを真摯に受け止め、今後に生かすことを期する次第である。
最後に、本調査を含む「外国人に関する調査」研究は、本報告書を研究計画全体におけ
る第一段階の成果とする。本報告書に記載された調査結果は、基礎的データとして提示さ
れるものであるが、今後の展開としては、岐阜市における政策課題の検討、対外国人意識
の規定要因の探索・モデルの検討、他地域との比較分析などが挙げられる。今回の調査に
よって得られたデータをもとにより深く諸課題に取り組んでいくことが予定されている。
10
第 2 章 回答者の属性
本章では、計 446 名の回答者の属性について述べていく。
居住地区(Q1)
回答者の居住地区は、黒野が最も多く(52.9%)
、西郷 33.4%、方県 11.9%と続いた。
図表 2-1 居住地区(Q1)
その他
0.7%
無回答
1.1%
西郷
33.4%
黒野
52.9%
方県
11.9%
性別(Q1-SQ1)
回答者の性別は男性 50.0%(223 名)
、女性 48.4%(216 名)と、ほぼ同数となった。
11
図表 2-2 性別(Q1-SQ1)
無回答
1.6%
男性
50.0%
女性
48.4%
年齢(Q1-SQ2)
回答者の年齢は最年少が 20 歳、最年長が 73 歳で、平均 48.4 歳であった。60 代以上の
割合が 26.2%と最も高く、23.3%の 50 代が続いた。両者を合わせると全体の半数近くを占
める。
図表 2-3 年齢(Q1-SQ2)
無回答
3.1%
60代以上
26.2%
50代
23.3%
20代
10.5%
30代
17.9%
40代
18.8%
12
出生地(Q1-SQ3)
回答者の出生地では、
「岐阜市内の他の地区」
(27.1%)、
「岐阜県内の他の市町村」
(26.2%)
、
「現住所」
(22.6%)の割合が順に高く、それ以外は一桁台にとどまった。回答者の 7 割以
上が、岐阜県内で生まれたことがわかる。
図表 2-4 出生地(Q1-SQ3)
2.0% 1.8% 0.7%
1.3%
2.2%
2.5%
22.6%
1.8%
7.0%
4.7%
26.2%
27.1%
現住所
現住所以外の西部地区
岐阜市内の他の地区
岐阜県内の他の市町村
岐阜県外の中部地方
北海道・東北
関東
関西
中国・四国
九州・沖縄
外国
無回答
居住年数(Q2)
回答者の居住年数では「21 年以上 30 年以下」
(21.3%)が最も高い割合を占めた。しか
し、
「10 年以下」
(20.6%)、
「11 年以上 20 年以下」
(18.4%)、
「31 年以上 40 年以下」
(17.3%)
も各々20%で前後し、居住年数にはばらつきがみられる。平均は 26.5 年であった。
13
図表 2-5 居住年数(Q2)
5.4%
5.2%
20.6%
10年以下
11年以上20年以下
21年以上30年以下
31年以上40年以下
41年以上50年以下
51年以上60年以下
61年以上
無回答
5.4%
6.5%
18.4%
17.3%
21.3%
現在の同居人(Q30)
回答者の現在の同居人は、
「夫婦と未婚の子供の二世代(父子・母子世帯含む)」が 43.7%
と半数近くを占めた。「三世代同居」
(21.1%)、「夫婦のみ」(16.8%)が続いた。
図表 2-6 現在の同居人(Q30)
その他
0.4%
三世代同居
21.1%
夫婦(片親含
む)と既婚の子
どもの二世代
6.3%
無回答
4.3%
一人
7.4%
夫婦のみ
16.8%
夫婦と未婚の
子供の二世代
(父子・母子世
帯含む)43.7%
14
最終(現)学歴(Q31)
最終(現)学歴は、
「高校」
(39.9%)の割合が最も高く、
「大学(大学院を含む)
」
(23.3%)
が続いた。
「小学校・中学校」は 10.1%にとどまり、8 割以上の回答者が、高校卒業以上の
学歴をもつことがわかる。
図表 2-7 最終(現)学歴(Q31)
その他
0.2%
無回答
4.0%
小学校・中学
校 10.1%
大学(大学院
含む)
23.3%
高校
39.9%
短大・高専
11.7%
専修学校(専
門学校)専門
課程
10.8%
回答者の職業(Q32-A)
回答者の職業では、「正規の被雇用者(専門職・技術職)」(19.1%)が最も高い割合を占
め、
「正規の被雇用者(事務職・営業職・サービス職)」
(15.7%)、
「自営業者・家族従事者」
(15.0%)が続いた。「パート・アルバイト」、
「専業主婦」も 10%台であり、ばらつきのみ
られる結果となった。
15
図表 2-8 回答者の職業(Q32-A)
正規の被雇用者(専門職・
技術職)
正規の被雇用者(事務職・
営業職・サービス職)
正規の被雇用者(工場労
働・現場労働)
自営業者・家族従事者
4.7%
2.9%
19.1%
10.5%
11.2%
パート・アルバイト
15.7%
専業主婦
14.3%
無職
6.5%
その他
15.0%
無回答
配偶者の職業(Q32-B)
回答者の職業(Q32-A)と同様、配偶者の職業でもばらつきがみられた。最も高い割合を
占めたのは「パート・アルバイト」
(18.4%)であり、「自営業者・家族従事者」(13.0%)
が続いた。「正規の被雇用者(専門職・技術職)」、「正規の被雇用者(事務職・営業職・サ
ービス職)
」は共に 11%台であった。
図表 2-9 配偶者の職業(Q32-B)
11.8%
19.9%
11.5%
1.0%
8.4%
6.1%
正規の被雇用者(専門職・
技術職)
正規の被雇用者(事務職・
営業職・サービス職)
正規の被雇用者(工場労
働・現場労働)
自営業者・家族従事者
パート・アルバイト
専業主婦
9.8%
13.0%
18.4%
無職
その他
無回答
16
居住形態(Q33)
居住形態では「持ち家(一戸建て)
」の割合が圧倒的に高く、81.8%を占めた。
図表 2-10
10.8%
居住形態(Q33)
持ち家(一戸建て)
0.9%
1.8%
1.3%
2.9%
0.4%
81.8%
持ち家(集合住宅・マ
ンション)
民間の賃貸住宅(一
戸建て)
民間の賃貸住宅(集
合住宅・マンション)
公団・公社・公営の賃
貸住宅
社宅・公務員宿舎など
の給与住宅
無回答
回答者の個人年収(Q34-A)
個人年収では「200 万円未満」が最も高い割合を占め(32.7%)、続く「200~400 万円未
満」(18.8%)と合わせると、半数以上の回答者が 400 万円未満の年収を得ていることがわ
かる。
17
図表 2-11 回答者の個人年収(Q34-A)
20.4%
0.2%
32.7%
1.1%
3.4%
8.1%
15.2%
18.8%
200万円未満
200~400万円未満
400~600万円未満
600~800万円未満
800~1000万円未満
1000~1500万円未満
1500~2000万円未満
無回答
世帯年収(Q34-B)
世帯年収では、
「400~600 万円未満」の割合が最も高く(19.1%)、
「600~800 万円未満」
(12.8%)が続いた。これらに「200~400 万円未満」
(11.9%)、「200 万円未満」(6.3%)
を合わせ、世帯年収が 800 万円未満である回答者が半数を占めた。
図表 2-12 世帯年収(Q34-B)
6.3%
11.9%
30.9%
19.1%
0.4%
2.5%
5.2%
11.0%
12.8%
200万円未満
200~400万円未満
400~600万円未満
600~800万円未満
800~1000万円未満
1000~1500万円未満
1500~2000万円未満
2000万円以上
無回答
18
本章では男性 223 名、女性 216 名、計 446 名からなる回答者の属性について述べた。平
均年齢は 48.4 歳、平均居住年数は 26.5 年であり、
回答者の 7 割以上が岐阜県内で生まれた。
半数近くが、
「夫婦と未婚の子供の二世代(父子・母子世帯含む)
」構成で暮らし、8 割以上
の居住形態が「持ち家(一戸建て)
」であった。最終(現)学歴は「高校」の割合が最も高
く、職業はさまざまであった。個人年収は 400 万円未満、世帯年収は 800 万円未満がそれ
ぞれ回答者の半数を占めた。次章以降で示される調査結果は、こうした属性をもつ人々の
意見を反映したものである。
19
第 3 章 地区での生活
本章では、外国人が多く居住する地域の特徴を、住民の回答から概観する。具体的には
地区での生活で感じること、地区行事の参加頻度、近所との関わり、そして今後の居住に
ついてである。
地区での生活で感じること(Q17)
ここでは、住民間のまとまりの強さ、新参者の受入れ、しきたりの影響度、交流頻度、
古参者の意見の強さ、そして新しいものを積極的に取り入れるかどうかの 6 つに分類して、
地区での生活について感じることを回答してもらった。
まず、住民間のまとまりの強さについて見ていく。
「ある程度そう思う」との回答が 49.8%
とほぼ半数を占めた。また、次に「あまりそう思わない」との回答も 30.9%と高い割合を
示した。
図表 3-1
住民間のまとまりが強い(Q17-1)
無回答
4.3%
まったくそう思わな
い
4.5%
とてもそう思う
10.5%
あまりそう思わない
30.9%
ある程度そう思う
49.8%
以下の図表 3-2 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別で見ると、男女に大きな差はない結果となった。年齢別に見ると、30 代以上はほぼ全
体の集計結果と同じ割合を示していた。一方で 20 代となると「ある程度そう思う」と回答
20
した割合は 36.2%と低くなり、
「あまりそう思わない」と回答した割合は 44.7%と高くなる
結果となった。
図表 3-2
性別
年齢
住民間のまとまりが強い(Q17-1)
とてもそう
ある程度そ
あまりそう
まったくそ
思う
う思う
思わない
う思わない
無回答
合計
男性
12.1%
48.9%
30.9%
4.5%
3.6%
100.0%
女性
9.3%
50.9%
31.0%
4.6%
4.2%
100.0%
20 代
8.5%
36.2%
44.7%
10.6%
30 代
12.5%
51.2%
28.8%
2.5%
5.0%
100.0%
40 代
9.5%
54.8%
27.4%
4.8%
3.6%
100.0%
50 代
13.5%
51.9%
31.7%
1.9%
1.0%
100.0%
7.7%
48.7%
29.9%
6.0%
7.7%
100.0%
60 代以上
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
次に、新しく来た人びとについてなじみやすい地域であるかどうかを問うた設問を見て
行く。結果的に「ある程度そう思う」
(42.2%)と「あまりそう思わない」
(45.7%)がほぼ
同じ割合を示した。
図表 3-3 新しく来た人でもなじみやすい(Q17-2)
無回答
3.8%
まったくそう思わな
い
5.4%
とてもそう思う
2.9%
ある程度そう思う
42.2%
あまりそう思わない
45.7%
以下の図表 3-4 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
ここでも性別で大きな差は見られなかった。一方、年齢別に見ると、20 代、30 代では「あ
21
まりそう思わない」と回答した割合が最も高く、40 代、50 代、60 代以上では、
「ある程度
そう思う」と回答した割合が最も高くなった。
図表 3-4
性別
年齢
新しく来た人でもなじみやすい(Q17-2)
とてもそう
ある程度そ
あまりそう
まったくそ
思う
う思う
思わない
う思わない
無回答
合計
男性
1.8%
40.4%
48.9%
5.4%
3.6%
100.0%
女性
4.2%
44.0%
42.6%
5.6%
3.7%
100.0%
34.0%
53.2%
12.8%
20 代
100.0%
30 代
5.0%
30.0%
52.5%
7.5%
5.0%
100.0%
40 代
4.8%
45.2%
40.5%
6.0%
3.6%
100.0%
50 代
2.9%
46.2%
48.1%
1.9%
1.0%
100.0%
60 代以上
1.7%
47.9%
39.3%
4.3%
6.8%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
次に、昔からのしきたりを大切にするかを問うた設問について見ていく。回答の割合の
高い順に「ある程度そう思う」
(43.9%)、
「あまりそう思わない」
(28.3%)、
「とてもそう思
う」(20.4%)、「まったくそう思わない」
(3.4%)となった。
図表 3-5 昔からのしきたりを大切にする(Q17-3)
無回答
4.0%
まったくそう思わな
い
3.4%
とてもそう思う
20.4%
あまりそう思わない
28.3%
ある程度そう思う
43.9%
以下の図表 3-6 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別に見ると、若干であるが、
「とてもそう思う」と回答した割合が高くなっている。年齢
別にみると、30 代、40 代、50 代が「とてもそう思う」と回答した割合が高かったのに対
22
し、10 代と 60 代以上がその半分以下の割合を示した。
図表 3-6 昔からのしきたりを大切にする(Q17-3)
性別
年齢
とてもそう
ある程度そ
あまりそう
まったくそ
思う
う思う
思わない
う思わない
無回答
合計
男性
17.9%
45.3%
30.0%
3.1%
3.6%
100.0%
女性
23.6%
42.6%
26.4%
3.7%
3.7%
100.0%
20 代
10.6%
40.4%
40.4%
8.5%
30 代
27.5%
40.0%
26.2%
40 代
21.4%
45.2%
23.8%
50 代
26.9%
38.5%
60 代以上
13.7%
50.4%
100.0%
6.2%
100.0%
6.0%
3.6%
100.0%
31.7%
1.9%
1.0%
100.0%
26.5%
3.4%
6.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
次に、住民同士の交流が少ないかどうかを問うた設問を見ていく。「ある程度そう思う」
(41.3%)と「あまりそう思わない」(41.9%)がほぼ同じ割合を示し、8 割を超える回答
を得た。
図表 3-7
住民同士の交流が少ない(Q17-4)
無回答
4.0%
まったくそう思わな
い
6.7%
とてもそう思う
6.1%
ある程度そう思う
41.3%
あまりそう思わない
41.9%
以下の図表 3-8 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別、年齢別に見ても、あまり特徴はみられなかった。強いて言えば、20 代で「とてもそ
う思う」と回答した割合が他の年代より高い点が特徴として挙げられる。
23
図表 3-8
性別
年齢
住民同士の交流が少ない(Q17-4)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
5.8%
40.4%
42.2%
7.6%
4.0%
100.0%
女性
6.5%
42.6%
41.7%
6.0%
3.2%
100.0%
20 代
12.8%
34.0%
48.9%
4.3%
30 代
6.2%
41.2%
40.0%
6.2%
6.2%
100.0%
40 代
4.8%
39.3%
45.2%
8.3%
2.4%
100.0%
50 代
4.8%
41.3%
49.0%
3.8%
1.0%
100.0%
60 代以上
6.0%
45.3%
32.5%
9.4%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
次に、昔から住んでいる人の意見が強いかどうかを問うた設問を見ていく。「ある程度そ
う思う」が 40.4%と最も高い割合を示し、次いで「あまりそう思わない」が 27.8%、
「とて
もそう思う」が 25.6%という結果となった。
図表 3-9 昔から住んでいる人の意見が強い(Q17-5)
無回答
4.5%
まったくそう思わな
い
1.8%
とてもそう思う
25.6%
あまりそう思わない
27.8%
ある程度そう思う
40.4%
以下の図表 3-10 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
ここでは、性別、年齢別に見ても、大きな差は生まれなかった。特徴を挙げるとしたら、
20 代の回答者が、「あまりそう思わない」(42.6%)に見られるように、否定的な意見が他
の年代と比べて、割合が高かった。
24
図表 3-10 昔から住んでいる人の意見が強い(Q17-5)
性別
年齢
とてもそう
ある程度そ
あまりそう
まったくそ
思う
う思う
思わない
う思わない
無回答
合計
男性
26.5%
42.2%
26.5%
0.9%
4.0%
100.0%
女性
25.5%
39.8%
27.8%
2.8%
4.2%
100.0%
20 代
19.1%
34.0%
42.6%
4.3%
30 代
25.0%
43.8%
21.2%
1.2%
8.8%
100.0%
40 代
36.9%
36.9%
20.2%
3.6%
2.4%
100.0%
50 代
22.1%
48.1%
27.9%
1.0%
1.0%
100.0%
60 代以上
23.1%
38.5%
30.8%
0.9%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
最後に、新しいものを積極的に取り入れる地区であるかどうかを問うた設問を見ていく。
ここでは「あまりそう思わない」が 62.8%と圧倒的に高い割合を示した。
「まったくそう思
わない」の 10.5%を加えると 4 分の 3 弱が否定的な意見に回答する結果となった。
図表 3-11 新しいものを積極的に取り入れる(Q17-6)
まったくそう思わな
い
10.5%
無回答
4.3%
とてもそう思う
2.5%
ある程度そう思う
20.0%
あまりそう思わない
62.8%
以下の図表 3-12 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別に見ると、結果に大きな差異は見受けられなかった。年代別に見ると、若干ではある
が、年齢を重ねるにつれて肯定的な意見の割合が高くなっていることが読み取れる。
25
図表 3-12 新しいものを積極的に取り入れる(Q17-6)
性別
年齢
とてもそう
ある程度そ
あまりそう
まったくそ
思う
う思う
思わない
う思わない
無回答
合計
男性
1.3%
19.3%
63.7%
11.2%
4.5%
100.0%
女性
3.7%
20.4%
62.0%
10.2%
3.7%
100.0%
20 代
4.3%
14.9%
68.1%
12.8%
-
100.0%
30 代
-
12.5%
57.5%
22.5%
7.5%
100.0%
40 代
2.4%
15.5%
65.5%
13.1%
3.6%
100.0%
50 代
1.9%
19.2%
74.0%
3.8%
1.0%
100.0%
60 代以上
4.3%
29.9%
53.8%
5.1%
6.8%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
地区の行事や活動の参加頻度(Q18)
ここでは、回答者の地区の行事や活動への参加頻度について聞いた。回答の割合が高い
順に、「ある程度参加している」(46.6%)、「あまり参加していない」(20.6%)、「積極的に
参加している」
(15.7%)、
「まったく参加していない」(14.8%)という結果となった。
図表 3-13
地区の行事や活動の参加頻度(Q18)
まったく参加してい
ない
14.8%
無回答
2.2%
積極的に参加して
いる
15.7%
あまり参加していな
い
20.6%
ある程度参加してい
る
46.6%
以下の図表 3-14 は回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別で、回答の割合が大きく変わる部分はなかった。次に、年代別に見ていく。この設問
に関して言えば、明らかに年を重ねていくと共に、参加頻度は高くなっている。
26
図表 3-14
性別
年齢
地区の行事や活動の参加頻度(Q18)
積極的に参加
ある程度参加
あまり参加し
まったく参加
している
している
ていない
していない
無回答
合計
男性
15.2%
44.4%
21.5%
16.6%
2.2%
100.0%
女性
16.2%
50.0%
19.0%
12.5%
2.3%
100.0%
20 代
2.1%
17.0%
36.2%
44.7%
30 代
13.8%
31.2%
22.5%
26.2%
6.2%
100.0%
40 代
16.7%
54.8%
15.5%
11.9%
1.2%
100.0%
50 代
14.4%
62.5%
20.2%
1.9%
1.0%
100.0%
60 代以上
23.9%
48.7%
17.9%
6.8%
2.6%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
近所との交流(Q19)
ここでは、近所付き合いの度合いについて問われている。割合の高かった回答は、
「道で
会えば挨拶を交わす程度」
(46.0%)
、
「会った際には世間話をする」
(41.7%)である。一方
で「ほとんど付き合いはない」
(5.6%)、
「互いの家をよく行き来する」
(4.7%)は低い割合
を示した。
27
図表 3-15 近所との交流頻度(Q19)
無回答
2.0%
互いの家をよく行き
来する
4.7%
ほとんど付き合いは
ない
5.6%
会った際には世間
話をする
41.7%
道で会えば挨拶を
交わす程度
46.0%
以下の図表 3-16 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別では、あまり差は見られなかった。年代別に見ると、「ほとんど付き合いはない」と j
回答した 20 代が 17.0%と他の年代より高い割合を示した。結果として、年齢を重ねるごと
に、近所との付き合いは深くなっている傾向にあった。
図表 3-16 近所との交流頻度(Q19)
道で会え
性別
年齢
ほとんど
ば挨拶を
会った際
互いの家
付き合い
交わす程
には世間
をよく行
はない
度
話をする
き来する
無回答
合計
男性
6.3%
50.2%
36.8%
4.9%
1.8%
100.0%
女性
4.6%
41.7%
46.8%
4.6%
2.3%
100.0%
20 代
17.0%
70.2%
12.8%
‐
‐
100.0%
30 代
6.2%
58.8%
25.0%
5.0%
5.0%
100.0%
40 代
4.8%
52.4%
40.5%
1.2%
1.2%
100.0%
50 代
1.0%
46.2%
45.2%
6.7%
1.0%
100.0%
60 代以上
5.1%
23.1%
63.2%
6.0%
2.6%
100.0%
合計
5.6%
46.1%
41.9%
4.4%
2.1%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
28
居住願望(Q20)
ここでは、今後も住んでいる地区に住みたいかどうかについて問うた設問を見ていく。
「今の場所にずっと住むつもり」と回答した割合が 63.0%と圧倒的に高い割合を示した。
ついで「わからない」(18.6%)、「別の場所に移りたい」(9.4%)、「別の場所に移る予定が
ある」
(6.7%)という結果となった。
図表 3-17
この地区への居住願望(Q20)
わからない
18.6%
無回答
2.2%
別の場所に移る予
定がある
6.7%
別の場所に移りた
い
9.4%
今の場所にずっと住
むつもり
63.0%
以下の図表 3-18 は、回答者の属性を性別、年齢別に分け、その結果を示したものである。
性別に回答結果を見ると、ほぼ同じ割合を示した。年代別に見ると、かなりの差が生まれ
た。特に「今の場所にずっと住むつもり」と回答した者を年代別に見ると、20 代が 21.3%
、30 代が 42.5%、40 代が 63.1%、50 代が 78.8%、そして 60 代以上が 82.9%と、年を重ね
るにつれて高い割合を示した。
29
図表 3-18
この地区への居住願望(Q20)
今の場所に
性別
年齢
別の場所に
ずっと住む
別の場所に
移る予定が
つもり
移りたい
ある
わからない
無回答
合計
男性
65.5%
8.5%
5.4%
18.8%
1.8%
100.0%
女性
62.0%
10.2%
7.9%
17.1%
2.8%
100.0%
20 代
21.3%
19.1%
25.5%
34.0%
30 代
42.5%
13.8%
13.8%
25.0%
5.0%
100.0%
40 代
63.1%
10.7%
3.6%
21.4%
1.2%
100.0%
50 代
78.8%
6.7%
12.5%
1.9%
100.0%
60 代以上
82.9%
4.3%
8.5%
2.6%
100.0%
1.7%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
以上、回答者の地区での生活について概観した。全体的に見て、性別ではあまり意見の
差が見られない結果となった。その一方で、年代別ではかなりの差が生まれている設問も
あった。各年代の特徴を以下にまとめた。
20 代は、基本的に他の年代と異なる結果を出している。地区との関わりが他の年代より
薄いことが見て取れた。例えば Q20 を見てもわかるように、居住に関して言えば、現在住
んでいる地区にずっと住むつもりと回答した者は、他年代に比べ圧倒的に少ない割合を示
している。
30 代、40 代は、20 代に近く、50 代は 60 代以上に近い傾向を示した。
60 代以上は、地域との関わりが、比較的高いということが特徴としてあげられる。例え
ば、Q18 の地区行事の参加頻度は、他年代より圧倒的に高い割合を示し、
「積極的に参加し
ている」に限定して言えば、20 代の約 10 倍の数値を示した。
以上の特徴から大きく外れた設問として、Q17-6 が挙げあられる。
「新しいものを取り入
れる」ということに関しては、年代別では一定の傾向は見られなかった。
30
第 4 章 外国人との交流実態と交流への意識
本章では、外国人との交流実態と交流への意識についてみていく。クロス集計では他の
章と同様、性別と年齢別をとりあげている。
近所の外国人居住の有無(Q3)
「あなたのご近所に外国人は住んでいますか」に対して、回答者の 64.8%が、
「はい」と
答えた。「いいえ」と答えたのは、32.3%であった。
図表 4-1
近所の外国人居住の有無(Q3)
無回答
2.9%
いいえ
32.3%
はい
64.8%
図表 4-2 に、性別および年齢とのクロス集計結果を示した。男女とも「はい」が半数を超
え、男性では 7 割近くにのぼった。
年齢別では、30 代のみ「はい」と答えた回答者が半数に満たなかった。
「はい」が 7 割前後
を占めた 40 代、50 代、60 代に比べると、55.3%の 20 代とともに、若い層がやや低い割合
を示している。
31
図表 4-2
近所の外国人居住の有無(Q3)
はい
性別
年齢
いいえ
無回答
合計
男性
69.5%
27.4%
3.1%
100.0%
女性
59.7%
37.5%
2.8%
100.0%
20 代
55.3%
42.6%
2.1%
100.0%
30 代
45.0%
52.5%
2.5%
100.0%
40 代
69.0%
31.0%
50 代
70.2%
25.0%
4.8%
100.0%
60 代以上
71.8%
23.9%
4.3%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
近所の外国人との交流程度(Q4)
Q3 では回答者の 64.8%が、近所に外国人が住んでいると答えた。しかし、近所の外国人
との交流程度を尋ねると、53.0%が「外国人住民とのつきあいはない」と答えている。「道
で会えばあいさつをかわす程度」が 34.4%と続いており、交流の程度は低い。
「会った際に
は世間話をする」、
「互いの家をよく行き来する」はそれぞれ 5.0%、1.7%とごくわずかであ
った。
図表 4-3 近所の外国人との交流程度(Q4)
互いの家をよく行
き来する
1.7%
無回答
6.0%
会った際には世間
話をする
5.0%
道で会えばあいさ
つをかわす程度
34.4%
外国人住民とのつ
きあいはない
53.0%
32
性別、年齢とのクロス集計結果である。回答者全体の集計結果と同様に、いずれのカテ
ゴリーにおいても「外国人住民とのつきあいはない」の割合が最も高く、
「道で会えばあい
さつをかわす程度」が続く。40 代では他のカテゴリーに比べ、
「道で会えばあいさつをかわ
す程度」の割合がやや高く、41.4%となった。
図表 4-4 近所の外国人との交流程度(Q4)
性別
年齢
外国人住
道で会え
民とのつ
ばあいさ
会った際
互いの家
きあいは
つをかわ
には世間
をよく行
ない
す程度
話をする
き来する
無回答
合計
男性
52.5%
32.7%
6.2%
2.5%
6.2%
100.0%
女性
54.1%
37.0%
3.0%
0.7%
5.2%
100.0%
20 代
63.0%
29.6%
3.7%
3.7%
100.0%
30 代
60.5%
28.9%
2.6%
2.6%
5.3%
100.0%
40 代
51.7%
41.4%
3.4%
1.7%
1.7%
100.0%
50 代
50.0%
33.3%
5.1%
1.3%
10.3%
100.0%
60 代以上
50.6%
34.8%
6.7%
2.2%
5.6%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
外国人による地区の活動や行事への参加程度(Q5)
「あなたがお住まいの地区にも外国人が住んでいますが、その人たちは地区の活動や行
事に参加していますか」には、
「わからない」と答えた回答者が最も多く、40.4%となった。
次いで、「外国人はほとんど参加していない」が 20.4%となり、Q4 でみられた外国人住民
との交流程度の低さが表れているといえよう(図表 5-5)
。
図表 5-6 は、性別および年齢と、外国人による地区の活動や行事への参加程度とのクロス集
計結果を示したものである。男女とも、
「わからない」と答えた回答者が最も多く、約 4 割
を占めた。年齢別でみても「わからない」の割合が、いずれのカテゴリーにおいても最も
高い。しかし 40 代ではこうした傾向に若干の緩和がみられ、
「わからない」が 27.4%、
「外
国人はほとんど参加していない」が 22.6%、
「ある程度の外国人が参加している」が 21.4%
と分散している。50 代、60 代以上でも、
「わからない」の割合が 6 割を超えた 20 代、30
代に比べ、各々31.7%、30.8%とやや低くなった。
33
図表 4-5 外国人による地区の活動や行事への参加程度(Q5)
4.0%
多くの外国人が参
加している
ある程度の外国人
が参加している
外国人はあまり参
加していない
外国人はほとんど
参加していない
わからない
3.8%
19.1%
40.4%
12.3%
無回答
20.4%
図表 4-6 外国人による地区の活動や行事への参加程度(Q5)
性別
年齢
多くの外国人が
ある程度の外国人が参加
外国人はあまり参
参加している
している
加していない
男性
2.7%
18.8%
12.6%
女性
5.1%
19.4%
12.5%
20 代
2.1%
10.6%
10.6%
30 代
2.5%
7.5%
7.5%
40 代
9.5%
21.4%
19.0%
50 代
2.9%
26.9%
10.6%
60 代以上
2.6%
21.4%
14.5%
外国人はほとんど参
性別
年齢
加していない
わからない
無回答
合計
男性
22.0%
40.4%
3.6%
100.0%
女性
19.4%
38.9%
4.6%
100.0%
20 代
8.5%
66.0%
2.1%
100.0%
30 代
18.8%
60.0%
3.8%
100.0%
40 代
22.6%
27.4%
50 代
22.1%
31.7%
5.8%
100.0%
60 代以上
23.9%
30.8%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
34
外国人居住による地区の変化(Q7)
Q7 では、「外国人が居住することで、お住まいの地区がどのように変化すると思います
か」という質問に対し、それぞれの考えについて、
「とてもそう思う」、
「ある程度そう思う」
、
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の 4 つから 1 つ選んでもらった。以下
順に述べていく。
外国人との交流が進む(Q7-1)
全体の集計結果をみると、
「ある程度そう思う」が 49.8%と最も多く、次いで「あまりそ
う思わない」が 30.9%となった。
「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」の合計(60.6%)
が、「あまりそう思わない」、「まったくそう思わない」の合計(35.8%)を上回った。
図表 4-7 外国人との交流が進む(Q7-1)
無回答
3.6%
まったくそう思わな
い
4.9%
とてもそう思う
10.8%
あまりそう思わな
い
30.9%
ある程度そう思う
49.8%
性別でみても同様に、男女とも「ある程度そう思う」回答者の割合が最も高く 50%前後
の値を示し、約 30%の「あまりそう思わない」が続いた。
年齢別でも、全てのカテゴリーにおいて同様の傾向がみられた。特に 40 代が高い値を示し、
「ある程度そう思う」回答者は 57.1%にのぼった。
35
図表 4-8 外国人との交流が進む(Q7-1)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
10.8%
48.4%
30.5%
6.3%
4.0%
100.0%
女性
11.1%
51.4%
31.0%
3.7%
2.8%
100.0%
20 代
12.8%
48.9%
29.8%
6.4%
2.1%
100.0%
30 代
16.2%
40.0%
36.2%
5.0%
2.5%
100.0%
40 代
14.3%
57.1%
25.0%
3.6%
50 代
8.7%
52.9%
28.8%
6.7%
2.9%
100.0%
60 代以上
6.8%
47.0%
35.0%
4.3%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
外国の文化に触れられる(Q7-2)
全体の集計結果をみると、
「ある程度そう思う」が 40.4%と最も多く、次いで「あまりそ
う思わない」が 36.3%となった。
「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」の合計(52.1%)
が、「あまりそう思わない」、「まったくそう思わない」の合計(44.1%)を上回った。
図表 4-9 外国の文化に触れられる(Q7-2)
まったくそう思わな
無回答
い
3.8%
7.8%
あまりそう思わな
い
36.3%
とてもそう思う
11.7%
ある程度そう思う
40.4%
36
性別でも同様に、男女とも「ある程度そう思う」割合が最も高く、「とてもそう思う」と
の合計はどちらも約 50%となった。
「あまりそう思わない」は、それぞれ 37.7%、35.2%と
なった。
年齢別では、20 代、40 代、50 代に同様の傾向がみられ、
「ある程度そう思う」割合が最も
高く、「あまりそう思わない」が続いた。これらのカテゴリーでも、「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」を合計し、
「そう思う」回答者は約 50%となった。しかし 30 代、60 代
以上で、若干ではあるが「あまりそう思わない」が「ある程度そう思う」を超え、各々41.2%、
38.5%となった。30 代では「とてもそう思う」、
「ある程度そう思う」を合計した「そう思
う」回答者は半数を超えたが、60 代以上では、
「そう思う」回答者と「そう思わない」回答
者が二分し、どちらも半数に達しなかった。
図表 4-10
性別
年齢
外国の文化に触れられる(Q7-2)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
9.0%
41.3%
37.7%
8.5%
3.6%
100.0%
女性
14.8%
39.4%
35.2%
6.9%
3.7%
100.0%
20 代
10.6%
51.1%
29.8%
6.4%
2.1%
100.0%
30 代
17.5%
33.8%
41.2%
5.0%
2.5%
100.0%
40 代
9.5%
45.2%
39.3%
6.0%
50 代
14.4%
36.5%
32.7%
13.5%
2.9%
100.0%
8.5%
37.6%
38.5%
6.8%
8.5%
100.0%
60 代以上
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
にぎやかになる(Q7-3)
全体の集計結果をみると、
「あまりそう思わない」が 51.5%と最も多く、次いで「ある程
度そう思う」が 26.7%となった。
「あまりそう思わない」
(51.5%)と「まったくそう思わな
い」
(12.3%)を合計し、63.8%が「そう思わない」と答えている。
「ある程度そう思う」、
「と
てもそう思う」の合計は 33.0%であった(図表 4-11)。
性別および年齢とのクロス集計結果でも、全てのカテゴリーにおいて全体の集計結果と
同様の傾向がみられた。
「あまりそう思わない」回答者の割合が最も高く、それぞれ 50%前
後となり、「ある程度そう思う」が続いた。「あまりそう思わない」と「まったくそう思わ
ない」を合計した「そう思わない」回答者は、60%から 70%となった(図表 4-12)
37
図表 4-11 にぎやかになる(Q7-3)
無回答
3.4%
まったくそう思わな
い
12.3%
とてもそう思う
6.3%
ある程度そう思う
26.7%
あまりそう思わな
い
51.3%
図表 4-12 にぎやかになる(Q7-3)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
5.4%
27.8%
50.2%
13.5%
3.1%
100.0%
女性
7.4%
25.5%
53.2%
10.6%
3.2%
100.0%
20 代
4.3%
27.7%
48.9%
17.0%
2.1%
100.0%
30 代
8.8%
30.0%
48.8%
10.0%
2.5%
100.0%
40 代
8.3%
28.6%
53.6%
9.5%
50 代
3.8%
23.1%
53.8%
16.3%
2.9%
100.0%
60 代以上
6.8%
23.1%
53.0%
10.3%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
イメージがよくなる(Q7-4)
全体の集計結果をみると、
「あまりそう思わない」が 59.0%と最も多く、次いで「ある程
度そう思う」が 18.2%となった。
「あまりそう思わない」
(59.0%)と「まったくそう思わな
い」
(13.9%)を合計し、72.9%が「そう思わない」と答えている。
「ある程度そう思う」、
「と
てもそう思う」の合計は 22.9%となった。
38
図表 4-13
イメージがよくなる(Q7-4)
無回答
4.3%
とてもそう思う
4.7%
まったくそう思わな
い
13.9%
ある程度そう思う
18.2%
あまりそう思わな
い
59.0%
性別でも、男女ともに「あまりそう思わない」回答者が最も多く、「ある程度そう思う」が
続いた。「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」を合計した「そう思わない」回
答者は、男性で 71.3%、女性で 75.0%となった。女性の方が「そう思わない」割合がやや
高い。年齢別にみても、全てのカテゴリーにおいて「あまりそう思わない」回答者の割合
が最も高い。40 代では「あまりそう思わない」に次いで「まったくそう思わない」割合が
高く(16.7%)、
「ある程度そう思う」
(15.5%)をやや上回った。
「そう思わない」回答者は、
60 代以上で 65.8%、そのほかのカテゴリーでは 70%を超えている。
図表 4-14
性別
年齢
イメージがよくなる(Q7-4)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
5.4%
19.3%
57.0%
14.3%
4.0%
100.0%
女性
4.2%
17.1%
62.0%
13.0%
3.7%
100.0%
20 代
2.1%
23.4%
55.3%
17.0%
2.1%
100.0%
30 代
3.8%
17.5%
60.0%
16.2%
2.5%
100.0%
40 代
6.0%
15.5%
61.9%
16.7%
50 代
3.8%
17.3%
62.5%
13.5%
2.9%
100.0%
60 代以上
6.8%
18.8%
57.3%
8.5%
8.5%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
39
治安が悪くなる(Q7-5)
全体の集計結果をみると、
「あまりそう思わない」が 42.6%と最も多く、次いで「ある程
度そう思う」が 37.9%となった。
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」を合計
した「そう思わない」回答者は 50.7%、
「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」を合計し
た「そう思う」回答者は 45.5%となり、「そう思わない」回答者が、「そう思う」回答者を
やや上回った。
図表 4-15 治安が悪くなる(Q7-5)
まったくそう思わな
無回答 とてもそう思う
い
3.8%
7.6%
8.1%
ある程度そう思う
37.9%
あまりそう思わな
い
42.6%
性別にみると、男性では「ある程度そう思う」が 40.4%、
「あまりそう思わない」が 39.0%
で、ほぼ同数となった。それぞれ「とてもそう思う」、「まったくそう思わない」を合計し
た「そう思う」回答者と「そう思わない」回答者も、ほぼ半数ずつとなっている。女性で
は「あまりそう思わない」(46.8%)が「ある程度そう思う」(36.1%)を上回った。「そう
思う」回答者と「そう思わない」回答者を比較しても、「そう思わない」回答者(53.7%)
が上回る。
年齢別にみると、20 代では「ある程度そう思う」
(40.4%)が「あまりそう思わない」
(31.9%)
をうわまわり、30 代では「ある程度そう思う」、「あまりそう思わない」はどちらも 42.5%
であった。40 代、50 代、60 代以上では、
「あまりそう思わない」が「ある程度そう思う」
を上回った。それぞれ「とてもそう思う」、「まったくそう思わない」を合計した「そう思
う」回答者と「そう思わない」回答者をみると、30 代のみ「そう思う」回答者がうわまわ
り、そのほかのカテゴリーでは「そう思わない」回答者が上回る結果となった。
40
図表 4-16 治安が悪くなる(Q7-5)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
8.1%
40.4%
39.0%
8.5%
4.0%
100.0%
女性
6.9%
36.1%
46.8%
6.9%
3.2%
100.0%
20 代
6.4%
40.4%
31.9%
19.1%
2.1%
100.0%
30 代
8.8%
42.5%
42.5%
3.8%
2.5%
100.0%
40 代
7.1%
38.1%
46.4%
8.3%
50 代
7.7%
36.5%
45.2%
7.7%
2.9%
100.0%
60 代以上
7.7%
34.2%
44.4%
6.0%
7.7%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ゴミ捨てなど生活ルールが乱れる(Q7-6)
全体の集計結果をみると、
「あまりそう思わない」が 42.4%と最も多く、次いで「ある程
度そう思う」が 36.3%となった。
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計
は 50.7%、「ある程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計は 45.7%であり、「そう思わな
い」回答者が、
「そう思う」回答者を上回った。
図表 4-17
ゴミ捨てなど生活ルールが乱れる(Q7-6)
まったくそう思わな
無回答
い
3.6%
8.3%
とてもそう思う
9.4%
ある程度そう思う
36.3%
あまりそう思わな
い
42.4%
41
性別でも、男女とも「あまりそう思わない」の割合が最も高く、
「ある程度そう思う」が
続いた。
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計は男性で 48.4%、女性で
53.2%、
「ある程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計は男性で 48.0%、女性で 43.5%で
あった。女性では「そう思わない」回答者が、「そう思う」回答者を上回ったが、男性では
ほぼ同じ割合となった。
年齢別にみると、20 代、30 代、40 代、60 代以上では、
「あまりそう思わない」の割合が
最も高く、
「ある程度そう思う」が続いた。これらのカテゴリーでは「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計が、「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」の合計を上
回った。50 代でのみ、「ある程度そう思う」が最も高く(48.1%)、「あまりそう思わない」
が続いた(31.7%)。また他のカテゴリーと反対に、
「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」
の合計が、
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計を上回る結果となった。
図表 4-18
性別
年齢
ゴミ捨てなど生活ルールが乱れる(Q7-6)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
10.3%
37.7%
40.8%
7.6%
3.6%
100.0%
女性
8.3%
35.2%
44.4%
8.8%
3.2%
100.0%
20 代
8.5%
34.0%
42.6%
12.8%
2.1%
100.0%
30 代
11.2%
32.5%
46.2%
7.5%
2.5%
100.0%
40 代
7.1%
33.3%
54.8%
4.8%
50 代
7.7%
48.1%
31.7%
9.6%
2.9%
100.0%
12.0%
30.8%
41.0%
8.5%
7.7%
100.0%
60 代以上
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
生活環境が悪くなる(Q7-7)
全体の集計結果をみると、
「あまりそう思わない」が 54.0%と最も多く、次いで「ある程
度そう思う」が 26.2%となった。
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計
は 66.1%、「ある程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計は 30.5%であり、「そう思わな
い」回答者が、
「そう思う」回答者を大きく上回った(図表 4-19)
。
性別、年齢別にみても、全てのカテゴリーにおいて同様の傾向がみられ、
「そう思わない」
回答者が、
「そう思う」回答者を上回った。40 代で特にこの傾向が強く、「ある程度そう思
う」、
「とてもそう思う」の合計が 26.2%であるのに対して、
「あまりそう思わない」、
「まっ
たくそう思わない」の合計は 73.8%であった。反対に、60 代以上ではやや弱まり、
「あまり
42
そう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計は 57.3%、
「ある程度そう思う」、
「とても
そう思う」の合計は 35.9%となった(図表 4-20)。
図表 4-19
生活環境が悪くなる(Q7-7)
無回答
3.4%
とてもそう思う
4.3%
まったくそう思わな
い
12.1%
ある程度そう思う
26.2%
あまりそう思わな
い
54.0%
図表 4-20
性別
年齢
生活環境が悪くなる(Q7-7)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
4.5%
27.4%
52.0%
12.6%
3.6%
100.0%
女性
3.7%
25.5%
56.0%
12.0%
2.8%
100.0%
27.7%
46.8%
23.4%
2.1%
100.0%
2.5%
100.0%
20 代
30 代
5.0%
23.8%
57.5%
11.2%
40 代
3.6%
22.6%
66.7%
7.1%
50 代
3.8%
26.0%
53.8%
13.5%
2.9%
100.0%
60 代以上
6.0%
29.9%
45.3%
12.0%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
43
日本人の仕事が減る(Q7-8)
全体の集計結果をみると、
「あまりそう思わない」が 53.4%と最も多く、次いで「ある程
度そう思う」が 20.6%となった。
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計
は 70.2%、「ある程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計は 26.7%であり、「そう思わな
い」回答者が、
「そう思う」回答者を大きく上回った。
図表 4-21
日本人の仕事が減る(Q7-8)
無回答
3.1%
まったくそう思わな
い
16.8%
とてもそう思う
6.1%
ある程度そう思う
20.6%
あまりそう思わな
い
53.4%
性別にみても、男女ともに「あまりそう思わない」割合が最も高く、
「ある程度そう思う」
が続いた。男性では「ある程度そう思う」(19.7%)と「まったくそう思わない」(18.8%)
が近い割合を示したが、男女ともに「あまりそう思わない」、「まったくそう思わない」の
合計が、「ある程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計を大きく上回る結果となった。
年齢別でも、「あまりそう思わない」が最も高い割合を占めた。20 代、30 代では「まっ
たくそう思わない」が次いで多く、他のカテゴリーと異なる。いずれのカテゴリーでも「あ
まりそう思わない」、
「まったくそう思わない」の合計が、「ある程度そう思う」、
「とてもそ
う思う」の合計を大きく上回った。
44
図表 4-22
性別
年齢
日本人の仕事が減る(Q7-8)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
6.3%
19.7%
51.6%
18.8%
3.6%
100.0%
女性
5.1%
22.2%
55.1%
14.8%
2.8%
100.0%
20 代
8.5%
14.9%
57.4%
17.0%
2.1%
100.0%
30 代
5.0%
15.0%
56.2%
21.2%
2.5%
100.0%
40 代
1.2%
16.7%
66.7%
15.5%
50 代
4.8%
26.0%
48.1%
18.3%
2.9%
100.0%
60 代以上
8.5%
26.5%
43.6%
14.5%
6.8%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
外国人居住者との問題への対応(Q9)
外国人居住者との問題への対応では、「自治会に連絡する」が最も多く(46.0%)、「警察
に連絡する」(43.7%)、「外国人の住んでいるアパートやマンションの管理人に連絡する」
(34.8%)が続いた。
図表 4-23 外国人居住者との問題への対応(Q9)
29.6
市役所に連絡する
46.0
自治会に連絡する
34.8
外国人の住んでいる アパートやマン ショ ン の管理人に連絡する
28.0
自分で直接外国人と話を する
43.7
警察に連絡する
13.0
外国人の勤める 会社に連絡する
3.1
何もしない
2.0
その他
0
10
20
30
40
50
%
性別でも、男女とも「自治会に連絡する」、「警察に連絡する」が高い値を示した。男性
45
では「警察に連絡する」(47.5%)が最も高く、「自治会に連絡する」(42.2%)が続いた。
女性では「自治会に連絡する」(50.5%)が最も高く、「警察に連絡する」(39.4%)が続い
た。
年齢別にみても、
「自治会に連絡する」、
「警察に連絡する」が高い値を示した。20 代、30
代では「警察に連絡する」が最も高く、40 代、50 代、60 代以上では「自治会に連絡する」
が最も高い値を示した。
「警察に連絡する」あるいは「自治会に連絡する」に次ぐ回答をみ
ると、カテゴリーごとに差異がみられる。20 代では「自分で直接外国人と話をする」、30
代では「市役所に連絡する」と「自分で直接外国人と話をする」
、40 代では「自分で直接外
国人と話をする」があげられた。50 代、60 代以上では全体の集計結果と同様、
「自治会に
連絡する」に「警察に連絡する」が続いた。
図表 4-24
性別
年齢
外国人居住者との問題への対応(Q9)<複数回答>
自治会に連絡
絡する
する
男性
31.8%
42.2%
31.8%
27.4%
女性
27.3%
50.5%
38.0%
29.6%
20 代
27.7%
27.7%
34.0%
42.6%
30 代
28.8%
27.5%
26.2%
28.8%
40 代
32.1%
50.0%
41.7%
42.9%
50 代
31.7%
53.8%
31.7%
26.0%
60 代以上
25.6%
57.3%
39.3%
15.4%
何もしない
その他
警察に連絡
する
性別
年齢
外国人の住んでいるア
市役所に連
パートやマンションの
管理人に連絡する
自分で直接外国人と
話をする
外国人の勤め
る会社に連絡
する
男性
47.5%
17.0%
1.8%
2.2%
女性
39.4%
9.3%
4.6%
1.9%
20 代
46.8%
4.3%
6.4%
2.1%
30 代
48.8%
7.5%
6.2%
2.5%
40 代
40.5%
14.3%
50 代
36.5%
19.2%
3.8%
1.0%
60 代以上
47.0%
13.7%
0.9%
3.4%
1.2%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
46
外国人との交流の場(Q13)
外国人との交流の場では、
「職場」
(32.1%)が最も多く、
「交流なし」
(25.6%)、
「地域の
祭りや清掃活動」
(16.4%)が続いた。
「職場」以外での交流の低さを示す結果となっている
(図表 5-25)。
性別でも、男女ともに「職場」が最も多く、
「交流なし」が続いた。年齢別では、20 代、
30 代、40 代、50 代で「職場」が、60 代以上では「交流なし」が最も高い割合を示した。
20 代では「職場」に、
「大学のイベントや活動」と「交流なし」が同数で続いた。30 代、
50 代では全体の集計結果と同様、「職場」に「交流なし」が続いた。40 代では「地域の祭
りや清掃活動」が、
「職場」に次いで高い値を示した。60 代以上では「交流なし」に続き、
「自治体主催の活動」が高い割合を占める結果となった(図表 5-26)
。
図表 4-25
外国人との交流の場(Q13)
32.1
職場
6.5
5.2
7.6
趣味・スポーツ
文化・学習活動
国際交流のイ ベン トや活動
1.6
宗教活動
10.1
PTA活動
7.4
大学のイ ベン トや活動
16.4
14.3
地域の祭りや清掃活動
自治体主催の活動
5.8
その他
25.6
交流なし
0
5
10
15
20
25
30
35
%
47
図表 4-26 外国人との交流の場(Q13)<複数回答>
職場
性別
年齢
性別
年齢
趣味・スポ
ーツ
文化・学習活動
国際交流のイベ
ントや活動
宗教活動
PTA 活動
男性
35.4%
7.2%
4.9%
8.1%
1.8%
7.6%
女性
28.2%
6.0%
5.6%
7.4%
1.4%
12.5%
20 代
44.7%
8.5%
4.3%
4.3%
30 代
33.8%
5.0%
5.0%
3.8%
1.2%
17.5%
40 代
33.3%
7.1%
6.0%
6.0%
2.4%
19.0%
50 代
35.6%
6.7%
4.8%
10.6%
1.9%
5.8%
60 代以上
20.5%
6.0%
5.1%
10.3%
0.9%
3.4%
大学のイベ
地域の祭り
自治体主催の活
その他
交流なし
ントや活動
や清掃活動
動
男性
7.2%
14.3%
15.2%
7.2%
25.1%
女性
7.9%
18.5%
13.9%
4.2%
25.9%
20 代
23.4%
8.5%
8.5%
4.3%
23.4%
30 代
5.0%
6.2%
6.2%
8.8%
31.2%
40 代
3.6%
28.6%
15.5%
3.6%
17.9%
50 代
5.8%
19.2%
15.4%
6.7%
23.1%
60 代以上
7.7%
16.2%
22.2%
5.1%
29.1%
4.3%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
今後の外国人との交流(Q14)
「あなたご自身は、今後どのように外国人と交流していきたいと思っていますか」に対
して、「ある程度交流していきたい」(57.4%)が最も高い割合を占め、「あまり交流したく
ない」
(22.6%)が続いた。
「ある程度交流していきたい」、
「積極的に交流していきたい」の
合計(67.3%)が、
「あまり交流したくない」、
「交流しない」の合計(30.2%)を上回った。
48
図表 4-27
今後の外国人との交流(Q14)
交流しない
7.6%
無回答
2.5%
積極的に交流していき
たい
9.9%
あまり交流したくない
22.6%
ある程度交流していき
たい
57.4%
性別にみても、男女とも「ある程度交流していきたい」に「あまり交流したくない」が
続き、
「交流したい」回答者が「交流したくない」回答者を上回った。年齢別でも同様の傾
向がみられたが、40 代のみ「ある程度交流していきたい」に次いで、
「積極的に交流してい
きたい」が高い値を示した。
性別
年齢
図表 4-28
今後の外国人との交流(Q14)
積極的に
ある程度
あまり交
交流して
交流して
流したく
交流しな
いきたい
いきたい
ない
い
無回答
合計
男性
9.9%
58.3%
22.0%
8.1%
1.8%
100.0%
女性
9.3%
57.9%
22.7%
7.4%
2.8%
100.0%
20 代
8.5%
53.2%
25.5%
8.5%
4.3%
100.0%
30 代
10.0%
61.2%
25.0%
3.8%
100.0%
40 代
14.3%
66.7%
11.9%
7.1%
100.0%
50 代
9.6%
56.7%
23.1%
6.7%
3.8%
100.0%
60 代以上
6.8%
51.3%
27.4%
12.0%
2.6%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
49
外国人との交流で感じること(Q15)
外国人と交流する上で感じることでは、「言葉の問題」(76.9%)の割合が最も高く、「生活
習慣の違い」(55.2%)、
「外国人と出会う機会が少ない」
(46.6%)が続いた。
図表 4-29 外国人との交流で感じること(Q15)
76.9
言葉の問題
55.2
生活習慣の違い
35.4
外国人に関する 知識が少ない
26.5
交流する 時間的余裕がない
46.6
外国人と出会う機会が少ない
13.2
7.8
7.2
4.7
1.6
1.3
外国人に対して関心がない
外国人に関する 知識が増えた
外国への興味が湧いた
外国人の友人が増えた
その他
交流なし・感じる こと無し
0
20
40
60
80
100
%
性別でも、男女ともに「言葉の問題」が最も多く、
「生活習慣の違い」
、「外国人と出会う機
会が少ない」が順に続いた。年齢別にみると、30 代のみ「言葉の問題」、「外国人と出会う
機会が少ない」、「生活習慣の違い」の順に高い値を示した。他のカテゴリーでは全体の集
計結果と同様、「言葉の問題」が最も多く、「生活習慣の違い」、「外国人と出会う機会が少
ない」が順に続いた。
50
図表 4-30 外国人との交流で感じること(Q15)<複数回答>
性別
年齢
性別
年齢
外国人に関する知識が少
交流する時間的余
ない
裕がない
56.5%
34.5%
30.0%
73.6%
55.1%
37.0%
23.1%
20 代
76.6%
59.6%
29.8%
29.8%
30 代
70.0%
53.8%
30.0%
28.8%
40 代
78.6%
53.6%
34.5%
33.3%
50 代
76.9%
60.6%
31.7%
27.9%
60 代以上
81.2%
52.1%
46.2%
18.8%
外国人と出会う
外国人に対して関心が
外国人に関する知識が増
外国への興味が湧
機会が少ない
ない
えた
いた
男性
46.2%
16.6%
10.3%
9.9%
女性
48.1%
10.2%
5.6%
4.6%
20 代
44.7%
10.6%
14.9%
17.0%
30 代
57.5%
23.8%
3.8%
8.8%
40 代
41.7%
7.1%
4.8%
3.6%
50 代
39.4%
9.6%
9.6%
7.7%
60 代以上
51.3%
16.2%
8.5%
4.3%
その他
交流なし・感じること無し
言葉の問題
生活習慣の違い
男性
80.7%
女性
外国人の友人が
増えた
性別
年齢
男性
6.7%
0.9%
0.9%
女性
2.8%
1.9%
0.9%
20 代
6.4%
2.1%
30 代
5.0%
40 代
6.0%
3.6%
50 代
3.8%
1.0%
2.9%
60 代以上
4.3%
0.9%
0.9%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
51
外国人との付き合い(Q16)
「あなたご自身は、外国人とうまく付き合えると思いますか」という質問に対して、
「あ
る程度そう思う」
(49.3%)の割合が最も高く、
「あまりそう思わない」(37.7%)が続いた。
「あ
る程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計(52.4%)が、「あまりそう思わない」、「まっ
たくそう思わない」の合計(44.9%)をやや上回った。
図表 4-31
外国人との付き合い(Q16)
無回答
2.7%
とてもそう思う
3.1%
まったくそう思わない
7.2%
あまりそう思わない
37.7%
ある程度そう思う
49.3%
性別でも、男女共に「ある程度そう思う」が最も高く、
「あまりそう思わない」が続いた。
「ある程度そう思う」、
「とてもそう思う」の合計が、「あまりそう思わない」、「まったくそ
う思わない」の合計をやや上回った。
年齢別では、30 代のみ「あまりそう思わない」
(45.0%)が最も高い割合を占め、次いで
「ある程度そう思う」が 43.8%となった。
「あまりそう思わない」、
「まったくそう思わない」
の合計(52.5%)が、「ある程度そう思う」、「とてもそう思う」の合計(46.3%)をやや上
回る結果となった。そのほかのカテゴリーでは、全体の集計結果と同様、
「ある程度そう思
う」が最も高く、「あまりそう思わない」が続いた。「ある程度そう思う」、「とてもそう思
う」の合計が、「あまりそう思わない」、「まったくそう思わない」の合計をやや上回った。
52
図表 4-32
性別
年齢
外国人との付き合い(Q16)
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
3.6%
49.3%
35.9%
9.4%
1.8%
100.0%
女性
2.8%
49.5%
39.4%
5.1%
3.2%
100.0%
20 代
4.3%
46.8%
40.4%
4.3%
4.3%
100.0%
30 代
2.5%
43.8%
45.0%
7.5%
1.2%
100.0%
40 代
3.6%
53.6%
36.9%
4.8%
1.2%
100.0%
50 代
3.8%
52.9%
32.7%
5.8%
4.8%
100.0%
60 代以上
2.6%
47.9%
35.9%
12.0%
1.7%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
本章では、外国人との交流実態と交流への意識について述べてきた。結果を概観すると、
回答者の 64.8%が近所に外国人居住者がいると答えているにも関わらず、53.0%が彼らとの
つきあいをもたなかった。外国人による地区の活動や行事への参加程度に対しても、
「わか
らない」と答えた回答者が最も多く、40.4%となった。
外国人居住による地区の変化として、「外国人との交流が進む」、
「外国の文化に触れられ
る」が過半数の回答者から支持を得た。これらはポジティブな地区の変化ととらえること
ができる。
「治安が悪くなる」、
「ゴミ捨てなど生活ルールが乱れる」はネガティブな変化で
あり、
「そう思わない」回答者が「そう思う」回答者を上回ったとはいえ、その差はわずか
であった。外国人居住者との問題への対応では、すべてのカテゴリーに共通して「自治会
に連絡する」、「警察に連絡する」が高い値を示した。しかし「自分で直接外国人と話をす
る」という回答も 20 代、30 代、40 代にみられ、外国人居住者と直に接しようとする態度
がみられた。外国人との交流の場では、「職場」が最も高い割合を占めたが、25.6%は「交
流なし」と答えており、Q4 や Q5 の結果とともに、やはり実際的な交流機会の少なさを表
しているといえよう。
このように、外国人との交流は未だ希薄である。しかしこれは、交流への意識が低いこ
とを意味しない。67.3%の回答者が、今後外国人と交流していきたいと答えており、52.4%
の回答者が「外国人とうまく付き合えると思う」と答えている。そこで「外国人との交流
で感じること」であげられた問題の克服が目指される。すなわち「言葉の問題」、「生活習
慣の違い」、「外国人と出会う機会が少ない」である。「言葉の問題」や「生活習慣の違い」
は一朝一夕で解消されるとは言い難い。しかし、64.8%の回答者の近所に、他ならぬ外国人
が居住しており、「外国人と出会う機会」を増やしていくことが、今後の交流への一歩を築
く可能性がある。外国人との交流は、発展途上にあるといえよう。
53
第 5 章 外国人および外国人政策への意見
本章では、調査の対象者となった日本人住民が持つ、外国人および外国人政策への意
見について概観する。具体的には、地区行事への外国人の参加、外国人への考え、日本に
外国人が入ってくることについて、外国人政策について、そして外国人理解の政策につい
てである。
外国人の地区の行事や活動(Q6)
ここでは、回答者が住む地区で行われている行事や活動について、外国人がどの程度参
加したらよいかを問うた設問である。
「外国人もある程度参加した方がよい」が 53.4%、
「外
国人も積極的に参加した方がよい」
が 32.7%と肯定的な回答が全体の 85%強を占めている。
図表 5-1
外国人の地区の行事や活動(Q6)
外国人は参加しな
い方がよい
3.6%
外国人はあまり参
加しない方がよい
5.6%
無回答
4.7%
外国人も積極的に
参加した方がよい
32.7%
外国人もある程度
参加した方がよい
53.4%
以下の図表 5-2 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別にみると、大き
な差は見られなかった。また、年代別にみても肯定的な意見がマジョリティを占めた。そ
れに加え、
「外国人はあまり参加しない方がよい」と回答した 20 代の回答者はいなかった。
54
図表 5-2
性別
年齢
外国人の地区の行事や活動(Q6)
外国人も積極
外国人もある
外国人はあま
外国人は参加
的に参加した
程度参加した
り参加しない
しない方がよ
方がよい
方がよい
方がよい
い
無回答
合計
男性
33.2%
52.9%
5.4%
4.9%
3.6%
100.0%
女性
32.4%
53.7%
5.6%
2.3%
6.0%
100.0%
20 代
29.8%
66.0%
-
2.1%
2.1%
100.0%
30 代
31.2%
52.5%
7.5%
5.0%
3.8%
100.0%
40 代
36.9%
54.8%
6.0%
1.2%
1.2%
100.0%
50 代
37.5%
48.1%
5.8%
3.8%
4.8%
100.0%
60 代以上
26.5%
53.0%
6.0%
5.1%
9.4%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
外国人への考え(Q8)
ここでは日本人住民の外国人に対する意識について見ていく。具体的には、外国人は日
本語を使用するべきであるかどうか、外国人も自治会に参加するべきであるかどうか、外
国人の子どもも日本の学校に通うべきかどうかの 3 つについて質問した。
まず、外国人も日本語を使用するべきかどうかを問うた設問を見ていく。肯定的な意見
が多数を占め、
「やや賛成」が 59.0%と割合が最も高かった。
図表 5-3 外国人も日本語を使用するべきだ(Q8a)
非常に反対
1.1%
やや反対
7.4%
無回答
2.9%
非常に賛成
29.6%
やや賛成
59.0%
55
以下の図表 5-4 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別でみると、男女
ともに肯定的な意見に偏っているが、男性の方が「非常に賛成」に集中している。また、
年代別にみると、年齢を重ねるごとに強く賛成する傾向が見て取れる。反対に 20 代と若い
世代では「やや反対」にも 14.9%が回答している。
図表 5-4 外国人も日本語を使用するべきだ(Q8a)
非常に賛成
性別
年齢
やや賛成
やや反対
非常に反対
無回答
合計
男性
34.1%
53.4%
6.7%
1.8%
4.0%
100.0%
女性
25.0%
64.8%
7.9%
0.5%
1.9%
100.0%
20 代
17.0%
66.0%
14.9%
-
2.1%
100.0%
30 代
27.5%
62.5%
6.2%
-
3.8%
100.0%
40 代
22.6%
64.3%
8.3%
3.6%
1.2%
100.0%
50 代
33.7%
52.9%
8.7%
1.9%
2.9%
100.0%
60 代以上
36.8%
56.4%
2.6%
-
4.3%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ここでは、外国人も自治体に加入すべきかどうかを問うた設問を見ていく。ここでも肯
定的な意見が 8 割弱をしめているが、否定的な意見も少なからず見られた。
図表 5-5 外国人も自治体に加入するべきだ(Q8b)
無回答
3.4%
非常に反対
2.2%
やや反対
13.0%
非常に賛成
22.2%
やや賛成
59.2%
以下の図表 5-6 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別でみると、Q8a
と同様に、肯定的な意見が多いものの、男性が強く肯定する傾向が見て取れる。年代別に
56
みると、
「非常に賛成」との回答は、年齢を重ねるごとに増加している。一方で「やや反対」
と否定的意見では、
20 代が 21.3%と割合が高いものの、
60 代以上でも 13.7%の回答があり、
意見が分かれる結果となった。
図表 5-6
外国人も自治体に加入するべきだ(Q8b)
非常に賛成
性別
年齢
やや賛成
やや反対
非常に反対
無回答
合計
男性
24.2%
54.7%
14.8%
1.8%
4.5%
100.0%
女性
20.4%
63.4%
11.6%
2.3%
2.3%
100.0%
20 代
12.8%
61.7%
21.3%
2.1%
2.1%
100.0%
30 代
12.5%
67.5%
15.0%
-
5.0%
100.0%
40 代
28.6%
58.3%
9.5%
1.2%
2.4%
100.0%
50 代
20.2%
64.4%
8.7%
3.8%
2.9%
100.0%
60 代以上
30.8%
49.6%
13.7%
2.6%
3.4%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ここでは、外国人の子どもも日本の学校にかようべきかどうかをとうた設問を見ていく。
「非常に賛成」が 40.8%、
「やや賛成」が 50.2%と肯定的な意見が全体の 9 割を超えた。
図表 5-7
外国人の子どもも日本の学校に通うべきだ(Q8c)
非常に反対
0.2%
無回答
2.5%
やや反対
6.3%
非常に賛成
40.8%
やや賛成
50.2%
図表 5-8 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別にみると、男女ともに
ほぼ同様の結果を示した。また、年代別にみると、20 代、30 代と、40 代、50 代、60 代以
上との間に若干の差異は見られるものの、全体の集計結果に準ずる結果となった。
57
図表 5-8
外国人の子どもも日本の学校に通うべきだ(Q8c)
非常に賛成
性別
年齢
やや賛成
やや反対
非常に反対
無回答
合計
男性
40.8%
48.4%
7.2%
0.4%
3.1%
100.0%
女性
41.2%
51.9%
5.1%
-
1.9%
100.0%
20 代
31.9%
53.2%
10.6%
-
4.3%
100.0%
30 代
36.2%
53.8%
7.5%
-
2.5%
100.0%
40 代
42.9%
52.4%
4.8%
-
-
100.0%
50 代
41.3%
49.0%
5.8%
1.0%
2.9%
100.0%
60 代以上
46.2%
45.3%
5.1%
-
3.4%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
日本に外国人が入ってくることについて(Q10)
ここでは、日本人回答者が、日本に外国人が入ってくることについて賛成か反対かを問
うた設問を見ていく。
「どちらともいえない」が 47.3%とほぼ半数を占め、肯定的な意見が
36.7%、否定的な意見が 14.1%という結果となった。
図表 5-9 日本に外国人が入ってくることについて(Q10)
非常に反対
3.1%
無回答
1.8%
非常に賛成
9.6%
やや反対
11.0%
やや賛成
27.1%
どちらとも言えない
47.3%
以下の図表 5-10 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別にみると、男
女で大きな差は見られなかった。また、年齢別で見ると、肯定的な意見に 20 代が 46.8%、
40 代が 46.4%と高い割合を示したが、その他の年代は「どちらとも言えない」に 50%以上
58
回答するという結果となった。
図表 5-10
日本に外国人が入ってくることについて(Q10)
どちらと
非常に賛
成
性別
年齢
も言えな
やや賛成
い
非常に反
やや反対
対
無回答
合計
男性
9.4%
28.3%
46.2%
10.8%
4.5%
0.9%
100.0%
女性
10.2%
25.9%
48.6%
11.6%
1.4%
2.3%
100.0%
20 代
14.9%
31.9%
31.9%
14.9%
2.1%
4.3%
100.0%
30 代
13.8%
22.5%
51.2%
10.0%
2.5%
40 代
14.3%
32.1%
40.5%
8.3%
3.6%
1.2%
100.0%
50 代
8.7%
25.0%
52.9%
9.6%
1.9%
1.9%
100.0%
60 代以上
2.6%
27.4%
51.3%
12.8%
4.3%
1.7%
100.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
外国人政策について(Q11)
ここでは、具体的な外国人政策に対する、日本人住民の考えについての設問を見ていく。
設問内容は、子どもの学校教育の充実化、日本文化と日本語教育の充実化、母国語教育の
充実化、労働環境の改善、福祉・医療の充実化、参政権の取得の 6 点である。
まず、子どもの学校教育の充実化について見ていく。全体の集計結果として「非常に賛
成」(42.6%)
、「やや賛成」(50.4%)と肯定的な意見で 9 割以上を占めた。
59
図表 5-11
子どもの学校教育の充実(Q11-1)
非常に反対
0.2%
無回答
3.4%
やや反対
3.4%
非常に賛成
42.6%
やや賛成
50.4%
以下の図表 5-12 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別、年代別とも
に、多少の差はあるものの、肯定的な意見がマジョリティを占め、全体の集計結果に準ず
る結果となった。
図表 5-12
子どもの学校教育の充実(Q11-1)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
男性
39.0%
54.3%
4.5%
女性
46.3%
46.8%
20 代
40.4%
30 代
対
0.4%
無回答
合計
1.8%
100.0%
2.3%
4.6%
100.0%
53.2%
2.1%
4.3%
100.0%
43.8%
53.8%
1.2%
1.2%
100.0%
40 代
51.2%
42.9%
4.8%
1.2%
100.0%
50 代
47.1%
45.2%
2.9%
3.8%
100.0%
60 代以上
32.5%
57.3%
5.1%
5.1%
100.0%
1.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
60
次に、日本文化と日本語を学ぶ機会の充実化を図るべきかどうかについて問うた設問を
見ていく。ここでも。Q11-1 と同様、「非常に賛成」(46.0%)、「やや賛成」(49.3%)と肯
定的な意見が 95.3%と高い割合を示した。
図表 5-13
日本文化と日本語を学ぶ機会を増やす(Q11-2)
無回答
2.5%
やや反対
2.2%
非常に賛成
46.0%
やや賛成
49.3%
以下の図表 5-14 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別に見ると、男
女で大きな差は見られなかった。また、年代別に見ると、
「非常に賛成」の選択肢において、
20 代と 60 代以上が若干低い割合を示しているが、肯定的な意見が 9 割を超え、大きな差
はうまれなかった。
図表 5-14
日本文化と日本語を学ぶ機会を増やす(Q11-2)
非常に賛
成
性別
年齢
やや賛成
やや反対
無回答
合計
男性
45.7%
51.1%
1.3%
1.8%
100.0%
女性
45.8%
48.1%
3.2%
2.8%
100.0%
20 代
40.4%
51.1%
4.3%
4.3%
100.0%
30 代
53.8%
41.2%
3.8%
1.2%
100.0%
40 代
46.4%
50.0%
2.4%
1.2%
100.0%
50 代
48.1%
48.1%
1.0%
2.9%
100.0%
60 代以上
40.2%
56.4%
1.7%
1.7%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
61
ここでは、母国語教育の充実化を図るべきかどうかを問うた設問を見ていく。
「やや賛成」
(53.6%)と回答した割合が最も高く、次いで「非常に賛成」
(21.1%)、
「やや反対」
(19.5%)
がほぼ同じ割合を示し、
「非常に反対」(1.6%)との回答はほぼなかった。
図表 5-15
母国語教育の充実(Q11-3)
無回答
4.3%
非常に反対
1.6%
非常に賛成
21.1%
やや反対
19.5%
やや賛成
53.6%
以下の図表 5-16 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別に見ると、女
性の方が、やや肯定的な意見に偏っているが、ほとんど全体の集計結果と同様の結果であ
った。年代別に見ると、20 代から 40 代が肯定的な意見に、50 代から 60 代以上が否定的な
意見に、若干ではあるが偏っている傾向が見て取れる。
図表 5-16
母国語教育の充実(Q11-3)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
17.0%
55.2%
23.3%
2.2%
2.2%
100.0%
女性
24.1%
52.8%
16.2%
0.9%
6.0%
100.0%
20 代
23.4%
53.2%
14.9%
2.1%
6.4%
100.0%
30 代
25.0%
60.0%
11.2%
2.5%
1.2%
100.0%
40 代
16.7%
63.1%
17.9%
1.2%
1.2%
100.0%
50 代
21.2%
48.1%
25.0%
1.9%
3.8%
100.0%
60 代以上
18.8%
47.9%
25.6%
0.9%
6.8%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ここでは、外国人に対する労働環境を改善するべきであるかどうかを問うた設問につい
62
て見ていく。「やや賛成」が 60.1%、
「非常に賛成」が 28.0%と、肯定的な意見が 9 割弱の
割合を占めた。
図表 5-17
労働環境を改善すべきだ(Q11-4)
非常に反対
0.7%
無回答
3.6%
やや反対
7.6%
非常に賛成
28.0%
やや賛成
60.1%
以下の図表 5-18 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別、年代別とも
に、全体の集計結果に準ずる結果を示した。
図表 5-18
労働環境を改善すべきだ(Q11-4)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
26.5%
62.3%
9.4%
0.4%
1.3%
100.0%
女性
28.7%
58.8%
6.0%
0.9%
5.6%
100.0%
20 代
21.3%
63.8%
10.6%
‐
4.3%
100.0%
30 代
33.8%
57.5%
7.5%
‐
1.2%
100.0%
40 代
27.4%
61.9%
8.3%
1.2%
1.2%
100.0%
50 代
25.0%
60.6%
8.7%
1.9%
3.8%
100.0%
60 代以上
27.4%
60.7%
6.0%
‐
6.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ここでは、地区住民が持つ、外国人に対する福祉・医療サービスの充実化に対する意見
63
について聞いた。Q11-4 と同様に、
「やや賛成」が 58.7%、
「非常に賛成」が 30.9%と、肯
定的な意見が 9 割弱を占める結果となった。
図表 5-19
福祉・医療サービスの充実(Q11-5)
非常に反対
1.3%
無回答
3.4%
やや反対
5.6%
非常に賛成
30.9%
やや賛成
58.7%
以下の図表 5-19 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別に見ると、大
きな差は見受けられなかった。年代別に見ると、30 代以外の年代では「やや賛成」が 6 割
前後を占めているのに対し、30 代は 48.8%と割合が低く、その代わりに「非常に賛成」が
45.0%と他年代より高い割合を示した。
図表 5-20
福祉・医療サービスの充実(Q11-5)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
28.3%
61.4%
7.6%
0.9%
1.8%
100.0%
女性
32.9%
56.9%
3.7%
1.9%
4.6%
100.0%
20 代
27.7%
63.8%
4.3%
‐
4.3%
100.0%
30 代
45.0%
48.8%
5.0%
‐
1.2%
100.0%
40 代
29.8%
60.7%
7.1%
1.2%
1.2%
100.0%
50 代
27.9%
58.7%
7.7%
1.9%
3.8%
100.0%
60 代以上
24.8%
64.1%
3.4%
2.6%
5.1%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
最後に、外国人に参政権を与えることについて問うた設問を見ていく。「やや賛成」が
64
41.5%と最も高い割合を示したものの、肯定的な意見全体では 57.2%に留まった。一方、否
定的な意見として、
「やや反対」が 28.5%、
「非常に反対」が 9.9%と、全体で 38.4%を示し
た。
図表 5-21 参政権を与える(Q11-6)
非常に反対
9.9%
無回答
4.5%
非常に賛成
15.7%
やや反対
28.5%
やや賛成
41.5%
以下の図表 5-22 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別で見ると、男
女ともほぼ同様の結果を示している。しかし、少数であるが「非常に反対」と回答した男
性は、同様の回答をした女性より、約 2 倍の割合を示した。年代別に見ると、30 代の肯定
的な意見が若干多いものの、他年代では大きな差は見られなかった。
図表 5-22 参政権を与える(Q11-6)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
15.2%
39.9%
29.1%
12.6%
3.1%
100.0%
女性
16.2%
43.1%
28.7%
6.5%
5.6%
100.0%
20 代
14.9%
44.7%
29.8%
4.3%
6.4%
100.0%
30 代
25.0%
47.5%
18.8%
7.5%
1.2%
100.0%
40 代
16.7%
41.7%
32.1%
8.3%
1.2%
100.0%
50 代
13.5%
43.3%
28.8%
8.7%
5.8%
100.0%
60 代以上
12.0%
33.3%
33.3%
14.5%
6.8%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
65
外国人理解の政策について(Q12)
ここでは、地域住民が求める、外国人理解の政策について問うた設問を見ていく。具体
的には、外国人との交流機会の充実、国際理解教育の充実、外国人の実態と情報の開示、
トラブル時の市役所の介入の 4 点について回答していただいた。
まず、外国人との交流機会を充実についてとうた設問を見ていく。回答の割合が高い順
に「やや賛成」
(60.5%)、
「非常に賛成」
(24.7%)、
「やや反対」
(11.0%)、
「非常に反対」
(0.4%)
という結果となった。
図表 5-23
外国人との交流機会の充実(Q12-1)
非常に反対
0.4%
やや反対
11.0%
無回答
3.4%
非常に賛成
24.7%
やや賛成
60.5%
以下の図表 5-24 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別に見ると、若
干であるが、女性の方が強く賛成する傾向が見て取れた。また、年代別に見ると、「非常に
賛成」と「やや賛成」の間に微妙な差はあれども、肯定的な意見の割合は 85%前後と高い
割合を示した。
66
図表 5-24
外国人との交流機会の充実(Q12-1)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
男性
20.6%
64.1%
12.1%
女性
28.7%
57.4%
20 代
23.4%
30 代
対
無回答
合計
0.9%
2.2%
100.0%
9.7%
‐
4.2%
100.0%
61.7%
10.6%
‐
4.3%
100.0%
22.5%
63.8%
12.5%
‐
1.2%
100.0%
40 代
31.0%
58.3%
8.3%
1.2%
1.2%
100.0%
50 代
26.0%
57.7%
11.5%
1.0%
3.8%
100.0%
60 代以上
18.8%
64.1%
12.0%
‐
5.1%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ここでは、住民に対する国際理解教育の充実化について問うた設問を見ていく。「やや賛
成」(62.1%)
、「非常に賛成」(26.7%)と肯定的な意見が 9 割弱を占める結果となった。
図表 5-25
住民に対する国際理解教育の充実(Q12-2)
非常に反対
0.2%
やや反対
7.2%
無回答
3.8%
非常に賛成
26.7%
やや賛成
62.1%
以下の図表 5-26 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別に見ると、
Q12-1 同様に、女性の方が、若干強く賛成している傾向が見て取れる。また、年代別に見
ると、30 代、40 代が強く賛成する傾向にあったのに対し、20 代は最も低い割合を示した。
しかし、全体の肯定的な意見の割合はすべての年代で 9 割前後の結果を示した。
67
図表 5-26
住民に対する国際理解教育の充実(Q12-2)
非常に賛
非常に反
成
性別
年齢
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
23.8%
63.7%
9.9%
0.4%
2.2%
100.0%
女性
29.2%
61.1%
4.6%
‐
5.1%
100.0%
20 代
17.0%
70.2%
8.5%
‐
4.3%
100.0%
30 代
31.2%
60.0%
6.2%
‐
2.5%
100.0%
40 代
34.5%
58.3%
6.0%
‐
1.2%
100.0%
50 代
23.1%
63.5%
8.7%
1.0%
3.8%
100.0%
60 代以上
22.2%
64.1%
7.7%
‐
6.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ここでは、外国人の実態や情報の公開を求めるかどうかについて問うた設問を見ていく。
ここでも、
「やや賛成」が 52.9%、
「非常に賛成」が 36.1%と、合計で肯定的な意見が 9 割
弱を占める結果となった。
図表 5-27
外国人の実態や情報の公開(Q12-3)
非常に反対
0.4%
無回答
3.1%
やや反対
7.4%
非常に賛成
36.1%
やや賛成
52.9%
68
以下の図表 5-28 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別で見ると、ほ
ぼ全体の集計結果に準ずる結果となった。年代別にみると、
「非常に賛成」の割合が、30 代
が若干高く、20 代が若干低くなっているが、全体の結果について大差はなかった。
図表 5-28
外国人の実態や情報の公開(Q12-3)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
35.4%
55.2%
7.2%
0.9%
1.3%
100.0%
女性
37.0%
50.5%
7.9%
‐
4.6%
100.0%
20 代
25.5%
59.6%
8.5%
2.1%
4.3%
100.0%
30 代
45.0%
43.8%
8.8%
1.2%
1.2%
100.0%
40 代
36.9%
54.8%
7.1%
‐
1.2%
100.0%
50 代
37.5%
52.9%
6.7%
‐
2.9%
100.0%
60 代以上
31.6%
55.6%
7.7%
‐
5.1%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
最後に、外国人とトラブルが生じた時、市役所が介入することについての意見を伺った。
回答の割合が高い順に、
「非常に賛成」
(50.4%)、
「やや賛成」
(36.5%)、
「やや反対」
(8.5%)、
「非常に反対」
(0.9%)という結果となった。
図表 5-29
トラブル時の市役所の積極的介入(Q12-4)
非常に反対
0.9%
無回答
3.6%
やや反対
8.5%
非常に賛成
50.4%
やや賛成
36.5%
69
以下の図表 5-30 は、性別および年代別にクロス集計したものである。性別に見ると、男
女で大きな差は見受けられなかった。年代別に見ると、40 代の否定的な意見の割合が若干
高いが、全体的に肯定的な意見に偏っていることが見て取れる。
図表 5-30
トラブル時の市役所の積極的介入(Q12-4)
非常に賛
成
性別
年齢
非常に反
やや賛成
やや反対
対
無回答
合計
男性
50.7%
35.9%
9.9%
1.3%
2.2%
100.0%
女性
50.5%
37.0%
7.4%
0.5%
4.6%
100.0%
20 代
51.1%
31.9%
12.8%
‐
4.3%
100.0%
30 代
56.2%
33.8%
7.5%
‐
2.5%
100.0%
40 代
46.4%
36.9%
11.9%
3.6%
1.2%
100.0%
50 代
46.2%
45.2%
5.8%
‐
2.9%
100.0%
60 代以上
52.1%
33.3%
7.7%
0.9%
6.0%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
以上、地区住民が抱く、外国人および外国人政策への意見について概観した。全体的に
見ると、外国人受け入れに肯定的な政策やイベントについては、肯定的な意見がマジョリ
ティを占めた。
性別で見た結果を述べると、若干であるが、女性の方がより外国人に対して寛容な意見
を抱いていることが見て取れた。
次に年代別に見た結果を述べる。20 代が最も寛容な回答をしていたが、他年代でも、20
代を上回る設問もあり、年を重ねることで閉鎖的な考えを持っているわけではなかった。
年代問わず、特に外国人の地区行事への参加は望まれている。外国人が地域に参加するこ
と、外国人に対する環境の改善については、肯定的な意見が多かった。
全体的に肯定的な意見が多かった一方で、否定的な意見も見られた。例として参政権に
ついて問うた設問(Q11-6)では、4 割弱が否定的な意見に回答した。また、肯定的な意見
が全体的に多かった、外国人受け入れに肯定的なイベントについては、若干ではあるもの
の、否定的な意見の割合に変化があった。それが、外国人自身が参加する交流などのイベ
ントでは否定的な意見の割合が高くなり、外国人が参加しない、学習などのイベントでは
その割合が低くなった。
地区住民の意識として、外国人の受け入れや、彼らに対する知識を得るための活動に対
しては肯定的であった。しかし、実際に触れ合うことについては、若干ではあるが、まだ
抵抗があるように思える。
70
第 6 章 ムスリムとの交流とイスラム教(ムスリム)に対する意識
本章ではムスリム(イスラム教徒)との交流実態とイスラム教(もしくはムスリム)に対
する意識をみていく。クロス集計については、性別と年齢別をとりあげている。
モスクの認知(Q21)
まず、ここではモスクの認知についてみていくことにする。図表 6-1 は全体の集計結果を
示したものである。黒野地区にモスクがあることを「知っていた」と回答したのは 37.2%、
「知らなかった(今はじめて知った)」と回答したのは 61.0%であった
図表 6-1 モスクの認知(Q21)
無回答
1.8%
知っていた
37.2%
知らなかった
(今はじめて
知った)
61.0%
モスク訪問の有無(Q22)
ここでは、実際に黒野地区のモスクを訪れたことがあるかについてみていく。図表 6-2
は全体の集計結果を示したものである。実際に黒野地区のモスクを「訪れたことがある」
と回答したのは 6.3%で、「訪れたことがない」と回答したのは 88.5%であった。Q21 で
37.2%の回答者がモスクの存在を知っていたが、実際に訪れたことがある回答者はごく一部
(6.3%)にとどまっていることが見て取れる。
71
図表 6-2 モスク訪問の有無(Q22)
訪れたことが
ある
6.3%
無回答
5.2%
訪れたことが
ない
88.5%
イスラム教に対するイメージ(Q23)
Q23 では、8 つのイスラム教に関する意見にそれぞれについて、どう思うかをたずねた。
以下ではそれぞれの意見について、集計結果をみていく。
イスラム教は先進的な教えである(Q23-1)
まず、
「イスラム教は先進的な教えである」という意見に対する回答をみていく。図表 6-3
は全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に、
「あまりそう思わない」63.0%、
「まったくそう思わない」17.5%、
「ある程度そう思う」6.3%、
「とてもそう思う」1.3%と
なった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計が 7.3%、
「あまりそう思わない」
「ま
ったくそう思わない」の合計が 80.5%で、
「そう思わない」回答者が圧倒的に多くなってい
る。
72
図表 6-3
イスラム教は先進的な教えである
とてもそう思
う
無回答
1.3%
11.9%
ある程度そう
思う
6.3%
まったくそう
思わない
17.5%
あまりそう思
わない
63.0%
図表 6-4 は性別および年齢と「イスラム教は先進的な教えである」に対する回答のクロス
集計結果を示したものである。性別、年齢別にみてもほとんど違いはなく、いずれのカテ
ゴリーでも「そう思わない」が 7 割から 8 割を占めている。
図表 6-4
性別
年齢
イスラム教は先進的な教えである
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
1.8%
5.8%
62.3%
18.4%
11.7%
100.0%
女性
0.9%
6.9%
63.9%
16.2%
12.0%
100.0%
6.4%
76.6%
8.5%
8.5%
100.0%
7.5%
62.5%
18.8%
10.0%
100.0%
9.5%
69.0%
19.0%
2.4%
100.0%
20 代
30 代
1.2%
40 代
50 代
1.0%
4.8%
56.7%
25.0%
12.5%
100.0%
60 代以上
3.4%
4.3%
61.5%
11.1%
19.7%
100.0%
合計
1.4%
6.2%
63.7%
17.1%
11.6%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
73
イスラム教は教えが厳格である(Q23-2)
ここでは「イスラム教は教えが厳格である」という意見に対する回答をみていく。図表
6-5 は全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に、「ある程度そう思う」
37.7%、「とてもそう思う」26.9%、「あまりそう思わない」19.1%、「まったくそう思わな
い」4.7%となった。「とてもそう思う」「ある程度そう思う」の合計は 64.6%、「あまりそ
う思わない」「まったくそう思わない」の合計は 23.8%となっており、「そう思う」回答者
の方が多いという結果になった。
図表 6-5 イスラム教は教えが厳格である(Q23-2)
無回答
まったくそう 11.7%
思わない
4.7%
とてもそう思
う
26.9%
あまりそう思
わない
19.1%
ある程度そう
思う
37.7%
図表 6-6 は性別および年齢と「イスラム教は教えが厳格である」に対する回答のクロス集
計結果を示したものである。性別、年齢別にみても大きな差はないが、60 代以上で「とて
もそう思う」「ある程度そう思う」の合計が、他のカテゴリーより若干低くなっている。
74
図表 6-6 イスラム教は教えが厳格である(Q23-2)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
24.7%
39.5%
20.6%
4.9%
10.3%
100.0%
女性
30.1%
36.6%
17.1%
3.7%
12.5%
100.0%
20 代
27.7%
40.4%
21.3%
4.3%
6.4%
100.0%
30 代
31.2%
36.2%
17.5%
5.0%
10.0%
100.0%
40 代
28.6%
46.4%
15.5%
7.1%
2.4%
100.0%
50 代
27.9%
39.4%
20.2%
1.0%
11.5%
100.0%
60 代以上
22.2%
32.5%
20.5%
5.1%
19.7%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
イスラム教は寛容な宗教である(Q23-3)
ここでは「イスラム教は寛容な宗教である」という意見に対する回答をみていく。図表
6-7 は全体の集計結果を示したものである。回答割合の多い順に、「あまりそう思わない」
60.4%、「まったくそう思わない」15.2%、「ある程度そう思う」9.9%、「とてもそう思う」
2.2%となった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 12.1%、
「あまりそう思わ
ない」「そう思わない」の合計は 75.6%となっており、「そう思わない」回答者が圧倒的に
多いという結果になった。
75
図表 6-7 イスラム教は寛容な宗教である(Q23-3)
無回答
12.3%
とてもそう思
う
2.2%
ある程度そう
思う
9.9%
まったくそう
思わない
15.2%
あまりそう思
わない
60.4%
図表 6-8 は性別および年齢と「イスラムは寛容な宗教である」に対する回答のクロス集計
結果を示したものである。性別にみるとほとんど差は見られないが、年齢別にみると、年
齢が高くなるにつれ、「とてもそう思う」
「ある程度思う」の割合が高くなるという傾向が
見られた。
図表 6-8 イスラム教は寛容な宗教である(Q23-3)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
3.1%
10.8%
59.6%
14.8%
11.7%
100.0%
女性
1.4%
9.3%
61.6%
14.8%
13.0%
100.0%
6.4%
70.2%
14.9%
8.5%
100.0%
20 代
30 代
3.8%
2.5%
66.2%
15.0%
12.5%
100.0%
40 代
2.4%
10.7%
67.9%
16.7%
2.4%
100.0%
50 代
1.0%
12.5%
62.5%
12.5%
11.5%
100.0%
60 代以上
3.4%
13.7%
47.0%
15.4%
20.5%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
76
イスラム教は攻撃的な宗教である(Q23-4)
ここでは「イスラム教は攻撃的な宗教である」という意見に対する回答をみていく。図
表 6-9 は全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に、
「あまりそう思わない」
39.0%、「ある程度そう思う」32.1%、「とてもそう思う」8.7%、「まったくそう思わない」
7.4%となった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 40.8%、
「あまりそう思わ
ない」「全くそう思わない」の合計は 46.4%で、「そう思う」回答者と「そう思わない」回
答者にほぼ二分する結果となった。
図表 6-9 イスラム教は攻撃的な宗教である(Q23-4)
無回答
12.8%
とてもそう思
う
8.7%
まったくそう
思わない
7.4%
ある程度そう
思う
32.1%
あまりそう思
わない
39.0%
図表 6-10 は性別および年齢と「イスラム教は攻撃的な宗教である」に対する回答のクロ
ス集計結果を示したものである。性別にみると、女性より男性のほうが「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の割合が高くなっている。一方、年齢別では、大きな差は見られな
かった。
77
図表 6-10 イスラム教は攻撃的な宗教である(Q23-4)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
9.9%
38.6%
31.4%
8.5%
11.7%
100.0%
女性
7.4%
26.4%
47.2%
5.6%
13.4%
100.0%
20 代
6.4%
40.4%
36.2%
8.5%
8.5%
100.0%
30 代
11.2%
26.2%
45.0%
6.2%
11.2%
100.0%
40 代
7.1%
40.5%
40.5%
9.5%
2.4%
100.0%
50 代
8.7%
32.7%
42.3%
4.8%
11.5%
100.0%
60 代以上
7.7%
29.1%
33.3%
7.7%
22.2%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
イスラム教は平和を重んずる宗教である(Q23-5)
ここでは「イスラム教は平和を重んずる宗教である」という意見に対する回答をみてい
く。図表 6-11 は全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に「あまりそう思
わない」50.2%、「ある程度そう思う」23.8%、「まったくそう思わない」10.1%、「とても
そう思う」2.9%となった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 26.7%、
「あま
りそう思う」「まったくそう思わない」の合計は 60.1%で、「そう思わない」回答者の方が
多いという結果になった。
78
図表 6-11 イスラム教は平和を重んずる宗教である(Q23-5)
無回答
13.0%
とてもそう思
う
2.9%
まったくそう
思わない
10.1%
ある程度そう
思う
23.8%
あまりそう思
わない
50.2%
図表 6-12 は性別および年齢と「イスラム教は平和を重んずる宗教である」に対する回答
のクロス集計結果を示したものである。性別、年齢別にみても大きな差はないが、20 代で
は「とてもそう思う」「ある程度そう思う」の合計が相対的に高く、一方 60 代以上では相
対的に低いという結果になった。
図表 6-12 イスラム教は平和を重んずる宗教である(Q23-5)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
3.6%
20.6%
52.9%
11.2%
11.7%
100.0%
女性
2.3%
27.8%
48.1%
7.9%
13.9%
100.0%
20 代
2.1%
34.0%
44.7%
10.6%
8.5%
100.0%
30 代
2.5%
26.2%
50.0%
10.0%
11.2%
100.0%
40 代
2.4%
25.0%
61.9%
7.1%
3.6%
100.0%
50 代
4.8%
23.1%
49.0%
10.6%
12.5%
100.0%
60 代以上
2.6%
20.5%
46.2%
9.4%
21.4%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
79
イスラム教は家族を大切にする宗教である(Q23-6)
ここでは「イスラム教は家族を大切にする宗教である」という意見に対する回答をみて
いく。図表 6-13 は全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に、
「ある程度
そう思う」41.0%、
「あまりそう思わない」29.8%、
「とてもそう思う」10.8%、
「まったくそ
う思わない」4.7%となった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 51.8%、
「あ
まりそう思わない」「まったくそう思わない」の合計は 34.5%となっており、「そう思う」
回答者のほうが多いという結果になった。
図表 6-13 イスラム教は家族を大切にする宗教である(Q23-6)
まったくそう
思わない
4.7%
あまりそう思
わない
29.8%
無回答
13.7%
とてもそう思
う
10.8%
ある程度そう
思う
41.0%
図表 6-14 は性別および年齢と「イスラム教は家族を大切にする宗教である」に対する回
答のクロス集計結果を示したものである。性別、年齢別にみても大きな差はなく、いずれ
のカテゴリーでも「ある程度そう思う」という回答が最も多いという結果になった。
80
図表 6-14 イスラム教は家族を大切にする宗教である(Q23-6)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
10.8%
41.3%
30.9%
5.4%
11.7%
100.0%
女性
11.1%
41.2%
29.2%
3.2%
15.3%
100.0%
20 代
10.6%
44.7%
34.0%
4.3%
6.4%
100.0%
30 代
11.2%
38.8%
31.2%
6.2%
12.5%
100.0%
40 代
11.9%
42.9%
35.7%
3.6%
6.0%
100.0%
50 代
11.5%
45.2%
26.0%
3.8%
13.5%
100.0%
9.4%
38.5%
26.5%
4.3%
21.4%
100.0%
60 代以上
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
イスラム社会は世界社会の重要な一員である(Q23-7)
ここでは「イスラム社会は世界社会の重要な一員である」という意見に対する回答をみ
ていく。図表 6-15 の全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に、
「あまり
そう思わない」38.8%、
「ある程度そう思う」30.3%、「まったくそう思わない」9.2%、「と
てもそう思う」7.6%となった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 37.9%、
「あまりそう思わない」
「まったくそう思わない」の合計は 48%となっており、「そう思わ
ない」回答者の方が多いという結果になった。
81
図表 6-15 イスラム社会は世界社会の重要な一員である(Q23-7)
とてもそう思
う
7.6%
無回答
14.1%
まったくそう
思わない
9.2%
ある程度そう
思う
30.3%
あまりそう思
わない
38.8%
図表 6-16 は性別および年齢と「イスラム社会は世界社会の重要な一員である」に対する
回答のクロス集計結果を示したものである。性別にみると、男性の方が、
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の割合が高くなっている。一方、年齢別にみると大きな差は見られ
なかった。
図表 6-16 イスラム社会は世界社会の重要な一員である(Q23-7)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
9.9%
35.4%
34.5%
9.0%
11.2%
100.0%
女性
5.6%
25.9%
43.5%
8.3%
16.7%
100.0%
20 代
8.5%
34.0%
42.6%
8.5%
6.4%
100.0%
30 代
6.2%
32.5%
37.5%
12.5%
11.2%
100.0%
40 代
6.0%
35.7%
45.2%
7.1%
6.0%
100.0%
50 代
10.6%
25.0%
39.4%
9.6%
15.4%
100.0%
7.7%
29.1%
35.0%
6.0%
22.2%
100.0%
60 代以上
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
82
イスラム教徒は商売が上手である(Q23-8)
ここでは「イスラム教徒は商売が上手である」という意見に対する回答をみていく。図
表 6-17 は全体の集計結果を示したものである。回答割合の高い順に、「あまりそう思わな
い」57.2%、
「ある程度そう思う」12.8%、
「まったくそう思わない」11.4%、
「とてもそう思
う」2.5%となった。
「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 15.3%、
「あまりそう
思わない」「まったくそう思わない」の合計は 68.4%となっており、「そう思わない」回答
者の方が多いという結果になった。
図表 6-17 イスラム教徒は商売が上手である(Q23-8)
無回答
16.1%
まったくそう
思わない
11.4%
とてもそう思
う
2.5%
ある程度そう
思う
12.8%
あまりそう思
わない
57.2%
図表 6-18 は性別および年齢と「イスラム教徒は商売が上手である」に対する回答のクロ
ス集計結果を示したものである。性別にみても回答傾向に大きな差はないが、年齢別にみ
ると、60 代以上で「とてもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計が、他のカテゴリーに比
べ低くなっている。
83
図表 6-18 イスラム教徒は商売が上手である(Q23-8)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
1.3%
16.6%
45.7%
28.7%
7.6%
100.0%
女性
1.9%
18.1%
44.9%
30.6%
4.6%
100.0%
21.3%
44.7%
29.8%
4.3%
100.0%
20 代
30 代
2.5%
21.2%
42.5%
30.0%
3.8%
100.0%
40 代
3.6%
20.2%
59.5%
13.1%
3.6%
100.0%
50 代
1.0%
19.2%
39.4%
35.6%
4.8%
100.0%
60 代以上
0.9%
8.5%
41.9%
37.6%
11.1%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ムスリム(イスラム教徒)の知人の有無(Q24)
ここではムスリムの知人の有無にいついてみていく。図表 6-19 は全体の集計結果を示し
たものである。
「ムスリム(イスラム教徒)の知り合いはいますか」という質問に対し「知
人がいる」と回答したのは 4.3%、「知人はいない」と回答したのは 89.6%で、実際にムス
リムの知人がいる回答者はごく少数であった。
図表 6-19 ムスリム(イスラム教徒)の知人の有無(Q24)
無回答 知人がいる
4.3%
6.1%
知人はいない
89.6%
84
イスラム教に関する知識習得に対する意欲(Q25)
ここではイスラム教に関する知識習得に対する意欲についてみていく。図表 6-20 は全体
の集計結果を示したものである。
「イスラム教のことについてもっと知りたいと思いますか」
という質問に対する回答は、割合の高い順に、
「あまりそう思わない」45.1%、
「まったくそ
う思わない」29.8%、「ある程度そう思う」17.3%、
「とてもそう思う」1.6%となった。
「と
てもそう思う」
「ある程度そう思う」の合計は 18.9%、
「あまりそう思わない」
「まったくそ
う思わない」の合計は 74.9%となっており、
「そう思わない」回答者の方が多いという結果
になった。
図表 6-20 イスラム教に関する知識習得に対する意欲(Q25)
無回答
6.3%
まったくそう
思わない
29.8%
とてもそう思
う
1.6%
ある程度そう
思う
17.3%
あまりそう思
わない
45.1%
図表 6-21 は性別および年齢とイスラム教に関する知識習得に対する意欲のクロス集計結
果を示したものである。性別にみると回答傾向に大きな差はないが、年齢別にみると、60
代以上で「とてもそう思う」「ある程度そう思う」の合計が他のカテゴリーに比べ低くなっ
ている。
85
図表 6-21 イスラム教に関する知識習得に対する意欲(Q25)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
1.3%
16.6%
45.7%
28.7%
7.6%
100.0%
女性
1.9%
18.1%
44.9%
30.6%
4.6%
100.0%
21.3%
44.7%
29.8%
4.3%
100.0%
20 代
30 代
2.5%
21.2%
42.5%
30.0%
3.8%
100.0%
40 代
3.6%
20.2%
59.5%
13.1%
3.6%
100.0%
50 代
1.0%
19.2%
39.4%
35.6%
4.8%
100.0%
60 代以上
0.9%
8.5%
41.9%
37.6%
11.1%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ムスリムの受け入れに対する賛否(Q26)
ここではムスリムの受け入れに対する賛否についてみていく。図表 6-22 は全体の集計結
果を示したものである。
「日本にムスリム(イスラム教徒)が入って来ることについてどう
思いますか」という質問に対する回答は、割合の高い順に「どちらともいえない」61.9%、
「やや反対」17.3%、「非常に反対」9.2%、
「やや賛成」4.0% 、「非常に賛成」0.9%となっ
た。「非常に賛成」
「やや賛成」の合計が 4.9%、
「やや反対」
「非常に反対」の合計が 26.5%
となっており、賛成より反対の方が多くなっているが、
「どちらとも言えない」が 61.9%と
圧倒的に多かった。
86
図表 6-22 ムスリムの受け入れに対する賛否(Q26)
無回答
6.7%
非常に賛成
0.9%
やや賛成
4.0%
非常に反対
9.2%
やや反対
17.3%
どちらとも言
えない
61.9%
図表 6-23 は性別および年齢とムスリムの受け入れに対する賛否のクロス集計結果を示し
たものである。性別にみても大きさ差は見られないが、年齢別にみると 60 代以上では「非
常に賛成」
「やや賛成」の割合が他のカテゴリーより低くなっている。
図表 6-23 ムスリムの受け入れに対する賛否(Q26)
どちらと
非常に賛
成
性別
年齢
男性
1.8%
も言えな
やや賛成
い
非常に反
やや反対
対
無回答
合計
4.5%
58.7%
18.4%
9.0%
7.6%
100.0%
女性
3.2%
65.3%
16.2%
9.7%
5.6%
100.0%
20 代
8.5%
63.8%
14.9%
8.5%
4.3%
100.0%
30 代
5.0%
67.5%
18.8%
5.0%
3.8%
100.0%
40 代
2.4%
6.0%
69.0%
11.9%
8.3%
2.4%
100.0%
50 代
1.0%
2.9%
58.7%
20.2%
12.5%
4.8%
100.0%
60 代以上
0.9%
0.9%
57.3%
17.1%
10.3%
13.7%
100.0%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
87
イスラム教に関する情報の情報源(Q27)
ここではイスラム教に関する情報を何から得ているかについてみていく。図表 6-24 は全
体の集計結果を示したものである。イスラム教に関する情報を何から得ているかという質
問に対する回答は、
「テレビ」が最も多く 70.0%、ついで「新聞」46.6%、
「本や雑誌」20.2%、
「インターネット」11.4%とつづいた。
図表 6-24 イスラム教に関する情報を何から得ているか(Q27)
70.0%
テレビ
46.6%
新聞
20.2%
本屋や雑誌
11.4%
インターネット
学校の授業
講座・講演
その他
情報は得ていない
7.4%
1.6%
4.0%
9.6%
図表 6-25 は性別および年齢とイスラム教に関する情報の情報源のクロス集計結果を示し
たものである。性別みると、男性は「新聞」
「本や雑誌」
「インターネット」が女性に比べ
高い値をとっている。年齢別にみると、いずれも「テレビ」が最も多くなっているが、カ
テゴリーごとに差異がみられる。20 代では「テレビ」
「新聞」の値は他のカテゴリーに比べ
低いのに対し、
「インターネット」「学校の授業」
「講座・講演」は他のカテゴリーより高い
値となっており、他のカテゴリーに比べ情報源が分散している。30 代、40 代、50 代は傾
向が似ているが、30 代では「新聞」の値が相対的に低く、50 代では「本や雑誌」が相対的
に高い値をとっている。60 代以上では、
「テレビ」
「インターネット」が相対的に低くなっ
ている。
88
図表 6-25 イスラム教に関する情報の情報源(Q27)
テレビ
性別
年齢
新聞
本や雑誌
インター
学校の授
ネット
業
情報は得
講座・講演
その他
ていない
男性
67.7%
52.0%
26.9%
14.3%
6.7%
1.3%
4.5%
7.6%
女性
72.7%
40.3%
13.4%
8.8%
8.3%
1.9%
3.7%
11.6%
20 代
59.6%
27.7%
14.9%
19.1%
29.8%
4.3%
4.3%
10.6%
30 代
73.8%
30.0%
8.8%
17.5%
13.8%
3.8%
10.0%
40 代
79.8%
50.0%
19.0%
15.5%
4.8%
1.2%
6.0%
7.1%
50 代
76.0%
55.8%
33.7%
9.6%
1.0%
1.9%
3.8%
6.7%
60 代以上
59.8%
53.8%
20.5%
3.4%
1.7%
1.7%
3.4%
12.8%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
イスラム教に関して最も耳にする内容(Q28)
ここではイスラム教に関して最も耳にするについてみていく。図表 6-26 は全体の集計結
果を示したものである。
「イスラム教やムスリム(イスラム教徒)に関わる情報で、最もよ
く耳にする内容はどれですか」
という質問に対する回答は、
「紛争や事件」が最も多く 56.8%、
ついで「歴史や文化」15.7%、「政治」8.3%などとなった。
図表 6-26
イスラム教に関して最も耳にする内容(Q28)
情報なし・耳
にすること無
し
5.8%
その他
0.9%
無回答
5.8%
政治
8.3%
経済
1.3%
社会
5.4%
歴史や文化
15.7%
紛争や事件
56.8%
89
図表 6-27 は性別および年齢とイスラム教に関して最も耳にする内容のクロス集計結果を
示したものである。性別にみても大きな差はないが、男性は「紛争は事件」
、女性は「歴史
や文化」がそれぞれ相対的に高くなっている。年齢別にみると、いずれも「歴史や文化」
が最も多くなっているが、回答傾向には差が見られる。20 代では「歴史や文化」が、40 代
では「紛争や事件」
、50 代では「政治」
、がそれぞれ相対的に高くなっている。年齢によっ
て耳にする情報の内容に差があるという結果になった。
図表 6-27
イスラム教に関して最も耳にする内容(Q28)
情報な
し・耳にす
政治
性別
年齢
経済
紛争や事
歴史や文
件
化
4.9%
60.1%
13.0%
0.9%
4.5%
7.2%
100.0%
6.0%
54.2%
18.5%
0.9%
6.0%
4.6%
100.0%
8.5%
53.2%
25.5%
2.1%
4.3%
4.3%
100.0%
1.2%
8.8%
3.8%
100.0%
社会
ること無
その他
し
無回答
合計
男性
9.4%
女性
7.4%
20 代
2.1%
30 代
7.5%
3.8%
3.8%
55.0%
16.2%
40 代
7.1%
2.4%
4.8%
69.0%
11.9%
2.4%
2.4%
100.0%
50 代
12.5%
7.7%
53.8%
16.3%
4.8%
4.8%
100.0%
9.4%
4.3%
53.8%
13.7%
6.0%
12.0%
100.0%
60 代以上
2.3%
0.9%
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
ムスリム(イスラム教徒)との付き合い(Q29)
ここではムスリムとの付き合いについてみていく。図表 6-28 は全体の集計結果を示した
ものである。「ムスリム(イスラム教徒)とうまく付き合えると思いますか」という質問に
対する回答は、割合の高い順に、「あまりそう思わない」49.8%、「まったくそう思わない」
22.6%、「ある程度そう思う」19.7%、「とてもそう思う」0.7%となった。「あまりそう思わ
ない」「まったくそう思わない」の合計は 72.4%、「とてもそう思う」「ある程度そう思う」
の合計は 20.4%となっており、
「そう思わない」回答者の方が圧倒的に多いという結果にな
った。
90
図表 6-28 ムスリム(イスラム教徒)との付き合い(Q29)
とてもそう思
う
0.7%
無回答
7.2%
ある程度そう
思う
19.7%
まったくそう
思わない
22.6%
あまりそう思
わない
49.8%
図表 6-29 は性別および年齢とムスリムとの付き合いのクロス集計結果を示したものであ
る。性別にみると、ほとんど差は見られないが、年齢別にみると、60 代以上では「とても
そう思う」を選んだ回答者はおらず、「ある程度そう思う」も相対的に低い割合となってい
る。
図表 6-29 ムスリム(イスラム教徒)との付き合い(Q29)
性別
年齢
あまりそ
まったく
とてもそ
ある程度
う思わな
そう思わ
う思う
そう思う
い
ない
無回答
合計
男性
0.4%
20.6%
48.0%
22.9%
8.1%
100.0%
女性
0.9%
19.0%
51.9%
22.2%
6.0%
100.0%
25.5%
44.7%
23.4%
6.4%
100.0%
20 代
30 代
1.2%
21.2%
52.5%
20.0%
5.0%
100.0%
40 代
1.2%
26.2%
56.0%
13.1%
3.6%
100.0%
50 代
1.0%
20.2%
48.1%
24.0%
6.7%
100.0%
11.1%
47.9%
29.9%
11.1%
100.0%
60 代以上
(注:性別不詳 7 名、年齢不詳 14 名)
91
本章では、ムスリム(イスラム教徒)との交流と、イスラム教(ムスリム)に対する意
識をみてきた。ここで結果について概観しておくことにする。
まず、ムスリムとの交流実態についてみてみると、黒野地区のモスクの存在は 37.2%の
回答者が知っていたが、実際にモスクを訪れたことがあるのは、ごく一部 6.3%に限られて
いた。ムスリムの知人がいる回答者も 4.3%にとどまっており、回答者とムスリムの交流は
非常に限られたものであることが明らかになった。
イスラム教に対するイメージは性別・年齢によって多少の違いはあるものの、全体的に
ネガティブなイメージを持っている回答者が多かった。しかし、「家族を大切にする宗教」
という意見に対しては「とてもそう思う」「ある程度そう思う」を選択した回答者が過半数
を超えており、全体としてはネガティブなイメージ持ちつつも、特定の事柄に関してはポ
ジティブなイメージを持っていることを見て取ることができた。
しかし、全体としてのネガティブなイメージを反映してか、イスラム教に関する知識習
得に対する意欲は低く、またムスリムの受け入れやムスリムとの付き合いに対しても消極
的な回答者が多かった。
イスラム教に関する情報との接触に関する質問では、多くの回答者がイスラム教に関す
る情報をテレビや新聞から得ており、またその内容は紛争や事件が多いという結果が得ら
れた。
まとめると、ムスリムとの交流がある回答者は非常に限られていた。イスラム教に関す
る情報を得られるのはテレビや新聞といった媒体に限られており、その内容は事件・紛争
が多くなっていた。このことが、イスラム教に関するネガティブなイメージとムスリムと
の接触に対する消極性の一因になっていると考えられる。
92
参考資料
参考資料として、調査票の最後に設けた自由回答欄(本調査に関してご意見・ご感想など
ございましたら下の余白にご記入ください)に寄せられた外国人との交流に関する意見を
記載しておく。また、最後に、調査票を添付した。
【回答】
今のところ、外国人だから我慢できないとか、地域社会に害を及ぼしているとかいう事例
はないです。深夜に大きな声で騒いでいる中国人とかいますが、日本人でもいるのだから、
致し方ないです。ただ、新潟の中古車輸出業者の土地取得や交通法規違反などには脅威を
感じるが。
【回答】
近所に住む外国時の方は、中国人の方が多くみえます。農家が多くあるのですが、農作物
を盗んだり、万引きなどがあり、イメージが悪いです。地域の行事に参加したり、近所付
き合いは全くないです。低賃金で雇われている中国人の方が、多いのが現状だと思うので
改善は難しいと思います。モスクの存在は知っていましたが、見慣れない服装の方があつ
まっていて、異国の空間だと感じました。
外国人との交流ですが、小学生の時にいろんな国の子がいて、一緒にことばの勉強した
ことを覚えています。黒野小学校には外国人の特別学級があり、充実した学習環境を外国
人の方に提供できていたのではと思います。拙い文章ですが、ご参考になれば幸いです。
【回答】
何を調査したいのかわからない。イスラム教は個人の自由であり、日本人は仏教で他人に
言うことではない。
【回答】
外国人との関係は、避けて通れない課題です。日本社会が今後あるべき方向性の確立の一
助になれば幸いです。
【回答】
グローバルな時代となり、また超高齢化社会となる日本国において、うまく付き合ってい
くことは必須条件と思います。
国政に対する参加権以外は、競争社会の一員として、平等であるべきだと考えます(社会
保障、教育の権利について)
93
【回答】
イスラム教のことはよく知らないが、日本のようなお寺や宗教が蔓延している国に、一神
教?のような宗教は合わない気がします。ただ宗教は自由なのであまり気にしないでおこ
うと思います。
参政権には反対です。特にイスラムがあるとなるとより反対したいと思います。在日韓国
人はとても多いので、その点でも反対です。少子化対策に日本が移民政策をやるのだとし
たらそれも反対です。
【回答】
黒野地区は、岐阜大学が近くにあるのでけっこう外国人が多く、小学校でも 8 カ国くらい
のひとがいます。
2 年 1 度の市民運動会には、必ず国際交流という項目があり、外国人の人たちがどこの国か
書いたものをもって、トラック 1 周します。なので、けっこう外国人との交流に、黒野地
区として、積極的に交流を深めようとしていると思います。イスラム教徒の方のことは良
く知りません。
【回答】
イスラム教が問題であるとは全く思っていない。近所の店(スーパー)でベールをつけた
方や、民族衣装の方を見かけるが、若者が穴のあいたジーパンを履いているのと同じで、
自分と異なると思うだけで、気にならない。宗教も服装も個人の問題で、結局、個人と個
人の関係では、1 対 1 で話してみてどうか、ということと思っている。日本人でも全く理解
できない人もいるのだから。
【回答】
学生なので、従来地域にお住まいの方とは付き合いがありません。本地区でランダムサン
プリングをされたのであれば、学生が何人か入ってくるのではないでしょうか。学生は基
本的に、本地区に定住する意向がないので、本アンケートの目的に沿うのかどうか、疑問
があります。
【回答】
すぐ近くにモスクと国際会館があります。夜中に騒いだり、パーティーをしたり、夜はと
ても迷惑で困っています。前にも犬に石を投げて車に傷がついたりしました。もっと外国
人に日本のルールを教えてほしいです。ここは日本なんだから。
【回答】
私は小学校に勤務していました。外国人との出会いは ALT や PTA の父兄でしたが、悪い
94
印象はありませんでした。日本に溶け込もう、日本の文化を吸収しようと積極的な人が多
くいました。私の住んでいる地域では、中国人研修生が、共同で多く住んでいます。この
人々は地域との接触はしようとしません。第一、日本語が全くできず、2 年間で帰ってしま
います。研修生の教育を地域で考えないと、同化はしません。ご苦労様です。
【回答】
外国の方との交流はご近所に縫製の中国の方が、見えますが、あまり交流はありません。
苦労なさって日本に来られ、技術を学び 2,3 年で帰国されるそうです。草の根の民間で支
援があれば、昔のイヤな事件も少しずつ心がやわらぐと思います。先日中国へ旅行に行き
ましたが、コピー品がいっぱいで残念でなりません。もっといい関係になりたいものです。
【回答】
外国人の在住については、自身異論はありませんし、近くに住まわれていても拒否反応等
もありません。しかし、宗教、文化の違い等を主張される様な事があれば、地域生活(特
に田舎)には馴染めないと思っています。
日本流でいえば、郷に入っては郷に従うことを肝に銘じ、祖国文化と日本文化の良い点
悪い点を吸収していけば、お互いうまく対応できると思います。
【回答】
イスラムとは?何も答えられない中で、テレビ、新聞などによる紛争や事件のみ大きく報
道される。もっとみんなが本質を理解できるような報道のあり方等を積極的に提言してほ
しい。
【回答】
外国人が見えた為に、当地域でドロボウ等が多く発生している。
【回答】
調査に行き、アラブ人やイラン人やパキスタン人やイエメン人と関わったことがあるので、
ムスリムに対する意識は一般的な日本人とはちょっと違うかもしれません。
【回答】
3 年ほど前から中国人女性と交流(応援)しています。
【回答】
治安に対して偏見で見る人が多い。
外国人で日本のルールを守らない人が多い(自己主張が多い)
95
日本人で外国人に近寄らない人が多い。
【回答】
イスラム教について、何も知識がないのに等しいので、参考になるかどうかと。
イメージはあまりよくありませんが、それは無知だからなので、悪く言ったりはしません。
よく勉強すれば変わってくると思いますが、時間的にも余裕がないためそのままになりま
す。ただ、人種、宗教に関係なく、お互いを思いやる気持ちがあれば平和になるのではな
いかと思っています。
【回答】
外国人に関する質問、イスラム教に関する質問に対する答えとしては、身近な問題ではな
いので「わからない」というのが本心である。
ただ、もし身近にいたら、たぶんこうするであろうという気持ちを答えとした。
【回答】
私どもの地域には岐阜大学があり、多くの外国人留学生が居住しておりますが、全く交流
がありません。国際交流イベントがありましたら、活動に参加したいと思います。
【回答】
外国人の方々と関係や交流は多くの人たちがするべき。私たちも日本、外国でボランティ
アをしています。
【回答】
外国人に関する調査と言うには、後半はイスラム教圏のアンケートに偏りすぎている所が
非常に気になる調査です。
他の宗教(キリスト教、ヒンズー教、ユダヤ教、仏教等)圏の外国人に関してはなぜアン
ケートがないのか?またこの地区には、他民族の外国人が多く住んでいることはわかって
いるはずなのに、あまりにも限定しすぎていると感じを受けました。
【回答】
外国人は大学の留学生(研究者)及び家族と外国の研修生(就労目的)と外国人の自営業
者等に分類でき、グループで留学の世話をしています。
【回答】
私の校区には大学もあるので留学生や教職員の方などの外国人がたくさん住んでいますが、
昔ながらの縫製の仕事をしている家もたくさんあり、その会社に中国人研修生が住み込み
96
で働いています。同じ外国人でもそれぞれ全く違います。
質問の答えに困ることがありました。
【回答】
このアンケートの趣旨がわからない。やるべきでない。私には、大変迷惑だ。日本の生活
文化の良いところが沢山ある。それを大事にすべきだ。(今はカタカナ日本語が多すぎる。
残念だ)
【回答】
ボールペンまでわざわざ送っていただきありがとうございます。岐阜は古田知事がおっし
ゃるには、日本一外国人を受け入れている県だそうです。やさしい県をめざすそうです。
【回答】
イスラム教については、多く知っているわけではありませんが、戦いが多いというイメー
ジがあります。宗教は人の自由ですが、平和的な感じは受けていません。テレビのニュー
スの中では、特に悪いところしか写らないから、見る側のイメージによるのかもしれませ
んね。
【回答】
外国人といってもいろいろな国の人をさすため、外国人のとらえ方が難しかったです。例
えば、イスラム系と中国系への思いは(私の場合は)違いますし、岐阜大学の学生(留学
生)と研究生(ex 裁縫業)への思い、またちゃんと結婚してみえる方(保育所のお母さん)
etc
研究結果を何らかの形で教えていただけると有難いです。
【回答】
時宜を得た内容で、意義深いものと思います。地域に岐阜大学があります。そのこと等か
ら、下記のようなことがあったらしいので、参考までに記します。
1.前回の国勢調査では、居住されている外国人のみなさんは積極的に協力していました。
2.岐阜大学の職員や留学生が数多くおられますが、そこからのこととして、
(1)小・中学校で国際化が進んでいる。
(2)地域の有識者が生活支援や交流イベントの開催に積極的に関わって、日本での生活
を支援している。
【回答】
こんな調査をして何の得になるのですか。二度とアンケートはしたくないので。
97
他人の事、外国の人の事、私たち市民は、いま大変な目に会っています。現に生活するこ
とがですよ。どうでもいいのでは。怒っています。
【回答】
日頃イスラム教のいろいろについて事件がある時にテレビ、新聞等で知るのみで、あまり
アンケートの役に立ったか疑問です。
【回答】
イスラム教の事はわかりません。だからその質問にはお答えできませんでした。
【回答】
宗教思想についての質問はわかりませんでした。
【回答】
交流の内容など、定性的研究もしたらどうでしょうか。
「意識」は国際関係の交流状況や認
知状況も大きく依存するのではないかと思うので、
「助成」を受ける研究ならば、そのよう
な属人的研究も入れるとよいのではないかと存じます。
この地域にムスリムについて考えるような調査としては初めてのことですから、頑張って
下さい。お疲れ様です。
【回答】
遅くなりすいません。あまりお役に立てなかったかもしれませんが、ありがとうございま
した。これからもがんばってお仕事続けて下さい。私は、今は少し体を悪くしていますが、
皆様も体に気をつけて下さい。ボールペンありがとうございます。60 代のおばあさんより。
乱筆にてすいません。
【回答】
小、中学校の教育の場に、アルバイトあるいはボランティアとして、沢山の外国の人たち
が、参加、協力できる場があると思います。語学(英語)だけでなく、このアンケートに
登場したイスラムについて、「僕は宗教(イスラム)をこんな風に考えています。」といっ
たことを、小、中学校の子ども達の前で話す機会があってもいいと思います。いろんなこ
とを閉じ込めないで、沢山の情報を子供たちに与えることで、子供たちは総合的な考え方
ができるようになると思います。ひげをはやしたこわい顔の男性も、話をするととても優
しい人であることに驚かされるのです。
【回答】
98
外国の方(特に中国)が多い地域だとおもいますが、今年の秋は初めて畑にぶどうを作り、
収穫を楽しみにしていましたが、明日ごろ取って…と思っていた前夜にほとんど全部やら
れてしまいました。こんな非道なことをみんな泣き寝入りです。一部の外国人でしょうが、
とても許せません。一年手をかけて育て、盗まれてしまえば、外国の方には不信感ばかり
です。ですから、日本の風土に慣れるような指導をしていただきたい。
【回答】
私は、近くに農地を持ち、学生アルバイトを使い留学生ともお付き合いしています。モス
ク建設においては既存宅地でもあり、宗教の自由もあり、建設を認めました。しかし、ア
ルカイダの存在があるのでないかという意見もありました。現在の所では、信者の人達の
住民に対する会釈がないのが、残念です。又、外国から働きに来ている人達が集団で農産
物を盗んで歩くのには、迷惑しています。何人か捕まえましたが、後がたえません。
【回答】
私の住むアパートにはたくさんの国の方が住んでいます。皆さん高学歴のインテリのかた
ばかりで皆さんルールをきちんと守り、日本社会になじもうと努力してみえるのが、よく
わかります。他の地域で聞くような、モラルのない方はほとんどみえず、私たちのほうが
教えられるような感じです。外国人だから、宗教が違うからとこだわる日本人も多いです
が、私も時間(自分にゆとりがあれば)があれば、もっと積極的に外国の方からさまざま
なことも学びたいです。
近所にみえるイスラムのかたは日本人以上に日本人で、時にはっとさせられます。
きっと日本になじむために努力されたのでしょう。とてもすばらしいかたです。だからイ
スラムの紛争や事件はウソのようです。
【回答】
外国人というくくりだけでは答えられない質問がおおかった。
黒野地区には、アパレル関係の中国人女性が多いが岐阜大学への留学生も多く、立場や来
日目的によって様子は多様である。
【回答】
小学校・中学校での教育が大切だと思います。受験、受験の教育から、大切な人間を育て
る教育への移行を望みます。
【回答】
アンケートの主旨がわかりませんが、外国人の方と接する機会は日々の生活のなかでは、
まずないと思います。1 年前に近所に外国人の方が引っ越してきたので、あいさつする事は
99
あります。しかし、生活習慣の違いからトラブルがおこります。外国人も日本に住むなら
日本の習慣に従うべきだと思います。
【回答】
異文化交流の在り方を再考し、政策提言とありますが、どのように提言されるのか、必要
性、発展的に進めるという政策提言でしょうか。
岐阜市役所ももっと強力な指針を出す必要があるかな。
【回答】
不法中国人、イスラム教は日本から出ていくべき。
【回答】
知人の子供さんで早稲田大学の人間科学部を卒業された方が見えますが、この様な意識調
査までされているとは思いませんでした。最近、私達のいなかでも、外国人、特にイスラ
ム教の人達をスーパーなどで、見かける機会は増えてきました。他の国の生活や習慣には、
興味があり、交流できる場所があったら、お話したいと思っています。
【回答】
アンケート内容と年収の接点がわからない。今回の調査目的が明確でない。アンケート内
容全て不信感を抱いていますが、なぜアンケート用紙が来たのか。今だに理解不可。
【回答】
数ある宗教の中で質問にでて来たのがイスラム教だけというのが少し気になった。出来れ
ば、この調査をしてどんな研究で、どんな結果が出たのか教えてほしい。
【回答】
宗教に関する事は全くの無知なので、お役に立つことはできなかったことと思います。Q34
の収入はどうしてこのアンケートに必要なのか疑問を感じました。
【回答】
近くに大学があるので、外国の方が、たくさん家族単位でくらしてみえます。病院に子供
さんを連れて来られる時も、ほとんどご主人がついて奥さんと一緒に子供さんを連れて来
ていてほほえましい光景をいつも見ています。
【回答】
イスラーム教徒を日本人が大切な人々として、生活できるようにしてほしいと思います。
100
彼らは一昔前の日本人を大変尊敬しております。そして、アメリカのテロ事件(9.11)の、
迫害を受けたことでしょう。
【回答】
日本に外国人が来る事は悪くないと思うのですが、もう少し規制を厳しくしてほしいです。
全部が全部善人とは思わないので指紋を全員取るとか
【回答】
早稲田大学が埼玉県に校舎をもっていることを知りませんでした。このアンケートが、新
しい詐欺の手紙と思っていました。
【回答】
私はムスリムであり、イスラームが日本社会ならびに世界で誤解されていることが、非常
に残念でなりません。
【回答】
こんな質問が何の役に立つのか
【回答】
黒野にモスクがあるのは知りませんでした。私は以前エジプトに興味があり、旅行したり、
アラビア語を習っていました。モスクにはエジプトでもインドネシアでも入らせて頂いた
ことがあります。そういう私でもイスラム教徒の一部の人達が起こした事件のニュースを
聞くとこわいと感じます。今は別の国に興味があり、アラビア語は続けていませんが、近
くに話す人がいて交流できるのならば、また勉強を始めたいと思いました。
【回答】
宗教・仏教問題は全然わかりません。教育、仕事も順調に済み、地方自治会活動一段落の
余生です。
【回答】
どう思いますかという質問に「どちらともいえない」のような、全く考えてないという選
択肢をつくってほしかった
【回答】
外国人の方との交流がないので…何もわかりませんでした。申し訳ありません。
101
【回答】
外国人のことを深く考えたことがなかったので、難しい質問でした。
【回答】
宗教関係の問いには答えませんでした。データとして外へ出る場合、ベストとは思えませ
んでしたから。調査これからもがんばってください。
102
外国人に関する意識調査
2009 年 10 月
ご記入に際してのお願い
1.必ずご本人がお答え下さい。お名前を書いていただく必要はございません。
2.回答は、原則として最もよくあてはまるものを 1 つ選びその番号を○で囲んで下さい。
3.お答え頂いた内容は統計的に処理し、その情報が漏れることは絶対にございません。
4.ご記入いただいたアンケート用紙は、同封の返信用封筒(切手不要)にて 10 月 31 日(土)までに
ご投函くださいますようお願いいたします。
調査実施主体:早稲田大学人間科学学術院アジア社会論研究室
調査責任者:
早稲田大学教授
店田 廣文(タナダ ヒロフミ)
研究室ホームページ:http://www.f.waseda.jp/htanada/
滞日ムスリム調査プロジェクト HP:
http://www.imemgs.com/
(早稲田大学多民族多世代社会研究所内)
お問合わせ先:〒359-1192 埼玉県所沢市三ヶ島 2-579-15 早稲田大学
大学代表電話番号:04(2949)8111 (内線 3536)
担当:山縣敦、手塚智之、沼田彩誉子、岡井宏文
電話:*********
あなたご自身のことについておうかがいします。
Q1. あなたがお住まいの地区はどこですか。あてはまる番号を 1 つ選んでください。
1. 黒野
2. 方県
3. 西郷
4. その他(
SQ1. あなたの性別を教えて下さい→ 1. 男
SQ2. あなたの年齢を教えて下さい→ 満(
)
2. 女
)歳
SQ3. あなたが生まれた場所はどちらですか。あてはまる番号を 1 つ選んでください。
1.
現住所
5.
岐阜県外の中部地方
9.
2.
現住所以外の西部地区
6.
北海道・東北
10. 九州・沖縄
3.
岐阜市内の他の地区
7.
関東
11. 外国
4.
岐阜県内の他の市町村
8.
関西
中国・四国
103
Q2. あなたご自身は、この地区に何年間ぐらいお住まいですか。
(
)年間
外国人居住者との交流について、お聞きします。
Q3. あなたのご近所に外国人は住んでいますか。
1. はい
2. いいえ→Q5
Q4. あなたご自身は、ご近所の外国人とどのような交流をしていますか。あてはまる番号を 1 つ
選んでください。
1. 外国人住民とのつきあいはない
3. 会った際には世間話をする
2. 道で会えばあいさつをかわす程度
4. 互いの家をよく行き来する
Q5. あなたがお住まいの地区にも外国人が住んでいますが、その人たちは地区の活動や行事に
参加していますか。あてはまる番号を 1 つ選んでください。
1.
多くの外国人が参加している
2.
ある程度の外国人が参加している
3.
外国人はあまり参加していない
4.
外国人はほとんど参加していない
5.
わからない
Q6. あなたは、それらの活動や行事に外国人も参加した方がよいと思いますか。あてはまる番号
を 1 つ選んでください。
1.
外国人も積極的に参加した方がよい
2.
外国人もある程度参加した方がよい
3.
外国人はあまり参加しない方がよい
4.
外国人は参加しない方がよい
104
Q7. あなたは、外国人が居住することで、お住まいの地区がどのように変化すると思いますか。
以下のような考えについて、それぞれ、「とてもそう思う」、「ある程度そう思う」、「あまりそう思
わない」、「まったくそう思わない」の4つからあてはまる番号を 1 つ選んでください。
とても
ある程度
あまりそう
まったくそう
そう思う
そう思う
思わない
思わない
1. 外国人との交流が進む
1
2
3
4
2. 外国の文化に触れられる
1
2
3
4
3. にぎやかになる
1
2
3
4
4. イメージがよくなる
1
2
3
4
5. 治安が悪くなる
1
2
3
4
6. ゴミ捨てなど生活ルールが乱れる
1
2
3
4
7. 生活環境が悪くなる
1
2
3
4
8. 日本人の仕事が減る
1
2
3
4
Q8. あなたは次のような考え方について、どのようにお考えですか。それぞれについてあてはま
る番号を 1 つ選んでください。
A. 外国人でも、日本に住んでいるのだから日本語を使った方がよい
1. 非常に賛成
2. やや賛成
3. やや反対
4. 非常に反対
B. 外国人でも同じ地区に住む住民なのだから、自治会に加入した方がよい
1. 非常に賛成
2. やや賛成
3. やや反対
4. 非常に反対
C.外国人の子どもでも、日本の学校に通った方がよい
1. 非常に賛成
2. やや賛成
3. やや反対
4. 非常に反対
Q9. 外国人居住者との関係で問題がおこった場合、あなたはどのようにするおつもりですか。あ
てはまる番号をいくつでも選んでください。
1.
市役所に連絡する
5.
警察に連絡する
2.
自治会に連絡する
6.
外国人の勤める会社に連絡する
3.
外国人の住んでいるアパートや
7.
何もしない
マンションの管理人に連絡する
8.
その他(具体的に:
4.
)
自分で直接外国人と話をする
105
Q10. 日本に外国人が入ってくることについてどう思いますか。
1.
非常に賛成
2.
やや賛成
3.
どちらとも言えない
4.
やや反対
5.
非常に反対
Q11. 以下のような外国人に対する施策への意見について、どのようにお考えですか。それぞれ
について、「非常に賛成」、「やや賛成」、「やや反対」、「非常に反対」の4つからあてはまる
番号を 1 つ選んでください。
非常に賛成
やや賛成
やや反対
非常に反対
1. 子どもへの学校教育の充実をはかる
1
2
3
4
2. 日本の文化や日本語を学ぶ機会を充実させる
1
2
3
4
3. 母国語(外国語)教育の充実をはかる
1
2
3
4
4. 労働環境の改善をはかる
1
2
3
4
5. 福祉・医療サービスの充実をはかる
1
2
3
4
6. 参政権を与える
1
2
3
4
Q12. 以下のような日本人住民に対する施策への意見について、どのようにお考えですか。それ
ぞれについて、「非常に賛成」、「やや賛成」、「やや反対」、「非常に反対」の4つからあては
まる番号を 1 つ選んでください。
非常に
賛成
やや賛成
やや反対
非常に
反対
1. 外国人との交流の機会をさらに豊富にする
1
2
3
4
2. 住民に対する国際理解教育の充実をはかる
1
2
3
4
3. 外国人についての情報・実態を市民に明らかにする
1
2
3
4
4. トラブルがあった時には、市役所が積極的に関わる
1
2
3
4
106
Q13. あなたはどういった場所で外国人と交流していますか。あてはまるものをいくつでも選んで
ください。
1.
職場
7.
大学のイベントや活動
2.
趣味・スポーツ
8.
地域の祭りや清掃活動
3.
文化・学習活動
9.
自治体主催の活動
4.
国際交流のイベントや活動
10. その他(具体的に:
5.
宗教活動
11. あてはまるものはない
6.
PTA 活動
)
Q14. あなたご自身は、今後どのように外国人と交流していきたいと思っていますか。あてはまる
番号を 1 つ選んでください。
1.
積極的に交流していきたい
2.
ある程度交流していきたい
3.
あまり交流したくない
4.
交流しない
Q15. 外国人と交流する上で、何か感じることはありますか。あてはまるものをいくつでも選んでく
ださい。
1.
言葉の問題
7.
外国人に関する知識が増えた
2.
生活習慣の違い
8.
外国への興味が湧いた
3.
外国人に関する知識がない
9.
外国人の友人が増えた
4.
交流をする時間的余裕がない
10. その他(具体的に:
5.
外国人と出会う機会がない
11. あてはまるものはない
6.
外国人に対して関心がない
)
Q16. あなたご自身は、外国人とうまく付き合えると思いますか。
1. とてもそう思う
3. あまりそう思わない
2. ある程度そう思う
4. まったくそう思わない
107
あなたの地区での生活の様子について、お聞きします。
Q17. あなたがお住まいの地区について感じておられることをお尋ねします。それぞれについて、
「とてもそう思う」、「ある程度そう思う」、「あまりそう思わない」、「まったくそう思わない」の4
つからあてはまる番号を 1 つ選んでください。
とても
ある程度
あまり
まったく
そう思う
そう思う
そう思わない
そう思わない
1. 住民間のまとまりが強い
1
2
3
4
2. 新しく来た人でもなじみやすい
1
2
3
4
3. 昔からのしきたりを大切にする
1
2
3
4
4. 住民同士の交流が少ない
1
2
3
4
5. 昔から住んでいる人の意見が強い
1
2
3
4
6. 新しいものを積極的に取り入れる
1
2
3
4
Q18. あなたは、お住まいの地区での活動や行事に参加なさっていますか。あてはまる番号を 1
つ選んでください。
1.
積極的に参加している
3.
あまり参加していない
2.
ある程度参加している
4.
まったく参加していない
Q19. あなたは、普段ご近所の人たちと、どのくらい交流を行っていますか。あてはまる番号を 1
つ選んでください。
1.
ほとんど付き合いはない
3.
会った際には世間話をする
2.
道で会えば挨拶を交わす程度
4.
互いの家をよく行き来する
Q20. あなたは、今後ともお住まいの地区に住みたいと思いますか。あてはまる番号を 1 つ選ん
でください。
1.
今の場所にずっと住むつもり
2.
別の場所に移りたい
3.
別の場所に移る予定がある
4.
わからない
108
2008 年 7 月に黒野地区にモスク(イスラム寺院)が完成し、開所式がおこなわれ
ました。以下ではイスラム教に対する意見や、ムスリム(イスラム教徒)との関わり
についてお聞きします。
Q21. あなたは黒野地区にモスクがあることを知っていましたか。
1. 知っていた
2. 知らなかった(今はじめて知った)→Q23 へ
Q22. 実際に黒野地区のモスクを訪れたことがありますか。
1. はい→SQ1、SQ2 へ
2. いいえ→Q23 へ
SQ1. 黒野地区のモスクを何回くらい訪れたことがありますか。
(
)回
SQ2. 2008 年 7 月に行われた、黒野地区のモスクの開所式には参加しましたか。
1. 参加した
2. 参加していない
Q23. イスラム教と聞いて、どういったイメージを思い浮かべますか。それぞれについて、「とても
そう思う」、「ある程度そう思う」、「あまりそう思わない」、「まったくそう思わない」の4つからあ
てはまる番号を 1 つ選んでください。
とても
ある程度
あまり
まったく
そう思う
そう思う
そう思わない
そう思わない
1. イスラム教は先進的な教えである
1
2
3
4
2. イスラム教は教えが厳格である
1
2
3
4
3. イスラム教は寛容な宗教である
1
2
3
4
4. イスラム教は攻撃的な宗教である
1
2
3
4
5. イスラム教は平和を重んずる宗教である
1
2
3
4
6. イスラム教は家族を大切にする宗教である
1
2
3
4
7. イスラム社会は世界社会の重要な一員である
1
2
3
4
8. イスラム教徒は商売が上手である
1
2
3
4
109
Q24. ムスリム(イスラム教徒)の知り合いはいますか。
1. はい→SQ1 へ
2. いいえ→Q25 へ
SQ1. 何人のムスリム(イスラム教徒)の知り合いがいますか
(
)人
Q25. イスラム教のことについてもっと知りたいと思いますか。
1.
とてもそう思う
3.
あまりそう思わない
2.
ある程度そう思う
4.
まったくそう思わない
Q26. 日本にムスリム(イスラム教徒)が入ってくることについてどう思いますか。
1.
非常に賛成
2.
やや賛成
3.
どちらとも言えない
4.
やや反対
5.
非常に反対
Q27. イスラム教に関して、あなたは何から情報を得ていますか。あてはまるものをいくつでも選
んでください。
1.
テレビ
5.
学校の授業
2.
新聞
6.
講座・講演
3.
本や雑誌
7.
その他(具体的に:
4.
インターネット
8.
あてはまるものはない
)
Q28. あなたがイスラム教やムスリム(イスラム教徒)にかかわる情報で、最もよく耳にする内容
はどれですか。あてはまる番号を 1 つ選んでください。
1.
政治
5.
歴史や文化
2.
経済
6.
その他(具体的に:
3.
社会
7.
あてはまるものはない
4.
紛争や事件
)
110
Q29. あなた自身は、ムスリム(イスラム教徒)とうまく付き合えると思いますか。
1.
とてもそう思う
3.
あまりそう思わない
2.
ある程度そう思う
4.
まったくそう思わない
あなたとご家族のことについてお聞きします。
Q30. あなたは現在どなたと暮らしていますか。あてはまる番号を 1 つ選んでください。
1.
一人
2.
夫婦のみ
3.
夫婦と未婚の子どもの二世代(父子・母子世帯を含む)
4.
夫婦(片親を含む)と既婚の子どもの二世代
5.
三世代同居
6.
その他(具体的に:
)
Q31. あなたが最後に卒業(または中退)なさった(または現在かよっている)学校は、次のどれで
すか。あてはまる番号を 1 つ選んでください。
1.
小学校・中学校
2.
高校
3.
専修学校(専門学校)専門課程
4.
短大・高専
5.
大学(大学院含む)
6.
その他(具体的に:
)
Q32. あなたのお仕事を教えてください。下記の表から「あなた」と「配偶者」の職業を、それぞれ 1
つずつ選んでカッコの中に記入してください。
1. 正規の被雇用者(専門職・技術職)
5. パート・アルバイト
2. 正規の被雇用者(事務職・営業職・サービス職)
6. 専業主婦
3. 正規の被雇用者(工場労働・現場労働)
7. 無職
4. 自営業者・家族従業者
8. その他(具体的に:
A. あなた (
)
B. 配偶者 (
)
)
111
Q33. あなたの現在のお住まいは、次のどれにあたりますか。あてはまる番号を 1 つ選んでくださ
い。
1.
持ち家(一戸建て)
2.
持ち家(集合住宅・マンション)
3.
民間の賃貸住宅(一戸建て)
4.
民間の賃貸住宅(集合住宅・マンション)
5.
公団・公社・公営の賃貸住宅
6.
社宅・公務員宿舎などの給与住宅
7.
その他(具体的に:
)
Q34. もしご迷惑でなければ、あなたの個人の年間収入(年金等を含む)を教えて下さい。また、
あなたの世帯全体の年間収入はおよそどのくらいになりますか。家賃収入、地代収入等も
含めて教えて下さい。下の表から「あなた個人」と「世帯全体」の年収を、それぞれ 1 つずつ
選んでカッコの中に記入してください。
1. 200 万円未満
5. 800~1000 万円未満
2. 200~400 万円未満
6. 1000~1500 万円未満
3. 400~600 万円未満
7. 1500~2000 万円未満
4. 600~800 万円未満
8. 2000 万円以上
A. あなた個人 (
)
B. 世帯全体 (
)
質問はこれで終わりです。長い間、ご協力いただき、誠にありがとうございました。
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編者・執筆者一覧
編者
店田 廣文
早稲田大学人間科学学術院教授
岡井 宏文
早稲田大学多民族多世代社会研究所客員研究員
早稲田大学人間科学学術院非常勤講師
執筆者
店田 廣文
早稲田大学人間科学学術院教授
序
岡井 宏文
早稲田大学多民族多世代社会研究所客員研究員
第1章
早稲田大学人間科学学術院非常勤講師
手塚 智之
早稲田大学人間科学研究科修士課程
第 3、5 章
沼田 彩誉子
早稲田大学人間科学研究科修士課程
第 2、4 章
山縣 敦
早稲田大学人間科学研究科修士課程
第 6 章、参考資料
付記:
本報告書は、平成 21~23 年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤 C)・課題番号
21530567「滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価」による研究成果の
一部である。
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