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職員間連絡用グループウェアとしての
② 学校 Web サイト(NetCommons)の校務への利用 ○その1(職員間連絡用グループウェアとしての『南中学校』での活用) ア a 活用に向けて 今回の研究において、校務にICTを活用する能力を向上させるために、NetCommons を職員間連絡用グループウェアとして利用することを考えた。まず、グループスペー スに「職員室のページ」を作成し、その中に職員間の連絡に必要と思われるモジュー ルを配置した。 本校が利用したモジュール及び具体的な利用方法は以下のとおりである。 ◆Todo モジュール 提出書類等の締め切り日が 分かるように「提出物・締め 切り等」として配置した。 ◆お知らせモジュール その月、その週の行事や主 立った情報が分かるようにし た「お知らせ」とし、ログイ ンするとすぐ目に入るように した。 ◆日誌モジュール 朝の打ち合わせの内容を記 入し、確認できるように日誌 モジュールで「日報」のコー ナーを配置した。 ◆掲示板モジュール ICT支援員が不在の時に グループウェアで質問・回答 ができるように「ICT質問 コーナー」を設けた。 ◆キャビネットモジュール ICT関係のマニュアルや お知らせ等を保存し、いつで も見られるようにで「資料」 のコーナーを設置した。 ◆カレンダーモジュール 「カレンダー」を設置し、 教職員の予定を記入・閲覧で きるようにした。 b 各モジュールの具体的な利用状況 <Todo モジュール> <お知らせモジュール> <掲示板モジュール> <日誌モジュール> <キャビネットモジュール> イ a 活用の様子 朝、出勤したら校務用コンピュータを起動し、グループウェアの「職員室」のペー ジを開き、「日報」の確認をするようにした。記事の投稿も、前日までに原稿の紙 ベースのものと、並行して投稿してもらうようにした。 b 疑問点が生じたときは、ICT支援員に聞くことになるが、不在の時は、「ICT 質問コーナー」に記入することにより、回答を得られるように工夫した。また、必 要に応じて、各種マニュアル等を作成してもらい、「資料」のコーナーにPDFフ ァイルでアップしてもらい、個別に開いて参照できるようにした。 ウ a 成果と課題 グループウェアを活用することによって、多くの先生が朝、出勤したら校務用コン ピュータを起動しログインする習慣がついてきた。また、南中 Web サイトに記事を 投稿する際も、自席から手軽に投稿できるようになってきた。 b 記事の投稿や、確認については、自宅のコンピュータからもできるので、帰宅後や 休日にも学校へ行かずに記入できるようになった。 c 「日報」については、現行の紙ベースのものと、グループウェアと併用しているた め、「職員室」にログインしない先生もいる。しかし、担任の先生が打ち合わせの 内容を教室で生徒に伝えるためには、紙ベースのものも無くてはならない。その点 をどうしていくかが今後の課題でもある。 d グループウェアに同時に何人もアクセスをするとコンピュータが固まってしまう (ハングアップする)ことが予想されたが、今回の研究においては、時間差のログ インや、ログインしない先生もいたため、固まってしまう(ハングアップする)事 例はなかった。