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施工担当者 サービスショップ - AWS Cloud Roadshow 2015

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施工担当者 サービスショップ - AWS Cloud Roadshow 2015
家庭用燃料電池エネファームのIoT活用事例
2016年 11月
大阪ガス株式会社
リビング事業部 エネルギー・ICT開発部
ICTチーム
戌角 太一
© 2016 Osaka Gas Co., Ltd. All rights reserved
p2
自己紹介
戌角 太一 (Taichi Inuzumi)
・大阪ガス株式会社
リビング事業部 エネルギー・ICT開発部 ICTチーム
企画グループ
・略歴
・趣味
2011年4月 大阪ガス入社
・地場工務店さま向け営業、企画業務に従事
2016年4月 現部署へ異動
・ガス機器のIoT対応の企画・推進
・ガスメーターの通信等を活用したサービスの事業
計画・販売戦略の企画・推進
社交ダンス
目次
1.大阪ガスのご紹介
2.家庭用燃料電池エネファームのIoT化
3.『重要課題』:エネファームをインターネットに接続するために
4.IoT活用の効果
5.今後の展開
p3
目次
1.大阪ガスのご紹介
2.家庭用燃料電池エネファームのIoT化
3.『重要課題』:エネファームをインターネットに接続するために
4.IoT活用の効果
5.今後の展開
p4
会社紹介
■大阪ガス株式会社
創
業
資 本 金
お客さま数
売 上 高
経常利益
従業員数
1905年10月19日
1,321億円
約720万件
13,220億円※1
1,350億円※1
20,982名※1
p5
■株式会社オージス総研
創
業 1983年6月29日
資 本 金 4.4億円(大阪ガス100%出資)
事 業 内 容 システム開発、プラットフォーム
サービス、ソフトウェアの販売など
売 上 高 583億円※2
従 業 員 数 3,126名
※2016年3月期連結ベース
本社
大阪市中央区平野町4丁目1番2号
※2014年3月期連結ベース
本社
大阪市西区千代﨑3丁目南2-37
p6
供給エリア
2府4県・79市33町に都市ガスを供給。
長浜市
米原市
琵琶湖
彦根市
滋賀東事業所
多賀町
甲良町
愛荘町
東近江市
守山市
京 都 府
近江八幡市
野洲市
竜王町
滋賀事業所
近畿幹線第2西部ライン
佐用町
加東市
たつの市
(姫路ガスビル)
姫路市
高砂ライン
近畿幹線
姫路ライン 姫路製造所
高砂市
加古川市
三木市
近畿幹線第 西部ライン
姫路事業所
太子町
猪名川町
三田市
加西市
栗東市
能勢町
篠山市
向日市
長岡京市
大山崎町
豊能町
川西市
茨木市
高槻市
箕面市
宝塚市
2
伊丹市
芦屋市
西宮市
尼崎市
神戸市
池田市
湖南市
近畿幹線京滋ライン
宇治市
久御山町
甲賀市
四日市市
三 重 県
滋 賀 県
八幡市 城陽市
北部事業所
京田辺市
枚方市
摂津市
木津川市
大阪市
神戸事業所
(神戸ガスビル)
兵庫事業所
(ドームシティガスビル)
(ポートアイランド事務所)
大 阪 府
松原市 藤井寺市
羽曳野市
大阪狭山市
奈 良 県
天理市
柏原市
(堺ガスビル)
堺市
泉北製造所
第一工場
奈良市
大和郡山市
八尾市
南部事業所
高石市
泉大津市
岸和田市
草津市
(KRPガスビル)
京阪事業所 交野市
寝屋川市
守口市 四条畷市
門真市
奈良
大東市
事業所
東大阪市
本社
生駒市
(ガスビル)
東部事業所
大阪事業所
吹田市
豊中市
明石市
泉北製造所
第二工場
京滋事業所
大津市
島本町
兵 庫 県
岡山市
亀岡市
三重・滋賀ライン
京都市
香芝市
川西町
大和高田市
河南町
富田林市
和泉市
河内長野市
関西国際空港
貝塚市
泉南市
泉佐野市
(2015年10月末現在)
阪南市
岬町
岩出市
和 歌 山 県
和歌山事業所
(和歌山ガスビル)
和歌山市
海南市
p7
大阪ガスの特徴
ガス機器の商品開発~販売~施工~メンテナンスをワンストップで対応
項目
商品開発
販売
施工
メンテナンス
内容
・自社ブランド機器を開発 ※ガス機器メーカーからOEM
・ガス機器、サービス、リフォームなどを提案、販売
・ガス機器の設置、リフォーム工事など
・他社ブランドのガス機器も含めてメンテナンス対応
目次
1.大阪ガスのご紹介
2.家庭用燃料電池エネファームのIoT化
3.『重要課題』:エネファームをインターネットに接続するために
4.IoT活用の効果
5.今後の展開
p8
家庭用燃料電池エネファームとは
都市ガス中の水素と、空気中の酸素との化学反応により発電する燃料電池
ガス
p9
p10
家庭用燃料電池エネファームの普及拡大
国の「エネルギー基本計画」において普及目標が定められており今後も利用者は拡
大していく見込み
累積普及台数(LPGなど含む)
導入初期
自立普及前の
重要期間
自立普及期
530万台
140万台
15万台
0.5万台
2009
2015.12
「エネルギー基本計画」
2020
2030
出典:2015年までの台数は燃料電池普及促進協会補助金交付申請実績より。2020年、2030年の台数は、経済産業省の「エネルギー基本計画 (2014年4月11日閣議決定)および
「水素・燃料電池戦略ロードマップ」(2014年6月24日公表)より。
p11
IoT対応のきっかけ
メンテナンス負荷が大きいことがエネファームの販売における課題の一つであった
エネファーム販売上の課題
エネファームは10年間フルメンテサポート(故障修理費用が無償)をしているが…
メンテナンスの負荷が大きい
高い解析スキルが必要
現場での故障原因の分析が必要
メンテナンス時の現場待機時間が長い
IoT化することで、メンテナンス業務を効率化できないか?
p12
システムの概要
台所リモコン、宅内の無線LANルーターを介してサーバー上にデータを蓄積
メンテナンス店
訪問修理
出動差配
訪問前に
故障診断
運転情報
エネファーム
遠隔操作
省エネナビゲーション
お客さま
コールセンター
・今後の拡張性
・コストの柔軟性
制御信号
台所リモコン
故障発生
の通知
品質問題
の監視
品質管理部門
IoT対応エネファームを最大限に活用するために
最大限に活用するためにインターネット接続率を高める必要がある
メンテナンスの効率化効果
エネファーム
販売台数
インターネット
接続率
メンテナンスの
効率化効果
(台あたり)
p13
目次
1.大阪ガスのご紹介
2.家庭用燃料電池エネファームのIoT化
3.『重要課題』:エネファームをインターネットに接続するために
4.IoT活用の効果
5.今後の展開
p14
『いつ?』『誰が?』インターネットとの接続を実施するか?
サービスショップ(大阪ガスの販売代理店)での機器販売フローは以下の通り
サービスショップ
販売
営業担当者
施工
使用説明
施工担当者
p15
p16
『いつ?』『誰が?』インターネットとの接続を実施するか?
IoT対応エネファームでは、接続の作業が追加
サービスショップ
販売
営業担当者
施工
使用説明
施工担当者
接続
p17
『いつ?』『誰が?』インターネットとの接続を実施するか?
サービスショップの施工マンが使用説明の流れでインターネットへの接続をお手伝い
サービスショップ
販売
営業担当者
施工
使用説明
接続
施工担当者
お客さま自身に任せると、接続いただける方が少ないのでは…?
サービスショップでのインターネット接続実施のために
STEP1 体制の構築
STEP2 課題の解決
STEP3 ステップアップ
p18
開始までの体制構築
STEP1 体制の構築
STEP2 課題の解決
STEP3 ステップアップ
p19
開始までの体制構築
これまで、通信を扱ったことのないサービスショップは接続設定に必要な知識が無い
そもそもガスやガス機器しか扱ったことのない、サービスショップ・・・
p20
開始までの体制構築
インターネット接続方法を記載したマニュアル、訴求用のチラシを作成
ツール
p21
開始までの体制構築
できるだけ簡単に。 読めば誰でも出来るように…
ツール
p22
体制
開始までの体制構築
「専門業者」でサポート体制を構築
EF設置後に
接続作業を実施
専門業者
大阪ガス・
サービスショップ等
対応
不可
の場合
お客さま
問合せ
大阪ガス
コールセンター
電話サポート・現地(オンサイト)サポート
株式会社NTT
フィールドテクノさま
p23
p24
開始後に直面した課題への取り組み
STEP1 体制の構築
STEP2 課題の解決
STEP3 ステップアップ
なんとか開始
次の課題
p25
開始後に直面した課題への取り組み
STEP1 体制の構築
STEP2 課題の解決
なんとか開始
次の課題
・提案の実態が掴めずフォローができない
・施工担当者から多くの不満
(営業できちんと説明がされていない)
STEP3 ステップアップ
開始後に直面した課題への取り組み
連携
物件毎に接続作業の結果を把握できるスキームを構築
接続結果を
営業担当者
施工担当者
報告
管理部署
報告書
・通信環境の有無
・接続の結果
・未接続の理由
個別にフォローを実施
p26
連携
開始後に直面した課題への取り組み
施工マンがスムーズにインターネット接続の作業を行える仕組みとなった
接続結果を
施工担当者へ
営業担当者
引継
施工担当者
報告
報告書
・通信環境の有無
・接続の結果
・未接続の理由
インターネットに接続することでのメリット訴求
スムーズな接続作業
管理部署
p27
p28
更なるステップアップのために
STEP1 体制の構築
なんとか開始
次の課題
STEP2 課題の解決
運用の定着
嬉しいお声
STEP3 ステップアップ
更なるステップアップのために
意識
スキル
p29
サービスショップからの前向きな要望を受け、各施策を実施
スキル向上
通信の基礎的な知識を
教えて欲しい
通信の基礎知識勉強会
お客さまからの質問に正確に
回答をしたい
QA集の整備
無線LAN環境の無いお客さ
まへも提案がしたい
関係会社の商社を通じた
無線LANルーター販売
p30
まとめ
良いシステムや仕組みも現場でやりきれる仕組みや環境を作る必要がある
エネファーム
販売台数
システム
サービス
魅力
メンテナンスの
効率化効果
(台あたり)
インターネット
接続率
体制
ツール
スキル
連携
意識
接続を推進するノウハウを蓄積できたことが弊社の財産
目次
1.大阪ガスのご紹介
2.家庭用燃料電池エネファームのIoT化
3.『重要課題』:エネファームをインターネットに接続するために
4.IoT活用の効果
5.今後の展開
p31
p32
活用の効果
当初の狙いである『メンテナンスの効率化』の他、3つの効果があった
品質管理
メンテナンスの効率化
CS向上
サービス拡大
p33
メンテナンス効率化
IoTを活用することにより、従来のメンテナンスフローで抱えていた課題を解決
エネファームは燃料電池という特殊な仕組みの機械のため、高いスキルが必要
従来のメンテナンスフロー
課題
現場対応
お客さまからのTEL
ほぼ全ての問い合わせに対し、
現地へ出動
故障診断・修理
複数回に分けての対応が必要な
ケースが多い
発電確認
現場待機時間が長い
p34
メンテナンス効率化
事前にエラー情報(故障)内容がわかることで、現場訪問件数の削減が可能になった
ポイント①
メール等
で通知
判断・指示
品質管理部門
エラー(故障)内容の
分析
確認・相談
ポイント②
修理部品を事前手配
のうえ、修理対応
メンテナンス店
お客さま
エラー(故障)発生!
コールセンター
電話口でお客さまへ
説明対応
p35
メンテナンス効率化
遠隔での発電確認が可能となり、現地での滞在時間を大幅に短縮
発電量データ
エネファーム
次の現場へ移動
手持ちのタブレットを用い、
遠隔で発電状況を確認
発電量
(kwh)
お客さま
メンテナンス担当者
8時
9時
10時
0.5
0.7
0.7
p36
品質管理での活用
項目
商品開発
内容
・自社ブランド機器を開発(商品企画、品質評価等を実施)
※ガス機器メーカーからOEM
p37
品質管理での活用
取得データを活用し製品不具合を発見。迅速な対応が可能となり同一原因による影響を最小限に留
めた
IoT導入前
エラー発生
エラー発生
IoT導入後
↓
同様事例の収集
↓
分析
↓
↓
お客さまへ連絡
↓
メンテナンス店が対応
お客さまから問合せ
メンテナンス店が対応
↓
同様事例の蓄積
↓
分析
↓
対策
↓
↓
対策
対策までの
時間を
短縮
早期収集が可能
・初期性能監視
・部品劣化監視
・故障予兆監視
エラー発生前
のアプローチ
も可能となった
p38
CS向上のための活用
エネファームの『見守りサービス』
スマートフォンアプリによる『省エネナビゲーション』、
『遠隔操作』
p39
CS向上のための活用
お客さま(エンドユーザー)からの「発電量が少ない気がする。」というお問い合わせ対し、取得データを用い
た説明をおこない、ご理解頂けた。
IoT導入前
IoT導入後
・電話でヒアリングし実態を把握
(電気代・ガス代の確認、
リモコンの表示内容の確認等)
・故障の可能性有無を見極め
・必要に応じて現場訪問
・電話でエネファームデータ確認の許諾を
いただく。
・データを確認しご説明
・故障の場合のみ現場訪問
・お客さまはストレス有・納得度はさまざま
・現場訪問によるコスト増
・お客さまはストレス無・納得度高い
・不要な現場訪問無
p40
サービス拡大のための活用
積水ハウスさまのマンション2棟543戸にIoT対応エネファームをご採用いただいた
名称:グランドメゾン大淀南タワー
住所:大阪市北区大淀南2-1-1
規模:地上39階
戸数:298戸
完成:2019年1月(予定)
名称:グランドメゾン内久宝寺タワー
住所:大阪市中央区内久宝寺2-18-1
規模:地上38階
戸数:245戸
完成:2019年7月(予定)
p41
サービス拡大のための活用
・国交省「第17回サスティナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」採択物件
・マンション全体のエネファームによるCO2削減量をテレビに表示
省エネ・省CO2の取組み
省エネ行動変容について
■エネファームで計測したデータを活用し
省エネ行動を促す。
本プロジェクト
・入居者属性等を考慮した
多様な情報提供
・入居者への双方向の情報提供
⇒同じ都市部の世帯属性が異なる
2棟で効果検証を実施
有効な省エネ施策を確立
サービス拡大のための活用
p42
WebAPIを活用。AWSに蓄積したデータを、NTT西日本さまのクラウド
と連携することで実現。特定物件向けの省CO2コンテンツを創出
AWSの「オープンにできる(拡張性)」&「大規模投資しなくてもできる(低コスト)」を活用し実現
p43
まとめ
活用の効果が出始め、IoT化への理解促進
接続作業への現場のモチベーションUPに繋がる
目次
1.大阪ガスのご紹介
2.家庭用燃料電池エネファームのIoT化
3.『重要課題』:エネファームをインターネットに接続するために
4.IoT活用の効果
5.今後の展開
p44
p45
他ガス事業者さまへの提供
エネファームを販売する他ガス事業者さまへの提供にむけて現在調整を進めている。
大阪ガス
エネファーム
台所リモコン
大阪ガス
社内システム
接続、活用のためのノウハウ
エネファーム
台所リモコン
他ガス事業者さま
他ガス事業者さま
社内システム
p46
他社と連携したサービスの検討
自社の機器だけで提供できるサービスには限りがあります。。。
他社のAWS
電気
全自動ぶろ
浴室衣類乾燥
床暖房
シャワー
ミストサウナ
例えば・・・
Amazon API
Gateway
他社のクラウド
オンプレミス
A
商品・サービス
B
商品・サービス
C
商品・サービス
WebAPIなどの技術を使って、様々な企業様と新しい価値を模索したい。
さいごに:連絡先
●連絡先:是非ご連絡下さい!
戌角(イヌズミ) 太一
[email protected]
p47
これからIoTをはじめたいとお考えの方は
オージス総研がお手伝いします
p48
以上
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