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計測展2013出展者セミナFF最新技術-F-ROM 21/11/2013,03:10
FOUNDATIONフィールドバスの 最新技術 F-ROM 2013年11月7日 NPO法人日本フィールドバス協会 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMとは FOUNDATION FOUNDATIONフィールドバス(FF) の技術基盤をベースにした for Remote Operations Management 広域、かつスケーラブルに 多様なプロトコルを接続でき、 操業支援、機器管理を 実現するために フィールドバス協会が提唱している システム統合コンセプト 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 2 © 2013 Fieldbus Foundation 背景(技術的な観点) フィールド機器のインテリジェント化 n n n n n スマート化対応(機能のソフトウェア化) 通信対応 診断機能対応 様々にインテリジェント化、ネット 制御・監視機能対応 ワーク化されたフィールド機器や 安全機能対応 そこから得られるフィールド情報 フィールドレベルのネットワーク化 n n n n n n を、如何に統一的に容易に活用 できるようにするか ベンダー固有プロトコル HART FOUNDATION fieldbus WirelessHART ISA100 Wireless Modbus フィールド(機器)情報活用のためのインフラ技術の進展 n n n DD/EDD FDT/DTM FDI 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 3 © 2013 Fieldbus Foundation 目的(ゴール) 様々なプロトコルを取り扱えること n FF-HSEプロトコルへの統合 様々なインテリジェント・デバイスを取り扱えること n FF準拠のコンポーネントモデルへの統合 既存の仕様や技術を継続して利用できること n n 既存機器の利用 既存技術の利用 仕様、技術を開示し、誰でもビジネスに参入できるようにすること 相互運用性を確保するために認証制度を設けること 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 4 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMの機器構成(既存システム拡張) 監視・制御 診断 機器管理 制御ネットワーク GW (HSE) FF-HSEネットワーク GW GW GW (RIO) (HART) (FF) GW GW (ISA100) (WiHART) デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス 5 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMの機器構成(フラット) 監視・制御 診断 機器管理 FF-HSEネットワーク GW GW GW (RIO) (HART) (FF) GW GW (ISA100) (WiHART) コントローラ (演算) デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 6 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMの機器構成(バックホール) 監視・制御 診断 機器管理 FF-HSE BHI Backhaul BHI BHI BHI : Backhaul Interface FF-HSE FF-HSE GW GW (RIO) (HART) GW (FF) GW コントローラ GW (ISA100) (WiHART) (演算) デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 7 © 2013 Fieldbus Foundation 安全で確実な相互接続の実現 BSP CCD WiFi, WIMAX, SATELLITE CELLULAR, など デバ バイ イス ス デ デ バイ ス PV BHI BHI 処理 L#8%%0@!!(%0J CCD 監視端末 処理 PV Characterized Control Domain (CCD) 共通のセキュリティ要求があるデバイスのグループ Backhaul Service Provider (BSP) CCD間の接続性を提供する Backhaul Interface (BHI) BSPを横断したCCD間の通信で、CCDデータの優先付け、暗号化、 整合性チェックなどを行う 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 8 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMの機器構成(クラウド) クラウド 監視・制御 クラウド 診断 クラウド 機器管理 クラウドサーバ FF-HSEネットワーク GW GW GW GW GW コントローラ (RIO) (HART) (FF) (ISA100) (Wi-H) (演算) デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス デバ バイ イス ス デ デ バイ ス 9 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMの階層構造 アプリケーション層 FF-HSEネットワーク層 監視・制御/診断/機器管理/... DD/CF,FDT/DTM,FDI システム管理/ネットワーク管理 FF-HSEプロトコル/FDAサービス/Backhaul コンポーネント層 機能ブロック(群) FBAP-VFD(RB/TB/FB) デバイスインターフェイス層 デバイス固有プロトコルI/F アナログ/HART/FF/ISA100.11a/... 実デバイス層 フィールド・デバイス 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 10 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMの階層構造 アプリケーション層 監視・制御 診断 機器管理 FF-HSEネットワーク層 コンポーネント層 GW RIO GW HART GW FF GW ISA100 アナログ デバイス HART デバイス FF デバイス ISA100 デバイス デバイスインターフェイス層 実デバイス層 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 11 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROM技術詳細 1. 様々なデバイスの統合方法 2. 監視・制御アプリケーションの実現方法 3. 機器管理アプリケーションの実現方法 4. 診断アプリケーションの実現方法 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 12 © 2013 Fieldbus Foundation 用語 用語 解説 変換機ブロック センサやアクチュエータなどのハードウエアで使用される信号とFBで使 (TB) 用する信号の変換を行う。機器毎、メーカ毎に異なるセンサやアクチュ エータの入出力ハードウエアを仮想化したものである。これによりFBは どのようなセンサ、アクチュエータとも接続できるようになる。通常、入 力あるいは出力1点毎に、1つの変換器ブロックが存在する。 資源ブロック (RB) フィールドバス機器のハードウエア、ソフトウエア資源を定義したもので ある。機器型番、製造番号、シリアル番号などのハードウエア固有デー タ、動作、故障などのハードウエア単位の状態、ハードウエア単位の設定 情報、機器のCPUの性能や利用可能なメモリ容量なども定義される。RB は、1台の機器に1つだけ存在する。 機能ブロック (FB) 制御システムを構築するのに必要な単位機能を機能ブロック化したもので あり、PID,AI,AO,DI,DOなどのアルゴリズムがある。従来のコントローラ データポイントや内部計装に相当する。各FBでは、入出力パラメータと 内部の代表的なパラメタ、モードが標準化されている。いくつかのFBを 組み合わせて目的の制御機能を実現する。1台のフィールドバス機器に複 数個存在することができる。 JEMIS038-2006より 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 13 © 2013 Fieldbus Foundation 1.様々なデバイスの統合 様々なプロトコルのフィールド機器の情報をF-ROMデバイス(GW)の各 プロトコルに特化したTB(Transducer Block:変換器ブロック)に写像す ることにより、F-ROMデバイスは、様々なデバイスの統合を可能とします。 FF-HSE GW GW GW GW GW (RIO) (HART) (ISA100) (WiHART) (FF) RIO TB HART TB ISA100 Wireless TB HART TB Conventional I/O H1 TB Wired HART ISA100.11a WirelessHART H1 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 14 © 2013 Fieldbus Foundation 実デバイスとTBの対応関係 GW ISA100 TB RIO TB HART HART TB TB ISA100.11a ISA100.11a ISA100.11a GW TB Event TB IO TB HART HART TB TB 中継 H1 H1 TB TB RIO モジュール デバイス デバイス デバイス デバイス 有線 デバイス デバイス 実デバイス デバイス デバイス デバイス デバイス WiHART 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 15 © 2013 Fieldbus Foundation ISA100 Wirelessデバイスの扱い方 • ISA100 Wirelessデバイスは、1つ以上のUAP(User Application Process)を持つ • UAPは、1つ以上のISA100 Wirelessのオブジェクトを持つ • ISA100 WirelessのObjectは、複数の属性を持つ 1デバイスが保持するアイテム(ISA100 WirelessのObjectの属性)の数は、 HARTデバイスと比べるとかなり多くなる。 このためアプリケーションで必要となるアイテムのみをTBに登録する。 デバイス UAP:User Application Process UAP:User Application Process Object Object Object Object Object ID Mode PV ・・・ Object ID Mode PV ・・・ Object ID Mode PV ・・・ Object ID Mode PV ・・・ 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 16 ISA100 Wirelessデバイス © 2013 Fieldbus Foundation プロトコル特化TB 「TB基本パラメータ群」とプロトコルに特化した情報を写像するための 「プロトコル特化パラメータ群」から構成したプロトコル特化TBを定義することで、 様々なデバイスを統合する HART TB ISA100.11a IO TB ISA100.11a GW TB ISA100.11a Event TB *** TB TB基本 パラメータ群 ST_REV MODE_BLK TB基本 パラメータ群 ST_REV MODE_BLK BLOCK_ERR ・・・ ・・・ TB基本 パラメータ群 ST_REV MODE_BLK BLOCK_ERR ・・・ TB基本 パラメータ群 ST_REV MODE_BLK BLOCK_ERR ・・・ TB基本 パラメータ群 ST_REV MODE_BLK BLOCK_ERR TB基本 パラメータ群 ST_REV MODE_BLK BLOCK_ERR ・・・ RIO TB特化 パラメータ群 HART TB特化 パラメータ群 ISA100.11a IO TB特化 パラメータ群 ISA100.11aG W TB特化 パラメータ群 ISA100.11a Event TB特化 パラメータ群 ***TB特化 パラメータ群 PROCESS_V ALUE_A_N ・・・ HART_PV ・・・ IO_N ・・・ DEV_INFO_N ・・・ EVENT_FOR_1 1A_ALERT_N ・・・ ・・・ RIO TB BLOCK_ERR ・・・ ***:追加プロトコル 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 17 © 2013 Fieldbus Foundation GWのブロック構成例 GW GW GW GW (RIO) (HART/WiHART) (ISA100) (FF) RB RIO TB* RB RB RB ISA100.11a GW TB HART GW TB MAI-16 FB MAI-16 FB MAI-16 TB MAO-16 FB MAO-16 TB MAO-16 FB MBI-64 FB MBI-64 TB MBI-64 FB MBI-64 FB MBO-64 FB MBI-64 TB MBO-64 FB MBO-64 FB MAI-16 FB HART HART HART TB TB TB (*)Association Block MAO-16 FB ISA100.11a ISA100.11a ISA100.11a IO TB IO TB IO TB ISA100.11a ISA100.11a ISA100.11a EventTB TB Event Event TB 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 18 © 2013 Fieldbus Foundation 2.監視・制御アプリケーションの実現方法 FFのFB(Function Block:機能ブロック)によるフィールド機器の 機能的な結合が可能です。 FF-HSE GW(ISA100) GW(RIO) PID AI AO FB(機能ブロック): AI、PID、AO TB TB ISA100 Wireless 4-20mA 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 19 © 2013 Fieldbus Foundation FBとTBの連携方法 FBの入出力となるデータは、FBとTBを結びつけることで設定 FB パラメータ名 CHANNEL_TAG* 値 T001 TBと結びつけるために必須 ・・・ 同じ値に設定することで紐付 TB パラメータ名 VAR_NAME* 値 T001 FBと結びつけるために必須 ・・・ 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 20 © 2013 Fieldbus Foundation 監視・制御アプリケーションの実現例 GW(ISA100) GW(RIO) PID FB MAI FB パラメータ CHANNEL_TAG_16 値 [0]T001 ・・・ MAO FB FF-HSE パラメータ CHANNEL_TAG_16 ・・・ ・・・ ISA100.11a IO TB パラメータ 値 パラメータ 値 パラメータ 値 VAR_NAME T001 Object ID 1 Attribute ID 1 ・・・ Analog Value 25.0 ・・・ ・・・ CHANNEL_TAG*と VAR_NAME*の紐付 による連携 AI Object パラメータ Object ID Attribute ID ・・・ 値 1 1 MAO : Multiple AO RIO TB パラメータ VAR_NAMES4 PROCESS_VALUE_A_1 ・・・ ISA100 Wireless デバイス 値 [0]V001 ・・・ 値 [0]V001 20 4-20mA Device Tag, UAP ID, Object ID, Attribute ID による紐付 デバイス 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 21 © 2013 Fieldbus Foundation 3.機器管理アプリケーションの実現 通常のFF機器と同様の方法でF-ROMデバイス内のFBとTBのパラメータにアクセス することが可能です。 また、FB,TB以外のフィールド機器のパラメータへアクセスすることも可能です。 FF-HSE GW(ISA100) パラメータ Client/Server (C/S) FB TB パラメータ TB ISA100 Wireless パラメータ 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 22 © 2013 Fieldbus Foundation GW配下のデバイスへのアクセス GWとGW配下の非FFデバイス間でデジタル通信を行っている場合 ホストで下位プロトコルのメッセージ内容を作成し、非同期で結果を受取ります。 ➀C/Sでリクエスト用パラ メータへ下位プロトコルの メッセージ内容を書込み FF-HSE ④レスポンス用パラメータ の内容をイベントで通知 GW ISA100 TB パラメータ 値 リクエスト用 レスポンス用 ・・・ ②書込まれた内容に従っ て下位プロトコルのC/S でリクエスト ISA100 Wireless デバイス ③②に対するレスポンスを レスポンス用パラメータに 書込み 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 23 © 2013 Fieldbus Foundation 4.診断アプリケーションの実現 接続されたフィールド機器からのアラームやイベントを通常のFF機器と 同様の方法でホストに通知することが可能です。 Failure Function Check Out of Specifica tion Maintena nce Required FF-HSE GW(WiHART) GW(RIO) TB RB WirelessHART 4-20mA 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 24 © 2013 Fieldbus Foundation 診断アプリケーションの実現例 FF-HSE GW(WiHART) GW(RIO) GW(ISA100) HART TB RB ISA100.11a Event TB パラメータ Field Diagnostics parameters ・・・ 値 パラメータ FD_FAIL_* FD_OFFSPEC_* FD_MAINT_* FD_CHECK_* ・・・ パラメータ EVENT_FOR_ 11A_ALERT_1 EVENT_FOR_ 11A_ALERT_2 ・・・ 値 GW(FF) 値 デバイス(FF-H1) RB ISA100 Wireless WirelessHART デバイス デバイス デバイス パラメータ 値 FD_FAIL_* FD_OFFSPEC_* FD_MAINT_* FD_CHECK_* 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー ・・・ 日本フィールドバス協会 25 © 2013 Fieldbus Foundation F-ROMデモ計装構成 ホスト 無線(WiFi) バックホール セキュリテイ ターミナル セキュリテイ ターミナル WiFi ISA100 GW RI/O RI/O WirelessHART GW コントローラ WiFi H1 LD i FISCO Power (DART) ハイパワートランク FB FB FB FB FB FB FB FB 電源 電源 電源 電源 電源 電源 電源 電源 圧力 圧力 多点温度 ガス検 温度 温度 pH計 開度 レベル計 ISA100 Wireless機器 WirelessHART機器 温度 地震 センサ レベル計 圧力 コリオリ 電動 アクチュエータ HART、アナログ機器 表示器 電動 電磁 アクチュエータ ポジショナ 多点温度 圧力 質量 表示器 圧力 渦 ポジショナ H1機器 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 26 © 2013 Fieldbus Foundation まとめ F-ROMによって 様々なプロトコルの 様々なインテリジェント・デバイスを GWを介して接続し、 FFのコンポーネントモデルを適用することで 監視・制御 診断 機器管理 の各種アプリケーションを 統一的に構築、運用することができる。 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 27 © 2013 Fieldbus Foundation ご清聴ありがとうございました 計測展2013 TOKYO 出展者セミナー 日本フィールドバス協会 28 © 2013 Fieldbus Foundation