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巨大地震 - 名古屋市

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巨大地震 - 名古屋市
今、この 瞬間 に
起こるかもしれない!
南海トラフ
巨大 地震
目 次
南海トラフ巨大地震と過去に起きた災害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.1
名古屋の土地の成り立ち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.2
名古屋市の被害想定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.3~p.4
・
・
・
・
・
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・
・
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・
・
・p.5~p.6
名古屋市の被害想定(津波)
地震・津波の情報と避難行動・・・・・p.7~p.8
防災・減災対策・・・p.9~p.10
南海トラフ巨大地震と過去に起きた災害
南海トラフとは
南海トラフとは、静岡県の駿
河湾から宮崎県の日向灘沖まで
の太平洋沿岸に延びる海溝で、
プレートが沈み込んだ巨大な窪
地です。
ここを震源域に発生するマグ
ニチュード9クラスの地震を
「南海トラフ巨大地震」
と呼んで
います。
震源域と連動型地震
南海トラフを震源とする巨大
地震は、東海地震、東南海地
震、南海地震に分けられ、
これ
らは連動型地震として同時に
発生する可能性があります。
01
東海・東南海・南海地震の震源域と年表
名古屋 の 土地 の 成り立ち
海岸線の変遷
名古屋市の西部はか
縄文・弥生時代
つて海だったと言われて
(およそ6千年前)
います。
その後、河川から
運ばれた土砂が堆積して
現在の濃尾平野となりま
した。
5世紀から7世紀には
古代から中世
(5世紀~7世紀)
中川区あたりがその海岸
線であったとされています。
江戸時代には新田を
開発するため干拓がおこ
なわれ、標高の低い土地
江戸時代
が形成されてきました。
海岸線の変遷
出典元:国土地理院 デジタル標高地形図
02
名古屋市 の 被害想定
震度
名古屋市西部と南部の一部で震度7、
名古屋市全域では震度6強・6弱の地域
が広がります。
あらゆる可能性を考慮した最大クラスの震度分布図
液状化
名古屋市の南西部や川沿いでは、建物
が傾いたり、道路が陥没するなどの被害
が想定されます。
あらゆる可能性を考慮した最大クラスの液状化可能性分布図
03
グラフは四捨五入の関係で計算が合わない場合があります
建物全壊・焼失棟数
約66,000棟
(冬・夕方6時の場合)
液状化
約2,800棟
津波
約7,500棟
死者数
急傾斜地
崩壊等
約50棟
約6,700人
(冬・深夜の場合)
火災
約300人
建物倒壊等
約2,100人
揺れ
地震火災 約34,000棟
約21,000棟
津波
(※自力脱出困難)
約2,400人
津波
(逃げ遅れ)
約1,900人
帰宅困難者 (平日12時の場合)
交通機関がストップし、地震発生
から数時間で、帰宅困難者は約14
万5千人から15万1千人になると
想定されています。
避難者
避難者は発災翌日で約31万9千
人、
1週間後には約37万人になると
想定されています。
※建物倒壊等により自力脱出困難となり津波で亡くな
る場合を想定
ライフライン被害
上水道:約357千戸(約30%)
下水道:約61千人(約3%)
●電力
:約1,228千軒(約89%)
●都市ガス
:約48千戸(約5%)
これらの復旧には1週間から4週間かか
ると想定されています。
●
●
※津波等により被災した需要家は復旧対象から除外
04
名古屋市 の 被害想定(津波)
時間・高さ
名古屋市には地震発生後96
分後に津波(30cm以上)
が名古
屋港に到達し、津波水位は最高で
3.6mになると想定されています。
津波水位と津波高の図
あらゆる可能性を考慮した最大クラスの浸水範囲図
特徴
名古屋市で予想される津波は、白
波を伴わずに海面自体がじわじわ
と上昇し、
その後引いていくという特
徴があります。
そのため、見た目には
気付きにくい可能性があります。
05
津波シミュレーション
堤防からの浸水
堤防は液状化によって壊れたり沈
下するおそれがあります。海や河川に
近い地域で、水位が周囲の地盤面よ
りも高い場合は、津波が到着するよ
りも前に浸水が始まる可能性があ
ります。
堤防からの浸水シミュレーション
たん水
長期間津波の浸水が引かない
「た
ん水」
は約12時間から長いところ
では1ヵ月以上続くことも考えられま
す。伊勢湾台風(1959年)の時に
は、
たん水は長いところで3ヶ月にもお
よび、避難や生活にも大きな影響が
ありました。
伊勢湾台風時のたん水
06
地震・津波 の 情報 と 避難行動
緊急地震速報
緊急地震速報のしくみ
緊急地震速報は、地震によ
る強い揺れを事前にお知らせ
するための情報です。
地震波をキャッチ
<津波警報・注意報の種類>
津波警報・注意報
気象庁から発表
地震
発生
およそ
3分後
予想される揺れの
地震の揺れが
強さなどを自動計算 始まる前にお知らせ
種類
発表される津波の高さ
巨大地震の場合の発表 数値での発表(津波の高さ予想の区分)
10m超(10m<予想高さ)
大津波警報
巨大
津波警報
高い
10m
(5m<予想高さ≦10m)
5m
(3m<予想高さ≦5m)
3m
(1m<予想高さ≦3m)
津波注意報 (表記しない)
1m
(0.2m≦予想高さ≦1m)
※地震規模が把握できない大きな地震の場合、津波の高さは
「巨大地震の場合」
で発表され、その後数値で示されます。
避難勧告
名古屋市では気象庁からの津
波警報・大津波警報をうけて対象
地域に避難勧告を発表します。
避難勧告の基準
大津波警報
津波警報
市内の広い範囲に避難勧告
(津波の浸水範囲を含む学区)
港区の一部に避難勧告
(高潮防潮壁より海側の地域)
平成27年1月現在
緊急地震速報、
津波警報、
避難勧告は、
テレビ・ラジオ・防災スピーカー、
携帯電話などでお知らせします。
07
避難行動
1 身を守る
緊急地震速報を聞いたり強い揺れを感じたら、転倒や落下の恐れがあるものから離れ
たり、頭を保護するなどして、
身を守りましょう。
2 避難行動
■海や川の近くの地域の場合
津波が到達する前に浸水が始まる可能性があります。
ただちに、自宅の2階や近隣の高い建物など、
できるだけ高い場所へ避難しましょう。
その後は、周りの様子、入手可能な情報から総合的に判断し、
「津波からの避難」
を開始します。
■津波からの避難
津波浸水が発生する恐れがある場合は、原則として、
津波の想定浸水区域の外へ離れるか、高台に避難しましょう。 想定浸水区域外や、高台へ避難する時間がない場合は、
津波避難ビルへ避難しましょう。
津波
避難ビルは
このマークが
目印です。
■浸水の危険が差し迫っている場合
近くのできるだけ高い場所へ避難しましょう。
3 津波避難の継続
津波は長時間継続し、繰り返し押し寄せてきます。水が引いても津波警報や注意報、
避難勧告が解除されるまでは注意が必要です。
08
防災・減災対策
その他3.9%
建物の耐震化
建物倒壊等によるもの
83.3%
阪神・淡路
大震災に
おける死亡原因
「神戸市内における検死統計」
お問合せ先
●阪神・淡路大震災では死亡原因の8割以上が
建物倒壊による圧死でした。
●昭和56年5月31日以前の古い耐震基準により
建築された建物は地震に対し倒壊しやすいこと
が分かっています。
●地震後に発生する津波や火災から避難するために
は、
まず、建物の倒壊から身を守らなければなりません。
●名古屋市では、無料耐震診断や耐震改修助成
などの支援を行っています。
焼死等に
よるもの
12.8%
名古屋市住宅都市局
耐震化支援室
TEL:052-972-2787
家具類の固定
住宅が耐震化されていても、倒れてきた家具により
ケガをしてしまったり、避難できなくなることがあります。
●L型金具で家具と壁とを直接ネジで固定する方法が
最も効果が高いと言われています。
●突っ張り棒とストッパーなどを組み合わせることに
より固定の効果が高くなります。
●食器棚にはガラス飛散防止フィルムも貼っておきま
しょう。
●
09
L型金具
ポール式
+
ストッパー式
家庭での備蓄
南海トラフ巨大地震では、大きな被害が広
備蓄
い範囲にわたって発生することから、長期的
消費
しながら
備蓄する
な備えが必要となります。
家庭で消費している日持ちする食品を余分
にストックしておき、使った分を買い足すなど
して、
負担なく備蓄ができるようにしましょう。
買い足す
消費
ローリングストック(家庭内流通備蓄)
※水の必要量は、一人1日3ℓが目安です。
減災効果
次のような対策を行うことで被
害を最小限におさえられます。
●建物の耐震化100%
●家具等の固定対策100%
●発災後、早期避難開始
●津波避難ビルの有効活用
「あらゆる可能性を考慮した最大クラス」の地震による被害想定
10
名古屋市港防災センター
Nagoya Municipal Minato Disaster Prevention Center
地震
台風
防災体験 が
できます!
震
度7
の地 震 体
験
伊
勢
湾 台 風3D 映
入場
体験
無料
けむり
像
火事
の煙 避 難
開
館 /9:30~16:30(体験は16:00まで)
休 館 日 /月曜日(祝休日の場合は開館。その直後の平日が休館)、第3水曜日、年末年始(12/29~1/3)
電
話 /052-651-1100 F a x /052-651-6220
住
所 /〒455-0018 名古屋市港区港明一丁目12-20
アクセス・交通 /地下鉄名港線「港区役所」下車 ①番出口北へ徒歩3分
名古屋市
港防災センター
※港区役所に隣接しています。
キャラクター
ソナ・エル
防災情報の
入手先
●
「きずなネット防災情報」http://kizuna.chuden.jp
●Facebook:
「名古屋市防災」●Twitter:@nagoya_bousai
●
「なごや減災プロジェクト」http://wethernews.jp/gensai_nagoya/
南海トラフ巨大地震の
被害想定について
詳しくは…
名古屋市被害想定
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