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哲学へのいざない 講義 松本 高志 2 1~4年次前

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哲学へのいざない 講義 松本 高志 2 1~4年次前
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
哲学へのいざない
講義
松本 高志
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
自ら問題を発見し、それを整理する方法と、出発点から結論までの筋道を正しく立てる方法を身につけると
いうことを授業の到達目標とする。
授業の概要
古代ギリシアでフィロソフィア(
「知を愛すること」
)と呼ばれた領域から、今日の哲学が発展した。学生に
とって必要な人間観・世界観などをともに考える。第1回から第5回までは、哲学への導入と学習・思考など
の諸問題を基本的考察とし、第6回から第 10 回までは、我々の踏まえる文化的伝統について考察し、第 11 回
以降は、新たな文化を創造しつつ生きるための現代の哲学として構成する。
初回授業時に本科目に対する要望を調査し、それによって新たな内容を以下の予定に付加する場合がある。
なお、ほぼ毎回、予習を目的とする課題をクイズ礼式で提示する。
学生に対する評価の方法
課題に対する取り組みなど、授業への積極的参加(30%)と、学期末試験(70%)により評価する。
前項に示した「課題」に対して、簡単なレポートの形式で回答してきた学生には、別途評価をする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 哲学とは何か
ソクラテスの生涯と思想を紹介し、哲学とは何を問うものであるか、私たちの生活にはどのように
関わってくるのかということを考える。
「私はどのような人か」という小レポートを、講義開始時に提出して欲しい。様式などは自由。
第2回 考えるとはどういうことか
「ゼノンのパラドックス」を、まず紹介する予定である。謎々か何かのように見えるこの問いかけ
は、私たちがものごとをどのように考えているかということを映し出している。考え、答えがわか
ったと思うところに生じやすい過ちについても、併せて考える。
第3回 自己疎外
私たちはどのようにして、今のこの自分になったのか。そこには自己疎外という現実が存在するこ
とを、多くの思想家が指摘し、警告している。そのありさまを考察し、自己回復という面について
も考える。
第4回 ことばの働き
私たちは、自分で自由に考え、判断していると思っている。しかし、それは、ことばの働きによっ
て大きく制約を受けている。ことばが誤って働く時、人間の判断も誤る。そのようなありさまにつ
いて考察し、私たちは何に気づいておかなければならないのかという点についても考える。
第5回 隠されたカリキュラム
学校は、学びを助ける場でもあるが、同時に、ある錯覚を与えてしまうものでもあると、イリイチ
は気づいた。それは何だろうか。大学生活を充実したものにするために、イリイチの言葉に耳を傾
けてほしい。
第6回 存在と価値
価値に対する私たちの意識はどこから生じるのか。
「存在」に対する考察から始め、
「価値」につき
動かされている私たち自身の生き方に注目する。
第7回 実存と価値
「実存」という捉え方に注目し、生の意味に触れる。さらに、
「価値」を2つに分け、
「失われぬ価
値はあるか」という問いに立ち向かう。
第8回 日本の哲学
岡倉天心の美学を中心に、教育論・文明論をも視野に据えて論じる予定である。日本的感性は、ど
のような美学を生んだであろうか。
第9回 中国の哲学⑴
私たちの文化に様々な影響を与えた中国の哲学を紹介する。儒教は、単に身分の上下にこだわる窮
屈な思想ではない。それは生き生きとした活力に満ちている。
第 10 回 中国の哲学⑵
老荘の思想は、単に虚無を見つめているのではない。無にさえ意味があることを教えている。孫子
の言葉は、多くの成功者にヒントを与えた。人生の知恵を学ぼう。
第 11 回 イチローの哲学
イチローが語る哲学を探ろうとするのではない。哲学者がイチローの生き方・感じ方をみると、そ
れらはどのように見えるかということである。坂本龍馬・清水宏保・甲野善紀らも登場する。
第 12 回 これまでの「私」
自分自身を振り返るための方法を、一つ紹介し、実施する。自分のために、自分だけのものとして、
各自取り組んでもらいたい。いわゆる「自分史」なるものよりも、はるかに有効であると、担当者
は感じている。
第 13 回 現代を如何に生きるか
現代社会はさまざまな矛盾を抱え、困難に直面しているが、学生諸君は、そのことにどれだけ気づ
いているだろうか。社会の問題や、これからの自分自身のあり方について、整理し、考え直してみ
ようという授業となる。
第 14 回 公共哲学
公共性ということについて、どう考えるか。ある人類学者がかつて論じたことだが、日本人は、単
独の個人としては、公共性が薄いという。本当だろうか。私たちはどう考えるだろうか。哲学の領
域における最近の話題について、ともに考えたい。
第 15 回 試験
受験する上で注意しなければならないことなどを説明し、試験を実施する。
使用教科書
教科書は特に用いない。必要に応じて、教材プリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
ほぼ毎回、次回のための予習となるような内容の問いを、課題として提示する。よく調べ、あるいは考えて、
準備をするよう望む。それ以外の課題は、別に示す。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
宗教と文化
講義
松本 高志
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
宗教文化の多様性に対する理解を持つとともに、社会・文化のさまざまな領域が、宗教と密接に関わっている
ことを理解するようになることを、授業の目標とする。
授業の概要
日常経験によって証明できない秩序に関心を持ち、
それによって日常の平安から人生の究極の意味にいたるま
での問題を解決したいと願う心が、宗教の根幹にある。本科目では、宗教体験、儀礼など、宗教一般の事項につ
いて解説するとともに、仏教・キリスト教などの個別の宗教や、現代の宗教事情について考察する。
ほぼ毎回、予習用のプリントを配布する。
学生に対する評価の方法
毎回、数分程度で仕上げられる小さな提出物を課す。これを含めて、積極的な授業参加態度(30%)と、学
期末レポート(70%)により、評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 日本人は本当に無宗教か
宗教の定義、多神教と一神教などについて説明し、宗教というものの捉え方を考える。次いで、
日本の宗教の特徴について解説する。
なお、
「私にとって宗教とは何か」という小レポートを授業開始時に提出して欲しい。様式などは自
由とする。
第 2 回 古代神話のヒーローたち
古代神話に登場するヒーローたちを紹介し、後世に与えた影響などについて考察する。
第 3 回 イエス・キリストの7つの秘密
イエスの生涯などについては、実は謎が多い。常識とされているものについても、実はいくつもの間
違いがある。それらを順に解き明かしながら、キリスト教の世界をのぞいてみよう。
第 4 回 コーランの響き
キリスト教とイスラム教を中心に考察する。キリスト教の教会の体制、イスラム教の特徴などを解説
し、最後に、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教について、いくつかの点で比較を試みる。
第 5 回 曼荼羅の神秘
仏教の成立とその後について概観し、次いで密教の特徴について説明する。密教をわが国に伝えた空
海は、何を夢見たのか。絢爛たる曼荼羅は、何を語っているのか。ビデオ視聴の予定。
第6回 一休さんの悟り方
頓知で知られる一休さんは、実在した禅僧であり、純粋な悟りの世界を徹底して探求した。禅の文化
と、禅寺の生活などについて紹介する。ビデオ視聴の予定。
第7回 浄土への祈り
浄土を祈り求めた浄土教と、仏国土を建設したいと願った日蓮宗について、解説する。仏教の世界
に、
「祈り」はあるか。
第8回 「道」の世界
剣・弓・茶などの世界に、宗教がどのように関わっているかを考察する。私たちの祖先が、単に表面
的な完成には満足せず、究極の世界を目指したことがわかるであろう。
第9回 千と千尋の宗教学
宮崎ワールドには様々なからくりがある。
『千と千尋の神隠し』を例にとり、そこに様々な神話や民
俗が生きていること、この物語にはどのようなからくりが隠されているのかということなどを探究
し、
「宗教」を新たな角度から考察する。
第 10 回 豆腐小僧のかわいい悪戯
民話の世界に生きている妖怪やその他の不思議な話、年中行事の宗教的な意味など、身の回りにあ
る「宗教」について、紹介する。
第 11 回 花子さんはなぜ学校に現れるか。
宗教という文化は決して過去のものではない。
「花子さん」や「口避け女」にも歴史があり、そして
現代人の心の中に、今も住んでいる。現代都市文化の中の宗教について解説する。
第 12 回 枯山水の宇宙
わが国の宗教建築や庭園などのいくつかを取りあげて紹介し、それらの鑑賞のしかたの要点を簡単に
解説する。ビデオ視聴の予定。
第 13 回 謎の微笑
仏像にはそれぞれに意味があり、仏師の工夫がこらされている。仏像の種別や意味、鑑賞のしかた
などを、いくつかの例を紹介しながら説明する。ビデオ視聴の予定。
第 14 回 残照の聖ミカエル
ヨーロッパの宗教芸術のいくつかを取りあげて紹介する。キリスト教建築・美術の例としてモン・
サン・ミシェルとシャルトル大聖堂を予定している。また、ガウディの信仰と作品の関わりについ
ても、解説したい。ビデオ視聴の予定。
第 15 回 現代社会と宗教
現代の諸宗教の動向について、まず紹介する。次いで、世界の宗教文化がどのように変貌しつつあ
るか。また、諸科学がどのように宗教に直面しつつあるかということについて解説し、簡単な未来
展望も行いたい。
使用教科書
プリントを配布して用いる。参考図書類については授業中に紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
ほぼ毎回、
「読み物」と題した予習用教材プリントを配付する予定である。これを事前に読んで積極的に学びた
いという学生に、受講をしてもらいたい。プリントを配布しない回には、予習方法を別に示す。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
現代社会と倫理
講義
松本 高志
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
管理栄養学部・ヒューマンケア学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
倫理上に生じるアンビバレント(両価的)な状況について具体的に理解するとともに、それらの問題に対し
て自分なりの判断をすることができるような能力を育てることを目標とする。
授業の概要
倫理の問題について、特に現代社会の諸問題を意識しながら、そしてできるだけ意識する視野を広くとりな
がら、共に考えていこうとする。近年話題になったさまざまな出来事、あるいは新たに登場してきた問題など
を視野に置く。なお、ほぼ毎回、予習の手がかりとなる「問題」を提示する。
問題意識を深めるために、小グループによる話し合いの時間を持つ予定であるが、その回数については相談
の上変更する場合がある。
学生に対する評価の方法
予習のための課題への取り組みなど、積極的な授業参加(30%)と、学期末レポート(70%)により評価
する。前項に示した「問題」に対し、簡単なレポート形式で回答を示した学生には、別途評価をする。
詳しくは第1回授業時に、また、レポートについては必要に応じて説明する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 倫理学とは何か
「倫理」という言葉について解説した後、本科目で扱う問題について、具体的に展望していく。
「私の心温まる体験」という小レポートを、授業開始時に提出してほしい。
第 2 回 黄金のルール
多くの文化圏で共通に語られる道徳律は、一見自明に見える。しかし、本当であろうか。問題の深
さに、できるだけ早く気づいておきたい。
第 3 回 男らしさと女らしさ
さまざまな文学作品などを例に、ジェンダーがどのように倫理上の問題に絡んできたか、今はどう
あるのかということを考える。
第 4 回 総合的学習⑴
小グループによる話し合いの時間を持ち、問題意識を深める。
第5回 「男と女」再考
討論をした経験を踏まえて、改めて、この問題を考え直す。倫理上の問題に関して、我々がどれだ
け、
「エートス」
(この語については、第1回に解説する)に左右され、
「常識」にとらわれているか
ということも、考えたい。ビデオ視聴の予定。
第6回 孤独について
「孤独」について考えると、人間の社会性のある一面が見えてくる。プライバシーの問題にも触れ
ながら、考えてみたい。
第7回 「いじめ」の構造
なぜ、そしてどのように「いじめ」は起こるのか。どのような対策があるのか。いじめる側、いじ
められる側、さして周囲の人々という、それぞれの視点を区別して、この問題について、考えてい
く。
第8回 総合的学習⑵
小グループによる話し合いの時間を持ち、問題意識を深める。
第9回 環境問題はどこが難しいか
環境問題に対する私たちの心構えに注目し、具体例を取り挙げながら、そこに問題点がいくつも潜
んでいることを説明する。
第 10 回 環境問題の現状と倫理
「環境」は、現在どのように問題になっているのか、さまざまな問題が叫ばれながら、なぜ、対策
が後手にまわりがちなのかという点について、ともに考える。
第 11 回 生命と倫理⑴
身体性に注目し、私という存在を身体の面から考えてみる。私の身体は、どのように社会に直面し
ているであろうか。働きかけるだけでなく、社会から、どのように見られ、扱われているだろうか。
生と死の社会性について、また、重病の患者をめぐる生と死に関わる葛藤などを考察する。
第 12 回 生命と倫理⑵
生と死にまつわる倫理上の問題について、また、動物愛護に関わる問題について考察する。諸君は、
動物に「権利」はあると思うだろうか。今から約 100 年前、1頭のイルカを保護するための法令が
発せられた。倫理学的には、動物の「権利」に関する偉大な考察がそこにあると考えることが可能
である。これらを、広く、生命全般の問題として考察する。
第 13 回 職業と倫理⑴
さまざまな職場にとって、あるいはそこに働く者にとって、倫理とは何であろうか。近年のさまざ
まな事例をも視野に入れながら、できるだけ具体的に考察したい。
第 14 回 職業と倫理⑵
前回に引き続き、特に個人の問題として考えていく。組織的決定が曖昧で、個人として意思決定を
迫られる時、問題はどのようにひろがるだろうか。
第 15 回 まとめ
環境・生命・職業にわたるこれまでの考察を整理し、必要に応じて補足を行う。
使用教科書
主として教材プリントを用いる。
自己学習の内容等アドバイス
ほぼ毎回、予習となるような内容の問いを提示する。さらに、
「総合的学習」のためにはかなりの時間をかけ
た予習が必要となるが、これらについては授業中に説明する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
現代社会と倫理
講義
真田 郷史
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ「現代社会における諸問題を、倫理的視点から考える。
」
現代社会において、具体的にどのような問題が起こっているのか、また、それらの何が問題であるのかを
正しく理解した上で、さらには、それらの問題に対する自分なりの意見を持てるようになることを、本授業
の到達目標とする。
授業の概要
20世紀の後半から主にアメリカを中心として、現代社会の諸問題に対して、倫理学的な視点からのアプ
ローチが試みられて来た。
「応用倫理学」と呼ばれるそれら一群の問題領域は、非常に多岐にわたっているが、
その中から「生命倫理」
「環境倫理」
「情報倫理」といった3つの問題領域を取り上げ、それぞれの領域にお
ける典型的・基本的な問題を紹介する。
学生に対する評価の方法
毎回、講義内容に関する短いレポートを課すので、それら全15回分のレポート評点を基に、科目として
の評価・単位認定を行う。講義内容の理解(50%)
・課題への積極的取り組み(50%)が、受講生には、
毎回要求されるものと考えておくこと。本授業は、期末試験および再評価を、実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
「生命倫理」
「環境倫理」
「情報倫理」の3つの領域から、それぞれ4つないし5つのトピックを具体的に
紹介して行くとともに、各講義の最後に課題を提示するので、講義時間内に所定のレポート用紙に「解答」
を記入し、提出してもらう。課題作成のための作業時間は15分程度を予定しているが、講義内容の理解を
前提としているので、受講中も気を抜かないように。ただ漫然と聴いているのではなく、常に、自分から問
題を考えようとする積極的姿勢で、受講して欲しい。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス
「応用倫理学」について
生命倫理(1)
脳死をめぐる問題
生命倫理(2)
臓器移植をめぐる問題
生命倫理(3)
生殖医療をめぐる問題
生命倫理(4)
遺伝病をめぐる問題
環境倫理(1)
人間と自然をめぐる問題
環境倫理(2)
自然の権利をめぐる問題
環境倫理(3)
世代間倫理をめぐる問題
環境倫理(4)
地球全体主義をめぐる問題
環境倫理(5)
人口爆発をめぐる問題
情報倫理(1)
匿名性をめぐる問題
情報倫理(2)
プライバシーをめぐる問題
情報倫理(3)
著作権をめぐる問題
情報倫理(4)
ネット社会と現実社会をめぐる問題
情報倫理(5)
言語グローバリズムをめぐる問題
使用教科書
なし(必要に応じて、適宜、資料プリントを配布する。
)
自己学習の内容等アドバイス
日頃から、TV のニュースを観たり、新聞に目を通すなどして、社会の中で何が起こっているのか、現在、
何が問題になっているのかを、自分から関心を持って知ろうと努めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
心の科学
講義
松尾 美紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
科学的心理学の視点から、社会や人間について考察することを目標とする。また、これまでの自分の視点や世
間の常識的な視点をとらえなおすことで、大学教育にふさわしい新たな枠組みを構築していく。
授業の概要
知覚、記憶、学習、対人行動といった心理学の入門的内容を扱う。基本的な心理学の研究を紹介しながら、現
実世界で遭遇する問題について考えていく。さらに授業中簡単な実験や調査を体験することで、多様な心理学
の世界を考えてみる。
学生に対する評価の方法
再評価は行わない。授業中の小レポート(10%)と終盤に行う筆記試験(90%)で総合的に評価する。な
お欠席過多や授業態度が悪い場合は減点する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 心理学と心の科学
第 2 回 科学的に考えるとは
第 3 回 無意識の世界1 無意識の世界とは
第 4 回 無意識の世界2 見えるものと見えないもの
第 5 回 無意識の世界3 記憶に残るものと残らないもの
第6回 無意識の世界4 好きになるときならないとき
第7回 マインドコントロール1 マインドコントロールとは
第8回 マインドコントロール2 条件づけと行動変容
第9回 マインドコントロール3 説得による態度変容
第 10 回 マインドコントロール4 集団と権威の力
第 11 回 暴力的なこころ1 攻撃的な人とは
第 12 回 暴力的なこころ2 攻撃が起きやすい条件
第 13 回 暴力的なこころ3 攻撃に関する理論
第 14 回 調査研究の報告・評価
第 15 回 暴力的なこころ4 身近な暴力・虐待
使用教科書
下野孝一著 「こころの解体新書 心理学概論への招待」ナカニシヤ出版
自己学習の内容等アドバイス
事前に教科書を読んでおくと理解しやすい。また授業中に紹介する書籍を読むと理解が深まる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
青年期の心理
講義
松尾 美紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
子どもケア専攻を除く
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
生涯発達の視点から青年期をとらえる視点をもち、成人期への移行の姿勢を自分なりにとらえていくことを目
標とする。またレポートを書くことで、各テーマに対する自分の考えを客観的に見直していく。
授業の概要
本講義は、青年心理学の入門的内容を扱う。大学生にとって身近な身体の変化と心の変化、恋愛とセクシャリ
ティ、性役割そして自分探しといったテーマについて、最近のニュースを取り込みながら考えていく。
学生に対する評価の方法
再評価はしない。期間中課す 4 回のレポート(20%)と終盤に行う筆記試験(80%)から総合的に評価す
る。ただし欠席過多や授業態度が悪いときには減点する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 「青年期」の成立
第 2 回 成長する身体と性役割意識 1-身体の成長と成熟する性
第 3 回 成長する身体と性役割意識 2-性別と性役割意識
第 4 回 認知能力の発達 1-抽象的な認知能力と情報処理能力
第 5 回 認知能力の発達 2-他者視点の取得と道徳性の発達
第6回 成長する私 1-自己と自我
第7回 成長する私 2-アイデンティティの確立
第8回 成長する私 3-社会的比較理論と友人関係の発達
第9回 彷徨する親子関係-親子間のコミュニケーション
第 10 回 恋愛と性行動 1-恋愛に関する理論
第 11 回 恋愛と性行動 2-恋に落ちるとき
第 12 回 恋愛と性行動 3-恋愛の進展と失恋
第 13 回 恋愛と性行動 4-セクシャリティ
第 14 回 評価
第 15 回 レポート講評
使用教科書
「青年心理学への誘い-漂流する若者たち-」 和田実・諸井克英著 ナカニシヤ出版
自己学習の内容等アドバイス
事前に教科書を読んでおくと、理解しやすい。またレポートを書くにあたり、新聞や雑誌等の関連記事にも目
を通しておくとよい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
日本の歴史
講義
今井 隆太
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現代日本人のものの考え方や感じ方が、国家の歴史の枠組みの中でどう形成されてきたか、それを自分で理
解し、日本のことをよく知らない誰かに紹介・説明できるようになるのが目標。日本のことをよく知るアメリ
カ人エドウィン・O・ライシャワー(1910-1990)の著書を材料にして、日本の歴史、東アジアの国際関係のなか
での日本の位置、日米関係を主軸とするグローバルな関係性のなかでの日本の未来などに言及する。
授業の概要
あらかじめ指定したテキストの箇所、およびプリントの内容解説が半分。もう半分は出席者が自分の頭で考
える時間である。高校までの歴史の授業とは違って、歴史上の細かな事実を知識として蓄えているかどうかは
問わない。事実はそれ自体が判断の結果であるし、判断は歴史意識に左右され、歴史意識はまた歴史的に形成
されてきたものである。そのことを踏まえ、歴史をもういちど自分の頭で捉えなおす機会を提供したい。
学生に対する評価の方法
ほぼ毎回、テキストと講義内容に沿った小テストを実施する(評価割合は60%)
。小テストではテキス
トの理解度とともに、自分なりの思考が働いているかを見る。基本的な材料は提供されるのだから、自分
で考えてみることが肝要である。期末テストは資料持ち込み可とし、細かな知識ではなく思考力と文章力
を問う(評価に占める割合は40%である)
。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:まえがき、伝統的な日本・国土と民族、中国の模倣時代、
第 2 回:国風文化の発展、封建社会の発展
第 3 回:封建社会の成長と変遷
第 4 回:国内の再統一、後期封建制の変容
第 5 回:近代化される日本・近代国家への移行
第6回:立憲政治と帝国
第7回:経済と政治の発展
第8回:軍国主義の台頭
第9回:第二次世界大戦
第 10 回:戦後の日本・アメリカの占領
第 11 回:国家の存続
第 12 回:戦後の達成
第 13 回:懐疑の十年
第 14 回:世界のなかの役割
第 15 回:期末試験とまとめ
各回の項目はテキストの章立てに沿っている。進め方は、実際の進行に従って変えることがある。なお、
特に後期については、学生諸君の理解度に応じて、順序や内容を変更することがある。
使用教科書
『ライシャワーの日本史』エドウィン・O・ライシャワー著、國弘正雄訳、講談社学術文庫
自己学習の内容等アドバイス
テキストをあらかじめ読んでおくことは必須である。高校以前の歴史教科書を復習してあれば、越したこと
はない。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
西洋の歴史
講義
早坂 泰行
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
わたしたちが現在自明のものとしている思考・行動様式や社会のあり方は、どのようにして形成されてきたで
あろうか。本講義では主として 16~18 世紀の西ヨーロッパの歴史をつうじて、そうした問題を考えたい。世界
史上の大転換点である産業革命・フランス(政治)革命にさきだつこの約 300 年間は、一般に「近代」を準備した
時代といわれる。講義ではこの時期に生じた出来事(印刷術、宗教改革や近代国家の萌芽など)を毎回扱いながら、
中世から近代世界への発展の道筋をたどってゆく。またそれをつうじて、わたしたち自身の社会の成り立ちにつ
いても改めて考える手がかりを提示したい。
授業の概要
近世=初期近代(15 世紀後半~18 世紀)西欧の歴史を扱う。まず第 2~4 回は中世盛期~後期の世界について述
べ、第 5 回以降で中世との比較を念頭に、近世西欧の動向を講義してゆく。授業に際しては PowerPoint など視
聴覚教材も利用し、その時代ごとの具体的な衣食住や技術のありよう、また社会の変化に関するイメージを容易
に捉えられるよう配慮する。
学生に対する評価の方法
期末の定期考査(80%)、および授業のなかで数回行う小テスト(20%)の結果から、内容の理解度を総合的に
判定する。なお、この授業は再評価を認めないので、その点には十分留意すること。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 中世の生活と社会(1) 封建社会=「国家」不在の時代
~騎士と戦争、頻発する紛争と教会の役割、自力救済と裁判、世俗権力の伸長
第 3 回 中世の生活と社会(2) 都市と農村での生活世界~家族と「子ども」
、労働と遍歴、病いと死
第 4 回 中世の生活と社会(3) 世界のイメージ、身体、コミュニケーション
第 5 回 印刷術、手紙、郵便制度~文字文化・メディアの展開
第 6 回 大航海時代~「海からの世界史」の時代と、異文化との遭遇および征服
第 7 回 宗教改革とヨーロッパの分裂~高まる民衆の信仰心と宗教改革運動、そして改革をめぐる対立
第 8 回 近代国家の黎明~「規律」を内面化した近代人の誕生
第 9 回 世界を数量化・合理化する~「科学革命」の時代
第 10 回 宗派対立の中での民衆生活(1) 民衆文化の規律化
第 11 回 宗派対立の中での民衆生活(2) 民衆の信仰と宗教運動
第 12 回 近世の植民地貿易と嗜好品文化~香辛料からコーヒー・砂糖へ
第 13 回 啓蒙と「理性」の時代~「文明」
「未開」という価値の成立
第 14 回 「近代世界」の到来~産業革命とフランス革命
第 15 回 期末試験(90 分間)
使用教科書
特になし。毎回の授業ごとにレジュメを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
授業後に要約・要点の整理をおこなうなどして、その回の内容を自分なりにまとめるとよい。単なる事実の羅
列ではなく、過去との対比の中で現在の社会を捉えなおしながら、考えや論点をまとめること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
西洋の歴史
講義
京極 俊明
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
イギリスの近代史を学び、イギリスの歴史についての基礎的な知識を習得し、産業革命やヴィクトリア朝の家
族観が、現代の社会にどのような影響を与えているのか、主体的に考える姿勢を身につけることを到達目標と
する。
授業の概要
テューダー朝の時代から、第一次世界大戦までのイギリスの歴史について、現代社会との関連を問いつつ、
講義を行う。イギリスがいかにして世界の覇権を握ったのか、また最盛期のイギリスはどのような社会であっ
たかを理解できる力を養うことを目的とする。
学生に対する評価の方法
平常の受講態度(10%)、期末試験(70%)、レポート(20%)の結果から総合して判定する。この授業は再評
価を認めないので、その点には十分留意すること
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
テューダー朝の成立
ピューリタン革命と名誉革命
第二次英仏百年戦争
アメリカ独立戦争
産業革命
フランス革命とナポレオン戦争
改革の時代
ヴィクトリア朝のイギリス(1)日常生活
ヴィクトリア朝のイギリス(2)日常生活と経済
ヴィクトリア朝のイギリス(3)政治
大戦前夜
第一次世界大戦
学習のまとめ
試験(90 分)
使用教科書
特になし
自己学習の内容等アドバイス
高校の世界史教科書、資料集、川北実(編)
『イギリス史』
、山川出版、1998 年、などを用いて、予習してお
くことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
アジアの歴史
講義
鵜飼 尚代
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
最近「東アジア共同体」などという語を耳にするようになった。結束の目的は何であれ、ユニットとしての
アジアを考える場合、それぞれの国・地域の過去を考慮しないわけにはいかない。そうした歴史を踏まえて現
在を見なおし、それぞれの国・地域の特質・特長を総括してこそ「東アジア共同体」の可能性も考えられよう。
また学生自身の関心に沿って東アジアを見ることも重要であると思われるので、学生は各自でテーマを決め、
調査をしてもらいたい。
授業の概要
世界史的観点からアジア史、とくに東アジアの諸問題を考察する。中国史が東アジア史の一大要素であるこ
とは確かであるので、近年経済的にも政治的にも注目を集める中国の近代化の流れを中心に、東アジアの近代
化を概観する。受講生には各自でテーマを選び、調査をして、レポートにまとめてもらう。提出されたレポー
トは、担当教員が授業中にできるだけ紹介する。
学生に対する評価の方法
講義が広範にわたるので、受講生は自主的に内容を深める努力をしてもらいたい。そこで、a.レポート
を課す。レポートを担当教員が紹介するので、b.それを聴いての意見や感想を毎回提出してもらう。講義
内容については、c.期末試験も予定しているので、評価は a(20%)
、b(30%)
、c(50%)を総合して判
断することになる。
授業計画(回数ごとの内容等)
授業は以下の通り進める予定である。
第 1 回授業についてのオリエンテーション
授業の目的、進め方、学生に求める姿勢等を説明する。
第2回
中国の近代化①(アヘン戦争~太平天国の乱)
第3回
中国の近代化②(日清戦争前後)
第4回
中国の近代化③(義和団事変前後)
第5回
中国の近代化④(中華民国成立前後)
第6回
中国の近代化⑤(中華人民共和国成立前後)
第7回
中国の近代化⑥(現代中国への道)
第8回
朝鮮半島の近代化①(日清戦争前後)
第9回
朝鮮半島の近代化①(日清戦争前後)
第 10 回 朝鮮半島の近代化③(朝鮮半島の独立前後)
第 11 回 朝鮮半島の近代化④(南北分離前後)
第 12 回 朝鮮半島の近代化⑤(現代朝鮮への道)
第 13 回 ベトナムの近代化①(独立前後)
第 14 回 ベトナムの近代化②(現代のベトナムへの道)
第 15 回 試験とまとめ
但し、学生のレポートを授業中に紹介するので、進度が変わることもある。
使用教科書
必要に応じてプリントを配布する。
【参考図書】
:布目潮渢、山田信夫編「新訂東アジア史入門」
(法律文化社)
自己学習の内容等アドバイス
講義が広範にわたるので、受講生は自主的に内容を深める努力をしてもらいたい。高校で使った年表や地図
帳での確認、歴史事典での調査でも知識は深まり、また広がりであろう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
歴史と社会
講義
安井 克彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻のみ
(小学校教員免許取得用に開講)
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
小学校社会科の学習内容の研究が主たる目的である。小学校 3 年から 6 年までの学習内容は、多岐にわたっ
ており、それらは地理、歴史、公民的分野の基礎的かつ専門的内容である。それらを理解することが目標であ
るが、同時に、小学校社会科の目標である、公民的資質を培う上で大切な時事問題をNIE方式で毎時間取り
上げ、社会への関心を強めることも目標とする。
授業の概要
社会科は、社会生活を総合的に理解することを通して、公民的資質を養うという重要な役割を果たす教科で
ある。日本の国土や地域の産業、地理的環境、文化財や先人の業績、歴史と伝統、政治の働きと考え方国民生
活、国際社会における日本の役割等について、考える力を養成する。また、社会科への理解・態度・能力を身
につけ、記述内容・写真・統計資料・地図等の資料を活用することができる柔軟な探究力を養うことを狙いと
している。
学生に対する評価の方法
授業への参加活動を重視する。関心・意欲・態度(30%)
、小テスト・レポート(30%)
、テスト(40%)
などを総合的に評価する。特に授業欠席や遅刻は減点の対象となる。試験の欠席は認めない。本授業は再評
価しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
社会科の目標及び授業全体の紹介
社会科教育の教科内容
小学校第 3 学年社会科(私たちの町・日進市、人々の仕事とくらし)
・小テスト
小学校第 3 学年社会科(暮らしを守る、火事や事故)
小学校第4学年社会科(ごみ、水道)
・レポート
小学校第4学年社会科(郷土の歴史、私たちの県・愛知県)
小学校第5学年社会科 (私たちの生活と日本の農業、工業)
小学校第5学年社会科 (私たちの生活と情報、国土と環境)・小テスト
小学校第6学年社会科(歴史的分野)
小学校第6学年社会科(歴史的分野)
小学校第6学年社会科(政治経済、国際理解)
具体的な人物学習の事例①近世の人物 ・レポート
具体的な人物学習の事例②明治維新の人物
各種統計資料の利用方法
学習のまとめと試験
使用教科書
特に使用しない。適宜、プリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
社会への関心を持つために時事問題を取り上げ、新聞をNIEとして活用し、輪番制で発表するので、つね
にマスコミ等の時事問題の動向に注意し、自分なりの感想や意見を持つようにすること。
。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
歴史と社会
講義
安井 克彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~3年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
社会科学を学習するとき、常に歴史的・社会的に見ることが、物事をより深く、本質的に見ることになる。
そのことが、正しい社会観や世界観を作っていくことになる。その意味で、日本の教育を「歴史」と「社会」
の側面から追究させたい。高校日本史を専攻していない学生も多いと思われるので、さまざまな資料・史料等
を提示して、学生が興味を持つようにさせる。
授業の概要
日本の社会と歴史を教育の視点から見ようとするものである。
「歴史」と「社会」が教育を規定する面もあ
るが、逆に「教育」によって社会や歴史が切り拓かれるという面も見られる。明治維新の「学制」発布から 150
年近く経ったことになる。この間の教育、学校、子どもの様子を「歴史」や「社会」と関連して追究しようと
するものである。
学生に対する評価の方法
授業への参加活動を重視する。関心・意欲・態度(20%)
、レポート(20%)
、テスト(60%)などを総合
的に評価する。試験の欠席は認めない。本授業は再評価しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション・歴史的・社会的な見方について
近代教育制度の成立と展開
小学校の普及と子どもの生活の変化
天皇制教育体制の確立
明治期小学校教育の実態 レポート
中等教育の拡充、高等教育の拡大
大正デモクラシー期における社会と教育の再編
都市新中間層と農村・都市下層の教育
大正自由教育の高揚
貧窮する農村、変化する社会 レポート
戦時体制下の学校と子ども
敗戦直後の日本の教育、占領政策と戦後改革
新学制の展開、戦後教育の新段階
高度経済成長後の社会と教育
学習のまとめと試験
使用教科書
片桐芳雄・木村元編著「教育から見る日本の社会と歴史」八千代出版
自己学習の内容等アドバイス
毎時間課題を提出するので、事前によく調べておくこと。特にテキストは次回の範囲を指定するので、事前
によく読んで、授業に臨むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
日本の文学
講義
大島 龍彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
前期・後期リピート
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
智恵子抄の世界
詩の分析とその詩の背景を学ぶことによって、思考力と想像力を涵養する。
授業の概要
詩集『智恵子抄』の各詩の分析を通して、彫刻家で詩人の高村光太郎が一人の女性智恵子を如何に愛し、如
何に表現したのかについて学ぶ。
学生に対する評価の方法
主にテストと授業に取り組む姿勢によって評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
講義概説(出席とミニットペーパー・講義の内容とその方法・奇縁ということ)
文学ということ・作品へのアプローチの方法について(例えば詩「涙」の分析を通して)
『智恵子抄』前史(二人の生誕から出会いまで)
『智恵子抄』前詩「あをい雨」について
第 1 部の世界
詩「人に」
、詩「或る夜のこころ」
、詩「おそれ」とその背景
詩「或る宵」とその背景
詩「郊外の人に」
、詩「冬の朝のめざめ」とその背景
愛の統合的定義の『智恵子抄』について
詩「深夜の雪」
、詩「人類の泉」とその背景
詩「僕等」
、詩「愛の嘆美」
、詩「晩餐」とその背景
9 年間の詩空白の意味と生活
第 2 部の世界
詩「樹下の二人」~ 詩「美の監禁に手渡す者」とその背景
第 3 部の世界
詩「人生遠視」~ 詩「梅酒」とその背景
試験(90 分)
『智恵子抄』その後
使用教科書
大島龍彦・大島裕子編著『智恵子抄の世界』新典社
自己学習の内容等アドバイス
本時に扱う詩について事前に鑑賞し、疑問を持って授業に臨むこと。授業後、本時で扱った詩とその背景に
ついて感想文を書くことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
英米の文学
講義
河口 和子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講座では、歴史的社会的背景を踏まえつつ、英語で書かれた文学、特にイギリス、アメリカ、アイルランド
文学について概観することを到達目標とする。
授業の概要
代表的な作家の優れた作品を選び、視聴覚機器を用いながら鑑賞する。
学生に対する評価の方法
定期試験(50%)
、平常の授業態度、発言、レポート(50%)で総合的に評価を行う。
なお、授業開始から 30 分以上遅れてきた場合は欠席とする。遅刻 3 回で 1 回の欠席とする。
開講期間中、数回のレポート提出を課す。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 導入(講義内容の説明、英国について)
第 2 回 英文学:英文学の導入
第 3 回 英文学:演劇と劇場
第 4 回 英文学:シェイクスピア1
第 5 回 英文学:シェイクスピア2
第6回 英文学:18 世紀の小説
第7回 英文学:ジェイン・オースティン1
第8回 英文学:ジェイン・オースティン2
第9回 英文学:まとめ
第 10 回 アイルランド文学:アイルランド文化
第 11 回 アイルランド文学:神話、民話
第 12 回 アイルランド文学:W.B.イェイツ
第 13 回 米文学:演劇1
第 14 回 米文学:演劇2
第 15 回 試験とまとめ
使用教科書
随時、資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
授業で取り上げた作品を読んでおく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
日本の憲法
講義
加藤 英明
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
管理栄養学部・メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
国の最高法規である憲法の原理を学ぶ。憲法の由ってきたる理念、および歴史的淵源に遡って考察すること
で、日本国憲法のより深い理解を身につける。また憲法の解説を通じて、社会知識、教養をも涵養する。すな
わちテーマは、憲法の概説である。
授業の概要
国の最高法規であり、国の基本体制を規律する憲法について概説する。国民主権、人権尊重、平和主義など
日本国憲法の原理を学び、あわせて社会的視野の拡大にもつとめる。
受講者の希望に応じ、随時時事問題をとりあげる。新聞が苦労なく読めることを目標とするので、時事教養
を身に付けたい者で、意欲ある学生が受講せよ。
学生に対する評価の方法
学期末に行う筆記試験の成績を基本とし(パーセンテージでいえば 100%)
、これに平常の受講態度などを
加味して採点する。試験では、憲法の意義や憲法の基本的概念の理解度を主に問う。原則として、再評価
は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 教養とは何か
第 2 回 憲法とは何か
第 3 回 憲法とは何か(続)
第 4 回 社会契約説について
第 5 回 社会契約説について(続)
第6回 憲法の歴史 世界
第7回 憲法の歴史 世界(続)
第8回 憲法の歴史 日本
第9回 憲法の歴史 日本(続)
第 10 回 天皇制と戦争の放棄
第 11 回 三権分立について
第 12 回 自由と平等について
第 13 回 論文の書き方
第 14 回 社会権について
第 15 回 筆記試験(90 分)
使用教科書
教科書というわけではないが、
『岩波基本六法』
(岩波書店)は必携。
(すでに六法をもっている者はどの出
版社のものでも可)
自己学習の内容等アドバイス
日頃、新聞・テレビなどのニュースに触れ、自分なりの感想、意見をもつようにつとめることが、社会教養を
深める結局の早道である。読書、映画・ドラマの鑑賞も大いに薦める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
日本の憲法
講義
早川 秋子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前・後期
選択
前期:子どもケア専攻
後期:幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
周知のごとく、日本は、第二次世界大戦終結のためにポツダム宣言を受諾し、今後の近代国家のあり方を憲
法に示した。国民主権・平和主義・基本的人権の尊重を 3 本柱とする憲法の内容を理解し、国民の権利を尊重
するとは具体的にどのようなことか等、事例の整理を通して理解し、各自が自分の言葉で権利義務、平和維持、
国づくりのあり方を考え、他者に伝えることができるようにしたい。
授業の概要
憲法の歴史を踏まえながら、基本的人権について各種判例を通して整理する。法の下の平等や表現の自由を
身近な問題に照らし合わせながら整理する。平和維持に関する問題では、湾岸戦争以来の国際社会の動きを軸
にして自衛隊問題や国際協力について整理する予定である。
必要に応じてプリント配布、DVDやパワーポイントを使用する。
学生に対する評価の方法
積極的に参加する姿勢を強く求める。私語・他ごと等で講義の妨げとなる行為をする場合には、厳しく対
応する。①受講態度・講義への積極的参加
②不定期に行う小テスト(講義時間中にレポートを作成)
③最終評価(筆記テスト) (①20 パーセント+②20 パーセント+③60 パーセント) 追試・再試はレ
ポートで行う
授業計画(回数ごとの内容等)
第1 回 憲法の意義 憲法とは何かを理解する
第2 回 国家とは 個人の尊重、国民主権、平和主義
第3 回 人権総論1 人権とは何か 新しい人権 (プライバシーの権利)
第4 回 人権総論2 自己決定権 (尊厳死法の必要性について考える)
第5 回 法の下の平等(女性の再婚禁止期間)
第6回 司法権(刑罰・死刑制度・国民裁判員制度)
第7回 違憲審査制度
第8回 表現の自由(報道の自由とプライバシー保護のバランスを考える)
第9回 信教の自由 (靖国神社公式参拝問題を考える)
第10 回 平和主義1 戦争放棄 (歴史的視点から考える)
第11 回 平和主義2 自衛隊 (政府憲法解釈の推移・イラク自衛隊派遣違憲訴訟)
第12 回 天皇 象徴天皇制 (国事行為と女性天皇)
第13 回 生存権 (朝日訴訟と社会保障制度)
第14 回 民主主義の政治制度 地方自治と条例の制定
第15 回 憲法の改正 改憲の可能性・問題点
(筆記試験は最終日に実施する)
使用教科書
初宿正典他 『目で見る憲法』
(第4版)有斐閣 1680 円
自己学習の内容等アドバイス
講義で扱う内容は新聞やニュースで日々報道されている内容と深く関係しています。いつ、どんな出来事が
起こってどのような問題が生じたのか、それについて自分は何を感じたのか、と日々問題意識を持つことが、
興味をもって憲法に取り組むきっかけになります。書き留めて、改めて見直す習慣。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
法と社会
講義
加藤 英明
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
社会生活において、法というものがきわめて重要な役割を果たしているにもかかわらず、高等学校までの学
校教育で教えられることはあまりに少ない。ほぼ初心者といってよい学生諸君に、法を一通り学んでいただく
のが本講義である。また法の解説を通じて、社会知識、教養の涵養にもつとめる。すなわちテーマは、法の概
説である。
授業の概要
民法を中心に、現代日本の実定法秩序を、ときに歴史的観点、国際的観点をも取り入れて、概説する。
受講者の希望に応じ、随時時事問題をとりあげる。新聞が苦労なく読めることを目標とするので、時事教養
を身に付けたい者で、意欲ある学生が受講せよ。
学生に対する評価の方法
学期末に行う筆記試験の成績を基本とし(パーセンテージでいえば 100%)
、これに平常の受講態度などを
加味して採点する。試験では、法というものの理解、
「権利」など法に関する基本的概念の理解を主に問う。
再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 教養とは何か
第 2 回 法のかたち
第 3 回 国家法と非国家法
第 4 回 法と道徳
第 5 回 法と道徳(続)
第6回 法のちから
第7回 法による制裁
第8回 刑罰について
第9回 裁判とはいかなるものか
第 10 回 司法の制度
第 11 回 民法とはいかなる法か
第 12 回 損害賠償の法
第 13 回 財産所有の法
第 14 回 契約の法
第 15 回 筆記試験(90 分)
使用教科書
教科書というわけではないが、
『岩波基本六法』
(岩波書店)は必携。
(すでに六法をもっている者はどの出
版社のものでも可)
自己学習の内容等アドバイス
日頃、新聞・テレビなどのニュースに触れ、自分なりの感想、意見をもつようにつとめることが、社会教養を
深める結局の早道である。法や裁判に関する読書、映画・ドラマの鑑賞も大いに薦める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
政治と社会
講義
島田 弦・東江 日出郎
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
国際政治において重要な課題となっている国際開発協力、途上国の開発問題、平和構築などの問題について取
り扱います。この授業を通じて、戦後の国際関係・国際協力についての基礎的な洞察力を持つようになること
を目指します。
授業の概要
第二次世界大戦以降、発展途上国の開発問題は国際社会の主要な関心事の一角を成してきた。本授業では、伝
統的な経済開発アプローチに基づく開発学の諸理論を理解し、その上で日本の開発援助政策(ODA)の実体
に注目し、そこから国際的視点へと展開していく。次に、伝統的な開発学の限界を明らかにした上で、現在模
索されている人間開発アプローチなど新たな開発戦略についての理解を深める。また、近年問題となっている
「開発と貿易」や環境問題などとの関わりについても取り上げていく。 なお、授業開始15分以降の入室は
認めないので注意してください。
学生に対する評価の方法
授業への参加状況(出席状況を含む)10%、試験評価 90%(別途、中間レポートを課す場合もあります)
。
試験は最終回講義に行います(試験時間 90 分)
。再評価は行いません。
授業開始 15 分以降の入室は認めないので注意してください。
授業計画(回数ごとの内容等)
以下の項目を 14 回の講義(15 回目の講義は試験)で学んでいきます(各項目は 1-2 回の講義に相当します)
。
01.はじめに:
「開発」とはどのような概念なのか、また、なぜ「国際開発」が必要なのかを議論する。
02-03.開発援助の方法と開発援助に携わる機関・組織:国際的な開発援助において行われている方法お
よびそれに携わる機関・組織の役割を理解する。
04-05.日本の政府開発援助について:日本の行っている政府開発援助を題材に、開発援助の仕組みを理
解する。
06-07.経済開発の理論:国際開発援助の基礎となっている経済開発の基本的な諸理論を理解する。
08-09.伝統的な経済開発理論の限界と問題点:経済開発と人々の生活に関わる事例から、経済開発理論
の問題点とその理由を明らかにする。
10-11.新たな開発戦略について:現在、国連開発計画などの主唱する「人間開発」アプローチを中心に、
経済開発戦略に変わる新たな開発戦略について考える。
12.開発とガバナンス:開発と民主主義・
「法の支配」の関係について考える。
13.グローバル化と発展途上国:経済のグローバル化のもとで、発展途上国の抱える問題点を理解する。
14.環境と開発:開発目標の追求と環境問題との関係について理解する。
15.試験(90 分)
使用教科書
指定しない。毎回プリントを配ります。
自己学習の内容等アドバイス
参考図書として、渡辺利夫・三浦有史『ODA(政府開発援助)
』中公新書鷲見一夫『ODA援助の現実』岩波
新書、アマルティア・セン『貧困の克服』集英社新書、国連開発計画『人間開発報告書』
(毎年発行)を推薦し
ます。いずれも図書館で利用可能です。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
経済と社会
講義
釜賀 雅史
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
経済は、
「疎遠なもの」
、
「難しいもの」といった印象を持つ人は多いかもしれない。しかし、そうではない。
なぜなら、経済現象は人間の営みそのものであるから。
本講の目標は、学生諸君に、①一見、疎遠に感じられる新聞の経済欄に親しくなってもらうこと、
「経済記事
......
が読める」または経済欄の記事に「ついていける」ようになってもらうこと、②現代経済社会の諸問題につい
て理解を深めてもらうこと、ここにある。
授業の概要
上の目標に基づき、本講では、日頃、経済記事(報道VTR)などで頻繁に目にするトピカルな話題を念頭
に置きつつ、それを理解するのに必要と思われる経済学上の幾つかの基本項目についてわかりやすく講義する
(パートⅠ)
。そして、わが国の経済発展のありようについて、特にその光と影の部分について考えてみる(パ
ートⅡ)
。
学生に対する評価の方法
①授業への参画態度 (評価ウエート 20%)
②産業・経済記事のレポート……具体的に産業・経済に関する新聞記事を一つとりあげ、それについて自
分なりに展開する(内容紹介だけにとどまらず、他の情報も導入して記事内容を追究したり、自分なり
の見解を展開したりする。
)(評価ウエート 40%)
③最終レポート……授業内容からのテーマについてレポートを作成提出。(評価ウエート 40%)
以上3点から総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス (経済学の役割)
第 2 回 序・市場経済とは何か? われわれが生きる経済社会の基本メカニズムを考える。
≪パートⅠ 経済記事を読む上で知っておきたい経済知識≫
第 3 回 円高・円安と経済生活① 外国為替の基本的メカニズムを学ぶ。
第 4 回 円高・円安と経済生活② 円高・円安に関する記事を読むときに必要な知識を学ぶ。
第 5 回 GDPとは何か?① 日本経済を大づかみに捉える(巨視的にみる)手法=GDPについて学ぶ。
第 6 回 GDPとは何か?② そもそも「豊かさ」とは何か? その指標としてのGDPの問題点を考える。
第 7 回 景気とは何か?① 景気循環はなぜ起るか、その原理と景気予測の手法について学ぶ。
第 8 回 景気とは何か?② 日本の景気循環のありようを歴史的に振り返る。
第 9 回 政府・財政の役割とは?① 現代経済における政府の役割について学ぶ。
第 10 回 政府・財政の役割とは?② 日本の財政の現状と問題点を考える。
≪パートⅡ 経済社会の諸問題を考える ~経済発展の光と影~≫
第 11 回 日本の経済社会はどのように発展してきたか、VTRを見ながらその発展の経緯をサーベイする。
第 12 回 われわれは経済発展で何を得、何を失ってきたか? 経済成長の影の部分(自然破壊やさまざまな
社会病理現象)について考える。
第 13 回 世界経済の諸問題① グローバル化とは何か? アジア地域の経済の発展の経緯を考察しつつ、
その意味を考える。
第 14 回 世界経済の諸問題② 資源・エネルギー、環境問題など、現代世界が抱える問題について考える。
第 15 回 まとめと発展的学習のための主要文献解説。
使用教科書
テーマ関連の資料・記事などを毎回配布し、それに従って授業を行う。授業で準拠する文献は、釜賀雅史・
岡本純編著『現代日本の企業と経済』学文社、釜賀雅史著『日本経済を読む―新聞記事で学ぶ経済学―』学
文社。
自己学習の内容等アドバイス
授業時に示される次回の授業で取り上げられるテーマ・話題について、事前に検討しておくこと。
《より深く学ぶために》授業時に紹介される文献などにできる限り取り組んでみること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
企業と社会
講義
折笠 和文
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
卒業後の進路として、企業や何らかの組織に就職を希望している皆さんにとって、特に企業の役割や実態、
あるいは経営戦略などを理解すること、また、就職活動や社会人へのパスポートとしての企業経営の知識を身
につけることが目標である。
授業の概要
企業経営における領域は多岐にわたるので、限られた時間内ですべてを網羅することは不可能なので、下記
の4つの領域に絞り、企業の役割や全体像を把握することにする。①企業の組織形態・特質など、②顧客のニ
ーズを探り、売れる仕組みづくりを考える「マーケティング」
、④社員を動かす「組織論」
、④会社の活動をお
金という点から把握する「会計学」である。
学生に対する評価の方法
学期末試験、毎回配布する出席カードの記入内容・問題意識、受講態度(主体性や積極性)など、総合的
に評価する。
※病欠および就職試験等(やむを得ない場合)以外は、再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業概要と心得. 企業と社会および環境変化との関係. 経済学と経営学との違いについて.
第 2 回 株式会社など企業形態の諸特質について.
第 3 回 企業における戦略の役割、および戦略の次元(全社戦略、機能別戦略、事業部戦略など)について.
第4回 企業を取り巻く環境分析(内部環境、外部環境)
第 5 回 基本的な競争戦略(コスト・リーダーシップ戦略、差別化戦略、集中化戦略など)
第 6 回 マーケティングの全体像(マーケティングの定義を含めて)
第 7 回 市場細分化およびその基準、標的市場の選定
第 8 回 マーケティングの基本戦略 ①製品戦略
第 9 回 マーケティングの基本戦略 ②価格戦略
第 10 回 マーケティングの基本戦略 ③プロモーション戦略、④流通チャネル戦略
第 11 回 組織論(モチベーション論、リーダーシップ論、チームマネジメント論など)
第 12 回 会計 ①貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)
第 13 回 会計 ②利益の概念(売上総利益、営業利益、経常利益、当期純利益
第 14 回 会計 ③経営分析(安全性の分析、収益性の分析、効率性の分析、成長性の分析など)
第 15 回 学期末試験および今後の学習課題の指針
使用教科書
教科書は使用しない。随時、プリント等を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
学期末試験は、プリントとその講義内容から出題するので、全出席と講義の復習および専門用語の意味調べ
等が必須である。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報と社会
講義
折笠 和文
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期]
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現代社会、特に便利で効率的で合理化が叫ばれるような情報社会といわれる現代、そのメリットだけではな
く、多くのデメリット(負の側面)を認識することも重要である。さまざまな社会の病理現象を認識し、その
中で如何に生きるべきかを問い直すことが目標でありテーマである。
授業の概要
IT(情報技術)の進展により、携帯電話からインターネットなど、我々はデジタル・情報社会の中で、多
くの恩恵を享受しているが、反面、多くの問題も孕んでいる。講義では情報のもつ意味を考えながら、情報社
会で多用されているカタカナ語・略語等の意味の理解、情報社会の功罪両面、情報社会に潜む病理現象および
豊かさ・便利さ・効率化・合理化に潜む負の現象など、現代社会の特質を考察する。
学生に対する評価の方法
学期末試験は勿論のこと、受講態度、遅刻数等も考慮に入れて総合的に評価する。
※病欠および就職試験等(やむを得ない場合)以外は、再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
情報社会を学ぶにあたっての授業の目的と講義内容の概要、授業方法等の説明および授業日程の説明
①情報社会で多用されている日常用語の説明・解説(DVD、ADSL、IC、POS、ユビキタスなど)
②情報ネットワークで多用されている用語の説明(LAN、 e コマース、光ファイバーケーブルなど)
情報という言葉の由来と歴史的な展開
情報の性質と種類
現代社会における呼称の特質と解釈・内容(情報化社会、情報社会、高度情報社会、知識産業社会、
高度通信技術社会、ハイテクノロジー社会、システム社会などの特質)
第7回 情報社会の特質「システム」の意味とシステム社会に関連して
第8回 ①高度情報化社会の具体的動向とその影響(個人・家庭生活・社会生活における事例とその光と影)
第9回 ②高度情報化社会の具体的動向とその影響(経済・産業・企業活動における事例とその光と影)
第 10 回 ①国際関係における情報化の具体的動向とその影響(グローバルに展開する情報化の進展について)
第 11 回 ②国際関係における情報化の具体的動向とその影響(デジタルエコノミー、e ビジネス世界の進展、
および主要各国の情報化の取り組み)
第 12 回 ①情報社会にみる利便性のパラドックス(情報社会に潜む病理現象と人間生活)
第 13 回 ②情報社会にみる利便性のパラドックス(情報社会の便利さ、効率化、合理化に潜む負の現象)
第 14 回 ネットワーク社会の進展にともなう諸問題(コンピュータの不正使用や有害情報、ネットワーク犯罪、
プライバシーの問題など情報倫理問題)
第 15 回 学期末試験と今後の学習の指針
使用教科書
『高度情報化社会の諸相』折笠和文著(同文館出版)
自己学習の内容等アドバイス
回数毎の授業内容が明記されているので、理解を深めるためにも事前にテキストを読んでおくことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
社会学
講義
今井 隆太
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
グローバル化した現代社会を理解する手がかりとして、社会学が扱う対象を幅広くとらえ、また方法論の基
礎を理解することが目標。具体的には、下記のテキストを用いて、各回ごとに現代社会論と方法論の二部門か
ら一つずつ選び、半期15回でなるべく多くの項目を見ていきたい。
授業の概要
大体、下記の授業計画に沿って、テキストの各項目について講義する。テキストのテーマは、グローバル化
時代の日常生活であり、私たちの学校生活、家庭生活、将来の職業生活が、いま、どのような変化に直面して
いるかを扱っている。事柄にはすべて歴史という側面がある。現象を前に、理論を構築し、観察を通してそれ
を検証してきた学としての歴史も踏まえた現在という意識を育てていきたい。
学生に対する評価の方法
ほぼ毎回、講義内容に沿った小テスト(評価全体に占める割合は50%)およびレポート(評価全体に
占める割合は20%)を課す。期末テスト(評価全体に占める割合は30%)は細かな知識を問うのでは
なく、文章力をも併せて問う。
授業計画(回数ごとの内容等)
入れ替えはあるが、大体、以下の項目について講義する。
第 1 回 現代社会論への誘い、グローバル化
第 2 回 社会・国家・脱国家、個人・集団・社会
第 3 回 国民と国籍、自己・他者・関係
第 4 回 人種とエスニシティ、コミュニケーション
第 5 回 自由と民主主義、日常世界と組織
第6回 戦争・国家・動員、排除と差別
第7回 福祉国家、権力・支配・階級
第8回 戦後・現代の日本社会、社会学の理論と方法
第9回 都市社会、社会調査の基本
第 10 回 家族、ジェンダーと性役割、社会調査の技法
第 11 回 現代の結婚、生命操作と優生学
第 12 回 人口問題と高齢化社会、社会保障、福祉と医療
第 13 回 現代社会と宗教
第 14 回 逸脱行動への視線、教育と若者論
第 15 回 期末試験とまとめ
テキストの他に、教材として映画、文芸作品などを用いる。とくに小津安二郎の映像作品には、家族につい
て考えさせられるテーマが含まれている。例年、
「東京物語」
、
「晩春」などをとりあげている。小津作品には、
家族論的な要素と共に、戦後日本社会の変動をはかる要素も描かれている。映画史上見事な作品であるが、あ
くまで社会学的な見方から見ていくとしよう。
使用教科書
『入門 グローバル化時代の新しい社会学』西原和久・保坂稔共編、新泉社
自己学習の内容等アドバイス
予習は特に求めない。復習として、難解な用語を調べる癖をつけたい。手がかりは『広辞苑』のような一般
的な辞書であり、さらに進んで『社会学用語辞典』のような専門辞書に拠る場合もある。Google をはじめとす
るネット上の検索手段も進化しているが、書籍の形態をとった文字情報の価値を吟味する癖をつけたい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
アメリカの社会と文化
講義
河井 紀子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
人種、階級、ジェンダーの観点から、もうひとつのアメリカをみる。マイノリティの視点からアメリカ文化
の基本的価値である「自由・平等」理念の歴史的展開について学ぶことで、今アメリカで起こっている事象が
どのような意味を持ち、なぜ起きているのかをよりよく理解できるようになることを目標とする。
授業の概要
自由の国としてのイメージが強いアメリカ。アメリカ社会を理解するためには、個人として、国民としてア
メリカ人の自己意識にとって重要な「自由」のあり方の歴史を知る必要がある。
「自由」は決して固定されたカ
テゴリーではなく、常に変化しているし、またその「境界」も常に変化してきた。
本授業では、アメリカの政治的自由、経済的自由、市民的自由、精神的自由という自由の 4 つの側面を、そ
の意味、それを可能にした社会的条件、それを享受しえた人々と享受しえなかった人々という 3 つの観点から
追及する。このことは、人種、階級、ジェンダーの視点からアメリカ合衆国を見ることでもある。映像資料や
歴史史料も用いながら「自由」をキーワードに、自由と民主主義、物質的豊かさが一体となった「アメリカ文
明」が世界を席捲する 20 世紀前半と、冷戦終結により唯一の超大国となったアメリカが国内外の新たな試練に
さらされる 20 世紀後半をみていく。
「自由」の歴史を読み解くことで、大きな政府か小さな政府、保守とリベラル、ウォール街占拠、貧富の格
差、帰還兵、銃の乱射、ヘイトクライム、不法移民など、アメリカが今抱えている様々な問題がなぜ起こって
いるのかが明らかになるだろう。毎授業時、現代社会の動向とともに、多様性に富むアメリカ社会の断面を映
す映像も紹介する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度及び授業内で行うレポートによる授業の理解度(50%)
、最終に実施する試験(50%)で
総合的に評価する。なお、本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
講義の概要説明 「アメリカの世紀」
アメリカの根源―その理想と現実(植民地時代~南北戦争)
アメリカの根源―その理想と現実(植民地時代~南北戦争)
アメリカ的文化の成立―その光と影(南北戦争後~1890 年代)
20 世紀前後のアメリカ―1890 年代
革新主義の時代―1900 年代~1910 年代
大衆消費社会の展開―1920 年代
「現代アメリカ」の危機―1930 年代
アメリカの世紀へ―1940 年代
冷戦下の「黄金時代」―1940 年代後半~1950 年代
激動の時代―1960 年代
激動の時代―1960 年代
保守の時代―1970 年代~1980 年代
文化戦争の世紀末―1990 年代以降
試験および総括
使用教科書
有賀夏紀『アメリカの 20 世紀』
(上・下)
(中公新書)
【参考図書】エリック・フォナー『アメリカ 自由の物語』
(上・下)
(岩波書店、2008 年)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容をテキストで予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
民族と文化
講義
齊藤 基生
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
地球上には数多くの「民族」や「文化」が存在しているが、その定義はきわめてあいまいである。まずは言
葉の定義から始め、各自の「民族」観や「文化」観を作る。そして、いまだ絶えることのない民族紛争の要因
である、誤解、偏見、差別について、その背景を考える。
授業の概要
民族や文化などの、言葉を定義する。自然人類学、文化人類学、それぞれの観点から、ヒトと人を見る。そ
れらを踏まえたうえで、環境・民族と文化の関係を、衣食住それぞれの分野から概観する。
学生に対する評価の方法
成績は、期末試験の平均点を指標(50%)に、受講態度、出席カードへの記入などを加味(50%)しな
がら、総合的に判断する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 導入。各自が民族や文化をどうとらえているか、アンケートを実施する。あわせて、講義の概要を説
明する。
第 2 回 アンケート集計結果の講評。それを手がかりに、文化とは何か、民族とは何かを考える。動物学から
文化人類学まで、様々な分野でどのように定義されているか解説し、各自の「文化」観を作る。
第 3 回 文化人類学と民族1。民族の定義。人文科学の諸分野で民族がどのように定義されているか、様々な
研究者の見解を紹介する。
第 4 回 文化人類学と民族2。民族、民俗、風俗の違いについて述べる。.
第 5 回 自然人類学と民族1。人種とは何か、人類の進化から解き起こす。
第6回 自然人類学と民族2。人種と形質、民族との関係について述べる。
第7回 自然人類学と民族3。血液型と民族の関係について述べる。
第8回 スライド大会。日本各地の食とデザインについて、スライドを用いて解説する。
第9回 世界の地理と気候。気候が人々の暮らしに及ぼす影響について、主に植生との関係を概観する。
第 10 回 衣と民族。赤道直下の熱帯から酷寒の極地まで、人々は様々な条件の下で暮らしており、それぞれの
気候風土にあった衣服を身にまとっている。それらを概観する。
第 11 回 食と民族、その 1。韓国、東アジアを中心に、食文化に表れた国内外の違いを見る。
第 12 回 食と民族、その2.。食材と食に関する禁忌。
第 13 回 食と民族、その3。食器の話、箸とフォーク、食器を通して食の作法の違いを知る。
第 14 回 住まいと民族。衣食住同様、住まいも地域差が著しい。自然への適応と住文化の違いを考える。
第 15 回 評価試験とまとめ
使用教科書
特定の教科書は用いず、適宜資料を配付する。
自己学習の内容等アドバイス
普段から新聞、テレビ、ラジオなどのマスコミに親しみ、世の中の動きに注意を払ってほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
国際社会の動き
講義
加藤 英明
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現代の社会生活において、国際的な知識、発想を有することは大きな財産といえよう。本講義は、日々最新
の国際事情を解説して、受講者の理解に供するのみならず、それらのよって来たる歴史的淵源を考察すること
で、将来を展望する。すなわち学問としての「国際社会の動き」を、つとめて平易に講ずるものである。
授業の概要
まず考察の基礎として、国際社会における重要な要素である民族・文化(言語・宗教)・国家(政治)について、
ヨーロッパとシナ(中国)を中心に解説する。世界の盟主としての地位が揺らいではいるが、なお相対的には
ナンバーワンであり続けるアメリカについても、わが国と対照しつつ考察する。
受講者の希望に応じ、随時時事問題をとりあげる。新聞が苦労なく読めることを目標とするので、時事教養
を身に付けたい者で、意欲ある学生が受講せよ。
学生に対する評価の方法
学期末に行う筆記試験の成績を基本とし(パーセンテージでいえば 100%)
、これに平常の受講態度などを
加味して採点する。試験では、国際社会の動きへの関心度、基本的概念の理解度を主に問う。再評価は行
わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 教養とは何か
第 2 回 国際社会とは
第 3 回 アジアの国々
第 4 回 ヨーロッパの国々と諸民族
第 5 回 地理と歴史の重要性
第6回 地理と歴史の重要性(続)
第7回 民族とは何か
第8回 言語と世界
第9回 宗教と世界
第 10 回 宗教と世界(続)
第 11 回 国家と世界
第 12 回 アメリカと世界
第 13 回 アメリカと世界(続)
第 14 回 日本と世界
第 15 回 筆記試験(90 分)
使用教科書
『なるほど知図帳 2012 世界』昭文社 (後期は未定)
『世界史年表・地図』吉川弘文館
自己学習の内容等アドバイス
日頃、新聞・テレビなどの国際情報に触れ、地図や年表で確認する習慣を身につければ、国際的素養は短期間
で飛躍的に向上するであろう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
数と形
講義
森 千鶴夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
管理栄養学部・メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
数式があまり好きでない人も、数式にはこんな意味があるのか、数式はこんなことに役立つのか、数式を
図形化するとこんな面白い図形になるのか、ということを、パソコンを利用しつつ、比較的容易に理解する
ことをテーマとし、結果として「数式は結構面白く、身近なもの、役立つもの」と実感でき、ある程度デザ
インなどに役立たせることができるようになることを到達目標とする。
授業の概要
高校で学んだ数式および若干新しい数式を対象にし、日常生活に関連した現象に結び付けて説明する。さら
にパソコンを使い、数式を形に表すことによって、数式の新しい側面を見出しつつ理解を深める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、毎回行う簡単な演習問題(30%)
、期末試験(50%)をもとにして総合的に判断
する。試験の欠席は認めないので注意すること。本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業の目的と講義内容の概要、数字の歴史、国際単位系
関数関係(1)
:1次関数、多次関数(線、面積、体積)
パソコンによる 1 次、2 次関数の図形化
関数関係(2)
:弧度法と三角関数
直角座標と極座標
円、楕円、双曲線、放物線、等を表すのに便利な極座標
三角関数と極座標関数を使ったパソコンによる図形化
図形の自由作成
関数関係(3)指数関数、対数関数
パソコンによる指数関数、対数関数等の図形化
微分の概念とパソコンによる近似計算。
積分の概念とパソコンによる近似計算
関数関係(4)特殊な関数、パソコンによる図形化
減衰振動、サイクロイド、トロコイド、リサージュ、
バラ曲線等。
ベクトル:ベクトルの概念を理解し、演習を行う
試験(90 分)
学習のまとめ
2
0.6
0
-0.2
-1 -0.4
0.2
0.8
-1
半径の異なる円の等高面
三角関数と極座標
を用いた花模様
使用教科書
毎回、プリントを配布する。
【参考図書】 石原 繁
編 「大学数学の基礎」 裳華房
自己学習の内容等アドバイス
パソコンを数式・数学の新しい理解に活用するため、パソコン使用時の欠席は好ましくない。パソコンが苦
手な人もいるが、この授業で少しでもパソコンに慣れるようにして欲しい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
数と形
講義
山田 敏子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
数学に関する興味・関心を持つことと数学的素養を養うことを目的とする。数と図形に関する基本的な内
容を学ぶことにより、数学的な系統性・論理生を理解し、日常生活に活かし、数学的な考え方を身に付ける
ことを到達目標とする。また、初等教育における「数と計算」「図形」指導を念頭に置く。
授業の概要
この講座では、「数」と「形」についての算数的研究活動を通して、日常生活で活用されている算数・数学的
な処理のよさに気付くとともに、考えることの楽しさや美しさを理解する。また、「算数的活動」、「見通しを
もち、筋道を立てて考え、表現する能力」の育成のために、実践的な活動を多く取り入れた授業を行う。
学生に対する評価の方法
受講態度・関心意欲(約20%)
、課題・レポート(約20%)
、試験の結果(60%)などで総合的に
評価を行う。
特に、試験の欠席は認めないので注意すること。不合格者は再試験を実施するが、再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス(授業の進め方・算数を学ぶことの意義・数学的背景)
数の表し方と記数法の歴史の概観(零の発見と位取り・記数法)
数の拡張と演算①(整数の加減乗除・九九)
数の拡張と演算②(小数・分数の加減乗除)
数と計算の意味とその活用(四則演算の性質・問題作成)
日常における数学的な事象の考察
数と計算領域のまとめ及びテスト
小学校における図形の指導目標と内容
「図形」:平面図形(三角形・四角形・正方形・長方形・円)
「図形」:平面図形(平行四辺形・ひし形・台形・多角形)
「図形」
:対称・合同な図形がつくる美しい模様(敷き詰め)
「図形」:立体図形(立方体・直方体・球・展開図)
「図形」:立体図形(角柱・角錐・円柱・円錐)
図形領域のまとめ及びテスト
小学校学習指導要領の目標及び授業のまとめ
(数と形についての関係及びその算数的考察)
使用教科書
必要に応じて、そのつどレジュメを配付する。(参考書 小学校学習指導要領解説 算数編 文部科学省
東洋館出版社)
自己学習の内容等アドバイス
各授業のまとめと課題ワークを指示するので、予習・復習をしておくこと。特に、提出を指示するワーク
シートは、期日までに提出すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
数と形
講義
服部 周子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
小学校・中学校の数と計算・図形の一連の学習の流れを振り返り、小学校での算数の指導の重要性を知る。
数学を学ぶことの楽しさや意義を実感し、日常生活に活かし物事を合理的に処理する力を養う。
授業の概要
ここでは数学的素養を養うことを目的とし、数に関する話題を広く取り上げ講義する。またその際、幼児・
初等教育における算数の学習指導(数と計算の指導)の場を念頭に置く。
具体的には、「数とは何か」、「数とはどう表現するのか」、「数の計算はなぜできるのか」を追究する
過程を通して、自然数、整数、分数、小数について、そのとらえ方と性質を様々な角度から述べる。人類が
どのように数を数字で表したか、数詞の仕組みを見付け出したかという数学史の面から資料の考察をする。
また、「数とはどのように用いるのか」を追究する過程を通して、数と図形の関わりについても考察する。
学生に対する評価の方法
毎時の学習評価問題の取り組み及び授業への参画態度を基に評価する。
(40%)
講義内容の理解と自己変革と自己実現という観点から、評価する。 (20%)
講義内容の理解度の程度を評価するテストを第 8 回と第 14 回に行う。
(40%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
集合と数 (ピアジェの実験、幼児の数の認識)
数の表し方と記数法の歴史 (4 大文明の記数法)
零の発見と位取り記数法
n進数 (2進数等を基に、十進位取り記数法以外の記数法)
数の拡張と演算 その1
数の拡張と演算 その2
数の拡張と演算 その3
四則演算の意味 (加法、減法、乗法、除法)
・小テスト
数と計算の意味の活用 (指数計算、複利計算、対数計算、方程式解法)
数と計算の意味の活用 (平方数やパスカルの三角形、ピタゴラス数)
図形の形と大きさ
小学校における図形の指導目標と内容
中学校における図形の指導目標と内容
三平方の定理の多様な証明方法・まとめのテスト
日常の事象の数学的な手法での観察
使用教科書
「入門 算数学」 日本評論社 黒木哲徳 著
≪参考書≫:小学校算数科学習指導書、中学校数学科学習指導書 文部科学省
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておく。
本日の授業範囲を教科書で復習しておく。
関連する内容を図書・インターネット等で調べる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
確率と統計
講義
森 千鶴夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
前期:管理栄養学部
後期:メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
私達の身の回りには、人口、家計、小遣い、身長、体重など、いろんな種類の多くのデータがあり、そ
の活用に迫られることが多くある。それらのデータを、パソコンを使って整理して、確率と統計の理論に
基づいて解析し、意味付けを行なうことをテーマとする。
確率と統計の初歩的な理論を理解すること、身近なデータを、パソコンを使って整理し解析して、グラフ
表現を行なう具体的な手法を体得することを到達目標とする。
授業の概要
確率について身の回りの出来事を例にとって説明し、次に確率の延長としての確率分布(2項分布、ポアソ
ン分布、正規分布、など)について述べる。続いて、身の回りのいろんなデータとその統計処理法について述
べ、パソコンを使って、統計的データを整理して図形化し、種々の統計的数値を求める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、毎回行う簡単な演習問題(30%)
、期末試験(50%)をもとにして総合的に判断
する。試験の欠席は認めないので注意すること。本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業の目的と講義内容の概要、順列、組合せ
確率、2 項分布
パソコンによる計算と表示
データ:データの収集、整理、平均値、広がり、
標準偏差
パソコンによるデータの整理、種々の計算、表示
ポアソン分布、正規分布、
偏差値
パソコンによるポアソン分布、正規分布に
関する計算とグラフ表現
最小2乗法:回帰直線、近似曲線
共分散、相関、相関係数
パソコンによる相関係数の計算、近似曲線による表現
推定と検定
生活と統計
物価指数、景気動向指数、ローレンツ曲線、ジニ係数
試験(90 分)
学習のまとめ
0.25
0.2
当 りの 確 率
第1回
第2回
第3回
第4回
0.15
0.1
0.05
0
0
1
2
3
4
5
6
当りの枚数 (枚)
7
8
9
10
この図はお年玉つき年賀はがきが
100 枚ある場合に4等が1 枚も当らな
い確率は 0.05(5%)であり、たとえ
ば 3 枚当る確率は 0.23(23%)であ
ることを意味する。この分布は 2 項分
布と呼ばれる。このような計算をして
図に示すことは EXCEL を使えば簡単
にできる。
使用教科書
毎回、プリントを配布する。
【参考図書】 室 淳子・石村貞夫著 「Excel でやさしく学ぶ統計解析」 東京図書
自己学習の内容等アドバイス
上級生になると、種々の調査、実験、および研究のデータを扱うようになり、データの整理を行なって報告
書を作成しなければならない。その際に、データの整理が統計学的な手法によってなされ、意味のある統計的
な数値を導き出されているかどうかは重要な事柄である。統計学的手法の有用さを十分に理解するように努め
て欲しい。そのためには、自身で得たアンケートデータや実験データなどに随時適用することを勧める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
確率と統計
講義
服部 周子
[単位数]
2
[開講期]
1年次前・後期
[必修・選択]
備考
選択
前期:子どもケア専攻
後期:幼児保育専攻
授業の到達目標及びテーマ
・基礎的な統計処理の手法を理解し、それをもとに身近な現象を理解したり分析したりできるようなる。
・多くの演習を通して統計学の知識をマスターする。
・統計学独特の専門用語を身につける。
授業の概要
私達の身の回りにある自然現象や社会事象には、人口、家計、小遣い、身長、体重など、いろいろなデー
タがあり、その活用に迫られることが多くある。しかし、それらのデータを活用するには、科学的な分析方
法によって解析し、意味付けを行って初めてその価値をもつ。統計学は、大量のデータの中にある法則性を
見出す分析方法である。そこで、確率と統計の基礎的な手法を理解し、それをもとに、身近で具体的なデー
タを解析したりグラフ表現を行う手法を体得したりする。
学生に対する評価の方法
毎時、具体的な統計処理あるいは学習評価問題と授業への参画態度を基に評価する。(40%)
講義内容の理解を評価するテストを第 8 回と第 14 回に行う。
(40%)
自己実現、自己変革を果たしかたかを評価する。
(20%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
統計学の考え方の基礎・分析概念
確率と確率分布の特徴
母集団と標本・標本抽出
階級分けと資料の作成
標本分布の特性値
・中心的傾向の特性値 (中央値、最頻値、平均)
標本分布の特性値
・変動の特性値 (分散、標準偏差、変動係数)
確率とは・確率を表す方法と記号
確率変数と確率分布・第 1 章と第 2 章のテスト
(テスト)
二項分布 (離散型確率分布)
ポアソン分布 (離散型確率分布)
一様分布 (離散型一様分布・連続型一様分布)
正規分布 (標準化・正規分布表の読み方)
・偏差値
統計的有意性(信頼係数・有意水準)
・標本平均の分布
母平均μの推定平均・第 3 章と第 4 章のテスト
(テスト)
t 分布
使用教科書
「はじめての統計学」 日本経済新聞社 鳥居泰彦 著
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておく。
専門用語の意味を確実に理解するよう復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
自然のしくみ
講義
井谷 雅治
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻のみ
(小学校教員免許取得用に開講)
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
自然事象を通して、自然のしくみやきまりを追求し、自然のもつ偉大さ・巧みさに感動しながら自然は相互
に関わりをもっていることに気付き、地球環境に配慮し、命を大切にできる人間としての生き方を学ぶことを
目的とする。
授業の概要
自然事象に関心をもつと共に、授業に積極的に参加し、自然のもつ偉大さ、巧みさ、しくみに共感し、自然
を愛し、自然と共生できる人間を追求する。
学生に対する評価の方法
試験60%・小論文20%・授業態度20%
なお、この授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回:自然科学概論
第2回:学習指導要領の解説
第3回:物質とエネルギー(1) 水溶液
第4回:物質とエネルギー(2) 熱と光と力
第5回:物質とエネルギー(3) 電気と磁石
第6回:生物とその環境(1) 身近な生き物
第7回:生物とその環境(2) 植物の生活
第8回:生物とその環境(3) 動物の生活
第9回:生物とその環境(4) 飼育と栽培
第 10 回:地球と宇宙(1) 地形と土地
第 11 回:地球と宇宙(2) 天気と季節
第 12 回:地球と宇宙(3) 地球と宇宙
第 13 回:地球と環境
第 14 回:筆記試験と自然界の事象についてのディスカッション
第 15 回:授業のまとめと小論文(地球環境について)提出
使用教科書
テキスト:プリント、小学校学習指導要領解説(理科編)、
自己学習の内容等アドバイス
○
○
○
自然現象のニュース・情報を基にした自己学習
シラバスについての予習
講義内容の深化学習
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
自然のしくみ
講義
井谷 雅治
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~3年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
自然事象を通して、自然のしくみやきまりを追求し、自然のもつ偉大さ・巧みさに感動しながら自然は相互
に関わりをもっていることに気付き、地球環境に配慮し、命を大切にできる人間としての生き方を学ぶことを
目的とする。
授業の概要
自然事象に関心をもつと共に授業に積極的に参加し、自然のもつ偉大さ、巧みさ、しくみに共感し、自然を愛
し、自然と共生できる人間を追求する。
学生に対する評価の方法
試験60%・小論文20%・授業態度20%
なお、この授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回:自然科学概論
第2回:学習指導要領の解説
第3回:物質とエネルギー(1) 水溶液
第4回:物質とエネルギー(2) 熱と光と力
第5回:物質とエネルギー(3) 電気と磁石
第6回:生物とその環境(1) 身近な生き物
第7回:生物とその環境(2) 植物の生活
第8回:生物とその環境(3) 動物の生活
第9回:生物とその環境(4) 飼育と栽培
第 10 回:地球と宇宙(1) 地形と土地
第 11 回:地球と宇宙(2) 天気と季節
第 12 回:地球と宇宙(3) 地球と宇宙
第 13 回:地球と環境
第 14 回:筆記試験と自然界の事象についてのディスカッション
第 15 回:授業のまとめと小論文(地球環境について)提出
使用教科書
テキスト:プリント
自己学習の内容等アドバイス
○
○
○
自然現象のニュース・情報を基にした自己学習
シラバスについての予習
講義内容の深化学習
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
生命の科学
講義
日暮 陽子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択
ヒューマンケア学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
授業テーマ: 「生命の科学」では、生体の基本構造である細胞を学ぶ。
到達目標:生体の基本知識の習得
授業の概要
細胞の構造・機能、細胞間の情報伝達を理解したうえで、生体内で起こっている現象について講義をしていき
ます。生体の基本を学ぶことで、生体のしくみを考える基盤を作っていきましょう。
学生に対する評価の方法
筆記試験を行う。評価は以下の配分で行う。
出席点:受講態度(10 点)
試験点:中間試験(40 点)
・期末試験(50 点)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 生命科学とは
第 2 回 細胞:細胞の構成
第 3 回 細胞:細胞内小器官の機能
第 4 回 生体の構成:イオン
第 5 回 生体の構成:生命の物質的基盤
第6回 生命の設計図1
第7回 生命の設計図2
第8回 中間試験とまとめ
第9回 代謝:解糖系・TCA 回路・電子伝達系
第 10 回 エネルギー産生:解糖系・TCA 回路・電子伝達系
第 11 回 細胞間情報伝達
第 12 回 食と健康:消化・吸収
第 13 回 脳の構造・神経細胞
第 14 回 記憶
第 15 回 期末試験とまとめ
使用教科書
生命科学 羊土社 東京大学生命科学教科書編集委員会
自己学習の内容等アドバイス
講義の内容を振り返り、教科書やノートを見直してみてください
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
人間と地球環境
講義
大矢 芳彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
私たちは地球上で生を受け、地球上で生活を営み、そして地球に還る。本講では、私たちの生活の場である
「地球」あるいはそこに住む私たち「人類」というものを様々な観点から理解する。そして私たち人類が今後
も地球と調和的に生きるためには何をすればよいか一人ひとりが考え、行動できる知識と方法を取得すること
を目的とする。
授業の概要
授業方法は講義形式で行うが、画像や映像を取り入れてより理解が深まるよう工夫しながら解説する。
前半は宇宙を知り、宇宙から地球と人類を探ると同時に生きている地球の現状について理解を深めていく。
そして後半には地球の動きと私たちの生活との関係について概説する。ここでは特に、
「自然災害」と「地球環
境問題」についてその現状を認識する。
学生に対する評価の方法
基本的には、平常の授業態度(10%)
、最終時に行う試験(90%)であるが、自主レポートなどを書いた
ものはその内容によって評価に加える。また、授業中に無駄話をするなど他の学生の迷惑行為をした場合
は別途減点する。
授業計画(回数ごとの内容等)
授業計画は、第1回のアンケート調査に基づいて決定されるが、大まかな授業計画は次のとおり。
第 1 回 ガイダンスとアンケート(講義の内容・目的と単位取得の方法など)
第 2 回 宇宙の大きさとその動き(宇宙における地球の位置付け)
第 3 回 星の一生(星の誕生から消滅まで宇宙で行われている現象の認識)
第 4 回 太陽系の構成(地球に近い天体、特に太陽と惑星の特徴)
第 5 回 地球の誕生(どのようにして地球は誕生したのかを探る)
第6回 生命が存在する環境と地球外生命体の可能性(生命は地球だけのものか)
第7回 生命の誕生(地球上で生命がいかに誕生したのかを探る)
第8回 生物の進化と地球環境の変化(生物の進化と地球環境との深い関連性を知る)
第9回 地震の原因と被害(災害の中で最も恐ろしいと言われる地震の原因を探る)
第 10 回 東海地震について(地震予知の現状と東海地震に対する対策の現状についての把握)
第 11 回 地球環境問題の素因(なぜ今、地球環境問題が叫ばれているのかその理由の認識)
第 12 回 エネルギー問題(エネルギー問題の現状とその対策の把握と未来のエネルギーについての考察)
第 13 回 地球温暖化(温暖化問題について地球科学的な見地からの分析と将来予測)
第 14 回 生物種の減少(現在の生物種の減少の現状と過去の生物の進化の歴史との比較)
第 15 回 定期試験とまとめ
使用教科書
「はるかなる地球」 大矢芳彦著 荘人社
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておくこと。専門用語の意味などを事前に調べておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
科学の歴史
講義
松浦 俊輔
[開講期]
[必修・選択]
備考
1〜4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
自然科学や、それと密接に関係する技術が、現代の私たちの社会生活や精神活動にとってどんな役割を担っ
ているのかを理解します。自分の領分とは離れたところの話を、自分の中にあるものと関連づけて理解するこ
とが目標です。
授業の概要
自然科学がどのように成立したか、科学的方法がどのように確立したか、その歴史的な由来や展開をふりか
えることによって、科学的思考のあり方をいくつかの方向から捉えることによって、自然科学や科学技術の総
体的なイメージを把握します。A(前期)は光と色を中心とした科学史の話題、B(後期)はアイデアの誕生、
変遷、革新という面からの話題を取り上げます。
学生に対する評価の方法
①毎回提出してもらう授業の感想(平常点) ②期末試験(基礎知識の確認と論述。論述はあらかじめ課
題を出しておき、下書きを用意して試験に臨んでもらいます)を総合評価します(①50%+②50%)が、
平常点が 6 割に達せず、かつ、全体で合格点に達しない場合は、再評価なしの不合格とします。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス
科学を論じるための手がかりとなる共通のイメージを提示します。
A自然哲学 Bプラトンとアリストテレス
A中世 Bギリシアの先駆的成果(原子論、地動説、アルキメデス)
Aルネサンス B中世(イスラム、大学、合理主義)
A望遠鏡と顕微鏡 Bルネサンス
A光の速さ B天体の動き
Aりんごとは別のニュートン Bコペルニクス的転回
A光の正体(ホイヘンス、ゲーテ) Bチコ・ブラーエとケプラー
A電磁波としての光 Bガリレオ
A光、時間、空間 Bニュートンのりんご
A光の二重性 B失敗から生まれる科学(永久運動機関)
A科学と芸術(色彩と空間) B錬金術から化学へ
A科学と芸術(抽象化) B近代的原子論の成立
試験(90 分)
なお、実際の反応を見て、進度を修正することがあります。
使用教科書
教科書はとくに指定せず、授業時に資料を配付しますが、前期は「青の物理学」
(岩波書店)を標準的な参
考書とします(後期は準備中につき、追って指示します)
。
自己学習の内容等アドバイス
自分の身のまわりにある素材について、科学的に考えることを授業で学習しつつ繰り返し、授業時の感想や
試験の論述に反映させてください。また、上記の「標準的な参考書」を積極的に読んでみることを勧めます。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
美術の世界
講義
鷹巣 純
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
近代以前の日本絵画が問題としてきた視覚表現の諸要素を理解し、情報を視覚によって表現することの意味を
知ることを目標とする。
授業の概要
主に江戸時代以前の日本美術に属するさまざまな絵画の中に示される視覚イメージについて、毎回ひとつの着
眼点を設定し、その意味や歴史的展開を紹介してゆく
学生に対する評価の方法
期末試験およびレポート
原則として再評価は実施しない
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 フィクションとしての絵画
第 3 回 図像とは何か
第 4 回 絵の中の空間
第 5 回 絵の中の空間
第6回 絵の中の言葉
第7回 模倣と見立て
第8回 怪物の造形
第9回 変身のイメージ
第 10 回 腐乱死体の美術
第 11 回 絵画における描かないことと見えないこと
第 12 回 異界へのまなざし
第 13 回 試験・正答解説
第 14 回 レポート講評
第 15 回 レポート講評
使用教科書
なし
自己学習の内容等アドバイス
毎回膨大なスライドを投影するので、記録用の撮影機材があるとよい。毎授業ごとに必ず復習し、ノートの内
容と画像を結び付けておかないと、授業終盤でまとめて試験対策を講じようとしても内容を復元できなくなる
ので注意。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
音楽の世界
講義
黄木 千寿子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1〜4年次前期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
西洋芸術音楽を聴く為にコンサート会場へと足を運ぶ愛好家の数は、年々減少している。その一方、ドラマや
CM 等の BGM、またネット上の音楽配信によって、西洋芸術音楽はポピュラー音楽と並び扱われ、知らず知らず
に我々の耳に届く、意外に身近な存在でもある。この授業では、こうした西洋芸術音楽の流れを歴史的、文化
的に理解することによって、教養としての西洋芸術音楽の知識を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
中世から現代まで、西洋芸術音楽の発展の歴史を概観する。各々の時代における社会的、文化的背景などを交
えながら、比較的有名な楽曲を例に平易な解説を行い、西洋芸術音楽を鑑賞する力を養うとともに、雑多なジ
ャンルの音楽が氾濫する現代において、西洋芸術音楽が果たしてきた役割を理解することを目的とする。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(14%)
、小テスト(26%)
、最終筆記試験(60%)で総合的に評価を行う。試験の欠席は認
めないので注意すること。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション(西洋芸術音楽とは何か、講義内容の概要、参考書の紹介など)
中世音楽(グレゴリオ聖歌とその発展、ノートルダム楽派)
中世〜ルネサンス(アルス・ノヴァ、フランドル楽派)
ルネサンス(16 世紀、ジョスカン・デ・プレ他)
バロック①(マドリガーレ、オペラの誕生)
バロック②(協奏曲、バッハ他)
ウィーン古典派①(前古典派、古典派の作曲技法)
ウィーン古典派②(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン)
ロマン派①(ロマン派の作曲技法、ショパン他)
ロマン派②(ロマン派オペラ、ワーグナー他)
ロマン派③(民族主義の音楽)
世紀転換期から第1次世界大戦へ
20 世紀①(ストラヴィンスキー、シェーンベルク他)
20 世紀②(1945 年以降)
まとめと試験
使用教科書
岡田暁生著『西洋音楽史』中公新書 1816(中央公論新社)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習することが望ましい。授業では音源を多用するため、聴き漏らさないよう注意
する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
音楽の世界
講義
愛澤 伯友
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
・
「音楽とは何か」
「芸術とは何か」
「創作とは何か」を理解し、各自の領域で探求する。
・
「西洋音楽とは何か」
「邦楽とは何か」を理解、探求する。
・教養としての「音楽」を習得する。
授業の概要
「音楽」について、歴史、地理、文化、社会、宗教、民族、風俗、言語などのさまざまな角度からアプローチ
し、音楽の多様性の理解と同時に、本来のリベラルアーツとしての教養を高めます。授業は毎回のテーマを中
心に、講義、音楽、映像など、さまざまなサンプルから深く考察していきます。
学生に対する評価の方法
「授業ごとの参加度」
(30%)-毎回のコメントにて確認、
「期末レポート」
(70%)-講義で習得した「芸
術」
「音楽」
「教養」を各自が理解し、論述できるか。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
「音楽」とは何か? - オリエンテーション、音楽とは何か、西洋音楽と邦楽
日本の音楽(1) - 邦楽は西洋音楽だった(奈良時代、音楽の伝来、邦楽)
日本の音楽(2)- 舶来品の西洋音楽(明治時代、西洋音楽と邦楽)
テキストと音楽(1) - 歌い方には 4 通りもある(テキストと音楽との関係、西洋詩学)
テキストと音楽(2) - 和風ラップに至る道(日本語と音楽の関係、東遊歌、能楽)
宗教と音楽 - 感動『戦場のピアニスト』に隠された秘密(宗教、民族と音楽)
ポピュラー音楽 - Mozart の時代にもポピュラー音楽はあった(大衆芸能と芸術の差異)
日本音楽の受容 - エッフェル塔と三味線(パリ万博、異国趣味、印象派の音楽)
音律 - ドレミは対数?(音響学基礎、音律、世界の音階)
『第 9』とは - なぜ『第 9』は年末恒例?(戦後西洋音楽受容史、西洋音楽の衰退)
著作権 - 自分の曲でも使用料払うの!?(音楽における国内、海外の著作権法の概説)
オペラ - 愛の結末は・・・
(古典派オペラ、イタリア・オペラ、楽劇)
電子音楽 - 電子立国ニッポンはすごい!(発振の原理、発展史、日本の技術とアーティスト)
民族音楽 - 音楽は世界非共通(民族音楽とその関連、民族音楽からの享受)
現代の音楽 - 音楽、なぅ!(20 世紀後半からの現代音楽、音楽と社会)
※内容は、同時代的な出来事を取り扱うため、変更や順番の入れ替えがあります。
使用教科書
指定なし。毎回の授業で資料を配布する。参考資料などについては授業内で紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業で取り上げたテーマに関する楽曲や作品を鑑賞すること。また、作者、時代背景など、関連した項目につ
いても幅広く調べること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
文芸の世界
講義
大島 龍彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
短編小説の魅力
小説とは何か。短篇小説の方法とその魅力について知る。
小説の方程式が解れば誰でも1編の小説が書けることを知る。
☆実際に書いてみたい人は、
「教養総合演習Ⅰ(短編小説を書く)
」を受講してください。
授業の概要
文芸作品には、詩歌・小説・戯曲(脚本・シナリオ)
・評論・随筆など様々なスタイルがある。講義では、特に短編小説
について学ぶ。
『漢書芸文志』によれば、小説とは「街談巷語の説」である。だとすれば、小説では何をどう書いてもよい
はずである。が、これまでに発表された小説には、本質らしきものや普遍的技法といったものがみられる。そこで本講義で
は小説の普遍的要素について学び、有史以来の作品について概観し、作者の立場から小説を読み解いてゆく。
学生に対する評価の方法
テストと授業に取り組む姿勢、レポートなどの提出物によって評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1 回
第2 回
第3 回
第4 回
第5 回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10 回
第11 回
第12 回
第13 回
第14 回
第15 回
講義概説(出席とミニットペーパー・講義の目標とその方法)
文芸の世界概説(詩歌、台本、小説などについて)
志賀直哉「山鳩」と大島龍彦「今朝は雨降り」等における小説の三要素について
小説の三要素と有史以来の作品について 例えば「千一夜物語」「聖書」「源氏物語」など
小説の構造1 例えば志賀直哉「出来事」・大島龍彦「夜想曲」を参考にして
小説の構造2 例えば芥川龍之介「蜜柑」・大島龍彦「台風の夜」他
小説のジャンルについて1 例えば川端康成「合掌」・大島龍彦「妻からの電話」他
小説のジャンルについて2 例えば内田百閒「風の神」・大島龍彦「コルドバの女」他
小説のジャンルについて3 例えばへミンク゛ウェイ「老人と海」・大島龍彦「潮時」他
模倣ということ 例えばレイモンド・チャンドラーと村上春樹など
模倣からオリジナルへ1 例えば芥川龍之介『今昔』から「鼻」へ
模倣からオリジナルへ2 例えば芥川龍之介『今昔』から「運」へ
人称(視点)の問題について・大島龍彦「シャボン玉」他
展開図の作成方法とテスト
講義のまとめ
なお、小説作法の方程式については各講義の中で少しずつ明らかにしていく。
使用教科書
大島龍彦著『丘上町二丁目のカラス』
(新典社)また、必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
予習・事前に指摘するテキスト内の小説および配布する短編小説を分析しながら読んでくる。
復習・本時にあつかった作品の展開図を独自に作成したり鑑賞文を書くことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
演劇の世界
講義
田尻 紀子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ「浄瑠璃の成立と展開」
「文楽」として親しまれている人形浄瑠璃の成立と展開をたどりながら、演劇を通して日本の古典芸能や日
本文化について学び、知識を深めることを目標とする。
授業の概要
浄瑠璃は、江戸時代に「語り」と伴奏を伴った人形劇として完成されたが、その源流は、中世の『平家物語』
(平曲)にまで遡る。本講義では、浄瑠璃の歴史的展開をたどりながら、大人気を博した近松門左衛門の世話
浄瑠璃作品を紹介し、その特色について考察する。また、作品を鑑賞しながら、歌舞伎との関わりや、時代物
の三大名作『菅原伝授手習鑑』
『義経千本桜』
『仮名手本忠臣蔵』についても言及したい。
学生に対する評価の方法
学期末試験の成績(約 80%)や作品鑑賞時等のレポート(約 20%)によって総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション・芸能の起源
第 2 回 時代の特色――中世――
第 3 回 『平家物語』と「語り」の成立
第 4 回 平曲の衰退と早物語『浄瑠璃物語』の流行
第 5 回 浄瑠璃節と人形浄瑠璃の成立
第6回 歌舞伎と浄瑠璃
第7回 時代の特色――近世――
第8回 古浄瑠璃と新浄瑠璃
第9回 近松門左衛門と世話物
第 10 回 ――『曽根崎心中』と『冥途の飛脚』――
第 11 回 作品鑑賞①
第 12 回 作品鑑賞②
第 13 回 時代物三大名作
第 14 回 作品鑑賞
第 15 回 定期試験・まとめ
使用教科書
必要に応じて資料を配付する。
自己学習の内容等アドバイス
作品鑑賞に際しては、鑑賞のための資料を配付するので、事前に目を通したうえで、あらすじや特色など、
作品に関する知識を深めておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康Ⅰ(実習Ⅰ)
実習
正 美智子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前・後期
選択
管理栄養学部
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
Ⅰ. 自然に興味を持たせ、自然に上達させること
Ⅱ. 各自の技能に応じてルールや審判法を高度なものにしていき、最終的に競技と呼べるところまで
もっていく
Ⅲ. バトミントンを楽しむこと、そして、楽しみ方を知ること
授業の概要
スポーツや身体運動は、生涯にわたって健康的な生活を送るために、全ての人間に必要不可欠なものである。
本授業では、バトミントンを中心に理論に基づいた運動実践法を講義し、その具体的方法について実習する。
学生に対する評価の方法
課題に対する取り組みと成果(60%)
、受講態度(40%)など総合的に評価する。本授業は実習科目であるた
め、とくに授業欠席は減点の対象となるので注意すること。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 実習 初歩的技能の習得
1.バトミントンの歴史 2.シャトルあそび 3.グリップ
2回 実習 初歩的技能の習得 ○運動特性、技術、用具などに関する知識の習得
1.ハイサービス 2.ストローク 3.簡易ゲーム
3回 実習 初歩的技能の習得 ○各種グリップの理解
1.ショット ・ドライブ ・スマッシュ ・ヘヤピン ・ドロップ ・クリヤ- ・ロブ
2.簡易ゲーム(ハーフコートダブルスゲーム)の実践
4回 実習 初歩的技能の習得 ○ストロークの理解と競技規則に関する知識の習得
1.いろいろなサービス
・ショートサービス ・ドライブサービス ・クリックサービス
2.簡易ゲーム(オールコート3対3のゲーム)の実践
5回 実習 基本的技能の習得
1.高度なストローク 2.フットワーク 3.基本フライトの組み合わせ練習
6回 実習 基本的技能の習得 ○ダブルスゲームの進め方の理解
1.ダブルスゲーム ・ダブルスのルール ・フォーメーション ・審判法 ・ゲームの実践
7回 講義 VTR(全日本バドミントン選手権大会ダブルスの部)を見る
1.トップアンドバック、サイドバイサイド 2.入れ替わり(攻守)のタイミング
3.VTRを見て動きや打球技術のポイントをまとめ、レポートを提出する
8回 実習 基本的技能の習得 ダブルスゲームの実践 ○サービス中のフォルトの理解
9回 実習 基本的技能の習得 ダブルスゲームの実践 ○ラリー中のフォルトの理解
10 回 実習 基本的技能の習得 ダブルスゲームの実践 ○セッティングの理解
○初歩的技能練習や基本的技
能練習で習得した技術や戦術
11 回 実習 応用技能の習得
公式試合形式でのチーム対抗リーグ戦Ⅰ
12 回 実習 応用技能の習得
公式試合形式でのチーム対抗リーグ戦Ⅱ
をゲームに応用し実践する
13 回 実習 応用技能の習得
公式試合形式でのチーム対抗リーグ戦Ⅲ
○ゲームの内容を検討し、意
14 回 実習 応用技能の習得
公式試合形式でのチーム対抗リーグ戦Ⅳ
見交換を行いながら内容の向
上を図る
15 回 個人で取り組んだ課題の成果をまとめ、レポートを提出する
☆課題とは毎時間実施する 20 分間の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、ランニング)のこと
使用教科書
(参考図書) 大体連研修部作成教材 バドミントン(平成 20 年度作成 DVD 教材シリーズ)
自己学習の内容等アドバイス
バドミントンに必要な基礎体力を身につける努力をすること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康Ⅰ(実習Ⅰ)
実習
正 美智子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
メディア造形学部
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
Ⅰ. テニスの基本技術を習得し、ゲームができる。
Ⅱ. 瞬発力、持久力、調整力などの体力を高める。
Ⅲ. テニスを通してスポーツマンシップを涵養する。
授業の概要
最近の身体運動に関する様々な現象についての科学的研究の進展は著しい。21 世紀を健やかに生きるた
めに、身体運動に関わる科学的知識と手段についてテニスを実践的に学習するなかで獲得する。
テニスは、現在国際的なスポーツであることや、年齢・性別などそれぞれに応じたプレイを楽しむこと
ができるので生涯スポーツに適している。
学生に対する評価の方法
課題に対する取り組みと成果(60%)
、受講態度(40%)など総合的に評価する。本授業は実習科目であるた
め、とくに授業欠席は減点の対象となるので注意すること。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 講義
第2回
第3回
第4回
第5回
実習
実習
実習
講義
第6回 実習
第7回 実習
第8回 実習
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
実習
実習
実習
実習
実習
実習
実習
1.ガイダンス 大学体育の意義、授業の目的や進め方について解説する。
2.スポーツのスキル
テニスの基礎Ⅰ 打球技術 1.ラケットワーク
2.グランドストローク
テニスの基礎Ⅰ 打球技術 1.ボレー
2.サービス
テニスの基礎Ⅰ 打球技術 1.スマッシュ
テニスの技術論 1.技術構造及び基本技術について解説する。
2.一流プレイヤーの動きを分析・解説するとともに受講生の動作について
分析・解説する。
3.打球技術及び動きのポイントについてまとめ、レポートを提出する。
テニスの基礎Ⅱ 総合練習
テニスの基礎Ⅱ ダブルスの基本戦術 1.フォーメーション 2.連続プレイの組み立て
3.コンビネーションの理解と実践
テニスの基礎Ⅱ ダブルスの応用戦術 1.フォーメーション 2.コンビネーション
3.コンビネーションの実践
ルールとマナー 1.試合の進行 2.審判法 3.ルール 4.マナー
テニスの基礎Ⅱ 基礎練習で習得した技術や戦術をゲームに応用し実践する。の応用
応用技能の習得 ダブルス リーグ戦1
応用技能の習得 ダブルス リーグ戦2
応用技能の習得 ダブルス リーグ戦3
応用技能の習得 ダブルス トーナメント戦1
応用技能の習得 ダブルス トーナメント戦2
◎雨天時やコートコンディション不良時は、アリーナまたはサブアリーナで実施する。
使用教科書
(参考図書) VTR
VTR
神和住 純 監修 「ザ・ベスト・オブ・ウィンブルドン」 ポニーキャニオン
BBC 制作 「テニス教室決定版」 ポニーキャニオン
自己学習の内容等アドバイス
テニスに必要な基礎体力を身につける努力をすること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康Ⅰ(実習Ⅰ)
実習
笹川 慶
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
1年次:管理栄養学科
1~4年次:メディア造形学部
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
フライングディスク
フライングディスク(フリスビー)を用いた競技は近年注目されており、性別・年齢に問わず、技能レベルに応じ
て誰でも手軽に楽しめるニュースポーツである。このようなフライングディスクの特性を理解しながら、身体
を動かす喜びやゲームの楽しさを学ぶ。また、異なる個性との関わりを通じて、互いに学び合い,助け合い、
励ましあい、チームとしての強調性などを習得し、生涯を通してスポーツに親しむ習慣を養う。そこで、本講
義ではチームスポーツを中心としたフライングディスク競技を可能な限り紹介、実践することを目的とする。
授業の概要
心身の健康は万人共通の願いであり,健康の上にこそ大いなる個性の発展が期待できる。しかし、近年におけ
る機械文明の急速な発展に伴って心理的なストレスや運動不足が増すと共に,豊饒な食生活とも相俟って健康
を損ねる機会が多発している。そこで本講義では、実際にスポーツ活動を行うことによって、心身の健康を維
持増進させる方法のひとつである生涯スポーツへ自ら積極的に親しむ姿勢を養うことを目標とする。
学生に対する評価の方法
・授業への取り組み方、授業態度等から総合的に評価する
・出席が3分の2に満たないものは単位習得なしとする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 履修に関するガイダンス・オリエンテーション
第 2 回 基本的技能Ⅰ (グリップ、スローイング、キャッチング)
第 3 回 基本的技能Ⅱ (バックハンドスロー、サイドアームスロー、ハンマー、など)
第 4 回 ドッチビー
第 5 回 他競技スポーツ
第6回 アルティメットについて (講義、班編制およびルール)スポーツ
第7回 ポートアルティメットⅠ
第8回 ポートアルティメットⅡ
第9回 基本練習とミニゲーム
第 10 回 他競技スポーツ
第 11 回 アルティメットの練習法(基本動作とフォーメーション、ルール)
第 12 回 リーグ戦Ⅰ
第 13 回 リーグ戦Ⅱ
第 14 回 リーグ戦Ⅲ
第 15 回 トーナメント(リーグ戦Ⅲの結果をもとに)
使用教科書
なし
自己学習の内容等アドバイス
反復練習あるのみ。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康Ⅰ(実習Ⅰ)
実習
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前・後期
選択
前期:幼児保育専攻
後期:子どもケア専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
1) 卓球、バレーボール、バドミントン及び健康的・表現的な身体育成、トレーニング、ストレッチ運動
などの実技を行い、体力の向上を図ることができる。
2)自己の体力の維持・増進のために必要な運動の理解を深め、各スポーツの運動量や運動強度などを
把握して効果的な運動の実践ができる。
授業の概要
本科目では、健康維持のために科学的理論に基づいた運動実践法について実習することを目的とする。
また、スポーツの特性に触れた楽しさを享受する。
学生に対する評価の方法
課題への取り組みの成果及び提出物(50%)
、授業態度(35%)
、レポート(15%)を総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業の目的と内容の概要、授業の準備の仕方、授業日程の説明
第 2 回 スポーツの理論と実践法 卓球① 基礎技能の習得とゲームの実践
(ゲームの方法を学習し、技術や戦術を理解し工夫する。
)
(ゲームをグループごとに行い、スコア表により分析してゲーム内容の向上を図る。
)
(歩数計により卓球の運動量や運動強度を測る。
)
第 3 回 卓球② 応用技能の習得とゲームの実践
第 4 回 卓球③ ゲーム内容の発展
第 5 回 スポーツの理論と実践法 バレーボール① 基礎技能の習得とゲームの実践
(ゲームの方法を学習し、技術や戦術を理解し工夫する。
)
(ゲームをグループごとに行い、スコア表により分析してゲーム内容の向上を図る。
)
(歩数計によりバレーボールの運動量や運動強度を測る。
)
(ゲームの合間には、ストレッチ運動、トレーニングを行う。
)
第 6 回 バレーボール② 応用技能の習得とゲームの実践
第 7 回 バレーボール③ ゲーム内容の発展
第 8 回 スポーツの理論と実践法 バドミントン① 基礎技能の習得とゲームの実践
(ゲームの方法を学習し、技術や戦術を理解し工夫する。
)
(ゲームをグループごとに行い、スコア表により分析してゲーム内容の向上を図る。
)
、
(歩数計によりバドミントンの運動量や運動強度を測る。
)
(ゲームの合間には、ストレッチ運動、トレーニングを行う。
)
第 9 回 バドミントン② 応用技能の習得とゲームの実践
第 10 回 バドミントン③ ゲーム内容の発展
第 11 回 健康的な身体育成法の実践
第 12 回 表現的な身体育成法の実践
第 13 回 リズミカルな身体育成法の実践
第 14 回 歩数計による各スポーツの運動量や運動強度の分析を行う。体重、体脂肪率を自己点検する。
第 15 回 総括
<注意事項> 第 1 回の授業は、NUAS ホールで行う。運動着不要。筆記用具持参。貴重品等は自己管理する。
第 2 回以降の授業では、運動着及び体育館シューズ(室内用)を着用すること。
使用教科書
授業の中でプリント等の資料を配付する。
自己学習の内容等アドバイス
卓球、バレーボール、バドミントンの技術、戦術、ルールの下調べをしておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康Ⅱ(実習Ⅱ)
実習
高橋 篤史
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前期(集中)
選択
口論義運動公園のプールを利用
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
・クロールを中心に四泳法について学び、ゆっくりと長く泳ぐことができるようになること。
・水中で歩行などの運動を行い、自らの健康増進について理解を深める。
授業の概要
生命の源“水“。水と人とのかかわりは深く、人間の身体は水そのものといっても過言ではない。その人間
が水中で運動すると、陸上では考えられない多くの運動効果が得られる。水泳は、全身運動であり、幼児期か
ら高齢期までの一生涯を通じて行なえるスポーツである。
授業では水中運動を通じて健康の維持増進を目指す。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(60%)
、受講態度(20%)
、技術習得状況等(20%)
、について総合的に評価する。
実技が中心であることから履修者は積極的にカラダを動かすことが望ましい。
本授業では再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
オリエンテーション、水の特性、水泳理論等講義
水中ウォーキング、正しい姿勢の習得、クロール(キック・プル)
水中ウォーキング、クロール(姿勢・呼吸の習得)
、背泳(姿勢・キック)
クロール、背泳、平泳(キック)
クロール、背泳、平泳
クロール、バタフライ
4泳法のテスト、アクアエクササイズ
※ 第1回は教室での授業とし、第 2 回よりプールへ移動する。
※ 第2回からは口論義運動公園まで、往復徒歩で移動する。
(片道徒歩約 30 分・雨天時も)
※ 授業は二時間続きで行い、移動の時間はウォーキング運動ととらえて実施する。
※ 移動時のウォーキングには適した服装(ジャージ、夏場はハーフパンツ等)と運動靴を用意すること。
使用教科書
特に使用しない
自己学習の内容等アドバイス
日頃から体調管理を行い、欠席をせずに実技に取り組むことを心がけてほしい。
実技の回数は限られていることから、授業以外でも積極的に水中運動に親しみ、理解を深めてもらいたい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康Ⅱ(実習Ⅱ)
実習
正 美智子
[必修・選択]
備考
選択
全学部対象、現地実習(3泊4日)
[開講期]
[単位数]
1
1~4年次後期(集中)
授業の到達目標及びテーマ
冬季スポーツ種目として、スノーボードを実施する。
授業の目的は、冬の自然環境の中に身を置き、各種目と自然との対話を通して、人類のみが有する運動文化と
しての価値を認識する。また、自然環境と人間との関わり方(自然との交流)
、スノーフィールドを仲間と一緒
に楽しむ基本的な技術やマナーを体験を通して学ぶ。
授業の概要
授業は、学内授業および、現地授業(実習)より構成する。学内授業はスノーフィールドでの現地実習がよ
り円滑に効率よく進められるようにするために行う。現地実習は、各自の技能段階に応じ、初心、初級の班別
に細分して実施する。日程は、午前および午後にスキー場またはスノーフィールドにて実習を行い、夕食後は、
講義、全体会等を通して一層の理解を深める。
学生に対する評価の方法
技術能力(30%)
、受講態度(50%)
、レポート等(20%)を参考に総合的に評価する。本授業は実習科目であ
るため、とくに授業欠席は減点の対象となるので注意すること。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 〔学内授業〕
1.歴史、魅力と概念
2.基礎技術の VTR を教材に運動メカニズム等基礎知識の説明
2回 〔学内授業〕
1.現地授業における生活上の諸注意を行う
2.安全指導
3. 基礎体力トレーニングプログラムの実施について
3回~15 回 〔現地授業〕
スケジュール
1日目
8:15
8:30
大学発
上社発
12:00
12:30
13:00
13:30
昼食
研修所着
集合・移動
開講式
実習
16:00
17:00
集合・移動
入浴
夕食
7:30
8:30
9:30
2日目
起床・洗面
朝食
集合・移動
実習
12:00
13:30
16:00
17:00
19:00
22:30
消灯・就寝
22:30
7:30
8:30
9:30
3日目
起床・洗面
朝食
集合・移動
実習
7:30
8:30
9:30
昼食
12:00
昼食
12:00
4日目
起床・洗面
朝食
集合・移動
実習
<バッジテスト>
閉講式
昼食
13:00
集合・移動
実習
13:30
実習
14:00
研修所出発
16:00
集合・移動
17:00
入浴
夕食
19:00
講義
「滑走理論」
(20:30 迄)
消灯・就寝
22:30
集合・移動
入浴
夕食
講義
「安全なスノーボード
を楽しむために」
(20:30 迄)
消灯・就寝
使用教科書
教科書は使用しないが、資料を作成し配布する
(参考図書) 日本スノーボード協会著作・編集 「JSBAスノーボード教程 」 山と渓谷社
自己学習の内容等アドバイス
とにかく基礎体力を実習前に養っておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康科学
講義
正 美智子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
管理栄養学部・メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「運動やスポーツは健康に良いのか、悪いのか」をテーマに、運動の功罪から健康とスポーツ・身体運動の
関係を考えてみる。そして「よく生きてゆく人間」を目指して、科学的な見地から自分自身の姿や生きてい
ることのメカニズムを心得て生活してもらいたい。そして、授業の成果として、生涯にわたる身体の健康に
たいする意識と活動を期待する。
授業の概要
本講義では、現代生活における健康と身体運動の意味、健康と身体運動のかかわり、身体運動のメカニズム、
具体的な身体運動の実践方法などについて解説する。
学生に対する評価の方法
期末試験(50%)
、課題の提出(10%)
、受講態度(40%)を総合して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 Ⅰ-1.身体は細胞のすみか、そして主は私
1) 自分を見る目をつくる
2回
2) 身体運動の意味
3回
3) 地球誕生のスケールの中に人間をおいてみる
4回
2.宇宙空間における生体変化
5回
3.運動しているとき、身体の中で何がおこっているのか - ヒトは動くようにできている-
6回 Ⅱ-1.生涯発達と健康
1) 発達と健康科学
7回
2) 身体能力の年齢的変化(ライフステージ)に応じた健康スポーツ
8回 Ⅲ-歩行の生涯健康
1.DNAの持つはるかな記憶
2.ヒトがサルと別れた日
9回
3.歩行の定義
10 回
4.歩行の運動学的意義
1) 歩く(ウォーキング)速さと歩幅
2) 歩く速さとエネルギー消費量
11 回
3) 歩行 -健康に良い有酸素性運動-
12 回
4) 歩行と健康 5) 歩行と脳
13 回 Ⅳ-運動とからだの健康
1. 運動不足と健康障害
2.肥満の予防・解消 -基礎代謝量・活動代謝量を高めるためのトレーニング
14 回
3.健康的に痩せるとはどういうことか
Ⅴ-運動の功罪
15 回
期末試験とまとめ
使用教科書
生涯発達の健康科学 藤井勝紀共著(杏林書院)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておくこと。専門用語の意味等を事前に調べておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
スポーツと健康科学
講義
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択
ヒューマンケア学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1)健康な生活を送るために必要となるスポーツや運動に関する科学的な基礎知識を理解する。
2) 生涯にわたる継続的なスポーツ・運動実践による体力の維持・増進を図る方法について理解する。
授業の概要
本科目では、スポーツと健康に関する科学的知識の習得を目的とする。運動と健康、生活習慣病予防と運動、健
健康のための効果的な運動実践法、生涯スポーツ、運動生活の設計、事故予防への配慮、などの内容を取り上
げる。
学生に対する評価の方法
課題への取り組みの成果及び提出物(50%)
、授業態度(30%)
、レポート(20%)を総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業の目的と講義内容の概要、自己学習の仕方、参考図書の紹介、授業日程の説明
スポーツ・運動の意義と健康との関わり
生活習慣病予防のための運動の理論と実践法
定期的な運動実践の効果及び運動例
体脂肪率からみたウエイトコントロールの重要性
歩数による日常生活の運動量の把握
生活習慣チェックリストを用いた健康生活の自己点検
健康のための個人に応じた運動内容、運動量、運動強度、時間、頻度などを配慮した
運動プログラムについて
生活習慣病予防のための運動実践記録をまとめ、レポートを提出する。
運動施設の整備・拡充について
運動クラブの育成・援助について
運動プログラム・行事の設定・提供について
運動生活の類型、構造及び運動者行動
運動と体力及びトレーニングの原則について
運動の安全な行い方と熱中症を予防する具体的方法
健康のための生涯スポーツの理論と実践法
課題のまとめ
総括
使用教科書
授業の中でプリント等の資料を配付する。
参考図書(購入は自由)
: 「健康とスポーツ概論 ― 運動と健康の理論 ― 」 芝山正治他著 圭文社
自己学習の内容等アドバイス
専門用語について復習しておくこと。
[授業方法]
[授業科目名]
英語コミュニケーションⅠ
[単位数]
1
演習
[授業担当者名]
ファルク・スコット・シキ・クラップ
ポージン・ポーター・アリ・ハンフリー
ポッティンジャー・マクドナルド
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択(一部必修)
※ヒューマンケア学部は必修
授業の到達目標及びテーマ
英語ネイティヴスピーカーが担当し、授業進行は基本的に英語で行う。ネイティブの発話に慣れ、基本的な
コミュニケーション能力の養成を目的とする。
授業の概要
自己紹介に始まり、身近な生活に関わる話題について表現できるように指導する。その為に先ず、自然の速
度で話される英語を理解する訓練をしながら、正しい発音の仕方、さまざまな実用的な英語表現を習得させる。
クラス内の、実質的で有効なコミュニケーションを可能にするために少人数クラスを設定する。
尚、具体的な授業計画は、各担当者がそれぞれ授業開始時にプリントもしくは口頭で説明する。
学生に対する評価の方法
授業受講態度30%、授業参加貢献度30%、最終オーラルテスト40%の割合で評価する。再評価は行わ
ない。全授業回数の3分の1以上の欠席者には単位は与えられない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 01 回 Introducing Self and Others.(自己や周りの人の紹介)
第 02 回 Talking about Daily Routine.(日常生活について語る)
第 03 回 Asking to do Something.(してもらいたいことをお願いする)
第 04 回 Talking about Likes / Dislikes.(好き・嫌いについて語る)
第 05 回 Talking about Experiences.(自分の経験談を語る)
第 06 回 Exchanging Personal Information.(個人のアピールをしてみる)
第 07 回 Talking about Frequency of Activities.(クラブやサークルについて語る)
第 08 回 Talking about Past Schedule.(今までのスケジュールを紹介する)
第 09 回 Describing Locations of Places.(場所の具体的位置を述べる)
第 10 回 Talking numbers: Time, schedule, and prices.(数表現についての練習:時間、計画、値段など)
第 11 回 Checking / Confirming Information.(情報の精査と確認)
第 12 回 Positive / Negative Tag Questions.(肯定形・否定形の付加疑問文の練習)
第 13 回 Talking about Future Plans.(先々の計画について語る)
第 14 回 Review Activities / Prep for final oral Test.(総復習・最終オーラルテストの準備)
第 15 回 Final oral Test in small groups.(小グループごとの最終オーラルテストを実施)
使用教科書
原則として、教科書は購入・使用しない。時折、様々な種類の本よりコピーしたものがプリントで配布され
る。学生は自分の英日・日英辞書を持参することが好ましい。
自己学習の内容等アドバイス
機会をみつけて、ラジオ・テレビ・インターネットなどで英会話番組を聴いて、観て英語聞き取り練習を
する。多く英語発話を聴くと、その分耳が慣れ、英語に触れるのが楽しくなる。また、外国映画の字幕スーパ
ーを見ないで観賞することも好ましい。
[授業方法]
[授業科目名]
英語コミュニケーションⅡ
[単位数]
1
演習
[授業担当者名]
安藤・ファルク・スコット・シキ
ポージン・ポーター・アリ・クラップ
マクドナルド・ポッティンジャー
[開講期]
[必修・選択]
1年次後期
選択(一部必修) ※ヒューマンケア学部は必修
備考
授業の到達目標及びテーマ
英語コミュニケーションⅠに引き続き、さらに進んだコミュニケーション能力の増進を目的とする。日常生活上想定される
さまざまなシチュエーションに対応できるようよう訓練する。
授業の概要
徹底的なパターン練習によって基本表現を習得したうえで、より幅広い会話範囲を維持できるように、語彙力の増強に努め
る。想定される一般的なシチュエーションを発展させることによって、より現実的な応用力を高める。英語コミュニケーショ
ンⅠと同様、小人数クラスで行う。
尚、具体的な授業計画は、各担当者がそれぞれ授業開始時にプリントもしくは口頭で説明する。
学生に対する評価の方法
授業受講態度30%、授業参加貢献度30%、最終オーラルテスト40%の割合で評価する。再評価は行わない。全授業
回数の3分の1以上の欠席者には単位は与えられない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 01 回 Responding to a question or statement. Following up a conversation.
(質問および提示に対して回答する。英会話を続ける。
)
第 02 回 Agreeing and disagreeing an opinion. Asking for and giving shorter directions.
(意見に対して賛成したり反対したりする。簡単な指示の内容を尋ねたり、与えたりする。
)
第 03 回 Giving an opinion. Giving reasons. Starting and following up conversation.
(意見を述べる。理由を述べる。会話を始めて、そのまま続ける。
)
第 04 回 Giving instructions. Asking for help. Commenting.
(指示を与える。助けを求める。感想を述べる。
)
第 05 回 Inquiring and giving information about times and prices.
(時間と値段について尋ねたり情報を与えたりする。
)
第 06 回 Getting attention. Talking about countries, cities, travel abroad and entertainment.
(注意をこちらに向ける。国、都市、海外旅行そして娯楽について話合う。
)
第 07 回 Confirming and giving advice. Saying good-bye. Talking about friends.
(助言を確認したり与えたりする。お別れの挨拶。友達のことを語る。
)
第 08 回 Talking about holidays/events plans. Ending and following up a conversation.
(休暇やイベント計画について語る。会話を終わらせるまたはそのまま続ける。
)
第 09 回 Talking about New Year's custom and entertainment. Talking about similarities.
(新年の習慣や楽しみ方について語る。他国との類似点を語る。
)
第 10 回 Responding to happy/unhappy news.
(幸福なもしくは不幸な知らせに対応する。
)
第 11 回 Asking people to do things formally and informally.
(人々に型にはめて行動すること、また型にはまらないで行動することを依頼する。
)
第 12 回 Inquiring and giving information about drugs/medicines. Confirming a statement.
(薬についての情報を尋ねたり教えたりする。提示内容を確認する。
)
第 13 回 Inquiring and giving information about tours abroad. English for Study Abroad.
(海外旅行について尋ねたり教えたりする。海外で学ぶ英語)
第 14 回 Excitements. Thanks. Closing remarks.
(感激の言葉。感謝の言葉。言及を終える。
)
第 15 回 Final 0ral test in small groups.
(小グループでの最終会話テスト)
使用教科書
原則として、教科書は購入・使用しない。時折、様々な種類の本よりコピーしたものがプリントで配布される。学生は自分の
英日・日英辞書を持参することが好ましい。
自己学習の内容等アドバイス
機会をみつけて、ラジオ・テレビ・インターネットなどで英会話番組を聴いて、観て英語聞き取り練習をする。多く英語発
話を聴くと、その分耳が慣れ、英語に触れるのが楽しくなる。また、外国映画の字幕スーパーを見ないで観賞することも好ま
しい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
英語コミュニケーションⅢ
演習
S.ポージン
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前・後期
選択
[単位数]
1
前・後期は同内容でリピート
授業の到達目標及びテーマ
This class has 3 goals
1. Learn vocabulary
2. Practice speaking
3. Use English in a game or activity
授業の概要
The course focus is solely on developing its participants SPEAKING skills. Most of the lessons will
begin by a short free talk between the teacher and the participants individually or a game between the
teacher and the whole class. Below is a tentative study plan for 15 lessons comprising Communication
skills and areas. However, there will be some changes in the order and the contents according to the
member’ interests, and learning needs.
学生に対する評価の方法
Grading is based on the following
1. being active in class
50
2. group activities
30
3. speaking/interview test 20
Total
100
授業計画(回数ごとの内容等)
第 01 回
第 02 回
第 03 回
第 04 回
第 05 回
第 06 回
第 07 回
第 08回
第 09 回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
Introduction to this class.
Speaking about yourself.
Speaking about daily life
Describing people
Group Activity Preparation
Group Activity
Speaking about past activities
Speaking about plans
Giving instructions
Group Activity Preparation
Group Activity
Inviting, accepting and rejecting invitations
Review for test
Vocabulary/interview test
Last class. Speaking about your future
使用教科書
No textbook is required for this class. The teacher will provide all materials for this class..
準備学習の内容等アドバイス
To maintain better progress, students are encouraged to watch English TV programs, and movies, occasionally
visit NUAS English Lounge, and write a diary in English.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
総合英語Ⅰ
演習
安藤(直)・加藤(直)・増田
足立・杉浦(恵) ・林(久)
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択(一部必修)
※ヒューマンケア学部は必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
英文で書かれた専門書や雑誌、各種文献はもちろん、情報時代の今日、インターネットで海外の最新情報を得るために英語
の読解力は不可欠である。本講では、英語で書かれた文章の意味を正確に理解する能力の習得を目的とする。
授業の概要
語と語の有機的な関係を重視したフレーズ・リーディングから、パラグラフ・リーディングへと読み進める訓練をする。対
象によっては精読よりもむしろ早く要点を把握することが優先される場合もあり、
それぞれの目的に応じた読み方を学習する。
英訳量を増やし、経験からそのテクニックを学ぶ。
尚、具体的な授業計画は、各担当者がそれぞれ授業開始時にプリントもしくは口頭で説明する。
学生に対する評価の方法
テストもしくは課題60%、授業受講態度20%、授業参加貢献度20%で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 講義 授業計画・試験方法(評価方法)についての説明
今後の授業受講上の注意、勉強方法、授業進行詳細などを説明する。
第2回 演習 英文和訳①
英語講読の基本として、ベーシックイングリッシュの英訳を試みる。
第3回 演習 英文和訳②
第2回からステップアップして、段階的に英文内容および長さのレベルを上げる。
第4回 演習 英文和訳③
第3回で行った和訳用教材のレベルを上げる。
第5回 演習 英文和訳④
今後順次、教材レベルを向上させて行く。
第6回 演習 平常テスト実施
第5回までの授業で行った英訳の成果をレベル的に精査する。
第7回 演習 英文和訳⑤
第6回での結果を見て、教材内容レベルを定め、それに応じた英文内容で和訳を行う。
第8回 演習 英文和訳⑥
第7回の教材をステップアップさせた英文で和訳を行う。
第9回 演習 英文和訳⑦
第8回の教材をステップアップさせた英文で和訳を行う。
第 10 回 演習 英文和訳⑧
第9回の教材をステップアップさせた英文で和訳を行う。
第 11 回 演習 英文和訳⑨
第10回の教材をステップアップさせた英文で和訳を行う。
第 12 回 演習 英文和訳⑩
第11回の教材をステップアップさせた英文で和訳を行う。
第 13 回 演習 復習・質疑応答
いままでの英文和訳の中でよく理解できなかった部分をピックアップして再検討する。
第 14 回 演習 最終テストもしくは課題訳提出
担当者が一定の英文を提示し、テスト形式解答もしくは課題として提出する。
第 15 回 予備日 学生の習熟度合による、進度遅延の場合に備える。
使用教科書
最初の授業にて、もしくは授業ごとに担当者がプリントなどで配布する。原則として教科書は使わない。
自己学習の内容等アドバイス
総合英語Ⅰ(前期)では、主として英文和訳を学習するので、英語本や雑誌、またインターネットなどで
英語の文章に触れる機会をできるだけ多く持つように心がけてほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
総合英語Ⅱ
演習
安藤(直)・加藤(直)・増田
足立・杉浦(恵) ・林(久)
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(一部必修)
※ヒューマンケア学部は必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
総合英語Ⅰで習得した英語読解力に基づいて、正しい英語表現力を養うことを目標とする。日本語の内容をそれぞれの目的
に応じ正確に英語で表現するためには、多くの英文に接し、語彙・語法・英語特有の表現などについて知ることが必要である。
授業の概要
本講では現代社会のさまざまな問題や、興味深い身辺の話題を扱ったマテリアルを用いて実用的な語彙、語法を習得させな
がら、英語表現の訓練をする。単に機械的な和文英訳ではなく、自己表現につながるものとして、英語の文章を書く能力を高
めたい。量を重ね、テクニックを習得する。
尚、具体的な授業計画は、各担当者がそれぞれ授業開始時にプリントもしくは口頭で説明する。
学生に対する評価の方法
テストもしくは課題60%、授業受講態度20%、授業参加貢献度20%で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 講義 授業計画・試験方法(評価方法)についての説明
今後の授業受講上の注意、勉強方法、授業進行詳細などを説明する
第2回 演習 和文英訳①
和文英訳の基本として、ベーシックイングリッシュの英訳を試みる。
第3回 演習 和文英訳②
第2回からステップアップして、段階的に和文内容および長さのレベルを上げる。
第4回 演習 和文英訳③
第3回で行った英訳用教材のレベルを上げる。
第5回 演習 和文英訳④
今後順次、教材レベルを向上させて行く。
第6回 演習 平常テスト実施
第5回までの授業で行った英訳の成果をレベル的に精査する。
第7回 演習 和文英訳⑤
第6回での結果を見て、教材内容レベルを定め、それに応じた和文内容で英訳を行う。
第8回 演習 和文英訳⑥
第7回の教材をステップアップさせた和文で英訳を行う。
第9回 演習 和文英訳⑦
第8回の教材をステップアップさせた和文で英訳を行う。
第 10 回 演習 和文英訳⑧
第9回の教材をステップアップさせた和文で英訳を行う。
第 11 回 演習 和文英訳⑨
第10回の教材をステップアップさせた和文で英訳を行う。
第 12 回 演習 和文英訳⑩
第11回の教材をステップアップさせた和文で英訳を行う。
第 13 回 演習 復習・質疑応答
いままでの和訳英訳の中でよく理解できなかった部分をピックアップして再検討する。
第 14 回 演習 最終テストもしくは課題形式英作文提出
担当者が一定の和文を提示し、テスト形式解答をする。もしくは課題英作文を提出する。
第 15 回 予備日 学生の習熟度合による、進度遅延の場合に備える。
使用教科書
最初の授業にて、もしくは授業ごとに担当者がプリントなどで配布する。原則として教科書は使わない。
自己学習の内容等アドバイス
総合英語Ⅱ(後期)では、主として和文英訳を学習するので、本や雑誌、またインターネットなどで
自分が英語に訳せそうな日本語の文章に触れ、実際に英語で表現してみる。
(初段階では翻訳ソフトを使って
もかまわない。但し、翻訳ソフトの訳は間違いが多々あるので、のち修正する必要がある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
総合英語Ⅲ
演習
林 久男
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
家族的な明るい雰囲気の中で、異国語としての英語を話す・聴く・書く・読みの4技能を通じて、英語国の文
化・歴史・習慣などを学習する。地球語としての英語を重視して、コミュニケーション手段として幅広く運用
する技能を深めることを目標とする。
授業の概要
異国を理解するには、母国の事情も知っていると、比較しながら、効果的に学習できるから、日本の民話や詩
歌を英語で読んでみる。インターネットから、新しい海外情報も入手して、ニュース英語の読み方も、身に付
けてもらいたい。英語国の人情を、少しでもわかるために、ジョークを英語で読む機会も作りたい。日本の小
咄・落語も、英語で鑑賞する。音声面を向上させるために、時に英語の歌を取り入れる。
学生に対する評価の方法
平常の授業に対する取り組む姿勢(50%)と14回目の授業で実施する試験結果(50%)を
総合的に判断して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 宮沢賢治の「雨にも負けず.
.
.
」を英語で読む。
第 2 回 英会話の練習。
第 3 回 ネットからの教材。
第 4 回 英語のジョーク。
第 5 回 日本の小咄を英語で読む。
第6回 ピーター・ラビットを読む。
第7回 海外ニュースを読む。
第8回 日本の昔話を英語で読む。復習小テスト
第9回 ネットからの教材。
第 10 回 英語の歌。
第 11 回 英語のなぞなぞ問題。
第 12 回 ネットからの教材。
第 13 回 定期試験についての傾向と対策。
第 14 回 定期試験及び授業
第 15 回 落語を英語で楽しむ。
上記の授業計画は、受講生の興味と進捗状況に応じて、臨機応変に順番を
変更したり、一部内容を変えることもありうる。
使用教科書
毎回、プリントを用意するので、特定のテキストは、採用しない。常に、辞書を持参してほしい(できれば、
昔からの紙の辞書を)
自己学習の内容等アドバイス
語学学習の基本は、単語力と基本文法力。予習より復習に重点を置いて、毎回新出単語と語句を見直すこと。
習った英文を音読練習することの努力を忘れないでください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
実践英語Ⅰ
演習
林 久男
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前期
選択
管理栄養学部・ヒューマンケア学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
英語検定2級に合格するための英語力を養成すること。現代英語に多面的に取り組む。世界語としての英語を
実践的に運用する技能を習得することを目標とする。
授業の概要
異国語としての英語学習を通して、自国語と比較しながら、英語国の文化・歴史・習慣などを学びたい。英語
を読む・聴く・話す・書くという4技能を重点に置きながら、家族的雰囲気の中で、みんなと一緒に楽しく、
英語に慣れるような授業をめざす。音声面を充実させるために、英語の歌を時に取り入れる。
学生に対する評価の方法
平常の授業に対する取り組む姿勢(50%)と14回目の授業で実施する試験結果(50%)を総合的に判
断して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業の内容説明。過去の問題を利用して基礎力養成。
第 2 回 英検2級問題の出題形式を解説。
第 3 回 文法問題を中心に解く。
第 4 回 同上
第 5 回 比較的短い英文を解釈する。
第6回 同上
第7回 E-メールの英文を解読する。
第8回 同上
復習の単語小テスト
第9回 やや長い英文を速読して、大意を把握する訓練。
第 10 回 同上
第 11 回 リスニングテストの実施。
第 12 回 長文英語の内容理解の方法を説明する。
第 13 回 同上
第 14 回 定期試験及び授業
第 15 回 二次面接試験の解説と実施。
上記の授業計画は、学生の反応・関心と進捗状況に応じて、臨機応変に
順番を変更したり、一部内容を変更したりすることもあります。
使用教科書
「7日間完成英検2級予想問題ドリル(旺文社)
」
自己学習の内容等アドバイス
語学学習の基本は、単語力と基本文法力。予習より復習に重点を置いて、毎回新出単語と語句を見直すこと。
習った英文を音読練習することの努力を忘れないでください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
実践英語Ⅰ
演習
森 明智
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前期
選択
メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業は「実用英語技能検定試験(英検)2 級」合格のための実力を養う事を目的としている。英検 2 級の
問題は簡単ではないが、合格のためには満点を取る必要は全くない。よって、一次試験においては「各セクシ
ョンの攻略」
、二次試験においては、
「英語面接の練習」という準備の有無が合格への大きな決め手となる。こ
のため、各問題に取り組む中で、それぞれの正解・不正解の「理由・意図」をおさえ、
“合格のための自分の指
針を知る事”が授業のテーマになる。
授業の概要
15 回という限られた授業数の中で短期間集中的な問題演習となる。英検 2 級の出題形式を体験し、それぞれ
の問題の意図を探り適確に応答するコツをつかめる授業となるよう配慮する。授業の後半では二次試験(英語面
接)の準備も行う。授業の開始時には簡単な復習の時間がある。
時間が許す限り、問題演習のみならずさまざまな言語材料(映画、TV ドラマ、インターネット)を提供する
予定。
『自分の得意とする英語学習法』を見出し、
「英語の授業以外でも英語に親しめる方法」見出して欲しい。
本授業は Computer LAB にて行うため、コンピュータを用いた英語学習を身につける良い機会にもなる。授業へ
の要望などは、積極的に受け入れる方針であるため、遠慮なく要望を述べてもらいたい。英検 2 級は就職の際
に、履歴書において十分なアピールとなる資格である。その事を念頭に置いて、真剣な取り組みを求める。
学生に対する評価の方法
授業に対する取り組み(30%)
、課題提出(20%)
、確認テストでの得点(50%)を考慮して評価する。試
験については事前に必ず告知するので、試験の実施の日は特に出席を厳守する事。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回目は、授業内容の説明および英検 2 級という試験を知るための模擬試験の場である。
第 2 回~第 6 回までは、英検 2 級の「語彙力・英熟語の習得・語順整序・(読解練習)」の問題演習と攻略を行
う。第7回~第 11 回までは、
「リスニング」の問題演習と攻略を行う。第 13 回と第 14 回では、2 次試験対策
を行うが、あくまで予定であり、授業の様子を見て変更する可能性はある。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業および英検 2 級についての説明。受講生の英検へのニーズ調査。
語い問題 (part1)
語い問題 (part2)
語法問題 (part1)
語法問題 (part2)
語順整序 (part1) + 復習
第 1 回確認テストとまとめ
リスニング演習 (part1)
リスニング演習 (part2)
リスニング演習 (part3)
リスニング演習 (復習)
第 2 回確認テストとまとめ
2 次試験対策 (英語面接) (part1)
2 次試験対策 (英語面接) (part2)
第 3 回確認テストおよび総括
使用教科書
英検 2 級 頻出度別問題集 (CD 付き) (高橋書店)
自己学習の内容等アドバイス
英語の運用能力は、
「正しい英文に触れて覚えてしまう事」に最大のポイントがある。授業内で出てきた英文は、
できるだけ復習の中で覚えてしまうようにする事。授業内でも復習の機会があるので、活用する事。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
実践英語Ⅱ
演習
林 久男
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前期
選択
管理栄養学部・ヒューマンケア学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
TOEICテストで、目的に応じた高得点を獲得するための英語力を養成すること。現代英語に多面的に取り
組む。世界の中での地球語としての英語を重視して、コミュニケーションの手段として活用する方法を幅広く
学びたい。
授業の概要
出題形式を分かりやすく解説する。過去の問題を参考にして、問題形式に慣れるように、練習を繰り返す。英
語学習を通して、英語国の文化・歴史・習慣なども、詳しく面白く説明していく。もちろん、英語を読む・聴
く・話す・書くという4技能を重点において、授業を進める。家族的雰囲気の中で、みんなで楽しく、英語に
触れて、親しめる工夫をしたい。
学生に対する評価の方法
平常の授業に対する取り組む姿勢(50%)と14回目の授業で実施する試験結果(50%)を総合的に判
断して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業の内容説明。過去の問題を参考に、出題形式を解説。
第 2 回 写真描写問題を解説。
第 3 回 応答問題を解説。
第 4 回 会話問題を解説。
第 5 回 説明文問題を解説。
第6回 短文穴埋め問題を解説。
第7回 長文穴埋め問題を解説。
第8回 読解問題を解説。
第9回 復習単語小テスト。
第 10 回 弱点の補強。
第 11 回 同上
第 12 回 応用問題。
第 13 回 定期試験の傾向と対策
第 14 回 定期試験及び授業
第 15 回 全体的総復習&まとめ
上記の授業計画は、受講生の興味と進捗状況に応じて、臨機応変に順番を
変更したり、一部内容を変えることもありうる。
使用教科書
「TOEICテスト対策実況中継(コスモピア)
」
自己学習の内容等アドバイス
語学学習の基本は、単語力と基本文法力。予習より復習に重点を置いて、毎回新出単語と語句を見直すこと。
習った英文を音読練習することの努力を忘れないでください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
実践英語Ⅱ
演習
森 明智
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前期
選択
メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業は今日の日本企業で広く採用される英語能力判定試験である TOEIC の対策を目的とし、履歴書に書
ける点数である“500 点”を目標としている。内容は決して容易な問題ばかりではない。よって、当然ながら
教員は授業に投入するが、履修生の努力をも期待する。TOEIC は「Listening」
、および「Reading」の 2 セク
ションからなるが、その双方を体験し、攻略のための力の養成が授業のテーマになる。
授業の概要
TOEIC の問題形式はかなり固定されており、限られた時間内で数多くの問題(200 問)が出る。そのため、じっ
くり考えながら問題を解く手法や、一文ずつ訳して解答する手法は適切ではない。
「問題からいち早く最低限の
情報を読み取り解答する」ことが要求される。ただ、そのためには、普段の取り組みの中でポイントをつかむ
意識を持つ必要がある。授業では「リスニング」
「リーディング」双方をバランスよく含めて、合理的かつ実効
性のある試験対策の場にしていきたい。また、授業への受講生からの質問などを順次答えていく予定である。
積極的に質問や要望等、伝えてもらいたい。コンピューターを個々人に備えた教室での授業となる。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)
、課題(10%)に加え、2 回の確認テストでの得点(50%)。試験については事前に必ず告知
するので、その試験実施の日には特に出席を厳守する事。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
TOEIC の試験形式は、以下の形となっている。
①リスニング(聞き取り ⇒ 4 種類)
(1) 写真問題(10 問) (2)質問と返答の問題(30 問) (3)会話文問題(30 問) (4)モノローグ(一人語り)の問題(30 問)
②リーディング(読み取り ⇒ 3 種類)
(1) 短文穴埋め問題(40 問) (2) 長文穴埋め問題(12 問) (3)短文読解問題(48 問)
使用するテキストは上記の 7 つのセクションを、それぞれのユニットに含んだ内容の構成となっている。下記の通り、様々な
話題があるので楽しみつつ取り組む事も良い。
(〔 〕の中は発音と構文のテーマ)
第 1 回 授業および TOEIC に関する説明と TOEIC に対する受講生のニーズの調査。
第 2 回 テキスト Lesson1 (旅行) 〔接尾辞による品詞の見極め〕
第 3 回 テキスト Lesson2 (日常生活) 〔注意すべき主語と動詞の一致〕
第 4 回 テキスト Lesson3 (健康) 〔動詞の後の動名詞・不定詞の選択〕
第 5 回 テキスト Lesson4 (外食) 〔分詞の叙述用法と限定用法〕
第 6 回 テキスト Lesson5 (出来事) 〔関係詞の制限用法と非制限用法〕
第 7 回 第1回確認テストとまとめ
第 8 回 テキスト Lesson6 (遊び) 〔注意すべき受動態〕
第 9 回 テキスト Lesson7 (メディア) 〔同形の単語の品詞の見極め〕
第 10 回 テキスト Lesson8 (オフィス) 〔3 つの完了形の違い〕
第 11 回 テキスト Lesson9 (人材) 〔比較を使った慣用表現〕
第 12 回 テキスト Lesson10 (金融) 〔置詞・接続詞いずれにも使える語〕
第 13 回 テキスト Lesson 11 (昇進) 〔従属節における主語の省略〕
第 14 回 テキスト Lesson12 (購買) 〔代名詞の特殊な用法〕
第 15 回 第 2 回確認テストと全体総括・今後の指針の指示。
※ クラスの全体的な英語運用能力によって、授業内容は変更される可能性がある。
使用教科書
THE NEXT STAGE TO TEH TOEIC TEST Pre-intermediate 金星堂
自己学習の内容等アドバイス
英語の運用能力は、
「正しい英文に触れて覚えてしまう事」に最大のポイントがある。授業内で出てきた英文は、
できるだけ復習の中で覚えてしまうようにする事。授業内でも復習の機会があるので、活用する事。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
実践英語Ⅱ
演習
安藤 直
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
ファッション造形学科
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
今日広く社会で評価されている英語力の試験である TOEIC 450-500 点以上達成を目標とし、文法、構文、表
現法、リスニングを中心に学習する。
授業の概要
インターネット上から各自が任意にファッションに関わる英文を翻訳材料として選び、それを辞書や翻訳ソ
フトなどを利用して、自身で日本語に訳する。また、逆に日本語記事を探し、それを同様の方法で英語に訳す
る。その後、担当教員に添削してもらったり、アドバイスを受けて、正確な日本語訳・英語訳を作成して行く。
完成した翻訳文はファイル形式で所定のドライブ内の専用フォルダにコピーして提出する。日本語訳・英語訳
の割合は50%ずつとする。
合わせて、パソコンで TOEIC 対策ソフトを使って学習する。使用するソフトは、ALC NetAcademy2 というア
ルク教育社と日立ソフトウエアエンジニアリングが共同開発した、TOEIC 用の学習ソフトであるが、英語一般
の学力向上にも役立つ。受講学生の習熟度に応じてステップバイステップ形式で進んで行くシステムで、自学
自習用としても使える。他に、
「道場」という正解答に対してポイントが加算される単語学習システムもあり、
ゲーム感覚で学習ができる。得たポイント数は、最終成績評価点に加算される。
学生に対する評価の方法
翻訳のファイル提出数とその内容で評価する。併せて、e ラーニングソフトに備わっている評価システ
ムを参考にし、授業受講態度・貢献度などを加味して総合評価をおこなう。同時に、道場ポイント数、単
語帳の作成度合も評価の一部に加える。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 講義 授業計画・評価方法についての説明
コンピュータの使い方および具体的な学習法について説明する
第2回 演習
情報トピック入手ならびに英訳・和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第3回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第4回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第5回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第6回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第7回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第8回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第9回 演習
新たな情報トピック入手ならびに和訳の後担当者のチェックを受ける。
(ワープロに打ち込み、プリントアウト
したものを提出)後に Microsoft Word に 清書して、訂正箇所を赤色で判別させて、所定のサーバー内のフォ
ルダに転送する。
第 10 回 演習&実習
初中級コースプラスリスニングのユニット1~3を解答する。
第 11 回 演習&実習
初中級コースプラスリスニングのユニット4~7を解答する。
第 12 回 演習&実習
初中級コースプラスリスニングのユニット8~10を解答する。
第 13 回 演習&実習
「道場」ユニットの解答を行う。
断片的に作成してきた単語帳を一つのファイルにまとめる。時間があれば「道場」ユニットを進める。高いポ
イントを目指す。
第 14 回 演習&実習
「道場」ユニットの解答を行う。
断片的に作成してきた単語帳を一つのファイルにまとめる。時間があれば「道場」ユニットを進める。高いポ
イントを目指す。
第 15 回 予備日(総復習)
使用教科書
インターネット上の記事および専用ソフトを使用
自己学習の内容等アドバイス
常日頃からネットや雑誌でファッションに関する英文記事を意識して読むように心がける。最新のファッシ
ョン情報・傾向を掴む努力をする。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
実践英語Ⅲ
演習
森 明智
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業は、TOEFL (Test of English as a Foreign Language)の試験対策を目標としている。英語圏の大学
や大学院において本格的な海外留学を希望している学生やさらに高い英語力を付けたい学生に向けて、学術
的な、アカデミックな英語力をつける内容が授業のテーマである。(TOEIC 対策ではない点に注意する事)
授業の概要
現在の TOEFL は、Listening、Reading、Writing、Speaking の 4 セクションから成るが、名古屋学芸大学
が実施する留学システム内の TOEFL では、Listening, Grammar, Reading の 3 セクションになり、試験形式
が変わる。よって、初回の授業で、受講希望者のニーズを確認する予定である。基本的に、本授業では短期間
で結果が出やすい Listening のセクションに特に着目して授業内容を進めていく。ただ、Grammar や、
Speaking・Writing のセクションも、解答のコツがあるため、スコアをあげるための方法を示したい。また、
様々な言語材料(映画、音楽、インターネットなど)を、時間が許す限り授業で紹介する。授業では、Computer
Lab にて問題演習する機会を設ける予定である。コンピュータを用いた英語学習方法を身につける良い機会に
したい。大学での外国留学を考えている意欲ある学生の真剣な取り組みを求める。
学生に対する評価の方法
授業に対する取り組み(30%)
、課題提出(20%)
、およびテスト(50%)での得点を考慮して評価する。試
験については事前に必ず告知するので、実施の日には出席を特に厳守する事。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
・TOEFL への準備段階として、第 2 回~第 7 回までは一文ずつに区切った形で TOEFL の英文に取り組み、
さらに学術的な語いに触れていくための内容を行う。
・スコアアップへの実践力を高めるため、第 9 回からは TOEFL の実際の問題に似た形の英文を対象にして授
業を進めていく。
・時間が許す限り、毎回の授業で Grammar や Speaking・Writing の攻略も授業内容に含める。
第 1 回 講義に関する Introduction 、および TOEFL についての説明。受講生の TOEFL へのニーズ調査。
受講生の事前の英語力を調査するための模擬試験(成績には何ら関係しない)
第 2 回 問題演習:Listening (4~5 語のディクテーション / 5~6 語のディクテーション) + α ①
第 3 回 問題演習:Listening (ディクテーション否定形 / 否定形(not の短縮形)) + α ②
第 4 回 問題演習:Listening (ディクテーション l と r / 発音とスペル) + α ③
第 5 回 問題演習:Listening (二重母音 / 長い名詞句) + α ④
第 6 回 問題演習:Listening (慣用表現 / 7~8 語のディクテーション) + α ⑤
第 7 回 問題演習:Listening (第 2 回から第 7 回までの復習) + α ⑥
第 8 回 第 1 回模擬試験実施(授業内)および既習事項確認
第 9 回 問題演習:Listening (ノートの取り方 / 話し言葉の特徴) + Grammar or Speaking
第 10 回 問題演習:Listening (使役動詞 / 助動詞(could/should/would)) + Grammar or Speaking
第 11 回 問題演習:Listening (口語表現 / 句動詞・イディオム) + Grammar or Speaking
第 12 回 問題演習:Listening (基本動詞 学生生活のキーワード①) + Grammar or Writing
第 13 回 問題演習:Listening (学生生活のキーワード② / 健康相談) + Grammar or Writing
第 14 回 問題演習:Listening (第 9 回から第 13 回までの復習) + Grammar or Writing
第 15 回 第 2 回模擬試験実施(授業内)および総括
使用教科書
TOEFL テストリスニング問題 350 喜田慶文 著 (旺文社)
自己学習の内容等アドバイス
英語の運用能力は、
「正しい英文に触れて覚えてしまう事」に最大のポイントがある。授業内で出てきた英文は、
できるだけ復習の中で覚えてしまうようにする事。授業内でも復習の機会があるので、活用する事。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
フランス語Ⅰ
演習
田村 真理
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
視聴覚教材の付いた教科書を用いて、フランス語の基礎を学習する。単語、表現、基本的な文法規則を学び、
コミュニケーションの四つの能力すべて(読む、書く、聞く、話す)において均等に使えることをめざす。
また、フランスの文化についての理解も深める。
フランス語検定試験の5級が目標。
授業の概要
教科書の各課は会話と練習問題で構成されている。会話で重要な単語、表現、文法事項を学び、練習問題で理
解と定着をはかる。ほぼ2週に1課のペースで進み、各課ごとに小テストを行う。
学生に対する評価の方法
各課ごとに行う小テストを 60 パーセント、授業中の会話や聞き取りへの参加を 40 パーセントとして評価
する。小テストの追試は特別な場合以外行わない。遅刻は欠席とし、5回欠席すると失格。
再試験は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業について説明、第0課(アルファベと基本表現)
第 2 回 第0課の復習、第1課(国籍を言う)
第 3 回 第0課のテスト、第1課復習、第2課(名前・職業を言う)
第 4 回 第1課のテスト、第2課復習、フランス語の発音と綴りの読み方
第 5 回 第2課のテスト、第3課(もちものをたずねる)
第6回 第3課復習、第4課(趣味を語る)
第7回 第3課のテスト、第4課復習、第1~第4課復習の練習問題
第8回 第4課のテスト、第5課(誰か尋ねる)
第9回 第5課復習、第6課(したいことを尋ねる)
第 10 回 第5課テスト、第6課復習、第7課(住んでいるところを言う)
第 11 回 第6課テスト、第7課復習、第8課(何をしているか尋ねる)
第 12 回 第7課テスト、第8課復習、第5~第8課の練習問題
第 13 回 第8課テスト、第9課(家族を語る)
第 14 回 第9課復習、第10課(年齢を言う)
第 15 回 第9課テスト、第10課復習
使用教科書
藤田裕二著、
『パスカル・オ・ジャポン』
、白水社
自己学習の内容等アドバイス
復習してテストに備えること
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
フランス語Ⅱ
演習
田村 真理
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
2~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
フランス語Ⅰに続き、フランス語の基礎を学習する。単語、表現、基本的な文法規則を学び、コミュニケーシ
ョンの四つの能力すべて(読む、書く、聞く、話す)において均等に使えることをめざす。
また、フランスの文化についての理解も深める。
フランス語検定試験の4級が目標。
授業の概要
教科書の各課は会話と練習問題で構成されている。はじめの数回はフランス語のⅠで学習した内容を復習し、
その後は各課の「会話」を通じて、重要な単語、表現、文法事項を学び、
「練習問題」で理解と定着をはかる。
ほぼ2週に1課のペースで進み、各課ごとに小テストを行う。
学生に対する評価の方法
各課で行う小テストを60パーセント、授業への参加を40パーセントとして評価する。小テストの追試
は特別な場合以外、行わない。遅刻は欠席とみなし、5回欠席すると失格。
再試験は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 フランス語Ⅰで学んだ内容の復習(第0課~第3課)
第 2 回 同上(第4課~第6課)
第 3 回 同上(第7課~第9課)
第 4 回 第10課(年齢を言う)
第 5 回 第10課復習、第11課(時刻を言う)
第6回 第10課テスト、第11課復習、第9~第11課の練習問題
第7回 第11課テスト、第12課(紹介する)
第8回 第12課復習、第13課(日課を説明する)
第9回 第12課テスト、第13課復習、第14課(量を表す)
第 10 回 第13課テスト、第14課復習、第15課(天候を言う)
第 11 回 第14課テスト、第15課復習、第12~第15課の練習問題
第 12 回 第15課テスト、第16課(比較する)
第 13 回 第16課復習、第17課(過去のことを語る)
第 14 回 第16課テスト、第17課復習、第18課(未来のことを語る)
第 15 回 第17課テスト、第18課復習
使用教科書
藤田裕二著、
『パスカル・オ・ジャポン』
、白水社
自己学習の内容等アドバイス
必ず復習し、テストのために準備して下さい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
中国語Ⅰ
演習
李 萍
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業は半年で中国語の発音要領、基礎的文法と初歩的な会話を身に付けることを目標とする。
授業の概要
中国語はリズム感がとても大事なので、まず発音をしっかり教える。正確な発音から簡単な会話に入り、さ
らに短文を理解するために、必要な文法を系統的に教えていく。授業は教材に沿って進行する。
学生に対する評価の方法
期末試験の成績を基本点数として、授業中の練習の出来具合と授業への態度を参考にしながら、プラス・マ
イナスして総合点を出す。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
履修に関するガイダンス・オリェンテーション
第 1 課 中国語の特徴と発音要領及びその構成を説明する。
第 2 課 母音・子音と声調(アクセント)を組んで発音の練習をさせる。
第 3 課 「自己紹介」。人称代名詞と平叙文、否定文の学習。
第 3 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第 4 課 「これは誰のですか?」。指示代名詞、疑問詞、副詞と疑問文の学習。
第 4 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第 5 課 「あなたはどこに行きますか?」。動詞の学習。
第 5 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第 6 課 中国語と中国事情
第 7 課 「これはどうですか?」。形容詞の学習。
第 7 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
「チャレンジ問題」を用いて学習する。
総合的復習。
試験とまとめ。
(受講者の理解度をみながら進度を調整する)
使用教科書
プレントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
前回の授業で学習した内容を復習してほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
中国語Ⅱ
演習
李 萍
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
2~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
この授業では、それぞれの場面を設定して、受講者が自分なりの会話能力を形成していくための手がかり
をつかませる。中国語での会話資質を向上させることを目的とする。
授業の概要
この授業は「中国語Ⅰ」を修了した学生が受ける科目である。まず前半で習得したものを復習して、正確な
発音に直す。
「中国語Ⅰ」につづいてテキストの後半に沿って教え、文法も「中国語Ⅰ」の後につづく。各課が
終わったごとに、本文の会話を真似して、それぞれ自分の事情に合う言葉に書き直す。その後、それらの短文
で会話を練習する。
学生に対する評価の方法
期末試験の成績を基本点数として、授業中の練習の出来具合と授業への態度を参考にしながら、プラス・マ
イナスして総合点を出す。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
履修に関するガイダンス・オリェンテーション
第2回
第8課 「中国語Ⅰ」で学んだ疑問詞、動詞、形容詞を復習する。
第3回
第9課 「中国語Ⅰ」で学んだ文の表現を復習する。
第4回
第 10 課 「あなたは食事をしましたか?」。過去形、完了文を学習する。
第5回
第 10 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第6回
第 11 課 「彼はいつ用事がありますか?」。時間の表現を学習する。
第7回
第 11 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第8回
第 12 課 「あなたの家は遠いです遠くないか?」。介詞、反復疑問文を学習する。
第9回
第 12 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第 10 回 第 13 課 中国語と中国事情
第 11 回 第 14 課 「あなたは何時から始まりますか」。助動詞を学習する。
第 12 回 第 14 課の要点,難点を詳細に説明する。本文を真似して,トレーニングを行う。
第 13 回 「チャレンジ問題」を用いて学習する。
第 14 回 総合的復習。
第 15 回 試験とまとめ。
(受講者の理解度をみながら進度を調整する)
使用教科書
プレントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
前回の授業で学習した内容を復習してほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
日本語表現
講義
大島 龍彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
管理栄養学部
前期・後期リピート
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
特に書くことに対する抵抗感を払拭し、書くことが楽しく感じられる心を養い、読者を逃さず最後まで付き
合ってもらえる文章の書き方(技法)を学ぶ。
授業の概要
日本語表現の扱う範囲は、音声言語と文章言語である。が、講義では特に後者について学ぶ。書きたい事柄
を多く持つ方法や、書かなければならない事柄へのアプローチの方法と、それらを表現する方法の具体につい
て学ぶ。
学生に対する評価の方法
テストと授業に取り組む姿勢、レポートなどの提出物によって評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
講義概説(出席とミニットペーパー・講義の内容とその方法・学ぶということ)
書けることの再発見とその内容
何を書くか。如何に書くか。知っていることしか書けない。
起承転結と序破急ということ。
「起」に全力を出す。
「書き出し」と「主題」
明快な文章は一文が短い。
時間軸と方向軸について
文章のレッスンに「接続語」はいらない。
強い名詞と形容語
写生文と報告文について
小論文について(論より証拠)
履歴書で学ぶ日本語表現 1
履歴書で学ぶ日本語表現 2
これまでの講義内容に関する質疑応答の後テスト
講義のまとめ
使用教科書
必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
書くことは書き慣れることが大切。毎日数行日記を書くこと。日常生活に目をこらし、話したくなることを
メモしておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
日本語表現
講義
鈴木 亙
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
メディア造形学部
ヒューマンケア学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
特に書くことに対する抵抗感を払拭し、書くことが楽しく感じられる心を養い、読者を逃さず最後まで付き合
ってもらえる文章の書き方(技法)を学ぶ。
授業の概要
講義では、日本語表現に関わる範囲のうち特に文章表現について学ぶ。書きたい事柄を多く持つ方法そして書
かなければならない事柄へのアプローチの方法、それらを表現する具体的な方法について学ぶ。
学生に対する評価の方法
授業に取り組む姿勢と、レポートなどの提出物等とによって総合的に評価する。
本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
講義概要、作文を書く
第2回
言語活動の重要性、情報処理の仕方・文章の書き方
第3回
言葉との出会い、文章とは何か
第4回
コミュニケーション論(
『人は見た目が9割』など)
第5回
言語表現の言語学、多義文
第6回
修飾の仕方、読点の打ち方
第7回
修飾について
第8回
論文・レポートの書き方
第9回
間違えやすい日本語・敬語
第 10 回 『記号空間論』
第 11 回
日常生活の言葉の冒険・言葉遊び
第 12 回
小論文の書き方(就職対策)
第 13 回
精神的な冒険・エコグラム
第 14 回
物理的な冒険
第 15 回
講義のまとめ
使用教科書
必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
書くことは書き慣れることが大切です。毎日数行日記を書くこと、日常生活に目をこらし、話したことをメモ
しておくことなどに注意を払ってみてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報リテラシー
演習
堀尾 正典・内田 君子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
管理栄養学部・メディア造形学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現代人にとって、あふれる情報の中から正確で適切なものを選び(情報の判断と取捨選択)
、状況に応じた形
にして伝える(現状分析と情報発信能力)と言った情報活用能力は無くてはならないものと言える。本授業で
は、大学生活で頻繁に要求されるレポート作成の演習を通じ、PC操作能力とこれら情報活用能力を修得する
ことが大きなテーマになる。このような能力は総括して情報リテラシーと呼ばれることが多い。
授業の概要
この授業は、教養のコンピュータ演習系科目の基礎となる科目である。大学生活では、多くの場面で、学習
や研究の成果としてさまざまなレポートを作成しなければならない。効果的なレポートを作成するためには、
インターネットを含めたコンピュータの活用能力に加え、テーマの決め方、調査の進め方、内容のまとめ方と
いったレポートそのものの作成技法も重要になってくる。そこで、この授業ではコンピュータの基本から学習
を始め、よりよいレポートを効率的に作成するために必要となる考え方や知識を学ぶ。最後に自ら決めた自由
なテーマに沿ってレポートの作成を試みる。
具体的な演習内容として、
・パーソナルコンピュータの基本的な取り扱い(WWW や電子メールによる情報の検索・送受など)
・ワープロソフト(Microsoft Word)の基本操作
・レポートの書き方とワープロソフトを用いたレポートの作成
と言った点が学習の中心になる。演習では、単にパソコンの操作技能だけでなく、ネットワーク社会における
マナーやソフトウェアの著作権、論理的なレポートを書くために必要な考え方や、ふさわしい情報の取捨選択
といった事柄にまで話題が及ぶことになるであろう。
学生に対する評価の方法
普段の受講態度(20%程度)、授業内で提出する基本課題(20%程度)とレポート課題(60%程度)で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーションと PC の基本(受講上の諸注意や講義概要、成績の評価方法などについて説明)。
第2回 PC の基本操作(パーソナルコンピュータについての概論、各種基本操作、タッチタイプ)
第3回 インターネットとメール(インターネットの歴史と発展経緯、ネットワーク社会の光と陰、WWW によ
る情報の検索、電子メールの送受方法、各種パスワードの変更方法)
第4回 ビジネス文書と基本書式(ビジネス文書とは、基本的な書式機能)
第5回 作表(作表、イラスト、文字装飾)
第6回 描画(図形描画)
第7回 基本課題その1(学習した機能を使い複合文書を作成)
第8回 基本課題その2(同上)
第9回 レポートの書き方1(論理的な文章について)
第10回 レポートの書き方2(大学におけるレポートとは、書き方、レポートフォーマットについて)
第11回 レポート課題の作成1(最近のニュースなどより各自が自由にテーマを決める)
第12回 レポート課題の作成2(インターネットなどを利用した文献調査)
第13回 レポート課題の作成3(章立て・執筆)
第14回 レポート課題の作成4(推敲・添削・修正・提出)
第15回 レポート課題提出(提出)
使用教科書
なし。授業内でテキストの代わりとなるレジュメを公開するので、各自利用されたし。
自己学習の内容等アドバイス
レポート作成では、図書館や自宅などでの積極的な情報収集が望まれる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報処理Ⅰ
演習
濱島 秀樹
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業では,レポート作成などの演習を通じ,PC操作能力と情報の取捨選択,発信能力(この演習では,
このようなコンピュータリテラシーとメディアリテラシーを統合して情報リテラシーと呼んでいる)を学ぶこ
とが大きな目的である。レポート作成においては,与えられた状況で,効果的な情報を的確に収集,整理し,
自らの考え方を論理的に提供できる能力を身につけていく。
授業の概要
この授業は,教養のコンピュータ演習系科目の基礎となる科目である。大学生活では,多くの場面で,学習
や研究の成果としてさまざまなレポートを作成しなければならない。効果的なレポートを作成するためには,
インターネットを含めたコンピュータの活用能力に加え,テーマの決め方,調査の進め方,内容のまとめ方と
いったレポートそのものの作成技法も重要になってくる。そこで,この授業ではコンピュータの基本から学習
を始め,よりよいレポートを効率的に作成するために必要となる考え方や知識を学ぶ。
具体的な演習内容として,
・パーソナルコンピュータの基本的な取り扱い(WWW や電子メールによる情報の検索・送受など)
・ワープロソフト(Microsoft Word)の基本操作
・レポートの書き方とワープロソフトを用いたレポートの作成
と言った点が学習の中心になる。演習では,単にパソコンの操作技能だけでなく,ネットワーク社会における
マナーやソフトウェアの著作権,論理的なレポートを書くために必要な考え方や,ふさわしい情報の取捨選択
といった事柄にまで話題が及ぶことになるであろう。
学生に対する評価の方法
普段の受講態度(40%程度),授業内で提出する基本課題(40%程度)とレポート課題(20%程度)で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーションと PC の基本(受講上の諸注意や講義概要,成績の評価方法などについて説明)。
第2回 PC の基本操作(パーソナルコンピュータについての概論,各種基本操作,タッチタイプ)
第3回 インターネットとメール(インターネットの歴史と発展経緯,ネットワーク社会の光と陰,WWW によ
る情報の検索,電子メールの送受方法,各種パスワードの変更方法)
第4回 ワードの基本的各種操作
第5回 ワードによる作表(作表,イラスト,文字装飾など)
第6回 ワードによる描画(図形描画など)
第7回 基本課題その1(学習した機能を使い複合文書を作成)
第8回 基本課題その2(同上)
第9回 ビジネス文書と基本書式(ビジネス文書とは,基本的な書式機能)
第 10 回 レポートの書き方1(論理的な文章について)
第 11 回 レポートの書き方2(大学におけるレポートとは,書き方,レポートフォーマットについて)
第 12 回 レポート課題の作成1(最近のニュースなどより各自が自由にテーマを決める)
第 13 回 レポート課題の作成2(インターネットなどを利用した文献調査)
第 14 回 レポート課題の作成3(章立て・執筆・推敲・添削・修正)
第 15 回 レポート課題提出(提出)
使用教科書
なし。参考図書は必要に応じ紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
レポート作成では,図書館や自宅などでの積極的な情報収集が望まれる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報処理Ⅰ
演習
堀尾 正典
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現代人にとって、あふれる情報の中から正確で適切なものを選び(情報の判断と取捨選択)
、状況に応じた形
にして伝える(現状分析と情報発信能力)と言った情報活用能力は無くてはならないものと言える。本授業で
は、大学生活で頻繁に要求されるレポート作成の演習を通じ、PC操作能力とこれら情報活用能力を修得する
ことが大きなテーマになる。このような能力は総括して情報リテラシーと呼ばれることが多い。
授業の概要
この授業は、教養のコンピュータ演習系科目の基礎となる科目である。大学生活では、多くの場面で、学習
や研究の成果としてさまざまなレポートを作成しなければならない。効果的なレポートを作成するためには、
インターネットを含めたコンピュータの活用能力に加え、テーマの決め方、調査の進め方、内容のまとめ方と
いったレポートそのものの作成技法も重要になってくる。そこで、この授業ではコンピュータの基本から学習
を始め、よりよいレポートを効率的に作成するために必要となる考え方や知識を学ぶ。最後に自ら決めた自由
なテーマに沿ってレポートの作成を試みる。
具体的な演習内容として、
・パーソナルコンピュータの基本的な取り扱い(WWW や電子メールによる情報の検索・送受など)
・ワープロソフト(Microsoft Word)の基本操作
・レポートの書き方とワープロソフトを用いたレポートの作成
と言った点が学習の中心になる。演習では、単にパソコンの操作技能だけでなく、ネットワーク社会における
マナーやソフトウェアの著作権、論理的なレポートを書くために必要な考え方や、ふさわしい情報の取捨選択
といった事柄にまで話題が及ぶことになるであろう。
学生に対する評価の方法
普段の受講態度(20%程度)、授業内で提出する基本課題(20%程度)とレポート課題(60%程度)で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーションと PC の基本(受講上の諸注意や講義概要、成績の評価方法などについて説明)。
第2回 PC の基本操作(パーソナルコンピュータについての概論、各種基本操作、タッチタイプ)
第3回 インターネットとメール(インターネットの歴史と発展経緯、ネットワーク社会の光と陰、WWW によ
る情報の検索、電子メールの送受方法、各種パスワードの変更方法)
第4回 ビジネス文書と基本書式(ビジネス文書とは、基本的な書式機能)
第5回 作表(作表、イラスト、文字装飾)
第6回 描画(図形描画)
第7回 基本課題その1(学習した機能を使い複合文書を作成)
第8回 基本課題その2(同上)
第9回 レポートの書き方1(論理的な文章について)
第10回 レポートの書き方2(大学におけるレポートとは、書き方、レポートフォーマットについて)
第11回 レポート課題の作成1(最近のニュースなどより各自が自由にテーマを決める)
第12回 レポート課題の作成2(インターネットなどを利用した文献調査)
第13回 レポート課題の作成3(章立て・執筆)
第14回 レポート課題の作成4(推敲・添削・修正・提出)
第15回 レポート課題提出(提出)
使用教科書
なし。授業内でテキストの代わりとなるレジュメを公開するので、各自利用されたし。
自己学習の内容等アドバイス
レポート作成では、図書館や自宅などでの積極的な情報収集が望まれる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
表計算演習
演習
古藤 真
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
管理栄養学部
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
到達目標は、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) Excel2010 を取得できる範囲、内容、難易度と
する。また、学生の到達度によっては、Excel の応用として、モデル化とシミュレーションまで学び、傾向分
析やABC分析などの各種のデータ分析手法の基礎と、マクロ(VBA)を利用する応用能力まで発展させる。
授業の概要
表計算ソフトあるいはスプレッドシートともいう(Microsoft Excel)を用いて、表やグラフの作成、統計処理
等における基本知識の再確認と効率的な作成技法について学ぶ。機能や操作方法だけでなく、わかりやすく表
現力のある資料を短時間に作成できるように努める。応用能力として、複雑な計算やシミュレーション、デー
タの集計や統合あるいは抽出というデータベース処理の基礎までを学ぶ。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度(20%)、実技試験(60%)、情報リテラシーを身につけさせる自習型の Web テスト(20%)
などで総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンスおよび基本操作 受講する上での諸注意や演習の概要、成績の評価方法など
第 2 回 Excel の基礎知識 データ入力
第 3 回 Excel 入門 簡単な表の作成 ファイル操作 プリンタの操作 演習室利用の際の諸注意
第 4 回 ワークシートの活用1
第 5 回 ワークシートの活用2
第6回 ワークシートの活用3
第7回 グラフ1
第8回 グラフ2
第9回 試験(第 4 回~第 8 回の範囲)とまとめ
第 10 回 データベース1
第 11 回 データベース2
第 12 回 データベース3
第 13 回 Excel の応用1
第 14 回 Excel の応用2
第 15 回 試験(第 10 回~第 14 回の範囲)とまとめ
使用教科書
Windows 7 対応30時間でマスター Excel 2010 実況出版編集部編 (実教出版)
自己学習の内容等アドバイス
ソフトウェアの修得には、短期間で集中して演習することも必要です。時間があれば教科書を自習すること。
Web テストの URL は、授業の中で連絡します。随時実施すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
表計算演習
演習
堀尾 正典
[単位数]
2
[開講期]
1~4年次後期
[必修・選択]
備考
選択
1 年次:管理栄養学部
1~4 年次:メディア造形学部
授業の到達目標及びテーマ
企業内では、ワープロや電子メールとならび、表集計ソフトの利用頻度は高い。なぜならば表集計ソフトは、
データの管理や計算を行うもので、電卓代わりの簡単な計算からプログラミングに近い複雑な作業まで利用者
の工夫とアイディアにより広い範囲がカバーできるものだからである。
この授業では、まず代表的な表集計ソフト EXCEL の基本的な使い方について学習する。その後、各自が決めた
目的のワークシートを作成していく。受講者は、実現目標の設定、実現のための問題点抽出、試行錯誤による
問題点の解決など、問題解決に必要な様々なプロセスを、これら演習を通して体験していくことになる。この
ような体験を通じて高度な問題解決能力の修得を目指すことが本授業の大きな目標である。
授業の概要
本科目は、表集計ソフトを用いて様々なデータ・情報の収集、管理、分析について学ぶ。演習は、
・代表的な表計算ソフト EXCEL の基本操作や機能について
・アンケートによるデータ収集方法について
・実践的な活用法
を学習した後、学生諸君が今行っている(あるいは、過去に行っていた、または架空のものでもよい)アルバ
イトに対して、その 1 ヶ月分の給与を計算・管理できるワークシートの作成を行う。各自が、雇用条件の異な
ったアルバイトに対して、実現すべき機能を選別し、それぞれの創意工夫と試行錯誤のチャレンジで完成を目
指すことになる。本講義を通じて、そのような問題解決の楽しさを体験していただければと考える。
学生に対する評価の方法
受講態度(15 点程度)
、授業内で提出する課題(85 点程度)の完成度で総合的に判断して評価する。課題
点は、必修部分が 50 点であり、残りは、複雑な雇用条件を計算式に実現できた場合、その実現難易度に応
じて 35 点を満点とした工夫点として加点される。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション(受講上の諸注意や講義概要、成績の評価方法などについて説明)とデータの入力・編集
の基本。
第2回 書式、印刷、リンク貼り付けなど基本操作の説明
第3回 計算機能についての学習
第4回 グラフ機能についての学習
第5回 データベース機能についての学習(アンケート作成と集計の方法)
第6回 関数の基本、絶対番地、混合番地、IF 関数の基本
第7回 IF 関数の入れ子
第8回 IF 関数と論理積・論理和
第9回 日付処理の方法
第10回 検索行列関数の使い方
第11回 カレンダーを作る
第12回 バイト給与計算表の作成1(実現機能の検討)
表集計ソフトを利用して、自分自身が現在行っているアルバイトなどに対し、その1ヶ月分の勤怠と給与状況を計
算管理できるようにする。作成するものは、実際の学生生活に利用できうるようなものであること。
第13回 バイト給与計算表の作成2(必須機能の実現)
第14回 バイト給与計算表の作成3(工夫機能の実現)
第15回 バイト給与計算表の採点(課題提出)
使用教科書
なし。授業内でテキストの代わりとなるレジュメを公開するので、各自利用されたし。
自己学習の内容等アドバイス
授業内の内容を一人で繰り返し独習するなどの復習を時間外に行うことが、理解の定着には効果的である。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報処理Ⅱ(表計算)
演習
濱島 秀樹
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校あるいは企業内でのパソコン利用形態は,ワープロソフトや電子メールとならび,表集計ソフトの利用
頻度が高い。これは,表集計ソフトはデータの管理や計算を得意とし,電卓代わりの簡単な利用から複雑なプ
ログラミングに近い作業まで利用者の工夫とアイディアに応じて様々な活用が可能になるからである。学習し
た事柄は現在の生活に対して有益になることはもちろんであるが,なによりも演習を通じて学ぶ,問題に対す
る試行錯誤の取り組みは,将来の自分にも必ずプラスとなるであろう。このような行為の積み重ねが,大きな
問題解決能力の育成につながるからである。
授業の概要
本科目は,表集計ソフトを用いて様々なデータ・情報の収集,管理,分析について学ぶ。演習は,
・代表的な表計算ソフト EXCEL の基本操作や機能について
・アンケートによるデータ収集方法について
・実践的な活用法
を学習した後,学生諸君が保健あるいは心理アンケート等を行い,収集したデータを計算・管理できるワーク
シートの作成を行う。各自が,性質の異なったデータに対して,適切な機能を選択し,それぞれの創意工夫と
試行錯誤で完成を目指すことになる。認定心理士資格取得希望者は受講が強く望まれる。
学生に対する評価の方法
受講態度(60 点程度)および授業内で提出する課題(40 点程度)で総合的に判断して評価する。本授業は,
再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション(受講上の諸注意や講義概要,成績の評価方法などについて説明)とデータの入
力・編集の基本。
第2回 書式,印刷,リンク貼り付けなど基本操作の説明
第3回 計算機能についての学習
第4回 グラフ機能についての学習
第5回 データベース機能についての学習(アンケート作成と集計の方法)
第6回 関数の基本,絶対番地,混合番地,IF 関数の基本
第7回 IF 関数の入れ子
第8回 IF 関数と論理積・論理和
第9回 ピボットテーブルの活用
第 10 回 検索行列関数の使い方
第 11 回 カレンダーを作る
第 12 回 保健あるいは心理アンケートの作成と実施,表集計ソフトを利用して,アンケート用紙を作成する。
第 13 回 アンケートから得たデータの打ち込みと分析その1
第 14 回 データの分析その2と解釈
第 15 回 計算表と作図を含めたレポート作成(提出)
使用教科書
なし。参考図書は必要に応じ紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業内の内容を一人で繰り返し独習するなどの復習を時間外に行うことが,理解の定着には効果的である。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報処理Ⅱ(表計算)
演習
堀尾 正典
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
企業内では、ワープロや電子メールとならび、表集計ソフトの利用頻度は高い。なぜならば表集計ソフトは、
データの管理や計算を行うもので、電卓代わりの簡単な計算からプログラミングに近い複雑な作業まで利用者
の工夫とアイディアにより広い範囲がカバーできるものだからである。
この授業では、まず代表的な表集計ソフト EXCEL の基本的な使い方について学習する。その後、各自が決めた
目的のワークシートを作成していく。受講者は、実現目標の設定、実現のための問題点抽出、試行錯誤による
問題点の解決など、問題解決に必要な様々なプロセスを、これら演習を通して体験していくことになる。この
ような体験を通じて高度な問題解決能力の修得を目指すことが本授業の大きな目標である。
授業の概要
本科目は、表集計ソフトを用いて様々なデータ・情報の収集、管理、分析について学ぶ。演習は、
・代表的な表計算ソフト EXCEL の基本操作や機能について
・アンケートによるデータ収集方法について
・実践的な活用法
を学習した後、学生諸君が今行っている(あるいは、過去に行っていた、または架空のものでもよい)アルバ
イトに対して、その 1 ヶ月分の給与を計算・管理できるワークシートの作成を行う。各自が、雇用条件の異な
ったアルバイトに対して、実現すべき機能を選別し、それぞれの創意工夫と試行錯誤で完成を目指すことにな
る。本講義を通じて、そのような問題解決に対する楽しさを体験していただければと考える。
学生に対する評価の方法
受講態度(15 点程度)
、授業内で提出する課題(85 点程度)の完成度で総合的に判断して評価する。課題
点は、必修部分が 50 点であり、残りは、複雑な雇用条件を計算式に実現できた場合、その実現難易度に応
じて 35 点を満点とした工夫点として加点される。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション(受講上の諸注意や講義概要、成績の評価方法などについて説明)とデータの入
力・編集の基本。
第2回 書式、印刷、リンク貼り付けなど基本操作の説明
第3回 計算機能についての学習
第4回 グラフ機能についての学習
第5回 データベース機能についての学習(アンケート作成と集計の方法)
第6回 関数の基本、絶対番地、混合番地、IF 関数の基本
第7回 IF 関数の入れ子
第8回 IF 関数と論理積・論理和
第9回 日付処理の方法
第10回 検索行列関数の使い方
第11回 カレンダーを作る
第12回 バイト給与計算表の作成1(実現機能の検討)
表集計ソフトを利用して、自分自身が現在行っているアルバイトなどに対し、その1ヶ月分の勤怠と給与状
況を計算管理できるようにする。作成するものは、実際の学生生活に利用できうるようなものであること。
第13回 バイト給与計算表の作成2(必須機能の実現)
第14回 バイト給与計算表の作成3(工夫機能の実現)
第15回 バイト給与計算表の採点(課題提出)
使用教科書
なし。授業内でテキストの代わりとなるレジュメを公開するので、各自利用されたし。
自己学習の内容等アドバイス
授業内の内容を一人で繰り返し独習するなどの復習を時間外に行うことが、理解の定着には効果的である。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ネットワーク論
/情報処理Ⅲ(ネットワーク論)
講義
望月 達彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1.ネットワークに関する基礎知識と技術を習得する。
2.パソコンを LAN やインターネットに接続する時の基本的な問題に対処できる。
授業の概要
今日のようなネットワーク社会においては、コンピュータは LAN やインターネットなどに接続されているこ
とは必須となっており、ネットワークに関する幅広い知識や技術が要求されている。本講義では、LAN とイン
ターネットを中心としたこれらの基礎知識について学ぶ。
学生に対する評価の方法
以下に述べる各項目の得点を合計し、評価する。
・試験(80%)
:第 15 回授業時に実施する。
・授業参画態度(20%)
:授業に対する意欲的な取り組みを評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス(授業の基本方針と期間の授業計画)
第 2 回 ネットワークの概要
(LANとWAN、ネットワークを構築するハードウェア、クライアント/サーバ・システム)
第 3 回 OSI参照モデル(OSI参照モデルの概要)
第 4 回 TCP/IP①(TCP/IPの概要、TCP/IPとOSI参照モデル)
第 5 回 TCP/IP②(IPアドレス、サブネットマスク)
第 6 回 LAN①(LANの特徴、伝送媒体の種類)
第 7 回 LAN②(LANの種類、プロトコル)
第 8 回 WAN①(WANの構成とインタフェース、伝送制御)
第 9 回 WAN②(電気通信サービス)
第 10 回 インターネット①(インターネットの特徴、接続技術、ドメイン名)
第 11 回 インターネット②(インターネットのサービス)
第 12 回 インターネット③(インターネットの接続方法)
第 13 回 ネットワークセキュリティ(セキュリティの概念、不正アクセス行為と対策、ウイルス)
第 14 回 ネットワーク関連知識(ネットワーク管理ツール、OS、符号化と伝送技術、関連法規)
第 15 回 試験(90 分間)
使用教科書
なし
但し、随時プリント等の補足資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
本講義は、情報処理技術者試験の「IT パスポート試験」と「基本情報技術者試験」の内容を含んでいるので、
関連の書籍が参考になる。
[授業方法]
[授業科目名]
プレゼンテーション演習
演習
/情報処理Ⅳ(プレゼンテーション)
[単位数]
2
[開講期]
[必修・選択]
1~4年次後期
選択
[授業担当者名]
内田 君子
備考
授業の到達目標及びテーマ
本科目のテーマは、自分が発見したことや考え、アイデアなどを表現するための道具としてプレゼンテーシ
ョンソフト(Microsoft PowerPoint)を活かしながら課題探求することである。
特に課題の作成・発表・評価を主体とし、具体的なテーマに基づいたプレゼンテーションの実際を体験しな
がら、効果的なプレゼンテーションを行うための知識と技術を習得することを到達目標とする。
授業の概要
ビジネスの現場では、プレゼンテーション能力のある人、クリエイティブな能力のある人の活躍がめざまし
くなっている。
そこで本科目は、 プレゼンテーションの基本の理解、資料の作成法の習得、プレゼンテーションのスキル習
得、 聴者・評価者としての態度の理解と習得、という四つの側面から展開する。
具体的な授業の進め方として、プレゼンテーションの基礎知識、プレゼンテーションソフトの機能と操作、
効果的なプレゼンテーションテクニック、課題の作成・発表・評価等の各項目について学習して行く。
学生に対する評価の方法
プレゼンテーションの結果(50%)、提出を義務付けた課題(30%)、授業における取組状況(20%)により評
価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
作成)
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス(授業概要や受講上の諸注意、評価方法の説明、パソコンリテラシーのチェックなど)
プレゼンテーションの基礎(プレゼンテーションの概要と PowerPoint の基本操作)
プレゼンテーションデータ作成の基礎 1(テキストデータによるスライドの作成)
プレゼンテーションデータ作成の基礎 2(スライドの編集・加工、印刷)
プレゼンテーションデータ作成の基礎 3(図表やグラフの利用)
プレゼンテーションデータ作成の基礎 4(スライドマスタの利用、特殊効果の設定)
復習問題
プレゼンテーションの実践 1(オリジナルプレゼンテーションのテーマ設定、ストーリーシートの
プレゼンテーションの実践 2(情報の収集、スライドの作成)
プレゼンテーションの実践 3(スライドの作成)
プレゼンテーションの実践 4(シナリオの作成)
プレゼンテーションの実践 5(発表する技術、発表を聞く技術、討論の技術、評価の技術について)
プレゼンテーションの実践 6(リハーサルの実施、チェックシートによる自己評価)
発表 1(プレゼンテーションの実施と聞き手による評価)
発表 2(プレゼンテーションの実施と聞き手による評価)
使用教科書
実教出版編集部(編)
『30 時間でマスター プレゼンテーション+PowerPoint2010』実教出版
自己学習の内容等アドバイス
課題を出すので、その内容を中心に復習してくること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
データベース演習
/情報処理Ⅵ(データベース)
演習
内田 君子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本科目のテーマは、データベースシステムを用いて身近な問題を解決することができる実践的な情報処理能
力の育成である。
特に実務を想定した例題演習を主体とし、データベースソフト(Microsoft Access)を利用してリレーショ
ナルデータベースを作成し、必要な情報を適切かつ効率的に引き出すための基礎的な知識と技術の習得を到達
目標とする。
授業の概要
研究やビジネスにおける活動を高度化、効率化する上で、データベースの活用は不可欠の要素となっている。
特に産業界では、データベース技術を持つ人材のニーズが高まっている。
そこで本科目は、データベースの基本構成および概念の理解、データベースを使用するための概念や方法の
理解、データベース設計の基礎の理解、という三つの側面から展開する。
具体的な進め方として、リレーショナルデータベースの仕組み、データベースソフトの機能と操作、データ
ベースの作成(テーブル)
、データの抽出や集計(クエリ)
、データ入力画面の作成(フォーム)
、各種報告書や
宛名ラベルの印刷(レポート)等の各項目について学習していく。
学生に対する評価の方法
期末試験(50%)
、提出を義務付けた課題(30%)
、授業における取組状況(20%)により評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス(授業概要や受講上の諸注意、評価方法の説明、パソコンリテラシーのチェックなど)
データベースの基礎 1(リレーショナルデータベースとは、データベースソフト Access の基本操作)
データベースの基礎 2(データの検索、並べ替え、印刷)
テーブルの作成 1(テーブルとは、データの形式、データの入力)
テーブルの作成 2(入力支援機能の活用、効率的なデータ入力)
フォームの作成(フォームとは、使いやすいフォームの特徴、各要素の編集)
クエリの作成 1(クエリとは、選択条件の作成)
クエリの作成 2(集計処理、式ビルダの利用、関数の利用)
クエリの作成 3(アクションクエリの利用)
データベースの設計 1(新規テーブルの作成、フォームの設計)
データベースの設計 2(リレーションシップの設定)
データベースの設計 3(リレーションシップされたクエリの作成と計算)
レポートの作成(レポートとは、書式や配置のアレンジ、印刷時の機能)
全体の復習
期末試験(90 分間)
使用教科書
実教出版編集部(編)
『30 時間でマスター Access2010』実教出版
自己学習の内容等アドバイス
課題を出すので、その内容を中心に復習してくること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
プログラミング演習/
情報処理Ⅶ(プログラミング)
演習
堀尾 正典
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本科目の目的は、プログラミングの基本を学習し、論理的な考え方を身につけることにある。プログラミ
ングの学習は、コンピュータの本格活用を目指す者にとっても重要となるばかりでなく、学ぶことにより、
コンピュータの適用範囲を広げ、道具としてのコンピュータの本質的な面白さにも気づくことができる。
本講義受講後、直ちに本格的プログラマーへの道が開かれるほど、プログラミングは安易なものではないこ
とは心しておいていただきたいが、自分の新しい可能性を発見し将来の挑戦に対する足がかりには十分なるで
あろう。
授業の概要
本演習では、プログラミング技法の基礎について学ぶ。学ぶ言語は、プログラミング初心者でも手軽に楽
しく学べる点などを配慮して、ホームページに対して動的なアクションを与えることができる JavaScript を
用いる。具体的には、まずホームページ作成の基本を解説した後、Java スクリプトについて学び、プログラ
ミングを行う上での基本的な考え方(逐次、分岐、繰り返し、関数、配列)を、練習問題を通じて学習して
いく。Java スクリプトをきちんと理解すれば、高度なホームページの作成や複雑なページのソースコードの
理解も可能になるだろう。
なお、本科目はで情報の教職課程の履修を目指す学生(映像メディア学科3年以上で教職を選択する者)を
優先とし、希望者多数の場合は、抽選となる場合もありうるので注意いただきたい。
学生に対する評価の方法
普段の受講態度(20%)、授業内で提出する演習課題(80%)を総合的に判断して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション(諸注意)
、プログラミング概論(プログラミングとは、機械語とコンパイルに
ついて、各種言語の歴史、特徴など)
、エディタの使い方。
第2回 HTML と CSS について(ホームページ作成・表示の基本的な仕組みなどについて学習)
第3回 主なタグ(HTML 言語を用いて簡単な Web ページの作成)
第4回 JavaScript の概要(基本構造、変数、オブジェクト、演算子)
第5回 入出力の方法(プロンプト、テキストボックスによるデータの入出力)
第6回 分岐1(IF の基本的な使い方)
第7回 分岐2(条件分岐の応用)
第8回 繰り返し1(繰り返し処理の作り方)
第9回 繰り返し2(多重ループ)
第10回 関数(関数とは、作り方、呼び出し方)
第11回 配列(配列とは、配列の利用方法)
第12回 課題作成1(簡単なゲーム作成など、いくつかのプログラムを課題として作成する)
第13回 課題作成2
第14回 課題作成3
第15回 評価
使用教科書
なし。授業内でテキストの代わりとなるレジュメを公開するので、各自利用されたし。
自己学習の内容等アドバイス
授業内だけでプログラミングの考え方を習得することは、きわめて困難である。時間外で、授業中に出された
練習問題を各自、繰り返し復習していくことが重要である。
[授業方法]
[授業科目名]
システム開発と運用論
講義
/情報処理Ⅷ(システム開発と運用)
[単位数]
2
[開講期]
[必修・選択]
3~4年次後期
選択
[授業担当者名]
望月 達彦
備考
授業の到達目標及びテーマ
1. 情報システムの開発、運用、管理に関する基本知識や各種技法を理解する。
2.経験者の指導の下で、情報システムの開発、運用、管理等の実務ができる。
授業の概要
情報システムの開発、運用、管理に関する知識や技法は、情報システムだけではなく、一般の業務の遂行に
おいても必要であり、それらを踏まえた上で、情報システムの開発業務に関わる場合に必要な、基本知識と各
種技法を学ぶ。本講義では、開発技法、ソフトウェアの再利用、開発の準備、要件定義、分析・設計技法、外
部設計、内部設計、プログラム設計、プログラミング技法、テスト・レビュー技法、システム構成技術、シス
テムの性能と信頼性の項目に分類し、各々の詳細についてその基本を学習する。
学生に対する評価の方法
以下に述べる各項目の得点を合計し、評価する。
・試験(80%)
:第 15 回授業時に実施する。
・授業参画態度(20%)
:授業に対する意欲的な取り組みを評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 受講ガイダンス(授業の目的、授業計画、評価方法等の受講ガイダンス)
第 2 回 システム開発の概要(システムの定義、システム化とは、システム開発の概要)
第 3 回 システム開発(システム開発技法、開発コストモデル)
第 4 回 ソフトウェアの再利用(サブルーチン、関数、プログラム属性、リバースエンジニアリン)
第 5 回 システム化開発の準備(準備の手順)
第 6 回 システム化要件定義(調査方法、分析方法、分析設計図法)
第 7 回 システム設計技法(プロセス中心設計、データ中心設計、オブジェクト指向設計)
第 8 回 外部設計
(要件定義の確認、サブシステム分割、画面設計、報告書設計、コード設計、論理データ設計)
第 9 回 内部設計(プログラム分割、物理データ設計、入出力詳細設計、レビュー)
第 10 回 プログラム設計(構造化設計、モジュール分割技法、モジュールの独立性、レビュー)
第 11 回 プログラミング
(モジュール設計、構造化プログラミング、プログラミング手法、コーディング、成果物)
第 12 回 テストとレビュー
(ボトムアップアプローチ、テスト手法、デバッグ手法、レビュー手法、テスト管理)
第 13 回 システム構成技術(システムの構成、処理形態)
第 14 回 システムの性能と信頼性(稼働率、処理能力、性能評価法、信頼性の指標)
第 15 回 試験(90 分間)
使用教科書
なし。
但し、随時プリント等の参考資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
本講義は、情報処理技術者試験の「基本情報技術者試験」の内容を含んでいるので、関連の書籍が参考にな
る。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報基礎論
講義
望月 達彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1.コンピュータの基礎知識と技術を習得する。
2.パソコンの基本的な問題に対処できる。
授業の概要
コンピュータを効果的に利用する為には、ハードウェア/ソフトウェアを中心とした、基礎的知識が必要で
ある。本講義では、我々の日常生活とコンピュータとの係わりを考え、人間の仕組みと対比して、コンピュー
タの仕組みや情報の扱い方、並びに、ハードウェアとソフトウェアの基礎的な知識を学ぶと共に、それらの知
識の必要性について理解し、考える。
学生に対する評価の方法
以下に述べる各項目の得点を合計し、評価する。
・試験(80%)
:第 15 回授業時に実施する。
・授業参画態度(20%)
:授業に対する意欲的な取り組みを評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス(授業の基本方針と期間の授業計画)
第 2 回 コンピュータの特徴(世界最初のコンピュータ、コンピュータの特徴)
第 3 回 ハードウェアとソフトウェア、コンピュータの五大機能と五大装置
(ハード/ソフトの定義、コンピュータの五大装置・五大機能、CPU)
第 4 回 ディジタルとアナログ(ディジタル/アナログの定義、ディジタルの利点、ディジタル化の方式)
第 5 回 基数変換(2進数、16進数、基数変換)
第 6 回 数値表現①(固定小数点数と補数、浮動小数点数と精度・誤差)
第 7 回 数値表現②(ゾーン 10 進数、パック 10 進数)
第 8 回 文字表現(1バイト系コード、2バイト系コード)
第 9 回 命令とプログラム
(命令とプログラム、プログラム記憶方式、ノイマン式コンピュータ、第五世代コンピュータ)
第 10 回 補助記憶装置(ハードディスク、フロッピィディスク、CD)
第 11 回 補助記憶装置(DVD、光磁気ディスク、半導体ディスク)
第 12 回 入出力インタフェース(シリアルインタフェース、パラレルインタフェース)
第 13 回 入出力装置(入力装置、出力装置)
第 14 回 ソフトウェア(オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア)
第 15 回 試験(90 分間)
使用教科書
なし
但し、随時プリント等の補足資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
本講義は、情報処理技術者試験の「IT パスポート試験」と「基本情報技術者試験」の内容を含んでいるので、
関連の書籍が参考になる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
情報倫理
講義
折笠 和文
[開講期]
[必修・選択]
備考
1~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
昨今のインターネットや携帯電話等によって、不特定多数の人との交流が盛んになったが、便利であるが故
の利便性と危険性の両面も潜んでいる。そうした危険性に巻き込まれないために、あるいは快適な生活を送る
ためにも、現代人の必須ともいわれる「情報倫理」の知識と規範を学ぶことが求められる。以上のさまざまな
問題点を認識し、危険性の潜む現代社会を理解することが到達目標である。
授業の概要
インターネット社会の功罪(光と影)
、個人情報、知的財産、インターネット・ビジネスの功罪、インターネッ
ト犯罪の具体例、情報セキュリティ対策など、情報倫理の問題等を広範に学ぶことを目的とする。
学生に対する評価の方法
学期末試験(70 点)
、単元ごとの達成度小テスト(5 回分合計 30 点)
、受講態度等を考慮して、総合的に
評価する。
※病欠および就職試験等(やむを得ない場合)以外は、再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
情報倫理の範囲と方法(倫理学とは、情報倫理とは、現代倫理学の特質など)
情報社会(インターネット社会の光と影、情報の働きと性質、情報の信頼性)
個人情報と知的財産(個人情報とは、知的財産権、著作物と著作権)
※第1回達成度小テスト
社会生活における情報(新しい文化形態としての学習環境の変化、医療・福祉・公共サービス、ビジ
ネスの変化)
第 5 回 身近な生活における情報(生活スタイル・携帯電話の普及による変化、健康面への影響、コンピュー
タや情報通信技術の悪用による影響)
※第2回達成度小テスト
第6回 電子メールによる情報の受信・発信(電子メールのマナー・内容、メーリングリスト)
第7回 Webページによる情報の受信・発信(Webページの構成・活用、情報の信憑性、発信する責任、
ネット上でのコミュニケーション)
第8回 情報セキュリティ(セキュリティとは、認証とパスワード、暗号とセキュリティ)
※第3回達成度小テスト
第9回 コンピュータの被害(不正アクセス、コンピュータウィルス、スパムメール・チェーンメール)
第 10 回 ネット社会における被害と対策(インターネット上の有害情報や犯罪行為)
※第4回達成度小テスト
第 11 回 ネット社会における被害と対策(インターネット上の違法行為)
第 12 回 ネット社会における被害と対策(ネット上でのトラブル)
第 13 回 まとめ:ネット社会における問題点と解決すべき強化面
※第 5 回達成度小テスト
第 14 回 まとめ:健全な情報社会のあり方を考える
第 15 回 学期末試験および今後の学習課題について
使用教科書
使用しない。
自己学習の内容等アドバイス
講義内容(プリント配布)から出題する「達成度小テスト」
(30 点)のためにも、無欠席と授業内容を十分に
理解することが最低条件である。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
安藤 直
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
前・後期は同内容でリピート
授業の到達目標及びテーマ
【諸外国事情】
基本的な英文を文法・語彙選択などを間違わずに作成する。英訳だけではなく、英作方法を修得する。
註) 「基礎英語学力向上のための Web 授業」がネット上に公開されているので、学内での空き時間ならびに
自宅など学外での余暇の時間に各自が自由に学習できる。
(学外から当該サイトへのアクセスには、大学ネット
ワークにログインする各自の ID・パスワードが必要) URL: http://nuas611d.nuas.ac.jp/
授業の概要
各自が英語を母国語とする国をひとつ選び、その文化、歴史、政治、法律、習慣、日常生活などをインター
ネットや文献で調べ上げ、自分の意見や感想、コメントを加えた報告レポートを英語で書く。1,500~2,000 語
を目標とする。個人の学習内容や進捗度合いを見極めるために、10~15人を予定。使用教室は、E-31(東
館3階同時通訳演習室)を予定している。
(空きがない場合は小教室)
学生に対する評価の方法
レポート内容70%、授業貢献度20%、授業受講態度・姿勢10%で評価する。
原則として、再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第01回
講義 授業計画・評価方法についての説明、およびレポートの書き方を教授
第02回~04回 演習 諸外国の情報を入手し、日本語でまとめ上げる。
第05回~08回 演習 日本語での情報内容を英語に訳し、自分のコメントも加える。
第09回~13回 演習 各自が訳した英文を担当教員がチェックし、修正しながら指導する。
第14回
演習 レポート提出(個々にチェックを行い、修正箇所がある場合は次週に再提出)
第15回
演習 レポート最終提出(完成版)
使用教科書
原則として教科書は使わない。インターネットや雑誌などから情報を入手する。
自己学習の内容等アドバイス
授業受講前に各自が雑誌やインターネットで必要な情報を入手し、学習材料として準備する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
大島 龍彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
前期・後期リピート
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【短編小説を書く】
小説作法を実践的に学び、1 編の短編小説を書き上げる。
授業の概要
近現代の短編小説を分析(図形化)し、基本的な小説の作り方を知る。授業では小説執筆の 1 つのプロセス
を学び、1 編の短編小説を完成させる。本授業では、「創作」という行為と作品の間のせめぎ合いを体験し、
制作の苦悩と歓びとを体験する。
学生に対する評価の方法
期末試験は実施しない。成績は、受講態度、予習、復習、提出作品など、総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業概説(ある小説の分析「作図」を通して、今後行うべき作業について概説する)
あるテーマとその描き方について学ぶ。
テーマの見つけ方・各自 10 のテーマを設定する。
初めに主題文あり。主題文からストーリーへ。10 のテーマのうち、5 つのストーリーを書く。
小説にプロットは欠かせない。5 つのうち、3 つの設計図(小説の姿)を書く。
3 つの設計図にそれぞれ登場する人物の履歴書作り。
場面と 3 つの作品の参考資料の収集。
3 つの設計図から 1 編を選び、ストーリー・プロット(作図)・登場人物等を再考する。
1 編の小説を書き始める。
1 編の小説を書き終わる。
第 1 回改訂作業(登場人物は機能しているか)
第 2 回改訂作業(導入部は読者の心を摑むか・障害物は適切か)
第 3 回改訂作業(伏線・ユーモア・小道具などは適切か)
各自朗読と批評 1
各自朗読と批評 2
使用教科書
大島龍彦『丘上町二丁目のカラス』
(新典社刊)
・必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
次回のシラバスの内容に留意して自主的に準備してくる。また、演習中に実践したことを再考するなど、特
に復習に力を入れると学習効果が上がる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
折笠 和文
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
※募集人数は 15 名前後
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【マーケティング】
マーケティングの理論と実践をテーマとして、各専攻学生の興味ある問題提起とマーケティングの理解およ
び問題解決能力の育成を目的とする。学部・学科のそれぞれの専門教育と連動させ、マーケティング的な発想
を培うまたとない機会となるであろう。
授業の概要
マーケティングは、企業の経営戦略の考え方を学ぶためにも、賢い消費者になるためにも必要である。幸い、
本学では管理栄養学科―食品流通、食品マーケティング、映像メディア学科―メディアを介したマーケティン
グ活動、デザイン学科―普及活動や広告デザインとしての広告論、ファッション学科―流行理論や販売促進の
ためのプロモーション戦略、ヒューマンケア学部―各種子どもの市場調査とマーケティングの模索などを学ぶ。
学生に対する評価の方法
積極性や問題意識、自分の専攻分野に関するマーケティング的発想・応用度ならびにレポート等で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
サブゼミ(演習)の概要とマーケティングとは何かを説明する。
マーケティングの歴史と理論(平易に解説)
マーケティングの基本理論(輪読)第1章―製品戦略に関する解説・説明
マーケティングの基本理論(輪読)第2章―価格戦略に関する解説・説明
マーケティングの基本理論(輪読)第3章―プロモーション(広告等)に関する解説・説明
マーケティングの基本理論(輪読)第4章―流通チャネルに関する説明・解説
マーケティングの最近の手法(気付かないで多用している身近な話題)
マーケティングに関連する、各自興味ある問題テーマ等について話し合う。
消費者行動論
市場調査、マーケティング・リサーチ
各自あるいはグループの興味あるテーマとマーケティングの接点を見出し、問題意識をまとめて発表
(1~3 人程度で発表し討論を行う)
各自あるいはグループの興味あるテーマとマーケティングの接点を見出し、問題意識をまとめて発表
(1~3 人程度で発表し討論を行う)
各自あるいはグループの興味あるテーマとマーケティングの接点を見出し、問題意識をまとめて発表
(1~3 人程度で発表し討論を行う)
総括
レポート等の提出と半期を振り返って。
使用教科書
未定
自己学習の内容等アドバイス
基本となるマーケティンの理論を短期間でマスターすること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
加藤 英明
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【
『アジアの歴史』を読む】
松田壽男博士の名著『アジアの歴史』を講読する。
本書は、アジアの地理、風土、歴史を,世界史的視野において分析・通観したもので、出色の概説書である。
これを学ぶことによって、近隣アジアの基礎知識を身につけつつ、社会人としての力量向上をめざす。
授業の概要
従来型の「世界史」に対する批判の書であり、また一方で平易な入門書でもある本書を、丹念に読み、これ
を報告発表することによって、地理的・歴史的知識、あるいは専門用語や教養常識を蓄積するとともに、読解力、
要約力、批判力、報告力(レポート作成技術を含む)を養う。
学生に対する評価の方法
試験は行わない。成績は、平常の演習内での報告・発表、質疑応答など授業参加状況によって、総合的に評
価する。再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 報告分担
第 3 回 「世界史とアジア」
「歴史と風土」
第 4 回 「アジア史の基礎」
第 5 回 「黄土の文化」
「中国の北と南」
第6回 「インド文化のひろがり」
第7回 「海洋に生きる人たち」
第8回 「地中海という世界」
第9回 「イラン文化のかがやき」
第 10 回 「アジアの十字路」
「西域の文化」
第 11 回 「漢民族の栄光」
第 12 回 「絹馬の交易」
「ステップの道」
第 13 回 「トルコ=イスラーム」
第 14 回 「世界史の転換」
第 15 回 総括
使用教科書
松田壽男『アジアの歴史』
(岩波現代文庫)
『世界史年表・地図』(吉川弘文館)
『なるほど知図帳 2012 世界』
(昭文社) (後期は未定)
自己学習の内容等アドバイス
テキストを読む際に、地名は歴史地図・現代地図で、歴史上の事柄は年表で確認しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
正 美智子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
受講対象者については要件参照
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【健やかにダイエット】
・身体についての問題点や課題を自ら発見・理解できる能力の育成を目的とする。
・演習のテーマ:
「からだを変える、からだは変わる“健やかにダイエット”
」
<受講の要件>
・体格指数(BMI)25 以上の学生が対象
体格指数(BMI)の計算式は、体重(Kg)÷身長(m)2
授業の概要
本演習は、
「肥満に対する効果的な運動」と「肥満対策を主にした有益な食習慣」について実体験をし、健康
体重への減量に対する気運を高めること及び知識を行動につなげる「ヘルスリテラシー」の確立を目指す。
学生に対する評価の方法
受講態度および課題に対する取組みの姿勢(40%)とレポートのできばえ(60%)を総合的に評価する。
なお、期末試験および再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 身体と運動を考える(サイエンスを学ぶ)○ 文献研究 1
第 2 回 身体と運動を考える(サイエンスを学ぶ)○ 文献研究 2
第 3 回 身体運動の展開(栄養及び食習慣と運動の関係を理解し、応用する)
○ 運動前 身体組成の計測及び体力測定 ○ ライフコーダ(生活習慣記録機)の使用説明
第 4 回 身体運動の展開 1 ○ ライフコーダによる 1 週間分のデータを分析する
○ コンバインドトレーニングの実施(レジスタンストレーニング、エアロビクス)
第 5 回 身体運動の展開 2
第 6 回 身体運度の展開 3
第 7 回 身体運動の展開 4
第 8 回 身体運動の展開 5
全 10 回トレーニングを実施する
第 9 回 身体運動の展開 6
第 10 回 身体運動の展開 7
第 11 回 身体運動の展開 8
第 12 回 身体運動の展開 9
第 13 回 身体運動の展開 10 ○ コンバイントレーニングの実施 ○ 運動後 身体組成の計測及び体力測定
第 14 回 データをまとめて結果を考察する(レポート作成)
第 15 回 データをまとめて結果を考察する(レポート作成)
使用教科書
必要に応じて、資料を配布する
自己学習の内容等アドバイス
・運動している自分自身を科学する。
「やってみること」→「やったことを言葉にすること」→「やったことの【理】を知ること」
・知識を豊富にするために身体に関する図書を多く読むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
M.ファルク
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前期・後期
選択
前・後期は同内容でリピート
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【諸外国事情】
簡単な比較的短い英文を読みながら、日本の文化・社会のあり様を外国人から見た目で理解できるようにする
ことが目標である。そのためには最低限の英文読解能力を身につけさせることが狙いとします。今日まで35
年間日本に住んで経験してきたこと、英語に慣れる方法、会話の方法なども伝達できれるようにしたいと考え
ています。
授業の概要
簡単な英文を楽しく読みながら、外国人が見た日本人の生活風景や文化、考え方などユーモアを交えて
紹介します。最近、有名な書物であるコリン・ジョイス著「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポ
ートを題材にして、分かりやすく日本社会および日本人の面白さ・不思議さを英文で読むことが主眼です。
これによって、英語に対するアレルギーを取り除き、楽しい授業を展開していきます。
学生に対する評価の方法
成績評価は原則として、毎回の積極性と問題意識、それに英文に対するユーモアのセンス等、総合的に評価し
ます。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 01 回
第 02 回
第 03 回
第 04 回
第 05 回
第 06 回
第 07 回
第 08 回
第 09 回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーションと授業の概要
スイミング・プールに日本社会をみた
日本語は難しいのか
日本語の面白さ
外国人からみた日本の第一印象
外国人と日本人の行儀作法
日本で発明された諸々のもの
日本にいると日本人みたいになる
日本人のマスク好き、蕎麦には「きつね」と「たぬき」がある、
「○○ちゃんと○○さま」など
外国人に喜ばれる日本のおみやげ
外国人が知りたがる日本のニュース
外国人は日本社会の「和」を乱せるか
日本と外国の食文化
外国人からみた日本人のおもしろ言葉と習慣、天気など
レポート提出
使用教科書
•Colin Joyce. 2009 .How to Japan:A Tokyo Correspondent’s Take. NHK Publishing/Shuppan のテキストをこちらが用
意します。
準備学習の内容等アドバイス
英文速読の訓練を行いますので、事前に単語だけは調べておくようにしてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
堀尾 正典
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【オペレーションズ・リサーチ】
人が生活していくと、身の回りには多くの課題や問題が発生する。我々は、それら問題を解決するために多く
の判断を下していかなければならない。一般にそれら判断は、現在の状況や過去の経験、直感などを基に下さ
れることが多い。だが、そのような問題の中には数理的な要素を加味して対処した方が、遙かに確実で効果的
な結果が得られるものも多数存在している。このように、様々な問題に対して数理的なアプローチで効果的な
施策を考え解決を試みる学問が、オペレーションズ・リサーチ(OR)である。この演習では、OR の基本を学び、
様々な身近な問題に対して、数理的な要素を考慮して問題解決ができるような能力の育成を目指す。
授業の概要
本授業では、まず OR でよく出現する実社会における幾つかの問題に対する数理的な解決方法を、EXCEL を使っ
た演習を通じて学ぶ。その後、各自が自分で問題を設定し同様に解決を試みる。最後にこれら演習をレポート
としてまとめる。
なお、この科目受講に際しては、情報リテラシー(もしくは情報処理1)
、表計算演習(または情報処理2)を
事前に修得しているか、もしくはこれらと同等以上のスキルを有することが望まれる。
学生に対する評価の方法
期末試験は実施しない。成績は受講態度、指定課題(EXCEL のワークシート)などから総合的に評価する。
なお、原則再評価は実施されないので注意されたし。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション(書注意、講義内容、成績評価方法など)
第 2 回 ローン返済の例を使い EXCEL の基本を復習する。
第3回 身近な問題(自動車を買う事例)を使い返済プランを作成してみる。
第4回 売上げ管理と ABC 分析について学習する。
第 5 回 身近な問題(家計簿の作成と生活日の管理)に活用してみる。
第6回 シミュレーションによる問題解決方法を学習する。
第7回 身近な問題(学園祭でたこ焼きを売る)へ適用してみる。
第8回 PERT/CPMを用いた工程管理を学習する。その1
第9回 PERT/CPMを用いた工程管理を学習する。その2
第 10 回 身近な問題(卒業研究や卒業作品作成のスケジュール管理)で利用してみる
第 11 回 AHP による意志決定手法を学習する。
第 12 回 その結果を、自分の就職希望会社を決定する問題に適用してみる。
第 13 回 線形計画問題について学習する。
第 14 回 その解法を身近な問題(他種類のショートケーキを家族に選ぶ)に適用してみる。
第 15 回 今までの学習結果を整理し、レポートとしてまとめる。
なお、授業の進捗によっては幾つかのテーマがカットされる場合もある。
使用教科書
なし(授業内で参考となるデータファイルを配布する)
自己学習の内容等アドバイス
時間外において、授業で実施した問題を自分の力でもう一度繰り返し挑戦するなどの復習が重要になる。授業
内容が十分に理解できなかった場合や進度に遅れがちの場合は特にこのようなフォローを必ず行っておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅰ
演習
松本 高志
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次前・後期
選択
15 名前後を募集する。
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【宗教心理学】
宗教が、その周辺の諸文化と密接に結びつき、生活の中に根付いているその様相を研究テーマとする。それ
らさまざまな文化・社会の中に宗教的要素が内在していることを感じ取り、それらについて宗教心理学という
新しい視角から考えることができるような力を養うことを目標とする。学期末には研究レポートを作成する。
授業の概要
研究のための視点として宗教心理学を講じると共に、それに並行してさまざまな宗教文化についても解説し、
心理学的な分析をする。受講生の必要に応じて、宗教社会学・宗教人類学の内容を取り入れることもある。
受講者は、その希望に応じて研究テーマを選び、個別指導を受けながら取り組むことになる。
限定という意味ではないが、できれば「宗教と文化」単位取得者の履修が望ましい。
学生に対する評価の方法
授業中の研究報告と、研究レポートを総合的に評価する。なお、原則として再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 宗教心理学とは何か
心理という人間一般の地平で宗教を眺めようとすることは、宗教を人間性に内在するものとして研究しよう
とすることを意味する。その基本的な立場と方法について解説する。個人指導のための日時の調整もする。
第 2 回 心の深層と象徴
宗教の周辺文化の中では、
「宗教」は直接的な教説として現われず、さまざまな象徴の形で表される。象徴と
いうものの意味と現れを探る。童話『花咲き山』
・
『100 万回生きたねこ』などを題材に解説する。
第3回 元型⑴
ユングが提唱した元型という概念に触れ、その中から「太母」
「影」を紹介する。
「鬼子母神」説話・
『ジキル
とハイド』
・
『山月記』その他を題材に解説する。
第4回 元型⑵
「マンダラ」や「異性像」などについて解説する。
『曼荼羅』や、
『ピーター-パン』
・
「一寸法師」説話・
「トリ
スタンとイゾルデ」伝説などを題材とする。
第5回 神話に学ぶ愛のかたち
神話やさまざまな物語の中には、さまざまな愛のかたちが描かれる。前回に続いて「異性像」を取り上げ、
そこに物語られるものについて考察する。マーリン(アーサー王伝説)
・かぐや姫などを題材とする。
第6回 変容
一般に「瞑想」と呼ばれる行為を中心に考察する。それは宗教的「行」としてだけでなく、私たちの日常の
生活の中にも存在し得る。錬金術・茶道・キャンプファイアー・箱庭などを題材に解説する。
第7回 「身体」の宗教心理学
「行」と呼ばれる行為の形で、身体は、宗教という文化やその周辺の文化と深く結びつく。それが私たちの
日常生活の中にもあり得るものであることについては、第6回に解説した。これに深く関わる「身体」性を
探究する。スポーツ・装飾・
「パフォーマンス」などについても触れる。
第8回 「回心」の研究
「回心」研究の歴史は、キリスト教布教の試行錯誤の歩みの中に綴られてきた。それらに少し触れた後、現代
版「回心」論と言えるような領域を紹介する。
『あゝ無情』その他を題材とする。
第9回 宇宙飛行士の悟り
「個」を超える心について、易しく考えたい。それは、異なるものとの融和し、一体化しようとする心である。
何も難しくはない。飛行士たちは宇宙空間を飛んだだけで、それを直観したのだから。
第 10 回 生と死の心理
前回に引き続く内容である。生と死をめぐる諸問題から、現代の科学的な宗教研究にいたるまでを解説する。
第 11 回 芸術と宗教
芸術や芸術家の生涯を取り上げ、宗教文化との関わりを探る。題材については、バッハやゴッホなどを予定
しているが、受講生の希望にできるだけ沿う形で勧める。
第 12 回 教育と宗教
西洋でも東洋でも、教育という営みに宗教は深く関わる。それは何故か。教育史を概観しながら解説する。
第 13 回 演習レポートの書き方⑴
最初に、演習レポートに求める要件を提示する。その中には、本演習に独自のものも含まれる。さらに、レ
ポートをまとめる手順や作法など具体的なことがらについて解説をする。原稿の整理作業に着手する。
第 14 回 演習論文の書き方⑵
レポートをまとめる手順や作法など具体的なことがらについて解説をする。原稿の整理作業を更に進める。
第 15 回 演習論文の書き方⑶
レポートをまとめる手順や作法など具体的なことがらについて解説をする。原稿の整理作業を更に進める。
使用教科書
プリント及び受講生の作成するレジュメなどが教材となる。参考図書類については授業中に紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
受講生は学期中に少なくとも1冊、あるいはそれ以上の書籍を読むことになる。それらについては、個別に
指導をする。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教養総合演習Ⅱ
演習
松本 高志
[開講期]
[必修・選択]
備考
3~4年次後期
選択
15 名前後を募集する。
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
【人間性研究】
「人と思想」をテーマとする。
学生時代に深く傾倒する一人の人物と出会うこと、それも、歴史、風土、人間関係、さまざまな文化的背景
などの複合的な研究を通して触れることは極めて有意義である。人間性について、その幅広さや奥深さを知り、
その業績だけでなく、思想的遍歴から一つひとつの努力や工夫といった細部にいたるまで研究し、将来の判断
や行動の指針について考察できるようになることを目標とする。
授業の概要
「人間性」について解説し、併せて研究方法について説明する。これと並行して、受講生は一人の人物を選び、
著作・作品研究などを通して、
「思想」という面を切り口として、その人間性を研究する。
「哲学へのいざない」
「宗教と文化」
「現代社会と倫理」のうち少なくとも1科目の単位の取得者が望ましい。
学生に対する評価の方法
授業中の研究報告と、研究レポートを総合的に評価する。なお、原則として再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 「人間性」とは何か
なぜ、人は時に、特定の人物に強く惹かれるのか。その人の生き方、思想、成し遂げたことの中に、何を
感じるのか。その秘密について、共に考える。個人指導のための日時の調整についても話し合う。
第2回 人間性研究の方法論
研究のための方法論を概説する。一人の人間を研究するためには、資料の収集と精査、歴史的社会的背景、
ライフ・ヒストリーの研究など、様々な作業が必要になる。そのための全体的な概論である。
第3回 資料について
資料をどのように読みこなしていくか、その方法や留意点について解説する。
第4回 日記・手記・伝記・評伝
日記や手記を読むのには注意が必要である。また伝記・評伝にも、筆者の人間観や価値観が反映するもの
である。それらの点について解説する。
第5回 人物の背景
歴史的社会的、そして文化的背景を決して見逃すことはできない。現代という観点からのみ見ることは危
険である。この点について解説する。
第6回 ライフ・サイクル
ライフ・サイクルという概念について、まず解説をする。それから、偉人と呼ばれる人々が、しばしば個
性的なライフ・サイクルを描き出すことについて解説する。
第7回 契機
個性的なライフ・サイクルを描き出すということについて、
「契機」という問題を考えていく。そのために、
「共時性」についても若干の解説を行う。
第8回 評価
歴史上の人物には「評価」がつきまとう。受講者の演習論文にこれを加えることは求めないが、実質的に、
その内容に書き込まれやすいものである。
第9回 歴史的影響⑴
歴史的影響というとその範囲は広いが、近接する文化的領域などへの影響、そして、後継者や賛同者など、
さまざまな面を考えなければならない。それらを挙げながら、中でも、近接する文化的領域などへの影響
を中心に考える。
第 10 回 歴史的影響⑵
後世の人物への影響などを中心に考える。
第 11 回 「人間性研究」のまとめ⑴
全員が、やがて何らかのまとめを行うことになる。結論とまではいかなくても、それに近い考察のし方と
いうものがあるはずである。これまでに触れた視点・考察点のすべてを、受講生の演習論文に求めるわけ
ではない。各自が望む、そしてそれぞれにふさわしい力の入れ方がある。それらを解説する。
第 12 回 「人間性研究」のまとめ⑵
前回の解説を振り返りながら、各自のまとめの作業に入る。
第 13 回 演習レポートの書き方⑴
最初に、演習レポートに求める要件を提示する。その中には、本演習に独自のものも含まれる。さらに、レ
ポートをまとめる手順や作法など具体的なことがらについて解説をする。原稿の整理作業に着手する。
第 14 回 演習論文の書き方⑵
レポートをまとめる手順や作法など具体的なことがらについて解説をする。原稿の整理作業を更に進める。
第 15 回 演習論文の書き方⑶
レポートをまとめる手順や作法など具体的なことがらについて解説をする。原稿の整理作業を更に進める。
使用教科書
プリント及び受講生の作成するレジュメなどが教材となる。参考図書類については授業中に紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
受講生は学期中に少なくとも1冊、あるいはそれ以上の書籍を読むことになる。それらについては、個別に
指導をする。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ヒューマンケア論
講義
井形 昭弘・末松 弘行
平井 タカネ・村岡 眞澄
長嶋 正實・白澤 政和
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
オムニバス講義
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
当講座の目標は、
「人間」そのものについて、そしてそのケアの真のあり方について深く考えさせること(=
当学部の理念をより正確に理解させること)にある。
授業の概要
当講座は、ヒューマンケア学部の象徴科目であり、医学、心理学、保育・教育学、社会福祉学などの領域か
ら多面的にヒューマンケア(人間援助)のあり方が論じられる。このオムニバス方式で運営される。
学生に対する評価の方法
各担当教員が課すレポート課題の成績の合計点で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
6 名の教員がそれぞれ専門の立場から 2~3 時間講義する。具体的な内容は以下の通りである。
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 井形昭弘 …… 医学の立場から誕生から老年期まで人間を生命科学の視点から考察するとともに、
人間の「生」と「死」
、人間の尊厳について考える。
第 3 回 井形昭弘 ……第 2 回の続き。
第 4 回 井形昭弘 …… 第 3 回の続き。
第 5 回 末松弘行 ……心身医学及び臨床心理学の立場から、現代人のこころとそのケアのあり方を考える。
第 6 回 末松弘行 ……第 5 回の続き
第 7 回 末松弘行 ……第 6 回の続き
第 8 回 平井タカネ……子どもとはどのようなものかについて保育・教育学の視点から講義するとともに、
子どもに相対する上での基本的留意点等にふれる。
第 9 回 平井タカネ…… 第 8 回の続き
第 10 回 村岡眞澄 … 子どもの心身の発達のありようにふれつつ、保育・教育学の視点から現代子ども事
情を展開する。
第 11 回 村岡眞澄…… 第 10 回の続き
第 12 回 長嶋正實……小児医療の現場を紹介しつつ、乳幼児から学齢期の子どもへの対応のあり方につい
て小児医学の立場から講義する。
第 13 回 長嶋正實…… 第 12 回の続き
第 14 回 白澤政和……社会福祉学の立場から、ひろく子どもの福祉の問題をとりあげるとともに、とくに
子どもソーシャルワークのあり方について講義する。
第 15 回 白澤政和……第 14 回の続き
使用教科書
『ヒューマンケアを考える』
(ミネルヴァ書房)を基本テキストとして使用する。なお、必要に応じて教材・
資料も配布する。
自己学習の内容等アドバイス
(授業の理解を深めるために)受講に先立ち、テキストの関連箇所を一読しておくことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもケア論Ⅰ
講義
堀内 久美子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ケアの基本的な考え方、子どものニーズを的確にとらえる方法、ニーズの充足のために必要なケアを選ぶ視
点、ケアワーカーの活動などについて理解すること、子どもケアの何らかの実践に関心をもち、主体的に考え
る姿勢を持つことを到達目標とする。
「子どもとは」
「ケアとは」を中心として多面的に考察する。子どもは自ら育つ力を持っている。しかし、子ど
もひとりで生きていくことはできない。子どものそばには常におとながいて、子どもの未熟さを補い、育つの
を助ける。
「育つ」ために必要なものを提供することを総称して子どもケアということができる。
授業の概要
まず、
「子どもとは」を総合的に考える。子どもが「育つ」
(健康で幸せな生活ができることも含む)ために必
要なものを提供することを総称して子どもケアということができる。ケアは、
「おとなが与える⇒子どもが受け
る」という一方的な関係ではなく、相互に関わり合うことが特質である。これらの点について実例を交えて多
角的にとりあげ、子どもの発育発達については VTR 視聴を含めて具体的に講義する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度
(20%)
、
授業内で行うミニレポートにより各授業項目の理解度
(20%)
、
レポート試験
(60%)
などで総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
子どもケア論Ⅰを学ぶにあたって(授業の目的と講義内容の概要、参考書の紹介、授業日程説明)
子どもとは①(子ども観の変遷、子どもの権利)
子どもとは②(生存権、健康の権利、発育発達の権利)
子どもの発育発達①(発育発達の原則、形態及び機能の発達)
子どもの発育発達②(健康な乳幼児の発育発達〔VTR 視聴〕
)
ニーズとは①基本的ニーズとその把握方法、ニーズアセスメント
ニーズとは②ニーズとその充足方法(特に健康面のニーズ)
ケアとは(ケアの本質、関係性としてのケア、ケアの受け手と実施者)
ケアの領域と実践例①(健康面のニーズ把握とその基礎)
ケアの領域と実践例②(健康面の支援)
ケアの領域と実践例③(育児支援)
ケアワーカーの活動例①(教育領域)
ケアワーカーの活動例②(保健・福祉領域)
レポート発表と講評
まとめ、レポートについて個別指導該当者への指導
使用教科書
なし。必要に応じて資料を配布する。
参考書:赤井由紀子・天野敦子・堀内久美子他「子どもの保健-理論と実践」日本小児医事出版社
広井良典「ケア学―越境するケアへ」医学書院
自己学習の内容等アドバイス
毎回の配布資料を読んで復習すること。資料は綴って毎回持参すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子育ての原理
講義
鈴木 文代
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義は子どもを産み育てることと育つ可能性とその意味を考え、子どもを育てることの基礎的な知識を習
得し、自分なりの教育観や保育観について考える姿勢を身につける。
授業の概要
1、 子どもが誕生と共に家庭や保育所、幼稚園などの体験を通して、人間社会の一員として豊かに生きること
ができるように、様々な環境とその望ましい配慮や整備について理解を深める。
2、 子どもの誕生から 3 歳ごろまでの幼児前期を対象として、その心身の発達的特徴を知り、それを促進する
ための人的環境や物的環境についての理解を深める。
3、 乳幼児をめぐる今日的問題や課題について情報を収集し意見交換や考察を行い、子どもを育てること、子
どもが育つことに対する興味と関心を充実させる。
学生に対する評価の方法
試験 50%
提出物 20%
受講態度 30%
計 100%
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション ( 授業の目的と講義内容の概要、授業日程の説明 )
第 2 回 保育施設の役割について ( 幼稚園、保育所 )
第 3 回 保育施設の役割について ( 認定子ども園、託児所 その他 )
第 4 回 乳幼児期の発達の特性について (0・1・2 歳児の発達課題への対応、心・内面の育ちを意識した子
育て )
第 5 回 乳幼児期の発達の特性について ( 環境と遊びの意味 )
第6回 乳幼児期の発達の特性について ( 基本的生活行動、安全への配慮 )
第7回 子ども主体の子育て・保育の意味について ( 自己主張とわがまま )
第8回 子ども主体の子育て・保育の意味について ( 2 歳児の事例を基にグループワーク )
第9回 実践に繋がる指導計画について ( 保育課程・教育課程と指導計画の関連 ・指導計画の項目のおさ
え )
第 10 回 実践に繋がる指導計画について ( 乳児個別指導計画 )
第 11 回 親と共に進める育児について ( 子育ての理想と現実、保護者ニーズの多様化、就労と子育て )
第 12 回 親と共に進める育児について ( 子育て支援センターの支援内容の理解 )
第 13 回 子育て支援のシステムについて ( 国・自治体による子育て支援、ネットワークの現状と課題 )
第 14 回 保育現場の今日的課題について( 多様な保育ニーズ、休日保育、病時保育、夜間保育、長時間保育
など )
第 15 回 試験と講義のまとめ
使用教科書
・必要に応じて資料を配布する。
・参考書: 「乳児保育の実践と子育て支援」榊原洋一・今井和子編著(ミネルヴァ書房)
「保育所保育指針」
自己学習の内容等アドバイス
・事前に資料を配布する。必ず読み、内容を理解して授業に臨むこと。
・相手の考えを聞き自分の意見を積極的に述べ、応答的授業に主体的に取り組むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子育ての原理
講義
村岡 眞澄
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
家庭での子育てや園での保育などいわゆる子どもを育てる営みの原理的な考察を中心として、国内外のこれま
での子育てや保育の歴史や様々な考え方について学ぶ。子どもはどのような特性を持つ存在であるか、子ども
はどのように受け止められ育てられてきたのか、そして未来を視野に置いた今日の社会構造の中で保育はどの
ように行なわれたらよいのかなどの保育・子育てに関わる中心課題に関心を持ち、子育てや保育の基本的理解
をすることを到達目標とする。
授業の概要
国内外のこれまでの子育てや保育の歴史や様々な考え方について学ぶとともに、人間社会における子どもとい
う存在の特性を理解しながら、子どもの育ちを支える保育所や幼稚園などの集団保育の場、そして地域社会や
施策など子どもを取り巻く環境の今日的な課題について認識と理解を深める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(30%)授業内で行なうレポート・小テスト(30%)
、最終の試験(40%)などで総合的に
評価する。保育士・幼稚園教諭の資格や免許の必修科目であるため欠席は減点の対象となる。
本講義は再評価をしない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
本講義のオリエンテーション(目的・講義内容の概要、教科書・参考書紹介、スケジュール、評価
などについて)
保育の意義と理念① 保育の本質(子どもが生まれ育つ場、子どもとは)
保育の意義と理念② 保育とは(保育の目標)
保育の思想と歴史① 近代の子ども観と保育思想の成立
保育の思想と歴史② 欧米現代の保育理論と保育の動向
保育の思想と歴史③ 日本における子ども観と子育て・保育理論の展開
現代社会と子育て① 今日の家庭と子育て
現代社会と子育て② 地域社会、マスコミと映像環境における子育て
集団保育の場について① 保育所保育(福祉施設)の意味と機能
集団保育の場について② 幼稚園について、保育制度の現状と課題
乳幼児の発達と保育① 3歳児未満の発達特性に応じた保育内容と指導計画
乳幼児の発達と保育② 3歳児以上の発達特性に応じた保育内容と指導計画
小学校との連携―小1プロブレムなどの問題について
小学校との連携―様々な連携の取り組みと今後の連携のあり方
学習のまとめ
使用教科書
・
・
生田貞子他編 保育の原理 福村出版
保育所保育指針、幼稚園教育要領解説(フレーベル館)
自己学習の内容等アドバイス
教科書や資料から得た知識や意見交流による自分の認識や理解を土台にして、次回の学習内容に関するイメー
ジを広げておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
身体のしくみⅠ
講義
山本 勝彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ヒトは幼児期から精神的、肉体的な著しい発達を遂げ、人間として社会生活を営めるように成長しなければ
ならない。子どもケア関連職従事者は、特に集団生活の中での児童・生徒の健全な精神的、肉体的な発達段階を
支え、また、関連施設あるいは企業などにおいて専門的な発想及び実践に携わることが予想され、そのために
は人体の仕組み及び機能を理解している必要がある。
授業の概要
ヒトの身体は、細胞に始まり組織、器官形成へと発達し、各機関の機能は、神経系や内分泌系などのコント
ロールのもとに統率され、地球上の最も高等な生命体として完成される。
「身体のしくみⅠ」では、主として人
体の植物機能を営む栄養の摂取、それらの吸収、呼吸,血液循環,排泄、外界から身体を防御する皮膚などを
解剖・生理学的な立場からその仕組みを学ぶ。
学生に対する評価の方法
①中間期(それまでの半期に学習した人体各部の名称暗記試験)
、期末試験(中間試験以後に学習した人体
各部の名称と全期間を通じた各器官の生理学的役割について)を行なう。
(80 点)
②質問、意見等の授業聴講態度(20 点)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 第 1 章 細胞と組織 1.細胞の機能(物質の出入り)2.器官と器官系 3.身体の区分表示
第2 回
4.体液と水の代謝 (1)酸塩基平衡のメカニズム
第 2 章 血 液 1.血液成分と機能 (1)体液の恒常性の維持 (2)浸透圧と pH
第3 回
2.血球の機能 (1)赤血球 (2)白血球 (3)血小板 4)栄養成分
第4 回
3.血液凝固と線溶 4.血液型と輸血
第 5 回 第 3 章 循 環 1.心臓と血管の構造 (1)心臓 (2)動脈
第6 回
(3)靜脈 (4)胎児循環
第7 回
2.血圧の調節 3.リンパ循環
第 8 回 第 4 章 呼 吸 1.呼吸器系の構造と機能 2.肺機能 3.ガス交換と呼吸の調節
(中間試験:人体部位の名称暗記試験)
第 9 回 第 5 章 生体防御と免役 1.免役応答の成立 2.マクロファージとリンパ球の連携
3.抗原と抗体 4.免役反応の分類 5.炎症とアレルギー
第 7 章 皮膚と膜 1.皮膚の構造と機能
第 10 回 第 6 章 消化と吸収 1.消化器系の構造と機能 (1)口腔 ①歯 ②唾液腺 (3)胃
(4)十二指腸と小腸
(5)大腸と直腸
第 11 回
2.消化活動 (1)物理的消化活動 (2)化学的消化及び吸収機構
第 12 回
3.膵臓の消化活動 4.肝臓の機能 5.胆嚢と胆汁
第 13 回 第 8 章 尿の生成と排尿 1.泌尿器系の構造と機能 2.ネフロンの構造と機能
第 14 回
3.尿生成の仕組み 4.尿成分とその起源 5.腎クリアランス
第 15 回 期末試験
使用教科書
人体の構造と機能 第2版 編集 佐藤昭夫/佐伯由香(医歯薬出版)を使用し、不足部分は、その他の参
考書から引用してプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
予め教科書に目を通しておき、授業で配布したプリントの内容が教科書の何処からまとめられたかを
確認し、プリントの内容を理解できるように復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
身体のしくみⅠ
講義
山本 勝彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
人は、誕生から死に到るまで、発育、発達、成長、肥大、老化、萎縮といった経過を取り、それに伴い、形
態、構造、機能も複雑に変化する。その中でも体内に吸収した物質を代謝し、必要な物質を作り出し、不要な
物質が排泄できるように代謝する。これらの概要を学び、将来関連する保育職に従事する際に、幼児の発育段
階での生理学的な特徴を知り、体調を把握し、適切な対応が出来る知識を生理学的、解剖学的に理解理させる。
授業の概要
人体の生理機能、知覚及び運動機能を統御する神経系、内分秘系の関連機構の概略を学び、諸臓器(脳及び
脊髄、内分泌器官、消化器、呼吸器、循環器、泌尿器、生殖器など)の有機的な統率機能を理解させる。
学生に対する評価の方法
①中間期(それまでの半期に学習した人体各部の名称暗記試験)
、期末試験(中間試験以後に学習した人体
各部の名称と全期間を通じた各器官の生理学的役割について)を行なう。
(80 点)
②質問、意見等の授業聴講態度(20 点)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 人体の構造と組織
(1)人体の解剖学的呼称 (2)細胞の構造、組織の種
第 2 回 消化器系 (1)消化器系の構造
第3 回
(2)消化生理 ①消化 ②吸収 ③消化管ホルモン ④肝臓の機能 ⑤栄養素の代謝
第 4 回 循環器系 (1)循環系の種類 ①体循環 ②肺循環 ③胎児循環 (2)血管の構造と機能
第5 回
(3)心臓の構造と機能(4)循環 (5)血液凝固
第 6 回 呼吸器系 (1)呼吸器の構造と機能 (2)ガス交換 ①肺と血液によるガス交換
第 7 回 泌尿器系 (1)腎臓 ①ネフロンの構造と機能 ②濾過と再吸収調節
(2)尿管、膀胱、尿道の構造と機能 (3)尿の性状と成分の起源
第 8 回 中間小試験 運動器系 (1)骨格系 ①骨の形状と構造 ②関節 (2)①骨の生理 ②骨形成
第9 回
(3)筋系 ①筋の生理 ②部位別主要骨格とその役割
第 10 回 神経系
(1)神経系の構成 (2)中枢神経系の機能 ①大脳 ②小脳 ③間脳 ④脳幹
第 11 回
(3)神経興奮の伝達 ①神経伝達物質 (4)末梢神経系 ①脳神経 ②脊髄神経
(5)自律神経系と体性神経系
第 12 回 感覚器系 (1)特殊感覚系 ①視覚 ②聴覚 ③味覚 ④嗅覚 ⑤平衡感覚
(2)体性感覚
①皮膚と粘膜表面、②深部感覚(筋、腱、関節)
(3)内臓感覚
第 13 回 内分泌系 (1)内分泌系 ①ホルモン ②分泌と調節 ③作用機序
(2)内分泌線の種類と生理作用 ①視床下部 ②脳下垂体 ③甲状腺
④副甲状腺(上皮小体) ⑤膵臓⑥副腎皮質 ⑦副腎髄質 ⑧生殖器官
第 14 回 生殖系
(1)男性と女性生殖器 (2)受精から出産
第 15 回 期末試験
使用教科書
図説 解剖生理学(磯野日出夫ら共著、東京教学社)を使用し、不足部分は、その他の参考書から引用し
てプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
予め教科書に目を通しておき、授業で配布したプリントの内容が教科書の何処からまとめられたかを
確認し、プリントの内容を理解できるように復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
公衆衛生学(予防医学)
講義
本多 忠善
[必修・選択]
備考
選択
1年次後期:子どもケア専攻
3年次前期:幼児保育専攻
[単位数]
2
[開講期]
1年次後期・3年次前期
授業の到達目標及びテーマ
公衆衛生は、地域社会の組織的な努力を通じて、疾病を予防し、寿命を延ばし、精神的肉体的健康と活力を
増進するための科学と技術である。そのため、実際の活動は社会の変貌とともにかわる。現在、わが国が国際
化と高齢化を迎えるなかで、私たち個人の対応も重要であるが、日本国民として、また地球に住む人々全体と
して健康問題を捉えなければならない。養護教諭や幼稚園教諭が教育現場などにおいて、この科目を要に臨ん
で適用できるようにすることを目標とする。
授業の概要
本授業は、授業計画に記した事項に、最新のデータと具体的な例を織り交ぜながら平易な解説を行いたい。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度 40%、期末試験(レポートの提出を含む)60%により総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
公衆衛生の概念(1) 公衆衛生の考え方と活動
公衆衛生の概念(2) 公衆衛生の歴史
環境と健康(1) 健康の定義、生態的環境、生物学的環境
環境と健康(2) 物理化学的環境、社会的環境
健康の指標(1) 人口問題、国勢調査、人口静態統計
健康の指標(2) 人口の増加、人口の高齢化
健康の指標(3) 人口動態統計、出生、死亡
健康の指標(4) 健康状態、受療状況、喫煙
感染症とその予防(1) 感染症の要因と伝播様式
感染症とその予防(2) 感染症の動向と予防の基本
感染症とその予防(3) 主要な感染症
食品保健(1) 食中毒とその発生状況
食品保健(2) 微生物を原因とする食中毒とその予防対策
生活習慣病 総論、悪性新生物、脳血管疾患、心疾患、肝疾患、糖尿病
試験とまとめ
使用教科書
清水忠彦・南波正宗編 わかりやすい『公衆衛生学』第 3 版 ヌーヴェル・ヒロカワ
プリント、≪参考書≫ 厚生統計協会編 『国民衛生の動向』 2011~2012 年 厚生統計協会発行
自己学習の内容等アドバイス
新聞、雑誌、テレビ報道などのマスコミがとりあげる衛生学・公衆衛生学上のニュースやトピックスに注目
し、そのスクラップを作ったり、メモ書きをする習慣を身につけるように心懸ける。その際、報道機関により
主義主張と視点の差異のあることを見分ける力を養いたい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの病気 Ⅰ
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
少子高齢化社会の今こそ、数少ない子どもの健全な成育が切に望まれる。一方、疾患や障害をもつ小児の社
会復帰やQOL(生活の質)の向上も重要である。将来、養護教諭など子どもの健康に関する支援・教育の中
心的役割を担う子どもケア専攻の学生として、子どもの健康と病気に関する基礎知識と技能(対処法)ならび
に問題解決能力の修得を目標とする。
授業の概要
2年次前期の「子どもの病気Ⅱ」とセットで、子どもにとって重要な病気やよく罹る病気(common disease)
を取り扱う。病気の原因、症状、治療、予後(病気の経過や結果)とともに、予防法や生活上の注意点につい
ても学習する。毎回、次回の授業テーマに沿った宿題を数名の学生(順番に指名)に課し、次回の授業中に各々
約 3 分間で発表する。これを受けて補足・解説する形で講義を進める。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
及第点を取れなかったテーマについては、レポートを提出させ再評価により点数の不足分を補う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 はじめに:病気からみた子どもの特徴
第 2 回 内分泌疾患
第 3 回 代謝性疾患:1型糖尿病、低血糖症、アセトン血性嘔吐症 など
第 4 回 循環器疾患:先天性心奇形、川崎病、不整脈、起立性調節障害
第 5 回 消化器疾患(1)
;口腔疾患、食道疾患、胃・十二指腸疾患、横隔膜疾患
第6回 消化器疾患(2)
;小腸疾患、大腸疾患、腹膜・腹壁疾患、肝胆道疾患、急性胃腸炎
第7回 血液疾患:貧血、出血傾向、好中球の異常
第8回 悪性新生物
第9回 腎・泌尿器疾患(1)
:ネフローゼ、糸球体腎炎、尿路感染症(腎盂炎)
、腎不全など
第 10 回 アレルギー性疾患;気管支喘息、食物アレルギー、アナフィラキシー など
第 11 回 原発性免疫不全症と自己免疫疾患
第 12 回 呼吸器疾患
第 13 回 耳鼻咽喉疾患:難聴、中耳炎、扁桃とアデノイド、副鼻腔炎、鼻出血
第 14 回 眼疾患:結膜炎、麦粒腫と霰粒腫、屈折異常、斜視、視力検査
第 15 回 まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 奈良間美保ほか「系統看護学講座 小児臨床看護各論」医学書院
内山聖・安次嶺馨「カラー版 現場で役立つ小児救急アトラス」西村書店
≪参考書≫ 鴨下重彦・柳澤正義「こどもの病気の地図帳」講談社
自己学習の内容等アドバイス
本当に理解しなければ他人には説明できません。宿題の発表は大変かもしれませんが、情報発信の練習でも
あり、質の高い学習になります。ダラダラと喋るのではなく、3分間に分かりやすくまとめる作業も重要です。
聴衆(発表以外の学生)もしっかり聞いて分からないところは質問しましょう。
なお授業で学んだことは、教科書と授業中にとったノートを(あればプリントも)参照しながら、記憶が新
鮮なその日のうちに(少なくとも2~3日以内に)きっちり復習しておきましょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの病気Ⅰ
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
女性の社会進出(共働き)と少子化が一般化した昨今、社会全体で子どもの成育を支援する必要性が増して
おり、保育所・幼稚園には病児(医療)保育を含む幅広い役割が期待されている。これに応えるべく本講義で
は、将来、保育士や幼稚園教諭など子どもの保育に携わる幼児保育専攻の学生として必要とされる、乳幼児の
病気に関する基礎知識や技能(対処法)ならびに問題解決能力の修得を目標とする。
授業の概要
乳幼児にとって重要な病気やよく罹る病気(common disease)を取り扱う。病気の原因、症状、治療、予後(病
気の経過や結果)とともに、予防法や生活上の注意点についても学習する。
毎回、次回の授業テーマに沿った宿題を数名の学生(順番に指名)に課し、次回の授業中に各々約 3 分間で発
表する。これを受けて補足・解説する形で講義を進める。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
及第点を取れなかったテーマについては、レポートを提出させ再評価により点数の不足分を補う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
はじめに:病気の子どもの見分け方、子どもの病気の特徴
新生児・未熟児
先天異常:染色体異常、先天奇形、先天代謝異常、新生児マススクリーニング
代謝・内分泌疾患:小児の糖尿病、アセトン血症嘔吐症、ウイルソン病、成長ホルモン分泌不全性低身長、
尿崩症、クレチン症、先天性副腎過形成、性早熟症、性分化異常症
第 5 回 免疫・アレルギー疾患:原発性免疫不全症、食物アレルギー、気管支喘息
リウマチ・膠原病:リウマチ熱、若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデズ
第6回 感染症(1)
:ウイルス感染症(麻疹、風疹、水痘、ムンプス、インフルエンザなど)
第7回 感染症(2)
:細菌感染症、リケッチア・クラミジア・真菌感染症、寄生虫症、人畜共通感染症
第8回 消化器疾患、口腔・歯科疾患:腸重積症、急性虫垂炎、ウイルス性肝炎、胆道閉鎖症、口内炎、むし歯
第9回 呼吸器疾患、耳鼻咽喉科疾患:クループ症候群、急性気管支炎、急性細気管支炎、急性肺炎、中耳炎、
難聴、副鼻腔炎、鼻出血、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、アデノイド肥大
第 10 回 循環器疾患:先天性心奇形、川崎病、心筋炎、心筋症、不整脈、
第 11 回 血液疾患、悪性新生物:貧血、白血球減少症、出血傾向、白血病、神経芽腫、ウイルムス腫瘍
第 12 回 腎・泌尿器・生殖器疾患:糸球体腎炎、紫斑病性腎炎、ネフローゼ、尿路感染症、停留精巣
第 13 回 神経疾患:癲癇、熱性痙攣、もやもや病、髄膜炎、急性脳炎、急性脳症、脳腫瘍
第 14 回 運動器疾患、皮膚疾患、眼疾患:筋ジストロフィー、先天性股関節脱臼、ペルテス病、伝染性膿痂疹、
伝染性軟属腫、アトピー性皮膚炎、結膜炎、屈折異常、斜視、色覚異常
第 15 回 まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 早川浩・小林昭夫「テキスト 子どもの病気」日本小児医事出版社
≪参考書≫ 鴨下重彦・柳澤正義「こどもの病気の地図帳」講談社、
自己学習の内容等アドバイス
本当に理解しなければ他人には説明できません。宿題の発表は大変かもしれませんが、情報発信の練習で
もあり、質の高い学習になります。ダラダラと喋るのではなく、3分間に分かりやすくまとめる作業も重要で
す。聴衆(発表以外の学生)もしっかり聞いて分からないところは質問しましょう。
なお授業で学んだことは、教科書と授業中にとったノートを(あればプリントも)参照しながら、記憶が新鮮
なその日のうちに(少なくとも2~3日以内に)きっちり復習しておきましょう
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
看護学Ⅰ
講義
中村 朋子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1.看護の概念や看護の構造・役割を理解し、養護教諭として学校現場でどのように活用していけば良いのか
を考え、実践能力を身につけることを到達目標とする。
2.乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老年期というライフサイクルにある人の発達課題や健康問題と看護
について考える。各期の健康生活上の基本的な看護・支援について学ぶことを目標とする。
授業の概要
様々な看護論を学ぶことにより看護の考え方、学校現場での活用をめざす。
看護学1では乳幼児期学童期を中心に発達課題や特有の健康問題を理解し、看護及び保健指導のあり方を学ぶ
看護学Ⅱでは思春期、成人期、老年期について学ぶ。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20点)
、発表・レポート(40点)
、試験(40点)等で総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
1 看護学概論
看護の構造
1)看護の概念
看護理論(1)
2)看護理論(2)
3)健康の概念
健康問題と看護
4)看護の構造
看護過程
5)看護と倫理
看護倫理綱領
2 基礎看護論
1)看護の技術
2)コミュニケーション
3)疾病の経過に伴う看護
4)主な治療・処置に伴う看護
3 乳幼児期・学童期の看護
1)乳幼児期・学童期の発達と看護
2)ヘルスアセスメント
3)健康障害・症状とその看護(1)
4)健康障害。症状とその看護(2)
4
まとめ
期末試験と解説
使用教科書
藤井寿美子
養護教諭のための看護学
大修館
自己学習の内容等アドバイス
授業の理解を深めるために、自主的に予習・復習を心がける。
日頃から新聞、雑誌などから子どもの健康問題やその背景・要因について関心をもってほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護概論Ⅰ
講義
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護概論Ⅰは、養護教諭に関する基礎的な事項について理解を深め、自分なりの養護教諭像をつかむととも
に教育者としての素養と倫理観の醸成を図る。
授業の概要
養護教諭について、教員としての倫理観、歴史、専門性、役割、職務内容(保健管理、保健教育、保健室経
営、健康相談、組織活動)
、役割等について、講義及びグループワーク等の演習を交えて学ぶ。
学生に対する評価の方法
受講態度 40%
レポート 20%
試験 40%
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
授業のねらい・進め方、参考図書の紹介等
第 2 回 教育関係法令と教育行政
第 3 回 学校教育と学校保健
第 4 回 養護教諭
養護教諭の歴史、免許制度、養護教諭の職業倫理
第 5 回 養護教諭の職務
第 6 回 保健管理①
第 7 回 保健管理②
第 8 回 保健管理③
第 9 回 保健教育①
第 10 回 保健教育②
第 11 回 保健室経営
第 12 回 組織活動
第 13 回 子どもの現代的健康課題①
第 14 回 子どもの現代的健康課題②
第 15 回 試験(90 分)
使用教科書
教科書:
「新養護概説第 6 版」 編集代表 釆女智津江 少年写真新聞社
「教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応」
、少年写真新聞社
学習指導要領解説編体育・保健体育編(小・中・高等学校)
、学習指導要領解説特別活動編(小・中・高等
学校)
自己学習の内容等アドバイス
予習・復習を行い、積極的に授業に臨むこと。授業計画は授業の進行状況に応じて前後することがある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護概論Ⅰ
講義
野村 美智子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義のテーマは、養護概論の総論を理解することであり、養護教諭の存在意義と歴史、専門性の考え方、養
護教諭の活動過程、保健室の機能などを取り上げる。これらの「養護教諭についての基礎的事項」を理解して、
幼児の健康実態と関連付けた考察ができることを到達目標とする。
授業の概要
養護教諭は「児童生徒の養護をつかさどる」専門職である。その養護教諭の学問的基盤である養護概論を学び、
「養護」という視点をもつことは、多様化している子どもにかかわったり、病児保育を行ったりする上で、重要
であると考える。
「養護」の概念をできるだけ平易に理解できるようにするため、具体的な事例を取り上げたり、
ディスカッションや演習を取り入れたりする。
学生に対する評価の方法
授業中の発言内容、グループディスカッションにおける活動の様子、授業内で行うミニレポーなどを通し
て、各授業に対する意欲、理解状況、課題レポートの内容(60%)
、及び、まとめとして実施する筆記試験(40%)
などによって総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 養護概論Ⅰを学ぶにあたって、15回の授業日程、講義内容の概要、学生に対する評価方法、学生自
身が行う自己評価と授業者への評価、使用教科書や参考図書・資料などについて知る。
映像「小学生のある1日」を見て、
「子どもを養護する」具体的な活動内容について、自らの記憶をた
どりながら考え発表し合う。他者の発表や講義内容から、子どもを養護する内容の奥深さを知る。
第2回 養護の具現化について、養護教諭の歴史と子どもの権利条約とを比べて話し合い発表する。
第3回 1日の養護教諭活動を大まかに理解することを通して、養護の具現化方法について話し合い発表する。
第4回 幼児保育の保健状況を理解し、養護の視点で疑問や感想・意見を出し合い発表する。
保健室の機能について映像で理解し、養護の意味を話し合い発表する。
第5回 子どもの訴えや問題をもとに、養護活動の流れについて考え、グループごとにまとめ、発表する。
第6回 子どもが十分な養護を受けるためには、正しい知識と技術、倫理的な姿勢が大切であることを理解す
ると共に、養護の具現化に向け、グループで話し合った養護活動過程を整理することを通して理解する。
第7回 養護するための技術や方法について理解する。
子どもの養護ニーズを把握する方法としての健康診断、応急処置、各種の健康情報について知る。
第8回 子どもの養護ニーズにあった健康診断の実施(事前・実施中・事後)について考え発表する。
第 11・12 回目に行う「子どもの課題に応じた養護活動」のグループ決めと準備について話し合う。
第9回 養護のための環境整備について、保育施設の現状や災害などの事例をもとにして考え発表し合う。
第 10 回 課題を抱えた子ども(Ⅰ型糖尿病・軽度発達障害)の養護活動事例をビデオや体験者の発表などを通
して理解する。
第 11 回・12 回 グループごとに課題について発表し、発表内容や方法に対する意見や評価を記録して提出す
る。課題発表を整理し、子どもが持っている課題の多様さと養護活動の幅広さについてまとめる。
第 13 回 組織と養護活動の関係について学校を事例に考える。
(子どもにとって最良な組織・外部組織との連
携について)
第 14 回 試験とまとめ
第 15 回 学習のまとめ
使用教科書
大谷尚子・堀内久美子他「新養護学概論」東山書房
必要に応じて資料を配付する。
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
心理学概論Ⅰ
講義
赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ヒトの心のはたらきを科学的にとらえ、人間を理解する際の新たな視点の獲得をめざす。
授業の概要
心理学入門。心理学 psychology とは、psycho(精神,心)の ology(科学,学問)である。この講義で
は心理的事象に関する実証的データに基づいて、生物としてのヒトの行動について解説する。
学生に対する評価の方法
授業中に課すレポート(講義の要約)と学期末試験の成績により評価する。評価の配分はおよそ、レポ
ート:期末試験=1:2 を考えているが、受講者の課題達成度により若干、変動することがありうる。な
お、授業に出席することは当然のことであるから、特別に出席点を加味することはない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回 :
第 2回 :
第 3回 :
第 4回 :
第 5回 :
第 6回 :
第 7回 :
第 8回 :
第 9回 :
第 10 回:
第 11 回:
第 12 回:
第 13 回:
第 14 回:
第 15 回:
心理学の特徴
心理学の方法論
行動の発生
環境の認知(1)
:感覚
環境の認知(2)
:知覚
環境の認知(3)
:注意
学習(1)
:古典的条件づけ
学習(2)
:オペラント条件づけ
学習(3)
:社会的学習
記憶(1)
:記憶の過程
記憶(2)
:記憶の変容と忘却
情動と動機づけ(1)
:動機づけ
情動と動機づけ(2)
:情動の理論
試験とまとめ
学習のまとめ
使用教科書
指定の教科書はなし。毎回、プリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
ジャンルを問わず、自らの興味にそって読書することがよいと思います。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
心理学概論Ⅰ
講義
今井 正司
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
心理学に関する基本的な知識や考え方を身につけることを目標としております。
授業の概要
心理学に関する主要な領域について幅広く授業を展開します。また、対人援助職領域(保育・臨床心理・教育)
等の分野に、研究で得られた心理学の知見がどのように活かされているかについて、具体例を紹介しながら授
業を行います。
学生に対する評価の方法
授業中に行う小レポート(感想文)
、期末テスト、授業への参加度によって総合的に評価します。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:心理学における事象の捉え方 I(心理学者は他人の心を読むことができるか)
第 2 回:心理学における事象の捉え方 II(化粧品関係のテレビ通販における「before – after」の罠)
第 3 回:行動と心 I(日常生活におけるレスポンデント条件付け:パブロフの犬がヨダレをたらす本当の理由)
第 4 回:行動科と心 II(日常生活におけるオペラント条件付け:子どもの生活にみるオペラント行動)
第 5 回:行動と心 III(行動科学の応用:臨床心理・福祉・教育における行動科学の応用)
第 6 回:認知と心 I(思考・記憶・注意:考えたくないのに考えてしまう私)
第 7 回:認知と心 II(ヒトはどこを見ているのでしょう?「視線追跡装置」を使って実験する)
第 8 回:認知と心 III(認知神経学の応用:臨床心理・福祉・教育における行動科学の応用)
第 9 回:脳と心 I(ヒト・猿・ネズミの脳と行動・認知との関連:だからヒトは恋愛することができる)
第 10 回:脳と心 II(ヒトが集中している時の脳を覗く:最先端脳機器 2chNIRS で脳血流を測定する)
第 11 回:脳と心 III(脳科学の応用:臨床心理・福祉・教育における脳科学の応用)
第 12 回:心理学研究法 I(インタビュー・観察・調査によって心を研究する方法)
第 13 回:心理学研究法 II(実験によって心を研究する方法)
第 14 回:まとめ(これまで行ってきた授業の復習と質問への回答)
第 15 回:試験と解説(試験60分 + 解説30分)
使用教科書
特定の教科書は使用しません。各授業において資料を配布します。
自己学習の内容等アドバイス
授業で得た知識をもとに、日常生活においても科学の見方で物事を考えてみることが重要です。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子ども人間関係(保育科指導法Ⅶ)
演習
朴 信永
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
幼児期および児童期の人間関係を中心とした発達を理解すること,そしてそれを支える親や教育者の働きか
けのポイント等について具体的なイメージを持つ。保育内容の領域「人間関係」について,その内容と具体的
な指導法を理解する。
授業の概要
保育内容の「人間関係」は,人とかかわる力の育成にかかわる領域である。教育の現場で,友達や保育者・
教育者との遊びをとおして成長していく子どもの姿を紹介しながら,保育・教育のあり方,指導方法について
理解を深める。
学生に対する評価の方法
定期試験(50%)
,授業中のレポート等の提出物(30%)
,受講態度およびディスカッションへの積極的な
参加等(20%)に基づいて評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション‐人とかかわりをもつ力の育成
現代社会における人間関係
保育・教育の基本的なあり方と重要視すべき事項
領域「人間関係」のねらいと内容
領域「人間関係」の観点
「人間関係」と生活習慣の形成
児童期以降の発達と領域「人間関係」
コミュニケーションの重要性
人とかかわる力を育む保育・教育の方法と形態 (1)
人とかかわる力を育む保育・教育の方法と形態 (2)
人とかかわる力を育む保育・教育の方法と形態 (3)
地域・家庭との連携
地域社会における課題
保育者の役割と援助
まとめ及び定期試験
使用教科書
なし。
自己学習の内容等アドバイス
日頃から身近な乳幼児をよく観察するようにしておくこと。子どもの発達や障害,子育て全般にかかわる新聞
記事等に興味・関心をもつこと。事前に配付した資料を予習し,事後課題に主体的に取り組むこと。積極的に
ディスカッションに参加すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
社会福祉論
講義
松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、①現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷、②社会福祉と子ども家庭福祉および子どもの
人権や家庭支援との関連性、③社会福祉の制度や実施体系、④社会福祉における相談援助や利用者の保護にか
かわるしくみ、⑤社会福祉の動向と課題、の5つのテーマについて理解することを目標とする。
授業の概要
本講義は、社会福祉に関する基礎的な知識を身につけることを目的とする。具体的には、社会福祉の理念、法
律・制度、方法等について教科書およびレジュメを使用して学習する。また、随時、視聴覚教材や新聞等を活
用し、今日の社会福祉全般の問題点や課題についての理解を図り、子どもを支援するうえでの福祉的視点を養
う。
学生に対する評価の方法
講義へ取り組む姿勢(30%)、課題の提出状況および内容(10%)、期末試験(60%)などから総合的に評価
する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
社会福祉の理念と概念-社会福祉とは何か?-
現代社会と社会福祉-少子高齢社会の進展と福祉問題-
社会保障と公的扶助-くらしに困ったら-
高齢者福祉①-介護保険制度とは?-
高齢者福祉②-高齢者保健福祉施設の体系-
障害者福祉①-障害とは何か?-
障害者福祉②-障害者福祉の法律と実施体制-
子ども家庭福祉①-子どもの人権擁護と社会福祉-
子ども家庭福祉②-子どもと子育て家庭を支えるしくみ-
地域福祉①-住民参加と小地域福祉活動-
地域福祉②-地域福祉とまちづくり-
社会福祉における利用者の保護にかかわるしくみ―情報提供・第三者評価・権利擁護―
社会福祉の援助と方法-対人援助の基本姿勢-
社会福祉従事者と資格-社会福祉を支える人たち-
これからの社会福祉の課題-すべての人が地域で暮らし続けるために-
使用教科書
よくわかる社会福祉
山縣文治・岡田忠克編
(ミネルヴァ書房)
自己学習の内容等アドバイス
講義で学んだ内容をその都度、プリントおよび教科書などで復習しておくこと。
学習した項目に関連する図書などを読み、理解を深めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの福祉
講義
松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、①現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷、②子ども家庭福祉と保育との関連性お
よび子どもの人権、③児童福祉分野の法制度や実施体系、④子ども家庭福祉の現状と課題、⑤子ども家庭福祉
の動向と展望、の5つのテーマを理解することを目標とする。
授業の概要
本講義では、子ども家庭福祉に関する基礎的な内容をとりあげ、学習する。随時、視聴覚教材や新聞等を活用
し、今日の子どもや子育て家庭を取り巻く社会の問題点や課題について理解し、その支援について福祉的視点
から考える姿勢を身につけることをめざす。
学生に対する評価の方法
講義へ取り組む姿勢(30%)、課題の提出状況および内容(10%)、期末試験(60%)などから総合的に評価
する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション 子ども家庭福祉と保育および教育・少子社会と子どもの育つ環境
子ども家庭福祉の理念と概念
子ども家庭福祉の歴史的展開・子どもの権利保障
子ども家庭福祉に関する法律・制度
子ども家庭福祉の行財政と実施機関(1)
子ども家庭福祉の行財政と実施機関(2)
児童福祉施設の体系と運営
社会的養護―里親・養子縁組―
母子保健と児童の健全育成
子育て支援サービス
障害のある児童への対応
子ども虐待防止・DV
少年非行等への対応
子ども家庭福祉のマンパワーと連携
子ども家庭福祉の動向と展望
使用教科書
よくわかる子ども家庭福祉
山縣文治編
(ミネルヴァ書房)
自己学習の内容等アドバイス
講義で学んだ内容をその都度、プリントおよび教科書などで復習しておくこと。
学習した項目に関連する図書などを読み、理解を深めること。
[授業方法]
[授業担当者名]
演習
釜賀 雅史・松本 高志・石原 貴代
松本しのぶ・吉田 龍宏・今井 正司
藤井 真樹・(坂 鏡子)
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
オムニバスで運営
[授業科目名]
子どもケア基礎演習
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業(演習)の目標は、①大学における学習上の基本スキル(情報収集、レポート作成、発表など)を習得
すること、②主要専門領域の学習方法を理解すること、さらに③(子どもケアセンター体験を通した)実践的
な学びの意義を理解すること、この3点にある。
授業の概要
本講座は、初回 2 時間のガイダンスおよび目標③に関する全体説明・指導を踏まえ、オムニバス方式で約 20
名のグループごとに4名の教員が、上記の①および②の目標の下に3時間ずつ担当する。
学生に対する評価の方法
各担当講師が課す 4 回の演習課題の成績の合計点で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
○指導概要
(初回 2 時間) ガイダンスおよび目標③について
坂 鏡子 : 講座の趣旨説明並びに子どもケアセンターでの子どもの観察、ふれあい体験のやり方等の説明
を通して、当講座の目標③の意義を理解させる。
(2 回~13 回、オムニバス方式による指導)
釜賀雅史・松本高志 : 哲学的テーマ(松本)や社会問題(釜賀)を取り上げ目標①を狙いとする指導を行う。
石原貴代 : 健康教育に関連するテーマに基づいてき目標①②を狙いとする指導を行う。
吉田龍宏 : 保育・幼児教育に関わる問題をテーマとして目標①②を狙いとする指導を行う。
松本しのぶ: 社会福祉に関連するテーマに基づいて目標①②を狙いとする指導を行う。
今井正司・藤井真樹 : 広く心理学領域のテーマに基づいて目標①②を狙いとする指導を行う。
(子どもケア専攻担当) (坂 鏡子) 松本高志・石原貴代・松本しのぶ・今井正司
(幼児保育専攻担当) (坂 鏡子) 釜賀雅史・吉田龍宏・松本しのぶ・藤井真樹
○授業展開
第 1 回(2 時間) ガイダンスおよび目標③について
第 2 回~第 13 回 4 名教員が各グループを 3 時間ずつ担当し、指導する。
第 14 回 講座のまとめ
使用教科書
教材・資料は、各担当講師が、その都度配布する。なお、参考文献については、各担当講師が授業時に適
宜紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
講師ごとに事前に示される課題にしっかり取り組み授業に臨むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもと社会
講義
釜賀 雅史
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「子どもが変わった」と言われることがある。本当にそうだろうか? このクエスチョンを心に留めつつ、
子どもを取り巻く社会環境の変化に光をあて子どもの生活世界を広く考察すること、そうした(歴史的)考察
を通して多面的かつより深く「子ども」のイメージを持てるようになること、これが当講座の目標である。
授業の概要
授業の全体構成・展開は次のとおり。まず、西欧における子ども観の変遷を考察しつつ、前近代的(封建的)
慣習が残る戦前の日本社会における子どものありように注目する(PartⅠ)。次に、50 年代から現在に至る戦
後日本社会の発展・変容とそれに伴う子どもの生活世界の変化を追究する(PartⅡ)。さらに、世界的視野に
たち世界の子どもが抱える問題を鳥瞰するとともに、途上国の子どもの置かれた状況も考察する(PartⅢ)。
最後に、それらの考察を踏まえ、子どものくらしに関する話題を取り上げ検討する(PartⅣ)。
学生に対する評価の方法
①授業への参画態度……ケース・スタディなどへの参画態度を重視する。
②レポート……授業内容に即したテーマで中間レポートと最終レポートを作成し提出。
評価ウエートは①30% + ②(30%+40%)で、総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス
<PartⅠ 子どもに注がれる眼差し(子ども社会の歴史的考察) >
第 2 回 子どもが「ちいさな大人」だったとき -アリエスの『子どもの発見』に即して-
第 3 回 昔は本当によかったか? ―戦前の日本社会と子どものくらし―① 概観的講義
第 4 回 昔の子どものくらしぶり ―戦前の日本社会と子どものくらし―② 事例の考察
<PartⅡ 戦後日本社会の発展・変容と子ども>
第5 回
戦後日本社会の鳥瞰図―戦後日本をウォッチングする―
第 6 回 都市化と生活の近代化は子どものくらしをどう変えたか?① ―子どものくらしの全体的風景―
第 7 回 都市化と生活の近代化は子どものくらしをどう変えたか?② ―遊びと学びの変容―
<PartⅢ 情報化社会に生きる子どもたち>
第 8 回 情報化の進展と子どものくらしの変容
第 9 回 近年の子どもをめぐる諸問題①―75 年(高校進学率 90%に達した年)以降の状況―
第 10 回 近年の子どもをめぐる諸問題②―パソコン、ケータイと子どもたち―
<PartⅢ 世界の子どもたち―発展途上国の状況―>
第 11 回 世界における子ども問題の鳥瞰図
第 12 回 グローバル化・市場経済化と途上国の子どもたち
<PartⅣ ケース・スタディ>
第 13 回 現代の子ども問題を考える① (具体的事例を取り上げディスカッションする)
第 14 回 現代の子ども問題を考える② (具体的事例を取り上げディスカッションする)
第 15 回 まとめ
使用教科書
教科書は使用しない。授業は配布資料・教材にしたがって進める。当講座との関連で一読を薦めたい文献
としては次のようなものが挙げられる。
本田和子『変貌する子ども世界』(中央新書)、高橋勝・下田裕彦編著『子どもの<くらし>の社会史』(川島
書店)、小針誠『教育と子どもの社会史』
(梓出版)など。
また、それぞれ具体的テーマに即してその都度参考図書を紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業時に示される次回の授業で取り上げられるテーマ・話題について、事前に検討しておくこと。
《より深く学ぶために》授業時に紹介される文献などにできる限り取り組んでみること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
レクリエーション概論
講義
滝 克己
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前・後期
選択
前期:幼児保育専攻
後期:子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現代社会が抱える 21 世紀に残された課題をふまえ、学校教育や地域に密着した課題を念頭に置きながら、
レクリエーションがその課題解決にどのような役割を果たすのかを理解する。また教育者という立場からの
レクリエーション支援者の役割・支援方法の基礎理論を学ぶ。
レクリエーション・インストラクター資格の科目であるため、
「日本レクリエーション協会」の資格制度につ
いてもふれる。
授業の概要
毎回、授業の最初の 20 分くらいは、レクリエーションに興味を持つようなDVDを見たり、実際のゲーム
展開を考える。また、ゲーム化されたG.W.T.(グループ・ワーク・トレーニング)も体験してもらう。
出来る限り、レクリエーションを楽しく理解できるように授業を進める。また、
“聞いて覚える“というだ
けではなく、
“考えて発言する”ということも目指したい。
学生に対する評価の方法
プレゼンテーション・レポート等(10%)
毎回の小レポート(10%)
筆記試験(80%)などで総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:オリエンテーション(レクリエーションが教育手段となる体験、レクリエーションの導入)
第 2 回:レクリエーションとは(定義、歴史、学説など)
第 3 回:
“遊び”とレクリエーション(ヨハン・ホイジンガとロジェ・カイヨワの節を中心に)
第 4 回:レクリエーション運動(教育としての運動、社会改革としての運動)
第 5 回:グループ・ワーク・トレーニングとは
第6回:レクリエーション資格の公認指導者制度について
第7回:レクリエーション・インストラクターの役割
第8回:レクリエーション支援の事例(1)教育分野
第9回:レクリエーション支援の事例(2)福祉分野・地域
第 10 回:
「白書」からみる余暇問題
第 11 回:レクリエーションと社会的問題
第 12 回:レクリエーションと安全対策
第 13 回:レクリエーション事業及び 13 回授業までのまとめ
第 14 回:試験とまとめ
第 15 回:試験の評価・反省と学習の総括
使用教科書
特になし。必要に応じて資料などを配布する。また、参考になる書籍は紹介します。
自己学習の内容等アドバイス
新聞をよく読んで社会の動きを知り、社会とレクリエーションの関わりについて考えて欲しい。
また、それらから自分の意見を持ち、発言して欲しい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
レクリエーション演習
演習
林 麗子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
・レクリエーション財を体験する中で自らの心身の在りようを振り返り、レクリエーションの意味を一般化できる。
・レクリエーションの支援法をある程度身につけた上で、その応用場面や方法を挙げ、今後学ぶべき課題を見つける。
一般目標(学部の教育理念に基づく)
・場面や対象者に応じたレクリエーション支援の在り方と実践法を考え、実践し、省察することができる。
・自らも含めた環境の中に問題や課題をみつけ、解決や支援法を探り、その解決に取り組むことができる。
授業の概要
「没頭→からだで感じる→振り返る→気づく→理解する」のプロセスを通して、
「遊びとは何か」を考える。
芸術・文化・スポーツの分野におけるレクリエーション財の中で、特に、子どもが主体の活動をとりあげ、こ
れらを体験することで、レクリエーションの価値を考え、同時にその支援法について考察を深める。
レクリエーション・インストラクター資格の必修科目である。
学生に対する評価の方法
能動的学びを重視します。ここでいう能動的学びとは、自らが目標を見出し、それを実現できるように工
夫・挑戦すること、を意味します。
授業態度(40%)
、レポート・その他の提出物(60%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション:講義の目的とスケジュール、各自の目標設定
アクティビティの体験(1)遊びが生まれるとき、ルールがうまれるとき
〃
(2)ルールのある遊び、ニュースポーツ
〃
(3)子どもの遊び:伝承遊びを中心に
〃
(4)緊張をほどく:アイスブレーキングとリラクセーション
コミュニケーションワーク・ホスピタリティトレーニング
中間振り返り:
「問い」の探索、シェアリング
目的と対象にあわせたレク支援実習(1)グループワーク
〃
(2)グループ発表とシェアリング
〃
(3) 〃
〃
(4) 〃
〃
(5) 〃
クラスレクリエーションの企画・準備
クラスレクリエーション
最終振り返り:レポート提出とシェアリング
授業は nuas ホールを使用する。必ず運動着を着用のこと(回によっては体育館用シューズも)
。
レク支援実習:3 人~4 人×12 グループ、各回 3 グループ発表、1 グループ;15 分実践+10 分振り返り
主に、アイスブレーキングと集団遊びを題材とする。
使用教科書
特に使用しない。必要に応じてプリントを配布する。参考文献も適宜紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業の中で体感した、楽しさや驚き、緊張、揺れ、疑問など、全てが学びの宝庫です。これらを丁寧に振り
返る作業が、これからの自分自身の変化や成長にも役立つと思います。さらに、学外で実施されるレクリエー
ション活動やボランティアに積極的に参加し、知見を拡げ、体験を深めてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
衛生学
講義
本多 忠善
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
人をとりまくさまざまな環境が、我々の健康生活とどのように係っているかを追求する学問を衛生学ととら
える。その視点に立って、生活環境に関連する事項を理解して、養護教諭が教育現場などにおいて要に臨んで
適用できるようにすることを目標とする。
授業の概要
生活環境のうち、物理化学的環境・生物学的環境をさまざまな項目に分けてとりあげ、それらと人の健康に
かかわる関係ならびに影響を説明し、さらに、関連した養護教諭として必要と思われるさまざまな法律、行政
の施策を理解するための簡明な講義を進めたい。また、衛生学に関連した up-to-date 的話題もとりあげたい。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度 40%、期末試験(レポートの提出を含む)60%により総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 衛生学概論(1)
衛生学の歴史
第 2 回 衛生学概論(2)
衛生学の歴史、衛生・環境関連法令のあらまし
第 3 回 地球環境問題(1)
森林の減少、砂漠化、土壌流亡、地球温暖化、酸性雨
第 4 回 地球環境問題(2)
オゾン層破壊、紫外線
第 5 回 地球環境問題(3)
滅びゆく野生生物、外来生物
第 6 回 地球環境問題(4)
滅びゆく野生生物、外来生物
第 7 回 化学物質による環境破壊と人体影響(1)
重金属と生体必須性総論
第 8 回 化学物質による環境破壊と人体影響(2)
生体必須重金属と毒性
第 9 回 化学物質による環境破壊と人体影響(3)
水俣病、イタイイタイ病、その他の公害病
第 10 回 放射線による健康障害
原子力の平和利用、原子力発電と事故、健康被害と法的規制
第 11 回 動物と人とのかかわり(1)
人畜共通伝染病、BSE、炭疽など
第 12 回 動物と人とのかかわり(2)
鳥インフルエンザ、狂犬病など
第 13 回 食品衛生の問題点
食中毒のあらまし
第 14 回 総復習
これまでの講義内容の補足
第 15 回 試験とまとめ
使用教科書
教科書は用いず、適宜資料プリントを配布し、OHCやパワーポイントを使用する。
≪参考書≫ 厚生統計協会編 『国民衛生の動向』 2011~2012 年 厚生統計協会発行
自己学習の内容等アドバイス
新聞、雑誌、テレビ報道などのマスコミがとりあげる衛生学・公衆衛生学上のニュースやトピックスに注目
し、そのスクラップを作ったり、メモ書きをする習慣を身につけるように心懸ける。その際、報道機関により
主義主張と視点の差異のあることを見分ける力を養いたい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
微生物学・免疫学
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校など集団生活の場では未だに感染症の流行は後を絶たず、人間(特に子ども)にとっての脅威であり続
けている。従って、感染症に対し有効な予防、早期の察知、迅速な対応、適切な管理を行うことが学校教諭(殊
に養護教諭)に求められる。本講義では、微生物の中でも感染源になる病原微生物の特徴、微生物の感染経路、
感染に対する生体の防御機構、免疫反応などについての基本原理を理解した上で、ヒトの重要な感染症を引き
起こす個々の病原微生物の性状や病原性(病気)
、その予防と治療について学習する。これにより学校現場での
実践に応用できる感染症に関する知識と問題解決能力の修得を目標とする。また免疫異常としてのアレルギー
やリウマチ・自己免疫疾患、がんやエイズと免疫の関係についての知識も修得する。
授業の概要
総論として微生物の引き起こす感染とそれに対する生体の防御機構・免疫について1回、微生物学では細菌、
ウイルス、真菌、原虫、感染の予防と治療について計8回、免疫学では免疫のしくみ、自己に対する免疫寛容、
アレルギー、自己免疫疾患、がん・エイズと免疫について計5回の講義を行い、上記の目標に到達させる。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
及第点を取れなかったテーマについては、レポートを提出させ再評価により点数の不足分を補う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 はじめに:疫病を免れる(微生物、感染、生体防御、免疫)
第 2 回 微生物学Ⅰ:細菌(1)
;細菌の生物学的特徴、グラム陽性・陰性球菌
第 3 回 微生物学Ⅱ:細菌(2)
;グラム陰性桿菌、グラム陽性桿菌
第 4 回 微生物学Ⅲ:細菌(3)
;グラム陽性桿菌(つづき)
、その他の細菌
第 5 回 微生物学Ⅳ:ウイルス(1)
;ウイルスの生物学的特徴、DNA ウイルス
第6回 微生物学Ⅴ:ウイルス(2)
;RNA ウイルス
第7回 微生物学Ⅵ:真菌・原虫
第8回 微生物学Ⅶ:感染の予防と治療(1)
;感染経路と標準予防策、感染症法、学校伝染病、予防接種
第9回 微生物学Ⅷ:感染の予防と治療(2)
;消毒と滅菌、化学療法
第 10 回 免疫学Ⅰ:免疫のしくみ(1)
;免疫学の誕生、自然免疫と獲得免疫、自己と非自己、MHC、
抗原提示、ヘルパーT 細胞、キラーT 細胞
第 11 回 免疫学Ⅱ:免疫のしくみ(2)
;抗体の多様性と遺伝子の再構成、B 細胞の成熟、免疫記憶細胞
第 12 回 免疫学Ⅲ:免疫のしくみ(3)
;胸腺と T 細胞の成熟、免疫寛容
第 13 回 免疫学Ⅳ:免疫の異常(1)
;アレルギー
第 14 回 免疫学Ⅴ:免疫の異常(2)
;リウマチと自己免疫疾患、がんと免疫、エイズと免疫
第 15 回 まとめ
使用教科書
田代隆良「看護の基礎固めひとり勝ち 微生物学編」メディカルレビュー社
萩原清文「好きになる免疫学」講談社
自己学習の内容等アドバイス
授業で学んだことは、教科書と授業中にとったノートを(あればプリントも)参照しながら、記憶が新鮮な
その日のうちに(少なくとも2~3日以内に)きっちり復習しておきましょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
身体のしくみⅡ
講義
山本 勝彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもケア関連職従事者は、特に集団生活の中での児童・生徒の健全な精神的、肉体的な発達段階を支え、ま
た、関連施設あるいは企業などにおいて専門的な発想及び実践に携わることが予想され、そのためには人体の
仕組み及び機能を理解している必要がある。
授業の概要
「身体のしくみⅡ」では、前期に引き続く形で講義を進める。主として生命活動の中枢的制御システムを司る
人体の動物機能、すなわち神経系、感覚器系、運動系を営む思考・精神活動とその関連器官及び精神活動と切
り離せないホルモンのコントロール機能と生殖活動について理解させる。前後期あわせて人体機能の全体を学
ぶ。
学生に対する評価の方法
①中間試験(前半期に学習した人体各部の名称暗記試験)
、期末試験(中間試験以後に学習した人体各部の
名称と全期間を通じた各器官の生理学的役割について)を行なう。
(80 点)
②質問、意見等の授業聴講態度(20 点)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 第 9 章 神経
1.神経系概要 (1)分類 (2)神経組織の構造と機能
第2 回
(3)神経細胞の興奮と伝導 (4)伝導の仕組み (5)シナプスの構造と機能
第3 回
2.中枢神経系 (1)構造と機能 (2)中枢神経系
第4 回
3.末梢神経系 (1)体性神経 (2)自律神経 (3)脊髄神経
第5 回
(4)脳神経(12 種) 4.体性感覚 5.内臓感覚 6.痛覚
第 6 回 第 10 章 感覚
1.視覚 (1)眼の構造: 眼球内の組織別役割
第7 回
(2)眼球内組織の生理学的機能
(3)正視と矯正視
第8 回
中間小試験 2.聴覚 (1)耳の構造と機能: 音の感覚機能
第9 回
3.平衡感覚 (1)構造と機能 4.嗅覚と味覚(1)嗅覚器 (2)味覚器
第 10 回 第 11 章 運動
1.骨格 (1)全身骨格 (2)骨の構造と機能 (3)骨の破壊と再生のメカニズム
第 11 回
2.筋肉 (1)筋肉の種類 (2)関節 (3)屈筋と伸筋 (4)筋肉の生理
第 12 回 第 12 章 内分泌
1.ホルモン分泌器官の構造と機能 (1)視床下部 (2)下垂体 (3)下部器官
第 13 回
2.分泌の調節: 正及び負のフィードバック
第 14 回 第 13 章 生殖
1.男性と女性の生殖器系
2.受精・妊娠
第 15 回
期末試験とまとめ
使用教科書
人体の構造と機能 第2版 編集 佐藤昭夫/佐伯由香(医歯薬出版)を使用し、不足部分はその他の参考
書から引用してプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
予め教科書に目を通しておき、授業で配布したプリントの内容が教科書の何処からまとめられたかを
確認し、プリントの内容を理解できるように復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校保健
講義
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校保健とは、学校における保健教育と保健管理から成る。この保健教育と保健管理を適切に行うことによ
って、教育基本法にある「自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成」に繋がると考えられる。そのた
めある意味では教育の根源に関わるといえよう。教職、とりわけ子どもたちの健康に関わる養護教諭を目指す
学生にとって必要な学校保健に関する考え方、概念と構造について、その基本的な知識および捉え方を修得す
ることをテーマとし、それに基づき自分なりの教育観、今日の学校保健問題について主体的に考える姿勢を身
につけることを到達目標とする。
授業の概要
本講義では、学校保健の歴史的背景、行政における位置づけ、領域構造およびヘルスプロモーションの考え
を基礎に置いた学校保健に関わる基本的な事項について理解を深める。
学生に対する評価の方法
課題レポート・小テスト(40%)および試験(60%)結果より総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 学校保健
我が国の疾病構造の変化、地域保健の中の学校保健、ヘルスプロモーション、学校保健を支える人
2回 学校保健計画
レポート
学校保健計画の意義、法的根拠、児童生徒の健康問題と社会背景、学校保健計画の内容
学校保健計画作成の手順と方法、学校保健計画の運営について
3回 健康診断
健康診断の考え方、健康診断の種類および目的・意義、健康診断にともなう保健指導
4回 保健室
小テスト
保健室の機能、保健室登校、保健室の施設設備
5,6 回 学校環境衛生
学校環境衛生の意義と目的、学校環境衛生基準の項目および内容、臨時検査
7回 感染症の予防
感染症予防の3大原則、学校伝染病、結核、肝炎、予防接種、出席停止・臨時休業の扱い方
8,9 回 心身の健康問題への支援
小テスト(8 回目に実施)
児童生徒の健康状況、健康相談の意義、健康相談実施上の留意点、医療的観点と教育的観点
10 回 心のケア
心のケアの意義、PTSD、心のケアへの対応、健康観察の目的
11,12 回 健康教育
小テスト
健康教育の必要性、目標、取り扱う内容、教科「保健」と保健指導、教科「保健」と養護教諭、
中央教育審議会答申にみる健康教育充実改善のための方策および学習指導要領の改善、健康教育の実際、
13 回 学校の危機管理
学校安全計画、学校管理下の事故・災害、施設設備の安全管理、救急体制・危機管理体制、事故を未然
に防ぐために、事故後の心のケア、学校管理下の事故・災害の実際、災害共済制度(独立行政法人日本
スポーツ振興センター)の利用の仕方
14 回 試験とまとめ
15 回 学習のまとめ
使用教科書
新訂版 学校保健実務必携第2次改訂版(第一法規)
、学校保健マニュアル(南山堂)
自己学習の内容等アドバイス
小テストもしくはレポート課題を出すので、関連する法規等に目を通して、十分に復習をしておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
心理学概論Ⅱ
講義
赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
日常生活における自己および他者理解の一助となるよう、心理学研究の知見にもとづき人間の行動の特
性を習得する。
授業の概要
心理学は行動の科学である。この講義では社会心理学や発達心理学、臨床心理学の研究を中心に概説す
る。
学生に対する評価の方法
授業中に課すレポート(講義の要約)と学期末試験の成績により評価する。評価の配分はおよそ、レポ
ート:期末試験=1:2 を考えているが、受講者の課題達成度により若干、変動することがありうる。な
お、授業に出席することは当然のことであるから、特別に出席点を加味することはない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回 :
第 2回 :
第 3回 :
第 4回 :
第 5回 :
第 6回 :
第 7回 :
第 8回 :
第 9回 :
第 10 回:
第 11 回:
第 12 回:
第 13 回:
第 14 回:
第 15 回:
健康と社会
社会的行動(1)
:対人認知
社会的行動(2)
:自己認知
社会的行動(3)
:個人と集団
人間の発達(1)
:発達の原理
人間の発達(2)
:認知の発達
人間の発達(3)
:社会性の発達
人間の発達(4)
:加齢に伴う心身の変化
パーソナリティ(1)
:個人差の理解
パーソナリティ(2)
:パーソナリティ検査
適応の障害(1)
:ストレス
適応の障害(2)
:認知の障害
適応の障害(3)
:メンタルヘルスの活動
試験とまとめ
学習のまとめ
使用教科書
指定の教科書はなし。毎回、プリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
ジャンルを問わず、自らの興味にそって読書することがよいと思います。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
社会的養護
講義
石井 勲
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
保育士を志す学生にとって必要な社会的養護の理念や養護方法について、その基礎的な知識および考え方を
修得することをテーマとし、それに基づき自分なりの福祉観・保育観、あるいは今日の児童福祉問題について
主体的に考える姿勢を身につけることを到達目標とする。担当者の長年にわたる養護実践の事例を紹介して学
習効果を高める。
授業の概要
児童福祉における社会的養護の基本原理を理解して、保育士としての専門的な知識と技術を修得する。社会
的養護の歴史、体系、法律、制度を学ぶ。各種児童福祉施設の機能と課題を理解して、保育士としての社会的
使命とその役割の重要性を学ぶ。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行うミニレテストにより授業内容の理解度(20%)
、最終に実施する筆記
試験(60%)で総合的に評価する。保育士養成を目的として開講されている科目のため、必ず出席すること。
試験の欠席は認めない。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 授業の目的、内容の概要、進め方の説明。養護のビデオ視聴と感想文。
第2回 児童家庭福祉の理念と社会的養護の概念、現代社会の児童養護問題。
第3回 社会的養護の歴史的変遷 欧米と日本の歴史を。
第4回 子どもの権利擁護と社会的養護の基本原理。
第5回 現代の家庭と社会的養護の制度と実施体系。
第6回 社会的養護におけるソーシャルワークの導入。<ミニテスト>
第7回 社会的養護の実際と専門職の役割。児童福祉施設の運営管理。
第8回 居住型児童福祉施設の種別と機能。①家庭環境に問題のある児童。
第9回 居住型児童福祉施設の種別と機能。②障害や情緒に問題のある児童。
第10回 家庭型社会的養護の種別と機能。里親制度、小規模児童養護施設
第11回 社会的養護と地域社会における支援のあり方。<ミニテスト>
第12回 虐待を受けた子どもへの支援。児童虐待の実態・事例・原因と対応。
第13回 社会的養護のこれから。施設の小規模化、子どもの声。
第14~15回 筆記試験と学習のまとめ。ビデオ視聴学習。
使用教科書
「社会的養護入門」小田兼三・石井勲編著 ミネルヴァ書房 2012 年 6 月刊行予定
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習すること。事例を熟知して保育士の将来性を学ぶ。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育課程論
講義
坂 鏡子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、保育内容の充実と質の向上に資する保育の計画作成の必要性、基本的な考え方、作
成の具体的な手順について学び、計画から評価までの過程について理解を深めることにある。
授業の概要
保育所保育指針に基づき、指導案作成についての基本的な考え方について学ぶ。また、保育演習を通して、各
年齢の子どもの発達に即した指導計画を実際に作成する。作成した指導案を基に、保育実践展開のポイントを
発表しあい、具体的な子どもの姿、保育場面をイメージしながら指導案を作成することの意義について理解を
深める。
学生に対する評価の方法
授業態度(30%)、個別指導 (30%)、子どもケアセンター体験(30%)、提出物(10%)などにより総合評価す
る。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業の目的と講義の概要説明、教育保育課程の意義と必要性
保育の計画と評価の基本(1)-カリキュラムの基礎理論-
保育の計画と評価の基本(2)-計画・実践・省察・評価による質の向上-
保育所における保育の計画(1)保育課程の基本的な考え方-計画・実践・省察・評価の過程-
保育所における保育の計画(2)-指導計画(長期・短期)作成の必要性-
保育所における保育の計画(3)-指導計画作成上の留意点-
保育所における保育の計画(3)-指導計画作成上の留意点-
保育所における保育の計画(3)-指導計画作成上の留意点-
保育指導計画の作成と展開(0 歳児の遊びと援助)
指導計画の作成と展開(1 歳児の遊びと援助)
指導計画の作成と展開(2 歳児の遊びと援助)
指導計画の作成と展開(3 歳児の遊びと援助)
指導計画の作成と展開(4 歳児の遊びと援助)
指導計画の作成と展開(5 歳児の遊びと援助)
まとめ
使用教科書
保育所保育指針を毎回持参すること。
自己学習の内容等アドバイス
授業内容、子どもケアセンターの体験、個別指導を有機的に結び付け、指導計画の立案に生かすこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育内容総合演習
演習
西村 美佳
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
保育所保育指針における保育内容の歴史的変遷を踏まえて、保育内容や保育全体の構造を理解するとともに、
子どもの発達過程を踏まえた観察や記録の観点を習得し、養護と教育が一体となって展開する具体的な保育実
践のあり方を学ぶことを目標とする。
授業の概要
保育所保育指針における「保育の目標」
、
「子どもの発達」
、
「保育の内容」を関連付けて理解するために、具体
的な保育の事例を想定し、受講者間での意見交換や発表を通じて主体的に学ぶ姿勢や力が体得できるようにす
る。
学生に対する評価の方法
受講態度(30%)、提出物など(30%)、最終試験(40%)で総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション:授業の目的と講義内容の概要等の説明
第 2 回 保育内容とは何か(五領域について)
第 3 回 保育内容の歴史的変遷
第 4 回 保育に関わる制度
第 5 回 保育所・幼稚園の一日と保育内容
第6回 子どもを知る① -子どもを観察して-
第7回 子どもを知る② -子どもが好きなもの・苦手なことについてディスカッション-
第8回 子どもを知る③ -ディスカッションの成果をグループごとに発表・意見交換-
第9回 子どもの発達の特性
第 10 回 保育内容の展開① -子どもが楽しめる「遊び」とは-
第 11 回 保育内容の展開② -「遊び」の計画・展開-
第 12 回 保育内容の展開③ -「遊び」の発表-
第 13 回 多様な子どもと保育内容
第 14 回 現代社会と保育内容の課題
第 15 回 最終試験
使用教科書
新版 保育実習・教育実習の設定保育-保育指導案の書き方が満載 片山紀子編 (朱鷺書房)
自己学習の内容等アドバイス
毎回の授業のポイントや疑問点を整理しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ことばからの育ち(保育科指導法Ⅲ)
演習
脇田 町子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、保育の現場をイメージしながら、言葉の発達の道筋や子どもが園生活を通して豊
かな言葉を獲得していくために必要な保育者の援助について学ぶことである。
授業の概要
感じたこと、思った事をその子なりのことばで表現するには、保育者との信頼関係が基盤となる。子どもと
信頼関係を築くにはどうしたらよいのか、また、子どもの発達過程に即して言葉を刺激する人的・物的環境と
は何かを考え、学び、実践する。言葉のおもしろさや子どもの言葉を刺激する工夫を取り入れながら手遊び、
パネルシアター、エプロンシアター、おはなしなどを実践し、発表の場を設け、保育現場に活かせるようにす
る。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)
、テスト(30%)
、提出物(30%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業の目的と講義内容の概要説明、参考書の紹介。
第 2 回 こどものことばの育ちⅠ
保育指針をもとに子どものことばの発達過程を知る。主に乳児を中心にしたことば遊び等実践演習。
第 3 回 こどものことばの育ちⅡ
主に幼児を中心にしたことば遊び、お話、手遊び等の実演。
第 4 回 ことばを育てる教材Ⅰ 絵本 紙芝居
お話・絵本の読み聞かせの実演及びビデオ視聴。
第 5 回 絵本・紙芝居読み聞かせ実演。
第 6 回 ことばを育てる教材Ⅱ 道具を使う
エプロンシアター、パネルシアター、の実演及びビデオ視聴。その他遊びの紹介。
第 7 回 教材作り
第 8 回 教材作り
第 9 回 発表
第 10 回 発表
第 11 回 発表
第 12 回 発表
第 13 回 発表
第 14 回 レポート提出
第 15 回 授業のまとめ 1人1分程度の(口演童話)の発表
使用教科書
保育内容「領域 言葉」秋田喜代美編著(みらい)
保育所保育指針、幼稚園教育要領 ※授業時必ず持参する事
自己学習の内容等アドバイス
教科書と並行し、新聞記事からも、現在の保育におけることばについての理解を深めるので、いろいろな新聞
社の記事に目を通しておく事が望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもと環境(保育科指導法Ⅰ)
演習
吉田 龍宏
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業では子どもが環境にどのようにかかわり、その中でどのような意味をつくり出しているのか、また保
育者は子どもと環境とのかかわりをどのように援助していくのかについて考えることを通して、領域「環境」
の視点から保育の実践を考える視点を学ぶことを授業目標とする。また、環境についての理解を基に具体的な
教材研究を行う。
授業の概要
環境とは空間的・時間的に子どもの生活を取り巻くすべてを指し、常に生活と相互作用をもっている。した
がって、
「環境」とは、子どもの生活全体を見る視点である。子どもが環境の何を感じ取り、何に働きかけ、何
を考えているのかを読み取ることは、保育実践をするものにとって幼児理解の基本である。云いかえれば、そ
れは保育の基本であるといえる。本授業ではこうした視点に立ち、子どもと環境とのかかわり、保育者の環境
構成の視点について考える。
学生に対する評価の方法
授業で行う教材研究、グループ発表並びに最終回に行う筆記試験によって評価する。
この科目は幼稚園教諭免許状並びに保育士資格取得に関わる科目であり、学生の主体的な参加のもとに授
業を行うので、授業への積極的な参加と自己学習の姿勢を重視する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
保育と環境
保育と環境―幼稚園教育要領や保育所保育指針における「環境」―(1)
保育と環境―幼稚園教育要領や保育所保育指針における「環境」―(2)
廃材を使った遊び~作って遊ぶ~<教材研究1>
秋の自然を使って遊ぶ~<教材研究2>
園内環境の構成―室内環境―
保育室の環境構成 <演習> グループごとに、実際に、保育室の環境をつくってみる①
保育室の環境構成 <演習> グループごとに、実際に、保育室の環境をつくってみる②
保育室の環境構成 <演習> グループごとにつくった保育室を発表する
園内環境の構成―戸外の環境と活動―
動植物にかかわる活動
自然環境にかかわる活動
数と量に関する活動
第 13 回 園外環境とのかかわり
第 14 回 園庭の遊びと環境の構成
第 15 回 授業のまとめと今後の学習の課題
使用教科書
中沢和子、小川博久編 「保育内容 環境」 建帛社
「幼稚園教育要領 解説」
「保育所保育指針解説書」
(各自持っているものでよい)
自己学習の内容等アドバイス
各自が幼稚園や保育所に行った際に、保育室の環境がどのように整えられているのかを観察し記録するなど、
実際の保育実践から学ぶ機会を自らつくっていくとよい。また、自分の周りに子どもがかかわることができる
素材や自然、施設などについて情報収集するとよい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ソルフェージュ
演習
藤井 正子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
将来保育者として幼児とともに楽しい音楽活動が展開できるように、音楽の決まりごと(楽典)を理解し、
「音符を正しく読む力」
「音を聴き分ける力」等、実際に歌ったり楽器を演奏したりする際に活かすことのでき
る実技力を身につけることを目標とする。
授業の概要
毎回、書き込みプリントを配布。各回のテーマに基づき、楽典事項の理解、読譜力、聴き取り力の向上、
歌の伴奏に要求されるコードネームの習得、基本的な伴奏付けの力等を演習形式で練習しながら授業を進め
る。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度・提出物20% / 実技試験30% / 楽典、聴き取り等の内容による筆記試験50%
授業計画(回数ごとの内容等)
1. オリエンテーション/ト音記号、ヘ音記号、音の並び方と名前ついて/音の高さを聴き分けよう
2. 音符の種類と長さについて/音符を読んでみよう
3.リズムについて/様々なリズム、動きのリズムを体得しよう
4.拍子について/簡単な指揮に挑戦してみよう
5.リズムと拍子について学習したことを活かし voice パーカッションの曲を創作してみよう
6.voice パーカッションの創作曲発表
7.全音、半音、音階、について/簡単なメロディーを歌いやすく移調してみよう
8.音程について/ハモりを感じてカノンを歌おう
9.和音(主要三和音・和音の転回)とコードネームについて/簡単な子どもの歌をコード伴奏で歌おう
10.色々な和音(マイナーコード・セブンスコード)について・反復記号と演奏順序について
/簡単な子どもの歌のメロディーを聴音し、コードをつけてみよう
11.子どものうたを合奏しよう(ミュージックベル・器楽)
12. 子どものうたを合奏しよう(ミュージックベル・器楽)
*11.12.はクラスを 2 分し、交互に取り組みます。
13.速度標語、強弱記号、曲想標語、省略記号などについて/簡単な絵描き歌のメロディーを聴音しよう
~オリジナル絵描き歌を創作し、楽譜にしてみよう
14. 実技試験・筆記試験過去問を解こう
15.筆記試験・実技追再試 ・まとめ
使用教科書
毎回、書き込みプリント等を配布
1~4・7・13 回 バイエルピアノ教則本「やさしい楽典」付き New Edition(音楽の友社)<他の版も可>
13・14 回「子どものうた 200」小林美実 編(チャイルド本社)
自己学習の内容等アドバイス
授業の内容は第 1 回からの積み重ねで徐々に難しくなるので、疑問点を放置せず、質問は積極的にし、解決
しながら学ぶこと。第 1 回から配布するプリントをファイル等で一つにまとめ、毎回持参することが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教職入門
講義
野々山 里美
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ
教育の重要性と、教師という職業の崇高さや魅力を認識させる。
到達目標
・教師を目指す意味、教師としての意義・使命・社会的役割等について考え、理解する。
・今日の初等教育に関わる教育的諸問題を、具体的事例をもとに考え、教師としての知識、人間性を高める。
授業の概要
本講義では、
・教師という職業の意義や学校での教師の役割などを、学生の被教育体験を生かして検討しあう。
・教師の服務や教育現場の実態及びその解決方途等を学び、考え合い、求める教師像を明らかにする。
・自らを表現する能力と、人としてのモラルを定着させるため、学生同士の参加型の授業場面を取り入れ、レ
ポートや討論の機会を通して、学生自らが自己分析し、教師としての適性を見極める機会を提供する。
学生に対する評価の方法
・試験(筆記)
(40%)
、小テストやレポート(40%)
、授業の参加態度やグループ討議の態度(20%)
を総合的に判断して行う。
・試験の欠席は認めない。また、この授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
教職入門オリエンテーション、授業の目標及び内容等
授業に関する諸注意、教師に求められる資質・能力等
教師に求められる力量、専門性等
教師の服務・身分
教育と教師の歴史
大村はまの教育論1
大村はまの教育論 2
学習指導要領とは
学校の教育目標・組織・運営・校務分掌等
教師の一日・一年
学校における諸問題1「児童の発達と傾向(心とからだ)
」
学校における諸問題2「学級経営等」
学校における諸問題3「教科経営等」
学校を取り巻く諸問題
まとめと筆記試験
使用教科書
・
「灯し続けることば」大村はま (小学館)
・必要に応じて講義の折にプリントを配布する。
・その他の書籍は、授業を進める中で紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
・次回までに、出されたレポートを完成させ、期限を守って提出すること。
・レポートや小テスト等は、読み手へのラブレターである。書き方やまとめ方を工夫し、読み手に、
「自分の
考え」が、より深く理解されることを心がけること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教職入門
講義
野々山 里美
[開講期]
[必修・選択]
備考
1 年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ
教育の重要性と、教師という職業の崇高さや魅力を認識させる。
到達目標
・教師を目指す意味、教師としての意義・使命・社会的役割等について考え、理解する。
・今日の初等教育に関わる教育的諸問題を、具体的事例をもとに考え、教師としての知識、人間性を高める。
授業の概要
本講義では、
・教師という職業の意義や学校での教師の役割などを、学生の被教育体験を生かして検討しあう。
・教師の服務や教育現場の実態及びその解決方途等を学び、考え合い、求める教師像を明らかにする。
・自らを表現する能力と、人としてのモラルを定着させるため、学生同士の参加型の授業場面を取り入れ、レ
ポートや討論の機会を通して、学生自らが自己分析し、教師としての適性を見極める機会を提供する。
学生に対する評価の方法
・試験(筆記)
(40%)
、小テストやレポート(40%)
、授業の参加態度やグループ討議の態度(20%)
を総合的に判断して行う。
・試験の欠席は認めない。また、この授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
教職入門オリエンテーション、授業の目標及び内容等
授業に関する諸注意、教師に求められる資質・能力等
教師に求められる力量、専門性等
教師の服務・身分
教育の歴史とモンテッソーリの教育論
大村はまの教育論1
大村はまの教育論 2
学習指導要領とは
学校の教育目標・組織・運営・校務分掌等
教師の一日・一年
学校における諸問題1「児童の発達と傾向(心とからだ)
」
学校における諸問題2「学級経営等」
学校における諸問題3「教科経営等」
学校を取り巻く諸問題
まとめと筆記試験
使用教科書
・
「灯し続けることば」大村はま (小学館)
・必要に応じて講義の折にプリントを配布する。
・その他の書籍は、授業を進める中で紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
・次回までに、出されたレポートを完成させ、期限を守って提出すること。
・レポートや小テスト等は、読み手へのラブレターである。書き方やまとめ方を工夫し、読み手に、
「自分の
考え」が、より深く理解されることを心がけること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教職入門
講義
三浦 浩子
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
教職の意義及び教員の役割を考察し、教員の職責内容、研修・服務及び身分保障などについての理解を深め
る。これらの学びを通して、教職のイメージを明確にし、教職に就くために必要な資質を理解し、教職志望の
意識を確認する。
授業の概要
本授業においては、はじめに教師が職務を遂行するために知っておくべき必須のことがらや使命について学
ぶ。つぎに、教育現場の今日的な課題について考える。また、その対応に必要な資質についての考察をし、教
師に必要な資質能力について理解する。最後に、信頼される教師になるための他者との人間関係構築のあり方
について学ぶ。
学生に対する評価の方法
授業への参加状況と態度(20%)、レポート(30%)、試験の結果(50%)等を総合的に判断して評価を行う。
教員養成を目的として開講されている科目であるので、教員としてふさわしくない授業への参加態度や欠
席遅刻等は減点の対象となる。やむを得ない理由以外、試験の欠席は認めない。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス(授業の進め方・自己学習の必要性と方法)
「教育とは何か」について考える。
「自己の教育史」を振り返る。
学校組織と教師の役割(公教育の役割・教員の役割と職責)
学校組織と教師の役割(学校教育にかかわる諸法規その1)
学校組織と教師の役割(学校教育にかかわる諸法規その2)
学校組織と教師の役割(学校教育にかかわる諸法規その3)
学校教育と教育課程の編成(学習指導要領の役割とめざすところ)
教育現場における課題・その1(不登校問題とその対応)
教育現場における課題・その2(いじめ問題とその対応)
教える者と学ぶ者の人間関係づくり・その1(生徒の気持ちを聴く力)
教える者と学ぶ者の人間関係づくり・その2(教師の気持ちを伝える力)
教える者と学ぶ者の人間関係づくり・その3(生徒と教師の解決策を探る力)
魅力ある教員を目指して(教員の資質向上に向けての研修への構えと研修の場)
まとめと試験
使用教科書
「学級づくりの力をきたえる」前田勝洋・実践同人たち著 黎明書房(授業開始後に購入のこと)
自己学習の内容等アドバイス
学校現場における今日的な課題を意識し自分なりに考え関心をもつことが、教師としての資質を備えること
へとつながる確かな道である。そのためには、教育に関わる図書をはじめ幅広い読書や他者との意見交換の場
を多くもつよう心がけることをすすめる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育行政学
講義
小野田 章二
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
この講義では、我が国の教育行政の主体である、国(文部科学省)と地方公共団体(教育委員会)
・学校と
の関係やこれまでの歴史、現状・改善点を学び、併せてこれからの課題について考えることを目的とする。
そして、養護教諭として必要な教育関連法規の知識を確実に身につけさせることを目標とする。
授業の概要
教育行政は教育法規に基いて行われており、教育制度の大部分が教育法規によって形づくられている。したが
って、教育法規についても多くの時間を割いて学ぶこととする。教育小六法を常に携帯し、与えられた演習問
題を自ら解くことにより教育に関する幅広い知識・教養が身につくような授業を展開する。
学生に対する評価の方法
教職を目指す学生を対象に開講されている講座であり、授業態度は特に重視する。また、講義中に実施
する教育法規の演習問題への真剣な取り組みが求められる。
評価は、授業態度(20%)
、中間テスト(40%)
、テスト(40%)を総合的に判断して行う。再評価は実
施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
講義の進め方、法規の読み方
教育行政の組織
学校の管理と運営
教育費と教育財政
教育活動を支える諸条件
教職員の養成・採用・研修
教育課程行政と教科書、中間テスト
教育法規(第8回から第 14 回まで)
① 国の法規と地方公共団体の法規
② 日本国憲法と教育基本法
③ 国家公務員法・地方公務員法・教育公務員特例法
④ 学校教育法・教育職員免許法
⑤ 学校保健安全法・学校給食法
⑥ 地方教育行政の組織及び運営に関する法律
⑦ 義務教育費国庫負担法・市町村立学校職員給与負担法
15 回 まとめとテスト
使用教科書
「教育小六法」平成 24 年版
兼子 仁 ほか
学陽出版
自己学習の内容等アドバイス
あらかじめプリントを配布するので、小六法等を使って演習問題を解いておくと良い。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育行政学
講義
安井 克彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
明治以来、日本の教育の発展はめざましく、その普及は諸外国から注目もされている。それにもかかわらず
日本の教育は多くの課題を抱えている。それだけに「教育行政」の充実が求められる。本授業では、日本の教育
のしくみを支え、その課題解決に向けて取り組みを進めている「教育行政」の姿について考えてみたい。
授業の概要
教師が児童・生徒を指導するという場面だけが、公教育ではない。公教育は人間を支援し育成する社会的プロ
ジェトであり、その運営が教育行政である。どのような教育行政を選択するかで、実践のあり方もかなりの程
度決まってしまう。そのような実践的領域としての教育行政を、教育法令と照らし合わせながら、原理的に深
く考察するとともに、教育関連法規の基礎的な事項を習得する。
学生に対する評価の方法
教職を目指す学生を対象に開講されている講座であり、授業への参加活動を重視する。関心・意欲・態度
(30%)
、小テスト・レポート(20%)
、テスト(50%)などを総合的に評価する。特に授業欠席・遅刻は減点
の対象となる。試験の欠席は認めない。本授業は再評価しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
講義の進め方
教育行政とは
教育行政の基本的な原理・原則
学校の管理と運営・レポート
教育行政の機構―教育委員会制度
教育行政の機構―学校経営・小テスト
教育費と教育財政
教育活動を支える諸条件
教職員の養成・採用・研修・レポート
教育内容行政―学習指導要領
教育内容行政―教育評価と学力調査
国・地方の教育関係法規・小テスト
日本国憲法・教育基本法
学校教育法・教育職員免許法
教育行政のまとめとテスト
義務教育をめぐる諸問題
使用教科書
テキスト:
「教育小六法」該当年度版 金子仁ほか 学陽出版
参考書・参考資料等:渡部蓊著「教育法規・教育行政入門」学術出版会
自己学習の内容等アドバイス
毎回、教育に関する時事問題の発表を輪番制でするので、教育問題に関心を持つこと。小六法で、次時の授
業に関連した教育法規等の専門用語の意味を事前に調べておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育行政学
講義
新谷 裕
[開講期]
[必修・選択]
備考
1年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校教育の質の維持・向上を図るためになされる指導行政を学ぶことは、深刻な問題を抱える現代教育界と
って意義あることである。そのために必要な学校関連法令を知ることと、そこにかかわる人間学を前向きに学
んでいくことを目標とする。
授業の概要
今世の中は、先の見えない状態にある。震災、放射能汚染、引き続くいじめや学力低下等々の不安の渦巻く
中で子どもたちの教育はなされている。本講座では、教育行政学の基礎を学び、学校教育をよりよく成立・発
展させる基となる教育政策の営みを具体化な事例を挙げて解説していく。
学生に対する評価の方法
3 回の「まとめの評価」
(30%)は客観テスト式問題で、1 回の「評価テスト」
(50%)と 2 回の「レポート」
(20%)は自由記述問題で行う。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
学校教育と教育行政の意義
教育行政の役割
教員の養成①(教員養成制度と教職課程)
教員の養成②(教員の採用)
教員の養成③(教員の研修)
・まとめの評価①
教員の地位と身分①(教職の専門性)
教員の地位と身分②(教員の待遇と勤務条件)
・まとめの評価②
中央教育行政の組織と機能(文部科学省の役割)
都道府県教育行政の組織と機能(教育委員会の役割)
市区町村教育行政の組織と機能(学校の管理)
・まとめの評価③
学校と教育財政(今日的課題)
教育内容に関する行政(今日的課題)
教職員の定数・人事・勤務に関する行政(今日的課題)
・評価テスト
学校施設・設備に関する行政・学校カウンセリングへの 3 つの提言・レポート①
生涯学習関する行政・講座内容のシェアリング・レポート②
使用教科書
教職入門(教師への道) 吉田辰雄(図書文化)
育てるカウンセリング入門(非売品) 新谷 裕 (図書文化)
【参考図書】教育行政学(岩波書店)
、教職研修(教育開発研究所)
、現代の教育改革と教育行政(放送大学教
育振興会)
、教育展望(教育調査研究所)学校小六法(共同出版)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習し、新聞、インターネット等で調べて、収集し物をファイルに綴じてくる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育原論
講義
重留 紘治
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「教育」のイメージを、人間形成という視点から問い直し、
「学校」という空間について考え、発達という神話
を生みだした歴史を概観し、作り上げられたイメージを洗いなおす。子どもに対する「感性」を考察し、
「子ど
も」とは何か、何故「学校という場」が問題となるのか、学びを支える教育実践とは何か、
「教師」という存在
と役割の意味を問い、家族・社会・人間関係にある広義の教育作用、共生社会を生きる人間に求められる教育
の課題と可能性について、分かりやすく講義して、自分なりの教育に対する確とした原理(教育哲学)を形成
することを目的とする。
授業の概要
教師を志す学生が今までに描いて来た、また、今持っている教育へのイメージが、果たして人間教育の本質に
迫るものなのか、教育作用の効果とは何か、そして子どもたちの心をつかむためにはどうしたら良いのか、教
育の原点を問い直すことが必要である。教育を受けるものから、教育をする者へのまなざしの大きな転換によ
り、職業人・教師としてのアイデンティティを創る基礎を培うこと及び自らの考えをわかり易く発表する力を
養う事を目標とする。
学生に対する評価の方法
授業時の態度(20%)・レポート(予習 20%、授業内容 20%),定期考査(中間・期末)(40%)によって総合評価する。
授業態度については、常識的な観点。レポートについては、予習による授業時の発言内容、授業時のまと
めがしっかりできているかの観点。定期考査については、知識、理解度、独自性、等を観点とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 教育という仕事(イメージの中の教師。教師への道を動機づける時期。教師という職業の魅力。教育
を受ける者から、する者へのまなざしの転換)
2回 教育という物語-1(教育の営みとは何か。教育が営まれる場。子育ての営みと教育。
)
3回 教育という物語-2(人間形成とその教育機能。時代や社会の中で作られる教育。
)
4回 学校という空間(学校の誕生。学校論とその課題。学校空間への挑戦-可能性を探る試み-
5回 発達という神話(統治者に金を農夫に銅を。人間の測定。発達論の現在)
6回 教育の対象としての子ども-1(子どもの誕生。子ども再考の作業の中で)
7回 1回から6回までの講義に係る課題考査実施
8回 子どもの問題と学校教育(子どもの問題が意味するもの。転換期の学校。
)
9回 学びを支える教育実践(学ぶということ。教育内容とカリキュラム。
)
10 回 学びを支える教育実践。教育の担い手としての教師。
(教師という専門職。教師が求められたものは
何であったか。
)
11 回 教師をめぐる物語。家族が生み出す教育のドラマ。
家族というドラマチックな舞台。家庭の教育力とは何か。
12 回 社会の変化と教育課題
メディアと情報教育。地球時代を生きる子どもたち。性と性差の教育。
13 回 教育の再生する視点を求めて
学校観の変化。小さな試みから大きな宇宙へ。
14 回 8回から13回までの講義に係る課題考査実施
15 回 授業のまとめ、再試験
使用教科書
萌文書林
教育学への視座―教育へのまなざしの転換を求めてー
青木久子、磯部裕子、大豆生田啓友 共著
自己学習の内容等アドバイス
授業時に、翌週の学習内容に関するレポート渡すので、その項目について教科書や参考書で調べて記入し、予
習してくる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの病気 Ⅱ
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
必修である「子どもの病気Ⅰ」を発展させて、子どもがよく罹る病気(common disease)についての理解を更
に深めるとともに、腎臓検診を例に学校健診と事後措置、新生児・reproduction・思春期・性感染症などにつ
いても基礎知識と問題解決能力の修得を目標とする。
授業の概要
「子どもの病気Ⅰ」と同様、毎回、順番に指名された学生が授業テーマに沿った宿題を予習し、次回の授業で
簡単(約3分)に発表する。これを受けて補足・解説する形で講義を進める。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
なお、成績が合格基準に達しない場合は、筆記試験ないしレポート提出により不足分を補い再評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
新生児の病気(1)
:新生児の適応生理、新生児仮死
新生児の病気(2)
:新生児の黄疸、新生児の呼吸障害、新生児感染症
先天異常:先天異常の種類と特徴、染色体異常、外因による奇形
代謝の病気:新生児マススクリーニング、糖尿病、アセトン血性嘔吐症
内分泌の病気:成長ホルモン分泌不全性低身長、尿崩症、バセドウ病、思春期早発症など
膠原病:若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデス、ステロイドの副作用
学校検尿:腎臓病の早期発見と治療、生活管理
肝臓・胆道・膵臓・腹膜の病気:
ウイルス肝炎、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症、ウイルソン病、急性膵炎、ヘルニアなど
第9回 消化管の病気:消化性潰瘍、胃食道逆流現象、急性虫垂炎、炎症性腸疾患など
第 10 回 夏の子どもの病気:手足口病と無菌性髄膜炎、日焼けと紫外線、熱中症、食中毒
第 11 回 腫瘍性疾患
第 12 回 思春期の医学
第 13 回 性感染症と母子感染症
第 14 回 発達障害
第 15 回 まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 白木和夫・高田哲「ナースとコメディカルのための小児科学」日本小児医事出版社
≪参考書≫ 鴨下重彦・柳澤正義「こどもの病気の地図帳」講談社
日本小児科学会「思春期医学臨床テキスト」診断と治療社
自己学習の内容等アドバイス
宿題を調べるときは、まず教科書や参考書の該当箇所をよく読んでください。インターネットは情報収集の
ツールとしてきわめて便利なので、学生諸君はこれを利用することが多いようですが、その情報は玉石混交で
間違いも含まれています。内容をよく吟味し、玉を獲て石を捨てる目を養うことが大切です。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの病気 Ⅱ
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
必修である「子どもの病気Ⅰ」に引き続き、乳幼児がよく罹る病気(common disease)についてその原因、症
状、治療、予後(病気の経過や結果)の理解を更に深めて、病児(医療)保育にも対応できる基礎知識と技能
ならびに問題解決能力の修得を目標とする。また、乳幼児だけに限ることなく、広く思春期に至るまでの健康
と病気についても基礎知識と問題解決能力も修得する。
授業の概要
「子どもの病気Ⅰ」と同様、毎回、次回の授業テーマに沿った宿題を数名の学生(順番に指名)に課し、次回
の授業中に各々約 3 分間で発表する。これを受けて補足・解説する形で講義を進める。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
及第点を取れなかったテーマについては、レポートを提出させ再評価により点数の不足分を補う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
子どもの成長・発達と病気:からだの成長・発達と病気、運動・精神機能の発達と病気
肝臓の病気:ウイルス性肝炎、黄疸、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症、ウイルソン病、糖原病など
胃腸の病気(1)
:腸重積症、鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、急性虫垂炎、腹痛
胃腸の病気(2)
:小児の下痢症、急性胃腸炎、脱水症、嘔吐
腎や泌尿器の病気:陰嚢水腫、停留睾丸、夜尿症
骨・関節の病気:先天性股関節脱臼、内反足、O脚・X脚、下肢痛、ペルテス病
子どもの事故と対応:頭部外傷、くび・背中・胸・おなか・手足のけが、乳児突然死症候群
脳・神経の病気:てんかん、脳性麻痺、髄膜炎、けいれん
夏の子どもの病気:口内炎・手足口病、無菌性髄膜炎、日焼けと紫外線、熱中症、
(食中毒)
子どもによくみられる感染症(2)
:突発性発疹、伝染性膿痂疹、伝染性軟属腫、伝染性単核症、
溶血性連鎖球菌感染症、発疹(皮疹)のみかた
内分泌・代謝の病気: クレチン症、先天性副腎過形成、性早熟症、小児糖尿病、新生児マススクリーニング
行動と心の問題、心身症、起立性調節障害
思春期の医学:消化性潰瘍、脊柱側彎症、スポーツ障害
性感染症と母子感染症:エイズ(後天性免疫不全症候群)
まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 鴨下重彦・柳澤正義「こどもの病気の地図帳」講談社
≪参考書≫ 梶谷喬・寺田喜平・小河晶子「医療保育 改訂第 2 版」診断と治療社
日本外来小児科学会「お母さんに伝えたい子どもの病気ホームケアガイド」医歯薬出版、
自己学習の内容等アドバイス
宿題を調べるときに書籍よりもインターネットを使用することが多いようです。情報収集のツールとしてイ
ンターネットはきわめて便利ですが、その情報は玉石混交です。内容をよく吟味し、玉を獲て石を捨てる目を
養うことが大切です。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの保健
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
わが国の子ども達が健全な身体と人間性を獲得し、未来を活力ある社会にする上で、学校保健活動は極めて
重要である。昨今は周産期から思春期、更には成人するまでを一貫する「育成医療」の必要性が叫ばれている。
児童生徒の体力や学力の低下、夜更しなど生活の乱れ、不登校、心身症、いじめ、なども大きな問題である。
思春期には、煙草・アルコール・薬物乱用・性感染症・10 代妊娠などの誘惑も多い。子ども達の健やかな成育
を支援する上で、養護教諭など教育関係者が家庭や地域住民、医療関係者と協力して果たすべき役割は大きい。
このような状況の下、将来、保健教育に携わる学生が必要な基礎知識を修得し、直面した問題を解決できる能
力を培うことを目標とする。
授業の概要
授業では、学校健診、日常生活と生活習慣病、ジェンダーと健康、発育と発達、食と健康、子育て、思春期
と性成熟、予防接種などの感染症対策や病気の予防、子どもの事故とその予防、ケアと応急処置、慢性疾患に
対する生活指導や障害児に対する対応などに関する知識を修得する。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
及第点を取れなかったテーマについては、レポートを提出させ再評価により点数の不足分を補う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
人のライフサイクルと健康;健康とは、各種の健康診査(健康診断)のシステム
発育・発達(1)
;発育・発達とは、発育・発達の原則、身体発育とその評価
発育・発達(2)
;運動発達・精神発達とその評価、発育・発達に影響する因子、生理機能発達
食と健康(1)
;食習慣の形成、小児栄養の特徴、母乳栄養と人工栄養、離乳食
食と健康(2)
;メタボリック・シンドローム、過度のダイエット、朝食欠食・個食・孤食
遊び;遊びの意義と発達、遊びの現状、遊びの現状、おもちゃ、電子メディア
子育て;子育ての現状、育児情報、子育てにおける家庭と父親、就労と子育て
ジェンダーと健康;リプロダクティブ・ヘルス、妊娠と出産、月経異常、不妊と生殖技術
思春期(1)
;二次性徴、からだの変化、性行動・性意識
思春期(2)
;若年妊娠、STD、喫煙、薬物、飲酒、ボディ・イメージ
健康と安全(1)
;病気と異常、小児期の病気の特徴、病気の予防、予防接種
健康と安全(2)
;小児と事故、事故の予防、ケアと応急処置
教育と保育;保育・福祉制度、子育て支援策、母子保健施策
障害をもつ子ども;特別支援教育、病児保育、障害児や慢性疾患に関する制度
まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 衛藤隆ほか「新世紀の小児保健」日本小児医事出版社
≪参考書≫ 「児童生徒の健康診断マニュアル」日本学校保健会
自己学習の内容等アドバイス
授業で学んだことは、教科書と授業中にとったノートを(あればプリントも)参照しながら、記憶が新鮮な
その日のうちに(少なくとも2~3日以内に)きっちり復習しておきましょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの保健
講義
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
女性の社会進出(共働き)が一般化した今日では、乳幼児の養育に果たす子ども園(保育所・幼稚園)の役
割は一層大きくなっている。また少子化や核家族化により育児経験が乏しく不安を抱く母親も多い。このため
子育てにおいて保育士・幼稚園教諭に期待される役割はますます増大している。これに応えるべく授業では、
乳幼児の成長・発達・健康とその障害に関する知識と問題解決の能力を修得し、わが国が世界に誇る乳幼児健
診システムを理解しその要点を修得することが目標である。
授業の概要
世界に誇れる成育支援システムであるわが国の乳幼児健診を理解し、これに関わる知識を修得する。乳幼児
の身体発育や肥満・やせ、栄養、発達の原則と評価、健康増進、子どもの事故と安全、乳児突然死症候群(SIDS)
、
応急処置と蘇生法、環境と衛生、子どもの虐待、感染症への対応と予防接種、アレルギーへの対応などについ
て、生活指導なども含めこれらに関する知識や問題解決能力を修得する。
学生に対する評価の方法
毎回の授業開始時に小テストを行い、その点数と平常の授業態度で成績を評価する。
及第点を取れなかったテーマについては、レポートを提出させ再評価により点数の不足分を補う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 はじめに:保育における保健、健康診断(診査)と健康管理
第 2 回 成長・やせ・肥満とその評価、メタボリックシンドローム、栄養(1)
第 3 回 栄養(2)
:哺乳、離乳、幼児食、おやつ、食の問題行動、食育
第 4 回 栄養(3)
、発達の原則と評価、母子健康手帳
第 5 回 子どもの生理機能:排泄、睡眠、体温
第6回 健康増進、遊びと外出の注意点
第7回 子どもの事故と安全、SIDS と ALTE
第8回 応急手当と蘇生法
第9回 環境と衛生:室温・湿度、清潔、歯磨き、消毒
第 10 回 日常の気になる行動と子育て支援
第 11 回 病的な要素が含まれることがある行動と子どもの虐待
第 12 回 感染症への対応と予防接種、感染症法
第 13 回 母子感染症と性感染症、胎児に影響する因子、遺伝
第 14 回 くすり、アレルギーへの対応、温かい心を育む
第 15 回 まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 巷野悟郎 監修「最新保育保健の基礎知識」日本小児医事出版社
≪参考書≫ 「デンバーⅡ」日本小児医事出版社、
「乳幼児健診マニュアル」医学書院
自己学習の内容等アドバイス
授業で学んだことは、教科書と授業中にとったノートを(あればプリントも)参照しながら、記憶が新鮮な
その日のうちに(少なくとも2~3日以内に)きっちり復習しておきましょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの保健演習
演習
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
「子どもの保健」で学習した子どもの成長・発達についての知識を実習・演習を通じて、より実践的なもの
とする。
授業の概要
乳幼児健診、予防接種、事故予防、栄養・衛生、病児(医療)保育において必要な知識と技能を学ぶ。精神
発達・身体的発育を評価し問題点を解析できる能力を習得する。
学生に対する評価の方法
体験的実習と演習課題から成っており、成績評価は平常の授業態度と毎回提出する課題のレポート(各自
とグループ)によって評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 身長測定とその評価:①身長測定の体験。②演習課題(事例提示)について暦年齢を算出し、成長曲
線を作成する。翌週までに身長の推移(発育)を評価し、その対策についてグループ発表する。
第 2 回 肥満と痩せの評価:乳児と学童の体重に関する演習課題(事例提示)についてカウプ指数・ローレル
指数・BMI・肥満度を求める。更に体重増加が適切か否かを評価し、保護者及び本人への指導を考え翌週までに
レポートを提出する。
第 3 回 頭囲・胸囲:前週の課題発表の後、頭囲・胸囲の測定と演習課題(事例提示)による評価を行う。
第 4 回 視力検査:様々な検査法(ドットカード・絵カード・ランドルト環など)を体験する。
第 5 回 発達評価①:DQテスト(津守・稲毛)の体験と演習。演習事例についてDQを評価し対応を考え、
次週、グループ発表する。
第6回 発達評価②:デンバーII 法の体験と演習。 課題(事例提示)について発達を評価し、その対応を
考え、次週、グループ発表する。
第7回 予防接種:提示された問題事例(演習問題)に対する予防接種のスケジュールを立て翌週に発表。
第8回 呼吸機能:呼吸機能検査(スパイロメーター・パルスオキシメーター・ピークフローメーター)を自
ら体験し、その評価を行う。
第9回 心電図・血圧・脈拍:心電図検査・血圧測定・脈拍の触知を体験する。
第 10 回 事故予防:子どもケアセンターを対象に事故予防対策を考えレポートを作成し、翌週に発表する。
第 11 回 育児相談:実際の事例(演習問題)に対する指導をレポート作成し、翌週に発表する。
第 12 回 検温とクーリング:実際に体温を測定し、発熱の対策を考える。 神経反射の実践。
第 13 回 調乳と離乳食:各種ミルクを調乳し実際に味わってみる。いろいろな乳首を比較する。哺乳瓶の消
毒法を体験する。様々な離乳食を味わう。これらに関するレポートを提出する。
第 14 回 血糖検査、聴力検査:血糖値の測定とオーディオメーターによる聴力検査を体験する。
第 15 回 まとめ
使用教科書
≪使用教科書≫ 「児童生徒の健康診断マニュアル(改訂版)
」日本学校保健会
≪参考書≫ 田中 哲郎「新 子どもの事故防止マニュアル(改訂第3版)
」診断と治療社
自己学習の内容等アドバイス
実地に役立つものとするため、積極的に手を動かし、身体を使って知識や手技の習得に努めてください。実
際に行ってみないと本当には分からないことも多いものです。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
看護学Ⅰ
講義
中村 朋子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもたちの健康の保持増進、疾病異常の治療・ケア、予防にはさまざまな活動があり、看護もその一部を担
っている。看護の概念や役割を理解し教育や福祉の場でどのように活用していけばよいかを考える。子どもた
ちの発達段階に沿った基本的な看護や援助ができることを目標とする。
授業の概要
看護とは何か全体的なことを理解する。
看護の対象を小児およびその家族にあてて、小児期の健康や看護を中心に講義する。看護は日常生活行動に必
要なもの、症状に対する看護・援助、入院、外来などの場面で特有な看護・援助が、子どもの発達段階に沿っ
て行われていることを理解する。
学生に対する評価の方法
授業態度(20 点)
、発表・ポート(40 点)
、試験(40 点)等で総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
1 看護学概論
看護の構造
1)看護の概念や看護理論 看護行為、看護の役割
2)健康の概念 健康水準と看護
3)看護活動の場、保健医療チームと看護
4)看護と倫理
子どもの権利・人権
関係法規
2 基礎看護論
1)看護の技術
2)コミュニケーション
3)健康・疾病の経過に伴う看護
4)治療・処置に伴う看護
3 小児看護
1)小児の発育・発達、健康状態とそれらの把握方法
2)日常生活行動に必要な看護・支援。 子どもの発育・発達を考慮して
食事、 睡眠、 排泄
清潔、遊び
衣服の着脱
3)訴えや症状に対する観察や看護
ヘルスアセスメント
疼痛 (腹痛、頭痛等)
発熱
気分不良(悪心嘔吐)
、下痢 その他。
事故や外傷
4)子どもの外来・入院、病児保育などで行われている看護・援助、
5)慢性疾患・障害をかかえた子どもの看護・支援
医療的ケア、
期末試験
使用教科書
二宮啓子他
小児看護学概論
南江堂
自己学習の内容等アドバイス
授業の理解を深めるために、自主的に予習・復習を心がける。日ごろから新聞、雑誌などで子どもの健康問
題やその背景・要因について関心を持ってほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
看護学実習Ⅰ
実習
沢田 真喜子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校保健活動を展開するために必要な看護技術の習得をテーマに、看護行為に共通する援助技術について根
拠を基に実践できる力を身につける。
既習の知識を統合し、児童・生徒への看護技術の活用について主体的に考え、必要な看護技術を適正に実施
できることを目指す。
授業の概要
看護技術の特性と実践の基本的要件について、項目ごとに講義し実習を行う。
看護学実習Ⅰでは、健康観察の方法や生命の徴候を観察するための知識・技術を中心に展開し、学校現場で
必要となる看護技術の実践力を育成する。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%)
、小テスト・実習レポート(20%)
、中間試験(20%)
、期末試験(40%)にて総合的に評
価する。
実習時の授業態度には、実習に望ましい身だしなみも評価対象とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
コースガイダンス・グループ分け
看護技術とは
感染予防の技術(感染予防の意義、手洗い法、滅菌物の取扱い、消毒法)
環境を調整する技術(環境の意義、環境のアセスメント)
健康観察の方法(ヘルスアセスメント、バイタルサインとは)
生命の徴候を観察する技術1(体温・脈拍・呼吸・血圧の測定、意識状態の確認)
生命の徴候を観察する技術2(体温・脈拍・呼吸・血圧の測定、意識状態の確認)
中間試験(口頭試問を含む実技試験)とまとめ
フィジカルアセスメント
体温を調整する技術(体温調整のメカニズム、罨法の効果と適用)
発熱・低体温・凍傷・疼痛への対応と看護
呼吸を楽にする技術(呼吸の生理学的メカニズム、呼吸のニーズに関するアセスメント)
治療・処置に伴う援助技術、与薬における安全管理
創傷保護のための技術(包帯法、三角巾)
期末試験(筆記試験・実技試験)とまとめ
使用教科書
ナーシング・グラフィカ 18 基礎看護学 基礎看護技術,メディカ出版
養護教諭のための看護学:藤井寿美子他,大修館書店
自己学習の内容等アドバイス
実習内容について事前に学習して授業に臨む。実技は反復練習によって身につくので、授業外の時間にも練
習に努める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
救急処置
演習
石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
救急・外科的主訴・内科的主訴・災害及び危機管理の4つにわけ、保健室での対応を中心とした救急処置の
実際について、シミュレーションを取り入れ、基本の知識と技術を学び、救急処置能力を身につける。授業方
法としては、グループによる調べ学習・レジュメの作成・デモンストレーションを取り入れ進める。分かりや
すい発表を行うためには、事前学習が重要になり、専門用語の理解、対象に合った言葉での説明等指導方法を
理解する。
授業の概要
近年の社会状況や人々の生活状況の中で、子どもの健康と安全に関する新たな課題が生じている。このよう
な時代の中で養護教諭は学校保健活動の推進に当たって中核的な役割を果たし、その職務は幅を広げている。
その職務内容は子どもの現代的な健康課題に適切に対応するために、常に新たな知識や技術を習得する必要が
ある。本授業では、学校で起こりうる傷病及び不測の事態に対して、正しい観察と判断の上、適切な救急処置
ができるようにする。また、事故を未然に防ぐ方策、子どもの安楽を考えた基礎的な救急処置を学ぶ。
学生に対する評価の方法
レポート(20%)
・筆記試験(50%)
・実技試験(30%)などにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
<救急>
第2回
第3回
第4回
第5回
オリエンテーション、救急処置概論、保健室の連絡体制
講義及び実習の概要・救急処置概論
検診テクニック(フィジカルアセスメント)、基本処置
外傷と止血
一次救命処置(BLS)Ⅰ
一次救命処置(BLS)Ⅱ
観察,体位,保温
三角巾の使い方,止血法
心肺蘇生法(CPR)(成人),異物除去
自動体外式除細動機(AED),CPR+AED,
救助者の PTSD
副子固定,搬送
第6回 骨折、脱臼、捻挫、搬送
<外科的主訴>
第7回 外科的主訴の救急処置と保健指導Ⅰ
創傷の手当て,皮膚障害
第8回 外科的主訴の救急処置と保健指導Ⅱ
骨折の手当て,RISE 処置,スポーツ障害
第9回 外科的主訴の救急処置と保健指導Ⅲ
頭部外傷,誤飲,服毒
<内科的主訴>
第 10 回 内科的主訴の救急処置と保健指導Ⅰ
頭痛,中毒
第 11 回 内科的主訴の救急処置と保健指導Ⅱ
腹痛,嘔吐,発疹
第 12 回 内科的主訴の救急処置と保健指導Ⅲ
発熱,咽頭痛,けいれん
第 13 回 内科的主訴の救急処置と保健指導Ⅳ
呼吸障害,感染症
<災害及び危機管理>
第 14 回 災害、学校での危機管理
トリアージ,救急箱,応用包帯
<試験及び復習>
第15回 試験
筆記・実技(学校現場を想定しての総合シミュレーション)
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
養護教諭のための診断学、内科編・外科編 杉浦 守邦 東山書房.こどもの病気の地図帳 鴨下 重彦 他 講談社
参考図書
最新 Q&A 教師のための救急百科 衛藤 隆 他 大修館書店. 養護教諭のための看護学 藤井寿美子他 大修館書店
自己学習の内容等アドバイス
看護学・看護学実習などの基礎学力・基礎技術が必要であるので、関連教科の学びを確実にしておくこと。ま
た、教科書による予習はもちろんのこと、疑問点は担当教員に質問をし、理解をする努力をすること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
救急処置
演習
沢田 真喜子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
保育の場で起こる乳幼児の事故や傷病に対して、状態の把握・判断および救急処置を行うために必要な知識
と適正な技術の習得を目標とする。
さらに、事故防止や早期対応、保護者・医療機関等との連携をテーマに危機管理や組織的な体制づくりにつ
いてマネジメントできる力の育成を目指す。
授業の概要
乳幼児の発達特性を理解し、保育の場における安全管理と救急処置について知識をもとに適正に実施できる
ようアセスメント能力および救急処置に必要なスキルの習得を図る。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%)
、小テスト・レポート(30%)
、実技・筆記試験(50%)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
乳幼児の安全管理と救急処置(乳幼児事故の現状、安全管理)
救急ケア用品と感染予防
健康観察とバイタルサイン
バイタルサインの測定方法
乳児の蘇生と搬送
幼児の蘇生と搬送
ショック・意識障害・呼吸困難と救急処置
熱中症・発熱・嘔吐・下痢と救急処置
創傷保護と包帯法
傷と出血・熱傷と救急処置
骨・関節・筋肉外傷と救急処置
頭部外傷・脊椎と頸部の外傷と救急処置
事故・災害対策
保護者や医療機関との連携に向けた組織体制づくり
試験(筆記試験・実技試験)
使用教科書
子どもの応急処置マニュアル:大塚敏文他,南向堂
自己学習の内容等アドバイス
実習授業前に教科書等を読みイメージトレーニングを行う。また授業以外の時間を活用し実技練習を行う。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育心理
講義
戸田 須惠子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
教育心理学は、発達心理学、心理学、臨床心理学などと関連した学問である。人は生涯学び続ける存在で
あることを認識し、学習に関するより深い知識を修得して教育実践の中で生かせる力を養うことを到達目標
とする。
授業の概要
学校における学習、適応を中心に、教育心理学の基礎的知識を学習する。又、発達心理学や臨床心理学の領
域の知識を関連させながら、子どもがどのように学校に適応していくか、その過程でどのような問題が生じる
のか、問題を解決するには、どのような援助が必要なのかについての知識を学習し考える力を高める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)とテスト(80%)で総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション(授業の概要、進め方、評価の説明)
教育心理学はどういう学問か
教育心理学の考え方と理論、学びの場とその移行(家→幼稚園・保育園)
学びの場とその移行(幼稚園・保育園→小学校→中学校→進路選択と高校)
学びの理解―学びの意欲―
学びの理解―学びのしくみ
学びの理解―学びの諸相―
学びの支援①学びの開発と体系化
学びの支援②主体的な学びの授業
学びの支援③個に応じた学びの援助
適応の理解と支援①自立と社会性の学び
適応の理解と支援②自立と社会性の学び
適応の理解と支援②子どもを支える
適応の理解と支援③学びと適応の評価
教師の成長
テスト(90 分間)
使用教科書
よくわかる教育心理学 中澤潤編 (ミネルヴァ書房)
自己学習の内容等アドバイス
予習、復習はしっかりやっておくこと
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
発達心理(障害児の発達)
講義
今井 正司
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
発達心理学(障害児の発達)に関する基本的な知識や考え方を身につけ、対人援助(保育士、教諭、臨床心理)
に役立つ考え方を習得することを目指します。
授業の概要
発達心理学の諸理論をおさながら、最先端の発達障害に関する知見を紹介します。また、発達の問題を抱える
子をサポートするために、その家族や学校関係者とどのように連携していけるかということについて、事例を
交えながら「考える」授業を行います。
学生に対する評価の方法
授業中に行う小レポート(感想文)
、期末テスト、授業への参加度によって総合的に評価します。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:発達とは何か(脳の発達・心の発達・体の発達から発達心理学という分野を考える)
第 2 回:赤ちゃんの発達 I(サルの赤ちゃん VS ヒトの赤ちゃん:生まれる直前から心がある?)
第 3 回:赤ちゃんの発達 II(赤ちゃんの「心の発達」は「脳の発達」である:赤ちゃんの笑顔の真実)
第 4 回:児童期の発達 I(共感の発達:共感性を育てることは可能か? 脳科学の最新知見から)
第 5 回:児童期の発達 II(こころの発達は誰によってもたらされるか? 遺伝 or 環境?)
第 6 回:発達障害について理解する I(発達障害の境界線はある?みんな発達の障害は持っている!)
第 7 回:発達障害について理解する II(発達障害の不思議な世界:天才にみる驚異的な脳力のヒミツ)
第 8 回:発達障害の支援 I(行動的支援:注意欠陥多動性障害を事例として)
第 9 回:発達障害の支援 II(行動的支援:アプペルガー障害を事例として)
第 10 回:子どものメンタルヘルス I(理論編:子どもだってストレスがあります。
「うつ」にもなります)
第 11 回:子どものメンタルヘルス II(実践編:学校場面で行うことができるメンタルヘルス・ケア)
第 12 回:子どものメンタルヘルス III(実践編:病院で行うことができるメンタルヘルス・ケア)
第 13 回:発達心理学の研究法(発達を研究するときのコツ:行動観察と認知神経科学)
第 14 回:まとめ(これまで行ってきた授業の復習と質問への回答)
第 15 回:試験と解説(試験60分 + 解説30分)
使用教科書
特定の教科書は使用しません。各授業において資料を配布します。
自己学習の内容等アドバイス
授業で得た知識をもとに、自分の発達の特徴について、科学の見方で物事を考えてみることが重要です。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
発達心理(障害児の発達)
講義
戸田 須惠子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「人間はどのように成長していくか」をテーマに、人間の発達過程を理解し、その発達過程でどのような障
害が生じるのかを理解すること。さらに、発達の基礎知識を修得し、現場で働く者にとってどのような発達支
援が必要かを考える力を高めることを到達目標とする。
授業の概要
授業は、生涯発達の観点から、各発達段階で人(自分)はどのように発達してきたか、どのように発達して
いくのか、発達過程でどのような問題が生じるのかなど、人間についての理解を深め、子どもを扱う職業で役
に立つ発達の基礎知識を学習し、現場でどのような発達的援助が必要かを考え実践できる力を養う。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)と最後に実施するテスト(80%)によって総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション(授業の概要と評価方法などについて説明)
臨床発達心理学とは何か
発達の原理 発達の意義、発達を決める要因について
発達段階と発達課題、発達を研究する方法
発達していくこと―胎児期の及び新生児期の発達について―
乳幼児期の発達について―言葉・対人関係・自我の発達など―
児童期(学童期)の発達について―学力、仲間関係など―
学校の生活と諸問題(不登校・いじめなど)について
青年期の発達と発達課題及び自立と進路について
障害とその周辺―障害を生きるということ―、発達の遅れと障害について
発達障害について(知的障害、ダウン症、聴覚障害など)1
発達障害について(自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、学習障害など)2
発達臨床の現場と発達臨床にかかわる人々
テスト(90 分間)
使用教科書
よくわかる臨床発達心理学(第3版)
自己学習の内容等アドバイス
予習、復習はしっかりやっておくこと。
麻生武・浜田寿美男編 (ミネルヴァ書房)
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子ども人間関係(保育科指導法Ⅶ)
演習
朴 信永
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
保育内容の領域「人間関係」について,その内容と具体的な指導法を理解する。乳幼児期の人間関係を中心
とした発達を理解すること,そしてそれを支える親や保育者の働きかけのポイント等について具体的なイメー
ジを持つ。
授業の概要
保育内容の「人間関係」は,人とかかわる力の育成にかかわる領域である。幼稚園や保育所での生活の中で,
友達や保育士との遊びをとおして成長していく幼児の姿を紹介しながら,幼稚園教育要領や保育所保育指針が
目指す子ども像,保育のあり方,指導方法について理解を深める。
学生に対する評価の方法
定期試験(50%)
,授業中のレポート等の提出物(30%)
,受講態度およびディスカッションへの積極的な
参加等(20%)に基づいて評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション‐保育内容における「人間関係」
幼児教育の基本的なあり方と重要視すべき事項
領域「人間関係」のねらいと内容
領域「人間関係」の観点
「人間関係」と生活習慣の形成
幼児の発達と領域「人間関係」
保育所保育における人とかかわりをもつ力の育成‐0・1・2 歳児を中心に
保育所保育における人とかかわりをもつ力の育成‐3・4・5 歳児を中心に
コミュニケーションの重要性
人とかかわる力を育む保育の方法と形態 (1)
人とかかわる力を育む保育の方法と形態 (2)
人とかかわる力を育む保育の方法と形態 (3)
地域・家庭との連携
保育者の役割と援助
まとめ及び定期試験
使用教科書
なし。
自己学習の内容等アドバイス
日頃から身近な乳幼児をよく観察するようにしておくこと。子どもの発達や障害,子育て全般にかかわる新聞
記事等に興味・関心をもつこと。事前に配付した資料を予習し,事後課題に主体的に取り組むこと。幼稚園教
育要領および保育所保育指針を持参すること。積極的にディスカッションに参加すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
障がい児の理解と支援
演習
石井 勲
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前・後期
選択
前期:幼児保育専攻
後期:子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
①障害のある子どもを支える理念と歴史的変遷を学び、障害児保育を理解する。
②子どもの発達と様々な障害の特性を理解して、発達支援の方法、留意点を学ぶ。
③障害のある子どもの保育計画と保育実践を学び、障害児支援の実態を理解する。
④障害児保育と障害児教育の実践事例を紹介して学習効果を高める。
授業の概要
障害の定義を正しく理解して、障害のある子どもの保育と教育を学ぶ。障害の発生原因と障害のある子ども
の特徴を理解して、保育・教育の支援方法・技術を修得する。障害支援の事例をビデオや参考資料を基にして
学習効果を高める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行うミニレポート(課題は当日提出)理解度(30%)
、最終に実施する筆
記試験(50%)などで総合的に評価する。初回は必ず出席すること。期末筆記試験の欠席は認めない。本授業
の再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 授業の目的、進め方、準備の仕方、参考資料の紹介、授業日程の説明
第2回 子どもの発達とは何か。障害とは何か。障害児保育・教育の歴史的変遷。
第3回 知的障害の原因と特性。発達支援の留意点。
第4回 視覚障害・身体障害の原因と特性。発達支援の留意点。<ミニレポート>
第5回 聴覚障害・言語障害の原因と特性。発達支援の留意点。
第6回 脳性麻痺の障害の原因と特性。発達支援の留意点。
第7回 自閉症とは。自閉症の原因と特性。発達支援の留意点。
第8回 自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の考え方。<ミニレポート>
第9回 ADHD(注意欠陥多動性障害)
、LD(学習障害)の特性と発達支援。
第10回 障害児のいる保育風景(ことば、音楽、造形、運動、健康、心、保育計画)
第11回 障害のある子どもの発達支援制度(療育、相談、家族支援、地域支援)
第12回 ビデオ視聴学習(NHK-プロフェショナル、自閉症を支える)
第13回 グループ別学習報告会(課題は担当者が事前に提出する)
第14~15回 筆記試験と学習のまとめ。授業に対する感想と意見。
使用教科書
「障害のある子どもの保育実践」水田和江・増田貴人編著 学文社 2010
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習すること。参考資料(プリント)を熟読すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
レクリエーション演習
演習
林 麗子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
・レクリエーション財を体験する中で自らの心身の在りようを振り返り、レクリエーションの意味を一般化できる。
・レクリエーションの支援法をある程度身につけた上で、その応用場面や方法を挙げ、今後学ぶべき課題を見つける。
一般目標(学部の教育理念に基づく)
・場面や対象者に応じたレクリエーション支援の在り方と実践法を考え、実践し、省察することができる。
・自らも含めた環境の中に問題や課題をみつけ、解決や支援法を探り、その解決に取り組むことができる。
授業の概要
「没頭→からだで感じる→振り返る→気づく→理解する」のプロセスを通して、
「遊びとは何か」を考える。
また、学校において想定される様々な場面でのレクリエーション財を体験し、同時にその支援法について考察
を深める。また福祉の現場などの対象者に合わせたレクリエーションの展開やアレンジ法を学ぶ。
レクリエーション・インストラクター資格の必修科目である。
学生に対する評価の方法
能動的学びを重視します。ここでいう能動的学びとは、自らが目標を見出し、それを実現できるように工
夫・挑戦すること、を意味します。
授業態度(40%)
、レポート・その他の提出物(60%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション:講義の目的とスケジュール、各自の目標設定
アクティビティの体験(1)子どもの遊び:伝承遊び、表現遊びを中心に
〃
(2)ルールのある遊び、ニュースポーツ
〃
(3)ネイチャーゲーム
〃
(4)緊張をほどく:アイスブレーキングとリラクセーション
〃
(5)療法的レクリエーション
コミュニケーションワーク・ホスピタリティトレーニング
中間振り返り:
「問い」の探索、シェアリング
目的と対象にあわせたレク支援実習(1)グループワーク
〃
(2) グループ発表とシェアリング
〃
(3) 〃
〃
(4) 〃
クラスレクリエーションの企画・準備
クラスレクリエーション
最終振り返り:レポート提出とシェアリング
授業は nuas ホールを使用する。必ず運動着を着用のこと(回によっては体育館用シューズも)
。
使用教科書
特に使用しない。必要に応じてプリントを配布する。参考文献も適宜紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業の中で体感した、楽しさや驚き、緊張、揺れ、疑問など、全てが学びの宝庫です。これらを丁寧に振り
返る作業が、これからの自分自身の変化や成長にも役立つと思います。さらに、学外で実施されるレクリエー
ション活動やボランティアに積極的に参加し、知見を拡げ、体験を深めてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
看護学Ⅱ
講義
中村 朋子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
健康問題・課題を科学的、系統的に把握し解決するためには、ヘルスアセスメントが必要であり、看護計画
の立案、実施、評価するという一連のシステム化された看護活動が必要である。これらの看護過程を学ぶこと
によって養護教諭として学校の看護に活用できるようになることを目標とする。
授業の概要
児童生徒に多い症状や疾患と看護、母性看護、成人看護、地域看護等に触れて人々の健康に感心をもち、看
護過程に基づいた必要なケアが実践できる能力を育成する。
学生に対する評価の方法
授業態度(20点)
、小テスト(20点)
、発表及びレポート(20点)
、期末試験(40点)等で総合的に
評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
<看護過程について>
<母性看護>
1)母性看護の基礎知識
2)women’s health
3)妊娠と出産
4)新生児
<児童生徒に多い症状・疾患と看護について>
1)皮膚科疾患と看護・保健指導
2)耳鼻咽喉科疾患と看護・保健指導
3)眼科疾患と看護・保健指導
4)口腔外科・歯科疾患と看護・保健指導
5)整形外科疾患と看護・保健指導
・小テスト
<成人・老人の健康障害と看護>
教職員の健康管理
<地域看護>
地域における看護活動
<慢性疾患・傷害を抱えた子どもの看護>
1)児童生徒の疾患と教育
2)外来受診・入院・手術
3)障害のある児童生徒への看護
4)院内学級
5)医療的ケアについて
まとめ
期末試験と解説
使用教科書
藤井寿美子他:養護教諭のための看護学
大修館書店
自己学習の内容等アドバイス
授業の理解を深めるために、自主的に予習・復習を心がける。
日頃から新聞、雑誌などから子どもの健康問題やその背景・要因について感心をもって欲しい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
看護学実習Ⅱ
実習
沢田 真喜子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校保健活動を展開するために必要となる看護技術を基礎に、養護教諭としての看護に対する十分な知識と
正確な判断力、そして状況への対応力について学びを深め、根拠を基に実践できる力を身につける。
既習の知識を統合し、児童・生徒への看護技術の活用について探求する能力の育成を目指す。
授業の概要
医療現場で展開されている看護技術を基に看護技術の特性と実践の基本的要件について、項目ごとに講義し
実習を行う。
看護学実習Ⅱでは、生命活動を支え健康的な日常生活を促進するための援助技術に焦点をあて学びを深める。
また、看護技術の意味や看護技術の提供における援助者の倫理と責任について考える機会とする。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%)
、小テスト・実習レポート(40%)
、期末試験(40%)にて総合的に評価する。
実習時の授業態度には、実習に望ましい身だしなみも評価対象とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
コースガイダンス・グループ分け
看護場面におけるコミュニケーション技術と教育的支援
医療機関における感染予防の技術(感染予防の意義、ガウンテクニック、清潔区域)
感染症を予防するための技術
病床環境を調整する技術(環境の意義、環境のアセスメント)
安全を守る技術(安全の意義と確保、医療事故と予防策)
看護を展開する技術(看護計画、看護記録、看護サマリー、カンファレンス)
運動・活動の技術(活動・運動の意義、援助方法の選択)
休息・睡眠を促す技術
身体の清潔の技術
食事・栄養摂取を促す技術
排泄を促す技術
診察と看護
検査と看護
期末試験(筆記試験・実技試験)とまとめ
使用教科書
ナーシング・グラフィカ 18 基礎看護学 基礎看護技術,メディカ出版
養護教諭のための看護学:藤井寿美子他,大修館書店
自己学習の内容等アドバイス
実習内容について事前に学習して授業に臨む。実技は反復練習によって身につくので、授業外の時間にも練
習に努める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床実習指導
講義
沢田 真喜子
[単位数]
1
[開講期]
2年次後期
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
2013 年度 3 年次前期まで継続履修
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭の意義を考え、養護教諭としての「臨床実習」を効果的に行うことを目標とする。
社会生活を営む「人」への看護実践に参画する学習者としての責務を常にわきまえ、対象者にかかわるヘル
スケアシステムを担う一員という自覚をもって実習に臨むことも課せられている。
積極的な学習者として学びを深める一方で、養護教諭に必要な資質とは何か考察を深めることを目指す。
授業の概要
授業は、実習前の事前指導と事後指導であり、実習施設の概要および実習オリエンテーションを含む。
学生に対する評価の方法
授業態度(10%)
、レポート(50%)
、課題の取組み(40%)から総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション、夏季休暇中に病院訪問した報告書について
臨床実習の意義と目的
グループ別課題
各科の特徴1
各科の特徴2
各科の特徴3
実習病院ごとの指導 第 1 回
実習病院ごとの指導 第 2 回
実習病院ごとの指導 第 3 回
臨床実習オリエンテーション
「臨床実習を効果的に行うために」外部講師(実習先の看護部長)
実習目標・実習計画の立案・実施・評価方法
実習記録の記入方法、実習上の心得、専門用語
事前指導、試験
実習反省会(3 月履修時に実施)
、実習記録その他提出
使用教科書
藤井寿美子:
「臨床実習要項」
,名古屋学芸大学
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
既習の知識・技術を臨床実習に生かすことができるよう復習等については、積極的に取組むこと。
実習施設により実習内容が異なるため、先輩の資料や助言を参考に情報を収集すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床実習
実習
沢田 真喜子
[単位数]
3
[開講期]
2年次後期(集中)
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
2013 年度 3 年次前期まで継続履修
授業の到達目標及びテーマ
医療機関における対象への看護を軸に対象の理解、セルフケアへのアプローチ、健康観、倫理観について学
びを深め、既習の看護学および看護学実習等において習得した知識・技術を発展させることを目標とする。
さらには、養護教諭として必要な資質の向上を目指し、援助者としての自らの姿勢や傾向を振返り、自らの
将来像を描き、それに向けた自主的な活動を進めることを目指す。
授業の概要
原則として総合病院で2週間の臨床実習を実施する。
学生は、実習前の夏季および冬季休暇中に実習先を事前訪問し、オリエンテーションを受けた後、各病院の
実習計画に基づき実習を行う。
学生に対する評価の方法
実習施設の責任者が行った評価(50%)
、実習記録および担当者が課したレポート等から総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1.総合病院での実習(平成 25 年 1 月下旬~3 月中旬に 2 週間実施)
2.実習内容
総合病院の役割・機能を理解し、対象の健康レベルに応じた看護活動の実際を学ぶ。
(1)ヘルスケアシステムにおける外来看護の機能や役割を理解する
○対象の健康レベルと生活への影響に対する看護
○疾患による機能障害の回復のために行われる治療や検査の内容と身体的影響に対する看護
○疾患やそれに伴う治療や検査による精神的・社会的影響に対する看護
○対象のセルフケアの継続と促進に向けて行われる保健・医療・福祉の継続と連携
(2)入院生活をおくる患者や家族に展開される看護の機能や役割を理解する
○対象の健康レベルとセルフケア能力に応じた看護
○対象の個別性尊重やプライバシーの保護、自己決定権を尊重したインフォームドコンセントの実際
○看護ケアシステムの充実と援助の継続性の確保に対して行われている対策
○ヘルスケアチームのメンバーと機能、連携や協働の重要性と看護師の役割
3.臨床実習を実施するにあたって担当教員が行うこと
○臨床実習の配当表作成:1年後期に希望調査を行い、病院への依頼・調整を行い全員の実習先を決める
○事前打合せ:詳細な説明を行うため病院訪問を行い、指導者と打合せを実施する
○事前指導:学内で大学教員が行う。学生も各実習施設に行きオリエンテーションを受ける。
○実習期間中の指導:大学教員が行う
○事後指導:臨床実習発表、反省会、実習記録・レポート等の評価
使用教科書
藤井寿美子:臨床実習指導,名古屋学芸大学
その他配布資料
自己学習の内容等アドバイス
実習科所ごとに毎日実習目標を書いて提出する。学内で学習した授業の復習と実習に必要な予習を行い実習
に臨む。その日の実習記録を記入し課題を抽出する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校保健演習
演習
森 英子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校保健実習の内容をさらに発展させ、学校保健管理に必要な各種検査・測定・調査法について学習する。
養護教諭に求められる知識・技能を習得し、検査・測定方法のみでなく、事後措置等を含めた学校保健管理
や保健室の衛生管理の方法を理解することを到達目標とする。
授業の概要
本演習の前半は、学校環境衛生の項目について取り上げ、検査の法的根拠、検査の具体的方法、配慮事項、
効果的な事後措置のあり方などについて、日常における点検を中心に学習する。演習の後半は、保健室の衛生
管理、保健室の環境整備、掲示物の作成などを体験的に学習する。
学生に対する評価の方法
レポート(50%)
、小テスト(30%)、授業の態度(20%)などで総合的に評価を行う。
本演習は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
演習の進め方、掲示物作成分担
8つのテーマ決定
第2回
たより、お知らせの作成①
4月~9月
第3回
たより、お知らせの作成②
10月~3月
第4回
たより、お知らせのプレゼン
グループ発表
第5回
環境衛生検査の実際①
空気・水質・照度・騒音
第6回
環境衛生検査の実際②
空気・水質・照度・騒音
第7回
保健指導の実際①
テーマ決定と指導案作成
第8回
保健指導の実際②
指導案作成、資料・教具作成
第9回
保健指導の実際③
資料・教具の作成・発表準備
第10回
保健指導の実際④
発表、意見交換
第11回
保健だよりの作成
作成ポイントと全体のレイアウト
第12回
掲示物作成①
グループ討議後、作成手順を作成
第13回
掲示物作成②
完成、資料の意図、ポイント発表
第14回
保健室の管理・運営①
第15回
保健室の管理・運営②
使用教科書
新訂版 学校保健実務必携 第二次改訂版(参照:学校環境衛生の基準)
学校保健マニュアル
自己学習の内容等アドバイス
事前配布された資料の内容を予習し、演習の目的・方法を理解して授業に臨むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校保健実習
実習
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
児童生徒等の健康診断は、子どもたちの健康を守り、育む仕事に携わる養護教諭にとって重要な学校行事の
一つであり、養護教諭の執務が「健康診断に始まり、健康診断に終わる」と言われる所以である。各種検査・
調査項目の基礎的な知識・理解を実習を通して修得することをテーマとし、それに基づき自分なりの養護教諭
観、もしくは今日の学校保健問題について主体的に考え、判断できることを到達目標とする。
授業の概要
学校保健管理の内容を学校保健安全法、同法施行令および同法施行規則に沿って概説するとともに、学校
保健管理に必要な各種検査・測定・調査法について学習し、その基礎的な知識・技能を習得する。
この学校保健実習では、主に児童生徒等の定期健康診断の検査項目および主体管理に必要な内容を取り上げ、
検査の法的根拠、検査の具体的方法、事前準備・配慮事項、効果的な事後措置のあり方などについて実習を通
して学習する。
学生に対する評価の方法
実習意欲・態度、毎回の小テスト・中間テスト(25%)・総合テスト(25%)およびレポート(50%)を総合評
価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 班編成・諸注意(実習室の使用の仕方、実習時の服装)
・授業の進め方、発表の仕方
レポートのまとめ方および発表準備について
第 2 回 特別支援教育(ビデオ鑑賞)
・小テスト
第 3 回 健康診断(定期、就学時および職員)
・小テスト
第 4 回 身体計測(身長、体重、座高)
・小テスト
第 5 回 視力検査・色覚検査・小テスト
第6回 聴力検査・小テスト
第7回 尿検査・寄生虫卵検査・中間テスト
第8回 眼科検診/耳鼻咽喉科検診・小テスト
第9回 結核/心臓検診・小テスト
第 10 回 内科検診① 栄養状態及び皮膚疾患の有無・小テスト
第 11 回 内科検診② 脊柱・胸郭、四肢及び骨・関節・小テスト
第 12 回 歯科検診、歯の検査票の記入の仕方・小テスト
第 13 回 肺活量、背筋力、握力等・小テスト
第 14 回 保健調査、健康診断票の記入の仕方・小テスト
第 15 回 まとめ・総合テスト
使用教科書
新学校保健実務必携第2次改訂版(第一法規)
【参考図書】学校保健マニュアル(南山堂)
自己学習の内容等アドバイス
【授業の進め方】グループ別に担当テーマについて事前学習(各種検診検査の意義・目的、準備物、事後
措置のあり方等、配付資料作成)⇒発表⇒まとめのレポートを作成し、提出(全員)
。
毎回レポートを課すが、早めに提出すること。次回の内容を教科書で予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護概論Ⅱ
講義
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護概論Ⅰの総論で学んだ事項について、学校保健計画や保健室経営計画の作成等の演習を通して学校現場
で実践できる力を養う。また、成果物の発表・ディスカッションを通してプレゼン能力の育成を図る。
授業の概要
与えられた課題に対して、グループワーク等により成果物を作成し、発表及びディスカッションを行い、学
校現場での具体的な進め方について学ぶ。
学生に対する評価の方法
受講態度 40%
レポート 20%
試験 40%
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
授業のねらい・進め方、参考図書の紹介等
第 2 回 学校保健計画及び保健室経営計画の作成①
第 3 回 学校保健計画及び保健室経営計画の作成②
第 4 回 健康観察①
第 5 回 健康観察②
第 6 回 保健指導①
第 7 回 保健指導②
第 8 回 組織活動①
第 9 回 組織活動②
第 10 回 プレゼン・ディスカッション
第 11 回 心身の健康課題への対応①
第 12 回 心身の健康課題への対応②
第 13 回 心身の健康課題への対応③
第 14 回 プレゼン・ディスカッション
第 15 回 試験(90 分)
使用教科書
教科書:
「新養護概説第 6 版」 編集代表 釆女智津江 少年写真新聞社
「養護教諭のための児童虐待対応の手引」
、
「保健室経営計画作成の手引」
(財)日本学校保健会
参考図書「教職員のための子どもの健康相談及び保健指導の手引」
、
「教職員のための子どもの健康観察の
方法と問題への対応」
、
「子どものメンタルヘルスの理解とその対応」
、
「学校保健実務必携 」第 2 次改訂
版等
自己学習の内容等アドバイス
予習・復習を行い、積極的に授業に臨むこと。授業計画は授業の進行状況に応じて前後することがある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護活動演習Ⅰ
演習
森 英子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護概論等で学んだ養護教諭の活動を具体化し,体験的に学習することで,養護教諭の職務への理解を深め,
養護教諭の活動に必要な基本的知識・技能を習得することを本演習の到達目標とする。
授業の概要
養護教諭の活動の中でも特に保健室経営・保健指導・啓発活動等を取り上げ,グループワークや資料の作成・
発表などを通し,養護教諭の活動を具体的に体験しながら学習をする。本演習で学んだことを3年次の養護実
習での実践に活かせるような取り組みにしたい。
学生に対する評価の方法
提出物・発表(80%),授業の態度(20%)などで総合的に評価を行う。
本演習は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
養護教諭の活動①(学校保健と養護教諭の活動)
養護教諭の活動②(養護教諭の職務の実際)
保健室経営の考え方(保健室経営案の作成)
保健室経営の実際①(保健室レイアウト案の作成)
保健室経営の実際②(保健室経営案の発表・評価)
保健指導の実際①(保健指導と保健学習,テーマ設定)
保健指導の実際②(保健指導案の作成)
保健指導の実際③(ミニ保健指導の発表・評価)
保健指導の実際④(ミニ保健指導の発表・評価)
保健指導の実際⑤(保健指導の事後指導)
養護教諭の行う啓発活動の実際①(保健だよりの発行計画と作成方法)
養護教諭の行う啓発活動の実際②(保健だよりの作成)
養護教諭の行う啓発活動の実際③(保健だよりの評価)
養護教諭の行う啓発活動の実際④(保健だよりの発行)
まとめ,個別指導
※パソコンを使用する演習は,情報演習室の状況によって,時期・内容等が変更になる場合があります。
使用教科書
教科書:養護教諭の活動の実際 林典子監修(東山書房)
自己学習の内容等アドバイス
養護概論で学んだことを復習しておくこと。次回の学習内容を教科書で予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
精神保健
講義
末松 弘行
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
特に子どもに焦点を当てた精神保健の理解がテーマである。そして、精神を含めて子どもに全人的に対応で
きるようになることが到達目標である。
授業の概要
まず、精神保健の基礎として精神保健概説、ストレスや脳について、から始める。次に、精神機能の発達を
乳児期、幼児期、児童期、思春期の順に講義する。虐待、いじめ、不登校など心と体の健康障害も大きなテー
マである。
「学校の心療内科、保健室」といわれるように、体の病気ばかりでなく、心身症の子どもも大勢、保
健室に来る時代になった。養護教諭としてそれに対応するのに必要な、心身医学や精神医学についても概説す
る。
学生に対する評価の方法
平常の受講態度(50%)
、最終に実施する試験あるいはレポート(50%)などで総合的に評価する。
(不合格者はレポートで、再評価する。
)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
精神保健とは
ストレスとその対処法
脳の話
発達心理学(1) 乳児期
ビデオ「赤ちゃんの成長の不思議な道のり」
“
(2) 乳幼児期 ビデオ「心の芽ばえ」
“
(3) 幼児期
“
(4) 児童期
“
(5) 思春期
摂食障害
心身症(1) 消化器系
心身症(2) 喘息、頭痛、アトピー
不登校、いじめ
精神障害(うつ、強迫など)
虐待、発達障害
養護教諭、保健室
使用教科書
特に使用しない。視聴覚教材を用いて授業を行い、必要な資料はコピーして配布する。
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容を予告するので、予習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
認知心理学
講義
赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ヒトの心のはたらきを科学的にとらえ、人間の行動の特性について洞察を深める。
授業の概要
本講義では、認知心理学の主要なパラダイムである情報処理アプローチによって「心のはたらき」を論
じる。
学生に対する評価の方法
授業中に課すレポート(講義の要約など)と学期末試験の成績により評価する。評価の配分はおよそ、
レポート:期末試験=1:3 を考えているが、受講者の課題達成度により若干、変動することがありうる。
授業に出席することは当然のことであるから、特別に出席点を加味する考えはない。再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:
第 2 回:
第 3 回:
第 4 回:
第 5 回:
第 6 回:
第 7 回:
第 8 回:
第 9 回:
第 10 回:
第 11 回:
第 12 回:
第 13 回:
第 14 回:
第 15 回:
認知心理学の特徴
視覚認知
注意
ワーキングメモリ
長期記憶
カテゴリー化
知識の表象と構造
問題解決と推論
認知と感情
生理心理学
日常認知(1)
:自伝的記憶
日常認知(2)
:人物の認知
日常認知(3)
:空間認知
試験とまとめ
学習のまとめ
使用教科書
指定の教科書はなし。毎回、プリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
ジャンルを問わず、自らの興味にそって読書することがよいと思います。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
社会心理学
講義
伊藤 君男
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業では、社会心理学の基礎知識を習得するという目標に加え、実際に社会生活において、
「対人関係をスム
ーズにする」
「他者理解を深める」などが可能になるよう、社会心理学の知識を活用し、自分自身や周囲を新た
な視点から捉えることが可能になるようにしたいと考えています。
授業の概要
人は、望むにせよ望まぬにせよ、社会の中で生きています。したがって、社会の中での個人として『自己』を
捉え、自己と他者(または集団)との関わりを見据えることが、社会心理学の重要なポイントとなります。
学生に対する評価の方法
通常の受講態度(20%)
、講義内での小レポート(20%)
、最終的な定期試験(60%)で、総合的に評価し
ます。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 社会心理学とは?
第 2 回 自己とは?
第 3 回 他者をどう見るのか?
第 4 回 私たちは、他者を正しく判断できるのか?
第 5 回 人の魅力はどのようにして決まるのか?1
第6回 人の魅力はどのようにして決まるのか?2
第7回 親密な対人関係の展開はどのようか?
第8回 人の気持ちは、なぜ変わるのか?1
第9回 人の気持ちは、なぜ変わるのか?2
第 10 回 原因をどのように解釈するのか?
第 11 回 状況は、人にどれほど大きな影響力をもつのか?
第 12 回 行動の性差はあるのか?1
第 13 回 行動の性差はあるのか?2
第 14 回 行動の性差はあるのか?3
第 15 回 まとめと試験
使用教科書
特に指定しません。参考図書については適宜指示します。
自己学習の内容等アドバイス
講義内で習得した知識に基づき、普段の人間関係を振り返ったり、対人行動を工夫するなど、講義内での知
識に終わらせず、日常生活の視点を変更するように心がけてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
心理統計学
講義
濱島 秀樹
[開講期]
[単位数]
2
2年次後期
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
認定心理士資格取得の必須科目
授業の到達目標及びテーマ
心理学領域の研究法に関して,事例を検討しながら解説をする。また,統計学的方法の講義では,理論を理
解したうえで,基礎的な心理学関係の事象から簡単なデータを収集し,各自が結果を算出したり,まとめたり
することができるようになることが目標である。平均値や標準偏差の算出,度数分布図の作成など,学生各自
が課題に取り組み,レポートすることを求める。
この授業は認定心理士資格取得のための必須科目である(基礎科目b領域 心理学研究法)
。
授業の概要
心理学における実証的研究方法の基礎知識の一つとして,心理学領域の研究法の特徴と統計学的方法の基礎
を講義する。心理統計学実習の基礎をなす科目である。心理統計学実習を履修する前に,本講義の単位を修得
している必要がある。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(60%)
,レポートおよび試験(40%)により総合的に評価する。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
心理学研究の基礎と倫理,心理学研究法の特徴
実験・調査の計画法
データを数値で表現する方法
測定と尺度
記述統計の諸測度
正規分布とデータの標準化
差を吟味する方法,推測統計と統計的検定
母集団と標本
x2分布,F 分布,t分布
F 分布と F 検定
t分布とt検定
F 分布と分散分析
相関と相関係数(1)
相関と相関係数(2)
試験とまとめ
使用教科書
テキスト,参考文献等はその都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業で学習したことの復習を毎回行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
心理学実験演習Ⅰ
演習
高橋 彩・赤嶺 亜紀
[開講期]
[単位数]
2
2年次後期
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
認定心理士資格取得の必須科目
授業の到達目標及びテーマ
実験の参加体験とデータ整理、レポート作成を通して、行動の科学としての心理学の特徴を理解し、そ
の研究法の習得をめざす。
この授業は認定心理士資格取得のための必須科目である(基礎科目 c 領域 心理学実験・実習)
。
授業の概要
人間の適応、生存にかかわる行動の科学として、その一翼を担う心理学の特徴は、実験という方法論に
ある。この授業では、心理学の幅広い分野から選抜された基礎的かつ興味ある心理現象について実験的探
索を試みる。
学生に対する評価の方法
実験の参加体験を重視する科目であるため、欠席・遅刻は厳禁である。
全ての課題のレポートを提出しなければ、単位認定は困難となる(提出期日厳守)
。
評価は 4 つのレポートに基づくが、授業の参加態度も考慮する。再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
下記の 4 つのテーマの実験を修学する。課題 1・3 を高橋,課題 2・4 を赤嶺が担当する。学生諸君は 2 グ
ループに分かれ、3 時間ごとに各テーマを巡回し、その都度レポートを提出する。
課題
課題
課題
課題
1:
2:
3:
4:
パーソナル・スペース
ミュラー・リヤーの錯視
鏡映描写
自由再生法
授業のスケジュール
A班
B班
第1回
オリエンテーション(授業の概要,すすめ方,グループ分けど)
第 2・3・4 回
課題 1
第5回
レポートのまとめ方
課題 2
第 6・7・8 回
課題 2
課題 1
第 9・10・11 回
課題 3
課題 4
第 12・13・14 回
課題 4
課題 3
第 15 回
まとめ
使用教科書
テーマごとに必要なプリントを配布する。参考文献等は、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
ジャンルを問わず、自らの興味にそって読書することがよいと思います。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育者論
講義
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、保育者の役割・倫理・制度的な位置づけについて学ぶことである。また、保育者
の専門性について遊び保育論をもとに理解を深める。
授業の概要
近年の社会背景、子育て家庭の状況を踏まえ、保育者に求められる役割、倫理について学ぶ。また、具体的
な保育援助のあり方として、集団保育における幼児の主体的な遊びを保障する人的・物的環境の相互規定性に
ついて具体事例をもとに考察し、理解を深める。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、テスト(30%)、提出物(30%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業の目的と講義内容の概要説明。参考書の紹介。
第 2 回 保育者の役割
おはなしの実演
第 3 回 保育者の倫理
おはなしの実演
第 4 回 保育者の制度的位置づけ
おはなしのビデオ視聴
第 5 回 遊び保育の重要性
第6回 遊び不在の時代における遊びの再生への課題
第7回 遊び保育論のⅠ
第8回 遊び保育論の構成の基盤Ⅱ
第9回 遊び保育論の具体的展開Ⅰ
第 10 回 遊び保育論の具体的展開Ⅱ
第 11 回 グループディスカッション 遊び状況の読み取りⅠ
第 12 回 グループディスカッション 遊び状況の読み取りⅡ
第 13 回 グループ発表
第 14 回 レポート提出
「遊び保育の援助」について、子どもケアセンターや実習での学びをもとにレポートを作成し提出する。学
生のレポートを見あうことで、学びの共有を行う。
第 15 回 授業のまとめ
半期の授業を振り返る
使用教科書
遊び保育論 小川博久著 (萌文書林)
保育所保育指針、幼稚園教育要領 ※授業時必ず持参すること
自己学習の内容等アドバイス
教科書と並行し、新聞記事からも、現在の保育や子どもについての理解を深めるので、いろいろな新聞社の記
事に目を通しておくことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
相談援助
演習
石垣 儀郎
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
1、ソーシャルワークを体系的に学ぶ
2、児童個々に応じた支援計画を作成し、日常生活・治療的支援、社会的治療について学ぶ
3、ソーシャルワークの方法と技術について具体的に学ぶ社会的養護を通して家族支援・地域福祉についての
理解を深める
授業の概要
「相談援助」は、とりわけ個別援助技術の概要と方法を、症例を通して理解することを目的とする。ソーシャ
ルケースワークを中心に演習形式の授業を通して援助展開の方法を深める。
講義はパワーポイント(スライド)
・資料を使用する。
学生に対する評価の方法
授業態度・レポート重視(50%)定期試験。
レポートは毎授業ごとに提出。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
相談援助の基本理解 (オリエンテーション)
相談援助とソーシャルワーク (定義・原則)
ソーシャルワークの展開 (援助技術の類型・直接、間接、関連援助技術)
個別援助・集団援助の方法
相談援助の方法 ソーシャルワークと自己覚知
相談援助の技術 (ソーシャルワークニーズ インテークとアセスメント)
中間試験 ・ ソーシャルワークと援助関係
ソーシャルワークと援助プロセス(プランニング・モニタリング)
面接の技術(ソーシャルワークの実際)
ソーシャルワークと記録
事例分析 ・ 症例検討 1
事例分析 ・ 症例検討 2
ネットワークと関係機関
ソーシャルワークにおける児童の権利擁護と専門職の責務
定期試験とまとめ
使用教科書
自己学習の内容等アドバイス
専門用語の意味を事前に調べる。
次回の授業までにこれまでの授業内容を復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
乳児保育
演習
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、めざましい乳児期の心身の発達、個人差への配慮、家庭や他機関との連携の重要性
などを学んだ上で、実践的な力も身につけることである。
授業の概要
自分の要求を言葉で表現できない乳児期。泣く、笑う、体を動かす、ぐずるなどの表現を受け止め、代弁し
ながらあやす、なだめるという関わりが主となる。内面理解に努めると共に、人形を使い、抱き方やオムツの
換え方などの技術の習得も目指す。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、テスト(30%)、提出物(30%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 乳児保育を学ぶにあたって
授業の目的と講義内容の概要説明。参考書の紹介。乳児のスキンシップ遊び実演。
第 2 回 乳児保育の意義Ⅰ
保護者の就労や女性の社会進出から乳児保育の重要性について考える。乳児のスキンシップ遊び発表
第 3 回 乳児保育の意義Ⅱ
子どもの発達を保障する。乳児のスキンシップ遊び発表
第 4 回 乳児期における発達の意義 乳児のスキンシップ遊び発表
第 5 回 月齢別発達Ⅰ 乳児のスキンシップ遊び発表
第6回 月齢別発達Ⅱ 乳児のスキンシップ遊び発表
第7回 ※テストを行う
第8回 乳児保育の物的環境
生活の場、室内遊びの場、外遊びの場。乳児のスキンシップ遊び発表
第9回 乳児保育の人的環境
保育者と子どもの関係。子ども相互の関係。職員間のチームワーク。保育所・家庭・地域・社会との連携。
乳児のスキンシップ遊び発表
第 10 回 赤ちゃんおもちゃ発表Ⅰ
第 11 回 赤ちゃんおもちゃ発表Ⅱ⇒学内展示⇒実習または子どもケアセンターで活用。
赤ちゃんおもちゃは、各自で製作しておくこと。乳児の心身の発達を促し、安全・衛生面にも配慮したもの
であること。子どもケアセンターでのボランティア体験やセンターのおもちゃからヒントをもらうとよい。
第 12 回 育児体感Ⅰ
赤ちゃんの人形を使い、抱き方やオムツの換え方を学ぶ。
第 13 回 育児体感Ⅱ
第 14 回 育児体感の振り返り
第 15 回 授業のまとめ
使用教科書
はじめて学ぶ乳児保育 志村聡子編
(同文書院)
保育所保育指針、幼稚園教育要領 ※授業時必ず持参すること
自己学習の内容等アドバイス
教科書と並行し、新聞記事からも、現在の保育状況についての理解を深めるので、いろいろな新聞社の記事に
目を通しておくことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育相談支援
演習
石垣 儀郎
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
1、保育相談支援を体系的に学ぶ
2、援助技術を通して、保護者支援・日常生活・治療的支援について学ぶ
3、グループワークの方法と技術について具体的に学ぶ社会的養護を通して家族支援・地域福祉についての
理解を深める
授業の概要
保育相談支援は、とりわけ保育士としての支援概要と方法を、深く理解することを目的とする。
「相談援助」を
ふまえ、保育相談支援の実際を演習形式の授業を通して援助展開の方法を学ぶ。講義は資料を使用する。
学生に対する評価の方法
授業態度・レポート重視(50%)定期試験。
レポートは毎授業ごとに提出。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
保育相談支援の基本理解
相談支援の意義 集団保育とグループワーク(定義・原則)
保育相談支援の基本 援助プロセス
児童に対する相談支援の方法
保護者に対する相談支援の方法
社会的治療と保育士の役割
保育士と地域福祉・社会資源(定義、原則、地域援助技術)
中間試験・コミュニティワークの原則
コミュニティワークの援助プロセス
コミュニティワークの方法 (症例)
関連援助技術 1(ケアマネジメント・アウトリーチ)
関連援助技術 2(スーパービジョン・ソーシャルリサーチ)
児童福祉施設と保育相談援助
保育相談支援の実際と展開(援助技術の類型・直接、間接、関連援助技術のまとめ)
定期試験とまとめ
使用教科書
自己学習の内容等アドバイス
専門用語の意味を事前に調べる。
次回の授業までにこれまでの授業内容を復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
詩と絵本の世界(保育科指導法Ⅱ)
演習
加古 有子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
乳児期、幼児前期、幼児後期のことばの発達の特徴と指導方法を学びます。また、絵本の特徴や選び方、読
み聞かせの方法なども学び、学んだことを活かし、ミニ絵本を制作します。ミニ絵本については発表と鑑賞と
相互評価を行います。
授業の概要
ことばを使うことで、人間は思考し、その思考を伝達しあうことができます。文化を創造し継承していくこ
とができるのも、ことばによるところが大きいと言えます。このことばを、乳幼児がどのように獲得していく
かを、まず理解しましょう。そして、子どもたちが豊かな言語生活を営めるようにするには、保育者はどのよ
うな働きかけをして、どのような環境を整えたらよいかを探っていきましょう。
学生に対する評価の方法
期末筆記試験 40%、ミニ絵本 20%、小テスト 20%、受講態度 20%の割合で評価します。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
シラバスの解説、授業の目標の理解、絵本について(1)
ことばの機能、絵本について(2)
乳児期のことばの発達、絵本について(3)
幼児前期のことばの発達、絵本について(4)
幼児後期のことばの発達、絵本について(5)
脳とことばの発達、絵本について(6)
運動機能・視覚・触覚・聴覚とことばの発達、絵本について(7)
小テスト(1)
、乳児のことばの指導法、絵本について(8)
幼児前期のことばの指導法、絵本について(9)
幼児後期のことばの指導法(1)
、絵本について(10)
幼児後期のことばの指導法(2)
、絵本について(11)
ミニ絵本の提出、ペープサート・パネルシアター・紙芝居などの特質、絵本について(12)
小テスト(2)
、ミニ絵本の発表と鑑賞(1)
ミニ絵本の発表と鑑賞(2)
まとめと期末筆記試験
使用教科書
保育言葉の実際 大久保愛他編 (建帛社)
自己学習の内容等アドバイス
授業で多くの絵本を紹介しますが、自主的に優れた絵本と出会うようにしてください。絵本の素晴らしさに
触れて、ことばに対する感覚と感動する心を養いましょう。ミニ絵本の制作は、授業内に行いません。課題と
して授業外に制作してもらいます。多くの絵本に触れることで創作意欲を高め、早めの準備を心掛けましょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの健康Ⅰ(保育科指導法Ⅳ)
演習
西村 美佳
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
乳幼児の発達特性をふまえて、心の安定と身体の発達の関係性を理解し、健康領域における保育者の役割と
その支援法を体得することをねらいとする。
授業の概要
保育の基本と保育内容の各領域の中での「健康」のねらいと意義や子どもの心と体の発達に関する理論的背
景等を資料を使用しながら学ぶ。また、子どもの運動遊びの基本を学習した後、様々な運動遊びの場面を設定
し、演習する。
学生に対する評価の方法
受講態度 30%、レポート・実技 20%・最終試験 50%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
保育の基本と保育内容の各領域の中での「健康」のねらいと意義
乳幼児の心身の発達と健康領域の関係
運動遊びの意義と保育者の役割
発達に応じた運動遊びの実習①(3 歳児を対象とした集団遊び)
発達に応じた運動遊びの実習②(4 歳児を対象とした集団遊び)
発達に応じた運動遊びの実習③(5 歳児を対象とした集団遊び)
発達に応じた運動遊びの実習④(身近なものを使用した遊び)
運動遊びの指導案の作成①(運動遊びを指導する際の留意点について)
運動遊びの指導案の作成②(各自の指導案に基づいたグループディスカッション)
運動遊びの指導案に基づく模擬保育①
運動遊びの指導案に基づく模擬保育②
運動遊びの指導案に基づく模擬保育③
運動遊びの指導に関するまとめ
試験とまとめ
使用教科書
平井タカネ編「新子どもの健康」三晃書房
自己学習の内容等アドバイス
教科書を予習しておくこと。また実習した運動遊びの内容や指導法について自身が体得したことをノート等に
まとめておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの健康Ⅱ(保育科指導法Ⅴ)
演習
村岡 眞澄
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
前半は領域「健康」における健康および安全に関する生活習慣指導の意義と自律的な生活習慣の獲得のための
園での具体的な指導のあり方や方法について学ぶ。後半では,健康・安全な習慣に関わる諸習慣について、保
育・教育実習にもつながるような指導的実践力の一層の向上を図る。
授業の概要
健康・安全な生活習慣の指導の意義および指導内容や方法について、これまでの指導の歴史をふまえ、また外
国における指導との比較もしながら学ぶ。またビデオやスライドや絵本などを参考にし,また保育事例の分析
やグループ討議なども含めながら子どもの育ちに生活習慣の獲得がどのような意味をもつのか、また自律的な
獲得のための指導のあり方や内容・方法について検討する。
学生に対する評価の方法
レポート(30%)やグループ討議での態度(30%)
、ミニテスト(40%)を総合して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 授業の目的と概要および授業計画について説明。領域「健康」のねらいの確認
第 2 回 健康・安全に関する生活習慣の指導の意義と指導の歴史
第3回 健康・安全に関する生活習慣指導について(諸外国との比較)
第4回 健康・安全に関する生活習慣指導についての研究と実践
第5回 各生活習慣の指導について(1)清潔および病気の予防
第6回 (2)食事の指導についてー食育のあり方をふまえてー
第7回 (3)衣服の着脱の指導
第8回 (4)片付けの指導(遊びと生活のつながり)
第9回 (5)排泄の指導
第10回 (6)睡眠の指導(睡眠はなぜ必要か)
第11回 (7)安全の指導
第12回 園での保健指導
第13回 健康・安全の生活習慣に関する指導計画
第14回 部分指導案の作成(生活習慣に関して)
第15回 まとめ
使用教科書
平井タカネ編「新子どもの健康」
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書や配布した資料を参考に予習しておくこと。また予習の中でわからない事柄や用語が
あれば調べておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どものあそびとリズム
(保育科指導法Ⅵ)
演習
米丸 史朗
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
必修
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
授業では、音楽の与える効果を実際に体感(演奏)しながら、最終日に行う発表会に向け、物語、衣裳などを
自分たちで創作し、練習して行く。その過程、発表する中で、音楽の何が面白く、何が難しいかを発見する。
授業の概要
「表現」は、その時の心身の状態を知らせるとても大切な方法であり、またその人物を知る手がかりと
もなる。その表現方法の修学途上にあるこどもにとって、
「音楽」は容易に行える表現手段のひとつであろ
う。ともすれば、硬く敬遠されがちな「音楽」を、どのように用いれば、こどもの豊かな感性を育むこと
が出来るか、学生自身が体感することを到達目標とする。
学生に対する評価の方法
授業への参加、積極的な取り組み(40%)
、第3、5、15回目に行う発表作品でのグループへの協力、
及び発表態度(30%)
、発表作品の完成度(30%)で、評価を行う。
グループでの活動、発表が多いため、欠席は特に減点とする。また、風邪等の理由による欠席者多数の場
合を除いて、再試験(発表)は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
授業内容の説明。
第2回
音(音楽)の与える効果について その1
既成映像への効果音付けの準備。
第3回
音(音楽)の与える効果について その2
既成映像への効果音付けの発表。
第4回
音(音楽)の与える効果について その3
既成台本を使った作品の練習。
第5回
音(音楽)の与える効果について その4
既成台本を使った作品の発表。
第6回
音楽劇に向けて
イ) 選曲(教科書を中心に数曲選択)
ロ) オリジナルお話作り
ハ) 効果作り(聴覚、視覚、等)
ニ) 振り付け
ホ) 練習
第7回~第12回 練習
ホ)を繰り返します。
(必要に応じて、ロ~ホ)
第13回
リハーサル 1
発表に向け、リハーサルを行います。
第14回
リハーサル 2
最終的な仕上げを行います。
第15回
音楽劇 発表
使用教科書
こどものうた200 及び、続こどものうた200(小林美実・編(チャイルド本社)
)
その他、必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
学校にある楽器を主に使用するが、各自所有の楽器、創作楽器を多く使用する事となる。従って、毎授業ごと、
次回どの様な楽器を用意すればよいか考える。また、発表作品への自分の思いを考え、予めグループで相談し
て、自分の役割を理解しておくことが必要である。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
うたとピアノ
演習
藤井 正子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
子どもの歌を数多く知り、自らもそれらを楽しみ、子どもと共に歌ったりピアノ伴奏したりすることが自然
にできる実技力をつけることを目標とする。具体的には、明瞭な発音で語るように歌う、振り付けしながら歌
う、ピアノ伴奏を弾きながら歌う場合の発声や表情の注意点を体得する、子どもの歌の伴奏や弾き歌いに相応
しいピアノ演奏力を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
①個人課題曲の伴奏、歌と振り付け、
(或いは弾き歌い)を発表。②グループ課題曲をグループで完成させ保
育者役になって発表。毎回①と②を繰り返し練習を重ねる。毎週新しい曲に取り組むことにより読譜力を養い、
合わせて、自分の演奏技術に合った簡易伴奏にアレンジする力を培う。
学生に対する評価の方法
個人課題曲の発表を、毎回平生点として評価する。
(40%)
授業で扱った歌の歌詞、メロディーに関する筆記試験(20%)
教科書2冊の中から任意の2曲(1曲は弾き歌い)を選択し、実技試験を行う。
(40%)
(注)なお、最終授業までに、バイエル90番まで到達できない場合は、この授業の単位を保留とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
1.オリエンテーション(授業の進め方と練習方法)/わらべうたの伴奏について/おはよう・<64>おかえりのうた・さ
よならのうた/簡単なコードによる弾き歌いの復習
2.まずはお馴染みの曲から/<116>とんぼのめがね・<100>めだかのがっこう・<112>しゃぼんだま
<118>どんぐりころころ・<119>まつぼっくり・<148>やぎさんゆうびん
3.マーチのリズムにのって/(187)おもちゃのマーチ・<80>ともだちさんか・<180>うちゅうせんのうた・
(104)さ
んぽ・
(146)ミッキーマウスマーチ・(186)靴が鳴る
4.付点のリズム/<48>しあわせなら手をたたこう・<124>コンコンクシャンのうた・<160>おつかいありさん・<162
>かわいいかくれんぼ・<200>おなかのへるうた・<201>おばけなんてないさ
5.行事のうた/<78>たなばたさま・<69>こいのぼり・<70>おかあさん・<88>おしょうがつ
<90>もちつき・<91>まめまき・<92>うれしいひなまつり・<93>おもいでのアルバム
<94>いちねんせいになったら・<117>いもほりのうた・
(224)ドキドキドン!一年生
6. <84>あわてんぼうのサンタクロース 5.の続き
7.弾き歌い録画(課題曲は第 6 回に指示する)/ 録画を観てこれからの課題を見つける。
8.リズムに注意して/<59>おべんとう・<150>いぬのおまわりさん・
(110)アイスクリームのうた
(120)ドロップスのうた・
(124)にんげんっていいな・
(133)ぼくのミックスジュース
9.動物のうたでリトミック/<141>こぎつね・<140>あひるのぎょうれつ・<145>ぞうさん
<154>おすもうくまちゃん・<157>わにのうた・
(195)お馬
10.移調伴奏で弾き歌いに挑戦/<98>チューリップ・<86>ジングルベル・<97>ちょうちょう
<103>ぶんぶんぶん・
(194)つき・
(222)ゆき 以上6曲から1曲選択
リズムにのって踊ろう/<210>アビニョンのはしで・<218>はたけのポルカ
<202>おどろうたのしいポーレチケ・
(122)やまのワルツ・
(160)白熊のジェンカ
11. 打楽器を用いて/<149>やまのおんがくか・<161>ありさんのおはなし・<164>アイ アイ
<182>ふしぎなポケット・<216>おへそ・
(207)うみ
12.Story のあるうた/<181>おもちゃのチャチャチャ・<132>あめふりくまのこ・<204>とんでったバ
~13.ナナ・
(112)南の島のハメハメハ大王・
(118)動物園へ行こう・
(128)おはようクレヨン
14.実技テスト・筆記試験に備えて既習曲の復習
15. 筆記テスト/追・再試(実技)/まとめ
* < >は「こどものうた200」 / ( )は「続こどものうた200」のページを示す。
*<84>あわてんぼうのサンタクロース(簡易伴奏譜も配布する)
、 7 回、10 回は弾き歌い。
使用教科書
こどものうた200 小林美実 編(チャイルド本社)
続 こどものうた200 小林美実 編(チャイルド本社)
自己学習の内容等アドバイス
太字のうたは個人課題曲。伴奏&うたと振り付け、回によっては弾き歌いをよく練習して授業に臨むこと。
1日30分程度の練習を前提として授業を行う。1度に長時間ではなく、短時間でも毎日習慣づけること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの造形活動
演習
青木 宏氏
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
心を開放し伸び伸びと表現できる方法を軸に、素材や指導の工夫を通して子どもの思いを表現につなげるま
での基礎的な知識と具体的なプロセスを身につけ、造形活動の教育観を深めることを到達目標とする。
授業の概要
将来、教師として児童とともに楽しく創造的な造形活動が展開できるように造形要素の基礎を身につける。
自ら作品を作り相互の作品の鑑賞活動を通して表現することの尊さを実感し、児童一人一人の表現を高める具
体的実践力をつけることを目標とする。
学生に対する評価の方法
授業への参加、積極的な取り組み(30%)、グループへの協力及び発表態度(30%)、発表作品の完成度や
鑑賞度(40%)。毎回、作品を完成し、グループ協議、発表を行い評価するので欠席は減点になる。
本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回:
「造形活動が好き」
「造形活動が嫌い」その要因をさぐろう
第2回:造形活動が好きになる指導1「線で描く」の実践
第3回:造形活動が好きになる指導2「新聞紙に線や色を描く」の実践
第4回:造形活動が好きになる指導3「いろいろな素材を使って描く」の実践
第5回:創造意欲を駆り立てる鑑賞の仕方を工夫し実践
第6回:粘土で「やさしさ」を作る (デッサン)
第7回:粘土で「やさしさ」を作る (粘土で)
第8回:動く仕組を考え、試作
第9回:
「世界のうさぎとカメの競争」の絵本をレイアウト
第 10 回:動く仕組みを効果的に使って絵本作り
第 11 回:動く仕組みに色つけ(着色・張り絵)
第 12 回:自分と他者の作品に良いとこ見つけ(粘土作品・絵本)
第 13 回:画用紙に綱引きをしている姿を思い出して描き力強い表現を引き出す指導実践
第 14 回:
「綱引き大会をしょう。
」の題材で授業演習
第 15 回:
「造形活動で最も大切にしたいこと」をテーマに学習のまとめ
使用教科書
教師作成プリント、参考資料等そのつど紹介
自己学習の内容等アドバイス
次回の指導内容のプリントをもとに、事前に準備・用意をしておくこと
[授業方法]
[授業担当者名]
演習
脇田 町子・坂 鏡子・吉田 龍宏
西村 美佳・松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次
選択
幼児保育専攻
[授業科目名]
保育実習指導Ⅰ
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
保育実習Ⅰを円滑に進めていくための知識・技術を習得し、学習内容・課題を明確にするとともに、実習体験
を深化させる。
授業の概要
保育実習Ⅰの実地実習に向けた事前指導として、本学の子どもケアセンター事業の参加を通した遊びの提供や
託児などをふれあい体験や保育チューターによる保育案の考え方や記入方法などの個別指導を通して、実習に
向けた心構え、基礎知識などを、実践的に学ぶ。前期には、保育所実習に向けた事前指導および実地実習後の
事後指導を行う。後期には、施設実習に向けた事前指導および実地実習後の事後指導を行う。
学生に対する評価の方法
授業態度、レポート等の提出物、小テストなどで総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
【2年次前期】
保育実習Ⅰの実地実習に向けた事前指導として、子どもケアセンターの体験や保育チューターによる個別
指導を通して、実習に向けた心構え、基礎知識などについて実践的に学ぶ。保育所実習に向けた事前指導お
よび実地実習後の事後指導を行う。
【2年次後期】
施設実習に向けた事前指導および実地実習後の事後指導を行う。
それぞれの事前指導、事後指導の主な内容は下記の通り。
(事前指導の内容)
・実習の心構えの理解
・保育実習の意義・目的・内容の理解
・保育実習の方法の理解
・実習課題の明確化
・実習記録の意義、記録の方法の理解
・実習保育所および実習施設の理解
(事後指導の内容)
保育実習の事後指導として、保育所実習終了後、施設実習終了後にレポート作成、実習成果報告会、教員
とのスーパービジョン等を通して、それぞれの実地実習の総括を行う。具体的には、実習で学んだことや反
省点の振り返り、実習課題の達成度の評価などを行い、新たな学習目標を明確化する。
使用教科書
愛知県保育実習連絡協議会「福祉施設実習」編集委員会編『保育士をめざす人の福祉施設実習』みらい
その他、必要に応じてその都度レジメ等を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
子どもケアセンターの体験、個別指導などを連動させ、実践力の向上をめざすこと
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育実習Ⅰ
実習
脇田 町子・坂 鏡子・吉田 龍宏
西村 美佳・松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期(集中)
選択
幼児保育専攻
[単位数]
4
授業の到達目標及びテーマ
保育所および居住型児童福祉施設における実地実習と通して、児童福祉施設の内容、機能等を理解する。既習
の教科全体の知識・技能を基礎とし、これらを総合的に実践する応用力を養う。さらに、保育士としての職業
倫理と子どもの最善の利益の具体化について学ぶ。
授業の概要
保育実習Ⅰでは、保育所実習と施設実習の2つの実習を行う。
学生に対する評価の方法
保育所および居住型児童福祉施設等における実地実習の成績およびその事前指導、事後指導の状況等を考
慮して総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1.保育所実習
①ねらい
保育所における実地実習を通して、乳幼児への理解を深めるとともに、保育所の機能とそこでの保育士の
職務について学ぶ。
②内容
・実習保育所についての理解を深める ・保育の一日の流れを理解し、参加する
・子どもの観察や関わりを通して乳幼児の発達を理解する ・保育計画・指導計画について理解する
・生活や遊びなどの一部を担当し、保育技術を習得する
・職員間の役割分担とチームワークについて理解する
・記録や保護者とのコミュニケーションなどを通して家庭・地域社会について理解する
・子どもの最善の利益を具体化させる方法について学ぶ ・保育士としての倫理を具体的に学ぶ
・安全および疾病予防への配慮について理解する
2.施設実習
①ねらい
居住型児童福祉施設等における実地実習を通して、子どもへの理解を深めるとともに、居住型児童福祉施設
等の機能とそこでの保育士の職務について学ぶ。
②内容
・実習施設について理解を深める ・養護の一日の流れを理解し、参加する
・子どもの観察や関わりを通して子どものニーズを理解する ・援助計画について理解する
・職員間の役割分担とチームワークについて理解する
・子どもの最善の利益を具体化させる方法について学ぶ
・保育士としての倫理を具体的に学ぶ ・安全および疾病予防への配慮について理解する
使用教科書
・実習の手引き・実習指導での学びを基に実習に臨むこと。
・2年後期 愛知県保育実習連絡協議会「福祉施設実習」編集委員会編
『保育士をめざす人の福祉施設実習』みらい。
自己学習の内容等アドバイス
積極的に取り組み実践力の向上をめざすこと
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもとくらし
講義
三浦 浩子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
夏野菜の栽培活動、季節の花や虫の観察、米作り体験(田植え・草取り)身の回りの材料を使った物づくり
等の生活科に関わる活動を通して自らの体験を豊かにし、生活科のよさを体得し生活科実践への意欲を高める
ことを目標とします。
授業の概要
生活科学習の9つの内容の理解を深め、それぞれの内容において想定される活動や体験を予想します。予想
された活動や体験の実施計画を季節や環境を視野に入れて立て、体験に移します。体験の過程において栽培方
法や観察記録を工夫したり、感想や気付きを交流したりしながら自分自身の体験を豊かなものにして、生活科
への理解と知識を豊富にしていきます。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度10%、グループ活動への積極性と貢献度20%、活動毎に提出する作品や記録30%、
小論文(期末)40%等を総合的に判断して評価を行う。やむを得ない理由以外、試験の欠席は認めない。
再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
自分の受けてきた生活科の授業を振り返る。
夏野菜の栽培について/栽培したい作物をグループで相談し、栽培の準備をする。
栽培の実際/土作りをして、種をまいたり苗を植えたりする。
栽培の実際/サツマイモの栽培に着手する。
栽培の実際/栽培作物のこれからのお世話と記録の方法について考える。
生活科の内容(1)~(9)について解説と予想される活動や体験を考える。
田植え体験/田植え体験を通して稲作暦を考える。
物づくりその1/身近にある物を使って遊べるおもちゃ作りを考える。
物づくりその2/身近にある物を使ってみんなで遊べるおもちゃを作る。
草や虫について/キャンパス内樹木・花や虫をさがして名前を覚える。
「私の木」を決める。
草花遊びについて/野外に出て草花遊びを見つけ、楽しみ草花遊びについての体験を豊かにする。
「私の木」について伝え合い、かかわりあうことの意義に気付く。
収穫した夏野菜の活用方法を「人とのかかわり」の視点から考える。
田の草取り体験/稲の除草体験を通して、田んぼの草・生き物も見つける。
まとめの講義と授業の振り返り(
「活動や体験を振り返り小論文を書く)
使用教科書
・小学校学習指導要領解説 生活編
・生活科の教科書
自己学習の内容等アドバイス
・野菜栽培、草花遊び、物づくり等の活動に向けては、事前に書籍で調べたり身近な人に尋ねたりして、自分
の取り組みたいことをもって授業に臨むと多くの気付きがうまれ学校現場において役立つ体験となる。また、
生活科においては準備を大切にする理由も実感を伴って理解することができる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
くらしと家庭
講義
増田 温美
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択(教職必修) 幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
家庭科では直面する生活課題を取り上げ、課題解決の方法を模索し、よりよくしようと行動することが求め
られている。そこで、子どもの家庭生活に関わる課題を中心に、家族や近隣の人々との関わり、環境に配慮し
た生活の工夫を考えられることを目標とする。
授業の概要
授業計画に沿って講義を行い、体験活動を取り入れて子どもたちの家庭生活に関わる課題をもとに、家庭科
の意義を学び、楽しい学びを構想できるスキルを養う。
学生に対する評価の方法
授業後に書くコメント・論議への参加(コメントによる参加も)、生活課題と対策の検討報告
再評価を実施しない
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回:オリエンテーション
第2回:子どもの生活実態
第3回:子どもの生活から ①夜型生活の増加
第4回:
〃
②朝食抜きや孤食
第5回:
〃
③好きなものだけ食事
第6回:
〃
④子どもの生活習慣病
第7回:
〃
⑤食育のすすめ
第8回:
〃
⑥衣服の働きと快適な衣生活
第9回:
〃
⑦子どもと家族
第 10 回:家庭に関わる課題 ①食の安全
第 11 回:
〃
②地域の食材と伝統食
第 12 回:
〃
③衣服の手入れ
第 13 回:
〃
④消費生活
第 14 回:
〃
⑤環境保全
第 15 回:授業のまとめ
使用教科書
テキスト:授業にて説明
参考書・参考資料等:資料を適宜配布
自己学習の内容等アドバイス
授業の中で示す参考図書を読んでおく
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育課程
講義
新谷 裕
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
平成 20 年3月に新たに小学校学習指導要領が告示され、それに伴い教育課程も新しくなった。教育課程は 3
つの要請に応えることをその編成原理としている。学習者の発達、文化の継承・発展、社会の発達を踏まえて
教育課程が作られていることを知らなければならない。ここでは教育課程の作成どのようになされているかを
学ぶことを目標とする。
授業の概要
学習指導要領が変われば教育課程が変わる。特に20年度の改定は10年の改訂から大きく変わっている。
この2つの指導要領の変遷を比較し、それに伴う教育課程の違いを3つの編成原理から分析していく。
学生に対する評価の方法
3 回の「まとめの評価」
(30%)は客観テスト式問題で、1 回の「評価テスト」
(50%)と 2 回の「レポート」
(20%)は自由記述問題で行う。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
教育課程の全体構造
教育課程の編成
教育目標と教育課程
教育課程と学習指導要領
学習指導案と教育課程・まとめの評価①
評価①(児童・生徒対象)
評価②(授業・カリキュラム評価)
・まとめの評価②
学習指導の形態①(学習活動の実際例)
学習指導の形態②(特別活動・学級活動)
学習指導の形態③(道徳・クラブ活動)
・まとめの評価③
総合的な学習の時間(今日的課題)
単元構成と教材研究(今日的課題)
部活動・クラブ活動(今日的課題)
・評価テスト
学校カウンセリングへの 3 つの提言・レポート①
講座内容のシェアリング・レポート②
使用教科書
小学校学習指導要領新旧比較対照表 日本教材システム(教育出版)
育てるカウンセリング入門(非売品) 新谷 裕 (図書文化)
【参考図書】教育課程の編成と実施(筑波大学開発国際協力研究センター)
、教職研修(教育開発研究所)
、児
童心理(金子書房)
、教育展望(教育調査研究所)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習し、新聞、インターネット等で調べて、収集し物をファイルに綴じてくる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
幼児・児童教育課程論
講義
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、幼稚園における指導案作成の必要性、考え方、具体的手順について学ぶことである。
授業の概要
幼児の心身の成長・発達を保障するために必要不可欠な指導案作成についての考え方について学び、実際に
作成する。作成した指導案を基に、保育実践展開のポイントを発表し、質疑応答することにより具体的な子ど
もの姿、保育場面をイメージしながら指導案を作成することの重要性への理解を深める。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、テスト(30%)、提出物(30%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 教育課程を学ぶにあたって
授業の目的と講義の概要説明。保育における計画の意義と必要性
2回 保育の計画の歴史
戦前の保育の計画
3回 保育の計画の歴史
戦後の保育の計画。新しい時代の保育の計画
4回 幼稚園の教育課程・保育所の保育計画
教育課程の意義。教育課程と園生活の展開。保育計画の意義。保育所の機能・役割をふまえた保育計画。
5回 長期の指導計画の実際
長期の指導計画作成の手順・留意点。長期の指導計画作成の実際
6回 短期の指導計画の実際
短期の指導計画作成の視点。短期の指導計画に盛り込みたい内容。短期の指導計画作成の実際
7回 テスト
8回 部分指導案作成 (グループ)
グループ単位で部分指導案を作成―様式・場面・導入・展開等を検討―
9回 部分指導案作成 (グループ)
部分指導案完成。教材作成。発表方法検討
10~13 回 部分指導案に基づいて発表 (グループ)
部分指導案を全学生に配付。保育者役を立て指導案にそって保育内容を発表。質疑応答。
14 回 発表の振り返り
15 回 授業のまとめ
使用教科書
豊かな保育を目指す教育課程・保育課程 林秀雄編 (みらい)
保育所保育指針、幼稚園教育要領 ※授業時必ず持参すること
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容を教科書等で予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
道徳教育の研究
講義
重留 紘治
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次前期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現在起こっている道徳教育の抱えている課題を具体的な事例を織り交ぜ、日本の道徳教育の歴史的考察、道徳
性の発達理論、道徳教育の授業方法、これからの道徳教育の方向、について平易な講義を行い、ロープレ等に
より、子どもと真正面に向き合う道徳教育の実践力を養うことを目的とする。
授業の概要
本講座は良き社会人になるために、児童・生徒の道徳性を発達させ、
「道徳性」
「規範意識」の育成をするため
に必要な基礎的な知識、考え方を修得することをテーマとし、自分なりの道徳教育に対する教育観を構築する
事を到達目標とする。
学生に対する評価の方法
授業時の態度(20%)・レポート(予習 20%、授業内容 20%),定期考査(中間・期末)(40%)によって総合評価する。
授業態度については、常識的な観点。レポートについては、予習による授業時の発言内容、授業時のまとめ
がしっかりできているかの観点。定期考査については、知識、理解度、独自性、等を観点とする。再評価は
実施しない。
」
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 道徳教育の歴史( 教育勅語。教科書の国定制度。戦後の道徳教育)
2回 道徳的社会化(道徳教育の必要性。社会化のメカニズム)
3回 道徳性発達の理論
ピアジェ。コールバーグ。ケアリング論。
4回 道徳教育の授業方法1
モラルジレンマ授業。
5回 道徳教育の授業方法2
価値明確化の授業。
6回 行動による道徳教育
スキル・トレーニング。モラル・スキル・トレーニング。
7回 1回~6回までの内容の中間試験
8回 道徳教育と生徒指導
生徒指導の光と影。カウンセリングマインド。
9回 道徳教育と教育臨床
教育臨床とは。道徳教育に求められているもの。
10 回 道徳教育と特別活動
特別活動の重要性
11 回 地域・家庭における道徳教育
家族の道徳的機能。地域の道徳的機能。
12 回 道徳性と社会文化
一般化する他人志向。主我と客我。
13 回 道徳教育の課題と展望
道徳教育の課題。道徳教育の展望。会話による教育
14 回 8回~13回までの内容の期末試験
15 回 学習のまとめ。再試験
使用教科書
パワーポイントによる授業
参考文献(徳永正直他共著 「道徳教育論-対話による対話への教育」 ナカニシヤ出版)
自己学習の内容等アドバイス
授業時に、翌週の学習内容に関するレポート渡すので、その項目について教科書や参考書で調べて記入し、予
習してくる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
特別活動の研究
講義
筒井 仁平
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校教育においては、児童・生徒の個性の伸長と心豊かな人間性ならびに在り方生き方の育成が重要な課題
である。そのため、これらの課題に応える基礎的な知識・技能の修得をテーマとし、それに基づき各自の教育
に対する考え方、あるいは生徒指導上の諸問題を主体的に考え、判断し、解決する力を身につけることを到達
目標とする。
授業の概要
「特別活動の意義」
、
「学級会活動(ホームルーム活動)
、
「児童会活動(生徒会活動)
」
、
「学校行事」を中心に
実践例を挙げながら講義を進める。また、各自の体験発表、討論等を通して理論と実践の深化を図るとともに、
生徒指導上の諸課題を解決する力や実践力を養うことを目的とする。
学生に対する評価の方法
授業時の課題、研究発表を合わせて20%、授業の内容全体を範囲とした定期考査を80%で評価する。
課題、研究発表についてはアプローチ法、解答のレベルを観点とする。定期考査については、知識、理解
度、問題解決への演繹力、独自性、解答のレベルを観点とする。本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 学校教育と特別活動の意義(今後の学校教育の目標、特別活動の役割、児童・生徒の生活実態、人間
としての生き方教育)
第 2 回 特別活動の変遷(戦前の課外活動、戦後の特別活動、昭和期における特別活動、平成期に入っての特
別活動)
第 3 回 特別活動の特質と目標・内容(学習指導要領のうたう目標、特質と指導法、内容と特質、生徒指導、
総合的学習とのり関連)
第 4 回 指導計画・指導案の作成(学校の教育計画との調和、3領域ごとの指導計画と指導法、指導案の役割
と指導案の作り方)
第 5 回 学級(ホームルーム)活動(目標と性格及び問題点、活動の内容、指導計画の作成と指導方法)
第6回 児童会(生徒会)活動(目標と性格及び問題点、活動内容とその指導、指導計画の作成と評価)
第7回 クラブ活動・部活動の指導(目標と教育的意義、実態と指導及び課題)
第8回 クラブ活動・部活動の指導②(指導計画の作成と評価)
・中間試験日
第9回 学校行事の指導(目標と性格及び問題点、内容とその指導、指導計画の作成と評価)
第 10 回 特別活動の評価(意義と観点、評価の方法と事例、人間としての在り方生き方教育)
第 11 回 特別活動と学級・学年・学校経営(特別活動の組織・運営、特別活動と学校事故、学級経営の内容、
学級・学年・学校経営との関連)
第 12 回 完全学校週5日制時代の学校・家庭・地域の関わり(学校・家庭での対応上の留意点、地域の教育力
への期待、学校・家庭・地域の協力、地域での特別活動)
第 13 回 これからの特別活動の展望と課題(在り方についての組織図、社会教育との関連、教育課題との関連、
国・地方教育団体との関係)
第 14回 試験とまとめ
第 15 回 事例研究:県立学校経営案に見る特別活動の位置づけと活動内容(事例を見て研究協議をする)
使用教科書
現代の特別活動 ―理論と実践― <第2版> 中野目直明・小川一郎編 酒井書店・育英堂
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保健科教育法Ⅰ
講義
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
保健科教育法Ⅰは,中学校および高等学校教諭1種免許状(保健)を取得するための必修科目である。
養護教諭は,教育職員免許法附則 18 の兼職発令を受けて,3年以上の勤務経験のある者は保健の領域に関
わる教授を担当できることとなった。こうしたことから,これからの養護教諭には子どもたちが自ら健康生
活を実践できるように率先して指導できる力量が求められているといえる。本講義を通して、授業づくりに
必要な基礎的な知識および考え方を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
本講義では,養護教諭が保健教育を担当する理由,必要な保健授業の今日的課題,魅力ある保健授業のため
の教育内容,教材づくりや教師に必要な技量および保健授業の評価等,授業づくりを軸に保健科教育の理論と
方法を展開する。また,養護実習前のこの時期に小学校体育(保健領域)の授業案を作成し,発表し,評価す
るといった一連の流れを学習する機会を設けたので、積極的な態度で授業に臨んで欲しい。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%),課題レポート(30%),試験(50%)結果より総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 現代社会における保健科教育への期待
保健学習と保健指導,養護教諭が保健学習を担当するに当たって,ヘルスプロモーションと保健学習
2回 学校教育が担うべき保健の学力形成
校種別にみた保健学習,学習指導要領と指導内容
3回 我が国の保健科教育の歩み
戦前・戦後の保健教育のあり方
4回 保健の授業が成立するということ
魅力的な授業とは? 実践力を形成する学習方法の様々な工夫
5回 保健科の学力と教育内容 その1
知識理解と実践能力,学習指導要領の内容構成
6回 保健科の学力と教育内容 その2,保健の教科内容と教材
保健科で育てるべき能力と学力,教育内容と教材の違い,教材研究
7回 保健の教材づくりとそのあり方
教材化の5つの視点,発達段階に即した教材選び,教材づくりから授業構想づくりまで
8回 授業づくりと授業の展開,授業における教師の力量
これからの保健授業の進め方,うまい授業とは? 発問の種類
9回 保健学習の進め方,小学校で求められる保健の学力,授業案の書き方,発問のあり方
教材資料の作成,評価観点
10 回 模擬授業① 毎日の生活と健康
11 回 模擬授業② 育ちゆくからだと私
12 回 模擬授業③ けがの防止
13 回 模擬授業④ 心の健康
14 回 模擬授業⑤ 病気の予防
15 回 試験とまとめ
使用教科書
森 昭三,和唐正勝編著:新版 保健の授業づくり入門,大修館書店
文部科学省:小学校学習指導要領,文部科学省:小学校の学習指導要領の解説(保健編)
小学校教科書「新・みんなのほけん」学研,
「新編 新しい保健」東京書籍
自己学習の内容等アドバイス
小学校体育(保健領域)の授業案、資料等を作成する。なお、発表する際には、担当以外の内容についても
予め学習指導要領、指導要領の解説および教科書で予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護実習指導
演習
森 英子・石原 貴代
[開講期]
[単位数]
1
2年次後期
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
2013 年度3年次前期まで継続履修
授業の到達目標及びテーマ
養護実習指導は、養護教諭免許を取得するための必須科目である。養護実習では、大学での学習内容につい
て、それぞれの実習校において実践的に展開し、養護教諭として必要な専門的知識や技術を体験的に学習する。
よって、本演習では、養護実習の意義・目的・内容等の理解をはじめ、養護実習に備えての事前指導、養護
実習後に行う事後指導を通して、実習の効果を高め、養護教諭に必要な力量や態度を育成することを到達目標
とする。
授業の概要
養護実習指導は、2年次後期から3年次前期にかけて通年で行う。授業内容は、①実習前の事前指導、②実
習後の事後指導である。
2年次は、養護実習に必要な基本事項の習得を目指し、実習に対する基本的な心構えに関することや学習指
導案の作成・記録の方法等について取り扱う。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%)
、提出物(80%)などで総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
養護実習指導について(オリエンテーション)
養護実習に対する基本的心構え
養護実習に向けて①
養護実習に向けて②
養護実習に向けて③
養護実習の内容と方法①
養護実習の内容と方法②
まとめ
その他、養護実習に関するガイダンス、個別指導等を実施する。
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
養護実習ハンドブック(東山書房)
小学校学習指導要領解説 特別活動編(文部科学省)
自己学習の内容等アドバイス
大学での学習内容をそれぞれの実習校において実践的に展開できるように、学習した内容を復習し、
各自目標を持って養護実習に臨むこと。学習指導案の作成については、事前によく学習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実習指導〔幼〕
演習
渡辺 桜・林 麗子・脇田 町子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期・3年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、教育実習(幼稚園)Ⅰ・Ⅱを円滑に進めていくための知識・技術を習得し、学習内容・
課題を明確にするとともに、実習体験を深化させることである。
授業の概要
幼稚園実習を円滑に進めていくために、幼稚園実習の意義、記録や指導案作成の考え方について再確認する。
学生に対する評価の方法
授業態度(50%)、提出物(50%)などにより総合評価する。
再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
■事前指導
第1回 幼稚園教育に対する基本的立場 幼稚園実習の意義と目的 幼稚園実習の内容
第2回 観察について―目的・観点・記録の取り方―
第3回 参加について―方針・記録の取り方―
第4回 菱野幼稚園訪問 参加・観察
第5回個別指導 菱野幼稚園の実習記録
第6回 部分・1日実習について―内容・指導計画の書き方―研究保育について―内容・指導計画の書き方―
第7回 指導計画の具体例から、子どもの年齢や時期に合った指導計画の書き方及び援助の在り方を学ぶ
幼稚園実習に際しての基本的な心構え、態度
第8回
幼稚園教諭を招き、保育の実際や仕事内容について学ぶ
第9回 個別指導 部分指導計画
第 10 回 クラス内意見交換会
■事後指導
第 11 回 幼稚園実習の反省会
第 12 回 実習成果を踏まえての実践発表
第 13 回 実践発表に対するグループ討議及び質疑応答
第 14~15 回幼稚園実習全体のまとめ
使用教科書
幼稚園教育要領、実習の手引きは毎回持参すること。
自己学習の内容等アドバイス
各自で手引きを熟読し、実習に備える。
指導案等は、幼児の年齢毎に準備しておくとよい。
授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等国語科教育法
演習
河合 昌和
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(教職必修) 幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
国語科教師に必要な志や心、言語の教育としての国語科の学習にかかわる基礎的な指導理論と実践的な技術
とを身につけさせる。そして、今求められている、授業力の向上を図ることを目的とする。
授業の概要
理論と実践的な方法(技術)の両面を視野に入れつつ、講義形式にこだわらず、討議や発表を効果的に取り
入れ、具体的な問題を追究する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行うレポートによる学習内容の理解度(30%)
、筆記試験(50%)
などで、総合的に評価を行う。なお、本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
… 受けてきた国語の授業の問題点と目指す国語科の授業像について
… 学習指導要領(小学校)にみる国語科の目標と内容等の概観
… 国語科学習指導の評価と他教科・領域との関連について
… 国語科教師の「言葉かけ」と国語教室の経営
…「あとかくしの雪」
(木下順二)の「模擬授業」と授業の構想について
…「読み」の基礎としての「音読」指導の工夫
… 文学的文章の指導(1)
「わらぐつの中の神様」
(
「読みの方法」
「学習課題」について)
… 文学的文章の指導(2)
(
「発問」
「板書」と「学習指導案」
)
… 説明的文章の指導「たんぽぽのちえ」
(身に付けさせたい言語能力)
…「書くこと」の指導、その方法と実際 (1) -自己表現力の育成-
…「書くこと」の指導、その方法と実際 (2) -論理的表現力の育成-
…「話すこと・聞くこと」の指導の実際
…「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項(書写を含む)
」の指導の実際
… 小学校における書写指導の留意点について
… 国語科教育の課題と展望(まとめ)と筆記試験
使用教科書
・文部科学省『小学校学習指導要領解説 国語編』
(東洋館出版社)
・テーマごとの資料を配布する。
参考書・参考資料等
・参考書については、授業の中で適宜紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
学習資料を自分自身のものとするため、必ず復習すること。また、指示する内容項目について、主体的に取
り組むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等理科教育法
演習
井谷 雅治
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
初等理科教育を通して、自然のしくみ・道理・きまりなどを追求し、自然のもつ偉大さ、巧みさを感得する
と共にその指導法を身につけ、人間と自然の共生という視点から自然環境に配慮し、人間としての生き方を学
ぶことを授業の目的とする。
授業の概要
講義内容についてディスカッションしたり,発表したりして、授業に積極的に参加し、初等理科教育の本質
をつかもうとする態度、知識、技能、や指導法を身につける。
学生に対する評価の方法
試験60%・小論文20%・授業態度20%
なお、この授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:初等理科教育入門(理科教員の心構え)
第2回:学習指導要領の解説(1)
第3回:学習指導要領の解説(2)
第4回:学習指導案(1)
第 5 回:学習指導案(2)
第 6 回:物質の指導
第7回:電気・磁石の指導
第 8 回:生命の指導(1)
第9回:生命の指導(2)
第 10 回:地形と土地の指導
第 11 回:実験・観察の指導
第 12 回:器具と薬品の取扱いの指導
第 13 回:理科施設の整備と環境づくり
第 14 回:筆記試験とこれからの初等理科教育に求められること。
第 15 回:授業のまとめと小論文(地球環境について)提出
使用教科書
テキスト:プリント、小学校学習指導要領解説(理科編)、大日本図書編集部発行 「小学校理科観察・実
験セーフティーマニュアル」
自己学習の内容等アドバイス
○
○
○
自然現象のニュース・情報を基にした自己学習
シラバスについての予習
講義内容の深化学習
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等生活科教育法
演習
三浦 浩子
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本授業では、生活科の誕生とその背景、生活科の特質、生活科の内容、指導計画上の留意点、生活科の評価
等の理解、年間指導計画案の作成をテーマとし、生活科の授業を具体的にイメージできることを目指します。
授業の概要
はじめに、生活科誕生の背景や生活科のねらいや特質を理解します。次に、生活科の9つの内容についてグ
ループで分担して調べ情報を交換し合い内容についての理解を深めます。さらに、キャンパス体験や収穫米の
活用体験を行い、生活科における体験・かかわり・気付き等の意義をとらえます。これらの学びを基に、生活
科年間指導計画を作成し生活科実践への見通しをもつことができるように授業を進めます。
学生に対する評価の方法
・授業への参加態度 10%・グループ活動への積極性と貢献度 20%・指導案 30%・小論文(期末)40%等を
総合的に判断して評価を行う。やむを得ない理由以外、試験の欠席は認めない。
・再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション 「私と生活科」の記述を通して前期の生活科学習を振り返る
冬野菜の種まき、植え付けを行う。
(実習)
「生活科の誕生とその背景」
「生活科の特質」についての理解を深める(講義)
学習指導要領生活科の内容(1)~(3)実践事例を通して理解を深める(講義とグループ討議)
学習指導要領生活科の内容(4)~(6)実践事例を通して理解を深める(講義とグループ討議)
学習指導要領生活科の内容 (7)~(9)実践事例を通して理解を深める(講義とグループ討議)
稲刈り体験/前期に田植え・草取りをした田んぼの稲を刈り取り稲栽培への理解を深める(実習)
収穫米の活用方法を内容(2)
、
(7)
、
(8)に関連させて考える。
収穫米の活用その1・
「3・1・2」弁当法の体験
収穫米と収穫野菜を活用したサバイバルクッキングの体験(体験学習)
体験の意義と必要性を、収穫米の活用体験をもとに理解を深める(講義とグループ討議)
気付きの質を高める手立てについて体験をもとに理解を深める(講義とグループ討議)
年間指導計画案の作成・検討をグループ毎に行う(グループ討議)
グループ検討をもとに年間指導計画案を修正し、完成させる(独自学習・個別指導)
まとめの講義と試験(学びを振り返り小論文を書く)
使用教科書
テキスト:小学校学習指導要領解説編 生活科 ・生活科の教科書
参考書・参考資料等:参考書は授業の中で紹介、指示する。必要なプリントは随時、配布する。
自己学習の内容等アドバイス
・小学校学習指導要領解説書「生活科編」を熟読し、まずは、自分なりに生活科の必要性を捉えておくことが
生活科の深い理解につながります。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等図画工作科教育法
演習
青木 宏氏
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
初等図画工作教育の軸をなす、表現の発達・造形要素・鑑賞・指導法について基礎的な知識及び考え方を習
得することをテーマとして、実際の子どもの作品や指導法を扱う中で自主的に取り組み、豊かな創造力を育む
指導を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
図画工作科は学習指導要領に示されているように「生きる力」の根本を支える感性や表現力、思考力、判断
力を培うことができる教科である。この教科の特性を生かした指導実践ができる力を養う演習授業を行う。ま
た、我が国の美術教育の変遷をとおしてこれからの初等造形教育の在り方を自主的に考え実践できる授業を行
う。
学生に対する評価の方法
授業への参加・積極的な取り組み(30%)、グループへの協力及び発表態度(30%)、発表作品(40%)
毎回、発表、グループ協議を行い評価するので欠席は減点になる。
なお、この授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回:自分の受けてきた造形教育を振り返って図画工作科の指導の在り方をディスカッション
第2回:日本の造形教育の流れ
第3回:子どもの発達と表現の発達
第4回:図画工作科の目標と学習指導要領の構成
第5回:小学校各学年の目標と教材
第6回:造形遊びの展開と製作
第7回:鑑賞と評価
第8回:「秋の風景を描こう」の指導展開の作成
第9回:
「綱引きをしょう」の指導展開の作成
第 10 回:「綱引きしよう」の指導案作成(題材設定と目標)
第 11 回:
「綱引きをしよう」の指導案作成(指導計画)
第 13 回:
「綱引きをしよう」の指導案作成(本時の展開と評価)
第 14 回:
「私がめざす造形教育」を提言しディスカッション
第 15 回:
「初等図画工作教育でもっとも大切にしたいこと」をテーマにディスカッション
使用教科書
教師作成プリント、参考書、参考資料等そのつど紹介
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容を参考書・プリントで示すので、準備や用意をしておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等家庭科教育法
演習
増田 温美
[開講期]
[必修・選択]
備考
2年次後期
選択(教職必修) 幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
家庭科では、児童・生徒が直面する生活課題を取り上げ、課題解決の方法を模索し、行動することが求められ
ている。そこで、現代社会における諸課題を家族や地域・社会との関係性の中で捉え、その課題を家庭科の授
業でどう取り扱うとよいか考えられることを目標とする。
授業の概要
授業計画に沿って、講義を行い、ディスカッション、発表を積極的に取り入れ、初等家庭科教育に対して自分
自身の明確な教育目標をもって臨めるようにする。
学生に対する評価の方法
毎回授業後に書くコメント、議論への参加(コメントによる参加も)
、学習指導案作成と報告
再評価を実施しない
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
今日の生活課題と家庭科の意義
小学校家庭科の学習概要と指導要領
教材をつくる視点(家庭生活)
〃
(食品なかま分け)
〃
(食育)
〃
(学習マップの活用)
授業をつくる視点(楽しい授業)
〃
(基礎的な縫製技能の習得)
〃
(基礎の調理技能の習得)
〃
(言語活動の充実)
学習指導案の書き方(事例紹介)
学習指導案づくり
模擬授業
模擬授業の検討会
まとめ
使用教科書
テキスト:小学校学習指導要領・家庭科教科書
参考書・参考資料等:資料は適宜配布する
自己学習の内容等アドバイス
学習指導要領の内容、指導計画作成と内容の取扱いについて熟読しておく
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
比較教育Ⅰ(日米教育比較研究)
講義
M.H. モローネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3・4年次前期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
Understanding the variety of pedagogies implemented at kindergarten and elementary schools is the
main goal of this class. We will discuss the historical background of the notion of preschool and why it is
considered important for child development.
授業の概要
Students are introduced to the underlying educational ideology in American education. Students read the assignment
in English class as the class is intended as a content course in English. The final presentations and papers that can be
either in English or Japanese, English-selected students will receive a higher-class grade.
学生に対する評価の方法
クラスの読み、討論-30%
グループプレゼンテーション-30%
最後の紙 40%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
Introduction
Historical Overview -US
European Influences – “of being educated”
The British Invasion –“model of English domination”
Puritanism and the New World – the new royalty
Thomas Jefferson and John Adams – public education debate
Social shifts –from rural to metropolitan
Social shifts – immigrant boom
Social shifts – suburban movements
Group A power point and discussion #1
Group B power point and discussion #1
Group A power point and discussion #2
Group B power point and discussion #2
Final papers due – 1st deadline
Final papers last deadline
使用教科書
日本の英語の辞書が必要です
自己学習の内容等アドバイス
It is important to understand the educational ideologies that have influenced Japanese education.
Students are encouraged to read and present in English,the language of international communication.
This skill and knowledge should be considered important for experiences outside of Japan, facilitating
more opportunities for future educational encounters.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
比較教育Ⅱ(幼児理解の研究)
講義
M.H. モローネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3・4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
Introducing the student to the various pedagogies utilized world wide in kindergarten and elementary
schools is the main goal of this class. Students discuss the varying goals of education in diverse societies.
授業の概要
Students are introduced to the basics of education and educational ideologies of the world. Students read
the assignment in English as this class is intended as a content course in English. The
final presentations and papers that can be either English or Japanese, but students who choose to do work
in English will receive a higher grade.
学生に対する評価の方法
クラスの読み、討論-30%
グループプレゼンテーション-30%
最後の紙 40%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
Introduction
Historical Overview –Review of Semester 1
Progressive Movement – Dewey’s influence abroad
Montessori
Montessori – development steps based
Emilia Reggio
Emilia Reggio – Project-based
Waldorf Steiner
Waldorf Steiner – arts based
Group A power point and discussion #1
Group B power point and discussion #1
Group A power point and discussion #2
Group B power point and discussion #2
Final papers due – 1st deadline
Final papers last deadline
使用教科書
日本の英語の辞書が必要です
自己学習の内容等アドバイス
It is important for students to be knowledgeable of what educational ideologies have the Japanese
education. Students are urged to do class work in English as this is the language of international
communication. The hope is that this exposure will be helpful for experiences outside of Japan in future
educational/career opportunities.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育相談とカウンセリング
講義
加藤 純一
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択(教職必修)
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ:教師が行う教育相談活動の「心」と「構え」
授業の到達目標:自分の個性にふさわしい、自分自身の教育相談の方法を構築するための「基礎的知識」を
身につける。
授業の概要
不登校及びいじめ問題への対応が大きなきっかけとなり、文部科学省は学校教育相談の充実を目指してきた。
この授業において、学校現場できちんと応用できる「学校教育相談の基礎」及び「有効な教育相談・カウンセ
リングを行うための基本的な姿勢」について学習する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(15%)
、レポート(20%)
、試験の結果(65%)等を総合的に判断して評価を行う。
教員養成を目的として開講されている科目であるので、教員としてふさわしくない授業への参加態度は減
点となる。やむを得ない理由以外、試験の欠席は認めない。再評価は実施しない
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス
学校教育相談の歴史
学校と専門機関の相談の違い、母性原理と父性原理、学校と家庭の役割
コンサルテーション
ディレクティブとノンディレクティブ・聴くことの重要性
相談の目標と終結
人が人を変えるということ
不登校
いじめ
ノイローゼ等病的事例
特別支援教育
クライシスセオリー
思春期の理解
教育相談を行うときの注意事項
まとめと試験
使用教科書
『親面接のポイント』 加藤純一著 ほんの森出版
[ 参考図書 ] 『学校教育相談学 ハンドブック』ほんの森出版
自己学習の内容等アドバイス
毎時間の授業資料プリントを配布する。資料プリントに、関連事項の書かれている教科書のページ数が記され
ているときには、前もって教科書のその部分を読んでおくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
栄養学(食品学)
講義
奥村 久美子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
食事は生命を支える重要な要素である。人は食べ物から、生きていくために必要な栄養を摂っている。食べ
たものが体内でどのように変化し、どのように利用されているかを理解するとともに、健康の保持・増進のた
めの食品や食事の選択に関する基本的な知識を習得することを目標とする。
授業の概要
人にとっての栄養の意義について理解し、健康保持と成長発達のために必要な栄養素の働き、消化吸収のメ
カニズムなどを学習する。食をとりまく様々な環境を理解した上で、望ましい食習慣を身につけ、体によい食
べ物を自分で選ぶ力をはぐくむことを目的とする。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行うレポート及び小テストによる授業の理解度(20%)と期末試験
(60%)とし、総合的に評価する。授業欠席は減点の対象となる。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
栄養学(食品学)とは:講義概要、栄養と栄養素の違い
炭水化物
: 炭水化物の種類と機能
脂質
: 脂質の種類と機能
タンパク質 : タンパク質の種類と機能(レポート)
ビタミン
: ビタミンの種類と機能
無機質
: 無機質の種類と機能
消化と吸収 : 栄養素の消化と吸収
エネルギー代謝 (小テスト)
水と機能性成分 : 機能性成分の種類とトクホ制度
食物アレルギー : アレルギーのメカニズムと対策
食品の分類
食事摂取基準
ライフサイクルと栄養(小テスト)
試験とまとめ
健康な食生活
使用教科書
最新栄養学 新訂版 (実教出版)
自己学習の内容等アドバイス
授業内容を復習すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの栄養と食生活
演習
萩原 範子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもの食生活のあり方は、心身の発達に強い影響を及ぼす。正しい栄養の摂取に対する教育方法や指導方法
を考え、子どもの健全な発達を食生活の面から支えていく心がまえを身につける。
授業の概要
栄養や食品に関する基礎知識をまず学習し、それをもとに、食卓作法、食事内容など、こどもの日常の食生活
に応用できるわかりやすい教育方法や指導方法を考え、発表する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度、意欲(10%)
、理解度を確認するための小テスト(40%)
、発表内容(50%)などを総合
して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 子どもの栄養の意義
第 2 回 発達と栄養
第 3 回 栄養と食品に関する基本的知識
第 4 回 妊娠授乳期の栄養特性
第 5 回 乳児の栄養
第6回 幼児の栄養
第7回 学童・思春期の栄養
第8回 小児の食生活指導
第9回 集団給食と食生活の問題点
第 10 回 食生活指導の演習 1
第 11 回 食生活指導の演習 2
第 12 回 食生活指導の演習 3
第 13 回 離乳食、幼児食の実習
第 14 回 望ましい食生活の指導方法考案と発表
第 15 回 まとめ
使用教科書
「こどもの食と栄養
演習」岡崎光子編
同文書院
自己学習の内容等アドバイス
こどもの日常の食事摂取の状況に関心を持って観察したり、こどもの好きなもの、嫌いなものを知ろうとい
う意欲を持って欲しい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
看護学実習Ⅰ
実習
沢田 真喜子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
乳幼児の健康保持と安全を守るために必要な看護技術の習得をテーマに、
「健康観察」
・
「応急処置」
・
「保健・
安全管理」について、根拠を基に実践できる力を身につける。
既習の知識を統合し保育の場における子どもへの看護技術の活用について主体的に考え、必要な看護技術を
適正に実践できることを目指す。
授業の概要
乳幼児を対象とした看護技術の特性と実践の基本的要件について、項目ごとに講義し実習を行う。
実習は、グループ形式で行い、テーマにそってグループ発表を行う。
学生に対する評価の方法
授業態度および授業レポート(30%)
、実技試験(30%)
、筆記試験(40%)で総合的に評価する。
実習時の授業態度には、実習に望ましい身だしなみも評価対象とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
コースガイダンス・グループ分け
看護技術とは
感染予防の技術(感染予防の意義、手洗い法、滅菌物の取り扱い、消毒法)
環境を調整する技術(子どもの健康に望ましい環境づくり、安全を守る環境づくり、感染予防)
乳児のバイタルサイン測定(体温・脈拍(心拍数)
・呼吸の測定、意識状態の確認)
幼児のバイタルサイン測定(体温・脈拍(心拍数)
・呼吸・血圧の測定、意識状態の確認)
健康観察の方法(ヘルスアセスメント・バイタルサインとは)
清潔・衣生活の援助技術、排泄の援助技術
食事の援助技術(調乳、冷凍母乳の取り扱い等)
、与薬が必要な場合の薬剤管理と与薬技術
体温を調整する技術(体温調節のメカニズム、罨法)
発熱・低体温・凍傷・疼痛への対応と看護
創傷保護のための技術(応急手当セット、包帯法、三角巾)
外傷・熱傷・捻挫・骨折への対応と看護
熱中症・ショック・呼吸困難・意識障害への対応と看護
試験(筆記試験・実技試験)とまとめ
使用教科書
養護教諭のための看護学:藤井寿美子他,大修館書店
ナーシング・グラフィカ 29 小児看護学-小児看護技術:メディカ出版
自己学習の内容等アドバイス
授業で学んだことについては、適正に実践できるよう授業外の時間にも練習するよう努める。
次回の授業範囲を教科書等で予習し、既習の授業内容の復習も行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床心理学
講義
吉川 吉美
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
日常生活で起こる心理的諸問題に対し冷静・客観的に心理学的知見から捉えられるようになることを目標とす
る。
授業の概要
日常生活の中で問題となる様々なこころの諸問題や問題行動を取り上げ、そうした諸問題に対してどの様に心
理学的に取り組んだら良いか、についてこころの諸問題や問題行動のとらえ方の方法について理解を深め、更
に諸問題や問題行動に対する支援方法について理解と素養を養う。
学生に対する評価の方法
出席状況とレポート内容及び試験により評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
臨床心理学を学ぶにあたって
意識と無意識
フロイトの精神分析①
フロイトの精神分析②
ユングの分析的心理学①
ユングの分析的心理学②
エリックバーンの交流分析①
エリックバーンの交流分析②
エリックバーンの交流分析③
障害児とどの様に関わるか2(幼児期)
障害児とどの様に関わるか3(児童期)
全人格的発達とは
地域社会での取り組み
まとめ
試験
使用教科書
資料を適宜配布する
自己学習の内容等アドバイス
子どもから老人までの日常生活について日頃から関心を抱くと良い
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どものメンタルへルス
講義
伊藤 史
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「ストレス」
「ストレス・マネジメント」について授業を行う。
授業を通して、自己理解、他者理解を深め、自己のストレスの特徴に気づき、ストレス・マネジメントができ
るようになることがこの授業の到達目標である。
授業の概要
子どもは発達過程において、多くの問題を解決しながら大人に成長していく。学校における子どもの問題行動
として、いじめや不登校、暴力などがあるが、これらの要因の一つにストレスが挙げられる。そこで、本授業
では、メンタルへルスの視点から障害をもった子どもや障がいをもたない子どもの発達過程における問題行動
とストレスを中心に授業を進めていく。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
,授業内で行うレポート(20%)と、最終に実施する試験(60%)によって
評価する。本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション(授業の目的と講義内容の概要、評価などについて説明)
ストレスとは
ストレスの要因と特徴
発達障がいとは (自閉症 ADHD 学習障害)
発達障がいとは (二次障害について)
子どものストレス
学校ストレス (いじめ)
学校ストレス (不登校 引きこもり)
学校ストレス (リストカット 他)
学校ストレス (子どものうつ 他)
発達障がい・ストレスのまとめ
ストレス・マネジメントについて
ストレス・マネジメント 対処法①
ストレス・マネジメント 対処法②
試験(90分間)
使用教科書
指定の教科書はない。参考書は授業で紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
授業内容を復習しておくこと。次回の授業範囲にある専門用語を事前に調べておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
児童臨床心理学
講義
吉川 吉美
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
乳幼児期、児童期に生じる心理的諸問題に対して心理学的知見により、客観的に捉えられるようにする
授業の概要
乳幼児期、児童期、で問題となる様々な諸問題を取り上げ、その諸問題に対してどの様に心理学的に取り組ん
だら良いか、について問題のとらえ方と対処の方法について理解を深める事を目標とする。
正常発達の理解を基に、正常発達を阻む要因について理解を深め、様々な器質的障害を持った子ども達に対し
てどの様にアプローチするのかといった事について、また児童虐待など親子問題による環境的要因にも触れ、
健全な人間発達が保証されるための支援方法についての理解と素養を養う
学生に対する評価の方法
出席状況と授業態度、そして試験結果より総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
児童臨床心理学を学ぶにあたって
正常発達について1
正常発達について2
障害児について
障害児の理解について1(障害の種類①)
障害児の理解について2(障害の種類②)
障害児の理解について3(障害の発見①)
障害児の理解について4(障害の発見②)
障害児とどの様に関わるか1(乳児期)
障害児とどの様に関わるか2(幼児期)
障害児とどの様に関わるか3(児童期)
全人格的発達とは
地域社会での取り組み
まとめ
試験
使用教科書
配布資料を多用する。図書については適宜指示する
自己学習の内容等アドバイス
日常生活場面で、子どもに関心を寄せ観察しておくと良い
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
心理学に関する領域。心理学の研究課題は人間の行動を理解することであるが、私たちの行動は感情や経
験、パーソナリティなど単に個人の状態や特性によって規定されるものではなく、物理的または心理・社会
的環境によってもさまざまに変容するものである。ここでは知覚や注意、記憶、感情、動機づけなど、心理
学の領域から各自が興味あるテーマを選択し、文献資料の整理を通して、卒業研究のテーマを明確にする。
授業の概要
授業ではレポーター担当が自ら興味のある事象について話題を提供し、その報告についてグループ討論を
行う。
学生に対する評価の方法
授業の参加態度(発表,レジメの作成、討論への関与など)と授業目標の到達度(70%)
、期末レポート(30%)
により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回: オリエンテーション
第 2~4 回: 研究の方法、文献・資料の収集と整理、図書館の活用
第 5 回~14 回: 個人発表とグループ討論
毎回 2・3 名が各自の選択したテーマについて情報を収集し、発表する。その発表について、受
講者間で討論する。各回 2・3 名の発表者を指名する予定であり、期間中、ローテーションをく
り返す。
第 15 回: まとめ
使用教科書
指定の教科書はなし。テキスト・参考文献等は、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
ゼミナールは卒業研究に取り組む場である。各自が関心のあるテーマについて主体的に探究する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭の職務は幅広い領域をもっている。養護教諭の職務の現状を知り、養護教諭の専門性に関すること、
児童生徒に関すること、保健室に関すること、子供について幅広く捉え自らの課題を見つけ、追求する。具体
的には、健康診断・保健指導・救急処置に加えて、子どもの成長・発達、心の健康問題について考えていく。
また、教育、子ども、学校安全、救急処置などをテーマとし討論を行い、幅広い視野を持てるようにする。
授業の概要
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち、個別
研究の意義を理解するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することを
目的とする。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(研究姿勢、レポート、討論の関与など)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
研究の意義
第2~6回 研究の意義・研究の方法
研究のすすめ方 論文の書き方
資料に基づき、研究のすすめ方、論文の書き方を学ぶ。
第7回 文献・資料の収集
論文の読み方 論文の探し方
図書館や研究サイトを利用して検索の仕方を学ぶ。
第8~12 回 グループ・個人発表
論文を探す 論文の要約 論文を読む
それぞれが興味をもった論文を要約し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカッションをする。
第 13~14 回 研究デザインを考える
卒業論文テーマ・研究計画を立てる。
第 15 回 まとめ
卒業論文テーマ・研究デザイン発表
各自が設定した個別テーマについての研究計画を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディス
カッションをする。
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
必要に応じてプリント教材を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
「知りたい・分かった」を大切にし、自ら進んで論文・資料の検索を行い、読破すること。また、個人発表に
際しては、レジュメを作成し、ゼミ参加者全員に分かりやすく論じることが出来るように発表方法を工夫する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
今井 正司
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
当ゼミで卒業研究を行うための基本的な理論と研究手法の習得を目標とします。特に、子どもの発達やメン
タルヘルスに関する支援や実証研究を行う土台を固めます。当ゼミでは、以下のテーマで研究を行うことがで
きます(ゼミ生の要望によって拡充する可能性あり)
。
・子どもの認知神経機能の発達と社会性に関する研究(脳の発達と共感・道徳性・攻撃行動のメカニズム)
・発達障害に関する基礎研究(効果的な支援の開発とアセスメントの開発)
・子どものメンタルヘルスに関する研究(不安や抑うつの予防や治療に関する研究)
・青年期(中学生〜大学生)のメンタルヘルスに関する研究(精神疾患の予防と治療に関する研究)
・認知行動療法の基礎研究(メタ認知療法をテーマにした脳科学的研究)
授業の概要
当ゼミでは、実証的な研究を行うために必要な様々なスキルを身につけます。文献の収集の仕方、文献の読
み方・まとめ方、プレゼン・ディスカッションの基礎力を獲得することがゼミナール I のテーマとなります。
認知行動療法に関する大量な文献をまとめたり、早稲田大学大学院との共同研究にも積極的に参加してもら
うことになりますので、熱意のある学生を望みます(1期生となります)
。
脳血流を測定する器具(NIRS)や視線を測定する器具(アイトラッキング)を使えるように指導し、グルー
プ学習としてプチ実験計画を立ててもらいます。
カウンセリングなどの模擬練習を行いながら、実践と研究の意味について考えていきたいと思います。
*今年度からの赴任となりますので、当ゼミに入ることを考えている学生については、事前に研究室に訪問し
面談を受けてください。
学生に対する評価の方法
レポートと授業への参加度によって総合的に評価します。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:ガイダンス(当ゼミの運営方法について)
第 2 回:当ゼミに関する研究の紹介(どのような研究ができるかを知る)
第 3 回 〜 第 10 回:研究の紹介(各自の興味にあった研究について調べて発表する)
第 11 回 〜 第 14 回:グループ学習(プレ卒論の計画)
第 15 回:プレ卒論の発表会
*日本行動療法学会や日本認知療法学会への参加(任意)を通じで、最先端の研究にふれることを計画中
*早稲田大学大学院人間科学研究科(熊野研究室)との研究ミーティングに参加してもらうことを計画中
使用教科書
特に特定の教科書は使用しませんが、その都度、参考文献を提示します(参考文献には、海外のジャーナ
ルも含まれますが、慣れるまでは読み方についてアドバイスします)
。
自己学習の内容等アドバイス
このゼミでは熱意を持って学習することが求められます。また、勉強だけではなく、さまざまなゼミのイベ
ントを通して、ゼミ仲間との連帯を深めてもらえればと思います。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち、研究
の意義を理解するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することを目的
とする。
授業の概要
養護教諭に関することや児童生徒の心身の健康課題などについてテーマ設定し、資料収集、文献、調査を通
して研究していく。テーマの設定に当たっては、児童生徒の現代的な健康課題(メンタルヘルスに関する課題、
生活習慣、アレルギー、性に関する問題、災害や事件事故に伴う心のケア、感染症、喫煙・飲酒・薬物乱用等)
への対応及び健康相談、保健指導、保健室経営、組織活動等に関することなどについて、研究を深めていく。
学生に対する評価の方法
授業態度 50%
課題レポート 50%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
研究意義・方法
〃
文献・資料収集
与えられたテーマについて、グループで調べて発表し、討議する。
〃
〃
〃
個人発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジメにして発表し、それに基づきゼミナー
ルメンバーで討議する。
〃
〃
〃
〃
〃
まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献は、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
予習・復習を行い、積極的に授業に臨むこと。授業計画は、授業の進行状況により前後することがある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
釜賀 雅史
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち、個別
研究の意義を理解するとともに、その方法を習得することを主たる目的とする。
(研究のテーマ)
当ゼミの大テーマは「子どもと社会」。子どもの置かれた社会環境を注視しつつ、子どもと家族、子どもと
地域社会、子どもと非行、子どもとメディア、といった切り口から子どものありようとその問題を考えてみる。
その中でまた、ネットいじめ・少年犯罪・虐待など、社会問題化している話題も取り上げ、その対応だけでは
なく、その構造・背景を(社会学的視点から)みていく。
授業の概要
上記の目標とテーマの下に授業は展開されるが、その形式・内容は次の通り。
①研究を進めるに当たっての指導 (研究の意義、研究の方法、文献・資料の収集など)
②討論
・共通テーマの検討
ゼミ生で話し合い特定のテーマを決める。→ テーマに関する文献・資料を選定する。→ レポーター(担
当者)の報告に従い、皆で検討していく。
例:いじめ、逸脱行動、性問題、広く子育てに関する問題など
・タイムリーな話題の検討
例:新聞などマスコミで取り上げられたホットな話題
③その他(進路などを含めた相談=担任的役割
学生に対する評価の方法
授業への参加態度、プレゼンテーションなどを中心に総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス (当ゼミナールの向こう 1 年半の運営のあり方などについて)
第 2 回~10 回
上記の②(討論)を中心に展開。その中で併せて①(研究を進めるに当たっての指導)を行う。
第 11 回~14 回
上記①の展開。特にそれぞれの研究テーマの確認とその明確化を図る。
各自が設定した個別テーマについて調べていることをレジメにして発表。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキストは使用しない。参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
共通テーマについては事前に自分なりに検討し、授業に臨んでほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
末松 弘行
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち、個別
研究の意義を理解するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することを
目的とする。
(研究テーマ)
「精神保健」や「カウンセリング」の授業でとりあげたテーマ、たとえば、子どもの発達の各時期(乳児期、
幼児期、児童期、思春期)における精神保健、さまざまの障害、特に「学校の心療内科、保健室」といわれる
ように、心身症とその対応法、具体的にはストレス、不登校、過敏性腸症候群、拒食・過食症、いじめ、うつ、
自閉症など。
授業の概要
研究の意義・方法、あるいは文献・資料の収集法などを学ぶ。
「心療内科入門」から興味のあるテーマを選択
して心身医学についても勉強する。その上で研究テーマを選ぶ。個人は発表なども行う。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表など)
、レポートなどにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回 研究の意義
第3回 研究の方法
第4回 文献・資料の収集
第5回~8回 「心療内科入門」から興味のあるテーマを選択して心身医学について勉強する。また、各自が
箱庭を制作する。
第9回~14 回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。準教科書として「心療内科入門」を貸与して使用
する。
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容を予告するので、予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち、個別
研究の意義を理解するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することを
目的とする。
授業の概要
健康教育に関する研究。研究対象は小学生から高校生まで、内容は危険行動の防止について取り扱う。危険
行動とは、故意または不慮の事故に関する行動(自殺、いじめの問題等が含まれる)
、性の逸脱行動、喫煙、飲
酒および薬物乱用、運動不足、不健康な食生活等が当てはまるが、相談に応じる。危険行動は、どのような要
因が関連して起きるのか、学校で行う健康教育の内容、方法はどのように展開すればよいのかを追究する。
学生に対する評価の方法
授業への参加意欲・態度(発表など)(40%)、レポートなど(60%)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回 研究の意義
第3回 研究の方法
第4回 文献・資料の収集
第5-8回 グループ発表
与えられたテーマについてグループで調べて発表する。それに基づきゼミナールメンバーでディスカッショ
ンをする。
第9-14 回 個別発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジュメにして発表し、それに基づきゼミナールメン
バーでディスカッションをする。
第 15 回 まとめ
使用教科書
第 21 回 JKYB 健康教育ワークショップ報告書(JKYBライフスキル教育研究会:代表 川畑徹朗編)
自己学習の内容等アドバイス
各自が設定したテーマについて、調査・研究できるようにサポートするが、あくまでも学生の主体的な姿勢・
態度が前提であるので、そのつもりで臨むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは卒業研究の意義を理解し、文献・資料収集やフィールド調査の方法を習得するとともに、
卒業研究のテーマを設定することを目的とする。本ゼミの主なテーマは、医学、医療、病気予防、健診と事後
措置、健康、体の仕組み、思春期などに関するものである。例えば下記のようなテーマである。
① 慢性疾患の管理:アレルギー疾患、腎疾患、心疾患、糖尿病など
② 急性疾患への対応:感染症の予防や発生時の対応(危機管理)
、保健室や病児保育における応急処置など
③ 小児救急医療のあり方:医療機関への賢い掛り方、家庭でできる対処法、救急電話相談など
④ 病弱児療育;院内学級、特別学級、一般学級における対応など
⑤ 学校健診(腎臓検診を中心に)と事後措置
⑥ 生活習慣病の理解と、小児期からの予防対策
⑦ 思春期の健康問題や性感染症など
⑧ 適切な医学知識(情報)を得るために:似非医学に騙されないための情報収集と科学的なものの考え方
授業の概要
各自、興味のあるテーマを調べてきて発表する。発表に対しゼミ生全員で討論することにより問題点・疑問
点などを浮き彫りにし、更なる学習を行った成果を発表する。このプロセスを繰り返すことによりテーマの理
解を深めていき、その中で最終的な研究テーマを決定する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表、討論など)
、レポートなどにより総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
オリエンテーション
研究の意義
研究の方法
文献・資料の収集
第5回~8回 グループ発表
与えられたテーマについてグループで調べて発表する。それに基づきゼミナールメンバーでディスカッショ
ンをする。
第9回~14 回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
ゼミナールⅠは卒業研究へのイントロダクションなので、必ずしも最初から研究テーマを一つに絞ることは
なく、前半は興味に任せてあれこれ調べてみるのもよいでしょう。その中で特に興味のあるもの、疑問に思う
ものを絞り込んでいき、ゼミナールⅠが終わる頃までに卒業研究のテーマを決定すればよいでしょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
戸田 須惠子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「卒論テーマを見つけよう」を中心に、各自が自分の興味のある研究論文や本を探してできるだけ沢山読ん
で、卒業論文で何を研究したいのかを決めることと、さらに、先行研究を読んで論文の読み方、研究方法や研
究の仕方を学習することが到達目標である。
授業の概要
最初の授業は、研究するということについて、先行研究をみんなで読んで、研究の仕方についての基礎知識
を学習する。次に、各自が興味のある研究論文や本をまとめて発表する。発表後、他の学生は、次回の発表が
よりよい発表になるようコメントや感想を書いて発表者に渡す。発表者は、発表の仕方、内容のまとめ方、話
しの進め方などを学習する。
学生に対する評価の方法
発表態度と内容のまとめ方(40%)と演習中の活躍度(20%)とレポート(40%)を総合して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション(演習の進め方、評価の方法について説明)
、自己紹介と各自がどのような
領域に関心を持っているかを発表する。
第2回
先行研究を全員に割り当てて読んでいく。論文に関する知識を学習する。
第3回
先行研究を順番に読んでいく。研究方法、内容について学習し討論する。
第4回
学生の研究テーマに沿った先行研究を読み、研究方法、内容について学習し討論する。
第 5 回~第6回
学生の研究テーマに沿った先行研究を読み、研究方法、内容について学習し討論する。
ここまでの先行研究論文はこちらが選択して提供する。
第7回~第 9 回
各自が興味のある論文、又は本を読んで発表し全体で討論 1
発表者はレポート提出
第 10 回~第 11 回 各自が自分の研究テーマとしたい領域の論文を読んで発表し全体で討論 2
発表者はレポート提出
第 12 回
各自が自分の研究テーマとしたい領域の論文を読んで発表し全体で討論 3
発表者はレポート提出
第 13 回~第 14 回 各自が自分の研究テーマとしたい領域の論文を読んで発表し全体で討論 4
発表者はレポート提出
第 15 回
まとめ 演習を振り返って何を学習したか全体で討論、卒業論文について討論し、
卒論の研究計画を提出
使用教科書
なし
自己学習の内容等アドバイス
論文を読む力を身につけること。
聴き手にわかるような発表原稿を作成してまとめる力を養うよう努力すること。
きちんと発表できるよう練習すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
西村 美佳
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
4 年次の卒業研究に向けて、その導入となる研究の基本的方法を会得することを目標とする。
授業の概要
まず、子どもの心身の健康や遊び、保育や子育て等に関する様々な資料を教員が提示し、それを手がかりと
しながら、学生同士の自由な意見交換を通じて、学生個々の問題意識や問題追求能力を高めていく。そして、
卒業研究を行う上で必要となる資料の収集・調査方法とその分析・考察の基本的方法の理解し、その習得を目
標として、与えられたテーマに関するレポート作成・発表を行う。
学生に対する評価の方法
受講態度(30%)、提出物・発表など(70%)で総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション:目的の説明と概要等について説明
第 2 回 子どもの心身の健康に関して
第 3 回 子どもの健康に関して
第 4 回 子どもの遊びに関して
第 5 回 最近の子育て・育児に関して
第6回 資料の収集、調査について
第7回 発表課題について
第8回 個々のテーマに関する発表(1)
第9回 個々のテーマに関する発表(2)
第 10 回 個々のテーマに関する発表(3)
第 11 回 個々のテーマに関する発表(4)
第 12 回 個々のテーマに関する発表(5)
第 13 回 個々のテーマに関する発表(6)
第 14 回 個々のテーマに関する発表(7)
第 15 回 まとめ
使用教科書
特に使用しない。必要に応じて資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
常日頃から、自分が興味が持てるテーマについて考えることを求める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
坂 鏡子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち、個別
研究の意義を理解するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することを
目的とする。
授業の概要
子育てに関する相談、子どもの虐待防止活動、地域の子育て支援活動、市民と協働して創造するネットワーク
づくりなど、子ども・家庭支援に関する視野を広げ、地域の子育て支援活動の充実について追究する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(ディスカッション・発表など)
、レポートなどにより総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
第2回
研究の意義
第3回
研究の方法
第 4 回~8 回
フィールドワーク・文献・資料の収集とグループ発表
フィールドワーク・文献・資料の収集からの学びを、グループで調べて発表する。
それに基づきゼミナールメンバーでディスカッションをする。
第9~13 回
個人発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジメにして発表し、それに基づき
ゼミナールメンバーでディスカッションをする。
第 14~15 回
まとめ
卒業研究に向けて研究の動機・目的・方法について検討する。
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
積極的にフィールドワークを行い、自己研賛すること
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
平井 タカネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では 4 年次のゼミナールⅡ及び卒業研究で行う個別またはグループ研究に先立ち、個別研究の意義を
理解する。乳幼児とそれを取り巻くさまざまの事象を対象に学術的姿勢と方法によって研究するということの
意味を認識する。さらに各自の興味あるテーマを見出し、それに関係する資料や文献を収集し、考えたことな
どをまとめて報告する。
授業の概要
本ゼミでは主として ①乳幼児期の遊び ②乳幼児のコミュニケーション特性、③乳幼児の表現 の領域か
ら興味ある事項についてさらに追及したい内容について資料や文献を収集し、読み込み、考えたことなどを発
表しまとめる。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行うミニレポートや報告(50%)
、資料・文献などの収集により研究テー
マの発見(30%)
再評価はしない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
本ゼミの概要説明(目標と内容、スケジュール、参考文献の収集法、評価など)
、乳幼児研究の意味、
学術的研究論文へのまとめ方の基本形式(序論、目的、方法、結果、論議、まとめ)
、モデル抄録と
論文を紹介
第2回
新聞や雑誌、その他興味を持った著述について、自分の意見・さらに深めたいポイントなどについ
て報告する。
第3回~5回 保育学会の論文集から紹介する抄録の内、各自関心あるものを選んで次抄読し、報告する。
第6回~8回 他の学会も含めて、子どもを対象とした学会論文集の抄録の抄読と報告(2~3人)による発表
と意見交換
第9回~10 回 各自で新しい論文抄録を探しその抄読報告(2~3人)と意見交換
第 11 回 4 年生との合同ゼミで、4 年生の研究について感想や意見を述べる。
第 12~13 回 各自の興味や関心のある研究論文あるいは著書を通読し報告発表、感想と意見交換
第 14 回 卒業研究に向けて、研究テーマを絞り(複数可)
、目的・方法の構想を発表する
第 15 回 ゼミ活動のまとめとゼミナールⅡへの道筋、4 年生の卒業研究報告会の準備や運営の協力
使用教科書
* 保育学会誌「保育学研究」
、保育学会抄録集
* 隣接領域の学会誌、雑誌「発達」ミネルヴァ書房 他
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容の確認と自己の担当については配布資料や視聴機器など発表の準備をする。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
藤井 正子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
4年次のゼミナールⅡ、卒業創作(或いは研究)において行う個別またはグループ創作(或いは研究)に先
立ち、その意義を理解すするとともに、テーマの設定から文献資料収集、創作の基礎能力を習得すること。ま
た、論文や作品に対して、自分の意見や感想を秩序立てて発表することができる能力と、自分の心にじっくり
と向き合い、自己表現することのできる感性を培うことを目標とする。
(研究テーマ)
子どもの音や音楽との関わりを踏まえて、音に纏わる遊びや表現活動の創作。例えば、子どもの歌、手遊び
指遊び歌、絵描き歌、絵本や紙芝居のBGM 等
授業の概要
教員の提示する、乳幼児の音や音楽との関わりに関する文献や資料、歌や遊びに接し、ゼミナールメンバー
でディスカッションする。それを基にしてグループ、或いは個人で創作に取り組み発表する。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度、作品、レポートなどにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション/創作の意義(
「表現する」ということについて)
第 2 回~第 3 回
わらべうたについて/日本の旋法・わらべうたの不思議な世界・わらべうた遊びの創作
第 4 回~第 5 回
子守唄について/日本の子守唄・外国の子守唄・子守唄の創作
第 6 回~第 7 回
絵描き歌について/色々な絵描き歌遊び・音と描写・絵描き歌の創作
第 8 回~第 9 回
旋律のイメージと動きについて/音の配列と動き・既成メロディーに対する動きの創作
第 10 回~第 14 回
物語の歌/昔話の歌・物語を題材にしての創作・詞を題材にしての創作
第 15 回 発表とまとめ
*第 1 回から 14 回まで、創作に必要な記譜法、演奏法、コード伴奏づけ等も合わせて学習する。
*他に、ゼミナールメンバーにとって関心の深いテーマがある場合には、内容の一部を変更する場合もある。
使用教科書
資料、楽譜などは授業で配布する。参考文献についてはその都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
メンバーでのディスカッションは、自分の意見や感想を秩序立てて発表する練習の場でもあることを意識し、
積極的に発言しましょう。その際、一般論のみを語るのではなく、自分の本心を話すようにしましょう。どの
ような意見でも心の奥底から出たものには価値があります。日頃から自分の周りの様々な問題について深く考
え、自分の意見を持つように心がけてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
堀内 久美子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4 年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個人研究またはグループ研究に先立ち、研
究の意義を理解するとともに、
「テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査」といった過程と方法の習
得を到達目標とする。テーマは①子どもの発育発達(特に身体面)
,②保育の中の保健活動,③養護教諭の活動,
④子どもの虐待防止のいずれかに関する細かい(絞った)テーマ、または受講者オリジナルのテーマである。
授業の概要
個人またはグループで設定したテーマをとりあげて,関連分野も広く見渡しながら,文献探索・実例収集など
を行う。得られた情報(資料)を自分の中に取り込んで,自分で考えて,自分の言葉で表現する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(40%)
、レポート試験(60%)などで総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 研究の意義
第 3 回 研究の方法
第 4 回~5 回 研究の実例(卒業研究抄録集、各種学会発表抄録集、教員が行った研究など)
第 6 回~8 回 グループ研究発表
与えられたテーマまたはグループで選んだテーマについて調べ、発表する。それに基づきゼミナールメ
ンバーでディスカッションする。
第 9 回~14 回 個人発表
個人で選んだテーマについて調べ、レジメを作成して発表する。それに基づきゼミナールメンバーでデ
ィスカッションする。
第 15 回 まとめ、ゼミナールⅡへのステップ(研究計画を考える)
使用教科書
なし。必要に応じて資料を配布する。
参考資料:過去の卒業研究抄録集
自己学習の内容等アドバイス
毎回の配布資料や発表資料について、個人(あるいはグループ)でのテーマ選定との関連を考えること。常に
テーマ選定を考えて、関連分野の情報・資料にも関心をもつこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う個別研究に先立ち、個別研究の意義を理解
するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することを目的とする。本ゼ
ミナールでは、社会福祉に関する領域をテーマとして扱う。具体的には、
「社会福祉論」や「子どもの福祉」で
取り上げた内容や社会福祉に関連するテーマを幅広く取り上げる。
授業の概要
上記の目標を達成するために、個別およびグループでの研究を行う。研究テーマとしては、社会福祉法制度・
サービス、児童養護施設や児童相談所などの児童福祉施設・機関、子どもの権利保障、障害児・者福祉、子育
て支援、児童にかかわる専門職およびその支援のあり方、児童虐待や不登校・非行といった子どもをとりまく
問題などがあげられる。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度(40%)、発表への取り組みおよびその成果(50%)、期末レポート(10%)などで総合的
に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
第2回
研究の意義
第3回
研究の方法
第4回
文献・資料の収集
第5回~8回 グループ発表
与えられたテーマについてグループで調べて発表する。それに基づきゼミナールメンバーでディスカッション
をする。
第9回~14 回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジュメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第 15 回
まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
関連する図書などを読み、主体的に研究テーマについて理解を深めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
村岡 眞澄
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでは,4 年次のゼミナールⅡ,卒業研究において行う個別またはグループ研究に先立ち,個別
研究の意義を理解するとともに,テーマの設定から文献・資料収集,フィールド調査の方法を習得する。
(研究のテーマⅠ):遊びの楽しさとは何か、本当の遊びとは何かの探求。遊びの源としての心の躍動を生む
体育て、つまり生き生きとした体を育てる生活づくり。
(テーマⅡ)
:心が躍動する経験ということで散歩や遠
足などの園外保育や運動会などの行事の見直し。
(テーマⅢ)主体性を育てるための保育者の実践的指導力の育
成と向上
授業の概要
概ね上記のテーマに即しながら①取り組みたい課題を設定する,②課題に関して行われてきた先行研究を調
べる,③課題にアプローチするための研究方法を考える,④実際に研究を進めるための予備的な観察や調査,
文献研究を行って結果をまとめる。⑤まとめたものを発表し受講者同士で討議・検討するなどの一連の研究活
動に取り組む。
学生に対する評価の方法
授業への取り組みの態度(30%)
,ミニレポート(40%)
,最終の研究のまとめ(30%)などを総合
して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション(授業の目的,概要,授業計画などについて説明)
第 2 回 研究することの意義および内容の理解
第 3 回 研究の初歩として保育学会発表論文集などを参考に興味のある研究についてレポートする。
(1)
第 4 回 研究の初歩として保育学会発表論文集などを参考に興味のある研究についてレポートする。
(2)
第 5 回 取り組みたい研究テーマを選びテーマに関する文献を収集する。
(1)
第6回 取り組みたい研究テーマを選びテーマに関する文献を収集する。
(2)
第7回 収集した文献の内容をレポートし発表する。受講生同士で発表内容について討議する。
(1)
第8回 収集した文献の内容をレポートし発表する。受講生同士で発表内容について討議する。
(2)
第9回 討議での意見を踏まえ,関連の他文献を収集し内容をまとめる。
(1)
第 10 回 討議での意見を踏まえ,関連の他文献を収集し内容をまとめる。
(2)
第 11 回 ここまでの取り組みの結果について発表する。
(1)
第 12 回 ここまでの取り組みの結果について発表する。
(2)
第 13 回 この分野での研究の方法について学ぶ。
(1)
(調査,保育観察,文献研究など)
第 14 回 この分野での研究の方法について学ぶ。
(2)
(調査,保育観察,文献研究など)
第 15 回 以上の総まとめとして研究テーマを設定し発表する。
使用教科書
教科書は使用しない。次回の授業に必要な参考図書,文献については授業の中で指示する。
自己学習の内容等アドバイス
授業の中で示された文献等に目を通してわからないことがあれば授業者に尋ねる,またできればボランティア
などで子どもと触れ合ったり観察する機会を持つとよい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
[到達目標]
1)具体的なテーマ(または作品名など)を決める。
2)自己の研究テーマと関連する領域の文献より理論的背景をまとめ、文献・資料収集、調査、測定、創作の
ための方法を準備し実施できる。
<研究テーマ>
保育者として子どもの運動を指導する立場から、「子どもと運動」、「運動あそび」、「表現運動・ダンス」
に関することを研究分野とする。例えば、①運動あそびと子どもの運動量、②子どもの運動と健康、③ダンス
の作品創作など。これらの分野で、各自が設定したテーマを研究し、研究報告や作品としてまとめ、成果を発
表する。研究の方法は、文献・資料収集、調査、測定、創作など。
授業の概要
「ゼミナールⅠ」では、4年次の「ゼミナールⅡ」及び「卒業研究」において行う個(またはグループ)別
研究に先立ち、個(またはグループ)別研究の意義を理解するとともに、研究に必要な文献・資料収集、調査、
測定、創作の方法を学ぶ。
学生に対する評価の方法
課題への取り組みの成果及び提出物、授業態度を総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
「ゼミナールⅠ」の目的と内容
個(またはグループ)別研究の意義及び進め方
論文講読による論文の書き方の学習
研究領域から、興味、関心のある研究テーマを設定
研究テーマに即した文献・資料の収集
研究テーマに即した文献・資料の講読
先行研究の整理と要旨のまとめ
発表と討議
研究テーマの決定及び研究の「意義」の文章作成
研究の「目的」と「方法」の文章作成
文献・資料収集、調査、測定、創作の方法の検討
研究方法の計画
研究方法のための準備
研究の調査・測定・創作などの実施
総括及び「ゼミナールⅡ」へつなげるための課題
使用教科書
授業の中でプリントを配付する。テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業研究に関する課題の予習と復習を行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
M.H. モローネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
Folktales and Multiculturalism: We will examine folk tales from various cultures and discuss the notion
of multiculturalism
授業の概要
Students are expected to do assignments and reports for class. International activities are also expected.
学生に対する評価の方法
We will read folktales and discuss them in English. Students who wish to expand their knowledge of
English and cultures outside of Japan are urged to take this class
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 introduction
第 2 回 first discussions
第 3 回 readings
第 4 回 discussion of reading
第 5 回 readings
第6回 volunteer work preparation/reading
第7回 volunteer work preparation/reading
第8回 reading and discussion
第9回 assignment discussion
第 10 回 assignment discussion
第 11 回 assignment meeting
第 12 回 group discussion
第 13 回 individual discussion
第 14 回 individual discussion
第 15 回 assignment due
使用教科書
Copied materials, students’ own resources, Internet readings
自己学習の内容等アドバイス
Students preparing for preschools in Japan now should have a multicultural perspective on the stories and
narratives of peoples in diverse areas of the world. English is crucial for examining many of these.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
吉田 龍宏
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ:保育実践を見る・語る・気づく
このゼミでは、保育や保険などの人に対する援助について 4 年間の学びを各自がまとめるきっかけとして、
保育実践の記録やビデオを見たり聞いたりすること、感じたことや関心を持ったことを参加者で話すこと、こ
の2つを通して自分の中にある興味に気づくことを目標とします。
授業の概要
①担当者の用意した保育実践事例を見ながら、子どもの遊びや姿、保育者のかかわりや環境などについて、各
自で思いついたことを話しみんなで意見交換する
②実習などで各自が興味を持った事例について話題提供し、参加者で話し合う
③各自関心を持ったテーマを定め、それについて文献や事例を調べた結果や調べ方について参加者に報告する
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(積極的な意見交換、他の参加者の発表への興味関心)
および授業内で行う話題提供や報告などで、総合的に評価をする
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
保育実践事例から考える(遊び)
保育実践事例から考える(集団臨床)
保育実践事例から考える(環境)
保育実践事例から考える(援助)
実習等の事例を通した話題提供①(担当の学生が事例とコメントを話し参加者で話し合う)
実習等の事例を通した話題提供②(担当の学生が事例とコメントを話し参加者で話し合う)
実習等の事例を通した話題提供③(担当の学生が事例とコメントを話し参加者で話し合う)
実習等の事例を通した話題提供④(担当の学生が事例とコメントを話し参加者で話し合う)
自分の興味ある内容についての事例や文献を調べ、まとめる
テーマ・調査内容と方法の発表①(担当の学生の報告を聞いて、みんなで話し合う)
テーマ・調査内容と方法の発表②(担当の学生の報告を聞いて、みんなで話し合う)
テーマ・調査内容と方法の発表③(担当の学生の報告を聞いて、みんなで話し合う)
テーマ・調査内容と方法の発表④(担当の学生の報告を聞いて、みんなで話し合う)
授業のまとめと今後の学習の課題
使用教科書
第2回~第4回は担当者がその都度事例を用意する。
その他、各学生の事例や意見に応じて必要な参考図書を指示する。
自己学習の内容等アドバイス
自分が興味を持ったこと、気になった実践の姿などを様々な視点から深く掘り下げていくこと、周りの仲間
との話し合いの中で、他者から出される意見を聞いて自分の気づきや学びにつなげていくことが、これから社
会に出て実践するうえでも大事な学び方です。この授業でも同じような学びを大切にしましょう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅠ(研究導入)
演習
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、4年次のゼミナールⅡ、卒業研究において行う研究に先立ち、研究の意義を理解
するとともに、テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調査の方法を習得することである。
授業の概要
子どもたちが生活している様々なフィールドでの参加や観察、インタビュー、つまりフィールドワークによ
り、大人の関わりやそれに伴う子どもの姿、子どもが生活するフィールドの機能について追究する。
このフィールドとは、例えば「心の健康教育を実践する小学校」「子どもの声を聴くことを大切にしている児
童養護施設」「食育を通して子どもの五感を刺激することを日課としている幼稚園」などである。受講者それぞれ
の関心や疑問についてゼミで語り合い、自身が追究していく内容をしぼりこんでいく。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、提出物(60%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回 研究の意義
第3回 研究の方法
第4回 文献・資料の収集
第5回~8回 グループ発表
与えられたテーマについてグループで調べて発表する。それに基づきゼミナールメンバーでディスカッショ
ンをする。
第9回~14 回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて調べてきたことをレジメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第 15 回 まとめ
使用教科書
その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
自身で考え、動き、大学の外の様々な世界を観て、感じることを大切にしましょう。自分が肌で感じたこと
をゼミの仲間と語り合うことで、また新しい発見がありますよ。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ボランティア論
講義
本間 明子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義を受講することによって、ボランティア活動に入っていく素地を培うことも狙いとしている。又、子ど
も達の福祉教育やボランティア教育の基本的視点を学び、学校と地域とが協働して取り組めるようなプログラ
ムを作成する知識を養う。
授業の概要
ボランティアという言葉が広く使われるようになってきた。ボランティアに取り組む人たちの数も増加し、
活動の領域も広がってきた。ボランティアが地域社会に果たす役割、また地域社会からの期待は大きい。
ボランティアの歴史と基本的理念を理解し、様々な分野のボランティア活動の内容や方法に関する知識を習
得するとともに、ボランティアを実践するにあたり留意することの全般を学ぶことを目的とする。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行う小レポートによる各授業項目の理解度(40%)
、試験(40%)など
で総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ボランティア論を学ぶにあたって(授業の目的と講義の内容の概要、授業日程の説明)
ボランティアの歴史
ボランティアの理念と役割、ボランティア活動の基本的性格と定義
ボランティア活動の範囲
ボランティア活動の推進
ボランティアコーディネーターの定義と役割
ボランティア活動の実践
ボランティア学習、福祉教育のプログラムづくり(1)
ボランティア学習、福祉教育のプログラムづくり(2)
地域分野のボランティア活動・高齢者分野のボランティア活動
障害者分野のボランティア活動
児童・教育分野・国際貢献分野のボランティア活動
環境分野・災害分野のボランティア活動
試験とまとめ
学習のまとめ
使用教科書
『ボランティアのすすめ-基礎から実践まで-』岡本栄一監修 ミネルヴァ書房
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習しておくこと。
普段から、新聞やニュース等から、日本や世界の社会情勢を知り、ボランティアが必要とされる背景を考え
るように心がけること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
薬理学
講義
鄭 大基
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
薬についての基本的な知識を学び、病気と薬物治療の全体像の把握につとめる。現代の医療にふさわしい薬は
どのようにして効くのか、薬を有効にかつ安全に使うための力を養い、薬と出会った時に冷静に正しく対処で
きる方法を学ぶ。
授業の概要
総論では治療効果のみならず 有害作用についても概括する。各論では人の生理的、病的状態を説明理解の上
で、薬物の具体的作用機序について述べる。また最新の医薬品情報を提供しながら、代表的な薬剤の副作用や
注意点をまとめる。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(40%)
、最終に実施する試験(50%)
、テーマレポート(10%)で総評価する。特に授業欠席は
減点の対象とし、試験の欠席は認めない。また本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 薬理学総論
薬物治療のめざすもの 薬はどのように作用するのか 薬はどのように体内をめぐっていくのか
2回 薬理学総論
薬効に影響する因子 薬物中毒(薬害)はなぜおこるのか 薬の管理と新薬の誕生
3回 抗感染症薬
感染症治療の基礎と抗菌薬各論
4回 抗がん薬
がん治療の基礎と抗がん薬各論
5回 免疫治療薬
免疫反応のしくみ 抑制薬と増強薬
6回 抗アレルギー薬・抗炎症薬
抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬 炎症と抗炎症薬 関節リウマチと痛風治療薬
7回 末梢での神経活動に作用する薬物
神経による情報伝達 自律神経と薬の作用 筋弛緩薬と局所麻酔薬
8回 中枢神経系に作用する薬物
中枢神経系のはたらきと薬物 全身麻酔薬 睡眠薬と抗不安薬他
9回 心臓・血管系に作用する薬物
抗高血圧薬 狭心症治療薬 利尿薬 血液に作用する薬物他
10回 呼吸器・消化器・生殖系に作用する薬物
11回 物質代謝に作用する薬物
ホルモンおよびホルモン拮抗薬 治療薬としてのビタミン
12回 皮膚科用薬・眼科用薬
13回 東洋医学と漢方薬
14回 漢方薬
15回 テスト
使用教科書
薬理学 系統看護学講座 専門基礎5 大鹿英世他共著(医学書院)
自己学習の内容等アドバイス
配布プリントにはかならず目を通しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校環境衛生
演習
渡邊 貢次
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
科学的進歩、技術的革新は人間や社会をとりまくさまざまな環境の変化を作りだしてきた。近年、特にこれら
が児童生徒の健康維持について良い点、悪い点としてクローズアップされている。そこで本時では、人間・社
会・環境を基本に位置づけて「学校環境衛生」を講述し、養護教諭にとって「学校環境と健康」とはどうある
べきかについて主体的に考える姿勢を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
授業は、学校環境衛生の考え方の変遷、学校環境衛生の項目と施策の現状、児童生徒の健康に影響している
今日的課題等について紹介しながら、健康に結びつく快適な学校環境・学習環境とは何か、目標達成・課題解
決のためにどのような方法があるか。養護教諭としてのかかわり方についても考えながら進める。
教科書を中心として進めるが、プリント配布やプロジェクターを活用する。
学生に対する評価の方法
各授業内で行うレポートや小試験(30%)により授業の理解力をみるとともに、最終試験(50%)により全体を
通しての授業内容の理解力・到達度、考察力などをみる。また、平常の授業態度、受講態度(20%)も評価の対
象とし、以上を総合的に判断して評価する。[評価算出のおおよその割合を(%)に示す。]
本授業は,再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 「学校環境衛生」導入
授業目的・講義内容の概要、教科書・参考書の紹介、授業日程および評価方法を説明する
第 2 回 病因観と環境衛生の変遷(1)
第 3 回 病因観と環境衛生の変遷(2)
人々がどのように生活環境を整えてきたかを,特に世界の例をとりあげ病因観の変遷を考える
第 4 回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準および関連事項①
第 5 回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準および関連事項②
第6回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準および関連事項③
第7回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準および関連事項④
第9回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準および関連事項⑥
第 10 回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準および関連事項⑦
第 11 回 学校環境衛生の点検項目と法令・基準’および関連事項⑧
今日の学校環境衛生の点検項目(①照度,②教室空気,③水質,④騒音,⑤机・椅子・姿勢 他)
を法令・基準内容から解説し,その意義を考える。また周辺領域(⑥食育・学校給食,⑦細菌・
食中毒,⑧アレルギー 他)ついて講述する。この間に,小テスト,小レポートを課すことがある。
第 12 回 社会環境と学校環境(1)
第 13 回 社会環境と学校環境(2)
社会環境,生活環境と学校(学習)環境がどのようにかかわりあっているかを考える
また,学校環境の今日的な課題を探り、健康目標達成のための問題解決を探る
第 14 回 最終試験および最終試験内容の解説
第 15 回 全体のまとめ第 1 回
使用教科書
参考書として,
「学校保健実務必携」の『学校環境衛生』を活用する。常時携帯がのぞましい。
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を参考書等で自習しておくこと。専門用語の意味等を事前に調べておくこと。
関連する領域について,web 等で学習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床実習指導
講義
沢田 真喜子
[単位数]
1
[開講期]
3年次前期
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
2011 年度 2 年次後期から継続履修
授業の到達目標及びテーマ
地域の医療機関や保健福祉施設等での実習に向けて、社会保障制度の概要を理解し地域保健活動における養
護教諭の役割をテーマに、社会資源やその活用と連携の実際について習得する。
母子保健法に位置づけられた乳幼児健康診査や保健指導の実際から、実施自治体における母子保健事業の取
組みや保健サービス等へも視野を広げ、行政サービスの中で機能している保健衛生活動への理解を深める。
授業の概要
授業は、実習前の事前指導と事後指導であり、実習施設の概要および実習オリエンテーションを含む。
学生に対する評価の方法
授業態度(10%)
、レポート(50%)
、課題の取組み(40%)から総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
実習概要及び各施設の概要
各施設の概要
各施設の概要
実習先研究
社会保障制度と社会資源
養護教諭と地域保健活動
養護教諭と社会資源
学校と社会資源
実習内容
実習内容
実習オリエンテーション1
実習オリエンテーション2
実習反省会(実習後に行う)
実習反省会(実習後に行う)
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
必要に応じてプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
既習の知識・技術を臨床実習に生かすことができるよう積極的に事前学習に取組むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床実習
実習
沢田 真喜子
[単位数]
3
[開講期]
3年次前期(集中)
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
2011 年度 2 年次後期から継続履修
授業の到達目標及びテーマ
地域医療機関・健康増進施設での実習をとおし地域保健活動や健康教育について学びを深め、保健医療機関
や社会福祉施設の役割および関係法規について理解する。
児童・生徒にかかわるヘルスケアシステムを理解し、養護教諭に求められる役割や連携を図るための方策と
課題について述べることを到達目標とする。
授業の概要
実習機関に応じて主体的に実習内容を組み立て、地域保健活動における養護教諭の役割、保健医療機関や社
会福祉施設の役割および関係法規について学び、実習先研究や実習報告会等で発表し学びを共有する。
学生に対する評価の方法
実習記録・実習態度(50%)
、レポート(50%)から総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1.実習期間:1 週間
2.実習内容
地域の生活集団を対象とした保健福祉活動の展開やその活動に必要な技術の習得を目指し実習を行う。
(1)地域保健活動の成り立ちを理解する
○地域の特性
○社会資源
○保健所や行政機関等の機能と役割
(2)健康教育・健康相談の基本を学ぶ
○施設の特性
○個別指導の技術
○集団教育の展開方法
3.その他:学内オリエンテーション・各施設でのオリエンテーションを経て臨床実習に参加できる。
※ この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
臨床実習記録(臨床実習Ⅱ)名古屋学芸大学
自己学習の内容等アドバイス
臨床実習指導を必ず履修すること。
既習の知識・実習を生かし、主体的に実習内容を組み立て実践することが求められるため復習を行い実習に
臨む。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校経営論
講義
滝 尚文
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
この授業は,教職に就くために携えるべき基礎知識のうち,学校経営の基本や教育活動を推進していくため
の学校経営組織とその機能などについて学ぶことを目的としている。また,これからの教育に求められる学校
経営の諸課題に対する教職員の取り組みについて学び,実践に備えるための基礎知識の充実を図るねらいを持
っている。
授業の概要
教職を志す上で理解すべき諸要素のうち,学校経営の内容についての基礎を学ぶ。受講生は授業の中で設定
された学習課題について考察を加え,意見や考えを発表するなど,積極的な学習活動を展開しながら教員とし
ての資質と素養を身に付ける。
学生に対する評価の方法
平常の受講態度・学習意欲(20%),課題の学習状況(20%),期末試験(60%),以上の総合とする。
課題については,授業中に取り上げる諸テーマについてのレポートやプレゼンテーションを主な評価の対
象とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
学校経営論を学ぶ目的と意義について ・ 授業内容の概要について
第 2 回 学校教育目標と学校経営目標
学校教育目標と教育課程(公教育と学習指導要領・教育課程とその経営)
第 3 回 教科と指導計画
教育内容の厳選と指導方法の改善
第 4 回 学校経営組織と構成原理(学校経営組織の特色と経営実践)
組織作りと組織の運営
第 5 回 経営参加(経営参加と学校教育目標との関連)
学校評価と学校経営評価
第6回 教職員のモラールと人間関係
第7回 専門組織論と教師の職能
第8回 専門組織論と学校の意志決定
第9回 学校経営と管理職
学校経営と主任制度
第 10 回 教育権と教師(憲法・教育基本法と学校・教師)
第 11 回 教育施策と教育実践
第 12 回 新しい教育課題(教育改革と学校改善)
第 13 回 新しい学校経営(1) (国際化・情報化への対応)
第 14 回 新しい学校経営(2) (開かれた学校・生涯学習)
第 15 回 期末考査 (授業で示した課題について,記述テストを実施 : 60 分)
(問題の解答と解説・まとめ : 30 分)
使用教科書
学校経営の基礎・基本
牧 昌見著 (教育開発研究所)
自己学習の内容等アドバイス
教育に関する専門用語,教育関係の法規・法令については,自主学習によって把握・理解に努めること。
毎時の提示テーマ(課題)について自主学習を行い,期末考査に備えること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校安全
講義
石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
現在、社会状況等の変化に伴い学校保健、食育・学校給食、学校安全に様々な課題が生じている。
学校安全については、学校の内外において子どもが犠牲となる、あってはならない事件・事故、交通事故や自
然災害などに対して、学校が適切な対応を行うことが求められている。
授業の概要
安全は、すべての人々が生きる上で最も基本的かつ不可欠なことである。
本授業では、以下の3つを目標とする。
1.
「生活安全」
「交通安全」
「災害安全」の3つの領域から、わが国の現状を知る。
2.
「安全教育」
「安全管理」
「組織活動」について理解する。
3.自他の生命尊重を基盤として、自ら安全に行動し、他の人や社会の安全に貢献できる資質や能力ととも
に、積極的に安全な環境づくりができる知識及び技術を身につける。
学生に対する評価の方法
レポート(30%)
・筆記試験(70%)などにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
オリエンテーション 授業概要
学校安全の制度
学校における安全管理1
安全管理の目的と内容
学校における安全管理2
学校において留意すべき事項・教育委員会における措置
学校における安全管理3
学校における危機管理
学校における安全管理4
事故発生時の措置
学校における安全教育
学校安全に関する組織活動
学校安全の評価
心のケア
中間試験
独立行政法人に本スポーツ振興センター法による災害共済給付制度
概説・制度の理解1
第 12 回 独立行政法人に本スポーツ振興センター法による災害共済給付制度
制度の理解2
第 13 回 独立行政法人に本スポーツ振興センター法による災害共済給付制度
制度の理解3と実際
第 14 回 救急法・非常持ち出し・救急箱
第 15 回 試験・まとめ
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
学校保健実務必携 第2次改訂版 第一法規
「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育 文部科学省
参考図書
学校の危機管理マニュアル 文部科学省
非常災害時における子どもの心のケアのために 文部科学省
その他参考図書については、授業内で随時紹介する
自己学習の内容等アドバイス
学校安全を学ぶにあたっては、学校保健安全法の理解が必要になる。また、教科書等により次回授業範囲を
予習しておくこと。
実習等で授業回数が短縮されるので、回を重複した内容で授業を行ことがある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
思春期保健
講義
中村 朋子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
思春期の子どもがもちやすい健康問題や危機的状況について理解する。それらの対応について発達段階考慮
しながら、どのように解決・支援していけばよいか考察していく。
授業の概要
思春期の発育・発達が理解できる。思春期の子どもを取り巻く家族や社会環境が理解できる。これらを通
して思春期の子どもがもちやすい健康問題の解決・支援の仕方が理解できる。
学生に対する評価の方法
授業のとりくみ状況(20%) レポート(30%) 期末試験(50%)を総合的に判断して評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
1 思春期について
ライフサイクルにおける思春期、子どもとりまく学校・家族・社会環境を理解する
2 思春期の成長発達
1)形態的発達
2)機能的発達
3)心理・社会的発達
3 日常生活への支援
食生活、活動、休息、生活リズム
4 健康上の課題・問題とその支援
セルフケア、家族、学校、地域社会等との連携による支援
1)肥満、摂食障害、生活習慣病
2)ひきこもり、うつ、自殺
3)いじめ、不登校 暴力
4)喫煙、飲酒、薬物依存・乱用
5)性意識
6)性行動
7)性感染症
まとめ
試験
解説
使用教科書
とくに使用しない。必要に応じてプリント等資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
新聞、テレビなどのマスコミで取り上げられている健康問題に関心をもち、授業と関連づけて学習してほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
健康相談活動の理論と方法
講義
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校における健康相談と保健指導の基本的な捉え方を理解するとともに、相談をするに当たっての基本的な技
術及び組織的に展開する健康相談の進め方を理解する。また、健康相談における養護教諭の役割が理解できる
ようにする。
授業の概要
目標が達成できるように、講義と演習を交えて指導する。理解度を把握するため随時小テストを行う。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(40%)
、レポート(20%)
、試験(40%)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 学校における健康相談と保健指導の捉え方
第 3 回 学校における健康相談の基本的理解①
第4回 学校における健康相談の基本的理解②
第 5 回 発達段階別心身の健康問題の特徴と理解①
第 6 回 発達段階別心身の健康問題の特徴と理解②
第 7 回 健康相談の進め方①
第 8 回 健康相談の進め方②
第 9 回 健康相談におけるカウンセリングの活用①
第 10 回 健康相談におけるカウンセリングの活用②
第 11 回 事例研究の進め方①
第 12 回 事例研究の進め方②
第 13 回 児童生徒の現代的健康課題への対応①
第 14 回 児童生徒の現代的健康課題への対応②
第 15 回 試験(90 分)
使用教科書
テキスト、参考文献については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
養護教諭が行う健康相談は、中央教育審議会答申(H20.1)で整理された 5 つの養護教諭の職務の一つに挙げ
られているように、養護教諭が果たしている役割が大きく期待されている役割でもあることから、基本的な理
解が深められるよう主体的に学ぶこと。授業の進捗状況により前後することがある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
健康相談活動演習
演習
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
3 年次前期「健康相談の理論と方法」で学んだ基本的な健康相談の知識及び相談技術、進め方について、演習
を通して身に付けることができるようにする。
授業の概要
健康相談の技術及び進め方、事例研究等について演習を通して体得する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(40%)
、レポート(20%)
、ロールプレイ演習等(40%)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
基本的な相談技術の習得①
基本的な相談技術の習得②
ロールプレイング①
ロールプレイング②
場面設定のロールプレイング①
場面設定のロールプレイング②
場面設定のロールプレイング③
事例研究の進め方①
事例研究の進め方②
事例研究の進め方③
健康相談演習①
健康相談演習②
健康相談演習③
試験(90 分)
使用教科書
テキスト、参考文献については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
予習、復習を行い、積極的に演習に取り組むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学習心理学
講義
石田 光男
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では様々な学習形態について学び,学習による行動変容のしくみを理解することを目指す.
授業の概要
学習とは実際に体験したり,伝え聞いたりした知識,技能,経験を蓄えることである.ここでは古典的条件づ
け,オペラント条件づけ,記憶,知覚-運動学習をテーマに取り上げ,さらにそれらに関連する神経活動につ
いて概説する.また適宜実験のデモンストレーション,小テストを取り入れる予定である.
学生に対する評価の方法
学期末試験の成績,および小テストにより評価する.
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
イントロダクション
学習心理学の歴史
古典的条件づけ(1)
古典的条件づけ(2)
オペラント条件づけ(1)
オペラント条件づけ(2)
オペラント条件づけ(3)
記憶(1)- 実験:自由再生
記憶(2)- 感覚記憶・短期記憶
記憶(3)- 長期記憶
知覚-運動学習
学習と神経ネットワーク
学習理論の応用 - 健康,スポーツ科学
まとめ
試験と解説
使用教科書
教科書は使用しないが,適宜プリントを配布する.
【参考図書】
「学習心理学への招待」
自己学習の内容等アドバイス
講義ノートおよび配布プリントを利用して復習しておくこと.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
家族心理学
講義
今井 正司
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
家族のさまざまな機能的側面を科学的な観点から理解し、対人援助(保育士、教諭、臨床心理)に役立つ考え
方を習得することを目指します。
授業の概要
従来の家族心理学で扱われてきた理論とともに、現代社会において問題になっている現象について理解できる
ように授業を展開します。また、脳科学や行動科学の観点から、さまざまな種の「家族」について理解を深め、
ヒトの家族の特徴について明示します。
学生に対する評価の方法
授業中に行う小レポート(感想文)
、期末テスト、授業への参加度によって総合的に評価します。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回:科学の視点から家族の心理を捉える意味(迷信的な家族神話を科学データから見直す意義)
第 2 回:家族とは何か(ペットは家族か否か?血縁者で構成された家族と日本社会)
第 3 回:家族ができるまで(婚姻直前の男女と婚姻後の男女では何が違っているのか?)
第 4 回:家族と子育て I(動物の家族とヒトの家族では子育ての戦略が異なる?)
第 5 回:家族と子育て II(お父さんに育てされると理系に、お母さんに育てられると文系に?)
第 6 回:家族と子育て III(脳科学から家族の特徴を把握する:1歳から保育園にあずけると・・の迷信)
第 7 回:家族と労働 I(共働きと夫婦の愛:配偶者に望むこととは?)
第 8 回:家族と労働 II(経済力と配偶者の心の満足度、子育て、離婚・再婚との関係性)
第 9 回:家族と心の健康 I(婚姻、出産、育児に関するストレスと心の健康)
第 10 回:家族と心の健康 II(就学期の子をもつ家族のストレス:発達的問題をテーマとして)
第 11 回:家族と心の健康 III(引きこもりなどの社会不適応の問題を家族で解決するには?)
第 12 回:家族と心の健康 IV(摂食障害、リストカット、強迫性障害、抑うつを支える家族のありかた)
第 13 回:家族心理学研究法(質的研究法と量的研究法:これまでに紹介した研究の方法論から理解する)
第 14 回:まとめ(これまで行ってきた授業の復習と質問への回答)
第 15 回:試験と解説(試験60分 + 解説30分)
使用教科書
特定の教科書は使用しません。各授業において資料を配布します。
自己学習の内容等アドバイス
授業で得た知識をもとに、日常生活においても科学の見方で物事を考えてみることが重要です。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
カウンセリング理論と技法
演習
末松 弘行
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
必修
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
近頃の保健室は、不登校や心身症の生徒が訪れることが多く、
「学校の心療内科」といわれている。このよ
うな状況で、養護教諭等を志す学生にとって必要なカウンセリングの基礎を修得することをテーマにする。
その発展によって、今日の子どもケアの専門家としての広い資質を兼ね添えることを到達目標とする。
授業の概要
まず、カウンセリングとはなにかから始めて、その人間観や理論の前提にもふれる。つぎに、カウンセリン
グのさまざまの理論を解説する。カウンセラーの養成や資格について述べ、具体的な技法を講義する。その上
で、カウンセリングの総合練習を行う。
学生に対する評価の方法
平常の受講態度(50%)
、最終に実施する試験あるいはレポート(50%)などで総合的に評価する。
(不合格者はレポートで、再評価する。
)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
カウンセリング概論(授業への導入)
カウンセリングとは
カウンセリングの人間観
カウンセリング理論の前提
カウンセリングの実際(ビデオ鑑賞)
カウンセリングの理論(1) 精神分析
カウンセリングの理論(2) 交流分析
カウンセリングの理論(3) 来談者中心療法
カウンセリングの理論(4) 行動療法
カウンセリングの理論(5) 論理療法
カウンセリングの技法とその実習
コラージュ実習
ゲシュタルト療法実習
カウンセラーの養成と資格
試験とまとめ
使用教科書
新版 カウンセリングの話 平木典子著 (朝日新聞)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業内容を教科書で予習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護内容
演習
石垣 儀郎
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1、 社会的養護における児童の権利擁護や保育士等の倫理について学ぶ
2、 施設養護及び他の社会的養護について学ぶ
3、 児童個々に応じた支援計画を作成し、日常生活・治療的支援、社会的治療について学ぶ
4、 ソーシャルワークの方法と技術について具体的に学ぶ
5、 社会的養護を通して家族支援・地域福祉についての理解を深める
授業の概要
虐待等により、社会的養護を必要とする子どもが抱える問題に、適切に対応する方法を学ぶ。ソーシャルワー
クを基本に、インテークから支援計画の作成・社会的治療の実際の症例を通して、講義・演習形式で学習する。
学生に対する評価の方法
授業態度・レポート重視(60%)定期試験。
レポートは毎授業ごとに提出。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
社会的養護における児童の権利擁護と保育士の責務・児童の権利擁護
社会的養護における児童の権利擁護と保育士の責務・保育士の倫理及び責務
施設養護の特性と実際
里親制度の特性と実際
個別支援計画(ケアプラン)の作成
養育的支援の実際(症例検討)
治療的支援の実際(症例検討)
中間試験 ・ ケースワークの理論と実際 ・理論
ケースワークの理論と実際 ・症例分析と記録
社会的養護における専門技術
保育士の専門性に関わる知識と技術
ソーシャルワークに係る技術と応用
コミュニティとのかかわり
社会的養護の課題
定期試験とまとめ
使用教科書
「新しい社会的養護の原理と内容」青踏社
自己学習の内容等アドバイス
専門用語の意味を事前に調べる。
次回の授業までにこれまでの授業内容を復習しておく。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもソーシャルワーク
講義
坂 鏡子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、子育てに関する相談援助や子育て支援を行うために必要なソーシャルワークの専門知識、技能に
ついて理解を深めていくことを目的とする。
授業の概要
子どもケアセンター事業に参加した体験と関連させて、「子育て支援に必要な視点(援助者としての姿勢)」
をテーマにしたレポートをまとめる。レポート内容をもとに、グループディスカッションを行い、ディスカッ
ションした内容をまとめて発表する。これらの作業を通して、保護者、地域住民を対象にした相談援助や子育
て支援を行うために必要な専門知識、技能および援助者としての姿勢について、より実践的に理解を深める。
学生に対する評価の方法
演習科目のため授業への積極的参加を重視する。成績は、レポート内容(発表も含む)60%、平常点(授
業態度など)40%で総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 保育士の役割とソーシャルワーク
第 2 回~5回 保育所における相談援助・子育て支援
事例等を通して保護者への対応について考える。
第 6 回~第8回 子ども虐待とソーシャルワーク
保育士・幼稚園教諭として、児童虐待にかかわる際に必要なこと
保育所における子ども虐待への対応・援助のあり方
児童福祉施設における子ども虐待への対応、援助のあり方 など
第9回~第11回 子どもを支える相談ネットワーク
事例等を通してネットワークについて考える。
第 12 回~第14回 子育て支援と子どもケアセンター
子どもケアセンターの実践を通して、子育て支援・ソーシャルワーク等について考える。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
地域の社会資源に目を向け、それぞれがもつ機能・役割について情報収集すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
家族援助論
講義
鈴木 朋子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
平成 10 年、保育所の制度改革により保育所への入所については、措置から利用へ移行することによって、地域
の利用者から保育所は選ばれることになった。同時に保育士の役割は、子どもの保育のみにとどまらず、その
親及び地域全体をも含有して支援することが課せられた。
子どもの発達の保障と保護者、地域住民への相談援助方法を理解する。
授業の概要
現在の家族を取り巻く社会環境における家庭生活、その人間関係(親子、夫婦、きょうだい)のあり方を理
解することやそれらを踏まえて適切な「相談・助言」をおこなうことは「家族支援」のために欠かせないもの
であることをも学習する。
学生に対する評価の方法
授業内で行うレポートによる理解度50%、最終に実施する試験などで総合的に評価50%
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 オリエンテーション
講義内容の概要、参考書の紹介、授業日程の説明
2回 家族とは
家族の意義、家族の機能
3回 家族を取り巻く社会的状況と家族関係
少子高齢化と家族関係、現代家族の特徴 家族の福祉を図るための社会資源
4回 現代家族への支援体制
家族の福祉を図るための社会資源、男女共同参画社会と子育て支援
5回 今日の家族関係
家族関係とは何か、現代の家族関係とその課題
6回 家族援助の方法
家族援助の意義、家族援助の技術、援助者の心構え
7・8.9回 家族援助の方法
保育所及び地域における虐待への対応
障害のある子どもとその家族への援助
10・11・12回 家族援助の実際
愛知県コロニー緑の家における援助の実際、障害児等地域療育支援事業における援助の実際
支援者としての自分と向き合うことについて
13回 家族援助論のまとめ
14回 家族援助論のまとめ
15回 試験とまとめ
使用教科書
網野武博・岩上真珠、監修「家族援助論」 第11巻 改訂・保育士養成講座2010(全社協)
【参考図書】
吉田真理「家族援助論」
(萌文書林)
、松本園子ほか「家族援助論」
(ななみ書房)
、橋本真紀「家族援助論」
(ミネルヴァ書房)
、小田豊ほか「家族援助論」
(北大路書房)
、柏女霊峰「次世代育成支援と保育」
(全社
協)
、森上史朗「最新保育資料集」
(ミネルヴア書房)
、村瀬嘉代子・伊藤直文「家族の変容とこころ」
(新
曜社)
自己学習の内容等アドバイス
実施した授業の復習を怠らない。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
生活保育
演習
鈴木 文代
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもにとっての生活とは何かを理解し、その生活の質を高めるために必要な知識と技術を学び、実践につ
ながる力を身につける。
授業の概要
1、保育所保育指針、幼稚園教育要領の理念を理解し、保育の基本である「生活」や「生活を通しての保育」
とはどのような保育なのかを知る。
2、一人一人の子どもに望ましい発達と生活を保障するために必要な知識と、それを実践に繋げる為の
保育計画、記録のあり方等を知る。
3、現代の保育の質をめぐるさまざまな問題を認識し、保育の質を高める為には何が必要なのか洞察を深める。
学生に対する評価の方法
試験 50%
提出物 20%
受講態度 30%
計 100%
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ガイダンス ( 授業の目的と講義内容、授業日程の説明 )
第 2 回 生活を通しての保育とは何かについて ( 幼稚園教育要領・保育所保育指針から学ぶ )
第 3 回 子どもの発達と生活に合わせた保育者の関わりについて(0~2歳児 子どもの心と体の発達 )
第 4 回 子どもの発達と生活に合わせた保育者の関わりについて(3~5歳児 子どもの心と体の発達 )
第 5 回 幼児期の生活と遊びの意義について ( 子どもにとっての遊び、遊びを充実するための環境 )
第6回 事例検討 ( 遊びの中での問題点・保育者の対応について考える )
第7回 倉橋惣三の保育論について
( 生活保育論で、子どもが目的を持って生活するとは )
第8回 倉橋惣三の保育論について
( 園生活を構造化と、カリキュラムに反映をさせることとは )
第9回 子どもの生活を捉えた指導計画の理解について ( 指導計画と実際の生活との関係を考える )
第 10 回 子どもの生活を捉えた指導計画の理解について ( 指導計画と実際の生活との関係を考える )
第 11 回 保育者の役割について
( 子ども・保護者にとって保育者の存在とは )
第 12 回 保護者対応について (子どもの生活をどのように支えるか、親とのパートナーシップの視点で
考える)
第 13 回 生活と発達の連続性について
( 乳児から幼児期へ、幼児から児童期へのつながりを考える )
第 14 回 保育現場の今日的課題と対応について
(子ども・親の問題と課題、国・自治体の問題と課題 )
第 15 回 試験とまとめ
( 今までの講義で学んだことを再点検する )
使用教科書
随時資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
・事前に資料を配布するので必ず読み、内容を理解して授業に望むこと。
・相手の考えを聞き自分の意見を積極的に述べ、応答的授業に主体的に取り組むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
文字とことば
講義
河合 昌和
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ふだん無意識に使用している日本語について、その特性を理解し、知見を広める。また、
「日本語」表現につ
いての理解を深め、教材分析の方法を身につける。
授業の概要
日本語の基本的な構造や特質について、いくつかの観点から追究・整理し、その実態をとらえる。説明を聞
いて理解するだけでなく、具体的な作業や話し合い活動を通して、日本語について主体的に考える姿勢や態度
を身につけることを到達目標とする。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、授業内で行うレポートによる学習内容の理解度(30%)
、小論文(50%)
などで、総合的に評価を行う。なお、本授業は再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回…… 気になる「日本語」表現と「ことば」のゆれ
第2回…… ことば(文字)と表現の力
第 3 回……「漢字」の学習について
第 4 回…… 待遇表現(敬語)について
第 5 回……「返事、あいさつ」とコミュニケーション能力
第 6 回…… 語彙力を育てる(1)
(短歌、俳句を通して言語感覚を磨く)
第 7 回…… 語彙力を育てる(2)
(宝物にしている「ことば」
)
第 8 回…… 教材分析の仕方を学ぶ(1)
(
「スイミー」を読む)
第 9 回…… 教材分析の仕方を学ぶ(2)
(
「ごんぎつね」を読み解く①)
第 10 回…… 教材分析の仕方を学ぶ(3)
(
「ごんぎつね」を読み解く②)
第 11 回…… 「古典」に学ぶ
第 12 回…… 書写(1)
(書写能力の要素とその原理)
第 13 回…… 書写(2)
(実技)
第 14 回…… 教養としての「ことばの力」
第 15 回…… 学習のまとめと小論文の提出
使用教科書
テーマごとの資料を配布する。
参考書・参考資料等:沖森 卓也ほか著『図解日本語』
(三省堂)
その他、授業の中で適宜紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
講義内容を自分自身のものとするため、提出する資料などで復習すること。また、関連する図書を読み、主
体的に学習に取り組むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
キッズイングリッシュ
演習
M.H. モローネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
This class is to introduce students to topics related to the introduction of English education curriculum in
Japan.
Become English has become a permanent part of the English curriculum, it is important to support the
curriculum with a new generation of well-prepared teachers, as well as a population with better
multi-cultural understanding. The student must challenge oneself to improve fluency for oneself and for
one’s future career.
授業の概要
Students are introduced to the underlying educational ideology in American education. Students read
assignments in English class as the course is intended as a content course in English.
The final presentations and papers that can be either English or Japanese, but English-selected
students will receive a higher class grade.
学生に対する評価の方法
クラスの読み、討論-30%
グループプレゼンテーション-30%
最後の紙 40%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
Introduction
English in the world? Ask an exchange student ASSIGNMENT
Multicultural experiences – exchange student findings compared
When should one learn a second language? ASSIGNMENT
When should one learn? Findings compared
When should one learn? Findings discussed
History of language learning – methods 1
History of language learning - methods 2
Find a country to explore
Group A power point and discussion #1
Group B power point and discussion #1
Group A power point and discussion #2
Group B power point and discussion #2
Final papers due – 1st deadline
Final papers last deadline
使用教科書
日本の英語の辞書が必要です
自己学習の内容等アドバイス
Students in many parts of the world understand that English is an important part of the curriculum. In
Japanese society, too, students and parents should raise their expectations for better facility in English.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ピアノ特別演習Ⅰ
演習
小杉 裕子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
ピアノ実技試験は、保育職採用試験で課されることが多い。ピアノ特別演習Ⅰでは、現在の試験内容の傾向を
踏まえて基礎的な力をつけることを目標とする。まず、学生各々が取り組んできたこれまでの練習を継続し、
実習園で出された課題に取り組むことにより上達を目指す。さらに、採用試験を想定した演習や対策課題にも
取り組む。
授業の概要
個人レッスンは、ピアノ演奏と童謡弾き歌いについて、学生自らが立てた学習計画に沿って取り組んでもらう。
また、初見奏や伴奏づけの演習により応用力をつける。さらに、採用試験を想定した中間発表・最終発表に取
り組む。
学生に対する評価の方法
受講態度(20%)
、自習態度(30%)
、中間試験(25%)
、最終試験(25%)などを総合的に評価する。な
お、中間試験と最終試験は両方とも合格すること。
[評価算出の割合を( )に%で示す]
毎週1回の講座時のみ練習に取り組むだけでは著しい上達が望めない。そこで学生一人一人が自分の目標
を持ち、地道に家庭での自学自習を積み重ねることに期待を込めた配点とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
※毎回の授業に向けて事前に必ず練習してから受講すること
第 1 回 オリエンテーションと進度確認
受講を希望する全学生が各自で練習計画を立てる
※進度を把握するため、初回授業でも全員必ず1曲弾いていただきます。
第 2 回 リズムワーク① 個人レッスン①
第 3 回 リズムワーク② 個人レッスン②
第 4 回 初見視唱対策① 個人レッスン③
第 5 回 初見視唱対策② 個人レッスン④
第6回 個人レッスン⑤
第7回 中間発表(採用試験模擬)
第8回 初見奏対策① 個人レッスン⑥
第9回 初見奏対策② 個人レッスン⑦
第 10 回 簡易伴奏法① 個人レッスン⑧
第 11 回 簡易伴奏法② 個人レッスン⑨
第 12 回 簡易伴奏法③ 個人レッスン⑩
第 13 回 簡易伴奏法④ 個人レッスン⑪
第 14 回 個人レッスン⑫
第 15 回 最終発表(採用試験模擬)
使用教科書
ピアノ曲の教科書は各人の進度によって異なる。現在練習中の教則本または曲集(バイエル・ソナチネ等)か
ら始める。弾き歌いの教科書は『子どものうた200』
、
『続・子どものうた200』を使用する。
自己学習の内容等アドバイス
採用試験の内容は地域や公私で多岐にわたる。それぞれが志望する園の試験内容の情報を収集し、それに対応
した選曲をするとよい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どものからだ表現
演習
平井 タカネ・林 麗子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
保育士資格、幼・小免許必修科目
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
言語的であるよりもしばしば「からだ」で生きているといわれる子どもにとっての「からだ表現」は、感情
やイメージの自己表現であり、無意識の内的リズムの発露でもある。さらに身近な他者とのコミュニケーショ
ンでもある。このことを踏まえて、
「からだ」の動きに伴う時空間的要素を理解するとともに、実際にさまざま
な音リズムやイメージに伴うからだ表現を体験する中で自己の身体表現技能の向上と指導のための工夫する能
力を養うことを目標とする。
授業の概要
幼児期及び児童期における心身の発達的特徴を踏まえ、リズム的「からだ表現」の意味を理解する。また、
動きを通しての表現活動におけるからだと心の関連性、身体の動きに関連する時空間的要素について知識を深
める。子どもと指導者のロールプレイなどにより、
「からだ表現」の指導を工夫する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(40%)
、グループワークなどの自主的活動と発表(30%)
、最終に実施する試験(30%)
などで総合的に評価する。なお、実際の身体活動を通しての体験・経験が意味を持つため、欠席は減点の対
象となる。再評価を実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
~10 回
第 11 回
~12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
授業の概要説明(授業の目標と内容、授業の形式、留意事項、参考書紹介、評価など)
幼児・児童期の「からだ表現」について;からだ表現とは何か
からだ表現と動きを成立させる要素① 日常の姿勢や形からの変化
からだ表現と動きを成立させる要素② 日常のリズムと空間からの変化
子どもの遊びとからだ表現① 伝承遊び(わらべうた遊び、フォークダンス)
* グループで身近な伝承遊びの資料を収集し、伝達し、楽しむ
子どもの遊びにおけるからだ表現② 模倣あそび
からだ表現遊びの指導案作成
① イメージを膨らませて(なり込みと変身)
② 音のリズムや音楽を媒介に即興的な動き表現を楽しむ(動きやリズムの発見)
③ 5 領域との関連をふまえて(身近な素材や自然の素材を用いる、図画工作音楽表現との融合)
④ 年齢に合った題材の工夫、他者身体への気づきと表現の工夫
⑤ からだ表現の充実に向けて;音・衣装などの工夫
からだ表現遊びの指導・援助
* 作成した指導案を基にロールプレイを行う
グループワーク(まとまりのある形・作品へ)
* ロールプレイの発表の中から、テーマを絞り、作品発表会へつなげる
作品発表会の企画運営について(発表会の構造と役割分担)
作品発表会の運営と鑑賞
講評と授業のまとめ
使用教科書
子供のための動きの表現:こどものための動きの表現、藤善瑞子他、不昧堂出版、1991
身体表現:古市久子、北大路書房、1998
幼稚園教育要領、小学校学習指導要領
自己学習の内容等アドバイス
・
・
・
身近な子ども達の表現を観察し、その動きやリズムの特徴を知る。
グループワークや発表会の企画運営など、自分なりのアイデアを提案する。
学外実習等において、
「からだ表現」の視点から、保育現場の観察や実践を試み、考察を深める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
あそびと運動
演習
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
1)子どもの発達段階に応じた運動あそびの内容を理解する。
2)発達段階に応じた運動あそびを工夫して実践することができる。
授業の概要
初等教育及び保育における運動あそびを学習する。
初等教育における体育の各領域の運動を学習する。
発達段階に応じた運動あそびの意義と内容を理解して、実践する能力を身につける。
学生に対する評価の方法
課題への取り組みの成果及び提出物(50%)
、授業態度(30%)
、レポート(20%)を総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
初等教育及び保育における運動あそびの意義、ねらい、内容
運動あそびの運動量、運動の質、物的環境、人的環境、援助の仕方、安全への配慮
①多様な動きをつくる運動あそび及びなわを使った運動あそび
②体つくり運動(体ほぐしの運動)
③体つくり運動(体力を高める運動)
①固定施設、マット、鉄棒、跳び箱を使った運動あそび
②器械運動系(マット運動、鉄棒運動、跳び箱運動の基本的な技)
③器械運動系(マット運動、鉄棒運動、跳び箱運動の発展技)
①走・跳の運動あそび
②陸上運動系(走・跳の運動、かけっこ、小型ハードル走、幅跳び、高跳び)
③陸上運動系(短距離走・リレー、ハードル走、走り幅跳び、走り高跳び)
①鬼遊び、ボールを使った運動あそび
②ボール運動系(ゴール型ゲーム、ネット型ゲーム、ベースボール型ゲーム)
③ボール運動系(ゴール型ボール運動、ネット型ボール運動、ベースボール型ボール運動)
総括
<注意事項>
第 1 回の授業は、教室(講義室)で行う。運動着不要。筆記用具持参。
第 2 回以降の授業では、NUAS ホールで行う場合、運動着及び体育館シューズ(室内用)を着用すること。
貴重品等は自己管理する。
使用教科書
小学校学習指導要領体育(文部科学省)
、 幼稚園教育要領(文部科学省)
、保育所保育指針(厚生労働省)
。
授業の中でプリント等の資料を配付する。
自己学習の内容等アドバイス
運動あそびに関する課題の予習と復習を行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育方法論
講義
新谷 裕
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「教育は人なり」という言葉があります。よい教育のためには、優れた教師が不可欠です。
優れた教師とは、よい授業とはこのテーマをもとに、実際の授業を想定して将来教師を目指すもののあるべき
姿勢を学ぶことを目標とする。
授業の概要
優れた教師の条件の第一は、教育的な熱情と真剣さである。 それが具体的な姿として、面倒見のよさとな
り、厳しい中にも暖かい配慮となり、そしてまた分かりやすい授業・楽しい授業となり、印象深い入念な教材
の作成・準備となり、きめ細かな指導として現れるのである。信頼と尊敬に値する教師へ心構えを 1 つ 1 つ実
践に照らして学んでいく。
学生に対する評価の方法
3 回の「まとめの評価」
(30%)は客観テスト式問題で、1 回の「評価テスト」
(50%)と 2 回の「レポート」
(20%)は自由記述問題で行う。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
授業分析の方法
授業の方法と技術
授業が目指すものとは何か
授業の構想と計画
問いの創造と授業展開・まとめの評価①
教材づくり①(つくる教材)
教材づくり②(教材の発掘の視点)
・まとめの評価②
授業と教授メディア(授業分析)
コンピュータの利用①(コンピュータの特性)
コンピュータの利用②(コンピュータの活用)
・まとめの評価③
学習障害の理解と指導(今日的課題)
授業と教師(今日的課題)
評価の役割と方法(今日的課題)
・評価テスト
学校カウンセリングへの 3 つの提言・レポート①
講座内容のシェアリング・レポート②
使用教科書
新版教育の方法・技術 松平信久(教育出版)
育てるカウンセリング入門(非売品) 新谷 裕 (図書文化)
【参考図書】授業分析の基礎理論(明治図書)
、教職研修(教育開発研究所)
、教育の方法と技術(図書文化)
、
教育展望(教育調査研究所)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習し、新聞、インターネット等で調べて、収集し物をファイルに綴じてくる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保健科教育法Ⅱ
講義
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の開講時期が養護実習の前後に当たっており,中学校における保健科教育の目標,内容,方法,評価
について学習指導要領や教科書に書かれた内容を中心に分析検討し,中学校で求められる保健の学力について
昨今の考え方とその背景について考察する。また,その上で指導案および資料等を作成し,実際に模擬授業を
行うことができることを目標とする。
授業の概要
保健科教育法Ⅱは,中学校教諭1種免許状(保健)を取得するための必修科目である。4年次の教育実習
に参加する者は必ず受講すること。また本講義は,あらかじめ保健科教育法Ⅰを受講している者のみ受講す
ることができる。異なる教科書を用いて,それぞれの指導内容・方法を比較検討し,自分なりの教育観を身
につけることを目的とする。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%),課題レポート(30%),試験(50%)結果より総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 講義内容の説明と計画等について
課題の決定(2社の教科書を使用し、配付・提示資料も作成する。
)⇒担当した章の指導案作成
指導案作成以外にも教科書比較の一覧や各章のトピックの解説等を行う
第 2 回 学習指導要領とその解説 ―中学校で求められる保健の学力―
第 3 回 模擬授業① 心身の発達と心の健康(1)
第 4 回 模擬授業② 心身の発達と心の健康(2)
第 5 回 模擬授業③ 心身の発達と心の健康(3)
第6回 模擬授業④ 健康と環境(1)
第7回 模擬授業⑤ 健康と環境(2)
第8回 模擬授業⑥ 傷害の防止(1)
第9回 模擬授業⑦ 傷害の防止(2)
第 10 回 模擬授業⑧ 健康な生活と病気の予防(1)
第 11 回 模擬授業⑨ 健康な生活と病気の予防(2)
第 12 回 模擬授業⑩ 健康な生活と病気の予防(3)
第 13 回 模擬授業⑪ 健康な生活と病気の予防(4)
第 14 回 模擬授業⑫ 健康な生活と病気の予防(5)
第 15 回 試験とまとめ
使用教科書
中学校教科書「新版中学校保健体育」大日本図書,
「新中学保健体育」学研
文部科学省:中学校の学習指導要領
文部科学省:中学校の学習指導要領の解説(保健体育編)
【参考図書】日本学校保健会「中学校保健学習の指導と評価」
自己学習の内容等アドバイス
自分が担当する以外の内容についても理解するために、学習指導要領、指導要領の解説および教科書で予習を
しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保健科教育法Ⅲ
講義
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学習指導要領において児童生徒に求められている力、小・中・高等学校の指導内容の把握・系統性・学習指導
案の作成方法について理解を深める。さらに、指導案の作成及び模擬授業を行うことにより実践力を養う。
授業の概要
保健科教育法Ⅲは、中学校及び高等学校教諭1種免許状(保健)を取得するための選択科目である。本講義は、
保健科教育法Ⅰ及びⅡを受講している者が対象となる。各自、保健に関する授業テーマを選定し、グループワ
ークにて指導案及び教材を作成するとともに模擬授業を実施する。模擬授業実施後は、参加者によるディスカ
ッションを行い、授業内容の改善を図る。
学生に対する評価の方法
授業態度 40%
成果物(模擬授業)20%
レポート 10%
試験 30%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション
保健学習の理解①
学習指導要領の理解①
学習指導要領の理解②
生活習慣病、感染症、心の健康、喫煙、飲酒、薬物乱用からテーマを選定する。
指導案の作成①
指導案の作成②
指導案の作成③
模擬授業①
模擬授業②
模擬授業③
保健指導(特別活動)
指導案の作成④
模擬授業④
試験(90 分)
使用教科書
学習指導要領解説体育・保健体育編(小・中・高等学校)
、学習指導要領解説特別活動編(小・中・高等学
校)
参考図書:
「喫煙、飲酒、薬物乱用防止に関する指導参考資料 」高等学校(財)日本学校保健会 他
自己学習の内容等アドバイス
予習・復習を行い、積極的に授業に臨むこと。授業計画は、授業の進行状況により前後することがある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
生徒指導論
講義
安井 克彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
3・4年次前期
選択(教職必修)
3年次:子どもケア専攻
4 年次:幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
生徒指導は、教育現場において、重要な分野となりつつある。なぜなら、子どもも家庭も変貌しているから
である。そこで、生徒指導に必要な原理や指導方法について、その基礎的な知識および考え方を修得すること
をテーマとし、それに基づき自分なりの教育観、あるいは今日の教育問題について主体的に考える姿勢を身に
つけることを到達目標とする。
授業の概要
最近の教育現場では、生徒指導に関する多くの問題(例えばいじめ、不登校、虐待など)が山積している。
それだけに教師の指導力の充実と資質の向上が求められている。したがって、教職を志す学生を対象にして、
生徒指導に関する基礎理論と実践方法について解説し、教育者としての資質を養成する。具体的な課題や事例
をとりあげ、生徒指導の実践的指導力の基礎を培うことを目指している。
学生に対する評価の方法
授業への参加活動を重視する。平常の授業態度(30%)
、授業内で行うレポートにより各授業項目の理解度
(30%)
、最終に実施する試験(40%)などで総合的に評価を行う。試験の欠席は認めない。本授業は再
評価しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
生徒指導の意義と原理(意義と課題、教育課程における位置づけ)
生徒指導の意義と原理(人間観・発達観・教育観・指導観、学校運営と生徒指導)
教育課程と生徒指導
学校における生徒指導体制(生徒指導主事の役割、年間指導計画)
学校における生徒指導体制(全校指導体制の確立、生徒指導の評価と改善)
教育相談(教育相談の進め方、カウンセラーとの連携)
・レポート
生徒指導の進め方(児童生徒全体への指導、担任の指導)
個別の課題を抱える児童への指導生徒(いじめ)
個別の課題を抱える児童への指導生徒(不登校)
個別の課題を抱える児童への指導生徒(暴力行為)
個別の課題を抱える児童への指導生徒(虐待)
・レポート
生徒指導に関する法制度等
学校と家庭・地域・関係機関との連携
生徒指導と危機管理
生徒指導上の留意事項、試験
使用教科書
『生徒指導堤要』
(文部科学省、教育図書出版)2010 年
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲をテキストで予習しておくこと。専門用語等は、教育学辞典や参考書等でその意味を事前に
調べておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
進路指導論
講義
山田 敏子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
学校における進路指導の目的は、社会人・職業人としての基礎的・基本的な資質や能力を発達段階に応じて
身に付けさせ、児童生徒自らが生き方を探求し、主体的に進路を選択決定できるように指導・援助することで
ある。現代における「進路指導」
、
「キャリア教育」の理論と趣旨を正確に理解するとともに、児童生徒の発達
段階における進路指導の実践方法を身に付けることが到達目的である。
授業の概要
生涯学習社会を生きる児童生徒のために、個々の生徒の能力適性等の把握・伸長に努め、人格の調和的発
達をはかるとともに、社会性を身につける指導、社会的適応力を高める指導、在り方生き方の自覚を深める
ための基本的理論及び実践的指導法の研究をする。具体的な実践事例を多く取り入れ授業を進める。
学生に対する評価の方法
受講態度・関心意欲(約20%)
、課題・レポート(約20%)
、試験の結果(60%)などで総合的に評
価を行う。
特に、試験の欠席は認めないので注意すること。不合格者は再試験を実施するが、再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
7回
8回
9回
10 回
11 回
12 回
13 回
14 回
15 回
ガイダンス(授業の進め方、青少年の就労観・職業観)
進路指導の意義と基本理念(意義、一般的原理、法的規定)
進路指導の歴史と発展(わが国及び諸外国の現状)
進路指導の基礎理論
基本的概念、進路選択・発達に関する理論
教育課程と進路指導
教育課程の変遷と進路指導、学習指導要領の位置づけ
進路指導における組織と体制
進路指導の組織・運営、進路指導計画、教師の役割と任務
特別活動における進路指導
学校の教育活動全体をとおした進路指導、特別活動、学校行事等
進路指導の方法
ホームルーム活動(学級活動)と進路指導、個人理解の方法と情報の理解と活用
進路相談の方法と技術
進路相談の意義と目的、進路相談の方法と実際
進路指導の評価と活用(評価方法とその活用)
進路指導の実践①
小学校・中学校及び高等学校における実践、
(プレゼンテーション)
進路指導の実践②
各学校種段階における発達課題の確認、
(プレゼンテーション)
進路指導にかかわる研修
技術の習得と方法、進路指導の留意点
試験と進路指導論のまとめ
「進路指導論」のまとめ、課題と展望
使用教科書
必要に応じてそのつどレジュメを配付する。
自己学習の内容等アドバイス
各授業のまとめと課題ワークを指示するので、予習・復習をしておくこと。特に、提出を指示するワークシ
ートは期日までに提出すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
幼児理解
講義
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、子どもを理解する視点ならびにその重要性を具体的に学ぶことである。
授業の概要
子どもを理解するために求められる基本的な姿勢をおさえた上で、様々な具体事例から、保育者の援助の在
り方を多角的に考える。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、テスト(30%)、提出物(30%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 幼児理解の原点Ⅰ なぜ子どもの社会化が大切なのか。
第 2 回 幼児理解の原点Ⅱ 子どもの社会化を支える援助、場面とは
第 3 回 幼児理解の原点Ⅲ 子どもの保護者が社会化を図るには
第 4 回 事例検討Ⅰ
第 5 回 事例検討Ⅱ
第6回 事例検討Ⅲ
第7回 レポート提出
「子どもの社会化を支える援助」について、子どもケアセンターでの実践に基づいた事例を基に、レポート
を作成、提出。援助の対象は子どもだけでなく、その保護者も含まれる。また、援助者は保育士、社会福祉
士、学生などである。このレポートを基にグループディスカッション。
第8回 幼児理解へ向かう具体的な手法Ⅰ―グループディスカッション―
第9回 幼児理解へ向かう具体的な手法Ⅱ―グループディスカッション―
第 10 回 幼児理解へ向かう具体的な手法Ⅲ―グループディスカッション―
第 11 回 子どもの社会化を支える援助についてのグループ発表Ⅰ
第 12 回 子どもの社会化を支える援助についてのグループ発表Ⅱ
第 13 回 子どもの社会化を支える援助についてのグループ発表Ⅲ
第 14 回 子どもの社会化を支える援助についての振り返り
第 15 回 授業のまとめ
使用教科書
必要に応じて資料を配布する。
保育所保育指針、幼稚園教育要領 ※授業時必ず持参すること
自己学習の内容等アドバイス
授業内容と並行し、新聞記事からも、現在の保育についての理解を深めるので、いろいろな新聞社の記事に目
を通しておくことが望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護実習指導
演習
森 英子・石原 貴代
[単位数]
1
[開講期]
3年次前期
[必修・選択]
備考
選択
子どもケア専攻
2011 年度2年次後期から継続履修
授業の到達目標及びテーマ
養護実習指導は、養護教諭免許を取得するための必須科目である。養護実習では、大学での学習内容につい
て、それぞれの実習校において実践的に展開し、養護教諭として必要な専門的知識や技術を体験的に学習する。
よって、本演習では、養護実習の意義・目的・内容等の理解をはじめ、養護実習に備えての事前指導、養護
実習後に行う事後指導を通して、実習の効果を高め、養護教諭に必要な力量や態度を育成することを到達目標
とする。
授業の概要
養護実習指導は、2年次後期から3年次前期にかけて通年で行う。授業内容は、①実習前の事前指導、②実
習後の事後指導である。
3 年次は、養護実習に向けてより具体的な内容を取り扱う。事前指導では、事前の準備や実習の目標・内容
心構え等について、事後指導では、報告会を開催し、養護実習における学びをさらに深めていく。
学生に対する評価の方法
授業態度(20%)
、提出物(80%)などで総合的に判断する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
実習に向けての準備・打ち合わせについて(事前訪問指導)
実習目標と実習内容について
実習に臨む姿勢・心構えについて
実習記録・提出物および実習評価について(実習直前指導)
養護実習
第 5 回 報告会① 準備 報告会冊子作り
第 6 回 報告会② 発表
第 7 回 報告会③ まとめ
その他、養護実習に関するガイダンス、個別指導を実施する。
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
養護実習ハンドブック(東山書房)
小学校学習指導要領解説 特別活動編(文部科学省)
自己学習の内容等アドバイス
大学での学習内容をそれぞれの実習校において実践的に展開できるように、学習した内容を復習し、
各自目標を持って養護実習に臨むこと。学習指導案の作成については、事前によく学習しておくこと。
養護実習終了後は、振り返りの機会を通じて学びを深めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護実習
実習
森 英子・石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次前期(集中)
選択
子どもケア専攻
[単位数]
4
授業の到達目標及びテーマ
養護実習は、養護教諭免許を取得するための必須科目である。養護実習では、大学での学習内容について、
それぞれの実習校において実践的に展開し、養護教諭として必要な専門的知識や技術を体験的に学習する。
また、養護実習での実践や研究を通して、自己の望ましい養護教諭像の確立を目指す。
授業の概要
養護実習は、原則として小学校で4週間の実習を行う。実習期間は、3年次前期を予定しているが、
3年次後期に配当される場合もある。実習中は、観察・参加・実習・講話を通して、養護教諭として必要な
知識・技術を体得する。
学生に対する評価の方法
実習校における評価(50%)
、実習に関する提出物(50%)等で総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
1. 実習期間:原則として、4 週間
2. 実習校:養護実習指導で説明
3. 養護実習の内容
(1) 実習校についての理解
(2) 学校保健に関する理解
(3) 養護教諭の活動
保健室経営・健康観察・救急処置・健康診断・健康相談・組織活動等
(4) 保健指導・保健学習
(5) 学校環境の安全・衛生管理
学校環境衛生・学校安全
(6) 特別支援教育
(7) その他
4. 提出物:実習記録、養護実習レポート、自己評価票等
5. その他:養護実習指導を必ず履修し、養護実習に関するガイダンスには必ず出席をすること。
詳細については、ガイダンスで配布させる実習要綱を参照すること。
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
養護実習ハンドブック(東山書房)
自己学習の内容等アドバイス
大学での学習内容をそれぞれの実習校において実践的に展開できるように、学習した内容を復習し、
各自目標を持って養護実習に臨むこと。学習指導案の作成については、事前によく学習しておくこと。
養護実習指導を履修するなかで、養護教諭への資質を高めるように努力を惜しまないこと。実習終了後は、
振り返りの機会を通じて学びを深めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実習Ⅰ〔幼〕
実習
渡辺 桜・林 麗子・脇田 町子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次(集中)
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、教育実習までに学んだ知識や技能を基礎にして、幼稚園での実際の保育場面に身を
置き、保育者としての能力を養うこと、つまり幼児・保護者へ直接働きかけることを体験する中で、保育の
理論と実践との関係に習熟し、さらにいろいろな体験等を理論の中に投影していくことである。
授業の概要
幼稚園における実地実習を通して、幼児への理解を深めるとともに、幼稚園の機能とそこでの保育者の職務
について学ぶ。
学生に対する評価の方法
教育実習における実地実習の成績およびその事前・事後指導の状況等を考慮して総合的に評価する。
再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
1)実習園についての理解を深める
2)保育の一日の流れを理解し、参加する
3)子どもの観察やかかわりを通して幼児の発達を理解する
4)教育課程・指導計画について理解する
5)生活や遊びなどの一部を担当し、保育技術を習得する
6)職員間の役割分担とチームワークについて理解する
7)家庭・地域社会について理解する
8)子どもの最善の利益を具体化させる方法について学ぶ
9)保育者としての倫理を具体的に学ぶ
10)安全および疾病予防への配慮について理解する
使用教科書
実習の手引き・実習指導での学びを基に実習に臨むこと。
自己学習の内容等アドバイス
規定の提出書類の他に、担当クラスの幼児個々の記録をメモでよいので記載していくと、実習における幼児
理解の省察につながる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実習Ⅱ〔幼〕
実習
渡辺 桜・林 麗子・脇田 町子
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次(集中)
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、以下の 3 点である。
(1) 学習したことを確認し統合する
(2) 体験を通して、幼児を理解する
(3) 社会人としての行動・考え方を身につける
授業の概要
幼稚園の保育を実際に実践し、保育者として必要な資質・能力・技術を習得する。
学生に対する評価の方法
教育実習における実地実習の成績およびその事前・事後指導の状況等を考慮して総合的に評価する。
再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
1)保育全般に参加し、保育技術を習得する
2)子どもの個人差について理解し、多様な保育ニーズへの対応方法得する
3)指導計画を立案し、実際に実践する
4)子どもの家族とのコミュニケーションの方法を、具体的に習得する
5)地域社会に対する理解を深め、連携の方法について具体的に学ぶ
6)子どもの最善の利益への配慮を学ぶ
7)保育者としての職業倫理を理解する
8)保育者に求められる資質・能力・技術に照らし合わせて、自己の課題を明確化する
使用教科書
実習の手引き・実習指導での学びを基に実習に臨むこと。
自己学習の内容等アドバイス
規定の提出書類の他に、担当クラスの幼児個々の記録をメモでよいので記載していくと、実習における幼児
理解の省察につながる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等社会科教育法
演習
安井 克彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、社会科教育の目標・内容・教材などについて理解し、教材研究をして、授業設計ができる実践
的な力量を育成することを目標とする。そして、実際に、教壇に立った授業実践を想定し、模擬授業等をして
教師としての力量を高める。
授業の概要
この講義では、先ず社会科指導の意義と課題や本質論、指導内容等、初等社会科学習の理論的研究をする。
その後、社会科の主として小学校 3 から 6 年生に焦点を当て、授業作りの方法知に触れる。特に、小学校農業
単元・工業単元、歴史単元に焦点を当てる。後半は学習指導案の作成及び模擬授業を実施する。児童の実態を
視野に入れた指導方法やその留意点について考察する。
学生に対する評価の方法
教職を目指す学生を対象に開講されている講座であり、授業への参加活動を重視する。関心・意欲・態度
(30%)
、小テスト・レポート(30%)
、テスト(40%)などを総合的に評価する。試験の欠席は認めない。本
授業は再評価しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
小学校社会科教育の意義と課題
小学校社会科教育の史的展開
小学校社会科教育の目標論・学力論・レポート
小学校社会科教育の教科課程
社会科教育の学習指導計画・小テスト
社会科教育の学習形態
社会科教育の教材・教具
小学校社会科の内容と学習指導 第 3 学年・レポート
小学校社会科の内容と学習指導 第4学年
小学校社会科の内容と学習指導 第 5 学年
小学校社会科の内容と学習指導 第 6 学年・小テスト
授業づくりと指導案の作成・模擬授業
授業づくりと指導案の作成・模擬授業
小学校社会科教育の評価
試験ならびにまとめ
使用教科書
社会認識教育学会編 『小学校社会科教育』 学術図書出版社
自己学習の内容等アドバイス
テキストにそって授業を構成するので、事前にそのポイントを押さえるようにすること。小学校社会科学習
指導要領ならびにその解説版を熟読すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等算数科教育法
演習
野々山 里美
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマ
・算数科教育の重要性を知るとともに、算数教育のおもしろさや難しさを認識させる。
到達目標
・小学校学習指導要領や教科書の読み取りから、算数科教育の大切さを知る。
・算数の学習指導案の作成や模擬授業等を通して、授業づくりの基礎・基本や指導方法のポイントを理解
し、授業力を身につける。
授業の概要
本授業では
・戦後の算数教育の変遷を知ることで、現在の算数教育の目指す方向を認識させる。
・算数指導における基礎的な技術や基本的な考え方を知ることで、授業力の基本を身につける。
・教科書をベースにして学習指導案を作成し、分析・検討し合うことで、指導方法のあり方を理解させる。
・また、授業分析や模擬授業をし合い、検討し合う中で、自らの考えを整理し、自らの表現方法を工夫し
て、相手にコミュニケートする力を高める。
・再評価は実施しない。
学生に対する評価の方法
・筆記試験(40%)
、小テストやレポート(40%)
、授業の参加態度(20%)を総合的に判断して行う。
・試験の欠席は認めない。また、この授業の再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
初等算数科教育法オリエンテーション、授業に関する諸注意等
初等算数科教育の授業の心構え 、目標および内容等
戦後の算数教育の変遷
小学校学習指導要領の解説・分析等
教科書の構成・使い方、および算数の領域や単元を見通す
指導技術の基礎基本1(算数用語、数字・記号の書き方・読み方等)
指導技術の基礎基本2(算数教具の使い方等)
幼児・児童の発達の傾向と、理解の仕方・考え方等
算数の授業の進め方及び評価
学習指導案の書き方
学習指導案の作成・分析・検討1
学習指導案の作成・分析・検討2
模擬授業の分析・検討1
模擬授業の分析・検討2
まとめと筆記試験
使用教科書
・小学校算数教科書「わくわく算数」
(啓林館)
・小学校学習指導要領の解説(算数)
・小学校算数「授業力をみがく」指導ガイドブック (啓林館)
、
・必要に応じて、講義の折にプリントを配布する。
自己学習の内容等アドバイス
・次回までに出されたレポートを、自分なりの考えで、自分なりの表現方法でまとめてくること。
・相手により理解されるまとめ方を工夫して、レポートを作成してくること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等体育科教育法
演習
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
3年次後期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1)小学校教育における体育科の目標と内容について理解する。
2)体育科の各学年の目標と内容について領域ごとに理解する。
授業の概要
小学校教育における体育科の目標と内容について、小学校学習指導要領解説体育編を用いて学ぶ。
運動領域では、体つくり運動、器械運動系、陸上運動系、ボール運動系、表現運動系、水泳系、集団行動の
内容とその取扱いについて学習する。
保健領域では、
「毎日の生活と運動」
、
「育ちゆく体とわたし」
、
「心の健康」
、
「けがの防止」
、
「病気の予防」の
内容とその取扱いについて学習する。
学生に対する評価の方法
課題への取り組みの成果及び提出物、授業態度、レポートを総合的に評価する。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
小学校学習指導要領における体育科の目標(教科の目標、学年の目標、内容構成、各領域の内容)
体つくり運動(ねらいと内容)
体つくり運動(各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
器械運動系(ねらいと内容)
器械運動系(各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
陸上運動系(ねらいと内容)
陸上運動系(各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
ボール運動系(ねらいと内容)
ボール運動系(各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
表現運動系(ねらいと内容)
表現運動系(各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
水泳系と集団行動(ねらいと内容、各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
保健領域(ねらいと内容、各学年の内容と取扱い)及び学習指導の展開例
学習指導案の作成及び模擬授業例
まとめ
<注意事項>
第 1 回の授業は、教室(講義室)で行う。運動着不要。筆記用具持参。
第 2 回以降の授業では、NUAS ホールで行う場合、運動着及び体育館シューズ(室内用)を着用すること。
貴重品等は自己管理する。
使用教科書
「小学校学習指導要領解説 体育編 (文部科学省)
」
、
「平成20年改訂小学校教育課程講座体育(ぎょうせい)
」
(小学校学習指導要領体育 (文部科学省)を含む)
自己学習の内容等アドバイス
小学校学習指導要領についての予習と復習を行うこと。
各運動技術について予習と復習を行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもケア論Ⅱ
講義
堀内 久美子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもケア論Ⅱのテーマは児童虐待防止である。
児童虐待の本質と背景要因、児童虐待の定義、児童虐待防止システム、児童虐待発生予防と対応のためのネッ
トワークなどについて理解し、児童虐待防止の実践への意欲を持つことを到達目標とする。
授業の概要
児童虐待の本質と背景要因、児童虐待の定義、児童虐待防止システム、発生予防と対応のためのネットワーク
などについて概要を講義する。授業の一部に調べ学習を取り入れ、受講者は興味のあるテーマを選んで学習成
果をまとめ、発表と討議を行う。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(30%)
、レポート試験〔調べ学習を含む〕
(70%)などで総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 子どもケア論Ⅱを学ぶにあたって(授業の目的と講義内容の概要、参考書の紹介、授業日程の説明)
第2回 児童虐待の本質と背景要因
第3回 児童虐待の定義と現状
第4回 児童虐待各論①(身体的虐待)
第5回 児童虐待各論②(心理的虐待)
第6回 児童虐待各論③(性的虐待)
第7回 児童虐待各論④(ネグレクト)
第8回 発生予防と育児支援
第9回 対応の実際①(介入と援助)
第 10 回 対応の実際②(自立への支援)
第 11 回 発生予防と対応のためのネットワーク
第 12・13 回 課題レポート発表と討議
第 14 回 児童虐待問題研究の視点
第 15 回 まとめ(児童虐待防止の実践に向けて)
、レポートについて個別指導該当者への指導
使用教科書
なし。必要に応じて資料を配布する。
参考書:社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所「子ども虐待対応の手引き 平成 21
年 3 月 31 日厚生労働省の改正通知」有斐閣
自己学習の内容等アドバイス
毎回の配布資料を読んで復習すること。調べ学習では基本文献を利用するとともに実例・実践例にも関心をも
つこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子どもの栄養指導演習
演習
平井 惠子・後藤 恵子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
子どもの発達・発育に応じた基本的な栄養や食生活を理解し、生涯にわたって健康で質の高い生活を送るた
めの「食育」とは何かを考えることをテーマとし、自分自身もよりよい食生活を実践しながら、子どもたちや
その保護者に対して適切な支援ができることを到達目標とする。
授業の概要
パワーポイントやビデオを用いた講義により、子どもの栄養と食生活について理解を深める。
テーマに沿った演習を通じて、子どもの健全な食生活をアレンジしたり、適切なアドバイスができるように
する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(30%)
、演習課題のレポートや発表内容(40%)
、小テスト(30%)などを総合し
て評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
子供の栄養の意義と重要性
第 2 回 子供の発育・発達と栄養
第 3 回 食品の基礎知識
第 4 回 食生活の基本:食品について知る
第 5 回 食生活の基本:バランスの良い献立と評価
第6回 乳児期・幼児期・学童期・思春期の栄養と食生活ついて考える
(栄養の特徴と現状を知り問題点を考える①)
第7回 乳児期・幼児期・学童期・思春期の栄養と食生活ついて考える
(栄養の特徴と現状を知り問題点を考える②)
第8回 乳児期・幼児期・学童期・思春期の栄養と食生活ついて考える
(栄養の特徴と現状を知り問題点を考える③)
第9回 乳児期・幼児期・学童期・思春期の栄養と食生活ついて考える
(栄養の特徴と現状を知り問題点を考える④)
第 10 回 乳児期・幼児期・学童期・思春期の栄養と食生活ついて考える
(栄養の特徴と現状を知り問題点を考える⑤)
第 11 回 食育について:朝食
第 12 回 食育について:おやつ
第 13 回 食育について:食育媒体作成
第 14 回 食育について:食育実践(作成した食育媒体を使って)
第 15 回 まとめ
※ 授業内容の詳細については、それぞれ「子供ケア専攻」
、
「幼児保育専攻」に応じたものとする。
使用教科書
指定教科書はなし
【参考図書】
「小児栄養演習」 岡崎光子編著 同文書院 (その他、授業の中でも参考図書などを紹介する。
)
自己学習の内容等アドバイス
1~3年次に学んだ栄養や食生活の基本を復習しておくこと。
演習課題については、各テーマに沿って授業の中で紹介する参考図書や文献、配布資料を参考に、自分なり
の工夫を加えて、レポート作成や発表の準備をしておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
介護実習(障害児介護を含む)
実習
山中 ヤヱ子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
高齢者(独居、老人世帯)及び障害者(児)の麻痺や障害の程度を理解し、自立に向けた基本介護の方法を
習得することをテーマとする。そして基本的な介護実践ができることを到達目標とする。
授業の概要
家庭や地域で暮らすための援助の方法、介護保険、福祉サービスの受け方の知識を習得する。さらに後半の
2/3は基本介護についてシーツ交換や身体の清潔などをビデオの視聴を含め実習からその介護援助を学ぶ。
学生に対する評価の方法
授業態度(60%)
、レポート(40%)により評価する。
( )の%は評価の重みの
おおよその基準である。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 障害者支援の基本原則
第2回 介護概論 ホームヘルパーの職業倫理
第3回 在宅介護の基礎知識
訪問看護制度 バイタルサイン 服薬管理
特別な医療処置の理解
第4回 リハビリテーション医療の基礎知識
障害発生予防・軽減対策
寝たきり2大要因(脳血管疾患、骨折)
実技
第5回 基本介護(1)生活環境 居室寝具・ベッド
シーツ交換 体位変換 床ずれ予防
第6回 基本介護(2)衣類の着脱 楽な姿勢
ペーパーバック等の作り方
第7回 基本介護(3)身体の清潔
清拭(全身、部分)
、部分浴(手浴、足浴)その他の清潔
障害者の日常生活自立度判定
第8回 基本介護(4)洗髪、入浴の介護
洗髪方法 移動入浴車
第9回 基本介護(5)食事の介護
麻痺や障害(視覚)に応じた安全な食事
脱水予防、
第10回 基本介護(6)排泄の介護
尿器、便器、おむつ
第11回 基本介護(7)口腔ケア 肺炎予防
第12回 基本介護(8)障害者、視覚異常者の歩行 車椅子での移動 転倒骨折予防
第13回 認知症の介護 介護者の健康管理
第14回 介護保険、福祉用具
第15回 全体質疑、討議、試験(レポート) まとめ
使用教科書
なし
自己学習の内容等アドバイス
特に必要なし。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠ(研究導入)の成果を踏まえ、各自が具体的な研究計画をたて、実験(あるいは調査)
、デー
タ解析を実行する。
(テーマはゼミナールⅠを参照)
授業の概要
卒業論文の作成にむけて、授業では各自が研究の進捗状況を報告し、その報告についてグループ討論を重
ねる。
学生に対する評価の方法
授業の参加態度(発表、レジメの作成、討論への関与など)と研究の進捗状況(70%)
、期末レポート(30%)
により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回: オリエンテーション
第 2 回~14 回: 個人発表とグループ討論
各自の研究の進捗状況を発表する。その発表について、受講者間で討論する。
第 15 回: まとめ
使用教科書
指定の教科書はなし。テキスト・参考文献等は、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
ゼミナールは卒業研究に取り組む場である。各自が関心のあるテーマについて主体的に探究する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭の職務は幅広い領域をもっている。養護教諭の職務の現状を知り、養護教諭の専門性に関すること、
児童生徒に関すること、保健室に関すること、子供について幅広く捉え自らの課題を見つけ、追求する。具体
的には、健康診断・保健指導・救急処置に加えて、子どもの成長・発達、心の健康問題について考えていく。
授業の概要
ゼミナールⅡでは、3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別またはグループごとに、研究テー
マの設定と研究計画の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実上
4年次後期の卒業研究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(研究姿勢、研究過程発表、討論の関与、レポート)などにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション 個人発表①
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第2回~6回 個別指導①
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
プロブレムレポートの作成発表を通して、研究の課題を明確化する。
第7回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~14 回 個別指導②
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
プロブレムレポートの作成・発表を通して、研究の課題を明確化する。
第 15 回 まとめ
個人発表③
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディス
カッションをする。
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
必要に応じてプリント教材を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
「知りたい・分かった」を大切にし、自ら進んで論文・資料の検索を行い、読破すること。プロブレムレポー
トを作成することにより、研究課題を明確にし、まとめ・発表する。また、個人発表に際しては、レジュメを
作成し、ゼミ参加者全員に分かりやすく論じることが出来るように発表方法を工夫する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
各自の研究したいテーマを先行研究等の調査等を通して具体化し、研究計画のフォーマットを作成し、計画手
順に沿って研究を進めることができるようにする。
授業の概要
3 年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別またはグループごとに、研究テーマの設定と研究計画
の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実上 4 年次後期の卒業研
究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(50%)
、レポート(20%)
、自己の研究についての進捗状況(40%)等により総合的に
評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2~6 回 各自が個別テーマについての研究の進捗状況を発表し合い、それに基づきゼミナールメンバーでデ
ィスカッションをする。
第 7~11 回 各自の研究計画を発表し、ゼミナールメンバーでディスカッションする。
第 12~14 回 研究の進捗状況を発表し、ゼミナールメンバーでディスカッションするとともに、添削指導等
の個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト、文献については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
ゼミナールメンバーが協力し合って、積極的に研究論文の作成に臨むことによって、研究の進め方を身に付け
ることはもちろんのこと、お互いに高め合う学習の在り方を学んでほしい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
釜賀 雅史
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡでは、3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別またはグループごとに、研究テ
ーマの設定と研究計画の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実
上4年次後期の卒業研究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
(研究テーマ)
当ゼミの大テーマは「子どもと社会」。子どもの置かれた社会環境を注視しつつ、子どもと家族、子どもと
地域社会、子どもと非行、子どもとメディア、といった切り口から子どものありようとその問題性を考える。
その中でまた、ネットいじめ、少年犯罪、虐待など、社会問題化している話題も取り上げ、その対応だけでは
なく、その構造・背景を(社会学的視点から)みていく。
授業の概要
上記の目標とテーマの下に授業は展開されるが、その形式・内容は次の通り。
①研究を進めるに当たっての指導 (論文の書き方など)
②個々の研究について発表(研究の経過報告)とそれに基づく討論
③その他(進路などを含めた相談=担任的役割
学生に対する評価の方法
授業への参加態度、プレゼンテーションなどを中心に総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 ガイダンス
第 2 回~6 回 個人発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回~11 回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 12 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキストは使用しない。参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
到達目標=卒業研究の完成を意識し、計画的に研究・学習を進めるよう心がける。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
末松 弘行
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡでは、3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別またはグループごとに、研究テー
マの設定と研究計画の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実上
4年次後期の卒業研究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
(研究テーマ)
「精神保健」や「カウンセリング」の授業でとりあげたテーマ、たとえば、子どもの発達の各時期(乳児期、
幼児期、児童期、思春期)における精神保健、さまざまの障害、特に「学校の心療内科、保健室」といわれる
ように、心身症とその対応法、具体的にはストレス、不登校、過敏性腸症候群、拒食・過食症、いじめ、うつ、
自閉症など。
授業の概要
各自が設定した個別テーマについて、研究の進展状況を発表し、それに基づいてゼミナールメンバーでディス
カッションする。また、個別指導する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表など)
、レポートなどにより総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~6回 個人発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回~11 回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 12 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
各自が選定したテーマについて、研究を進める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡでは、3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別またはグループごとに、研究テ
ーマの設定と研究計画の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実
上4年次後期の卒業研究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
授業の概要
健康教育に関する研究。研究対象は小学生から高校生まで、内容は危険行動の防止について取り扱う。危険
行動とは、故意または不慮の事故に関する行動(自殺、いじめの問題等が含まれる)
、性の逸脱行動、喫煙、飲
酒および薬物乱用、運動不足、不健康な食生活等が当てはまるが、相談に応じる。危険行動は、どのような要
因が関連して起きるのか、学校で行う健康教育の内容、方法はどのように展開すればよいのかを追究する。
学生に対する評価の方法
授業への参加意欲・態度(発表など)(40%)、レポートなど(60%)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2-6 回 個別発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第 7-11 回 個別発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 12-14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
第 20 回 JKYB 健康教育ワークショップ報告書(JKYBライフスキル教育研究会:代表 川畑徹朗編)
自己学習の内容等アドバイス
各自が設定したテーマについて十分に調査・研究できるようにサポートするが、あくまでも取り組む学生の
主体的な態度が前提であることを忘れぬように。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠで決定した研究テーマをさらに深め、卒業研究のための準備を始める。具体的な研究目標を設
定し、研究計画を立案し、それに従って調査、作業を開始する。
授業の概要
ゼミナールⅡでは、3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別(またはグループごと)に、研
究テーマの設定と研究計画の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は
事実上4年次後期の卒業研究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表、討論など)
、レポートなどにより総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第2回~6回 個人発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回~11 回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 12 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
研究はあくまでも人まねではなく、研究者のオリジナリティ(独創性・個性)が重要です。たとえホンの僅
かなことでもよいので、自分なりの個性ある新しい研究を目指して欲しいと思っています。なお、社会人では
プロフェッショナルとしてその結果(成果)こそが問われます。しかし学生にとっては問題を設定(提起)し、
それを解決していく工程(プロセス)が重要です。いたずらに卒業研究の結果のみに拘ることなく、のびのび
と学生時代にしか出来ない研究を満喫してください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
戸田 須惠子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
3年時に考えた研究テーマをさらに展開し「研究計画を実践へ」をテーマに卒業論文に向けて研究意識を高
め、研究計画をさらに具体化し前進させることを到達目標とする。
授業の概要
3年時に引き続き、各自が自分の研究テーマと関係する先行研究を読んで発表する。発表後、他の学生は、
次回の発表がよりよい発表になるようコメントや感想を書いて発表者に渡す。発表者は、発表の仕方、内容
のまとめ方、話しの進め方などを学習してさらなる向上を目指す。授業を進めるなかで、卒業論文や研究計画
の書き方についてより深く学習し、発表力を養う。
学生に対する評価の方法
発表態度・発表原稿(40%)と演習中の参加度(20%)と研究計画書の作成(40%)を総合して
評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション(演習の進め方と評価について説明)と研究についての全体討議
先行研究(1)を読んで発表する。研究の仕方についてより深く理解し全体で討論する。
先行研究(2)を読んで発表する。研究方法について全体で討論する。
先行研究(3)を読んで発表する。全体で討論する。
先行研究(4)を読んで発表する。全体で討論する。
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ① 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ② 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ③ 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ④ 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ⑤ 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ⑥ 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ⑦ 発表者はレポートを提出
各自の研究テーマに関する論文を読んで発表、討論 ⑧ 発表者はレポートを提出
研究計画書の書き方、論文の進め方、書き方について説明
演習を振り返って卒業論文について討論
具体化した研究計画書及び進度状況報告書を提出
使用教科書
なし
自己学習の内容等アドバイス
多くの研究論文を読み、論文の書き方を習得すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
西村 美佳
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもの健康、子育てのみならず、子どもを取り巻く社会全体の中から、様々な進路へ進む準備過程にある
学生が真に興味をもって取り組むことができるテーマを見出し、そのテーマに関する調査や文献読解を通じて
自己の問題意識を高めていくことを目標とする。また、学生同士の自由な意見交換を通じて、学生個々の問題
意識や問題追求能力を高めていく。
授業の概要
ゼミナールⅡでは、3 年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別に研究テーマの設定と研究計画
の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実上、4 年次後期の卒業
研究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表、ディスカッションへの参加など)
、レポートなどにより、総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション:目的の説明と概要等について説明
第 2 回~6 回 個人発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼ
ミナールメンバーでディスカッションをする。
第 7 回~11 回 個人発表②(研究展開)
各自が設定した個別テーマについての研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメ
ンバーでディスカッションをする。
第 12 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて、添削指導などの個別
指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
特に使用しない。必要に応じてテキストや参考文献を紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
常日頃から、自分が興味が持てるテーマについて考えることを求める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
坂 鏡子
[必修・選択]
備考
[単位数]
2
[開講期]
4年次前期
必修
授業の到達目標及びテーマ
3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個別またはグループごとに、研究テーマの設定と研究計画
の作成、そして調査・研究作業に至るまで具体的に指導を行う。この一連の指導は事実上4年次後期の卒業研
究の前半部分として位置づくものであり、後者の準備を意図するものである。
授業の概要
子育てに関する相談、子どもの虐待防止活動、地域の子育て支援活動、市民と協働して創造するネットワーク
づくりなど、子ども・家庭支援に関する視野を広げ、地域の子育て支援活動の充実について追究する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(ディスカッション・発表など)
、レポートなどにより総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~6回 個人発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回~11 回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 12 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
積極的に個別指導を受け、自己課題を追求すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
平井 タカネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本ゼミナールⅡでは、ゼミナール 1 の研究導入の成果について振り返り、それらを踏まえて個別、またはグル
ープ(ペア)ごとに研究テーマを集約する。また、研究の充実のための調査や実験などの方法を想定し、具体
的な作業の方法や手順について理解を深める。
授業の概要
論文制作に向けたテーマの構造化(目的、方法の具体と明確化)
、文献・資料の収集状況について、
論文完成までのスケジュール設定など、各自の報告とレポートの提出
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(30%)
、卒業研究に向けた論文構成と報告(50%)
、資料・文献の収集と読み込み(20%)
再評価はしない
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
ゼミの概要(ゼミナールⅠのプロセスと成果確認、スケジュールの留意点など)
第 2 回~3回 各自またはペアの研究テーマ確認と研究方法など、作業のスケジュールなどについて予定を計
画し報告
第4回~6回 関連論文(文献)の通読による内容と自己研究への応用ポイント報告
第7回~9回「研究方法」の精度を確認し、予備調査や実験の計画と準備、あるいは仮説の報告。
いずれも配布資料にて
第 10 回~11 回 研究の進捗状況と予備調査の結果などを含めて中間報告、今後の方向性検討
第 12 回~13 回 関連論文(先行研究、文献)の通読または抄読から、自分の研究の方向性を確認
第 14 回
学部の卒業研究抄録集に目を通して、抄録の様式を理解し、序論、方法、文献などを書き入れてみ
る。
第 15 回
これまでの成果と今後の遂行スケジュールを配布資料にて報告。
卒業研究完成に向けて構えを確認する。
使用教科書
それぞれの研究テーマの参考となる資料や論文の紹介をする。
自己学習の内容等アドバイス
論文の完成に向けた自分なりのスケジュールを立て、進捗状況に応じて修正などもして、ゼミの中で確認する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
藤井 正子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
個人またはグループで、卒業創作(或いは研究)のテーマを設定し、ゼミナールⅠ(研究導入)の指導を踏ま
え、それぞれのテーマに関しての資料収集、文献研究、創作作業を行い、4年後期の卒業創作(或いは研究)
の前半部分として相応しい成果が発表できることを目標とする。
(研究テーマ)
子どもと音や音楽との関わりを踏まえて、音に纏わる遊びや表現活動の創作。例えば、子どもの歌、手遊び指
遊び歌、絵描き歌、絵本や紙芝居のBGM 等
授業の概要
3年次のゼミナールⅠ(研究導入)の指導を踏まえ、個人またはグループごとに、創作テーマの設定と創作計
画の作成、創作の方法、記譜作業に至るまで具体的に指導を行う。それぞれ個々の成果を発表し合い、ゼミナ
ールメンバーでディスカッションしながら進める。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度、作品、レポートなどにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
ゼミナールⅠで学んだこと、感じたことを振り返り、卒業創作(或いは研究)に取り組むにあたって、自分
の優れている点はどこにあるか、また、自分に不足している点は何か、個々に分析する。
第 2 回~第 3 回
ゼミナールⅠを基に、個人またはグループごとに、創作テーマを決定する。
創作(研究)の「目的」をまとめ、創作計画を立てる。
第4回~第 10 回
個人発表
各自が設定した個別テーマについて創作の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 11 回~第 14 回
個別指導
各自が設定した個別テーマについて創作の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回
中間発表会とまとめ
使用教科書
テキスト、参考文献については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業創作(研究)は、講義を受けレポートをまとめるのとは異なり、あくまで設定したテーマに取り組む個々
或いはグループの主体性が大切です。無難にまとめるのではなく、新しい発想や方法が浮かんだら、失敗を恐
れず、試してみることです。試行錯誤しながら色々な角度から自分なりの作品を完成させてください。教員は
それをサポートします。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
堀内 久美子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡでは、3 年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、個人またはグループで「テーマの設定
から文献・資料収集、フィールド調査」という過程と方法の習得をめざす。これらは4年次後期の卒業研究の
前半部分として位置づくものであり、卒業研究の準備段階として綿密な研究計画を立てることを到達目標とす
る。テーマは①子どもの発育発達(特に身体面)
,②保育の中の保健活動,③養護教諭の活動,④子どもの虐待
防止のいずれかに関する細かい(絞った)テーマ、または受講者オリジナルのテーマである。
授業の概要
個人またはグループで設定したテーマをとりあげて,関連分野も広く見渡しながら,文献探索・実例収集など
を行う。得られた情報(資料)を自分の中に取り込んで,自分で考えて,自分の言葉で表現する。卒業研究の
テーマや構成を意識して研究計画を練り上げる。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(40%)
、レポート試験(60%)などで総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第2回 研究方法(各種の実例)
第3回~4回 各自(または各グループ)の研究テーマに関連する先行研究収集
第5回~6回 先行研究の読み取りと発表(各テーマに関して)
第7回~8回 中間発表
各テーマに関して、先行研究の生かし方とオリジナルな方法について発表する。それに基づきゼミナ
ールメンバーでディスカッションする。
第9回~14 回 研究計画の発表
個人またはグループで選んだテーマに関して研究計画(概略から詳細なものまで約3段階)を作成し発
表する。それに基づきゼミナールメンバーでディスカッションする。
第 15 回 まとめ、卒業研究へのステップ・・・研究計画をより精緻に練り上げる。
使用教科書
なし。必要に応じて資料を配布または紹介する。
参考文献:山田剛史他「大学生のためのリサーチリテラシー入門」ミネルヴァ書房
自己学習の内容等アドバイス
毎回の配布資料や発表資料について、個人(あるいはグループ)でのテーマ選定との関連を考えること。常に
テーマ選定を考えて、関連分野の情報・資料にも関心をもつこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、①卒業研究で行う各自の研究テーマの設定と研究計画の作
成方法、論文および抄録の作成方法を習得する、②卒業研究のテーマに沿った文献・資料を収集・精査できる、
③プレゼンテーションの方法について習得する、④子どもに関わるあらゆるテーマについて、積極的にディス
カッションに参加することができる、の 4 点を目標とする。
授業の概要
上記目標を達成するために、各自の卒業研究のテーマを確定し、研究計画を作成する。また、基礎資料の収集
を行い、テーマの理解を深める。さらに、これらの進捗状況を発表し、それに基づいてゼミナールメンバーで
ディスカッションおよび個別指導を行う。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度(40%)、発表への取り組みおよびその成果(50%)、期末レポート(10%)などで総合
的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
第2回
研究計画作成について
第3回
論文・抄録の作成について
第4回~6回 個人発表①
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況をレジュメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回~10 回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況をレジュメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第 11 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回
まとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
主体的に研究テーマについて理解を深め、計画的に研究を進めること。
ゼミナールメンバーのテーマについても積極的にディスカッションに参加し、子どもやその支援、子どもをと
りまく問題について理解を深めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
村岡 眞澄
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠでの学習をふまえつつ、個別およびグループ別に研究テーマを絞り込み、テーマに関する文献収
集を深めるとともに、研究を進めるのにふさわしくまた実施可能な範囲の研究方法を選択する。その上で研究
計画を立てそれにしたがって研究活動を開始する。
授業の概要
個別ないしグループ別のテーマに則して文献を収集し先行研究の概要をまとめ、それを参考にしながら自分の
研究計画を立てる。それぞれの研究計画を発表し、互いに検討し合うとともに、計画に沿って研究を進めそれ
をレポートして報告する。
学生に対する評価の方法
資料収集や観察などの研究の取り組みの態度(30%) 研究計画の立案やレポート(40%)
報告会発表会などでの積極性(30%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション(ゼミナールⅠの成果確認など)
第2回
テーマの絞り込みと各自のテーマについての意見交換
第3回
研究方法の探求Ⅰ(色々な研究方法の確認)
第4回
研究方法の探求Ⅱ(研究方法の選択)
第5回
テーマに関する先行研究の概要作成
第6回
テーマに関する先行研究について発表する。
第7回
研究計画の作成Ⅰ
第8回
研究計画の作成Ⅱ
第9回
研究計画の発表と意見交換
第 10 回
研究のレポート作成Ⅰ(研究活動の進捗状況)
第 11 回
研究のレポート作成Ⅱ(研究活動の進捗状況)
第 12 回
個別指導Ⅰ
第 13 回
個別指導Ⅱ
第 14 回
個別指導Ⅲ
第 15 回 これまでの成果のまとめと今後の予定の確認
使用教科書
使用しない。必要に応じて資料を準備する。
自己学習の内容等アドバイス
文献等で疑問などがあれば授業者に相談するとともに、子どもと触れ合う機会を持つようにする。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
テーマに即した調査、測定、データの分析・処理を行い、図表を作成することができる。
または作品の創作・演出ができる。
<研究テーマ>
保育者として子どもの運動を指導する立場から、「子どもと運動」、「運動あそび」、「表現運動・ダンス」
に関することを研究分野とする。例えば、①運動あそびと子どもの運動量、②子どもの運動と健康、③ダンス
創作による表現活動、など。これらの分野で、各自が設定したテーマを研究し、研究報告や作品としてまとめ、
成果を発表する。研究の方法は、文献・資料収集、調査、測定、創作など。
授業の概要
ゼミナールⅠでの研究テーマにそって、実際に調査・測定したデータを入力、分析、統計処理して図表にす
る。または、作品の創作・演出や録画などを行う。それらのデータ結果や創作作品を発表する。
学生に対する評価の方法
課題への取り組みの成果及び提出物、授業態度を総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 ゼミナールⅡの目的と内容
ゼミナールⅠを具体的に発展させ、データ入力・分析、または作品創作を行うことによって研究を深める。
第 2 回 計画に即した調査、測定、及び創作などを行う。
第 3 回 データ入力①、または作品の創作①
第 4 回 データ入力②、または作品の創作②
第 5 回 データ分析①、または作品の創作③
第 6 回 データ分析②、または作品の創作④
第 7 回 統計処理①、または作品の創作⑤
第 8 回 統計処理②、または作品の創作⑥
第 9 回 図表作成①、または作品の演出①
第 10 回 図表作成②、または作品の演出②
第 11 回 図表作成③、または作品の演出③
第 12 回 結果の要約、または作品のまとめ
第 13 回 卒業研究の「結果」の文章作成、または作品の録画
第 14 回 データ結果または創作作品の発表と討議
第 15 回 総括及び「卒業研究」へつなげるための課題
使用教科書
授業の中でプリントを配付する。テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業研究に関する課題の予習と復習を行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ゼミナールⅡ(研究展開)
演習
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、3年次のゼミナールⅠの研究導入の指導を踏まえ、研究テーマの設定と研究計画の
作成、そして自身の課題意識に基づいたフィールドワークの遂行である。
授業の概要
子どもたちが生活している様々なフィールドでの参加や観察、インタビュー、つまりフィールドワークによ
り、大人の関わりやそれに伴う子どもの姿、子どもが生活するフィールドの機能について追究する。
このフィールドとは、例えば「心の健康教育を実践する小学校」「子どもの声を聴くことを大切にしている児
童養護施設」「食育を通して子どもの五感を刺激することを日課としている幼稚園」などである。受講者それぞれ
の関心や疑問についてゼミで語り合い、自身が追究していく内容をしぼりこんでいく。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、提出物(60%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~6回 個人発表①(研究計画)
各自が設定した個別テーマについての研究計画と研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回~11 回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第 12 回~14 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 15 回 まとめ
使用教科書
その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
自身で考え、動き、大学外の様々な世界を観て、感じることを大切にしましょう。自分が肌で感じたことを
ゼミの仲間と語り合うことで、また新しい発見がありますよ。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠ・Ⅱの成果を卒業研論文にまとめ、研究発表を行う。
(テーマはゼミナールⅠを参照)
授業の概要
卒業論文の完成にむけて、授業では各自が研究成果を報告し、その報告についてグループ討論を重ねる。
学生に対する評価の方法
卒業論文を主に評価するが、授業の参加態度(発表、レジメの作成、討論への関与など)も勘案する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1~11 回: 個人発表と討論
各自の研究の進捗状況を報告し、その発表について、受講者間で討論する。
第 12 回(12 月の最終の授業)
: 卒業論文の提出
第 13・14 回: 卒業研究発表会の準備、卒業研究抄録の作成
第 15 回: 卒業研究発表会、卒業研究抄録の提出
使用教科書
指定の教科書はなし。テキスト・参考文献等は、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業研究の完成にむけて、自ら関心のあるテーマについて主体的に探究することを試みる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭の職務は幅広い領域をもっている。養護教諭の職務の現状を知り、養護教諭の専門性に関すること、
児童生徒に関すること、保健室に関すること、子供について幅広く捉え自らの課題を見つけ、追求する。具体
的には、健康診断・保健指導・救急処置に加えて、子どもの成長・発達、心の健康問題について考えていく。
授業の概要
卒業研究では、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個別またはグル
ープごとに卒業研究をまとめる。個別指導が中心となるが、個々の学生が、自らの問題意識に即して、これま
での学びを深化させかつそれを集大成できるよう指導する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(研究姿勢、研究過程発表、討論の関与、レポート)などにより総合的に評価する。
論文・要旨・パワーポイント・プレゼンテーションを最終課題とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション 個人発表①
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第2回~6回 個別指導①
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第7回 個人発表②
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~12 回 個別指導②
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 13 回~14 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する。
第 15 回 まとめ
卒業研究発表会において、フロアから得た意見を踏まえ研究計画・結果を検証する。
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
必要に応じてプリント教材を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
「知りたい・分かった」を大切にし、自ら進んで論文・資料の検索を行い、読破すること。また、個人発表に
際しては、レジュメを作成し、ゼミ参加者全員に分かりやすく論じることが出来るように発表方法を工夫する。
論文をまとめるにあったっては、読者が理解できるように分かりやすく書くこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
釆女 智津江
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅠ(研究導入)
・Ⅱ(研究展開)の成果を卒業論文としてまとめ、発表できるようにする。
授業の概要
ゼミナールⅠ(研究導入)
・Ⅱ(研究展開)の成果を卒業論文にまとめ、研究発表を行う。ディスカッション、
個別指導が中心となるが、個々の学生が自らの問題意識に即して、これまでの学びを深化させ、卒業論文を作
成する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(40%)
、レポート(20%)
、卒業論文及び卒業研究発表(40%)により総合的に評価す
る。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2~8 回 各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーで
ディスカッションする。随時、個別指導を行う。
第 9~11 回
各自の卒業研究を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカッションする。随時、
個別指導を行う。
第 12~13 回 卒業研究発表予行演習
第 14~15 回 卒業研究発表会
使用教科書
テキスト、参考文献については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
各自余裕をもって、卒業研究発表に臨めるように計画的に進める。主体的な学習を行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
釜賀 雅史
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
卒業研究では、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個別またはグ
ループごとに卒業研究をまとめる。個々の学生が、自らの問題意識に即して、これまでの学びを深化させかつ
それを集大成すること、これが目標である。
(研究テーマ)
当ゼミの大テーマは「子どもと社会」。子どもの置かれた社会環境を注視しつつ、子どもと家族、子どもと
地域社会、子どもと非行、子どもとメディア、といった切り口から子どものありようとその問題性を考える。
その中でまた、ネットいじめ、少年犯罪、虐待など、社会問題化している話題も取り上げ、その対応だけでは
なく、その構造・背景を(社会学的視点から)みていく。
授業の概要
個人およびグループ研究経過報告とそれに基づく論文作成指導、最終の研究発表からなる。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表など)を加味しつつ最終の卒業研究(論文)で評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 ガイダンス
第2回~7回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する。
使用教科書
それぞれの個別研究指導の中で必要な文献・資料については紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業研究は年末にはほぼ 90%が完成するように、研究・作業計画をしっかりたてること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
末松 弘行
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
卒業研究では、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個別またはグル
ープごとに卒業研究をまとめる。個別指導が中心となるが、個々の学生が、自らの問題意識に即して、これま
での学びを深化させかつそれを集大成できるよう指導する。
(研究テーマ)
「精神保健」や「カウンセリング」の授業でとりあげたテーマ、たとえば、子どもの発達の各時期(乳児期、
幼児期、児童期、思春期)における精神保健、さまざまの障害、特に「学校の心療内科、保健室」といわれる
ように、心身症とその対応法、具体的にはストレス、不登校、過敏性腸症候群、拒食・過食症、いじめ、うつ、
自閉症など。
授業の概要
卒論の添削指導。発表の方法の指導。
学生に対する評価の方法
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~7回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
卒論制作とその発表準備に集中する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
卒業研究では、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個別またはグ
ループごとに卒業研究をまとめる。個別指導が中心となるが、個々の学生が、自らの問題意識に即して、これ
までの学びを深化させかつそれを集大成できるよう指導する。
授業の概要
健康教育に関する研究。研究対象は小学生から高校生まで、内容は危険行動の防止について取り扱う。危険
行動とは、故意または不慮の事故に関する行動(自殺、いじめの問題等が含まれる)
、性の逸脱行動、喫煙、飲
酒および薬物乱用、運動不足、不健康な食生活等が当てはまるが、相談に応じる。危険行動は、どのような要
因が関連して起きるのか、学校で行う健康教育の内容、方法はどのように展開すればよいのかを追究する。
学生に対する評価の方法
授業への参加意欲・態度(発表など)(40%)、レポートなど(60%)により総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~7回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する。
使用教科書
第 20 回 JKYB 健康教育ワークショップ報告書(JKYBライフスキル教育研究会:代表 川畑徹朗編)
自己学習の内容等アドバイス
各自が設定したテーマについて十分に調査・研究できるようにサポートするが、あくまでも取り組む学生の
主体的な態度が前提であることを忘れぬように。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
都築 一夫
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡで開始した卒業研究のテーマに関する調査、作業をさらに深め、これをまとめて卒業研究発表
を行い、卒業論文を作成する。
授業の概要
卒業研究では、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個別またはグ
ループごとに卒業研究をまとめる。個別指導が中心となるが、個々の学生が、自らの問題意識に即して、これ
までの学びを深化させかつそれを集大成できるよう指導する。
学生に対する評価の方法
卒業論文および卒業研究発表、更にはそこに至るプロセスなどにより総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第2回~7回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
はじめて論文を書き上げるのは大変骨の折れる作業です。しかし、若い時期に一つのテーマを深く掘り下げ、
情報を収集し、熟慮し、調査成績を纏め上げ、その結果を解りやすく発信することは貴重な経験となります。
たとえ研究者など論文を書く職業に就かなくとも、これらの経験が社会人として問題に直面したとき問題解決
のために必ず役立つものです。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
戸田 須惠子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
「卒業論文の完成」が到達目標である。目標到達のため、演習と個別指導を行う。
授業の概要
前期に立てた研究計画に従って、各自は、データを収集、分析して結果を出すという手順で進めていく。その
間、各自は、先行研究を読み卒業論文に反映させること。演習は、各自の研究計画を発表し、最終的には、完
成した論文を発表する。発表に関しては、発表態度、発表の仕方を学習する。授業以外に個別指導を行ない全
員が完成することを目指す。
学生に対する評価の方法
卒業論文を総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション、卒業論文の書き方を説明。
第2回
先行研究を読み発表、さらに各自の研究計画を発表、討論
第3回
先行研究を読み発表、さらに各自の研究計画を発表、討論
第4回
先行研究を読み発表、さらに各自の研究計画を発表、討論
第5回
先行研究を読み発表、さらに各自の研究計画を発表、討論
第6回
各自が卒業論文の進行状況を発表 討論 ①
第7回
各自が卒業論文の進行状況を発表、討論 ②
第8回
各自が卒論論文の進行状況を発表、討論 ③
第9回
各自が卒業論文の進行状況を発表、討論 ④
第 10 回
卒業論文の発表、討論 ①
第 11 回
卒業論文の発表、討論 ②
第 12 回
卒業論文の発表、討論 ③
第 13 回
卒業論文の発表、討論 ④
第 14 回~第 15 回
卒業論文の発表
全員
使用教科書
なし
自己学習の内容等アドバイス
先行研究論文を読み、まとめる力を養うこと。
①
②
③
④
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
西村 美佳
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもの健康、子育てのみならず、子どもを取り巻く社会全体の中から、様々な進路へ進む準備過程にある
学生が真に興味をもって取り組むことができるテーマに関する調査や文献読解を通じて自己の問題意識を高
め、深化させ、自己を陶冶することを目標とする。
授業の概要
卒業研究では、3 年次のゼミナールⅠの研究導入、4 年次前期のゼミナールⅡの指導を踏まえ、個別に卒業研
究をまとめる。個別指導が中心となるが、個々の学生が自らの問題意識に即して、これまでの学びを深化させ、
かつそれを集大成できるように指導する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(発表など)
、レポートなどにより、総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション:目的の説明と概要等について説明
第 2 回~7 回 個人発表
各自が設定した個別テーマについての研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメ
ンバーでディスカッションをする。
第 8 回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて、添削指導などの個別
指導を行う。
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する。
使用教科書
特に使用しない。必要に応じてテキストや参考文献を紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
常日頃から、自分が興味が持てるテーマについて考えることを求める。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
坂 鏡子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
卒業研究では、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個別またはグ
ループごとに卒業研究をまとめる。個別指導が中心となるが、個々の学生が、自らの問題意識に即して、これ
までの学びを深化させかつそれを集大成できるよう指導する。
授業の概要
子育てに関する相談、子どもの虐待防止活動、地域の子育て支援活動、市民と協働して創造するネットワーク
づくりなど、子ども・家庭支援に関する視野を広げ、地域の子育て支援活動の充実について追究する。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(ディスカッション・発表など)
、レポートなどにより総合的に評価する
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~7回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
自らの問題意識を深められるよう研賛すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
平井 タカネ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミにおける他者の意見や」資料・文献を取り入れて、研究の目的を確認しつつ論文としてのまとまりをつ
ける工夫をし、完成させる。
授業の概要
論文の全体的構成とそれぞれの項目についての文章表現、またそれを補う図や表の工夫をする。
研究方法と結果、結果とその考察の流れの整合性に留意して文章表現を工夫する。
研究結果についての「なぜ?」を十分に問い、考察を深める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(20%)
、論文完成度(80%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
本ゼミの概要説明(ゼミナールⅡの成果と反省を踏まえ、抄録、完成論文の執筆要領及び提出期限、
論文発表会の日時などのスケジュールを確認する。評価について)
次回以降の発表や報告は紙資料・映像等で行う。
第 2 回 ~ 3 回 研究題目・方法の確認及び得られている結果、試みている考察のポイントなどを報告
第 4 回 ~ 5 回 関連文献の通読と論文への取り入れ要点について
* 必要に応じて時間外の個別相談・個別指導
第6回 ~8回 研究の方法と得られた結果(とその処理)について報告①意見感想の交換
(数値は図表に、映像はパソコン・ビデオ機器の準備)
第9回
順次個別指導①
第 10 回
順次個別指導①
第 11 回
3 年生を含めた合同ゼミ(中間発表会)を行なう
論文の完成形(不十分であっても)配布資料による抄録を配布、互いに意見交換
第 12 回
抄録原稿について互いに意見と感想の交流、 原稿の推敲・修正
第 13 回
論文完成と抄録の提出。各自の反省と成果の報告、論文発表のミニリハーサル(3 年生と合同)
第 14 回
論文発表会(3 年生と合同)
第 15 回
研究成果の確認と授業のまとめ、論文のゼミ冊子作成
使用教科書
それぞれの研究テーマに応じた論文や文献を紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
就職のための採用試験など論文に集中できない時期があると思われる。それを予測して論文完成へのスケジュ
ールをしっかり立てて計画的に作業を遂行すること。報告や発表は紙資料や映像にまとめること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
藤井 正子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡに引き続き、個人またはグループで、それぞれのテーマに関しての資料収集、文献研究、創作
作業を行う。個別指導が中心となり、個々の学生が、卒業創作発表会に於いて、これまでの学びを深化させ且
つ集大成した発表が実現できることを目標とする。
(研究テーマ)
子どもと音や音楽との関わりを踏まえて、音に纏わる遊びや表現活動の創作。例えば、子どもの歌、手遊び
指遊び歌、絵描き歌、絵本や紙芝居のBGM 等
授業の概要
個人またはグループごとに、それぞれのテーマに関する研究、創作を行い、教員は個別にその助言、指導を
行う。また、それぞれ個々の研究経過、或いは創作曲を発表し、ゼミナールメンバーでディスカッションしな
がら進める。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度、卒業創作(或いは論文)への取り組み態度、卒業創作作品(或いは論文)
、卒業発表
会での発表等総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
第 2 回~第7回
各自が設定した個別テーマについて創作の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~第 13 回
各自が設定した個別テーマについて創作の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 14 回~第 15 回
卒業創作発表会において、個人或いはグループの作品を発表する。まとめ。
使用教科書
テキスト、参考文献については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業創作(研究)は、講義を受けレポートをまとめるのとは異なり、あくまで設定したテーマに取り組む個々
或いはグループの主体性が大切です。無難にまとめるのではなく、新しい発想や方法が浮かんだら、失敗を恐
れず、試してみることです。試行錯誤しながら色々な角度から自分なりの作品を完成させてください。教員は
それをサポートします。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
堀内 久美子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
卒業研究では、3 年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、個人またはグル
ープで卒業研究をまとめる。これが授業の到達目標である。
「テーマの設定から文献・資料収集、フィールド調
査」という過程を通して研究計画を実行(必要があれば修正実行)し、オリジナルな研究論文としてまとめる。
テーマは①子どもの発育発達(特に身体面)
,②保育の中の保健活動,③養護教諭の活動,④子どもの虐待防止
のいずれかに関する細かい(絞った)テーマ、または受講者オリジナルのテーマである。
授業の概要
個人またはグループで設定したテーマをとりあげて,関連分野も広く見渡しながら,文献探索・実例収集など
を行う。得られた情報(資料)を自分の中に取り込んで,自分で考えて,自分の言葉で表現する。先行研究を
適切に活用し、研究論文の着眼や構成にオリジナリティを意識して執筆する。これら全過程を通じて教員が指
導する。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度・研究進行過程(40%)
、研究論文の成果(40%)
、発表会(20%)などで総合的に評価を
行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 テーマの独自性及び研究方法の独自性について
第 3 回~4 回 各自(または各グループ)の研究テーマに関連する先行研究の批評・紹介
第5回~6回 研究方法(視点)の独自性に関する発表(各テーマに関して)
第7回~8回 中間発表(進行状況と成果)その 1
各テーマに関して、進行状況と成果(オリジナルな方法・視点)について発表しゼミナールメンバーでディ
スカッションする。
第9回~10 回 中間発表(進行状況と成果)その 2
論文構成と資料(オリジナルデータ)の分析方法等について発表しディスカッションする。また、個別指導
を行う。
第 11 回~13 回 抄録作成(個別指導)
第 14 回 研究論文提出と発表会の準備
第 15 回 卒業研究発表会
使用教科書
なし。必要に応じて資料を配布または紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
研究論文作成を常に意識し、関連分野の情報にも関心をもつこと。研究論文作成の際は推敲を確実に行うこと
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
松本 しのぶ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、①各自の研究テーマについて論
文を作成することができる、②作成した論文をもとに抄録を作成することができる、③他者が理解しやすいプ
レゼンテーションを工夫して行うことができる、以上の3点を目標とする。
授業の概要
上記目標を達成するために、各自の研究テーマについて文献研究・調査研究を行い、論文および抄録について
執筆、推敲する。さらに、その内容について卒業研究発表会において、各自プレゼンテーションを行う。
これらを実施するために、ゼミナールメンバーでのディスカッションおよび個別指導を行う。
学生に対する評価の方法
授業への参画態度・研究進行過程の取り組み(40%)、研究論文の成果(40%)、卒業研究発表会のプレゼ
ンテーション(20%)などで総合的に評価を行う。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
オリエンテーション
第2回 ~ 4回 個別指導①
各自が設定した個別テーマについて、研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第5回 ~ 6回 中間発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況をレジュメにして発表し、それに基づきゼミナールメンバ
ーでディスカッションをする。
第7回 ~ 12 回 個別指導②
各自が設定した個別テーマについて、研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う。
第 13 回 卒論研究発表会準備
第 14 回~15 回 卒論研究発表会
各自の研究内容について発表する。
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
主体的に研究テーマについて理解を深め、計画的に研究を進めること。
ゼミナールメンバーのテーマについてもディスカッションを通じて、子どもやその支援、子どもをとりまく問
題について理解を深めること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
村岡 眞澄
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ゼミナールⅡでの学習をふまえつつ、個別およびグループ別に研究テーマに則して論文を作成する。
授業の概要
文献研究、保育観察、質問紙調査など自分の研究方法に基づいて研究を進め論を構成する。中間発表を行って
意見を交換し論文に反映させて内容を深め論の整合性を検討したり、構成、文章表現などに工夫を加えて論文
を仕上げる。
学生に対する評価の方法
平常の授業や研究の取り組みの態度(30%)論文の内容(70%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
オリエンテーション(ゼミナールⅡの成果確認など)
卒業論文の進捗状況の発表Ⅰ
卒業論文の進捗状況の発表Ⅱ
卒業論文の構成の確認
卒業論文の内容構成
プレゼンテーションの工夫
中間発表と意見交換
卒業論文の進捗状況の発表Ⅲ
卒業論文の進捗状況の発表Ⅳ
個別指導(3~4人づつ)
個別指導(3~4人づつ)
個別指導(3~4人づつ)
抄録原稿の作成
論文発表会
授業のまとめ(発表会の総括)
使用教科書
教科書は使用しない。随時必要資料を配布する。
自己学習の内容等アドバイス
配布した「卒業研究の手引き」などを参考にしながら、論文作成の手順をふまえてスケジュールをしっかり立
て計画的に行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
森 奈緒美
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
1)卒業研究のテーマに即した研究報告および作品を仕上げることができる。
2)卒業研究の研究報告内容や作品創作過程などを要約し、抄録原稿としてまとめることができる。
3)卒業研究の研究報告及び作品を、口頭発表またはビデオ発表することができる。
<研究テーマ>
保育者として子どもの運動を指導する立場から、「子どもと運動」、「運動あそび」、「表現運動・ダンス」
に関することを研究分野とする。例えば、①運動あそびと子どもの運動量、②子どもの運動と健康、③ダンス
創作による表現活動、など。これらの分野で、各自が設定したテーマを研究し、研究報告や作品としてまとめ、
成果を発表する。研究の方法は、文献・資料収集、調査、測定、創作など。
授業の概要
ゼミナールⅠ、Ⅱの研究内容を論理的に構築してまとめる。得られた結果を内外の論文や既存のデータ及び
作品と照らし合わせて考察し、討論を加えて推敲する。卒業研究(研究報告または作品)を完成させ、卒業研
究抄録(研究報告要旨または作品概要)を作成し、口頭発表またはビデオ発表を行う。
学生に対する評価の方法
卒業研究(研究報告または作品)
、卒業研究抄録(研究報告の要旨または作品概要)
、口頭発表またはビデ
オ発表、授業態度を総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 卒業研究の進め方と計画
(ゼミナールⅠ、Ⅱの研究内容を発展的に構築し、卒業研究にまとめる。
)
第 2 回 卒業研究の「目的」の文章を推敲
第 3 回 卒業研究の「方法」の文章を推敲
第 4 回 卒業研究の「結果」の文章を推敲
第 5 回 卒業研究の「考察」の文章作成と推敲
第 6 回 卒業研究の「まとめ」の文章作成と推敲
第 7 回 卒業研究の「文献」の一覧作成
第 8 回 卒業研究の原稿の明瞭表現と論理的構成
第 9 回 卒業研究の原稿(または作品)の修正と仕上げ
第 10 回 卒業研究抄録の作成
第 11 回 卒業研究抄録の校正
第 12 回 卒業研究の口頭発表(またはビデオ発表)資料の作成
第 13 回 卒業研究の口頭発表原稿の作成
第 14 回 卒業研究の口頭発表会のリハーサル
第 15 回 卒業研究の口頭発表会及び講評
使用教科書
授業の中でプリントを配付する。テキスト・参考文献等については、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒業研究に関する課題の予習と復習を行うこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
卒業研究
演習
渡辺 桜
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
必修
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義の到達目標は、3年次のゼミナールⅠの研究導入、ゼミナールⅡの研究展開の指導を踏まえ、卒業研
究をまとめることである。個別指導が中心となるが、個々の学生が、自らの問題意識に即して、これまでの
学びを深化させかつそれを集大成できることを目指す。
授業の概要
子どもたちが生活している様々なフィールドでの参加や観察、インタビュー、つまりフィールドワークによ
り、大人の関わりやそれに伴う子どもの姿、子どもが生活するフィールドの機能について追究する。
このフィールドとは、例えば「心の健康教育を実践する小学校」「子どもの声を聴くことを大切にしている児
童養護施設」「食育を通して子どもの五感を刺激することを日課としている幼稚園」などである。受講者それぞれ
の関心や疑問についてゼミで語り合い、自身が追究していく内容をしぼりこんでいく。
学生に対する評価の方法
授業態度(40%)、提出物(60%)などにより総合評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 オリエンテーション
第2回~7回 個人発表
各自が設定した個別テーマについて研究の進捗状況を発表し、それに基づきゼミナールメンバーでディスカ
ッションをする。
第8回~13 回 個別指導
各自が設定した個別テーマについて、各自の研究の進捗状況に応じて添削指導などの個別指導を行う
第 14 回~15 回 卒業研究発表会
卒業研究発表会において、各自がまとめた研究内容について発表する
使用教科書
その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
自身で考え、動き、大学外の様々な世界を観て、感じることを大切にしましょう。自分が肌で感じたことを
ゼミの仲間と語り合うことで、また新しい発見がありますよ。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
学校健康教育
講義
近森 けいこ
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、まず、健康教育の基本的な理論と方法について、その歴史的な流れから解説する。そしてそれ
に基づき、限られた授業数および時間内でどのように展開していくとより効果的なのか、また、授業者として
どうあるべきか等について、主体的に考える姿勢、実践しようとする態度を身につけることを到達目標とする。
授業の概要
健康教育とは本来健康に貢献するためにある。しかし、従来の健康教育は「知識中心型」あるいは「脅し型」
の教育が展開されていた。しかし、こうした教育のほとんどは、健康的な行動への変容はみられなかった。
本講義では、行動科学の観点から従来の健康教育のあり方を批判しつつ、本当に役立つ理論と方法を呈示する。
学生に対する評価の方法
授業態度(10%)、提出物(レポート、作品等)(30%)、試験(60%)の結果によって総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 はじめに 講義の概要、評価法について
課題の決定(グループに分かれ、教科書「健康教育への招待」の割り当てられた章をまとめる)
第 2 回 行動変容につながる健康教育の理論的基礎
今日の健康課題と学校健康教育の役割、行動変容を目指す健康教育の歴史、ライフスキル教育
第 3 回 課題学習 グループ別発表①
第 4 回 課題学習 グループ別発表②
第 5 回 セルフエスティーム形成教育の理論的基礎
セルフエスティームの定義、セルフエスティームの重要性、セルフエスティームの形成に影響する
要因と学校教育の果たすべき役割
第6回 セルフエスティーム形成教育の実際 課題提示①
独自性(個性)の感覚の形成、有能性の感覚の形成、結合性(絆)の感覚の形成
第7回 ストレス対処スキルの形成
WHOの「心の健康教育」モデル、ストレスの生起過程とストレス対処スキル
第8回 ストレス対処スキルの実際
ストレスの矢、怒りへの対処
第9回 対人関係スキル(コミュニケーションスキル)の形成
対人関係スキルと健康関連行動、対人関係スキルの形成
第 10 回 対人関係スキル(コミュニケーションスキル)の実際
自己紹介、よい聞き方、言語的行動、非言語的行動、ロールプレイング
第 11 回 目標設定スキルの形成 課題提示②
目標設定と健康行動との関連、適切な目標設定とは、目標設定をする
第 12 回 目標設定スキルの実際
キャリア教育と目標設定、目標の実現に向けて
第 13 回 意志決定スキルの形成
健康に関わる意志決定の重要性、意志決定に影響する要因、意志決定のステップ
第 14 回 意志決定スキルの実際
意志決定ステップの応用
第 15 回 試験とまとめ
使用教科書
高橋浩之「健康教育への招待」大修館書店
自己学習の内容等アドバイス
グループ活動を取り入れて、
「楽しくて、理解できる」健康教育へ招待します。ただし、グループ別発表時に
は、各自が教科書で予習復習を行い、グループ内で十分に意見交換をして臨むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
養護活動演習Ⅱ
演習
石原 貴代
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
養護教諭の職務は、救急処置、健康診断、疾病予防などの保健管理、保健教育、健康相談活動、保健室経営、
保健組織活動などと多岐にわたっている。また、子どもの現代的な健康課題の対応に当たり、養護教諭を中核
として、担任教諭等及び医療機関など学校内外の関係者と連携・協力することが求められる。また養護教諭は
一人配置が多いことから、最新の知見を得、知識や技能などの専門性をより高め、定着させる必要がある。
そこで、この授業では、職務及び実践の再確認と新しい教育の情報を得て、養護教諭の職務の理解と実践がで
きるようにする。
授業の概要
最終学年での最後の演習として、養護教諭の職務内容を網羅した授業構成で演習を行う。
各回で学校関係法令の確認や、実践・実験・資料つくり等を行う。授業は、実験・演習などと行い、事前学習・
教材準備・事後課題・振り返り評価などで構成する。
学生に対する評価の方法
授業態度・課題内容等により評価する。
再評価は行わない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回【学校環境衛生】法令 水質・空気・温度・湿度
第3回
WBGT・照度
第 4 回【救 急 法】一次救命処置
脱臼・骨折・捻挫の固定
第 5 回【保 健 統 計】統計(保健・安全)
第6回
刊行物
第 7 回【学 校 文 書】学校文書とは
第8回
保健室経営案作成(PC を使って)
第9回
受診のお勧め(PC を使って)
第 10 回【実
験】手洗い・タバコの害
保健指導案の作成
第 11 回
アルコール障害
保健指導案の作成
第 10 回【資料つくり】保健だより 12 月 課題提出評価
第 11 回
掲示物 課題提出評価
第 13 回【健 康 診 断】就学時健康診断
第 14 回
職員の健康診断
第 15 回 まとめ
※この科目では、最新の動向を授業内容に反映するため、必要に応じてシラバスの内容を更新します。
使用教科書
学校保健実務必携 第一法規
「改訂版」学校環境衛生管理マニュアル 文部科学省
保健室経営計画作成の手引き 財団法人日本学校保健会
就学時の健康診断マニュアル 財団法人日本学校保健会
学校保健の管理と指導 改訂版 2010 愛知県教育委員会
自己学習の内容等アドバイス
授業内容に応じて、既習授業を復習すること。事前・事後と多くの課題を予定しているので、余裕を持って授
業に臨むこと。養護教諭になることを強く希望する学生の受講が望ましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
特別支援教育
講義
加藤 健作
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
特別支援教育の対象となる子どもは、どの学校や学級に在籍していても、その特別な支援ニーズに応じたサ
ービスが受けられなければならない。本授業は、そのサービスの有り様を、各種障害に応じて具体的に把握す
ることをテーマとし、子どもの特性に応じた支援について、自分なりに「仮の支援方法」を編み出すことが出
来るようにすることを到達目標とする。
授業の概要
「視覚障害」
「聴覚障害」
「肢体不自由」
「知的障害」
「発達障害(広汎性発達障害・学習障害・注意欠陥/多動
性障害)
」
「病弱・虚弱」の子どもたちの特性と支援の有り様を画像等により具体的に取り上げるが、その有り
様の根幹は、一人一人を大切にする教育であることを伝える。
学生に対する評価の方法
①
②
レポート(特別な支援のニーズに応じるための具体的な支援方法の仮説を考える) :40%
テスト (各種障害の特性及び具体的な配慮の根幹を把握することができたか) :60%
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 特別支援教育の考え方
「この子を殺して私も死にたい」という母親の告白をどう受け止めるか
学校教育で対応する障害の種類と学校種別並びに指導の形態について
第2・3・4・5 回 発達障害児の特性と特性への対応
学習障害、注意欠陥/多動性障害、高機能自閉症児の実態と各障害児への支援のあり方
第6・7・8・9回 知的障害児の教育
知的障害児に対する教育の実際と知的障害児への健康管理上配慮すべき事柄
ダウン症児・自閉症児等の特性とその障害に対する配慮すべき事柄
てんかんのある児童生徒に対する配慮
第10 回
視覚障害児の教育
視覚障害児に対する教育の実際と視覚障害児への健康管理上配慮すべき事柄
第11 回
聴覚障害児の教育
聴覚障害児に対する教育の実際と聴覚障害児への配慮すべき事柄
第12 回
肢体不自由児の教育
肢体不自由児に対する教育の実際と健康管理上配慮すべき事柄
第13 回
病虚弱児の教育
病虚弱児に対する教育の実際と健康管理上配慮すべき事柄
第14 回
実態把握の方法・指導の具体例
障害の有無を判断するためのチェック項目・特別な配慮をするときによく使われる技法
第15 回
まとめ・テスト
使用教科書
特に使用しない。講義はすべて画像を用意し、その画像に対応したプリントを用意する。
自己学習の内容等アドバイス
本授業では、すべての各種障害の特性について取り上げる。したがって、学習内容は広範囲にまたがる。
故に、学習を深めるためには、障害児の特性について、過去の学習内容を整理しておく必要がある。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
青年心理学
講義
松尾 美紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
生涯発達の視点から青年心理学の基礎を学ぶとともに、青年期教育に関連するさまざまな問題への心理学的ア
プローチについて理解することを目標とする。
授業の概要
青年心理学の基本的な問題について解説し、さらに心理学研究、教育心理学研究、発達心理学研究といった学
術雑誌に掲載された関連論文の内容を紹介しながら、最近の研究動向についても概観していく。
学生に対する評価の方法
再評価をしない。指定論文の要約をも含めたレポート(20%)と、終盤における筆記試(80%)によって
総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 「青年期」の成立と青年心理学の誕生
第 2 回 文化的規定と生物学的規定
第 3 回 身体の成長と痩身願望
第 4 回 性の分化と性成熟
第 5 回 性役割と現代社会
第6回 認知発達と学校教育
第7回 他者視点、共感性の発達
第8回 アイデンティティの確立
第9回 自己の分化と自尊感情
第 10 回 友人とのつきあいかたと孤独感
第 11 回 親子のコミュニケーション
第 12 回 恋愛に関する理論:成人期アタッチメント
第 13 回 恋愛至上主義とセクシャリティ
第 14 回 評価
第 15 回 レポート講評
使用教科書
指定しない
自己学習の内容等アドバイス
関連する内容について、他の授業とあわせて考えると理解しやすい。また心理学の研究雑誌も目を通すように
しておくことがのぞましい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
性格診断
演習
末松 弘行
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
性格診断(性格テスト)の意味と施行法について学ぶのがテーマである。それによって、子どものケアの前
に子どもの性格などが分かるようになることが到達目標である。
授業の概要
まず、性格診断概説から始めて、質問紙法や投映法のさまざまなテストのうちの代表的なものを実習によっ
て学ぶ。そして、その効果と限界を知ったうえで、学校臨床など実際の現場での応用や適用を考える。
学生に対する評価の方法
平常の受講態度(50%)
、最終に実施する試験あるいはレポート(50%)などで総合的に評価する。
(不合格者はレポートで、再評価する。
)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 性格診断(性格テスト)とは
第 2 回 質問紙法テスト実習など(1)CMI健康調査票
第3回
“
(2)矢田部―ギルフォード性格検査
第4回
“
(3)不安テスト (STAI,MAS)
第5回
“
(4)POMS
第6回
“
(5)自己評価うつ尺度(SDS)
第7回
“
(6)親子関係診断テスト
第8回
“
(7)内田クレペリン・テスト
第9回 投映法テストの実習など(1)文章完成法(SCT)
第 10 回
“
(2)P-Fスタディ
第 11 回
“
(3)樹木画テスト(HTP法)
第 12 回
“
(4)ロールシャッハ・テスト、TAT
第 13 回 生徒理解のための調査
第 14 回 よいテストの条件、テストの効用と限界、テストの進め方
第 15 回 現場でのテストの応用・適用 (学校臨床、心身症、摂食障害)
使用教科書
特に使用しない。テスト用紙や必要な資料は配布する。
自己学習の内容等アドバイス
各テストの意味を自己のテスト結果を参考に考える。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床心理学実習Ⅰ
実習
清水 岳彦・赤嶺 亜紀
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
子どもケア専攻
認定心理士資格取得関連科目
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
人間の適応、生存にかかわる行動の科学としての心理学を実験を通して理解する。
また、統計・研究法を学ぶことによって論理的思考を醸成することを目指す。
なお、この授業は認定心理士資格取得関連科目である(基礎科目c領域 心理学実験・実習)
。
授業の概要
臨床心理学の実践的な活動に関する体験学習を行う。
実習Ⅰにおいては、主に研究法(研究・実験計画、統計)および心理学基礎実験について講義と実習を行う。
本講においては、調査・実験を行う上で必要なデータ処理の方法を学びながら実験を行い、それに基づいて
レポート作成することにより研究の手順を学ぶ。
また、心理学の基礎実験を通して、人を理解するための見方を養う。
調査や実験は、臨床心理学研究に必須のものであり、人間理解の基礎となるものである。
なお、人数が少ない場合は、グループ化しない。
学生に対する評価の方法
評価:課題の提出:論文形式で実験レポートを作成する(100%)
再評価は行うが,評価レポート未提出の場合は実施しない。
出席:グループ単位での活動が主となるため、基本的には欠席は認めない。
また、出欠は評価に組み込まない。ただし、欠席が1/3以上(5回)は不合格。
授業計画(回数ごとの内容等)
下記テーマについて修学する。心理学研究法を清水、基礎実験を赤嶺が担当する。受講者は2グループに
分れ、実習・実験を行う(実験は課題終了ごとに発表を行う)
。
心理学研究法:①心理学研究法の基礎,②記述統計,③推測統計
(講義および統計解析ソフトウエア SPSS を用いた実習を行う)
基礎実験:①自由再生法,②視覚探索課題,③反応時間
【授業のスケジュール】
グループ A
グループ B
第1回
オリエンテーション
第2回
研究法・統計 1
第3~8回
第9回
第 10~15 回
研究法・統計2~7
実験1~3(赤嶺)
研究法・統計 8
実験1~3(赤嶺)
研究法・統計2~7
使用教科書
テーマごとに必要なプリントを配布する。参考文献等は、その都度紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
卒論で実験・調査をやる人たちには役立つと思いますが、その方法論や統計は初めての人たちにはかなり難
解だと思います。また、日程がタイトなのでかなりとばします。しっかり復習して、ついてきてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
臨床心理学実習Ⅱ
実習
清水 岳彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次後期
選択
子どもケア専攻
認定心理士資格取得関連科目
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
臨床心理学の実践的な活動に関する体験学習を行う.
なお,この授業は認定心理士資格取得関連科目である(基礎科目c領域 心理学実験・実習)
.
授業の概要
本講義においては,臨床心理学で用いられる心理検査の基礎の学習および実習をとおして,臨床心理学的な
人間理解を深め,実践的な人間評価の見方を養っていくことを目的とする.
なお,本講の受講は臨床心理学実習Ⅰを履修し,単位認定されていることを前提とする.
学生に対する評価の方法
評価:課題の提出(100%)
出席:グループ単位での活動が主となるため,基本的には欠席は認めない.
また,出欠は評価に組み込まない.ただし,欠席が1/3以上(5回)は不合格.
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 Guidance
第2回~6回 Play therapy を通して Personality を理解する
play therapy(箱庭)
,personality 理論の基礎と応用.
第7回~11 回 Intelligence を検証する
知能検査実習(WAIS-Ⅲ)
,知能の考え方,検査結果からヒトの発達および認知機能について考える
第 12 回~15 回 digital analyze
game(ニンテンドーDS)
,E-mail を用いて行う digital communication(その利点と注意事項)
画像を用いた環境の認知,自己(他者)の分析.
使用教科書
テーマごとに必要なプリントを配布する。参考文献等は,その都度紹介する.
自己学習の内容等アドバイス
心理検査を主体とした実習を行いますが,検査自体を学ぶのではなく,それを通した人の見方を涵養するこ
とを目的としていますので,見えるものではなく,見えないものを見る洞察力を身につけられるような修練を
普段から行っていてください.
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
総合演習(子どもケア専攻)
演習
釜賀 雅史・大矢 芳彦
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
ここでは、小学校・中学校で実施されている「総合学習」の理念と、教科の枠にとらわれない授業デザイン
のあり方を体験的に学ぶ。その特徴は、教員による助言に基づき、学生自らが自分達の興味・関心に沿って課
題や目標を設定し、その解決に向けてさまざまなグループ活動を主体的に行う点にあるが、そのコンセプトを
しっかり理解させること、これが当演習の目標である。
授業の概要
本年度は「情報化・IT 化」と「地球環境」という二つの大テーマ(キー・ワード)の下で、学生が自ら具体的
に追求すべき課題・目標を設定し、グループ・ワークを行う。
学生に対する評価の方法
① グループ・ワークへの取り組み態度……20%
② プレゼンテーション(レジュメ、発表態度・内容等を全体的に評価)……40%
③ テーマごとの個人最終レポート(設定課題の理解がどの程度深められたか、「総合学習」の理念が理解
でたかをみる)……40%
①~③の総合評価。
授業計画(回数ごとの内容等)
本講座は、大テーマごとに 2 名の教員が担当する。
第 1 回 ガイダンス・講座の趣旨説明。
≪テーマ(キー・ワード) A「情報化・IT 化」への取り組み≫
釜賀担当
第 2 回 1 グループ 6~7 名の作業班づくり。
「情報化・IT 化」に対する、クラス全体の取り組みテーマの設定
とグループ・テーマ(項目)の設定。後者に関するグループの作業計画の決定。
第 3 回 グループ・ワークと指導①
取り組み例
第 4 回 グループ・ワークと指導②
クラス・テーマ「情報社会と子どもの生活」
項目・メディアの発達と子どもの生活の変容
第 5 回 グループごとのプレゼンテーション①
・インターネット・携帯電話と子どもの生活
第 6 回 グループごとのプレゼンテーション②
・ネットいじめ
第 7 回 グループごとのプレゼンテーション③
・……
第 8 回 大テーマ A に関するまとめ
≪大テーマ(キー・ワード)B「地球環境」への取り組み≫
大矢担当
第 9 回 1 グループ 6~7 名の作業班づくり。
「地球環境」に対する、クラス全体の取り組みテーマ設定と各作
業グループの作業計画の決定。
第 10 回 グループ・ワークと指導①
取り組み例
第 11 回 グループ・ワークと指導②
クラス・テーマ「環境問題の現在」
第 12 回 グループごとのプレゼンテーション①
項目・モータリゼイションと CO2 問題
第 13 回 グループごとのプレゼンテーション②
・温暖化問題とその対策
第 14 回 グループごとのプレゼンテーション③
・日常生活と環境対策
第 15 回 大テーマBに関するまとめ
・……
使用教科書
担当講師が、教材・資料を配布する。なお、参考文献については、各担当講師が授業時に適宜紹介する。
自己学習の内容等アドバイス
グループ内で分担する課題(仕事)をよく理解し、それぞれで事前準備を十分に行って臨むこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子育て支援ネットワーク
講義
坂 鏡子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子ども・子育てをめぐる問題のもつ背景や現状を知り、さまざまな機関や専門職のもつ機能・役割や、地域の
子育て支援ネットワークづくりについて理解を深めることを到達目標とする。
授業の概要
「子ども・子育ての問題とは何か」、「援助とは何か」、「ネットワークづくりの必要性」なと、基本的な理論を
軸にして、さまざまな機関・専門職の機能や役割について調査・検討する。また、実際に子どもケアセンター
を利用する保護者とのかかわり体験を通して、具体的な事例についてディスカッションし、問題をより深くと
らえる目や、具体的な連携の可能性と保育者の援助のあり方について考える。
学生に対する評価の方法
通常の授業態度(50%)、子どもケアセンターの体験や授業内で行なうレポートにより各授業項目の理解度
(50%)
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 子ども・子育てをめぐる問題とその背景(1)
第 2 回 子ども・子育てをめぐる問題とその背景(2)
第 3 回 子育て支援とは何か
第 4 回 地域にあるさまざまな機関(子どもケアセンター)と専門職
第 5 回 地域にあるさまざまな機関(地域子育て支援センター)と専門職
第 6 回 地域にあるさまざまな機関と専門職(家庭児童相談室、児童相談所)
第7回 予防的なネットワークづくり
第8回 要保護児童対応ネットワークづくり
第9回 事例検討(1)
第 10 回 事例検討(2)
第 11 回 事例検討(3)
第 12 回 事例検討(4)
第 13 回 ネットワークの一員としての保育者(1)
第 14 回 ネットワークの一員としての保育者(2)
第 15 回 学習のまとめ
使用教科書
テキスト・参考文献等については、その都度紹介する
自己学習の内容等アドバイス
積極的に地域の社会資源に目を向け、子育て支援機能や役割について情報収集に努めること
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
子ども文学
講義
林 美千代
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
子どもの文学は子どもの発達に大きな役割を果たす。本科目では子どもの発達における物語の役割を知り、
どのような絵本や物語を、どのように与えるのか考える。多くの子どもの文学に触れ、作品の選書、批評・紹
介、読み聞かせなどを適切に行って、保育・教育の現場に生かすことができるようになることを目指す。
授業の概要
子どもの文学は、大人が読んでも楽しいものである。この講義ではさまざまな絵本・児童文学を紹介し、そ
の対象年齢、ジャンルやテーマ・物語構造、子どもの読みなどを実物を示しながら解説する。受講生同士で絵
本を紹介しあったり、読み聞かせの実践を行って、絵本や児童文学の世界を子どもと共に楽しむ方法について
学ぶ。
学生に対する評価の方法
授業内の小レポートと発表(40%)
、期末レポート(40%)
、授業への参加態度(20%)などで総合
的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 オリエンテーション―子どもの文学の楽しみ
第 2 回 子どもに物語を手渡す意味
第 3 回 子どもに物語を手渡す方法―読み聞かせ・語り
第 4 回 子どもの発達と絵本 ①0 歳から
第 5 回 子どもの発達と絵本 ②3 歳から
第6回 子どもの発達と絵本・幼年童話 ③6歳から
第7回 本を紹介し合う(テーマ別本の紹介・読み聞かせ発表)
(小レポート)
第8回 子どもの本の諸分野
第9回
①物語絵本
第 10 回
②知識の本
第 11 回
③昔話の変遷(小レポート)
第 12 回
④ファンタジー:動物物語
第 13 回
⑤リアリズム:幼稚園の物語
第 14 回
⑥映像化された子どもの文学
第 15 回
まとめ
使用教科書
教科書は使用しない。必要に応じて資料を配布する。
【参考図書】
『絵本論―この豊かな世界』
(棚橋美代子ほか著 創元社 2005 年)
『絵本の本』
(中村柾子著 福音館書店 2009 年)
『絵本の事典』
(中川素子ほか編 朝倉書店 2010 年)など
自己学習の内容等アドバイス
図書館・本屋などへ積極的に出かけ、子どもの本の現状を知る。
子どもの文学の作家・画家を意識して本を読む。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
ピアノ特別演習Ⅱ
演習
小杉 裕子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
ピアノ実技試験は、保育職採用試験で課されることが多い。特別演習Ⅱでは、現在の試験内容の傾向を踏まえ
て各人がピアノ曲や童謡のレパートリーをつくることを目標とする。まず、それぞれ取り組んできたこれまで
の練習を継続し上達を目指す。さらに、採用試験を想定した演習や対策課題にも取り組む。
授業の概要
個人レッスンは、ピアノ曲と弾き歌いのレパートリーづくりを中心に、学生自らが立てた学習計画に沿って取
り組んでもらう。また、初見奏・移調奏・伴奏づけ等の演習により応用力をつける。さらに、採用試験を想定
した中間発表・最終発表に取り組む。
学生に対する評価の方法
受講態度(20%)
、自習態度(30%)
、中間試験(25%)
、最終試験(25%)などを総合的に評価する。な
お、中間試験と最終試験は両方とも合格すること。
[評価算出の割合を( )に%で示す]
毎週1回の講座時のみ練習に取り組むだけでは著しい上達が望めない。そこで学生一人一人が自分の目標
を持ち、地道に家庭での自学自習を積み重ねることに期待を込めた配点とする。
授業計画(回数ごとの内容等)
※毎回の授業に向けて事前に必ず練習してから受講すること
第 1 回 オリエンテーションと進度確認
受講を希望する全学生が各自で練習計画を立てる
※進度を把握するため、初回授業でも全員必ず1曲弾いていただきます。
第 2 回 初見視唱対策① 個人レッスン①
第 3 回 初見視唱対策② 個人レッスン②
第 4 回 初見奏対策① 個人レッスン③
第 5 回 初見奏対策② 個人レッスン④
第6回 個人レッスン⑤
第7回 中間発表(採用試験模擬)
第8回 移調奏対策① 個人レッスン⑥
第9回 移調奏対策② 個人レッスン⑦
第 10 回 簡易伴奏法① 個人レッスン⑧
第 11 回 簡易伴奏法② 個人レッスン⑨
第 12 回 簡易伴奏法③ 個人レッスン⑩
第 13 回 簡易伴奏法④ 個人レッスン⑪
第 14 回 個人レッスン⑫
第 15 回 最終発表(採用試験模擬)
使用教科書
ピアノ曲の教科書は各人の進度によって異なる。現在練習中の教則本または曲集(バイエル・ソナチネ等)か
ら始める。弾き歌いの教科書は『子どものうた200』
、
『続・子どものうた200』を使用する。
自己学習の内容等アドバイス
採用試験の内容は地域や公私で多岐にわたる。それぞれが志望する園の試験内容の情報を収集し、それに対応
した選曲をするとよい。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
遊戯療法
演習
平井 タカネ・林 麗子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
・
・
・
遊びの意味とその本質に対する理解を深め、遊びの精神療法的機能について説明できる。
セラピストと保育者との役割の相違点を挙げ、保育・福祉現場における保育者の療法的関わりの在り方や
遊戯療法の応用可能性について、具体的場面や例を挙げて述べることができる。
子どもの存在を受容し、共感する心身の在り方について、演習を通して気づき、省察することで、その基
礎的態度・技能を身につける。
授業の概要
子どもたちの遊びにはその自由さ、楽しみそして精一杯の創意工夫があり、まさに心と身体が統合された「生
きていること」の原点を示す活動といわれる。しかし近年、子どもたちは遊ばない、遊べない状況の中で心身
の不協和が問題となっている。子どもたちに遊びの復権とそのことを通して親子、子ども同士、子どもと大人
(保育者)の関係を取り戻し、その心身の安定や健やかさのための「遊び」を体験・経験そして工夫を試みる。
特に、身体性を重視して遊びを考える。そして人間にとっての遊びの意味とその本質に対する理解を深める。
学生に対する評価の方法
平常の授業態度(40%)
、授業内で行うレポートや発表より内容の理解度(40%)
、最終的に行うレポート
(20%)などにより、総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
~第 8 回
第9回
第 10 回
~11 回
第 12 回
~14 回
第 15 回
オリエンテーション
・授業の目的と概要、参考図書の紹介、授業日程の説明
「遊戯」と「遊戯療法」について
・遊戯・遊びとは何か
・遊びの精神療法的機能の特性
心身の変化を伴う遊びの体験①
・
「リズム」と「空間」と「からだ」が交錯する遊び
心身の変化を伴う遊びの体験②
・色や形で想いを表現して遊ぶ
・様々な素材を用いて遊ぶ
遊戯療法の実際
・集団療法と個人療法
・どのような遊びがあるか
受容・共感の諸理論とワーク
・相互交流における明示的様式と暗黙的様式
・療法に活かす技能トレーニングとボディワークの紹介
・素のからだが感じることを確かめてみよう
中間まとめ:各自体験レポートの提出
保育・福祉現場における療法的遊び①
・グループワーク(文献や現場から事例を集める)
保育・福祉現場における療法的遊び②
・グループワーク(活動案を作成し、発表する)
授業の振り返りとまとめ、最終レポート提出
使用教科書
必要に応じて資料を配布する。
参考書:
「遊戯療法の世界」東山紘久著、創元社、
「ダンスセラピー入門」平井タカネ著、岩崎学術出版社
自己学習の内容等アドバイス
理論・技法ともに、保育系科目のみならず、心理系科目との連関を念頭におき、資料を横断して復習する。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育実習Ⅱ-A(保育所実習)
実習
脇田 町子・坂 鏡子・吉田 龍宏
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期(集中)
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
既習の教科や保育実習Ⅰの学びを踏まえ、保育所における実地実習と通して、保育所の役割や機能の理解を深
め、子どもの保育や保護者支援などを総合的に学ぶ。保育の計画、実践、観察、自己評価などに実際に取り組
み理解を深め、保育士としての職業倫理と子どもの最善の利益の具体化について学ぶ。
授業の概要
保育実習Ⅱでは、保育所実習と施設実習のいずれかを選択して実習を行う。
学生に対する評価の方法
保育所における実地実習の成績およびその事前指導、事後指導の状況等を考慮して総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
①ねらい
保育所における実地実習を通して、保育の計画、実践、自己評価などに実際に取り組み、乳幼児への理解
と保育力を高める。保育の保育所の役割や機能について具体的に理解し、保育士の職務について学ぶ。
②内容
・養護と教育を一体化した保育所の社会的な役割や機能の理解
・子どもの心身状態、保育者の動き、生活の流れ等、展開の観察に基づく子ども理解
・子どもの保育及び保護者・家庭への支援や地域と連携した子育て支援
・指導計画の作成、実践、観察、記録、自己評価と保育の課程の理解
・多様な保育の展開と保育者の業務と職業倫理
・自己課題の明確化
使用教科書
・実習の手引き・実習指導での学びを基に実習に臨むこと。
自己学習の内容等アドバイス
積極的に取り組み実践力の向上をめざすこと
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
保育実習Ⅱ-B(施設実習)
実習
松本 しのぶ・西村 美佳
脇田 町子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期(集中)
選択
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
本科目では、①児童福祉施設等(保育所以外)の役割や機能について実践を通して理解を深める、②家庭と
地域の生活実態にふれて、児童家庭福祉及び社会的養護に対する理解をもとに、保護者や家庭の支援のため
の知識、技術、判断力を養う、③保育士の業務内容や職業倫理について具体的な実践に結びつけて理解する、
④保育士としての自己の課題を明確化する、の4点を目標とする。
授業の概要
児童福祉施設等(保育所以外)における実習を通じて、実践的に施設における保育士の役割と機能を学ぶとと
もに、保育士の多様な業務と職業倫理を理解し、自らの保育士としての課題を明確にする。そのために、事
前指導、実地実習、事後指導の3つに分けて学習する。
学生に対する評価の方法
児童福祉施設等における実地実習の成績(50%)およびその事前・事後指導の状況(50%)等を考慮して総
合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
【事前指導】
実地実習において、より効果的な学びを得るために以下の項目を学習する。
・保育実習の意義・目的
・実習の心構え
・保育実習の内容とその方法
・実習課題の明確化
・実習記録の意義および記録の方法
・実習施設の役割と機能
【実地実習】
児童福祉施設等において、施設における支援の実際を学ぶ。具体的な学習内容は以下のとおり。
・受容し、共感する態度
・個人差や生活環境に伴う子どものニーズの把握と子ども理解
・個別支援計画の作成と実践
・子どもの家族への支援と対応
・多様な専門職との連携
・地域社会との連携
【事後指導】
実地実習での学びや課題を整理し、実習課題の達成度を評価するとともに、新たな学習目標を明確化する。
・実習終了後レポートの作成
・実習報告会の実施
・教員やグループによるスーパービジョンの実施
使用教科書
「施設実習の手引き」
(名古屋学芸大学)
自己学習の内容等アドバイス
これまでの実習をふりかえり、学びを確認するとともに、自己の課題を明確化して実地実習に臨むこと。
また、他の科目で学んだ内容を総合的に活用することが必要であるため、既習の内容を復習しておくこと。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
道徳教育の研究
講義
山田 敏子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校教育の果たす大きな役割は人格教育であり、道徳教育はその中核をなすものである。良き社会人、市
民を育成するために、道徳教育の充実を目指して実践的指導法を身に付けることを到達目標とする。さらに、
指導者としての道徳的な資質を高めることも目標とする。
授業の概要
この講座では、学校・家庭・社会が協働して道徳教育を充実させるために、学習指導要領や具体的な実践事
例などをもとに研究を進める。特に、児童生徒や青少年および大人の現状や実態を把握し、自己統制力と規範
意識の育成にもふれながら、具体的な実践事例を多く取り入れた授業を行う。また、具体的な指導方法につい
てのプレゼンテーション・ロールプレイを行い、理解を深める。
学生に対する評価の方法
受講態度・関心意欲(約20%)
、課題・発表(約30%)
、試験の結果(50%)などで総合的に評価を行
う。特に、試験の欠席は認めないので注意すること。不合格者は再試験を実施するが、再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回 ガイダンス(授業の進め方、青少年の規範意識と道徳観、教育改革)
2回 家庭における道徳教育
家庭環境の変化と課題、家庭教育の機能
3回 学校における道徳教育
生徒のモラル意識、日米比較でみる道徳教育の現状
4回 社会における道徳教育
学校再生のための道徳教育、社会における道徳、学校と地域社会との協働
5回 教育の概念と道徳教育(道徳とは、道徳律と道徳性、道徳的価値)
6回 道徳性の発達
道徳的価値、道徳的実践力、道徳性発達理論と道徳教育の今日的課題
7回 道徳性の一般的な発達段階
乳幼児期、幼児期、児童期、思春期、青年期
8回 戦後日本の道徳教育のあゆみ
先人に学ぶ道徳、道徳教育年表
9回 「学習指導要領」のなかの道徳教育
学習指導要領の改訂と特設「道徳の時間」
10 回 道徳教育の指導法の具体的な考察
道徳の時間、総合的な学習の時間等
11 回 「道徳の時間」の学習指導案の作成
主題・授業資料の選定、内容の学校・学年段階の設定
12 回 「道徳指導」の実践のための研究①
13 回 「道徳指導」 の実践のための研究②
14 回 「道徳教育の研究」のまとめとテスト
15 回 道徳教育の研究及び授業実践の課題とまとめ
使用教科書
小学校学習指導要領解説 道徳編 文部科学省 東洋館出版社
自己学習の内容等アドバイス
各授業のまとめと課題ワークを指示するので、予習・復習をしておくこと。特に、提出を指示するワークシ
ートは、期日までに提出すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
特別活動の研究
講義
小野田 章二
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
今回の学習指導要領改訂の基本的なねらいは、教育基本法改正等で明確になった教育の理念を踏まえ、
「生きる力」の育成、知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成及び豊かな心や健やかな体の
育成などにある。
特別活動の目標を達成するため具体的にどのような指導が行われたら良いか等、教師としての指導力向上を
目指す。
授業の概要
「特別活動」の内容は、学級活動、生徒会活動、学校行事の三領域が中心である。それぞれの領域で学習指導
要領の目標や理念を生かした授業を展開するには、どのような配慮や工夫が必要か等、できるだけ具体例を取
りあげながら講義、発表・レポートなどの授業を進める。
学生に対する評価の方法
教職を目指す学生を対象に開講されている講座であり、授業態度は特に重視する。また、講義中に随時
指示するテーマについて、発表やレポート、小テストを行う。
評価は授業態度(20%)
、レポート(20%)
、テスト(60%)を総合的に判断して行う。再評価は実施しな
い。
授業計画(回数ごとの内容等)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
7回
8回
9回
10 回
11 回
12 回
13 回
14 回
15 回
講義内容のガイダンス、参考書の紹介等
日本の学校教育の特質と課題
学校教育の形態と機能
教科教育と教科外教育の意義と目標
戦前の教科外教育の歴史と変遷
戦後の教科外教育の歴史と変遷
教育課程における「特別活動」の位置づけの変遷
「学級活動」の特質、活動内容
「学級活動」の指導計画の作成及び留意事項
「生徒会活動」の特質、活動内容、指導上の留意点
「学校行事」の特質、活動内容、指導計画の作成、指導上の留意事項
「部活動」の特質、活動内容、指導計画の作成、指導上の留意事項
「総合的な学習の時間」の現状と課題
「総合的な学習の時間」と特別活動
まとめとテスト
使用教科書
小学校の「学習指導要領の解説と展望」特別活動編 安彦忠彦監修、教育出版
自己学習の内容等アドバイス
次時の講義内容をテキストで確認して講義に臨むようにしてください。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実践学
講義
山田 敏子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
学校における教育活動は、各学校において工夫をこらし計画的に組織されている。内容は、各教科・道徳・
特別活動・総合的な学習の時間等である。それらを教授するのは教師であり、学習するのは児童生徒である。
本講座では、実際の教育活動に活かす指導方法について研究し、具体的な学習指導方法を学び、教師に必要
とされる実践力の基礎を身に付けることを到達目標とする。また、研究成果の実践への還元を確認する。
授業の概要
この講座では、内容プリントを配布し授業を進める。学習指導の実際については実習的な内容で授業を行う。
学習指導要領が目指す人間像・学力観・教育方法観を概観しながら教育の方法・技術を通して教育活動を構築
する。教授メディアの効果的な活用も図る。
学生に対する評価の方法
受講態度・関心意欲(約20%)
、課題・発表(約30%)
、試験の結果(50%)などで総合的に評価
を行う。特に、試験の欠席は認めないので注意すること。不合格者は再試験を実施するが、再評価は実施
しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回 ガイダンス(授業の進め方・教育方法論を学ぶ意義・教育方法論に必要な理論)
第2回 教育方法論の構造(学習指導要領との関連・教育方法論の領域及びその内容と方法)
第3回 教育方法論と学習指導要領(幼稚園教育要領)の理念との関連(趣旨の実現のための実践・要領の
変遷・生涯学習の理念と施策)
第 4 回 教育における理論と実践との関わり(実践体験による教育方法論の構築)
第5回 授業設計の方法論(体験活動等の活動を中心とした学習指導形態)
第6回
第7回
第8回
第9回
授業設計の方法論(一斉・小人数・習熟度・グループ活動等の学習指導形態)
教科教育実践方法の具体例の研究(教材研究と教材開発・補助教材づくりの教育実践事例研究)
教科外教育実践方法の具体例の研究(特別教育活動・道徳・総合的学習の時間の教育実践事例研究)
教育実践の学習方法(情報機器及び教材の活用・マルチメディアと授業構成・シミュレーション・ディベート等と授業
構成)
第 10 回 教育方法と教育評価(指導と評価の一体化・相対評価と絶対評価)
・P-D-C-Aサイクル)
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
観点別評価・学習指導案・評価(考査)問題の作成法
観点別評価の内容と模擬授業(観点別評価を組み込んだ学習指導案・補助教材・考査問題づくり)
学習する立場と教授する立場のロールプレイング(模擬授業の実践)
教育方法論のまとめ及びテスト(理論・資質能力・実践力の評価)
教育方法論の課題とまとめ
使用教科書
必要に応じてそのつどレジュメを配付する。
(参考書 実践に活かす「教育課程論・教育方法論」学事出版)
自己学習の内容等アドバイス
各授業のまとめと課題ワークを指示するので、予習・復習をしておくこと。特に、提出を指示するワークシ
ートは、期日までに提出すること。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
進路指導論
講義
新谷 裕
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択(教職必修)
幼児教育専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
入口があれば出口がある。人は常にこの行程を通でいる。しかし、未知の世界への入り口は恐怖と期待が入交
り、正しい判断は難しい。そこには先に立って進むよき援助が必要である。ここでは特に、社会的自己実現を
達成するためにはどうすればよいかを念頭において、自分の将来をめざすのに必要な知識と態度を学ぶことを
目標とする。
授業の概要
ガイダンス・カウンセリングを理解するためには、まず自己を知ることである。本講座では、理論のみでなく
実践的な活動を通して 1 つ 1 つの意義を学んでいき、人を支援することの必要性について理解を深める。
学生に対する評価の方法
3 回の「まとめの評価」
(30%)は客観テスト式問題で、1 回の「評価テスト」
(50%)と 2 回の「レポート」
(20%)は自由記述問題で行う。再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
自己実現とは
ガイダンスの意義と必要性
カウンセリングの意義と必要性
ガイダンス・カウンセリングの基礎的理論
進路指導の理念と性格・まとめの評価①
児童生徒理解①(自己理解)
児童生徒理解②(心理検査)
・まとめの評価②
生徒理解と進路指導①(校内組織)
生徒理解と進路指導②(教師の役割)
生徒理解と進路指導③(学校進路相談)
・まとめの評価③
キャリア教育の計画と実践(今日的課題)
児童生徒の問題行動(今日的課題)
進路指導のアセスメント(今日的課題)
・評価テスト
学校カウンセリングへの 3 つの提言・レポート①
講座内容のシェアリング・レポート②
使用教科書
最新生徒指導・進路指導 吉田辰雄(図書文化)
育てるカウンセリング入門(非売品) 新谷 裕 (図書文化)
【参考図書】進路指導の理論と実践(日本文化科学社)
、教職研修(教育開発研究所)
、教育展望(教育調査研
究所)大学から社会へ(玉川大学出版部)
自己学習の内容等アドバイス
次回の授業範囲を教科書で予習し、新聞、インターネット等で調べて、収集し物をファイルに綴じてくる。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実習指導〔中・高〕
演習
小野田 章二
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次
選択(教職必修・保健)
子どもケア専攻
[単位数]
1
授業の到達目標及びテーマ
この講座では「教育実習を成功させよう」をテーマに、教育実習の事前・事後指導を実施する。特に事前指
導では実習でのテーマをあらかじめ設定させ、それを努力目標として実習に臨ませる。
授業の概要
実習全体の概要、教育実習の意義、実習効果を上げるための留意点と成果のまとめ方などを扱う。また、受
け入れ校の教職員や生徒に対する接し方など基本的な生活態度についても指導する。
後期は、前期で学んだ内容を教育実習で実践し、教師として必要な力量を磨く。その後において実践結果を反
省・評価し、教師としての実践力の更なる向上策を研究する。
学生に対する評価の方法
教職を目指す学生を対象に開講されている講座であり、授業態度は特に重視する。
講義中に行う、模擬授業の内容・態度や小論文などを総合的に評価する。
評価は、授業態度(20%)
、模擬授業(40%)
、小論文・発表(40%) なお、再評価は実施しない。
授業計画(回数ごとの内容等)
第 1 回 教育実習の意義と課題 (教員養成課程と教育実習、教育実習の意義、実習生としての自覚)
第 2 回 教育実習の範囲と学習内容 (学習指導、学級経営、校務分掌、部活動指導)
第 3 回 全般的留意事項 (勤務・服装、実習校との打ち合わせ)
第 4 回 実習過程での留意点 (観察、参加、研究授業、
)
第 5 回 授業の工夫(生徒理解、授業参観、教材研究、板書)
第6回 実習後の留意点(実習校との関連事務、大学との関連事務、お礼)
第7回 模擬授業
第8回 模擬授業
第9回 模擬授業
第 10 回 模擬授業
第 11 回 模擬授業
第 12 回 模擬授業
第 13 回 実習結果の報告
第 14 回 実習結果の報告
第 15 回 まとめ・テスト(自己の教育観を論文にまとめる)
使用教科書
「教育実習の手引き」
、
「教育実習記録」
(名古屋学芸大学)
自己学習の内容等アドバイス
実習先が決まったら早めに実習校と連絡を取るように心がけよう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実習Ⅰ〔中・高〕
実習
小野田 章二
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期または後期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
教育実習は、これまでに学習した教育原理をはじめ多くの教職に関わる科目、並びに一般教養科目、教科の
専門科目からなる基礎知識を、統合化・体系化し教育実践に生かす訓練をすることを目的として行われる。こ
の実習を通して、実践力を身につける手立てと、さらに充足すべきことはなにかを明らかにし、また、理論と
学校現場における実際の指導場面との違いを肌で感じながら、教師としての資質を向上させることを到達目標
とする。
授業の概要
実習を受け入れてくれる学校では、後継者育成という使命感から寸暇を惜しんで指導に当たってくれる。
この点を肝に銘じて準備をしっかりし、健康に留意して実のある実習としたい。
学生に対する評価の方法
巡回指導時の研究授業や学習指導案、実習校の評価、実習中の実習記録、実習終了後の報告会資料等をも
とに総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
教育実習は、
「観察」
、
「参加」
、
「実習」の三つの領域から構成される。これらの領域は実習期間を通して適切
に行われるものであるが、すべて実習校の教師の指導のもとに行われる。事前の打ち合わせや受け入れ校の指
導計画を基に、自主的、積極的に取り組んで欲しい。
実習校において行われる内容は、およそ以下の通りである。
登校指導、職員朝礼、朝のショートタイム、指導者の講話(オリエンテーションや生徒指導、職員分掌業
務について)
、指導者や他の教師の授業参観、教材研究、学習指導案の作成、研究授業の実施(実習生が授
業を行い指導教員などが参観し指導する)
、指導者とのチィームティーチング、週一度の学級活動、
職員各部の分掌業務の手伝い、下校指導、部活動指導
使用教科書
「教育実習の手引き」
、
「教育実習記録」 (名古屋学芸大学)
自己学習の内容等アドバイス
遅刻や欠席をしないよう規則正しい生活態度を心がけよう。
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
教育実習Ⅱ〔中〕
実習
小野田 章二
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期または後期
選択(教職必修)
子どもケア専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
教育実習は、これまでに学習した教育原理をはじめ多くの教職に関わる科目、並びに一般教養科目、教科の
専門科目からなる基礎知識を、統合化・体系化し教育実践に生かす訓練をすることを目的として行われる。こ
の実習を通して、実践力を身につける手立てと、さらに充足すべきことはなにかを明らかにし、また、理論と
学校現場における実際の指導場面との違いを肌で感じながら、教師としての資質を向上させることを到達目標
とする。
授業の概要
実習を受け入れてくれる学校では、後継者育成という使命感から寸暇を惜しんで指導に当たってくれる。
この点を肝に銘じて準備をしっかりし、健康に留意して実のある実習としたい。
学生に対する評価の方法
巡回指導時の研究授業や学習指導案、実習校の評価、実習中の実習記録、実習終了後の報告会資料等をも
とに総合的に評価する。
授業計画(回数ごとの内容等)
教育実習は、
「観察」
、
「参加」
、
「実習」の三つの領域から構成される。これらの領域は実習期間を通して適切
に行われるものであるが、すべて実習校の教師の指導のもとに行われる。事前の打ち合わせや受け入れ校の指
導計画を基に、自主的、積極的に取り組んで欲しい。
実習校において行われる内容は、およそ以下の通りである。
登校指導、職員朝礼、朝のショートタイム、指導者の講話(オリエンテーションや生徒指導、職員分掌業
務について)
、指導者や他の教師の授業参観、教材研究、学習指導案の作成、研究授業の実施(実習生が授
業を行い指導教員などが参観し指導する)
、指導者とのチィームティーチング、週一度の学級活動、
職員各部の分掌業務の手伝い、下校指導、部活動指導
使用教科書
「教育実習の手引き」
、
「教育実習記録」 (名古屋学芸大学)
自己学習の内容等アドバイス
遅刻や欠席をしないよう規則正しい生活態度を心がけよう
[授業科目名]
[授業方法]
[授業担当者名]
初等音楽科教育法
演習
藤井 正子
[開講期]
[必修・選択]
備考
4年次前期
選択(教職必修)
幼児保育専攻
[単位数]
2
授業の到達目標及びテーマ
初等音楽教育の意義と目標、
『表現』と『観賞』の内容とねらいを学び、具体的な教材や学習内容に触れ、指導
計画の立案や模擬授業などを通して教育現場で必要とされる基礎的な指導力を身につける。
特に、以下の3点を重視する。
・学校共通歌唱教材全曲が暗唱でき、音楽的に指導できること。
・リコーダー、鍵盤ハーモニカを中心に器楽の指導ができること。
・合唱、合奏の指導ができるに相応しい読譜力を身につけること。
授業の概要
内容によっては講義を含みながら、小学校の音楽の授業が担当できる力を実践的に身につける。共通歌唱教材
については全曲暗唱が目標であるので、毎時間数曲を歌う。これに合わせ指揮、伴奏を順に担当し実技力を向
上させる。模擬授業では実際に現場で使用する教科書を使用し、小学校の音楽の授業をイメージしながら指導
力を養ってゆく。
学生に対する評価の方法
授業への参加態度(20%) 実技テスト(40%) 筆記テスト(40%)
・実技テストの内容 ①共通教材をピアノ伴奏に合わせて暗唱する。
②リコーダー又は鍵盤ハーモニカによる二重奏
授業計画(回数ごとの内容等)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
我が国の音楽教育の歩みと小学校教育における音楽科の役割
あなたの受けた音楽教育を振り返って(ディスカッションとレポート提出)
小学校共通歌唱教材について
乳幼児、児童期、青年期の音楽的発達について
学習指導要領に示された小学校音楽教育の目標について
音楽科の評価について
指導計画の作成と内容の取扱いについて
「歌唱」の内容と指導のねらい
「歌唱」教材研究
「器楽」の内容と指導のねらい
「器楽」教材研究
「音楽づくり」の内容と指導のねらい
「観賞」の内容と指導のねらい
学習指導案の作成とそれに基づく模擬授業 ① ディスカッションと講評
学習指導案の作成とそれに基づく模擬授業 ② ディスカッションと講評
学習指導案の作成とそれに基づく模擬授業 ③ ディスカッションと講評
学習指導案の作成とそれに基づく模擬授業 ④ ディスカッションと講評
学習指導案の作成とそれに基づく模擬授業 ⑤ ディスカッションと講評
実技試験・筆記試験の為のポイント復習
筆記試験とまとめ
使用教科書
2011 年改訂版 教員養成課程 小学校音楽科教育法 (教育芸術社)
小学音楽 音楽のおくりもの 1~6 (教育出版)
*他に必要に応じ楽譜などを配布します。
自己学習の内容等アドバイス
・小学生時代に使用した『鍵盤ハーモニカ』
『リコーダー』
『カスタネット』を準備しておくこと。
・模擬授業担当者は指導案を作成し、担当する授業の 1 週間前の授業までに教員のチェックを受けること。
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