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「上田市」市章選定報告 (PDF:955KB)
資料1 新生「上田市」市章選定報告書 平成 18 年 1 月 14 日 新生「上田市」市章選定委員会 3 4 【委員会における選定経過】 1 選定委員会の開催 (1) 第1回会議 平成 17 年 10 月 15 日(土) 午後1時 30 分 上田市中央公民館 (2) 第2回会議 平成 17 年 11 月 20 日(日) 午後 1 時 30 分 上田市福祉会館 (3) 第3回会議 平成 17 年 12 月 3 日(土) 午後 1 時 30 分 上田情報ライブラリ会議室 2 選定委員会の審議状況 ○ 第1次選考 (1) 選考に入る前に全委員で選考のポイントを確認した。 見た目の器用さにとらわれないようにしながら、次の5点をポイントとして選考する。 ア 上田市らしさがある。 イ ほかと違うユニーク性をもっている。 ウ 形に勢いと元気なイメージがある、動きがある。 エ これからの時代にあったデザインである。 オ 印刷物、バッジ、市旗等多様なものへ活用ができる。 (2)委員からは次のような意見がでた。 ・応募状況をみると4市町村住民の割合が8割近い、全国各地で募集している時期にも関わ らず応募数が多い、住民の参加率と関心の高さは全国に誇れる内容である。 ・選考にあたっては、小手先のテクニックに惑わされないようにしたい。 ・アイディアを重視したい、とにかく原石を見落とさないようにしたい。 (3)第1次選考の結果1443点の作品から263点に絞り込まれた。 ○ 第2次選考 (1)アンケート上位作品の傾向も踏まえ、キーワードを4市町村合併、桜、六文銭として選考 した。 (2)上田商工会議所 100 周年を記念して制定された「六花文」については、イメージ戦略マー クとして今後も民間を中心に活用されることを想定しながら選考することを確認した。 (3)優れたデザインを組み合わせることも選択肢の一つとし、次回再協議することになった。 (4)委員からは次のような意見がでた。 ・パソコンで作ったものはきれいであるが、最近の他地域の採用作品と印象が似ているもの が多い。できればこのようなものではなく、上田らしさがでるものにしたい。 ・新市の誕生にふさわしい躍動感のある作品を選びたい。 ・六文銭はどこにも真似のできない上田を表すマーク。山、川、高原などはどこにもある。 ・桜は上田城をはじめ4市町村とも名所がある。できれば入れたい。 ・一目見て上田とわかる作品を選びたい。 ・合併して新しい上田ができるというイメージを出せるものがいい。 ・英文字「UEDA」は4文字でシンプルに表現できるメリットを有し、違和感がなければ 入れる価値がある。 ・委員会ででた意見を踏まえて、委員長が応募デザインをいくつか組み合わせ、選択肢に加 えたらどうか。 (5)第2次選考の結果26点まで絞り込まれ、委員長が組合せデザインを作成し、次回最終選 考することとした。 5 ○ 第3次選考 (1)4市町村合併の象徴としての四つ葉のクローバーデザインと桜のデザインの合作を中心に 選考を進めた。 (2)何通りもの組合せの中からクローバー、桜、六文銭、UEDAによるデザインに絞り込ま れ、それぞれの大きさ、配置、縁取り、色などについて議論を重ねた結果、全会一致で決 定した。 (3)合作のデザインとして採用された作品は2作品であり、1点は桜と六文銭をうまく組み合 わせたもの、もう1点は桜とクローバーを組み合わせたものであった。 (4)委員からは次のような意見がでた。 ・桜のデザインによる応募は、何点もあったがこの作品は人が走っているように見え勢いが ある。新市に元気を与えるような躍動感がある。 ・クローバーは4市町村による合併を表してもいるが、自然を大事にする地域というイメー ジもあっていい。 ・六文銭を花心にすることで強いイメージがなくていい。 ・六文銭の中の穴は抜けていた方がいい。 ・黄緑色のクローバーとピンクの桜は色が明るくてとてもいい。 ・「UEDA」は「上田」よりも国際性があっていい。文字を入れることで上下も分かりや すい。 (5)今後決定作品について、類似デザイン調査、デザインガイド作成を経て1月14日の第 19 回合併協議会へ報告することを確認して選定委員会を閉じた。 新生「上田市」市章選定委員会委員名簿(敬称略) 委 員 長 馬場 雄二(東北芸術工科大学教授 ヴィジュアルデザイナー) 副委員長 宮下 昭夫(合併協議会委員 上田市議会議長) 委員 片桐 久(合併協議会委員 丸子町議会議長) 委員 常田 軍三(合併協議会委員 真田町長寿会長) 委員 小山 洋江(合併協議会委員 前武石コミュニケーション21代表) 委員 荻野 委員 吉澤 哲夫(上田青年会議所理事長) 委員 瀧澤 常久(丸子町商工会長) 委員 内堀 京子(丸子町女性団体連絡協議会会長) 委員 土屋 和男(長小学校長) 委員 栁沢 節子(まちづくり活動家) 委員 小林 一郎(信州せいしゅん村代表) 委員 木下 愛子(武石村民生委員) 幹(上小美術会会長) 6 新生「上田市」市章選定の経過 期 日 内 容 平成17年 7月11日 市章選定手順の確認 7月31日 デザインセミナー開催 8月18日 - 9月30日 市章の公募 10月8日-29日 作品展示会 10月15日 市章選定委員の委嘱 第1次選考 11月20日 第2次選考 12月3日 第3次選考 12月5日 - 12月14日 12月5日 - 12月28日 平成18年 1月14日 (3月6日) 類似デザイン調査 デザインガイド作成 市章発表 新生 上田市発足 説 明 第16回合併協議会において、市章選定の手順が確認 される。 ・市章選定委員会を設置し、そこで最優秀賞、優秀 賞を決定する。 ・デザインの専門家として上田市出身のビジュアル デザイナー馬場雄二氏を委員にお願いする。 ・デザインは、全国から募集する。 ・デザインセミナー及び全作品による展示会を開催 する。 馬場雄二氏を講師に迎え、デザインの基礎について 学ぶデザインセミナーを開催した。受講者84人 4市町村に関わりのある人を中心に全国から市章デ ザインの公募を行う。 ・協議会だより、市町村広報、ホームページ、ポス ター、チラシ等により広報 ・1,443点の応募をいただく 「私が選ぶ 新生上田市 市章展」と題し、応募いた だいた全作品による展示会を4市町村持ち回りで開催 した。合わせて住民アンケートを実施した。 ・10/ 8―9 丸子町町民センター ・10/15-16 上田市中央公民館 ・10/22-23 真田町文化会館 ・10/29 武石村中央公民館 市章選定委員として、馬場雄二氏をはじめ、合併協 議会委員、4市町村長から推薦を頂いた方13名に委 員を委嘱した。 第1次選考として市章展住民アンケート上位30点及 び委員長・各委員1人30点程度を選んだ。選定した作 品は263点となった。 委員一人ひとりが意見を述べながら絞込みを行っ た。キーワードを4市町村による合併、桜、六文銭と し、また、優れた作品の合作も選択肢に加えることと した。 第2次選考で26点まで絞り込んだ。 十分に議論を重ね、全会一致で最優秀賞作品、優秀 作品を決定した。 決定した作品について、全国の市区町村章や商標な どに類似デザインがないか調査を行った。 市章使用時の基準となるデザインガイドを作成し た。 第19回合併協議会において市章の発表を行う。 市章告示を行う。 7