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地域再生プロジェクト計画書
別記第1号様式 地域再生プロジェクト計画書 市町村名 地域再生プロジェクト名 格 差 の 分 野 若年層と高齢者層の絆が地域を元気にする厚沢部プロジェクト ■ 社会構造の格差 □ 地域経済の格差 □ 地方行財政の格差 □ 医療・福祉の格差 □ その他の格差( 是正を目指す地域格差の状況 地域重点プロジェクト との関連性 地域の課題及び地域再生 プロジェクトの目標 期待される効果(指標) プロジェクトの期間 単一実施・広域実施 20年度 ~ 22年度 地域経済の格差を客観的に比較する選択指標 [ □ 一人当たり課税所得 ■ 完全失業率 医療・福祉の格差を客観的に比較する選択指標 ) ・当該市町村 △11.33% 人口減少率 (H7→H17国調 ) ・全道の平均 △ 1.13% 厚沢部町 [ □ 少子化率 高齢者率 ( H17国調 ・当該市町村 ) ・全道の平均 □ 医師・歯科医師数 31.77% 21.42% ( □ 観光入込客数 ] □ 医療・福祉就業者数] ) ・当該市町村 ・全道の平均 ◆地域重点プロジェクト名 ◆主な取組 地域資源の磨き上げ・発掘 道南の食・文化・歴史を生かした交流 ○縄文文化遺跡や城跡などの歴史的遺産や江差追分等伝統芸能などの文化的 促進 遺産の観光資源としての活用促進と新たな観光資源の発掘 ◆ 地域の課題 ・人口減少と高齢化率の向上による高齢者(ケア付き)住宅の不足:特別養護老人ホーム入所待機者 92 人(現時点)、高齢者移 送サービス等に係る財政負担の増大、一過性のイベントや通過型観光による継続的集客力の不足 ■該 当 □非該当 ◆ プロジェクトの目標 ・高齢者住宅(ここでは高齢者専用賃貸住宅を想定)の整備、次世代型交通サービスの導入、道外大学生のボランティア活動・ 社会活動等による高齢者のケア、子供と高齢者の交流活動などを通じて生活者の生活の質(QOL)と福祉の向上を目指す。 ・なおかつ、これらの取組みを財政負担の増大を伴わない形で実現する。 ・さらに、道外大学生や子供及びその親との交流による道外ファン層の拡大とそれに伴う直接消費等の波及効果の拡大を図る。 ① 交付金支援期間終了時の成果目標 格差の是正内容: ・交流・福祉モデル構築による集客増 3,000 人日 観光入込客数(宿泊延べ) 【現状】H19:18,961 人日 →【目標】H22:21,961 人日 (現状対比+15.8%) ② 将来的な成果目標(概ね 5 年後) 格差の是正内容: ・交流・福祉モデル構築による集客増 5,000 人日 観光入込客数(宿泊延べ) 【現状】H19:18,961 人日 →【目標】H24:23,961 人日 (現状対比+26.4%) ・雇用創出 50 人 完全失業率 【現状】H17(国調) :5.78% →【目標】H22:3.84% (失業率 1.94 ポイント改善) ・雇用創出 100 人 完全失業率 【現状】H17(国調) :5.78% →【目標】H24:1.90% (失業率 3.88 ポイント改善) 地域再生プロジェクトの展開 ○住民・民間団体等との協働・広域連携 ①地域再生プロジェクト企画立案における連携(地域意見の把握方法など) ・本事業の推進に当たっては、はじめに徹底した市場調査を実施し、適確に住民ニーズを把握した上で、適切な事業規模、事業モデルを構築する。 ・「厚沢部町地域再生プロジェクト推進協議会」を設立し、関係企業や関係機関、地域住民や団体参加による検討を行う。 ・なお、昨年度に引き続き、実証実験として、九州女子大学の学生20名程度の受入が決定している。 ※九州女子大学では、現在、学内での学習を基礎としながらコミュニケーション能力、自己表現能力、問題発見・解決能力等の社会人としての総合的な能力 を身につけることを目的とした「アウト キャンパス スタディ」の導入を決定しており、厚沢部町をそのフィールドワークの場として選定し、地域に学習 の場を移し、地域と交流しながら学生の人間形成や社会へ出る前の準備教育を行うことを目的として、当町と連携を図ることを決定している。 (複数年継続予定) ②事業実施体制の考え方(多様な主体の参画、地域相互の連携・補完) ・限界自治体(過疎地)における「交流・福祉モデル」の構築を目指す公益法人、事業推進ノウハウを有する民間企業、新しい教育で差別化を図る大学等の 教育機関、再生を目指す地域・地域住民が一体となり、役割分担しながら取り組む。 ・複数のステークホルダーが関与するので、町はコーディネーターとなり、民間主導で事業モデルを構築する。 ○取組内容の独自性(先駆性) ・高齢者住宅、オンデマンド交通システム、大学等による社会実習など個々の事業は既存モデルの延長であるが、これらを組み合わせることで新しい価値を生 み出し、過疎地での継続性のある「交流・福祉モデル」の構築を目指すところに大きな先駆性がある。 ○地域の資源・資産の活用や他の分野への波及効果(優位性) ・地域には全国区の観光資源がないので、生活しやすい自然環境を地域資源として活用する。また、休眠している空き家等の埋もれた資源を発掘する。 ・道外の若年者と道内の高齢者の絆が若年者家族、高齢者家族まで広がり、相互の交流が拡大していけば、福祉のみならず観光をはじめとする様々な産業分野 に波及し、より大きな経済効果が期待される。さらに、若年者層からの誘致でその効果の継続性が確保される。 ○支援期間終了後における地域再生プロジェクトの展開(継続性) ◆ 事業の実施主体について ・原則として公益法人、民間企業等が事業の実施主体となる(一部、高齢者住宅におけるケアサービス等は必要に応じて町との連携を取る場合が想定される) 。 大学等とのネットワークを拡大させ、市場の拡大を目指す。 ◆ 財源の考え方 ・原則として事業推進は民間主導とし、公的負担を削減できる(新たな公的負担のない)自律型の事業モデルとする。 ・そのために、若年者層の誘致をきっかけとした社会的価値(ボランティア的価値)が流通する事業モデルとするだけでなく、これまで価値を見出せなかった 空き家等の休眠した地域社会資源を有効活用することによって、新しいスキームを構築する。 地域再生プロジェクトを構成する事業の概要 No 事 業 名 実施 主体 実 施 形 態 実施 期間 (千円) 交付対象とな る事業の区分 年 次 事業費 □ 直営 ~ H20 □ 新 規 全 体 計 画 H22 ■ 委託 1 高齢者住宅 整備推進事業 □ 既 存 初 年 度(H20) 町 協議会 □補助 ■ 継続実施 □ 業 の 概 要 ・高齢者住宅(高齢者専用賃貸住宅を想定)を建設し、地域再生 プロジェクトの中核に位置づける。住宅規模や居宅数、付帯サー 23,910 ビス内容、人員体制等については住民ニーズ調査等に基づいて適 切に計画する。 ・市場調査(既存施設の整備状況と利用者ニーズの把握) ・検討チームの事務局(関連データ分析等による基礎資料作成や 3,910 各種調整) ・地域ごとのより詳細な調査の実施と事業計画・施設計画の策定 2年度目(H21) 10,000 (収支等) ・検討チームの事務局(関連データ分析等による基礎資料作成や 各種調整) ・施設建設に向けた最終的な調査・分析・調整 3年度目(H22) 10,000 ~ H21 □ 直営 事 □ 新 規 全 体 計 画 H22 ・次世代型交通サービス(乗車時刻や降車時刻を指定でき、かつ ドア to ドアで乗合い運行できるオンデマンドバス)を導入する。 6,793 事前に住民ニーズや来訪者動向調査等を行い、適切な事業モデル 設計を行う。 - ■ 委託 2 次世代型交通 サービス導入 事業 □ 既 存 初 年 度(H20) 0 町 協議会 ■ 補助 □ ■ 継続実施 2年度目(H21) 3年度目(H22) ・市場調査(既存交通手段の状況と利用者ニーズの把握) ・検討チームの事務局(関連データ分析等による基礎資料作成や 4,993 各種調整) ・検討チームの事務局(関連データ分析等による基礎資料作成や 各種調整) 1,800 ・サービス導入調査(事業収益性及び持続性に関する検討、事業 実行計画の作成) No 事 業 名 実施 主体 実 施 形 態 実施 期間 交付対象とな る事業の区分 年 次 事業費 □ 直営 ~ H20 □ 新 規 全 体 計 画 H22 3 高齢者住替え 支援及び空き 家活用事業 の 概 要 ・市場調査(まちなか居住ニーズ、必要な支援サービス、滞在施 3,105 設のニーズ調査→大学等向け) ・検討チームの事務局(関連データ分析等による基礎資料作成や 各種調整) □ 既 存 初 年 度(H20) □ 補助 ■ 継続実施 2年度目(H21) 0 3年度目(H22) 0 協議会 □ 直営 ~ H20 □ 新 規 全 体 計 画 H22 4 業 ・高齢者のまちなか居住を推進する。高齢者住宅への住替えで空 き家となる住宅を中長期滞在施設として有効活用することで、高 3,105 齢者住宅の家賃に充当する新たなモデルとする。 □ 委託 町 □ 社会福祉系大 学等との交流 推進プロジェ クト 事 町 協議会 ・大学等の教育機関の実習カリキュラム等を組み、厚沢部広域(3. の空き家など)に滞在しながら1.の高齢者住宅でボランティア活 5,328 動等をするモデルを構築する。中長期滞在施設には若年者のみな らず関係者、一般の都市住民も受け入れる。 □ 委託 □ 既 存 初 年 度(H20) ■ 補助 ■ 継続実施 2年度目(H21) ・実証実験(個別の大学等とアライアンスを組み実際に複数名の 3,088 大学生や子供が試行する)を通じた事業の評価と検証 ・検討チームの事務局(関連データ分析等による基礎資料作成や 各種調整) ・検討チームの事務局(受入体制の整備・充実、市場の拡大等) 1,040 3年度目(H22) 1,200 大学 ・検討チームの事務局(受入体制の整備・充実、市場の拡大等) □ 5 高齢者生活 支援寮管理 運営事業 町 公益 法人 □ 直営 ~ H11 □ 新 規 □ □ 既 存 継続実施 H22 ■ 委託 □ 補助 □ 全 体 計 画 ・ひとり暮らしや高齢者夫婦で、ある程度自立して生活すること に不安がある高齢者に対して、個人の尊厳を重視しながら共同生 39,984 活上必要な介助、身体の機能の維持回復のための指導を行うとと もに、その他日常生活の生きがいを助長する場を提供する。 初 年 度(H20) 13,000 同 2年度目(H21) 13,492 同 3年度目(H22) 13,492 同 上 上 上 No 事 業 名 実施 主体 実 施 形 態 実施 期間 交付対象とな る事業の区分 年 次 事業費 6 ちょっと暮ら し 事業 □ 直営 ~ H20 □ 新 規 □ ■ 既 存 継続実施 全 体 計 画 H22 協議会 □ 委託 ■ 補助 □ 初 年 度(H20) 2年度目(H21) 3年度目(H22) 7 新事業全国展 開 支援事業 ~ H20 □ 直営 □ 新 規 □ □ 既 存 継続実施 全 体 計 画 H20 商工会 □ 委託 □ 補助 ■ 連携 初 年 度(H20) 2年度目(H21) 3年度目(H22) 事 業 の 概 要 ・道内で広がりを見せている体験移住「ちょっと暮らし」につい て、当町における総合的な窓口として、民間主導による受入協議 7,028 会の設立・運営についての支援を行う。 2,000 3,028 2,000 同 同 同 上 上 上 ・地域資源を活用しながら、これまでにない、全く新たな「滞在 型教育観光ビジネス」の創出を目指す。 ・民間企業・団体が主体となり、自然・農業体験などのコンテン 8,021 ツ開発や特産品のPR等を実施し、 「根強い厚沢部ファン」の獲得 によって、地域経済の活性化を図る。 8,021 同 上 留 意 事 項 1 「格差の分野」欄 是正を目指す格差について、該当する分野を1つ選択すること。地域経済の格差又は医療・福祉の格差を選択した場合は、その格差を客観的に比較する指標を [ ]内から1つ選択すること。なお、その他の格差を選択した場合は、その格差の内容を( )に記載すること。 2 「是正を目指す地域格差の状況」欄 地域格差の現状について、具体的な指標の数値により全道平均と比較すること。また、比較する指標を〔 〕に、年度等を( )に記載すること。 3 「期待される効果」欄 ①欄、②欄それぞれ具体的な指標により記載すること。 4 「地域重点プロジェクトとの関連性」欄 地域重点プロジェクトとの関連性について、該当の有無を選択すること。なお、該当する場合は、 「地域重点プロジェクト名」と「主な取組」を記載すること。 ※地域重点プロジェクト~ほっかいどう未来創造プラン(新・北海道総合計画)に基づき策定された「政策展開方針」における「地域重点プロジェクト」 5 「地域の課題及び地域再生プロジェクトの目標」欄 地域重点プロジェクトに関連する場合は、地域重点プロジェクト推進の観点を踏まえ記載すること。 6 「実施主体」欄 事業の実施主体について、市町村、住民組織、NPO、企業、大学等と記載すること。また、複数の主体が協働で実施する場合は、それぞれ記載すること。 7 「実施形態」欄 市町村側からの視点による事業の実施形態について直営、委託、補助から選択し、これらによらない場合は4段目を選択し、その実施形態を記載すること。 8 「実施期間」欄 各事業の始期及び終期を記載すること。なお、始期については地域再生プロジェクトの開始年度に関わらず、その事業を実際に開始した年度を記載すること。 9 「交付対象となる事業の区分」欄 交付金を要望する事業に限り、次により該当する区分を選択すること。 ・新 規: 市町村等において今年度新たに取り組む事業 ・既 存: 地域再生プロジェクトの目的達成に必要不可欠な既存の事業 ・継続実施: 継続して交付金の交付を受けようとする地域再生プロジェクトにおいて過年度の交付対象事業を継続して実施する事業 10 「年次」欄 対応する年度を( )に記載すること。なお、平成21年度以前の地域再生チャレンジ交付金で採択された地域再生プロジェクトは、計画期間に応じて最下 欄に3年度目を追記すること。 11 「事業の概要」欄 「交付対象となる事業の区分」欄において、「既存」を選択した事業は、地域再生プロジェクトの目的達成に必要不可欠な理由を事業の概要と併せて記載するこ と。 12 その他 地域再生プロジェクトの説明資料を添付する場合は3枚以内とすること。