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食品 装置および方法 Table 1 に装置構成、Table 2に分析条件を示します。 Table 2 Analytical condition Table 1 System configuration LC Application News ─ No.76 プログラマブル3D蛍光検出器を用いた食肉中のビタミンB2 の分析 Quaternary pump Automatic sampler Column compartment Fluorescence detector 3D ChemStation G1354A G1313A G1316A G1321A G1319A Column : Zorbax SB-C18(3.5μm, 4.6×150mm) Parts No.; 863953-902 : 20mM Acetate buffer(pH 4.5) / MeOH = 70/30 : 1.0ml/min : 20μl : 40 ℃ : Fluorescence detector, Ex.; 445nm, Em.; 530nm Mobile phase Flow rate Injection vol. Column temp. Detector 2 spiked) ■ ブタバラ肉、トリササミ肉中のVB( ビタミン B( 2 VB 2 ) は水溶性ビタミンの一つで、エネルギー ■ VB2 標準液(20ng/ml)のクロマトグラム例 代謝、ことに酸化還元反応に関与する必須栄養素です。牛 乳やレバー、小麦胚芽、卵黄などに多く含まれていますが、 栄養強化剤として、あるいは着色料として食品に添加される ことがあります。 食品中の VB2 の分析は、複雑なマトリクッス中での高感度 かつ選択的な検出が必要とされるため、蛍光検出─ HPLC Fig.3A 法が適しています。ここでは、オンラインで蛍光スペクトルの ブタバラ肉中のVB( 2 spiked) Fig.3B トリササミ肉中のVB( 2 spiked) 採取が可能な Agilent 1100 シリーズ蛍光検出器を用いた蛍 光検出─ HPLC 法による食肉中の VB( 2 リボフラビン) の分 析を紹介します。 Fig.1 に VB2 標準溶液(リボフラビン、20ng/ml)のクロマ (参考) 新・食品分析法、社団法人日本食品科学工学会 編、光琳(1996)。 トグラム例を示します。装置構成、分析条件をそれぞれ Table 1、2 に示します。Fig.2 は、Fig.1 のクロマトグラムか Fig.1 VB2 標準液STD(20ng/ml)のクロマトグラム例 らオンラインで採取した VB2 の蛍光スペクトルです。 ■ VB2 蛍光スペクトル Fig.3A、B はそれぞれブタバラ肉、トリササミ肉に VB2 を 添加した試料のクロマトグラムです。これらのクロマトグラ ムから採取した VB 2 の蛍光スペクトルは標準溶液の蛍光ス ペクトルと良く一致しました(マッチ度 998)。蛍光スペクトル をオンラインで採取できるため、ライブラリーサーチ機能を 利用することで、検出されたピークの同定を迅速かつ容易に しかも精度良く行うことが可能です。 この分析条件における検出下限(S/N=2)は、0.3ng/ml、 ピーク面積値の繰返し再現性は0.2 %(n=6、5ng/ml) でした。 Fig.2 VB2 標準液の蛍光スペクトル TI 16C1A1-076 2000.3 発行 本書の一部または全部を無断複製することは禁止されています。 〔記載内容は、お断りなく変更することがありますので、ご了承ください。 〕 食品 装置および方法 Table 1 に装置構成、Table 2に分析条件を示します。 Table 2 Analytical condition Table 1 System configuration LC Application News ─ No.76 プログラマブル3D蛍光検出器を用いた食肉中のビタミンB2 の分析 Quaternary pump Automatic sampler Column compartment Fluorescence detector 3D ChemStation G1354A G1313A G1316A G1321A G1319A Column : Zorbax SB-C18(3.5μm, 4.6×150mm) Parts No.; 863953-902 : 20mM Acetate buffer(pH 4.5) / MeOH = 70/30 : 1.0ml/min : 20μl : 40 ℃ : Fluorescence detector, Ex.; 445nm, Em.; 530nm Mobile phase Flow rate Injection vol. Column temp. Detector 2 spiked) ■ ブタバラ肉、トリササミ肉中のVB( ビタミン B( 2 VB 2 ) は水溶性ビタミンの一つで、エネルギー ■ VB2 標準液(20ng/ml)のクロマトグラム例 代謝、ことに酸化還元反応に関与する必須栄養素です。牛 乳やレバー、小麦胚芽、卵黄などに多く含まれていますが、 栄養強化剤として、あるいは着色料として食品に添加される ことがあります。 食品中の VB2 の分析は、複雑なマトリクッス中での高感度 かつ選択的な検出が必要とされるため、蛍光検出─ HPLC Fig.3A 法が適しています。ここでは、オンラインで蛍光スペクトルの ブタバラ肉中のVB( 2 spiked) Fig.3B トリササミ肉中のVB( 2 spiked) 採取が可能な Agilent 1100 シリーズ蛍光検出器を用いた蛍 光検出─ HPLC 法による食肉中の VB( 2 リボフラビン) の分 析を紹介します。 Fig.1 に VB2 標準溶液(リボフラビン、20ng/ml)のクロマ (参考) 新・食品分析法、社団法人日本食品科学工学会 編、光琳(1996)。 トグラム例を示します。装置構成、分析条件をそれぞれ Table 1、2 に示します。Fig.2 は、Fig.1 のクロマトグラムか Fig.1 VB2 標準液STD(20ng/ml)のクロマトグラム例 らオンラインで採取した VB2 の蛍光スペクトルです。 ■ VB2 蛍光スペクトル Fig.3A、B はそれぞれブタバラ肉、トリササミ肉に VB2 を 添加した試料のクロマトグラムです。これらのクロマトグラ ムから採取した VB 2 の蛍光スペクトルは標準溶液の蛍光ス ペクトルと良く一致しました(マッチ度 998)。蛍光スペクトル をオンラインで採取できるため、ライブラリーサーチ機能を 利用することで、検出されたピークの同定を迅速かつ容易に しかも精度良く行うことが可能です。 この分析条件における検出下限(S/N=2)は、0.3ng/ml、 ピーク面積値の繰返し再現性は0.2 %(n=6、5ng/ml) でした。 Fig.2 VB2 標準液の蛍光スペクトル TI 16C1A1-076 2000.3 発行 本書の一部または全部を無断複製することは禁止されています。 〔記載内容は、お断りなく変更することがありますので、ご了承ください。 〕