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外国人のための防災ガイドブック(日本語) [682KB pdfファイル]

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外国人のための防災ガイドブック(日本語) [682KB pdfファイル]
八
戸
市
目
次
1.地震を知っていますか?
ページ
・・・・・・・・・・ 1
2.津波を知っていますか?
・・・・・・・・・・
4
3.大雨を知っていますか?
・・・・・・・・・・
4
4.台風を知っていますか?
・・・・・・・・・・
5
5.土砂災害を知っていますか?
・・・・・・・・・・
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6.災害に備えて準備をしていますか?
・・・・・・・・・・
6
7.避難の方法を知っていますか?
・・・・・・・・・・
7
8.災害の情報を知るためには?
・・・・・・・・・・
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9.災害のときに連絡をとる方法を知っていますか?
10.防災メモ
・・・・・
・・・・・・・・・・
9
11
はじめに
日本は地震がとても多い国です。
八戸では、1968 年に十勝沖地震、1994 年に三陸はるか沖地震、2011 年に東日本
大震災が発生し、大きな被害がありました。これからも大きな地震が起きるかもしれませ
ん。
また、大雨や台風により、風水害や土砂災害などの大きな災害が発生することもありま
す。
このガイドブックは、災害への備えをまとめたものです。よく読んで、今から準備して
おきましょう。
1.地震を知っていますか?
地震は、いつ、どこで起きるかは、分かりません。家やビルが壊れたり、火事が起き
たりします。また、電気、水道、ガスが供給されなくなることもあります。
(1)震度とマグニチュード
震度は「揺れる大きさ」です。震度1から震度7まであり、数字が大きくなるほ
ど、揺れは大きくなります。
マグニチュードは「地震のエネルギーの大きさ」を表すもので、マグニチュード
が大きくても地震が起きた所から遠いと、震度は小さくなります。
【震度の大きさ】
震度3
屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じます。
震度4
ほとんどの人が驚き、電灯などのつり下げ物が大きく揺れます。座り
の悪い置物が、倒れることがあります。
震度5弱
大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じます。棚にある食
器や本が落ちることがあります。固定していない家具が移動すること
があり、不安定なものは倒れることがあります。
震度5強
物につかまらないと歩くことが難しくなります。棚にある食器類や本
は、落ちるものが多くなります。固定していない家具が倒れることが
あります。補強されていないブロック塀が崩れることがあります。
震度6弱
立っていることが困難になります。固定していない家具の大半が移動
し、倒れるものもあります。ドアが開かなくなることもあります。壁
のタイルや窓ガラスが破損、落下することがあります。耐震性の低い
木造建築物は、瓦が落下したり、建物が傾いたり、倒れたりするもの
もあります。
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這わないと動くことができません。飛ばされることもあります。固定
していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなります。耐
震度6強
震度7
震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものが多くなります。大
きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生するこ
とがあります。
耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものがさらに多くなり
ます。耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがあります。耐震
性の低いコンクリート造の建物では、倒れるものが多くなります。
(2)地震が起きたらどうしますか?
【家にいるとき】
①テーブルや机の下に入ってください。
③ドアを開けてください。ドアが壊れ
たら、逃げることができません。
②揺れが止まったら、火を消して
ください。
④まわりをよく見て、すぐに外に出ない
でください。
⑤靴をはいてください。
⑥逃げるとき、持つ物を準備してください。
2
【外にいるとき】
・学校や会社にいるとき
本棚や窓から離れてください。テーブルや机の下に入ってください。火を消し
てください。
・エレベーターの中にいるとき
ボタンを全部押してください。ドアが開いたら、すぐ降りてください。
エレベーターから降りられないときは、非常用連絡ボタンを押してください。
・スーパーやデパートにいるとき
商品が棚から落ちますので、棚から離れてください。店の従業員の指示に従っ
て、行動してください。
・車の中にいるとき
揺れを感じたら、道路の左側に寄せて、エンジンを止めてください。揺れが止
まってから、外に出てください。車を離れるときは、ドアのロックはしないで、
キーはつけたままにしてください。
・バスや電車にいるとき
すぐに降りないで、乗務員の指示に従って、行動してください。
・海にいるとき
すぐに、高台など安全な場所へ避難してください。津波情報を確認し、津波注意
報・津波警報が解除されるまで、海には絶対に近づかないでください。
(3)普段から気をつけること
【家の中】
・本棚・食器棚・タンスなどの上に、重い物を置かないでください。
・本棚・食器棚・タンスなどは、転倒防止金具を付けて、倒れにくくしてください。
・窓ガラスには、ガラス飛散防止フィルムを貼ってください。
※転倒防止金具:地震の揺れで家具が、倒れないように固定するもの
※ガラス飛散防止フィルム:窓ガラスに貼って、ガラスが割れても
破片が飛び散らないようにするもの
【家の外】
・屋根のアンテナが倒れないように、しっかりと固定してください。
・ベランダから植木鉢などが落ちるかもしれません。危ない物は、
ベランダに置かないでください。
・プロパンガスのボンベは、チェーンでしっかりと固定してください。
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2.津波を知っていますか?
津波は、おもに海底で発生した地震のあとに、
海岸に速いスピードでやって来る高い波です。
(1)揺れを感じたら
強い地震(震度 4 程度以上)や、弱くても長い地震を感じたときは、津波が発生
することがあります。海岸にいるときに揺れを感じたら、急いで海岸を離れ、高台
へ避難してください。
(2)津波注意報が発表されたら(揺れを感じない場合でも)
海の中や海岸の近くにいるときは、急いで海から出て、海岸から離れてください。
(3)津波警報が発表されたら(揺れを感じない場合でも)
急いで海岸を離れ、高台へ逃げてください。
※津波は繰り返し来るので、津波が来ないと確認できるまで、海岸には近づかないよ
うにしましょう。
※津波注意報・津波警報の発表は、ラジオ、テレビ、ほっとスルメール、エリアメー
ル・緊急速報メールなどで確認してください。
3.大雨を知っていますか?
大雨が続くと、洪水や浸水、土砂崩れが起きることが
ありますので、少しでも異常や危険を感じたら、すぐに避難してください。
(1)大雨のとき気をつけること
・ラジオ・テレビ・インターネットなどで、気象情報を確認してください。
・浸水することがありますので、家の中の荷物は、高い場所に移してください。
・川や海、山や崖には近づかないでください。
・道路が冠水していたら、車の運転はしないでください。窓やドアが開かなくなった
り、道路が見えなくなり、側溝にタイヤがはまったりします。
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4.台風を知っていますか?
台風は、夏から秋にかけて発生する強い暴風雨です。
(1)台風のとき気をつけること
・ラジオ・テレビ・インターネットなどで、台風の情報を確認してください。
【風が強い台風】
①外にいるとき
・物が飛んだり、木などが倒れたりして危ないです。早く家に帰るか、近くの
建物の中に入ってください。
②家にいるとき
・外に出ないでください。
・ベランダに置いてあるものは家の中に入れてください。
・雨戸やシャッターなどを閉めてください。
③海にいるとき
・高い波が来るので、海から離れてください。
【雨が強い台風】
①外にいるとき
・水が来ない高い場所へ逃げてください。
②運転をしているとき
・水が来ない高い場所へ逃げてください。
・水の中でエンジンが止まったら、車から降りて逃げてください。
③川の近くにいるとき
・川の水があふれ、危なくなるので、すぐに川から離れてください。
5.土砂災害を知っていますか?
土砂災害は、地震や台風、大雨、洪水によって
弱くなった地盤の土が崩れて、家や道路が土や石で
埋まることです。
大雨のときや地震の後で気をつけること
・山や崖の近くにいるときは、離れた安全な場所に逃げてください。土砂災害が起
きないと確認できるまでは、山や崖に近づかないようにしてください。
・役所から避難について、お知らせすることがあります。ラジオ、テレビ、インタ
ーネット、ほっとスルメール、エリアメール・緊急速報メールなどで確認して
ください。
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6.災害に備えて準備をしていますか?
・災害のときは、近所の人との協力が必要になります。普段から、近所の人と付き合
うようにしましょう。
・家族と離れ離れになっても会えるように、普段から、家族のみんなで逃げる場所を
確認しておきましょう。
・家から安全な場所に逃げるときに持っていくものを
準備しておきましょう。
(1)避難するときに持っていく物(1 日分をリュックサックやバッグに入れておく)
□ 外国人登録証・在留カード・特別永住者証明書などの ID
□ パスポート
□ 食べ物(バータイプやゼリータイプの栄養補助食品、乾パンなど)
□ 飲料水(ペットボトル)
□ 手袋(防寒用と作業用)
□ 帽子(ヘルメット、防災ず
□ レインウエア
きん)
□ 健康保険証のコピー
□ 少額の現金
□ ウエットティッシュ
□ 薬(いつも飲んでいる薬、いつも使っている薬)
□ ティッシュペーパー
□ タオル
□ 簡易トイレ
□ マスク
□ トイレットペーパー(芯を抜 □ 筆記用具(油性ペン・ノー □ ラジオと予備電池
ト等)
いて省スペース化)
□ 懐中電灯と予備電池
□ 予備の眼鏡等
□ 携帯電話用充電器
□ ライター・マッチ
□ ビニール袋・ごみ袋
□ 使い捨てカイロ
□ 防寒用アルミ蒸着シート
□ ホイッスル
□ その他、必要なもの
このほか、自宅内に備蓄品として 3 日分程度の水・食料等を準備しておきましょう。
(2)赤ちゃんや小さい子どもいる場合に追加する物
□ ミルク
□ ほ乳びん
□ 紙おむつ
□ おしりふき
□
□ 離乳食
□ スプーン・ストロー
□ 背負いひも等
□ ガーゼ
□ おもちゃ
□ お菓子
□ その他、必要なもの
□ 生理用品等用ビニール袋
□ 大判ストール
使用済み紙おむつ用ビニール袋
(3)女性の場合に追加する物
□ 生理用品・おりものシート
□ 基礎化粧品(オールインワンクリーム等)
□ その他必要なもの
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7.避難の方法を知っていますか?
(1)避難所の確認
・災害時の避難所として指定されているのは、
みなさんが住んでいる近くの小学校・中学校・
公民館などの公共施設です。
・避難所では、食べ物・飲み物・毛布などが配布され、災害や生活支援のこと
など、いろいろなお知らせがあります。
・外国人も使うことができます。普段から、近くの避難所を確認してください。
(2)避難勧告と避難指示
・災害時や大きな災害が発生すると予想されるとき、ラジオ、テレビ、インターネ
ット、ほっとスルメール、エリアメール・緊急速報メールなどで、八戸市から
皆さんに安全な場所への避難を呼びかけます。
①避難勧告
・災害時や災害発生の可能性がある場合、安全な場所への避難を要請するときに
出されるのが「避難勧告」です。
②避難指示
・著しく危険な災害時や災害発生の可能性がある場合に、安全な場所への避難を
強く要請するときに出されるのが「避難指示」です。(「避難勧告」よりも強い
要請になります。)
(3)避難所に行くときに気をつけること
・長袖の服・長ズボンを着ましょう。
・歩きやすい運動靴をはきましょう。
(長ぐつは、水が入ると歩きにくくなります。)
・帽子やヘルメットをかぶりましょう。
・軍手などの手袋をしましょう。
・1 人で逃げないようにしましょう。家族や近所の人と一緒に逃げましょう。
・浸水した場所を歩くときは、マンホールや側溝がないか、長い棒を杖にして、
注意して歩きましょう。
・水の高さがひざまで来たとき、歩くのは危険です。安全な高いところで、救助が
来るまで待ちましょう。
(4)避難所での生活
・避難所生活は、共同生活ですので、助けあって生活しましょう。
・避難所で決められたルールや役割は守りましょう。
・災害による過労やストレスで体調を崩すことがあります。体調が悪いときは、避
難所の世話係に相談してください。
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8.災害の情報を知るためには?
落ち着いて災害に対応するためには、災害の状況やライフラインの状況などについて、
正しい情報を知ることが大切です。
(1)必要な情報
・気象情報
・災害の規模・現状などの情報
・避難勧告・避難指示の情報
・避難所開設の情報
・ライフラインの状況
・交通情報
・水・食料などの配給情報
・被災者支援の情報
など
(2)情報を知る方法
①ラジオ・テレビ
・気象情報、災害情報、特に地震・津波情報については、ラジオ・テレビの方が
が早く情報を得られます。
②市のホームページ
・市のホームページで、さまざまな災害に関する情報をお知らせします。
③外国人用ほっとスルメール
・八戸市の外国人用ほっとスルメールに登録した方には、災害に関する情報を英
語・やさしい日本語(一部の情報は、日本語)で、携帯電話やパソコンに E メ
ールでお知らせします。
・配信する情報は次の 4 種類です。
①津波・避難情報(日本語とやさしい日本語と英語で配信)
②緊急情報(やさしい日本語または英語で配信)
③ライフライン情報(やさしい日本語または英語で配信)
④火災情報(日本語で配信)
※①~③は登録者全員に配信します。④は希望者だけに配信します。
【外国人用ほっとスルメールの申込みの方法】
・登録を希望する方は、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、配信希望の
言語(緊急情報とライフライン情報について、英語・やさしい日本語から選
択)、火災情報の配信希望の有無を、E メール、FAX、郵便で連絡先に送っ
てください。
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【連絡先】
〒031-8686 八戸市内丸一丁目 1-1 市民連携推進課
国際交流グループ
TEL 43-9257
FAX 47-1485
E メール [email protected]
④エリアメール・緊急速報メール
・エリアメール・緊急速報メールは、八戸市内の災害・避難情報を NTT ドコモ、
au、ソフトバンクの携帯電話にお知らせします。
・日本語のメールにやさしい日本語と英語のメールを付け加えて、お知らせしま
す。
・事前の登録は必要なく、エリアメール・緊急速報メール配信時に八戸市内にい
て、NTT ドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話を持つ全ての人が、受信可能
です。
・電波状態が悪い場合や通信中の場合には、エリアメール・緊急速報メールを受
信することができません。
・エリアメール・緊急速報メールについて、詳しいことは下記のホームページを
ご覧ください。
◆NTT ドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/
◆au
http://www.au.kddi.com/notice/kinkyu_sokuho/index.html
◆ソフトバンク
http://mb.softbank.jp/mb/service/urgent_news/
※エリアメール・緊急速報メールでは、震度 5 弱以上の地震が発生した地域と震度
4 以上の地震の発生が予測される地域に、緊急地震速報が配信されます。
日本語だけの配信ですが、配信される前に注意する音がなりますので、音がなり
ましたら、注意してください。
9.災害のときに連絡をとる方法を知っていますか?
災害のとき、電話が使えなくなるかもしれません。災害のときには、次の方法で、家
族や友だちと連絡をとることができます。
(1)災害用伝言ダイヤル
・声による伝言です。家の電話・携帯電話・公衆電話からかけ、伝言を録音します。
他の人はその伝言を聞くことができます。
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【伝言を録音する】
①「171」にダイヤルします。
②「1」をダイヤルします。
③自分の家の電話番号を市外局番からダイヤルします。
④伝言を録音します。
【伝言を聞く】
①「171」にダイヤルします。
②「2」をダイヤルします。
③伝言を聞きたい相手の電話番号を市外局番からダイヤルします
④伝言を聞きます。
(2)災害用伝言板
文字による伝言です。携帯電話から文字の伝言を入力します。他の人はその伝言
を見ることができます。
◆NTT ドコモ
◆au
◆ソフトバンク
http://dengon.docomo.ne.jp/tog.cgi
http://dengon.ezweb.ne.jp
http://dengon.softbank.ne.jp/
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10.防災メモ
自分のこと
名前
パスポート No.
国
外国人登録証 No.
在留カード No.
日本の住所
電話
携帯電話
家族のこと
名
前
電
話
番
号
名
前
電
話
番
号
友達のこと
その他大事なところの電話番号
ガス
大使館・領事館
電気
病院
水道
避難場所
家族が集まる場所
消防署 119番(火事やけが・病気のとき)
警察署 110番(事件や交通事故のとき)
11
外国人のための防災ガイドブック
平成 25 年 2 月発行
発行 八戸市総合政策部 市民連携推進課
〒031-8686
青森県八戸市内丸一丁目 1 番 1 号
TEL0178-43-2111 内線 616,617,624
E-mail [email protected]
市ホームページ http://www.city.hachinohe.aomori.jp/
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