Comments
Description
Transcript
-1- (4)指導過程 段階 学習活動 教師の働きかけ 予想される児童の反応
(4)指導過程 段階 学習活動 1 導 入 身の回りの約束やきま りの違反について話し合 う。 5 分 教師の働きかけ みんなが使うところで,迷惑 だな,嫌だなと思ったことは ありませんか。それは,どん なことでしたか。 (価値への動機付けを行う。) 2 展 ①~⑥までの資料を読 む。 3 資料を基に話し合う。 ○町探険で見付けたマナー 違反は,何が「ひどいこ と」なのか考える。 ・教師が資料を範読する。 ① 町探険で見付けた三つのマ ナー違反は,何がひどいこと なのでしょう。 (三つのマナー違反について, 一つずつ何がひどいことなの かを押さえる。) 開 ○滑り台の順番待ちをして いる友達の前に割り込ま せてもらう女の子の気持 ちを考える。 ②滑り台の順番待ちで,友達 に「先にやらせて」と言った とき,女の子はどんな気持ち だったでしょう。 (自分勝手な女の子の気持ちに 共感させる。) 35 分 ○ 後ろに並んでいた男の 子に批判されたときの女 の子の気持ちを考える。 ③後ろに並んでいた男の子に 「ひどいよね」と言われたと き,女の子はどんな気持ちだ ったでしょう。 (自分の行動を反省する女の子 の気持ちに共感させる。) 予想される児童の反応 指導上の留意点 備 考 ・道路に空き缶やゴミが捨 ・経験を思い出させ,本時は約 てられていた。 束やきまりについて考えてい ・壁に落書きがしてあった。 くことを押さえる。 ・廊下を走ってきた子がい てぶつかりそうになった。 ・友達が水道の水をたくさ ん出していて,水がはね て服が汚れた。 ・教師と共に心の中で読む。 ・紙芝居にして提示し,主人公 の気持ちを考えながら話を聞 くことを指示する。 ・場面絵 <落書き> ・普段の生活場面を振り返らせ ・書いてはいけないところ ながら,町探険でマナー違反 に書いている。 を見付けた時の状況をしっか ・物を大事にしていない。 りとおさえておく。 <駐輪違反> ・ペープサートを使って主人公 ・自転車が邪魔でお年寄り の気持ちに共感させやすくす が道を通れない。 る。 ・歩道を通る人が迷惑だ。 ・挙手指名をもとに,それぞれ <ゴミのポイ捨て> のマナー違反について何がひ ・ベンチが汚れて座れない。 どいことかを確認する。 ・ゴミが散らかって汚い。 ・移動黒板 ・センテンス カード ・場面絵 ・ペープサー ト ・友達のところに入れても ・挙手指名をもとに,自分の都 らうのだからいいだろう。 合で身勝手な行動をする「女 ・一人ぐらい入れてもらっ の子」の気持ちをとらえさせ てもいいじゃない。 る。 ・早く滑りたいな。 ・友達が並んでいてくれて よかった。 ・たくさん滑れそうだ。 ・センテンス カード ・場面絵 ・自分だけはいいかと勝手 ・自分の行動を反省する女の子 に思っていた。 の気持ちを引き出すために, ・いたずら書きやゴミのポ 時間を十分に確保する。 イ捨ての人達と,自分も ・ 「ひどいよね」と言われて,は 同じことをしていた。 っとする女の子の場面絵を提 ・悪いことをしてしまった。 示し,女の子の気持ちを考え ・これからは,ルールを守 やすくする。 ろう。 ・自分の考えとじっくり向き合 -1- ・センテンス カード ・場面絵 評価① (ノート・発 表) ハンドサインのルール OK・・・同じ 似ている 1本・・・つけたし グー・・・違う チョキ・・質問 パー・・・考えが変わった 4 ⑦の資料を提示する。 5 これまでの自己を振り 返る。 ・教師が資料を提示する。 きまりを守らなかったことは ありませんか。その時,どん なことを考えましたか。 (自分の行動を振り返り,今の 気持ちを考えさせる。) 終 末 5 分 5 ・自分だけの都合でルール わせるために,自分の考えを 違反をすることはダメな ノートに書かせる。 んだ。 ・机間指導をしながら,児童の ・うるさいなぁ。 考えを把握し,指名する順番 ・少しぐらい,入れてくれ の構想を立てる。 てもいいじゃないか。 ・全体の話し合いでは,書いた ・友達の許しをもらって, 内容に固執しないようにする 入れてもらったのだから, ためにノートを閉じさせ,意 いいんだ。 図的指名やハンドサインを行 って,友達の考えと比較しな がら発表させる。 ・名前の磁石を貼り,自分の考 えと友達の考えを比較しやす くする。 ・最後に女の子が取った行 動を知る。 ・最後に女の子が取った行動を 確認する。 ・体育館から帰って来ると ・自分の行動をじっくりと振り き,廊下で友達としゃべ 返るために,吹き出しカード ってしまった。その時は, に自分の行動や思いを書かせ 話に夢中で周りのことは る。 考えなかった。 ・きまりを守ることで,みんな ・休み時間,校庭で遊びす が気持ちよく過ごせることに ぎて,授業の始まる時間 気付かせ,きまりを守ろうと に遅れて戻ってきて,み する意欲を高める。 んなを待たせてしまった。 その時は,遊びのことだ け考えていた。 ・学校から家に帰る時に, 友達とゲームの話で盛り 上がり,道路を広がって 歩いてしまった。その時 は,友達との話が楽しく て夢中だった。 教師の話を聞く。 ・教師が見た児童の姿を紹介す ることで,実践への意欲につ なげる。 -2- ・場面絵 ・吹き出しカ ード 評価② (吹き出しカ ード,発表)