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閣僚会議資料(PDF形式:2139KB)
月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料 平成27年9月25日 内閣府 〈日本経済の基調判断〉 <現状> ・景気は、このところ一部に鈍い動きもみられるが、緩やかな 回復基調が続いている。 ・消費者物価は、緩やかに上昇している。 <先行き> 先行きについては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、 各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待さ れる。ただし、アメリカの金融政策が正常化に向かうなか、中国 を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、我が国の景 気が下押しされるリスクがある。こうしたなかで、金融資本市場 の変動が長期化した場合の影響に留意する必要がある。 1 〈政策の基本的態度〉 政府は、大震災からの復興を加速させるとともに、デフレからの脱却を 確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していく。こ のため、「経済財政運営と改革の基本方針2015」、「『日本再興戦略』改 訂2015」、「規制改革実施計画」及び「まち・ひと・しごと創生基本方針 2015」を着実に実行する。 好調な企業収益を、政労使の取組等を通じて、設備投資の増加や賃上 げ・雇用環境の更なる改善等につなげ、地域や中小・小規模事業者も含 めた経済の好循環の更なる拡大を実現する。経済の脆弱な部分に的を 絞り、かつスピード感を持って、「地方への好循環拡大に向けた緊急経済 対策」及びそれを具体化する平成26年度補正予算を迅速かつ着実に実 行するとともに、平成27年度予算を円滑かつ着実に実施する。 日本銀行には、経済・物価情勢を踏まえつつ、2%の物価安定目標を実 現することを期待する。 2 個人消費① ○百貨店売上はおおむね横ばい ○個人消費は総じてみれば底堅い動き 116 (2005年=100) 百貨店売上高 消費総合指数(実質) (2010年=100) 130 消費税率引上げ 125 消費税率引上げ 114 5月 6月 7月 112 110 前月比 +0.9% ▲0.4% ▲0.0% 3MA +0.0% ▲0.5% +0.2% 10 120 (前々年比、%) 5 115 110 6月 0 105 108 100 106 5月 -5 7月 95 90 104 8月 -20 85 102 1 4 7 10 1 4 2012 7 10 1 4 13 7 10 1 14 4 7(月) 15 (年) 80 1 45 1 4 78 -25 全国 15 10都市 10都市 以外 東京 大阪 ○外食及び旅行はおおむね横ばい 新車販売台数 乗用車(含軽) 前月比 6月 +0.7% 7月 ▲4.3% 8月 +5.8% 10 (備考)全国百貨店協会により作成。税抜の売上高。左図は百貨店協会の総販売額と商業動態統計の季節指数により作成。 左図は全店ベース、右図は既存店ベース。 ○自動車販売はおおむね横ばい (万台) 7 14 (備考)内閣府作成。季節調整値。 50 4 (万台) 40 消費税率引上げ 35 乗用車 乗用車(除軽) 30 (含軽) (目盛右) 40 (2005年=100) 外食売上 115 前月比 5月 +2.3% 6月 ▲1.8% 7月 +1.2% 110 (2008年=100) 旅行取扱金額 115 7月 前月比 国内 ▲2.3% 105 国内 海外 +5.4% 合計 +0.1% 合計 95 25 軽乗用車 (目盛右) 35 20 85 105 15 75 海外 30 1 4 7 2012 10 1 4 7 13 10 1 4 7 10 14 (備考)日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会により作成。内閣府による季節調整値。 1 4 15 10 7 8(月) 100 (年) 4 7 2014 10 1 4 15 65 7(月) 4 (年) 7 2014 10 1 4 7(月) 15 (年) (備考)1.左図は、日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」により作成。税抜の売上高。内閣府による季節調整値。 2.右図は、鉄道旅客協会「大手旅行業者12社取扱金額」により作成。内閣府による季節調整値。 3 個人消費② ○消費者マインドは持ち直しに足踏みがみられる 50 消費者態度指数 (DI) 改善 45 ○60歳以上の単身世帯の消費は弱含み 勤労者世帯(二人以上) 1世帯あたりの消費支出 消費税率引上げ 35.0 悪化 (万円) 28.0 (万円) 19.0 18.0 34.0 27.0 消費者態度指数 6月 7月 8月 41.7(前月差 40.3(前月差 41.7(前月差 16.0 15.0 +0.3) ▲1.4) +1.4) 10 1 4 2012 7 10 1 4 7 13 10 1 4 14 7 8(月) 15 (年) (備考)1.内閣府「消費動向調査」により作成。季節調整値。 2.「暮らし向き」、「収入の増え方」、「雇用環境」、「耐久消費財の買い時判断」の4項目について、今後半年間の見通しを 「良くなる」(+1)「やや良くなる」(+0.75)「変わらない」(+0.5)「やや悪くなる」(+0.25)「悪くなる」(0) の5段階で集計したもの。 26.0 13.0 ⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡ 7 (期/月) 2012 2013 2014 2015 (年) (備考)総務省「家計調査」により作成。二人以上世帯。 後方12か月期移動平均。 景況感の改善に寄与する消費動向の要因 (DI) 勤労・39歳以下世帯(二人以上) 1世帯あたりの消費支出と収入 (2014年Ⅳ=100) 無職・60~69歳世帯(二人以上) 1世帯あたりの消費支出と収入 104 50 102 40 100 100 98 98 ベア、賃上げ、ボーナス 株 中国 物価の上昇 20 11 12 2014 1 2 3 4 5 2015 (備考)1.内閣府「景気ウォッチャー調査」より作成。 2.それぞれのキーワードに言及している方々の景況感を集計したもの。 6 7 8 (月) (年) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ (期) 2012 2013 2014 2015 (年) (備考)総務省「家計調査」により作成。単身世帯。 後方4期移動平均。 60 30 60歳以上 ○実収入の伸びに比べ消費は抑制傾向 ○足下、中国経済、株、物価上昇等がマイナス寄与 70 14.0 60歳以上 30.0 7 34歳以下 26.5 31.0 30 35~59歳 17.0 32.0 35 (万円) 27.5 40~59歳 39歳以下(目盛右) 33.0 40 単身世帯 1世帯あたりの消費支出 104 実収入 消費支出 102 (2014年Ⅳ=100) 実収入消費支出 96 96 Ⅰ Ⅱ 15 7 (期/月) (年) Ⅰ Ⅱ 2015 7 (期/月) (年) (備考)総務省「家計調査」により作成。二人以上世帯。後方12か月移動平均。 4 物 価 ○消費者物価は緩やかに上昇 104 103 102 ○家庭向けの電気代及び都市ガス代には下落の動き 消費者物価(消費税抜き) (2010年=100) 前月比 7月 コア(固定基準) コアコア(連鎖基準) : 0.0% :+0.2% 140 生鮮食品を除く総合 (コア・固定基準) 160 150 140 110 100 99 90 生鮮食品、石油製品 その他特殊要因を除く総合 (コアコア・連鎖基準) 80 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7(月) 2010 11 12 13 14 15 (年) (備考)1.総務省「消費者物価指数」により作成。季節調整値。 2.「生鮮食品、石油製品その他特殊要因を除く総合」(コアコア)は、「生鮮食品を除く総合」(コア)から 石油製品(ガソリン、灯油、プロパンガス)、電気代、都市ガス代、及びその他の公共料金等を除いたもの。 都市ガス代 前月比(東京都区部) 8月 電気代 :▲2.5% 都市ガス代 :▲4.1% ガソリン :▲3.9% 1 2 1 4 7 10 1 ▲3.8% 120 110 ガソリン +0.4% 輸入物価「石油・石炭・天然ガス」 100 (円ベース、目盛右) ▲4.3% 90 4 7 10 1 4 7 8(月) 2013 14 15 ○食料、外食、耐久消費財が上昇に寄与 1.0 前年比 7月 コア(固定基準) : 0.0% コアコア(連鎖基準):+0.9% 生鮮食品を除く総合 (コア・固定基準) (2014年9月比累積、%) 0.8 コアコア全体 (折線) 公共料金 0.6 個人サービス その他 耐久消費財 食料 外食 0 0.4 0.2 -2 生鮮食品、石油製品 その他特殊要因を除く総合 (コアコア・連鎖基準) 0.0 -0.2 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7(月) 2010 11 12 13 14 (年) 消費者物価(コアコア)の分類別寄与度 消費者物価(消費税抜き) -1 130 (備考)1.総務省「消費者物価指数」、日本銀行「企業物価指数」により作成。 2.電気代及び都市ガス代は、3∼5か月前の3か月平均燃料(石油、石炭、天然ガス)価格が反映される。 3.電気代、都市ガス代及びガソリンの、グラフ中の8月の水準については、7月の全国の値を8月の東京都区部の前月比 で延伸したもの。 ○消費者物価(コア)は前年と同水準 (前年比、%) (2010年=100) 180 電気代 ▲2.6% 170 120 100 97 エネルギー価格 130 101 98 (2010年=100) 15 (年) (備考)1.総務省「消費者物価指数」により作成。 2.「生鮮食品、石油製品その他特殊要因を除く総合」(コアコア)は、「生鮮食品を除く総合」(コア)から石油製品 (ガソリン、灯油、プロパンガス)、電気代、都市ガス代、及びその他の公共料金等を除いたもの。 10 11 2014 12 1 2 3 4 15 5 6 7 (月) 主な値上げ・値下げ品目 牛乳(2∼8%) ヨーグルト(2∼8%) ケチャップ(4∼13%) 4月 インスタントコーヒー (17∼21%) バター(2.5∼8.2%) トイレットペーパー (10%以上) パン(2∼5%) チョコレート(5.9∼10%) 7月 スパゲッティ(1∼8%) ふりかけ(5∼8%) 納豆(20%) 電気代(家庭)(▲3%) ソース(3∼10%) 8月 ウイスキー(9∼44%) 9月 電気代(家庭)(各月▲2%) 生鮮食品(前年比) 4月 9.2% 5月 11.0% 6月 7.2% 7月 7.3% 8月 5.2% (年) (備考)1.総務省「消費者物価指数」により作成。季節調整値。消費税率引上げによる直接の影響を除いたもの。 2.コアコアの公共料金には、電気代は含まれない。 3.生鮮食品は、4月∼7月は全国、8月は東京都区部の値。 5 賃金・雇用・所得 ○不本意非正規雇用者比率は低下 ○有効求人倍率は上昇 1.4 完全失業率と有効求人倍率 (倍) 有効求人倍率 6月 1.19 7月 1.21 1.2 1.0 (%) 5.0 40 11 35 4.5 正社員の 有効求人倍率 0.75 4.0 0.6 37.0 30 3.5 完全失業率 (目盛右) 0.0 1 4 7 10 1 4 7 2012 10 1 4 13 7 10 1 14 4 3.0 7 (月) 15 (年) (備考)厚生労働省「職業安定業務統計」、総務省「労働力調査」により作成。季節調整値。 25 5 19.9 7月 名目総雇用者所得 実質総雇用者所得 前年比 +1.2% +1.5% 3 17.0 15 0.0 1 10 -1 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ 2013 Ⅲ Ⅳ Ⅰ 14 Ⅱ 7 15 (期/月) (年) (備考)1.総務省「労働力調査」、「労働力調査(詳細集計)」により作成。 2.不本意非正規雇用者とは、現職の雇用形態(非正規雇用)についた主な理由を「正規の職員・従業員 の仕事がないから」と回答した者(2015年4−6月期:313万人)。 ○転職後の賃金は30歳代以下において改善が顕著 転職時の賃金変動DIの推移 (前年比寄与度、%) 総雇用者所得(名目、実質) 雇用者数要因 7 非正規雇用者比率の前年差(目盛右) ○総雇用者所得は持ち直し 5 4 3 2 1 0 -1 -2 -3 -4 -5 9 非正規雇用者比率 不本意非正規雇用者比率 20 完全失業率 6月 3.4%(15∼24歳 5.6%) 7月 3.3%(15∼24歳 5.5%) 0.2 (%) 有効求人倍率 0.8 0.4 非正規雇用者比率と不本意非正規雇用者比率の推移 (%) (増加−減少、%ポイント) 100 景気後退期 80 16.4 60 30歳代以下 40 (増加−減少、%ポイント) 25 名目総雇用者所得 20 15 10 40∼50歳代(目盛右) 5 2.2 0 0 -5 物価要因 実質総雇用者所得 消費税率引上げ要因 名目賃金要因 1 4 7 2012 10 1 4 7 13 10 1 4 7 10 1 14 (備考)1.総務省「労働力調査」、厚生労働省「毎月勤労統計調査」、内閣府「国民経済計算」により作成。 2.消費税率引上げは、物価を2%ポイント押し上げると仮定。 3.破線部分は、2014年4月の消費税率引上げの影響を除かない実質総雇用者所得。 4 15 20 60歳以上(目盛右) ▲46.8 -20 -10 -40 -15 -60 -20 7 (月) (年) 2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 -80 14(年) (備考)1.厚生労働省「雇用動向調査」により作成。 2.賃金変動DIとは、転職時に賃金が増加した者の割合から減少した者の割合を引いたもの。 なお、この場合の転職者は前職を辞めて1年以内に就職した者であり、再就職・再雇用を含む。 3.景気後退期は、2008年2月から2009年3月及び2012年3月から2012年11月。 6 住宅投資・公共投資 ○住宅建設は持ち直し ○住宅の建設費はこのところ横ばい 住宅着工数 120 (万戸) 利用関係別 7月 前月比 持家 28.6万戸 ▲ 6.0% 110 貸家 40.5万戸 ▲ 2.0% 分譲 21.9万戸 ▲31.7% 100 (万戸) 60 120 (2005年平均=100) 消費税率引上げ 総戸数 [建設資材物価] RC造集合住宅 木造住宅 115 50 7月 91.4万戸 住宅の資材価格、純工事費 110 40 90 105 30 80 100 分譲(目盛右) 70 7月 4 7 10 1 4 2012 7 10 95 [純工事費] RC造集合住宅 木造住宅 ▲11.5% 貸家(目盛右) 60 1 20 持家(目盛右) 前月比(総戸数) 5月 ▲0.2% 6月 +13.4% 1 4 7 13 10 1 10 90 7(月) 4 14 15 (年) 1 4 09 10 (備考)1.国土交通省「住宅着工統計」により作成。内閣府による季節調整値。 2.消費税については、引渡し時点での消費税率が原則として適用されるが、請負契約に基づく譲渡等については、 特例により、2013年9月までに契約すれば、2014年4月以降の引渡しになっても従前の消費税率が適用される こととなっていた。 7 10 1 2011 (前年同月比、%) 20 10 (%) 24.9 16.1 1.6 4.0 16.2 7.4 出来高 10 -10 5月 6月 前年同月比 請負金額 出来高 -30 ▲ 12.7 北海道 東北 北関東 南関東 東海 (備考)国土交通省「住宅着工統計」により作成。 北陸 近畿 15 (月) 78 (年) 請負金額 -20 -20 4 0 1.7 0 -10 7 10 1 14 20 9.2 0.3 13 4 公共工事請負金額、出来高 30 15.2 7 10 1 (備考)1.(一財)建築物価調査会「建設物価指数月報」により作成。 2.東京についての指数。純工事費は、工事原価から現場管理費を除いた額。労務・資材の費用、機械経費 及び共通仮設費を含む。 40 7月 19.5 4 ○公共投資は総じて弱い動き 地域別住宅着工戸数 30 7 10 1 12 ○住宅着工戸数は、ほぼ全地域で前年比増 40 4 5月 ▲ 6.3% + 3.5% 6月 ▲ 2.9% + 4.7% 7月 ▲ 8.3% + 4.6% 8月 ▲ 4.8% -40 中国 四国 九州 沖縄 全国 1 4 7 2012 10 1 4 7 13 10 1 4 7 14 10 1 4 15 (備考)1.東日本建設業保証株式会社他「公共工事前払金保証統計」、国土交通省「建設総合統計」により作成。 7 8(月) (年) 7 収益・投資・業況 ○企業収益は改善、設備投資は総じて持ち直し 20 ○業況判断は一部に慎重さがみられるものの、おおむね横ばい 経常利益・機械受注・資本財総供給 (2010年=100) 180 (兆円) 経常利益(4-6月期前期比+14.8%) 18 160 16 140 (良い-悪い、%ポイント)景気ウォッチャー調査・日銀短観 20 ウォッチャー 15 企業動向関連DI(目盛右) 8月48.3 10 (DI) 70 先行き (短観) 60 5 0 14 120 12 資本財総供給(同▲0.8%) (目盛右) 10 Ⅳ Ⅰ Ⅱ 2012 Ⅲ Ⅳ 100 機械受注(同+2.9%) (目盛右) 13 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅱ (期) Ⅰ 14 -5 短観 全規模全産業 -10 (備考)1.内閣府「機械受注統計調査」、経済産業省「鉱工業総供給表」、財務省「法人企業統計季報」により作成。 2.季節調整値。機械受注は船舶電力を除く民需、資本財総供給は除く輸送機械、経常利益は全規模全産業。 3 6 (兆円) 300 有形固定資産 (同249兆円) 250 200 2.0 利益剰余金 (14年度末225兆円) 100 現金・預金+ 1年以内に売却予定 の有価証券(同95兆円) 50 0 2000 02 04 06 08 2.5 キャッシュフローと設備投資 (兆円)(15年1~6月期) キャッシュフロー 設備投資 10 減価償却費 12 3 6 40 20 (販売価格DI-仕入価格DI) 5月 6月 7月 8月 ▲11.5 ▲13.1 ▲10.6 ▲9.4 販売価格DI 40 30 0 -10 -10 -20 機械 15 (年) 中小企業景況調査(日本公庫) (販売価格DI-仕入価格DI) 5月 6月 7月 8月 ▲10.4 ▲18.8 ▲11.6 ▲6.8 20 0 (備考)1.財務省「法人企業統計」により作成。 2.有価証券は、株式、公社債、その他の有価証券の合計。 3.業種別キャッシュフローと設備投資は内閣府による季節調整値。キャッシュフローは、経常利益/2+減価償却費。 4.2015年1~6月期の設備投資/キャッシュフロー比率が、2012年10~12月期対比で大きく低下している主要な業種を抜粋。 電気機械は、電気機械器具製造業と情報通信機械器具製造業の合計。運輸は、運輸業・郵便業。 30 9 (月) 仕入価格DI 1.0 1電気 2 3 4 5化学 6 7 8 9運輸 10111213141516 建設 6 中小企業の仕入・販売価格の動向 (DI) 中小企業月次景況観測(商工中金) 50 50 10 12 14 (年度) 3 ○中小企業の仕入価格DIは低下傾向 10 0.0 12 14 1.5 0.5 9 13 30 1年以内に売却予定の無い 有価証券(同234兆円) 150 3.0 9 40 先行き 7 (備考)1.内閣府「景気ウォッチャー調査」、日本銀行「全国企業短期経済観測調査」により作成。 2.景気ウォッチャー調査の現状判断DIは、3か月前と比較しての景気の現状に対する判断。 ○電気機械等では設備投資は減価償却と同水準 利益剰余金(大中堅企業) 現状(前期差) 7( 0) -20 (年) 15 短観 6月調査 全規模・全産業 -15 80 Ⅰ 50 販売価格DI-仕入価格DI -30 -20 -30 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 78 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 78(月) 2012 13 14 15 2012 13 14 15 (年) (備考)1.株式会社商工組合中央金庫(商工中金)「中小企業月次景況観測」、株式会社日本政策金融公庫(日本公庫) 「中小企業景況調査」により作成。 2.DIは、前月比「上昇」-「下落」。調査対象は商工中金が取引先中小企業1,000社、日本公庫は同900社。 8 生 産 ( ( ○電子部品・デバイス及び輸送機械の生産はこのところ弱含み ○生産はこのところ横ばい 120 鉱工業生産・在庫 (2010年=100) 生産(前月比) 6月 +1.1% 予測調査 8月 +2.8% 115 110 7月 ▲0.8% 9月 ▲1.7% (2010年=100) 予測調査 140140 135 業種別生産(前月比) 125 100 120110 95 115 90 110 在庫 (目盛右) 85 80 1 4 7 10 1 4 2012 7 10 1 4 13 7 電子部品・デバイス 輸送機械 120 105 10 1 14 4 105 100 90 1 4 (年) (備考)経済産業省「鉱工業指数」により作成。季節調整値。8、9月の数値は、製造工業生産予測調査による。 輸送機械 電子部品・デバイス 100 80 7 9 (月) 15 はん用・ 予測 生産用・ 調査 業務用機械 7月 8月(予測) 9月(予測) ▲1.2% +2.2% ▲9.1% ▲3.8% +3.0% +7.2% ▲1.4% +2.5% ▲5.1% はん用・生産用・業務用機械 130 130 生産 業種別の鉱工業生産 (2010年=100) 7 10 1 4 2013 7 10 1 4 14 7 9 (月) (年) 15 (備考)経済産業省「鉱工業指数」により作成。季節調整値。8、9月の数値は、製造工業生産予測調査による。 ○電子部品・デバイス及び輸送機械の出荷は内外需ともに弱含み ○在庫ははん用・生産用・業務用機械を中心に増加傾向 電子部品・デバイス工業 の出荷内訳表 (前月比、%) 5 4 3 2 1 0 -1 -2 -3 -4 -5 出荷全体(折線) 輸送機械工業 (前月比、%) の出荷内訳表 1.2 2 0.8 はん用・生産用・ 業務用機械工業 3 在庫全体(折線) 出荷全体(折線) 1 輸出向け 鉱工業在庫指数の業種別寄与度 (前月比、%) 0.4 0 0.0 -1 1 2 3 4 15 5 輸出向け -2 国内向け 6 -3 7 (月) -0.4 国内向け 1 2 (年) (備考)経済産業省「鉱工業出荷内訳表」より作成。季節調整値の後方3か月移動平均。 3 4 15 5 6 7 (月) (年) 電子部品・デバイス工業 輸送機械工業 その他の業種 -0.8 10 11 14 12 1 2 3 4 15 5 6 7 (月) (年) (備考)経済産業省「鉱工業生産指数」により作成。季節調整値の後方3か月移動平均。 9 外 需 ○輸入はこのところ弱含んでいる ○輸出はこのところ弱含んでいる 130 地域別輸出数量指数の推移 (2010年=100) 140 アメリカ 120 110 100 全体 アジア 90 80 70 中国 60 1 4 7 10 1 2011 4 EU 7 10 1 12 4 7 10 1 13 4 7 10 1 14 全体 アメリカ ▲1.7% 130 全体 ▲0.9% 120 EU ▲6.2% 110 アジア ▲0.6% 100 中国 ▲2.5% 90 4 78(月) 15 (年) 鉱物性燃料 一般機械 80 1 4 7 10 2011 ○中国向けはスマホの生産関連、アメリカ向けは原動機 や掘削機、化学製品などが減少 アメリカ向け輸出の品目別推移 110 105 100 95 90 85 80 75 70 65 60 (2011年=100) (2011年=100) IC 7 半導体等製造装置 (目盛右) 10 1 4 2014 15 (年) 4 7 12 10 1 4 7 14 10 1 280 1,500 (億円) (万人) 旅行収支、訪日外客数の推移 【旅行収支】 前月比 6月 7月 【訪日外客数】 7月 8月 訪日外客数 (目盛右) +37.9% ▲0.2% 旅行収支 240 160 140 175.8万人 180.1万人 120 0 100 7 10 2014 1 4 15 年間訪日外客数 2012年:834万人 2013年:1,037万人 2014年:1,341万人 -500 220-1,000 化学製品 200 7 (月)-1,500 (年) (備考)1.財務省「貿易統計」より作成。内閣府による季節調整値。後方3か月移動平均。 2.2014年の中国向け輸出に占める各品目のシェアはIC(5.1%)、鉄鋼(4.6%)、半導体等製造装置(2.4%)、 アメリカ向け輸出に占める各品目のシェアは原動機(5.4%)、掘削機(2.0%)、化学製品(5.6%)となっている。 200 180 260 掘削機(目盛右) 4 7 8(月) 15 (年) ○旅行収支の黒字幅は拡大 (2010年=100) (2010年=100) 100 140 340 原動機 1,000 90 130 320 80 500 300 70 120 60 110 50 40 100 30 90 20 80 鉄鋼 10 70 0 7 8 (月) 1 電気機器 4 7 10 1 13 (備考)財務省「貿易統計」により作成。内閣府による季節調整値。 (備考)財務省「貿易統計」により作成。内閣府による季節調整値。 中国向け輸出の品目別推移 品目別輸入数量指数の推移 (2010年=100) 1 4 7 2012 10 1 4 7 13 10 1 4 7 14 10 1 4 15 80 60 40 20 0 7 8(月) (年) (備考)財務省「国際収支統計」、日本政府観光局「訪日外客数の動向」により作成。季節調整値。 10 景気ウォッチャー調査 ○先行き判断は、8か月ぶりに50以下となる ○現状判断は、7か月ぶりに50以下となる 70 景気の現状判断DI (DI) 70 60 60 50 50 40 40 30 30 20 現状判断DI 10 6月 7月 8月 20 51.0(前月差 -2.3) 51.6(前月差 0.6) 49.3(前月差 -2.3) 景気の先行き判断DI (DI) 先行き判断DI 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 78(月) 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 78(月) 2009 10 11 12 13 15 (年) 14 2009 10 地域別DIの推移(現状) (ポイント) 65 13 地域別DIの推移(先行き) (ポイント) 55 51.4 53.8 53.5 53.1 50 50 49.1 49.2 48.8 47.1 46.6 45 15 (年) 14 60 53.0 51.6 12 2015年6月→7月→8月 2015年6月→7月→8月 55 11 ○先行き判断はすべての地域で低下 ○現状判断は多くの地域で低下 60 53.5(前月差 -1.0) 51.9(前月差 -1.6) 48.2(前月差 -3.7) 0 0 65 6月 7月 8月 49.3 48.6 48.6 45 47.7 48.0 47.1 47.3 49.1 48.2 45.4 全国 沖縄 九州 四国 中国 近畿 北陸 東海 南関東 北関東 東北 北海道 全国 沖縄 九州 四国 中国 近畿 北陸 東海 南関東 35 北関東 35 東北 40 北海道 40 47.7 49.1 50.0 (備考)内閣府「景気ウォッチャー調査」により作成。 11 中国経済 ・中国:景気は緩やかに減速 ○固定資産投資は弱い伸び ○4−6月期実質GDP:前年比7.0%増 10.0 (前年比、%) 45 (前年比、%) 前期比年率 1−3月期 4−6月期 固定資産投資 インフラ関連投資 8月 +19.8% 8月 +10.3% 35 +5.3% +7.4% 25 7.0% 7.0% 15 7.5 5.0 Ⅰ Ⅱ 不動産開発投資 8月 +1.9% 5 暦年(12年)+7.7% (13年)+7.7% (14年)+7.3% -5 Ⅲ Ⅳ Ⅰ 2014 -15 (期) Ⅱ 1-2 (年) 15 7 2011 1-2 7 12 1-2 7 13 1-2 7 14 1-2 7 8(月) 15 (年) (備考) インフラ関連投資は、道路、ダム、鉄道等の投資額を合算したもの。また、いずれも単月試算値の3か月移動平均の前年比。 11年1−2月より統計対象範囲に変更があったため、厳密には11年1−2月前後では接続しない。 データはいずれも名目値。 ○生産は伸びが鈍化 ○製造業購買担当者指数(PMI)は低下 (ポイント) (前年比、%) 20 56 改善/増加 国家統計局 8月 49.7 悪化/減少 鉱工業生産(全体) 8月 +6.1% 15 10 51 5 電力生産 8月 1.0% 0 46 財新/マークイット 9月 47.0 1 4 7 10 1 2011 4 7 10 1 12 4 7 10 1 13 4 7 10 1 14 (備考)財新は、中国の経済メディアでマークイット社との共同調査により、独自にPMIを発表。 4 789(月) 15 (年) -5 1-2 7 2011 1-2 7 12 1-2 7 13 1-2 7 14 1-2 7 8(月) (年) 15 統計対象社数は、国家統計局が3,000社、財新が420社。 12 中国経済減速のアジア新興国への影響 ○輸出入は弱い動き ○中国の国・地域別貿易(2015年) (前年比、%) (前年比、%) 40 20 輸出(金額) 8月 ▲5.5% 30 日本 15 10 20 米国 EU 韓国+ 台湾+ ASEAN 5 0 10 -5 0 -10 -10 -20 -15 輸入(金額) 8月 ▲13.8% 1-2 7 2011 1-2 7 12 1-2 7 13 -20 1-2 7 14 78(月) 1-2 15 (年) Q1 Q2 7 Q1 Q2 7 Q1 Q2 7 Q1 Q2 7 Q1 Q2 7 Q1 Q2 7 Q1 Q2 7 Q1 Q2 7(期、月) 輸出 輸入 輸出 輸入 輸出 輸入 輸出 輸入 (備考)中国税関より作成。金額ベースの前年同期比。 ○中国の輸入に占める国・地域別シェア 2010年 (億ドル) 日本 アメリカ EU 韓国+台湾+ASEAN その他 合計 ○最近の中国の経済対策 2014年 (%) 1,768 13 1,021 7 1,685 12 4,085 29 5,404 39 13,962 100 (億ドル) ◎追加の金融緩和(8月25日) (%) 1,632 8 1,592 8 2,444 12 5,513 28 8,412 43 19,592 100 ・貸出基準金利引下げ、預金準備率引下げ等 ◎安定的な成長を支援するための財政政策措置 (9月8日) ・小規模・零細企業に対する租税優遇策の適用範囲の拡大の迅速な実施 等 ◎国有企業改革に関する指導意見(9月13日) ・混合所有制の推進 (株式公開の促進、民間企業との株式交換等) ・国有資産の監督管理の強化 ・国有企業のイノベーション・資源環境保護における模範的役割の確立 13 アメリカ経済 ・アメリカでは、景気は回復が続いている。 ○2015年4-6月期実質GDPは前期比年率3.7%増 8 (前期比年率、%) 実質GDP成長率 4-6月期 3.7%増 在庫投資 6 民間設備投資 住宅投資 4 2 0 -2 -4 -6 -8 暦年(前年比) (13年)+1.5% (14年)+2.4% 個人消費 純輸出 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ (期) 2011 12 13 14 15 (年) ○消費は増加 12 11 10 9 (兆ドル) 07年10-12月期 14年7~9月期 15年7~8月期 ① 非農業部門雇用者数増減(万人) 9.9 23.7 20.9 ② 失業率(%) 4.8 6.1 5.2 ③ 求人率(%) 3.0 3.3 3.9 ④ 解雇率(%) 1.4 1.2 1.1 政府支出 (備考) 2015年4-6月期の寄与度(%)は以下のとおり。個人消費:2.1、民間設備投資:0.4、 住宅投資:0.3、在庫投資:0.2、政府支出:0.5、純輸出:0.2。 13 ○雇用者数は増加、失業率は低下 (備考)1.表は、イエレン・ダッシュボード(イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が 政策判断の際に重視するとみなしている9つの雇用関連指標)の抜粋。 2. アメリカ労働省より作成。 3.FOMC経済見通し(9月公表)の長期失業率は、4.9~5.2%。 4. 直近のリセッション前の景気の山が2007年12月(NBER)であることから、 当該期間を含む07年10~12月を目安水準とした。 5. 直近期は四半期が経過していないため、2ヶ月平均。その他は3ヶ月平均。 なお、④の直近期はデータ公表日の関係上、直近1ヶ月とした。 ○設備投資は持ち直し (前期比年率、%) (年率、万台) 20 1800 平均年間販売台数 100 (99~08年) 民間設備投資 15 1,644万台 4-6月期:3.2% 1500 自動車販売台数 10 80 8月:1,772万台 (前月比 +1.4%) 5 1200 60 0 1,040 (1985年=100) 実質可処分所得 7月前月比0.4% 実質個人消費支出 7月前月比0.2% 40 900 消費者信頼感指数(目盛右) (コンファレンス・ボード) 8月:101.5(前月差+10.5) 20 600 1 7 1 7 1 7 1 7 1 7(月) 2011 12 13 14 15 (年) 自動車国内生産台数 -5 8月:1,147万台 (前月比▲12.2%) -10 2011 12 13 14 鉱業関連以外の 民間設備投資 鉱業関連の民間設備投資 Ⅰ Ⅲ Ⅰ Ⅲ Ⅰ Ⅲ Ⅰ Ⅲ Ⅰ (期) (月) 2011 12 13 14 15(年) 15 (年) ◎ベージュ・ブック(地区連銀経済報告) の 製造業に関するコメント(9月3日公 表) ・全般的に前向き。 (7月:製造業の活動は一様でない) ・自動車販売が予想以上であり、 自動車関連産業が好調、 航空機(商用機)も一部堅調さが続く。 ・エネルギー価格低下に伴う機械や 金属需要が減少。 ・一部地区は、ドル高により需要減。 ・数地区で、中国経済減速の影響が 報告される。 (備考)報告は8月24日までのデータで作成。 14 ヨーロッパ経済 ・ユーロ圏では、景気は緩やかに回復している 〇ユーロ圏の4−6月期実質GDPは前期比年率1.4%増 (前期比年率、%) 実質GDP成長率 6 15年4−6月期 ユーロ圏 +1.4% (13年▲0.4%、14年+0.8%) ドイツ +1.8% (13年+0.3%、14年+1.6%) 4 英国 +2.7% (13年+1.7%、14年+3.0%) 実質GDP成長率 2 〇ユーロ圏の失業率は高水準ながら低下 14 (%) 失業率 ユーロ圏 純輸出 個人消費 ユーロ圏 7月 10.9% (21.9%) 12 フランス 7月 10.4% (24.1%) 10 フランス 0 8 -2 政府消費 -4 6 固定投資 在庫他 ギリシャ 6月 ポルトガル 7月 アイルランド7月 イタリア 7月 スペイン 7月 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ (期) 2011 12 13 14 15 (年) 4 1 4 7 10 1 2011 〇ユーロ圏の物価上昇率は低水準で横ばい 実質小売売上 (2011年=100) <前月比> ユーロ圏 ドイツ 英国 110 108 7月 7月 8月 +0.4%(14年 +1.4%(14年 +0.2%(14年 消費者物価上昇率 (前年同月比、%) 4 1.3%) 1.6%) 3.8%) 3 英国 106 ユーロ圏 (コア) 8月 0.9% 2 ドイツ 104 1 102 100 0 98 96 7 10 1 12 英国 7月 5.5% (14.1%) 英国 ドイツ 7月 4.7% ドイツ (7.0%) (月) 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 13 14 15 (年) (備考)ユーロ圏、ドイツ、フランス、英国の括弧内の数値は若年失業率(25歳未満)。 ○ユーロ圏の消費は増加 112 4 25.2% 12.1% 9.5% 12.0% 22.2% ユーロ圏 1 4 7 10 1 2011 4 7 10 1 12 4 7 10 1 13 4 7 10 1 14 -1 4 78 (月) 1 15 (年) 4 7 10 1 2011 4 7 10 1 12 ユーロ圏 (総合) 8月 0.1% 4 7 10 1 4 7 10 1 13 14 4 78(月) (年) 15 (備考)1.ECBのインフレ参照値は2%を下回りかつ2%近傍。 2.コア消費者物価は、総合からエネルギー、生鮮食品を除いたもの。 15 参 考 (4-6月期GDP2次速報の概要) ○4-6月期の実質GDP(2次QE)は前期比年率で▲1.2%減 実質GDP成長率の寄与度分解(前期比年率) ※斜体は寄与度 (%) 2014年 2015年 7-9月期 10-12月期 1-3月期 4-6月期 実質GDP成長率 内需 民需 個人消費 設備投資 住宅投資 寄 与 度 在庫投資 公需 公共投資 外需 輸出 輸入 ▲ 1.1 1.3 4.5 ▲ 1.6 ▲ 2.2 0.8 ▲ 0.1 ▲ 0.8 ▲ 2.1 0.6 0.3 0.5 1.2 ▲ 0.7 0.0 ▲ 0.2 0.7 0.1 ▲ 0.1 ▲ 1.0 0.3 0.0 1.3 2.0 ▲ 0.7 4.7 4.7 0.9 1.5 0.2 2.2 0.0 ▲ 0.3 ▲ 0.3 1.2 ▲ 1.5 実質GNI成長率 ▲ 0.8 6.4 5.2 名目GDP成長率 ▲ 2.4 3.2 8.9 雇用者報酬 季調済前期比 前年同期比 名目 実質 名目 実質 GDPデフレーター 季調済前期比 前年同期比 0.5 0.4 2.2 ▲ 1.1 ▲ 0.3 2.1 550 0.1 ▲ 0.0 1.8 ▲ 0.9 0.5 2.4 ▲ 0.0 0.6 1.4 ▲ 0.5 1.0 3.5 4-6月期 (前期比) ▲ 1.2 ▲0.3 ▲ 0.1 ▲0.0 ▲ 0.9 ▲0.3 ▲ 1.6 ▲0.7 ▲ 0.5 ▲0.9 0.2 1.9 1.1 *** 0.8 0.7 0.4 2.1 ▲ 1.1 *** ▲ 3.3 ▲4.4 2.2 ▲2.6 2.4 0.6 0.2 0.1 (%) 0.2 ▲ 0.2 0.8 0.7 (%) 0.3 1.5 540 530 520 実質GDPの動き(四半期) (兆円) 535.0兆円 530.5兆円 (+4.5%) 530.3兆円 (+4.5%) 529.1兆円 (+2.5%) 529.0兆円 527.0兆円 524.7兆円 (▲0.9%) 524.5兆円 (▲1.2%) 524.0兆円(+2.3%) (▲7.6%) 523.0兆円 (+1.3%) (+5.4%) (▲1.1%) 517.2兆円 (▲0.6%) 11.8兆円 510 500 490 480 10-12 1-3 2012 510 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 2013 7-9 2014 1-3 4-6 (期) 2015 (年) 名目GDPの動き(四半期) (兆円) 505 499.9兆円 499.7兆円 (+0.2%) (+8.9%) 500 495 489.2兆円 488.3兆円 487.5兆円 (+0.7%) (+3.2%) (+4.9%) 485.4兆円 490 480 27.6兆円 (▲2.4%) 482.1兆円 481.6兆円 479.7兆円 (+2.0%) (▲0.4%) 477.7兆円 (+1.7%) 485 475 10-12 (+4.6%) 472.3兆円 (▲0.4%) 470 465 (注)1.輸入は、増加すると成長率に対してマイナス寄与、減少するとプラス寄与。 2.実質GNI=実質GDP+海外からの実質純所得+交易利得。 (備考)内閣府「国民経済計算」により作成。 460 10-12 2012 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 2013 7-9 2014 10-12 1-3 4-6 (期) 2015 (年) (備考)内閣府「国民経済計算」により作成。()内は前期比年率の伸び率。 17 (金融資本市場・原油価格の動向) 260 株式市場 (2012年1月2日=100) 240 日経平均 : NYダウ : ドイツDAX: 上海総合 : 220 200 3.5 9/23 18,070.21 16,279.89 9,612.62 3,115.89 円 ドル pt pt 2.5 ドイツDAX 160 % % % % アメリカ 英国 1.5 140 1.0 120 NYダウ 上海総合 100 ドイツ 0.5 日本 1 4 7 10 1 4 2012 90 2.150 1.796 0.597 0.314 2.0 180 80 9/23 アメリカ: 英国 : ドイツ : 日本 : 3.0 日経平均 長期金利 (%) 7 10 1 4 7 13 (対円レート、 2012年1月2日=100) 10 14 1 4 7 9 (月) 15 0.0 7 10 1 4 2012 130 円高 各国通貨安 円安 ドル 各国通貨高 4 (年) 為替市場 110 1 7 10 1 4 13 7 10 1 4 14 7 9 (月) 15 (年) 原油価格 (ドル/バレル) 北海ブレント 110 ユーロ 90 130 150 170 ドル : ユーロ : ポンド : 韓国ウォン: 中国元 : 9/23 120.28 134.53 183.35 10.07 18.84 70 円/ドル 円/ユーロ 韓国ウォン 円/ポンド 円/100ウォン 人民元 円/元 13 ドバイ 50 9/23 WTI : 44.48 ドル/バレル 北海ブレント: 47.75 ドル/バレル ドバイ : 45.89 ドル/バレル ポンド (月) 2012 WTI 14 15 30 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 9 (月) (年) 2012 13 14 15 (年) 18 (新興国の金融市場動向) 18 政策金利 (%) QE1 16 140 QE3 QE2 14 ロシア マレーシア ロシア 110 12 インド 100 インドネシア 90 8 80 6 インド 70 4 中国 マレーシア 2 0 ブラジル 130 120 ブラジル 10 株式市場 (13年1月1日=100) 50 アメリカFF金利 40 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 9(月) 2008 09 10 11 12 13 14 15 (年) (備考)1. 2. ブルームバーグより作成。 ロシアは、2013年8月まで翌日物金利、以降は1週間物金利。 1 4 中国 インドネシア 各国株高 7 10 1 4 7 2013 10 1 4 7 14 9 (月) (年) 15 (備考)ブルームバーグより作成。 (対ドルレート、 13年1月1日=100) 為替市場 110 ブラジルレアル マレーシア 100 130 中国人民元 中国 インドルピー 80 外貨準備高 (13年1月1日=100) 120 90 ブラジル インド 110 100 70 50 4 7 80 マレーシア 70 ドル高 各国通貨安 1 90 インドネシア ルピア ドル安 各国通貨高 60 40 各国株安 60 ロシアルーブル 10 2013 (備考)ブルームバーグより作成。 1 4 7 14 10 1 4 7 15 60 9(月) (年) インドネシア 1 4 7 2013 1 0 ロシア 1 4 7 14 1 0 1 4 7 15 9 (月) (年) (備考)ブルームバーグより作成。 19 (中国経済減速の日本経済への影響) 40 日本の自動車メーカーの中国現地生産 (万台) 前年比(目盛右) 35 生産台数 (前年比、%) 140 10 8 30 6 120 4 25 20 2 100 0 15 10 -2 80 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 2014 3 4 Ⅰ 20 (前年比、%) 他アジア 全体 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ 2013 Ⅲ Ⅳ Ⅰ (期) 15 (年) 14 (備考)1.経済産業省「海外現地法人四半期調査」により作成。 2.売上高はドル建て。自国内向け、日本向け、第三国向け売上高の合計。 中国における乗用車販売台数 訪日外客数の推移 (前年比寄与度、%) 8月 前年比 人数 80 総数 63.8% 181.7万人 70 中国 133.1% 59.2万人 その他 その他 43.2% 122.6万人 60 90 中国自主ブランド フランス系 日系(8月前年比+1.8%) (同+2.5%) (同▲17.9%) アメリカ系 (同▲5.1%) 中国 50 40 0 30 20 -20 -40 Ⅱ (年) 15 欧州 北米 -6 60 6 (月) 5 (備考)各種資料より作成。 40 その他 中国 -4 5 60 海外現地法人売上高 (前年比、%) 韓国系 ドイツ系 (同▲3.5%) (同▲26.6%) 1 2 3 4 5 2015 10 0 6 7 8 (月) (年) (備考) 1.中国汽車工業協会より作成。 2.8月の販売シェアは日系15.9%、中国自主ブランド39.4%、ドイツ系21.6%、アメリカ系12.8%、 韓国系6.8%、フランス系3.4%。 1 2 3 4 5 15 6 7 8 (月) (年) (備考)日本政府観光局「訪日外客数の動向」により作成。 20 (中国経済減速の影響や日本企業への影響) 企業への聞き取り調査結果(9月上中旬) 企業名 自動車 A社 鉄鋼 B社 電子部品 デバイス C社 一般機械 D社 一般機械 E社 影響 コメント 自動車の 中国国内販売、 設備投資 中国の自動車市場は全体としては悪化。高級車が不 調、小型車が堅調であり、ドイツ車も不調と聞く。 電気機械 当社の8月受注は新型車効果もあり、前年比約2割 F社 増と堅調。 設備投資については、全体として中国、東南アジア の市場自体は弱いが、今年度は研究開発投資が牽引 するため、年度計画を下方修正する予定はない。 鉄鋼の国際市況・ 売上高 半導体の輸出・ 中国・東南アジア での現地生産 半導体製造装置の 受注、設備投資 建設機械の 中国国内販売 影響 コメント アジア・中国向け 工作機械の受注 アジア向けの工作機械の受注はスマホ関連を中心に 弱い。ただし、中国向けについては、人件費上昇を 背景に工場自動化に向けた機器の需要は堅調。 卸売(商社) G社 小売の中国国内 販売 中国人の消費意欲は衰えていない。中国の現地小売 売上高の成長率も約10%程度であり、景気減速の影 響は受けていない。 卸売(商社) H社 中国に係る 卸売事業 中国市場全体でみると、14年頃から景気減速や前年 の食糧輸出急増の反動で減速。当社では14年は特に エネルギー関連事業が低迷し、中国での成約額は前 年比横ばい、15年も横ばいを見込む。 中国、東南アジアのスマートフォン市場の一時的鈍 小売 化を受け、半導体メーカーの設備投資は一時的に下 I社 振れる可能性がある。 ただし、当社の設備投資は、今後も半導体の高性能 化・増産が見込まれるため、予定どおり実施してい く。 インバウンド消費 小売の中国国内 販売 国内百貨店(都心基幹3店舗)の中国人等のインバ ウンド消費は、足下6∼8月は前年比3倍程度と引 き続き堅調。 一方、中国現地での高額品販売は足下8月はやや 鈍っている。 小売 インバウンド消費 小売の中国国内 販売 国内免税店売上高は、14年12月∼15年8月まで概ね 20億円超で推移。9月も同水準で推移しており、減 速はみられない。 一方、中国国内の店舗では、売上高は前年比プラス も、6月から客足が減少傾向にある。 中国の内需減を受け中国メーカーは国内供給分を輸 出に回しており、結果国際市況が悪化している。 加えて国内の在庫調整もあり、4∼9月期の鉄鋼売 上高は前年比約1割減の見通し。 中国減速・東南アジアの購買意欲低下により日系自 動車メーカーのそれぞれの現地販売は低迷。それを 受けて車載向け半導体の輸出や現地生産は伸び悩ん でいる。 企業名 中国国内の建設機械の販売は、金融危機後の経済対 J社 策効果が一巡した後、総じて減少傾向が続いてい る。回復の兆しはみえていない。 21 (資源国の経済状況) 資源国の影響と各種対策 資源依存度 (%) 100 <オーストラリア> 鉄鉱石等の鉱物資源の中国向け輸出が減少。鉱物資源の価格低下などによ り、民間機械設備投資も15年1-3月、4-6月と2期連続で前期比マイナスと なった。15年1月以降、政策金利を2回引き下げ(2、5月)(2.5% →2.0%)。 80 60 <ブラジル> インフレ対策のため13年4月以降、政策金利を16回引き上げ(7.25% →14.25%)ていることもあり、投資意欲は減退。資源安及び財政悪化の 影響により景気への下押し圧力が続く。15年9月、米国のある格付け機関 が同国を「投機的水準」に格下げしたことを受け政府は財政緊縮策を表明 し、まずは財政再建を図っている。 40 20 0 (備考)各国輸出(14年)に占める鉱物性製品(原油や鉄鉱石、石炭等の鉱物性燃料を含む。世界税関機構の分類による。)の割合を基に算出。 実質経済成長率 1.0 (前期比、%) 8 0.8 6 0.6 4 0.4 2 0.2 0.0 -2 -0.2 -4 カナダ -0.4 Ⅱ Ⅲ 2014 Ⅳ マレーシア -6 Ⅱ (期) Ⅰ 15 (年) ブラジル <サウジアラビア> 原油安による財政赤字補てんのため、15年6、8月に8年ぶりの国債を発 行。国債の発行総額は350億リヤル(GDP比1.5%)。 ロシア Ⅰ Ⅱ Ⅲ 2014 Ⅳ Ⅰ <マレーシア> 資源価格下落などにより、自国通貨が対ドルレートで下落。通貨安、増税 等の影響による直近の経済情勢に対処するため、特別経済政策を15年9月 に公表。 <ロシア> 資源価格の下落と欧米による経済制裁で、経済が悪化。景気減速への対応 として、政府は15年1月に総額2兆3,400億ルーブル(GDP比3.5%)の経 済対策を実施。15年1月以降、政策金利を5回引き下げ(1、3、4、 6、7月)(17.0%→11.0%) サウジアラビア 0 オーストラリア Ⅰ (前年同期比、%) <カナダ> 資源価格下落が経済活動を圧迫し始めていることから、カナダ政府は15年 4月に経済成長見通しを下方修正(15年:2.6%→2.0%)。原油価格の低 迷による上半期の経済縮小のため、15年1月以降、カナダ中銀は政策金利 を2回引き下げ(1、7月)(1.0%→0.5%)。 Ⅱ (期) 15 (年) (備考)各種報道により作成。 22 (世界の自動車市場(2014年)) 自動車販売台数上位10社(世界) 2014年販売台数合計:約8,650万台 企業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 トヨタ フォルクスワーゲン ゼネラルモーターズ ルノー・日産 現代・起亜 フォード フィアット・クライスラー ホンダ PSA・プジョーシトロエン スズキ 自動車販売台数上位10社(ヨーロッパ) (万台) 販売台数 1,023 1,014 992 847 771 632 475 436 294 288 (備考)1.statista.comより作成。 2014年販売台数合計:1,386万台 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 企業 フォルクスワーゲン PSA・プジョーシトロエン ルノー フォード ゼネラルモーターズ BMW フィアット・クライスラー ダイムラー トヨタ 日産 (万台) 販売台数 298 133 113 90 86 81 74 69 51 45 (備考)1.Association Auxiliaire de l'Automobileより作成。 2.世界の販売台数合計は、IHS Automotiveより推計。 2.EU15及びEFTA加盟国のうちEU15に含まれない3ヵ国(ノルウェー、アイスランド、スイス)を対象。 3.フォルクスワーゲンの販売台数はフォルクスワーゲングループを集計。 3.表中の販売台数には商用車を含まない。 4.フォルクスワーゲンの販売台数はフォルクスワーゲングループを集計。 自動車販売台数上位10社(中国) 自動車販売台数上位10社(アメリカ) 2014年販売台数合計:1,644万台 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 企業 ゼネラルモーターズ フォード トヨタ クライスラー ホンダ 日産 現代 起亜 スバル フォルクスワーゲン (備考)autodataより作成。 (万台) 販売台数 294 247 237 204 154 139 73 58 51 37 2014年販売台数合計:2,349万台 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 企業 フォルクスワーゲン 五菱 現代 長安 トヨタ 別克(ビュイック) 日産 フォード ホンダ シボレー (万台) 販売台数 271 140 112 98 96 92 86 80 80 77 (備考)1.中国汽車工業協会、報道により作成、ブランド別販売台数。 2.五菱、別克(ビュイック)、シボレーはゼネラルモーターズ系列。 3.表中の販売台数には輸入車を含まない。 23 (景気ウォッチャー調査・補足) 分野・業種別DIの推移(現状) (DI) 56.2 57.8 45.5 48.8 42.4 49.8 52.4 47.0 50.8 47.3 48.3 55.2 2015年5月→6月→7月→8月 45.1 52.7 46.4 46.1 2015年5月→6月→7月→8月 雇用関連 企業動向関連 住宅関連 サービス関連 飲食関連 備品販売店 乗用車・自動車 家電量販店 コンビニ [家計関連]マイナス要因:中国経済、天候不順、物価上昇等 47.3 44.5 スーパー 7月末に発行された大阪市のプレミアム付商品券の効果が大きい。特に、家電などの高 額品が売れているほか、食品も単価が上がってきている(近畿=スーパー)。 47.4 44.2 百貨店 ○ 50.0 47.0 48.7 49.7 <先行き判断コメント>(◎:良、○:やや良、□:不変、▲:やや悪、×:悪) <現状判断コメント>(◎:良、○:やや良、□:不変、▲:やや悪、×:悪) [家計関連]プラス要因:プレミアム付商品券等 分野・業種別DIの推移(先行き) (DI) 一般小売店 商店街・ 80 70 60 50 40 30 20 10 家計動向関連 雇用関連 企業動向関連 住宅関連 サービス関連 飲食関連 備品販売店 乗用車・自動車 家電量販店 コンビニ スーパー 百貨店 一般小売店 商店街・ 家計動向関連 80 70 60 50 40 30 20 10 [家計関連]プラス要因:シルバーウィーク、商品券 ○ 今年の秋は、約7年に1度のシルバーウィークがあり、当県のふるさと旅行券の販売も始 まる。これにより販売量は昨年よりも伸びるとみている(北関東=観光型旅館)。 [家計関連]マイナス要因:中国経済、株、物価上昇等 ▲ ここにきて中国の景気減速の影響か、株価が下がり、景気減速とまではいかないが、こ れまで伸びてきた勢いがなくなり、停滞感が出てきた(南関東=商店街)。 □ 急激な世界株安が年末にどのように影響するのか未知数である。特に、インバウンド消費 に急ブレーキがかかる可能性がある(南関東=家電量販店)。 ▲ 高温注意報が発令されると、同時に不用な外出は避けましょうと放送される。元々少ない 人出が、より一層少なくなってしまい、売上にも悪影響となっている(北関東=商店街)。 ▲ 中国から始まった世界同時株安により、富裕層のマインドが低下するほか、円高局面が 進む。今後の日本経済の見通しについては不透明である(近畿=百貨店)。 □ 売上高、来客数は予定通りの実績を残しても、人件費アップや原材料価格の高騰により 利益が予定通りにならない(北陸=一般レストラン)。 今後も商品の動き自体が良くなる要素がほとんどなく、食料品においてはやはり値上がり ▲ した商品自体が売れにくくなっている。今後もあまり伸びないと予想している(九州=スー パー)。 [企業関連]プラス要因:設備投資に向けた動き ○ 客先では新製品の生産がもうじき始まるため、それに伴う設備投資が増えてきている(東 海=輸送用機械器具製造業)。 [企業関連]マイナス要因:中国経済 ▲ 主要取引先からの当初の受注予定数量が中国景気の後退による輸出の減少により減量 基調にある(中国=化学工業)。 [企業関連]プラス要因:石油価格の低下 ○ 樹脂原料となるナフサの価格低下で、製品原価が下がり、収益性が良くなる。9月は、現 時点での受注状況から今月よりも大幅に売上が伸びる見込みである(東海=化学工業)。 [企業関連]マイナス要因:円高 ▲ 円高傾向が続けば、売上への影響が懸念される(東海=電気機械器具製造業)。 [雇用関連]雇用環境の改善 [雇用関連]雇用環境の改善 アルバイトやパートも採用しにくく、口コミや紹介などの手段も使わなければならない状況 □ となっている。一方、今いるスタッフの正社員化でサービス向上を図る動きもみられる(北 海道=求人情報誌製作会社)。 □ 人手不足感が強いことから、新規求人は前年並みとなっているが、募集しても応募がない もしくは少ないとの声を以前にも増してよく聞くようになっている(中国=職業安定所)。 (備考)内閣府「景気ウォッチャー調査」より作成。 24 (地域経済) 百貨店売上高(既存店) 5月 7.9 7.5 7月 8月 30 【2014年度実績】 日本政策投資銀行 設備投資計画調査 (増減率、%) 25 5.1 北陸 21.8 東北 20.4 20 2.4 東海 9.7 10 全国 6.9 5 ▲ 3.0 6月 0 北海道 5.9 -5 -10 全国 10都市 10都市以外 中国 20.5 南関東 17.0 15 DI) 65 60 55 50 45 40 35 1 3 7 1 10 8 6 4 2 0 -2 -4 -6 -8 -10 -12 (前々年比、%) 東京 北関東甲信 ▲4.6 0 大阪 20 九州 3.4 関西 ▲2.7 40 60 四国 ▲3.4 80 (備考)1.日本百貨店協会「全国百貨店売上高概況」より作成。税抜の売上高。 2.10都市は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の合計。 3.前々年比は、各月の15年の対前年比と14年の対前年比を乗じて算出。 1.6 1.5 1.52 1.4 1.3 1.28 1.24 1.2 1.39 1.19 1.11 0.99 四国 16.7 関西 15.0 南関東 12.2 中国 8.4 全国 九州 13.3 6.3 5 0.84 0 0.8 東北 ▲2.7 -5 2015年5月→6月→7月 0.6 北海道 東北 北関東南関東 東海 15 東海 20.3 10 1.04 0.9 0.7 北関東甲信 15.3 20 1.21 1.18 北陸 25.2 北海道 13.0 25 1.41 1.1 1.0 【2015年度計画】 (増減率、%) 30 有効求人倍率 (倍) 100 (構成比、%) 北陸 近畿 (備考)厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成。季節調整値。 中国 四国 九州 沖縄 全国 -10 0 20 40 60 80 100 (構成比、%) (備考)株式会社日本政策投資銀行「2014・2015・2016年度 設備投資計画調査」より作成。 資本金1億円以上の大企業・中堅企業(ただし、農業、林業、金融保険業を除く)。 25