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2017 R1 What`s New

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2017 R1 What`s New
Autodesk FeatureCAM 2017
What's New
Autodesk
FeatureCAM
2017
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MERCHANTABILITY OR FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE REGARDING THESE MATERIALS.
目次
FeatureCAM 2017 What's New
1
ユーザーインターフェースとワークフロー
4
FeatureCAM ブランドの再構築 ......................................................................... 4
ViewCube ........................................................................................................... 5
標準ビューの選択時にビューを自動センタリング ............................................. 7
回転サーフェスのバウンダリーからカーブを作成 ............................................. 8
インポート
10
AutoCAD ファイルをインポート ..................................................................... 10
PMI をインポート ............................................................................................ 11
CATIA ファイルをインポート .......................................................................... 11
Spatial R2016 1.0 Interop の組込み ................................................................. 12
フライス加工
13
Vortex での下孔加工 ........................................................................................ 13
5 軸加工のシミュレーション中に工具位置を表示 ........................................... 15
ブロックオフセット.......................................................................................... 15
旋削加工
17
突っ切りフィーチャーを作成 ........................................................................... 17
Swiss 旋削加工
Swiss
Swiss
Swiss
Swiss
Swiss
19
旋削加工ドキュメントを作成 ................................................................ 20
旋削加工の初期設定 .............................................................................. 21
旋削加工のシミュレーションオプション .............................................. 23
旋削パーツをプログラミング ................................................................ 23
旋削加工のマシンデザイン .................................................................... 27
XBUILD
28
ワンパスでポスト処理 ...................................................................................... 28
ワンパスでのポスト処理のファイル管理 ................................................. 31
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
目次 • i
ワンパスでのポスト処理のフォーマット呼出し ...................................... 32
C 軸 回転ヘッド & B 軸 傾斜ヘッドマシンのサポート ................................. 33
受渡しとリチャックのスピンドルオプション .................................................. 34
予約語 <DEFAULT-NUMBER-FORMAT> ........................................................ 35
予約語 <Z-XFER-COORD> から <Z-LOC-OF-XFER> への名称変更 ............ 35
索引
ii • 目次
37
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
FeatureCAM 2017 What's
New
FeatureCAM は、年に 3 回改良版をリリースします。このドキュメントで
は、FeatureCAM 2016 R3 以降の新機能と改良点について紹介しています。
ユーザーインターフェースとワークフロー
FeatureCAM 2017 ユーザーインターフェースの改良点

FeatureCAM ブランドの再構築 - ブランドの再構築により、
FeatureCAM が Autodesk のライセンスシステムの下で提供されるよう
になりました。

ViewCube - グラフィックウィンドウに、ViewCube が表示されるよう
になりました。ViewCube を使用してビューを操作します。

標準ビューの選択時にビューを自動センタリング - 標準ビューの選択時
に、グラフィックウィンドウの内容を自動的にセンタリングできる新規オ
プションが追加されました。

回転サーフェスのバウンダリーカーブを作成 - 回転サーフェスのバウン
ダリーからカーブを作成する際に、適切なカーブ作成オプションが選択さ
れた状態でダイアログが開くようになりました。
インポート
FeatureCAM 2017 インポートの改良点

AutoCAD ファイルをインポート - ネイティブインポートで、AutoCAD
ファイルをより迅速にインポートできるようになりました。また、
AutoCAD ファイルからプロキシ図形をインポートすることも可能です。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
FeatureCAM 2017 What's New • 1

PMI をインポート - Creo ファイル、NX ファイル、CatiaV5 ファイル
から、寸法、注釈、トレランスなどの PMI(Product Manufacturing
Information)をインポートできるようになりました。

CATIA ファイルをインポート - CATIA .mod ファイルからインポート
したフェースやサーフェスのヒーリングが、常に試行されるようになりま
した。

Spatial R2016 1.0 Interop の組込み - Spatial R2016 1.0 Interop が
統合されました。
フライス加工
FeatureCAM 2017 フライス加工の改良点

Vortex での下孔加工 - 2D と 3D の Vortex ツールパスで、下孔加工
がサポートされるようになりました。

5 軸加工のシミュレーション中に工具位置を表示 - 5 軸加工のシミュ
レーション中に、工具位置(5 つ)の情報が全て表示できるようになりま
した。

ブロックオフセット - 工具マッピング ダイアログに、マルチ工具ブロッ
クのサブスロット番号を指定できる、新規 ブロックオフセット オプショ
ンが追加されました。
旋削加工
FeatureCAM 2017 旋削加工の改良点

突っ切りフィーチャーを作成 - 突っ切りフィーチャーを、パーツハンド
リングフィーチャーとして作成できるようになりました。また、サブスピ
ンドル工程への受渡しを、新規フィーチャー ウィザードから設定できるよ
うになりました。
Swiss 旋削加工

FeatureCAM で、Swiss 旋削加工 がサポートされるようになりました。
XBUILD
FeatureCAM 2017 XBUILD の改良点

ワンパスでポスト処理 - ワンパス(1 つのパス)でのポスト処理がサポー
トされるようになりました。
2 • FeatureCAM 2017 What's New
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New

C 軸 回転ヘッド & B 軸 傾斜ヘッドマシンのサポート - Y 軸より Z
軸を優先して回転する、5 軸マシンのポストを作成できるようになりまし
た。

受渡しとリチャックのスピンドルオプション - スピンドル情報 ダイア
ログに、スイス型旋盤用の新規オプションが追加されました。

予約語 <DEFAULT-NUMBER-FORMAT> - 新規予約語
<DEFAULT-NUMBER-FORMAT> を使用して、NC データの、予約語と関連
付けされていない一般数式に出力した際のフォーマットのルールを指定で
きるようになりました。

予約語 <Z-XFER-COORD> から <Z-LOC-OF-XFER> への名称変更 -
ワンパスでのポスト処理の予約語との区別をつけるため、従来の予約語
<Z-XFER-COORD> の名前が <Z-LOC-OF-XFER> に変更されました。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
FeatureCAM 2017 What's New • 3
ユーザーインターフェース
とワークフロー
FeatureCAM 2017 ユーザーインターフェースの改良点

FeatureCAM ブランドの再構築 - ブランドの再構築により、
FeatureCAM が Autodesk のライセンスシステムの下で提供されるよう
になりました。

ViewCube - グラフィックウィンドウに、ViewCube が表示されるよう
になりました。ViewCube を使用してビューを操作します。

標準ビューの選択時にビューを自動センタリング - 標準ビューの選択時
に、グラフィックウィンドウの内容を自動的にセンタリングできる新規オ
プションが追加されました。

回転サーフェスのバウンダリーカーブを作成 - 回転サーフェスのバウン
ダリーからカーブを作成する際に、適切なカーブ作成オプションが選択さ
れた状態でダイアログが開くようになりました。
FeatureCAM ブランドの再構築
ブランドの再構築により、FeatureCAM が Autodesk のライセンスシステ
ムの下で提供されるようになりました。
ヘルプ > 製品情報 メニューを選択すると、インストールされている
FeatureCAM のバージョン、ビルド、ライセンス、著作権情報などの表示さ
れたダイアログが開きます。このダイアログから License Manager にアク
セスしたり、他社ソフトウェアの商標や著作権情報を確認したりすることがで
きます。
4 • ユーザーインターフェースとワークフロー
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
FeatureCAM をインストール
FeatureCAM は、3 つのラインナップから編成されています。インストール
の際に、使用する FeatureCAM を選択します。
FeatureCAM を起動して、ファイルが開かれていない状態で ファイル > 試
用設定 メニューを選択し、使用中の FeatureCAM に含まれているモジュー
ルを確認することができます。
FeatureCAM を起動
デスクトップの FeatureCAM
FeatureCAM を起動します。
アイコンをダブルクリックして、
ViewCube
ViewCube は FeatureCAM の新機能です。ViewCube を使用して、グラ
フィックウィンドウのビューポイントの変更と指定が可能です。ViewCube
のコーナー、フェース、エッジ、アイコンをクリックすると、グラフィックウィ
ンドウのビューを直接操作することができます。また、キューブオプション、
ツールバーボタン、キーボードショートカットを使用してビューの方向を変更
すると、ViewCube は新規ビューポイントを自動的に反映します。
ViewCube は、グラフィックウィンドウの右上に表示されます。キューブを
クリックアンドドラッグすると、ビューが任意の方向に変更されます。または、
目的に応じて、以下のいずれかをクリックします。

フェース - 直交ビューとして表示

エッジ - 隣接フェースを表示

コーナー - 3 つの隣接フェースを表示
カーソルをキューブ付近に移動すると、ホーム
アイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、ホームビューが表示されます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
ユーザーインターフェースとワークフロー • 5
直交ビューの操作方法
単一フェースビューの選択時に、カーソルをキューブ付近に移動すると、コン
トロールアイコンが表示されます。
目的に応じて、以下のいずれかをクリックします。

- 隣接フェースのビューを表示

- 時計回り方向で、ビューを 90 度回転

- 反時計回り方向で、ビューを 90 度回転
ViewCube の設定方法
ViewCube の外観と動作を変更するには、キューブを右クリックし、メニュー
オプションを選択します。

現在のビューをホームビューに設定してスケールを保持 - モデルの現行
方向と拡大率をホームビューとして保存します。

現在のビューをホームビューに設定してウィンドウサイズにフィット -
モデルの現行方向をホームビューとして保存し、グラフィックウィンドウ
のサイズに変更します。

オプション - ViewCube の設定内容を表示します。または、設定内容を
変更します。ビューオプション ダイアログの、ViewCube タブが表示さ
れます。
ViewCube オプションを設定
ビューオプション ダイアログ、ViewCube タブの次のオプションを使用して、
ViewCube の動作と外観を設定します。

ViewCube を表示 - グラフィックウィンドウに ViewCube を表示しま
す。非表示にする場合は、チェックボックスを選択解除します。

ViewCube のサイズ - リストからオプションを選択し、グラフィック
ウィンドウに ViewCube を表示するサイズを指定します。または、自動
を選択し、グラフィックウィンドウのサイズ変更時に、キューブのサイズ
も変更します。
6 • ユーザーインターフェースとワークフロー
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New

シーンの垂直軸を保持 - ビューの反転を回避します。ビューの上下を反
対にするエッジ、コーナー、フェースのいずれかをクリックすると、グラ
フィックウィンドウは選択ビューに切替え、ビューを上向きに保つように
回転します。
標準ビューの選択時にビューを自動セン
タリング
標準ビューの選択時に、グラフィックウィンドウの内容を自動的にセンタリン
グできるようになりました。
ビューオプション ダイアログの 一般設定 タブに、新規 自動センタリング
オプションが追加されています。
次の方法で、標準ビューを選択します。

ビュー > 標準ビュー メニューから、ビューを選択

スタンダード ツールバーの 標準ビュー メニューから、ビューを選択

キーボードショートカットを使用 (例: Ctrl+1 でアイソメトリックビュー、
Ctrl+5 で上面からのビュー)
次の方法で、グラフィックウィンドウの内容をセンタリングします。

ビュー > ビューモード > 自動スケール表示 メニューを選択

スタンダード ツールバーの ビューモード メニューから、自動スケール表
示 を選択

キーボードショートカット Ctrl+Q を使用
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
ユーザーインターフェースとワークフロー • 7
回転サーフェスのバウンダリーからカー
ブを作成
回転サーフェスのバウンダリーからカーブを作成する際に、適切なカーブ作成
オプションが選択された状態でダイアログが開くようになりました。

ソリッドモデル、または、STL モデルからバウンダリーを作成する場合、
ポリゴン オプションが選択された状態でダイアログが開きます。「ポリゴ
ン」オプションは、トライアングルでソリッドを近似します。

サーフェスからバウンダリーを作成する場合、サーフェス オプションが選
択された状態でダイアログが開きます。
次の方法で、回転サーフェスからカーブを作成します。
1 カーブとサーフェス ツールバーの サーフェスからカーブを作成 メ
ニューから、回転サーフェスバウンダリー
をクリックします。
回転サーフェスバウンダリー ダイアログが表示されます。デフォルトで、
適切なカーブ作成オプションが選択されています。
2 トレランス をクリックして 回転サーフェスバウンダリートレランス ダ
イアログを表示し、ポリゴン、または、カーブと、サーフェス間の偏差の
精度を設定します。
8 • ユーザーインターフェースとワークフロー
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
3 使用するサーフェスを、全てのサーフェス、または、選択のみ から指定し
ます。
4 図形データに変換 を選択して、バウンダリーを図形データのセグメントと
して作成します。このオプションが選択解除されている場合、バウンダリー
はカーブとして作成されます。
5 OK をクリックして、バウンダリーカーブを作成します。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
ユーザーインターフェースとワークフロー • 9
インポート
FeatureCAM 2017 インポートの改良点

AutoCAD ファイルをインポート - ネイティブインポートで、AutoCAD
ファイルをより迅速にインポートできるようになりました。また、
AutoCAD ファイルからプロキシ図形をインポートすることも可能です。

PMI をインポート - Creo ファイル、NX ファイル、CatiaV5 ファイル
から、寸法、注釈、トレランスなどの PMI(Product Manufacturing
Information)をインポートできるようになりました。

CATIA ファイルをインポート - CATIA .mod ファイルからインポート
したフェースやサーフェスのヒーリングが、常に試行されるようになりま
した。

Spatial R2016 1.0 Interop の組込み - Spatial R2016 1.0 Interop が
統合されました。
AutoCAD ファイルをインポート
ネイティブインポートで、AutoCAD ファイルをより迅速にインポートできる
ようになりました。また、AutoCAD ファイルからプロキシ図形をインポート
することも可能です。プロキシ図形は、AutoCAD のプラグインで作成された
ネイティブでないエンティティです。
次の方法で、AutoCAD ファイルをインポートします。
1 メニューから ファイル > インポート を選択します。
インポート ダイアログが表示されます。
2 ファイルを選択して、開く をクリックします。
AutoCAD インポート方法 ダイアログが表示されます。
10 • インポート
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
3 Autodesk RealDWG ライブラリで処理(FeatureCAM 内、ネイティブ)
を選択します。
4 OK をクリックします。
ファイルがインポートされ、インポート結果 ダイアログが表示されます。
5 ダイアログを使用してインポートしたデータをアラインし、パーツを設定
します。終了 をクリックします。
PMI をインポート
Creo ファイル、NX ファイル、CatiaV5 ファイルから、寸法、注釈、トレ
ランスなどの PMI(Product Manufacturing Information)をインポートで
きるようになりました。
インポート / エクスポートオプション ダイアログの ソリッドインポート
タブに、新規 PMI をインポート オプションが追加されています。
このオプションが選択されている場合、パーツとともに PMI もインポートさ
れます。
CATIA ファイルをインポート
ヒーリング機能が常に試行されるようになったため、インポート / エクス
ポートオプション ダイアログ、ソリッドインポート タブの Catia ソリッド
ヒーリング オプションは削除されました。このヒーリング機能は、
CATIA .mod ファイルに含まれるフェースやサーフェスを次のように修復し
ます。

サーフェス、または、フェース同士を再トリム

サーフェスのエッジを、サーフェス上に強制的に配置

サーフェスを単純化(例: 一般サーフェスを円筒に変換)
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
インポート • 11
Spatial R2016 1.0 Interop の組込み
Spatial R2016 1.0 Interop が統合されました。
12 • インポート
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
フライス加工
FeatureCAM 2017 フライス加工の改良点

Vortex での下孔加工 - 2D と 3D の Vortex ツールパスで、下孔加工
がサポートされるようになりました。

5 軸加工のシミュレーション中に工具位置を表示 - 5 軸加工のシミュ
レーション中に、工具位置(5 つ)の情報が全て表示できるようになりま
した。

ブロックオフセット - 工具マッピング ダイアログに、マルチ工具ブロッ
クのサブスロット番号を指定できる、新規 ブロックオフセット オプショ
ンが追加されました。
Vortex での下孔加工
2D と 3D の Vortex ツールパスで、下孔加工がサポートされるようになり
ました。深さに直接ランピングするのではなく、下孔処理された孔に工具を挿
入することで工具の消耗を防ぎます。
3D Vortex ツールパスでは、下孔位置を指定することができます。2D Vortex
ツールパスでは、下孔位置は自動選択されます。
2D
次の方法で、2D Vortex ツールパスで下孔加工します。
1 フィーチャープロパティ ダイアログ、ストラテジー タブの ステップオー
バー ドロップダウンリストから Vortex を選択して、Vortex ストラテ
ジーでの荒加工を有効にします。
2 下孔 を選択します。
フィーチャーに、下孔位置が追加されます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
フライス加工 • 13
3 下孔工程の 直径 を入力します。
3D
次の方法で、3D Vortex ツールパスで下孔加工します。
1 フィーチャープロパティ ダイアログ、ストラテジー タブの オプション
セクションから Vortex を選択して、Vortex ストラテジーでの荒加工を
有効にします。
2 リード タブの 下孔位置にプランジ を選択します。
3 下孔工程の ドリル直径 を入力します。
4 任意で スポットドリル を選択して、下孔工程にスポットドリル工程を追
加します。
5 適用 をクリックします。
フィーチャーに、下孔位置が追加されます。
6 フライス加工 タブの 加工開始点 で、下孔位置を設定します。
7 OK をクリックして了解し、ダイアログを閉じます。
14 • フライス加工
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
5 軸加工のシミュレーション中に工具位
置を表示
5 軸加工のシミュレーション中に、工具位置(5 つ)の情報が全て表示でき
るようになりました。従来、表示できる情報は 4 つでした。
シミュレーション中に工具位置を表示するには、シミュレーションオプション
ダイアログの ポジション オプションを選択します。
シミュレーション中、ステータスバーの右側に工具位置が表示されます。
-
-
-
-
-
X 座標
Y 座標
Z 座標
第 1 回転軸の位置
第 2 回転軸の位置
ブロックオフセット
工具マッピング ダイアログに、マルチ工具ブロックのサブスロット番号を指
定できる、新規 ブロックオフセット オプションが追加されました。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
フライス加工 • 15
このオプションは、工具マッピング 表の ブロック 列に対応しています。
値は、<TOOL-BLOCK-OFFSET-NUM> として XBUILD に転送されます。
例えば、次を使用して工具ブロック番号と工具番号から工具を呼出すことがで
きます。
T<TOOL-BLOCK-OFFSET-NUM><TOOL>
16 • フライス加工
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
旋削加工
FeatureCAM 2017 旋削加工の改良点

突っ切りフィーチャーを作成 - 突っ切りフィーチャーを、パーツハンド
リングフィーチャーとして作成できるようになりました。また、サブスピ
ンドル工程への受渡しを、新規フィーチャー ウィザードから設定できるよ
うになりました。
突っ切りフィーチャーを作成
突っ切りフィーチャーを、パーツハンドリングフィーチャーとして作成できる
ようになりました。また、サブスピンドル工程への受渡しを、フィーチャープ
ロパティ ダイアログからではなく、新規フィーチャー ウィザードから設定で
きるようになりました。
次の方法で、スピンドルの受渡しのある突っ切りフィーチャーを作成します。
1 新規フィーチャー ウィザードの パーツハンドリング を選択して、次へ
をクリックします。
2 新規 突っ切り オプションを選択して、次へ をクリックします。
3 突っ切りフィーチャーの寸法を入力します。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
旋削加工 • 17
4 サブスピンドルへ受渡し を選択して、突っ切りフィーチャーに受渡しを含
めます。
5 受渡しパラメーター をクリックして、受渡しの内容(掴み代など)を編集
します。
6 ウィザードの他のページを設定し、終了 をクリックして完了します。
18 • 旋削加工
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工
FeatureCAM で、Swiss 旋削加工がサポートされるようになりました。パー
ツ、マシン、ポストをプログラミングしてツールパスをシミュレーションし、
NC データをスイス型旋盤に出力することができます。
Swiss 旋削加工では、スライドヘッドを使用してストックを固定し、小型の
精密なパーツを加工することができます。
FeatureCAM での Swiss 旋削パーツ作成の詳細については、次のトピック
を参照して下さい。

Swiss 旋削加工ドキュメントを作成 - Swiss 旋削加工用の、新規ドキュ
メントタイプです。

Swiss 旋削加工の初期設定 - 新規オプションを使用して、パーツのプロ
グラミングを開始する前に Swiss 旋削加工ドキュメントのプリファレン
スを設定します。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工 • 19

Swiss 旋削加工のシミュレーションオプション - 新規オプションを使
用して、スイス型旋盤とパーツが適切にシミュレーションされるよう設定
します。

Swiss 旋削パーツをプログラミング - Swiss 旋削加工ドキュメントの、
新規オプションを使用します。

Swiss 旋削加工のマシンデザイン - スイス型旋盤の、マシンデザイン
ファイルを作成できるようになりました。
Swiss 旋削加工ドキュメントを作成
新規パーツドキュメント ウィザード、または、新規パーツドキュメント ダイ
アログの、新規 Swiss 旋削加工 タイプを選択して、Swiss 旋削加工ドキュ
メントを作成します。
Swiss 旋削加工ドキュメントでは、2 つのセットアップ(メインスピンドル
での工程用のメインセットアップと、サブスピンドルでの工程用のサブセット
アップ)が自動作成されます。
既存の Turn/Mill ドキュメントで Swiss 旋削加工を有効にするには、ストッ
クプロパティ ダイアログ、割出し設定 タブの、新規 Swiss 旋削加工 オプ
ションを選択します。
20 • Swiss 旋削加工
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
このオプションを選択すると、FeatureCAM 全体で Swiss 旋削加工オプ
ションが利用可能となります。Swiss 旋削加工ドキュメントの作成時、この
オプションは自動選択されます。
Turn/Mill ドキュメントで Swiss 旋削加工オプションを選択した
場合、メインセットアップとサブセットアップは自動作成されませ
ん。
Swiss 旋削加工の初期設定
新規オプションを使用して、パーツのプログラミングを開始する前に Swiss
旋削加工ドキュメントのプリファレンスを設定します。

ビューオプション ダイアログ、マシン タブの 旋削加工 セクションに、
新規オプションが追加されています。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工 • 21

Swiss 旋削加工 - メインスピンドル垂直 Y 軸 - スイス型旋盤の
標準ビューを使用します。例えば、上面からのビューでは、Z 軸が画
面と水平な YZ 平面が表示されます。
このオプションを選択した場合、通常のキーボードショートカット
Ctrl+5 ではなく、Ctrl+8 を使用して旋削加工フィーチャーの描画平
面を表示します。


メインスピンドル右側 - メインスピンドルが右側にあるマシンを使
用している場合、このオプションを選択して、標準ビューでの Z 軸の
方向を反転します。
オプション > 旋盤入力モード メニューに、新規オプションが追加されて
います。

ストックへの Z マイナス方向 - Z 座標の入力時、正の値はストック
から離れ、負の値はストックに向かいます。グラフィックウィンドウの
座標系は、これを反映してアラインされます。

ストックへの Z プラス方向 - Z 座標の入力時、正の値はストックに
向かい、負の値はストックから離れます。グラフィックウィンドウの座
標系は、これを反映してアラインされます。
この設定は、FeatureCAM に入力する Z 軸と Z 座標の表示に作
用しますが、NC データには影響しません。

新規デフォルト工具箱 swiss と swissmetric には、Swiss 旋削加工に
適したより小さい工具や、方向の指定されていない回転工具や旋削工具が
保存されています。
工具箱の選択と工具の編集には、加工情報 > 工具マネージャー メニュー
を使用します。
22 • Swiss 旋削加工
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工のシミュレーションオプ
ション
シミュレーションオプション ダイアログ、円筒ストック タブの Swiss セク
ションに、Swiss 旋削パーツと旋盤のシミュレーションを適切に実行するた
めの新規オプションが追加されています。

パーツ長さ等に基づいてバークランプを移動 - Swiss 旋削加工ドキュ
メントで、必要に応じてバークランプをストックに沿いに移動します。例
えば、バークランプの移動により、ガイドブッシュからストックを長く露
出させます。このオプションが選択解除されている場合、バークランプは
マシンデザインファイルでの指定の位置でシミュレーションされます。

ストックをバークランプまで延長 - シミュレーションのストック長さを
延長して、バークランプに到達できるようにします。
Swiss 旋削パーツをプログラミング
Swiss 旋削加工ドキュメントで、次の新機能とオプションを使用することが
できます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工 • 23


ストック ウィザードの 寸法 ページに、新規 Swiss 旋削加工 セクショ
ンが追加されています。

パーツの稼動有効長 - メインチャックから露出している、パーツの稼
動長さを入力します。多くの場合、仕上げ後のパーツの長さか、その一
部(リチャックする場合)となります。

フェース仕上げ代 - この値は、最初のチャック用としてポストに転送
されます。フェースフィーチャーを使用 を選択して、フェースフィー
チャーから仕上げ代を検出します。フェースフィーチャーがない場合、
フェースフィーチャーを使用 を選択解除して フェース仕上げ代 を入
力します。
パーツハンドリングフィーチャーに、チャックの位置を移動してより多く
のストックを露出させるための、新規 リチャック タイプが追加されまし
た。これにより、幅に対して長さが非常に長いパーツを、セグメントに分
けて旋削加工することができます。
24 • Swiss 旋削加工
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New

フィーチャープロパティ ダイアログの 工具環境 タブに、新規オプション
が追加されています。

次で加工 - 刃物台とストックの両方が Z 方向に移動可能なスイス型
旋盤の場合、フィーチャーの加工に使用する軸を スピンドル Z、また
は、工具 Z から選択します。

スピンドル待機 Z - 刃物台とストックの両方が Z 方向に移動可能な
スイス型旋盤の場合、アクティブではない軸の、待機の Z 位置を指定
します。
これにより、工具とスピンドルの両方が Z 方向に同時移動して加工時間
を短縮する、スーパーポジションでの加工が可能となります。
選択した刃物台が Z 方向に移動できない場合、これらのオプションを利
用することはできません。

工具マッピング ダイアログに、新規ボタンが追加されています。

マシンを表示 - ダイアログの右側に、アクティブな MD ファイルの
プレビューを表示します。工具スロット番号もあわせて表示されます。
マシンのプレビューを右クリックしてコンテキストメニューから パー
ンとズーム、または、回転 を選択し、クリックアンドドラッグで表示
を制御することができます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工 • 25
マシンを非表示 をクリックして、マシンのプレビューを非表示にしま
す。

工具が、適切な位置に自動的にマッピングされるようになりました。例え
ば、突っ切り工具をスロット 1 に配置しなければならないマシンの場合、
突っ切りフィーチャーの作成時、工具は該当のスロットに自動的にマッピ
ングされ、既存の工具マッピングが再配列されます。

加工初期設定
ています。

26 • Swiss 旋削加工
ダイアログの その他 タブに、新規オプションが追加され
Swiss 安全許容値 - 追加の安全許容値を指定して、チャックから露
出しているストック長さを増加させます。これにより、チャックとガイ
ドブッシュ間の最小距離を広げ、干渉を回避します。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工のマシンデザイン
スイス型旋盤の、マシンデザインファイルを作成できるようになりました。

新規 ガイドブッシュ ダイアログを使用して、ガイドブッシュを表すソ
リッドを選択します。
マシンデザイン > ガイドブッシュ メニューから、ガイドブッシュ ダイア
ログを表示します。

インストールフォルダー \FeatureCAM\Examples\Machine Design\Swiss
に、Swiss 旋削加工の新規サンプルが保存されています。

マシンシミュレーションが、B 軸周りでの工具オフセットをサポートする
ようになりました。B 軸スイングの背面に工具のあるスイス型旋盤のサブ
スピンドル上での加工に、これらの工具位置が適切に使用されます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工 • 27
XBUILD
FeatureCAM 2017 XBUILD の改良点

ワンパスでポスト処理 - ワンパス(1 つのパス)でのポスト処理がサポー
トされるようになりました。

C 軸 回転ヘッド & B 軸 傾斜ヘッドマシンのサポート - Y 軸より Z
軸を優先して回転する、5 軸マシンのポストを作成できるようになりまし
た。

受渡しとリチャックのスピンドルオプション - スピンドル情報 ダイア
ログに、スイス型旋盤用の新規オプションが追加されました。

予約語 <DEFAULT-NUMBER-FORMAT> - 新規予約語
<DEFAULT-NUMBER-FORMAT> を使用して、NC データの、予約語と関連
付けされていない一般数式に出力した際のフォーマットのルールを指定で
きるようになりました。

予約語 <Z-XFER-COORD> から <Z-LOC-OF-XFER> への名称変更 -
ワンパスでのポスト処理の予約語との区別をつけるため、従来の予約語
<Z-XFER-COORD> の名前が <Z-LOC-OF-XFER> に変更されました。
ワンパスでポスト処理
Swiss 旋削加工のポストは、「ワンパスでポスト処理」と呼ばれるポスト処
理順序を使用します。
一般的なポストの「マルチパスでポスト処理」は、1 つの刃物台での全ての工
程を順番にポスト処理してから、次の刃物台に移ります。
「ワンパスでポスト処理」は、全ての刃物台での、次の同期ポイントまでの全
ての工程をポスト処理します。工程は、それらの順序にしたがってポスト処理
されますが、どの刃物台が最初に処理されるかは保証されません。
28 • XBUILD
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
CNC 情報 > 刃物台 メニューから 刃物台情報 ダイアログを開き、ワンパス
でポスト処理 を選択して、ワンパスでのポスト処理を有効に設定します。
次の例では、ワンパスでのポスト処理の順序と、重要なシステムフォーマット
の呼出しのタイミングを示しています。各セクションは、加工の順序にした
がってアルファベット順に記載されています。

複数のアルファベットが記載されたセクションは、ポスト処理の順序が定
義されていないことを表します。

最初のコントロールグループでは、セクション C が、D と E の後にポス
ト処理される場合もあります。

前述と同様に、セクション I が、G と H の後にポスト処理される場合も
あります。

同期ポイント B は、ユーザー指定の同期ポイントがない場合でも呼出さ
れます。<LINE-IS-SYNCED> を使用して、待機コードの出力の有無を決
定します。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
XBUILD • 29
刃物台 1
刃物台 2
刃物台 3
ファイルスタート(A)
同期ポイント(B)
プログラムスタート
プログラムスタート
工程(D)
工程(C)
工程エンド
工程エンド
工具変更
工程(E)
工程エンド
同期ポイント(F)
プログラムスタート
プログラムスタート
工程(G)
工程(I)
工程エンド
工程エンド
プログラムスタート
工程(H)
工程エンド
同期ポイント(J)
突っ切り前(KLM)
突っ切り前(KLM)
突っ切り前(KLM)
工具変更
突っ切り工程
同期ポイント(N)
突っ切り後(OPQ)
突っ切り後(OPQ)
突っ切り後(OPQ)
プログラムエンド
プログラムエンド
プログラムエンド
ファイルエンド(R)
30 • XBUILD
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
ワンパスでのポスト処理のファイル管理
ワンパスでのポスト処理には NC データの出力ファイルが必要です。NC
データの出力ファイルは、どのようなポストタイプでも管理できます。
次の方法で、XBUILD でファイルを管理します。
1 ポストフォーマット内で、予約語を使用して出力した各ラインを、中間ファ
イルに転送します。
2 ファイル ダイアログを使用して中間ファイルを組合せ、出力ファイルを作
成します。出力ファイルは、FeatureCAM の NC データ ウィンドウに表
示されます。また、NC データを保存 ダイアログを使用して出力ファイル
を保存します。
ポストフォーマット内での 2 つの予約語により、出力内容を中間ファイルに
転送します。

<SET-F#> - 次の <SET-F#> までの中間ファイルを指定します。

<F#> - 2 つの <EOB> 間に含まれるラインのみに作用する、一時的な設
定です。
# は 1 から 20 までの値となります。または、ポスト変数と同様に、ファイ
ル ダイアログで指定したファイルの名前に置換することもできます。
<SET-F#> は、通常のカスタムフォーマット(SetChannel)で使用しなけれ
ばなりません。プログラムスタート、工具変更、工程スタート、プログラムエ
ンドの最初で、このフォーマットを必ず呼出さなければなりません。次の例は、
2 つの系統のある刃物台での一般的な SetChannel フォーマットとなりま
す。
// This format contains logic for determining which channel
we are
//writing to, and sets the output stream and the channel variable
//accordingly.
<IF>[<TURRET-NUM> == 1]<THEN>
<SET-F1>
[:channel = 1]
<ELSE>
<SET-F2>
[:channel = 2]
<ENDIF>
現在アクティブな系統を記録するための、変数が使用されています。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
XBUILD • 31
ワンパスでのポスト処理のフォーマット呼出し
ワンパスでのポスト処理のフォーマット呼出しが、次のように変更されました。

空のフォーマットは自動作成されません。空のフォーマットにエントリー
を追加することはできますが、ワンパスでのポスト処理の際に、空のセグ
メントは作成されません。

「工程エンド」は、前のセグメントに基づいて呼出されます。従来は、次
のセグメントに基づいて呼出されていました。セグメントに「工程スター
ト」がない場合(カスタムフォーマットのユーザー定義フィーチャーや受
渡しフォーマットなど)、「工程エンド」は含まれません。セグメントの
最初に「工程スタート」がある場合、次の工程に「工程スタート」がなく
とも、「工程エンド」で続きます。

「プログラムスタート」と「プログラムエンド」の使用方法が変更されま
した。「プログラムスタート」フォーマットは最初の「工程スタート」、
「プログラムエンド」フォーマットは最後の「工程エンド」とみなされま
す。常に発生する、通常の初期化とクリーンアップは、「ファイルスター
ト」と「ファイルエンド」に含まれることになります。よって、「プログ
ラムスタート」と「プログラムエンド」は、刃物台での最初と最後の工程
に直接関係するアイテムのみから構成されなければなりません。
これにより、「プログラムスタート」と「プログラムエンド」が次のよう
に変化しています。
32 • XBUILD

「プログラムスタート」と「プログラムエンド」は、該当の刃物台に実
際の工程(旋削受渡し工程は除く)が含まれている場合のみ呼出します。

「プログラムスタート」の呼出しは、最初の工程(旋削受渡し工程は除
く)の直前まで待機します。従来のマルチパスでのポスト処理では、「プ
ログラムスタート」 「1 つ、または、複数の旋削受渡し工程」 「工具
変更(工具変更前に実際の工程がない場合も含む)」というシーケンス
が可能でしたが、ワンパスでのポスト処理では、このシーケンスが「旋
削受渡しフォーマット」 「プログラムスタート」となります。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New

前述と同様に、「プログラムエンド」は、最後の工程(旋削受渡し工程
は除く)の直後に呼出します。刃物台での最後の工程が旋削受渡しの場
合、「プログラムエンド」は、それらの受渡しフォーマットの呼出しの
前に配置されます。唯一の例外として、最後の工程が突っ切りの場合、
「プログラムエンド」は、「突っ切り後」の前ではなく、後に呼出され
ます。(これは、「工程エンド」が既に「突っ切り後」の後に呼出され
ているためです。)

「旋削受渡し」フォーマットは、刃物台につき一度呼出されるのではなく、
全体で一度呼出されます。これは、ワンパスでのポスト処理の「同期ポイ
ント」フォーマットの呼出しと類似しています。「旋削受渡し」フォーマッ
トは、常に同期ポイントの後に配置されるため、「旋削受渡し」フォーマッ
トは、「同期ポイント」フォーマットの直後に一度呼出されます。この一
度の呼出しにより、必要な全ての出力情報が関連する系統に転送されます。

「スピンドル変更」フォーマットはワンパスでのポスト処理には不適切な
ため、無効にされています。
これらの変更は、ワンパスでのポスト処理のみに作用します。マルチパ
スでのポスト処理には影響しません。
C 軸 回転ヘッド & B 軸 傾斜ヘッドマ
シンのサポート
XBUILD で、新規マシンタイプがサポートされるようになりました。Y 軸よ
り Z 軸を優先して回転する、5 軸マシンのポストを作成することができます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
XBUILD • 33
多軸 ダイアログの マシンタイプ ドロップダウンリストに、新規 C 軸 回転
ヘッド & B 軸 傾斜ヘッド オプションが追加されています。
受渡しとリチャックのスピンドルオプ
ション
スピンドル情報 ダイアログに、スイス型旋盤用の新規オプションが追加され
ました。
サブスピンドルのマシン座標を使用して受渡し - 突っ切りの受渡しと、パー
ツハンドリングフィーチャーを、パーツ座標ではなくサブスピンドルに対して
配置します。
34 • XBUILD
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
バープル / リチャックの後に Z 座標を移動 - Z 座標を、バープル、または、
リチャックの値分シフトします。<STOCK-POS> もシフトされます。
このオプションが選択解除されている場合、バープルとリチャックの累計を記
録する <P-PULL-DIST> は 0 となります。
予約語 <DEFAULT-NUMBER-FORMAT>
新規予約語 <DEFAULT-NUMBER-FORMAT> を使用して、NC データの、予約
語と関連付けされていない一般数式に出力した際のフォーマットのルールを
指定できるようになりました。この予約語に、実際の値は含まれていません。
この予約語は、Swiss 旋削加工のポストでの予約語 <Z-COORD> で数値
フォーマットが決定できない場合、デフォルトの数値フォーマットに置換えま
す。
予約語 <Z-XFER-COORD> から
<Z-LOC-OF-XFER> への名称変更
ワンパスでのポスト処理の予約語 (<XFER-SPEED> など)との区別をつけ
るため、従来の予約語 <Z-XFER-COORD> の名前が <Z-LOC-OF-XFER> に
変更されました。
この予約語は、セットアップ座標での、パーツハンドリング受渡しフィー
チャーの Z 座標を表します。以前のバープルも考慮されます。
受渡しのある突っ切りフィーチャーでは、(唯一の位置は突っ切り位置
であるため)フィーチャー位置という概念は存在しません。 この場合、
<Z-XFER-COORD> はワークピース座標系と、以前の全てのバープルの
位置であると想定されます。
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
XBUILD • 35
索引
5
5 軸加工のシミュレーション中に工具位
置を表示 - 15
A
AutoCAD ファイルをインポート - 10
C
C 軸 回転ヘッド & B 軸 傾斜ヘッドマ
シンのサポート - 33
CATIA ファイルをインポート - 11
F
FeatureCAM 2017 What's New - 1
FeatureCAM ブランドの再構築 - 4
P
PMI をインポート - 11
S
Spatial R2016 1.0 Interop の組込み - 12
Swiss 旋削加工 - 19
Swiss 旋削加工ドキュメントを作成 20
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
Swiss 旋削加工のシミュレーションオ
プション - 23
Swiss 旋削加工の初期設定 - 21
Swiss 旋削加工のマシンデザイン - 27
Swiss 旋削パーツをプログラミング 23
V
ViewCube - 5
Vortex での下孔加工 - 13
X
XBUILD - 28
あ
インポート - 10
受渡しとリチャックのスピンドルオプシ
ョン - 34
か
回転サーフェスのバウンダリーからカー
ブを作成 - 8
さ
旋削加工 - 17
索引 • 37
た
突っ切りフィーチャーを作成 - 17
は
標準ビューの選択時にビューを自動セン
タリング - 7
フライス加工 - 13
ブロックオフセット - 15
や
ユーザーインターフェースとワークフロ
ー -4
予約語
<DEFAULT-NUMBER-FORMAT> - 35
予約語 <Z-XFER-COORD> から
<Z-LOC-OF-XFER> への名称変更 35
わ
ワンパスでのポスト処理のファイル管理
- 31
ワンパスでのポスト処理のフォーマット
呼出し - 32
ワンパスでポスト処理 - 28
38 • 索引
Autodesk FeatureCAM 2017 What's New
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