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天使のひと言 5月
天使のひと言 5月 ☆いつ行くの? ・ 新年度の電話での挨拶時。 保育者が「もみじ組で待ってるね!」と言うと、 M ちゃんは「今から行かなあかんの?」と焦っていました。 (五歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆バッチが… ・ 始園式の日 。 歩き線のお並びをしている W ちゃんが、私に「先生(を)やめちゃったの?」と尋ねました。 不思議に思い「どうして?やめてないよ」と答えると、 「だって・・・何組のバッチもついてないもん」と私の服を指さしました。 この日、担任の先生たちは子どもたちと同じ真新しいバッチを付けていたのです。 (四歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆私のポケットも…? ・ 初めての登園日のこと。 ふしぎなポケットの歌が流れるDVDを見ていた M ちゃん。 歌に合わせてポケットをたたき、自分のポケットのなかをのぞきこんでいました。 (三歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆思いやり ・ 幼稚園が始まって3日ほどたった日の朝、10時を過ぎ、閉められたシャッターの前に ゆり1組の子どもたちが集まっていました。 何をしているのかと思い見に行くと、 「ちょうちょうさん、痛いなあ。かわいそうやし、助けてあげる!」との声が。 シャッターにとりつけてあるちょうちょうが、挟まっているのを助けてあげようとしている 優しい子どもたちでした。 (三歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆好き嫌い ・ 新学期が始まり、いちご組の部屋をのぞいた A ちゃん。 A ちゃん「山中先生はいちご、大好きなんやなあ」 保育者「いちご、大好きだよ」 A ちゃん「他のも好きにならないと、年中になれへんで」 私は食べるいちごと思って答えたのですが、A ちゃんはいちご組という意味だったのです。 (四歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆バッチで変身!? ・ 「山中先生、いちご組なん?」と年中組になった S くん。 「そうだよ」と答えると、 「すみれ1組のバッチ、あげようか」と S くん。 バッチがもらえると、私も年少組に進級できると思っていたようです。 (四歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆魚に変身 ・入園当初は少しでも落ち着いて過ごせるように、子どもたちの目を引くように、 モビールや音の出るおもちゃを部屋に設置しています。その1つ“魚八景”を いちご2組に設置していました。これをじっと見ていた S くん。 泡が出てくると口を開けて食べようとしていました。 その姿が可愛いと思うとともに、この年齢は何でもなりきってしまうんだなあ と感じました。 (満三歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆おすそ分け ・ 入園して3日目のおやつの時間でのこと。 みんなで“いただきます”と挨拶をしたのに、R くんはおやつを食べようとしません。 「食べてもいいんだよ」と言うと、 「食べたくない」と泣き始めました。 苦手なおやつだったのかなと考えていると、 「ママに持って帰ってあげたいの」と話してくれました。 お母さん思いの優しい R くんです。 (三歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園 ☆強くなる 年少初めての参観日。 朝、送ってこられた後、お母さまが一旦帰られたせいか、珍しく大泣きしていた R くん。 「お母さんがよく見えるところに行こうか」と講堂へ誘ってくると、五月人形がたくさん 飾られていたので、一緒に見ていきました。 泣き続けている R くんに、私が声色を変えて「強い子は泣かないんだよ。強くなろうね」 と大将さんが話しているように言ってみました。 そして、次に「僕は虎だよ。虎も強いんだ。泣かずにお母さんを待とうね」と続けると、 うんうんと素直にうなずき泣き止んでくれました。 (三歳児) ⓒ 2014 広野幼稚園