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豊島区観光情報センター(仮称) の 整 備 構 想

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豊島区観光情報センター(仮称) の 整 備 構 想
豊島区観光情報センター(仮称)
の
整
備
構
想
平成 17(2005)年 2 月
池袋駅東口交番移設後活用検討会
目
1.構想検討の前提
次
…………………………
(1)交番の移設計画 ……………………
(2)新設交番 ……………………………
(3)跡地の活用 …………………………
2.活用の視点とセンターの基本機能
(1)観光振興 ……………………………
(2)地域の安全確保・環境浄化 ………
(3)文化発信 ……………………………
3.整備手法
1
1
1
3
……
4
4
4
4
…………………………………
5
(1)手法選択の考え方 ………………… 5
(2)新設施設全体の整備概要 ………… 5
(3)豊島区の整備概要 ………………… 5
4.施設整備
…………………………………
(1)機能 …………………………………
(2)規模 …………………………………
(3)スペースの構成 ……………………
(4)設備 …………………………………
(5)外観 …………………………………
5.運営の方針等
※付属資料
6
7
8
9
14
……………………………
(1)運営主体 ……………………………
(2)運営形態 ……………………………
(3)経費 …………………………………
(4)整備スケジュール案 ………………
……………………
……………………
……………………
16
16
16
17
18
……………………………………
(1)検討会設置要綱
(2)検討会委員名簿
(3)検討会開催経過
6
20
21
22
19
1.構想検討の前提
(1)交番の移設計画
警視庁は、平成 15 年 12 月、池袋東口地区の治安機能の拡充・強化を目的
に、池袋駅東口交番(以下「現交番」)の移設計画を発表しました。
計画によると、移設される交番(以下「新設交番」)は、グリーン大通り
と明治通りが交差する地点付近に設置され、池袋駅東口全域のほぼ中央に位
置することになります。
現交番の概要
所在地
住居表示:豊島区南池袋1丁目28番3号(パルコ横)
土地表示:豊島区南池袋1丁目104番
敷地面積
45.00 ㎡
建物概要
地上2階建て
構造:軽量鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺2階建
延床面積:67.34 ㎡(1階 38.85 ㎡、2階 28.49 ㎡)
土地所有
東日本旅客鉄道株式会社
建物所有
東京都(昭和 49 年8月 19 日パルコから寄贈)
(2)新設交番
新設交番は、取り調べ室の拡充、パトカー駐車スペースの確保などにより、
機能が格段に充実されます。
また、デザインコンセプトを小学生からの公募によって定めるなど、新設
交番は、親しみやすさや都市景観にも配慮された池袋駅東口のポイントにな
ることが期待されています。
新設交番の概要
開設予定
平成17年4月
所在地
住居表示:豊島区南池袋1丁目27番地先
(グリーン大通り新榮堂書店前の歩道上)
敷地面積
約 60 ㎡(建築面積:約 41 ㎡)
建物概要
地上2階建て
構造:鉄骨造
延床面積:約 80 ㎡(1階約 41 ㎡、2階約 39 ㎡)
土地所有
豊島区(道路)
建物所有
東京都
1
現交番
新設交番
池袋駅東口交番位置図(
東口交番受持ち区域)
新設交番完成予想パース
2
(3)跡地の活用
交番の移設計画によって生じる跡地(現交番所在地)は、1日あたり 270
万人にもおよぶ乗降客のある池袋駅と一体となっています。
また、豊島区では、平成 16 年3月に策定した「豊島区観光振興プラン」
において、観光インフォメーション・システム構築の一環として「インフォ
メーションセンターの設置」を実施すべき事業として掲げています。
このようなことから、交番の移設計画によって生じる跡地へ、所有者であ
る東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)の理解と協力を得て、観
光情報の発信拠点、また、かつて交番が担っていた地域安全の機能を継承す
る施設を整備することになりました。
【現状】
【施設建設後】
立て直した建物は床面積
が広くなります。
JR 東日本による独
自事業(40 ㎡)
JTB 池袋
パルコ支店
JTB 池袋
交
パルコ支店
番
観光情報センター
(20 ㎡)
(明治通り)
(明治通り)
3
2.活用の視点とセンターの基本機能
池袋駅東口交番移設跡地の活用にあたっては、次に掲げる3つの視点に立ち、
整備を進めます。
(1)観光振興のポイント
来街者に対する円滑な案内機能を確保するとともに、積極的に区内観
光情報を提供・発信することで、街の回遊性を創出すると同時に、区内
観光スポットへの来街者の誘致を図るための施設とします。
(2)地域の安全確保・環境浄化のポイント
新交番との連携を図るとともに、地域住民や民間ボランティアの環境
浄化・防犯活動の拠点として位置付けることで、犯罪抑止力を持つ施設
とします。
(3)文化発信のポイント
区内で開催される文化芸術関連催事等の情報提供などを行うことで、発
信する情報内容をグレードアップするとともに、多面的な情報発信機能を
持った施設とします。
4
3.整備手法
土地所有者であるJR東日本は、交番移設跡地において、新たに店舗開発用
としての施設整備を行います。豊島区は、この施設の一部を借り受け、「観光
情報センター」として整備を行うものとします。
(1)手法選択の考え方
①現状建物の老朽化
現交番の建物は、昭和 49 年に建設され、その間、一部改修を施したも
のの、老朽化が著しく設備も劣化しています。
このようなことから、新交番が建設された後、この現交番の建物を観光
情報センターとしてそのまま使用することは難しく、都市景観面からも好
ましくありません。
②土地利用等の制限
現交番は、パルコと一体の建物として位置づけられ、地下構造物もある
など、利用にあたっての制限があります。これらの制限の中で活用方策を
検討することは難しい状況となります。
③整備費用の合理化
豊島区が跡地を取得し、観光情報センターを整備する手法も想定されま
すが、上記のような条件に加え、駅前の一等地であり、極めて高額な費用
が想定されることから難しいといえます。
(2)新設施設全体の整備概要
・地上1階建
・構
造:鉄骨造
・建築面積:60㎡
・整備主体:JR東日本
(3)豊島区の整備概要
①豊島区はJR東日本と賃貸借契約を締結のうえ、JR東日本が整備する施
設のうち20㎡を借り受ける。
②豊島区が借り受けるスペース(以下「豊島区スペース」)の位置は、明治
通りに面したパルコ寄り部分とする。
③豊島区スペースは、商工部観光課の「分室」として位置づける。
④区はJR東日本と協議のうえ、必要な整備を行う。
5
4.施設整備
(1)
①
機能
観光案内・情報提供
豊島区には、副都心池袋地域を拠点として、商業・娯楽施設、伝統
行事・イベントなど多様な観光資源があります。観光情報センターは、
これらに関する情報の提供、案内の機能を担う施設とします。
そのため、観光情報センターは以下の業務を行うこととします。
ア)来街者への交通、施設、観光名所等の案内
観光スポット、飲食・ショッピング・宿泊施設、催事
イベント、交通機関等
イ)観光パンフレット等の配布、販売
ウ)ポスターの掲示
エ)観光関連ホームページの閲覧
オ)宿泊予約(今後検討)
カ)交流都市等の観光情報提供
キ)来所、電話、FAX、メールによる区内観光等の問合せ、
相談への対応
②
治安・地域安全
観光情報センターが開設される場所は現交番跡地であり、普段から
人通りも多く、治安・地域安全の機能も兼ね備えたものとします。
また、現在、周辺地域では、夜間、民間ボランティア団体が防犯パ
トロールを行うなど、治安・地域安全活動が行われています。
センターではこうした活動の拠点として役割を担う、治安・地域安
全の機能を兼ね備えた施設とします。
ア)新交番への案内、情報連絡
イ)地域環境浄化運動の拠点、警察官立寄所
ウ)防犯ブザーの貸し出し
エ)民間防犯ボランティアの更衣・控え室
6
③
文化振興
豊島区では、東京芸術劇場をはじめ、劇場、映画館などが点在し、幅
広く文化・芸術の発信が行われています。
観光情報センターでは、立地の良さ、施設の機能を生かし、こうした
文化・芸術に関する情報提供などを行います。
ア)文化芸術パンフレット等の配布
イ)文化芸術関連情報の提供
ウ)各種チケットの販売
(2)
規模
現交番が移設後、土地所有者であるJR東日本が整備する建物の一部を賃
貸借し、観光情報センターを開設・運営します。観光情報センターの規模は、
下表のとおり約20㎡と想定します。
<機能別スペースの構成>
機
能
スペース区分
面
積
来客スペース
パンフレット配
観光案内・情報提供
約10㎡
布等
執務スペース
要員によるサー
約
6㎡
約
4㎡
ビスの提供
支援スペース
治安・地域安全
文化発信
更衣・控え室
観光案内・情報提供と共用
合
計
約20㎡
7
(3) スペースの構成
観光情報センターの機能及び設備整備を考慮し、それぞれのスペースを下表のとおり
構成することとします。
【機能別スペース内訳】
機
能
業
務
内
容
面
積
約 10㎡
観光案内・情報提供
来客スペース
パンフレット等の配布、観光ホー (内訳)
ムページ閲覧
パンフレット閲覧 約3㎡
観光ホームページ閲覧 約3㎡
通路部分 約4㎡
来街者への交通、施設、観光名所
約 6㎡
等の案内
ポスター掲示板
執務スペース
(内訳)
窓口カウンター 約3㎡
OA機器 約2㎡
収納 約1㎡
宿泊予約(今後検討)
交流都市等の観光情報提供
区内観光等の問合せ、相談
治 安 ・ 地 域 安 全 新交番への案内、情報連絡
(観光案内・情報提供と共用)
警察官立寄り所
防犯ブザー貸し出し
地域環境浄化運動の拠点
民間ボランティアの更衣・控え室
文
化
振
興
約 4㎡
支援スペース
(内訳)
更衣スペース 約1㎡
控え室 約3㎡
文化芸術パンフレット等の配布
(観光案内・情報提供と共用)
文化芸術関連情報の提供
各種チケット販売
合
計
約20㎡
8
(4) 設備
観光情報センターの機能を十分に発揮するため、それぞれ下表のような設備を整
備することとします。
主要な設備
要
員
用
来客用
ー
ッ
ッ
ー
ー
ー
ー
︵
ー
ッ
ー
接
客
カ
ウ
ン
タ
ァ
業務内容
観
パ
来
ポ 光
ン
客
ス 案
来
ホ
接
フ
用
フ
更
プ
タ 内
客
防
要
ワ
客
レ
パ
専
衣 ロ テ
リ
標
用
犯
員
イ
パ
金
ソ 電 ク
用
椅
ス
掲 識
ン
パ
ブ
用
ト
ソ
ト
庫
コ 話 シ
電
ペ カ ブ 子
出
タ
ソ
ザ
椅
ボ
コ
ス
ン
ミ
話
ル
パ 外
コ
子
ン
タ
ラ
リ
ス
ネ 壁
ン
ド
ン
ル 面
ド
ク
ー
機能
管理用
︶
観光案内・ 交通、施設、
情 報 提 供 観光名所等の案内
観光パンフレット等の
配布、販売
○○○○○○
○
○
○
○
○
○
ポスターの掲示
観光関連ホームページの閲
覧
○○
宿泊予約(今後検討)
○○○○
○
交流都市等の
観光情報提供
○○○○
○
照会、相談への対応
○○○
治 安 ・ 新交番への案内、
地 域 安 全 情報連絡
○○
○
○
○○
地域環境浄化運動の拠点
警察官立寄り所
防犯ブザーの貸し出し
○○○○○
○
○
○
民間ボランティアの
更衣・控え室
○○○○○
文化芸術パンフレット等の
○
文 化 振 興 配布
文化芸術関連情報
の提供
○○○○○○
各種チケット販売
○
○
○
9
○
内部イメージパース①≪A案≫
内部イメージパース②≪A案≫
11
内部イメージパース①≪B案≫
内部イメージパース②≪B案≫
13
(5)外観
池袋東地区における池袋副都心再生グランドデザインの一環の事業とし
て、周辺の都市景観に配慮した外観とします。
初めて訪れた人にとっても、目にとまりやすく、わかりやすいものとし、
夜間においては、周辺の治安対策効果も考慮に入れた照明設備を設置しま
す。
観光情報センター外観パース
14
5.運営の方針等
(1)
運営主体
商工部観光課の分室として位置付けられる観光情報センターの運営に当
たっては、利用者の要望等にきめ細かく対応できる柔軟で効率的な運営体
制とします。
そのため、豊島区の観光振興を担う豊島区観光協会の協力を得ることと
します。
(2)
運営形態
①
業務時間
より多くの来街者からの問合せ、相談に対応するために、午前10時
から午後8時までサービスの提供を行います。なお、利用実態に応じて、
業務時間の延長等について検討していきます。
観光情報センターを開設する池袋駅東口は、平日・休日問わず多くの
人が行き来する地域であるため、基本的に年末年始等を除き、休日を設
けず、毎日業務を行います。
また、観光案内業務が終了した後の時間帯(午後8時∼午前0時)は、
ガーディアンエンジェルス等防犯パトロール活動団体の拠点として、活
用することを検討します。
②
要員
利用者へのパンフレット等の配布、ポスターの掲示、インターネット
などによる観光の案内、また、電話、メール等による照会にも応じるた
め、窓口には最低 2 名を配置し、より多くの方にサービスを提供できる
ようにします。
16
(3) 経費
観光情報センターの機能、設備、運営方針を考慮し、開設及び運営に関
する経費は下表のとおりとします。
なお、今後、センターを拠点とするさまざまな収益事業の展開を検討し、
運営の効率化を図っていきます。
【観光情報センター開設・運営経費】
単位:千円
経
費
区
分
開
設
経
費
金
額
7,040
(開設工事、什器・備品、要員研修、PR等)
施
設
管
理
経
費
1,869
(建物賃借料、光熱費等)
運
営
経
費
13,666
(人件費、運営事務経費等)
合
計
22,575
※ 金額は平成17年度豊島区予算(案)に計上している金額です。
施設管理経費及び運営経費は、8月から3月の8か月分として
積算してあります。 17
(4)整備スケジュール案
区
平成17年
1月
JR東日本
JR東日本との調整
○開設準備
○
2月
実施設計発注等
整備へ向けた準備
3月
4月
新設交番完成
○旧交番解体
5月
○整備工事
6月
内装、外装
工事
7月
8月
○施設オープン
○施設オープン
18
付
属
資
料
(1)検討会設置要綱
……………………
20
(2)検討会委員名簿
……………………
21
(3)検討会開催経過
……………………
22
19
池袋駅東口交番移設後活用検討会設置要綱
平成16年3月1日
区
長
決
裁
(設
置)
第1条
池袋駅東口交番の移設後の活用方策について検討を行うため、池袋駅東口交番移設後活
用検討会(以下「検討会」という。
)を設置する。
(所掌事項)
第2条
検討会は、次に掲げる事項を所掌する。
(1)施設整備に関すること
(2)整備等の財源に関すること
(3)運営の方法に関すること
(4)その他、区長が必要と認めること
(構
成)
第3条
検討会は、次に掲げる者のうちから区長が委嘱又は任命する委員をもって構成する。
(1)商工団体及び関係団体等が推薦する者
6名以内
(2)地元団体等が推薦する者
4名以内
(3)豊島区、(財)豊島区コミュニティ振興公社及び(財)豊島区街づくり公社の職員
7名以内
(委員の任期)
第4条
委員の任期は、委嘱又は任命の日から第2条に定める事項の検討終了の日までとする。
(組 織 等)
第5条
検討会に座長を置く。
2
座長は、豊島区商工担当部長とする。
3
座長は、会務を総理し、検討会を代表する。
4
座長に事故あるときは、座長が指定する委員がその職務を代理する。
(会
議)
第6条
検討会は、座長が招集する。
(意見の聴取)
第7条
検討会は、必要に応じて委員以外の者の出席を求め、又は他の方法により、その意見を
聴くことができる。
(庶
務)
第8条
検討会の庶務は、商工担当部観光振興担当課が処理する。
附
則
この要綱は、平成16年3月1日から施行する。
20
池袋駅東口交番移設後活用検討会名簿
役職
番号
氏名
1 豊島区商店街連合会副会長
備考
星 明良
2 豊島区町会連合会副会長
小倉 武雄
3 豊島区観光協会副会長
平井 熙
4 池袋東口美観商店会会長
服部 洋司
吉田 茂
平成16年5月27日まで
小林 保夫
平成16年5月28日から
5 サンシャイン60通り商店会会長
6 サンシャイン通り商店会理事
7 東池袋ウィロード商店街振興組合理事長
大山 健一
谷内田 澄男
8 東池袋一丁目中央町会会長
高畠 正吉
9 池袋東口本町会会長
恩田 正臣
10 商工部長
斎藤 賢司
11 総務部 治安対策担当課長
松本 悟
12 区民部 区民活動推進課長
大戸 国昭
商工担当部 観光振興担当課長
座長
平成16年4月1日から
荻原 美智子 事務局 平成16年3月31日まで
13
商工部 観光課長
石井 雄三
事務局 平成16年4月1日から
重川 榮祐
平成16年3月31日まで
渡邉 文雄
平成16年4月1日から
栗原 光江
平成16年3月31日まで
14 土木部 道路管理課長
15 コミュニティ振興公社 管理課長
荻原 美智子 平成16年4月1日から
16 街づくり公社 事業推進課長
吉田 克己
21
池袋駅東口交番移設後活用検討会審議経過
開
催
日
平成 16 年3月 25 日
平成 16 年7月 21 日
平成 16 年9月 17 日
平成 16 年 11 月 18 日
平成 17 年1月 27 日
会議
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
議
事
1
検討会の運営について
2
検討会設置趣旨説明
3
これまでの経過・現状について
4
検討スケジュールについて
5
新設交番について
1
経過報告
2
JR東日本からの提案内容について
3
施設の機能、構成について
4
今後のスケジュールについて
1
経過・状況報告
2
設備整備について
3
運営の基本方針について
1
設備整備について
2
運営の基本方針について
3
活用構想とりまとめ骨子(案)について
1
豊島区観光情報センター(仮称)の整備
構想について
22
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