Comments
Description
Transcript
NAND - 竹内研究室
情報エレクトロニクスの最先端と夢 日本発 半導体メモリデバイス技術で グリーンITを実現する 2008年6月11日 東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 准教授 工学部電気電子工学科 准教授 竹内 健 E-mail : [email protected] @ y jp http://www.lsi.t.u-tokyo.ac.jp 講義の方針 まず身近な実用例を示してから半導体デバイスの 動作原理を説明する。 講義の目的 半導体デバイスの重要性と技術の面白さを感じる。 半導体デバイスの動作原理を理解する。 半導体デバイスの動作原理を理解する 講義の内容 ◆ 半導体メモリの身近な実用例 ◆ 半導体メモリの動作原理 ◆ グリーン グリ ン ITを目指した最新の研究の紹介 問い合わせ先 竹内 健:[email protected] 講義資料と詳細情報 http://www.lsi.t.u-tokyo.ac.jp 半導体メモリの身近な実用例 半導体メモリが新応用を開拓した例 アップル社のiPod nano 2005年9月発売 フラッシュメモリの記憶容量によって価格 の異なるラインアップ 1GByte(240曲) 2GByte(500曲) 4GByte(1,000曲) 1GB(ギガバイト)=8Gb(ギガビット) コンパクト、耐振動性 ハードディスク ハ ドディスク を置き換え 2GバイトのiPod nanoを分解すると。。。 2Gバイト フラ シ メモリ フラッシュメモリ iPod nanoの回路ブロック図 メモリカード メモリカ ド 携帯電話・デジカメ・ムービーの記憶媒体 携帯電話 デジカメ ム ビ の記憶媒体 SDカードを分解すると。。。 NAND Chip p Controller Chip PCB Cross Section C S ti Base Card Au Wire Controller Chip NAND Chip Molding フラッシュメモリ PCB フラ シ メモリ ント フラッシュメモリコントローラー ラ フラッシュメモリを用いた フラッシ メモリを用いた ハ ドディスクのないパソコン ハードディスクのないパソコン 軽量 コンパクト 高速 耐振動性 低消費電力 Eee PCを分解すると。。。 を分解すると 16Gバイト ラ シ メ リ 16Gバイトフラッシュメモリ フラッシュメモリを用いた フラッシ メモリを用いた スマ トフォン ウルトラモバイルPC スマートフォン・ウルトラモバイルPC パソコンと携帯電話の融合 ソ ンと携帯電話の融合 スマートフォンを分解すると。。。 を分解すると 128Mバイト ラ シ メ リ 128Mバイトフラッシュメモリ 日本発フラッシュメモリ技術:全てのストレージはフラッシュメモリへ 日本発フラッシュメモリ技術:全てのストレ ジはフラッシュメモリへ データの種類 1995 デバイス 写真 銀塩フィルムから メモリカードへ 音楽 カセットテープ ・ CDから ッ テ ら シリコンオーディオへ PC データ デ タ フロッピーディスクから USBスティックへ 2000 2005 ビデオ そして ビデオテープから...へ 半導体メモリの動作原理 半導体メモリの分類 RAM (Random Access) ROM (Read Only) DRAM 大容量・廉価・・・メインメモリ SRAM 高速・・・キャッシュ 低消費電力・・・携帯機器 M k ROM 書き換え不可 Mask UVEPROM 紫外線消去・電気的書き込み 紫 線 気 EEPROM 電気的書き換え フラッシュ 電気的一括消去・書き込み NAND 大容量・廉価 NOR 高 高速読み出し 読 揮発と不揮発 揮発 : 電源を切 電源を切るとデータは消える タ 消 不揮発 : 電源を切ってもデータは消えない 揮発 揮発:DRAM 揮発 シ メ リ 不揮発:フラッシュメモリ ++ +++ ++ n+ PN接合の逆方 電流 電荷 向電流で電荷 はリーク n+ p 電荷はフローテ ィングゲートに グゲ トに 蓄えられる. 周囲は絶縁体 のため、電荷は 、電荷 リークしない RAM (Random Access Memory) データの読み出しと書き込みが自由にできる半導体メモリ. デ タの読み出しと書き込みが自由にできる半導体メモリ. データは電源を切ると消える(揮発性)。 DRAM:キャパシタに電荷を蓄える事により記憶する。時 間の経過とともに蓄積された電荷が減少するのでリフレッ シュ(再書き込み)動作が必要。低価格。 SRAM:フリップフロップ回路で構成されており、一度書 き込んだデ タは電源を切るまで保持される。高速、低消 き込んだデータは電源を切るまで保持される。高速、低消 費電力。 RAMは回路で記憶 Dynamic type → DRAM ラッチ型 → Static RAM (SRAM) 特徴: 書き換えは速い 電源 切れる 情報を失う 電源が切れると情報を失う ROM (Read Only Memory) データ読み出し専用の半導体メモリ。データは電源を切って も消えない (不揮発性) も消えない。(不揮発性) Mask ROM:製造工程でデータを書き込み ROM:製造工程でデータを書き込み、一度作ると内容 一度作ると内容 を変更できない。大容量、安価。 EPROM : 電気的に書き込み可能。紫外線照射で一括消去。 EEPROM : 電気的に書き込み、消去可能。 フラッシュ:電気的に一括消去・書き込み可能、 大容量 ROMは素子に記憶 電流パスの有無でデ タを決める 電流パスの有無でデータを決める 電流パスには様々な手段がある 状態 状態1 ‘ON’ 状態0 ‘OFF’ Mask ROM マスクでコントロール EPROM/EEPROM/フラッシュメモリ O / O / ラ シ メ リ 閾値の変化でコントロール ビ ビット線 線 DRAMの動作原理 情報 報の読 読み出し書き き込み ワード線 読み出し/書き込みのスイッチのオン・ オフを制御するための制御信号 電荷蓄積容量 容量に電荷が蓄積されているかどうか で1bitの情報を記憶する。 DRAMのメモリセル構造 0.175μm 256M DRAM ワード線 ビット線 ビット線 ット線 STI 0.175μm ワード線 セルトランジスタ キャパシタ トレンチ アスペクト比~30 キャ ャパシタ セル面積0.245μm2 SRAMの動作原理 Bit line BL Bit line /BL Transfer gate Word line WL A Flip-Flop (=F/F) B Stable Circuit Data A B “1” High Low “0” Low High High Low フラッシュメモリの動作原理 フラッシ メ リの動作原理 VCG コントロールゲート トランジスタ記号 ドレイン ソ ス ソース V Vcg フローティングゲート n+ n+ p V Vs Vd Vsub 基板 ゲート電圧はコントロールゲートから与える フローティングゲートは絶縁膜で覆われている フローティングゲートに電子を出し入れすることでデータ書き込み ゲート酸化膜・・・tunnel酸化膜 ~10nm 消去状態( 1 )と書き込み状態( 0 ) 消去状態(“1”)と書き込み状態(“0”) コントロールゲート ドレイン (Vd) ソース (Vs) n+ n+ ソース (Vs) フローティ ングゲート ングゲ ト ドレイン (Vd) n+ n+ p p 消去状態 ((“1”) 1) 書き込み状態 ((“0”) 0) チャネルができて電流流れる チャネルができず導通しない 消去動作:電子をフローティングゲートから引き抜く 書き込み動作 電子を 書き込み動作:電子をフローティングゲートに注入 テ ングゲ トに注入 フラッシュメモリの構造 (90nm NAND flash memory) 90nm CG コントロ ルゲ ト コントロールゲート CG (ワード線) Inter-poly dielectric フローティングゲ ート(電荷蓄積層) FG Tunnel oxide Si基板 基板 FG NANDフラッシュメモリの 動作原理 NANDフラッシュのメモリセルと等価回路 ビット線コンタクト 選択ゲ ト 選択ゲート コントロー ルゲート フローティ ングゲート ソ ス線 ソース線 ドレイン/ソース側に 選択トランジスタを持つ 直列接続の二層ゲート トランジスタ フラッシュメモリのセル構造比較 ラッシ リ 構造比較 NAND AG-AND NROM NOR Bit line(metal) Contact Word line(poly) Word line(poly) Cell Circuit Unit Cell Unit Cell Source line (Diff. Layer) Word line(poly) Word line(poly) Unit Cell Unit Cell Source line (Diff. Layer) Source line (Diff. Layer) Bit / Source line (Diff. Layer) 2F 3F 2F 2F Layout 2F 2F 2F 5F Crosssection Cell Size 4F2 6F2 特徴 ⇒ ・構成が極めて簡単 ・コンタクト数が少ない ンタクト数が少ない 4F2 10F2 微細化が容易 NANDフラッシュの読み出し動作 セル電流 4.5V 4.5V 4.5V “1”セルのセル電流 “1” 4.5V “0” 0V 4.5V 4.5V 0V ゲート電圧 ゲ 電圧 4.5V NANDフラ シ の書き込み/消去動作 NANDフラッシュの書き込み/消去動作 書込み CG 消去 CG 18V 0V FG FG 20V (p (p-well) well) 0V “0” 0 0V セルのしきい値電圧 “1” 1 0V セルのしきい値電圧 書き込み消去時のエネルギ バンド図 書き込み消去時のエネルギーバンド図 FG 基板 e- e- FG 基板 消去 FN (Fowler-Nordheim) (Fowler Nordheim) トンネル電流で電子を 注入/引き抜く FG 基板 e-e-e- e- 消去状態 e- 書き込み 書き込み状態 FNトンネル書き込みはスケ リングに有利 FNトンネル書き込みはスケーリングに有利 NAND NOR FNトンネル書き込み CG FG 0V ホットエレクトロン書き込み CG 18V 0V 10V FG 0V NAND :ソース・ドレイン間電位差なし ゲート長の縮小が可能Æ大容量化が可能 5V FNトンネル書き込みは低消費電力・高速 NAND CG FG 0 0V NOR CG 18V FG 0 0V 0 0V 10V 5V 消費電流:大 NAND:低消費電力(記憶に必要な電荷しか流れない) 大量データの一括書込み(ページ書き込み)が可能 高速書込みを実現 NANDフラッシュメモリの 大容量化技術 ・ 素子分離技術 ・ 多値技術 ・ MCP技術 素子分離技術の改良による面積縮小 従来 ((LOCOS)) 新技術 ((Shallow Trench Isolation)) 1st FG 2F F 2F 2nd FG 1.2F F 1.2F 27%面積縮小 メモリセル断面構造(256M NAND) メモリセル断面構造(256M-NAND) WL 2nd FG 1st FG STI 0.3μm 0.25μm Cell size : 0.29μm2 多値メモリ(MLC : Multi Multi-level level cell)技術 による大容量化 Vth(V) 長 所 (0) 大容量化の加速 低コスト化の加速 次世代容量の先取り メガバイト単価の圧縮 Number of Bit ((1)) 2値 NAND(1 bit/cell) 短 所 書込み/読出し速度の低下 信頼性の低下 Vth(V) (1,0) (0,0) (1,0) (1,1) 多値 NAND(2 bit/cell) 複数ページ同時書込モードの導入 複数 ジ同時書込モ ドの導入 多ビット訂正能力を有するECCの提供 多値(MLC) vs 2値(SLC) NAND チップサイズ比較 MLC NAND Large Capacity in a Small Area CHIP SIIZE [NO C ORMALIIZED] 3 2.5 2 15 1.5 1 0.5 SLC 0 512M MLC 1G 2G MCP (Multi-Chip (Multi Chip Package)技術による大容量化 6Chip St-MCP Chip6 Chip5 1.4m mm Chip4 Chip3 Chip2 Chip1 0.65mm Chip6 WIRE BOND PKG Size : 11x14x1.4mm Ball Count : 225balls Ball Pitch : 0.65mm Chip5 Chip4 Chip2 Chip3 Chip1 NANDフラッシュメモリ NANDフラッシ メ リ ロードマップ ド ップ LOCOS 32M 1 SA-STI Super SA-STI 90nm~ 0.25um~0.13um New Materials 64M 素子分離技術 Floatingg Gate Control Gate 256M Cell Size ( um2 ) New Structure Floating Gate Tunnel Oxide 512M 0.1 STI 多値技術 1G Control Floating ONO WSi Gate Gate WSi Control Gate ONO Floating Gate Control Gate 0.01 LOCOS Tunnel Floati Oxide ng Gate STI 1G 2G LOCOS Tunnel Oxide Control Gate 2G 4G 4G STI 8G 8G Floating Gate Control Gate 16G 16G 32G 32G 4 Level Cell STI 350nm 0 001 0.001 Jan‘96 Jan‘97 250nm Jan‘98 Jan‘99 160nm Jan‘00 64G Jan‘01 130nm Jan‘02 Jan‘03 90nm Jan‘04 Jan‘05 70nm Jan‘06 56nm Jan‘07 Jan‘08 43nm Jan‘09 3Xnm Jan‘10 Jan‘11 Jan‘12 フラッシュメモリの大容量化の例 8Gビット =80億ビット IEDM 2000 160nm 1G Flash ISSCC 2002 130nm 2G Flash ISSCC 2005 70nm 8G Flash ISSCC 2006 56nm 8G Flash 60nmとはどれぐらいの大きさか? 1cm 3000k 3000km 同じ倍率 日本列島に家を80億軒 びっしりと建てるイメージ 18m グリーンITを目指した グリ ンITを目指した 最新の研究の紹介 グリ ンITイニシアティブ グリーンITイニシアティブ 経済産業省資料 グリ ンITイニシアティブ グリーンITイニシアティブ グ グル、サン、IBMなどのIT関連企業にとって、デ グーグル サン IBMなどのIT関連企業にとって データセンター等 タセンタ 等 のIT機器の消費電力の問題が深刻化。 データセンター ハードディスクの 消費電力が増大 経済産業省資料 データセンターのハードディスクを デ タセンタ の ドデ スクを フラッシュメモリに置き換え低消費電力化 フラッシュメモリ ハードディスク ドデ スク フラッシュメモリのデータセンター フラッシ メモリのデ タセンタ 応用の問題点 容量が不十分:現状GByte。TByte以上必要。 容量が不十分:現状GByte TByte以上必要 書き換え回数が不十分 換 数 分 :現状1万回。10万回以上必要。 微細化により消費電力が増加 Operation currrent [mA] 100 8080 6060 4040 2020 00 10 10 20 20 30 40 50 60 30 40 size 50 [nm] 60 Feature 70 70 フラ シ メモリの微細化の限界 フラッシュメモリの微細化の限界 サ バ 用途(>TByte)には容量が不十分(現状GByte)で、微細化 サーバー用途(>TByte)には容量が不十分(現状GByte)で 微細化 による大容量化が必要だが、10-20nmで微細化限界を迎える。 LOCOS 32M 1 SA-STI SA STI Super SA-STI SA STI 90nm~ 0.25um~ 0.13um New Materials 64M 素子分離技術 Floating Gate Control Gate 256M Cell Size ( um2 ) C New Structure Floating Gate Tunnel Oxide 512M 0.1 STI 多値技術 1G Control Floating ONOWSi Gate Gate WSi Control Gate ONO Floating Gate Control Gate 0.01 LOCOS STI 1G 2G LOCOS Tunnel Oxide Control Gate 4G 4G Tunnel Floati STI Oxide ng Gate 10-20nmが 微細化限界 細 2G 8G 8G Floating Gate Control Gate 16G 16G 32G 32G 350nm 0.001 0 00 Jan‘96 Jan‘97 250nm Jan‘98 Jan‘99 160nm Jan‘00 64G 4 Level Cell STI Jan‘01 130nm Jan‘02 Jan‘03 90nm Jan‘04 Jan‘05 70nm Jan‘06 56nm Jan‘07 Jan‘08 43nm JJan‘09 3Xnm Jan‘10 Jan‘11 Jan‘12 微細化が限界を迎える原因 フローティングゲートに蓄える電子数の減少 10000 Numb ber of ele ectrons Storedd electrons St l t @ΔVth=4.0V 1000 100 Charge loss tolerance @ΔVth=0.2V 10 1 10 100 Design Rule (Gate length) [nm] 微細化が限界を迎える原因 フローティングゲート間の容量結合ノイズの増加 グリーンIT実現に向けて グリ ンIT実現に向けて 竹内研究室の取り組み デバイスの研究 回路・システムの研究 デバイスの研究 Fe(Ferroelectric)-NANDフラッシュメモリ 強誘電体トランジスタを用いたフラッシュメモリ 10nm以下への微細化・大容量化可能 データセンタ 20VÆ5Vと低電圧化・低消費電力化可能 ー応用に最適 用 最適 書き換え回数1万回Æ1億回に増加 Pt SrBi2Ta2O9 Hf-Al-O M F I n+ n+ p-Si MFIS構造 S構造 (Metal-FerroelectricInsulator-Semiconductor) 産総研と東大(竹内研)で動作実証に成功 5/19/2008 日本経済新聞・ 日経エレクトロニクス などが報道 強誘電体とは 分極とは 外部から電界を印加すると、結晶内部 外部から電界を印加すると 結晶内部 で正と負の電荷の分布状態にズレが 生じるのが分極。 通常の物質は、電界を取り去ると分極 も消失。 極性結晶とは 電界を加えなくても分極(自発分極)が 存在。 強誘電体とは 極性結晶の中で、外部電界により自発 分極を反転させることのできる物質。 Fe-NANDフラッシュメモリの動作原理 BL BL SGD WL0 M F I FeFET M F I n+ WL31 SGS S Source Li Line 5V 0V n+ n+ n+ p-well Si p-well Si 5V 0V 消去 書き込み 10nm以下に微細化可能 TEM Photograph Sr SrBi2Ta2O9 結晶構造 SrBi2Ta2O9 ~ 400nm Hf-Al-O ~ 10nm Bi IL Ta Si O a = 0.552nm b=0 0.552nm 552nm c = 2.503nm Paz de Araujo j et al Nature 374 (1995) 627 te ac a layer aye IL: Interfacial major component – SiO2 MFIS構造により10年のデータ保持を実現 バッファレイヤの挿入により、Siとの界面の特性が向上 -4 10 Drain Curren nt, Id (A A) On states -6 1st 2 d 2nd 3rd 4th -8 10 10 -10 10 -12 10 -14 Pt SrBi2Ta2O9 Hf-Al-O M F 10 37.0 days y I n+ 33.5 days n+ p-Si p 10 years Off states 0 10 10 2 10 4 10 Time t (s) Time, 6 10 8 バッファレイヤ Fe-NANDの書き換え特性 -5 10 Id (A) -7 10 "Program" "Erase" -9 9 10 -11 11 10 -13 13 10 0.0 0.4 0.8 Vg (V) 1.2 1億回以上の書き換えを実現 1.1 Vth h (V) 1.0 09 0.9 Erased Programmed 0.8 0.7 0.6 0.5 0 5 3 10 4 5 6 7 10 10 10 10 Number of Cycles 8 10 回路 システムの研究 回路・システムの研究 高効率な電源回路の研究 ブ スト ンバ タ ブーストコンバータ チャ ジポンプ チャージポンプ Vout Vin RL Vout Vin C1 CL RL ブーストコンバータ:昇圧率大、制御容易 →ブーストコンバータのオンチップ化を検討 ブ ストコンバ タのオンチップ化を検討 ブ ブーストコンバーターの動作原理 バ タ 動作原理 Ton - スイッチがオンの時 イ がオ 時 Vin IL Vout SW RL - スイッチがオフの時 Vout Vin IL Toff RL IL Vout 1 Voutt = Vini 1− D Ton D= Toff + Ton ブー ーストコ コンバー ータの効率[%] インダクターの寄生抵抗削減が重要 60 ブーストコンバータ ブ ストコンバ タ 55 50 チャージポンプ 45 40 0 1 2 3 寄生抵抗[Ω] 4 5 SiPを使った3次元LSIシステム インターポーザ内にインダクタを作ることで寄生 抵抗削減 高効率な電源の実現に成功。 抵抗削減、高効率な電源の実現に成功。 パッケージ オンチップ電源ユニット インターポーザ 半導体チップ プロセッサ、RF、アナログ、 メモリ、MEMS、センサなど SiP: System in Package SSD(Solid-State SSD(Solid State Drive) Dri e) メモリシステムの研究 フラッシュメモリとコントローラーを最適化し、消費電流 ラッシ リ ラ を最適化 、消費電流 を半減するアーキテクチャーを提案。 CE1 R/B1 CE1, フラッシュメモリ NAND Controller 100 CE2, R/B2 NAND Chip1 CE3, R/B3 NAND Chip2 NAND Chip3 CE4, R/B4 NAND Chip4 Operation current [mA] ALE, CLE, RE, WE, WP, IO 系列1 Conventional Selective BL precharge 系列2 Selective BL precharge 系列3 6060 4040 Power Detect (PD) 23% reduction 8080 & Advanced SL program 48% reduction 2020 00 10 10 20 20 30 40 50 60 30 40 size 50 [nm] 60 Feature Current waveform of NAND Chip1 Currentt waveform C f of NAND Chip2 Current waveform of NAND Chip3 コントローラー ント ラ Current waveform of NAND Chip4 Time Time Time Time 70 70 まとめ フラッシュメモリの大容量化により、携帯電話・音楽プレーヤー が実現しライフスタイルが革新。 パソコンのストレージもフラッシュメモリへ。 フラッシュメモリはFNトンネル書き換え方式の採用により 微 フラッシュメモリはFNトンネル書き換え方式の採用により、微 細化・高速化・低消費電力化が実現。 微細化に加え 多値記憶 MCP(M lti Chi 微細化に加え、多値記憶・MCP(Multi Chip Package)技術に P k )技術に より更に大容量化を実現。 今後はメ リ技術の進歩で環境改善に貢献(グリ ンIT) 今後はメモリ技術の進歩で環境改善に貢献(グリーンIT)。 データセンターの低消費電力化には新材料を使ったメモリデバ イス技術・回路システム技術のイノベーションが必要。 が Appendix NANDフラ シ の読み出し動作 NANDフラッシュの読み出し動作 メモリの読み出し電流 メモリセル 多数のメモリセルが直列に接続されているので、メモリの 読み出し電流が少ない( 0.1μA)。 読み出し電流が少ない(~0.1μA)。 多数(~2kB)のメモリセルを同時に読み出すことで、高速 なデータ転送(~30MB/s)を実現。 ( )