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technical advisor - for Storage
IBM Solution Support Services - technical advisor - for Storage 日本アイ・ビー・エム株式会社 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services エグゼクティブ・サマリー 効率的なストレージ・ソリューションに対する需要の増大が、ストレージ・インフラストラクチャーを 最適化するうえで負担となっています。 ダウンタイムを短縮し、サポート・プロセスを簡素化し、IT の可用性を高めるには、ストレージに関 する複雑な問題を適時解決できるだけのスキルと経験が必要です。 IBM Solution Support Services - technical advisor - for Storage を利用すれば、IBM のスト レージ・スペシャリストに すぐに連絡を取り、その支援を受けながら、複数のストレージ・ソリュー ションに関する重大度の高い問題を管理し、将来起こりうる問題を未然に防ぐことができます。 IBM のサービスは、ほかに例を見ないようなサポート・インフラストラクチャーを提供することを目 的としたものです。IBM が特許権を有するさまざまなモニター/診断ツールに加えて、IBM 研究所 の専門知識も利用可能です。 IBM の有能なテクニカル・アドバイザーが、効果的なサポート・プロセスを用いて貴社の IT スタッ フへの要求・負担を減らします。これにより、IT スタッフがコア・ビジネス・プロセスに集中できるよ うになります。 7 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services 増え続けるデータ量に対処することは、効率的なストレージ・ソリューショ ンを求める企業にとって大きな課題です ビジネス上の課題 マーケットプレイスにおける主要な転換 ストレージ・ソリューションを速やかに実装す ることが重要です ストレージは IT インフラストラクチャーの 最重要コンポーネントです ストレージ・ソリューションは今後も複雑化 し続けます 最適な可用性を確保していくには、ストレー ジ・ソリューションを正しく保守する必要があ ります ストレージの障害は IT 環境に影響を及ぼ すことがあるため、速やかに解決する必要 があります IT 部門が業務を遂行するにあたっては、 ストレージの可用性確保が欠かせません 8 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services ストレージ使用率を高めなければ、ストレージ増大の要求に対処するの は困難です ゼタバイト ストレージ要件は毎年 20 ∼ 40% も拡大 情報量は 18 ∼ 24 ヵ月ごとに倍増 機能化 相互接続 インテリジェント 2010 年のストレージ予算は 1 ∼ 5% も上昇 エクサバイト ストレージ使用率は依然として 50% 未満 + ペタバイト 情報の爆発的増加により 予算の現実に直面 + テラバイト ギガバイト 2000 2005 2010 2015 出典: IBM Global Technology Services, Thought Leader White Paper, Optimizing the storage environment, June 2011 9 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services ストレージの問題によって長時間システム・ダウンするという事態を回避 することが、企業の最優先課題です 売上の損失やビジネスへの悪影響を招くことなく 企業が容認することができるダウンタイム Tier 1 データ Tier 2 データ (Tier: ストレージ階層レベル) Tier 3 データ 40% 35% 35% 30% 27% 25% 24% 22% 21% 20% 17% 15% 15% 15% 15% 15% 13% 10% 5% 20% 18% 12% 8% 5% 5% 0 なし 1 時間 未満 1 時間から 3時間 3 時間から 10 時間 4% 4% 10 時間から 24 時間 1 日から 3日 3% 3% 4日 以上 出典: Enterprise Strategy Group White Paper, Storage –efficient Data Protection and Retention, commissioned by IBM, April 2011 10 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services 「複雑なストレージ・デバイスを管理するのは容易ではなく、可用性が問 題になる」ことに、企業は気付きつつあります 企業が必要としているのは、エンドツーエンドのストレー ジ・ソリューションと、以下のような課題に対処していくた めの支援です。 複雑なストレージ・ソリューションにおける問題の解決、危 機的状況への対応、変更作業などを管理するための一 元的な支援 が不十分 ストレージで発生する問題の管理や追跡が社内リソース の大きな負担となっている 複数の問題や対応期限に効果的に対処することができな い ストレージ製品の IT 可用性を最適化する必要 技術サポート・プロセスの利用法についての知識が限ら れているため、問題を予防したり、問題解決までに時間が かかる 11 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services 複雑なストレージ問題を短時間で解決するには、特殊なスキルと専門 知識が必要です いくつものビジネス課題に対処する必要に迫られる中、企業は以下のことを可能にする包括的な ソリューションをますます求めるようになっています。 ストレージやその他の IT 問 題に起因するダウンタイム を防ぐ 12 社内リソースに対する要求・ 負担を減らし、社内リソース をコア・ビジネス・タスクに集 中させる 複雑なストレージ問題を 適時解決する © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services IBM Solution Support Services - technical advisor - for Storage は、ストレージ・ソリューションに応じて製品の可用性を最適化できます ストレージ製品やサポート・インフラストラクチャーについての幅広い知識を持つ IBM の有能なアドバイ ザーが、ストレージ・ソリューションに関する複雑な問題に対処し、将来起こりうる問題を未然に防ぐこと ができるように、事前対策的なガイダンスを提供します。 IBM のサービスは以下の実現を目的として設計さ れています。 ストレージの可用性を高め、重大度の高い問題を より短時間で解決できるように、テクニカル・アド バイザーによる継続的支援を提供する 事前対策的な IT 計画とサポート・アドバイスを提 供することによって、問題を未然に防ぐことができ るようにする さまざまなサポート・プロトコルと重大問題の適切 な管理を通じて、スタッフの効率向上を図る 13 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services テクニカル・アドバイザーの目的は、事前対策的なサポートを提供して企 業の IT 可用性を最適化することです TA(テクニカル・アドバイザー)は、複雑な IT ソリューションに対処していくための、より強力なエンドツー エンド・サポートを提供します。TA によってストレージ問題を解決するという手法は、より的確に調整され た事前対策的なサポートを提供する統合アプローチであり、お客様の IT 可用性をコスト効率よく最適化 できるようにするものです。 TA(テクニカル・アドバイザー)サービスは、以下の 3 つの価値提案を 軸に構築されています。 IBM XIV、IBM ProtecTIER、IBM SONAS ストレージ・システム を使用して重大なストレージ問題を効率よく解決できるよう、テク ニカル・アドバイザーが支援 将来起こりうる障害を未然に防ぐことができるように、事前対策的な サポートを提供し、計画策定を支援 コストにつながるダウンタイムを減らし、ストレージの可用性と ITスタッフの効率を高め、将来起こりうるストレージ障害を未然 に防ぐことができるように、適切なサポートを提供 14 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services テクニカル・アドバイザーは、IBM サポート・チームや IBM 研究所チーム と連携しながら、重大度の高い問題に迅速に対処します お客様 ハードウェア・ コール・センター 方法 オンサイト・ サポート インストール、 パーツ、修理 *テクニカル・ リモート・サポー ト・センター アドバイザー レベル 2 製品 技術員 プロジェクト・ オフィス 障害 状況管理 レベル 3 ハード ウェアおよびソフト ウェアの開発 15 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services IBM は、お客様の社内リソースを解放し、コア・ビジネス・タスクにもっと 集中できるようにします 以下のような特長を備えたソリューションがお客様に提供されます。 TCO(総所有コスト)をより効果的に管理できるようにし、お客様のリソース可用性を向上させる お客様の状況に応じたサポート計画を、最初のお客様訪問時に提示する IBM のサポート体制や電子的サポート、技術サポートWeb サイトの利用法などについての研修を 提供する 重大度 1 の問題解決、予防的なサポート・アドバイス、予防的な計画策定などを、電話会議で調整 する お客様が新たな問題や課題を予測して速やかに対応することができるように、IBM の専門知識 を組み込んだ総合的なサポートを提供する 可用性を高めるための事前対策的な計画策定を支援し、適切なアドバイスとガイダンスを提 供する 必要に応じて IBM 研究所、開発、エンジニアリングの各リソースと直接連携する 16 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services 事前対策的な計画策定を通じて「臨機応変な」ストレージを実現し、 IT の変化や新たな課題に対応できるようになります IBM のテクニカル・アドバイザーがもたらすメリットは、簡単に比較するだけでも明らかになります。 テクニカル・アドバイザーを利用しない場合 テクニカル・アドバイザーを利用する場合 ハードウェアとソフトウェアの問題を個別に管 理しなければならない 統合アプローチによって、ハードウェアの問題 にもソフトウェアの問題にも対応できる 社内リソースに負担がかかる サポート・プロセスのプロトコルを利用して重大 度の高い問題を管理できるため、IT スタッフの 効率が向上する ストレージ・ソリューションの管理が複雑になる 全体の調整や問題の追跡が不十分になる コア・ビジネス・タスクに集中できない 複雑なストレージ・ソリューションをより短時間 で解決できる より効果的なサポート・プロセスを通じて、問題 を容易に解決できる 詳細な知識を利用し、社内リソースの可用性 を高めることができる 17 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services IBM には、 複雑な IT 環境を管理し、ストレージ・インフラストラクチャー を最適化してきた、100 年以上の経験があります IBM は、ストレージ・ソリューション向けの強力な技術サポート・サービスを提供してきた、いわば 業界のトップ企業です。 IBM ストレージ製品に対する 多様かつ強力なサポート ほかに例を見ないような 充実したストレージ・サ ポート・インフラストラク チャーと、IBM ストレー ジ製品に関する卓越し た知識 18 IBM の特長 世界有数のスキル、業界を リードするパーツ・ロジス ティクス、最新のツール、一 貫性のあるサービス配信 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services IBM XIV、IBM ProtecTIER、および IBM SONAS ストレージ・システム の提供企業として、世界有数のサポートをIBMがお届けします IBM は幅広い製品をカバーし、必要なスキルを備え、確かなサービス提供体制を整えながら、 テクニカル・アドバイザーを配置し、ストレージの可用性を最適化できるようにしています。 IBM 研究所の各種 リソースに 直接アクセス IBM 製品 に関する深い知識 IBM サポート製品 に関する深い知識 IBM のテクニカル・アドバイザーは、重要度の高い問題をサポート・プロセス全体を通して追跡・管理する ことによって、適切なリソースを総合的に調整し、問題を解決します。 テクニカル・アドバイザーはいずれも製品に関する豊富な技術知識を持っており、マイクロコードやソフト ウェアのレベルでの保守を実施し、可用性の向上を図ることができます。 19 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services IBM には、複雑な IT 環境を巧みに管理してビジネス目標の達成を支援 することができる、スキル豊富なリソースが揃っています 支援 ‐必要なときに、必要な場所で IBM は 209 カ国にサポート拠点を構え、 ほぼ 127 の言語に対応しています 世界有数のリモート技術サポートとローカ ル・オンサイト・サービス・インフラストラク チャー すべての国に共通するビジネス品質基準 世界 70 カ所のサポート・センター: – 現地語に対応した、コール・センター とレベル 1 リモート技術サポート・セ ンター – 高度なスキルと深い製品知識を備え た、レベル 2 リモート技術サポート・ センター 最終レベルのサポート・センターは以下の とおり: – 8 カ所のグローバル研究所 – 114 カ所のハードウェア/ソフトウェア 開発研究所 20 IBM 研究所 主要な IBM ハードウェア/ソフトウェ ア開発研究所 © 2012 IBM Corporation IBM Global Technology Services ヨーロッパのある工業/家庭用製品のマーケット・リーダー企業は、 IBM の支援を受けて低コストでストレージ・インフラの改善に成功しました ニーズ: 工業製品および家庭用製品を提供するこの企業では、情報やデータを 24 時間、常に利用可能 にしておく必要がありました。また、データ量が 1 年間で 60% も増加するという課題も抱えてお り、拡張と管理が容易なディスク・ストレージ・システムが不可欠になっていました。そのため、プ ライマリー・データセンターで高いデータ可用性を提供しながら、セカンダリー・データセンターで データをミラーリングすることができるような、新たなソリューションを探していました。 所在地: ドイツ、ヴァイブリンゲン 消費者商品、工業製品 業種: プロファイル: 機械工学 規模: 従業員数約 1万1,000 人 ソリューション: IBM チームは、このお客様の 2 つのデータセンターにそれぞれ 1 つずつ、合計 2 つの IBM XIVストレージ・システムを実装しました。各 XIV ストレージ・システムは 15 個のモジュールを搭 載し、79 TB のデータを利用できます。重要なデータは、システムに組み込まれた同期ミラーリン グ機能によって IBM XIV ストレージ・システム間でミラーリングされます。 ソリューション構成要素: IBM GTS – テクニカル・サポート・ サービス さらに IBM グローバル・テクノロジー・サービスの技術サポート・サービス・チームは、XIV スト レージ・デバイスを対象とする標準サービス(ハードウェアおよびソフトウェアに対する 24 時間メ ンテナンス)を提供しました。 メリット: 1 階層の XIV アーキテクチャーによって、ストレージ・プロビジョニングが容易になります。 各ボリュームのハードウェア・コンポーネントがすべて使用されるため、パフォーマンスが向上 します。 TCO(総所有コスト)が低下するため、競争力が上がります。 21 © 2012 IBM Corporation