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対談 - NPO法人ラストホープ

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対談 - NPO法人ラストホープ
NPO 法人ラストホ ー プ理事長理由美和& NPO 法人ラストホ ー プ顧問弁護士西野泰夫
「ラストホ ー フのお手本は、 一 休さんの虎退治?!」
理事長
私は最近、中小企業の経営危機を解決するためには『一
休さんの虎退治』のような発想が必要だと思っています。
弁護士
一休さんの虎退治ですか?
理事長
そうです。ー 休さんは、 扉風の絵の虎を捕まえろと言われ、「わ
かりました。では扉風の虎をここに追出してく ださいJと切り返
します。発想を変えないといけないということです。
弁護士
私も弁護士として中小企業経営者の方の相談を受ける時、従
来とは違う発想や視点が必要だと感じていました。困難な事件ほ
ど可能性を汲み尽くす必要があると思います。すごくわかります
よ。
理事長
経営危機に陥った方々は、突然の時代変化等による様々な問
題に対して、十分な情報もなく、不安と恐怖でいっぱいです。そ
のような精神状態の中で、税理士は経費節減を弁護士さんは
自己破産を勧めるだけです。これでは何の解決にもなっていま
せん。たとえば、『どうにかして事業を残す』、あるいは『どうし
たら事業再生が出来るのか』、何か方法を考えるべきだと思いま
す。
NPO 法人ラストホ ー プ理事長理由美和& NPO 法人ラストホ ー プ顧問弁護士西野泰夫
「ラストホ ー フのお手本は、 一 休さんの虎退治?!」
、
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弁護士
やみくもに破産を勧める弁護士は多いですね。その原因のひと
つは、不動産や金融に詳しい弁護士が少ないからではないで
しょうか。 それが、結果として
専門家の力を
集約して総括的な /』緬凶' _,:をち強
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解決策を! /
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こともありますよね。
理事長
午
それがすごく残念でなりません 。
弁護士 私は、「破産は権利であって義務ではない」と考えています。
中小企業経営危機と一 口に言っても、 その背景の事情に よって
.
は、再生や債務整理の手法を模索することで、会社若しくは事
通
『『h
債務者の方の再生を阻んでしまう
業自体を残せる事案も少なくありませんからね。
理事長
そうなんです。私は以前、弁護士法人に勤務していました。 その
時から、「法人破産と個人破産」といった固定化した考えに
違和感を覚えていました。 このままで本当にいいのか、 どうに
か変えることはできないのか、自問自答していました。
弁護士
弁護士
それがNPO法人を立ち上げるきっかけでもあったわけですね。
理事長
ハイ。 これからはNPO 法人という立場で、主旨に賛同し協力し
ていただける弁護士さんや投資家さん など、各分野の専門家の
方々の力を集約し、総括的な解決策を提案していきたいと考え
ています。 それがラストホープの提唱する 「第三の手法」です。
2
〉
NPO 法人ラストホ ー プ理事長理由美和& NPO 法人ラストホ ー プ顧問弁護士西野泰夫
「ラストホ ー フのお手本は、 一 休さんの虎退治?!」
理事長
私たちラストホープは、中小企業経営者の方々に現実から逃げ
ず、正しい情報と真正面から向き合い、冷静に判断できる平常
心を取り戻していただきたいのです。そして、その上で相談者ご
本人がご自身にあった解決策を選び、一刻も早く安定した生活
を取り戻していただきたい。そう考えて活動していきます。
弁護士
サービサー法が施行されて、もう10年以上が経ちました。中
小企業経営危機の解決策も変わっていいはずですよね。夜逃
げや自殺などは論外です。
理事長
中小企業経営者の方々には、私たちラストホープと一緒に、
それぞれに合った「第三の手法」を見つけ、新たな一歩を踏み
出していただきたいですね。そのためにも、私たちが債務者の
方の希望となれるように、希望を与えられるように頑張りたいと
思います。
弁護士
私は少なくとも、相談に来られた 方が帰られる時には笑顔を取
、
り戻していただくこと。この信条に基づ き弁護士活動 を行って
います。ですから、ラストホ ー プさんの主旨に大いに共感して
います。新右衛門さん以上にー 休さんをサポ ー 卜していく決意
です。よろしくお願いします。
理事長
ありがとうございます。頼りにさせていただきます。
お互い、債務者の方のことを第一に考え、頑張っていきましょう。
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