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週刊株式アウトルック
2017 年 1 月 20 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式 .............................................................................................. 1 2. 注目テーマ① いよいよトランプ氏が米国大統領に就任 ............................. 2 3. 注目テーマ② 快走を続ける観光立国ニッポン ......................................... 3 4. 注目テーマ③ 花粉飛散シーズン到来、早めの対策を ............................... 4 5. ドル円相場 ............................................................................................ 5 6. 米国株式 .............................................................................................. 5 7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6 8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7 10. チャート分析 .......................................................................................... 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9 投資情報部 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 21,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:18,200~19,500円> 12 11 20,000 19,500円 10 19,000 9 日経平均(左軸) 18,000 8 18,200円 7 17,000 25日移動平均(左軸) 6 75日移動平均(左軸) 16,000 5 15,000 4 3 14,000 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 8/2 2016年 8/23 9/12 10/4 10/25 11/15 12/6 12/27 1/19 2017年 2/8 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 米大統領就任式後は予算教書待ちか 本日、1月20日にトランプ新米大統領の就任式が予定されており、いよいよトランプ新政権が始動する。就任 式は「強い米国」や「米国内での雇用創出」などが演出されることとなろう。 具体的な政策内容については、2月に提出予定の予算教書で明らかになるとみられる。それまでは観測報 道などに相場は左右されようが、昨年末以降の株価の上昇トレンドが大きく変化するには至らないと考える。 国内外で決算発表が本格化 米国ではすでに金融セクターを皮切りに2016年10-12月期決算発表が本格化している。金融は堅調なトレ ーディング収益などを背景に事前予想を上回る決算が相次いでおり、好スタートを切っていると言えそうだ。 一方、国内でも来週は23日の安川電機(6506)、24日の日本電産(6594)、26日のファナック(6954)など決 算発表が本格化する。足元ではアナリストによる業績予想の上方修正が相次いでおり、良好な世界景気や 円安進行を追い風にさらに業績の上積みができるかに注目が集まろう。 景気敏感株中心に押し目買い局面 足元では株価や為替が調整しているが、世界景気は改善基調にあり、国内企業を巡る事業環境は良好な 状況が続いている。一時的に調整する場面があれば、昨年末のトランプ相場初期に上昇していた鉄鋼や資 源株など景気敏感業種を中心に、来期好業績が見込める企業の押し目買い局面となろう。 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 1 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① いよいよトランプ氏が米国大統領に就任 図表1. 米新政権発足前後のダウ平均の推移 母良田 剛 いよいよ本日20日にドナルド・トランプ氏が第45 代米国大統領に就任する。米国では、新政権発 足からの100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、 メディアは批判的なコメントを控える習わしがある。 また、株式市場もそれにならって、堅調に推移す る傾向がある。 オバマ氏までの直近5代の米大統領の就任後 100日間の米国株式市場を振り返ってみると、 2008~09年のリーマンショックの最終局面で就任 したオバマ氏を除いて、総じて底堅いパフォーマ ンスであった(図表1)。 トランプ氏の場合、「就任後100日計画」をすでに 表明しており、「TPP(環太平洋パートナーシップ) 協定からの離脱」など、大統領権限で実行可能 な数項目が挙げられている(図表2)。異例ずくめ の言動をとるトランプ新大統領は、過去の政権の 事例が参考にならないため、「ハネムーン期間」 が存在するのかも予測不能だ。しかし、今年に入 って大手企業が相次いで米国内での投資増額 や、雇用拡大を打ち出しており、少なくとも現時 点では米国景気にポジティブとなる材料が散見 される。 過去の新政権同様に、「ハネムーン期間」に株 価が上昇する場合には、図表3で紹介されてい るような米国株との相関性の高い日本株にも妙 味が出てこよう。トランプ氏は、海外からの輸入品 に高い関税を課す「国境税」の導入を検討して いると報じられている。ブリヂストンは1988年に米 大手タイヤメーカーのファイアストン社を買収した。 コマツは、昨年、米鉱山機械メーカーのジョイ・グ ローバルを約3,000億円で買収した。アステラス は、米国で製薬会社やバイオベンチャーなど複 数社を買収している。こうした日本企業は、現地 に製造・開発拠点を有しており、仮に「国境税」 導入が決定しても、悪影響は限定的であろう。 115% 就任日(土日の場合はその直前の営業日)=100 トランプのみ 1/18=100 110% 110 105% 100% 100 95% 90% 90 85% 2016/11/8 選挙日 100日 就任日 トランプ(2017~) オバマ(2009~) ブッシュ(子)(2001~) クリントン(1993~) ブッシュ(父)(1989~) レーガン(1981~) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 図表2. トランプ新大統領の主な「100日行動計画」 就 TPPからの離脱を表明 任 北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉もしくは離脱を宣言 初 シェールガス、石油などのエネルギーの生産規制の解除 日 ホワイトハウス、議会職員による退任後5年間のロビー活動禁止 に 中国を為替操作国に認定 実 テロの恐れのある地域からの移民受け入れを禁止 行 罪を犯した200万人以上の不法移民を追放 100 法人税率を35%から15%に引き下げ 日 企業の海外移転を阻止するための関税率を設定 以 10年かけて1兆ドルのインフラ投資を促進 実内 メキシコ政府の負担で国境に壁を建設 行に サイバー攻撃からインフラを守る計画を策定 出所: 各種報道資料よりSMBC日興証券作成 図表3. 米国株との相関が高い主な銘柄 コード 銘柄 株価(円) 1/18 SP500との 相関係数 ( 1年) 米地域売上高比率 決算期 対象地域 比率 5108 ブリヂストン 4053.0 0.88 2015/12 米州 50.6% 6301 小松製作所 2640.0 0.83 2016/03 米州 35.7% 6305 日立建機 2584.0 0.83 2016/03 米州・北米 12.3% 6965 浜松ホトニクス 3170.0 0.83 2016/09 米国 26.8% 7272 ヤマハ発動機 2446.0 0.82 2015/12 北米 22.1% 7867 タカラトミー 1224.0 0.82 2016/03 北米 23.9% 4503 アステラス製薬 1544.5 0.81 2016/03 米州 33.0% 2802 味の素 2252.0 0.80 2016/03 米州 20.3% 7201 日産自動車 1155.5 0.79 2016/03 北米 48.1% 7701 島津製作所 1810.0 0.77 2016/03 米州 13.4% 7259 アイシン精機 5030.0 0.75 2016/03 米国 15.1% 注: 相関係数の高い銘柄から任意に抽出。網掛けは本文記載銘柄 出所: Bloomberg、QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 快走を続ける観光立国ニッポン 図表1. 訪日外国人数の推移と政府目標 7,000 1月17日発表の2016年の訪日外客数は2,403.9 万人(前年比+21.8%)となり、4年連続で過去最 高を更新し、年間で初めて2,000万人を突破した。 市場別では、主要20市場のうち、ロシアを除く19 市場が過去最高を更新。このように訪日客が増 加する背景には、東南アジア諸国へのビザ発給 要件緩和や免税制度の拡充などが挙げられよう。 免税店は2016年10月時点で3万8,653店と、この 2年で約4倍になった。一方、2016年の訪日外国 人旅行消費額は、前年比+7.8%の3兆7476億円 となった。政府は2020年に8兆円に高める目標を 掲げている。 政府が成長戦略の中核に掲げる“観光立国ニッ ポン”は、現状で成果が上がっている政策の一 つとして評価できる。政府は観光を「地方創生」 への切り札、GDP600兆円達成への柱と位置付 けており、日本の基幹産業に発展させる方針で ある。東京オリンピック開催の2020年までに4,000 万人、2030年には6,000万人を目標に、訪日外 国人旅行者数と観光収入でアジアでトップクラス 入りを目標に、官民を挙げ一丸となって取り組む ことから、中長期的に注目できる投資テーマと位 置付けられよう。 なお、訪日外国人については、中国が牽引役と なっていることから折に触れて人民元安の影響 が懸念される可能性はあろう。しかし、2016年は 人民元安円高が進んだが訪日中国人は増加し た。また、そもそも中国から日本に観光客が押し 寄せる背景には、中国の1人当たりGDPが増加 する中で海外旅行者が増えていること、日本の 魅力度が増していることがあることも踏まえると、 これまでの訪日ブームが変調をきたすとは考え にくい。来週末からの春節に伴う連休でも、旅行 客の賑わいが伝わってくるのではないか。 個別では、外国人からの人気が高い化粧品や 観光地関連などに加え、爆買いの影響が一巡し、 前年比でみた売上のマイナス幅が縮小するとみ られる家電量販店や百貨店にも注目したい。 (万人) 6,000 6,000 政府目標 5,000 4,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 20 西尾 浩一郎 30 (年) 出所:日本政府観光局(JNTO)などよりSMBC日興証券作成 図表2. 中国の1人当たりGDPと海外旅行者数の推移 16,000 (万人、延べ) (ドル) 10,000 9,000 14,000 1人当たりGDP(右軸) 12,000 8,000 7,000 10,000 6,000 8,000 5,000 6,000 4,000 海外旅行者数(左軸) 4,000 2,000 2,000 1,000 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 0 3,000 0 (年) 注:1人当たりGDPは、2016年以降からIMF予想 出所:IMF、中国国家観光局よりSMBC日興証券作成 図表3. 訪日外国人増加の恩恵が期待される主な銘柄 株式 コード 2222 2440 3048 3086 3099 3349 4911 4927 7532 7581 8802 9022 9202 9603 9616 銘柄略称 寿スピリッツ ぐるなび ビックカメラ Jフロント ミツコシイセタン コスモス薬品 資生堂 ポーラオルHD ドンキホーテH サイゼリヤ 菱地所 JR東海 ANA エイチ・アイエス 共立メンテ 予想 営業利益 増益率 予想 営業利益 増益率 1月19日 決算期 (百万円) (%) 決算期 (百万円) (%) 終値(円) 2017/03 4,082 24.6 2018/03 4,777 17.0 2,720.0 2017/03 6,954 8.2 2018/03 7,927 14.0 2,466.0 2017/08 23,400 6.3 2018/08 25,733 10.0 1,048.0 2017/02 44,567 -7.2 2018/02 49,217 10.4 1,671.0 2017/03 24,067 -27.3 2018/03 28,344 17.8 1,331.0 2017/05 22,067 18.3 2018/05 24,333 10.3 21,020.0 2016/12 33,686 - 2017/12 50,734 50.6 3,050.0 2016/12 26,963 19.8 2017/12 31,638 17.3 10,270.0 2017/06 47,673 10.4 2018/06 52,527 10.2 4,260.0 2017/08 10,164 12.9 2018/08 10,890 7.1 2,715.0 2017/03 181,676 9.3 2018/03 186,066 2.4 2,252.0 2017/03 585,883 1.2 2018/03 607,633 3.7 19,470.0 2017/03 145,950 7.0 2018/03 159,870 9.5 324.0 2017/10 19,275 35.0 2018/10 21,713 12.6 2,947.0 2017/03 11,690 14.1 2018/03 13,018 11.4 7,380.0 注 :1月18日時点のQUICKコンセンサス予想。資生堂は15/12期が変則決算 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 3 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ 花粉飛散シーズン到来、早めの対策を 図表1. スギ雄花着花量が前年比で多い主な都道府県 小林 久恒 今年の1月20日は二十四節気で寒さが最も厳し くなるといわれる「大寒」にあたる。寒い日が続く 中、春の訪れが待ち遠しいが、日本に住む人の 多くを悩ます春の便りも届く。花粉の飛散シーズ ンの到来だ。 環境省が昨年12月26日に発表した「平成28年 度スギ雄花花芽調査」によると、昨年秋時点のス ギの着花量(花粉生産量)は、昨年同時期と比 較して全国的に多く(関東地方及び四国地方を 除く)、例年と比較しても、近畿、九州地方はや や多いとのことだ(図表1)。春に飛散するスギ花 粉は、スギ雄花の着花量に大きく依存し、その生 育は前年夏の気象条件の影響を受ける。また、 前年夏の日照時間が長く気温が高い場合は、ス ギ雄花の着花量が多くなり、翌年春の花粉飛散 量も多くなる。花粉飛散量が少ない年の翌年は スギ雄花の着花量が増加する傾向がある、等と 言われる。今年はいずれの条件にも当てはまり そうだ。 花粉症への備えとしては、①目薬の点眼や乳酸 菌の摂 取など医 薬品・食 事 面での対 策、②運 動・睡眠によって体調を整えたり、空気清浄機や マスク・メガネを使用するなど生活面での対策、 ③レーザー治療やアレルゲン免疫療法など医療 面での対策が挙げられる。①や②は、比較的手 軽に行え、テレビなどを通じてCMや情報番組で 取り上げられるケースも多く、具体的な商品名か ら関連銘柄が連想されやすい(図表2)。 例えば、PC用メガネを皮切りに機能性メガネを 市場に供給しているジェイアイエヌは花粉をカッ トするメガネを投入し、一人当たりのメガネ保有 数拡大を図る。コスモス薬品は花粉の飛散が例 年よりやや多いと予想されている九州で店舗展 開しており地の利を発揮できそうだ。花粉対策は 飛散が始まる1ヵ月程度前から対策を始めるよう 勧められている。投資テーマの花粉関連も、春 のシーズンテーマであることを念頭に、早めの対 策で臨みたい。 (倍) 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 福島県 島根県 岩手県 山口県 岡山県 新潟県 福岡県 青森県 石川県 秋田県 静岡県 福井県 0.0 出所: 環境省「平成28年度スギ雄花花芽調査結果よりSMBC日興証 券作成 図表2. 関連する主な銘柄 コード 銘柄略称 終値(円) 1/19 概要 2502 アサヒ 子会社カルピスの「 L-92乳酸菌」は抗ア 3,730.0 レルギー作用を引き出す 3046 JIN 5,670.0 3349 コスモス薬品 「JINS花粉CUT」メガネは最大 98%の花 粉をカット 21,020.0 九州を中心にドラッグストアを展開 4151 協和キリン 抗ヒスタミン薬「アレロック」、「パ 1,582.0 タノール」などを製造・販売 4506 大日住薬 2,041.0 抗ヒスタミン薬「エバステル」や鼻腔 内噴霧用剤などを展開 4508 田辺三菱 2,262.0 アレルギー性鼻炎用内服薬「アレギ サール 鼻炎」を取扱い 4527 ロート 1,890.0 「アルガード」ブランドで目薬、抗 菌・花粉マスク、鼻洗浄液などを展開 4536 参天薬 1,376.0 目のかゆみ・充血を抑える点眼薬「サ ンテALクールII」などを取扱い 4967 小林製薬 5,010.0 洗眼液「アイボン」や鼻洗浄液「ハナ ノア」などを製造・販売 6367 ダイキン 11,195.0 空気清浄機「光クリエール」は花粉を 分解 8113 ユニチャーム 2,514.5 「超立体マスク」は花粉の侵入を防 ぎ、通気性と保湿効果を確保 注:JIN(3046)については、本レポート作成時点で日本証券金融の注 意喚起銘柄に指定されている 出所: QUICK、会社HP、東洋経済などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 4 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) 124 この1週間は、トランプ氏のドル高牽制発言 を材料に一旦112.57円まで下落したが、金 融当局者の発言等を受けた利上げ期待の 高まりから115円台後半まで切り返した。 本日(20日)はトランプ氏の大統領就任式 が行われる。経済政策への言及の有無や 保護主義色の度合いなど注目点は多く、 演説の内容次第ではドルが上下に大きく 振れる展開が予想される。 経済政策に踏み込んだ発言があれば、「ト ランプトレード」再開によるドル高円安が期 待されよう。 一方、保護主義色を一段と強めるようだと ドル売り進行の可能性があり注意が必要。 ただ、来週発表される10-12月実質GDPや 住宅関連指標で米景気の良好推移が確 認されれば、米利上げ観測の高まり等がド ルを下支えすると予想される。 <来週の予想レンジ:112.50~117.50円> 122 120 118 117.50円 116 114 112 112.50円 110 108 106 104 102 100 98 8/1 8/17 2016年 9/2 9/20 10/6 10/24 11/9 11/25 12/13 12/29 1/16 2017年 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 田中 浩介 【米主要株価指数の年初来推移】 今週は、ドルや米金利の動きを睨みつつ、 方向感の乏しい展開となった。 決算発表は、銀行株を中心に進捗してい る。同業種では、相場変動によるトレーディ ング収入の好調が業績を牽引したほか、利 上げによる純金利収入への好影響を今年 1-3月期以降に見込むコメントが複数みられ るなど、良好な内容となっている。 米マクロ環境は良好で、12月CPIは前年比 +2.1%と5ヵ月連続で伸びが加速した。地区 連銀経済報告では大半の地区で賃金上昇 圧力が指摘され、イエレンFRB(連邦準備 制度理事会)議長は2019年末まで年数回 の利上げを見込んでいるとした。 20日のトランプ大統領就任以降は、新政権 チームがどの政策を優先的に取り組むかが 焦点となろう。企業業績や消費に追い風と なる減税政策の進捗が早期に示されれば、 株式市場はポジティブに反応しよう。 ※年初来でみると、ナスダック総合指数や S&P500 は上昇しているが、大統領 選後に堅調だった NY ダウや小型株指数のラッセル 2000 は下落に転じている。 (2016/12/30=100) 104 ナスダック総合指数 104 102.9 103 103 102 S&P500 102 101.1 101 101 NYダウ 99.8 100 100 99 ラッセル2000 99.2 (年/月/日) 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 5 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 長谷川 景子 1月第2週の投資部門別売買動向(現物・先物) 1月第2週は、海外投資家が▲432億円と10週ぶりに売り越しに転じた。良好な国内経済指標が発表される中 でも、トランプ次期米大統領の記者会見が手控え材料となり様子見姿勢が強まった。 一方、個人投資家は26億円と10週ぶりに小幅ながら買い越しに転じた。 事業法人は68億円と3週ぶりに買い越し。 信託銀行は▲51億円の売り越しとなった。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 (億円) 15,000 (円) 日経平均株価(右軸) 事業法人(左軸) 信託銀行(左軸) 19,500 海外投資家(左軸) 個人(左軸) 10,000 18,500 5,000 17,500 0 16,500 ▲ 5,000 15,500 ▲ 10,000 14,500 7/16 2016年 8/20 9/24 10/29 12/3 1/7 2017年 (月/日) 注: 売買動向は2016年7月第2週から2017年1月第2週まで、株価は2017年1月19日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 6 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 髙山 裕介 【買付代金上位10銘柄(1/13~1/19、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 1/12終値 (円) 1/19終値 (円) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ 東証 ETF 1,980.0 1,987.0 0.4 1570 日経レバ 東証 ETF 14,520.0 14,430.0 -0.6 6502 東 芝 東証1部 電気機器 284.8 242.3 -14.9 6758 ソニー 東証1部 電気機器 3,532.0 3,498.0 -1.0 6861 キーエンス 東証1部 電気機器 41,330.0 41,190.0 -0.3 7203 トヨタ 東証1部 輸送用機器 6,845.0 6,855.0 0.1 7974 任天堂 東証1部 その他製品 25,200.0 23,800.0 -5.6 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行 730.4 726.3 -0.6 8411 みずほ 東証1部 銀行 212.8 211.6 -0.6 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信 8,430.0 8,329.0 -1.2 日経平均の上値の重さが嫌気され、ベア 型のETFが再度買付け上位にランクイン。 キーエンス(6861)は足元の好業績などか ら個人投資家の買いも集まり、上場来高値 を更新。 任天堂(7974)は新作ゲーム機「Nintendo Switch」の販売価格が失望されたものの、 個人投資家の物色意欲は依然強い様子。 一方で、競合機種を展開するソニー (6758)にも買いが向かった様子。 ソフトバンクG(9984)は孫正義社長が保護 主義を標榜するトランプ次期大統領と早々 に会合し、トランプ政策に沿った施策を示 したことが引き続き好感されている様子。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計。キーエンス(6861)は 1/21に1:2の割合で株式を分割予定。権利落ち前の株価は修正済み 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(1/13~1/19)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 7448 2462 6065 6238 2772 3608 8095 6050 3186 3778 ジンズメイト ライク サクセスHD フリュー ゲンキー TSI HD イワキ E G ネクステージ さくら 業種 小売 サービス サービス 機械 小売 繊維製品 卸売 サービス 小売 情報・通信 1/12 終値 (円) 199.0 2,048.0 1,223.0 3,815.0 5,850.0 720.0 228.0 1,598.0 1,820.0 984.0 1/19 終値 値上がり率 (% ) (円) 263.0 32.2 2,479.0 21.0 1,429.0 16.8 4,415.0 15.7 6,700.0 14.5 822.0 14.2 260.0 14.0 1,817.0 13.7 2,065.0 13.5 1,098.0 11.6 日経平均は1/13~1/19の間、0.3%下落。 ライク(2462): 人手不足を追い風とした好業績を評価し て買いが継続。 ゲンキー(2772): 17/6期業績予想の上方修正を好感。 TSI HD(3608): 好調な17/2期3Q決算と自己株買い発表を 材料視。 タカタ(7312): スポンサー候補が同社の法的整理を提案 と報じられたことを嫌気。 航空電(6807): NECによるTOBが終了し、需給悪化を懸 念する動きが強まった。 【値下がり率上位10銘柄(1/13~1/19)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 7312 6814 7475 7271 6502 3771 2337 6740 6807 4187 タカタ 古野電 アルビス 安 永 東 芝 システムリサーチ いちご JDI 航空電 大有機 業種 輸送用機器 電気機器 小売 輸送用機器 電気機器 情報・通信 不動産 電気機器 電気機器 化学 1/12 終値 (円) 911.0 868.0 3,805.0 1,852.0 284.8 2,529.0 452.0 334.0 1,754.0 1,022.0 1/19 終値 値下がり率 (% ) (円) 717.0 -21.3 730.0 -15.9 3,210.0 -15.6 1,566.0 -15.4 242.3 -14.9 2,225.0 -12.0 398.0 -11.9 296.0 -11.4 1,557.0 -11.2 918.0 -10.2 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 7 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 10.チャート分析 石田 卓也 【日経平均のストキャスティクス】 ストキャスティクスは「売られ過ぎ」や「買われ過ぎ」を示す指標である。一般的に20~30%以下で売られすぎ、 70~80%以上で買われすぎと判断し、2本の線がクロスしたところで買いシグナル、売りシグナルとみる。足元で は買いシグナルが点灯したとみることができ、日経平均は反発に転じる可能性が高まっている。 20,000 325 (円) 300 19,000 18,000 275 日経平均(左軸) 250 17,000 225 16,000 200 175 15,000 150 14,000 %D 13,000 125 %SD 100 (%) 75 12,000 50 11,000 25 10,000 16/4 16/5 16/6 16/7 16/8 16/9 16/10 16/11 16/12 0 17/1 (年/月) 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(1/19時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 売買高(東証1部、万株、①) 25日移動平均 1/19 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 19,072.25 -215.03 -1.11 19,283.43 移動平均 18,082.78 乖離率 17,072.51 指数 TOPIX -1.09 JPX日経400 13,695.53 -147.33 -1.06 5.47 東証2部指数 5,338.44 -66.63 -1.23 11.71 東証マザーズ指数 965.33 -13.03 -1.33 日経JASDAQ平均 2,787.80 -15.50 -0.55 東証REIT指数 1,826.90 -11.15 -0.61 225,444 195,970 売買代金(東証1部、億円、②) 22,666 東証1部予想配当利回り(%) 25日移動平均 23,063 東証1部予想PER(倍) 売買単価(円、②/①) 1/19 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,528.15 -16.74 -1.08 1005.43 1.93 17.07 東証1部PBR(倍) 1.33 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.60 日本株市場は軒並み下落。日経平均は週半ばから 【テクニカル指標】 は上昇して19,000円台を回復しているものの、前半 騰落レシオ(東証1部、25日) の下げがきつかった。 サイコロジカル(TOPIX) ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位:%] 判定 99.61 ― 58.33 ― 29.65 ― 47.43 ― 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 8 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週は、国内では、2016年10-12月期決算発表が本格的に開始する。米大統領選後の大幅な円安進行によ り、輸出企業を中心に業績拡大が期待される。12月分貿易統計においても同様に、円安を追い風とした緩や かな回復基調の維持を確認したい。 海外では、米国で10-12月期実質GDPが発表される。やや上振れした7-9月期からの反動で伸び率は鈍化が 見込まれるが、2%近辺の堅調な結果が期待される。 また、中国では春節を迎える。訪日外客数は引き続き増加傾向にあり、インバウンド需要へのさらなる追い風 となろう。 【来週の主なスケジュール】 発表日 1月 23日 (月 ) 国・ 地域 日本 ロシア 日本 米国 ユーロ圏 1月 24日 (火 ) 英国 トルコ 南ア 日本 1月 25日 (水 ) 米国 独 豪州 韓国 ロシア 日本 1月 26日 (木 ) 米国 英国 NZ フィリピン 日本 1月 27日 (金 ) 米国 1月 28日 (土 ) 1月 29日 (日 ) ユーロ圏 中国 英国 フランス 市場予想 12月 10-12月期 - 12月 10-12月期 12月 10-12月期 1月 1月 - - - - - 12月 12月 12月 12月 11月 10-12月期 1月 10-12月期 10-12月期 12月 10-12月期 - 12月 10-12月期 10-12月期 10-12月期 10-12月期 12月 1月 10-12月期 - 10-12月期 12月 12月 1月 12月 - 1月 - 全国スーパー売上高(前年比) 決算:安川電 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議が論点整理を公表 鉱工業生産(前年比、発表日未定、~24日) 決算:日電産 中古住宅販売件数( 前月比) 決算:ジョンソン・エンド・ジョンソン、インテューイティブ・サージカル 製造業PMI(速報) サービス業PMI(速報) EU離脱通知の議会承認を巡る最高裁審理判決 政策金利(1週間物レポ金利) (翌日物貸出金利) (翌日物借入金利) 政策金利 貿易収支( 季調済) 貿易収支 輸出( 前年比) 輸入( 前年比) FHFA住宅価格指数(前月比) 決算:AT&T IFO景況指数 消費者物価指数(前期比) 実質GDP(前期比、速報) 実質小売売上高(前年比) 決算:エムスリー、ファナック、小糸製、オリックス 安倍首相、訪米(27日を軸に日米首脳会談調整中) 新築住宅販売件数( 前月比) 決算:スターバックス、アルファベット、マイクロソフト 実質GDP(前期比、速報) 消費者物価指数(前期比) 実質GDP(前期比) 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く 、 前年比) 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) 決算:信越化、NRI、ANA、NTTドコモ ミツミ、ミネベアが経営統合 実質 GDP( 前期比年率、 速報) 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比、 速報) 耐久財受注( 前月比、 速報) ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値) マネーサプライM3(前年比) 春節(1月27日~2月2日が祝休日) 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日) 社会党大統領候補予備選の決選投票 - - - 1.6% - ▲1.7% - - - - - - - - 2,757億 円 3,580億 円 1.1% ▲0.8% - - - - - ▲3.6% 前月・ 前期・ 前年 0.8% - - 2.7% - 0.7% - 54.9 53.7 - 8.00% 8.50% 7.25% 7.00% 5,361億 円 1,508億 円 ▲0.4% ▲8.8% 0.4% - - ▲1.2% - - 5.2% - - - - ▲0.3% ▲0.4% - 0.6% 0.3% 1.2% ▲0.4% ▲0.6% - - 2.1% 0.6% 2.0% - - 3.5% 0.6% ▲4.5% 98.1 4.8% - - - - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年1月19日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 9 - 111.0 0.7% 0.6% ▲4.1% - 4.5% - 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、日米で金融政策決定会合が開催のほか、米国の雇用統計、ユーロ圏の実質GDP等が発表予定。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 1月 30日 (月 ) 米国 市場予想 12月 10-12月期 - - 12月 12月 12月 12月 ユーロ圏 NZ 日本 1月 12月 12月 12月 12月 12月 10-12月期 1月 31日 (火 ) 米国 ユーロ圏 メキシコ 日本 米国 英国 2月 1日 (水 ) 中国 NZ インド インドネシア タイ ブラジル 日本 2月 2日 (木 ) 米国 英国 豪州 ブラジル 日本 2月 3日 (金 ) 2月 4日 (土 ) 2月 5日 (日 ) 米国 欧州 ユーロ圏 トルコ - - - 11月 1月 1月 10-12月期 - 10-12月期 12月 1月 10-12月期 10-12月期 1月 1月 1月 - 10-12月期 1月 1月 1月 10-12月期 10-12月期 - 1月 2015年 1月 12月 10-12月期 小売業販売額(前年比) 決算:積水化、住友化、OLC、NEC、JR東日本、JR東海、ヤマトHD、ミスミG 日銀金融政策決定会合( ~ 31日、 展望レポート公表) 東京23区などでタクシー初乗り運賃引き下げ開始 中古住宅販売成約指数(前月比) 個人所得(前月比) 個人支出(前月比) PCEコア ・ デフレータ ( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比) 経済信頼感指数 貿易収支 家計調査-実質消費支出(前年比) 有効求人倍率 失業率 鉱工業生産指数( 前月比、 速報) 決算:スタートトゥ、ヤクルト、味の素、アステラス薬、第一三共、富士フイルム、JFEHD、 コマツ、マキタ、オムロン、富士通、エプソン、TDK、京セラ、村田製、日東電、任天堂、 東エレク、みずほ、野村HD、JAL 東証REIT指数「浮動株時価総額加重型」へ移行開始(5月まで段階的に移行) S&P/ ケースシ ラー住宅価格指数( 前年比) シカゴ購買部協会景況指数 コンファレンスボード消費者信頼感指数 決算:アップル FOMC( 米連邦公開市場委員会、 ~ 2月 1日) 実質 GDP( 前期比、 速報) 失業率 消費者物価指数( 速報、 前年比) 実質GDP(前期比) 決算:武田、日精工 ADP雇用統計( 前月比) 自動車販売台数(年換算) ISM製造業景況指数 政策金利 決算:フェイスブック 製造業PMI 製造業 PMI 非製造業PMI 就業者数(前期比) 失業率 2017年度政府予算案発表 消費者物価指数(前年比) 実質 GDP( 前年比、 発表日未定、 ~ 15日) 消費者物価指数(前年比) 鉱工業生産(前月比) 決算:デンソー、エーザイ、小野薬、新日鉄住、住友電、三菱電、パナソニック、ソニー、 ローム、三菱重、アイシン精、オリンパス、豊通商、三菱商、阪急阪神、KDDI - 10-12月期 春季労使交渉に関する経団連と連合のトップ会談 決算:ビザ、フィリップ・モリス・インターナショナル - 政策金利 12月 貿易収支 - 下院・上院議長選 10-12月期 決算:キッコーマン、ヤマハ、伊藤忠 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月19~20日分) - 12月 製造業受注(前月比) 1月 非農業部門雇用者数( 前月比) 1月 民間部門雇用者数( 前月比) 1月 失業率 1月 ISM非製造業景況指数(総合) EU非公式首脳会合(マルタ開催、英国不参加) - 12月 小売売上高(前月比) 1月 消費者物価指数(前年比) - - - - - - - - - - - 前月・ 前期・ 前年 1.7% - - - ▲2.5% 0.0% 0.2% - 1.6% - - - - - - 107.8 ▲7.05億NZドル ▲1.5% 1.41倍 3.1% 1.5% - - - - - - - - - - - - - - - - 0.50~ 0.75% - 5.10% 54.6 113.7 - - 0.3% 9.8% 1.1% 1.0% - 15.3万 人 1,829万台 54.7 0.50~ 0.75% - - - - - - - - - - - - 56.1 51.4 54.5 1.4% 4.9% - 3.02% 4.8% 1.13% 0.2% - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 0.25% 12.43億豪ドル - - - ▲2.4% 15.6万 人 14.4万 人 4.7% 57.2 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年1月19日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 10 - ▲0.4% 8.53% - - 2017 年 1 月 20 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 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円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)