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別紙3(PDF:219KB)

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別紙3(PDF:219KB)
千葉市企業立地補助制度の改正(拡充)について
1. 現状及び企業立地補助制度拡充の必要性
2. 決定事項
【現状】
(1) 千葉市企業立地促進事業補助制度(所有型・賃借型・累積投資型)
⇒ 平成 24 年度 制度拡充以降、社会・経済情勢や他都市状況にあわせ、断続的な改善を実施
【立地件数(事業計画認定数)】
所有
賃借
合計
年平均
H10~H23(14y)
28
4
32
2.3
H24
所有
賃借
累積
合計
別紙3
<改正趣旨1> 拡充を続ける近隣他市との競合を勝ち抜く補助制度へブラッシュアップをする。
(1) 成長力が高いと見込まれる業種や、独自の強みを持つ企業の誘致を積極的に推進する。
H25
8
11
12
11
2
19
25
-
「ビジネスをするなら“千葉市”である。」 というブランド を定着させ、もって事業所の定着・拡充を
促すとともに、それをテコにした、人口流入へとつなげる。
【雇用効果・税収効果】
① 「コア業種特例(※)」を設け、同業種に対する補助期間について、+1年の優遇措置を講じる。
1) 「 IT・ クリエ イテ ィブ産業」 (情報通信業、映像等制作業及びその関連業種を想定)
2) 「 食品・ 健康生活実現型産業」 (医療機器製造業、医薬品製造業、食品製造業、植物工場及びその関連業種を想定)
3) 「 先端・ 素材型もの づくり 関連産業」 (各種製造業を想定)
(※) その他グローバル展開を図っている企業等についても「 市長特認枠」 として同様の優遇を実施(横浜市で同様の制度あり)
② 国等からの表彰を受けた企業について、業種制限を撤廃する。
自治体や公的団体等からの表彰を受けた企業や、先進的な企業に対する国庫補助金を受けた企業を想定
(雇用効果) H25 年 12 月末 市民雇用数 375 人 (実施計画目標値 64 人(H25 末 +311 人))
(税収効果) 最終的な税収額 708 百万円(実施計画目標値 191 百万円(+ 517 百万円))
※参考数値 H24 年度 所有型 投資計画額 約 319 億円、賃借型 床面積 約 5,400 ㎡
H25 年度 所有型 投資計画額 約 159 億円、賃借型 床面積 約 7,400 ㎡
⇒当初計画を大幅に上回る税収・雇用効果を上げている。
【背景】
(1) 現補助制度における課題等
・税制改正による、法人市民税法人税割の税率引き下げ (⇒企業の制度メリット低下)
・周辺他市等による、補助制度強化の動き( ⇒競争激化、相対的な本市競争力の低下)
・補助金制度(本社立地・追加投資支援)特例措置期限到来(H26.末)
(2) 企業立地施策の、各計画での位置付けの重要性
・第 2 期財政健全化プラン(H26~H29)において、重要な税源涵養施策として位置付け
・千葉市地域経済活性化戦略(部門計画)推進をすべく、「アクションプラン」策定予定
※ 目指すべき数値目標(H24~H33)
「市内総生産額 3,500,000 百万円」 「市内事業所数 1,500 か所増」
「7,000 人新規雇用創出」
(2) 本社誘致についてのインセンティブを強化すると共に、他政令市の制度拡充に対応する。
① 【賃借型】 「法人市民税(法人税割)」に対する補助に「同(均等割)」を加える。
国の税制改正(地方消費税交付金の増加対応)による法人市民税(法人税割)の税率低下、「本社」を巡る誘致競争激化
→イン セ ン テ ィブ効果の 低下に対応し、 本社誘致の 流れをさ らに加速する。
② 【賃借型】 賃借型における補助基準の一部を緩和する。
(現状) 100㎡以上且つ常時雇用者3人以上 → ( 改正後) 1 0 0 ㎡以上、 または8 0 ㎡以上且つ 常時雇用者3 人以上
・主に千葉都心地区におけるオフィスビルの現況を鑑みたこと。
・横浜市が「100㎡以上、または事業従事者5人以上」という大幅に補助要件を緩和した誘致制度を導入したこと
③ 【所有型】 「中規模本社立地事業」における補助期間を3年→5年へ延長する。
・横浜市、さいたま市、相模原市といった近隣政令市における補助期間が5年となっていること
(3) 「物効法施設立地事業(賃借型)」を創設する。
現在の立地形態を鑑み、物効法認定施設を賃借にて対応するケースも散見されることから、本メニューを創設する。
<改正趣旨2> 「従業員」をキーとした事業所の定着を徹底的に促し、もって人口増加へとつなげる。
(1) 雇用奨励補助(フォローアップ型)を新設すると共に、複数人数の世帯の移転等を優遇する。
現制度(⇒「スタートアップ型」)
(立地施設のスタートアップに対応)
操業開始
新・ 制度(⇒「フォローアップ型」)
( 中・ 長期的な立地施設の定着)
1年後
2年後
3年後
4年後
【共通】
雇用奨励補助対象者の世帯が複数
人数( 配偶者・子供等)である場合、
補助金額を60万円とする。
算定期間:3年間(※)
(1) 現在の方向性は維持しつつ、税制改正や他市動向等を踏まえた補助制度の強化を行う必要がある。
(2) 今後の成長が見込まれ、他市との誘致をめぐる競争が特に厳しいと見込まれる業種や施設等について、一段の
支援強化を図る必要がある。
(3) 立地企業(市内企業も含む)の更なる拡充・定着支援を促すことにより、中・長期的な撤退を予防するとともに、
雇用創出・税源涵養効果を断続的に高めていく必要がある。
本企業立地補助金要綱期間(期限:平成 28 年度末) においては、
横浜市等の他政令市や近隣他市を凌駕する補助制度を構築し続け、「最もビジネスをしやすい街」というブランド
を定着させ、もって事業所及びその雇用者の市内への流入という“流れ”を確固たるものにする必要がある。
3. 今後のスケジュール
平成 26 年 11 月 調整会議・政策会議
平成 26 年 12 月 ~平成 27 年 1 月 制度詳細設計
雇用奨励認定期間
(開始前後9か月)
人数確定
⇒ 雇用奨励補助支払
【市民雇用1割以上且つ3人以上の 増加が条件】
算定期間(3年間)における
市民雇用者数の増加人数 × 3 0 万円/人を
奨励金として企業へ交付する 【 1 回限り】
(※)追加投資メニューは操業開始時より算定
立地施設における市民雇用の増加を促すことにより、同施設に、近隣より通勤する従業員が増加することになり、企業は
従業員に配慮する必要が生じることから、従業員居住地より遠方への施設移転が困難になり、結果として当該施設の
将来的な流出防止につながることが期待出来る。
(算定期間を3年間とした理由)
税の補助期間が3年間であり、補助を実施している期間中に当該拠点の 市民雇用の 促進を図ることによ り 、
補助終了後の 市内定着促進を図っていくため。また、他市(横浜市)事例を参考に算定期間を設定した。
(2) 【所有型】 「投資・雇用スワップ」を導入する他、社員寮を付随施設として補助対象とする。
平成 27 年 3 月 企業立地セミナー(都内)
平成 27 年 4 月 制度施行
(現制度【新規立地】) 固定資産評価額2億円以上、又は同1億円以上且つ10人以上の常時雇用者
→ 固定資産評価額1億円 = 常時雇用者10人 として、※補助金交付の際の雇用者数確認の厳正化をあわせて進める。
「固定資産評価額2億円」を基準とし、常時雇用者1名(増)毎に投資要件を10百万円緩和する。
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