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PDF資料 - 計測器・分析機器のレンタル

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PDF資料 - 計測器・分析機器のレンタル
SATA/SAS自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア
TEKEXP TekExpress™
データ・シート
アプリケーション
SATA Gen1、Gen2、Gen3、およびSAS-2(6Gbps)
のデバイス、ホスト、ケーブルの適合性に対応
■ PHY/TSG/OOBトランスミッタ・コンプライアンス測定
■ RX/TXチャンネルのコンプライアンス測定
■ RSGレシーバのコンプライアンス測定
■ RMT(レシーバのマージン・テスト)
■ SIケーブルのコンプライアンス測定
■ デバイスとホストの検証
■ 製造テスト
■ TeKExpress™自動コンプライアンス・テスト・
ソフトウェア
特長
TekExpress(TEKEXP)自動コンプライアンス・テスト・
ソ フ ト ウ ェ ア はMicrosoft Windowsベ ー ス の ア プ リ ケ ー
ションで、Tektronix Windowsベースの計測器を含む任意の
Windows*1コンピュータのオペレーティング・システム上で
■ SATAインターオペラビリティ・プログラムで承認された
実行します。SATAのオプションを付けたTekExpressソフト
すべてのトランスミッタ/レシーバ/チャンネル測定が可能
ウェアは、SATA Gen1、Gen2、およびGen3 6Gbspの
ホ ス ト、 デ バ イ ス、 ケ ー ブ ル をSATA-IW(Serial ATA
■ SATAレシーバのマージン・テスト
Interoperability Working Group)によって承認されたMOI
■ SAS-2物理レイヤのトランスミッタ適合性試験
(Methods of Implementation)による完全自動の簡単で効
■ 自動化により大幅なテスト工数の削減が可能
率的なテストを実行することができます。
ホ ス ト、 デ バ イ ス、 ケ ー ブ ル のUTD(Unified Test
Document)1.2~1.4のSATA Gen1、Gen2、 お よ び
Gen3 6Gbpsの物理レイヤ・テストに100%対応
■ 複 数 の 計 測 器 の 操 作 を1つ のWindows ®ユ ー ザ・ イ ン タ
フェースで実行
■ 正確で再現性のある測定結果
■ レポートとスコアカードの自動作成
■ ダイレクト・シンセシスとデバイス・ステート・コントロール
により、複数の信号発生器不要
■ SASの オ プ シ ョ ン を 付 け たTekExpressソ フ ト ウ ェ ア は、
UNH-IOL(University of New Hampshire’
s Interoperability
Laboratory) の テ ス ト 仕 様 書 に 記 述 さ れ たSTA(SCSI
Trade Association)の要求にしたがって、SAS-2(6Gbps)
のホスト、デバイスを自動的に、簡単に、効率良く実行するこ
とができます。
*1 ホスト・システムの要件については、最後のページをご参照ください。
NI TestStand™採用
■ ハイレベルのNI TestStand™による自動化とシームレスに
統合可能
■ www.tektronix.com/ja
データ・シート
ベーシック操作
接続図の表示
完全自動-時間とリソースの節約
すべての計測器のユーザ・インタフェースに精通している必要
はありません。計測器の操作方法を思い出すことは時間のかか
るものであり、一般にはテスト仕様に精通しているシニア・エン
ジニアが必要になります。すべての計測器の操作方法を思い出
せたとしても、キャリブレーションやクロック・リカバリなど
の設定を正しく設定するための手順は経験のあるテスト・エン
ジニアであっても忘れてしまいがちなもので、テストのやり直
しになることがしばしばです。TekExpressは、人間が関係す
る要素を取り除き、正確で再現性のある測定を実現します。実
験室で何時間も1つのデバイスをテストしたり、計測器を操作
したりする必要がなくなります。TekExpressソフトウェアの
Runボタンを押すだけで実行でき、後は別の作業に集中でき
ます。
テスト・ベンチのセットアップ
テストのセットアップでは、接続図を見ながらテスト・システ
ムを接続するのが最も簡単です。ボタンを押すだけで、選択さ
れたテストの接続図が表示されます。
ワンボタンによるテストの実行
テスト・ベンチがセットアップされ、DUTが正しく接続でき
たならば、Runボタンを押すだけで選択されたテストが実行で
きます。
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www.tektronix.com/ja
エキスパート操作
ベーシック/エキスパート・ユーザ・インタフェース
TekExpressソフトウェアには、ベーシックとエキスパートの
2種類のGUIがあります。使い慣れたユーザはテスト設定を作
成、変更して保存し、使い慣れていないユーザが繰返し行うテ
ストでは不要となる操作設定を非表示にすることができます。
これにより、テスト設定に柔軟性を持たせることができ、同時
に不用意に設定が変更されてしまうことを防ぐことができます。
SATA/SAS自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア - TEKEXP TekExpress™
スコアカードの表示
SATA Gen1、Gen2、およびGen3 6Gbpsの
物理レイヤ・テストに完全対応
MOIの表示
オンライン・ヘルプとMOIの表示
Helpメニューからオンライン・ヘルプを表示することができ、
Show MOIボタンを押すことで、SATAにより承認されている
MOI(Method of Implementation) お よ びUNH-IOL
Physical Layer Test Suite(技術資料)に直接アクセスす
ることができます。これを読むことにより、測定原理が理解で
き、結果を理解するのに役立ちます。
パス/フェイルのレポートとスコアカード
Reportタブには、テスト結果とパス/フェイル・ステータス
がHTML形式で表示されます。テストが終わると、スコアカー
ド(Microsoft Excel形式)が作成されます。スコアカードが
100%パスである場合は、そのデバイスの物理レイヤは適合
していると見ることができます。
SATAの ホ ス ト と デ バ イ ス の 適 合 性 要 求 に は、TSG
(Transmitter Signaling Group)、PHY (Physical Layer)、
OOB (Out of bound)、RSG(Receiver Signaling Group)
、
RX/TX(チャンネル測定)が含まれています。SATAケーブル・
テストでは、SI(Signal Integrity)ケーブル・テストが必要
になります。TekExpress SATAソフトウェアは、当社の複数
の計測器を使用して、必要となるSATA物理レイヤ・テストを
100%自 動 化 す る た め の ソ フ ト ウ ェ ア・ パ ッ ケ ー ジ で す。
SATAテスト・ベンチは、リアルタイム・オシロスコープ(DPO/
DSA70000BシリーズまたはMSO70000シリーズ)
、高性
能シグナル・ジェネレータ(AWG7000Bシリーズ)
、
サンプリン
グ・オシロスコープ(DSA8200型)
、フレーム・エラー・ア
ナライザ、オプションのRFスイッチで構成されます。他のメー
カでは、トランスミッタとレシーバの一部しか自動化できません
が、TekExpress SATAソフトウェアによる当社の高速シリア
ル・テスト・ベンチは、SATAのテストを100%カバーできる
唯一のソリューションであり、優れた総合的な規格適合性試験
プログラムです。当社のSATAテスト・ベンチは、SATA-IOに
よって半年に一度開催されるワークショップにおける基準計測
器として使用されています。テスト手順(MOI)については、
http://www.serialata.org/developers/interoperability.asp
をご参照ください。TekExpress SATA自動コンプライアン
ス・テスト・ソフトウェアを使用することで、SATA-IOのプ
ラグ・フェストの「Gold Suite」で行われる物理レイヤ試験
を社内の実験室で実行することができます。
www.tektronix.com/ja
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データ・シート
1台の計測器によるダイレクト・シンセシスと
デバイス・ステート・コントロール
Opt. 01(64Mワードの波形長)とOpt. 06(24GS/sのイン
ターリーブ)を装備したAWG7000Bシリーズ任意波形ジェ
ネレータは、TekExpress Serial ATA適合性試験ソリュー
ションの主要構成機器です。被測定デバイスまたはホストのス
テート・コントロールだけでなく、テストに必要な波形パターン
の劣化レベルをダイレクト・シンセシスで実現できます。
SSC解析ツール
コモンモード解析のためのトランスミッタ・スペクトラム・プロファイル
SAS-2物理レイヤのトランスミッタ適合性試験
周波数、拡散など、SAS仕様で必須のSSC(スペクトラム拡
散クロック)変調の基本パラメータは、潜在的なインターオペ
ラビリティ問題の解析に重要です。電源のスイッチング・ノイ
ズ、または正しくないプログラムによるクロック回路などが原
因となるノイズの多いSSCは、システム・インターオペラビ
リティ問題の原因の一つです。dF/dt(単位時間あたりの変調
周波数の変化率)を測定することで、SSC問題を詳細に解析
することができます。
システム・インターオペラビリティの信頼性を高めるためには、
SASのデバイスはコモンモード電圧、スペクトラム・パワー
を規定のレベル以下で伝送する必要があります。一次と二次の
高調波の相対振幅を調べることで、信号に含まれるパルスの対
象性とACコモンモード成分がわかります。TekExpressソフ
トウェアは、時間ドメイン、周波数ドメインの両方におけるコ
モンモード測定を完全自動化することができるため、時間を大
幅に短縮することができます。
TSG/PHY/OOBの自動化
Opt. SATA-TSG、Opt. SAS-TSGを装備したTekExpress
で は、 仕 様 で 定 め ら れ た ト ラ ン ス ミ ッ タ・ テ ス ト(TSG/
PHY/OOB)を実行できます。SATA/SASのトランスミッタ
適合性測定には、独自の垂直振幅測定を含む、数多くの複雑な
測定が含まれています。
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www.tektronix.com/ja
SATAでは、BIST-L(Built-In Self Test – Loopback)シー
ケンスを開始するために、テストするデバイスのレシーバ・ポー
トからステート・コントロールが必要になります。これは、ト
ランスミッタ、レシーバ、チャンネルのすべての測定テストで
使用されます。その他のソリューションとしては汎用のホスト・
システムまたはデジタル・ジェネレータを用いてBIST-Lを開
始した後、適切なパターンでテストします。このためには、
BIST-Lソースをデバイスからいったん切り離し、シグナル・
ジェネレータなど別のソースに再度接続しなおす必要があるた
め、デバイスによってはBIST-Lモードが終了してしまうこと
があります。このため、作業のやり直しが多く、時間を無駄に
してしまいます。
ストレス信号生成では、レシーバ・テストにおいて規定の信号
条件(ジッタや振幅損失)を生成するため、さまざまな機器が
必要になります。具体的にはパターン・ジェネレータ、ノイズ・
ソース、正弦波ジッタ・ソースなどです。これらの機器の設定
は難しく、確実に再現することはより難しい作業となります。
AWG7000Bシリーズでは、1つのセットアップ・ファイルで
ストレス信号をデジタル的に合成できるため、確実に再現する
ことができます。また、BIST-Lの開始からデジタル的なスト
レス信号生成までシームレスに移行できるのは、高速任意波形
ジェネレータのユニークな機能です。
レシーバのマージン・テスト
SATA RSG(Receiver Signaling Group)テストは、レシー
バがフレーム・コンポジット・テスト・パターンの実験室グレー
ドの劣化に対して耐えられるかのパス/フェイル・テストであ
り、設計エンジニアはそのマージンを知る必要があります。
TekExpress SATAソフトウェアでは、RSGのパス/フェイ
ル・テストとレシーバ・マージン・テスト(RMT)の両方が
実行できます。RMTテストが選択されると、フレーム・エラー・
アナライザでエラーが検出されるまで、さまざまな周波数、振
幅でジッタが合成されます。これにより、ジッタ耐性曲線が作
成され、どこでデバイスがフェイルするかがわかります。この
情報は、レシーバ設計を検証するのに役立ちます。
SATA/SAS自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア - TEKEXP TekExpress™
NI TestStand™ 採用
TekExpress自動適合性試験ソフトウェアは、テスト・シーケン
ス の 管 理 と 実 行 にNI( ナ シ ョ ナ ル イ ン ス ツ ル メ ン ツ ) の
TestStandを使用しています。TekExpressはWindowsの
ユーザ・インタフェースを備えており、優れた操作性でコンプ
ライアンス測定を簡単に実行することができます。しかし、
TekExpressソフトウェアで提供される機能以上の検証とデ
バッグが必要な場合は、フルバージョンのNI TestStandを使
用することでTekExpressソフトウェアのハイレベルの自動化
シーケンス制御が可能になります。
NI TestStandは、自動テスト/検証システムにおける業界標
準のテスト管理環境です。テスト・シーケンスの開発、管理、
実行が可能で、オープンで柔軟性の高いアーキテクチャにより、
任意のテスト・プログラム言語で書かれたテスト・モジュール
を 統 合 し ま す。NI TestStandを す で に お 持 ち の 方 が
TekExpressソフトウェアを購入すると、NI TestStandを使
用して、わずかなコマンド・セットでTekExpressソフトウェ
アを呼び出すスクリプトを書くことができます。また、わずか
なコマンド・セットでTekExpressソフトウェアの設定の保
存/呼出、実行、現在の実行ステータスの問い合わせ、測定結
果の受け取りが行えます。
デバイスの検証では、温度や電源電圧などの動作条件を変更し
て実行する必要があります。これは「フォー・コーナ・テスト(低
い温度と高い温度、低い電圧と高い電圧)
」と呼ばれることがあ
ります。フォー・コーナ・テストについては、NI TestStandは
広範な温度チャンバと、電源に対応しています。NI TestStand
は温度チャンバを制御するのに使用でき、わずかなコマンド・
セットでTekExpressソフトウェアを呼び出して適合性試験を
実行することができます。電源電圧の調整では、NI TestStand
シーケンス・ファイルを使用することでTekExpressソフトウェ
ア内の電源制御シーケンス・ファイルを編集することができま
す。したがって、自動化のためにTestStandをすでに使用さ
れている場合は、TekExpress適合性試験ソフトウェアを実行
するためのコマンドをテスト・シーケンスに加えることができ
ます。
SATA PHY/TSG/OOBトランスミッタ・テスト
パターン(LFTP、MFTP、LBP、HFTP)を送ります。OOB (Out of
Band) 測定では、OOB信号のスレッショルド、タイミング、ギャップ長、
COMINIT/RESET、COMWAKE、COMINIT OOB信号のウィンドウ検出
をテストします。手作業によるPHY/TSG/OOBのテストは、1つのデバイ
スで1日以上かかります。TekExpress SATAソフトウェアは、これを1時
間以内で実行します。AWGを使用しないで、適切な信号出力に対応できる
デバイスには、TekExpress SATA Opt. TSGを使用することで半自動の
PHY/TSGテストが行えます。
PHY/TSG/OOBトランスミッタ・テスト・ソフトウェア
TSG/PHY/OOB
トランスミッタ
項目
PHY-01
ユニット・インターバル
PHY-02
長期周波数安定度
PHY-03
スペクトラム拡散変調周波数
PHY-04
スペクトラム拡散変調偏差
TSG-01
差動出力電圧
TSG-02
立上り/立下り時間
TSG-03
差動スキュー
TSG-04
AC同相電圧
TSG-05
立上り/立下り時の不平衡
TSG-06
振幅の不平衡
TSG-07
コネクタ、Clock to Data、Fbaud/10におけるTJ
TSG-08
コネクタ、Clock to Data、Fbaud/10におけるDJ
性能
TSG-09
コネクタ、Clock to Data、Fbaud/500 (Gen1) におけるTJ
TekExpressソフトウェアによる、SATA Gen1、
Gen2、およびGen3 6GbpsのPHY/TSG/OOB
トランスミッタ・テスト
TSG-10
コネクタ、Clock to Data、Fbaud/500 (Gen1) におけるDJ
TSG-11
コネクタ、Clock to Data、Fbaud/500 (Gen2) におけるTJ
TSG-12
コネクタ、Clock to Data、Fbaud/500 (Gen2) におけるDJ
TSG-13
トランスミッタ・ジッタ(Gen3i)
TSG-14
Tx最大差動出力電圧振幅(Gen3i)
TSG-15
Tx最小差動出力電圧振幅(Gen3i)
TSG-16
Tx AC同相電圧(Gen3i)
OOB-01
OOB信号検知スレッショルド
OOB-02
OOBシグナリング中のUI
OOB-03
COMINIT/RESETおよびCOMWAKEの送信バースト長
OOB-04
COMINIT/RESET送信ギャップ長
OOB-05
COMWAKE送信ギャップ長
OOB-06
COMWAKEギャップ検知ウィンドウ
OOB-07
COMINITギャップ検知ウィンドウ
Opt. SATA-TSGを 装 備 し たTekExpressは、SATA-IOで 承 認 さ れ た
PHY/TSG/OOBのMOIを100%自動化できます。ソフトウェアの実行に
は、DPOJET(Advanced Jitter Analysis)をインストールしたDPO/
DSA70000BシリーズまたはMSO70000シリーズ・オシロスコープ(ま
たは対応するオシロスコープ)、AWG7000Bシリーズ任意波形ジェネレー
タ、オプションでRFスイッチが必要です。TekExpress SATAソフトウェア
(DPO/DSA70000BシリーズまたはMSO70000シリーズのWindows
OSまたは外部のホストWindows OSコンピュータで実行)は、テスト全
体の手順を実行します。AWGはデバイス・ステート・コントローラとして
使 用 し、 デ バ イ ス ま た は ホ ス ト をBIST-L(Built-In Self Test –
Loopback)にします。AWGは次に、PHY/TSGカテゴリのための適切な
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データ・シート
SATA RSG/RMTレシーバ・テスト
TekExpressソフトウェアによるSATA RSG/RMT
レシーバ・テスト
Opt. SATA-RSGを装備したTekExpressソフトウェアは、SATA-IOで承
認されたレシーバ・シグナリング・グループ/レシーバ・マージン・テス
ト(RSG/RMT) のMOIを 自 動 化 し ま す。 構 成 と し て は、TDSJIT3
(Advanced Jitter Analysis)をインストールしたDPO/DSA70000B
シリーズまたはMSO70000シリーズ・オシロスコープ(または対応する
オシロスコープ)、AWG7000Bシリーズ任意波形ジェネレータ、フレーム・
エラー・アナライザが必要です。TekExpress SATAソフトウェアは、ま
ず測定するデバイスのBIST-Lシーケンスを開始し、ループ・バックに設定
します。ループ・バックが完了し、ループ・バックされたトランスミッタ
がフレーム・エラー・アナライザに正しいデータを伝送したならば、AWG
は次に、レシーバ仕様で規定される周波数、振幅のジッタを送ります。フレー
ム・エラー・ディテクタがループ・バック・チャンネルでエラーを検出す
ると、RSGテストはフェイルとなります。このテストの前に、テストで使
用される劣化信号(ジッタおよび振幅)を校正するためにオシロスコープ
は使用されます。
SATA Rx/Txチャンネル・テスト
TekExpressソフトウェアによる、SATA Gen1、Gen2、
およびGen3 6GbpsのRx/Txチャンネル・テスト
Opt. SATA-RXTXを装備したTekExpressソフトウェアは、SATA-IOで
承認された送受信チャンネル測定(Rx/Tx)のMOIを100%自動化します。
必要な構成機器としては、80SICON(IConnect® シグナル・インテグリ
ティTDR/Sパラメータ・ソフトウェア)をインストールしたDSA8200
型デジタル・シリアル・アナライザ、AWG7000Bシリーズ任意波形ジェ
ネレータ、RFスイッチ(オプション)が必要です。自動校正後、マウスをク
リックするだけでRx/Txグループのテスト結果が得られます。TekExpress
SATAソフトウェアはAWGを制御してDUT(Device Under Test、テス
トするデバイス)を必要な動作モードに設定し、DSA8200型オシロスコー
プを制御してTDR測定を実行します。データはIConnectソフトウェアに送
られ、DUTからの真のインピーダンス・プロファイルとSパラメータ応答
を正確に測定します。テスト結果は、TekExpressからレポートされます。
RSG/RMTレシーバ・テスト項目
Rx/Txチャンネル測定のテスト項目
RSG/RMTレシーバ
項目
Rx/Txチャンネル測定
項目
RSG-01
Gen1(1.5Gbps)レシーバ・ジッタ・テスト
RX-01
差動インピーダンス・ペア
RSG-02
Gen2(3.0Gbps)レシーバ・ジッタ・テスト
RX-02
シングルエンド・インピーダンス(参考測定)
RSG-03
Gen3(6.0Gbps)レシーバ・ジッタ・テスト
RX-03
Gen2(3Gbps)差動モード・リターン・ロス
RX-04
Gen2(3Gbps)コモンモード・リターン・ロス
RX-05
Gen2(3Gbps)インピーダンス・バランス
RX-06
Gen1(1.5Gbps)差動モード・リターン・ロス
TX-01
差動インピーダンス・ペア
TX-02
シングルエンド・インピーダンス(参考測定)
TX-03
Gen2(3Gbps)差動モード・リターン・ロス
TX-04
Gen2(3Gbps)コモンモード・リターン・ロス
TX-05
Gen2(3Gbps)インピーダンス・バランス
TX-06
Gen1(1.5Gbps)差動モード・リターン・ロス
デバイス/ホスト・テスト・システム
Opt. SATA-DHBを装備したTekExpressソフトウェアは、デバイスおよ
びホストで必要なテストを自動化します。DPO/DSA70000Bシリーズ、
またはMSO70000シリーズ・オシロスコープ、DSA8200型サンプリン
グ・デジタル・シリアル・アナライザ、AWG7000Bシリーズ任意波形ジェ
ネレータ、RFスイッチ(オプション)、フレーム・エラー・アナライザを
使用して、RSG/RMT、PHY/TSG/OOB、およびRx/Txテストを実行し
ます。
6
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SATA/SAS自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア - TEKEXP TekExpress™
SIケーブル・テスト項目
SIケーブル
項目
SI-01
接続されたコネクタのインピーダンス
SI-02
ケーブルの絶対差動インピーダンス
SI-03
ケーブル・ペア・マッチング
SI-04
同相インピーダンス
SI-05
差動立上り時間
SI-06
イントラペア・スキュー
SI-07
インサーション・ロス
SI-08
差動間クロストーク:NEXT
SI-09
シンボル間干渉
SAS-2(6Gbps)トランスミッタの特性評価
SATA SIテスト
TekExpressソフトウェアを使用したSATA SIテスト
Opt. SATA-SIを イ ン ス ト ー ル し たTekExpressソ フ ト ウ ェ ア と、
80SICON(IConnect ®シグナル・インテグリティTDR/Sパラメータ・
ソフトウェア)をインストールしたDSA8200型サンプリング・デジタル・
シリアル・アナライザにより、SATA-IOで承認されたケーブルのシグナル・
インテグリティ測定(SI)のMOIを100%自動化します。自動校正を実行後、
TekExpressは機器を制御してSIグループ・テストで必要なすべてのデー
タを取込みます。次に、DSA8200型はテストするケーブルの差動ポート
に信号を出力し、時間ドメインのTDRデータを取込みます。TekExpress
は測定データをIConnectに送り、正確なインピーダンス・プロファイルと
周波数ドメインのSパラメータを計算します。時間ドメインと周波数ドメ
インのデータはただちに解析され、テスト結果がレポートされます。
Opt. SAS-TSGを イ ン ス ト ー ル し たTekExpressは、SCSI Trade
Association(STA)のSAS-2(6Gbps)物理レイヤ・テストの適合性
プログラムに準拠した物理レイヤを検証測定します。このソリューション
は、UNH-IOLお よ びSTAの 定 め るSAS適 合 性 試 験 を 含 ん で い ま す。
TekExpressは、テスト・モード初期化機能を設計に組み込んだデバイス
とホストのテストの完全自動化をサポートしています。テスト・モード・
サポートを含んでいない設計では、Opt. SAS-TSGをインストールした
TekExpressは次の3種類のテストで対応します。
マニュアル操作(デフォルト)-6G SASデバイス/ホストから必要なテ
スト信号を出力するように指示されます。ユーザは、SSCのオン/オフ、
Scrambled Zero、D10.2(Clock patterns)、D24.3をコントロール
する必要があります。
バッチ・ファイル記述-Opt. SAS-TSGをインストールしたTekExpress
では、独自のシリアル・ポートまたはI2Cによる制御が用意されている場合
には、必要なパターンを出力するためのバッチ・スクリプト・メカニズム
を呼び出すことができます。
AWGによるBIST-Lの開始動作-AWGは測定に必要なパターンを切り替
えることにより、測定のためにデバイスの送信ポートからループ・バック
出力します。このモードは、SATA、SASの両方に対応するデュアル・タ
イプの半導体に最適です。
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ご発注の際は以下の型名をご使用ください。
推奨テスト機器
テスト機器
TEKEXP
TekExpress自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア。新規にシス
テムを注文される場合は、以下のオプションが必要になります。ソフトウェ
アは、外部PCまたはオシロスコープにインストールします。USBキー・ドン
グルとソフトウェア・キーにより、選択したオプション・セットは利用可
能になります。
スタンダード・アクセサリ:最新のTekExpress製品ソフトウェアDVDキッ
ト(部品番号:020-2913-xx)、USBキー・ドングル(部品番号:1196963-xx)、オンライン・ドキュメントと印刷可能なマニュアル(PDF)
概要
DPO/DSA70000Bシリーズ TSG/PHY/OOBおよびRSG/RMTテスト用
またはMSO70000シリーズ・ リアルタイム・オシロスコープ TSG/PHY/OOB、RSG/RMT、Tx/Rxテスト
を含むすべてのデバイス、ホスト・テスト用
AWG7000Bシリーズ
任意波形ジェネレータ
DSA8200型サンプリング・ Rx/TxまたはSIケーブル・テスト用
オシロスコープ
推奨アクセサリ
TEKEXPUP
アクセサリ
概要
TeKExpress自動コンプライアンス・テスト・ソフトウェア・アップグレー
ド。すでにお持ちのシステムをアップグレードされる場合は、以下のオプ
ションが必要になります。アップグレード・オプション・セットは、USBキー・
ドングルによりソフトウェア・キーでアップグレードされます。
SATA-II
SATA Gen1 – Gen2 ロジック・アナライザ用
プローブ・アダプタ、フレーム・エラー・アナライザ
スタンダード・アクセサリ:最新のTekExpress製品ソフトウェアDVDキッ
ト(部品番号:020-2913-xx)とアップグレード・ソフトウェア・キー。
オンライン・ドキュメントと印刷可能なマニュアル(PDF)。オプション
DHBはアップグレード・オプションとしては提供されません。
TF-SATA-SET-IV-ZP SATAテスト・フィクスチャ・セット
(ホスト、デバイス、ケーブルのテスト用)
サード・パーティ・アクセサリ
SATA-6G
SATA Gen1 – Gen3 ロジック・アナライザ用
プローブ・アダプタ、フレーム・エラー・アナライザ
S46-6666A
RFスイッチ
(Keithley社製:www.keithley.jp/products)
TF-1P21
Gen1 – Gen2 ICTプラグ・フィクスチャ
(www.ict-lanto.com)
TF-1R31
Gen1 – Gen3 ICTレセプタクル・フィクスチャ
(www.ict-lanto.com)
SAS-TPA-P
SASプラグ・フィクスチャ
(www.wilder-tech.com)
オプション
SAS-TPA-R
注:TEKEXPまたはTEKEXPUPをお求めの際は、以下に示すオプション
が1つ以上必要になります。TekExpressのオプションは、DPO/DSA
70000BシリーズまたはMSO70000シリーズ・オシロスコープのオプ
ションとしてもお求めいただけます。
SASレセプタクル・フィクスチャ
(www.wilder-tech.com)
NI TestStand
ソフトウェア
ホスト・システムで必要なソフトウェア要件
Microsoft Windows XP OS(SP2またはそれ以降)
■ Microsoft Excel 2002またはそれ以降
■ Microsoft Explorer 6.0 SP1またはそれ以降
■ Microsoft Photo Editor 3.0または同等のイメージ・ファイル・ビュア
■ Adobe Reader 6.0または同等のPDFファイル表示ソフトウェア
■ オプション
概要
Opt. SATA-TSG
SATA PHY/TSG/OOBトランスミッタ・テスト
Opt. SATA-RSG
SATA RSG/RMTレシーバ・テスト
自動化とテスト・シーケンスの詳細については、
NI社のサイト(www.ni.com)をご参照ください。
Opt. SATA-RXTX SATA Rx/Txチャンネル・テスト
Opt. SATA-DHB
SATAソフトウェア・バンドル
(ホストまたはデバイス用TSG、RSG、Rx/Tx)
Opt. SATA-SI
SATA SIケーブル・テスト
Opt. SATA-IN4
オンサイトによるインストレーションとシステムの
セットアップ(SATA)
Opt. SAS-TSG
SAS-2トランスミッタ・テスト
Opt. SAS-IN4
オンサイトによるインストレーションとシステムの
セットアップ(SAS)
*TEKTRONIXおよびTEKはTektronix, Inc.の登録商標です。Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの登録商標です。記載された商品名はすべて各社の商標あるいは登録商標です。
www.tektronix.com/ja
〒108-6106 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティ B棟6階
ヨッ!良 い オ シ ロ
お客様コールセンター TEL : 0120-441-046
電話受付時間/ 9:00∼12:00・13:00∼19:00(土・日・祝・弊社休業日を除く)
記載内容は予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
記載内容は予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
©
55Z-21409-3
© Tektronix 2010年3月 Tektronix ■ ■ 
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