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ガイド - Comune di Piacenza
歴史 La Storia I Simboli ピアチェンツァは 紀 元 前 自由都市として生きた数世紀の間にも、政治、制度の変遷 218年、共和制ローマの軍事 と連動し、都市の姿は大きく変化しました。街は拡大し、繊維 I MONUMENTI EQUESTRI FARNESIANI p.8地図❶ 植民地として築かれた都市 分野をはじめとする製造業はもちろん、商業や金融業の発展 大広場は、領主ファルネーゼ家のアレッサンドロとその子 です。当初はラテン語でプラ も牽引する中心地となります。街には托鉢修道会も次々と集 ラヌッチョ1世の騎馬像が据えられて以来、ピアッツァ・デイ・ ケンティア(Placentia「喜び」の まり、各地域に設けた修道院を拠点に積極的な布教活動を カヴァッリ (「馬の広場」の意) と呼ばれるようになりました。ピ 意) と呼ばれたこの街は、紀元前218年の 「トレッビア川の戦い」 (ピアチェンツァ近郊 ファルネーゼの騎馬像 展開していきました。 アチェンツァ市から依頼を受け、モンテヴァルキ出身のフラ 13世紀末には、アルベルト・スコッティ率いる教皇派が政 ンチェスコ・モーキ(1580-1654)が手がけた騎馬像は、バロッ スフォルツァ家が 権を握りました。その後、ヴィスコンティ家、 ク彫刻の傑作と目されて これによりハンニバルはイタリア半島の門戸を開放させた) ピアチェンツァを治めます。 います。 と、476年の西ローマ帝国皇帝ロムルス・アウグストゥルスの 16世紀に入ると、ピアチェンツァは教皇領となり、堅牢な城壁 フィレンツェでの修行 退位(西ローマ帝国の終焉) という古代ローマの命運を決し が築かれました。その大部分は 時代ジャンボローニャの た二大史実の地として歴史にその名を刻んでいます。碁盤 今日もその姿を留めています。 でカルタゴの将軍ハンニバルがローマ軍に勝利。 の目状に整備されたピア 1545年にはファルネーゼ家出 影響を受けたモーキは、 ゴシック宮殿外観 ローマやオルヴィエート チェンツァの旧市街には、 身のパウルス3世がパルマ・ピア こうしたローマ時代の名残 チェンツァ公国を建設し、その統 ゴシック宮殿(公国宮殿) PALAZZO GOTICO す。騎馬像の構想と鋳造 が色濃く残っています。 治を息子ピエル・ルイージに委 p.8地図❷ には、1612年から1628年 で も活 躍した 彫 刻 家 で キリスト教 の 伝 来とと ねました。 1281年、当時は商人、手工業ギルドの長であり後にピア までの16年という長い年 もに、古代のネクロポリス 威容を誇る公国宮殿は、1731 チェンツァ公となるアルベルト・スコッティが考案した大広場 月が費やされたため、二 (共同墓地)のあった場所 年まで支配を続けたファルネー と公国宮殿(ゴシック宮殿)が建設されると、市民生活が集約 体の作品の様式はかなり には、ピアチェンツァの守 ゼ 家 の 権 力 の 象 徴で す。その されるようになったこの場所が世俗権力の中心地となりまし 異なったものになってい 護聖人・殉教者アントニヌ 後、権力を握ったブルボン家は、 た。それにともない、司教座のあった大聖堂広場は中心とし ます。 スに捧げられた聖アントニ さまざまな時代を経ながら1859 ての役割を失っていきます。 ゴシック様式を指す ゴティコ の ゴシック宮殿に向かっ 聖アントニヌスとテーベ部隊の軍旗 ピアチェンツァ城築城を 認可する法王パウルス3世 アレッサンドロ・ ファルネーゼ騎馬像 ヌス聖堂をはじめ、次々と宗教施設が建設されました。その 年まで公国に残りました。 名で知られる宮殿(旧市庁舎)は、中世世俗建築の好例といえ て右手に配されているラヌッチョ1世の騎馬像(1620年完成) 後、司教座の創設によって、 この地は新たな宗教権力の拠点 なかでもオーストリア皇女マリア・ルイーザの在位期間 るでしょう。 ヴェローナ産 が、古代ローマ風の衣装に身を包み、古典様式に忠実な作 (1816-1847)は、芸術文化面の支援のみならず、開墾事業や 大理石で覆われた長い 6世紀半ばのゴート戦争およびランゴバルド族の支配によ トレッビア川、 ヌレ川への架橋、社会経済の改革が行われ、ピ 回廊には尖頭アーチが (1625年完成)で り、ローマ帝国の秩序は崩壊していきましたが、歴代司教の アチェンツァが長きにわたる繁 並び、その上階のレンガ は、マントや馬衣 積極的な働きかけやカロリング王朝の支援により、都市生活 栄を享受した時代です。 仕上げの壁面には、豊か が 風 に 膨らむ 様 の再整備が進みました。997年、都市の統治権が司教伯へと マリア・ルイーザ没後の1848 な装飾が施されたアー 子が表現され、躍 渡る頃からは、 フランク王国とローマをつなぐフランキゲニ 年5月10日、住民投票により、他 チ型開口部に、三連、四 動 感 あ ふ れる成 ア街道を通る巡礼者や商人たちがピアチェンツァに大量に の都市国家に先んじてサルデー 連窓が配されています。 熟期の様式が見 流入し、街は活気に溢れました。 ニャ王国への編入を選んだピア 窓の上には、大理石の交 て取れます。 ピアチェンツァの人口、経済が大きく成長したのは、地理 チェンツァは、国王カルロ・アル 叉アーチで構成された 像は二体とも、 的にきわめて恵まれた位置にあったためでもあります。 ベルトより 「第一子」の栄誉を受 コーニスが、ファサード ファルネーゼ家と 1095年にピアチェンツァで開かれた公会議において、ロー けました。1861年のイタリア統 の最上部を縁取るように マ法王ウルバヌス2世は東方のキリスト教徒を支援する意思 一により、ピアチェンツァはイタ 続いています。そのさら 紋章が入ったカッ リア王国とその歴史を共にした に上に続く燕尾形の挟間胸壁の合間からは、三つの小塔が突 ラーラ 産 の 白 大 のです。 き出ています。真ん中の塔に付けられた鐘は、時を刻む音で 理石でできた台座に据えられています。 ラヌッチョ1世像の台 となります。 を表明。 これはのちに第一次十字軍派遣と言う形で実現さ れました。ピアチェンツァは1126年、自由都市になり、数十年 オーストリア皇女 マリア・ルイーザ 風であるのに対し、ラヌッチョ1世の父、 アレッサンドロの像 ゴシック宮殿の大広間 ピアチェンツァの アレッサンドロ像の細部 後、赤髭王フリードリッヒを打ち破るため、ロンバルディア同 20世紀半ばの経済復興により、第二次世界大戦の大きな 今日まで街の歴史を見守ってきたのです。二階の大広間は、 石には、 《平和と善政の寓意》、 アレッサンドロ像の台石には、 盟に加盟しました。その結果、赤髭王は数々の敗戦を喫し、 痛手から再生を遂げたピアチェンツァの街は今日、豊かな貴 中世様式のフレスコ画で装飾された小屋組み天井に覆われ フランドル地方で彼自身が参加した戦闘の場面《スヘルデ川 1183年、聖アントニヌス聖堂にてコスタンツァ講和条約に署 族文化を遺す近代都市となっています。 ています。さまざまな用途に役立てられた時代を経て、現在 にかかる橋と英国大使との面会》を題材にしたブロンズのレ は、重要な文化イベントを開催する場として使われています。 リーフ彫りが施されています。 名します。 《ピアチェンツァの景観》17世紀初頭 1 見どころ 夜の大広場、 ピアッツァ・デイ・カヴァッリ 2 教会 聖アントニヌス聖堂 Le Chiese I Palazzi 現存する教会建築には、中世建 聖 フラン シ ス 教 会( C h i e s a d i S a n 中世の世俗建築はほとんど現存し どが、 これらの名士の邸宅にさらなる品 築の高みを物語るような傑作が多 F rancesco - 平日および冬期の祝日8:30- ていませんが、15世紀末に完成した 格と華を添えています。 くあります。 12:00、15:00-18:30、夏季の祝日9:00-12:30、 ランディ宮殿(P alazzo L andi, vicolo 例 え ば 、ソマリア 宮 殿( P a l a z z o 聖アントニヌス聖堂(B asilica d i 16:00-19:00/p.8地図❺):ロンバルディア・ゴ Consiglio, 12/p.8地図 )やスコッティ・ Somaglia, via Taverna, 66/p.7地図 Sant Antonino 平日 8:00-12:00、 シック様式。教皇派のウンベルティーノ・ラン ダ・フォンビオ宮殿(Palazzo Scotti da やバルディーニ=ラディーニ=テデスキ 16:00-19:00、日・祝日 8:30-12:00、 ディの要望で、1278年に着工されましたが、 20:00-21:30/p.8地図❼) :ディオク 工事は1363年まで続きました。 レンガ造りの レティアヌス帝時代に街の守護聖 簡素なファサードは二つのバトレス(扶家壁) とができます。前者は裁判所、後者はモリージ寄宿学校とし がらの壮麗な大階段があります。 カザー 人である殉教者聖アントニヌスに によって3分割され、中央にはルネサンス時 て建てられたもので、階層の境界を示すコーニスに施された ティ宮殿(Palazzo Casati, via Gazzola, 捧げられた聖堂。その起源は4世紀 代の大理石扉が威風を放っています。三身廊 レンガ製のフリーズ(帯状装飾)や大理石の大扉といった古 2/p.7地図 典様式のファサードに共通する要素 ターナ・ディ・ニッビアーノ宮殿(Palazzo に遡りますが、現在見られるのは、 の内部は、中央祭壇の後陣の回廊に続き、そ Fombio, via Taverna, 37/p.7地図 ランディ宮 聖フランシス教会 ) といった優れた建築物は今でも見るこ ) 宮殿(Palazzo Baldini Radini Tedeschi, via S. Siro, 72-76)には、舞台美術さな の回廊には小さな礼拝堂が放射状に配置されています。 が見て取れます。ただし、 ランディ宮 M alvicini F ontana d i N ibbiano, via 11世紀に再建された建物の姿です。内部は、16世紀から18 また、ルネサンス期の教会建築で名高いアレッシオ・トラ 殿の大扉は、象徴や神話を多用した Verdi, 13/15/p.8地図 世紀の間に手が加えられており、内陣にはバロック様式のス メッロの作品としてモンテ・オリヴェート派の修道院に属す 優美な装飾、 スコッティ・ダ・フォンビ オ・ウリッセ・アラータ設計のイタリア式 トゥッコ (漆喰)装飾が残ります。 る聖墳墓教会(S an S epolcro - ミサの30分前に開扉:夏季 オ宮殿の大扉は家紋を掲げた簡素 庭園に臨むスコッティ・ディ・サルマート 17:00、冬季18:00、祝日8:00-10:30、18.00/p.7地図 なもの、 という違いもあります。ルネ 宮殿(Palazzo Scotti di Sarmato, via S. )、聖シ )、そしてジュリ -平日 9:30-12:00、16:00-18:00、土曜 9:00- クトゥス教会(S an S isto - 月−金 サンスを代表する建物、ファルネー Siro, 17/p.8地図 10:00、16:00-17:00、 日曜 9:00-10:30、16:00- 8:00-12:00、16:00-18:30、土 8:00- ゼ宮殿(P alazzo F arnese, Piazza ストゥッコ(漆喰)で贅を尽くして飾られ :同じく初期キリスト教建 17:30/p.8地図❽) 11:00、15:00-18:00、 日 8:00-12:00、 Cittadella, 27-29/p.8地図 )には、 フレスコ画や た部屋が続いています。 )では、 ファルネーゼ宮 マンデッリ宮 )、マルヴィチーニ=フォン 三つの身廊、西側にひとつの翼廊、北側に大きな扉を持つ、 聖サヴィヌス聖堂(Basilica di San Savino スコッティ・ディ・ ヴィゴレーノ宮 コスタ宮殿(Palazzo Costa, via Roma, 80/p.8地図 )は、 築で、12世紀初頭のロンバルディア・ロマネ 15:30-18:00/p .8地図 スク様式の好例です。内陣や地下祭室の優 の聖母マリア聖堂(S anta M aria 景観が、中庭に向かって広がっています。かつてオッタヴィ 浮き出し飾りのある切り石積みの外観と典礼の間、アング 美な柱頭や貴重な床モザイクは、献堂当時 di Campagna - 平日 8:00- 12:00、 アーノ・ファルネーゼの妻、オーストリア皇女マルゲリータの イッソーラ・ディ・グラッツァーノ宮殿(P alazzo A nguissola のものです。現在の外観と入り口は、18世紀 15:30-18:00、祝日7:00-12:00、 住居であったこの建物は未完で、現在は市立博物館が入っ d i G razzano, via Roma, 99/p.8地図 に造られました。 15:30-19:00/p.8地図❾)にも一見 ています。ヴィスコンティ家支配時代の要塞の一部を取り壊 構成、 フェッラーリ=サッキーニ宮 の価値があります。 して宮殿を造るというこの計画は、1558年当初はフランチェ 殿(Palazzo Ferrari Sacchini, via 聖シクトゥス教会(San Sisto)は、神聖ローマ皇帝ルドルフ シコ・パチョットに、その後1559年に宮廷建築家のヤコポ・バ Carducci, 11/p.8地図 げられ、1122-1233に建てられました。砂岩と薔薇色の大理 二世の皇后アンギルベルガが874年に築いたベネディクトゥ ロッツィ (通称ヴィニョーラ)に委ねられました。 び や か な 装 飾と、それぞ れ に 異 石の板で仕上げられた切り妻形のファサードには、大きな薔 ス派修道院の上に建てられており、 ファサードの前にはアー 同時代のイエズス会寄宿 なった魅力があります。 薇窓が開き、ピロティの上には、飾り彫りがふんだんに施さ ケードつきの広々とした中庭がしつらえられています。16-17 学校(Palazzo del Collegio マ ン デ ッリ 宮 殿( P a l a z z o れた尖頭状の三つのポルターユ(扉口)が開いています。右 世紀の巨匠らの絵画作品が多く飾られる建物内部の中央祭 dei Gesuiti, Via Carducci, 側の大扉は12世紀前半にイタリアで活躍したロマネスクの 壇の上には、 ラファエッロ作《システィーナの聖母》がありまし 14/p.8地図 聖シクトゥス教会 大聖堂(Duomo - 毎日 7:30-12:00、16:00聖サヴィヌス聖堂 :被昇天聖母マリアに献 19:00/p.8地図❻) )、田 舎 重厚な外観と対照を成す軽やかな )は風変わりな平面 − 彫刻家ニコラウス、左側の扉は11-12世紀の名彫 たが、1754年に修道士たちによって売却され(現在 刻家ウィリジェルモの工房の作品とされています。 ドレスデン国立絵画館所蔵)、今は複製が掲げられ レンガ造りの鐘楼の頂上には、天使を象った ています。左側の翼廊には、ピアチェンツァ公オッ 鍍金銅製の風向計(1341年)が立っていま す。 ラテン十字の三身廊から成る内部には、 スコッティ・ディ・サルマート宮 )には現在、 )は、きら Mandelli, via Mandelli, 14/p.8地 図 )は、遠近法を効果的に使っ メルカンティ宮 パッセリーニ・ランディ市立 て舞台のような空間に仕上げた建 図書館が入っています。同 築で、角のバルコニーやアトリウムにその特徴が見てとれま 館には、ダンテ『神曲』の現 す。現在はイタリア銀行の支店として使われています。 スコッ タヴィアーノ・ファルネーゼの妻、ハプスブルク家 存する最古の写本(1336年)や、緋色の羊皮紙で作られた皇 ティ・ディ・ヴィゴレーノ宮殿(Palazzo Scotti di Vigoleno, via のマルゲリータの墓碑があります。なかでも、聖歌 后アンギベルガの詩篇(827年)が保管されています。17世紀 S. Giovanni, 17/p.7地図 )は現在県庁舎となっており、唯一 中世の芸術品に加え、 カミッロ・プロカッチー 隊席に残された、建築投影図や静物画をあしらっ 終わりから19世紀初めには多くの個人邸宅が建てられ、ピア 無二と称される典礼の間のフレスコ画装飾で知られていま ニやルドヴィーコ・カッラッチ、 グエルチー た寄木細工の椅子(1514-1528年)は芸術の極みと チェンツァは邸宅の街に変貌しました。中心街の通りには、 ド す。 また現在ピアチェンツァ=ヴィジェヴァノ財団の所有下に 言っても過言ではないでしょう。 メニコ・ヴァルマジーニ、 コジモ・モレッリ、ロタリオ・トンバら あるロータ=ピサローニ宮殿(Palazzo Rota Pisaroni, via S. 1522-1528年に建てられた田舎の聖母マリア の設計による貴族たちの優雅な中庭回廊付き住居が立ち並 Eufemia, 13/p.8地図 聖堂(B asilica d i S anta んでいます。ビビエーナ一族、ロベルト・ドゥ・ロンジェ (通称 飾が見ものです。 ノといった16-17世紀の巨匠たちの絵画 やフレスコ画が多数残されています。 運河の聖ヨハネ教会(C hiesa d i S an 3 宮殿 大聖堂 )では、打ち出し鉄製の手の込んだ装 フィアミンゴ、 「フランドル人」の意)、 カヴァッリ広場に面して建ってい メッロの円熟期の傑作とされており、 バルトロメオ・ルスカやナターリ一族 るの は 、正 面 にアー ケード の ある 内部には、14世紀の多彩色木彫の聖 といった著名画家やクアドラトゥーラ 様 式 が 珍しい 市 庁 舎 の 建 物、メル (遠近法を駆使した天井画)の専門 カンティ宮殿(P alazzo M ercanti/ G iovanni i n C anale - 平日 7:30-12:00、15:30- Maria di Campagna)は、建築家トラ 19:00、祝日9:00-12:00、17:00-19:00/p.7地図 ) :1227年献堂。併設された修道院では、 ドメニコ 会士たちが宗教裁判を行っていました。献堂当初 母マリア像が収められています。 の特徴を今も明確に伝える広間風の建物には、 「死 クーポラ(円蓋)と左側の二つの 家によるフレスコ画装飾を当時のま と、壁に永久暦と日時計 p.8地図❸) 者の回廊」の壁から剥して保存したフレスコ画やス 礼拝堂内にある、巨匠ポルデノーネ ま保存している邸宅もあります。 が描かれた総督宮殿(P alazzo d el コッティ家の石棺、またガスパーレ・ランディ、ヴィ (ジョヴァンニ・アントニオ・デ・サッ 高度な技術を誇る地場産業に鉄 G overnatore、現商工会議所/p.8地 ンチェンツォ・カムッチーニといったイタリア人画 キス)のフレスコ画の連作(1529-31 の打ち出し加工がありますが、その です。 図❹) 家の大作も展示されています。 年) も見所です。 田舎の聖母マリア教会 鉄を使ったバルコニー、柵、手すりな 総督宮殿 4 博物館 I Musei 劇場 I Teatri ピアチェンツァ市立博物館(ファルネーゼ宮殿内) 帯の様子を、地学・植物学・動物学的観点から再現したインタ 市立劇場(演劇) MUSEI CIVICI DI PALAZZO FARNESE ラクティブ展示、視覚障害者のための触覚展示もあります。 TEATRO COMUNALE DEI FILODRAMMATICI Piazza Cittadella, 27/29 /p.8地図 Tel. 0523 492658 (切符売り場)-492661 (事務所) URL www.palazzofarnese.piacenza.it [email protected] 開館日時:火-木9:00-13:00、金-土9:00-13:00、15:0018:00、日 9:30-13:00、15:00-18:00(月曜休館) ガイドツアー:金10:00,15:30、土日 9:30,11:00,15:00,16:30 ピアチェンツァ市立博物館では、 宮殿の各階をテーマごとに区分して サンドロ・ボッティチェッリ 《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》 Via Santa Franca, 33/p.8地図 Tel. 0523 315578(切符売り場)- 332613(事務所) URL www.teatripiacenza.it リッチ=オッディ近代美術館 GALLERIA D’ ARTE MODERNA RICCI ODDI Via S.Siro 13-Tel. 0523 320742/p.8地図 URL www.riccioddi.it i [email protected] 「 演 劇 愛 好 家 たちの市立劇 場」は、300席あ 開館日時:火-木 9:30-12:30、金-日 9:30-12:30、15:0018:00(月曜休館) まりを擁 する劇 市立劇場正面 芸術に造詣が深く、目の肥えた収集家でもあった貴族ジュ 展示を行っています。中二階には、 ゼッペ・リッチ=オッディ (1868-1937)は、 自身のコレクション 場 で 、長 年 の 改 修を経て2 0 0 0 宮殿の木造模型、中世後期のフレ と、ジュリオ・ウリッセ=アラータの設計による、コレクション 市立劇場(音楽) スコ画、12-18世紀の美術工芸品、 収蔵のための建物を市に寄贈しました。 コレクションは、特に TEATRO MUNICIPALE そして16-18世紀のガラス器や陶 1830-1930年のイタリア造形芸術を中心としています。展示か 年 にリニューア ル・オープンされ 器、武器類が展示されています。君 らは、地域の絵画運動だけでなく主要な画派の活動も知るこ 主の居住域には、教皇パウルス三世と とができます。 リッチ=オッディが特に熱心に収集していたア Via Verdi, 41 /p.8地図 Tel. 0523 492251 - 492259 URL www.teatripiacenza.it [email protected] アレッサンドロの生涯の功績の数々 ントニオ・マンチーニとアントニオ・フォンタネージの作品を収 現在の市立劇場のもとになる劇場の建設計画は、地元貴 を描いた、 ファルネーゼ家の歴史を めた2つの展示室に加え、マッキャイオーリ (19世紀後半から 族たちがランディ=ピエトラ宮殿を買い取り、建築家ロタリ で、修道院の方は現在音楽学校になっています。1908年、ピ 物語る作品が収められています。ま 20世紀初頭フィレンツェを中心に起きた芸術運動)に傾倒し オ・トンバに設計を依頼して進められました。 アチェンツァ市は、 この宗教施設を、1825年設立された、マリ ていた地元画家ステファノ・ブルッツィの展示室もあります。 トンバは古い建物を解体し、見やすさと音響を考慮して、4 ア・ルイーザの公認団体であるピアチェンツァ演劇愛好家協 た、絵画館のある上層階には同じくファルネーゼ家のエリザ ました。建物は、 16世紀シトー派 の聖フランカ修 演劇愛好家協会専用劇場 道院の尼僧たちが聖女の聖遺物を収めるために建てた教会 ベッタ (スペイン王妃)の功績を描いた作品も展示されてい 分の3を楕円形にしたホールを完成させました。 会に譲渡します。その後、施設は、回廊付き平土間席、二層の ます。絵画館の目玉はボッティチェッリの《聖母子と洗礼者聖 桟敷席と大舞台を擁する劇場に改修されました。 ファサード アルベローニ寄宿学校 工期はわずか1年という短期間で、1804年9月10日には、 ド ヨハネ》です。地下階の馬車 Collegio Alberoni イツ人作曲家ヨハン・ジモン・マイール(Johan Simon Mayr: は、アール・ヌーヴォー様式の大家として、 この地で勇名を馳 博物館には18-20世紀の希少 Via Emilia Parmense, 67/p.8地図 Tel.0523 577011-322635 携帯電話.349 4575709 URL www.collegioalberoni.it [email protected] 1763-1845)がこの日のために作曲した劇作品『ザモーリ、 ま せていた技師ジョヴァンニ・ガッツォラの手に成るものです。 な馬車の数々が展示されてい ます。中二階のリソルジメント 開館日時:10月から6月まで日曜日15:30-18.00。ガイドツ アーは16:00開始。団体は要予約。 (イタリア国 家 統 一 運 動)博 エトルリア人の肝臓 61年の時期に関する文書や活動家の遺品が収められていま す。ファルネーゼ宮殿の基礎の一部、ヴィスコンティ要塞内 に設けられた考古学博物館では、先史時代の発掘品や、有名 な≪エトルリア人の肝臓≫を見学することができます。 アントネッロ・ダ・メッシ ーナ ︽この人を見よ︾ 物館には、1848-49年と1859- 枢機卿ジュリオ・アルベローニ (1664-1752)創設の広大な寄宿 たはインドの英雄(Zamori ossia l eroe delle Indie )』によっ て、 こけら落とし公演が行われました。 建物のファサードは、1830年、スカラ座付きの舞台美術家 アレッサンドロ・サンクイリコが、 トンバの初期構想に若干の 手を加えて完成させたものです。 テアティーノ修道会の間 SALA DEI TEATINI Via Scalabrini, 9 - Tel. 0523 492251 - 492259 URL www.teatripiacenza.it [email protected] 学校で、中にある施設のうち、貴重 金箔の施された漆喰装飾や天井のフレスコ画装飾はジェ 建物は元々、16世紀末にテアティーノ修道会が建てた聖 な蔵書を誇る図書室、物理・自然科 ロラモ・マニャーニが1857年に手がけたもので、他にもヴェ ヴィンチェンツォ教会でしたが、1972年にピアチェンツァ市 学教室、地震気象観察室、天体観測 ネツィア式の絢爛豪華な床、ガラスや鏡張りの扉、絵画装飾 が購入し、10年以上にわたる修復ののち、最新鋭の技術を備 えたホールとして2009年に新装オープンされました。吸音 カーテンに覆われた舞台には、演奏者と指揮者との意思の疎 所、さらにはアントネッロ・ダ・メッ などがホワイエに威厳と ガッツォーラ財団付属美術学校と絵画館(美術・博物館) シーナ作≪この人を見よ≫とヤン・プロヴォースト作のディプ 華やぎを醸し出していま ISTITUTO GAZZOLA ‒ SCUOLA D’ ARTE - PINACOTECA ティカ (二連祭壇画)が飾られた枢機卿の居室は見学が可能で す。 もともと四段構成で作 通を助けるポリカーボネイト製の防音室があり、ユース・オー す。 1960年代のパビリオンには、 絵画のほか、 16-17世紀にフラ られていたボックス席の ケストラ 「オーケストラ・ケルビーニ」にとって最高のリハーサ ンドルで織られたタピストリー18枚が展示されています。 うち上階の二つは現在、 ル室となっています。 桟敷席に改装されていま アーチ型天井や円蓋に描かれたクアドラトゥーラ (遠近法 す。近年の改修工事で、以 を駆使しただまし絵の一種)をはじめ、聖人たち、天使、預 Via Gazzola, 9 /p.7地図 Tel.0523-322754 www.istitutogazzola.it/museo.asp URL [email protected] ※見学は要予約 陸軍大将フェリーチェ・ガッツォーラ伯爵(1698-1770)の遺言 をもとに造られました。後年併設された絵画館も若者の絵心を 触発し、19世紀になると、多くの優れた画家を輩出するようにな ります。絵画館の目玉は、古典派の画家ガスパール・ランディ≪ へクトルとアンドロマケの邂逅》 と 《ヘクトルとパリス》 です。 旧聖マルガリタ教会の出土品収蔵館 ANTIQUARIUM DI S. MARGHERITA ピアチェンツおよびヴィジェヴァノ財団ホール ※見学は要予約 開館日時:月-金 9:00-13:00、14:00-18:00 Via S. Eufemia,12-Tel.0523 311116 URL www.lafondazione.com [email protected] 前優雅な応接室として使 われていた舞台奥の空間 言者の姿、聖書の様々な場面、寓意画などが、教会のありと 市立劇場内観 あらゆる壁を埋め、圧巻です。 これらの装飾は、17世紀から は撤去されました。深紅のビロードの緞帳は18世紀半ばのも 1 9 世 紀 に、ロベ ル ので、現在も開閉は人の手で行われています。舞台装置の準 ト・ドゥ・ロン ジュ 市立自然史博物館 旧聖マルガリタ教会は現在、 その周辺で発掘された出土品 備に使われていた屋根裏は、今は録音スタジオとして使われ やジョヴァンニ・エ MUSEO CIVICO DI STORIA NATURALE と、教会が建てられる前にあった建物の一部を展示した博物 ています。ロビーには、ジャコモ・プッチーニのオペラ台本作 ヴァンジェリスタ・ ドラーギらが 手 が Urban Center - Via Scalabrini, 107 /p.8地図 Tel.0523 337745-334980 URL www.msn.piacenza.it [email protected] 館になっています。古代ローマから18世紀までのピアチェン 者ルイージ・イッリカのピアノのほか、ロッシーニのお気に入 ツァを体系的に知ることができます。特に10世紀後半の地下 りだった地元出身の著名コントラルト歌手、ロスムンダ・ピサ け た も の で す 。タ 開館日時:火-水-金 9:30-12:30、木-土-日9:30-12:30/ 15:00-18:00(月曜休館) 礼拝堂や13世紀のフレスコ画は有名です。また、17-18世紀 ローニの肖像画(フランソワ・ジェラール作)も飾られていま ブロー画や漆喰装 に建てられた地上部分の聖マルガリタ教会は、現在公会堂と す。なお、 この市立劇場は、 リッカルド・ムーティが音楽監督を 飾、木製の調度品も 建物は元々畜殺場(ジョヴァンニ・ペロウのパビリオン)の して使われています。地元画家による天井のフレスコ画装飾 務めるユース・オーケストラ「ルイージ・ケルビーニ」の活動 当時の姿を彷彿と 製氷工場でした。歴史を物語る史料に加え、ピアチェンツァ一 は聖マルガリタの物語を表わしています。 拠点でもあります。 させます。 テアティーニの間 ※イタリア国外から電話、FAXをする時は国番号39をはじめに付けて下さい。 5 6 ピアチェンツァ市街地 La Mappa di Piacenza ポー川 病院 OSPEDALE 駐車場 PARKING レンタサイクル NOLEGGIO BICICLETTE 観光案内所 INFORMAZIONE E IAT ACCOGLIENZA TURISTICA ❾ 国鉄ピアチェンツァ駅 ❹ ❶ ❷ ❸ ❺ ❻ ❽ ❼ → 7 ❶ ピアッツァ・デイ・カヴァッリ Piazza dei Cavalli ❷ ゴシック宮殿 Palazzo Gotico ❸ メルカンティ宮殿 Palazzo dei Mercanti ❹ 総督宮殿 Palazzo del Governatore ❺ 聖フランシス教会 Chiesa di San Francesco ❻ 大聖堂 Cattedrale ❼ 聖アントニヌス聖堂 Basilica di Sant Antonino ❽ 聖サヴィヌス聖堂 Basilica di San Savino ❾ 田舎の聖母マリア聖堂 Basilica di Santa Maria di Campagna 聖シクトゥス教会 Chiesa di San Sisto 聖墳墓教会 Chiesa di San Sepolcro 運河の聖ヨハネ教会 Chiesa di San Giovanni in Canale ファルネーゼ宮殿 Palazzo Farnese 市立自然史博物館 Museo Civico di Storia Naturale リッチ=オッディ近代美術館 Galleria d Arte Moderna Ricci Oddi アルベローニ寄宿学校 Collegio Alberoni 市立劇場(音楽) Teatro Municipale 市立劇場(演劇) Teatro Comunale dei Filodrammatici マンデッリ宮殿 Palazzo Mandelli ランディ宮殿 Palazzo Landi スコッティ・ディ・サルマート宮殿 Palazzo Scotti di Sarmato コスタ宮殿 Palazzo Costa イエズス会寄宿学校 Palazzo del Collegio dei Gesuiti スコッティ・ディ・ヴィゴレーノ宮殿 Palazzo Scotti di Vigoleno スコッティ・ダ・フォンビオ宮殿 Palazzo Scotti da Fombio ソマリア宮殿 Palazzo Somaglia バルディーニ=ラディーニ=テデスキ宮殿 Palazzo Baldini Radini Tedeschi マルヴィチーニ=フォンターナ・ディ・ニッビアーノ宮殿 Palazzo Malvicini Fontana di Nibbiano フェッラーリ=サッキーニ宮殿 Palazzo Ferrari Sacchini ロータ=ピサローニ宮殿 Palazzo Rota Pisaroni アングイッソーラ・ディ・グラッツァーノ宮殿 Palazzo Anguissola di Grazzano カザーティ宮殿 Palazzo Casati ファルネーゼ家の城塞 Mura Farnesiane ガッツォーラ財団 Istituto Gazzola 8 市内ホテル一覧 ベスト・ウェスタン・パーク・ホテル BEST WESTERN PARK HOTEL★★★★ Strada Valnure, 5/7 - Tel. 0523 712600 URL www.parkhotelpiacenza.it [email protected] グランデ・アルベルゴ・ローマ GRANDE ALBERGO ROMA★★★★ Via Cittadella, 14 - Tel. 0523 323201 URL www.grandealbergoroma.it [email protected] グランド・パーク・ホテル・モーテル GRAND PARK HOTEL MOTEL★★★★ Via Caorsana, 161 Loc. Croce Grossa - Tel. 0523 511210 URL www.grandpark.it [email protected] ホテル・MH・ピアチェンツァ・フィエーラ HOTEL MH PIACENZA FIERA★★★★ Strada Caorsana, 127/d Frazione Le Mose - Tel. 0523 606288 URL www.magiahotels.it infopiacenzafi[email protected] ホテル・オヴェスト HOTEL OVEST★★★★ Via I Maggio, 82 - Tel. 0523 712222 URL www.hotelovest.it [email protected] エウロ・ホテル GIi AIberghi in Cittá ホテル・アストール HOTEL ASTOR★★★ Via Tibini, 29/31 - Tel. 0523 329296 URL www.astorhotel.it [email protected] ホテル・シティ HOTEL CITY★★★ Via Emilia Parmense, 54 - Tel. 0523 579752 URL www.hotelcitypc.it [email protected] イデア・ホテル IDEA HOTEL★★★ Via Emilia Pavese, 114/a - Tel. 0523 493811 URL www.ideahotel.it [email protected] プティ・ホテル PETIT HOTEL★★★ Via Pennazzi, 5 - Tel. 0523 590405 URL www.hotelpetitpiacenza.com [email protected] スタディオ・ホテル STADIO HOTEL★★★ Strada Valnure, 20 - Tel. 0523 360020 URL www.stadiohotel.it [email protected] ヴィップ VIP★★★ Via Cipelli, 41 - Tel. 0523 712420 URL www.viphotel.it [email protected] オステッロ・ドン・ゼルマーニ(ホステル) 飲食店 ANTICA OSTERIA DEL TEATRO Via Verdi, 16 Tel. 0523 323777 *日・月曜日 AL DUCA piazza Cavalli, 22/23 Tel. 0523 320801 *木曜日 ANTICA TRATTORIA DELL'ANGELO Dove Mangiare CRISTIAN LA FAZENDA Via IV Novembre 115 Tel. 0523 326770 *火曜日 Via Atleti Azzurri 18 Tel. 0523 480447 *土曜日 DAI MARCHESI LA FOCE DEL TREBBIA Via D. Dentelli 14 Tel. 0523 482778 *月曜日・日曜日のランチ DNA LA POLSA Viale Malta 10 Tel. 0523 327786 無休 Vicolo San Pietro 6 Tel. 0523 1721583 *日曜日 Via Tibini 14 Tel. 0523 326739 無休 EL TROPICO LATINO ASIA Via Mazzini 77/a Tel. 0523 335932 *月曜日 Via Atleti Azzurri d'Italia 7 Tel. 0523 490881 無休 GIANPINO Via Emilia Parmense 291 Tel. 0523 504400 *祝日 (予約を除く) OSTELLO DON ZERMANI BARINO Via Zoni, 38/40 - Tel. 0523 712319 piazza Cavalli 1 Tel. 380 9097399 *木曜日 GREEN RESTAURANT BELLA NAPOLI Piazza Cavalli 13 Tel. 0523 337275 無休 Via Emilia Pavese 98 Tel. 0523 480038 *月曜日 IL CORTILETTO EURO HOTEL★★★ オステッロ・パーパ・ジョヴァンニ(ホステル) Via C. Colombo , 29/f - Tel. 0523/606011 URL www.eurohotelpiacenza.com [email protected] Cantone San Nazzaro 2/A - Tel. 0523 490104 URL www.ostellodipiacenza.it [email protected] OSTELLO PAPA GIOVANNI XXII BELLA NAPOLI 2 Via Emilia Pavese 27 Tel. 0523 480019 *火曜日 BOOMERANG Via Lanza 41 Tel. 0523 457275 無休 COLLEGIO MORIGI Via Taverna 37 Tel. 0523 338551 *土・日曜日 Via Aguzzafame 40 Tel. 0523 490730 予約のみ LA VERANDA Strada Valnure 7 Tel. 0523 756664 無休 LA VOLTA DEL VESCOVO Via Moizo 78 Tel. 0523 380700 無休 Via Emilia Parmense 58 Tel. 0523 593393 *月曜日 LA CASA DEL FIUME Strada Aguzzafame 75 Tel. 0523 498237 *月曜日・土曜日のラ ン チ・日 曜 日 の ディ ナー Via del Castello 71 Tel. 0523 324260 *日曜日 OSTERIA D'UNA VOLTA Via San Giovanni 36/A Tel. 0523 304034 *日曜日 Largo Matteotti 30 Tel. 0523 385302 無休 TAVERNA DEL GUSTO Via Taverna 27 Tel. 0523 332814 *日・月曜日 TRATTORIA DEI PANZEROTTI Località Sparavera 24 (Mortizza) Tel. 0523 505417 *月曜日 Via Emilia Pavese 216 Tel. 0523 480134 *月曜日ディナー・火曜 日 OSTERIA LA TRAPPOLA Via Castello 14 Tel. 0523 315751 *土曜日・日曜日のディ ナー TRATTORIA PAOLI Via Decorati al Valor Civile 20 Tel. 0523 380273 無休 OSVALDO Galleria della Borsa 36 Tel. 0523 320251 *日曜日のランチ Via Emilia Pavese 130 (Angolo Via Bentelli) Tel. 0523 497320 無休 PEPPINO MC DONALD'S PIACENZA STAZIONE OSTERIA ANTICA ROMEA Via Emilia Parmense 29 Tel. 0523 623124 *日曜日 OSTERIA DEL PASSATEMPO Via XXIV Maggio 104/B Tel. 0523 498181 *日曜日のディナー・月 曜日 Via Scalabrini 49/A Tel. 0523 329279 *月曜日 PISAREI E FA...BLUES Via Cittadella 2/B Tel. 334 845334 無休 PO Via Nino Bixio 6 Tel. 0523 321680 *日曜日は予約のみ対 応 TRATTORIA SAN GIOVANNI Via Garibaldi 49/a Tel. 0523 321029 *月曜日のランチ・夏季 の日曜日 TRE GANASCE Via San Bartolomeo 62 Tel. 0523 490097 *日曜日 VECCHIA PIACENZA Via S. Bernardo 1 (Angolo Via Taverna) Tel. 0523 305462 *日曜日 VIA CARDUCCI 6 SUSHI WOK DRAGONE Via Passerini 12 Tel. 0523 612400 無休 L elenco contiene gli esercizi che hanno autorizzato alla pubblicazione dei dati. 9 TAVERNA 1961 OSTERIA LAGO VERDE MC DONALD'S PIACENZA EMILIA Via Chiapponi 31 Tel. 335 410969 *日曜日・月曜日のディ c/o Borgo Faxhall 36 Tel. 0523 315702 ナー 無休 IL GRILLO OSTERIA DEL TRENTINO Via Carducci 6/B Tel. 0523 331038 Ristorante *日曜日のディナー・月 曜日 *定休日 10 ピアチェンツァ県 La Mappa della Provincia ❶ ポー川 PO ❷ トレッビア川 TREBBIA ❸ サン・ピエトロ・イン・チェッロ SAN PIETRO IN CERRO ❹ サンタガタ SANT AGATA ❺ ピアネッロ PIANELLO ❻ アガッツァーノ AGAZZANO ❼ リヴァルタ RIVALTA ❽ グラッツァーノ・ヴィスコンティ GRAZZANO VISCONTI ❾ パデルナ PADERNA ロッカ・ドルジシオ ROCCA D OLGISIO キアラヴァッレ CHIARAVALLE ヴィゴロ・マルケーゼ VIGOLO MARCHESE トラーヴォ TRAVO カステッラルクァート CASTELL ARQUATO グロッパレッロ GROPPARELLO ヴィゴレーノ VIGOLENO ヴェレイア VELEIA ROMANA ペニチェ山 MONTE PENICE ボッビオ BOBBIO サルマート SARMATO 県内の市町村 I Comuni del Piacentino イタリア共和国 ミラノ ピアチェンツァ Piacenza ローマ 11 AGAZZANO ALSENO BESENZONE BETTOLA BOBBIO BORGONOVO CADEO CALENDASCO CAMINATA CAORSO CARPANETO CASTELL ARQUATO CASTEL S. GIOVANNI CASTELVETRO PIACENTINO CERIGNALE COLI CORTE BRUGNATELLA CORTEMAGGIORE FARINI FERRIERE FIORENZUOLA GAZZOLA GOSSOLENGO GRAGNANO GROPPARELLO LUGAGNANO MONTICELLI MORFASSO NIBBIANO OTTONE PECORARA PIACENZA PIANELLO PIOZZANO PODENZANO PONTE DELL OLIO PONTENURE RIVERGARO ROTTOFRENO SAN GIORGIO PIACENTINO SAN PIETRO IN CERRO SARMATO TRAVO VERNASCA VIGOLZONE VILLANOVA ZERBA ZIANO PIACENTINO 12 ピアチェンツァ県 La Provincia います。 トレッビア渓谷にあ けたフレスコ画(キリス 様々な渓谷を形成しています。 るボッビオ(Bobbio) ト磔刑図)で有名な礼 今もこの地に残る大規模農家は、肥沃な平地をくまなく農 は、7世紀初頭、アイル 拝堂と煉瓦造りの三連 地として利用し続けることで、昔ながらの低地の景観を守っ ランド出身の聖コロン 窓が美しい、司教座聖 ているのです。 バヌスがこの地に開い 堂参事会集会所もあり 緩やかな丘陵には特に葡萄畑が多く広がっていますが、そ の合間にはカシやナラの雑木林 ます。双方とも、ぜひ訪れていただきたい場所です。 たベネディクト派修道 ボッビオ、修道院 ヴィゴレーノ 院の周囲に発展した村 カステッラルクアート そのままもう少しオンジーナ街道を北へ進むと、ヴィッラ も残されています。手つかずの です。中世の雰囲気がそのまま残る村は、現在、避暑地として アルダ渓谷のカステッラルクアート (Castell Arquato)で ノーヴァのサンタ・アガタ(Sant Agata)に着きます。 ジュゼッ 自然が残る緑豊かな山々には、 人気を博しています。 も、中世の雰囲気をいたるところで楽しむことができます。市 ペ・ヴェルディの別荘には、当時の家具や遺品が残され、ヴェ 氷河期にさかのぼる大小の湖が 庁舎広場では、歴史を再現する催しや地元のお祭りがおこな ルディの作曲活動や暮らしの一端を垣間見ることができます。 あります。 このあたりで最も高い われています。 ヴィスコンティ要塞、ロマネスク時代の修道寄 ペニチェ山(標高1467m)では、 教会、ゴシック時代の執政官宮殿といった歴史的建造物が、 ウィンタースポーツも盛んに行 市庁舎を囲みます。以前「聖霊病院」だった16世紀の建物は ピアチェンツァ一帯を旅 われています。 現在、地質学博物館になっており、ナガスクジラや化石など することは、美食の伝統が ピアチェンツァには旧石器時 350-250万年前の発掘物から、ピアチェンツァ一帯の歴史を 息づく郷土料理の味を堪能 代から人の往来があり、ローマ 学ぶことができます。 することでもあります。 帝国の時代には多くの人たちが定住していました。ピアネッ そこから数 キ ロ 先 に 、ヴィゴロ・マルケーゼ( V i g o l o 地域の食品で最も有名 ロ市やトラーヴォ市にある考古学博物館には当時の生活を Marchese)教会と洗礼堂があります。洗礼堂の洗礼盤は古 なのは、昔ながらの製法で ヴェレイア ボッビオ、 ゴッボ橋 伝える発掘品が展示され、公園内には新石器時代の住居が 手作りされた完全無添加の 代ローマの柱頭を再利用したものです。ポー川流域のロマ DOPのサラミ類 再現されています。 また、 ヴァル・ダルダの高台では、 ヴェレイ 15世紀までの間に度重なる改修が行われた修道院内に ネスク様式を伝える重要な中世建築です。パルマ県とピア ア (Veleia Romana) (1-5 は、12世紀につくられた《善と悪の戦い》 と月暦を表す床モ チェンツァ県 にまた が 世紀)の考古学発掘現場 ザイクが残されています。また、周辺には市立博物館と聖コ るスティローネ州 立 公 は、EUのDOP(保護原産地保証)認証を取得しています。 また を見ることができます。 こ ロンバヌス博物館もあります。地元の名所は、11の不規則な 園(Parco regionale チーズでは、 グラーナ・パダーノ (Grana Padano)やプロヴォ こは、かつてリグーリア人 アーチが並ぶゴッボ橋です dello Stirone)は、自然 ローネ・ヴァルパダーナ(Provolone Valpadana)が同認証を が居住していた地域で、 (ゴッボとは、イタリア語で 学・地学・先史民俗学の 取得しています。 そこにあったローマの自 「こぶ」を意 味します)。現 観点できわめて重要な ワインに関しても、ピアチェンツァは、 グットゥルニオの赤 由都市を発掘する作業が 存する最古の記録は12世 施設です。公園内には、 ワイン、モンテロッソやオルトゥルゴ、 トレッビアニーノ、マル 紀のものですが、これはそ 中 世 の 村ヴィゴレーノ グロッパレッロ城 1760年以降続けられてい サラミ類です。その内、コッ パ(coppa)、サラミ (salame)、パンチェッタ (pancetta)の3つ ヴィゴロ・マルケーゼ るのです。発掘品の一部は改築されたばかりの収蔵館に展 れ 以 前 に 造られ た ものと (Vigoleno)が、昔の姿そのままに保存されています。石壁で 示されています。 考えられます 。リヴァルタ 囲まれた村には、12世紀の城や、15世紀のフレスコ画で飾ら ヴァジアの白ワインを始め、17種類ものDOC(原産地統制呼 称) ワインを誇っています。 ピアチェンツァには数多くの名物料理があります。例えば 県内では、数多くの古城が今も居城として使われており、 (Rivalta)は、 トレッビア川 れたロマネスク様式の聖ゲオルギウス修道院が残されてい プリモ・ピアット(パスタ、リゾッ そのうちの「パルマおよびピアチェンツァ公国の古城協会」 上流の河口に広がる平野に ます。 ト、スープ 類 )に は 、アニョロッ に属する11の城が一般公開されています。アガッツァーノ ある要塞村落です。15世紀 かつてパッラヴィチーノ国の首都だったコルテマッジョー ティ( 肉 詰 め パ スタ)入りス ー )、カステッラル の典型的な築城様式の城 レ(Cortemaggiore)は、四角い土地に道が直角に交錯す プ、リコッタとほうれん草入りの る、ルネサンス様式の都市です。聖母恩寵教会(Collegiata トルテッリ、ピザレイ・エ・ファゾ (Agazzano)、ボッビオ(Bobbio/p.11地図 グラッツァーノ・ヴィ クアート(Castell Arquato/p.12地図 )、 に円塔がそびえています。 、グロッパレッロ スコンティ (Grazzano Visconti/p.11地図❽) 周辺には宿泊施設や使用 リヴァルタ城 di S.Maria delle Grazie)には多くの美術品が展示されてい (pisarei e fasö:小さなニョッキ )、パデルナ(Paderna/pp.11-12 人の家々、厩舎が並び聖マルティヌス教会もあります。ピア ます。ルネサンスに活躍した画家パルミジャニーノの父フィ と豆のソース)、ボンバ・ディ・リー 、リヴァルタ (Rivalta/p.11地図❼) 、 ロッカ・ドルジシオ 地図❾) チェンツァ市の南にあるグラッツァーノ・ヴィスコンティ公園 リッポ・マッツォーラによる祭壇画が見どころです。 また、サン ゾ(ライス爆弾)、セコンド・ピアッ (Grazzano Visconti)は、多くの観光客を惹きつけています。 ティッシマ・アヌンツィアータ教会には、ポルデノーネによる ト (メインディッシュ) としては、鴨 (Sarmato/ ロ(San Pietro in Cerro/p.12地図❸)、サルマート 20世紀初頭にジョゼッパ・ヴィスコンティ・ディ・モドローネ フレスコ画や宗教行列時に使用した旗が保存されています。 のロースト、牛すね肉のオーブン )、ヴィゴレ ーノ は、一家が所有していた14 低地の田園地帯には、聖 焼き、馬肉の煮込み、ロバ肉の煮 世紀の古城を改修し、周囲 べルナルドゥスが開院し、14 込み、 トリッパ、タスト(卵やひき 大半の城は、いにしえの姿を の村全体を中世へとタイム 世紀初頭に改修された中世 肉、野菜をつめた子牛の冷製パ 今もとどめる村の中に築かれ スリップさせました。昔なが の僧院、キアラヴァッレ・デッ テ料理)が名物です。デザートに ており、城と村が一体となって らの職人工房が軒を並べる ラ・コロンバ(Chiaravalle は、 ラッテ・イン・ピエディ (ゼラチ 歴史の至宝を形成しています。 村では、中世の衣装を身に della Colomba)がありま ン不使用のミルクプリン)、 アーモ 現に、ボッビオ、カステッラルク まとった住民たちが、訪れ す。 ここには二重の円柱で支 ンドのタルト、栗のタルト、チャン アート、ヴィゴレーノは「イタリ る人たちを遠い昔へといざ えられたアーチが連なる回 ベッラ、そして伝統的なジャムの ないます。 廊があり、その前には、 グロ タルトなどがあります。 (Gropparello/p.11地図 (Rocca d Olgisio/p.11地図 )、サン・ピエトロ・イン・チェッ p.11地図 。 (Vigoleno/p.12地図 ) オルジシオ要塞(ロッカ・ドルジシオ) 13 テスク美術の影響を受 ピアチェンツァ県は、ポー川の南側全域に広がっています。 この一帯には、アペニン山脈からの急流が流れ込み、大小 アで最も美しい村」に選ばれて グラッツァーノ・ヴィスコンティ村 キアラヴァッレ・デッラ・コロンバ DOCワイン トルテッリ 14