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23 Feb.,`16 1)DSCW 用インターフェース(Model
23 Feb.,’16 1)DSCW 用インターフェース(Model-3)の概要 素人工作ですので、ご使用に際しては相応のご配慮をお願いします。 回路図は下記の通り超簡単です。USB⇔RS232 変換器内蔵型のインターフェースです。 基本的には、RS232C の RTS 信号でキーコントロールするようにしています。CW キープラグの芯線は 赤色線につながっています。 RTS/DTR の切り替えは赤色ジャンパーピンの位置で切り替えます。 上の写真が通常の RTS 信号で CW のキー操作をしています。 逆に DTR 制御ならば下の写真です。 赤いジャンパーピンが1ピン分下にずれているのがお分かりになりますでしょうか? トランシーバーの設定は、 CW モードでセミブレークインまたはフルブレークインを選択してください。 また、エレクトリックキー設定は一切使いません。 キーを選択してください。 縦振り電鍵を差したのと同じですからストレート 2)ドライバーのインストール なお、このインターフェースに使っている USB⇔RS232C 変換器のドライバーは 2014 年 7 月 29 日に WHQL の承認を得ていますが、実際に自動的にドライバーがセットできるのはかなり遅れそうですから VCP ドライバーをダウンロードして下さい。 http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm Windows XP, VISTA, Win 7 Win8/8.1 Win10(32 ビット 64 ビット)なら、v2.12.14 の右端にある WHQL Certified. Includes VCP and D2XX. Available as a setup executable Comments 枠内の Available as setup executable をクリック して、適当なフォルダーの中に名前を付けて保存をしてくだ さい。 そのフォルダーの名前と場所を控えてください。 そして、ダウンロードされた CDM v21214_Setup.exe をダブルクリックしてください。 この画面が出たら Extract をクリックします。 次へを押せば、インストーラーが始まります。 同意します(A)のラジオボタンを選択して、次へを押しますとデバイスドライバーがコンピューターに インストールされます。これで完了します。 次に、インターフェースを USB 端子に差し込めば、ドライバーのインストールが自動的に始まります。 途中の画面で、⇒ 新しいハードウエアが検出されました ⇒ ディバイスドライバーインストールの ためインターネット接続をするかの画面では、今回は接続しないを選択(ドライバーはすでにダウンロ ードを済ませてコンピューター内に入っているから)します。 デバイスマネージャの、COM ポート(COM と LPT)の中に USB Serial Port(COM*)が新しく増えて 居れば完了です。この COM 番号*は覚えておいてください。 もしも、完了していなかったら、CDM v21214_Setup.exe を押すところから、もう一度やり直してくだ さい。何故か2度目には、うまく出来ると思いますが、いかがでしたか? なお、USB 端子を差し込む位置(場所)はいつも同じ所と決めておいてください。 場所が変わると新し いデバイスと認識され COM 番号がどんどん上に上がってしまいます。余計な COM 番号を減らしたい時 はデバイスマネージャの COM ポートに表示される USB Serial port(COM*)プロパティから行いますが、 現に使っている COM 番号まで消してしまわないように注意しましょう。 以上で、DSCW にこのインターフェースを使う準備が出来ました。DSCW の設定は取説(HTMLHELP) をご覧ください。 PTT コントロールの説明: (付録) (注:CW を運用するのに PTT コントロールをしている局はほぼ皆無でしょう。あくまで、好みの話で すから、以下は参考程度に止めてください。 ただし、ディジタルモード通信をするときには PTT 制御 が必要ですからこれを使ってください。 ) DSCW のオプション設定の PTT 制御を使えば、プリアンプ・リニアパワーアンプの PTT 時差制御に使 えます(必要に応じて追加の回路を付加下さい)。 しかし、プリアンプ・リニアパワーアンプを使わない ときでも、この PTT 制御は CW 運用に置いて意外な効果が有ります。 普通、トランシーバーをフルブレークインで使うと、短点1個毎にでもリレーがカチカチ音を立てうる さいだけでなくリレーの寿命が気になります。 そこで、セミブレークインを使うと遅延時間を長めに してやればリレーがカチカチしなくても送信できます。 しかし、コンテストとか移動運用などで、こ ちらの送信が終わったらすぐに相手局は応答してくるのですが、遅延時間が邪魔して、相手局の頭符号 が取れないことが有ります。 そこで、DSCW のオプション設定画面の PTT コントロールを選択したら、CW 符号の送出が終われば 20 ミリセカンド(PTT の OFF 時間は固定)ですぐに受信に切り替わりますから、相手の信号の頭が切れる ことはほとんどありません。 実は、このインターフェース内には、あと一つジャンパーピンが有ります。CW KEY コントロールの RTS/DTR 切り替えが縦方向のピンとすると、水平方向のピンが PTT コントロールです。 左の写真は CW が RTS 信号で、PTT は DTR 信号の状態です。右側は CW が DTR 信号で、PTT は RTS 信号です。この様にジャンパーピンの位置で RTS/DTR を切り替えることが出来ます。 トランシーバーはフルブレークイン設定で OK です。 ところで、最近はリグコントロールを使ってハムログに周波数とか運用モードを自動的に取り込んでお られる局が増えています。 ハムログのリグコントロールを使って PTT 制御が出来る様にしてみました。 DSCW のオプション設定画面で PTT をハムログ側にセットして試してみてください。 ただし、少し問題があります。 リグコントロールで PTT 制御をするには 15~20 バイトの命令文をト ランシーバーに送る必要があるから 9600 ボーでも CPU の負荷状況に応じて 10~20 ミリセカンドほど の遅れが生じます。 トランシーバー単体でご使用になる場合には問題は無いでしょうが、プリアンプ・ パワーアンプなど外部機器をお使いの方は、安全のため RTS/DTR 信号の配線(白色)を使って PTT 制 御してください。 以上。 By JA3CLM