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Historian Machine Edition
Historian Machine Edition コントローラシャーシに組み込まれたヒストリアン 利点 • ControlLogixモジュールの1つとして シャーシに挿入 • 従来のヒストリアンより10倍以上速 いデータ収集レート • 総所有コスト(TCO)を削減 – 専用コン ピュータや特別なクライアント/ソフ トウェアの構成が不要 • 堅牢で信頼性の高いデータ収集アプ リケーション • 豊富な機能を備えた対話型のブラウ ザ操作でタスクを実行し、構成や簡 単なレポート生成が可能 • 機械装置メーカ(OEM)は、高速データ 収集を目的として、装置内ヒストリア ンとして使用可能 FactoryTalk® Historian Machine Edition 高速、簡単、信頼性が高い: マシンレベルのヒストリアン データの信頼性の向上、ダウンタイムの最小化 FactoryTalk® Historian MEは、 現場での迅速な設置、構成、検証 作業を実現します。機械製造メー カによる機械設置時のダウンタイ ムを最小限に抑え、エンドユーザ に付加価値を提供します。製薬、 食品、飲料、およびその他の規制 が厳しい業界では、切れ目のない 稼働時間を実現し、USDAまたは FDAの要件を満たす優れた信頼 性を得ることができます。 製造の現場において、データが追跡されないまま機械が稼働し続けた 場合、そのあらゆる瞬間が製造メーカのリスクにつながります。生産品質 を改善し、市場投入時間を短縮し、規制を順守するには、正確なリアル タイムの製造情報が不可欠です。FactoryTalk® Historian Machine Edition (ME)は、卓越した可用性と高速なデータ取得機能を備えており、ダウン タイムのリスクを軽減し、製造メーカの継続的なプロセス改善目標の達 成をお助けします。 ロックウェル・オートメーションのFactoryTalk Historianは、リアルタイムの プロセスと生産情報を取得するための統合ツールです。ロックウェル・ソ フトウェアのヒストリアンストラテジは3階層に分かれています。このス トラテジにより、1台の機械(FactoryTalk Historian ME)から、FactoryTalk® Historian Site Edition (SE)などのプラント規模のシステムまでをサポート することができます。さらに、FactoryTalk® Historian Enterprise Edition (EE)の新たなリリースによって、世界的に展開する企業もサポートできる ようになります。このシリーズを使用すると、1つの組み立てラインから、 企業全体にわたる生産ライン、さらには企業全体にわたって性能指数を 考察できるようになり、製造メーカは競争力のあるパフォーマンス目標 を達成するだけでなく、その目標を超えることができます。 FactoryTalk Historian MEは、堅牢かつ高速のデータ収集を確実に実施で きます。これは、 マシン上のデータ収集機能を強化した組込み型のソリッ ドステートのモジュールで、可動部品はありません。このユニットのソフ トウェアは消費メモリが少なく、サーバやMicrosoft® Windows® PCを必要 としません。低コストで導入でき、ネットワークやその他のシステム停止 によるデータ損失のリスクも低減します。スタンドアロン型の設計が採 用されているため、不安定な通信や機械の置かれた厳しい環境が原因で 以前はアクセスできなかった掘削リグや掘削井戸などの場所でリモート データを取得するのに適しています。 データ収集の構成は簡単で、タグの自動検出と 自動構成を使用した、3ステップの操作しか行な う必要がありません。 FactoryTalk Historian ME のホームページには、モジュールのステータスの概要が簡単かつ明確 に表示されます。 ユニットのオンボードメモリには連続データバッファが 保持されているのと同時に、FactoryTalk Historian SEや OSIsoft® PIサーバとの互換性を備えているため、データを オフロードして転送することが可能です。また、Webクラ イアントインターフェイスを使用して、モジュール内のデー タを構成したりレポートを生成することができます。 機械にFactoryTalk Historian MEを導入すると、機械装置メ ーカ(OEM)はヒストリアンモジュールを事前に承認するこ とで施設での設置、構成、検証にかかる作業を迅速に進 めることができます。これによって、機械製造メーカは、 機械設置時のダウンタイムを最小限に抑えて、エンドユー ザに付加価値を提供できるようになります。製薬、食品、 飲料などの規制が厳しい業界では、切れ目のない稼働時 間を実現し、USDAまたはFDAの要件を満たす信頼性を得 ることができます。例えば、サーバやネットワークの中断 が原因でプラントヒストリアンへの接続が失われたとし ても、データは組込み型ヒストリアンに保存されているた め、接続が復旧すれば転送が再開されます。FactoryTalk Historian MEにはアドオンプロファイル(AOP)が採用されて おり、制御アプリケーションを開発し、すべてのデータが 完全な状態のままでバッチを完了するために機械が必要 とするストレージ残量を判別することができます。制御ア プリケーションはこの情報を使用して、機械が動いていな いときは必要に応じてデータ収集を停止したり、バンド幅 を制御するためにプラントヒストリアンへのデータ転送の 開始や停止を行なうことができます。 2 FactoryTalk Historian SEやOSIsoft PI Systemなどのプラント システムのヒストリアンと組み合わせて使用すると、オペ レータは機械からの履歴データを見たり、企業全体の生 産パラメータに基づいて稼動を互いに関係付けて、分析で きるようになります。2つの製品を組み合わせることによ り、企業データ全体を見渡せるようになり、非効率の原因 を素早く特定して修正しやすくなります。これは、製造の 結果全体に影響する製造の一貫性、エネルギー消費、初回 通過品質、およびその他の要因を改善する上で役に立ち ます。 特長 FactoryTalk Historian MEの強力なデータ収集と分析エンジ ン、FactoryTalkスイート内の広範な一連のMicrosoft対応の レポート報告ツールを使用して、企業全体を見渡せるよう にします。 操作が容易 自動化されたインストールと構成 FactoryTalk Historian MEは、バックプレーン内のコントロー ラと通信しながらバックプレーン上で自動的にインストー ルと構成が行なわれます。このため、時間、日、または月単 位で行なわれていた実装時間を分単位にまで短縮できま す。Logixコントローラが自動検出され、履歴化対象の関連 タグもすべて構成されます。 FactoryTalk Historian MEでは、豊富な機能を備えた 対話型のブラウザ操作でタスクを実行できます。 モジュールによって、Web UIでのデータのトレンドを含む簡単なレポートを作成できます。 スケーラブル 企業全体に配備された機械からデータを収集 FactoryTalk Historian MEはモジュール式であるため、ラッ ク対応のスタンドアロンとして使用することも、プラント 全体をサポートするヒストリアンとして構成し、データを 最大の解像度で収集して転送することもできます。1つの バックプレーンで最大4台のコントローラからデータを取 得できます。 迅速 高速のデータ収集 FactoryTalk Historian MEは、ネットワークのバンド幅によっ て制限されることはありません。バックプレーン通信を活 用して、データ収集の速度を上げます。また、最大10msec のスキャンレートにより、従来のネットワーク接続型のプ ラントヒストリアンを上回るよりきめ細かいデータを提供 できます。 高信頼性 堅牢で強化された組み込み型のアプライアンス FactoryTalk Historian MEは、ソリッドステートのデータ収集 機能を使用して安全かつ正確にデータを記録します。可動 部品はなく、オペレーティングシステムやコンピュータのメ ンテナンスは必要ありません。ネットワーク障害や、その後 ファームウェア更新時にメンテナンスが必要になった場合 にも、ダウンタイムは発生しません。工場受入試験時に、 機械装置メーカが事前承認を行なうことができるため、エ ンドユーザの全体的な検証作業が大幅に削減されます。 本製品導入のメリット 市場投入時間の短縮 • 仕様や運用、製品の制約に応じて、運用と製品品質をモ ニタおよび分析 • 仕様変更または発注内容の変更に要する時間を短縮 • 製品の無駄を抑え、再利用と混合を促進 • 機器の生産能力の効率を高めて、資材のコスト管理機能 を向上 • 新たな運用作業、資材、機器、機器機能、および手順に 関するデータを収集して評価することにより、製品開発 を改善 • 運用や生産の障害を特定し、効率化を図ることで、不要 な設備投資を回避 コンプライアンスの向上 • 規制または許容範囲内でのパフォーマンスを促進、検 証、および文書化 • 効率的な管理を改善 • 機械装置メーカ(OEM)における納品およびテストを組み 込むことで、検証作業の削減を支援 3 パフォーマンスの向上を促進 ControlLogixのガイドラインと要件 • 機器の効率的な使用とパフォーマンスをモニタまたは 計算する。パフォーマンスの低下を検出し、作業および メンテナンス対策に関する通知や要求を発する。 • タイムスタンプが付けられたリアルタイムの作業データ と生産データを提供 • ControlLogixはバージョン13.x以降でサポートされる。 AOPはバージョン15.x以降でサポートされる。 • 同一のControlLogixシャーシに最大4台のコントローラを 接続 • 1つのシャーシに最大2つのFactoryTalk Historian ME 納品品質を最大限に高め、 継続的なプロセス改善 • 実際の生産とモデル生産を文書化し、偏差を特定 • スループット、資材、または機器の変更が発生した際に 新しいプロセスと作業範囲を分析 • 運用と製品品質に関する問題の原因を特定 • 生産の初期段階(上流)で規格外の製品を特定して分離す ることにより、効率的な生産能力(下流)が向上 FactoryTalk Services • バックプレーン・データ・コネクタ • FactoryTalk®セキュリティ統合 • FactoryTalk®ディレクトリ統合 詳細情報 注文については、当社または当社代理店までお問い合わ せください。 導入事例 機械装置メーカ(OEM)は、エンドユーザの施設にある機 械の使用状況やメンテナンスを実際に制御またはモニ タできない場合でも、お客様に設備が稼動することを 保証しなければならない場合があります。 マシンレベル のヒストリアンを製品に組み込むことにより、高速かつ 詳細なデータを取得し、障害を予防するための予防的 メンテナンスに役立てることができます。機械装置メー カがパフォーマンスを分析して優れた保証と顧客サー ビスを提供するには、データを正確に取得することが 前提となります。もちろん、優れたパフォーマンスを実 証し、評価を得ることができれば、機械製造メーカが多 大な収益を上げる可能性が広がることも事実です。 製薬業界向けのある機械装置メーカは、最近、複 数のマシンベースのチャート式記録計をFactoryTalk Historian Machine Editionアプリケーションに置き換え ました。この結果、このメーカでは、インクと用紙のコ スト節約に加え、速度、信頼性、パフォーマンスの面で も、お客様に対して優れた成果を実証できることが明 らかになりました。 「弊社のお客様は、高速で精度の高い製品処理をまさ に必要としています。エラーや誤動作によりラインが停 止すると、何百万ドルもの生産コストがかかる可能性 があります。そして、非常に規制の厳しい業界では、評 判の低下による損害は言うまでもありません」と、機械 装置メーカのプラント管理者であるジャック・オブライ エン氏が語っています。 「機械にFactoryTalk Historian MEを組み込んだことで、 現場でバッチを迅速かつ簡単に導入し、構成できるよ うになりました。この結果、お客様の現場ではダウンタ イムを大幅に短縮できるようになりました。FactoryTalk Historian MEはサーバやネットワークに接続されていな いため、セキュリティの問題を回避できることも分かり ました。これは、この業界においてお客様のニーズを満 たす上で重要な要素です。」 このお客様は、FactoryTalk Historian MEを使用して 1,000台を超えるセンサから得られた時系列の情報を 追跡できるようになりました。FactoryTalk Historian ME アプリケーションの圧縮機能とレポート機能により、プ ラント管理者は、データ損失を最小限に抑えながら、こ れまで以上に速く詳細なデータを入手できるようにな りました。 ControlLogix, FactoryTalk Historian EE, FactoryTalk Historian ME, FactoryTalk Historian SE, Rockwell Software, およびRockwell Automationは、Rockwell Automation, Inc.の 商標です。Rockwell Automationに属していない登録商標と商標は、それぞれの企業に所有されています。 Publication FTALK-PP035B-JA-P – March 2011 Copyright ©2011 Rockwell Automation, Inc. All Rights Reserved. Printed in USA.