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がん患者に必要な情報をまとめた冊子「患者必携」の 試作版が

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がん患者に必要な情報をまとめた冊子「患者必携」の 試作版が
見落としがちだけど役立ちそうなちょっと気になるニュースや、話題の本をピック・アップ
ニュース・クリップ
がん患者に必要な情報をまとめた冊子「患者必携」の
試作版がホームページに掲載
国立がんセンターがん対策情報センターは、がん患者にとって必要な情報をまとめた冊子「患
者必携」の試作版をホームページで公開し、意見を募集しています。
「患者必携」は、がん情報を取りまとめたA4判254ページの「がんになったら手にとるガイ
ド」、A5判70ページの「私の療養手帳」、地域のがん治療ネットワークなどの情報を掲載する「地
域の療養情報」
(茨城、栃木、静岡、愛媛の4県:2009年7月現在)で構成。
「がんになったら手
にとるガイド」は、
「“がん”と言われたとき」
「がんに向き合う」
「がんを知る」の3部構成で、病
気を受けとめ生活していくための多面的な情報を掲載。
「私の療養手帳」はがんの診断から治
療法の説明、入院治療などの流れに沿って、患者さん自身が注意点などを書き留められるよう
な体裁になっています。
国立がんセンターがん対策情報センター:http : //ganjoho.ncc.go.jp/public/(2009年8月現在)
ニュース・クリップ
早期発見に役立てるための
「脳卒中のうた」
日本で死亡原因第3位、寝たきりの原因第1位の脳
どこまで「脳」は解明されているのか。
知的興奮に満ち満ちた一冊
卒中。その発症後3時間以内に治療を始めれば、回復
手を「動かそう」と意図する前に、脳はすでに動かす準
率が高まるといわれています。そこでNPO法人 救急
備を始めている。ゴルフパットの成否は、脳をMRIで測定
医療の質向上協議会(事務所:獨協医科大学越谷病院
すれば予測できる…。
救命救急センター内)は、周囲の人が症状にいち早く
こんな驚くべき話を満載した本書の著者は、東京大学
気づき、迷わず119番するよう呼びかける歌「愛する
大学院薬学系研究科准教授 の
人を救うために―脳卒中になったとき」を作成、同協
池谷裕二先生。糸井重里氏との
議会のホームページで公開しています。
対談本『海馬』や『進化しすぎ
ノリのいいアップテンポの曲に乗せて
“顔がゆがむ、
た脳』で一躍名を知られた池谷
手が上がらない、言葉がもつれる…脳卒中のサイン
先生は、本書でもわかりやすく
を見つけたら119”と、気づきやすい症状を歌詞に
脳 研 究 の 最 前 線を 紹 介しなが
盛り込み、覚えやすく親しみやすい曲に仕上がってい
ら、私たちの“心”や“自由意志”
ます。
とは何なのか、わくわくするよう
NPO法人 救急医療の質向上協議会:
http://www.cats-npo.net /(2009年8月現在)
単純な脳、複雑な「私」
池谷 裕二著
朝日出版社/¥1,700(税別)
な仮説を提示して説明していき
ます。
「Pallette Vol.74」2009年9月20日発行
CZA4409H01
(7282)KK
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