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みずほ中国経済情報 - みずほ総合研究所

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みずほ中国経済情報 - みずほ総合研究所
みずほ中国経済情報
2014年1・2月合併号
[中国経済の概況]
[景気動向]
◆ 2013年10~12月期の実質GDP成長率は前年同期比+7.7%と、7~9月期(同
+7.8%)より若干鈍化するも、概ね横ばい推移。
◆ 12月単月の主要指標は、消費が堅調な伸びを維持した一方、生産や投資の
伸びは引き続き鈍化。CPIは鈍化、PPIは横ばい。住宅価格は上昇ペースが
鈍化。
◆ 12月の銀行貸出残高の伸びは11月からほぼ横ばい。銀行以外からの資金調
達も含む社会融資総額も11月並み。
[注目点:2013年末の短期金利上昇の背景]
◆ 2013年12月中旬以降、年末にかけて銀行間短期金利が上昇。上海銀行間取
引金利(SHIBOR)は、2013年6月20日以来の高水準に。
◆ 今回の短期金利上昇の主因は、①年末越えの資金需要の高まり、②年末の
財政預金納入の遅れ、③人民銀行の資金供給に対する抑制姿勢。
◆ 人民銀行が積極的な資金供給を控えるのは、高水準の短期金利を一定程度
容認することで、理財商品の拡大を抑制し、資金配置の歪みを調整するた
め。2014年もこうした取り組みが続く中、金利は高水準で推移する見込み。
2014年 1月 3 0 日
発行
アジア調査部中国室研究員 玉井芳野
03-3591-1367
yoshin [email protected] izuho-ri. co.jp
●当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではあり
ません。本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確
性、確実性を保証するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されるこ
ともあります。
1.景況:10~12 月期の実質 GDP 成長率は若干鈍化するも、横ばい推移
2013 年 10~12 月期の実
質 GDP 成長率は前年同
2013 年 10~12 月期の中国の実質 GDP 成長率は、前年同期比+7.7%(7~9 月期:同
+7.8%)とわずかに鈍化したものの、概ね横ばいとなった(図表 1)
。
期比+7.7%とわずかに
2013 年 10~12 月期の成長率鈍化の主因は、固定資産投資の伸びの鈍化である。10
鈍化するも、概ね横ばい
~12 月期の固定資産投資の実質伸び率は前年同期比+17.1%(みずほ総合研究所推計
値)と、7~9 月期(同+20.3%)に比べて低下した。一方、10~12 月期の社会消費品
小売総額の実質伸び率は前年同期比+11.7%と、7~9 月期(同+11.4%)より小幅に
加速し、堅調さを維持した。
10~12 月期の輸出(名目ドル建て、通関ベース)の伸びは前年同期比+7.4%と、7
~9 月期(同+3.9%)より加速した。輸入の伸びは、同+7.2%と 7~9 月期(同+8.4%)
より若干鈍化した。ただし、貿易統計については輸出水増しなど虚偽報告の可能性も
指摘されており、信憑性に乏しい。
なお、2013 年通年の成長率は、前年比+7.7%と 2012 年と同水準の伸びを維持した。
2013 年 3 月の全国人民代表大会で掲げられた「+7.5%前後」という成長率目標も達
成された。
12 月の工業生産は小幅
に鈍化
12 月単月の主要指標をみると、消費が堅調な伸びを維持した一方、生産や投資の伸
びは引き続き鈍化した。
工業生産は前年同月比+9.7%と 11 月(同+10.0%)より小幅に鈍化した(図表 2)
。
業種別にみると、鉄鋼、紡織、一般機械、特殊機械などの伸びが鈍化し、生産全体の
伸びを下回った。一方、非鉄金属、自動車、通信・電子機器などは 11 月に引き続き伸
びが加速した。
製造業 PMI は小幅に悪
化
政府発表の製造業 PMI をみると、12 月は 51.0(11 月:51.4)と小幅に低下した(図
表 3)
。内訳をみると、すべての構成指標がそろって低下し、生産指数も 6 カ月ぶりに
低下した。なお、HSBC 発表の 1 月の製造業 PMI 速報値は、49.6(12 月:50.5)と悪化
し、景気拡大・縮小の分岐点である 50 を 6 カ月ぶりに下回った。
図表 1 主要経済指標
(前年比、%)
実質GDP(右目盛)
社会消費品小売総額(左目盛)
14
固定資産投資(左目盛)
輸出(左目盛)
12
(前年比、%)
28
26
24
22
20
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
図表 3 製造業 PMI
図表 2 工業生産
18
58
(前年同月比、%)
工業生産
鉄鋼
16
新規受注
原材料在庫
生産
PMI
56
紡織
54
9.8 9.5
10
9.2
8.9
7.6 7.4 7.9
7.9
7.5 7.8
7.7
8
7.7
14
52
12
6
50
10
4
48
8
2
0
11
12
13
46
6
(年)
(注)社会消費品小売総額は小売物価指数、固定資
産投資は固定資産価格指数で実質化。輸出は
4
11/01
12/01
13/01
名目ドル建て、通関ベース。実質GDP 成
(注)1、2 月は 1~2 月累計値を利用。
長率以外みずほ総合研究所推計値。
(資料)国家統計局、CEIC
(年/月)
44
11/01
12/01
13/01
(年/月)
(注)1. 季節調整後だが、季節性が完全には除去
されていない点に注意。
2. 2013 年からサンプル数が830 社から
3,000 社に増加。
(資料)国家統計局、海関総署、CEIC
1
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
輸出の伸びは前月に比
べて大きく低下
12 月の輸出(ドルベース)の伸びは前年同月比+4.3%と、11 月(同+12.7%)に
比べて大きく低下した(図表 4)
。ただし、2012 年 12 月と 2013 年 11 月に虚偽報告に
よる輸出の水増しが行われていた可能性が高く、2013 年 11 月の前年比は高めに、2013
年 12 月の前年比は低めにバイアスがかかっていると考えられる。
地域別にみると、11 月に比較的高い伸びを示していた欧州・米国向け輸出が勢いを
欠いた。品目別にみると、PC、携帯電話、集積回路など通信・電子機器を中心とした
機械輸出の伸びが鈍化した。
輸入の伸びは小幅に加
速
12 月の輸入(ドルベース)の伸びは前年同月比+8.6%と、11 月(同+5.4%)より
加速した。国・地域別にみると、EU や BRICS からの輸入の伸びは 11 月より鈍化した
ものの、米国や日本からの輸入の伸びが高まった。品目別では、鉱物燃料やプラスチ
ックなどの素材輸入の伸びが目立って加速した。
貿易収支は黒字幅縮小
12 月の貿易収支は 256 億ドルの黒字となり、11 月(338 億ドルの黒字)から黒字幅
が小幅に縮小した。
投資の伸びは鈍化
12 月の投資(固定資産投資)の名目伸び率は前年同月比+17.1%(推計、11 月:同
+18.2%)と鈍化した(図表 5)
。過剰生産能力を抱える鉄鋼の投資が引き続き弱含ん
だほか、道路、水利・環境などインフラ関連の投資に一服感がみられた。
消費の伸びはほぼ横ば
い
12 月の消費(社会消費品小売総額)の名目伸び率は、前年同月比+13.6%(11 月:
同+13.7%)と前月からほぼ横ばいとなった(図表 6)
。
商品別の消費動向を、売上高 500 万元以上の小売店販売額によってみると、自動車
類や建材などが高い伸びを維持した。
雇用・所得は堅調に推移
雇用・所得は堅調に推移した。10~12 月期の求人倍率は 1.1 と、7~9 月期(1.08)
から小幅に上昇した。職種別にみると、労働集約型の職業の倍率が引き続き高水準を
維持したほか、低下を続けていた事務職の倍率が 3 四半期ぶりに高まった。所得につ
いては、10~12 月期の都市一人当たりの可処分所得の名目伸び率は前年同期比+
10.6%(7~9 月期:同+10.2%)と小幅に加速した(次頁図表 7)
。なお、農村一人当
たりの現金収入の名目伸び率は未発表(7~9 月期:同+13.5%)である。
図表 4 輸出・輸入
図表 5 固定資産投資
(前年同月比、%)
60
30
図表 6 社会消費品小売総額
(前年同月比、%)
25
(前年同月比、%)
社会消費品小売総額(名目)
輸出
輸入
50
社会消費品小売総額(実質)
25
20
40
20
30
20
15
15
10
10
10
0
固定資産投資(名目)
固定資産投資(実質)
▲ 10
▲ 20
11/01
5
5
12/01
13/01
(年/月)
0
11/01
0
11/01
(注)名目、ドルベース。
(資料)海関総署、CEIC
12/01
13/01
12/01
13/01
(年/月)
(年/月)
(注)年初来累計額および年初来累計前年比をも (注)実質化は小売物価指数による。12、13 年の
とに単月に換算。工業生産者購入価格指数
1~2 月は 1~2 月累計の前年同期比。
(資料)国家統計局、CEIC
で実質化。
(資料)海関総署、CEIC
2
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
2.インフレ:CPI は鈍化、PPI は横ばい推移。住宅価格は上昇ペースが鈍化
CPI 上昇率は鈍化
12 月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比+2.5%(11 月:同+3.0%)と 2 カ月
連続で鈍化した(図表 8)
。野菜など食品価格が落ち着いているためとみられる。一方、
非食品価格は前年同月比+1.7%(11 月:同+1.6%)と小幅に伸びを高めた。燃料価
格の引き上げなどが影響した。
PPI 上昇率は横ばい推移
12 月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比▲1.4%と 11 月から横ばいで推移した。
セメントなど非金属鉱物製品の価格は下げ止まりの兆しを見せているものの、鉄鋼価
格や非鉄金属価格は前年比マイナス圏での推移を続けている。
住宅価格は上昇ペース
が鈍化
12 月の新築分譲住宅販売価格(主要 70 都市)は前年同月比+9.2%(推計、11 月:
同+9.1%)と、上昇ペースが鈍化した(図表 9)
。4 大都市でも、北京・広州・深圳で
は価格の伸びが約 1 年半ぶりに鈍化し、上海の伸びも 11 月から横ばい推移となった。
前月比は、+0.4%(推計、11 月:+0.5%)と 4 カ月連続で小幅に鈍化した。10 月下
旬から 11 月にかけて、大都市を中心に住宅価格調整策が追加的に導入されたことなど
が価格の上昇ペース鈍化に寄与したと考えられる。
不動産販売の伸びは 11
月から大幅に低下
12 月の不動産販売面積の伸びは、前年同月比+0.7%と 11 月(同+14.8%)から大
幅に低下した。上述の住宅価格調整策に投機的な住宅購入を防ぐための措置が含まれ
ていたことなどが影響したと考えられる。
3.金融政策:春節休暇を控えた資金需要の高まりを背景に、大規模な資金供給を実施
マネーサプライおよび
預金の伸びは鈍化
12 月の金融指標に関しては、マネーサプライ(M2)の伸びが前年同月比+13.6%と 11
月(同+14.2%)から低下した。人民元預金残高も前年同月比+13.8%(11 月:同+
14.5%)と鈍化した。その要因として、預金金利よりも高い金利を提供する理財商品や
インターネット金融商品に預金が流出している可能性が指摘されている。
銀行貸出残高の伸びは
ほぼ横ばい
12 月の人民元貸出残高の伸びは前年同月比+14.1%(11 月:同+14.2%)とほぼ前
月並みの伸びとなった。人民元貸出増減額は 4,825 億元の増加(11 月:6,246 億元増)
と、前月より増加幅が縮小した。銀行以外からの資金調達も含む「社会融資総額」は、
1 兆 2,322 億元(11 月:1 兆 2,269 億元)と前月並みとなった。企業の債券による資金
調達の規模が縮小した一方、銀行引受手形による資金調達が拡大した。
図表 7 都市・農村所得
30
(前年同期比、%)
都市一人当たり可処分所得
農村一人当たり現金収入
25
図表 8 CPI、PPI
8
図表 9
(前年同月比、%)
22
CPI
PPI
6
20
全国
北京
18
上海
広州
16
深セン
14
4
20
新築住宅販売価格
(前年同月比、%)
12
10
2
15
8
6
0
10
4
2
▲2
5
0
▲4
11/01
0
10/03
11/03
12/03
(注)名目値。
13/03
(年/四半期)
▲2
12/01
13/01
(資料)国家統計局、CEIC
(資料)海関総署、CEIC
3
(年/月)
▲4
11/01
12/01
13/01
(年/月)
(注)全国計は全国 70 都市の価格指数より計算。
(資料)国家統計局、CEIC
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
人民銀行は春節を控え
人民銀行は、2013 年 12 月 24 日以降、リバースレポを 3 週間停止したが(詳細は「注
た資金需要の高まりを
目点」参照)
、1 月 20 日に、常備貸借ファシリティー(人民銀行が金融機関に対し、
背景に、大規模な資金供
格付けの高い債券・優良貸出資産等を担保に、流動性を提供する金融政策手段で、日
給を実施
本銀行の「補完貸付制度」に近い)を通じて、商業銀行に緊急の流動性を供給したと
発表した。その後、1 月 21 日、23 日に大規模なリバースレポを実施し、合計で 3,750
億元の資金供給を行った(図表 10)
。春節休暇(1 月 31 日~2 月 6 日)を控えた資金
需要の高まりを背景に、大規模な資金供給を行ったとみられる。これらの措置をうけ
て、1 月以降上昇していた上海銀行間取引金利(SHIBOR)も低下した(図表 11)
。
理財商品のデフォルト
なお、1 月下旬、理財商品(高利回りの資産運用商品)のデフォルト懸念が高まっ
懸念の高まりも短期金
たことも、今回の短期金利の上昇に影響した。2011 年に中誠信託が組成し中国工商銀
利上昇に影響
行が販売していた理財商品について、投資先である山西省の炭鉱会社の経営不振によ
り、期日である 1 月 31 日までの償還の見通しが立たなくなった。最終的に、第三者の
投資家の買い取りにより、期限までの元本返済が決定し、大規模なデフォルトは回避
された。ただし、こうした救済措置が投資家のモラルハザードにつながる可能性も指
摘されており、理財商品をめぐる動きには今後も注意が必要だ。
対ドル人民元レートは1
月以降元高が進行
対ドル人民元レートは、1月に入り、元高ペースが加速し、1 ドル=6.04 元台に突
入した(図表 12)
。背景には、人民銀行が設定する基準値が元高方向に設定され続け、
過去最高値を更新したことなどがある。その後、基準値がやや元安方向に設定された
ことなどから、1 月半ば以降は概ね 1 ドル=6.05 元台で安定的に推移している。
株価は 12 月中旬以降、
下落傾向
上海総合株価指数は 2013 年 12 月中旬から下落を続けた。12 月中旬以降の短期金利
上昇に際して人民銀行が資金供給に消極的な姿勢を見せたこと(
「注目点」参照)
、新
規株式公開(IPO)の再開による需給軟化が嫌気されたこと、シャドーバンキングの監
督強化に関する文書を国務院が関連部署向けに発表したとの報道があったこと、など
が影響した。その後、人民銀行による資金供給を受けた短期金利の低下などを好感し
いったん持ち直したが、上述の理財商品のデフォルト懸念が高まったことをきっかけ
に、再び弱含みの動きをみせた。
図表 10 公開市場操作
4,500
図表 11 上海銀行間取引金利
(億元)
資金供給
10
資金吸収
ネット供給額
(元/ドル)
(%)
8
2,500
(1990年12月19日=100)
6.14
2,300
6.12
2,250
6.10
2,200
6.08
2,150
6.06
2,100
1週間物
9
3,500
図表 12 為替、株価
7
6
1,500
5
4
500
3
▲ 500
6.04
2
6.02
1
▲ 1,500
13/08
13/09 13/10
13/11 13/12 14/01
(年/月)
0
13/09
13/10
13/11
13/12
14/01 (年/月)
6.00
13/09
2,050
対ドル人民元レート(左目盛)
上海総合株価指数(右目盛)
1,950
13/10
13/11
13/12
14/01
(注)週次データ。
(注)日次データ。直近は1 月28 日。
(注)日次データ。直近は1 月28 日。
(資料)Bloomberg
(資料)Bloomberg
(資料)Bloomberg
4
2,000
(年/月)
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
4.注目点:2013 年末の短期金利上昇の背景
2013 年 12 月中旬以降、
2013 年 12 月中旬以降、年末にかけて銀行間短期金利が上昇した(前頁図表 11)
。上
年末にかけて銀行間短
海銀行間取引金利(SHIBOR)7 日物レートは、12 月 23 日に 8.843%と、2013 年 6 月 20
期金利が上昇
日以来の高水準に達した。その後 12 月 24 日、人民銀行が 3 週間ぶりに公開市場操作に
よる資金供給を実施したことなどから、金利はやや落ち着きを取り戻した。
短期金利上昇には、①年
12 月の金利上昇の要因を以下三つの要因から説明したい。一点目が、年末越えの資金
末越えの資金需要の高
需要が高まっていたという季節要因だ。二点目が、2013 年末に起こった財政預金納入の
まり、②年末の財政預金
遅れだ。毎年末、中国財政部は企業に対する法人税還付のため、財政預金を商業銀行に
納入の遅れ、③人民銀行
預ける。しかし 2013 年末にかぎってはその納入のタイミングが遅れたため、需給がタ
の資金供給に対する抑
イトになった。三点目が、人民銀行が積極的な資金供給を控える姿勢を示したことだ。
制姿勢、が影響
リバースレポによる資金供給は、12 月 3 日以来 3 週間行われなかった。人民銀行による
資金供給が行われることを期待していた市場参加者は、予想以上の流動性逼迫に直面
し、それが金利上昇につながった。
人民銀行が積極的な資
注目したいのは、三点目の理由だ。2013 年末だけでなく、前頁で触れたように、年明
金供給を控えたのは、高
け以降も人民銀行はリバースレポを 3 週間停止しており、積極的な資金供給を控える姿
水準の金利により資金
勢がさらに明確になった。その背景には、高水準の短期金利を一定程度容認し、資金配
配置の調整を促すため
置の歪みを調整しようとする人民銀行の意図があるとみられる。
銀行間短期市場は、理財商品の償還資金の不足分を調達する場としても利用される。
したがって、短期金利の上昇は、償還資金の調達コストの上昇、ひいては野放図な理財
商品の拡大抑制につながる。例えば、地方政府融資平台や生産能力過剰業種の企業など
が、低金利の環境下で、理財商品を通じて調達した資金をもとに、低効率の投資を行っ
てきたと指摘されている。こうした動きを抑制し、これまで資金が必ずしも十分に行き
渡らなかった民間企業に資金が回るように資金配置の歪みを調整していくことが、人民
銀行の狙いだと考えられる。
2014 年の短期金利は比
これまで、理財商品の規律化のために、銀行業監督管理委員会「商業銀行理財業務の
較的高水準で推移する
投資運用に関する問題の通知」
(2013 年 3 月 25 日発表)による「非標準化債権資産」
(公
見込み
開市場以外で発行・流通される、貸付資産などの債権)に対する規制強化など、行政的
手段での対応が進められてきた。ただし、行政的手段のみでは、制度の抜け穴を利用し
た新たな資金調達スキームが生まれてしまい、実態は変わらないというリスクが生じう
る。こうしたことから、昨年 6 月頃からは行政的手段だけではなく、金利という市場メ
カニズムを通じた理財商品の規律化の動きがみられるようになっている。
中国人民銀行の周小川総裁も、雑誌『財経』によるインタビュー(2013 年 12 月 16
日掲載)において、金融セクターにおいて資源配置の最適化を実現するために、金利や
為替など金融の要素価格改革が必要だと述べている。2014 年もこうした改革への取り組
みが続く中、短期金利は以前よりもやや高水準で推移するとみられる。
5
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
巻末資料 1:2013 年 11 月末から 2014 年 1 月の要人発言・重要政策
〔 要人発言 〕
時期
実施機関(発言者)
発言場所
発言要旨
中国の経済成長は安定的な基調を確立しており、成長率は合理的な範囲内にあり、物価と雇用の状況も総じて安定していると発言。現在、中立
11月26日 周小川人民銀行行長
第3回中仏金融フォーラム
的金融政策を実施しており、貸出構造が更に改善され、金利も安定を維持しているとも。
金利自由化に関して、現在残る課題は預金金利の自由化であり、現行の預金金利に代わる新たな金利基準が見つかり次第、預金金利の市場
新華社記者によるインタ
化を推進すると発言。新たな金利基準として、上海銀行間取引金利(SHIBOR)や7日物レポ金利などが適用される可能性がある。預金金利の自
11月26日 易綱人民銀行副行長
ビュー
由化は市場の資源配分機能をより一層発揮させることになり、家計、金融機関、中小企業、金融商品のいずれにとってもプラスとなる。関連部門
は預金保険制度関連政策を制定中であり、現在基本的に条件が整っているので迅速に打ち出すことも考えられるとも。
「金融業の改革開放を全面的に深化させ、金融市場システムの整備を加速する」と題する論文を寄稿。今後の金融活動をしっかり行う鍵は、実
体経済に金融が資するという本質的要求を把握し、市場により金融資源を配置するという改革の方向を堅持し、イノベーションと監督管理を協調
11月28日 周小川人民銀行行長
「人民日報」寄稿
させるという発展理念を堅持することだと主張。以下5点を改革の重点とする。①より競争が働きカバレッジの広い金融サービス業の構築(金融
業の対内・対外開放、民間資本による中小型銀行の設立など)、②多層的な資本市場システムの整備(直接金融のウエイト引き上げ、株式発行
登録制度改革など)、③為替・金利の自由化の推進、④資本項目の自由化実現の加速、⑤金融監督管理の整備。
中国の外貨準備高は3.7兆ドルで十分であり、限界費用と限界利益の均衡点を超えて更に外貨準備高を増やし続けるのは合理的ではないと発
12月2日 易綱人民銀行副行長
雑誌「新世紀」インタビュー
言。日米の緩和的金融政策と人民元高の見通しなどから、2013年の資金流入圧力は比較的大きかったとも。
第18期三中全会(中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議)の方針を踏まえ、中国はより積極的な姿勢でWTOを始めとする多国間貿易体
12月4日 高虎城商務部部長
WTO第9回閣僚会議
制に参加すると発言。今後、中国は市場を更に開放し、今後5年間の輸入額は10兆ドル、対外投資額は5,000億ドル超となる見通しだと発表。
証券監督管理委員会幹部検 第18期三中全会や中央経済工作会議、中央都市化工作会議の方針を踏まえ、資本市場の改革や、株式発行登録制度改革、多層的な資本市
12月15日 肖鋼証券監督管理委員会主席
討会
場の構築、資本市場の対内・対外開放、監督管理手法の転換などについて検討することを要求。
中国国家貸借対照表分析国 中国社会科学院の中国国家貸借対照表研究チームが作成した「中国国家貸借対照表2013」について発表。中国の純資産は300兆元超、負債
12月23日 李揚中国社会科学院副院長
際シンポジウム
総額は242兆元となり、国の資産負債率が上昇傾向にあり、債務リスクが高まったと発言。ただし、国家債務危機が発生する可能性は低いとも。
外資による不動産業への投資が増加傾向にあることに対し、商務部はクロスボーダー投融資活動への監視を強化し、外資を介護施設用不動産
12月23日 瀋丹陽商務部スポークスマン 記者会見
や観光用不動産、教育施設用不動産などの分野に誘致すると発言。ただし、国内の不動産投資総額における外資の割合は依然として低い水準
にあり、外資系不動産が国内不動産市場全体に占めるシェアも大きく変化していないとも。
天津市の自由貿易試験区の申請に対する許可がまだ下りていないことについて、国務院が天津市に中国で最初の総合改革創新区を設立する
12月27日 李克強首相
天津市浜海新区視察
ことを検討しているためと発言。「投資・貿易利便化総合改革創新区」と呼び、面積を浜海新区全体に拡大するとも。
中国東部の三大都市群に対し、既に供給した土地の活用を要求。今後は東部地域に対し、生活用地以外の建設用地の新規供給を減らし、原
1月10日 姜大明国土資源部部長
全国国土資源工作会議
則的には500万人以上の大都市に対する建設用地の新規供給を停止するとも。
不動産統一登記制度に関して、まず統一登記機構を設置し、統一登記を行う根拠を明確にし、関連部門との連携を速やかに進め、省庁合同会
1月11日 徐徳明国土資源部副部長
全国国土資源工作会議
議制度を確立し、不動産登記局の設置を加速していくと発言。土地を中核とする不動産統一登記制度を導入することは、中国の財産権管理体
制メカニズムの重大な改革であるとも。
「シャドーバンキング」とは、伝統的な金融システム以外の貸出や資金融通を行う機関および業務のことであり、銀行のなかにもシャドーバンキン
盛松成人民銀行調査統計司司
グは存在すると発言。シャドーバンキングは市場が生み出したものであり、金融革新の副産物でもある。シャドーバンキングは、中小企業向け貸
1月15日
2013年金融統計発表会
長
出、金利自由化、商業銀行の事業モデル転換、金融監督管理当局などにとって新たな課題であり、シャドーバンキングを良い方向への発展に導
き、関連リスクを監視し、金融の安定的な運営と実体経済の発展に資するようにするべきだとも。
(資料)中国政府ホームページ、中国証券報、新華社、人民日報、日刊中国通信、ロイターなどよりみずほ総合研究所作成
6
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
分野
金融政策
金融政策
金融政策
経済政策
経済政策
金融政策
金融政策
経済政策
経済政策
経済政策
経済政策
金融政策
巻末資料 1:2013 年 11 月末から 2014 年 1 月の要人発言・重要政策
〔 重要政策 〕
時期
実施機関(発言者)
11月22日
政策名、発表場所
浙江省人民代表大会常務委員 「温州民間融資管理条例(草
会
案)」
11月28日 発展改革委員会
12月2日 人民銀行
「国内石油製品の値上げに関
する通達」
「中国(上海)自由貿易試験区
の建設を金融面で支持するこ
とに関する人民銀行の意見」
12月3日 中国共産党中央政治局会議
12月4日 国務院常務会議
12月7日 外貨管理局
12月8日 人民銀行
「銀行のトレードファイナンス
業務における外貨管理の改
善に関する問題についての通
達」
「銀行間預金証書管理暫定弁
法」
12月10~
中央経済工作会議
13日
12月12~
中央都市化工作会議
13日
12月13日 財政部
「中央国有資本経営予算の重
点産業モデル転換・高度化お
よび発展資金管理弁法」
12月15日 発展改革委員会
全国発展改革工作会議
12月27日 商務部
全国商務工作会議
12月30日 審計署(会計検査院に相当)
「全国政府性債務審計結果」
1月6日 銀行業監督管理委員会
1月9~10
人民銀行
日
1月10日 発展改革委員会
2014年全国銀行業監督管理
工作テレビ電話会議
2014年人民銀行工作会議
「国内石油製品の値下げに関
する通達」
要旨
浙江省温州市における、民間貸借、私募債、私募ファンドについて規定。民間融資の規範化に関する初の地方性法規となる。2014年3月1日より実施される。民間貸借
に関しては、高額借り入れに対する強制的な届出制度を全国で初めて法律として制定した。私募債に関して、企業は生産・経営の状況に基づき、非公開方式で適格投
資家向け債券を発行し、資金を調達できる。資金調達後、企業の資産負債比率は70%を超えてはいけない。私募ファンドに関して、民間資金管理企業は非公開公式で
適格投資家から資金を集め、特定のプロジェクトに投資できる。資金総額は私募ファンド管理者の純資産の8倍を越えてはいけない。
11月29日より、国内のガソリンとディーゼル油の価格をそれぞれ160元/トンと155元/トン引き上げると発表。全国平均の小売価格は、ガソリンが0.12元/リットル、ディー
ゼル油が0.13元/リットル引き上げられる。
試験区の実体経済の発展を金融面から支持し、国内・海外の機関による投融資と貿易の利便性を高める。具体的な内容は下記4点。①投融資・両替の利便性向上の
試み(資本項目の自由化の推進、試験区の更なる対外開放の拡大、企業の海外進出支援)、②人民元のクロスボーダー使用の拡大(試験区内の企業・個人による人民
元クロスボーダー取引の柔軟性向上、両替のコストダウン、為替リスクの減少)、③金利自由化の安定的な推進、④外貨管理改革の深化(行政審査の簡素化)。
2014年の経済任務について、「安定の中で前進する」という方針を堅持すると発表。内需拡大戦略の堅持、Win-Winの対外開放戦略の実施、農業の近代化の加速、イノ
ベーション戦略実施の加速、エコ・低炭素型の発展の堅持、新型都市化の推進、国民生活の改善などについて言及。また、第2回全国土地調査報告を聴取。土地使用
の節約・集約を推進し、土地利用構造の最適化をはかり、土地利用効率を高めなければならないと強調。
貧困地区の義務教育段階の学校の基本的運営条件を全面的に改善すると発表。2014年1月1日より、営業税から増値税への移行試験実施対象に、鉄道輸送や郵便
サービス業を組み入れることを決定。行政許認可制度の改革について、一部の法律や法令の改正を決定。
銀行のトレードファイナンス業務における外貨管理の改善について、以下5点を要求。①企業の貿易(中継貿易を含む)の受取・支払代金は、真実、合法的な取引に基づ
くものでなければならない、②銀行は、トレードファイナンスの真実性、適法性審査の職責を適切に履行し、企業が貿易を偽って銀行融資を騙し取ること防止する、③企
業貿易の外貨受取・支払分類管理を改善する、④外貨管理局は銀行のトレードファイナンスの真実性、適法性に対するモニタリングを強化する、⑤銀行・企業が本通達
の規定に違反した場合の処罰を強化する。
金融機関による譲渡性預金の発行や銀行間市場での取引を12月9日から解禁すると発表。1回の最低発行額は5,000万元以上。金利は上海銀行間取引金利(SHIBOR)
を参考に金融機関が自由に決定。預金金利自由化に向けた取り組みの第一歩とみられる。
2014年における重要任務として以下6点を発表。①食糧安全保障の確保、②産業構造の調整、③地方政府債務リスクの防止・抑制、④地域間の調和のとれた発展の推
進、⑤国民生活の改善、⑥対外開放レベルの引き上げ。
都市化における重要任務として以下6点を発表。①出稼ぎ農民の都市住民への転換の推進、②都市建設用地の利用効率引き上げ、③多元的かつ持続可能な資金保
障メカニズムの構築、④都市化の設計・形態の最適化、⑤都市建設レベルの向上、⑥都市化の管理強化。
産業高度化の支援資金は、設備製造、バイオ薬品、種苗、鉄鋼、石油化学および非鉄金属などの国家戦略的な重点産業に属する中央企業のモデル転換・高度化に用
いると発表。資金は中央国有資本経営予算から分配される。出資金額は原則的に重点産業プロジェクトの投資総額の3割を超えてはならず、単一のプロジェクトへの投
入資金は通常3億元を超えてはならない。
2014年の重要任務として以下7点を発表。①有効需要の積極的拡大、安定的な経済成長の促進、②農業の安定的発展の促進、食糧の安定的生産・増産の保障、③価
格に対するコントロール・監督管理強化、物価水準の基本的安定の維持、④構造調整の加速、産業モデル転換・高度化の推進、⑤特色があり協調・連動した地域の発
展構造の構築、⑥エコ・循環型・低炭素型の発展の堅持、エコ文明建設の推進、⑦社会事業の改革・発展の加速、利益問題の解決。また、国家新型都市化計画案を早
急に改正・改善し、できるだけ速やかに公布・実施すると発表。
2014年の重要任務として以下8点を発表。①三中全会の方針の徹底、商務分野の改革の全面的深化、②国際経済・通商ルールの策定への積極的参加、開放を通じた
改革・モデル転換の促進、自由貿易区戦略の実施加速、③国内商業流通体制の改善、流通業の現代化レベルの引き上げ、④市場秩序の規範化、ビジネス環境の法治
化、⑤輸出入の構造調整加速、貿易における新たな競争優位の育成、⑥投資環境の更なる改善、外資誘致や海外進出の質の向上、⑦多国間の経済貿易協力の強
化、⑧「シルクロード経済帯」と「21世紀の海のシルクロード」という「一帯一路」の建設推進。
2013年6月末時点で、全国各級政府が償還義務を負う債務は合計20兆6,988億6,500万元、連帯保証を負う債務は2兆9,256億4,900万元、一定の救済義務を負う債務は6
兆6,504億5,600万元であると発表。ただし、負債率(年末債務残高の対GDP比)や政府外債比率(年末政府外債残高の対GDP比)などの指標から分析すると、中国の政
府債務リスクは全体としてコントロール可能である。また、政府債務の管理における以下4つの問題点を指摘。①地方政府が償還義務を負う債務の伸びがやや高い、②
一部の地方や業種の債務負担が重い、③地方政府債務の返済に際して土地使用権譲渡収入への依存が高い、④一部の地方政府などが、ルールに反する融資や、政
府融資を不正利用することがある。
2014年の重点任務について以下3点を強調。①銀行業の改革開放の更なる推進。民間資本の銀行業への参入を拡大し、民間資本による銀行設立の試験的実施として
まず3~5行の銀行を設立させる。②地方政府融資平台・不動産・生産能力過剰業種などへの貸出リスク、理財業務や信託業務のリスクなど、金融リスクの防止・解消、
③産業構造調整・「三農(農業・農民・農村)」の発展、中小企業、国民生活、投資家などに資するような金融サービスの向上。
2014年の重要任務として以下8点を発表。①中立的金融政策の維持、貸出や社会融資総額の安定的かつ適度な伸びの維持、②金融改革の全面的な深化、③クロス
ボーダー人民元の使用拡大、④多層的な資本市場の構築、⑤外貨管理の改革深化、クロスボーダーの資金移動リスクの防止、⑥金融リスクの監視管理強化、システ
ミックリスクの発生防止、⑦金融サービスの現代化、⑧世界経済・金融政策との協調、国際的ルール作りへの参加。
1月11日より、国内のガソリンとディーゼル油の価格をそれぞれ125元/トンと120元/トン引き下げる。全国平均の小売価格は、ガソリンが0.09元/リットル、ディーゼル油が
0.10元/リットル引き下げられる。
(資料)中国政府ホームページ、中国証券報、新華社、人民日報、日刊中国通信、ロイターなどよりみずほ総合研究所作成
7
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
分野
金融政策
経済政策
金融政策
経済政策
経済政策
金融政策
金融政策
経済政策
経済政策
財政政策
経済政策
経済政策
財政政策
金融政策
金融政策
経済政策
巻末資料2:全国経済統計(その1)
系列
GDP
景況感
生産
投資
実質GDP
名目GDP
PMI
うち新規受注
工業付加価値生産額(実質)
うち軽工業
うち素材
うち機械
発電量
工業製品在庫
うち軽工業
うち素材
うち機械
旅客輸送量
貨物輸送量
固定資産投資
うち不動産
うち第一次産業
うち第二次産業
うち製造業
うち第三次産業
直接投資実行額
輸出
うち対米
うち対EU
うち対日
うち対NIES、ASEAN
貿易
輸入
うち対米
うち対EU
うち対日
うち対NIES、ASEAN
貿易収支
単位
前年比%
兆元
末値、ポイント
ポイント
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%、人キロ
前年比%、トンキロ
年初来累計、兆元
累計前年比%
累計前年比%
累計前年比%
累計前年比%
累計前年比%
累計前年比%
年初来累計、億ドル
累計前年比%
億ドル
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
億ドル
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
億ドル
2010
10.4
40.15
2011
9.3
47.31
2012
7.7
51.95
2013
7.7
56.88
15.7
14.1
13.3
18.0
14.0
13.9
14.5
13.0
15.7
12.0
10.0
11.5
11.9
10.7
5.4
9.7
9.6
11.1
10.4
5.3
12.2
17.7
24.14
24.5
29.4
18.2
23.2
27.0
25.6
1,147
22.0
15,784
31.3
28.3
31.7
23.6
31.3
13,939
38.9
31.8
31.7
35.0
38.8
1,845
11.1
15.7
30.19
23.8
30.0
25.0
27.3
31.8
21.1
1,240
8.1
18,993
20.3
14.5
14.4
22.5
22.2
17,414
24.9
19.7
25.4
10.1
17.8
1,579
8.2
8.9
36.48
20.6
11.6
32.2
20.2
22.0
20.6
1,211
▲ 2.3
20,501
7.9
8.5
▲ 6.2
2.3
17.3
18,173
4.4
8.8
0.6
▲ 8.6
3.8
2,328
7.9
7.7
43.65
19.6
16.7
32.5
17.4
18.5
21.0
1,176
▲ 2.9
22,107
7.8
4.7
1.2
▲ 0.9
16.6
19,493
7.3
14.8
3.5
▲ 8.7
7.9
2,614
13/1Q
7.7
11.89
50.9
52.3
9.5
9.2
10.5
9.2
▲ 5.8
7.9
10.6
11.0
4.6
7.8
6.5
5.81
20.9
20.0
31.4
16.2
18.7
24.5
299
1.4
5,089
18.3
6.7
1.1
▲ 3.7
45.1
4,654
8.5
19.9
▲ 6.3
▲ 16.7
16.8
435
13/2Q
7.5
24.80
50.1
50.4
9.1
9.1
10.8
9.4
5.4
7.4
11.6
6.9
6.5
7.0
1.6
18.13
20.1
18.6
33.5
15.6
17.1
23.5
620
4.9
5,441
3.7
▲ 2.4
▲ 8.1
▲ 4.0
16.8
4,784
5.0
10.5
1.8
▲ 11.1
10.1
657
13/3Q
7.8
38.71
51.1
52.8
10.1
10.0
11.7
10.4
9.9
6.0
10.3
6.1
6.2
7.7
11.6
30.92
20.2
17.3
31.1
17.1
18.5
22.3
886
6.2
5,622
3.9
5.2
1.3
▲ 0.9
7.5
5,007
8.4
18.9
7.2
▲ 8.8
4.5
615
13/4Q
7.7
56.88
51.0
52.0
10.0
9.9
11.1
11.7
7.8
9.1
10.9
43.65
19.6
16.7
32.5
17.4
18.5
21.0
1,176
▲ 2.9
5,954
7.4
9.4
11.1
4.6
4.9
5,048
7.2
10.6
11.3
2.3
1.9
905
7月
8月
9月
50.3
50.6
9.7
9.4
12.0
9.4
8.1
6.1
9.3
6.3
6.1
7.9
20.0
22.17
20.1
18.1
32.8
16.0
17.1
23.1
714
7.1
1,860
5.1
5.3
2.8
▲ 2.0
7.6
1,682
10.8
23.8
8.3
▲ 9.6
12.1
178
51.0
52.4
10.4
10.5
11.5
10.2
13.4
5.7
11.5
5.7
6.1
7.6
7.4
26.26
20.3
17.1
32.0
16.6
17.9
23.0
798
6.4
1,906
7.1
6.1
2.1
▲ 2.2
15.6
1,621
7.1
18.3
5.0
▲ 9.0
2.4
285
51.1
52.8
10.2
10.3
11.6
11.7
8.2
6.0
10.1
6.3
6.5
7.5
7.3
30.92
20.2
17.3
31.1
17.1
18.5
22.3
886
6.2
1,856
▲ 0.4
4.2
▲ 1.0
1.3
▲ 0.0
1,704
7.4
14.9
8.3
▲ 7.7
▲ 0.2
152
10月
51.4
52.5
10.3
10.1
12.0
11.7
8.4
6.2
9.8
6.5
6.6
7.0
10.1
35.17
20.1
16.8
30.6
17.6
19.1
21.6
970
5.8
1,854
5.6
8.1
12.7
5.6
0.8
1,543
7.5
13.8
14.0
▲ 3.6
1.9
311
11月
51.4
52.3
10.0
9.7
10.8
11.8
6.8
6.6
9.8
5.7
7.6
6.5
14.4
39.13
19.9
16.7
31.7
17.3
18.6
21.5
1,055
5.5
2,022
12.7
17.7
18.4
2.9
9.5
1,684
5.4
5.1
13.0
2.3
1.1
338
(注1)工業付加価値生産額は、2011年より「事業所得2,000万元以上の工業企業」に範囲が変更(以前は「事業所得500万元以上の工業企業」)。国家統計局は範囲変更後の数値およびトレンドは以前と基本的には変わらないと説明。
(注2)工業付加価値生産額の年次の数字については、全体は今月号から累計前年比を掲載。それ以外の細目は、引き続き四半期の数字の単純平均。
(注3)工業付加価値生産額の第1四半期の数字は政府公表値を用いているが、軽工業・素材・機械については月次の数字を単純平均して算出。
(注4)在庫の数字は、政府公表前年比を掲載。
(注5)固定資産投資は2010年まで都市のみ。2011年より農村の企業・事業組織による投資を含む。
(注6)2013年1、2月の工業付加価値生産額、固定資産投資の数値は1~2月累計値。
(注7)2013年1、2月の在庫の数値は1~2月累計値。
(注8)「実質」と明記しているもの以外はすべて名目値。
8
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
12月
51.0
52.0
9.7
9.8
10.5
11.6
8.3
13.7
8.3
43.65
19.6
16.7
32.5
17.4
18.5
21.0
1,176
▲ 2.9
2,077
4.3
3.0
3.9
5.5
4.1
1,821
8.6
13.4
7.4
8.2
2.6
256
巻末資料2:全国経済統計(その2)
系列
消費者信頼感指数
消費者期待指数
社会消費品小売総額
消費
物価
一定規模以上小売店販売額
自動車販売台数
平均賃金
求人倍率
消費者物価指数
うちコア(食品、エネルギー除く)
うち食品
生産者物価指数
うち生産財
うち消費財
住宅販売価格
マネーサプライ(M2)
貸出残高
純増額
金融
為替
株価
財政
預金
預金準備率(大手)
貸出基準金利(1年)
オーバーナイトレポ金利
外貨準備高
対ドル人民元レート
対円人民元レート
上海総合株価
PER
株式時価総額(上海、深セン)
株式売買総額(上海、深セン)
財政収入
財政支出
単位
末値、ポイント
末値、ポイント
兆元
前年比%
前年比%
万台
前年比%
前年比%
末値、倍
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
前年比%
期中平均、元/㎡
末値、兆元
末値前年比%
末値、兆元
末値前年比%
期間中増分、100億元
末値、兆元
末値前年比
末値、%
末値、%
末値、%
末値、億ドル
末値、元/ドル
末値、円/元
末値、1990/12/19=100
末値、倍
末値、100億元
100億元
累計前年比%
累計前年比%
2010
2011
2012
2013
15.46
18.4
29.8
1804.2
35.8
13.3
1.01
3.3
0.9
7.2
5.5
6.6
2.0
5,029
72.59
19.7
47.92
19.9
795
71.82
20.2
18.5
5.81
4.58
28,473
6.60
12.37
2,808
21.6
2,654
5,456
21.3
17.8
18.09
17.1
23.0
1853.3
2.6
14.4
1.04
5.4
2.2
11.8
6.1
6.6
4.2
5,377
85.16
13.6
54.79
15.8
688
80.94
13.5
21.0
6.56
5.05
31,811
6.29
12.23
2,199
13.4
2,148
4,216
25.0
21.6
17.35
14.2
14.7
1930.3
5.5
11.9
1.08
2.6
1.5
4.9
▲ 1.7
▲ 2.5
0.8
5,791
97.41
13.8
62.99
15.0
820
91.76
13.3
20.0
6.00
3.86
33,116
6.23
13.91
2,269
12.3
2,304
3,147
12.9
15.3
19.66
13.2
12.9
2199.3
14.2
1.10
2.6
1.7
4.7
▲ 1.9
▲ 2.6
0.2
6,237
110.65
13.6
71.90
14.1
891
104.38
13.8
20.0
6.00
3.18
38,213
6.05
17.39
2,116
11.0
2,391
4,687
10.1
10.9
13/1Q
102.6
107.9
5.55
12.4
11.1
542.4
14.5
11.7
1.10
2.4
1.7
3.9
▲ 1.7
▲ 2.5
0.6
6,695
103.59
15.7
65.76
14.9
277
97.93
15.6
20.0
6.00
2.72
34,426
6.21
15.16
2,237
12.2
2,337
1,122
6.9
12.1
13/2Q
97.0
100.5
5.53
13.0
12.3
535.7
11.5
9.6
1.07
2.4
1.8
4.0
▲ 2.7
▲ 3.6
0.1
6,283
105.44
14.0
68.08
14.2
232
100.91
14.3
20.0
6.00
5.05
34,967
6.14
16.16
1,979
10.2
2,128
994
7.5
10.8
13/3Q
99.8
103.5
5.81
13.3
12.8
510.1
13.3
11.0
1.08
2.8
1.6
5.3
▲ 1.7
▲ 2.3
▲ 0.0
6,230
107.74
14.2
70.28
14.3
220
103.09
14.6
20.0
6.00
3.18
36,627
6.12
16.06
2,175
11.2
2,413
1,337
8.6
8.8
13/4Q
102.3
106.8
6.56
13.5
14.0
611.1
17.5
1.10
2.9
1.8
5.5
▲ 1.4
▲ 1.9
0.0
5,741
110.65
13.6
71.90
14.1
161
104.38
13.8
20.0
6.00
3.18
38,213
6.05
17.39
2,116
11.0
2,391
1,233
10.1
10.9
7月
97.2
101.0
1.85
13.2
12.3
151.6
9.9
n.a.
n.a.
2.7
1.6
5.0
▲ 2.3
▲ 3.0
▲ 0.0
6,350
105.22
14.5
68.78
14.3
70
100.65
14.6
20.0
6.00
3.80
35,478
6.13
16.05
1,994
10.3
2,185
416
8.0
8.9
8月
97.8
101.6
1.89
13.4
12.5
164.9
10.3
n.a.
n.a.
2.6
1.6
4.7
▲ 1.6
▲ 2.1
0.0
6,350
106.13
14.7
69.50
14.1
71
101.46
14.9
20.0
6.00
3.06
35,530
6.12
16.05
2,098
10.8
2,302
452
8.1
8.6
9月
99.8
103.5
2.07
13.3
13.5
193.6
19.7
n.a.
n.a.
3.1
1.7
6.1
▲ 1.3
▲ 1.7
▲ 0.1
5,989
107.74
14.2
70.28
14.3
79
103.09
14.6
20.0
6.00
3.18
36,627
6.12
16.06
2,175
11.2
2,413
469
8.6
8.8
10月
102.9
107.5
2.15
13.3
13.5
193.3
20.3
n.a.
n.a.
3.2
1.8
6.5
▲ 1.5
▲ 2.0
▲ 0.0
6,211
107.02
14.3
70.79
14.2
51
102.69
14.5
20.0
6.00
4.68
37,366
6.09
16.10
2,142
11.0
2,362
435
9.4
10.0
11月
98.9
102.7
2.10
13.7
14.3
204.4
14.1
n.a.
n.a.
3.0
1.8
5.9
▲ 1.4
▲ 1.9
0.1
5,601
107.93
14.2
71.41
14.2
62
103.23
14.5
20.0
6.00
3.82
37,895
6.09
16.82
2,221
11.5
2,477
402
9.9
9.3
(注1)社会消費品小売総額、一定規模以上小売店販売額、自動車販売台数は実数値・前年比ともに公表されているが、実数値から算出した前年比と公表前年比が異なる場合がある。ここでは、公表前年比を用いている。
(注2)一定規模以上小売店販売額は、2008年より「事業所得2,000万元以上の卸売業、事業所得500万元以上の小売業、事業所得200万元以上の宿泊・飲食業」に対象範囲が変更。
(注3)2013年1、2月の社会消費品小売総額、一定規模以上小売店販売額の数値は、1~2月累計値を掲載。 (注4)消費者物価指数、生産者物価指数の四半期の値は、月次の数字を単純平均して算出。
(注5)2013年1、2月の住宅販売価格は1~2月の累計値。
(注6)マネーサプライ(M2)は、2011年10月分より非銀行金融機関の銀行における預金(例えば証券会社の証拠金口座)と住宅積立金を範囲に含める。
この範囲変更に伴い、2011年10月以降は実数値から算出した前年比と公表前年比が異なる。ここでは公表前年比を用いる。
(注7)貸出残高伸び率は、中国人民銀行発表の前年比。ただし2008年11月から2009年11月および2011年1月以降は公表前年比と実数値から算出した前年比が異なる。
(注8)預金伸び率は、中国人民銀行発表の前年比。ただし2011年以降は公表前年比と実数値から算出した前年比が異なる。
(注9)PERは前期実績PER(株価/前年度決算純利益)。例年5月に基準が改定されている。
(資料)国家統計局等、CEIC
9
みずほ中国経済情報(2014 年 1・2 月合併号)
12月
102.3
106.8
2.31
13.6
14.3
213.4
17.9
n.a.
n.a.
2.5
1.8
4.1
▲ 1.4
▲ 1.8
0.0
5,410
110.65
13.6
71.90
14.1
48
104.38
13.8
20.0
6.00
3.18
38,213
6.05
17.39
2,116
11.0
2,391
397
10.1
10.9
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