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プログラム - 関西シティフィルハーモニー交響楽団

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プログラム - 関西シティフィルハーモニー交響楽団
KansaiCityPhilharmonicOrchestra
40 th Anniversary
The 56th Subscription concert
関西シティフィルハーモニー交響楽団【創団40周年記念公演】第56回定期演奏会
2014年2月16日
[日]ザ・シンフォニーホール
主催─ 関西シティフィルハーモニー交響楽団
Kansai City Philharmonic Orchestra 40th
関西シティフィルハーモニー交響楽団
2013年9月16日、ザ・シンフォニーホール、第55回定期演奏会
(社)日本アマチュアオーケストラ連盟加盟団体
大阪文化団体連合会会員団体
1974年に、各大学オーケストラの卒業生を主たるメンバーとして、関西
OB交響楽団の名称で結成。1994年、創団20周年を機に現在の団名に
改称。“アマチュア精神に基づく、グレードの高い社会人オーケストラ”をモッ
トーに、年2回の定期演奏会をはじめ、ファミリーコンサート等を、意欲的に
開催しています。 近年は指導体制の充実に力点を置き、有能なプロの先
生方を指揮者や指導スタッフに招請して研鑽を積んで参りました。中でも、
1998年より4年間、ズラタン・スルジッチ氏(現ドブロブニク交響楽団常任
指揮者)を常任指揮者に招聘し、その指導を仰いだことにより「音楽的に大
きな飛躍を遂げた」との評価を内外から得ております。加えて、 2006年
の第41回定期演奏会より、ギオルギ・バブアゼ氏を常任指揮者として迎え
たことにより、氏の卓越したバイオリン奏者(関西フィルハーモニー管弦楽
団コンサートマスター)としての薫陶を得て、弦楽器の響きが格段に美しく
なったと自負しております。また、組織としても「若い力」を積極的に運営
面に活かし、“常に成長するオーケストラ”を目指して努力を重ねております。
毎週土曜日の夜、指揮者やトレーナーの先生方の指導のもと、真剣な練習
を行っており、現在団員数は、約90名を有します。
http://kcpo.jp
関西シティフィルハーモニー交響楽団
ホームページ
ごあいさつ
関西シティフィルハーモニー交響楽団団長 柏 岡 亨
本日は関西シティフィルハーモニー交響楽団第
56回定期演奏会にご来場頂き、誠にありがとう
ございます。団員一同を代表し御礼申し上げます。
おかげさまで関西シティフィルも創団40年を迎え
ることができました。これも私たちの演奏会に足
を運んできただき、暖かいご支援や時には叱責
を下さる皆様方のおかげと改めて御礼申し上げ
ます。これからも当団のモットーである“アマチュ
ア精神に基づく、グレードの高い社会人オーケス
トラ”を目指して団員一同頑張っていきたいと思
いますので宜しくお願い致します。
さて今回の演奏会はマーラーの交響曲第3番
を取り上げました。マーラーといえば初めてシン
フォニーホールで定期演奏会を開催した第24回
定期で第1番、第32回定期で第5番、第47回
定期で第2番と3回取り上げてきました。それぞ
れが団員にとっても思い出深い演奏会となってい
ます。
第1番は当団初めてのシンフォニーホールでの
定期演奏会で、演奏面もさる事ながらそれまで
の会場の2倍弱の客席数にどれほどの人数の方
に聴きに来ていただけるかドキドキ、第5番は当時
の指揮者のスルジッチさんが「最初のトランペッ
2
トソロの音の前に音があってはいけない」と言わ
れ一曲目にシンフォニーを演奏することにし、また
舞台上のチューニングも殆どしないで始めるのに
ドキドキ、第2番は混声合唱、ソリストも入った途
中休憩なしの初めての演奏会一曲プログラムでド
キドキ、でした。
今回の第3番はアマチュアのオーケストラでは
殆ど演奏されていない様に思えます。 女声合唱、
少年合唱、ソリスト、ポストホルン、ティンパニ2セッ
ト、ハープ2台などの楽器編成に加え、演奏面
の難易度がアマチュアにとってハードルを高くして
いるのではないでしょうか。本日は、関西シティフィ
ル合唱団、池田ジュニア合唱団、そしてソリスト
の相可佐代子さん、ポストホルンの白水大介さ
ん、またエキストラで出演頂けるトレーナーの先
生方などの賛助を受け編成上のハードルはクリア
できました。あとは団員それぞれが曲の難易度を
どの程度乗り越えられたか、この曲に対する思い
が聴いて下さる方々にどの程度届けられる演奏
ができたかなど、いつもながらですが忌憚のない
ご感想をアンケートに書いて頂けると励みになる
と思います。
それでは最後までゆっくりとお楽しみください。
Anniversary The 56th Subscriptinon Concert
Gustav Mahler
マーラー:交響曲第3番ニ短調
Symphonie Nr.3
Ⅰ
1 力強く決然と Kräftig. Entschieden.
Ⅱ
2 テンポ・ディ
・メヌエット Tempo di Menuetto. 3 コモド・スケルツァンド Comodo. Scherzando.
4 きわめてゆっくりと 神秘的に Sehr langsam. Misterioso.
5 快活なテンポで、
大胆な表出で Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.
6 ゆるやかに、
静けさに満ちて、
感情を込めて Langsam. Ruhevoll. Empfunden.
本日の公演には休憩がございません。あらかじめご了承ください。
Conductor
GeorgeBABUADZE
ギオルギ・
バブアゼ
1962年グルジア共和国トビリシ生まれ。
トビリシ国立音楽院にてシウカシュヴ
ィリ教授にヴァイオリンを、
オディセイ・ディミ
トリアディー氏に指揮を学ぶ。モス
クワにてボロディン弦楽四重奏団のベルリンスキー氏に師事。1986年より
5年間バトゥーミ市交響楽団の指揮を務める。1990年よりグルジア音楽協
会室内管弦楽団の芸術監督および首席指揮者を務め、
フランス、
ドイツヘ
演奏旅行。
その他、国内外におけるオーケストラのヴァイオリン奏者としてイ
タリア諸都市で演奏する傍ら、
グルジア弦楽四重奏団のメンバーとしても活
躍。1996年より大阪シンフォニカー交響楽団
(現 大阪交響楽団)
のコンサー
トマスター、2001年10月より関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマ
スターに就任。2002年4月より京都市立芸術大学ヴァイオリン専攻科非常
勤講師も務める。ゲオルギア弦楽四重奏団メンバー。2005年、関西シティフ
ィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任。
3
Program notes
▶マーラー 交響曲第3番 ニ短調
また、
この楽章の大きな特徴としては「レチタティーヴォ様式」
グスタフ・マーラー(1860∼1911)は、1891年からハン
ブルク市立劇場の指揮者を務めていたが、1893年より6月か (声楽曲でメロディーの前にセリフに節をつけて語る部分)で
ある。
ら8月の夏の時期を、ザルツブルグから東に40km程離れた
古くから神の楽器とされていたトロンボーンを主役とし、生命
アッター湖畔のシュタインバッハで過ごすようになった。
1894年には湖畔に作曲小屋を建て、朝6時半からお昼まで、 とは、人間とは、神とは何か、を語らせている。
誰一人近づけることなく作曲に没頭したそうである。
第2楽章 イ長調 3/4拍子 テンポ・ディ・メヌエット
アッター湖畔は風光明媚な自然の豊かなところで、彼はそこ
で指揮者マーラーとしての仕事のストレスから逃れ、美しい風
急速な二つのトリオを緩やかな主題で挟み込んだ5部形式。
景に浸り、作曲家マーラーとして創作力を満たした。そんな中
マーラーは、「嵐のような風が野原を吹き抜け、草花を揺るが
でこの第3交響曲は生み出されたのである。
すとき、草花はかろうじて茎に支えられながら、より高い世界
へ救済されることを懇願するかのような呻き声を上げ、すすり
ここを訪れた一番弟子のブルーノ・ワルターが自然の美しさ
泣くのだ」という解説を残している。
に感嘆していると、マーラーは「何も見る必要はないよ、私が
音楽として描きつくしてしまったから」と語ったそうである。
ワルターの手記には、「マーラーは二匹の子猫を愛しており、 第3楽章 ハ短調 2/4拍子 コモド・スケルツァンド
そのいたずらをいつまで見ていても決して飽きないようであった。 この楽章の元になっているのは、「子供の上思議な角笛」に
よる歌曲「夏の交替」である。
小さな動物は無くてはならぬもののようで、犬・猫・鳥、また
カッコウの死と交替で出番となったナイチンゲールが歌われてい
森の動物は全て彼を楽しませ、深い興味を起こさせた。
る。
森に入ると、鳥の飛び回るのやさえずりに合わせて、飛んだ
途中で2度、遠くから(舞台裏)からポストホルンによる民
り歌ったりもした。」とある。
交響曲第3番は、まず1895年の夏に第2楽章から第6楽章
謡風の調べが奏でられる。
までが作曲され、翌1896年夏に第1楽章が作曲された。
当初、この交響曲は7楽章で構想されており、1892年に歌
第4楽章 ニ長調 2/2拍子 きわめてゆっくりと 神秘的に
曲として初演されていた「天上の生活」を第7楽章とする予定
この楽章では、ニーチェ(1844~1900)の「ツァラトゥスト
であったが、最終的には第7楽章は削除され、全6楽章となった。 ラはかく語りき」から第4部「酔歌」の「ツァラトゥストラの輪唱」
から採られた歌詞が、アルト独唱によって歌われる。
弦楽器が静かに消え入るようになったところで、切れ目なく
当初、それぞれの楽章には以下のような表題が付けられて
第5楽章に続く。
いたが、最終的には一切表題を付けずに出版された。
鑑賞の手がかりとしては有用であるので、以下に記す。
“Zarathustras Mitternachtslied” 第一部
「ツァラトゥストラの真夜中の歌」 第1楽章:牧神の目覚め。夏が行進してくる。ディオニソスの行進。 aus Also sprach Zarathustra von Nietzsche
ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」より
第二部
Alt: アルト独唱:
第2楽章:草原の花々が私に語ること
O Mensch! Gib acht!
第3楽章:森の動物たちが私に語ること
第4楽章:夜が私に語ること
おお、人間よ!こころして聴け!
Was spricht die tiefe Mitternacht? 第5楽章:天使たちが私に語ること
第6楽章:愛が私に語ること
深い真夜中は何を語っているのか?
Ich schlief! 私は眠っていた!
Aus tiefem Traum bin ich erwacht! 第1楽章 ニ短調 4/4拍子 力強く決然と
マーラーの交響曲の中で最も長い第3番の中で、飛びぬけ
深い夢から私は目覚めた!
Die Welt ist tief!
て長大な印象を与える楽章である。
冒頭、ホルン8本の斉奏による第一主題は、ブラームスの
この世界は深い!
Und tiefer als der Tag gedacht! 第一交響曲の第4楽章の主題に似ているといわれるが、その
勢いや重々しさからすると模倣でないことは明らかで、この生
昼に思っていたよりも深いのだ!
Tief ist ihr Weh!
命の目覚めへの呼びかけとされるモチーフは第6楽章において
弦楽器によって自由に変奏されてゆく。
世界の苦痛は深い!!
4
Lust tiefer noch als Herzeleid!
快楽は心の苦痛よりも深い! Weh spricht: Vergeh! 苦痛は言った:過ぎ去れ!と。
Doch alle Lust will Ewigkeit だが、全ての快楽は永遠を望む。
Frauenchor:女性合唱
Du sollt' ich nicht weinen, du gütiger 泣くべきではありませんよ。
Alt:アルト独唱
“Ich hab' übertreten die zehn Gebot;
「私は十戒を破ってしまいました。
Will tiefe, tiefe Ewigkeit!
深くあれ、深い永遠よ!
Ich gehe und weine ja bitterlich,
第5楽章 ヘ長調 4/4拍子 快活なテンポで、大胆な表出で
児童合唱が鐘の音を模した「ビン、バン」を繰り返し、ア
ルトと女性合唱が「子供の上思議な角笛」の中の「3人の天
使は歌う」に基づく歌詞を歌う。
その内容は、新約聖書の「マタイ伝」に基づき、イエスによる
ペテロの免罪が歌われる。
アルト独唱が、使徒ペテロを演じ、女性合唱が状況とイエス
の言葉を歌っている。
私はあなたから去り、辛さのあまり泣きたいのです。
Ach komm und erbarme dich über mich!”
どうかここへ来て、私に憐れみを与えて下さい!」
Frauenchor:女性合唱 “Hast du denn übertreten die zehn Gebot,
「お前は十戒を破ってしまったのだね。
So fall auf die Knie und bete zu Gott,
ならば跪いて神に祈りなさい。
Liebe nur Gott in alle Zeit,
いつも神だけを愛していなさい。
So wirst du erlangen die himmlische Freud'!”
そうすれば、お前は天国の祝福を得ることになるだろう!」
Die himmlische Freud' ist eine selige Stadt;
天国の喜び、それは幸福の地。
Die himmlische Freud', die kein Ende mehr hat.
天国の喜び、それは二度と終わることのない。
Die himmlische Freude war Petro Bereit't
天国の喜びが、ペテロに用意された。
Durch Jesum und allen zur Seligkeit.
全ての人の幸福とイエスの御名によって。
“Es sungen drei Engel”
「3人の天使は歌う」
aus Des Knaben Wunderhorn
「子供の上思議な角笛」より
Knabenchor:児童合唱
Bimm bamm bimm bamm ・・・
キン コン キン コン …
Frauenchor:女性合唱
Es sungen drei Engel einen süßen Gesang, 3人の天使が優しい歌をうたった。
Mit Freuden es selig in dem Himmel klang; 歓びと共にその幸福は天に響いた。
Sie jauchzten fröhlich auch dabei, 天使はその響きに歓声をあげた。
Daß Petrus sei von Sünden frei. なぜなら、ペテロの罪が晴れたから。
(訳:益子雅野)
第6楽章 ニ長調 4/4拍子 ゆるやかに、静けさに満ちて、
感情を込めて
西 洋 音 楽 の 伝 統においてはニ 長 調 の 主 音Dの 音 が、
Domine(神)を連想させることから、崇高な精神を表現し
たいときに好んで使われてきた。
マーラーのアダージョ楽章と言えば、第5交響曲の第4楽章
や第9交響曲の終楽章が思い起こされるが、この第3交響曲
の終楽章も、天へと通じる階段に導かれるような大きな感動
は比類がなく、マーラーの緩徐楽章の中で最も美しいもののひ
とつであろう。
益子 一(ヴァイオリン)
Und als der Herr Jesus zu Tische saß, そしてイエスが食卓にお着きになり、
Mit seinen zwölf Jüngern das Abendmahl aß. 12使徒と共に晩餐をおとりなった時、
Da sprach der Herr Jesus; イエスが言われた。
“Was stehst du denn hier? 「お前はどうしてそこに立っているのか?
Wenn ich dich anseh', so weinest du mir!” 私がお前を見つめると、お前は泣いてしまう!」
参考文献
「マーラー」河出書房新社、金子建志著「マーラーの交響曲・2」音楽之
Alt:アルト独唱
“Und sollt' ich nicht weinen, du gütiger Gott?”
「私は泣くべきではないのでしょうか?慈悲深い神様。」
友社 ほか
5
Soloists
アルト
ポストホルン
相可 佐代子
白水 大介
おおか・さよこ…名古屋音楽大学声楽科卒業、同大学院
修了。パリ・エコールノルマル音楽院修了。2001年、
パリ市
立シャトレ劇場の奨学研修生として渡仏、音楽監督S.ヴァ
タン氏、発声法をG.マクビー氏と共に研鑽。同劇場におい
てお昼の歌曲リサイタル、
パリ・アテネ劇場やミッテルベルク
ハイム音楽祭にも出演する。
また、
エコールノルマル音楽院
よりベスティギ、
ルーセル奨学金を受け、I.ガルシザンズ氏と
研鑽、同音楽院高等演奏家ディプロムを審査員満場一致
で取得。2005-2006年シャトレ劇場オペラアンサンブル
メンバー。帰国後も
『カルメン』
(タイトルロール)、
『 ナクソス
島のアリアドネ』
(作曲家)
、
『ヘンゼルとグレーテル』
『ハムレ
ット』
『こうもり』
『 子どもと魔法』
『ホフマン物語』
など多数の
オペラに出演。ベートーヴェン
『交響曲第九番』、宗教曲の
ソリストも務める。2010年『相可佐代子メッツォ・ソプラノリ
サイタル』
( 電気文化会館 ザ・コンサートホール)
では、名
古屋市民芸術祭賞を受賞。NHK-FM『名曲リサイタル』出
演。2012年津市文化奨励賞受賞。京都市立芸術大学、
名古屋音楽大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。
第10回ファミリーコンサート
••••••••••
関西フィルハーモ ニー管弦楽団トップ奏者
しろず・だいすけ…長崎県長崎市出身。長崎大学教育学部中
学校教員養成課程数学専攻科にて代数学
(特に群論)
を鷲尾
忠司氏に師事。卒業論文「シローの定理について」
を発表し好
評を博す。1998年、長崎大学在学中に関西フィルハーモニー
管弦楽団にトップ奏者として入団。1999年、
PMF1999に参
加。バッハ作曲ブランデンブルグ協奏曲を演奏。2000年、第5
回宮崎国際室内楽音楽祭に参加。2003年、2009年、
トラン
ペットリサイタルを行 う。2005年、2009年、藤岡幸夫指揮、
関西フィルハーモニー管弦楽団とハイドン作曲トランペット協奏
曲を共演。2010年、
ソロ・アルバム「POSSIBILITY」
をリリー
ス。第25回長崎県新人発表演奏会において優秀賞を受賞。
第8回松方ホール音楽賞選考委員奨励賞を受賞。
これまでに
トランペットを本村孝二、早坂宏明、奥山泰三、岡本浩至、
チ
ャールズ・ シュリューターの各氏に師事。ハンス・ペーター=シュ
ー、
ロルフ・スメドヴィグ、
ラインホルト・フリードリヒ、
ライアン・アン
ソニー、
エリック・オビエ各氏のマスタークラスを受講。現在、関
西フィルハーモニー管弦楽団トップ奏者。S-ROSE2 BRASS
QUINTET主宰。
ブラススカラーズ大阪、京都トランペットグルー
プ「Summer Breeze」、
なにわオーケストラルウインズ、
ジャパン
ブラスコレクション、各トランペット奏者。大阪コンサートブラスの
ソロホルン奏者。
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」全幕(演奏会形式・日本語字幕付き)
2014年5月25日(日)池田市民文化会館(アゼリアホール)
指揮=河崎 聡 合唱=関西シティフィルハーモニー合唱団 池田ジュニア合唱団
平野雅世(トゥーランドット)、松本薫平(カラフ)、片桐直樹(ティムール)、内藤里美(リュー)、
中野嘉章(ピン)、中川正崇(パン)、竹内直紀(ポン)
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 ◉ショーソン:詩曲
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
◉サン=サーンス:歌劇
「サムソンとデリラ」
より
「バッカナール」
◉
第57回定期演奏会
••••••••••
◉
2014年10月5日(日)14:30開演 ザ・シンフォニーホール
指揮=ヤニック・パジェ ヴァイオリン独奏=石井 聡子(関西シティフィルハーモニー交響楽団 コンサートミストレス)
演奏会の詳細につきましては、予告なく変更することがございますので、予めご了承ください。
••••••••••••••••••••
•
•
•
•
•
•
• ◆ヴァイオリン ◆ヴィオラ ◆ファゴット •
◆
トランペッ
ト
◆オーボエ
•
•
••••••••••••••••••••
団員募集中
練習日時 毎週土曜日 午後6:30〜9:30
練習場所 北出音楽事務所(JR・京阪「京橋駅」から徒歩10分)
お問い合わせは事務局まで[06-6136-1737]
◎事務局が変わりました。ご注意下さい◎
なお、当団のホームページでも最新の団員募集情報を公開しております。
6
Chorus
関西シティフィルハーモニー合唱団
関西シティフィルハーモニー交響楽団の姉妹団体として2005年、池田市および近隣の合唱経
験者を中心に結成。イタリアオペラの合唱曲集にて第4回ファミリーコンサート(池田アゼリア
ホール)でデビュー。その後も定期演奏会、ファミリーコンサートで数々の舞台を共演。これま
でにボロディン「だったん人の踊り」、ワーグナー歌劇「タンホイザー」(抜粋)
、マーラー交響
曲第2番「復活」、モーツァルト「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、ヘンデル「メ
サイア」(抜粋)を演奏。本年5月にはプッチーニ歌劇「トゥーランドット」(全3幕)公演を予
定している。
High
青井 厚美 大里 きよ 大西 愛 奥田 良子 片山 和子 工藤 恵子 鳥居美由規
永井万済美 中橋 秀子 西影 純枝 能町智恵子 平田 豊子 二上 牧子 本田 敬子
峯松 秀子 村田 雅子 森本 久子 山本 百倖
■
Medium
安曇 由貴 生田 育子 奥村 麻里 久納 佳子 近藤 惠子 柴草 邦子 島内恵津子
白井 昭子 高橋 愛子 中村 真理 服部伊津子 日野 慶子 藤岡 公子 藤田登士子
益野千賀子 村嶋 伸子 吉岡 睦子
■
Low
荒木多津子 大坂 香子 香川 直子 木村 里子 坂部 嘉代 嶋津 節子 寺林 公子
牧 泰代 三宅 順子 米田 佳子
■
団 長:大西 優 運営委員長:寺林史朗 合唱指揮:中村勝栄 ピアニスト:井頭幸子
池田ジュニア合唱団
緑あふれる池田のまちに、子どもたちの明るく元気な歌声を響かせたいという願いのもと1995年
に設立された。以来「こころを歌声にのせてとどけよう」「からだいっぱいに歌う楽しさを感じ表
現しよう」をモットーに活動中。現在のメンバーは小学1年生から4年生の研究生と、5年生か
ら高校生までの本団生とで構成されており、レパートリーは宗教曲・邦人作品・わらべうたや民謡、
ポピュラーなど様々なジャンルにわたっている。国内また海外の合唱団と積極的に交流する機会
を持つ。2014年は8月に行われる「第10回世界合唱シンポジウム in ソウル」に招待団体と
して参加する。
これまでに関西シティフィルハーモニー交響楽団とは、R.シュトラウス「ばらの騎士」組曲、オ
ルフ「カルミナ・ブラーナ」で共演している。
河本美奈子 宮垣 佳奈 関本 愛美 宮垣 奈苗 朝倉 優香 相田 明夏 岡崎 美帆
小谷明日香 中村香菜子 藤村 優衣 増田 桃花 宮内 巴菜 田中みちる 田村 栞奈
中川ひかる 福田 紗子 藤川 愛 宮垣 夏奈 西海 愛里 福知 侑華 吉田 結菜
久松 未侑 福田 都 三上 歩華 朝倉 萌絵 上原 結衣 小澤 輝 鈴木 彩華
宮迫 希翠 竹原愛々実 野村 那菜 宗 千晴 岡島 碧 平山 侑穂 吉田 陽
合唱指導:しぶやかよこ
7
History1974-2014
草創期
大型楽器(ティ
創団から10年
ンパニ、コントラ
1974…1984
昭
バス等)そして
譜面台や楽譜ま
でお借りすると
和48年(1973年)頃、大阪には数団体のアマオケが
いう、当時でも
存在しましたが、その殆んどが実質的には30名程度の
考えられない様
団員しか居らず、どの演奏会も同じトラのメンバーで演奏して
な条件でお借り
いる様な状態でした。桂豊(故人、初代指揮者)、永見憲三
する事が出来ま
(Tp.)阿保幸雄(Vc)が集まって相談し、<良い音のする
した。 関 西OB
オケを作ろう!>と決心しました。良いオケが存続するためには
交響楽団と命名
(故)
桂 豊(初代指揮者) 阿保幸雄
良い奏者が必要という事で、各大学オケの首席奏者、準首
し、いよいよ初回の練習です。桂豊氏指揮でマイスタージン
席奏者であった者との条件を付けて団員募集をした所、何と
ガーの最初のトニカの和音が響いた時、私は心の中で「ヤッ
60名の応募がありました。
タゼ!」と叫びました。ところが好事魔多し、1年後に桂氏が
又、良い練習場が必要という事で、朝比奈隆氏の友人で
転勤のため指揮を辞任されメンバーの数も減ってオケの音は
大フィルに大きな影響力をお持ちの白井治郎氏を初代団長
だんだん酷くなり、もう今回で解散しようと思ったほど低空飛
に招聘し交渉して頂いたところ、大フィルの練習場のみならず、
行の苦難の時代が始まりました。それでも2年目に入団され
た松田斉氏(第4代団長)を筆頭に桑田俊男氏らが頑張ら
1975年12月11日
毎日新聞
れて団は持続し、4年目には橋本徹雄氏を常任指揮者に迎え
て何とか持ちこたえていましたが低空飛行は変わりませんでし
た(橋本先生スミマセンデシタ)
。その後の、もっと酷い苦難
の時代の事は後述していただきますが、今では自分で言うの
もなんですが立派なオーケストラに育ってくれて、幸せな気持
ちで一杯です(演奏中に泣いてしまう)
。これも暖かく我々を
見守って下さった聴衆の皆様方のおかげだと、心よりの感謝
致しております。有難うございます!! 今後ともよろしくお願い
申し上げます。
名誉団長
(第5代団長)
阿保 幸雄
atulati
gr
40
th
s!
on
Con
anniversary
関西シティフィルハーモニー交響楽団創立40周年、おめでとうございます。
前身である関西OB響との出会いは、オーストリア、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で
指揮法を学び、帰ってきた直後の26,7歳の頃でした。その頃、団員の方のご兄弟が私と大
阪音大で同級生であった関係でお話を頂いて以来、第4回定期から第17回定期まで14年間
に渡り常任指揮者を務めさせていただきました。私の50年近くの音楽生活の中で最も勉強さ
せていただいた時期でした。
数多くのSymphonyやConcerto、合唱との共演や、日本ライトハウス主催のチャリティーコン
サートでの和波孝禧さんとの共演、モーツァルトのOboe Concertoの吹き振りも経験させてい
ただきました。家内との共演もよい思い出となっています。
以後、関西フィルを始めとし、プロのオケや吹奏楽団、あるいは数多くのアマオケや吹奏楽、
オペラの指揮と活動の幅が広がっていきました。私の指揮活動の原点となっているのが関西
OB響なのです。又、名誉指揮者として名前を残していただいていることを光栄に思っています。
創立40周年を迎え、最も伝統と実績のあるアマチュアオーケストラとして、関西のアマチュア
音楽界を牽引し、益々のご発展を心よりお祈りいたします。
8
橋本 徹雄
初代常任指揮者
混迷期
の尽力のおかげだと思います。
11年目から20年目
1994年第20回20周年記念定期演奏会を期に団名改正
1985…1994
創
委員会を発足、Tp森君、Vn川井君、Hr山科君たちが中
心になって、第21回定期演奏会より「関西OB交響楽団」
から現在の「関西シティフィルハーモニー交響楽団」に団名
団後の10年に続く10年は放浪と再構築スタートの10
を改めました。
入団14年目の1995年の第22回定期演奏会より運営委員
年だったでしょうか。アマチュアの音楽団体にとって、
長を8年間務めました。この10年はTb松田団長、Vc阿保チー
楽器が置けてそれなりの面積のある練習場が安定して使える
フパートリーダー、当時若手のHr山科君、Tp廣橋君、Vn
かどうかは、大げさに言えば存続に関わる問題です。
創団以来使わせて頂いた扇町プール下の大フィルの練習場
川井君、Tp森君たちや諸先輩の力を得てザ・シンフォニーホー
を事情により出ることになり、
その後大阪市北区の練習場(楽
ルでの定期演奏会の定着、トヨタコミュニティーコンサートとし
器は別に倉庫を借り練習の度に運んでいた記憶が)
、チャリ
てオペラを3回、池田アゼリアホールでの日欄交流演奏会と
ティコンサートでご縁のできた日本ライトハウスのホール(肥
それに続く池田でのファミリーコンサートの定着、スルジッチさ
後橋近く)などを暫く使わせて頂き、当時団長のCla大川さ
んとの出会いなど現在の基盤が出来ていった期間だと思いま
んの紹介でJR住道駅近くの練習場に落ち着きました。ただ
すが、この記録(記憶?)は続くTp廣橋君に任せたいと思い
長く大阪市内を活動の拠点としてきた団体が急に東大阪に
ます。
拠点を移したことで多くの団員が離れていき、最盛期の半分
以下まで減ったのではないでしょうか。またこの当時財政的に
第6代団長
(第7代運営委員長)
柏岡 亨
も危機状態に陥り、やはり大阪市内に練習場を戻そうと上六
Con
この頃でしょうか、2代目の常任指揮者をお願いした清水
さんとの出会いがありました。当時26歳で関西二期会の副
40
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近くの貸しホールに拠点を移動しました。
atulati
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anniversary
この度は創立40周年おめでとうございます。
私が初めて関西シティフィルハーモニー交響楽団とご
一緒したのが、1992年。その翌年から常任指揮者を拝
命しましたが、当時の目標は「20週年をしっかりした形で
迎えたい!」というものではなかったかと回想します。
廣橋さん、山科さん世代の若手楽員のみならず、柏岡
さん、阿保さん、松田さんといった当時から長老であった
方々も含め、音楽の事、
これからのオケの事、人生のこと、
練習終わりに飲みながら話し、隣にあった中華屋の売上
に貢献したものでした。
よくよく考えると、私も当時は20代…キャリアのスター
ト期にオケを任され、一生懸命勉強し、一生懸命練習し、
楽員さんとの人間的なお付き合いを経験出来た自分の幸
運を、今の年齢となって痛感する次第です。
規模も格段に大きくなられて、それはそれで運営される
方々はご苦労もおありでしょうが、「中華屋魂」を追いか
け続け、また、継承していっていただければ、少し嬉しい
です。(料理のことではありま
せん!)
最後に私の任期は僅か数
年ではありましたが、長い関
西シティフィルハーモニー交
響楽団の1ページに加えてい
ただき、また、お祝いの言葉
を述べさせていただく機会を
いただき、ありがとうございま
した。
指揮をされており、若さと情熱溢れた指導と大阪市内に戻っ
て若い団員が増えたことにより新たなステージに入った感があ
りました。ところがこの会場も長くは使えずまた新たな会場
探しが始まりました。この時は現名誉団長のVc阿保さんの
お知り合いで新大阪近くで幼稚園をされてる方のご好意によ
り、幼稚園の遊戯室を練習場として使わせて頂くことができま
した。またこの頃ドンブリで危機的状態にあった団の会計を立
て直してくださったのがVa坂東さんでした。 Va坂東さんは大
手企業の経理、監査などを経験されており、現在まで続く会
計システムを構築されました。またTp永見さんは勤め先であ
るサントリーのオーナー佐治敬三さんに掛け合い、その結果5
年間で約500万円をポケットマネーから寄付してくださるなん
てこともありました。これで幹部団員が負っていた負債がなく
なり団員が増え会計も明瞭になり、といったところでまた練習
場の問題が再発しました。この時も縁あって大阪市内の淀川
善隣館を拠点として活動が継続できました、が数年で善隣館
が経営不振により閉館、またまた縁あって現在の北出音楽事
務所を拠点とすることができました。
大フィル会館を1987年に出てから2001年に現在の北出
音楽事務所に落ち着くまでの14年間に8回の拠点変更(短
期放浪はもう少しありましたが)
、財政危機、団員の減少…
清水 史広
よく持ち堪えたと思います。歴代運営委員長のCla大川さん、
第2代常任指揮者
Vn波田さん、Cb広瀬さん、Tb松田さんや当時の幹部の方々
9
History1974-2014
発展期
な気がします。毎回だいたい同じようなメンバーなのによくも
21年目から30年目
まああんなに飽きもせず話しをしたもんです。 年齢・経験・
1995…2004
生い立ちもバラバラなメンバーが、店中引く程の大爆笑をし
たかと思えば机を叩いての激論にもなりました。ただ、今思
えば、自分のしたい話しを垂れ流しするだけじゃなく、たわい
団
員や練習場の確保に苦労してたアマオケが、日本有数
もない話しの中にある大袈裟に言えば人生観や価値観みた
のコンサートホールで定期演奏会を開催できるように
いなものを読み取れるセンスを持ち合わせてたような気がしま
なった…。この10年間は当団にとって劇的な発展を遂げた10
す。そう言えばみんな話し上手で聞き上手やったなあ…。
年でした。発展の理由は色々あげられますが、それぞれがタ
アマオケに限らずいろんな集団や組織の発展期・成長期に
イミングよく噛み合い、卵になり鶏になって好循環していったよ
はこういうメンバーが集まりこういう時間を過ごすものでしょう。
うに思います。
未経験なことに挑戦する高揚感と不安感を共有し、達成感
この時期、とにかくよく顔を合わせて話をしてたのを思い出
や満足感を分かち合える関係になるには、もはや本題は不用
します。練習後の晩飯や平日夜の会議後の晩飯。日を跨ぐ
なのかもしれません。
のはざらで、更にその後の深夜喫茶(死語?)や車中での3次
以上、時はとっくに平成の頃の昭和な思い出でした。
会は薄明かりまでになる時もありました。話題はオケや音楽
チーフパートリーダー 廣橋 誠司
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Con
の事に限らず様々で、脱線した話の方が盛り上がってたよう
anniversary
Zagreb, December 24, 2013.
Dear members of Kansai City Philharmonic Orchestra,
40 years of living together with music. What an anniversary!
The years I spent sharing with You this pleasure, love and passion on rehearsals, unforgettable concerts and
get togethers in free time showed me the good influence that music has on people, and especially on those
people who play it.
I am very impressed by the excellent management of the orchestra directed by your leaders with participation
of all members, and your great will to go over even the most difficult obstacles to reach the goals of highest
quality concerts, all in a pleasent and inspirational environment. Your human and musical capabilities, your
talent and goodness were leaving me witout words.
I am proud of our successful performance of Symphonies such as L. Van Bethowen No. 9, P. Tschaikovsky
No. 5 and 6, J. Brahms No. 3, A. Bruckner No. 7, G. Mahler No. 5, D. Shostakovich No. 5, and the
Symphony of the Croatian composer Dora Pejačević. Your great success with this beautiful and difficult
music shows that you can continue to be very ambitious with your programme.
I would like to congratulate you for this important anniversary, and wish you many more excellent concerts
that will be enjoyed by you, your collaborators and your numerous and wonderful audience.
ズラタン・スルジッチ
第3代常任指揮者
Sincerely Yours,
Zlatan Srzić
2013年12月24日、ザグレブにて
親愛なる関西シティフィルハーモニー交響楽団の皆様へ
音楽とともに生きた40年、なんというすばらしい記念でしょうか!
皆様方と数年間すごして、練習や、忘れられない演奏会の数々や、打ち上げで、喜び、愛、情熱を共にした経験は、音楽が人間に、
特に演奏する人達に、いかにすばらしい効果を及ぼしてくれるかを私に教えてくれました。
皆様のリーダーたちがすべての団員の協力を得てうまくオーケストラを運営していること、また皆様がいつも心地よく感動的な最高級の演
奏会という目標に向かって、最大級の障害をも乗り越える意思を持っていることに、私はとても感動しました。
皆様の人間的な力、音楽の力、才能、優しさの前に、私は言葉が要りませんでした。
皆様とともにベートーベンの9番、チャイコフスキーの5番と6番、ブラームス3番、ブルックナー 7番、マーラー 5番、ショスタコービチ5番、
クロアチア人作曲家のドーラ・ペヤチェビッチの交響曲といった数々の交響曲の演奏を成功させたことを誇りに思っています。これらの
美しくも難しい音楽を大成功させたことは、これからも皆様が野心的なプログラムに挑戦し続けていけることを示しています。
この重要な記念演奏会をお祝いしますとともに、これからも数多くのますますすばらしい演奏会を皆様と協力者の方々と大勢のすばらしい
聴衆の方々が共に楽しまれますように、お祈りしています。
心をこめて、ズラタン・スルジッチより
10
黄金期 31年目
世代のようなもの。今回この40周年記念プログラムを作るに
40年目
から
2005…2014
あたり創団当初から幾度も「存亡の危機」にさらされたこと
を聞きました。当り前が当り前でなかった昔。そんな時代の
空気を知り、そのご苦労に感謝の念を新たにしています。で
も先輩諸氏も、音楽が好きだからやってきはったんですよね!
一時代を築いた第3代常任指揮者ズラタン・スルジッチ氏
が故国クロアチアに帰国されます(2002年)
。その後2005
年に今度はグルジア出身のギオルギ・バブアゼ氏を常任指揮
Con
当団は
「黄金時代」
(自称…?)
を迎えます。R.シュトラウス
「英
雄の生涯」
、ショスタコーヴィチ10番、ラフマニノフ2番、マー
ラー「復活」
、R.シュトラウス「アルプス交響曲」
、
ブルックナー
8番など夢の名曲の数々を演奏します。「英雄の生涯」のヴァ
イオリン・ソロがコンミスの西田美音子さん(在任2002 ∼
13年)
。彼女のソロで「シェエラザード」
「メンコン」
など独奏ヴァ
イオリンの活躍する多くの名曲を手がけました。そして2005
年の池田ファミリーコンサートでは「関西シティフィルハーモ
ニー合唱団」を組織(イタリア・オペラの合唱曲集でデビュー)
。
その後「だったん人の踊り」
「タンホイザー」
「レクイエム(モー
ツァルト)
」
「カルミナ・ブラーナ」
「メサイア」そして既述の「復
活」など、オーケストラと合唱が融合したいくつものステージ
を共に。また宮崎バレエ団との知遇を得て「眠りの森の美女」
「コッペリア」「ドン・キホーテ」と、オーケストラ音楽のよろ
こびをさらに追求しました。
さて私が入団したのは2000年。スルジッチ氏との蜜月時
代。翌2001年にはマーラーの5番を演奏するなど、
すでに「出
来上がったアマオケ」でした。まるで高度経済成長以後の日
本に生まれてテレビやクーラーに囲まれて育ち、その前に終戦
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anniversary
創立40周年、おめでとうご
ざいます!
私が今年で44才になりまし
たことを考えますと、40年とい
う歳月は、4才の子供を立派
に中年へと変化させうる力を
持っているということに改めて
気づかさせられます。きっとシ
ティフィルも、40年をかけてじっ
くりと成長・成熟を重ねてこら 高昌帥
れたのだと思います。
常任トレーナー
私とシティフィルとのつきあい
はかなり古く、初めてトレーナー
として関わらせて頂いてから15年(なんと私の人生の3分の
1です!)になりますが、それ以前に、シティフィルがまだ「関
西OB交響楽団」と名乗られていた時期に、観客として何度
かピロティホールに聴きに行ったこともあったりするのは意外と
知られていない事実です。その時はまさかここまで長いおつき
あいになるとは思っても見ませんでした。
その長いおつきあいの中で、日々の練習の過程では私が
指摘することよりも多くのことを逆に教わることが出来ました
し、定期演奏会やファミリーコンサートで本番を振らせて頂い
た経験、そして何よりも作曲の委嘱を頂いたことは、音楽家
としての今の私を形成する上で、欠かすことの出来ない糧と
なってきました。この場を借りまして感謝申し上げます。
その感謝の気持ちを込めつつ、関西シティフィルハーモニー
交響楽団の今後更なるご発展を祈念しまして、、、乾杯!!
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Con
直後の塗炭の苦しみがあったことなど知る由もない自分たち
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者に招聘。優れたヴァイオリン奏者でもある氏の指導のもと
第9代運営委員長 坂元 正三
anniversary
関西シティフィルハーモニー交響楽団の創立40周年、おめでとうございます。今日の
曲は私にとって大きな意味があります。マーラーの表現は、とても内容が深く、そして編
成、演奏時間など大規模な曲なので、なかなか演奏できる機会がなく、またお客様にとっ
ても聴く機会が非常に少ないと思います。この40周年の記念すべき演奏会でマーラー
を演奏できることをとても嬉しく思います。素晴らしい機会を与えていただいたことに感謝
します。
マーラーの美しい音楽は、人を喜ばせる力があります。そして私も、その音楽で今日のお
客様と出演者の皆様に喜んでもらえると、とても幸せです。
今後の関西シティフィルハーモニーのますますのご発展を心よりお祈りしています。
11
ギオルギ・バブアゼ
第4代常任指揮者
Orchestra
関西シティフィルハーモニー交響楽団
◎石 井 聡 子
■ Violin
■ Viola
青 山 拓 生 伊 藤 貴 子
植 原 行 洋
植 原 り さ
太 田 有 紀 岡 雅 樹 ◎小野寺 慶 太 加 藤 孝 司 加 藤 裕紀子
鎌 田 美和子
神 田 靖 子 清 水 太 司
杉 山 巧
豊 島 直 子
中 谷 日出夫 中 谷 道 代 難 波 千 里 西 村 悠 美 橋 本 敏 彦 樋 口 貴 雄 平 田 瑛 子
藤 田 恵 子 益 子 一
益 子 雅 野
南 尾 真 衣 ○宮宇地 秀 和
宮 本 つばき 森 川 裕 山 本 真 弓 中 谷 葉 子(賛助)
池 田 景 子 井 戸 義 訓
○太 田 真紀子 川 端 成 彬
杉 山 かおり 福 田 文 治 松 本 光 世 村 井 弘
西 田 美音子(賛助)
野 村 初 葉(賛助)
佐 藤 聡 子(客演)
常任指揮者─ギオルギ・バブアゼ
■ Flute
○小波津 佐知代 芝 野 均
三 原 千 明
小 林 良 子(客演)
■ Oboe
加 藤 緑 里 髙 谷 利 枝 ○西 山 健 市
稲 田 誠 也(客演)
■ Trumpet
残 熊 祐 治 ○廣 橋 誠 司 山 田 浩 之
三 原 友里子(団友)
西 村 賢 介(客演)
■ Trombone
柏 岡 亨
○金 昌 信 黒 田 千 明 小 西 元 司(賛助)
○安 彦 郁 阿 保 英 造 阿 保 幸 雄
岩 田 倫 和
上 田 真紀子 小野寺 泰 子
梶 綾
坂 元 正 三
谷 口 正 美 豊 島 正 富 樫 誠 廣 瀬 恵 子 宮宇地 美 希
■ Contrabass
稲 葉 杏 子 岩 尾 武 司
大 田 一 典
大 場 久美子 佐 伯 祐 里
長 岡 豊 ○安 近 紀 子
渡 邉 昭 一
□チーフパートリーダー
廣 橋 誠 司
(兼インスペクター)
□インスペクター 小野寺 慶 太 織 田 克 洋 宮宇地 秀 和
古 口 賢 一
古 口 賢 一
■ Percussion
□広報
鎌 田 美和子
荒 木 香 奈
姜 隆 志
後 藤 真 紀 ○芝 野 範 子
玄 元 美 夏(客演)
■ Fagott
○一ノ瀬 圭 子 坂 本 美佐子 飛 田 剛 志 中 原 正 行(賛助)
■ Tuba
■ Horn
■ Harp
安 彦 高 志
織 田 克 洋 玉 井 杏 奈 冨 田 千 尋 西 山 順 子 廣 橋 麻理子 ○山 部 義 幸
岩 本 愛(客演)
津 川 誠(客演)
□運営委員長
坂 元 正 三 □総務 富 樫 誠 山 部 義 幸 橋 本 敏 彦
安 彦 高 志
荒 木 香 奈
■ Clarinet
■ Violoncello
□団長
柏 岡 亨
片 山 泰 一
○田 村 千 春
山 口 耕 平
小 池 美 郷(客演)
香 川 亜耶那(客演)
保 坂 太 郎(客演)
松 嶋 春 香(客演)
鈴 木 貴 子(賛助)
橋 本 和 恵(賛助)
□会計
加 藤 孝 司 田 村 千 春 □ IT
岩 田 倫 和(兼人事)
青 山 拓 生
□ライブラリアン
井 戸 義 訓
□楽器
古 口 賢 一
□友の会
黒 田 千 明
□会計監査
岡 雅 樹
□名誉団長
阿 保 幸 雄
◎…コンサートミストレス
コンサートマスター
○…パートリーダー
□トレーナー 池 田 重 一
岩 井 英 樹 高 昌 帥
田 本 摂 理 谷 野 里 香 中 谷 葉 子
橋 本 安 弘
林 口 眞 也 三 好 哲 郎 シティフィル友の
関西 に入りませんか? 会
入会金・会費無料
!
?
友の会に入ると
友の会に入るには
❶ 演奏会の割引ご優待
演奏会ごとに事務局よりご案内を毎回発送いたします。会員の方はお連れ様とともに通常価格2,000円のところを
1,500円で購入していただけます(定期演奏会)。ファミリーコンサートでは別途、割引ご優待をご案内いたします。
❷ 友の会席のご用意
ローソンチケットにて事前に会員席をお買い求めいただけます。会員席としましては、できるだけ良いお席をご用
意いたします。
本日のパンフレットにはさみ込んである「アンケート」用紙の下段にある「(友の会への)入会希望」の項目にマルを、
そして必要事項をご記入のうえ、本日のアンケート回収箱に投入、または下記の住所までご郵送ください。
▼
関西シティフィルハーモニー交響楽団友の会事務局 〒567-0021 大阪府茨木市三島丘2丁目24-23-103 黒田千明 方
*友の会みなさまの個人情報は、演奏会のご案内など、
当団の諸活動に関係する用途以外には、
一切利用致しません。
□ 企画/編集/発行—関西シティフィルハーモニー交響楽団 □ 印刷─株式会社 松岡印刷所
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