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CA ARCserve Backup r12.5

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CA ARCserve Backup r12.5
CA ARCserve Backup r12.5
データ デデュプリケーション
効果測定
日本CA株式会社
2009年 10月31日
はじめに・・・
この資料は、データ デデュプリケーション機能を検討いただくに
あたり、ディスク使用率とバックアップ パフォーマンスについて、
データ デデュプリケーション デバイス(以降 DDD と記述)とファ
イル システム デバイス (以降 FSD と記述) を比較した資料に
なります。
 FSD は、ローカル マシンまたはネットワーク上のリモート マシン フォルダをバックアップ先として
テープと同様に活用するためのディスク上の仮想テープです。
 DDD は、データ デデュプリケーションを実行するためのデバイスです。FSD と同様にローカル
マシンまたはリモート マシン上に作成し、バックアップ 先として活用するためのディスク上の仮
想テープです。
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施し
た場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
この資料は情報提供を目的としており、ここに記載されている明示的・暗示的・黙示的な情報にかかわらず、いかなる内容についても日本CA株
式会社は一切の責任を負わないものとします。この資料に掲載されている情報は将来予告なしに変更することがあります。内容の一部またはす
べてを日本CA株式会社の許諾なく無断で販売、転載することは禁止されています。
すべての製品名、サービス名、会社名およびロゴは、各社の商標、または登録商標です。
© 2009 CA and / or one of its subsidiaries. All Rights Reserved.
2
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
1. 測定環境
2. フル バックアップ
3. 増分/増分バックアップ
4. まとめ
®
1.測定環境
®
測定環境
マシン環境
オペレーティング システム
Windows Server 2008 Enterprise Edition (64bit)
サービス パック
Service Pack 1
プロセッサ
Intel Xeon(E5320) 1.86GHz(4core CPUx2) HT有効
メモリ
8 GB
ディスク
SAS RAID5 15000rpm
ディスク構成
ディスク 0
ディスク 1
ドライブ
格納データ
C:¥
システム、 ARCserve Backup r12.5
E:¥
DDD インデックス ファイル
F:¥
バックアップ対象データ
G:¥
FSDまたはDDD データ ファイル
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
5
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
2.フル バックアップ
同じバックアップ対象データを
以下の2パターンで実施
1. FSDへ毎日フル バックアップ
2. DDDへ毎日フル バックアップ
®
フル バックアップ
 7日間(日~月)以下のバックアップを実施
バックアップ先
バックアップ詳細
1. FSD(ファイル システム デバイス)
2. DDD(データ デデュプリケーション デバイス)
ローテーション スキーマ :
週7日 フル バックアップ
 バックアップ対象データ
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
データ量(GB)

10.02
10.37
10.41
10.96
11.90
12.46
13.16
ファイル数
2,960
2,293
2,840
3,053
3,538
3,765
3,980


合計約 10GB のデータを準備
–
毎日約 2GB の大きなファイルの編集
–
バックアップ対象全体量の約 10% の複数ファイルを編集、およびファイルの追
加/削除を実施
データは、主に Microsoft Word や Microsoft Excel など Microsoft
Office 系のファイル
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
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2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
フル バックアップ測定結果
<1. FSD フル バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
ディスク使用量 (MB)
所要時間 (秒)
日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
10,254 20,905 31,564 42,782 54,970 67,732 81,211
10,254 10,651 10,659 11,218 12,188 12,762 13,479
431
324
444
457
548
579
639
<2. DDD フル バックアップ>
①
日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
累計ディスク使用量 (MB)
7,207 7,354 7,752 8,093 8,454 8,843 9,268
(A)ディスク使用量 (MB)
7,168
118
369
312
332
355
391
(B)インデックス ディスク使用量 (MB)
39
29
29
29
29
34
34
(C)ディスク使用量合計 (MB)(A+B)
7,207
147
398
341
361
389
425
圧縮割合
33%
98%
96%
97%
97%
97%
97%
所要時間 (秒)
378
119
138
138
151
151
161
① FSD は毎回バックアップ容量とほぼ同量のディスクを使用するが、DDD は2
回目以降のバックアップではFSDの 5 % 程度のディスク使用量となっている
ことが解る
② FSD はバックアップ時間もバックアップ容量に比例するが、DDD は2回目以
降はバックアップ時間が短縮された
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
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2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
②
(参考)フル バックアップのディスク使用量比較 ①
<1. FSD フル バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
10,254 20,905 31,564 42,782 54,970 67,732 81,211
<2. DDD フル バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
7,207
7,354
7,752
8,093
8,454
8,843
9,268
(MB)
90,000
80,000
FSD フルバックアップ
DDDフルバックアップ
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
日
月
火
水
木
金
土
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
9
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
(参考)フル バックアップの所要時間比較 ②
<1. FSD フル バックアップ>
所要時間 (秒)
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
431
324
444
457
548
579
639
<2. DDD フル バックアップ>
所要時間 (秒)
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
378
119
138
138
151
151
161
(秒)
700
600
FSD フルバックアップ
DDDフルバックアップ
500
400
ファイル数が少ないため、
バックアップ時間が短い
300
200
100
0
日
月
火
水
木
金
土
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
10
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
(参考) リストア時間の比較
 前ページで実行したバックアップ データを利用し、空のフォルダへ曜日
ごとにすべてのデータをリストア
<リストア所要時間 (秒)>
リストア先 日曜日 水曜日 土曜日
FSD
F:¥
543
564
768
(ディスク0) (ディスク0)
DDD
F:¥
512
561
618
(ディスク0) (ディスク0)
リストア先 日曜日 水曜日 土曜日
FSD
E:¥
270
281
346
(ディスク0) (ディスク1)
DDD
E:¥
276
287
342
(ディスク0) (ディスク1)
I/O が重なり、リストア時間が長くなっています。
(秒)
(秒)
800
800
700
700
600
600
500
500
400
FSD
DDD
300
200
400
FSD
DDD
300
200
100
100
0
日曜日
水曜日
土曜日
0
日曜日
水曜日
土曜日
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
11
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
12
1 回目のフル バックアップ
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
2 回目のフル バックアップ
2009年10月末日
23:59:50
0:00:20
0:00:50
0:01:20
0:01:50
0:02:20
0:02:50
0:03:20
0:03:50
0:04:20
0:04:50
0:05:20
0:05:50
0:06:20
0:06:50
0:07:20
0:07:50
0:08:20
0:08:50
0:09:20
0:09:50
23:59:50
0:00:20
0:00:50
0:01:20
0:01:50
0:02:20
0:02:50
0:03:20
0:03:50
0:04:20
0:04:50
0:05:20
0:05:50
0:06:20
0:06:50
0:07:20
0:07:50
0:08:20
0:08:50
0:09:20
0:09:50
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
23:59:50
0:00:20
0:00:50
0:01:20
0:01:50
0:02:20
0:02:50
0:03:20
0:03:50
0:04:20
0:04:50
0:05:20
0:05:50
0:06:20
0:06:50
0:07:20
0:07:50
0:08:20
0:08:50
0:09:20
0:09:50
23:59:50
0:00:20
0:00:50
0:01:20
0:01:50
0:02:20
0:02:50
0:03:20
0:03:50
0:04:20
0:04:50
0:05:20
0:05:50
0:06:20
0:06:50
0:07:20
0:07:50
0:08:20
0:08:50
0:09:20
0:09:50
(参考) フル バックアップのパフォーマンス
 バックアップ中のメモリ使用量およびプロセッサの処理時間の比較
- メモリ使用量(%)
<FSD フル バックアップ>
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
- プロセッサ処理時間(%)
<DDD フル バックアップ>
1 回目のフル バックアップ
2 回目のフル バックアップ
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
Copyright © 2009 CA
3.差分/増分
バックアップ
同じバックアップ対象データを以下の
パターンで実施
1. FSD へ差分および増分バックアップ
2. DDD へ差分および増分バックアップ
®
差分バックアップ
 7日間(日~月)以下のバックアップを実施
バックアップ先
バックアップ詳細
FSD(ファイル システム デバイス)
ローテーション スキーマ:
DDD(データ デデュプリケーション デバイス) 週7日 差分バックアップ、日曜日にフル バックアップ
 バックアップ対象データ
差分データ量(GB)


月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
10.02
2.79
3.87
4.98
6.07※1
7.15
8.33
1,757
2,346
3,035
3,315
2,960
329
1,338
合計約 10GB のデータを準備
ファイル数

日曜日
–
毎日約 2GB の大きなファイルの編集
–
バックアップ対象全体量の約 10% の複数ファイルを編集、およびファイルの追加
/削除を実施
データは、主に Microsoft Word や Microsoft Excel など Microsoft
Office 系のファイル
※1 21ページのまとめを参照
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
14
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
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差分バックアップ測定結果
<FSD 差分バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
ディスク使用量 (MB)
所要時間 (秒)
日曜日
10,254
10,254
435
月曜日
13,105
2,851
33
火曜日
17,063
3,958
52
水曜日
22,160
5,097
90
木曜日
28,372
6,212
164
金曜日
35,689
7,317
242
土曜日
44,211
8,522
307
日曜日
7,207
7,168
39
月曜日
7,335
118
10
火曜日
7,815
470
10
水曜日
8,517
687
15
木曜日
9,459
922
20
金曜日
10,749
1269
21
土曜日
12,424
1649
26
7,207
128
480
702
942
1290
1675
33%
396
95%
71
88%
108
86%
137
85%
170
83%
208
81%
247
<DDD 差分バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
(A)ディスク使用量 (MB)
(B)インデックス ディスク使用量 (MB)
(C)ディスク使用量合計 (MB)
(A+B)
圧縮割合
所要時間 (秒)
(MB)
(秒)
累計ディスク使用量
50,000
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
500
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
FSD 増分バックアップ
DDD増分バックアップ
日
月
火
水
バックアップ所要時間
木
金
土
FSD 増分バックアップ
DDD増分バックアップ
※1 21ページのまとめを参照
日
月
火
水
木
金
土
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
15
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
増分バックアップ
 7日間(日~月)以下のバックアップを実施
バックアップ先
バックアップ詳細
FSD(ファイル システム デバイス)
DDD(データ デデュプリケーション デバイス)
ローテーション スキーマ:
週7日 増分バックアップ、日曜日にフル バックアップ
 バックアップ対象データ
増分データ量(GB)

日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
10.02
2.79
2.95
3.01
3.02
3.04
3.17
420
590
690
281
2,960
329
1,010
合計約 10GB のデータを準備
ファイル数


–
毎日約 2GB の大きなファイルの編集
–
バックアップ対象全体量の約 10% の複数ファイルを編集、およびファイルの追
加/削除を実施
データは、主に Microsoft Word や Microsoft Excel など Microsoft
Office 系のファイル
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
16
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
増分バックアップ測定結果
<FSD増分 バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
ディスク使用量 (MB)
所要時間 (秒)
日曜日
10,254
10,254
396
月曜日
13,105
2,851
31
火曜日
16,119
3,014
43
水曜日
19,199
3,080
40
木曜日
22,289
3,090
39
金曜日
25,400
3,111
39
土曜日
28,642
3,242
35
日曜日
7,207
7,168
39
7,207
33%
396
月曜日
7,335
118
10
128
95%
72
火曜日
7,726
381
10
391
87%
85
水曜日
8,021
285
10
295
90%
80
木曜日
8,444
413
10
423
86%
87
金曜日
8,926
472
10
482
85%
90
土曜日
9,467
531
10
541
84%
96
<DDD増分 バックアップ>
累計ディスク使用量 (MB)
(A)ディスク使用量 (MB)
(B)インデックス ディスク使用量 (MB)
(C)ディスク使用量合計 (MB) (A+B)
圧縮割合
所要時間 (秒)
(MB)
(秒)
累計ディスク使用量
35,000
450
30,000
400
25,000
FSD 増分バックアップ
350
DDD 増分バックアップ
300
20,000
250
15,000
200
バックアップ所要時間
FSD 増分バックアップ
DDD 増分バックアップ
150
10,000
100
5,000
50
0
0
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
17
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
土
(参考) リストア時間の比較
 前ページまでに実行したバックアップ データを利用し、空のフォルダへ
ぞれぞれの曜日の対象となるすべてのデータをリストア
<差分バックアップ データのリストア所要時間(秒)>
リストア先 日曜日 水曜日 土曜日
<増分バックアップ データのリストア所要時間(秒)>
リストア先 日曜日 水曜日 土曜日
FSD
F:¥
640
947
1,116
FSD
F:¥
520
1,016
1,524
DDD
F:¥
669
922
1,029
DDD
F:¥
521
947
1,314
※ 差分:水曜日=日(フル)+水、土曜日=日(フル)+土
※ 増分:水曜日=日(フル)から水まで、土曜日=日(フル)から土まで
1200
1200
1000
1000
800
水
水
土
土
600
400
日
日
日
日
日
日
FSD
DDD
800
400
200
200
0
0
日曜日
水曜日
日
日
600
土曜日
日
日
日曜日
水曜日
月~土
1400
月~水
1400
月~水
1600
月~土
(秒)
(秒)
1600
FSD
DDD
日
日
土曜日
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
18
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
Copyright © 2009 CA
4. まとめ
®
まとめ
 ディスク使用量
 フル バックアップ
1週間の累計ディスク使用量で比較すると、DDD を利用したバックアップでは、重
複排除が行われ、FSD のおよそ1/8 以下のディスク使用量になっていることが確
認できます。2日目以降のみを比較すると、およそ 1/30 のディスク使用量になって
います。
 差分/増分
DDD のディスク使用量は、およそ1/3 以下となり、フルバックアップと同様に少な
いことがわかります。バックアップ対象の重複データの量と比例するためフル バッ
クアップよりも重複排除率が低くなっています。
ディスク スペース有効活用
効果 大
<デデュプリケーションを利用したバックアップ運用の注意点>
デデュプリケーションは、デフォルトで4週間のパージ ポリシーが設定されています。運用によってパージ期間を変更してください。
参照 http://www.casupport.jp/resources/bab125win/tec/021012235.htm (デデュプリケーション デバイスの作成方法)
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
20
2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
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まとめ
 処理時間
 フル バックアップ
DDD は、ディスク使用量だけではなく、ディスクに書き込む量が少ないため、バッ
クアップ時間も短く、効率的なバックアップ運用が実現できます。
 差分/増分フル バックアップ
今回の環境では、バックアップ対象データ量がおよそ 6 GB ※1 を超えたあたりか
ら、DDD を利用したバックアップ時間の方が FSD よりも短くなります。そのため
、今回の増分バックアップでは FSD を利用したバックアップの方が高速に感じら
※1 15ページのグラフ参照
れますが、環境およびデータ量(数)によって変化します。
 リストア
今回の測定では、ディスクが2つのためリストア時にファイル I/O が重なり、リスト
ア時間が長くなっています。デデュプリケーションでは、ディスクが3つある場合に
は、インデックスおよびバックアップ対象データ保存先およびリストア先を、それぞ
れが物理的に違うディスクに設定することで、さらに時間短縮ができ、効率化する
と考えられます。
時間短縮
効果 中
※ ここで挙げている測定結果は参考値です。実際のデータ バックアップをデータ デデュプリケーション機能を利用して実施した場合、結果が異なります。この結果を保証するものではありません。
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2009年10月末日
『CA ARCserve Backup r12.5 データ デデュプリケーション 効果測定』
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CA ARCserve Backup r12.5
データ デデュプリケーション
効果測定
日本CA株式会社
2009年 10月31日
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