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FUJIFILM Holdings Corporation 富士フイルムグループを知る 富士フイルムグループを知る 富士フイルムグループの 価値創造のあゆみ カラーフィルムの世界総需要推移 FUJIFILM Holdings Corporation 当社推計 * 2000 年度を 100とした場合の指数 100 80 急速な下落 60 40 富士フイルムグループの歴史は、イノベーションの歴史 当社は、写真フィルムの国産化を目指し、1934 年に設 その際、鍵となったのは写真事業で培った高度かつ多 立されました。設立から一貫して、変化する時代の先を読 彩な技術力です。写真関連製品の開発・生産に必要とさ み、幅広い技術を蓄積・進化させ、イ丿ベーティブな製品・ れる光学、化学、エレクトロニクスなどさまざまな技術を サービスを提供してきました。 もとに、競争優位性を発揮できる事業を確立しました。 2000 年以降、デジタル化に伴い、当社の主力であった 激動の「第二の創業期」を乗り越え、成長軌道に再び カラーフィルムの需要は急速に減少し、当社は社運をかけ 乗った当社は、さらなる成長を目指して「富士フイルムグ て大規模な事業構造の転換を断行しました。 ループならでは」の製品・サービス・ソリューションを展開 ピーク時 20 0 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 イメージング ソリューション 10 (年度) 14% イメージング ソリューション 54% しています。 2015 年度 2000 年度 インフォメーション ソリューション 46% ドキュメント ソリューション 47% 1934 年∼ 1950 年代 1960 年∼ 1970 年代 1980 年∼ 1990 年代 2000 年∼ 2013 年 2014 年∼ 写真フィルム国産化・ 国内販売網確立 事業の拡大・ 技術力の向上 デジタル化の進展・ グローバル化の加速 第二の創業期 さらなる成長を目指して •「世界の Fujifilm」を目指して、海外生産 • 急速なデジタル化の進展をとらえ、事業構造を変革 • 総合写真感光材料メーカーとしての 地位を築く • レンズ、光学機器に進出 • 医療分野、印刷分野、磁気材料など 事業を多角化 • 海外現地法人の設立などにより グローバル市場の開拓を開始 • 英国ランク・ゼロックス社との 合弁により富士ゼロックス(株)を設立 • 世界に先駆けてカラーネガフィルムの 研究開発と製品化に成功 • 富士ゼロックス(株)を連結子会社化 拠点を増やし、海外での販売を推進する •「富士フイルム先進研究所」を設立 などグローバル化を加速 • 富士フイルムホールディングス(株)として、 • 写真、医療、印刷事業における デジタル化にいち早く取り組む 持株会社体制に移行 • 医薬品事業など「ヘルスケア」事業分野を拡大 インフォメーション ソリューション 39% • 2014 年に中期 CSR 計画「Sustainable Value Plan 2016」 及び中期経営計画「VISION2016」を発表 • 創立 80 周年を機に、新コーポレートスローガン 「Value from Innovation」を制定 •「Open Innovation Hub」を開設(日・米・欧) •「FCR」やデジタルカメラなど、世界初の 製品を数多く世に送り出す 創業当時の足柄工場 当社が生み出してきた画期的な製品群 1934 年 1936 年 1948 年 1954 年 1958 年 1959 年 4 映画用フィルム 印刷用フィルム 写真フィルム X 線フィルム フィルムカメラ 工業用 X 線フィルム TAC フィルム 放送用ビデオテープ カラーネガフィルム「フジカラー F- II 400」 国内初 1962 年 1965 年 世界初のデジタル X 線画像診断システム「FCR」 「『融知・創新』による新たな価値の創生」をコンセプトとした 「富士フイルム先進研究所」 ビジネスパートナーとの新たな価値共創の場「Open Innovation Hub」 世界初 普通紙複写機 PS 版 コンピューター用磁気テープ 1969 年 ろ過用フィルター ホームビデオテープ 1971 年 カラー複写機 1975 年 カラーネガフィルム 1976 年 「フジカラー F- II 400」 1983 年 1986 年 1988 年 1993 年 1996 年 1999 年 デジタル X 線画像診断システム「FCR」 レンズ付フィルム「写ルンです」 デジタルカメラ(開発) 高速電子印刷・出版システム デジタルミニラボ WV フィルム CTP 版 医用画像情報システム「SYNAPSE」 2003 年 2004 年 2006 年 20 1 1 年 20 1 1 年 2012 年 ダブルバルーン内視鏡 フルデジタル電子内視鏡 機能性化粧品 BaFe(バリウムフェライト)磁性体採用の コンピューター用磁気テープ 次世代インクジェットデジタル印刷機 「Jet Press 720」 レーザー光源搭載内視鏡システム「LASEREO」 2014 年 2014 年 2015 年 2016 年 プロダクションプリンター「Color 1000i Press」 データアーカイブサービス「d:ternity」 4K カメラ対応放送用ズームレンズ 統合アーカイブシステム「SYNAPSE VNA」 5 富士フイルムグループを知る 富士フイルムグループを知る FUJIFILM Holdings Corporation ビジネスポートフォリオと 競争優位性 イメージング ソリューションの競争優位性 フォトイメージング • 高性能レンズや写真フィルム開発で培った独自の画像設 ノウハウ 計技術をもとにした、デジタルカメラの優れた描写力と色 • イメージング分野のリーディングカンパニーとしての強固な 再現性 市場ポジション デジタル化による「本業消失」の危機を乗り越え、現在のビジネスポートフォリオを構築しました。 「高機能材料」と、 「ドキュメント(ソリューション) 」の 現在、インフォメーション ソリューションの「ヘルスケア」 3 つの事業分野を軸に、成長戦略を推進しています。 • 高画質デジタル時代に対応したレンズ製造に求められる、 • 入力(撮影)から出力(プリント)までのサービスを提供 高度な光学技術や精密加工・組み立て技術 できる総合力 インスタントカメラ「チェキ」 4K カメラ対応の放送用ズームレンズ グローバル年間販売台数 世界初 * 500 万台突破 フォトイメージング * 2/3 インチセンサー搭載の放送用 4K カメラに 対応する光学性能を備えたポータブルタイプ 放送用ズームレンズとして。 「撮影」から「出力」に至る、写真 に関わる製品・サービスを展開 グローバルサービス 企業のドキュメントや業 務プロセスの改善を通し て経営課題の解決を支援 10% 8% イメージング ソリューション 14 6% プロダクションサービス インフォメーション ソリューションの競争優位性 2,499億円 5% 1,963億円 光学・電子映像 4% デジタルカメラ「X シリーズ」 や交換レンズ、テレビカメラ用 レンズなどを提供 % 1,034億円 高速・高画質のデジタル印 刷システム及び関連サービ スを提供 ヘルスケア 高機能材料 • 診断に最適な画像を提供できる、独自の画像処理技術 • フィルムに高い機能性を付与するための、機能性材料技術 • アンメット・メディカルニーズに応える医薬品の開発を可能 などの先端技術 にする、高度な化合物合成・設計力やナノテクノロジー • 薄膜化や大型化などの市場の要求に応えることのできる • iPS 細胞関連技術など、再生医療に関わる幅広い技術・特許 高度な製膜及び塗布技術 ポートフォリオ 8% ドキュメント ソリューション 47 17% 2015年度 2兆4,916億円 % インフォメーション ソリューション 39 オフィスプリンター オフィス向けプリンターを 提供 1,920億円 20% オフィス向けのデジタル複 合機などを提供 メディカルシステム、医 薬品、再生医療、ライフ サイエンス事業を展開 し、 「予防」 「診断」 「治 療」の全領域をカバー 1% グラフィックシステム 製版フィルム・CTP 版の他、 インクジェットデ ジタルプ リンティング機器、産業用 インクジェットプリンター用 ヘッドなどを提供 2,850億円 記録メディア コンピューター用磁気 テープ、データアーカ イブサービスなどを 提供 高機能材料 フラットパネルディスプ レイ材料、非破壊検査 機材や各種高機能フィ ルムを提供する産業機 材、半導体プロセス材 料などを提供する電子 材料事業を展開 2,020億円 偏光板保護フィルム「フジタック」 医用画像情報システム 国内シェア No.1 No.2 世界シェア No.1 イメージセンサー用カラーモザイク 再生医療製品の承認・発売 世界シェア 国内初 No.1 ドキュメント ソリューションの競争優位性 • 日本及びアジア・オセアニア地域において強力な 直販体制を武器に構築した優良な顧客基盤 • お客様のさまざまなニーズに対応できる多種多様 466億円 • 顧客ニーズをもとにした、迅速で的確な製品の処方設計と 開発力 世界シェア 8% 11% オフィスプロダクト ヘルスケア • コスト競争力や供給安定性に裏打ちされた市場ポジション • 20 万種類の豊富な化合物ライブラリー 4,235億円 % 2% 5,059億円 光学・電子映像 • 写真フィルム開発で培った写真に関するさまざまな技術・ 当社は写真事業を通して培った先進・独自の高度な技術力を活用し、 1,592億円 FUJIFILM Holdings Corporation な製品ラインアップ • 米国ゼロックス社と連携してグローバルに一貫 したサービスを提供 A3 複合機 アジア・パシフィック地域における 販売台数シェア No.1 重点事業分野 6 7 富士フイルムグループを知る 富士フイルムグループを知る FUJIFILM Holdings Corporation FUJIFILM Holdings Corporation 業績ハイライト 百万円 売上高: 国内 海外 合計 売上原価 営業費用: 販売費及び一般管理費 研究開発費 構造改革費用前営業利益 構造改革費用 営業利益(損失)*1 受取利息及び配当金 支払利息 税金等調整前当期純利益(損失) 当社株主帰属当期純利益(損失)*2 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2015年度 ¥1,329,284 1,338,211 2,667,495 1,593,804 ¥1,303,647 1,478,879 2,782,526 1,638,337 ¥1,259,506 1,587,322 2,846,828 1,692,758 ¥1,134,192 1,300,152 2,434,344 1,511,242 ¥1,059,395 1,122,298 2,181,693 1,316,835 ¥1,034,806 1,182,278 2,217,084 1,313,103 ¥1,012,685 1,182,608 2,195,293 1,327,567 ¥1,002,385 1,212,311 2,214,696 1,364,196 ¥1,036,856 1,403,097 2,439,953 1,518,911 ¥1,026,542 1,466,063 2,492,605 1,531,097 ¥1,005,818 1,485,806 2,491,624 1,514,992 $ 8,901,044 13,148,726 22,049,770 13,407,009 735,058 182,154 156,479 86,043 70,436 8,133 (3,886) 79,615 37,016 設備投資額 *3 減価償却費(有形固定資産のみ)*3 営業活動によるキャッシュ・フロー 期中平均株式数(単位:千株) 総資産 社債及び長期借入金 株主資本 従業員数(単位:人) : 1 株当たり金額(単位:円/米ドル) 当社株主帰属当期純利益(損失)*2, 4 配当金 *5 株主資本 *6 期末株価 (単位:倍)*7 株価純資産倍率(PBR) (単位:倍)*7 株価収益率(PER) (単位:%) 株主資本利益率(ROE) (単位:%) 総資産利益率(ROA) 千米ドル *9 760,042 177,004 207,143 94,081 113,062 11,376 (6,351) 103,264 34,446 759,139 187,589 — — 207,342 13,462 (7,380) 199,342 104,431 694,740 191,076 — — 37,286 10,012 (7,037) 9,442 10,524 588,109 175,120 101,629 143,741 (42,112) 6,138 (4,577) (41,999) (38,441) 570,608 165,302 168,071 31,715 136,356 5,148 (4,071) 117,105 63,852 581,405 173,373 — — 112,948 5,042 (3,420) 89,187 43,758 568,233 168,151 — — 114,116 4,764 (4,363) 119,186 54,266 615,883 164,351 — — 140,808 6,219 (4,181) 157,154 80,996 627,966 161,144 — — 172,398 5,858 (4,567) 197,102 118,553 622,420 163,033 — — 191,179 6,206 (4,374) 194,529 123,313 5,508,141 1,442,770 — — 1,691,850 54,920 (38,708) 1,721,496 1,091,265 ¥179,808 156,928 272,558 509,525 ¥165,159 146,325 297,276 510,621 ¥170,179 159,572 298,110 508,354 ¥112,402 149,912 209,506 498,837 ¥ 77,913 135,103 314,826 488,608 ¥ 89,932 106,622 199,354 486,297 ¥ 90,946 96,555 135,133 481,699 ¥ 76,660 93,407 199,451 481,715 ¥ 67,004 90,711 292,532 481,915 ¥ 56,127 65,137 263,731 482,050 ¥ 74,143 65,891 221,869 465,556 $ 656,133 583,106 1,963,442 ¥3,027,491 74,329 1,963,497 75,845 ¥3,319,102 267,965 1,976,508 76,358 ¥3,266,384 256,213 1,922,353 78,321 ¥2,896,637 253,987 1,756,313 76,252 ¥2,827,428 140,269 1,746,107 74,216 ¥2,708,841 119,314 1,722,526 78,862 ¥2,739,665 20,334 1,721,769 81,691 ¥3,059,596 317,592 1,868,870 80,322 ¥3,226,969 314,968 2,020,639 78,595 ¥3,556,569 313,045 2,232,714 79,235 ¥3,363,674 310,388 2,054,453 78,150 $29,767,027 2,746,797 18,181,000 ¥ 72.65 25.00 3,848.32 3,930 1.02 54.09 1.9 1.2 ¥ 67.46 25.00 3,867.04 4,820 1.25 71.45 1.7 1.1 ¥ 205.43 35.00 3,811.19 3,530 0.93 17.18 5.4 3.2 ¥ 21.10 30.00 3,594.52 2,125 0.59 100.71 0.6 0.3 ¥ (78.67) 25.00 3,573.66 3,220 0.90 — (2.2) (1.3) ¥ 131.30 30.00 3,576.03 2,576 0.72 19.62 3.7 2.3 ¥ 90.84 35.00 3,574.32 1,941 0.54 21.37 2.5 1.6 ¥ 112.65 40.00 3,878.46 1,836 0.47 16.30 3.0 1.9 ¥ 168.07 50.00 4,192.43 2,771 0.66 16.49 4.2 2.6 ¥ 245.94 60.00 4,630.00 4,277 0.92 17.39 5.6 3.5 ¥ 264.87 65.00 4,560.41 4,451 0.98 16.80 5.8 3.6 $ 2.34 0.58 40.36 39.39 5,049 5,356 5,549 4,987 4,434 4,806 5,133 4,843 4,680 4,737 4,496 2.44 2.07 1.98 2.26 2.39 2.40 2.49 2.38 2.02 1.94 1.90 製品ライフサイクル全体での CO2 排出量 *8 (単位:千 t-CO2) 水使用(投入)原単位(投入量 / 売上高) (単位:千 t / 億円) *1 2005 年度、2006 年度、2009 年度及び 2010 年度の営業利益は、構造改革費用を計上後の営業利益です。 6 1 株当たりの株主資本は、各年度末現在の発行済株式数(自己株式を除く)に基づいて算出しています。 2 2009 年度より、従来の当期純利益(損失)を当社株主帰属当期純利益(損失)に名称変更しています。 7 株価純資産倍率(PBR)及び株価収益率(PER)は、各年度における期末株価に基づいて算出しています。 3 ドキュメント ソリューション部門等のレンタル機器分を除いています。 「輸送」 「使用」 「廃棄」)での CO2 排出量。 8 自社内の直接的な活動だけでなく、製品・サービスのライフサイクル全体(原材料の「調達」、製品の「製造」 4 1 株当たりの当社株主帰属当期純利益(損失)は、各年度の加重平均発行済株式数(自己株式を除く)に基づいて算出しています。 9 表示されている米ドル金額は、便宜上、 2016 年 3 月 31 日の為替レートの小数点以下を四捨五入した 1 米ドル= 113 円で日本円から換算したものです。 5 1 株当たりの配当金は、各年度内における 1 株当たりの配当金を表しています。 売上高/営業利益/営業利益率 億円 当社株主帰属当期純利益/ROE 億円 7.7% 40,000 % 研究開発費/研究開発費率 億円 % 1,500 12.0 45,000 60.0 1,233 5.8% 24,916 1,912 20,000 1,000 8.0 30,000 500 4.0 12.0 1,500 5.8 2,000 2,000 設備投資額/減価償却費 * キャッシュ・フロー 億円 億円 15,000 3,000 1,200 2,219 2,000 9.0 40.0 900 741 6.5 1,000 6.0 600 500 3.0 300 1,000 662 659 0 –1,000 20.0 1,000 10,000 % 1,630 33,637 3,000 5.1% 5.2% 億円 61.1 4,000 6.9% 30,000 総資産/株主資本比率 億円 –1,557 –2,000 0 ’11 売上高 ’12 ’13 営業利益(右軸) ’14 ’15 0 (年度) 営業利益率 0 ’11 ’12 ’13 当社株主帰属当期純利益 ’14 ’15 0 (年度) ROE(右軸) 0 ’11 総資産 ’12 ’13 ’14 株主資本比率(右軸) ’15 0 (年度) 0 ’11 研究開発費 ’12 ’13 ’14 ’15 研究開発費率(右軸) 0 (年度) 0 ’11 設備投資額 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度) 減価償却費 * 無形固定資産及びドキュメント ソリューション部門等 のレンタル機器を除いています。 –3,000 ’11 ’12 ’13 ’14 ’15 (年度) 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー フリー・キャッシュ・フロー * * フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッ シュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー 8 9