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ミューティング・コントローラ・ボックスの
取付けおよび操作マニュアル
Original instructions
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
お客様へのご注意
本書で説明された製品のお客様が多岐にわたるため、本制御機器の使用、用途に責任のある担当者は、
それぞれの用途および使用が、適用される法律、規則、条例、規格などを含むすべての性能および安全
要件に適合することを保証するための必要な手順がすべて取られていることを確認する必要があります。
本書内の図表、サンプルプログラム、レイアウト例は、例示目的でのみ使用されています。個々の用途
については数値や条件が変わってくることが多いため、当社では本書の例で示したアプリケーション
を実際の作業で使用した場合の結果については責任を負いません(知的所有権責任を含む)。
ソリッドステート機器はエレクトロメカニカル機器とは動作特性が異なります。さらにソリッドステー
ト機器はいろいろな用途に使われることからも、この機器の取扱責任者はその使用目的が適切であるか
どうかを充分確認してください。この機器の使用によって何らかの損害が生じても当社は一切責任を負
いません。詳しくは、パブリケーション・ナンバー SGI-1.1『ソリッド・ステート・コントロール ソリッ
ドステート装置のアプリケーション、設置、および保守のための安全ガイドライン』(当社の営業所ま
たは http://literature.rockwellautomation.com からオンラインで入手可能)を参照してください。
当社の書面による許可なく版権のある本書の内容の一部または全部を複製することは禁じられています。
本書を通じて、特定の状況下で起こりうる人体または装置の損傷に対する警告および注意を示します。
警告
人身障害、死亡、物的損害、経済的損失に至る危険環境での爆発を生じ
させる行為および状況についての情報を示します。
重要
製品の理解や製品を正しく使うために重要な情報を示します。
注意
人身傷害、死亡、物的損害、経済的損失に至る行為や状況についての情報
を示します。注意マークは、危険を特定し、危険を避け、その結果を認識
するのに役立ちます。
感電の危険
やけどの危険
このラベルは、危険電圧が存在することを知らせるために装置上、また
は内部に貼られています。
このラベルは、表面が高温に達する可能性のあることを知らせるために
装置上、または内部に貼られています。
今後のために本ユーザーズマニュアルをお手元に保管されることをお奨めいたします。
Original instructions
2
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
目次
参考資料 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
配線 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
動作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
ミューティングタイプ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12
構成および診断ツール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .14
表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .16
取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .18
取付けスタンド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .19
調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .22
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .24
アプリケーションの制限事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .24
技術データ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .25
認可および適合性 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26
参考資料
GuardShield ユーザーズマニュアル
MSR42 制御モジュール ユーザーズマニュアル
GuardShield Safe 4 セーフティ・ライト・カーテン ユーザーズマニュアル
GuardShield Micro 400 セーフティ・ライト・カーテン ユーザーズマニュアル
MSR42 構成および診断ツール ユーザーズマニュアル
取付け柱 インストレーションインストラクション
ミューシング・コントローラ・ボックスに接続するその他の安全装置すべてのユーザーズマニュアル
Original instructions
R
3
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
はじめに
ロックウェル・オートメーションの Guardmaster ミューティング・コントローラ・ボックスは、MSR42 多機能制御モジュールを
ミューティング制御モジュールとして使用する接続済みのエンクロージャです。このミューティングエンクロージャは、接続済みの
M12 クイックディスコネクトコネクタを備えており、Safe2/Safe4、Micro 400、または GuardShield POC と PAC のセーフティ・ラ
イト・カーテンを接続できます。また、接続済みのクイックディスコネクトコネクタが搭載されているため、4 つまでのロックウェ
ル・オートメーションの 42EF、42JS、または他のロックウェル・オートメーションのセンサ、ミューティングランプ用 M8 クイッ
クディスコネクトコネクタも接続できます。
注意
ミ ュ ー テ ィ ン グ コ ン ト ロ ー ラ に は、
GuardShield Type 2 および Safe 2 のライト
カーテンを使用できます。ただし、タイプ 2
デバイスをカテゴリ 4 デバイスで使用して
も、安全回路の安全レベルがカテゴリ 2 より
上がることはありません。リスクアセスメン
トで、アプリケーションに対して安全カテゴ
リ 2/ タイプ 2 レベルで十分であると評価され
ていることを確認してください。
ロックウェル・オートメーションの Guardmaster ミューティングボックスにはフラットブラケットが付属しており、硬い平面または
ロックウェル・オートメーションの 2m のアルミニウム製フロア取付けスタンド(445L-AMSTD2M)にエンクロージャを取付けます。
このフロア取付けスタンドは、垂直なフロア取付けスタンドの両側に1本または2本の500mmアルミニウム製支柱(445L-AMSTDMUT)
をカンチレバーで取付けるしくみになっており、2 つまたは 4 つのミューティングセンサを接続してその長さに沿って配置すること
ができます。この取付けスタンドは、1 本のカンチレバー支柱を取付けると 2 センサ「L」型ミューティングに、2 本のカンチレバー
支柱を取付けると 2 センサまたは 4 センサ「T」型ミューティングに最適です。
「L」型および「T」型の構成はいずれも、コンベアを
使用したミューティングに最適です。
MSR42 多機能安全制御モジュールでは、Micro 400 セーフティ・ライト・カーテンを使用すると、4 センサミューティングが可能で
す。また、Safe 2/Safe 4 または GuardShield のセーフティ・ライト・カーテンを使用すると、2 センサミューティングが可能です。
ロックウェル・オートメーションのミューティング制御ボックスは、技術仕様 TS/IEC 62046 に従って設計されています。
ロックウェル・オートメーションのミューティング制御ボックスの出荷時の構成は、Safe 2、Safe 4、または GuardShield のセーフ
ティ・ライト・カーテンを使用した 2 センサミューティングです。その他のミューティング構成またはセーフティ・ライト・カーテ
ンで使用するには、光学インターフェイス(445L-AF6150)を利用して MSR42 ミューティング制御モジュールのプログラミングを
やり直す必要があります。
MSR42 ミューティング制御モジュールの出荷時のデフォルト構成は、以下の通りです。
•
•
•
•
2 センサ「T」型ミューティング
モニタ機能付きミューティングランプなし
手動始動モード
EDM なし
ミュートセンサ依存式オーバライドはアクティブで、構成は以下の通りです。
T(mdo) 60 秒
構成済みミューティング時間
t(sens) 4 秒
t(mute)5 秒
t(msdel)50msec
出荷時構成のミューティングボックスの応答時間は 17.30msec です。
ミューティングは、ミューティングボックスの前面カバーにある白色ランプの点灯で示されます。または、外部ミューティングラン
プを、ミューティングボックスの底面にある M8 ピコ型クイックディスコネクトコネクタに接続することもできます。
Original instructions
4
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ミューティング・
コントローラ・ボックス
(MSR42)(445L-AMUTBOX1)
取付けスタンド
(445L-AMSTD2M)
ライトカーテン – POC または PAC –
(GuardShield Micro 400、
Safe 2、または Safe 4)
リフレクタ
カンチレバー
(445L-AMSTDMUT)
台座
(取付けスタンドに付属)
ミューティングセンサ
図 1:ミューティングシステム
配線
以下の対応するミューティングタイプの図に従って、ミューティングコンポーネント、電源、および出力を接続してください。
Safe 4 の 2 センサミューティング
制御
キャビネット
リフレクタ付き
ミューティングセンサ
図 2:GuardShield Safe 4 の 2 センサミューティング(T 型または L 型)の配線
Original instructions
R
5
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
GuardShield Micro 400 の 4 センサミューティング
制御
キャビネット
リフレクタ付き
ミューティングセンサ
図 3:GuardShield Micro 400 の 4 センサミューティング(T 型)の配線
注意
注意
Micro 400 をミューティングボックスに接続する場
合は、14 ページの「ソフトウェアおよび光学イン
ターフェイス」に従って MSR42 の構成を変更する
必要があります。
Micro 400 センダまたはレシーバをミューティング
コントローラに接続するには、オリジナルのシール
ド Micro 400 パッチコード(445L-AC8PCX(X は
1、2、3、5、または 8m))を使用する必要があります。
このケーブルを使用しないと、安全性が損なわれる
可能性があります。
Original instructions
6
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
GuardShield 440L の 2 センサミューティング
GuardShield 440L Rx
Rx Micro 400
Tx Micro 400
GuardShield 440L Tx
制御
キャビネット
Outputs
PWR
I/O
Rx-GS Tx-GS/Tx-S4 Rx-S4
Muting
lamp
S1
S2
S3
S4
リフレクタ付き
ミューティングセンサ
図 4:GuardShield 440L の 2 センサミューティング(T 型または L 型)の配線
注意
ミューティングシステムでその他の安全装
置を使用している場合は、14 ページの「ソ
フトウェアおよび光学インターフェイス」に
従って MSR42 の構成を変更する必要があり
ます。
レーザスキャナまたはその他の安全センサのミューティング
レーザスキャナ
または
他の安全センサ
制御
キャビネット
アース
リフレクタ付き
ミューティングセンサ
図 5:レーザスキャナまたはその他の PNP 出力付き安全装置の 2 センサミューティング
注意
ミューティングシステムでその他の安全装
置を使用している場合は、14 ページの「ソ
フトウェアおよび光学インターフェイス」に
従って、MSR42 の構成を変更する必要があ
ります。
Original instructions
R
7
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ピンの割付け
2
2
5
4
1
1
4
7
3
4 ピン
2
3
8
1
3
MSR42 信号
割付け
ピン 1
5
4
6
5 ピン
8 ピン
ピン 1
安全出力
ス テー タ ス
Info1
白
ピン 2
24V
24V
茶色
ピン 3
接地
接地
緑色
ピン 4
ス テー タ ス
ロ ッ ク アウ ト
Info2
黄色
ピン 5
OSSD1
OSSD1
灰色
ピン 6
OSSD2
OSSD2
桃色
ピン 7
GND
GND
青色
ピン 8
始動
In1 (始動)
赤色
表 1:コネクタ電力(PWR/IO)
パッ チコード
889D-M5AC-x
MSR42 信号
割付け
ピン 2
テス ト
ピン 3
GND
ピン 4
テス ト
ピン 5
接地
24V
GND
接地
表 5:コネクタ GuardShield 440L または Safe 2 または
Safe 4 センダ(Tx-GS/Tx-S4)
コー ド セ ッ ト
889D-F8AB-x
MSR42 信号
割付け
24V
MSR42 信号
割付け
ピン 1
24V
24V
ピン 2
OSSD 2
GPIO 4
ピン 3
GND
GND
ピン 4
OSSD 1
GPIO 3
ピン 5
接地
接地
表 6:コネクタ GuardShield Safe 2 または
Safe 4 レシーバ(Rx-S4)
MSR42 信号
割付け
ピン 1
NC
NC
ピン 2
24V
24V
ピン 3
接地
接地
ピン 4
NC
NC
ピン 1
茶色
ピン 5
OSSD 1
GPIO 3
ピン 2
白
ピン 6
OSSD 2
GPIO 4
ピン 3
青色
ピン 7
GND
GND
ピン 4
黒色
ピン 8
NC
NC
ピン 5
EDM – 始動解除
In 2
灰色
表 7:コネクタ GuardShield 440L レシーバ(Rx-GS)
表 2:コネクタ出力
MSR42 信号
割付け
MSR42 信号
割付け
ピン 1
Tx-1
ピン 1
24V
24V
ピン 2
Tx-2
ピン 2
ランプ
ランプ
ピン 3
Tx-3
ピン 3
NC
NC
ピン 4
Tx-4
ピン 4
NC
NC
ピン 5
Tx-5
ピン 6
Tx-6
ピン 7
Tx-7
ピン 8
Tx-8
表 3:コネクタ・ミューティング・ランプ
MSR42 信号
割付け
ピン 1
24V
24V
ピン 2
DO
NC
ピン 3
GND
GND
LO
GPIO1 (GPIO2、 GPIO3、
GPIO4)
ピン 4
表 8:コネクタ GuardShield Micro 400 センダ(Tx Micro 400)
MSR42 信号
割付け
表 4:コネクタ・ミューティング・センサ S1(S2、S3、S4)
ピン 1
Rx-1
ピン 2
Rx-2
ピン 3
Rx-3
ピン 4
Rx-4
ピン 5
Rx-5
ピン 6
Rx-6
ピン 7
Rx-7
ピン 8
Rx-8
表 9:コネクタ GuardShield Micro 400 レシーバ
(Rx Micro 400)
Original instructions
8
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ミューティングランプ
ミューティングランプは、ライトカーテンがミュートされると、オペレータに警告します。リスク分析に応じて、多くの場合、MSR42
制御ユニット(コントローラボックス)でモニタされたミューティングランプがミューティング手順の信号を送ります。接続されて
いるランプのサイズと明るさも、安全分析の要求に従って設計する必要があります。
デフォルトでは、ミューティングランプはミューシング・コントローラ・ボックスでモニタされませんが、必ず使用する必要があり
ます(詳細は MSR42 ユーザーズマニュアルを参照)
。ミューティングランプがモニタされるようにするには、構成および診断ツール
のユーザーズマニュアルを参照してください。
ミューティングシーケンスでエラーが発生した場合、ミューティングランプが点滅します(約 1 Hz)。これは、ミューティング状態
が開始されていないか、中断されたことを示します。
「ミューティングランプ」プラグを使用すると、追加のミューティングランプをコントローラボックスに接続できます。
ミ ュ ーテ ィ ング ラ ン プ
意味
消灯
セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ンがア ク テ ィ ブ
点灯
セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ンが ミ ュ ー ト さ れている
点滅
ミ ュ ーテ ィ ングシーケ ン スで エ ラ ーが発生
表 14:ミューティングランプ
動作
ミューティングの制御は、リセット / オーバライドと呼ばれる 1 個のスプリング・リターン・スイッチで行なわれます。これにより、
MSR42 コントローラの入力がトリガされます。クイックディスコネクト M12 コネクタ「PWR I/O」– ピン 8(始動)の制御信号は、
キースイッチと並列で機能します。
キースイッチ、リセット / オーバライド
右に回す(インパルス)
リセット
右に回す(インパルス)
ミュートセンサ依存式
オーバライド
右に回す(10 秒)
電力再投入
図 15:ミューティングボックスのリセット / オーバライド・キー・スイッチは、コネクタ、PWR I/O – ピン 8(始動)からの始動
信号と同じです。
注意
ミューティング動作を再始動する前に、すべ
ての作業者が危険区域外にいることを確認
してください。
Original instructions
R
9
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
リセット
OSSD 安全出力のリセット機能スイッチは、セーフティ・ライト・カーテンが遮られていないと見なします。
24V
開始
Start
0V
> 0.1 s
24V
OSSD
0V
図 16:リセット機能
ミュートセンサ依存式オーバライド
ミューティング信号シーケンスにエラーが発生すると、ミューティング状態は中断します。そしてセーフティ・ライト・カーテンが
遮られると、OSSD 出力が停止します。これにより、通常は部品の移動が停止し、ミューティングランプが点滅します。
この状況(保護フィールドが遮られている)で部品を保護フィールド領域の外に移動するために、始動信号によりミュートセンサ依
存式オーバライド機能がトリガされます。
注意
このオーバライド機能の最大アクティブ時
間 t(mdo)a は、デフォルトでは 1 分に設定
されています。この時間は、アプリケーショ
ンのリスク分析で考慮する必要があります。
「リセット / オーバライド」スイッチは、危
険区域を監視できる位置に取付ける必要が
あります。
ミュートセンサ依存式オーバライド機能は、
ミュートセンサ依存式オーバライド時間 t
(mdo)が経過した後、またはセーフティ・
ライト・カーテンが遮られていない状態に
戻ったときに自動的に終了します。
a.
ミュートセンサ依存式オーバライド時間
24V
開始
Start
0V
OSSD
Light
ライト
Curtain
カーテン
24V
> 0.1 s
0V
最大
max. t(m do)
24V
OSSD
0V
図 17:ミュートセンサ依存式オーバライド機能
ロックアウトおよび再始動
以下のフォルト状態になると、ロックアウトが発生します。
• Micro 400 セーフティ・ライト・カーテンのセンダまたはレシーバへの接続の中断
• Micro 400 ライトカーテンまたは MSR42 コントローラの電子機器の不具合
• 過電圧または不足電圧
• EDM のエラー
ロックアウトは、LED「エラーステータス」
(= 消灯)、およびコネクタ「PWR/IO」
(ピン 4)の出力信号「ロックアウト」で示されま
す。Micro 400 ライトカーテンでは、赤色の LED(センダとレシーバ)の点滅で示されます。
Original instructions
10
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
24V
出力
Output
ステータス 0V
Status
24V
エラー
Error
ステータス 0V
Status
24V
開始
Start
0V
> 10 sec
> 0.1 s
24V
OSSD
0V
図 18:電力投入機能
ロックアウトモードは、次の 2 つの方法のいずれかでリセットできます。
• 電力を切断した後、再投入。フォルトが解消しない場合は、モジュールが再度ロックアウトされます。
• スイッチ「リセット / オーバライド」の始動信号
• コネクタ「PWR I/O」ピン 4 での始動信号
ロックアウトの原因が取り除かれた(「リセット / オーバライド」スイッチを 10 秒間アクティブにしたことにより)と見なし、コン
トローラが始動します。セーフティ・ライト・カーテンがパレットなどで遮られた場合、コントローラはセーフ・オフ・モードにな
ります。
「リセット / オーバライド」スイッチを再度アクティブにして、ミュートセンサ依存式オーバライド機能を始動する必要があ
ります(図 18 を参照)。
ミューティング・
コントローラ・ボックス
(MSR42)(445L-AMUTBOX1)
取付けスタンド
(445L-AMSTD2M)
ライトカーテン – POC または PAC –
(GuardShield Micro 400、
Safe 2、または Safe 4)
リフレクタ
カンチレバー
(445L-AMSTDMUT)
台座
(取付けスタンドに付属)
ミューティングセンサ
図 19:ミューティングシステム
Original instructions
R
11
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ミューティングタイプ
国際規格 IEC 62046 には 2 センサおよび 4 センサの T 型および L 型のミューティングが規定されています。以下の推奨センサ位置は、
IEC62046 および IEC61496(A.7)に定められているものです。ライトカーテンが、キャリア(パレット)ではなく、部品を検出す
るようにする必要があります。
T 型 2 センサ
d3
d3
d4
Hazardous
危険区域
Zone
d4
d5
h2
h1
d1
d2
図 20:距離 d5 は、作業者がパレットや輸送システムの直後に居る場合に、検出されず危険区域に立ち入ってしまうことがないよ
う、可能な限り短くする必要があります。ミューティングビームの交点は、危険区域内である必要があります。
h1:
安全保護フィールドの低い方の高さ
h2:
ミューティングセンサの高さ
距離 d1、d2、d3、および d4 を選択する必要があり、時間差は
50msec より大きくなります。
h2 > h1
h2 >= h1
d1、d2、 ライトカーテンとミューティングセンサの距離
d3、d4: ミューティング・センサ・リフレクタ
d5: セーフティ・ライト・カーテンからミューティングセンサの
交点までの距離
T 型 4 センサ
d2
d2
d1
d3
d1
d3
d2
d2
h2
h1
図 21:
h1:
セーフティ・ライト・カーテンの最も低いビーム
h2:
ミューティングセンサの高さ
IEC 62046 F.2 に準拠した推奨取付け位置 :
d1 < 200mm
d1:
ライトカーテンとミューティングセンサの距離
d3 < 200mm
d3:
ライトカーテンとミューティングセンサの距離
d2 > 250mm
d2:
ミューティングカーテンとミューティングセンサの
距離
Original instructions
12
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
L 型 2 センサ
d2
d2
d1
d1
h2
h1
図 22:
h1:
セーフティ・ライト・カーテンの最も低いビーム
h2:
ミューティングセンサの高さ
IEC 62046 F.2 に準拠した推奨取付け位置 :
d1 < 200mm
d1:
ライトカーテンとミューティングセンサの距離
d2 > 250mm
d2:
ミューティングセンサ間の距離
h2 ≥ h1
ミューティング機能
ミューティングステーションを通過する商品(パレットなど)の移動は、以下のタイミングチャートで表されます。ミュート時間
[t(mute)] 中はミューティングランプが点灯します。ミューティングセンサ S1 と S2 には 50msec を超える時間遅延が必要です。
ESPE
Muting Sensor S1 S1
ミューティングセンサ
ミューティングセンサ
Muting Sensor S2 S2
ミュート
Mute
t SENS
t ESPE
t ESPE
t SENS
t MUTE
図 23:2 センサ T 型のタイミング(標準の出荷時構成)
Original instructions
R
13
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
構成および診断ツール
ソフトウェアおよび光学インターフェイス
デフォルト構成は、GuardShield Safe 2、Safe 4(445L)
、または GuardShield(440L)セーフティ・ライト・カーテンの 2 ビーム T
型ミューティング用に設定されています。
構成および診断ツールソフトウェアを使用すると、その他のミューティングタイプを選択して光学インターフェイス(445L-AF6150)
でダウンロードできます。ソフトウェアとマニュアルは、光学インターフェイスに同梱されているか、www.ab.com(製品 MSR42)
で入手できます。
ミ ュ ーテ ィ ング タ イ プ
2 ビーム、
T型
デフォルト
セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ン
2 ビーム、
GS Safe 2
T 型、
4 ビーム、 イネーブル
または
Safe 4
T型
付き
2 ビーム、
L型
√
GS
Micro
400
GuardS
hield
(440L)
√
√
選択可能
√
選択可能
√
選択可能
ミ ュ ーテ ィ ングセ ンサ
その他の
RightSig
安全
ht
VisiSight
セ ンサ
その他
コメント
√
√
√
√
√
デ フ ォル ト 設定
MSR42安全ソ フ ト
ウ ェ ア で構成可
能、 光学 イ ン タ ー
フ ェ イ スでダウン
ロー ド
√
√
√
√
√
√
√
∗
√
∗
∗
√
√
√
∗
√
∗
∗
√
√
√
表 24:MSR42 ミューティングコントローラの設定
入力
デフォルト
選択可能
出力
安全性
外部デバイ ス
モニ タ (EDM)
IN1
IN2
Info1
Info2
遅延の停止
始動
なし
安全出力
ロックアウト
なし
なし
<120 秒
EDM
始動解除
EDM 始動
始動解除
テスト入力
MSR42 安全ソフト
ウェアを参照
MSR42 安全ソフト
ウェアを参照
表 25:ミューティングコントローラ(MSR42)の設定
追加設定
デフォルト
選択可能
ミ ューテ ィ ング
ラ ンプのモニ タ
ミ ュ ー ト セ ンサ
依存式オーバラ
イ ド アクテ ィ ブ
なし
あり / なし
時間設定
ラ イ ト カ ーテ ンの
ミ ュー ト
ラ イ ト カ ーテ ン
遮断のモニ タ
あり
OSSD
あり
あり / なし
OSSD GuardShield
Micro 400
あり / なし
t (sens) t (espe) t (mute) t (mdo)
4秒
5秒
5分
60 秒
t
(msdel)
0.05 秒
MSR42 構成マニュアルを参照
表 26:MSR42 ミューティングコントローラの設定
Original instructions
14
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
表 27:MSR42 構成および診断ソフトウェア
光学インターフェイスでのダウンロード
デフォルト構成(上記を参照)を使用しない場合は、作成済みの
構成を光学インターフェイス(445L-AF6150)でダウンロードし
て、MSR42 制御モジュールに接続する必要があります。
サクション・ヘッド・キャップを黒色の留め具に差し込みま
す。
USB プラグをコンピュータに接続します。
構成ソフトウェアを起動します。
必要な構成を作成します。構成および診断ツールのユーザー
ズマニュアルを参照してください。
構成をダウンロードします([File] メニューから
Download)。
Original instructions
R
15
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
表示
セーフティ・ライト・カーテン
保護フィールドが遮られていない場合、レシーバ・ライト・カーテンの緑色の LED は通常動作であることを示します。該当するライ
トカーテンのマニュアルを参照してください。
GuardShield Safe 4、GuardShield Safe 2
エミッタ
レシーバ
電源オン
(オレンジ色)
POWER
電源オン
(オレンジ色)
OK
通常操作
(緑色)
出力有効
(緑色)
TEST
テスト入力
(赤色)
出力無効
(赤色)
OptiLink
(IR ライト)
OptiLink
(IR ライト)
POWER
センダ
LED = 緑色に点灯
通常動作
レシーバ
LED = 緑色に点灯
保護フィールドが遮られて
いない
LED = 赤色に点灯
保護フィールドが遮られている
GuardShield Micro 400
LED = 緑色に点灯
保護フィールドが遮られて
いない
LED = 赤色に点灯
保護フィールドが遮られている
LED = 赤色に点滅
ロックアウト状態
LED = 緑色に点滅
光度が低下している
注意:LED が緑色に点滅している場合、配置に問題がありま
す。LED が安定して緑色に点灯するまで、Micro 400 を
調整してください。
ミューティングセンサ
LED 表示については、センサのマニュアルを参照してください。
RightSight センサの黄色の LED は、ビームが遮られず正しく配置
されていることを示します。オレンジ色の LED が消灯している場
合は、光度が低すぎるため、ビームの再調整が必要です。
ミューティングボックス
3 つのインジケータでミューティングボックスの状態を
示します。
ミューティング
ランプ
消灯
白色に点灯
白色に点滅
注意
セーフティ・ライト・カーテン
がアクティブ
セーフティ・ライト・カーテン
がミュートされている
ミューティングシーケンスの
エラー
出力
ステータス
消灯
緑色に点灯
OSSD 出力 = オフ
OSSD 出力 = オン
エラー
ステータス
消灯
緑色に点灯
中断
OK
出力ステータスは、MSR42 出力の Info1 と Info2 から発信されます。表示の意味は、MSR42 用にダウン
ロードした構成によって変わる場合があります(「ソフトウェアおよび光学インターフェイス」を参照)。
Original instructions
16
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ミューティングシステムの例
製品
パー ト 番号
説明
Safe 4 PAC ライトカーテンの例
ラ イ ト カーテン
1x
445L-P4S3400YD
Safe 4 PAC 3 ラ イ ト ・ カーテン ・ ペアの例
ミ ューテ ィ ングボ ッ ク ス
1x
445L-AMUTBOX1
ミ ューテ ィ ング ・ コ ン ト ローラ ・ ボ ッ ク ス (MSR42)
ラ イ ト ・ カーテン ・ パッ チ コー ド
2x
889D-F5ACDM-1
5 芯 M12 パッ チ コー ド には、 1m、 5m、 10m のものあ り (2 本必要)
ミ ューテ ィ ングセンサ
2x または 4x
42EF-P2MPB-Y4
RightSight、 偏光逆反射式、 赤色、 DC – 2 つのコ ンプ リ メ ン タ リ LO/DO 出力、 (PNP)、
152mm (6 イ ンチ) ピグテール (2 個または 4 個のセンサが必要) ミ ューテ ィ ング ・ セン
サ ・ パッ チ コー ド上の 4 ピンピ コ型 QD
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ パッ チコード
2x または 4x
889P-F4ABPM-x
4 芯 M8 パッ チ コー ド (x = 1、 2、 3、 または 5m)
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ ブ ラケ ッ ト
2x または 4x
60-2649
2x または 4x
92-39
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ リ フ レ ク タ
RightSight センサ 2x または 4x 用スイベル / チル ト ブ ラケ ッ ト 889P-F4ABPM-1
リ フ レ ク タ 76mm (ブ ラケ ッ ト は 445L-AMSTDMUT に付属)
外部ミューティングランプが望ましい場合は、以下の直角ブラケット付きミューティング・ランプ・オプションが使用可能
ブ ラケ ッ ト 付き ミ ューテ ィ ングラ ンプ
1x
855E-24TL7
855E-BVMC
直角ブ ラケ ッ ト 付き ミ ューテ ィ ングラ ンプ
ミ ューテ ィ ング ・ ラ ンプ ・ パッ チコード
1x
889P-M4AB-5
4 芯 M8 ピ コ型パッ チ コー ド、 5m
接続ケーブル電力 (PWR/IO)
1x
889D-F8AC-x
x = 2、 5、 または 10m
接続ケーブル出力
1x
889D-M5AC-x
x = 2、 5、 または 10m
GuardShield PAC ライトカーテンの例
ラ イ ト カーテン
1x
440L-P4A3400YD
GuardShield PAC 3 ビーム ・ ラ イ ト ・ カーテン ・ ペア
ミ ューテ ィ ングボ ッ ク ス
1x
445L-AMUTBOX1
ミ ューテ ィ ング ・ コ ン ト ローラ ・ ボ ッ ク ス (MSR42)
ラ イ ト ・ カーテン ・ パッ チ コー ド
1x
889D-F4ACDM-1
センダ用パッ チ コー ド 1m、 ス ト レー ト 、 DC マイ ク ロ型 M12-4 芯
ラ イ ト ・ カーテン ・ パッ チ コー ド
1x
889D-F8ABDM-5
レシーバ用パッ チ コー ド 5m、 ス ト レー ト 、 DC マイ ク ロ型 M12-5 芯
ミ ューテ ィ ングセンサ
2x または 4x
42EF-P2MPB-Y4
RightSight、 偏光逆反射式、 赤色、 DC – 2 つのコ ンプ リ メ ン タ リ LO/DO 出力、 (PNP)、
152mm (6 イ ンチ) ピグテール (2 個または 4 個のセンサが必要) ミ ューテ ィ ング ・ セン
サ ・ パッ チ コー ド上の 4 ピンピ コ型 QD
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ パッ チコード
2x または 4x
889P-F4ABPM-x
4 芯 M8 パッ チ コー ド (x = 1、 2、 3、 または 5m)
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ ブ ラケ ッ ト
2x または 4x
60-2649
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ リ フ レ ク タ
2x または 4x
92-39
RightSight センサ ・ ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ パッ チ コー ド 用スイベル / チル ト ブ ラケ ッ ト
リ フ レ ク タ 76mm (ブ ラケ ッ ト は 445L-AMSTDMUT に付属)
外部ミューティングランプが望ましい場合は、以下の直角ブラケット付きミューティング・ランプ・オプションが使用可能
ブ ラケ ッ ト 付き ミ ューテ ィ ングラ ンプ
855E-24TL7
855E-BVMC
直角ブ ラケ ッ ト 付き ミ ューテ ィ ングラ ンプ
ミ ューテ ィ ング ・ ラ ンプ ・ パッ チ コー ド
889P-M4AB-5
4 芯 M8 ピ コ型パッ チ コー ド、 5m
ミ ューテ ィ ングス タ ン ド
ミ ューテ ィ ングカ ンチレバー
2x
445L-AMSTD2M
2x または 4x
445L-AMSTDMUT
Micro 400 ライトカーテンの例
ラ イ ト カーテン
1x
440L-P4E1200FP
ミ ューテ ィ ングボ ッ ク ス
1x
445L-AMUTBOX1
Micro 400 パッ チ コー ド
2x
445L-AC8PC1
ミ ューテ ィ ングセンサ
2x または 4x
42EF-P2MPB-Y4
RightSight、 偏光逆反射式、 赤色、 DC – 2 つのコ ンプ リ メ ン タ リ LO/DO 出力、 (PNP)、
152mm (6 イ ンチ) ピグテール (2 個または 4 個のセンサが必要) ミ ューテ ィ ング ・ セン
サ ・ パッ チ コー ド上の 4 ピンピ コ型 QD
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ パッ チコード
2x または 4x
889P-F4ABPM-x
4 芯 M8 パッ チ コー ド (x = 1、 2、 3、 または 5m)
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ ブ ラケ ッ ト
2x または 4x
60-2649
ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ リ フ レ ク タ
2x または 4x
92-39
30mm Micro 400 ラ イ ト ・ カーテン ・ ペア、 1200mm
ミ ューテ ィ ング ・ コ ン ト ローラ ・ ボ ッ ク ス (MSR42)
フ ィ ルタ付き 8 ピン M12 パッ チ コー ド には、 1m、 3m と 5m のものあ り
RightSight センサ ・ ミ ューテ ィ ング ・ センサ ・ パッ チ コー ド 用スイベル / チル ト ブ ラケ ッ ト
リ フ レ ク タ 76mm (ブ ラケ ッ ト は 445L-AMSTDMUT に付属)
Original instructions
R
17
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ミューティングシステムの例(続き)
製品
パー ト 番号
説明
外部ミューティングランプが望ましい場合は、以下の直角ブラケット付きミューティング・ランプ・オプションが使用可能
ブ ラケ ッ ト 付き ミ ューテ ィ ングラ ンプ
1x
855E-24TL7
855E-BVMC
直角ブ ラケ ッ ト 付き ミ ューテ ィ ングラ ンプ
ミ ューテ ィ ング ・ ラ ンプ ・ パッ チコード
1x
889P-M4AB-5
4 芯 M8 ピ コ型パッ チ コー ド、 5m
光学イ ン ターフ ェ イス
1x
445L-AF6150
光学イ ン ターフ ェ イス (再利用し て さ らに構成可能)
取付け
ロックウェル・オートメーションの Guardmaster ミューティングボックスをスタンドアロン・ミューティング・ボックスとして取付
ける場合、ミューティングセンサとセーフティ・ライト・カーテンに隣接して取付けるのが最適です。エンクロージャは、ミューティ
ングボックスに付属するブラケットを使用して、滑らかな平面に取付けることができます。
エンクロージャは、ロックウェル・オートメーションのフロア取付けスタンド(445L-AMSTD2M)に取付けることもできます。この
2m のスタンドキットには、アルミニウム製の台座、取付け具、およびインストレーションインストラクション(取付け手順書)が付
属しています。ミューティングシステムの設計によっては、500mm のアルミニウム支柱キット(445L-AMSTDMUT)を 1 つまたは 2
つの購入する必要が生じる場合があります。このキットは、垂直に取付けたフロア取付けスタンドの側面にカンチレバーで取付ける
ようになっています。
2m のスタンドと 500mm の支柱キットには、ミューティングセンサ、ライトカーテン、およびミューティングボックス1 を取付ける
ための取付け具(T ナットおよびねじ)が含まれています。
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付け
ミューティングボックスにブラケットを取付けます。
ねじをしっかりと締めます。
取付けスタンドのミューティングボックスの位置を決めます。
ケーブル配線に対するライトカーテン、ミューティングセンサ、
およびミューティングランプの取付け位置の高さを確認します。
コネクタはミューティングボックスの底面に配置する必要があり
ます。
ミューティングボックスを T スロットナットで取付け柱に仮留め
します。
ボックスが正しい位置にくるまで、ねじを締めないでください。
ねじは交互に締めつけます。
1.
T ナットおよびねじの用途 :
セーフティ・ライト・カーテン Safe4、Safe2、Micro 400 用 445L-AF6145、GuardShield 440L、
ミューティング・センサ・ブラケット 60-2649(RightSight)および 92-39 リフレクタ・
ミューティング・ボックス
Original instructions
18
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
取付けスタンド
取付け柱(基本的な手順は 445L-AMSTD2M キットに付属する
インストレーションインストラクションを参照)
ステップ 1: 台座を 2m 支柱に組立てる
取付け柱を台座の上に取付けます。
取付けスタンドのインストレーションインストラクションを参照
してください。
柱の前面の位置を確認します(図を参照)。ライトカーテン、セン
サバー、およびコントローラボックスのスライドナットの位置を
確認します。
ステップ 2: ミューティングタイプに従ってミューティングセンサ支柱を取付ける
バーを取付けます(2 センサミューティングなど)。
ステップ 3: ライトカーテンのブラケットを取付ける
GuardShield Safe 2/GuardShield Safe 4
フロア取付け柱には T スロットナットおよびねじが付属してい
ます。
セーフティ・ライト・カーテンには取付けブラケットが付属して
います。
取付けキットを T スロットに仮留めします。
ライトカーテンを取付ける前に、取付け位置の高さとケーブル出
口(底面または上面)を確認してください。
Original instructions
R
19
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
ステップ 4
GuardShield Micro 400
Micro 400 ライトカーテンには、180° 調節可能な取付けブラケッ
トが付属しています。フラット取付けブラケットキット(445LAF6145)は別売です。取付ける前に、取付け位置の高さとケーブ
ル出口位置(底面または上面)を確認してください。
セーフティ・ライト・カーテンには、180° 調整可能な取付けブラ
ケットが付属しています。フロア取付け柱には、T スロット M4
ナットおよびねじが付属しています。
ブラケットを Micro 400 のプロファイルに仮留めします。
付属の T ナットを使用して、
Micro 400 ブラケットを支柱のスロッ
トに取付けます。
GuardShield Micro 400 強化プロファイル(特殊ライトカーテン)
GuardShield Micro 400 強化プロファイルには、GuardShield Safe
4 と同じ取付けブラケット(445L-AF6140)を使用します。これ
は、ライトカーテンに同梱されています。
フロア取付け柱には、T スロットナットおよびねじが付属してい
ます。
取付ける前に、取付け位置の高さとケーブル出口位置(底面また
は上面)を確認してください。
Original instructions
20
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
GuardShield タイプ 2/ タイプ 4(440L)
GuardShield 440L 用取付けブラケットはライトカーテンに同梱さ
れています。
フロア取付け柱には、T スロットナットおよびねじが付属していま
す。
取付ける前に、取付け位置の高さとケーブル出口位置(底面また
は上面)を確認してください。
ブラケットを仮留めします。
同梱されているねじでライトカーテンを仮留めします。位置
を調整した後、ねじを締めます。
注意:取付けスタンドのチャネルに適合する GuardShield
ブラケットのスロットは 1 つだけです。
ステップ 4
ミューティングセンサを取付ける
ミューティングセンサの取付けを開始する前に、該当するミュー
ティングタイプに関する取付け位置のセクションを確認しておい
てください。その指示に従って、ミューティングセンサを取付け
ます。
RightSight ブラケット 60-2649 の T スロットナットおよびねじは
カンチレバーで支持されます。
センサの LED インジケータがきちんと見えることを確認します。
ステップ 5
レトロリフレクタを取付ける
12 ページの「ミューティングタイプ」を読んで、選択したミュー
ティングタイプの取付け位置を確認します。
T スロットナットおよびねじはカンチレバーに同梱されてい
ます。
GuardShield Micro 400 によるミューティング
GuardShield Micro 400 セーフティ・ライト・カーテンのミューティングを行なうには、安全ソフトウェアを使用して構成を作成し、
MSR42 コントローラにダウンロードします。
2 ビームまたは 4 ビームのミューティング
MSR42 では、
「ミューティングタイプ」
(12 ページ)に示すように、2 ビームおよび 4 ビームのミューティングを行ないます。デフォ
ルトでは、2 ビーム T 型ミューティングを行なうコントローラボックスが出荷されます。その他のミューティング構成は、安全ソフ
トウェアで選択して光学インターフェイスでダウンロードできます。
注意:4 ビームミューティングは、Micro 400 セーフティ・ライト・カーテンを使用する場合にのみ可能です。
Original instructions
R
21
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
調整
ステップ 6
Light curtain Rx
Light curtain Tx
セーフティ・ライト・カーテンを調整する
センダとレシーバのライト・カーテンは、取付け柱の同じ高さに
配置します。
ライトカーテンの取付けねじをしっかりと締めます。
ステップ 7
全般
まず、台座の水平角度を調整します。次に、ライトカーテンの垂
直軸(左右)とスタンドの垂直前後軸を調整します。ただし、ラ
イトカーテンの緑色の LED が点灯している場合は、保護フィール
ドが遮られておらず、ライトカーテンの配置が正しいことを示し
ます。
床の台座に取付け柱を仮留めします。
ライトカーテンを取付けた後、取付け柱の位置を調整します
(台座調整ねじを使用)。
ライトカーテンが、保護フィールドが遮られていないことを
示している場合、取付けねじを台座に取付けます。
Original instructions
22
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
GuardShield Safe 4、Safe 2、または 440L GuardShield を調整する
セーフティ・ライト・カーテン GuardShield Safe 4、GuardShield Safe 2、GuardShield タイプ 2 または Bulletin 440L GuardShield
は、以下のように調整します。
簡単に照合できるよう、内蔵レーザ配置システム(ILAS)を使用
します。レーザはシンボル " に触れてオンとオフを切換えます。
レシーバ・ライト・カーテンのインジケータが緑色の場合は、正
しく配置されています。
ステップ 8
ライトカーテン GuardShield Micro 400 を調整する
LED インジケータを利用すると、Micro 400 ライトカーテンを最
適な位置に配置できます。センダまたはレシーバのライトカーテ
ンのLEDインジケータが緑色の場合は、正しく配置されています。
ミューティングセンサおよびレトロリフレクタ
対応するミューティングタイプについては、12 ページの
「ミューティングタイプ」でセンサ位置を確認してください。
ミューティングセンサとライトカーテンの間に適切な距離
をとって、適切な高さに配置したら(12 ページの「ミュー
ティングタイプ」を参照)、カンチレバーのねじを締めます。
リフレクタとミューティングセンサを相互に調整します。光
学再帰性反射型センサのステータス LED で、正しく動作し
ていることを確認します。
注意:この図は、リフレクタ付き RightSight を示します。
通常、ミューティングセンサが一方のバーに取付け
られ、リフレクタがその反対側に取付けられます。
注意
• ライトカーテンとミューティングセンサ
のいずれも、パレットで遮られていないこ
とを確認します。ライトカーテンとミュー
ティングセンサを遮ってもよいのは、輸送
される商品だけです。
• ミューティングシーケンスを正しく実行
するには、ミューティングセンサが商品か
ら遮られる時間差が 50msec より大きい必
要があります。
Original instructions
R
23
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
トラブルシューティング
LED「出力ステータス」および「エラーステータス」の点灯時には、ミューティングシステムは動作しています。
各センサを個別に遮って、簡単な機能テストを実行できます。電力が投入されれば、ライトカーテン、ミューティングセンサ、およ
びミューティングランプは接続されています。各センサの機能はセンサの LED インジケータで確認できます。
ライトカーテンとミューティングセンサが正しく動作している場合、1 つのミューティングセンサを数秒間遮ると、ミューティング
ランプが点滅します。
「図 3: 2 センサ T 型の時間」に従って、ミューティングシーケンスを確認してください。
エラー表示
ミ ュー
テ ィ ング
出力
エ ラー
ラ ン プ ステータ ス ステータ ス
原因
処置
消灯
点灯
点灯
動作中、 セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ン
がア ク テ ィ ブ
点灯
点灯
点灯
動作中、 セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ン
が ミ ュ ー ト さ れている
x
消灯
点灯
動作中、 OSSD 出力がオ フ
リセッ ト。
セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ン と ミ ュ ーテ ィ ン グセ ンサが動作中であ り 、
遮られていない こ と を確認 し ます。
x
x
中断
10 秒間 リ セ ッ ト 。
ケーブル、 および ラ イ ト カ ーテ ンの接続を確認 し ます。
10 ページにある 「動作」 の 「ロ ッ ク アウ ト お よび再始動」 を参照 し て く
だ さ い。
ミ ュ ーテ ィ ング ・ シーケ ン ス ・ エ ラ ー
ミ ュ ーテ ィ ン グセ ンサ と セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ンが遮られていない
こ と を確認 し ます。
セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ン と ミ ュ ーテ ィ ン グセ ンサの配置を確認 し
ます。
ミ ュ ーテ ィ ン グセ ンサ と セー フ テ ィ ・ ラ イ ト ・ カ ーテ ン を ク リ ーニ ング し
ます。
点滅
点灯
消灯
点灯
シーケンスのエラー
ミューティングシーケンスでエラーが発生した場合はミューティングランプが点滅します(約 1Hz)。これは、ミューティング状態が
開始されないか、中断されたことを示します。
ミューティングセンサとセーフティ・ライト・カーテンが遮られていないことを確認します。セーフティ・ライト・カーテンとミュー
ティングセンサの配置を確認します。最後に、ミューティングセンサとセーフティ・ライト・カーテンをクリーニングしてください。
ロックアウト
非照光式 LED「エラーステータス」は、14 ページの「ソフトウェアおよび光学インターフェイス」で説明したように、ロックアウト
を示します。
ロックアウトの原因は、光学インターフェイス 445L-AF6150 と安全ソフトウェアで分析できます(14 ページを参照)。
アプリケーションの制限事項
本アプリケーションは以下の用途は想定しておりません。
• 爆発性雰囲気内(EX)、
• 放射能領域内、
• 0 ~ 55°C の温度範囲外
• 2.5m 未満の動作範囲
(ミューティングセンサとライトカーテンにより異なる)
その他の制限事項については、セーフティ・ライト・カーテンおよび MSR42 セーフティコントローラの技術仕様を参照してください。
Original instructions
24
R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
技術データ
一般データ
温度範囲
環境温度 : 0 ~ +55°C(32 ~ 131°F)
、保管温度 : -25 ~ +70°C(-13 ~ 158°F)
EN 60529 によるエンクロージャ定格
IP65
正味重量
MSR42
ミューティングボックス
カンチレバー式フロア取付けスタンド
ハウジング寸法
111 x 22,5 x 125mm(プラグを含む)
認可
MSR42 に従う
インターフェイス
光学インターフェイス
130g
1.7kg
5.7kg
重量および梱包
発送用梱包
MSR42
ミューティングボックス
カンチレバー式フロア取付けスタンド
280 x 200 x 70mm
300 x 200 x 200mm
発送重量
MSR42
ミューティングボックス
カンチレバー式フロア取付けスタンド
350g
2.3kg
6.5kg
OSSD 半導体出力(PNP)
UN – 2V
電圧
最大電流
400mA、短絡保護およびクロスフォルト検出付き
漏れ電流
IMAX Off ≤ 0.1mA(CLOAD ≤ 3.3 uF)
UN 保護モードでの最大応答時間 t(C)
≤ 17.3msec
出力 S1-S4(MSR42 GPIO1 – GPIO4)
公称電圧
UN – 2V(コード化)
(短絡保護)
最大電流
100mA(短絡保護)
漏れ電流
IMAX Off ≤ 0.05mA(CLOAD ≤ 100 uF)
出力ステータス(PNP)、MSR42 Info1、Info2
UN – 2V
電圧
最大電流
100mA(短絡保護)
漏れ電流
IMAX Off ≤ 0.05mA(CLOAD ≤ 4.7 uF)
入力(MSR42)
電源 UN
DC+24V(EN 60204-1)
残留リップル 5% の場合
0.85 ~ 1.15 UN
消費電流
公称 : 70mA、突入電流 : 最大 1.7A
最大電源電圧のときの最大消費電力
2.1W(半導体出力をアンロード)
コントローラ保護(外部)
5A 低速
IN1、IN2 への制御電流
各 2mA(最小)
(EN 61131-2 準拠)、
IN1、IN2 での最小電圧
アクティブなコントローラで DC11V(EN 61131-2)
始動パルス時間
最小
最大
ミューティングセンサの時間遅延
50mecs
5秒
> 50mecs
テストパルス時間(分)
応答時間 x 2
GPIO1 – GPIO4 への制御電流
7mA
安全予防ランプ
ランプの最小電圧
8mA(ランプ点灯時)
0.9mA(ランプ点灯時)
安全関連パラメータ
1 時間当たりの危険障害発生率 PFH
9.0 E-10 1/ 時
3.0 E-10 1/ 時
4.0 E-9 1/ 時
MSR42 メイン M.
MSR45E
GuardShield Micro 400
Original instructions
R
25
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
認可および適合性
ミューティングステーションは MSR42 セーフティコントローラに基づいています。該当する安全基準および認可は、MSR42 および
セーフティ・ライト・カーテンの資料に記載されています。
技術サポートについては当社までご連絡ください。
米国 : 1-440-646-5800
米国以外 : 001-440-646-5800
当社 Web サイト(www.ab.com/safety)をご覧ください。
Original instructions
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R
ミューティング・コントローラ・ボックスの取付けおよび操作マニュアル
Original instructions
R
27
Power, Control and Information Solutions Headquarters
Americas: Rockwell Automation, 1201 South Second Street, Milwaukee, WI 53204-2496 USA, Tel: (1) 414.382.2000, Fax: (1) 414.382.4444
Europe/Middle East/Africa: Rockwell Automation NV, Pegasus Park, De Kleetlaan 12a, 1831 Diegem, Belgium, Tel: (32) 2 663 0600, Fax: (32) 2 663 0640
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Publication 10000127397-JA Ver 01 July 2011
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