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Oracle Developer Suite 10gによる効果的かつ迅速で

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Oracle Developer Suite 10gによる効果的かつ迅速で
Oracle Developer Suite 10g による
効果的かつ迅速でコスト効率に
優れた開発
オラクル・ビジネス・ホワイト・ペーパー
2003 年 8 月
Oracle Developer Suite 10g による
効果的かつ迅速でコスト効率に優れた開発
概要 ...................................................................................................................... 0
はじめに .............................................................................................................. 0
課題と傾向 .......................................................................................................... 0
オラクルのアプリケーション開発ソリューション....................................... 0
リーダーシップと市場での存在感................................................................... 0
結論 ...................................................................................................................... 0
Oracle Developer Suite 10g による効果的かつ迅速でコスト効率に優れた開発
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Oracle Corporation 発行「Developing Faster, Better, and Cost-Effectively with Oracle Developer Suite 10g」の翻訳版です。
Copyright © 2003 Oracle Corporation All rights reserved.
Oracle Developer Suite 10g による
効果的かつ迅速でコスト効率に優れた開発
概要
組織の E-Business 対応をサポートするために、ソフトウェア開発者は拡張性の高
いアプリケーションを圧倒的な速さで作成することをこれまで以上に求められて
います。開発チームは新しいテクノロジーや習得すべき標準が絶え間ない状況に
おいても、このようなパフォーマンスを可能なかぎり低コストで達成しなければ
なりません。それが経済的な現実です。
開発マネージャやチームにとっての課題は、アプリケーションの種類やエンド・
ユーザーの要望に応じた多様な開発スタイルのサポートに必要な複数のツールで
す。この問題の上に、さらに開発プロセス全体を管理し、アプリケーションのラ
イフ・サイクル全域に渡るコラボレーティブな開発サポートを提供する必要があ
ります。
めまぐるしく変化し競争の激しい今日のビジネス環境で組織が生き残りかつ成功
するために、開発者は開発タスクを簡素化する最も生産的なツールで作業するこ
とが不可欠です。
オラクル社では、Oracle Developer Suite 10g により、包括的であり完全に統合され
コスト効率に優れたアプリケーション開発ソリューションを提供しています。開
発者はニーズに合わせてこれを最適化し、より優れたアプリケーションを迅速か
つ低コストで完成させることができます。
はじめに
本書では、今日のアプリケーション開発チームおよびチーム管理が直面している
課題について概説し、Oracle Developer Suite 10g の統合開発ツール・セットが他の
ベンダーのスタンドアロンなツールに比べ、これらの課題をいかに素早く効果的
に低コストで解決するかを示します。また、オラクル社のお客様とオラクル社の
開発者が Oracle Developer Suite 10g をどのように役立てているかについても示し
ます。
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Oracle Corporation 発行「Developing Faster, Better, and Cost-Effectively with Oracle Developer Suite 10g」の翻訳版です。
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課題と傾向
今日のように、コスト意識が高い上に著しく変化するビジネス環境において、成
功を収めるために正しい開発ツールの組み合わせを選択しようとすれば、いくつ
かの課題に直面することになります。図 1 に示すように、こうした課題には業界
の一般的な課題の他、開発者にとっての課題や、IT マネージャおよびプロジェク
ト・マネージャにとっての課題が含まれます。
図 1: アプリケーション開発の課題
業界の一般的な課題
業界の一般的な課題には、以下のものが含まれます。
•
複数の開発スタイルのサポート − アプリケーション要件や開発者に特化
するには、様々な開発スタイルをサポートする開発環境が求められます。
一部の開発者は、モデリング・アプローチを好んで使用します。直接コー
ディングすることを好んだり、宣言的な環境で効率の向上を図る開発者も
います。
•
開発ライフ・サイクル全体をカバー− ソフトウェア・ツールは、生産性、
品質、保守性、再利用性を最大化するために、アプリケーションの設計、
開発、デバッグ、テスト、配置、および継続的な保守をサポートする必要
があります。
•
さまざまなスキル・プロファイルの活用 − 包括的な開発環境では、トラ
ンザクション・アプリケーションの SQL および PL/SQL 開発や、Web ア
プリケーションのオブジェクト指向 3GL 開発など、様々なテクノロジー
環境の開発者スキルを活用するツールを提供する必要があります。
•
インターネット・アプリケーションと Web サービスの作成 − 社内ユー
ザーと同様、パートナーやサプライヤに対しても機敏な対応が求められる
ことにより、組織はサービス指向のアーキテクチャに急速に移行していま
す。こうした新しいビジネス環境では、インターネット・アプリケーショ
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ンと Web サービスの双方の構築に強い開発ツールが必要になります。
•
ビジネス・インテリジェンスを企業に提供 − 理想的な開発環境では、デー
タベースの問合せ、レポート機能、およびビジネス・インテリジェンス機
能をトランザクション・アプリケーションに統合するためのツールが提供
されます。組織は最小限の開発労力とコストを使用し、実用的で計画的か
つ戦略的なインテリジェンスをバックエンドのデータベースから最大限
に引き出す必要があります。
•
業界標準のサポート − 今日の開発ツールは、インターネットとビジネ
ス・アプリケーションの現在と未来の進化に不可欠な標準とトレンドをサ
ポートする必要があります。
開発者の関心
•
オープン性 − 開発者は標準の実装を通じて他のツールや環境と相互運用
できるオープンなツールを必要としています。このオープン性により、開
発と配布に柔軟性と選択の自由がもたらされます。日進月歩の新しい開発
環境と標準に追いつくのは開発者にとってかなり負担が大きく、一方で各
ツール・ベンダーが他のベンダーと無関係に開発環境を変更し続けるため、
新たな学習曲線が多数生まれる結果となっています。変化するテクノロ
ジーと標準に遅れをとらないツールにより、適応しながら存続できるアプ
リケーションの開発が可能になります。
•
統合 − 多くの開発者は1つの環境では開発ライフ・サイクル全体がサ
ポートされないことを不満に思っています。このために、ベンダーの異な
る複数のツールを習得しなければならないことが多々あります。あるツー
ルから別のツールへと切り替えたり、結果をユーザー・インタフェースや
用語の異なるツール間で移動させて統合の問題に対処しなければなりま
せん。
•
チーム・コラボレーション − 絶えず変化する環境のなかで、ファイルの
多数のバージョンを抱えながら、他の開発チーム・メンバーとの共同作業
を整然と進めるのは困難です。ますます大規模化、分散化するチームに必
要になるのは、ソース・コードや開発工程に関連するファイルのバージョ
ン管理および構成管理ツールです。また、ユーザーと開発者間でビジネス
要件や設計の変更について交わされるコミュニケーションは困難である
ことが常です。コラボレーティブな開発は、IT マネージャの関心の対象で
もあります。構成管理ツールや変更管理ツールの欠如がプロジェクトのタ
イム・スケジュールや提供するアプリケーションの品質に負の影響を与え
る可能性があるためです。
•
生産性 − 上記のいずれも、設計と開発のプロセスから時間を奪います。
開発者は生産性を最大にするためにより多くの時間をこれらのプロセス
に費やす必要があります。つまり、生産性の欠落とは、他のすべての点か
ら影響を受ける問題なのです。また、充実した独自の RAD ツールから J2EE
ベースのツールに移った開発者は、既存の典型的な J2EE 環境での生産性
の低下を懸念します。
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管理上の課題
IT マネージャとプロジェクト・マネージャにも、アプリケーション開発ツールに
影響が及ぶ別のニーズがあります。彼らにはアプリケーション開発プロジェクト
の成功または失敗に対する責任および説明義務があります。
製品化までの時間 − アプリケーション開発のスピードを示す根本的な尺度です。
スケジュールどおりにアプリケーションを提供できないことは、ビジネスの遂行
に致命的な影響を与える可能性があります。遅延の原因には、開発ツールの生産
性やアプリケーションの品質が劣っていること、エンド・ユーザーのニーズに対
する無理解などがあります。
品質 − テスト時に発見されたバグの数をはじめとし、様々な方法で測ることがで
きます。ソフトウェアの品質は、ユーザーに引き渡したアプリケーションが受け
入れられるか否かの主要な要因です。
パフォーマンス − 設計および開発時におけるツールのパフォーマンスや、テスト
およびデバッグを完了するスピード、また完成したアプリケーションの配布時の
パフォーマンスなど、いくつかの面で重要です。
コスト − いくつかの要素がありますが、その 1 つが開発ツール自身のコストです。
総開発コストには、開発者の生産性が反映されます。またコストには、管理の効
率性、および管理ツールのパフォーマンスや使い易さも反映されます。
開発マネージャの関心に関連するものとしては他に次のものがあります。
•
顧客(またはエンド・ユーザー)との関係
•
スタッフの配置転換
•
チーム・コラボレーション
顧客やユーザーとの関係は、アプリケーションが受け入れられるか、その結果、
利益、目標値を達成できるか、またはアプリケーション開発組織を健全に維持で
きるかといった面で極めて重要です。顧客またはアプリケーション・ユーザーと
の関係は、品質、製品化までの時間、パフォーマンス、コストなどの基本的な点
が直接反映されます。
一方、2 つの点、スタッフの配置転換とチーム・コラボレーションは他のすべて
の面に影響を与えます。スタッフの配置転換と新たな開発者を一人前に育成する
までの困難さは、スケジュール、コスト、品質、最終的には顧客との関係に極め
て大きな影響を与えます。分散した大規模な開発チームを秩序よくまとめ、円滑
にコラボレートできるかどうかも、同様の影響を与える可能性があります。これ
らの点は、アプリケーション開発プロジェクトのすべてのアクティビティと段階
に影響を与えるものです。
開発ツールを選択する際、上記のすべての要因を企業は考慮する必要があります。
Oracle Developer Suite のコンポーネントは、上記のすべての点を考慮し統合されて
いるとともに、さらなる機能も備えています。
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テクノロジーの動向
いくつかの重要なテクノロジー動向が業界を左右しています。ビジネス・アプリ
ケーションおよび Web サービスに要求されるオープン性と相互運用性のレベルを
達成するには、これらの動向に注意を払う必要があります。
J2EE は、いくつかの理由で非常に強力であり、躍進を遂げています。
•
移植性 − Java は多数のプラットフォームにおいてコードを変更すること
なく利用可能です。そのため、開発者はアプリケーションを特定のオペ
レーティング・システムまたは環境に限定されずに済むようになります。
•
Java モデルの完全性
•
業界標準に準拠 − J2EE そのものが強固な業界標準であり、世界規模で現
在も広がりつつある Java 開発者数百万人のコミュニティによって支持さ
れています。
J2EE 対.NET の議論がめっきり影をひそめてきています。これらの 2 つプラット
フォームの双方に幅広く導入される認識に業界全体が達したためです。ビジネス
上の理由から、大規模な組織の多くは両方を活用する可能性が高いでしょう。最
重要な点として、J2EE と.NET 間の相互運用性が不可欠になります。そのため、
開発ツールは J2EE と.NET で相互運用が可能なアプリケーションと Web サービス
の作成を支援する必要があります。
XML は、インターネット上およびプライベート・ネットワーク上におけるアプリ
ケーション間通信の主要な手段になっています。
Web サービスは、アプリケーションの相互運用の可能に適した手段として主流に
なっています。
マルチチャネル・アクセス − 情報共有、パーソナライズ化、およびモバイル性は、
世界中の組織にとって、より一層重要性が増しています。主な要望には企業情報
ポータルのポートレットを通じて情報を配付すること、Web サービスとしてアプ
リケーションを公開すること、携帯電話、ワイヤレス PDA、および市場に登場し
たばかりのその他のデバイスなどの複数のデバイスをサポートすることなどが含
まれます。また、マルチチャネル・アクセスは複数のロールに広がっており、た
とえば、サービス技術者、顧客担当者、および上級マネージャは、アプリケーショ
ンや Web サービスを使用するために、まったく異なるプロファイルを利用するか
もしれません。
サービス指向アーキテクチャ − 総じて、上記の技術や標準の動向は業界をサービ
ス指向アーキテクチャ(SOA)へ移行させます。SOA では、すべてのソフトウェ
ア・アプリケーションがインターネットを通じてアクセスして使用されるコン
ポーネント・ベースのサービスとして配布されます。新しく台頭してきた SOA 環
境では、組織はソフトウェア開発アプローチを大きく方向転換し、自社の開発ツー
ルが SOA 環境にも対応可能か確かめる必要があります。
Oracle Developer Suite は、これらの技術の動向と、アプリケーション開発の多数の
課題に応えます。
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オラクルのアプリケーション開発ソリューション
Oracle 10g プラットフォーム
オラクル社は安定したソフトウェアを低コストで稼働できる、最も完全で統合さ
れたコスト効率に優れたソリューションを提供します。Oracle 10g には次の主要製
品が含まれます。
•
Oracle Database 10g − 業界をリードし、データ管理のための最高の拡張性、
信頼性、可用性、安全性を提供しています。
•
Oracle Application Server 10g − 業界最速の J2EE 準拠の中間層配布プラッ
トフォームであり、Web キャッシュやポータルをはじめとし、あらゆるア
プリケーションを実行する豊富な機能群を提供しています。
•
Oracle Developer Suite 10g − トランザクション機能とビジネス・インテリ
ジェンス機能の双方を組み込んだインターネット・アプリケーションや
Web サービスを開発するための統合ツール・セットです。組織独自の要望
に応じたあらゆるアプリケーションの開発に必要なすべての機能を含み
ます。
•
Oracle Collaboration Suite 10g − 組織の電子メール送受信、カレンダー機
能、ファイル共有、リアルタイム・コミュニケーション、ワイヤレス・ア
クセス、時間管理、ボイスメール、ファクス・サービスをエンタープライ
ズ・インフラストラクチャ上に統合するアプリケーションの統合スイート
です。
これらのうち開発者にとって最も重要になるのは、インターネット・アプリケー
ションと Web サービスの効果的かつ迅速でコスト効率に優れた開発を保証し、業
界標準に準拠した完全な統合ソリューションである Oracle Developer Suite です。
Oracle Developer Suite は、次をサポートする包括的な機能を提供しています。
•
任意の開発アプローチ − モデル駆動型アーキテクチャ(MDA)、宣言的
なアプローチ、コーディング、サービス指向アーキテクチャ(SOA)
•
任意の言語 − Java、XML、UML、HTML、SQL、PL/SQL
•
開発ライフ・サイクルのあらゆる段階 − 設計、開発、テスト、デバッグ、
チューニング、配置、メンテナンス
•
Oracle Database および Oracle Application Server との統合における、最大限
のパフォーマンスと拡張性を持つシームレスな配布の提供
Oracle Developer Suite 10g の利点
Oracle Developer Suite は、インターネット・アプリケーションと Web サービスを
ビジネス・インテリジェンス機能で強化して構築できる幅広い機能を提供してい
ます。Oracle Developer Suite は、トランザクション・アプリケーション開発とビジ
ネス・インテリジェンス・ニーズに関するすべての領域をカバーします。Oracle
Developer Suite をどのように利用するか、またどのツールを使用するかは、エン
ド・ユーザーの要件や開発者のスキルとバックグラウンドによって決まります。
このスイートに含まれる具体的なコンポーネントを図 2 に示し、説明を続けます。
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図 2: Oracle Developer Suite 10g のコンポーネント
アプリケーション開発:
Oracle JDeveloper は、Java、XML、SQL テクノロジーを組み合わせた高品質の J2EE
アプリケーションと Web サービスを開発するための統合開発環境(IDE)です。
Oracle JDeveloper は、モデリング、コーディング、デバッグ、プロファイリング、
最適化、配布を含む開発ライフ・サイクル全域をサポートします。Oracle JDeveloper
は Java 開発者のニーズに応えるスタンドアロン製品としても利用でき、Oracle
Application Server の一部として組み込まれています。
Oracle Forms Developer は、宣言的な Rapid Application Development(RAD)ツー
ルです。このツールの使用により、PL/SQL 開発者は対話性の高い Java ベースの
Web クライアントを Java でコーディングすることなく構築できます。
Oracle Designer は、完全なアプリケーションとデータベースを構築するための、
モデリングおよびコード生成ツールです。既存の Oracle および Oracle 以外のデー
タベースをリバース・エンジニアリングし、Oracle データベース・モデルを作成
することもできます。
Oracle Software Configuration Manager(Oracle SCM)は、アプリケーション開
発プロセスに関連するすべてのファイルとオブジェクトを保存しバージョニング
するためのソフトウェア構成管理リソースです。Oracle SCM は、Oracle Developer
Suite のすべての開発ツールと統合します。
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ビジネス・インテリジェンス:
Oracle Developer Suite には、データを深く理解するためにトランザクション・アプ
リケーションをビジネス・インテリジェンス機能で強化する、ビジネス・インテ
リジェンス・ツールが含まれます。
Oracle Warehouse Builder(OWB)は、コスト効率と拡張性と操作性に優れた ETL
(抽出、変換、ロード)ツールを提供しているエンタープライズ・データ統合ツー
ルであり、データベース管理者と開発者がビジネス・インテリジェンス・アプリ
ケーションを短期間で効率的に構築できるようにします。
Oracle Reports Developer は、宣言的なエンタープライズ・レポート・ツールであ
り、任意の場所に任意の形式で安全に公開できるデータ・ソースを使用した、厳
密性の高いレポートを作成できます。
Oracle Discoverer は、非定型の問合せ、レポート、分析の直感的なツールであり、
エンド・ユーザーが情報に容易にアクセスできるようにします。
Oracle Business Intelligence Beans(Oracle BI Beans)は、業界標準に準拠した再
利用可能な JavaBeans コンポーネントを提供しています。これを使用することに
より、Java を使用した高度な分析アプリケーションを素早く実装できます。
本書の後半では、アプリケーション開発ツールに焦点を当てます。
Oracle Developer Suite の主な長所
Oracle Developer Suite には、インターネット・アプリケーションと Web サービス
を効果的で迅速に、かつ優れたコスト効率で開発するために次の長所が備わって
います。
•
完全
•
統合
•
業界標準に準拠
Oracle Developer Suite は、幅広い要件に取り組むための完全な機能スイートを提供
しています。これは、Oracle Database および Oracle Application Server と連携動作
し高度に統合されたコンポーネントの統合スイートであり、最新の業界標準に準
拠しています。
完全
Oracle Developer Suite は、単体のスイートで最も完全なツール・セットを提供して
います。任意の言語(Java、XML、SQL)と任意の開発スタイル(モデリングま
たは宣言的な手法、3GL コーディングなど)をサポートするツールを提供してい
ます。
この製品はモデリングから、設計、コーディング、コンパイル、デバッグ、ソー
ス管理、デプロイ、チューニング、監視に至るまでの開発ライフ・サイクルの全
フェーズをカバーしています。
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また Oracle Developer Suite は、Windows、Unix、Linux を含む任意のオペレーティ
ング・システム・プラットフォームで使用することができます。このスイートで
構築したアプリケーションは、デスクトップ・コンピュータ、ブラウザ、携帯電
話、PDA デバイスといったあらゆる種類のデバイス上で実行できます。
統合
Oracle Developer Suite は、3 種類の統合を提供しています。Oracle Developer Suite
で提供しているツール間の統合、Oracle Application Server との統合、および Oracle
Database との統合です。
Oracle Developer Suite には幅広い統合が含まれます。Oracle Designer は、Oracle
Forms を含む完全なアプリケーションを生成できます。その一方で、既存の Forms
を Designer 環境にリバース・エンジニアリングできます。Oracle Designer は、Oracle
JDeveloper プロジェクトで使用される Business Components for Java を生成します。
Oracle JDeveloper は、J2EE アプリケーションに強力なビジネス分析機能を実装す
るための Oracle BI Beans サポートを統合しています。Oracle Designer および Oracle
Forms Developer に加え、Oracle JDeveloper には Oracle SCM が統合されています。
これにより、開発者はバージョニングや依存性の管理などのソース管理操作をワ
ンクリックで行えます。こうした統合により、開発チームは分散化した大規模な
開発プロジェクトであっても整然と共同作業を進められます。
Oracle Developer Suite は JDBC および ODBC 準拠の他のデータベースにオープン
である一方、Oracle データベースとともに使用して、この独自の特徴を活用する
ことを重視して開発されています。SQL、PL/SQL、Java、XML といった Oracle
開発者がすでに親しんでいる言語やツールを使用して、データベース駆動の Web
サイトとビジネス・アプリケーションを構築できます。
Oracle Developer Suite は Oracle データベースとテストされ動作保証済みであり、
同じサポート組織によりサポートされています。また、Oracle Developer Suite は、
アプリケーション・デプロイを行うプラットフォームとして、標準で Oracle
Application Server と統合します。Oracle では、こうしたプラットフォームを背景
にパフォーマンスの高いアプリケーションをワンクリックでデプロイし構築でき
るようにしています。また、Oracle JDeveloper を使用して構築したアプリケーショ
ンは、他の任意の J2EE 準拠のアプリケーション・サーバーに簡単にデプロイでき
ます。これは、オープン性に貢献している統合の実例と言えます。
業界標準に準拠
•
Oracle Developer Suite は、オープン・アーキテクチャ、標準、およびイン
ターネットを後押しする業界動向に対するオラクル社の取り組みをベー
スとしています。Java の移植性と一般性がこのスイートの中核を成してお
り、Oracle JDeveloper は最新の J2EE 仕様に準拠していることが認定され
ています。Oracle Developer Suite がサポートしている標準には、J2EE、XML、
SQL の他、Web サービスの標準(たとえば、SOAP、UDDI、WSDL、JAXR)、
および UML、XMI、WebDAV といった他の主要な業界標準が含まれます。
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選択の基準
本書の冒頭部分で、アプリケーション開発にまつわる問題点と課題について吟味
しました。これらは次の 6 つの購入基準としてまとめることができます。
•
生産性
•
パフォーマンス
•
機能性
•
品質
•
オープン性
•
コスト
これらは、大部分の開発者、開発マネージャ、およびトップ管理職にとっての主
要な選択基準を表しています。次のセクションでは、Oracle Developer Suite の長所
がこれらの購入基準をどのように満たすかについて示します。
生産性
Oracle Developer Suite は、次のすべての開発アプローチにおける開発者の生産性向
上を全面的に配慮しています。
•
情報エンジニアリング(IE)または UML に基づくモデル駆動アーキテク
チャとコード生成
•
Oracle JDeveloper で J2EE フレームワーク、または Forms で PL/SQL を使
用した宣言的な開発
•
Java、SQL、および PL/SQL によるプログラミング
Oracle Developer Suite では 1 つの統合スイート内でこれらすべてのアプローチを
サポートし、ツール間の相互運用性を最大化することによって、競合する他のど
の開発環境よりも多くのオプションと高い生産性を開発者に提供します。
モデリングは、Oracle Designer と Oracle JDeveloper でサポートされています。開
発者は Oracle Designer により、ビジネス・プロセス、機能、およびデータベース
に関する情報エンジニアリング・モデルに基づく完全な基幹業務アプリケーショ
ンを設計し生成できます。完全なデータベースおよびアプリケーションを設計し
自動生成するのに必要なすべてのメタデータは、Oracle SCM リポジトリで管理さ
れます。
Oracle JDeveloper では、統合 UML モデラーにより、Java プログラマのモデリング
のニーズをサポートします。UML クラス・モデラーは、EJB、Business Components
for Java、および Web サービスを含む Java コードを瞬時に生成します。生成コー
ドとモデルは常に同期しています。Oracle JDeveloper は、ビジネス・プロセスを
実装するための Oracle Advanced Queuing ワークフロー定義を生成することのでき
る、UML アクティビィティ・モデラーも提供しています。
Business Components for Java(BC4J)は、J2EE Design Patterns を実装し、組込みビ
ジネス・ロジック・コンポーネントを含みます。これにより、開発者は一般的な
ビジネス・ロジックの詳細すべてをコーディングすることなく、より高レベルの
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コンポーネントからアプリケーションを構築できます。このプロセスは宣言的な
性質を帯びているとともに、特定のビジネス・ニーズに合わせてコンポーネント
を変更できる柔軟性を開発者に提供しています。これにより、生産性が向上し、
コンポーネントの再利用性が高まります。
Oracle Developer Suite のツールは、Java、SQL、および PL/SQL プログラミングに
卓越したサポートを提供します。Oracle JDeveloper の Code Editor は、コード補完、
自動コード完成、構文チェック、Component パレット、および労力を節約する数々
のウィザードにより、Java 開発者の生産性を向上させます。また、Oracle JDeveloper
は、SQL、PL/SQL、XML、および HTML の編集をサポートしています。これに
より、Java 統合開発環境から、SQL および PL/SQL スクリプトをチューニングし
たり開発することができます。
生産性の向上に貢献するもう 1 つのツール、Oracle SCM では、スイートのすべて
の開発ツールに対し統合ソフトウェア構成管理を提供しています。JDeveloper で
は、開発者が SCM リポジトリにワンクリック・アクセスし、アプリケーション・
ソース・ファイルのバージョニングや依存性管理を行える、独自のソース管理メ
カニズムを用意しています。これにより、開発者の生産性を最大にしオーバーヘッ
ドを最小にする、介入度が低くパフォーマンスの高い方法でプロジェクトのリス
クを軽減するのに欠かせない管理ニーズを満たします。
機能性
機能性は、Oracle Developer Suite を競合製品と差別化する、もう 1 つの側面です。
オラクルは、次の点に関して最も幅広い機能を備えた 1 製品としてスイートを
パッケージ化しています。
•
複数言語サポート - Java、XML、SQL、PL/SQL を含む
•
複数の開発アプローチのサポート - モデリング、宣言的、プログラミン
グ
•
あらゆる種類のインターネット・アプリケーションと Web サービスをサ
ポート
賞も受けている Oracle JDeveloper は、あらゆる種類の J2EE アプリケーションと
Web サービスを作成します。Oracle JDeveloper の統合開発環境(IDE)は、フル機
能の J2EE JSP、サーブレット、および EJB 開発をサポートします。この主な特徴
を次に示します。
•
統合開発環境(IDE)では、J2EE、XML、HTML、SQL、および PL/SQL
用のコード・エディタを提供
•
•
統合された UML モデリング機能および自動コード生成
J2EE デザイン・パターンを実装し、データベース・アプリケーション用
のビジネス・ロジックを作成する、Business Components for Java フレーム
ワーク
•
独自のコード・コーチ機能とプロファイラを使用した、コードの最適化と
チューニング
•
統合された高速なローカルおよびリモート・デバック機能
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•
J2EE アプリケーションと Web サービスの配布テストをするための軽量な
組込みコンテナ
•
任意の J2EE アプリケーション・サーバーへの簡易な配布(Oracle
Application Server と BEA WebLogic へのワンクリック・デプロイを含む)
•
一般的な SCM ツールからのソース管理への統合されたサポート
•
IDE の拡張およびパーソナライズ機能
Oracle Forms Developer は、データベースを中心に置くエンタープライズ・インター
ネット・アプリケーションを構築するための PL/SQL ベースの高生産性開発環境
です。ビジュアル・エディタと宣言的なフレームワークをベースとした幅広い
Rapid Application Development(RAD)機能を提供しています。何千もの組織が
Forms Developer を使用して、パフォーマンスと拡張性の高い Oracle Forms アプリ
ケーションを開発しています。これらには Java コンポーネントを組み込むことも
できます。
Oracle Designer は、データベースとビジネス・プロセスをモデリングし、モデル
を詳細な設計に変換し、設計から基幹業務アプリケーションとデータベースをま
るごと自動生成することができる、管理された総合的な環境を提供しています。
また、Designer では、既存の Oracle および Oracle 以外の SQL 準拠のリレーショナ
ル・データベースをリバース・エンジニアリングしてデータベース・モデルを作
成することもできます。
Oracle Software Configuration Manager(Oracle SCM)は、バージョニング、ブラン
チ化、差分/マージ、依存性の管理、影響の分析などを行える、極めて強力なチー
ム・サポートを Oracle Developer Suite 全体に渡り提供しています。
パフォーマンス
Oracle Developer Suite は、開発者が拡張性とパフォーマンスの高いアプリケーショ
ンをネットワーク環境において最小の労力で作成できるよう支援しています。あ
らゆるスキルまたは経験レベルの開発者がパフォーマンスの高いコードを作成す
るために必要なすべての機能を提供しています。
Oracle JDeveloper IDE は、J2EE デザイン・パターンの BC4J フレームワーク実装
など、開発者の視点からパフォーマンスを向上させる多数の機能を用意していま
す。統合デバッグおよび診断ツールは、ボトルネックを見つけ、開発プロセスの
より早い段階でのコードの最適化に役立ちます。Oracle JDeveloper では、Java コー
ド、イベント、メモリをプロファイリングし、アプリケーションの実行パターン
に関する情報を得ることによって、これを実行します。独自のコード・コーチ機
能により、Java コードを最適化するヒントが自動的に表示されます。SQL Plan
Analysis は、データベースへのアクセスを最適化しパフォーマンスを高める簡易
な方法を提供しています。
Oracle Forms アプリケーションの長所は、パフォーマンスと拡張性の高さです。
Oracle Forms Services は、Web が Forms アプリケーションを配布した際、ネットワー
ク・トラフィックを最小化しメモリ・リソースを共有するように最適化されます。
Oracle Forms Developer は、開発者が最小の労力でアプリケーション・パフォーマ
ンスを最適化するパフォーマンス診断機能を提供しています。
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品質
オラクルは多くのアプリケーション開発者を困らせている慢性的な問題にも取り
組んでいます。たとえば、コードを手書きすることは本質的にエラーの原因にな
ります。オラクルは、モデリングおよび生成、ウィザード、事前にエンジニアリ
ング済みのビジネス・ロジック・コンポーネント・フレームワークである Business
Components for Java により、開発者が手書きすべきコードの量を減らします。手
書きのコーディングを減らすことにより、品質と生産性を向上させ、コストを縮
小します。
このソリューションの一部としてモデリングを行うことができます。モデリング
により、ユーザーと設計開発チーム・メンバー間のコミュニケーションを円滑化
し、要件への理解を深めることができます。この結果、品質が向上します。
品質や生産性を低下させる別の要因として、デバッガの動作が非常に遅いことと、
メモリ・リークやデッドロックなどを特定することが困難な点が挙げられます。
オラクルでは、品質とパフォーマンスの向上のために、より高速で洗練されたデ
バック・チューニング機能を統合して提供しています。JDeveloper のデバッガは
市場で最速であり、コードの実行に独自の検証を提供しています。デバッガは Java
と PL/SQL コードの双方で利用することができます。また、Oracle JDeveloper の一
部として、独自の Java ユーザー・インターフェイス・デバッガを利用することが
できます。
Oracle Forms Developer に組み込まれている洗練されたデバッグ機能を使用するこ
とにより、開発者は PL/SQL ベースのアプリケーションを広範囲にテストし、ロー
カルとリモートの双方で高品質を保証することができます。Oracle Designer の自
動生成機能とメタデータ・リポジトリは、エラーの原因となる手書きのコーディ
ングを排除することによって品質を大幅に向上させます。メタデータ・リポジト
リにより、品質保証された完全なアプリケーションとデータベースをいつでも再
生成することができます。
規模の大きい分散したアプリケーション開発チームの調整には、品質、スケジュー
ル、コストの面で多数のリスクが付きものです。Oracle SCM のソフトウェア構成
管理機能では、ソース管理、バージョン管理、依存性管理、構成管理、さらに提
案されている変更の影響分析を提供しています。最終的な結果として、低コスト
で品質を向上させ、少ないリソースでより多くを達成できます。
オープン性
最新のすべてのインターネット標準がサポートされていることで、Oracle アプリ
ケーション開発ツールでの作業が簡素化します。また、開発者はツールや開発ア
プローチを柔軟に選択できるようになり、独自ベンダーへの固定化を避けること
ができます。J2EE、XML、UML、WebDAV、SOAP、WSDL といった標準の使用
により、アプリケーション開発者は、業界標準に準拠したパッケージまたはカス
タムの他のアプリケーションや Web サービスと統合、相互運用が可能なオープン
なアプリケーションを提供できます。
Oracle JDeveloper をアドイン・コンポーネントで拡張できる点もオープン性に貢
献します。これにより、機能の追加や、他のソフトウェア製品との統合を無制限
に行えるようになります。Oracle JDeveloper の Extension API により、新しい拡張
Oracle Developer Suite 10g による効果的かつ迅速でコスト効率に優れた開発
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を容易に開発できます。開発者は作成した拡張を Oracle Technology Network(OTN)
上の Extension Exchange に提供できます。ここに寄せられた拡張は全 JDeveloper
ユーザーが無料でダウンロードでき、現在も登録が増加中です。オラクル社は Java
Community Process を通じて、開発者が複数のツールで使用される拡張を作成する
ための仕様として JSR198 を提案しています。
コスト
購入基準の最後は(優先順位が低いわけではない)、コストです。言うまでもな
く、今日の組織は ROI を最大化するソリューションを求めています。つまり、限
られたライセンスと教育コストで、高い生産性と投資の保護を図ります。次に、
Oracle Developer Suite がコストの側面でどのように貢献するかを示します。
最初に、スイートと他社ベンダーの Kit アプローチを比較してみます。後者では
さまざまなベンダーから複数の製品を購入することが必要になります。Oracle
Developer Suite は、価値を最大化する一方、最小のライセンス・コストで完全な
インターネット・アプリケーションや Web サービスを開発するための多岐にわた
るツールを提供しています。
図 3: Oracle Developer Suite と個別ツールとの比較
図 3 の「スイート対 Kit」の比較では、個別コンポーネントおよび Oracle Developer
Suite に支払うライセンス価格を示しています。Oracle Developer Suite は、開発者
が日々必要としている主要機能を、複数のベンダーの個々のソリューション・コ
ストを合計したものの 4 分の 1 で提供しています。Oracle Developer Suite は高い投
資回収率を確実に提供します。
開発チームは、複数の開発スタイルでツールを活用するために必要な学習曲線を
短縮できます。コンポーネント・ツールのどれもが同じベンダーから提供され、
同じ流れを共有し、Oracle Database と Oracle Application Server 環境に統合される
ためです。このことは、異なるベンダーの様々なツールを使用した場合よりも、
学習曲線が短縮されることを意味します。この結果、教育コストが縮小します。
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習得および使用が容易であることに加えて、Oracle Developer Suite には開発者が
日々必要としているすべての主要機能が統合されており、すぐに利用できます。
Oracle Developer Suite では、たとえば次のような場合に、Oracle データベースとア
プリケーションの既存の投資から最大の回収を行えます。
•
Oracle Application Server と Oracle Forms を使用して、既存の Forms クライ
アント/サーバーと文字モードのアプリケーションを Web に配布
•
各自のペースで J2EE を採用し、Oracle Forms アプリケーションを Java コ
ンポーネントで強化
•
Oracle Application Server を使用し、Oracle Designer で生成した PL/SQL ベー
スのアプリケーションを、Oracle Application Server Portal を使用した企業
情報ポータル内のポートレットとして配置
•
Oracle Designer データを使用し、Java ベースの BC4J コンポーネントを生
成
Oracle Developer Suite が主要な購入基準をどのように満たしているか
図 4 には、Oracle Developer Suite の主な長所が購入基準をどのように満たしている
かがまとめられ、製品の「成績表」になっています。
図 4: Oracle Developer Suite が主要な購入基準をどのように満たしているか
完全性の面では、より多くの機能、つまり、アプリケーションを最も適切な方法
で構築し配布するのに適切なツールを提供しています(この結果、アプリケーショ
ンの品質とパフォーマンスを向上することができます)。
Oracle Developer Suite が統合環境であるという長所は、すべての購入基準をカバー
しています。同じベンダーのツール・ファミリーとして、スイート内のコンポー
ネント相互間の統合と、そうしたコンポーネントと Oracle Application Server およ
び Oracle Database との統合により、開発者が日々必要としている主な機能が 1 つ
のスイートにすべて統合されて提供されます。開発チームは、オープンな業界標
準に準拠した統合ツール・セット内でより多くの機能を利用できるため、開発の
生産性を向上させ、パフォーマンスと品質の高いアプリケーションを低コストで
構築できます。
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インターネット標準のサポートに力を注いでオープン性と相互運用性を向上させ
た結果、開発者はより生産的に高品質のアプリケーションを優れたコスト効率で
容易に作成することができます。
Oracle Developer Suite の主要な長所のそれぞれは、アプリケーション開発者の生産
性とコスト状況の改善に貢献しています。
リーダーシップと市場での存在感
"新しい Microsoft Visual Studio .NET に
屈辱的な教訓の 1 つや 2 つ教えもする製
品"
Oracle Developer Suite のツールはプレス・レビューの賛辞と数々の賞を受けていま
す。たとえば、Java Developers’ Journal 誌の 2002 年リーダーズ・チョイス賞では、
前例のない合計 17 個の賞を受賞しました。JavaPro 誌の 2002 年リーダーズ・チョ
PC Magazine 誌、2002 年 4 月
イス賞では、Oracle JDeveloper が 3 つの賞を獲得し、9 部門で最終選考に残りまし
た。また、WSJ 誌のリーダーズ・チョイス賞では 2 つの賞を持ち帰り、3 部門で
"Oracle データベース・ツールとともに
J2EE、JSP、XML、サーブレットを開発
する人にとって、JDeveloper はこの上な
く楽ができるツールだ"
最終選考に残りました。
また、業界アナリストも非常に肯定的な同様の意見を述べています。たとえば、
Gartner 社の Magic Quadrants では、Oracle が IDF、RAD/4GL、および Java IDE 部
JavaPro 誌、2002 年 5 月
門といったすべての開発ツール部門で Leader Quadrant に選定されています(2002
"Oracle Developer Suit によって開発か
ら配布までのアプリケーション開発のラ
イフ・サイクルすべてがカバーできる。
""モデリング・ツールと生産性フレーム
ワークを組み合わせることで、開発ライ
フ・サイクルを短期化しアプリケーショ
ンの品質向上が得られる。"
Java IDE Vendor Magic Quadrant)。Giga 社は Oracle JDeveloper をティアワン統合
Frank Coolen、 IT マ ネ ー ジ ャ 、 Royal
Philips Electronics
開発環境として位置付け(Java Enterprise Integrated Development Environment 2003
Market Overview)、Meta Group 社の最新の METAspectrum 評価では Oracle
JDeveloper がリーダーとされました(Java Integrated Development Environments:
Market Overview)。これらは、Oracle ツールにおける機能の広範さとテクノロジー
の革新性を証明しています。
Oracle 開発ツールを使用しているお客様には、Fortune 誌のトップ企業 20 のうち
の 16 企業が含まれます。Boeing、GE、HP、Ford、Bank of America など、世界有
"Oracle Developer Suite は、最先端のア
プリケーションを開発者の現在のスキル
を使用して短期間で予算どおりに作成す
ることが可能だ。"我々は最低限の Java
の知識で Java ベースの完全なアプリ
ケーションを作成することができた。"
数の企業も名前を連ねています。Oracle Developer Suite は、航空宇宙産業、自動車
Rizwan Ahmed、IT ディレクタ、OMF Information technology/Admin, Louisiana
DNR
また、オラクル社自身が Oracle Developer Suite の主要ユーザーでもあります。
産業、教育産業、エレクトロニクス産業、エネルギー産業、金融サービス、政府、
高度技術産業、生命科学産業、製造業、調査機関、通信産業などを含む多岐に渡
る産業の組織に採用されています。
Oracle E-Business Suite のアプリケーションは、Oracle Forms、Oracle JDeveloper、
Oracle Designer および SCM を使用して作成されています。データベース設計には
"Oracle Forms が店舗商品管理システム
を稼働し、
同時ユーザーを 4000 人まで拡
張してサポートするための当社の環境で
ある"Oracle Forms Developer では、RAD
環境とデフォルトの Web 配置アーキテ
クチャを使用して、アプリケーションを
素早く開発し配布できる。
Stephan Houben、開発ツールおよび構成
サポート部門マネージャ、MGI
Oracle Designer、アプリケーション開発には Oracle Forms と Oracle JDeveloper が使
用され、SCM によりオラクル社の分散した大規模なチームの開発プロセス管理が
行われています。
Fortune 誌のトップ・エレクトロニクス企業第 10 位の Philips 社は、Oracle Developer
Suite の統合ツールを使用し、知的資産を管理するための完全な Web ベースのソ
リューションを実装しました。Philips 社は Oracle Designer を使用してイントラネッ
ト・アプリケーション用の Forms を設計および生成し、Oracle Forms のオープン・
インタフェースを使用して統合 Java コンポーネントを設計および生成しました。
Philips 社の発明者は、Oracle JDeveloper で作成した、使い勝手のよい動的な HTML
ユーザー・インタフェースを通じて、アプリケーションにアクセスします。
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Oracle 以外のアプリケーション・サーバー環境で Oracle ツールが使用されている
場合もあります。たとえば、ACCO 社は Oracle 以外のアプリケーション・サーバー
を使用し、対顧客販売アプリケーションを配布し、顧客が製品カタログにフルに
アクセスし、商品をオンラインで検索し注文できるようにしています。Oracle
JDeveloper は、ACCO 社が最新の業界標準に準拠している完全な統合オープン環
境で開発し、最善の生産性とコード品質を得られるようにしています。
Oracle Developer Suite の包括的なツール・セットを有効に活用している優れた例は、
Metro AG の子会社である MGI Informatik で、アプリケーション開発のライフ・サ
イクルを完全にカバーし、Web 配布で高い拡張性をサポートするという理由で
Oracle Developer Suite を選択しています。MGI 社は Oracle Designer でデータベー
ス・スキーマをモデリングし、Oracle Forms Developer でトランザクション・アプ
リケーションを開発し、Oracle Reports Developer でエンド・ユーザー向けの洗練さ
れたレポートを作成し、Oracle JDeveloper で外部サプライヤ向けの JSP アプリケー
ションを構築し、Oracle Application Server でデプロイを行っています。
結論
Oracle Developer Suite は、本書の冒頭で説明したアプリケーション開発の課題に適
切に応えます。Oracle Developer Suite は、最も完全なアプリケーション開発および
ビジネス・インテリジェンス機能を提供し、開発ライフ・サイクルを通して複数
の開発アプローチをサポートしています。Oracle Developer Suite が多岐に渡る産業
の数多くのお客様に Oracle 環境と非 Oracle 環境の双方において使用されているこ
とは、この有効性、汎用性、価値を証明しています。
Oracle Developer Suite は、あらゆる種類のアプリケーションと Web サービスの開
発をサポートしています。モデリング、フレームワーク、ウィザードにより、さ
まざまなスキル・レベルの開発者が高パフォーマンスのビジネス・アプリケーショ
ンを短期間で作り上げることを可能にします。Oracle Developer Suite のツール間の
統合により、習得が促進され、生産性と品質が向上し、製品化までの時間とコス
トが縮小します。また、チーム・コラボレーションは統合ソフトウェア構成管理
とともにサポートされます。これを組み合わせることにより、Oracle Developer は
開発チームにこの上なく最強の機能を提供します。
Oracle Developer Suite は最新のインターネット標準すべてと一般的なオープン・
ソース・ツールをサポートし、現在と未来においてオープンな開発プラットフォー
ムの選択を可能します。
Oracle Developer Suite は、市場の他のどの製品にも勝る価値をもたらします。1 つ
の製品で、開発者がインターネット・アプリケーションと Web サービスを効果的
で迅速に、かつ優れたコスト効率で作成するのに必要なすべての機能を提供して
います。
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Oracle Developer Suite 10g による迅速で効果的かつコスト効率的なアプリケーションおよび Web サービス開発
2003 年 8 月
Oracle Corporation
World Headquarters
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U.S.A.
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