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≪仙台空港600万人・5万トン実現サポーター会議≫ ~空港から始まる地域活性化~ 地域活性化におけるLCCの貢献 2013年7月16日 Peach Aviation株式会社 © Peach Aviation Limited – 2013 All rights reserved (1) I. LCC (Low Cost Carrier)の今後の可能性について © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (2) LCC拡大の歴史と主要LCC ✈ 1970年代後半、北米で航空自由化を背景にLCC (Low Cost Carrier)が出現。 ✈ 世界の航空自由化の流れに乗ってLCCは世界中に拡大。 ※気づけば日本はLCCビジネス後発国になっていた。 ✈ 成功したLCCはごく一部に過ぎない。極めて難しいビジネスモデル。 1990年代~ ⑤⑥ ⑧ ⑦ 1970年代~ ① サウスウエスト航空 ※ダラス(米国) ③ ヴァージン・アメリカ ※サンフランシスコ(米国) ④ 2005年~ ③ ① ② ② ジェットブルー ④ ウエストジェット ※カルガリー(カナダ) ※ニューヨーク(米国) ⑩ ⑫ ⑪ 2000年代~ 2005年~ ⑨ ⑦ ジャーマンウイングス ⑤ ライアンエア ※ダブリン(アイルランド) ※ケルン(ドイツ) ⑨ ジェットスター ※メルボルン(豪州) ⑪ タイガー・エアウェイズ ※シンガポール ⑥ イージージェット ※ロンドン(イギリス) ⑩ エアアジア ※クアラルンプール(マレーシア) ⑫ セブパシフィック ※マニラ(フィリピン) ⑧ ビュエリング ※バルセロナ(スペイン) © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (3) LCC参入がもたらす効果 ✈ LCCは、新規顧客開拓を通じて航空旅客輸送の総需要拡大を実現する。 ※カニバリゼーション(レガシーキャリア旅客を奪うこと)は発生しない。 ✈ 欧州では10年間で旅客数が倍増。LCCとレガシーキャリアの棲み分けが実現している。 ✈ シーズナリティー(季節波動)なく、1年にわたって安定的に旅客を輸送することが出来る。 © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (4) 世界の航空旅客輸送におけるLCCの実績 ✈ 旅客数ではレガシーキャリアに負けない実績がある。 ※国際線/国内線搭乗旅客数共にLCCが1位になっている。 ※国際/国内線合計搭乗旅客数でも2位と5位を占めている。 ✈ 「LCC」=「航空旅客輸送を支える重要なプレイヤー」。 ※「LCC」=「日陰に咲く花」ではなく、絶大な存在感を出している。 © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (5) 日本におけるLCCの今後の可能性 ✈ 既に「航空旅客輸送の総需要拡大」という現象が現れ始めている。 ※レガシー/ノンレガシー/LCCが就航する関空/札幌(千歳)区間において旅客数推移を検証。 ・LCC就航後もレガシーキャリアの旅客数に大きな増減は見られない。 ・Peachとスカイマークの参入が航空旅客輸送の総需要拡大に繋がっている。 ✈ 今後は更にLCCの定着が進み、人々の流動が活発化して地域経済の活性化にも繋がっていく。 © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (6) II. Peach Aviationについて © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (7) これまでの歩み ✈ LCC構想から約4年、準備開始から約2年、会社設立から1年というスピードで就航。 ✈ 就航後もこれまでのエアラインでは考えられないスピードで事業を拡大中。 年月日 内容 2008年1月16日 ANA内にアジア戦略室設立 2010年12月1日 ANA内にLCC共同事業準備室設立 2011年2月10日 A&F Aviation株式会社設立 2011年4月13日 航空運送事業許可申請 2011年5月24日 新ブランド「Peach」発表、社名および本店所在地変更 2011年7月7日 航空運送事業許可受領 2012年3月1日 大阪(関西)-福岡線就航開始 大阪(関西)-札幌(千歳)線就航 <4往復/1日> ※運航便数は全て就航時のもの。 <3往復/1日> 2012年3月25日 大阪(関西)-長崎線就航 <2往復/1日> 2012年4月1日 大阪(関西)-鹿児島線就航 <2往復/1日> 2012年5月8日 大阪(関西)-ソウル(仁川)線就航 <1往復/1日> 2012年7月1日 大阪(関西)-香港線就航 <1往復/1日> 2012年10月16日 大阪(関西)-台北(桃園)線就航 <1往復/1日> 2012年10月18日 大阪(関西)-沖縄(那覇)線就航 <2往復/1日> 2013年4月12日 大阪(関西)-仙台線就航 <2往復/1日> 2013年6月14日 大阪(関西)-新石垣線就航 <1往復/1日> © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (8) Peachの特徴 1. 日本初の本格的LCC ✈ LCCビジネスモデルをプラットフォームにした新しい航空ビジネスモデル。 ✈ 圧倒的低価格による新規/潜在需要創出による航空総需要拡大を実現 ※国際線への重点展開(アジアの成長の取り込み) ✈ 先進テクノロジーの積極導入による「安全」且つ「低コストオペレーション」 の具現化。 2. 日本初の関西をベースとしたアジアのリージョナルエアライン ✈ 国内外から関西へ多くの人を呼び込み、経済活性化に貢献。 3. 独自の経営モデル ✈ 多様な業界/国籍からの人材採用による航空業界の規定概念に捉われない イノベイティブな企業文化の形成。 ✈ フルサービスキャリアであるANAから独立した経営の維持。 © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (9) 就航路線 ✈ 現在、国内7都市/海外3都市に就航中。 ✈ 今後も機材導入にあわせて、関空/沖縄から4時間圏内の都市に路線を拡大予定。 国内線 路線 札幌(千歳) 仙台 ソウル(仁川) 釜山 長崎 台北(桃園) 香港 成田 福岡 関西 鹿児島 2H 沖縄(那覇) 新石垣 3H 4H 就航開始 就航便数 関空 – 札幌(千歳) 2012年3月1日 5往復/日 関空 – 福岡 2012年3月1日 4往復/日 関空 – 長崎 2012年3月25日 1往復/日 関空 – 鹿児島 2012年4月1日 2往復/日 関空 – 沖縄(那覇) 2012年10月18日 3往復/日 関空 – 仙台 2013年4月12日 2往復/日 関空 – 新石垣 2013年6月14日 1往復/日 沖縄(那覇) - 新石垣 2013年9月13日 1往復/日 関空 – 成田 2013年10月27日 2往復/日 就航開始 就航便数 関空 – ソウル(仁川) 2012年5月8日 3往復/日 関空 – 香港 2012年7月1日 1往復/日 関空 – 台北(桃園) 2012年10月16日 2往復/日 関空 – 釜山 2013年9月13日 1往復/日 国際線 路線 ※就航地/運航便数(予定含む)は2013年6月14日時点のもの。 © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (10) 就航後の状況 1. 高い搭乗率 ✈ 平均搭乗率は78%。 ※お盆期間中(2012年 8/10~8/19)の平均搭乗率は国内94.3%、国際88.7% ※年末年始期間中(2012年12/21~2013年1/6)の平均搭乗率は国内83.5%、国際81.6% ※GW期間中(2013年4/26~5/6)の平均搭乗率は国内91.3%、国際84.1% ✈ 搭乗者数は2013年5月7日に搭乗者数200万人突破。年間輸送旅客数は日本第4位。 2. 安定した運航状況 ✈ 就航率は99%と既存航空会社に引けを取らない。H24年度就航率第1位。 ✈ 定時運航率は81%で高い定時性を維持。(出発における15分未満の遅延の数値) 3. 新たな需要創出 ✈ ✈ ✈ ✈ ✈ 観光/帰省/親族訪問利用が目立つ。ビジネス需要も増えつつある。 初めて航空機を利用する旅客も多く見受けられる。 利用者の男女比率は40:60で女性が多い。 年齢層は20~30台を中心に幅広い。 国内区間の乗り継ぎ需要も多い。 4. 就航地域への貢献 ✈ 経済活性化にも貢献している。(宿泊、交通、土産物など) © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (11) III. 仙台空港への期待について © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (12) LCCが理想とするビジネスパートナー ✈ Peachは継続的/安定的な運航を実現し、「地域の皆様」と「地域経済の更なる発展」に 貢献したいと考えている。 ✈ 航空会社と空港会社を初めとするキープレイヤーがWin-Winの関係を構築して協力す ることが必要不可欠である。 空港会社 Peachの取り組み 協力関係 新規参入航空会社への各種支援検討 自治体 新たな仕組みの導入による コストマネジメントへの取組み強化 収益向上への取組み強化 新規参入会社への各種支援検討 Win-Win な関係 企業(公共交通機関) 公共交通サービスの充実(早朝/深夜) 「継続的/安定的な運航」+「更なる低価格航空運賃の提供」 結果 「新たな観光客誘致」+「リピーター確立」+「企業誘致」+「雇用創出」 「地域の皆様の利便性向上」と「地域経済の更なる発展」に繋がる。 © Peach Aviation Limited - 2011 All rights reserved (31) ご清聴ありがとうございました。 © Peach Aviation Limited - 2013 All rights reserved (14)