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オリジナル建具や既製建具の部品を を作るには

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オリジナル建具や既製建具の部品を を作るには
064
Q オリジナル建具や既製建具の部品を
を作るには
建具
上級
Ver12
A
2Dデータのインポートと「断面形状マネージャ」によりデフォ
ルトに無い建具部品を作ります
ArchiCAD のデフォルト建具には、一般的に良く使われているケーシングと言われる種類
の枠の部品がありません。メーカーの2Dデータをインポートして、それを元に「断面形
状マネージャ」で新しい建具枠を作成してみます。オリジナルの枠も同様な方法で作成し
ます。この方法で作った部品は原寸レベルまで正確なものが出来ます。
11 メーカー提供のデータや以前から持っている
2D資産データ等を用意します。
33 プロジェクト一覧の詳細図を右クリックして、
「新規個別詳細図」 を選択します。
22 インポートした時に扱いやすい状態にデータ
を整理します。 今回は JWC データで保存し
ます。 出来るだけ断面となる領域を囲む線
は切れ目無く連続させておくことがコツです。
この時点で建具を入れたい壁厚さに枠を直
しておきます。 例は 200mm
44 名前をつけて
「作成」 をクリックします。
このコンテンツは、「ArchiCAD 仲間」オリジナルのものであり、会員自身が
個人でダウンロードして利用する以外の許可無き複製、転載、商用利用等を禁じます。
「ArchiCAD 仲間」http://www.archicadnakama.jp/
55 2Dウィンドウが開きます。 ここに、 最初に
用意した2Dデータをインポートします。 縮尺
は 1/5 程度にしておきます。
66 ファイル→ファイル特殊→ 「結合」 でインポー
トします。
88 左側の縦枠のみを選択して、 右クリックコ
77 インポートした状態です。
ピーします。
111ドア本体をスラブにより下端が±0の高さで
99 平面図に戻り、 建具を作り始めます。 縮尺
は 1/10 程度とします。
厚さ 35mm( 例 2D データのドア厚さ ) で必要
な大きさで作成します。 (例としてグリッドを
利用して 1000 × 2000 とします。 同時に切
断面の塗りつぶしやモデルの材質を決めま
す。
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111扉本体をスラブで作成した後に横断面を
111インポートした2D枠の断面外法と同じ壁を
111ドア外周に枠を配置した状態です。 枠を全
111「断面形状マネージャ」
111貼り付けた図面と元の壁の断面が重なるよ
111「断面形状マネージャ」
作っておきます。
て選択し、 右クリックで 「選択要素の断面
形状を取得」 を選びます。
うにします。 外寸が同じ断面なら 「現在の
ビューの中心」 で最初から重なります。
スラブで作った扉の周囲に作成します。 (例
は 228 × 44) 同時に断面塗りつぶしを決め
ておきます。 材質は後の操作の 「断面形状
マネージャ」 で決定します。
が起動したら、 編集
画面にコピーしてあった枠を右クリックして
貼り付けます。
の側面材質を意図
する材質にします。 「作図レイヤ」 の 「構造」
が反転しているのを確認後、 塗りつぶしを
編集します。
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111枠が複雑な形状の場合には、 最初の塗り
111枠の塗りつぶしが終わった状態です。
111ここで
「断面形状マネージャ」 の 「選択に
適用」 をクリックすると平面図の枠の形状が
変わります。
222平面図に戻ると枠の形状が変わっていま
222ここで扉本体を正しい大きさに修正するた
222扉の位置を元になる建具データと同じ位置
つぶしを全て削除して、同じ塗りつぶしで 「マ
ジックワンド」 を利用してインポート形状の
中を塗りつぶすと早く正確に出来ます。
め、 作ってあった横断面図を開きます。
す。 「断面形状マネージャ」 はここで閉じま
す。 再び使う枠ならば名前をつけて保存し
ます。
に断面図で移動します。
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222断面で選択している状態で
「編集」 → 「選
択を平面に反映」 で平面に戻り選択されて
いる扉の平面形状も編集します。
222扉本体の端部を戸当たりに当たるように広
げます。 この作業はペットパレットの辺の移
動で行います。 ( 例では 3 辺を 4mm ずつ拡
張しています。 この値はデザインで変わりま
す)
222その後断面図にもどり、 建具全体を壁があ
る位置 ( 作成平面の FL ± 0 の位置) まで
下げます。 (例では枠の出寸法が 14mm な
ので全体を 14mm 下げています。 )
222建具の登録は他の作法の通りです。 出来
上がった部品を 200mm の壁に配置します。
平面図に不要な線が多いので部品の平面
形状編集を行います。
222部品を選択して、 ファイル→ライブラリとオ
ブジェクト→ 「オブジェクトを開く」 で部品を
開きます。
222部品が開いたら、 2Dシンボルをクリックしま
す。
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222開いた平面図で不要な線を消去して整理し
333この図が最終的に図面の建具表示となりま
333扉としての開き勝手を線ツールと円ツールで
333編集ウィンドウを閉じ、 2D表示をクリックし
ます。 この場合上枠の線が不要です。
書き足します。 左吊り元で書き足します。
す。
て編集内容を確認します。 このウィンドウを
閉じる時に 「保存」 して閉じます。
333試しに同じ建具を反対方向を指示しながら
333上書き保存すると、 図面内の建具が編集し
た内容になって表れます。
配置すると、 逆の開き勝手で配置されます。
巾や高さの違う建具は、 部品登録する前の
オブジェクトを別の位置にコピーした後、 エ
リア指定で引き延ばして寸法を変えて作成し
新たに登録します。 このように出来上がった
部品がパラメトリック部品でないので注意す
る必要があります。
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