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画像処理ライブラリ リリースノート

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画像処理ライブラリ リリースノート
FAST Vision Library シリーズ
画像処理ライブラリ
リリースノート
☆第2版☆
FAST Vision Library シリーズ
(株)ファースト
WIL
Ver1.1
本書で説明しているソフトウェア・ハードウェアは、ライセンスのもとで作成されており、本ページに記さ
れている著作権を明記したライセンスに基づいた許可なしに、使用したり複写したりすることはできません。
ライセンスの保持者以外にソフトウェア・ハードウェア、本書、あるいはそれらのコピーを提供することは
できません。本ソフトウェア・ハードウェアの権利と所有者は(株)ファーストあるいはそのライセンス保
持者にあります。
WILのインストール実行時に使用権許諾契約書が示されます。内容をよくご確認の上、同意いただける場合の
みインストールを行ってください。また、インストール後は、インストール先フォルダにREDIST.TXTと
EULA.TXTが生成されます。それぞれ、使用権許諾契約書およびWIL再配布条件が示されておりますので、再度、
ご確認される場合にご参照ください。
(株)ファーストは、同社が提供していない装置における同社製ソフトウェア・ハードウェアの使用または
信頼性についてはいかなる責任も負いません。
(株)ファーストは本書で記載されているソフトウェア・ハー
ドウェアの内容、商品価値、又は特定の使用目的に対する責任に対して明示又は黙示に関わらずいかなる保
証も行いません。
本書の内容は、予告なしに変更することがあります。内容の変更について、
(株)ファーストはいかなる責任
も負いません。本書あるいは関連ソフトウェアにおける誤りから生じる損害について、
(株)ファーストはい
かなる責任も負いません。
本書には、
『FAST Vision Libraryシリーズ WIL』Ver1.1
のソフトウェア・ハードウェアに関する情報が含まれています。
御注意
◎Microsoft, Windows, Visual Studio, Visual C++, Visual C#, Visual Basic は、米国
Microsoft Corporation の登録商標です。
◎.NET は、米国 Microsoft Corporation の商標です。
◎Windows XP は、米国 Microsoft Corporation の商品名です。
◎Intel, MMX, Pentium は、米国 Intel Corporation の登録商標です。
◎その他、文中における会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。
◎文中では 商標シンボル((R)、(TM)、(C) 等)の表記は省略致します。
FAST Vision Library シリーズ
『WIL』の紹介
『WIL』とは、Microsoft Windows XP 上で画像処理を利用するアプリケーションを構築するために必要な機
能を集めた開発ライブラリです。ライブラリの形式は C++クラスライブラリと CLI(Common Language
Infrastructure)仕様のアセンブリの2重構成です。
本ライブラリを使用して画像処理システムを構築するには、Microsoft Windows XP に関する知識、Windows
プログラミングに関する知識、画像処理に関する知識、及び下記の何れかのプログラミング言語に関する知
識を必要とします。
【プログラミング言語】
・Visual C++ (C++ または C++/CLI の何れか)
・Visual C#
・Visual Basic .NET
本リリースでは、特にアプリケーションプログラムは用意しておりません。お客様がプログラムを作成する
ことにより初めて、このライブラリは真価を発揮します。
アプリケーション開発環境としては、Microsoft Visual Studio 2005 Professional Edition (SP1) に対応
しています。他の開発環境に関しましては、サポートできませんのでご了承ください。
FAST Vision Library シリーズ
WIL の画像入力機能
弊社提供の画像入力ボードからの画像取込を行うことが可能です。
サポートするハードウェア
・PCIバス仕様 画像入力ボード RICE-001
(RICE-001a、RICE-001b)
・PCIバス仕様 画像入力ボード FVC05
(FVC05-SO)
・PCIバス仕様 画像入力ボード
FVC06
対応するクラス
・FVCL::CFvVideoRICE001、FVIL::Video::CFviVideoRICE001
・FVCL::CFvVideoFVC05、FVIL::Video::CFviVideoFVC05
・FVCL::CFvVideoFVC06、FVIL::Video::CFviVideoFVC06
WIL のデジタル入出力制御機能
弊社提供のフォトカプラ絶縁 I/O ボードからデジタル入出力の制御を行うことが可能です。
サポートするハードウェア
・PCIバス仕様 FIO01 フォトカプラ絶縁I/Oボード
対応するクラス
・FVCL::CFvDioFIO01、FVIL::Dio::CFviDioFIO01
WIL の画像処理機能
基本画像処理
画像の階調変換、画像演算、幾何変換、フィルタ、エッジ計測などが用意されております。また、デバ
ッグ処理や可変長データ、データ構造、画像表示機能など、画像処理を行うために必要な機能を提供い
たします。
FAST Vision Library シリーズ
2 値ブローブ解析
2 値画像に対して、ブローブ(色の塊)を解析し、ブローブの情報を取得することが可能です。ブロー
ブ情報としては、面積や重心、穴情報、隣接エリア、周囲長、モーメントなど、多数のデータが取得で
きるようになっております。
また、計測の継続オプションを使用することで、分割処理にも対応いたしました。
ブローブの連結判定は 4 近傍または 8 近傍から選択することが可能となっており、今までの画像処理ラ
イブラリよりも、より柔軟に操作することが可能となっています。
サーチ処理
正規化相関法を用いたサーチ(以下、グレイサーチ)および、エッジ点を用いたサーチ(以下、FPM)が提供
されます。サーチ機能とは、あらかじめ登録しておいたサーチパタン(テンプレート)を、画像メモリ
上から探したり、類似性を計測するものです。グレイサーチは回転、スケール変動に対応しておりませ
んが、高速にサーチを行うことが可能です。FPM はエッジ点を用いたサーチで、回転、スケール変動に
対応しております。
数値演算処理
画像処理装置を作成するためには、画像データに対する計測を行うだけでは足らず、いろいろな計算を
組み合わせる必要がある場合が多くあり、WIL ではそれらの計算を容易にするためのライブラリを提供
いたします。
JPEG/PNG 画像ファイル入出力
WIL では画像ファイル入出力として、RAW/BMP/JPEG/PNG に対応したクラスを用意しています。
※ JPEG はオープンソースソフトウェアである libjpeg を使用しています。JPEG を使用するためには、
libjpeg の使用権許諾条項を満たす必要があります。
※ PNG はオープンソースソフトウェアである libpng を使用しています。
PNG を使用するためには、
libpng
の使用権許諾条項を満たす必要があります。
ランタイムライセンスについて
『WIL』を使用したアプリケーションをPC上で動作させるためには、ランタイムライセンスが必要となり
ます。
FAST Vision Library シリーズ
改版履歴
バージョン
日付
改版内容
1.00
2007/12/01
Preliminary
1.1.0.0
2008/06/05
製品バージョン表記変更
.NET Framework 2.0 対応、マルチコア対応、FVC06 ラインセンサ対応、他
1.1.0.1
2008/06/20
WIL-Navigator (画像処理評価アプリケーション)追加
ハフ検出クラス追加、2次元エッジ検出クラス追加、他
1.1.0.2
2008/07/31
リファレンスマニュアルの修正、マルチコア対応部分に関する修正
FAST Vision Library シリーズ
インストール情報
インストールの前に
このソフトウェアをインストールする前に、次の情報をよくお読みください。
本製品は、Microsoft Visual Studio 2005 Professional Edition (SP1) により開発及び検証しております。
当開発環境以外での開発はサポート対象外となりますのでご了承ください。 また、プログラミング言語に関
しましては、下記4言語がサポート対象となります。
【プログラミング言語】
・Visual C++ (C++ 及び C++/CLI)
・Visual C#
・Visual Basic .NET
<重要事項>
『WIL』 は弊社の従来の商品である「90xシリーズライブラリ」
、
「FVL for
Windows」
「FVX」との互換性は考慮しておりません。また、上記記載のソ
フトウェア開発環境以外での検証はしておりません。上記以外のソフト
ウェア開発環境での開発はサポートの対象外となりますのでご了承くだ
さい。
システム条件
『WIL』をインストールするには、ホストPCは次の条件を満たしていなければなりません。
・マザーボードのPCIチップセットは、PCI2.1仕様を完全に準拠している事
・Pentium 1GHz 以上のCPU(必須)
・16MB以上のビデオメモリを備えたビデオディスプレイアダプタ
・Microsoft Windows XP Professional (SP2)
・Microsoft .NET Framework 2.0 SP1 (x86)
※本製品の内、FVCL 及び EVC クラスライブラリ群は .NET Framework を必要としません。
・Windows XPがサポートするキーボード、マウス、又は他のポインティングデバイス
・256MB以上のメインメモリ(512MB以上を推奨)
・130万画素カメラ、又はそれ相当の画像メモリを使用する際は、512MB以上のメインメモリ
FAST Vision Library シリーズ
インストール概要
『WIL』ソフトウェアと、本ソフトウェアで使用可能な画像入力ボード等、ハードウェアのインストール方法
の概要を説明します。
1. 画像入力ボード等対応するハードウェアをホスト PC に装着します。
ホスト PC の電源が切れていることと、ケーブル類が全て外してあることを確認してください。
ハードウェアのホスト PC への装着に関しては、付属の 取扱説明書 を参照してください。
2. デバイスドライバをホスト PC にインストールします。
詳しくは、「導入の手引き」※ を参照してください。
3. ソフトウェアをホスト PC にインストールします。
詳しくは、「導入の手引き」※ を参照してください。
4. インストールが終了したら、必ずシステムを再起動してください。
再起動後は、インストール指定フォルダ内の Readme.txt に詳細情報が記載されておりますので参照し
てください。
本リリースバージョン以前の製品がインストールしている場合は、本バージョンをインストールする前に、
以前のソフトウェアを削除する必要があります。
FAST Vision Library シリーズ
アンインストール概要
『WIL』ソフトウェアと、本ソフトウェアで使用可能な画像入力ボード等、ハードウェアのアンインストール
方法の概要を説明します。
1.
ソフトウェアをホストPCからアンインストールします。
【コントロールパネル】内の【プログラムの追加と削除】アイコンをダブルクリックし、プログラム
リストから該当する項目を選択して、【変更/削除】ボタンをクリックします。
詳しくは、「導入の手引き」※を参照してください。
2.
デバイスドライバをホストPCからアンインストールします。
【コントロールパネル】内の【ハードウェアの追加と削除】アイコンをダブルクリックし、画面に表
示されるメッセージに従って操作します。
詳しくは、「導入の手引き」※を参照してください。
3.
画像入力ボード等装着したハードウェアをホストPCから取り外します。
ホスト PC の電源が切れていることと、ケーブル類が全て外してあることを確認してください。
----------------------------------------------------------------------------------------------※「導入の手引き」は弊社ホームページ(http://www.fast-corp.co.jp/)及び、
ソフトウェア製品が収録されているCD-ROM「FAST Vision Software」にあります。
ホームページ : 各ソフトウェアダウンロードのページ
CD-ROM
: Q:\software\install\setup.html
(Q はCD-ROMドライブを表します。お使いのPCにより異なります。)
FAST Vision Library シリーズ
ハードウェア情報
PCI バス仕様 画像入力ボード(RICE-001)
カメラの種類/形式
EIA-170準拠
スタンダードカメラ
取込画像サイズ
モード
512x480 or 640x480 標準
備考
4チャンネル入力
2チャンネル同時入力
※RICE-001 を装着する場合は、1 枚までのサポートとなります。
※RICE-001a、RICE-001b を装着する場合は、2 枚までのサポートとなります。
PCI バス仕様 画像入力ボード(FVC05)
カメラの種類/形式
標準/2倍/4倍速
アナログカメラ
その他EIA-170
準拠のカメラ
取込画像サイズ
モード
対応カメラに依る
標準/トリガ
512x480 or 640x480 標準
備考
2カメラ同時入力可能
カメラ電源を供給
新EIAJ準拠の12ピン配列
カメラ電源を供給
※FVC05、FVC05-SOを装着する場合、最大2枚までのサポートとなります。
PCI バス仕様 画像入力ボード(FVC06)
カメラの種類/形式
取込画像サイズ
モード
備考
カメラリンクI/F
対応カメラに依る
標準/トリガ
BASE Configuration 2ch
カメラリンクI/F
対応カメラに依る
標準/トリガ
MEDIUM Configuration 1ch
※FVC06を装着する場合、最大2枚までのサポートとなります。
PCI バス仕様フォトカプラ絶縁 I/O ボード(FI001)
使用
備考
入力 16点、出力 16点、割込 1点
割込はソフトウェア処理
※FIO01は、最大4枚までのサポートとなります。
FAST Vision Library シリーズ
ソフトウェア情報
ランタイムライセンス
『WIL』を使用したアプリケーションをPC上で動作させるためには、ランタイムライセンスが必要となり
ます。開発PCでコンパイルを行った際に使用したインポートライブラリ及びヘッダファイルと、ターゲ
ットPCにインストールするソフトウェアバージョンは必ず、同一バージョンのソフトウェアをインスト
ールしてください。
プロテクト
WILでは、初回インストール後30日間は自由に使用することが可能です。試用期間の30日を過ぎた状態で
使用する場合は、プロテクトが解除されている必要があります。プロテクトは画像処理機能にかけられ
ており、USB/LPTのライセンスキーを装着するか、弊社販売の画像処理装置を使用する必要があります。
画像入力機能を使用するためには、使用するライブラリに合った画像入力ボードが必要となります。
注意:ライセンスキーを使用する場合は、使用するコンピュータに、ドライバをインストールする必要
があります。
第三者が著作権を所有するライブラリ
WILの下記に示すクラスでは、第三者が著作権を所有するライブラリを使用しており、それぞれの使用許
諾条件に従わない場合、使用することはできません。
クラス名
使用しているライブラリ名
FVCL::CFvImageFileJpg
libjpeg
FVCL::CFvImageFilePng
libpng
FVIL::File::CFviImageFileJpg
libjpeg
FVIL::File::CFviImageFilePng
libpng
各ライブラリの著作権および再配布条件に関しましては、WILリファレンスマニュアルまたは、WILイン
ストール先に格納されるCopyrightフォルダをご参照ください。
FAST Vision Library シリーズ
改版内容
v1.00
・初版リリース
v1.1.0.0
■機能追加/改善
□ 製品バージョン表記変更
□ FVC06 ラインセンサ対応
□ .NET Framework 2.0 対応
CLI仕様のプログラミング言語からWILを使用できるようにラッパーライブラリを追加しました。
当ライブラリには FVIL のプレフィックスが付加されています。
□ マルチコア対応
一部の画像処理で自動並列化に対応しました。対応する機能は、SetParallelNum 関数で指定されたスレッ
ド数に応じて内部で自動的にスレッドを生成し並列処理が行われます。マルチコアCPUのように物理的なプ
ロセッサ数が複数ある環境においては処理時間の短縮が期待されます。
□ その他
・2値ブローブ解析結果オブジェクトの複製処理に対応しました。
・2値ブローブ塗り潰し機能を追加しました。
・画像ペイント機能を追加しました。
・プロテクトキーが無い場合に FVCL::InitVisionLibrary 関数でライセンスチェックが 10 秒程度かかる挙
動を改修しました。
・行列(CFvMatrix)のサイズ指定に上限を設けました。
・構造要素(CFvStructureElement)の SetMask の x,y 指標エラーチェックを追加しました。
■バグフィックス
□CFvEnhance
・IsValid で NOMATCH_IMAGESIZE の判定条件が間違っているバグを改修しました。
□CFvEdgeData
・特徴量(m_feature)が初期化されていないバグを改修しました。
・エッジ強度(m_value)が一致する場合に false を返すバグを改修しました。
□CFvImage
・アタッチされた側のインスタンスでメモリアクセス違反を起こすバグを改修しました。
□CFvLineHoughParam
・SetRegionQ の引数の上限チェックが行われていなかった為、ソースコードの改修を行いました。
□CFvPattern
・コンストラクタに既定値(640x480 UC8 x1ch)以外を指定しても反映されないバグを改修しました。
・MakePattern で、引数 rect の終端チェックの誤りを修正しました。
□CFvRectangle
FAST Vision Library シリーズ
・矩形の回転角が 0 以外の時、GetPolyline が返す多角形(回転後の Y 座標)の値が間違っているバグを改
修しました。
□CFvDio
・SetInterruptEdge/GetInterruptEdge の引数の説明の誤りを訂正しました。
□CFvDioFIO01
・SetInterruptEdge/GetInterruptEdge の引数の説明の誤りを訂正しました。
・GetInterruptEdge が、常に Fall (0) を返すバグを改修しました。
□CFvGdiPen
・SetWidth の説明の誤りを訂正しました。
□CFvFPMCorrelationEdge
・パラメータで指定したスケール上下限値を超える回答が返る不具合を改修しました。
・高速版 FPM で取得できるエッジ位置が 0.5 画素ずれる不具合を修正しました。
□CFvFPMSobel
・パラメータで指定したスケール上下限値を超える回答が返る不具合を改修しました。
・高速版 FPM で取得できるエッジ位置が 0.5 画素ずれる不具合を修正しました。
□CFvGSearch
・特定のパタンサイズを持つパタンでサーチを行った場合、サーチに失敗する不具合を改修しました。
・サーチ対象画像の水平サイズが 4 の倍数でない場合にサーチに失敗する不具合を改修しました。
□CFvVideoFVC06
・MemoryLock:取得できるエラーコードが正しくない不具合を修正しました。
・MemoryLock:カラーカメラ 3ch 独立したメモリでのロックを行った場合、正しくない画像サイズでロック
していた不具合を修正しました。
・NotifyCaptureNo:Medium Configuration 16bitPacking 転送時のラインカウント値が正しくない不具合を
修正しました。
・QueryCaptureNo:Medium Configuration 16bitPacking 転送時のラインカウント値が正しくない不具合を
修正しました。
v1.1.0.1
■機能追加/改善
□ WIL-Navigator (画像処理評価アプリケーション)追加
□2次元エッジ検出クラス追加
□ハフ検出クラス追加
■バグフィックス
□CFvImage
・RGB32 の画像をアタッチしてアクセスした場合に領域違反を起こすバグを改修しました。
v1.1.0.2
■機能追加/改善
□リファレンスマニュアルの修正
・リファレンスマニュアルの不備を全体的に修正しました。
FAST Vision Library シリーズ
□マルチコア対応部分に関する修正
・並列化のスレッド数の設定(SetParallelNum)の適用範囲に関する説明の誤りを訂正しました。
誤:アプリケーションで共有 → 正:スレッド毎に保存
・並列化のスレッド数の既定値に関する説明の誤りを訂正しました。
誤:1 → 正:論理プロセッサ数(または環境変数 OMP_NUM_THREADS)
・並列化のスレッド数の既定値を変更しました。
前回:プライマリスレッドは 1 、ユーザが生成したスレッドは 論理プロセッサ数 (または環境変数
OMP_NUM_THREADS)を既定とする。
現在:プライマリもユーザが生成したスレッドも論理プロセッサ数(または環境変数 OMP_NUM_THREADS)
を既定とする。
□キャリパー幾何計算の角度算出関数の修正
・FVCL::Caliper::CFvAngle で算出した結果の角度が誤っていた不具合を修正しました。
修正前は、結果の angle (FVCL::CFvAngle のインスタンス)の GetDegree メソッドで取得した値が、
radian 単位になっていました。
□ FVCL::CFvFPMCorrelationEdge
・内部計算で計算誤差を考慮していなかったために、本来抽出すべきエッジ点が捨てられていました。
・パタンオープン時にメモリアクセス違反が起こる不具合について修正しました。
・エッジ点抽出を行う処理範囲が間違っていたので修正を行いました。
※本修正を行うことで検出能力は向上しますが、前バージョンと比較して出力結果が変わってしまいます。
画像処理ライブラリ
WIL リリースノート
2008年7月第2版第1刷発行
発行所
本
ユーザ・サポート
株式会社ファースト
社 〒242-0001
FAX
神奈川県大和市下鶴間2791-5
046-272-8692
E-mail : [email protected]
URL : http://www.fast-corp.co.jp/
B-001855
再生紙を使用しています
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