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高石市津波避難計画(PDF:4.1MB)

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高石市津波避難計画(PDF:4.1MB)
高石市津波避難計画
平成28年5月
高石市
目
次
第1章 総則..................................................................1
第1節 計画の目的..........................................................1
第2節 計画の位置づけならびに対象期間......................................1
第3節 計画の修正..........................................................1
第2章 南海トラフ巨大地震に伴う津波想定......................................2
第1節 最悪のケースの津波浸水想定及び本市の浸水想定区域....................2
第3章 津波避難の基本的考え方................................................3
第1節 基本的考え方........................................................3
第2節 避難対象地域の指定..................................................3
第3節 避難目標地点の設定..................................................4
第4節 避難路の設定........................................................4
第5節 指定緊急避難場所等の設定............................................5
第4章 校区毎の避難要領......................................................8
第5章 津波情報と避難行動...................................................11
第1節 住民等への情報受信・伝達体制.......................................11
第6章 コンビナート地区の津波避難対策.......................................13
第7章 災害時避難行動要支援者の避難支援.....................................14
第1節 災害時避難行動要支援者の避難対策...................................14
第2節 避難のための情報伝達...............................................14
第8章 平常時の津波対策に関する教育、啓発...................................14
第1節 地震・津波防災上必要な教育及び啓発.................................14
第2節 避難訓練の実施.....................................................15
付
録.....................................................................16
第1章
第1節
総則
計画の目的
平成23年3月11日に発生した東日本大震災による甚大な津波被害を受け、内閣府中央
防災会議専門調査会では、新たな津波対策の考え方を平成23年9月28日に示した。この
中で、今後の津波対策を構築するにあたっては、基本的に二つのレベルの津波を考え
る必要があるとしており、一つは「最大クラスの津波」(L2 津波)で、発生頻度は極
めて低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらす津波であり、もう一つは「比較的
発生頻度の高い津波」(L1 津波)で、最大クラスの津波に比べて発生頻度は高く、津
波高は低いものの大きな被害をもたらす津波である。
「高石市津波避難計画(以下、「本計画」という。)」は、「高石市地域防災計
画」及び「津波対策の推進に関する法律(平成23年6月24日法律第77号)」に基づき策
定するものであり、南海トラフ巨大地震を対象に地震・津波発生直後から津波が終息
するまでの概ね数時間から十数時間の間、住民等が生命及び身体の安全を確保するた
めの避難計画である。
第2節
計画の位置づけならびに対象期間
本計画は、高石市地域防災計画の下位計画と位置付け、高石市地域防災計画に定め
る「災害予防対策 第1章 第3節」、および「災害応急対策 地震編 第1章 第2節」
のうち、地震・津波発生直後から津波終息までの期間における住民等の生命、身体の
安全を確保するための応急対策に関して定めるものである。
地
震
発
生
警
報
解
除
)
津
波
発
生
(
注
意
報
・
津
波
終
息
避
難
生
活
津波避難計画の対象とする期間
第3節 計画の修正
本計画は、東日本大震災における津波被害を踏まえた最新の知見から、中央防災会
議が取りまとめた「南海トラフ巨大地震」発生時の津波被害想定及び大阪府による被
害想定を踏まえて作成したものであり、今後についても、津波浸水想定の更新、避難
場所、避難路等の環境、社会的状況などの変化に合わせる等、必要に応じて計画の見
直しを行うものとする。
1
第2章
第1節
南海トラフ巨大地震に伴う津波想定
最悪のケースの津波浸水想定及び本市の浸水想定区域
想定地震・津波については「南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会」
(大阪府 平成
25 年度)の結果を採用した。府の検討結果等より、本市で想定される地震や津波の規
模等は下表のとおりである。
表 1 最大地震・津波最短到達時間・最大津波水位・浸水面積
最大震度(南海トラフ巨大地震を想定)
6 弱
津波最短到達時間
102 分
最大津波水位(T.P.+m)
4.8
浸水面積(浸水深 0.1m以上)
716ha
2
津波水位の定義
(大阪府「津波浸水想定について(解説)
」
平成 25 年 8 月 20 日公表)
第3章
第1節
津波避難の基本的考え方
基本的考え方
地震発生から津波到達までの最大限102分の間において出来るだけ短時間に、鴨公園
周辺の広域避難場所を目標に本市東部の高い所への徒歩避難を原則とする(水平避難)。
また津波浸水想定区域では自主防災組織や地域住民との協力により避難行動要支援者を津
波避難ビルに誘導する(垂直避難)。
第2節
津波避難対象地域の指定
津波避難対象地域は、地震発生後に津波被害が想定されるため、避難が必要な地域であ
り、避難勧告や避難指示を発令する際に避難の対象となる地域である。
津波避難対象地域は、津波浸水想定区域に基づき指定するが、津波浸水想定区域は、津
波浸水シミュレーション結果から設定されたものであり、津波浸水想定区域外であっても
津波浸水する可能性があることを考慮し、避難対象地域は広めに設定する必要がある。
そこで市は、大阪府の津波浸水想定区域を基に、津波避難対象地域を以下のように設定す
る。
高石市が避難勧告、避難指示等を発令する場合は、発令の対象となった地域の住民に対し
て、迅速かつ正確に避難の必要性を伝達することとする。
津波避難対象地域
千代田1丁目
高師浜4丁目
東羽衣5丁目
綾園5丁目
2丁目
羽衣1丁目
7丁目
6丁目
3丁目
2丁目
加茂1丁目
7丁目
4丁目
3丁目
2丁目
羽衣公園丁
5丁目
4丁目
3丁目
高砂1丁目
6丁目
5丁目
綾園1丁目
2丁目
高師浜1丁目
東羽衣1丁目
2丁目
3丁目
2丁目
2丁目
3丁目
南高砂
3丁目
3丁目
4丁目
3
市域における津波避難対象地域の世帯数ならびに人口
地 区
世帯数
人 口
地
区
世帯数
人 口
地
区
世帯数
人
口
千代田1丁目
458
985
羽衣3丁目
90
227
綾園2丁目
721
1,651
2丁目
649
1,445
4丁目
784
1,877
3丁目
892
1,748
3丁目
452
1,032
5丁目
661
1,658
4丁目
367
798
4丁目
468
1,031 東羽衣1丁目
656
1,643
5丁目
410
892
5丁目
344
855
2丁目
515
1,208
6丁目
807
1,716
6丁目
1,045
2,515
3丁目
659
1,540
7丁目
459
1,104
高師浜1丁目
615
1,419
5丁目
715
1,764
羽衣公園丁
0
0
2丁目
323
785
7丁目
501
1,027
高砂1丁目
0
0
3丁目
588
1,370
加茂1丁目
983
2,273
2丁目
3
3
4丁目
574
1,206
2丁目
587
1,427
3丁目
0
0
羽衣1丁目
647
1,462
3丁目
480
1,205
南高砂
0
0
2丁目
531
1,271
綾園1丁目
554
1,009
17,538
40,146
合
計
平成 28 年 4 月 1 日現在 資料:高石市総務課「町丁別・男女別人口」
第3節
避難目標地点の設定
津波が発生し、又は発生するおそれがある場合は、津波の危険性から命を守るため、南
海本線より東側へ越えた指定緊急避難場所等から避難目標を設定する。高石市では、鴨公
園,新公園,羽衣国際大学を避難目標地点とする。
第4節
避難路の設定
津波が発生し、又は発生するおそれがある場合は、徒歩等によるいち早い緊急避難場所
への移動が必要である。市内においてはどこの場所からも安全に避難目標地点まで避難で
きるよう、市内の形状も考慮しつつ東西への軸に重点を置き以下のとおり「避難路」を指
定する。
4
第5節
指定緊急避難場所等の設定
高石市では、災害が発生したときなど危険を回避するために、指定緊急避難場所を設定し
ている。
指定緊急避難場所
番号
名称
所在地
1
コミュニティセンター(デージードーム)
千代田 4 丁目 5-25
2
高陽小学校
千代田 5 丁目 8-40
3
高石小学校
高師浜 3 丁目 19-17
4
たかいし市民文化会館(アプラホール)
綾園 1 丁目 9-1
5
ふれあいゾーン複合センター
綾園 4 丁目 5-27
6
高南中学校
綾園 5 丁目 4-52
7
慶翠苑(パンセ羽衣)
羽衣 1 丁目 11-22
8
羽衣小学校
羽衣 3 丁目 2-52
9
総合保健センター
羽衣 4 丁目 4-26
10
東羽衣小学校
東羽衣 2 丁目 21-32
11
東羽衣公民館
東羽衣 3 丁目 15-30
12
高石中学校
東羽衣 6 丁目 6-45
13
中央公民館
加茂 1 丁目 5-7
14
加茂小学校
加茂 3 丁目 4-34
15
清高小学校
西取石 8 丁目 5-1
16
市立総合体育館
西取石 6 丁目 5-6
17
東コミュニティセンター(とろしプラザ)
取石 3 丁目 9-8
18
取石中学校
取石 3 丁目 11-1
19
取石小学校
取石 3 丁目 14-23
20
清風南海学園
綾園 5 丁目 7-64
21
府立高石高校
千代田 6 丁目 12-1
22
南海福祉専門学校
千代田 6 丁目 12-53
23
羽衣国際大学
堺市西区浜寺南町 1 丁 89-1
24
ウエストプラザ高石
千代田 1 丁目 11-11
25
スコーレ高師浜
千代田 2 丁目 3-30
26
セントエルモ高石
千代田 4 丁目 3-28
27
堺化学工業株式会社高石社宅
千代田 4 丁目 8-5
28
カターラオーシマ
高師浜 1 丁目 1-9
29
マスターズエル高師浜 21
高師浜 1 丁目 25-5
5
30
プリモディーネ高石
高師浜 3 丁目 17-32
31
マーレ羽衣
羽衣 1 丁目 12-25
32
ローレルコート羽衣
羽衣 2 丁目 5-45
33
ガーデンウェルズ浜寺公園
羽衣 2 丁目 2-21
34
メゾンドール羽衣パークサイド
羽衣 4 丁目 2-37
35
レジデンス羽衣ガーデンスクエア
羽衣 4 丁目 13-23
36
大阪府住宅供給公社羽衣団地
羽衣 4 丁目 5-20
37
グランドメゾン羽衣伽羅橋
羽衣 5 丁目 1-43
38
メゾンドール羽衣伽羅橋
羽衣 5 丁目 1-65
39
ウォーク羽衣
東羽衣 3 丁目 8-20
40
ファミーユ羽衣
東羽衣 5 丁目 17-25
41
フレンドシップ高石
東羽衣 5 丁目 26-41
42
エンデバー高石
東羽衣 6 丁目 20-22
43
三井化学株式会社羽衣寮
東羽衣 6 丁目 21-11
44
ライブリー高石
綾園 1 丁目 1-21
45
ISE 住宅
綾園 1 丁目 6-3
46
エスタシオン高石
綾園 1 丁目 12-28
47
アレグレット高石
綾園 1 丁目 12-30
48
マスターズエル綾園 20
綾園 3 丁目 2-5
49
フィオレ高石
綾園 3 丁目 14-25
50
プロスパーイシイ
綾園 6 丁目 3-16
51
シャルマンフジマイセレクト高石
綾園 7 丁目 4-15
52
関西スーパー高石駅前店
加茂 1 丁目 21-23
53
ブラームス高石
加茂1丁目 440-6
54
レディエンス高石
西取石 3 丁目 6-16
55
ヴァンヴェール川西
西取石 3 丁目 7-21
56
高陽幼稚園避難タワー
千代田 6 丁目 12-48
57
株式会社読売大阪プリントメディア
高砂 3 丁目 40
58
株式会社きんでん中央支店南大阪営業所
高砂 3 丁目 12-1
59
日鐵住金建材株式会社(避難タワー)
高砂 2 丁目 11
綾園 6502
6
7
避難目標地点
避難路
指定緊急避難場所
7
第4章
校区毎の避難要領
避難路
(1)高石校区
人口
校区避難経路
人
口:7,171 人
世帯数:3,207 世帯
鴨公園までの 約 2.8km
最長距離
対象区域
千代田 1 丁目・2 丁目
高師浜 1~4 丁目
避難経路
信太高石線、伽羅橋筋
等で鴨公園へ
(2)羽衣校区
人口
人
口:6,495 人
世帯数:2,713 世帯
鴨公園までの 約 3.0km
最長距離
対象区域
羽衣 1~5 丁目
避難経路
堺阪南線、羽衣停車場
線、新村北線等で鴨公
園へ
8
(3)高陽校区
人口
人
口:9,177 人
世帯数:4,070 世帯
鴨公園までの 約 2.5km
最長距離
対象区域
千代田 3 丁目~6 丁目
綾園 3・5・7 丁目
避難経路
泉大津美原線、南海中
央線、大園筋等で鴨公
園へ
(4)東羽衣校区
人口
人
口:7,182 人
世帯数:3,046 世帯
鴨公園までの 約 2.8km
最長距離
対象区域
東羽衣 1~3・5・7 丁目
避難経路
羽衣停車場線、中央通
り、新村北線、市役所前
通り等で鴨公園へ
9
(5)清高校区
人口
人
口:5,174 人
世帯数:2,449 世帯
鴨公園までの 約 1.3km
最長距離
対象区域
綾園 1 丁目・2 丁目
4 丁目・6 丁目
避難経路
大園筋、信太高石線等
で北へ
(6)加茂校区
人口
人
口:4,905 人
世帯数:2,050 世帯
鴨 公 園 ま で の 約 1.2km
最長距離
対象区域
加茂 1~3 丁目
避難経路
南海中央線、信太高
石線等で鴨公園へ
10
第5章
第1節
津波情報と避難行動
住民等への情報受信・伝達体制
(1)大津波警報・津波警報及び津波注意報の受信体制及び伝達体制
大阪管区気象台から発表される大津波警報、津波警報、津波注意報や津波情報の受信経路
については以下のとおりとする。
府関係出先機関等
防災行政無線
一斉通信伝達機関
高石消防署
高 石 市
大阪府危機管理室
堺市消防局
泉州水防
事務組合
別途FAXによる
水防連絡
大阪府水防本部
( 大阪府河川室)
府水防関係機関・出先機関
近畿地方整備局
各事務所
近畿管区警察局
交番
大阪府警察本部
高石警察署
駐在所
陸上自衛隊中部方面総監部
☆☆
大
阪
管
区
気
象
台
陸上自衛隊第3師団
☆西日本電信電話㈱または東日本電信電話㈱
関係市町
(NTT西日本マーケティングアクト大阪104センター)
関西電力株式会社
日本放送協会大阪放送局
放送事業者
報道各社
注4
注4、5
注5
日本貨物鉄道株式会社等
近畿運輸局
西日本旅客鉄道㈱新大阪総合指令所
私鉄各社
注7
阪神高速道路株式会社
関西国際空港株式会社
大阪市関係各機関
近畿各府県気象官署
大阪海上保安監部
気
象
台
神
戸
海
洋
船舶
第五管区海上保安本部
堺海上保安署
11
注
3
住
民
・
学
校
・
社
会
福
祉
施
設
・
そ
の
他
(注) 1 太線は、気象業務法に規定される伝達経路を示す。
2 ☆印は、津波警報、同解除(津波注意報)の場合のみ。☆☆印は、津波警報、津波注意報のみ。
3 関係市町とは、大阪市、堺市、高石市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、田尻
町、泉南市、阪南市、岬町の 12 市町である。
4 津波警報受領時は、緊急警報信号を発信し、その内容を放送する。
5 放送事業者とは、朝日放送㈱、㈱毎日放送、読売テレビ放送㈱、関西テレビ放送㈱、㈱エフエム
大阪、株式会社FM802の6社である
6 報道各社とは、朝日新聞大阪本社、日本経済新聞大阪本社、読売新聞大阪本社、産業経済新聞大
阪本社、共同通信社、毎日新聞大阪本社の6社である。
7 私鉄各社とは、近畿日本鉄道㈱、阪急電鉄㈱、阪神電気鉄道㈱、南海電気鉄道㈱、京阪電気鉄道
㈱、北大阪急行電気鉄道㈱、大阪都市開発㈱(泉北高速鉄道)
、能勢電鉄㈱、大阪高速鉄道㈱の 9 社
である。
(2)津波警報・注意報等の伝達
市及び防災関係機関は、大阪管区気象台から発表される津波予報等を、あらかじめ定めた
経路により、関係機関及び住民に迅速に伝達、周知するなど、被害の未然防止及び軽減のた
めの措置を講ずるものとする。
なお、この場合、避難行動要支援者に対する支援などについて、避難に要する時間に配慮
しつつ適切な対応を実施する。
※付録(1)防災行政無線による放送
①津波警報等の種類ととるべき行動
発表される津波の高さ
津波警報等
の種類
発表基準
津波警報
数値での
発 表
10m<予想高さ
10m 超
5m<予想高さ≦10m
10m
える場合
3m<予想高さ≦5m
5m
予想される津波
の高さが高いと
ころで 1m を超
え、3m 以下の場
合
1m<予想高さ≦3m
3m
予想される津波
大津波警報
津波の高さ予想の
区 分
の高さが高いと
ころで 3m を超
予想される津波
の高さが高いと
ころで 0.2.m 以
上、1m 以下の場
津波注意報
0.2m≦予想高さ≦1m
合であって、津
波による災害の
おそれがある場
合
1m
12
定性的表現
での発表
※
巨大
高い
とるべき行動
陸域に津波が浸水するおそれ
があるため、沿岸部や川沿いに
いる人は、ただちに高台や避難
ビルなど安全な場所へ避難す
る。
警報が解除されるまで安全な
場所から離れない。
陸域では避難の必要はない。
海の中にいる人はただちに海か
ら上がって、海岸から離れる。
磯釣りは危険なので行わな
(表記なし)
い。
注意報が解除されるまで海に
入ったり海岸に近付いたりしな
い。
※定性的表現で発表される津波の高さについて
地震規模(マグニチュード)が8を超えるような巨大地震の規模を数分内に精度よく推定
することは、現在の技術では無理である。津波警報等を迅速に発表するため、即時に推定し
た地震規模が小さく見積もられているおそれがある場合、当該海域で想定される最大規模
の地震が発生したものと見なし、予想される津波の高さを「巨大」等の定性的表現とした特
別の大津波警報をただちに発表する。このような大津波警報が発表された場合は、最悪の事
態を想定し、最大限の避難等防災対応をとる必要がある。
なお、地震発生からおよそ 15 分程度で、正確な地震規模を確定し、その地震規模から予
想された津波の高さを数値で示す続報を発表する。
②津波予報
発
表 基 準
津波が予想されないとき。
(地震情報に含めて発表)
津
波
予
報
内
容
津波の心配なしの旨を発表。
0.2m 未満の海面変動が予想され 高いところでも 0.2m 未満の海面変動のため被害の
たとき。
心配はなく、特段の防災対応の必要がない旨を発
(津波に関するその他の情報に 表。
含めて発表)
津波警報等解除後も海面変動が
継続するとき。
(津波に関するその他の情報に
含めて発表)
第6章
津波に伴う海面変動が観測されており、今後も継続
する可能性が高いため、海に入っての作業や釣りな
どに際しては十分な留意が必要である旨を発表。
コンビナート地区の津波避難対策
南海トラフ巨大地震が発生した場合、高砂地区は避難目標地点まで距離があるので同地
区内に所在する指定緊急避難所へ避難する。また、できるだけ事業所においては避難方法を
検討し、必要に応じて他社への避難場所を提供することも考慮していただく。
また、臨海部の石油コンビナート等特別防災区域の津波対策については、石油コンビナー
ト等災害防止法に基づき、大阪府が「大阪府石油コンビナート等防災計画」
「大阪府石油コ
ンビナート特別防災区域津波避難計画」を策定し、ブロック毎に地区内避難(垂直避難)と
地区外避難(水平避難)を定め、臨海部の事業所へ指導・啓発を行うこととなっていること
から、本市でも大阪府と協力・連携しながら実効性のある避難対策の実現に努める。
13
第7章
第1節
災害時避難行動要支援者の避難支援
災害時避難行動要支援者の避難対策
市は、発災時等においては、避難行動要支援者の同意に関わらず、避難行動要支援者の名
簿を効果的に利用し、
「高石市避難行動要支援者支援プラン」に基づき、自主防災組織や地
域住民等の協力を得ながら、在宅要支援者高齢者、障がい者その他の避難行動要支援者につ
いて避難支援や迅速な安否確認等が行われるように努めるとともに、単独での避難行動に
支障があると認められる者の避難誘導の実施に努める。
第2節
避難のための情報伝達
市は、地震に伴う津波が発生した場合は、避難行動要支援者が円滑かつ安全に避難を行う
ことができるよう、関係機関及び住民その他関係のある団体に伝達する。情報伝達の手段と
しては防災行政無線や広報車による情報伝達に加え、携帯端末等を活用する。どのような津
波であれ、一刻も早い避難が必要であることから「避難準備情報」、
「避難勧告」は発令せず
「避難指示」のみを発令し、多様な手段を活用して情報伝達を行う。
第8章
第1節
平常時の津波対策に関する教育、啓発
地震・津波防災上必要な教育及び啓発
(1)住民への啓発
市は防災関係機関や地域の自主防災組織等と協力し、防災まちづくり勉強会等を
通じて、住民等に対する防災教育及び啓発を実施する。
(2)自主防災組織における地区防災計画の策定
自主防災組織においては、地区防災計画を策定する。策定に当たっては津波避難に
関する以下の事項を盛り込む。
1 .避難対象地域
2 .津波浸水深及び津波到達予想時間
3 .避難目標地点
4 .避難経路
5 .避難先
6 .避難時の班体制
7 .避難の方法
8 .災害時要支援者の避難支援
9 .避難訓練
10.地震・津波避難の心得と備え
14
(3)住民への周知
市は津波ハザードマップを作成・配布し、情報の周知に努める。
また、避難路及び避難経路沿いに標高表示看板を設置し、日頃から住民がその周辺の
標高を確認し、津波襲来時に安全な場所へ避難できるよう意識啓発を行う。指定緊急避
難所については津波避難ビル表示看板を設置する。
※付録(2)看板一覧
第2節
避難訓練の実施
津波被害が発生する地震を想定し、震源、津波の高さ、津波到達予想時間、津波の継続時
間等を想定し、想定津波の発生から終息までの時間経過に沿った訓練内容を設定する。
その際、最大クラスの津波やその到達時間を考慮した実践的な訓練を行う。
15
付
録
(1)防災行政無線による放送
①大津波警報・津波警報・津波注意報発表時の放送
●大津波警報
サイレン音(3秒)
無音(2秒)
サイレン音(3秒)
無音(2秒)
サイレン音(3秒)
無音(2秒)
↓
「大津波警報が発表されました。海岸付近の方は高台に避難して下さい。
」(3回くりかえす)
↓
「こちらは防災たかいしです」
↓
下り4音チャイム
●津波警報
サイレン音(5秒)
無音(6秒)
サイレン音(5秒)
無音(6秒)
↓
「津波警報が発表されました。海岸付近の方は高台に避難して下さい。」(3回くりかえす)
↓
「こちらは防災たかいしです」
↓
下り4音チャイム
●津波注意報
サイレン音(10秒)
無音(2秒)
サイレン音(10秒)
無音(2秒)
↓
「津波注意報が発表されました。海岸付近の方は高台に避難して下さい。
」(3回くりかえす)
↓
「こちらは防災たかいしです」
↓
下り4音チャイム
②避難指示の放送
「緊急放送、緊急放送、避難指示発令。こちらは防災たかいしです。大津波警報
(津波警報、津波注意報等)が発表されたため、○時○分に○○地区に避難指示
を発令しました。ただちに海岸から離れ、できるだけ高い場所に避難してください。
」
(3回くりかえす)
↓
下り4音チャイム
16
(2)看板一覧
津波避難ビル看板(例)
標高表示看板(例)
17
高石市津波避難計画
平成 28 年 5 月策定
高石市総務部危機管理課
〒592-8585
高石市加茂 4 丁目 1 番 1 号
電話 072-265-1001(代表)
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