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奪う者 奪われる者 登場人物・設定・閑話など

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奪う者 奪われる者 登場人物・設定・閑話など
奪う者 奪われる者 登場人物・設定・閑話など
mino
タテ書き小説ネット Byヒナプロジェクト
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テ書き小説ネット﹂のシステムが自動的にPDF化させたものです。
この小説の著作権は小説の作者にあります。そのため、作者また
は﹁小説家になろう﹂および﹁タテ書き小説ネット﹂を運営するヒ
ナプロジェクトに無断でこのPDFファイル及び小説を、引用の範
囲を超える形で転載、改変、再配布、販売することを一切禁止致し
ます。小説の紹介や個人用途での印刷および保存はご自由にどうぞ。
︻小説タイトル︼
奪う者 奪われる者 登場人物・設定・閑話など
︻Nコード︼
N6997CA
︻作者名︼
mino
︻あらすじ︼
奪う者 奪われる者の人物紹介・設定・閑話などを更新していき
ます。
ネタバレもあるので気になる方は注意して下さい。
1
地図
﹃奪う者 奪われる者﹄レーム大陸の地図になります。
大雑把な地図になりますので、後々修正・加筆すると思います。
非常に見苦しい地図ですが、﹃奪う者 奪われる者﹄の世界観や各
国の位置情報の参考になれば幸いです。
記載している国は五大国のみとなっていますが、その中に属国や中
立国などが含まれています。
︵三大魔王の城や各国の城や町、迷宮なども書きたかったんですが、
現在の私の実力では無理でした⋮⋮。次に更新する際は、もっと見
た目の良い地図を作成してみせ⋮⋮たらいいなと思います︶
<i203323|13911>
2
ユウ
人物紹介
サトウ
佐藤 優
母親と義父から日常的に虐待を受けていた。
異世界に来た際の年齢は12歳。︵現在は13歳︶
学校にも行っていないので、近所の市民図書館で勉強をしていた。
その為、知識に偏りがある。
親から愛情を受けたことがないので、知識としてはあるものの理解
はしていない。
育った環境から人のことを余り信じていない。
134話時点でのステータス
ランク:Aランク︵仮︶
名前 :ユウ・サトウ
種族 :人間
ジョブ:魔法戦士・付与士
LV :56
HP :3149
MP :4332
力 :653
敏捷 :579
体力 :672
知力 :688
魔力 :711
運 :1
パッシブスキル
3
剣術LV8
斧術LV7 →UP
短剣術LV4
棍術LV6 →UP
体術LV8 →UP
槍術LV7
槌術LV8
盾術LV7
杖術LV6
投擲LV7 →UP
豪腕LV5 →UP
身体能力激化LV4 →UP
敏捷激化LV3 →UP
索敵LV7
統率LV7 →UP
威圧LV6 →UP
夜目LV6 →UP
属性耐性LV8 →UP
属性耐性の内訳
闇LV8
火LV7
雷LV6
水LV7
光LV5
土LV6
風LV5
氷LV6
HP回復速度激化LV3 →UP
MP回復速度激化LV4 →UP
罠発見LV6 →UP
4
忍び足LV3
状態異常耐性LV8 →UP
状態異常耐性の内訳
毒耐性はLV8
麻痺耐性LV6
混乱耐性LV6
精神耐性LV5
恐慌耐性LV7
睡眠耐性LV5
沈黙耐性LV6
石化耐性LV5
誘惑耐性LV5
腐食耐性LV7
酸耐性LV6
気絶耐性LV7
出血耐性LV5
剥ぎ取りLV5 →UP
皮膚硬化LV3
魔龍眼LV3 →UP︵竜眼の上位︶
再生LV6 →UP
料理LV3
魔法耐性LV7 →UP
軽装備時敏捷強化LV3 →UP
重装備時防御力強化LV4 →UP
重装備時筋力強化LV5 →UP
回避LV7 →UP
詠唱破棄
魔力強化LV7 →UP
消費MP激減LV1 →UP
調教LV7
5
騎乗LV5 →UP
アクティブスキル
剣技LV7 →UP
闘技LV6 →UP
短剣技LV4
棍技LV5 →UP
杖技LV5
格闘技LV5
魔拳LV7 →UP
槍技LV6
盾技LV6
斧技LV5
槌技LV7
武技LV5 →UP
戦技LV3
白魔法LV7 →UP
黒魔法LV8 →UP
死霊魔法LV7 →UP 付与魔法LV7 →UP
暗黒魔法LV7 →UP
精霊魔法LV5
時空魔法LV6 →UP
召喚魔法LV7
古代魔法LV5 NEW!
龍魔法LV5 NEW!︵竜魔法の上位魔法︶
魔法剣LV7 →UP
鍛冶屋LV4 →UP
錬金術LV7 →UP
盗むLV4
6
隠密LV4
鑑定LV4
解析LV3
咆哮LV6 →UP
開錠LV5
罠設置LV3
罠解除LV5
結界LV8 →UP
魔力覚醒LV7 →UP
ブレスLV5 →UP
従属強化LV7
従魔強化LV7
使役LV6
状態異常攻撃LV8 →UP
固有スキル
異界の魔眼LV3
強奪LV3
眷属従属LV3
ビーストキラー
聴覚上昇
再生 剛力 精霊の囁き
並列思考
開門
インセクトキラー
龍殺し NEW!
聖獣殺し NEW!
7
装備
武器:黒竜・燭︵3級︶:攻撃力激化・自動修復・黒竜の息吹
防具:飛行帽弐式︵4級︶:盲目耐性強化・幻惑耐性上昇
:アダマンタイトの鎧︵3級︶:物理耐性激化・HP回復速度
強化・MP回復速度強化
:黒竜鱗のガントレット︵3級︶:物理耐性激化・魔法耐性激
化・闇耐性強化
:聖獣革のブーツ︵3級︶:聖耐性激化・聖の加護
:黒竜鱗の盾︵3級︶:物理耐性激化・魔法耐性激化・闇耐性
強化
装飾:ミラージュの指輪︵3級︶:解析に対して偽って表示する
ニーナ・レバ
レッセル村でユウと出会いパーティーを組む。ユウと出会った時の
年齢は16歳で現在は17歳。
元々はビビット村で冒険者をしていたが、パーティーを組んだ男性
冒険者達に襲われそうになりレッセル村へ拠点を変えた。
赤毛のくせ毛と誰もが観てしまう胸の大きさが悩み。
73話時点でのステータス
ランク:Dランク
名前 :ニーナ・レバ
種族 :人間
ジョブ:シーフ・暗殺者
LV :28
HP :406
MP :200
8
力 :167
敏捷 :308
体力 :136
知力 :82
魔力 :62
運 :43
パッシブスキル
索敵LV3 罠発見LV3 短剣術LV4 忍び足LV4 短剣二刀流LV2
暗殺術LV3 回避LV2 敏捷上昇LV2 アクティブスキル
盗むLV1
潜伏LV4 罠解除LV3 隠密LV4 闘技LV3 短剣技LV4 暗殺技LV2
開錠LV3 固有スキル
魔導*地
9
装備
武器:ミスリルダガー︵4級︶ ダマスカスダガー︵4級︶
防具:鋼鉄の鉢金︵6級︶:麻痺耐性
:翼竜のレザージャケット︵5級︶
:蛇竜のレザーガントレット︵5級︶:毒耐性
:硬革のブーツ︵6級︶:敏捷強化・筋力強化・防御力上昇
装飾:鬼の腕輪︵3級︶:腕力強化
:妖精のピアス︵4級︶:幻惑耐性
:シスハのペンダント︵5級︶:解析LV3まで防げる。また
ステータスの部分だけにブロックを掛けることも出来る。
:竜の腕輪︵4級︶:全能力上昇
レナ・フォーマ
金髪に碧い瞳の14歳。髪型はショートヘア
両親が魔術師と司祭で昔は冒険者をしていた。
無口だが意外と毒舌。
身長の低さと胸の小ささに悩んでいる。
村から都市カマーへ向かう途中にユウ達と出会い、パーティーを組
むことになる。
73話時点でのステータス
ランク:Dランク
名前 :レナ・フォーマ
種族 :人間
ジョブ:魔術師・魔女
LV :26
HP :207
10
MP :1023
力 :42
敏捷 :58
体力 :55
知力 :294
魔力 :402
運 :30
パッシブスキル
杖術LV1
詠唱速度上昇LV4 →UP
MP回復速度上昇LV3 →UP 魔力強化LV2 →UP
消費MP減少LV1
アクティブスキル
白魔法LV3
黒魔法LV4
結界LV3
魔力覚醒LV2 固有スキル
なし
装備
武器:ミルドの杖︵4級︶:消費MP減少・魔力強化 ミスリルの
杖︵4級︶:魔力強化・詠唱速度UP・MP回復速度上昇
防具:三角帽子︵6級︶:HP回復速度上昇
:ミスリルのローブ︵4級︶:魔法耐性
:シュテッカーのマント︵5級︶:火耐性
11
:オーガの靴︵5級︶:魔法耐性・毒耐性・麻痺耐性
装飾:ユグのアミュレット︵5級︶:防御力5%上昇
:生命の指輪︵5級︶:HP50増幅・HP上昇・MP上昇
:ゴルドバのネックレス︵4級︶:消費MP減少
:岩石竜の指輪︵4級︶:防御力強化
マリファ・ナグツ
銀色の髪に金色の瞳。普段はポニーテールにしている。
右目の下に泣きぼくろがある。年齢は13歳。
ダークエルフの村を襲われ奴隷狩りに遭う。
ユウと出会った際には左目、首、鎖骨から左乳房に掛けて傷があっ
た。現在は左目と首の傷は治療されている。傷の為に売れ残ってお
りこのままでは餓死かより過酷な環境に売られるところだった。
ユウのことを神格化しており、どうすれば喜んで貰えるかを日々、
考えている。
密かにユウの抜け毛などを回収してご神体として大切に保管してい
る。
73話時点でのステータス
ランク:Fランク
名前 :マリファ・ナグツ
種族 :ダークエルフ
ジョブ:調教士
LV :18
HP :223
MP :122
力 :53
12
敏捷 :71
体力 :60
知力 :46
魔力 :67
運 :3
パッシブスキル
弓術LV2 魔眼LV1
調教LV1 NEW!
アクティブスキル
弓技LV2 精霊魔法LV1
従属強化LV1 NEW!
固有スキル
なし
武器:エルヴンボウ︵6級︶:攻撃力上昇
防具:レザージャケット︵6級︶:防御力上昇
:レザーブーツ︵6級︶:敏捷強化
:レザーガントレット︵6級︶:HP上昇
装飾:レザーチョーカー︵6級︶:筋力強化
:レザーバングル︵6級︶:魔法耐性
13
人物紹介②
ステラ・フォッド
異世界に来たユウが最初に出会った人物。
ユウがレッセル村での扱いに耐えれたのも、ステラが居たのが大き
い。
第16話で老衰で死亡するが、その直前にニーナに重要な秘密を打
ち明けている。
ユウ達が村を出る際に村人からステラの記憶が消えていることから
も、謎の多い人物である。
名前 :ステラ・フォッド
種族 :人間
ジョブ:なし
LV :6
HP :11
MP :3 力 :3
敏捷 :2
体力 :3
知力 :13
魔力 :4
運 :7
パッシブスキル
なし
アクティブスキル
14
なし
固有スキル
なし
ジョッセ・ドルム
レッセル村の冒険者ギルド、ギルド長。
ユウから薬草採集の報酬をピンハネしていた。
第7話でユウに﹃鍛冶屋LV1﹄﹃錬金術LV1﹄のスキルを奪わ
れる。
ハーゲ・ポッチョ
レッセル村の冒険者で村人に頼まれてユウを虐めていた。
第6話でユウに嵌められてゴブリンに手傷を負わされた後にトドメ
を刺される。
名前 :ハーゲ・ポッチョ
種族 :人間 ジョブ:戦士
LV :10 HP :96 MP :16
力 :46
敏捷 :12
体力 :51
15
知力 :7
魔力 :8
運 :6
パッシブスキル
剣術LV1
腕力上昇LV1
アクティブスキル
剣技LV1
闘技LV1
固有スキル
なし
ナッツ・ミシェ
レッセル村の冒険者でハーゲとパーティーを組んでいた。
ココの兄。
第10話でユウに殺される。
名前 :ナッツ・ミシェ
種族 :人間 ジョブ:戦士
LV :8 HP :75 MP :20
力 :35
敏捷 :16
体力 :41
16
知力 :9
魔力 :10
運 :7
パッシブスキル
槍術LV1
アクティブスキル
槍技LV1
闘技LV1
固有スキル
なし
ココ・ミシェ
レッセル村の冒険者でナッツの弟。
第10話でユウに殺される。
名前 :ココ・ミシェ
種族 :人間 ジョブ:戦士
LV :9
HP :81
MP :13
力 :50
敏捷 :13
体力 :47
知力 :9
17
魔力 :13
運 :7
パッシブスキル
斧術LV1
身体能力上昇LV1
アクティブスキル
斧技LV1
闘技LV1
固有スキル
なし
サーマット・ポ
レッセル村の冒険者。
第15話で山間の洞窟で戦うユウの姿に昔、夢見ていた英雄の姿を
重ねる。レッセル村で腐っていたが再度、夢見て都市カマーでムー
ガとパーティーを組む。
第63話時点でのステータス
名前 :サーマット・ポ
種族 :人間 ジョブ:戦士・騎士
LV :26
HP :613
MP :131
力 :267
18
敏捷 :163
体力 :146
知力 :58
魔力 :43
運 :39
パッシブスキル
剣術LV3
身体能力向上LV1
重装備時筋力上昇LV1
アクティブスキル
剣技LV3
闘技LV2
固有スキル
なし
19
冒険者ランク・魔物のランクあれこれ
冒険者ランク
SSS:神話に出てくるレベル。
SS :勇者・英雄と呼ばれるクラス。
S :種を超えたレベル。国に1人居ればいい方。
A :国に20人も居ないレベル。
B :才能ある者が到達できるランク。男爵の爵位が与えられる。
C :一部の才能ある者が到達できるランク。
D :冒険者の大半がこのランク。
E :小型の魔物討伐クエストがメイン。
F :駆け出し冒険者。主に採集クエストがメイン。
G :ほとんどが身分証明書の為に登録している。
Gランクはギルドカードが身分証明書の代わりになるのでGランク
の大半は一般市民が占めています。
Cランクからは特典として、冒険者ギルドでお金や物を預けること
ができます。お金に関してはギルドカードを通じて、どの冒険者ギ
ルドでも引き出すことができますが、物に関しては当然ですが預け
たギルドでしか引き出すことができません。
Bランクからは男爵の地位が与えられます。これらは冒険者ギルド
と各国で協定が結ばれている為です。Aランクは子爵の地位が与え
られます。冒険者に与えられる爵位に関しては貴族としての責務は
発生せず、同じ爵位の貴族と発言権や地位が保証されます。
ギルドカード
登録者のステータス、スキルが登録されカードを使用する度に冒険
者ギルドへ情報が送られている。︵ほとんどの人はこの機能を知ら
20
ない︶
この情報を送る際に位置情報も併せて送られるので、冒険者が犯罪
を犯した際には追跡する役目もある。︵冒険者ギルドの設立の目的
が荒くれ者や犯罪者を管理する為に創られた為︶
魔物のランク
魔物にはランクがあり討伐する際には、レベルよりもランクを重要
視する。
ランク1のレベル40の魔物よりランク2のレベル20の魔物の方
が基本的には危険度が高い。例外としてキング・ロードなどの名を
冠する魔物は、自身の下位種族を強制的に従属・隷属させるスキル
を持っているので通常より危険度が高くなる。
冒険者ギルドが特に危険な魔物として登録している3つの種族
竜族 :一番弱いとされているアースドラゴンですらランク6。強
靭な肉体に強固な鱗。ランクが上がり龍になった際には国で対応す
るレベル。
巨人族:人間と一緒に暮らしている巨人族とは別種の魔物としてギ
ルドに登録されている種。特に古の巨人と呼ばれる種は龍に匹敵す
る力を持っており見かけても決して手を出さないのが暗黙の了解と
なっている。
天魔族:古には天使族、悪魔族と呼ばれていたが現在では同種との
見解が過半数の意見となっている。高位の魔法を使う者が多く単体
で国を滅ぼす個体も確認されている。
21
人物紹介③︵都市カマー編︶
ラリット・ネッツ
ソロのDランク冒険者。経験豊富で新人冒険者のことを気に掛ける
お人好しなことから﹃お人好しのラリット﹄と呼ばれている。
固有スキル﹃お返し袋﹄はラリットの行った善行が返ってくる。
第125話時点でのステータス
ランク:Dランク
名前 :ラリット・ネッツ
種族 :人間
ジョブ:シーフ・暗殺者
LV :33
HP :832
MP :380
力 :289
敏捷 :351
体力 :201
知力 :107
魔力 :83
運 :59
パッシブスキル
短剣術LV5 →UP
索敵LV4
罠発見LV4
忍び足LV3
暗殺術LV3
22
夜目LV2
敏捷上昇LV4 →UP
投擲LV3 →UP
回避LV2 →UP
剥ぎ取りLV2 NEW!
アクティブスキル
短剣技LV4
暗殺技LV3
闘技LV3
盗むLV4 →UP
隠密LV3
鑑定LV4 →UP
開錠LV4
罠解除LV4
罠設置LV4 →UP
固有スキル
お返し袋
装備
武器:ダマスカスダガー︵4級︶:攻撃時に一定確率で毒状態・攻
撃時にHP吸収
防具:闇色頭巾︵4級︶:暗黒耐性強化
疾風の装束︵4級︶ :敏捷強化
盗賊の篭手︵4級︶:シーフスキルの効果強化
盗賊の靴︵4級︶:敏捷強化
装飾:魔除けの腕輪︵5級︶:不意打ち確率減少
聖銀の腕輪︵4級︶:状態異常耐性強化
黒染めのアミュレット︵5級︶:闇耐性上昇
23
ジョゼフ・ヨルム
都市カマー冒険者最強候補の1人。
ずっと腐っていたがユウと出会い以前の自分を取り戻している。
元デリム王国﹃セブンソード﹄の1人。予備の武器で聖剣聖炎︵3
級︶
魔剣氷魔︵3級︶を持っているが、本当は槍が一番得意。ガチ装備
もあるが今はギルドの倉庫で眠っている。
ソロでBランク迷宮﹃腐界のエンリオ﹄を突破するなど﹃豪腕﹄﹃
聖魔剣のジョゼフ﹄などの二つ名がある。
一人息子が居たようだが⋮⋮
固有スキル﹃戦士の才能﹄は﹃戦技﹄をLVと同じ分だけ全て使用
できるスキル。﹃悪運﹄は危機的な状況でも都合のいいことが起き
る。
現在は酒に溺れて身体能力、スキル共に低下した状態。
ランク:Bランク
名前 :ジョゼフ・ヨルム
種族 :人間
ジョブ:戦士・騎士・聖騎士・暗黒騎士
LV :61
HP :4132
MP :876
力 :931
敏捷 :756
体力 :1021
知力 :98
24
魔力 :102
運 :100
パッシブスキル
歴戦の勘
剣術LV8
槍術LV11
弓術LV6
豪腕LV4
HP回復速度上昇LV3
闇の加護
光の加護
二刀流LV5
アクティブスキル
剣技LV7
槍技LV11
弓技LV5
闘技LV4
神聖魔法LV3
暗黒魔法LV1
聖剣技LV3
暗黒剣LV1
固有スキル
悪運
戦士の才能LV5
装備
武器:岩石竜の大剣︵3級︶:攻撃力激化・損傷減少
25
防具:ミスリルアーマー︵4級︶:魔法耐性強化
:ミスリルガントレット︵4級︶:魔法耐性強化・装備重量半減
:火竜のブーツ︵3級︶:火耐性強化
装飾
:アヴァレスのネックレス︵3級︶:魔法耐性激化・即死耐性
強化・石化耐性強化
:ミラージュの指輪︵3級︶:解析に対して偽って表示する。
コレット・マイスル
都市カマー冒険者ギルド1F受付嬢。
明るい性格と笑顔からファン多し。甘い物が大好き。
モーフィス・ドム
都市カマー冒険者ギルド長。
133歳のまだまだ若い?ドワーフ。
髪の毛が薄いことを気にしている。
ウッズ・コロリ
都市カマーで鍛冶屋を営んでいる。
自分の気に入った者にしか物を売らないなど頑固な一面がる。
固有スキル﹃不運﹄は鍛冶屋であれば一定の確率で作成した物にス
キルが付与することがあるが、このスキルのせいで付与しない。元
々、素材自体にスキル効果のある物に関しては付与する。
名前 :ウッズ・コロリ
26
種族 :ドワーフ
ジョブ:鍛冶士
LV :33
HP :345
MP :70
力 :271
敏捷 :26
体力 :381
知力 :85
魔力 :27
運 :10
パッシブスキル
腕力上昇LV3
体力上昇LV2
アクティブスキル
鍛冶屋LV5
鑑定LV3
固有スキル
不運
ムーガ・セッコォ
クラン﹃赤き流星﹄所属の冒険者
固有スキル﹃ゴブリンキラー﹄はゴブリン系にダメージ5%上昇。
余談だが深夜に更新した作者がゴブリンキラーをゴブリンキターと
誤字してしまい。読まれた方に爆笑されながら指摘されたことがあ
る⋮⋮
27
第35話時点でのステータス
ランク:E
名前 :ムーガ・セッコォ
種族 :人間
ジョブ:戦士・重戦士
LV :20
HP :504
MP :73
力 :209
敏捷 :63
体力 :106
知力 :26
魔力 :32
運 :16
パッシブスキル
盾術LV1
棍術LV2
剣術LV1
腕力上昇LV1
アクティブスキル
盾技LV1
棍技LV2
剣技LV1
闘技LV2
固有スキル
ゴブリンキラー
28
装備
武器:鋼鉄の剣︵6級︶
防具:鉄の鎧︵6級︶
:鉄のガントレット︵6級︶
:レザーブーツ︵6級︶
装飾:アレストリング︵6級︶:毒耐性上昇
グラッツ・モフ
クラン﹃赤き流星﹄所属の冒険者
ゴブリンキングと戦闘になるが、その際にムーガ達を見捨てて逃げ
ようとして死亡。
固有スキル﹃ビーストキラー﹄は獣系にダメージ5%上昇。
第35話時点でのステータス
名前 :グラッツ・モフ
種族 :人間
ジョブ:戦士・騎士
LV :21
HP :456
MP :102
力 :186
敏捷 :96
体力 :99
知力 :34
魔力 :35
運 :18
パッシブスキル
29
剣術LV2
槍術LV2
盾術LV2
アクティブスキル
剣技LV1
槍術LV2
闘技LV2
盾技LV2
固有スキル
ビーストキラー
装備
武器:鉄の槍︵6級︶:なし
防具:鉄の兜︵6級︶:なし
:鋼鉄の鎧︵6級︶:なし
:鋼鉄のガントレット︵6級︶:なし
:タワーシールド︵5級︶:なし
:鋼鉄のレガース︵6級︶:なし
装飾:力の指輪︵6級︶:筋力上昇
ミミム・フュムス
クラン﹃赤き流星﹄所属の冒険者
ゴブリンキングと戦闘になるが、その際にムーガ達を見捨てて逃げ
ようとして死亡。
第35話時点でのステータス
30
名前 :ミミム・フュムス
種族 :ハーフエルフ
ジョブ:魔術師・精霊術士
LV :23
HP :165
MP :302
力 :49
敏捷 :53
体力 :43
知力 :106
魔力 :136
運 :26
パッシブスキル
杖術LV2
半魔眼LV1
詠唱速度上昇LV1
MP回復速度上昇LV1
アクティブスキル
黒魔法LV3
精霊魔法LV2
魔力覚醒LV1
結界LV1
固有スキル
聴覚上昇
装備
武器:魔術師の杖︵5級︶:魔法効果上昇
31
防具:魔術師のローブ︵5級︶:魔法耐性上昇
:皮の靴︵6級︶:なし
装飾:癒しの指輪︵5級︶:HP回復速度上昇
:エルフの指輪︵5級︶:魔法効果上昇
ゼベ・マグノート
Dランク迷宮﹃ゴルゴの迷宮﹄で新人冒険者を狩っていた。
不死の傭兵団所属。
固有スキル﹃再生﹄とパッシブスキル﹃再生﹄の相乗効果でヒール
要らず。
ユウに顔面を潰されて死亡。
第43話時点でのステータス
名前 :ゼペ・マグノート
種族 :竜人
ジョブ:竜戦士・竜騎士
LV :36
HP :2388
MP :466
力 :566
敏捷 :326
体力 :677
知力 :133
魔力 :132
運 :55
パッシブスキル
32
身体能力強化LV5
HP回復速度上昇LV4
槍術LV6
皮膚硬化LV3
竜眼LV2
再生LV3
腕力強化LV4
状態異常耐性LV2
アクティブスキル
闘技LV3
槍技LV5
咆哮LV3
ブレスLV3
固有スキル
再生
装備
武器:飛竜の槍︵4級︶:竜・龍系に対してダメージ上昇・攻撃力
強化
防具:ダマスカスヘルム︵4級︶:麻痺耐性強化・毒耐性強化
:ダマスカスアーマー︵4級︶:混乱耐性強化・睡眠耐性強化
:ダマスカスガントレット︵4級︶:即死耐性強化・誘惑耐性
強化
:ダマスカスブーツ︵4級︶:魔法耐性強化・状態異常耐性強化
装飾:ゴルドバのネックレス︵4級︶:消費MP減少
:鬼の腕輪︵3級︶:腕力激化
:妖精のピアス︵4級︶:幻惑耐性強化
:ミラージュの指輪︵3級︶:解析に対して偽って表示する。
33
ボル・グリル
Dランク迷宮﹃ゴルゴの迷宮﹄で新人冒険者を狩っていた。
不死の傭兵団所属。
固有スキル﹃剛力﹄は身体能力を大幅に強化する。
ユウに嬲られて殺される。
第43話時点でのステータス
名前 :ボル・グリル
種族 :ドワーフ
ジョブ:重戦士・シーフ
LV :33
HP :1892
MP :382
力 :433
敏捷 :217
体力 :584
知力 :73
魔力 :114
運 :48
パッシブスキル
豪腕LV1
盾術LV3
斧術LV5
身体能力上昇LV4
罠発見LV3
投擲LV4
34
索敵LV4
アクティブスキル
闘技LV3
盾技LV3
斧技LV5
鑑定LV4
開錠LV3
罠解除LV3
固有スキル
剛力
装備
武器:大地の戦斧︵4級︶:地属性・重量操作
防具:ミスリルのフルプレートアーマー︵4級︶:魔法耐性強化・
物理攻撃耐性強化
:魔法の盾︵4級︶:魔法耐性強化・状態異常耐性強化
:装飾:竜の腕輪︵4級︶:全能力上昇
:岩石竜の指輪︵4級︶:防御力強化
セーヤ・ロート
Dランク迷宮﹃ゴルゴの迷宮﹄で新人冒険者を狩っていた。
不死の傭兵団所属。
ジョゼフに真っ二つにされる。
第43話時点でのステータス
35
名前 :セーヤ・ロート
種族 :エルフ
ジョブ:魔術師・精霊使い
LV :35
HP :988
MP :1825
力 :102
敏捷 :163
体力 :133
知力 :367
魔力 :583
運 :31
パッシブスキル
詠唱速度上昇LV5
魔眼LV3
MP回復速度上昇LV4
消費MP減少LV3
アクティブスキル
精霊魔法LV6
黒魔法LV5
解析LV3
結界LV4
魔力覚醒LV4
固有スキル
魔力強化
装備
36
武器:ミルドの杖︵4級︶:消費MP減少・魔力強化
防具:グレーターデーモンのローブ︵4級︶:魔法耐性強化・状態
異常耐性強化・物理攻撃耐性強化・精神攻撃耐性強化
:竜皮のマント︵3級︶:竜・龍攻撃耐性強化・火耐性・水耐
性・魔法耐性強化
:エルメスの靴︵4級︶:敏捷強化
装飾:デビルリング︵4級︶:闇耐性強化・沈黙耐性強化
:精霊の指輪︵4級︶:全属性耐性上昇・精霊魔法強化
クラン﹃権能のリーフ﹄、財務大臣バリュー・ヴォルィ・ノクスの
息のかかったクランである。他にも裏組織、商人、傭兵など多数の
組織にまで財務大臣の息がかかっている。
Bランク冒険者
権能のリーフ盟主
前衛職に見えるように装っている。実際は純粋な後衛職。
呆気なくマリファに倒されるが、侮らずに戦っていれば勝てた。
名前 :カロン・バルドデッサ
種族 :人間
ジョブ:魔術師・精霊術士・精霊使い
LV :45
HP :1461
MP :2133
力 :345
敏捷 :364
体力 :387
知力 :548
魔力 :588
37
運 :46
パッシブスキル
詠唱速度強化LV4
MP回復速度強化LV5
消費MP減少LV4
知力強化LV2
魔力強化LV5
槍術LV4
ローブ着用時詠唱速度上昇LV4
杖術LV3
アクティブスキル
黒魔法LV5
精霊魔法LV6
消費MP減少LV5
魔力覚醒LV6
槍技LV4
結界LV5
杖技LV3
固有スキル
なし
装備
武器:ミスリルの短槍︵4級︶:魔力強化・詠唱速度強化
防具:暴炎鳥の羽帽子︵3級︶:火耐性激化・身体能力強化
:風竜のレザージャケット︵3級︶:敏捷激化・重量軽減・
魔法耐性強化
:ダマスカスガントレット︵4級︶:詠唱速度強化・物理耐
38
性強化
:雷虎の靴︵4級︶:雷耐性強化・敏捷強化
装飾:精霊のピアス︵4級︶:精霊魔法強化
:精霊の指輪︵4級︶:精霊魔法強化
:妖精のピアス︵4級︶:幻惑耐性強化
Bランク冒険者
権能のリーフ副盟主:鉄拳のエルダ
女性みたいな名前で子供の時によくからかわれていた。今でも名前
を馬鹿にする奴には自慢の鉄拳を喰らわしている。
名前 :エルダ
種族 :虎人
ジョブ:武闘家・拳撃士・重拳士
LV :42
HP :2640
MP :522
力 :623
敏捷 :502
体力 :675
知力 :62
魔力 :87
運 :56
パッシブスキル
体術LV6
身体能力強化LV3
毒・麻痺耐性LV3
腕力強化LV4
39
HP回復速度強化LV2
軽装備時敏捷上昇LV3
アクティブスキル
闘技LV4
格闘技LV5
武技LV4
固有スキル
半獣化
装備
武器:なし
防具:ミスリルの額当て︵4級︶:魔法耐性・防御力強化
:オークキングのレザージャケット︵4級︶:防御力強化・
状態状態耐性
:白銀の手甲︵4級︶:HP・MP回復速度上昇
:マッドマンティスの脚甲︵4級︶:混乱耐性・攻撃力上昇
装飾:アーティスのアミュレット︵4級︶:聖・闇耐性 恐慌耐性
:モンクの数珠︵5級︶:身体能力上昇・回復効果UP
Cランク冒険者
クラン権能のリーフ
ユウに絡んだ為に大変な目にあう。
名前 :ゴムス・マドム
種族 :人間
ジョブ:剣士・重剣士
LV :34
HP :1449
40
MP :157
力 :438
敏捷 :259
体力 :447
知力 :48
魔力 :43
運 :14
パッシブスキル
剣術LV4
盾術LV3
身体能力上昇LV5
腕力強化LV1
投擲LV1
HP回復速度上昇LV3
精神耐性LV2
アクティブスキル
戦技LV2
剣技LV4
盾技LV3
闘技LV3
固有スキル
なし
装備
武器:黒曜鉄のバスタードソード︵5級︶:攻撃力上昇・筋力上昇
防具:ダマスカスの鉢金︵4級︶:防御力上昇・毒耐性
:ロイヤルアントの甲鎧︵5級︶:防御力上昇・酸耐性
41
:ソルジャーアントの甲盾︵5級︶:酸耐性
:ストレンスニングガントレット︵4級︶:身体能力強化
:ジャイアントマンティスの脚甲︵5級︶:麻痺耐性・睡眠
耐性
装飾:パララの腕輪︵6級︶:麻痺耐性上昇
:メッシの腕輪︵5級︶:毒耐性上昇
Cランク冒険者
クラン権能のリーフ
名前 :ポロン
種族 :小人
ジョブ:シーフ・シーカー
LV :33
HP :746
MP :378
力 :254
敏捷 :386
体力 :177
知力 :128
魔力 :95
運 :35
パッシブスキル
短剣術LV4
盗むLV4
索敵LV4
罠発見LV4
忍び足LV3
42
投擲LV3
回避LV3
敏捷強化LV2
アクティブスキル
闘技LV3
隠密LV4
開錠LV4
短剣技LV4
鑑定LV3
罠設置LV3
罠解除LV4
固有スキル
精霊の囁き
装備
武器:クリスタルダガー︵4級︶:攻撃時に一定確率で麻痺状態
防具:ロック鳥の羽根帽子︵5級︶:風耐性
:レッサーデーモンのレザージャケット︵5級︶:魔法耐性・
物理耐性
:翼竜のレザーガントレット︵5級︶:敏捷上昇
:盗賊の靴︵4級︶:敏捷強化
装飾:小人のピアス︵5級︶:敏捷上昇
:魔除けの腕輪︵5級︶:不意打ち確率DOWN
:力の指輪︵6級︶:筋力上昇
Cランク冒険者
43
クラン権能のリーフ
名前 :ナッチ・カカン
種族 :人間
ジョブ:司祭・魔導師
LV :33
HP :437
MP :1003
力 :73
敏捷 :95
体力 :102
知力 :322
魔力 :356
運 :18
パッシブスキル
無詠唱LV2
詠唱速度上昇LV3
MP回復速度上昇LV4
魔力強化LV3
消費MP減少LV3
杖術LV2
アクティブスキル
黒魔法LV4
白魔法LV4
結界LV4
解析LV3
魔力覚醒LV3
固有スキル
44
なし
装備
武器:魔導師の杖︵5級︶:詠唱速度上昇・MP回復速度上昇
防具:司教の帽子︵5級︶:白魔法効果上昇
:司教のローブ︵5級︶:白魔法効果上昇・詠唱速度上昇
:司教の手袋︵5級︶:白魔法効果上昇・消費MP減少
:霊樹の靴︵4級︶:恐慌耐性・魔力上昇
装飾:癒しの指輪︵5級︶:HP回復速度上昇
:癒しの腕輪︵5級︶:HP回復速度上昇
Cランク冒険者
クラン権能のリーフ
名前 :ナラン・ワート
種族 :人間
ジョブ:戦士・重戦士
LV :35
HP :1746
MP :349
力 :414
敏捷 :261
体力 :489
知力 :61
魔力 :74
運 :22
パッシブスキル
斧術LV4
盾術LV4
45
重装備時防御力上昇LV1
身体能力強化LV2
状態異常耐性LV1
アクティブスキル
戦技LV3
斧技LV4
盾技LV4
闘技LV3
固有スキル
なし
装備
武器:黒曜鉄のハルベルト︵5級︶:攻撃時、一定確率で気絶状態
防具:黒曜鉄のヘルム︵5級︶:毒・麻痺耐性
:蒼鋼鉄の鎧︵4級︶:精神耐性・防御力上昇
:黒曜鉄の盾︵5級︶:防御力上昇
:蒼鋼鉄のガントレット︵4級︶:精神耐性・回復速度上昇
:蒼鋼鉄のレガース︵4級︶:精神耐性・混乱耐性
装飾:力の指輪︵6級︶:筋力上昇
:アレストリング︵6級︶:毒耐性上昇
:西の魔女のペンダント:︵5級︶魔法耐性上昇
聖国ジャーダルク 元聖騎士師団連隊長
残虐性が問題となり連隊長の役職職を剥奪されている。
名前 :チー・ドゥ
種族 :人間
46
ジョブ:ビーストテイマー・召喚士・大召喚士
LV :46
HP :1638
MP :3446
力 :317
敏捷 :310
体力 :401
知力 :755
魔力 :673
運 :38
パッシブスキル
杖術LV6
調教LV7
詠唱速度強化LV5
消費MP半減
毒・麻痺耐性LV5
騎乗LV4
アクティブスキル
杖技LV5
召喚魔法LV7
魔力覚醒LV6
従属強化LV7
結界LV7
使役LV6
従魔強化LV7
固有スキル
並列思考
47
開門
装備
武器:グレーターデーモンの杖︵4級︶:精神効果強化・魅了
防具:愚者の帽子︵4級︶:精神耐性強化
:火喰い鳥のローブ︵5級︶:火耐性強化・水風雷耐性上昇
:土竜のレザーグローブ︵3級︶:土耐性強化・防御力強化
:雷虎のレザーブーツ︵4級︶:雷耐性強化
装飾:霊木の腕輪︵4級︶:精神耐性強化・状態異常耐性強化
:ミスリルのベルト︵4級︶:魔法耐性強化・MP回復速度強化
:獣魔の指輪︵4級︶:従魔強化・使役強化
都市カマーを治める伯爵
優秀な人材を集める﹃蒐集家﹄
本来であればゴッファ伯爵と呼ぶべきだが、本人がムッス伯爵と名
乗っている為にムッス伯爵が定着している。
名前 :ムッス・ゴッファ・バフ
種族 :人間
ジョブ:騎士・聖騎士
LV :37
HP :348
MP :583
力 :76
敏捷 :59
体力 :16
知力 :763
魔力 :347
運 :38
48
パッシブスキル
算術LV6
詐術LV5
計略LV5
剣術LV3
槍術LV2
弓術LV3
盾術LV3
馬術LV5
話術LV7
アクティブスキル
神聖魔法LV2
剣技LV3
聖剣技LV2
槍技LV2
弓技LV2
盾技LV3
固有スキル
天眼
貧弱
装備
武器:なし
防具:貴族の服︵4級︶:防御力強化
:ミスリルのマント︵4級︶:魔法耐性強化・精神耐性強化
装飾:甲殻竜の指輪︵3級︶:物理攻撃耐性激化
:聖職者のペンダント︵4級︶:精神耐性激化・魔法耐性強化
49
現在の食客
聖魔剣のジョゼフ・ヨルム
巨人族の夫婦
剣舞姫:エルフの女性
魔剣使いのララ・トンブラー:人間の女性
双剣のジョズ・ボラン:小人族の男性
プリリ:小人族の女性
ムッスの執事。お爺ちゃんだけど強い。
名前 :ヌング
種族 :人間
ジョブ:戦士・暗殺者・忍者
LV :46
HP :2042
MP :560
力 :511
敏捷 :723
体力 :499
知力 :378
魔力 :266
運 :22
パッシブスキル
体術LV6
身体能力強化LV4
敏捷強化LV6
槍術LV3
暗殺術LV6
忍術LV5
50
短剣術LV5
投擲LV7
夜目LV3
料理LV3
アクティブスキル
槍技LV2
格闘技LV6
暗殺技LV6
忍法LV5
闘技LV3
固有スキル
なし
装備
武器:なし
防具:執事服︵5級︶:なし
装飾:なし
付与士のおっさん
聖ジャーダルクの諜報員と疑われていたが⋮⋮
名前 :アンスガー・フォッド
種族 :人間
ジョブ:司祭・付与士・召喚士
LV :43
HP :1486
MP :2684
51
力 :306
敏捷 :316
体力 :379
知力 :683
魔力 :601
運 :17
パッシブスキル
杖術LV6
無詠唱LV4
消費MP減少LV6
精神統一LV4
魔力強化LV5
詠唱速度強化LV4
アクティブスキル
杖技LV5
付与魔法LV7
白魔法LV5
召喚魔法LV5
結界LV6
魔力覚醒LV6
神聖魔法LV2
解析LV6
固有スキル
なし
装備
武器:クリスタルスタッフ︵4級︶:詠唱速度強化・MP回復速度
52
強化
防具:ミスリルのローブ︵4級︶:物理耐性強化・精神耐性強化・
魔法耐性強化
:ミスリルの手袋︵4級︶:結界・魔法耐性強化・魔力強化
:隠者の靴︵3級︶:隠蔽強化・闇耐性強化
装飾:ミルドの腕輪︵4級︶:全属性耐性強化・魔力強化
:妖精のピアス︵4級︶:幻惑耐性強化
悪逆のゴーリア
イモータリッティー教団、第12死徒
将来性を期待して加入を認められる。
幼少期に村を亜人というだけで聖ジャーダルクに滅ぼされている。
その際に両親と二人の姉を目の前で殺害されている。狼人の尻尾は
価値がある為、殺害された狼人達の尻尾は切り取られている。
名前 :ゴーリア
種族 :狼人
ジョブ:重戦士・兇重士・陰滅士
LV :50
HP :6147
MP :1148
力 :898
敏捷 :803
体力 :954
知力 :139
魔力 :173
運 :36
パッシブスキル
53
槌術LV8
斧術LV4
盾術LV7
腕力強化LV6
身体能力強化LV6
魔法耐性LV5
敏捷強化LV4
毒・麻痺耐性LV3
重装備時筋力上昇LV5
アクティブスキル
槌技LV7
斧技LV4
盾技LV5
闘技LV4
付与魔法LV5
結界LV4
固有スキル
なし
装備
武器:鋼竜のハンマー︵3級︶:攻撃力激化・ダメージを与えた際
にHP吸収
防具:レッサーデーモンのレザージャケット︵4級︶:魔法耐性上
昇・状態異常耐性上昇
:ミスリルガントレット︵4級︶:魔法耐性強化・腕力強化
:亜竜のブーツ︵4級︶:防御力上昇・敏捷強化
装飾:魔王セーンの指輪︵3級︶:第5位階までの攻撃魔法を吸収
:防魔のバングル︵4級︶:魔法耐性強化
54
:硬化のバングル︵4級︶:防御力強化
:ミスリルのベルト︵4級︶:魔法耐性強化・敏捷強化
55
イモータリッティー教団
亜人で構成された教団。人間の国家を敵視している。
現在各国で情報共有している死徒
教主:不明
第一死徒:不明 第二死徒:不明
第三死徒:﹃赤手空拳のメリット﹄竜人族の女性 無手での戦闘が
得意
第四死徒:エルフの女性。後衛職、アーゼロッテ
第五死徒:不明 第六死徒:﹃ダーシズの怨嗟﹄ダークエルフの男性
第七死徒:﹃戦鎚の翁﹄ドワーフの老人。
第八死徒:不明
第九死徒:不明
第十死徒:﹃震天動地のピッチ﹄小人族の男性
第十一死徒:﹃金剛石のルーディー﹄魔人族の男性。盾職
第十二死徒:﹃悪逆のゴーリア﹄狼人 最近12死徒になった。前
の12死徒﹃不撓不屈﹄の天人族の男性は双聖の聖者に殺されてい
る。
第十三死徒:不明
冒険者ギルドで把握している死徒
56
教主 :九尾の狐
第一死徒 :﹃暴帝グラヴォス﹄鬼人の男
第二死徒 :﹃禍々しきアリヨ﹄猫人の女性
第三死徒 :﹃赤手空拳のメリット﹄竜人族の女性
第四死徒 :﹃迅雷風烈﹄エルフの少女
第五死徒 :﹃炎神﹄猿人の男性 第六死徒 :﹃ダーシズの怨嗟﹄ダークエルフの男性
第七死徒 :﹃戦鎚の翁﹄ドワーフの老人
第八死徒 :﹃漆黒兵団﹄吸血鬼の男性
第九死徒 :﹃赤き山脈﹄巨人族の男性
第十死徒 :﹃震天動地のピッチ﹄小人族の男性。死亡
第十一死徒:﹃金剛石のルーディー﹄:角の折れた魔人族の男性
第十二死徒:﹃悪逆のゴーリア﹄狼人の青年。死亡確認済み
第十三死徒:﹃狐面﹄人族の男性
﹃悪逆のゴーリア﹄
イモータリッティー教団、第十二死徒
名前 :ゴーリア
種族 :狼人
ジョブ:重戦士・兇重士・陰滅士
LV :50
HP :6147
MP :1148
力 :898
敏捷 :803
体力 :954
知力 :139
魔力 :173
運 :36
57
パッシブスキル
槌術LV8
斧術LV4
盾術LV7
腕力強化LV6
身体能力強化LV6
魔法耐性LV5
敏捷強化LV4
毒・麻痺耐性LV3
重装備時筋力上昇LV5
アクティブスキル
槌技LV7
斧技LV4
盾技LV5
闘技LV4
付与魔法LV5
結界LV4
固有スキル
なし
装備
武器:鋼竜のハンマー︵3級︶:攻撃力激化・ダメージを与えた際
にHP吸収
防具:レッサーデーモンのレザージャケット︵4級︶:魔法耐性上
昇・状態異常耐性上昇
:ミスリルガントレット︵4級︶:魔法耐性強化・腕力強化
:亜竜のブーツ︵4級︶:防御力上昇・敏捷強化
58
装飾:魔王セーンの指輪︵3級︶:第5位階までの攻撃魔法を吸収
:防魔のバングル︵4級︶:魔法耐性強化
:硬化のバングル︵4級︶:防御力強化
:ミスリルのベルト︵4級︶:魔法耐性強化・敏捷強化
口癖:オイラ
﹃震天動地のピッチ﹄小人族の男性 語尾が﹃でしゅ﹄
イモータリッティー教団 第十死徒
名前 :ピッチ
種族 :小人
ジョブ:装飾士・装飾師・風水士・風水師
LV :63
HP :2167
MP :6642
力 :524
敏捷 :683
体力 :668
知力 :2475
魔力 :1442
運 :36
パッシブスキル
地形補助LV8
知力激化LV4
MP回復速度激化LV3
魔力激化LV4
魔法耐性LV6
装飾着用時知力強化LV6
59
装飾着用時魔力強化LV5
装飾着用時MP回復速度強化LV6
アクティブスキル
闘技LV2
装飾LV6
精霊魔法LV6
結界LV7
地形操作LV7
装飾効果増幅LV6
固有スキル
合掌振LV12
装備
武器:大王蛙のラッパ︵2級︶:周囲の全蛙系の魔物を従えること
ができる・蛙激化
防具:大王蛙の合羽︵3級︶:水耐性激化・雷耐性弱化・火耐性弱化
:大王蛙の半ズボン︵3級︶:魔法耐性強化・水耐性激化・火
耐性弱化
:竜雨カエルの長靴︵3級︶:水耐性激化・火耐性弱化・蛙強化
装飾:焔の指輪︵3級︶:火系統の攻撃を半減
:かわずのお守り︵4級︶:蛙系統の魔物から攻撃されない・
湿地帯で身体能力強化
:大王蛙のバングル︵3級︶:湿地帯での全ステータス激化
:風水師のペンダント︵3級︶:ジョブ風水に関する全能力激化
大王蛙セット
2パーツ:水系の攻撃を無効
3パーツ:水系の攻撃を吸収
60
4パーツ:周囲三百メートルの地形を湿地帯に変えることができる
61
︻閑話︼幼●愛好家 憲兵さん、こっちです!︵前書き︶
以前、活動報告に載せた閑話です。
62
︻閑話︼幼●愛好家 憲兵さん、こっちです!
都市カマーのとある裏通りを1人の男が歩いていた。男は周囲を
警戒するかのように何度も見渡し、時には道を戻り、追跡者が居な
いかの確認は徹底されていた。
路地裏の寂れた扉の前に男は辿り着くと、一定の感覚でノックを
繰り返す。もし、この合図を知らぬ者がノックをいくら繰り返そう
が、扉が開くことはないだろう。
男が合図のノックをしてから暫く待つと、扉の向こう側から何者
かが近付いてくる音が聞こえてくる。
﹁幼女には?﹂
﹁触らない。嗅がない。近付かない﹂
﹁ようこそ。同士よ!﹂
正解の合言葉を伝えると同時に錆びた扉が開かれる。この建物は
ある派閥が金を出し合って借りている物件であった。出資者には上
はAから下はGまでの幅広い冒険者達が居た。中には傭兵や商人、
都市カマーの治安を守る憲兵までいた。
男は扉を開けてくれた男に軽く挨拶を交わすと、少し焦った表情
で中に駆け足で入って行く。
男が廊下を通り過ぎる度にギシッ⋮⋮ミシィ⋮⋮っと床からは悲
鳴のような音が鳴り響く。年季の入った建物は見た目に相応しく老
朽化していた。廊下を抜けると居間では男の同士達が熱い情報交換
をしていた。
63
﹁王都のオークションで見たものを紙に映すことのできる魔道具が
競売に掛けられたらしいぜ﹂
﹁な、なんだとっ!? それさえあれば⋮⋮最高じゃないか!﹂
﹁ただ、値段がなぁ﹂
﹁いくらだ!? 場合によっては同志達で募れば﹂
﹁白金貨600枚だ。つまり6億マドカだな⋮⋮落札したのは財務
大臣だそうだ﹂
男の言葉に肩を落とす男。隣では⋮⋮
﹁俺さ、昨日レナちゃんから雷魔法を頂いたんだぜ?﹂
﹁ばかなっ! 掟を忘れたのか! だ、誰か裏切り者が居るぞ!﹂
﹁お前も一昨日自慢気に言ってたじゃねぇか﹂
﹁そうだった﹂
変態ばかりだった。
居間で熱き語り合いをする男達を先程の男が呼び集める。
﹁皆、ちょっと集まってくれ!﹂
﹁どうした? ムー⋮⋮おっと、会員ナンバー0007番﹂
64
当初3桁だった番号はすでに4桁にまで増えていた。変態の業は
深い。全員地獄に落ちればいいのに。
﹁王都に遠征していた会員番号0721番からとんでもない情報が
届いた!﹂
○ーガいや、会員番号0007番の叫び声のような声に同志達は
只ならぬ様子を感じとり、ムー○の周りに集まる。
﹁おいおい、我等の中から裏切り者でも出たのか? ム○ガ、いや、
会員番号︱︱めんどくせぇ、ムーガ﹂
﹁おい、名前を言うな! まあいい。王都の下位冒険者の間で雷鳴
の魔女が噂になっているってのは知ってるか?﹂
﹁あぁ、何度か聞いたことがあるな。確かDランク迷宮に現れる、
箒に乗った魔女⋮⋮うん? 幼女だったか? 幼女? まさか⋮⋮
!?﹂
﹁そうだ! 我等のレナちゃんだ﹂
ムー○の言葉に男達から動揺の声が上がる。
﹁まさか⋮⋮カマーから王都の迷宮まで通っていたとは⋮⋮それで
何か問題が起きたのか? 向こうの冒険者達が縄張りを主張してレ
ナちゃんに何かしようってんなら、俺達が黙っていないぞ﹂
男の言葉に周りの男達も賛同するかのように殺気が漲っていく。
しかし、○ーガは静かに首を横に振る。
65
﹁逆だ。王都の冒険者達の間で、﹃雷鳴の魔女ファンクラブ﹄なる
ものが出来つつあるらしい﹂
ムー⋮⋮もういいや。ムーガの言葉に男達が激昂する。机に拳を
振り下ろす者や剣を鞘から抜き出す者、第5位階の黒魔法の詠唱を
始める者までいた。
﹁わ、我等に断りもなく。ふざけるな! そんなことが許されると
思っているのかっ!?﹂
﹁俺も同じ気持ちだ。あいつ等、レナちゃんがどこから来ているか
調べているらしい﹂
﹁よろしい、ならば戦争だ﹂
﹁か、会長! いいんですね?﹂
﹁前から王都の冒険者の傲慢さは腹に据えかねていたんだよ。その
上我等のレナちゃんに手をかけようなどとは⋮⋮変態共めっ! レ
ナちゃんの警備レベルを3から5に上げるんだ!﹂
﹁応っ!﹂
むさ苦しいおっさん共が吼える。実に醜い。
﹁あと⋮﹂
﹁まだあるのか!﹂
﹁いや、こっちは俺達には関係ないんだが。最近、﹃ユウちゃんを
66
愛でる会﹄ってのが受付嬢と一部の女冒険者の間でできたとか﹂
﹁なんだそれは?﹂
男達の視線が集まると、言い難そうにムーガは何度か咳払いをす
る。
﹁し、少年に愛情とか執着を抱くみたいだ。つまりユウみたいな少
年に性的興奮を覚え︱︱﹂
ムーガの言葉が言い終わる前に男達から怒号が飛ぶ。
﹁なんだそれは! 変態じゃないか!﹂
﹁気持ち悪い! 信じられない変態だな!﹂
﹁そんな奴等は憲兵に通報して牢獄にぶち込んでしまえ!﹂
自分達のことを棚上げにしてこれである。
男達は今日も冒険そっちのけで深夜遅くまで幼女に対する熱き議
論を交わすのだった。最悪だ。
67
スキル
パッシブスキル
剣術:剣を扱う技術に+補正。
短剣術:短剣を扱う技術に+補正。
槍術:槍を扱う技術に+補正。
棍術:棍を扱う技術に+補正。
杖術:杖を扱う技術に+補正。杖を装備した際に魔力に+補正。
斧術:斧を扱う技術に+補正。
槌術:槌を扱う技術に+補正。
弓術:弓を扱う技術に+補正。
体術:肉体を扱う技術に+補正。身体を使って攻撃する際に攻撃力
に+補正。
短剣二刀流:短剣を扱う技術に+補正。短剣二刀装備の際に攻撃力
に+補正。
暗殺術:肉体、特殊武器を使用する際に攻撃力上昇。敏捷に+補正。
腕力上昇:腕力に+補正。
腕力強化:腕力上昇の上位スキル。腕力に+補正。
豪腕:腕力強化の上位スキル。腕力に+補正。
索敵:周囲をさぐる。レベルに応じて距離が拡大。
罠発見:仕掛けられた罠を見付けることができる。
身体能力上昇:身体能力に+補正。
HP回復速度上昇:HP回復の速度に+補正。
MP回復速度上昇:MP回復の速度に+補正。
魔力強化:魔力に+補正。
歴戦の勘:戦闘中、ある程度の予知、予測ができる。
闇の加護:闇属性上昇。闇属性の攻撃、魔法に+補正。
光の加護:光属性上昇。光属性の攻撃、魔法に+補正。
68
二刀流:剣を扱う技術に+補正。剣二刀装備の際に攻撃力に+補正。
忍び足:気配を抑える効果がる。
敏捷上昇:敏捷に+補正。
敏捷強化:敏捷上昇の上位スキル。敏捷に+補正。
夜目:暗闇で物を見ることができる。
詠唱速度上昇:詠唱速度に+補正。
闇耐性:闇属に対して耐性上昇。
火耐性:火属性に対して耐性上昇。
毒耐性:毒に対して耐性上昇。
回避:回避に+補正。
半魔眼:精霊を視認できるようになる。
料理:料理を作る際に+補正。
裁縫:裁縫する際に+補正。
統率:パーティーを率いた際にパーティーメンバーのステータスに
+補正。
剥ぎ取り:剥ぎ取りの速度、品質に+補正。
威圧:自身よりレベルの低い敵対者のステータスを5パーセント下
げる。
アクティブスキル
剣技:剣を使うスキル。
短剣技:短剣を使うスキル。
槍技:槍を使うスキル。
棍技:棍を使うスキル。
杖技:杖を使うスキル。
斧技:斧を使うスキル。
槌技:槌を使うスキル。
弓技:弓を使うスキル。
69
聖剣技:剣技に聖属性を付与。
暗黒剣:闇属性の剣技。魔剣の力を解放するスキル。
魔法剣:剣に魔法の効果を付与できる。
魔拳:肉体に攻撃魔法の効果を付与できる。
格闘技:身体を使うスキル。
闘技:魔力を身体に纏うスキル。
暗殺技:身体、特殊武器を使うスキル。
魔力覚醒:使用中は魔力に+補正。
盗む:対象者の身に付けている物を奪うスキル。レベルによって成
功率上昇。
潜伏:使用中は認識阻害効果がある。
隠密:使用中は気配を抑える効果がある。
罠解除:罠を解除の成功率上昇。
罠設置:罠の効果上昇。
開錠:鍵を開錠する際の成功率上昇。
解析:対象者のステータスを看破する。
鑑定:対象物のステータスを看破する。
黒魔法:主に攻撃系の魔法。
白魔法:主に治療、補助系の魔法。
付与魔法:主に身体能力系の魔法。
神聖魔法:聖属性の魔法。
暗黒魔法:闇属性の魔法。
死霊魔法:不死系統の魔法。
精霊魔法:精霊の力を借りる魔法。
鍛冶屋:物を造る際に+補正。
錬金術:物を創る際に+補正。
咆哮:対象者を竦ませる効果がある。
固有スキル
70
異界の魔眼:見た者のステータスを見ることができる。対象者が解
析耐性のスキル、魔導具、装飾を持っていても看破する。LV1:
ステータス看破 LV2:効果、スキル表記 LV3:素材、創り
方の詳細な内容がわかる。
強奪:ユウの固有スキル。対象と目を合わせることによりスキルを
奪うことができる。但し対象との距離は1メートル以内、対象に目、
視力がないと効果なし。LV1:パッシブ、アクティブスキルを奪
える。 LV2:固有スキルを奪える。 LV3:スキルを奪った
際に対象者のスキル知識も同時に奪える。
鷹の目:鳥瞰で周囲を見ることができる。
お返し袋:ラリットの固有スキル。善行によって︵ラリットの主観︶
良いことが返ってくる。
悪運:ジョゼフの固有スキル。最悪な状況でも好転する。
戦士の才能:ジョゼフの固有スキル。﹃戦士系スキル﹄を﹃戦士の
才能﹄と同じLVまで全て使用できる。
大賢者:伝説の固有スキル。
不運:ウッズの固有スキル。鍛冶で作成した武器、防具、装飾にス
キルが付与されない。︵腕の良い鍛冶士、鍛冶師であれば作成時に
一定の確率でスキルが付与することがある。︶
眷属従属:同系統の種族を従属させることができる。レベル上昇に
伴い範囲、数上昇。
聴覚上昇:聴覚に+補正。
ビーストキラー:獣系に対して与えるダメージが5パーセント上昇
ゴブリンキラー:ゴブリン系に対して与えるダメージが5パーセン
ト上昇
森林浴:森の中でのステータスが20%上昇
情熱高低:感情の度合いによってステータスが上下する。
71
︻閑話︼ある高級スイーツ店の苦悩
都市カマーの貴族通りには、その名に相応しい高級な貴金属店、
洋服店、食事処などが連なっていた。その中の一つに高級な素材を
使ったスイーツが自慢のパティーアという店があった。
﹁最近売り上げが減ってきていないか? これはどういったことだ﹂
店の主であるパティーア・ファポムは帳簿と睨み合いっこしなが
ら呟く。
﹁貴族様からはいつも通り注文は来ているので、一般の客が減って
いるんでしょうね﹂
男性店員が何気なくした返事にパティーアが怒りを露わにする。
﹁一般の客が減っているんでしょうねではない! 減っているって
ことは他所にウチの客が奪われているってことではないか! ベニ
グニ、何か知らないか? 最近ここらで出店したとかあるだろう﹂
﹁す、すみません! 新しく店が出来たとかは聞きませんね。ただ
⋮⋮﹂
﹁ただなんだ?﹂
言い難そうにベニグニは頬を掻くが、パティーアからの無言の圧
力には勝てなかった。
72
﹁一般客のほとんどは女性じゃないですか? その中でもギルドで
働いている女性は収入も安定しているし、若い女性が多いですよね
?﹂
パティーアはベニグニの言葉にその通りだと頷く。パティーアの
店に来る客の九割が女性であった。偶に来る男性客は自分達が食べ
るのではなく、女性へのプレゼントがほとんどであった。﹁その中
でも冒険者ギルドで働く女性の常連様を最近見ないんですよ﹂
﹁なるほどな。もし本当に冒険者ギルドの女性客が来なくなったの
なら大問題だ。確か⋮⋮ベニグニ、お前の彼女は冒険者ギルドで働
いていたな?﹂
﹁は、はい。ってことは俺の彼女に調べさせるってことですか?﹂
﹁な∼に心配するな! お前にとっても悪い話じゃないぞ。原因が
分かればお前の給料に多少は色を付けてやる﹂
パティーアの言葉に非協力的な態度だったベニグニは、それなら
ばと引き受けた。
パティーアがベニグニに冒険者ギルドの女性客を調べるように言
ってから数日が経っていた。
﹁おい、そろそろ何か分かったか? ってどうしたんだその顔は﹂
ベニグニの顔は引っ掻き傷で無残な有り様になっていた。
﹁へへ、パティーアさん、苦労しましたが原因がわかりましたよ!﹂
73
ベニグニの顔にドン引きしているパティーアとは対照的にベニグ
ニの表情は何か大きな仕事をやり遂げた漢の顔をしていた。
﹁これを見て下さい﹂
ベニグニは作業台の上にホットケーキと液体の入った小瓶を置く。
﹁んん? こりゃなんだ?﹂
﹁これを手に入れるのには苦労したんですよ? 彼女から半ば無理
矢理奪ったんでこの有り様ですよ。いてて、何でもサトウって冒険
者が、受付嬢達に差し入れと称して賄賂を送っているみたいなんで
すよ﹂
パティーアはホットケーキを一口大に千切って食べる。
﹁サトウ? 冒険者がスイーツを作っているのか? ちっ、中々美
味いじゃないか﹂
﹁あっ、パティーアさん、それはこいつを掛けて食べるそうなんで
すよ﹂
ベニグニが差し出した小瓶を受け取り蓋を開けると、パティーア
の鼻に甘い香りが届く。
﹁こ、こりゃ⋮⋮ジャイアントビーの巣から採れる蜂蜜じゃねえか
っ!﹂
ホットケーキに蜂蜜を掛けて再度食べると、パティーアの動きが
74
一瞬止まる。何も言わずに黙々とホットケーキを食べ続けるパティ
ーアに、流石に不安になったベニグニが声を掛ける。
﹁あ、あの∼パティーアさん﹂
﹁幾らだ? 差し入れって言ってもこれだけの品だ。タダってわけ
じゃないんだろう?﹂
﹁それが⋮⋮タダで配っているそうです﹂
﹁っ!? 馬鹿な! このホットケーキに使われている素材はどれ
も上等な物ばかりだぞ? それに⋮⋮この蜂蜜は只の蜂蜜じゃねえ。
ジャイアントビーの巣から採取したもんだ。この小瓶に入っている
量だけでも商店で購入すれば銀貨一枚、いや、二枚はするだろう。
それをタダで配っているだとっ!? 理解できん。そのサトウって
奴は何者なんだ﹂
ベニグニが持って来た小瓶に入っている蜂蜜は、ユウが冒険者ギ
ルドでコレットに渡した物を、受付嬢達で公平に僅かな誤差もなく
分けた物であった。
パティーアの店だって伊達に高級スイーツ店の名を掲げているわ
けではない。ジャイアントビーの巣から採れた蜂蜜を使った商品だ
ってあるのだが、貴重な蜂蜜だけに僅かに使用するに留まっていた。
その貴重な蜂蜜を惜しげも無く使うなど貴族から注文でもなければ
無理であった。
ガキ
﹁数カ月前に冒険者になったばかりの子供らしいですよ﹂
﹁こ、子供がこれほどの物を作ったのかっ。こうしちゃいられんな。
ベニグニ、店番は任せるぞ! 俺は試作品に取り掛かる﹂
75
一方的に言い放つと、パティーアはベニグニの返事も聞かずに奥
の部屋に篭ってしまった。
パティーアはここ数年感じることのなかった危機感とやる気に満
ち溢れていた。都市カマーに店を構えて十年、周りからの高い評価
に胡座をかき新商品の開発も怠っていたが、その地位を脅かす者が
現れたのだ。ユウの知らぬ間に一方的にライバル扱いを受けること
になったなど、ユウは知る由もなく。その後、パティーアのスイー
ツを作る腕は一層磨きが掛かり、店の人気を押し上げることになる
のだが、冒険者ギルドで働く女性客を取り戻すことは出来ず。パテ
ィーアは毎夜悔し涙を流すことになる。
一方残されたベニグニは引っ掻き傷だらけの顔で店番をすること
になり、客からの彼女と喧嘩でもしたのかという冷やかしを顔の傷
が治るまで言われ続けることになるのでった。
76
国家
五大国
レーム大陸に数十ある国家の中で主導権を握っている国家
九割が加盟しているレーム連合国の中心ともいえる。
ウードン王国、デリム帝国、セット共和国、自由国家ハーメルン、
聖国ジャーダルク
ウードン王国
ウードン五騎士、大賢者の名は他国にも轟いている。
デリム帝国
広大な土地を持っている国家だが、国土の半分は砂漠。
獅子の騎士団、デリムセブンソードが有名。
セット共和国
大小様々な国家の集合体
軍は六軍団で構成されている。
セット十二魔屠が有名。
自由国家ハーメルン
王族、貴族が存在しない珍しい国家。
八人の商人が国家を運営している。
77
聖国ジャーダルク
国家運営は王族、貴族ではなく教王が主導で行っている。
イリガミット教以外の宗教は認めていない。特に亜人への迫害が酷
い国家。
双聖の聖者、三聖女、聖拳ドロス、聖槍のドグラン、鉄壁のバラッ
シュ、三剣︵聖剣、星剣、精剣︶などが有名。
ダノ王国
セット共和国の属国
アルフォン公国
セット共和国の属国
ロプギヌス王国
不死の傭兵団に依頼し、モーベル国へ戦争を仕掛ける。
小国
モーベル王国
第三王子がユウと接触している。
最近ロプギヌス王国との戦争で負けた。
78
迷宮
ウードン王国
首都
Aランク迷宮
悪魔の牢獄:天魔系の魔物が中心
Cランク迷宮
鉱石砦:ゴーレム系の魔物が中心
Dランク迷宮
バルロッテの園:植物系の魔物が中心
都市カマー
Bランク迷宮
腐界のエンリオ:アンデッドの魔物が中心
Cランク迷宮
妖樹園の迷宮:植物系、猛獣系の魔物が多い
Dランク迷宮
ゴルゴの迷宮:ゴブリン、オーク、コボルト、ゴーレム、オーガな
ど特定の魔物ではなく雑多な迷宮。
都市サマンサ
Dランク迷宮
79
猛獣の楽園:獣系が中心
死霊墓地:アンデッド、特に幽体系が中心
80
セット十二魔屠
セット共和国が誇る少数精鋭
蠱蟲鏖殺のヤーコプ
子供好きで戦争で親を亡くした子供達を引き取っている。
蟲を使役する老人
名前 :ヤーコプ
種族 :人間
ジョブ:魔術師・虫使い・蟲使い・蠱毒士
LV :64
HP :2174
MP :6713
力 :442
敏捷 :457
体力 :395
知力 :1211
魔力 :1486
運 :62
パッシブスキル
杖術LV5
操蟲術LV11
MP回復速度強化LV4
魔法耐性LV4
詠唱速度強化LV2
猛毒耐性LV10
麻痺耐性LV9
81
消費MP減少LV5
アクティブスキル
杖技LV3
黒魔法LV5
隷属激化LV10
使役LV12
蟲召喚LV9
魔力覚醒LV5
結界LV5
固有スキル
半虫化
装備
武器:王蟲の杖︵2級︶:蟲の支配力激化・蟲の能力激化・詠唱破棄
防具:黄金蟲の義眼︵3級︶:解析LV7・沈黙耐性強化・魔眼耐
性強化
:銀色蟲のローブ︵2級︶:物理耐性激化・魔法耐性激化・光
属性反射
:大斑蜘蛛の靴︵3級︶:重量半減・敏捷強化・猛毒耐性強化
装飾:黒妖大蜘蛛の腕輪︵3級︶:蜘蛛系の能力激化・麻痺耐性強化
:斬剛羽蟲の腕輪︵3級︶:斬撃耐性強化・出血耐性強化・気
絶耐性強化
:火竜の足輪︵3級︶:火耐性激化
:風竜の足輪︵3級︶:風耐性激化
:烈命の指輪︵2級︶:HP1000上昇
82
レンナルト
典型的な鬼人族で脳筋だが、実力は伴っている。
名前 :レンナルト
種族 :鬼人
ジョブ:狂戦士・兇重士・轟重士
LV :58
HP :9487
MP :728
力 :1523
敏捷 :726
体力 :2124
知力 :259
魔力 :157
運 :56
パッシブスキル
棍術LV9
槌技LV7
身体能力激化LV4
豪腕LV5
状態異常耐性LV7
鬼躯LV4
威圧LV6
重装備時攻撃力激化LV5
重装備時筋力激化LV6
HP回復速度強化LV8
魔法耐性LV6
体力激化LV7
盾術LV6
83
アクティブスキル
闘技LV7
棍技LV8
槌技LV7
狂化LV7
鬼神化LV3
盾技LV6
固有スキル
百薬の長
装備
武器:大雷轟の金砕棒︵2級︶:雷属性・雷吸収・腕力激化
防具:鬼王の鉢金︵3級︶:身体能力激化・攻撃力激化
:鬼鮫の鎧︵3級︶:水属性による攻撃5割減・魅了耐性強化・
誘惑体制強化
:修羅の籠手︵3級︶:攻撃力激化・毒耐性強化・麻痺耐性強化
:鬼王の脛当︵3級︶:物理耐性激化・呪い耐性強化・石化耐
性強化
装飾:闘乱の腕輪︵3級︶:腕力激化・睡眠耐性強化・混乱耐性強化
:闘争の護符︵3級︶:防御力激化・魔法耐性激化
闘人シリーズ
力が200上昇 混乱・魅了・誘惑耐性が減少
鬼王シリーズ
3パーツ以上で物理ダメージ4割減、魔法によるダメージ3割減
鋼柔のイバン
84
人とオークのハーフ
見た目に反して温和でレンナルトが暴走すると、ヤーコプと一緒に
止める係。
名前 :イバン
種族 :ハーフオーク
ジョブ:拳撃士・重拳士・轟拳士
LV :56
HP :4419
MP :986
力 :1048
敏捷 :749
体力 :1481
知力 :132
魔力 :236
運 :18
パッシブスキル
体術LV10
身体能力激化LV5
腕力激化LV5
状態異常耐性LV4
HP回復速度強化LV7
軽装備時敏捷激化LV6
軽装備時体力激化LV4
敏捷激化LV4
魔法耐性LV5
アクティブスキル
闘技LV8
格闘技LV10
85
武技LV9
戦技LV5
集気法LV6
固有スキル
吸息鋼体
装備
武器:アダマンタイトのナックル︵3級︶:物理ダメージ激化・闇
属性・攻撃時にHP吸収 スターダストナックル︵2級︶:中庸合
一・攻撃時にMP吸収
防具:強運のバンダナ︵3級︶:運30上昇・気絶耐性強化・混乱
耐性強化
:ゴンブグルの闘衣︵3級︶:魔法耐性激化・毒耐性強化・麻
痺耐性強化
:強運の籠手︵3級︶:運30上昇・石化耐性強化・呪い耐性
強化
:蒼氷獣のレザーブーツ︵3級︶:氷属性による攻撃5割減・
魅了耐性強化・誘惑耐性強化
装飾:イヴォのピアス︵3級︶:魔法耐性激化・出血耐性強化・
:朱雀の腕輪︵4級︶:火耐性強化
:玄武の足輪︵4級︶:水耐性強化
朱雀の腕輪︵火︶、玄武の足輪︵水︶のセット効果 火と水属性に
よるダメージを50%減少
86
技・魔法
剣技
LV1
二段突き:一瞬にして二回の突きを放つ
瞬閃:速度を重視した斬りつけ
剣圧:剣に体重を乗せることにより、鍔迫り合いなどの際に相手を
圧倒する
LV2
三段突き:一瞬にして三回の突きを放つ
一閃:速度を重視した横薙ぎの斬りつけ
乱れ突き:命中よりも数を重視した連続の突き
LV3
疾風迅雷:瞬閃の上位技
柳:相手の攻撃を剣で受け流す
剛一閃:速度よりも力強さを重視した横薙ぎの斬りつけ
LV4
閃光:一閃の上位技
ひじん
明鏡止水:予備動作なしの斬撃
飛刃:斬撃を飛ばす
刹那乱れ斬り:瞬間に数十の斬撃を浴びせる
せんこうはなび
LV5
閃光花飛:目にもとまらぬ速さで斬撃を飛ばす
五月雨斬り:敵の頭上より数十の斬撃を振り下ろす
87
げっかびじん
LV6
月下美刃:放たれる刹那、美しさに見惚れてしまうほどの斬撃
LV7
天翔鳳凰剣:天高く舞い、空気中に漂う魔力を剣に集め対象へ斬撃
と共に放つ。
暗殺技
LV1
暗歩:気配を消して歩ける
LV2
えんせつ
冷静沈着:感情の乱れを落ち着かせる
延折:腕・足・首などの関節を伸ばして折る
けさつ
LV3
せんかい
気殺:暗歩の上位技。気配を殺して動ける
旋回:回して骨を折る
ちっそくとう
LV4
窒息刀:手刀にて気管を叩き潰し、窒息死させる
ろくろしょう
LV5
たいぜんじじゃく
轆轤掌:身体を回転させた力を掌に集めて叩き込む
泰然自若:冷静沈着の上位技
LV6
88
しゅうさつげき
蹴殺撃:事前動作なしでの蹴りを相手に放ち、成功すれば一撃で相
手を死に至らしめる
ちゅうしんこう
LV7
肘心叩:肘で相手の心の臓を叩き、心臓停止させる
暗黒剣
LV1
暗黒剣吸魔:魔法を吸収する剣技 ゴリラが使った
LV2
魔剣解放:魔剣が持つ力を解放する
LV3
LV4
どくろむえいざん
LV5
髑髏無影斬:死霊を剣気に纏わせ相手に放つ
LV6
LV7
ばくまこくえんじん
LV8
爆魔黒焔陣:自身を中心に、地獄の黒炎が陣内の全ての者に死を与
える
89
LV9
聖剣技
LV1
聖流斬:聖なる気を剣に纏わせた斬撃
槍技
LV1
二段突き:一瞬にして二回の突きを放つ
LV2
旋風:横薙ぎの振るった槍により起こる風圧で相手を圧倒する
剛槍:力を重視した突き
戦塵槍:槍で戦塵を巻き起こし、相手の目を晦ます
LV3
螺旋:回転の力を加えた突き
柔槍:力の流れに逆らわない突き
LV4
螺旋・剛:螺旋の力に剛を加えた突き
螺旋・柔:螺旋の力に柔を加えた突き
ダイソン
LV5
駄囲遜:槍の起こす風圧で敵を引き寄せる
90
こりゅうほうこう
LV6
虎竜咆哮:虎竜の咆哮と聞き間違うかのような突き
LV7
竜殺:竜をも貫く刺突
きょげんとさち
LV8
虚現突擦:虚現を交え、突きではなく擦りつけることによって相手
の肉体に損傷を与える
武技
カカイ
LV1
ごうきゃく
枷壊:相手の四肢を拘束し壊す
ごうけん
剛脚:力を込めた蹴りを放つ
しんきゃく
剛拳:力を込めた拳撃を放つ
震脚:大地を踏みつけ、振動で相手の動きを封じる。または次の技
の発動に繋げる
しんたいかっせい
LV2
コウシン
身体活性:身体能力が上昇
ほうけん
鋼躯:一瞬だけ身体を鋼のように硬くする
崩拳:突き刺すような中段突。高レベルの使い手にもなると、鎧を
じゅうけん
貫通して肉体へダメージを与える
柔拳:相手の力を利用して拳撃を放つ
LV3
縮地:移動技。脚に込めた気の力を爆発させて、一瞬にして相手と
の間合いを詰める
91
疾風迅雷:疾風のように速く動き、雷鳴のような速い打撃を叩き込む
空拳:拳を握らず掌を卵を握るかのような形で掌打を放つ。空気を
さんどうだ
衝撃と共に相手へと叩き込む
むそうかいな
山動打:昔、達人が山をも動かしたと言われた打撃を放つ
無双腕:両腕に込めた気を掌打で放つ
LV4
発勁:気を相手に叩き込む
纏絲勁:円運動で練り上げた気を相手に叩き込む
息吹:特殊な呼吸法によってダメージを回復させる
LV5
寸勁:密着した距離から勁を叩き込む
金剛:一瞬だけ全身を金剛のように硬くする
LV6
そうわんこう
むそうかいな
浸透勁:鎧などを無視して直接体内へ気を叩き込みダメージを与える
双腕哮:無双腕の上位技
LV7
チュウレンホウトウ
龍拳:龍の鱗をも砕く拳撃
九蓮砲当:同時に九箇所以上の急所へ拳撃、蹴撃を叩き込む
LV8
息吹・極:息吹の上位技
ごうじゅういってき
LV9
剛揉一擲:剛と揉をあわせ全てを投げうって放つ相打ち覚悟の技
LV10
92
LV11
LV12
神の息吹:息吹・極の上位技
槌技
LV1
強打:力任せの一撃
ゴウツイ
LV2
剛槌:強打の上位技
アッガイ
LV3
圧潰:槌に込めた気と共に相手を叩き潰す
旋風:槌巻き起こした風で相手の体勢を崩す
きょうじんがい
LV4
しっぷうつい
凶迅潰:
旋風槌:重量武器の槌を疾風の如く横に振るう
バクキョウハカイツイ
LV5
暴凶破壊槌:気を槌の先端に集め相手に叩き込む。その理不尽な破
だいちかつへき
壊力は竜ですら耐えられないだろう
ゴウツイ
大地割壁:槌を大地に叩きつけ、隆起した大地が壁となって守る
ごうつい
LV6
號槌:剛槌の上位技
93
竜巻:槌を振り回し竜巻を相手に放つ
ばくいこうぎゃくおうがい
LV7
暴威鋼虐圧潰:天高く飛び上がり前方へ回転しながら相手に全エネ
ルギーを叩き込む
りゅうつい
LV8
龍槌:龍の鱗、肉諸共、骨まで砕く一撃を放つ
LV9
ちょうやしゅうつい
LV10
朝夜終槌:朝も夜も終わらせるかのような一撃。ドルムは二槌で同
時に二発放った。
聖技
天網恢恢・縛
天網恢恢・転輪
闘技
垂れ流し:新人∼Eランククラスの冒険者がこの状態
纏う:D∼Cランククラスで体外に纏うことができる
流動:C以上の一部の冒険者は身体に流れるように纏うことができる
流脈:血液のように体内を駆け巡らせる
94
戦技
LV1
ブレイブハート:恐怖耐性上昇
LV2
LV3
無心:魅了・誘惑耐性上昇
棍技
LV1
LV2
あっがい
LV3
圧壊:棍に闘技を纏わせ叩きつける
LV4
LV5
こんごうぼうげき
LV6
金剛暴撃:金剛の硬さまで強化した棍を相手に叩きつける
かいりき
LV7
塊力:全身の力を棍に込め放つ
LV8
95
修羅滅殺:修羅をも滅ぼす一撃
LV9
阿修羅乱舞:六臂あるかのような乱舞で棍を相手に叩き込む
弓技
LV1
曲射:矢の軌道を曲げて射つ
連射:連続で矢を射つ
LV2
強弓:強い矢を射つ
ふうめいきゅう
LV3
風鳴弓:風を斬り裂く矢を射つ
LV4
一射百連:魔力によって一度に百の矢が相手に襲いかかる
LV5
LV6
紅蓮百華:百以上にも及ぶ矢が、炎の花のように相手に襲いかかる
斧技
LV1
96
強振:力任せの一撃
LV2
剛斧:強振の上位技
LV3
圧壊:斧に込めた気を相手に叩き込む
LV4
LV5
轟斧:剛斧の上位技
短剣技
LV1
クリティカルブロー:クリティカルの一撃を放つ
LV2
かかいりゅう
デッドスタブ:致命傷の一撃を放つ
渦回流:回転を伴った突きを放つ
LV3
LV4
インフィニティーブロー:MPが続く限り連続攻撃をし続ける
LV5
シャイニングブロー:その一撃を喰らった者は一瞬の輝きを見るだ
97
ろう
逆手二刀旋回・剛:回転力と己の力を込めた連撃
盾技
LV1
挑発:相手の敵意を自分へ向ける
シールドチャージ:盾を構えてと突撃
LV2
石壁:全身を石のように硬くする
LV3
LV4
シールドバースト:シールドチャージの上位技
LV5
LV6
鉄壁:石壁の上位技。全身を鉄の硬さにする
LV7
LV8
LV9
LV10
98
金剛壁:鉄壁の上位技
黒魔法
第1位階
ファイアーボール:火の玉を放つ
ウインドブレード:風の刃で攻撃
アースウォール:土の壁を生成
ストーンブレット:石礫を放つ
サンダー:雷を放つ
ウォーターショット:水弾を放つ
第2位階
ファイアーウォール:火の壁を生成
フレイムランス:炎の槍を放つ
アースランス:土の槍を放つ
アイスランス:氷の槍を放つ
ウインドランス:風の槍を放つ
アイスバーン:地面を凍結させる
ボム:小規模な爆発を起こす
サンダーボルト:雷電を放つ
エアハンマー:風のハンマーで相手を叩きつける
第3位階
99
アイアンブレット:鉄の弾丸を放つ
フレイムストーム:炎の嵐を起こす
ストームランス:嵐のように激しい槍を放つ
バースト:中規模な爆発を起こす
ウォーターカッター:水の刃が対象を切断する
アシッドレイン:酸の雨を降らす
雷轟:激しい雷を対象者に放つ
轟炎:激しい炎を対象者に放つ
水牢:水で出来た牢が対象者を閉じ込める
第4位階
スチールブレッド:鋼鉄の弾丸を放つ
エクスプロージョン:大規模な爆発を起こす
フレイムトルネード:炎の竜巻を起こす
氷爆:一瞬にして対象者を氷の中へ閉じ込める
ハリケーン:大規模な暴風を起こす
ラヴァ:溶岩を生成する
フリーズインパクト:広範囲に渡って地面を凍結させる
第5位階
焦土:大賢者オリジナルの魔法。天より巨大な火の玉を落とし、広
範囲に渡って火の海にする。残るは焦土と化した大地のみ
迅雷:激しい雷を対象者に落とす
トルネード:広範囲に影響を及ぼす竜巻
第6位階
獄炎:地獄の炎が対象を襲う
フレイムテンペスト:炎の大嵐が広範囲を焼け野原と化す
ひょうそうきょくへき
水竜瀑布:水で創られた水竜が対象を飲み込む
氷槍極壁:数百に及ぶ巨大な氷の槍がまるで壁のように対象へ襲い
100
かかる
雷鳴迅嵐:荒れ狂う雷と風を生成する
ぎんねず
第7位階
あおかち
銀鼠:ユウのオリジナル魔法。タングステンの弾丸を放つ
青褐:ユウのオリジナル魔法。天より青い炎が渦となって降り注ぐ
雷神:
風神:
風神雷神:雷鳴迅嵐の上位魔法
第8位階
水龍大瀑布:水竜瀑布の上位魔法
第9位階
風覇爆雷:風神雷神の上位魔法
白魔法
第1位階
ヒール:
ライトボール:光の玉を生成する
パララサスセラピー:麻痺を治す
シールド:魔力の盾を生成する
ディッテクシュン:探知魔法
第2位階
レジスト:状態異常耐性を上昇させる
第3位階
ハイヒール:ヒールの上位魔法
101
タフネス:体力を大幅に上昇させる
第5位階
グレイトネスヒール:ハイヒールの上位魔法
第7位階
エクストラヒール:グレイトネスヒールの上位魔法
精霊魔法
第1位階
ファイアーアロー:火の精霊の力を矢に変えて射つ
ウォーターバレット:水の精霊の力を弾丸に変え放つ
ファイアーバレット:火の精霊の力を弾丸に変え放つ
ウォーターボール:水の精霊の力で水の球を創りだす
第2位階
マッディー・ストリーム:水の精霊の力を借り濁流を起こす
ウォーターブレード:水の精霊の力で水の刃を創りだす
フレイムスピア:火の精霊の力を槍に変えて放つ
アイススピア:氷の精霊の力を槍に変えて放つ
バインド:木の精霊の力を借り、対象を木の根で拘束する
第4位階
拘束する荊棘:樹の精霊の力を借り、対象を荊棘で拘束する
第5位階
荊棘の盾:樹の精霊の力を借り、荊棘でできた壁を創る
102
第6位階
グレイト・フォールズ:水の精霊の上位精霊の力を借り、大瀑布を
起こす。
第7位階
創樹竜撃槍:樹の精霊の力を借り。樹竜を創造し、竜の息吹で全て
を消し去る雷精爆来:雷の精を召喚し、対象へ爆雷を降り注ぐ
樹界:樹の精霊の力を借り、樹の結界を広範囲に展開する
付与魔法
第1位階
アジャイルアップ:敏捷を上昇させる魔法
第3位階
マジックバリア:魔法耐性を上昇させる
鈍重:相手は鉄の塊を背負わされたかのように重くなる
第4位階
ポイズンミスト:対象者を毒にする
クィック:アジャイルアップの上位魔法。敏捷を強化する
エナジーアブソーピシュン:ダメージを与えた際にHPを吸収する
マジックアブソープシュン:ダメージを与えた際にMPを吸収する
神聖魔法
第1位階
ウォール:光の壁を創りだす
103
第3位階
聖炎:聖なる炎が全てを焼き尽くす
第7位階
聖槍:聖なる槍を創造し、放つ
第8位階
神域結界:対巨人族捕獲用にも使用されるほど強力な結界
暗黒魔法
LV4
ヘイトリッド:状態異常の病を引き起こす
きがきぼうかい
LV7
飢餓鬼暴界:生者に恨み辛みなど負の感情を持つ亡者を召喚し放つ。
オルド
第8位階
悪髏怒:邪悪な力を怒りとともに放つ
カオス
第9位階
混沌:
第10位階
ブラックノヴァ:黒き新星を対象へ堕とす
104
竜魔法
第4位階
ゴー・ヴェルェ・レイン:酸の濁流が対象を襲う
第5位階
竜光乱射:高熱を帯びた光線が対象を貫く
龍魔法
第5位階
龍牙刃顎:魔力で具現化した巨大な龍の顎が対象を喰い千切る。巨
人族であっても一撃で塵と化す破壊力
古代魔法
第5位階
アースクエイク:広範囲に地震を起こす
第7位階
崩雷山:山をも崩す雷を対象へ落とす
第9位階
星堕とし:
105
︻閑話︼ジョゼフ、初陣
デリム帝国。
レーム大陸最大の国家である。広大な国土の半分は砂漠、褐色の
肌が特徴的なデリム人は過酷な環境に耐えながら魔物を駆逐し、国
土を拡大し続け大帝国を築き上げていた。
軍はデリムセブンソード筆頭が率いる獅子の騎士団の下に、鳳凰
騎士団、鷲爪騎士団、月光の騎士団、近衛騎士団、法操騎士団、鉄
鼠騎士団の六の騎士団がある。それぞれの騎士団長は残り六名のデ
リムセブンソードが務めている。
﹁せいっ!﹂
﹁腰をもっと落とさんかっ!!﹂
﹁はいっ!﹂
﹁訓練と気を抜いてる奴は俺が後ろから蹴り飛ばすぞっ!﹂
﹁おうっ!!﹂
デリム帝国城内第七訓練場では、多くの兵士たちが身体中から汗
を流し、槍を振るっていた。炎天下の中である。さすがに鍛え抜か
れているデリム帝国の兵士達でも、二時間も経つと疲労は隠せなか
った。
﹁そこまでっ! 一旦休憩とする! 再開は十分後だ。水分補給を
忘れるなよ﹂
106
教官の声に安堵の表情を浮かべる兵士達、日陰に入ると座り込ん
で水瓶の中にある温い水を柄杓で汲み、音を立てながら飲み干す。
﹁ぷっは∼、うめぇ﹂
﹁おいっ、早くこっちにもよこせよ。干からびそうだぜ﹂
柄杓を奪い取ると別の兵士が水を頭から被り、身体からは水蒸気
が立ち昇る。第七訓練場では他にも多くの騎士や兵達が汗を流しな
がら訓練を続けていた。
﹁ふぃ∼、今日もバカみてえに暑いな。
そう言えば、あの件ってどうなったんだよ?﹂
﹁あの件ってどの件だよ?﹂
﹁マスレム村の近くにオークの集落が見つかった件はどうなったん
だよ?﹂
マスレム村は緑生い茂る豊かな大地だ。そこで栽培される様々な
作物の多くは帝都で売買され、帝都民の食欲を満たす非常に重要な
村の一つといえた。
その大事な村の近辺にオークの集落が見つかったのだ。ゴブリン
と並び強い繁殖力を持つオークである。直ぐ様対応すべきであった
が、ここで騎士団同士のメンツがぶつかり合った。曰く、マスレム
村は帝都の食糧事情を支える重要な村である。ならばここは皇帝の
近衛を兼ねる近衛騎士団から派遣すべきと主張する貴族。いや、近
衛騎士団は皇帝を守護するのが役目、皇帝の側を離れては本末転倒
である。ここは月光の騎士団が誇る第十七大隊を向けるべきである。
107
多くの貴族達が、自分達の息子や親族のいる騎士団から兵を出し、
手柄を立てようと牽制しあっていたために、いまだマスレム村へ兵
を派遣することができずにいた。特に自分達の騎士団から派遣すべ
・・
きだと粘っていたのが、団員の八割が貴族で構成される近衛騎士団
だった。だが、ある出来事が起こり、近衛騎士団の発言力が弱まっ
たのだ。
﹁ああ、あれか。鉄鼠騎士団第六十四大隊に決まったそうだぜ﹂
﹁やっとかぁ。早く対応しないと拙いからな﹂
雑談をする二人の兵士に、休憩していた他の兵士達も興味が湧い
たのか雑談に混ざった。
﹁その話なら俺も聞いたぜ。あそこの奴らは血の気の多いのばっか
だ。オークの千や二千どうとでもなるだろう﹂
﹁まあ、確かにそうかもな。俺はまた近衛騎士団の奴らがでしゃば
ると睨んでたんだがな﹂
﹁それがさ。近衛騎士団の中で、なにかあったみたいだぜ﹂
﹁なにかってなんだよ?﹂
﹁馬鹿野郎っ! わかんねえからなにかって言ってんだろうが。な
んでも近衛騎士団内でも緘口令が敷かれてるらしいぜ﹂
緘口令が敷かれるほどの出来事を予想して、兵士達が賭けまでし
始めていると。
108
﹁貴様らっ! いつまで休憩しているか! 早く訓練に戻らんか!
!﹂
教官に怒鳴られると、兵士達は慌てて訓練場内へ走った。
デリム帝国城内の大食堂では騎士や兵士、文官など城内で働く多
くの者達が、昼食を楽しんでいた。
﹁ビアージョ大隊長っ! どういうことですか!﹂
鎧を着た男の大きな声に大食堂内の一角へ視線が集まった。
﹁カルメーロ、落ち着けよ。今回の任務に不満でもあんのか?﹂
カルメーロと呼ばれた男の周りには、十人ほどの男が同じように
ビアージョへ詰め寄っていた。
﹁任務には不満はないです。不満があるのは俺ら鉄鼠騎士団第六十
四大隊が、なんでガキのお守りしなくちゃいけないんですかっ!﹂
揉め事かと見物していた騎士の一人が、隣の同僚に目線を送る。
﹁見ろよ。ありゃ鉄鼠騎士団第六十四大隊の奴らだ﹂
﹁ああ、副大隊長のカルメーロに周りの奴らは中隊長達だな﹂
﹁どうせマスレム村のオークの件で揉めているのだろう﹂
109
﹁なぜ? 派遣で揉めていた近衛騎士団から、皇帝直々に鉄鼠騎士
団を指名したそうじゃないか﹂
﹁それが原因だ。今回のオーク討伐の任務に貴族の子供を同行させ
るそうだ。それも今回初陣の﹂
﹁ああ、なるほど。それは揉める理由だ。近衛騎士団と違って鉄鼠
騎士団の多くは平民出だからな﹂
貴族の子供が初陣で兵や騎士を率いるのは珍しくない。簡単な任
務で周りを精鋭で固めて確実な勝利を手に入れるためだ。勿論、手
柄は貴族の子供のモノになる。
鉄鼠騎士団の六割は平民出の者達だ。中でも第六十四大隊はほぼ
全員が平民出なので、貴族への反発心は随一であった。
﹁これはガース様が決めたことだ。それに明日には出発するんだぞ
? 今更ガキみたいに駄々をこねてどうすんだ﹂
﹁だ、団長が決めたんですかっ!?﹂
ビアージョの口から鉄鼠騎士団団長ガースの名前が出たことで、
今まで興奮してまくし立てていたカルメーロを始め、周りの者達も
口を噤んだ。
鉄鼠騎士団団長ガース・ドー、デリムセブンソード唯一のダーク
エルフである。聖国ジャーダルクほどではないにしろ、デリム帝国
内でも亜人差別はある。そんな環境の中、己の実力のみでデリムセ
ブンソードの位にまで上り詰めたガース・ドーは、多くの平民や兵
士からは憧れの存在であり、慕われていた。
翌日まだ日が昇って間もない時刻に、デリム城西門の前には鉄鼠
110
騎士団第六十四大隊、総勢千名が並んでいた。どの隊でも言えるこ
とであるが、討伐任務前というのは若干興奮状態になるものである。
しかし、第六十四大隊の者達は明らかに度を越していた。殺気立っ
ているともいえた。
・・
﹁よし! 全員いるな。もうすぐ今回のオーク討伐の指揮官が来ら
れる。名はジョゼフ・パル・ヨルム殿だ!﹂
大隊長ビアージョの言葉に、事前に知っていたとはいえ大きなど
よめきが起こる。
・
﹁まじかよ⋮⋮そのジョゼフってガキはどこのお貴族様なんだ?﹂
﹁それが貧乏貴族らしいぜ。歳は十、しかも母親の方はデリム人じ
ゃなく余所の国からわざわざ娶ったらしいぜ。半分余所の国の血が
流れているガキのお守りだぜ? 笑っちまうよな﹂
﹁笑えねえよ⋮⋮なんで貧乏貴族のガキが今回の任務に参加するん
だよ。
言っとくがな。簡単な任務じゃねえぞ? 上の奴らがくだらねえ
争いしてたせいで、オークの数は少なくとも三千には膨れ上がって
るそうじゃねえか﹂
﹁ばーか。簡単な任務じゃねえのはここにいる全員わかってんだよ
!﹂
﹁だったら︱︱﹂
﹁罰らしいぜ﹂
111
﹁はあ? 罰だあ?﹂
﹁近衛騎士団が、月に一度大演習をしてるのはお前も知ってるよな
?﹂
﹁馬鹿にしてんのか? そんなもん誰だって知ってるわっ!﹂
﹁おいっ、唾飛ばすんじゃねえよ! まあいい。その大演習中に貧
乏貴族のガキが殴り込みしやがったんだとさ﹂
﹁﹁﹁まじでっ!?﹂﹂﹂
周りで盗み聞きしていた者達も、そんな大事件が起きたなど初耳
で思わず反応した。
﹁ああ、本当の話だ。それで近衛騎士団団長のアルフレッド様が直
々にボッコボコにされたんだとよ﹂
﹁そん時の罰で今回の討伐か⋮⋮いや、待てよ。なんかおかしく︱
︱﹂
﹁来たぞ﹂
男の疑問は現れた少年の姿にかき消される。
ラムパカと呼ばれるラクダに似た乗り物に跨がり背には鋼の槍を
背負った少年は、隊員達の前まで
来ると、ラムパカから降りた。
﹁見ろよ。あの肌の色。レザーアーマーにレザーブーツ、武器は鋼
の槍だぜ。貧乏貴族の小倅ってのは本当みたいだな﹂
112
﹁俺らの方がよっぽど良い装備だぜ﹂
隊員達が小声でジョゼフを馬鹿にする。
ビアージョがジョゼフへ挨拶をしようとしたそのとき、カルメー
ロが割って入ってジョゼフを睨みつけた。今まで何人もの若輩貴族
が、カルメーロに睨まれて萎縮し、なかには涙を浮かべる者までい
た。
カルメーロの後ろにいる隊員達は、ジョゼフがどう対応するのか
見ものだとでもいう風に嘲笑していた。
︵こんなクソガキが俺らの指揮官だと? 絶対に認めねえ!︶
カルメーロは鬼のような形相でジョゼフを睨みつけるが、ジョゼ
フから反応がないことに気付く。
﹁おい、俺はカル︱︱がふっ!?﹂
カルメーロが口から血を流す。石畳の地面に拡がる血には歯が何
本も混ざっていた。ジョゼフが鋼の槍の石突きでカルメーロを殴っ
たのだ。
﹁て、てめぇっ! なにしやが⋮⋮﹂
﹁誰が喋っていいって言った? 後ろの奴らもヘラヘラしやがって
殺すぞ﹂
ジョゼフに殴りかかろうとしたカルメーロも、後ろで嘲笑してい
た隊員達も凍りつく。なぜなら、ジョゼフが放つ殺気に気圧されて
いたからである。鉄鼠騎士団の中でも精鋭で知られる第六十四大隊
113
の隊員達が、僅か十歳の子供が放つ殺気に動けずにいたのだ。
﹁大隊長は誰だ?﹂
﹁自分が鉄鼠騎士団第六十四大隊大隊長を任されているビアージョ
です﹂
﹁俺がジョゼフだ。ガースになんて言われているか知らねえが、お
前らの面倒まで見る気はないから勝手についてこい﹂
自分達の慕うガース団長を呼び捨てにしたジョゼフに、凍りつい
ていた隊員達の頭は一瞬にして真っ赤になった。当のジョゼフはラ
ムパカに跨るとさっさと走り去っていった。
﹁ジョゼフ殿に遅れるな! 出発!﹂
ビアージョが号令をかけると、隊員達は慌ててラムパカに跨がり
ジョゼフの後を追った。
﹁あのクソガキ⋮⋮許さねえぞ!﹂
﹁落ち着けってカルメーロ。どうせ俺らの力がなけりゃ、オーク討
伐は無理なんだ。あのクソガキが力を貸してくれって頭を下げにき
たときに、仕返ししてやろうぜ﹂
いまだ怒りが治まらぬカルメーロを同僚の男が宥める。
﹁⋮⋮それもそうだな。オークの数は三千以上。俺らの力がなけり
ゃ勝てっこないんだからな﹂
114
﹁そういうこった。それよりも、お前があんなクソガキの突きを躱
せなかったことの方が、俺には驚きだぜ﹂
﹁⋮⋮⋮⋮少し油断しただけだ﹂
油断していた。カルメーロは言い訳するように呟いた。そうでな
ければ、僅か十歳の少年が放った突きを見えなかったなどと、認め
るわけにはいかなかった。
﹁あのガキっ! 一体いつまで走る気だっ!﹂
﹁このままじゃラムパカがへばっちまうぞ﹂
帝都からマスレム村まで、ラムパカで走れば普通の行程で十日ほ
どで着く。しかし、ジョゼフは休憩も入れずに走り続けていた。最
初はジョゼフの方が先にへばると高をくくっていた隊員達であった
が、二日目の朝を迎えても速度を落とさないジョゼフに、暑さに強
いラムパカはまだしも騎乗する隊員達は限界が近付いていた。やっ
とジョゼフが休憩を入れたのは、二日目の正午に立ち寄った村であ
った。そこでラムパカにたらふく水を飲ませると、直ぐ様跨がり出
発する。隊員達はジョゼフの正気を疑った。こんな速度で行軍して
も、隊員達だけでなくラムパカも潰れてしまう。そうなれば例えマ
スレム村に着いたとしても、オークから村を救うどころか自分達が
全滅するのは明白であった。
﹁な、なんでビアージョ大隊長は文句を言わねえんだ? カルメー
ロ副大隊長より手の早いあの人の性格なら、真っ先にぶちのめして
るはずなんだが﹂
115
﹁ぜぇぜぇ、知らねえよ! 今はそれどころじゃねえだろうがっ!
!﹂
この時点で、鉄鼠騎士団第六十四大隊の二割が脱落していた。残
りの八割も疲労困憊で、このままマスレム村に辿り着いたとしても、
使い物になる状態ではなかった。
﹁情けねえ奴らだ﹂
ジョゼフは自分の後ろで必死に付いてくる隊員達に苛ついていた。
いや、ジョゼフは自分を取り巻く全ての環境に苛ついていた。
母親の血が濃くでたジョゼフの肌は褐色ではなかった。弱小貴族
の子供として生を受け、周りにいる貴族達からは肌の色や身分で、
常に見下され育ってきた。十歳にしてジョゼフの心が荒むのも、無
理はなかったと言えるだろう。
マスレム村が見えてくると、第六十四大隊の数は五百を切ってい
た。どの隊員も肩で息をし、ジョゼフを恨みの篭った眼で睨見付け
ていた。隊員達にはマスレム村を救いたいという気持ちもあるが、
それ以上にジョゼフが自分達に頭下げる姿を見たいという思いが強
かった。
本来十日かかる行軍を四日で到着したのだ。どれだけジョゼフが
無理を敷いたかが窺えるだろう。しかもジョゼフはマスレム村に寄
らずに、そのままオークの集落に向かったのだ。絶句する隊員達を
余所に大隊長ビアージョのみが笑みを浮かべていた。
﹁く、来るのが遅すぎたんだ。こ⋮⋮こりゃ三千じゃきかねえぞ﹂
遠目の付与魔法をかけた隊員が丘の上からオークの集落を見て、
116
その規模に驚きを隠せなかった。オークの集落は予想を遥かに上回
る規模に拡大しており、集落の周りには柵のようなものまで設置さ
れていた。
﹁ビアージョ大隊長⋮⋮八千⋮⋮いえ、万は超えていますよ! す
ぐに帝都に増援を要請して最低でも二個連隊⋮⋮できれば一個旅団
は必要かと⋮⋮﹂
五百対一万、如何に精鋭の第六十四大隊とはいえ、戦闘をすれば
どうなるかは子供でもわかるであろう。
﹁おいおい。俺に言ってどうすんだよ。
今、この第六十四大隊の指揮官はジョゼフ殿だ﹂
皆の視線がジョゼフに集まる。最早ジョゼフに頭を下げさせて、
溜飲を下げるなどと言っている場合ではなかった。帝都に増援を要
請して、すぐに受理されたとしても編成や準備でどんなに早くとも
一ヶ月はかかるだろう。その間に旺盛な食欲を持つオーク達が、マ
スレム村を襲わない確率の方が低い。一刻も早く村人を避難させ、
増援がくるまでどう守り通すかを考えねばならなかった。
﹁ビアージョ大隊長っ! 今はそんなことを言っている場合ではあ
りません!! すぐに誰か、帝都に増援を求めに行くんだ!﹂
隊員の一人が我慢しきれず、ビアージョへの語気が荒くなる。白
魔法を使える隊員がラムパカの体力を回復させ、付与魔法を使える
隊員が身体能力を強化する魔法を唱える。慌ただしく行動する隊員
達であったが、最初にカルメーロが気付いた。
﹁あのクソガキどこ行きやがった?﹂
117
﹁まさか逃げたんじゃ!﹂
﹁ふざけんじゃねえぞっ!!﹂
ジョゼフが逃げたと思い込んだ隊員達が、口々に罵り合うが。
﹁ジョゼフ殿ならあそこだぞ﹂
ビアージョの指差す方向に全員が視線を向けると、オークの集落
からは争う雄叫びや戦塵が見えた。
﹁ま、まさか⋮⋮あのガキ⋮⋮たった一人で⋮⋮⋮⋮!?﹂
﹁ビアージョ大隊長っ! すぐに助けに行きましょう!!﹂
カルメーロが叫ぶやいなや、槍を手にする。
﹁おや? カルメーロ、お前はジョゼフ殿が嫌いじゃなかったのか
?﹂
﹁嫌いにきまってるでしょうがっ! あんなクソガキ! でも⋮⋮
あんな⋮⋮あんなガキを無駄死にさせていいわけない!!﹂
丘を下ろうとするカルメーロの手を、ビアージョが掴んで止めた。
﹁なんで止めるんですかっ!?﹂
﹁まあ待てよ。こうなるだろうなーって、ガース様は予想してたん
だよ。
118
ほら、出発前に誰かが話してたろ? 近衛騎士団の大演習中にジ
ョゼフ殿が殴りこんで、アルフレッド様にボッコボコにされたって。
おかしいと思わないか?﹂
﹁おかしいってなにがですか?﹂
﹁仮にだな。鉄鼠騎士団が演習している最中に、見たこともないガ
キがガース様と一騎討ちさせてくれって言ったら、お前どうする?﹂
﹁そりゃ⋮⋮させるわけないでしょう﹂
﹁そうだよな? 近衛騎士団もそうだったんだよ。アルフレッド様
の周りを何千何万の騎士が守っている中、ジョゼフ殿は蹴散らして
一騎討ちに持ち込んだらしいんだ﹂
ビアージョの話に隊員達は静まり返り、オーク達の雄叫びが先程
より大きく聞こえた。
﹁俺もさ、カルメーロと一緒でどこの誰かも知らねえ貴族のガキが、
指揮官になるのが我慢できなくてガース様のところに行ったんだよ﹂
ビアージョは恥ずかしそうに頭を掻きながら、大きく一度溜息を
吐いた。
﹁そん時に近衛騎士団とジョゼフ殿の話を聞かされてさ、今回のオ
ーク討伐ではジョゼフ殿に一切協力しなくていい、どれほどの者か
その眼で見届けるがいいって言われたんだよ﹂
﹁なんで⋮⋮その話を俺らに言ってくれなかったんですか?﹂
119
・・・
﹁言ったって信じねえだろう? 数万の軍に一人で突っ込んで、ボ
ッコボコされながらもアルフレッド様を倒したなんて﹂
﹁は? た、倒した?﹂
﹁そっ! ボッコボコにされながらも倒しちまったそうなんだよ。
それであんだけ固執してたオーク討伐を近衛騎士団は辞退、推して
た貴族連中もだんまりよ。それもそうだよな? 団長のアルフレッ
ド様が十歳の少年に倒されたんだからな。近衛騎士団の見ている前
で。おかげで近衛騎士団の連中には緘口令が敷かれてるそうだぞ!
ざまあみろってな?﹂
がはははっ、と大声で笑うビアージョとは裏腹に、隊員達はいま
だ戦闘の繰り広げられているオークの集落に目を向けた。
﹁おい⋮⋮あれからどれくらい時間は経った?﹂
﹁一時間以上⋮⋮化け物かよ⋮⋮﹂
オーク達の雄叫びはやがて悲鳴へと変わり、二時間後には悲鳴ど
ころか音さえ聞こえなくなっていた。第六十四大隊の隊員達が丘を
下りオークの集落に入ると、そこには全身がオークの返り血で真っ
赤に染まったジョゼフが、山のように重なったオークの死体の上に
座り込んでいた。
﹁ほらよ﹂
ジョゼフは槍の穂先に刺していたオークの首を、ビアージョの足
元へ放り投げた。
120
﹁これは⋮⋮オークキングっ!?﹂
万を超すオークの集落である。オークキングがいてもおかしくは
なかったのだが、それを容易く屠る十歳の少年がいるなどと、誰が
思うだろうか。
﹁ジョゼフ殿、どちらへ?﹂
﹁あとはお前らだけでも大丈夫だろう。俺は帰る﹂
あれほど憎んでいたジョゼフの後ろ姿を、第六十四大隊の隊員達
は英雄に憧れる少年のような目で見送った。
万に及ぶオーク、それもオークキングが率いるにもかかわらず、
単騎で全滅させる。しかし、デリム帝国の記録ではオークキングで
はなくオークジェネラル、オークの数も万から千へと記されていた。
あまりにも突飛な話であり、大隊長ビアージョの報告は信用するに
値せずと修正されたのである。
これがジョゼフ・パル・ヨルムの初陣であった。
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ネームレス王国陣営
ウッズ:ドワーフの鍛治士。固有スキル﹃不運﹄によって、作った
武器や防具にランダムでつくことがあるスキルが一切付かない。熟
練の鍛治士でも100%スキルを付与することはできないのだが、
生き死にする生業である冒険者達からは、敬遠されていた。ユウと
出会い、今までは考えられないほど高価な素材を扱うようになるが、
そんなことよりもユウのことを気に入って専属鍛治士となる。
クロ:元ゴブリンキング。ユウと戦って死亡するが、後に﹃死霊魔
法﹄によってアンデッドとして復活する。黒い肌に通常のゴブリン
では考えられない身長百八十センチを超える。
ヒスイ:﹃妖樹園の迷宮﹄にいたドライアード。人間に興味、好意
を持っていた為に群れを追い出される。その際にヒスイだけだと心
配と、多くのピクシーがついてくる。
ピクシー
﹃妖樹園の迷宮﹄でヒスイと暮らしていたピクシー。
モモ:人見知りの激しいピクシーであったが、今では逞しく成長し
ている。ピンクの髪が特徴。
アカネ:赤い髪のピクシー。今はユウからアカネという名前をつけ
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てもらいご満悦。
ナマリ:﹃腐界のエンリオ﹄第五十六層に隠れ住んでいた魔人族の
唯一の子供。他の子供は過酷な環境に適応できずに死んだり、魔物
に襲われて亡くなっている。
一度死んでいるが、ユウの死霊魔法により蘇っている。ナマリの
身体には、黒いスライムが封印されている。黒いスライムの正体は、
ユウが倒した凶悪な魔物を﹃錬金術﹄によって錬成し直したもので
ある。
ナマリの身体に封印されている魔物
一匹目:兇獸ボラモブラン。腐界のエンリオ四十層を支配していた
アンデッドの獣。生者であろうが死者であろうが、視界に入るもの
全てを殺し尽す。腐界のエンリオを探索する冒険者は出会わないこ
とを神に祈りながら四十一層を目指す。
二匹目:同族喰いのメィフェントン。腐界のエンリオ五十層を支配
していた。同族を食らい続けた結果単一種となる。瘴気を常に纏い
近付くだけで生者は精神を蝕まれる。
三匹目:腐敗のドンドコラポォ。腐界のエンリオ最下層を支配して
いたアンデッド。強力な暗黒魔法を使いこなし、高い物理耐性と魔
法耐性を持ち、通常攻撃でダメージを与えることは難しいだろう。
四匹目:惡竜ヴェギュリェーン。﹃悪魔の牢獄﹄四十九層を支配し
ていた竜。同族からも忌み嫌われるほどの残虐性。Aランク迷宮﹃
悪魔の牢獄﹄の屈強な魔物達ですら姿を見ただけで逃げ去るほどの
強さを持っている。
五匹目:魔眼のゾフィーヌ︵天魔族︶。﹃悪魔の牢獄﹄第五十六層
の主。
六体目:古の巨人キュインキュィ
七体目:聖獣ワォンラァン+ナナ
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八体目:古龍マグラナルス+ゴーリア
九体目:啼き蟲クインクイーン
十体目:天空の覇者ロヌギアドス︵カイザーフェニックス︶
シロ:﹃腐界のエンリオ﹄第四十八層に生息する腐肉芋虫。変異種
の腐肉芋虫の為に、育児放棄されて死にかけていたところをモモが
見つける。そのままユウが面倒を見ることになり、今では立派に成
長中? 甘えん坊。
ラス:﹃腐界のエンリオ﹄で腐肉喰兵隊蟻の群れに追われていたと
ころをユウに助けられる。正確な年齢はわからないが、現在では失
われている﹃錬金術﹄の知識などを知っている。ユウとなにやら盟
約を結んでいる。
トーチャー:﹃腐界のエンリオ﹄最下層で腐敗のドンドコラポォに
飼われていた天魔族の少女。天使のような見た目とは裏腹に拷問が
大好き。山城の地下にはトーチャー専用の部屋がある。そこではユ
ウに敵対した者達が拷問を受け続けている。
獣人族
ナマリが拾ったことになっている。獣人といっても大多数が雑種で
あり、同じ獣人族からも嫌われている。
ルバノフ:獣人族の族長。
インピカ:犬族︵雑種︶。サモエドのような容姿で人懐っこい。ラ
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スはこの少女が苦手である。
アガフォン:羆族︵雑種︶の青年。ユウに憧れている。ジョブに就
いて自惚れていたが、魔人族にケンカをふっかけて負けている。
フラビア:猫族︵雑種︶の少女。マリファにケンカを売って恐ろし
目に遭っている。密かにユウを狙っている。
ナルモ:狼族︵雑種︶。
兄妹の獣人:犬族︵雑種︶。飢えで死にそうなところをユウに助け
られる。兄がヘンデ 、妹がレテル。
堕苦族
ナマリが拾ったことになっている。日光を浴びると肌が爛れる体質
である為に、小人族であるが邪悪な種族と勘違いされて忌み嫌われ
ている。装飾や薬などを作ることに秀でている。
ビャルネ:堕苦族の族長
ムルル:堕苦族の幼女。身体が弱い。
魔落族
ドワーフと魔人族が交わった末に生まれた種族。魔力に乏しいドワ
ーフが魔力の高い魔人族の血を求めた結果ともいえる。同じドワー
フから嫌われている。
マウノ:魔落族の族長
巨人:巨人族としかわかっていないが、島の全域に結界を張り巡ら
せている。ナマリ曰く、肉のお化け。ユウと世界樹に関して盟約を
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結んでいる。
アオ:海竜の子供。ユウに助けられてから懐く。今ではネームレス
王国の海域を縄張りにしている。シロとユウの取り合いをしている。
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各種族の特徴
人族
脆弱な種族。
他種族との争いに勝つ為に人族のみが使用できる﹃戦技﹄を編み出
す。
聖暦制定前はもっとも弱い種族であったが、聖暦制定後から徐々に
力をつけ他種族を圧倒し始める。現在ではレーム大陸でもっとも栄
えている種族と言えるだろう。
獣人族
犬人、狼人、猫人、虎人、獅子人、熊人などを総称して獣人族と呼
ばれている。身体能力に優れた種族で、また多産な種族が多い為に
環境次第では爆発的に人口が増える。
竜人族
人口は少ないが竜の血を引くその戦闘力は多くの種族から恐れられ
ている。
巨人族
巨体に見合う膂力を誇る種族。魔物としての巨人族と人との共存を
選んだ巨人族とに分かれている。巨人族としての血が濃いほど、身
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体が大きくなる傾向がある。巨体を活かして盾職や前衛職が多い。
鬼人族
巨人族に匹敵する膂力を持つ種族。好戦的で血の気が多い。
肌の色は赤や青が大半を占め、角は一本角と二本角に分かれる。
エルフ
弓と精霊魔法が得意な種族。
基本的には森に住む種族である。
ダークエルフ
エルフ同様に弓と精霊魔法が得意な種族。
エルフとはあまり仲が良くないが、世界樹をあると言われている聖
地ではお互いに協力して世界樹を護り続けている。
ドワーフ族
鍛冶が得意な種族。
男性は樽体型に多量な髭が特徴。女性の見た目は人族の十∼十四歳
ほどで止まり、一部の趣向ある人族の男性からは絶大な支持を受け
ている。
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小人族
手先が器用で装飾などが得意な種族。
男女共に見た目は人族の十歳ほど。
非力な為に、冒険者になる小人族の多くは斥候職を選ぶ傾向がある。
魔人族
人族と天魔族の間に生まれた魔よりの種族。
鉛色の髪の毛に赤い瞳、背中から生えている蝙蝠のような翼に二本
の巻角、その姿から天魔族の魔を連想されるがゆえに、多くの種族
から忌み嫌われている。決定的に他種族から拒絶される原因となっ
たのが、第二次聖魔大戦で魔王側に魔人族の多くがついた為である。
大戦で敗北を喫したあと、人族からの追撃に遭い。その数を大幅に
減らしている。今では迷宮や森の奥深くに隠れ住んでいる。
魔人族の恐ろしいところは、ジョブに就いていない状態でも高位の
魔法や槍技、剣技などを使いこなす戦闘力である。
天人族
人族と天魔族の間に生まれた天よりの種族。
金色の髪に背中から生える美しい翼。その容姿から、同じ人と天魔
族の間から生まれた魔人族とは逆に、多くの種族から好意的に見ら
れている。
天魔族の血を引いているだけあり、高い魔法特性を持っている。
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堕苦族
小人族と同じ祖を持つ種族であるが、肌は病的に青白く陽の光を浴
びると皮膚が爛れる体質である。その為に小人族からですら邪悪な
種族と忌み嫌われている。
小人族同様に手先が器用で装飾などが得意であるが、長年の迫害に
抗う為に毒を持つ動植物の知識が豊富で、強力な毒を作り出すこと
ができる。
魔落族
ドワーフと魔人族との血を引く種族。
遥か昔に魔力適性が低いドワーフ達が、魔力適性の高い魔人族の血
を入れることによって魔剣を作ろうとしたことから生まれた種族で
ある。
見た目はドワーフ同様に樽体型であるが、肌の色は灰色である。
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PDF小説ネット発足にあたって
http://ncode.syosetu.com/n6997ca/
奪う者 奪われる者 登場人物・設定・閑話など
2017年3月14日08時58分発行
ット発の縦書き小説を思う存分、堪能してください。
たんのう
公開できるようにしたのがこのPDF小説ネットです。インターネ
うとしています。そんな中、誰もが簡単にPDF形式の小説を作成、
など一部を除きインターネット関連=横書きという考えが定着しよ
行し、最近では横書きの書籍も誕生しており、既存書籍の電子出版
小説家になろうの子サイトとして誕生しました。ケータイ小説が流
ビ対応の縦書き小説をインターネット上で配布するという目的の基、
PDF小説ネット︵現、タテ書き小説ネット︶は2007年、ル
この小説の詳細については以下のURLをご覧ください。
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