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事業報告書 2012(平成24年度)

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事業報告書 2012(平成24年度)
SHIBAURA INSTITUTE OF TECHNOLOGY
事業報告書 2012(平成24年度)
■
はじめに
2012(平成24)年度事業報告について
創立100周年となる2027(平成39)年に、本学は名実
ともに理工系私学のトップになる目標を掲げております。その
ためには、広く社会から評価を受けなくてはなりません。そし
て、本学がどのような努力を積み重ねているかを世の中に見
てもらわなければなりません。ここに芝浦工業大学事業報告
書を発行し、本学が2012(平成24)年度に取り組んだ主
要な事業の概要をご報告いたします。
大学間競争の時代と言われておりますが、本学は生き残り
をかけているのではなく、理工系のトップランナー大学を14
年後に完成させることを目指しております。そのために、役
員ならびに教職員一人ひとりがその志を高く掲げ、グローバ
ル化、財務、人材・組織、学生募集、教育研究、就職支援
の強化、併設校のあらゆる面について改革を進めます。真に
学生・生徒のための学校経営を行い、
「早慶芝浦」と評され
る社会的ブランド力を構築してまいります。
これらの強力な改革を実行するためには、今一度全学の英
知を結集し、法人経営ガバナンスのあり方を再構築する必要
があります。
輝ける創立100周年へ向け、教職員はもとより、校友会、
後援会をはじめご関係のみなさまと共に「オール芝浦」とし
学校法人 芝浦工業大学理事長
五十嵐 久也
て新たな歩みを進めてまいります。
2013(平成25)年 5月
芝浦工業大学 建学の精神
芝浦工業大学は、1927(昭和2)年、創立者 有元史郎が開
設した東京高等工商学校が起源です。建学の理念として有元史郎
が掲げたのは、実用的な技術と知識を併せ持って技術立国を担う
技術者、しかも高い倫理観と豊かな見識を備えた優れた技術者を
育成することでした。その実現の支えとなってきたのが、現代文化
の諸相を教材とし、社会的活動の意義を体得する実学教育です。
創立者
有元 史郎
1
社会に学び、
社会に貢献する技術者の育成
SIT REPORT 2012
■
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
学校法人の沿革
1927
(昭和 2 )
年
1943
(昭和18)
年
1950
(昭和25)
年
財団法人東京高等工学校を設立(3月)
。
財団法人芝浦学園と名称変更(10月)
。
芝浦工業大学を設置、工学部機械工学科、土木
工学科を開設。
芝浦工業短期大学を設置
(その後、1983(昭和58)年に廃止)
。
CONTENTS
はじめに
2012
(平成24)
年度事業報告について…
……………
1
芝浦工業大学 建学の精神… ……………………………… 1
学校法人の沿革… ……………………………………………… 2
Ⅰ. 事業の概要
-2012
(平成24)
年度主要事業-
教育の質の保証… ………………………………………………
イノベーション創出への参画…
……………………………
3
3
6
グローバル化への取り組み… ……………………………… 8
1951
(昭和26)
年
学校法人芝浦学園に組織変更。
1953
(昭和28)
年
学校法人鉄道育英会を吸収合併。
東京育英高等学校(現芝浦工業大学高等学校)
の経営を継承。
キャンパス施設設備の整備… ……………………………… 14
学校法人芝浦工業大学と名称変更。
OB・OGとの絆… ……………………………………………… 18
1962
(昭和37)
年
1963
(昭和38)
年
学生の活動成果と支援強化………………………………… 10
学生募集ならびに就職支援………………………………… 13
地域連携の推進… ……………………………………………… 16
芝浦工業大学中学高等学校の取り組み… …………… 19
芝浦工業大学柏中学高等学校の取り組み…………… 20
人事制度、財政運営の改革………………………………… 21
その他………………………………………………………………… 22
Ⅱ. 財
務の概要
-2012
(平成24)
年度決算の概要-
24
1966
(昭和41)
年
埼玉県大宮市(現さいたま市)に大宮キャンパス
竣工。
資金収支計算書… ……………………………………………… 25
1980
(昭和55)
年
芝浦工業大学柏高等学校開設。
貸借対照表………………………………………………………… 27
1982
(昭和57)
年
芝浦工業大学高等学校は東京都板橋区に移転し、
同時に同中学校を開設。
1991
(平成 3 )
年
芝浦工業大学にシステム工学部を設置、3学科を
開設。
1995
(平成 7 )
年
大学院工学研究科博士(後期)課程設置、地域
環 境システム専 攻、 機 能 制 御システム専 攻を
開設。
1997
(平成 9 )
年
先端工学研究機構を設置。
1999
(平成11)
年
芝浦工業大学柏中学校開設。
2003
(平成15)
年
芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科(専
門職大学院)を設置。
消費収支計算書… ……………………………………………… 26
学校・学部別消費収支状況表…
………………………… 29
経年比較資金収支計算書…………………………………… 30
経年比較消費収支計算書…………………………………… 31
経年比較貸借対照表…
……………………………………… 32
経年比較主な財務比率… …………………………………… 32
その他………………………………………………………………… 33
参考 財産目録の概要…
39
設立の目的等……………………………………………………… 39
教育
(研究)
の特色… …………………………………………… 40
設置する学校・学部・学科等
… …………………………………… 40
(2012
(平成24)
年度)
学校・学部・学科等の学生・生徒の状況… ………… 41
設置する学校・学部・学科の入試結果
………………………………… 42
(2013
(平成25)
年度入試)
2008
(平成20)
年
芝浦工業大学システム工学部に生命科学科開設。
2009
(平成21)
年
芝浦工業大学システム工学部をシステム理工学部
に名称変更し、併せて数理科学科開設。
東京都港区に芝浦キャンパスを開校。
デザイン工学部を設置し、デザイン工学科開設。
教職員の概要
………………………… 46
(2012
(平成24)
年5月1日現在)
2011
(平成23)
年
芝浦工業大学大学院工学研究科を理工学研究科
に名称変更し、システム理工学専攻を開設。
Ⅲ.法人の概要
Ⅲ. 法人の概要
…………………………………… 36
東京都江東区に豊洲キャンパス竣工。
芝浦キャンパスに在籍する工学部(9学科)
、及び
大宮キャンパスに在籍する同工学部(2学科)の3
年次以上が移転。
芝浦キャンパスは取り壊し、再開発計画に入る。
2006
(平成18)
年
Ⅱ.財務の概要
芝浦工業大学大学院工学研究科修士課程を設置、
電 気 工 学 専 攻( 現 電 気 電 子 情 報 工 学 専 攻 )
、
金属工学専攻(現材料工学専攻)
、工業化学専攻
(現応用化学専攻)を開設。
以後、1976(昭和51)年までに5専攻を設置。
Ⅰ.事業の概要
1949
(昭和24)
年
東京府荏原郡大森町に東京高等工商学校設立
(創立者 有元史郎)
。その後、芝区(現港区)
芝浦町に移転する。
役員の概要
……………………… 44
(2013
(平成25)
年3月31日現在)
評議員の概要
……………………… 45
(2013
(平成25)
年3月31日現在)
組織図
………………………… 47
(2013
(平成25)
年3月1日現在)
施設等の状況
……………………… 48
(2013
(平成25)
年3月31日現在)
学生・生徒納付金等の状況
………………………… 49
(2012
(平成24)
年5月1日現在)
校友・後援会連携課の実績………………………………… 50
2
Ⅰ. 事業の概要
─2012(平成24)年度主要事業─
教育の質の保証
Ⅰ.事業の概要
「チャレンジSIT-90」作戦
「チャレンジSIT-90」作戦は、創立90周年と、その次に控える100周年に向けて本学が常に輝き続ける大学として確
固たる地位を維持・発展するため、不断の大学改革を全学的に推進することを目的として2008(平成20)年にスター
トしました。
本作戦の源とする本学建学の精神は、「社会に学び社会に貢献する技術者の育成」を21世紀の今に実践することであ
り、その基本的な考え方は「教育、研究、社会貢献の三位一体推進」です。
2012(平成24)年度は、
「常に前進する文化の醸成」をテーマに「チャレンジSIT-90作戦-Second Stage-」と
して、教職協働のもと全員参加意識を持って改革を進めています。
教育イノベーション推進センターの設置と取り組み
教育イノベーション推進センターは、教員・職員が協働して教育の質保証及び不断の教育改善のための取り組みに
ついて全学的方針を策定し、あらたな教育改革・改善活動等を推進すること、又、教育力の向上を目指して努力する
個々の教職員、組織的に活動する大学各機関のFD・SD活動推進の取り組みについて支援・協力すること、および学生
の学力向上のための学習支援等を行うことを目的として、2012(平成24)年4月に設置されました。その目的を果た
すために、センターの下にIR部門、キャリア教育部門、FD・SD推進部門、教育・学習支援部門の4部門が組織され、
活動を行っています。
FD・SD活動の推進
教育イノベーション推進センターFD※1・SD※2推進部門では、(1)教職員支援のFD・SDプログラムとして「ティー
チング・ポートフォリオ作成ワークショップ」「ティーチング・ポートフォリオ完成ワークショップ」「授業外学習を
促すシラバスの書き方ワークショップ」の3種類のワークショップ、(2)学生のFD活動への参画支援としてSCOT
(Students Consulting on Teaching)育成のための研修及び一般教員へのSCOT利用促進、(3)組織支援のFD・SD
プログラムとして「FD・SD講演会」
「新任教職員研修会」
「入職3年目以内教員フォローアップ研修」を実施しています。
又、全国私立大学FD連携フォーラムに加盟して他大学と交流し、学外の優れたFD・SDプログラムを本学教職員に紹
介し、積極的な参加を呼びかけています。
※1 FD=Faculty Development(教員の授業・方法の改善、向上の取り組み)
※2 SD=Staff Development(職員の能力開発の取り組み)
3
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
産学官連携活動を通した人材育成
本学は、建学の理念である“社会に学び社会に貢献する技術者の育成”を産学官連携活動にも取り入れ、その活動
Ⅰ.事業の概要
を通じた人材育成に取り組んでいます。2012(平成24)年度の企業との受託・共同研究は167件で203,000千円、
科学研究費を除く政府系等競争的資金(国プロ)は47件で276,000千円となっています。大学の産学官連携推進の意
思決定機関である複合領域産学官民連携推進本部では、学生が産学官連携活動に参画できる機会創出に取り組んでお
り、現在350名ほどの学生が受託・共同研究および国プロといった産学官連携プロジェクトに参画しています。
公的資金の獲得
国公私立大学間の競争的環境の下、競争的資金獲得の推進のために文部科学省等が選定・支援する各種事業につい
て、積極的に取り組み申請を行っています。
2012(平成24)年度は、以下の事業で2件の申請を行い、採択を受けました。
1.産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業
取 組 名:「首都圏に立地する大学における産業界のニーズに対応した教育改善」(採択)
※1 8大学連携(青山学院大学、芝浦工業大学、お茶の水女子大学、大妻女子大学、工学院大学、駒澤大学、昭和女子大学、女子美術
大学、専修大学、拓殖大学、東京家政大学、東京電機大学、東京都市大学、東京未来大学、法政大学、明治学院大学、目白大学、東京
家政大学短期大学部)
取組期間:2012(平成24)年度~2014(平成26)年度(3年間)
補助金額:2012(平成24)年度:4,300千円
2.国際化拠点整備事業
取 組 名:「グローバル人材育成推進事業(タイプB特色型)」
(採択)
取組期間:2012(平成24)年度~2016(平成28)年度(5年間)
補助金額:2012(平成24)年度:43,275千円
なお、今後も一層の競争的資金の獲得のために、大学全体として戦略的かつ組織的に体制を整え、取り組んでいき
ます。
工学部の取り組み
工学部は、教育の質保証のため、日本技術者教育認定機構(JABEE)認定4学科に加え、2学科が受審を準備、残り
の5学科もJABEEを参照して教育プログラムの改善を継続しています。学部学科の教育方針の一貫性・整合性をとる自
己点検方法とフィードバックの方法を強化試行していきます。
併せて、学生の要望に応え、きめ細かい指導による教育効果向上のため、基底科目制度の運用の見直しと導入教育
改善策を検討しました。
FD・SDとして、学内研修の実施、学外研修への積極的参加とともに、日本工学教育協会年次大会を本学教職員と学
会が協働して開催し、本学からも多くの発表と交流を行いました。
4
システム理工学部の取り組み
システム理工学部は、複数教員担当科目の日常的運営を通じて、教育目標や教育課程の編成・実施の方針に関して
Ⅰ.事業の概要
実績を積み上げてきました。一方で、学科新設により、組織的な対応の必要性が認識され、2010(平成22)年度より
当学部の教育内容・方法を一層錬磨するために、FD委員会の機能を強化し、2012(平成24)年度も引き続きFD活動
を推進してきました。2011(平成23)年度に自己点検において見出された改善点である履修単位数制限とGPA*を導
入しました。又、教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施の方針に関する検証体制を整備していく作業
の一環として2012(平成24)年度には「システム工学教育に関する将来像検討委員会」を設置し検討を行いました。又、
総合科目・基礎科目の履修モデルの作成を共通科目委員会で行っています。
*GPA(Grade Point Average):成績評価方式
デザイン工学部の取り組み
完成年度を迎えた2012(平成24)年度は、4年生の総合プロジェクト(卒業研究)の運営と就職・進学指導を本格
的に開始するとともに、学部開設後3年間で顕在化した教育プログラムの課題を解消するためカリキュラムの再編や基
礎教育、キャリア教育の改善に着手、さらに学部拡充計画の検討を行いました。
工学教育の実質化に向けた取り組みとして、学部理念に基づく「学習・教育目標」を策定、カリキュラムマップを
作成し、これに関連して履修モデルの見直しを行いました。基礎教育では正課の講義と連動した学習サポート室にお
ける独自プログラム(TOEIC対策講座、数学講座など)の充実を図りました。
又、教育の質保証を図るため、ルーブリックの導入を検討、総合プロジェクトでの試行と、初年次導入科目である
「総合導入演習」においても導入を決定しました。キャリア教育科目では、PROGテストを実施、データ分析を行い、
評価方法としての有効性を評価した上で、基礎教育科目、総合導入演習、キャリア・プログラムを連動させた学生
個々の教育履歴(カルテ)作成に着手しました。
大学院理工学研究科・専門職大学院工学マネジメント研究科の取り組み
大学院理工学研究科ならびに専門職大学院工学マネジメント研究科は、2012(平成24)年度に以下の事業を行いま
した。
▲
大学院理工学研究科
●
博士(後期)課程社会人向け早期修了プログラム開始。
●
●
●
●
LF(Learning Facilitator)活動を通じた教員・職員・学生協働でのFD推進(傾聴研修・
「しゃべり場」の開催等)
。
大学院学則改定(2013(平成25)年度より履修上限の設定、建設工学専攻・システム理工学専攻入学定員の増)
。
クオーター制度導入準備(2013(平成25)年度より材料工学専攻・システム理工学専攻で一部導入)
。
専攻幹事制度の導入(2013(平成25)年度~)準備(学部との接続強化)。
▲
専門職大学院工学マネジメント研究科
5
●
「
みなし専任教員」の任用。
●
●
●
●
●
●
クオーター制度の導入。
平日の授業を芝浦キャンパスで実施。
10周年記念シンポジウムの開催。
専門職大学院学則改定(2013(平成25)年度より履修上限の設定、学費、教育目標の改定)。
韓国延世大学とMOT合同セミナー、JR大人の休日倶楽部とのコラボイベント等の実施。
ハイブリッド講義開始(2013(平成25)年度~)に向けた準備。
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
イノベーション創出への参画
Ⅰ.事業の概要
研究力強化・研究拠点形成・研究環境整備(SIT総合研究所)
1.研究力強化(特別教育研究予算)
本学には、プロジェクト研究助成(研究者の独創的な研究等を支援)
、FD・SD活動助成(学生に対する教授方法
の改善等)
、大学院重点共同研究助成(戦略的研究基盤形成支援事業採択案件)
、エスアイテック研究開発助成(実
用化・事業化を目指すもの)等の研究助成制度があり、今年度は総額約150,000千円を拠出し、本学の研究力の底
上げを図りました。
特別教育研究予算(学内競争的資金)配分一覧
助成名称
件数
プロジェクト研究助成(スタートアップ含む)
90
69,303
FD・SD活動助成
16
20,179
9
50,000
115
139,482
3
10,755
118
150,237
大学院重点共同研究助成
小計
エスアイテック研究開発助成
総合計
予算額(千円)
2.研究拠点形成(文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業)
本事業は、私立大学における特色ある研究拠点の形成を支援するため、研究プロジェクトに対して重点的かつ総
合的(研究経費と研究装置・設備)に補助を行うものであり、今年度は3件申請し、内1件が採択となりました。採
択された案件はSIT総合研究所の研究センターとして位置づけ、2012(平成24)年度は過去の採択事業を含め6研
究センターが精力的に活動を推進しました。
2012(平成24)年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業・採択案件
研究センター名
研究代表者
建築ストック研究センター
理工学研究科建設工学専攻 教授 南 一誠
3.研究環境整備(研究装置・設備の整備と運用)
文部科学省の私立大学等研究設備整備費等補助金などを活用し、3件の研究装置・設備を設置しました(予算額:
85,089千円)。購入した研究装置・設備は、可能な限り多くの研究者・学生が使用できるようSIT総合研究所研究推
進本部員、一部の教員、学生スタッフ等が中心となり、予約システムの整備・器機使用に必要な講習の実施、メン
テナンスなど、管理運営体制を構築し運用しています。
2012(平成24)年度:大型研究装置・設備 整備一覧
装置・設備名
予算(千円) 使用学科
研究代表者
タンパク質分子間相互作用解析装置
15,499
環境微生物生態工学国際交流
研究センター 他
理工学研究科
応用化学専攻
教授 正留 隆
三次元柔構造作製システム
39,098
フレキシブル実装工学研究
センター 他
理工学研究科
電気電子情報工学専攻
教授 西川 宏之
高分解能質量分析計
30,492
工学部 応用化学科 材料工学科 他
工学部 応用化学科
准教授 木戸脇 匡俊
6
科学研究費助成事業の獲得状況
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金、科学研究費補助金)は、人文・社会科学から自然科学まですべて
Ⅰ.事業の概要
の分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」
であり、審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。2011(平成23)年度の89件161,000千
円に対し、2012(平成24)年度の科学研究費助成事業における件数と金額は98件128,000千円(本学教員が研究代
表者となっている案件)となっています。
政府系等競争的資金(国プロ)の獲得状況
本学では、国の競争的資金(科学研究費助成事業以外)で国又は国に準ずる機関(各省庁、地方自治体、独立行政
法人等)の公募に応募し採択した後、直接契約し適正な委託元のルールに沿って執行管理をする受託案件を国プロと
呼んでいます。大学が単独で獲得する資金に始まり企業や地域と連携をして研究チームを作り、応募するものなど多
種様々な国プロを獲得しています。2011(平成23)年度の41件200,000千円に対し、2012(平成24)年度の件数
と金額は47件で276,000千円となっています。
受託・共同研究の実施状況
2012(平成24)年度の企業等との受託・共同研究は167件で203,000千円でした。基礎研究から、製品化・事業
化といったいわゆる出口に近い応用研究まで、様々な連携研究活動が行われています。これらの受託・共同研究を拡
大・推進するために、芝浦工業大学では産学官連携コーディネーター7名を配置し、提携企業の新規開拓に注力してい
ます。ここ数年は特に金融機関との連携に力を入れており、2012(平成24)年度の技術相談件数は104件、受託・共
同研究などの契約締結に至った成約件数が16件と過去最高を更新しました。
芝浦ハッケン展2012・産学官連携研究交流会の実施状況
2012(平成24)年11月に学内研究成果の発表の場である芝浦ハッケン展を芝浦キャンパスで(来場者:約160名)
、
2013(平成25)年3月に研究室公開イベントである産学官連携研究交流会を大宮キャンパスで(来場者:約240名)
実施しました。共に単なるシーズの展示会ではなく、学生が来場者に研究内容の説明を行い、社会人からの質問に受
け答えすることで、人材育成の場としても機能させました。又、実際に来場者から受けた技術相談がきっかけとなり、
共同研究に至ったケースもありました。
江戸っ子1号プロジェクト
江戸っ子1号プロジェクトは、東京下町の中小企業と大学、金融機
関、独立法人などが連携して取り組む深海探査艇の開発プロジェクト
です。本プロジェクトには、本学から5名の教員と10名ほどの学生が
参画しています。これまでの道のりは決して平坦でなく、体制的な問
題、技術的な問題、経済的な問題等様々な課題を抱え、当初の計画か
らはかなり遅れています。2012(平成24)年10月に相模湾で行わ
れたテストでは、錘の切り離しがうまくいかず、「江戸っ子1号ほろ
にがデビュー」などと書き立てられたりもしました。それでもメンバー
の情熱は冷めず、数々の困難を乗り越え、またその情熱に動かされた
協力者も新たに加わり、2013(平成25)年8月には日本海溝において水深8,000mの探査テストに挑戦予定です。
7
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
グローバル化への取り組み
Ⅰ.事業の概要
グローバル人材育成推進事業
2012(平成24)年度に採択された「グローバル人材育成推進事業」は、若い世代の「内向き志向」を克服し、グロー
バルな舞台に積極的に挑戦し活躍できる人材の育成を目的とした大学の体制整備を推進する取り組みに対して重点的
に財政支援する文部科学省の事業です。
本学がこれまで推進してきた「教育の質保証と国際通用性向上」を目標とする教育改革の基盤の上に、①「グローバ
ル人間力」、「問題解決能力」育成のための教育内容の改善・強化、②教職員のグローバル教育力向上のための国際化
施策、③「コミュニケーション力」
、「異文化理解力」育成のための国際化教育強化の3つの施策を中核とし、グローバ
ル人材に必須の4つの能力(コミュニケーション力、グローバル人間力、異文化理解力、課題解決能力)の育成・強化
を図り、「統合的問題解決能力を備えた世界に貢献できる技術者」になることのできる能力を育成するための、教育体
系・環境の構築と、教職員のグローバル教育力の向上を実現します。
2012(平成24)年度の主な補助事業の内容は以下のとおりです。
①課題解決型学習(PBL)マニュアル・ルーブリックの整備
②工学英語科目の検討、専門科目の一部英語化の実施
③PROG/TOEICテストの実施
④電子ラーニングポートフォリオシステムの整備
⑤国内/国外他大学の調査及び協定校との新規プログラムに関する打合せ
⑥海外インターンシップ派遣先企業の開拓
⑦教務・事務関連書類の英語化とホームページ及びパンフレット作成
国際交流プログラム
2012(平成24)年度も、アメリカや台湾の協定校での短期語学留学をはじめ、ヨーロッパを中心とした協定校への
交換留学、建築系交換授業など、積極的に国際交流プログラムを推進しました。又、国際交流活動の新たな試みとし
て、2009(平成21)年度から開始した海外インターンシップ・プログラムは、派遣先企業が増えたことで、より充実
したプログラムとなりました。本インターンシップは、海外の企業で貴重な就労体験を積むことができ、社会貢献を
実感できる価値あるプログラムです。本プログラムを通じ、国際感覚の醸成並びに実践的グローバル人材の育成を目
的としています。
2つのツイニングプログラム
留学生受入れの代表的な取り組みとして、東南アジア諸国を対象とした2つのツイニングプログラムを推進していま
す。そのうちの一つである「マレーシア・ツイニングプログラム」は、日本の円借款によりマレーシア政府が実施す
る留学生派遣事業であり、マレーシアでの教育(3年間)と日本での教育(2年間)のツイニングにより、日本の大学
にて学士号を取得するプログラムです。本学は、同プログラム開始以来20年にわたり、日本の受入れ大学コンソーシ
アムの幹事校として、これまで100余名(コンソーシアム全体で約1,100名)の留学生を受入れています。もう一つの
ツイニングプログラムである「ハイブリッド・ツイニングプログラム」は、修士課程と博士課程を複合(ハイブリッド)
して、協定を結んだ東南アジアの代表的な理工科系大学と連携(ツイニング)し推進するプログラムです。協定校から、
修士1年次を修了した優秀な学生を受入れ、英語による教育・研究指導を行い、修士課程修了後は本学の博士課程に進
学させます。
8
2012(平成24)年度第24回留学生工場施設等見学会
2012(平成24)年9月、茨城県の日立製作所電力システム社(日立事業所)を中心に、工場および施設見学会を実
Ⅰ.事業の概要
施しました。参加者は、本学留学生28名と留学生を支援する日本人学生5名に加え、教職員4名が参加しました。メイ
ンの見学先となる日立製作所電力システム社(日立事業所)のほか、原子力科学館や筑波宇宙センターを訪問し、我
が国の最先端の科学技術の現場を見学することで、学生の研究活動に対するモチベーション向上にもつながりました。
国際学生寮設置
2013(平成25)年3月、留学生と日本人学生が共生できる場とし
て、大宮キャンパス内に国際学生寮を開設しました。この学生寮では、
入寮者の約30%を留学生が占めます。シェアキッチンやコモンルー
ム等の共有スペースを多く設け、日本国内にて活発な異文化交流がで
きる仕組みを築きました。又、各フロアには国際経験豊富な大学院生
のRA(レジデント・アドバイザー)を配置し、学生主体での国際交
流イベント等を実施します。さらには、留学生主導で日本人学生向け
に外国語会話レッスンを実施するなど、日本人学生が“キャンパス内
留学”をエンジョイできる環境を整えています。
本学学生の海外留学並びに海外から本学への留学生の増加
本学学生の海外派遣学生数は、合計137名と過去最高を記録しました。派遣プログラムの内訳は、短期語学研修に
57名、交換留学に20名、建築系交換授業に19名、機械系交換授業に13名、ボランティア活動を含む短期文化体験に
13名、そして2009(平成21)年度より注力している海外インターンシップに15名を派遣しました。一方、本学で学
ぶ正規留学生数は、この数年間70~80名で推移していましたが、2012(平成24)年度は初めて100名まで増加しま
した。又、短期交換受入留学生数は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国から合計44名を受入れ、研究活動および日
本人学生との交流を促進させました。
経済支援を含めた各種支援策の充実
本学国際交流の取り組みが、文部科学省の2012(平成24)年度「グローバル人材育成推進事業」に採択されました
(P4.「公的資金の獲得」参照)。これにより、本学グローバル化推進体制を加速させ、海外派遣をはじめ、学生の国際
性向上を促進しました。又、学生の海外派遣にあたり、本学後援会からの支援をはじめ、各種奨学金を支給しました。
さらには、日本学生支援機構等の外部競争資金を獲得し、参加学生の財政負担を軽減し、海外留学を経験させること
ができました。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
学生の活動成果と支援強化
11月に豊洲キャンパスにおいて開催された第40回芝浦祭のテーマ
は、「39+1=Collabora40n」。大学内外の様々なコミュニティーと
の協同(コラボ)により芝浦祭をもっと盛り上げたいという思いが込
Ⅰ.事業の概要
第40回芝浦祭
められています。
学生はもちろん、近隣住民の方が参加できる芝浦祭は大変好評で、
来場者数も過去最高の約13,000人を記録しました。
第16回大宮祭
第16回大宮祭は5月に大宮キャンパスにおいて開催されました。今
回のテーマは「大宮祭3D~Destroy Dramatic Dream~」。これに
は 今 ま で の 大 宮 祭 の 定 義 に と ら わ れ ず、 む し ろ そ の 壁 を“ 壊 す
(Destroy)
” こ と に よ っ て 来 場 者 に 向 け て“ ド ラ マ テ ィ ッ ク
(Dramatic)”な感動と“夢(Dream)”を生み出したいという大宮
祭実行委員の学生たちの思いが込められました。当日はステージでの
ライブや学生プロジェクトによる発表会など多数のイベントが催さ
れ、会場には本学学生をはじめ近隣の小学生など地域の方々が多数来
校。その人数は前年度の2倍以上となる約3,500人を数えました。
箱根駅伝予選会出場
2012(平成24)年10月、第89回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱
根駅伝)の予選会が昭和記念公園で開催され、本学はこれに初めて出
場しました。
出場11人の選手が力走を見せ、全員が完走して45大学中40位と健
闘しました。会場には、200名を超える学生や教職員、卒業生、父母
が駆けつけ、大学ののぼりを掲げ選手を応援しました。出場した選手
の多くが1、2年生であり、来年以降の飛躍が期待されます。
10
第35回鳥人間コンテスト
7月に琵琶湖で開催された第35回鳥人間コンテストに芝浦工大文化
Ⅰ.事業の概要
会Team Birdman Trial(TBT)が出場しました。
大会唯一の2人乗りの機体で毎年挑戦しているTBTは、15回目の出
場です。主翼の全長が39mにもなる機体は、重さも大きさも出場チー
ム中で一番。ガールズケイリンの石井寛子選手と明珍裕子選手をパイ
ロットに迎え、840.90mを飛び、見事3位に入賞しました。
このTBTは、2010(平成22)年度は4位、2011(平成23)年度
は3位と着実に上位チームとして名を連ねています。機体設計では、すべて学生の手によって緻密な構造計算が行われ、
1年かけて製作されます。すでに来年度の機体製作に向けた活動が始まっており、活躍が期待されます。
ロボット格闘競技大会で優勝・準優勝
2013(平成25)年2月に二足歩行ロボットの格闘競技大会「第22
回ROBO-ONE」が日本科学未来館にて開催され、文化会サークル
「S.R.D.C」の横山修平さん(機械制御システム学科4年)が操縦する「コ
ルテージュ・ミハルス」が優勝、木内大地さん(機械制御システム学
科4年)が操縦する「ジャスティア」が準優勝と、大会の1、2位を独
占する快挙となりました。又、S.R.D.C部長の杉山史さん(機械工学
科4年)は「芝浦工大で大会の1、2位を独占できたことは、S.R.D.C
にとっても歴史に残る結果となりました。来年以降もぜひ後輩たちに
がんばってもらいたい」とコメントしました。
第10回学生プロジェクトへの取り組み
2012(平成24)年度は3部門(大学チェンジ、社会貢献、自由)から計16プロジェクトを採択しました。
留学生との交流・支援、被災地支援などの地域貢献活動から、コピー用紙で作成した橋を渡りギネス記録認定を目
指すプロジェクト、学外ボランティア団体より助成を受けるプロジェクトなど、いずれも主体的でかつ独創的な活動
が行われ、新聞紙面等で紹介されたプロジェクトもありました。
2013(平成25)年度は新たに「グローバル部門」も新設し、“社会(世界)に学び、社会(世界)に貢献する技術
者の育成”を体現する学生の自発的な取り組みを支援していきます。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
後援会との連携による学生課外活動支援
本学では保護者の会である後援会と連携して学生の課外活動の支援を行っています。
アクティブ・プラン援助金等(本学の学生が主体となって計画する個人・団体の新たな活動に対する援助を目的
●
としています。)
●
●
●
学生の文化、体育等諸活動に対する援助事業(各学生団体・学園祭への援助等)
Ⅰ.事業の概要
主な支援
芝浦工業大学後援会奨学金制度(自活支援奨学金、国外研修奨学金、国外留学支援奨学金、語学研修支援奨学金、
課外活動支援奨学金)
キャリア支援および卒業生との交流援助(エントリーシート添削指導、SPIテスト・対策講座、学内合同企業説明
会の実施、適性検査・講座等への援助)
奨学金制度による経済支援の充実
本学の奨学金制度は、主として人物・学業ともに優れた学生、あるいは経済的理由により就学が困難な学生への経
済的援助を目的に運用されています。貸与奨学金として「芝浦工業大学奨学金」「芝浦工業大学大学院修士課程貸与奨
学金(学費相殺型)」
「芝浦工業大学専門職大学院貸与奨学金」等があり、又、給付奨学金として「芝浦工業大学育英
奨学金」
「芝浦工業大学大学院修士課程給付奨学金」等があります。これ以外にも、日本学生支援機構奨学金(第一種、
第二種)や都道府県市区町村や民間企業・育英事業等が募集している奨学金もあります。
学生満足度調査アンケートの実施および改善活動
「チャレンジSIT-90」作戦の重要課題の1つに「学生満足度の向上」を掲げ、2010(平成22)年度より教職協働お
よび組織間連携による活動を進めています。
2012(平成24)年度は、設問を改めた「卒業生を対象とする満足度調査」
、新規調査である「学部1年次修了生を
対象とした学生サービスの向上と学生の気づき調査」を実施しました。調査結果は、満足度に最も影響を与える要因
を学科別に分析し、全教職員への周知を行い、教育改善に役立てるよう取り組んでいます。
又、卒業生対象の教育評価アンケート(Web公表)や、企業アンケートも実施しています。
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学生募集ならびに就職支援
Ⅰ.事業の概要
志願者増のための施策継続実施
2013(平成25)年度入試において過去最高の志願者数を集めましたが、これは近年の受験傾向である文低理高を反
映した結果といえます。当面、理工系人気の継続が予想されていますが、理工系単科大学では女子受験者の獲得が継
続的な課題となっています。幸い、女子の理工系志望者は増加しており、特に薬学系などの資格取得に直結する分野
では女子志願者を集めています。本学においても生命科学科生命科学コース等では志願者全体の30%を超える女子志
願率となっています。一方、機械工学分野の女子志願者は全体の5%程度ではありますが志願率の伸びが見られます。
志願者数確保のためにも女子志願者獲得に注力したいと考えます。
入試アドバイザー制度
2012(平成24)年度より設置された入試アドバイザー制度により、入試課員以外の入試業務経験者による入試広報
業務の拡大が可能となりました。この結果、2012(平成24)年度の進学相談会への参加回数は、4月から12月までの
9ヶ月間で512回を数えました。又、従来まで参加が困難だった3月の進学相談会へ参加することにより、高校生への
直接的なアプローチ開始時期を早めることが可能となりました。
入学志願者
2013(平成25)年度入試は、例年どおり特別入試、推薦入試、一般入試に区分して実施しました。年々、推薦入試
の利用率が上昇傾向にあり、特に今年度は指定校推薦制度の利用が490名を数えました。一般入試では過去最高の
36,649人の志願者を集め、前年度比108%となりました。近年の受験者の地元志向傾向に合致した首都圏試験会場の
充実が、前期・全学統一日程における千葉会場の成功、後期日程における横浜会場の収容数超過など、志願者増の一
因になったと考えます。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
キャリア教育の各種施策の継続と充実
本学は「社会に学び社会に貢献する技術者の育成」という建学の精
年後もエンジニアとして最大限に力を発揮できる人材育成を目指して
います。社会で長く活躍するためには、専門性と社会人基礎力が不可
欠ですが、そのために特別なカリキュラムを用意するのではなく、正
Ⅰ.事業の概要
神のもと、就職先を決めることを目標とせず、社会に出て5年後、10
課の授業や研究を通じて人材育成を進めています。本学のキャリア就
職支援を統括し、戦略を決定する機関であるキャリアサポートセン
ターのもと、教学部門では各学科に就職担当教員を配置し、事務部門のキャリアサポート課では、各就職対策講座や
企業説明会、学内イントラネットの就職支援システムの運営などの支援を中心に行うことにより、支援体制を充実さ
せています。
卒業生と連携した就職支援体制の充実
本学が高い就職実績を得ているのは、伝統的に大企業への就職実績が高く、卒業生からのバックアップを得られる
ことも大きな要因の一つです。大学主催の「学内合同企業説明会」には、卒業生が在籍している企業が多く参加し、
当日も卒業生の参加を依頼しています。これは身近な卒業生が説明することで職業観を養成しやすいメリットがあり
ます。その他、学内イントラネットでは「卒業生サポーター制度」があり、在校生と卒業生がメールを通じて就活に
関する情報交換を行うシステムもあります。近年では校友会会員の皆様が個別に企業を紹介していただき、就職に結
びつく事例も増えています。
キャンパス施設設備の整備
日常的な教育研究環境の整備
老朽化した教育環境施設の改善策として、特に大宮キャンパスは開校以来47年が経過し古い建物の屋根・外装など
の改修や設備機器の更新が必要なものが目立ってきたことから、この数年、順次改修工事や設備機器の更新を行って
います。又、省エネ対策として節水効果のあるトイレの改修、消費電力の削減につながる空調・換気設備の改修、照
明設備の改修なども併せて行っています。2012(平成24)年度の大学施設の主な改修工事として、大宮キャンパスで
は先端工学研究機構棟の空調機更新、図書館トイレ改修、5号館教室・研究室・実験室の空調機更新に伴う改修、キャ
ンパス内主要動線の外灯整備、齋藤記念館屋上防水工事などを実施し、教育研究環境改善を図るとともに省エネ対策
を推進しています。
併設校の強化としては、中学高校の厨房と食堂整備、柏中学高校の理科系実験室、トイレの改修を実施しました。
又、柏中学高校グラウンドの人工芝設置工事を2012(平成24)年12月に着手しています。
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国際学生寮の建設
本学では既にグローバル化に対応する教育を実施していますが、教育だけでなく生活の場でも日本人学生と留学生
Ⅰ.事業の概要
とのグローバルな交流を深められる環境整備を計画し、大宮キャンパスに鉄筋コンクリート造5階建ての国際学生寮を
建設しました。
施設内は、寮室(個室)123室のほか、各階にコミュニティの役割を果たすコモンルームやシェアキッチンを、1階
には国際交流の拠点となるグローバルプラザなどを配置しています。建設工事は2012(平成24)年6月に着工し、居
心地の良さや、使い勝手の良さなどに配慮しながら工事を進め、2013(平成25)年1月に竣工。2013(平成25)年
3月より寮生を受け入れ、本学の新たな国際交流の拠点として始動しました。
動物飼養保管施設の建設
芝浦工業大学動物実験規程が制定され、動物を使用した実験に必要
な動物飼養保管施設を大宮キャンパスに建設することとなりました。
施設概要として6飼養室、3実験室を備えた鉄筋コンクリート造平
屋の建物を、2013(平成25)年2月に着工し、2013(平成25)年
7月の竣工を目指して建設を進めています。
各学部PCリプレイス
教育研究用コンピューターシステムのリプレイスを8月と3月の2回に分けて実施しました。2011(平成23)年に発
生したタイ洪水の影響から半年延期しての実施となりました。
PC教室29室とほぼすべての一般教室教卓に、合計で約2,100台のデスクトップPC及びこれらをサポートするサー
バー群、個人領域のためのファイルサーバーなどを更新しました。又、今回のリプレイスにより仮想環境上にサーバー
群やデスクトップ環境を稼働できるようになったため、より新しい利用形態や新しいスタイルの授業が実施できるも
のと期待されています。
図書館システムの更新
図書館は、本学の学術研究の更なる発展への貢献を目指し、情報資源の最大限の活用を図るために2012(平成24)
年度の新規事業として新図書館システム構築に取り組みました。今回のシステムの導入によって、学習及び研究図書
館としての機能確立ができました。
導入による主な成果としては、「電子資料の提供機能の強化」、「修士・博士論文データや本学の特殊コレクションで
ある重要文化財修理報告書データの統合」、
「卒業生向けのサービスとしての図書館利用者カード発行」が挙げられます。
今後も、進展する情報化社会に対応するため、さらにシステム改良を重ねます。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
地域連携の推進
2012(平成24)年度は、港区芝浦港南地区総合支所との連携講座
をスタートさせました。
「芝浦・臨海物語~地域資源の発見と活用の
可能性~」と題し、船で運河を巡りながら、地域の方々とともに地元
Ⅰ.事業の概要
各種公開講座やセミナーの充実
の魅力や価値を再発見する楽しい講座となりました。他にも江東区、
中央区、港区、さいたま市等の各団体や企業とのコラボレーションに
よる講座・セミナーを行いました。地域連携・生涯学習企画推進課へ
と課名を変更したことを機に、公開講座やロボットセミナーは「地域
連携・地域貢献」をより強く意識した形で展開して参ります。
SITテクノロジーカフェ
SIT総合研究所佃イノベーションスクエア(Tsukuda Innovation
Square)では、研究活動を通じた地域との交流・社会への情報発信
を目的に、地域住民を対象とした交流イベント「SITテクノロジーカ
フェ」を定期的に実施しました。日頃、なじみの少ない科学・技術を
テーマに、専門家を交えてカフェでおしゃべりを楽しむように、気軽
に話をする機会をつくりたい。そんな想いからスタートし、全10回
延べ400人の方々にお越しいただきました。テーマは、社会問題、ロ
ボット、美容、街づくり、3D映像、身近な生活の科学など、多分野
にわたり、遠いはずの科学が、実は身近なところで深く関わっていたことを再認識する企画となりました。
豊洲運河で船カフェ
4月、芝浦工大脇の豊洲運河桟橋にて「船カフェ」が開催されまし
た。これは、本学が事務局を務める豊洲運河ルネサンス協議会が主催
したイベントで、豊かな豊洲の水辺に親しんでもらおうと企画したも
の。桟橋に停泊した船をカフェとして、地元商店によるパンや飲み物
の販売が行われ、多くの地域住民が来場しました。これには、まちづ
くりを専門とする志村秀明教授(建築学科)の研究室も研究の一環と
して参画しており、関係する学生が誘導や販売などの運営に携わりま
した。
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埼玉県大宮東警察署と協定を締結しました
5月、本学と埼玉県大宮東警察署との間で「大規模災害発生時にお
Ⅰ.事業の概要
ける一時使用に関する協定書」を締結しました。
これは関東近辺で大規模災害が発生し、埼玉県大宮東警察署が使用
不可能となった時に、同警察署が本学大宮キャンパスのグラウンド等
の一部を使用することで、円滑な災害救助活動を行えるようにするも
のです。
協定締結式では吉川隆二埼玉県警大宮東警察署長と五十嵐久也理事
長が出席し、協定書の調印ならびに写真撮影を行いました。
近い将来に発生すると言われる大規模災害に対して、大学としての備えはもちろん、近隣地区の警察活動へ協力す
ることで地域貢献活動の一翼を担いたいと考えています。
豊洲水彩まつり
7月、豊洲キャンパスにて「第4回豊洲水彩まつり」が開催されました。このイ
ベントは、豊洲近隣の企業や団体、地域住民の協力により水辺に親しむことを目
的に開催されたもの。
豊洲運河を眺めながらゆったりと飲食を楽しむ「キャナルカフェ」や、豊洲周
辺を1周する「運河クルーズ」
、楽器演奏やマジックなどの「お楽しみショー」な
どが行われ、カフェ店員やクルーズのガイド役として本学の学生が活躍しました。
又、今年新たなイベントとして行われた「ペットボトルロケット体験」では、
文化会学生団体「からくり」の協力によるペットボトルロケットを飛ばす企画に、
子どもたちからも好評を博しました。
炎天下の中ではありましたが、地域の親子連れを中心に1,500人を超える来場者
でキャンパスはにぎわいました。
第7回大学開放DAY!
12月、豊洲キャンパスにて「第7回大学開放DAY!」を開催しま
した。2006(平成18)年の豊洲キャンパス開学以来、地域の住民向
けに大学を開放し、毎年多くの親子でにぎわうイベントです。
魔法使いの帽子をかぶって来場者を迎えた今年のテーマは「Let’s
magic! Let’s science!! ~テクノロじいさんの魔法学校~」。米村で
んじろう氏プロデュースのサイエンスショーや、モーターを使わない
ロボットづくりや放射線を目で見る実験などの学科による出展、芝浦
工大中高・芝浦工大柏中高の生徒たちによる理科実験教室、マジック
ショーなど、科学に関連した子ども向けのプログラムを30ほど展開しました。
2,000人を超える来場者があり、閉会直前まで各ブースで客足が絶えることなく盛況な1日となりました。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
OB・OGとの絆
11月、豊洲キャンパスにて「第18回ホームカミング・デー」が開
催されました。卒業生の母校への1日里帰り企画として、1994(平
成6)年より毎年実施しているイベントです。
Ⅰ.事業の概要
第18回ホームカミング・デー
2012(平成24)年度は、約300人が出席し、第1部は、澤田東一
実行委員長の開会のことばで始まり、五十嵐久也理事長と村上雅人学
長の歓迎のあいさつの後、2010(平成22)年度から始まった企画「芝
浦お宝鑑定SHIBA-1グランプリ」を開催しました。この企画は、卒業
生が大学時代の思い出の品を出展し、ステージ上でその思いを語り、審査員4名と来場者による投票でグランプリを決
定するというもので、今年は7人の卒業生が出場しました。
その後、建築工学科を1972(昭和47)年に卒業した林誠さんによる乾杯の発声から第2部の交歓会が始まり、会場
のあちこちで旧交を温め、話に花が咲く人の輪ができました。
最後に第1部に行われた「SHIBA-1グランプリ」の結果発表があり、1960年代初頭の弓削政隆教授(機械工学科)
による授業ノートや当時の学生生活を収録した8mm映像を出品した1962(昭和37)年機械工学科卒業の宮崎正光さ
んがグランプリに輝きました。引き続き、豪華景品が当たる福引・抽選会も行われ、盛会のうちに校歌斉唱で幕を閉
じました。
同窓会応援パック
2007(平成19)年から母校での同窓会応援企画として行っている「同窓会応援パック」は6年目を迎えました。ご
利用いただいた卒業生からも好評であることから、毎年ご利用いただく機会も増えています。2012(平成24)年度は、
豊洲・大宮・芝浦キャンパスにおいて、13件が開催され、総計360名の卒業生に母校にお越しいただき同窓会を開催
しました。なお、卒業生からの参加費総計2,029.6千円(2012(平成24)年度実績)は、本学への寄付として納入さ
れております。
芝浦技術士会
芝浦技術士会は、国家資格である「技術士」を有する本学卒業生および関係者で構成し、220名の会員を有します。
事業の一環として年1回、技術士CPD(継続研鑽)講座を開催しており、2013(平成25)年3月に開催しました。講
座は、芝浦技術士会と提携する芝浦工大専門職大学院工学マネジメント研究科の田中秀穂教授と社団法人セメント協
会の小林幸一氏による講演が行われ、全体を通じ受講者からの質問も多く、加えて、早稲田大学「技術士稲門会」、東
北学院大学「しびる技術士会」
、名城大学「名城大学技術士会」からも参加があり、活発な講座となりました。引き続き、
他大学技術士会との連携を図りながら講座内容の充実に努めます。
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校友・後援会連携課の設置
本学創立100周年に向けて経営基盤確立のために、ブランディング戦略とステークホルダーとの関係強化の実質化
Ⅰ.事業の概要
が重要課題の一つとして掲げられています。この課題を実践していくために2011(平成23)年5月に総務部校友課を
設置しました。その後、事務組織の一層の機能強化と、
「三位一体(学校法人、校友会、後援会)
」の連携推進を明確
にする目的で2012(平成24)年10月に「校友・後援会連携課」へと改組し、本学のさらなる発展を目指した活動を
行いました。
芝浦工業大学中学高等学校の取り組み
入試結果
全教員による学習塾への広報活動等を行い、志願者は中・高共に増加しました。中学入試は全3回の実質倍率の平均
が一昨年の2.2倍から2.5倍へ、高校の一般入試は受験日を2回とし、平均の実質倍率は以前の1.5倍前後から2.9倍と
大幅に増加しました。
周年記念事業
2012(平成24)年10月に「鐵中・育英・芝浦90・60・30記念式典・祝賀会」が中高大教室、カフェテリアで開
催されました。五十嵐理事長、歴代校長、関係者を招き「100年への前進」を誓う記念式典が執り行われ、祝賀会は
リニューアルしたカフェテリアで行われ、90周年の歴史をたどる映像や、「校訓」の掛軸が披露されました。
又、生徒大賞記念イベント「歴史の上に立つ我ら過去・未来」も開催されました。
大学連携事業
学科説明会、大学各キャンパス見学、研究室見学、理系講座など、大学教員や研究室との連携による、理工系大学
の併設校ならではの取り組みを続けています。
食堂の全面リニューアル
周年事業「鐵中・育英・芝浦90・60・30周年」として、プール棟1階の食堂を「カフェテリア」へリニューアルし
ました。運営業者を変更しメニューを充実、内装のリノベーションと視聴覚設備の増強を行い、学年集会や簡単なイ
ベントにも使用可能としました。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
パソコン教室のサーバー並びにPCの更新計画
5年経過の定期リプレースを実施しました。生徒の利用環境に大き
合計約39,000千円の導入費用を削減しました。
Ⅰ.事業の概要
な変更はないですが、5年間の保守内容や什器を見直し、前回に比べ
芝浦工業大学柏中学高等学校の取り組み
入試結果
中学は順調に志願者を集め3回合計で前年度比16.1%増、平均倍率3.0倍で、高校は前年度比合計で38.1%増となり
ました。
大学連携事業
高校では、2004(平成16)年から2008(平成20)年の5年間のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)におい
て開発したプログラムを整理・縮小し、各学年で「芝浦サイエンスクラス」(SSC)を継続実施しました。
1年生は、希望者が年度前半には生命科学分野と数学分野に関する講義の聴講及び実験を行い、後半には課題研究に
取り組みました。2年生は、理系の物理・化学選択者の中の希望者が、課題研究に取り組みました。3年生には、芝浦
工大連携プログラムが用意され、2012(平成24)年度は5名の生徒が専門科目を含む講義を受講して大学より単位認
定を受けています。
国際教育
海外研修旅行については、例年通り中学はマレーシア、高校はオーストラリアの現地姉妹校との交流を実施しまし
た。また、
12月にはマレーシアの姉妹校であるプトラジャヤ第8区第一中学校よりジャパンツアーの一行が本校を訪れ、
マレーシアの生徒14名が本校生徒の自宅にホームステイを行い親交を深めました。
校外研修
中学では、1年生に対し、5月は高杖セミナーハウスを利用したグリーンスクールにおける森林体験学習を、12月に
は科学博物館研修も行いました。2年生は、12月に東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2012」に参加し
ました。
高校では、1年生が5月に「自学自習研修」を実施しました。
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Think Quest
*に取り組んでいます。11月中旬に学校代表に選ばれた中高各5
中学2年から高校2年までの4学年が‘Think Quest’
Ⅰ.事業の概要
チームが、2月下旬の全国最終審査プレゼンに臨み、高校1チームが2年連続となる通算3度目の最優秀賞・プラチナ
賞・文部科学大臣賞・日本オラクル特別賞に輝いたほか、もう1チームがベストドメインネーミング賞を、中学では1
チームが全国3位に当たるプラチナ賞・経済産業大臣賞を、他1チームが金賞、2チームが銀賞を受賞し、本校が軒並
み上位を占めました。
*Think Questとは、中高生による教育に役立つWeb教材の開発コンテストである。1995年に米国で始ま
り、1998年より国内コンテストが学校インターネット教育推進協会の主催により始まった。本校は2000
年より毎年参加している。
施設・設備などの改修工事
シャワー付きトイレへの改修工事を行いました。又、グラウンド部分の人工芝化工事が12月に着工しました。
正門近くにあって、資材置き場等となっている隣接地を本校が利用できる可能性が浮上しました。隣接地所有者と
の交渉を進めています。
人事制度、財政運営の改革
人事給与・評価制度・資格及び職位・組織改革
創立100周年に向けて他大学に負けない組織と財政基盤の構築のために新しい職員人事給与及び評価制度の改革に
着手しました。
新人事給与制度・評価制度検討の準備段階として、2012(平成24)年度は特定職員規程の一部改定と、現行の目標
管理と評価の期間の変更を実施しました。
又、今後適正な評価を実現するために、管理監督職に対して目標管理と評価者教育として目標管理基礎研修を実施
しました。
時代に即応した重点分野への人材の集中配分の実現
「学生募集」、「キャリア支援」
、「学生支援の充実強化」といった理事会重点施策の実現に向け、入試課を入試部入試
課として独立させ、人員増を行いました。
又、各校舎学事部の再編や、将来に向けて戦略的な企画立案を実行する経営企画部を新設、就職・キャリア支援部、
国際推進課とともに経験者採用専任職員を配置するなど、戦略的人材配置を行いました。
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SIT REPORT 2012
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芝浦工業大学 事業報告書2012
全学的な経費削減運動
創立100周年を見据え、中長期的な収支の改善、財政の健全化と強固な財政基盤形成の実現に向けて、事業計画の
見直しに継続的に取り組んでいます。2012(平成24)年度については、前年度に引き続き、2010(平成22)年度予
算使用実績、または2011(平成23)年度補正予算額のいずれか大きい予算額について、部署予算の総額について10
%の圧縮(マイナスシーリング)を実施しました。無理、無駄のないよう、限られた財源の効率的、効果的な活用と
Ⅰ.事業の概要
積極的なスクラップ&ビルドと再編を行います。特に2011(平成23)年度から、全学事務系部門を中心とした予算の
厳正な管理を心がけています。
その他
法人経営ガバナンスの強化
組織運営体制検討委員会を全学的・外部有識者も交えた委員会として立ち上げ、急速に変化する社会情勢の中で改
革が推進できる組織ならびにその運営体制を2013(平成25)年度も継続して検討します。
コンプライアンス
公益通報
●
公益通報は0件、相談案件は2件でした。
内部監査
●
内部監査7件のうち1件は監事と会計監査人、1件は監事と連携して実施しました。
※財務監査(1. ~2. )、業務監査(3. ~6. )、その他監査(7. )
1. 文部科学省科学研究費補助金、2. 独立行政法人科学研究振興機構戦略的創造研究推進事業委託研究費、3. 情報シ
ステム部ネットワークサービス課、4. 情報システム部基幹業務システム課、5. 情報システム部学術情報センター事
務課、6. 芝浦学事部学生課、7. 貸与奨学金(各キャンパス学事部学生課、大学院・MOT事務課、財務部経理課)
以上7件について監査を行いましたが、法人の運営に重大な支障のあるような指摘はありませんでした。
22
新豊洲計画
豊洲地区に中学高等学校の移転用地ならびに中高大連携の一層強化
Ⅰ.事業の概要
を目的とした土地の取得を行いました。今後は開校に向け行政手続き
及び校舎建設準備作業などを行っていきます。
所在地:東京都江東区豊洲6-10-1
面 積:14,499.00㎡(約4,386坪)
2017(平成29)年4月開校予定
格付け評価
入学志願者が高い水準で安定していることやPDCAサイクルによる継続的な教育改善、良好な財務状況により、格付
投資情報センター(R&I)から発行体格付:AA-[格付の方向性:安定的]を取得しました。
(2012(平成24)年6
月25日)
学生・教職員健康相談室の本格稼働開始
2011(平成23)年11月に発足した学生・教職員健康相談室が本格稼働を始めました。学生相談室、保健室、学科
や事務の各部署が個別に対応していた従来の学生相談の体制を改め、相談内容に関して組織的な対応ができるよう、
相談体制の一元化を図りました。同時に、健康増進やカウンセリングの必要性が教職員にも高いことから、教職員の
メンタルヘルスにも注力していきます。
教育研究および産学官連携の学外発信の強化
教育研究・産学官連携の取り組みを学外に発信していくことは、本学のアイデンティティを社会に示し、本学の取
り組みが社会に貢献していることをアピールしてブランド力を向上させるために重要な取り組みです。
そのために、広報誌『S.I.T.BULLETIN』での研究特集掲載や、新Webサイト「S.I.T.BULLETIN Online」でのニュー
ス発信、マスメディアに向けたプレスリリースの積極的活用などの取り組みを進めています。また11月より、学内の
情報を有効に収集し共有する手段として、「情報提供シート」を導入し、各部署からの情報提供による学内情報共有の
活性化を図っています。これにより、教育研究情報を含め、学外へのすばやい発信につながっています。
被災地学生支援
2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災では、学生生徒・教職員に被害はなく、校舎等の建物の被害も
ありませんでした。この東日本大震災の被災地出身の学生に対して、前年度同様に学費相当額免除の支援措置を173
名の学生を対象に行いました。又、入学者についても、入学金や学費の減免を行いました。
23
Ⅱ. 財務の概要
─2012(平成24)年度決算の概要─
2012(平成24)年度の資金収支の規模は338億円となりました。2013(平成25)年度入試において入学志願者数
が大学や併設校で前年度比増加したことで入学検定料収入が予算比約1億円増となったほか、寄付金収入の上ぶれや
2012(平成24)年末からの急激な円安化傾向による資産運用収入の増加などの要因で、補正予算比では6億円の増加
となりました。2011(平成23)年度決算との対比では約60億円増で、中学高等学校の移転用地取得に伴う影響を除
くとほぼ前年度並みの資金収支の規模となっています。
なお、各種引当資産への繰入である資産運用支出や期末時点での現金預金残高である次年度繰越支払資金も予算比
で増加し、将来の投資などに備え、内部留保の充実を図ることができました。
消費収支に関しては、帰属収入が予算比6億円増の203億円となる一方で、基本金組入額が予算比4億円減の32億円
となった結果、消費収入が約170億円(予算比10億円増)となりました。消費支出に関しては、総額で6億円を超える
資産処分差額などが発生したものの、主要な科目で予算以下の決算となったため、全体では消費支出が予算比4億円減
の約184億円となりました。
以上により、当年度消費収支は13億円の支出超過となりましたが、大宮キャンパスの改修工事に伴い廃棄した既存
設備の除却など、基本金取崩額を約9億円計上した結果、前年度繰越消費支出超過額6億円を加味した後の翌年度繰越
以上の結果、主要な財務比率は以下の通りとなりました。
H23決算
H24予算
H24決算
9.2%
4.3%
9.4%
4.8%
人件費/帰属収入
40.7%
41.1%
39.7%
53.5%
基本金組入額/帰属収入
12.7%
18.3%
15.9%
11.5%
教育研究経費(除、減価償却額)/帰属収入
26.5%
30.4%
26.9%
21.8%
帰属収支差額/帰属収入
(注)
Ⅱ.財務の概要
消費支出超過額が約10億7千万円(予算比で約14億円の支出超過額の圧縮)となりました。
(注)2011(平成23)年度理工系複数学部117法人平均:平成24年度版「今日の私学財政」より抜粋
なお、資産・負債に関しては、中高移転用地の取得のほか国際学生寮の竣工や大学ならびに併設校でのキャンパス
整備の結果、有形固定資産が前年度末比で約58億円増の666億円となり、一方、負債の部も長期借入金の増加により
前年度末比約50億円増の約190億円となっています。総資産残高は前年度末比69億円増の1,020億円となりました。
(注)本書において表中の数字が四捨五入されている場合、合計は数値の総和と必ずしも一致しません。
24
資金収支計算書
(単位:百万円)
当該年度に行った諸活動に対応する全ての収入と支出の内容、支払資金の収入・支出を明らか
にしています。
❶ 予 算
❷ 決 算
14,526
14,516
10
14,340
手数料収入 1
917
1,044
△ 127
945
寄付金収入 1
337
585
△ 248
370
補助金収入 1
2,373
2,340
33
2,393
369
508
△ 139
471
0
220
△ 220
0
事業収入 2
469
568
△ 99
479
雑収入
550
581
△ 31
716
借入金等収入
6,000
6,000
0
0
前受金収入
2,610
2,538
72
2,736
その他の収入
3,009
3,086
△ 77
3,632
△ 3,209
△ 3,398
189
△ 3,528
5,203
5,203
0
5,280
33,154
33,791
△ 637
27,833
人件費支出
8,272
8,399
△ 127
8,477
教育研究経費支出 3
5,983
5,441
542
5,231
管理経費支出 3
1,468
1,464
4
1,321
借入金等利息支出
114
115
△1
124
借入金等返済支出
906
606
300
716
施設関係支出 4
7,948
7,994
△ 46
1,221
設備関係支出 4
486
601
△ 115
838
資産運用支出
3,722
4,332
△ 610
3,842
その他の支出
756
724
32
1,111
△ 256
△ 423
167
△ 251
3,755
4,539
△ 784
5,203
33,154
33,791
△ 637
27,833
科 目
学生生徒等納付金収入 1
資産運用収入 2
収
入
資産売却収入
Ⅱ.財務の概要
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
収入の部合計
支
出
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
支出の部合計
25
❸=❶−❷
前年度決算
POINT 1
学生生徒等納付金収入:学生生徒数
10,894人の学費。
手数料収入:大学を中心として検定料
対象志願者数の増加により入学検定
料が増収となりました。
(大学志願者
数 H2 3:3 3,8 8 0 人 → H2 4:
36,649人)
寄 付 金収 入:内訳は以下のとおりで
す。 ① 研 究 奨 励 寄 付:2 9 4百 万円、
②在学生・卒業生寄付:101百万円、
③後援会、校友会・各学校PTA寄付:
132百万円、その他使途特定寄付な
ど:58百万円。
補助金収入:国庫補助金収入が中心
となっています。国庫補助金収入には、
大 型 の 教 育研 究 用 機 器 購 入 費 補 助
123百万円、豊洲校舎建設費借入金
利子補給38百万円、及びグローバル
人材育成推進補助金等62百万円が含
まれています。
POINT 2
資産運用収入:運用利回りは約1.5%
での着地となり、奨学基金運用収入
ならびに受取利息配当金収入は、予
算比136百万円の増加となりました。
事業収入:事業収入のうち受託事業
収入は、契約件数の増加、大型受託
事業の獲得などにより、予算比96
百万円の増加となりました。
POINT 3
教育研究経費支出、管理経費支出:
教育研究活動経費には、学科等に直
接配分される教育研究経費だけでな
く、大学事務部門が所管する各種事
業経費や、施設設備やIT環境の維持
に係る保守清掃費、光熱水費、ある
いは修繕工事費などが含まれていま
す。一方、管理運営経費とは、理事会
や間 接 部 門( 総 務 部、 財 務 部 など )
の業務経費等を指します。一部予算の
翌年度への繰越などの結果、消耗品
支出などを中心に予算比546百万円
の減額決算となりました。
POINT 4
施設関係支出:主な支出は以下のとお
りです。
①大 宮 国 際 学 生 寮 建 設 工 事:6 61
百万円
②大 宮5号館教 室 照明・空調改修工
事:291百万円
③大 宮5号館3-5階研究室・実験室改
修工事:111百万円
④豊 洲入退システム工事費:78百万
円
⑤柏 中高第1グラウンド及びテニスコ
ート人工芝設置改修工事:63百万
円
⑥大宮動物舎建設工事:55百万円
設備関係支出:主な支出は以下のとお
りです。
①大 宮5号館情報処理教室・CAD教
室什器入替:35百万円
SIT REPORT 2012
消費収支計算書
❷ 決 算
14,526
14,516
10
14,340
手数料
917
1,044
△ 127
945
寄付金 5
450
691
△ 241
473
2,373
2,340
33
2,393
資産運用収入
369
508
△ 139
470
資産売却差額
0
20
△ 20
0
事業収入
469
568
△ 99
479
雑収入
550
581
△ 31
716
19,654
20,267
△ 613
19,816
△ 3,605
△ 3,222
△ 383
△ 2,524
16,049
17,045
△ 996
17,292
人件費 6
8,073
8,040
33
8,074
教育研究経費 6
8,474
7,947
526
7,852
管理経費 6
1,573
1,583
△ 10
1,406
借入金等利息
114
115
△1
124
その他の支出
573
680
△ 107
539
18,808
18,365
443
17,995
補助金
収
入
帰属収入合計
基本金組入額合計 5
消費収入の部合計
支
出
消費支出の部合計
❸=❶−❷
前年度決算
POINT 5
寄付金:特別寄付金に加え、現物寄
付金105百万円を計上しています。内
訳は以下のとおりです。①科研費補助
金で取得した機 器などの寄 付分 等:
102百万円、② 柏中高PTAからの屋
外掲示板の寄付分:3百万円。
基本金組入額:内訳は以下のとおりで
す。
①第1号基本金組入額:△2,386百万
円(予算△2,767百万円)
施 設関係支出、設備関係支出及び
現物寄付の合計8,691百万円から、
借入による取得額6,000百万円、第
2号基本金組入済額(第1号基本金
への振替額)200百万円、未払金に
よる未組入額145百万円、及び当年
度除却費575百万円を控除した額
に、固定資産取得に充てた当年度借
入金返済額606百万円、H21年度以
降に契約済みのファイナンスリース料
の当年度支払額9百万円を加えた額
を組入れました。予決算差異は、各
種工事の繰延に伴う当年度固定資産
計上額の減、及び廃棄資産増加に伴
う基本金取崩高の増加(基本金組入
額と相殺)が主な要因です。
②第2号基本金組入額:△800百万円
(予算△800百万円)
先行組入れとして、①中高校舎等整
備 資 金(6 年 計 画 の 4 年 目 )3 0 0
百万円、②100周年記念事業資金
(16年計画の2年目)500百万円を
組入れました。
③第 3号基本金組入額:△37百万円
(予算△37百万円)
各種奨学事業経費、顕彰事業経費
の残額、及び同事業への寄付金を
組入れています。
Ⅱ.財務の概要
❶ 予 算
学生生徒等納付金
芝浦工業大学 事業報告書2012
(単位:百万円)
当該年度の消費収入と消費支出の内容と均衡状態を明らかにするもので、経営の状況を表し
ます。
科 目
●
POINT 6
当年度消費支出超過額 7
前年度繰越消費支出超過額
基本金取崩額 7
翌年度繰越消費支出超過額 7
2,758
1,320
-
703
629
629
-
1,705
△ 879
△ 879
-
△ 1,779
2,508
1,070
-
629
人件費:退職給与引当金繰入額が予
算比164百万円減少したことにより、
人件費全体では予算比33百万円減と
なっています。
教育研究経費、管理経費:資金収支
計算書の教育研究経費支出、管理経
費支出の金額に、減価償却額が各々、
2,498百万円、106百万円計上されて
います。
資産処分差額:既存の建物・構築物、
機器等の資産除却処理に伴い以下の
とおり発生しました。
①有価証券処分差額:319百万円
②建物廃棄差額:177百万円
③構築物廃棄差額:39百万円
④教研用機器備品廃棄差額:78百万
円
⑤図書廃棄差額:20百万円
POINT 7
当年度消費支出超過額:予算に対し
て帰属収入の増(613百万円)と基本
金組入額の減(△383百万円)により
消費収入が996百万円増加したことに
加え、建物等の廃棄差額が膨らむ一
方で教育研究経費が予算に対して大
幅減となったことから、消費 支出は
443百万円の減少となりました。結果、
翌 年 度 繰 越 消 費 収 支 差 額 は予算 比
1,438百万円の改善となっています。
基本金取崩額:内訳は以下のとおりで
す。①大宮キャンパス改修工事に係る
取崩:△873百万円、②機器リースの
契約期間満了に係る取崩:△5百万円
翌年度繰越消費支出超過額:=前年
度繰越消費支出超過額629百万円+
当年度消費支出超過額1,320百万円
-基本金取崩額879百万円
26
貸借対照表
(単位:百万円)
当該年度末時点の資産・負債・正味財産を把握し、財政状態を表しています。
POINT 1
資産の部
科 目
前年度末
増 減
固定資産
96,796
89,102
7,694
有形固定資産 1
66,636
60,880
5,756
土地
20,239
14,011
6,228
建物
38,693
38,781
△ 88
構築物
1,135
1,281
△ 146
教育研究用機器備品
4,861
5,041
△ 180
152
155
△3
図書
1,362
1,342
20
車輌
9
15
△6
185
254
△ 69
30,160
28,222
1,938
電話加入権
8
8
0
施設利用権
24
19
5
6
6
0
44
41
3
長期貸付金
3,348
3,333
15
長期前払金
37
38
△1
施設設備引当資産
3,019
3,914
△ 895
退職給与引当資産
2,048
1,548
500
減価償却引当資産
12,064
10,754
1,310
1,109
1,170
△ 61
115
104
11
研究助成引当資産
1,910
1,579
331
第3号基本金引当資産
4,307
4,270
37
1
1
0
56
56
0
279
279
0
1,784
1,099
685
2
2
0
流動資産
5,229
6,034
△ 805
現金預金
4,539
5,203
△ 664
未収入金
631
772
△ 141
前払金
59
59
0
資産の部合計
102,026
95,136
6,890
その他の機器備品
Ⅱ.財務の概要
建設仮勘定 1
その他の固定資産 2
有価証券
敷金及び保証金
借入金返済引当資産
教研環境整備引当資産
相田記念賞引当資産
建設学生奨学金引当資産
創立80周年事業引当資産
将来計画資金引当資産
三浦賞基金引当資産
27
本年度末
有形固定資産:当年度の増減要因は
下記のとおりです。
①増 加要因:中学高等学校移転候補
土地の取得(6,200百万円)や国際
学生寮建設工事(655百万円)、大
宮5号 館研 究 室 等 改修 工 事(4 02
百万円)、柏中高理科実験室・トイ
レ等改修工事(82百万円)などとな
っています。
②減少要因:減価償却
(2,604百万円)
のほか、大宮キャンパス整備(5号
館、先端工学研究機構棟、食堂棟、
運動施設、等)に伴う除却および
上記工事に伴う機器備品の廃棄な
どとなっています。
建設仮勘定:当年度の状況は下記のと
おりです。
柏中高人工芝設置工事(63百万円)、
大宮動物飼養保管施設(55百万円)、
大宮5号館改修工事(55百万円)、大
宮先端工学研究棟屋上・外壁工事(8
百万円)、その他(4百万円)
POINT 2
その他の固定資産:当年度は、国際
学生寮建設のための財源措置として
620百万円を施設設備引当資産から
取り崩した他、第2号基本金組入計画
に従い、中学校・高等学校校舎整備
資 金 への積 替などを実 施した結 果、
計2,215百万円を取崩しました。
一方、退職給与引当資産
(500百万円)
や減価償却引当資産(1,629百万円)、
借入金返済引当資産(530百万円)に
例年並みの積立を実施したほか、第2
号基本金への組入計画に基づき、中
高校舎整備基金(300百万円)、創立
100周年記念事業資金(500百万円)
への積立、さらには研究助成引当資
産での積立など、計4,132百万円の積
立を実施しました。この結果、当年度
引当資産保有高は26,693百万円とな
り、前年度末比1,917百万円の純増と
なりました。
(参考)引当資産保有高
H21年度末:25,045百万円
H22年度末:23,550百万円
H23年度末:24,776百万円
H24年度末:26,693百万円
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
(単位:百万円)
POINT 3
負債の部
科 目
本年度末
前年度末
増 減
15,142
10,026
5,116
長期借入金 3
11,578
6,093
5,485
3,540
3,899
△ 359
9
12
△3
14
22
△8
3,823
3,952
△ 129
短期借入金 3
516
606
△ 90
未払金
372
209
163
前受金
2,538
2,736
△ 198
預り金
397
401
△4
18,965
13,978
4,987
第1号基本金 4
77,404
75,697
1,707
第2号基本金 4
1,250
650
600
第3号基本金 4
4,307
4,270
37
第4号基本金
1,170
1,170
0
84,130
81,787
2,343
1,070
629
441
消費収支差額の部合計
△ 1,070
△ 629
△ 441
負債の部、基本金の部、
及び消費収支差額の部合計
102,026
95,136
6,890
退職給与引当金
預り保証金
長期未払金 3
流動負債
負債の部合計
基本金の部
基本金の部合計
消費収支差額の部
翌年度繰越消費支出超過額 5
POINT 4
第1号基本金:資産の部で計上した当
年度の固定資産取得高、借入金返済
に伴い計上した過年度分の取得高、な
らびに第2号基本金からの振替額の合
計から、基本金取崩額を差引いた結
果、前年度末比1,707百万円の増加と
なりました。
第2号 基 本 金:当年度、新たに80 0
百万円を組入れ、一方で中学高等学
校移転候補土地取得に係る200百万
円を第1号基 本金へ振替えています。
結果、前年度末比600百万円の増加
となっています。
第 3 号 基 本 金:各種 奨 学 事 業 経 費、
顕彰事業経費の残額、及び同事業へ
の寄付金を組入れた結果、前年度末
比37百万円の増加となっています。
Ⅱ.財務の概要
固定負債
長期借入金、短期借入金:当年度末
の長・短期借入金残高は12,093百万
円となっており、前年度比5,394百万
円の純増となりました。これは中学高
等学校移転候補土地取得に係る借り
入れ(6,000百万円)によるものです。
長 期未払 金:リース資 産に係るH26
年度以降の支払予定額14百万円を計
上しています。
POINT 5
翌年度繰越消費支出超過額:予算に
対し、帰属収入の増と基本金組入額
の減により消費収入は996百万円増
加する一方、消費支出は予算比443
百万円減となり、計1,439百万円の収
支改善がなされています。加えて、再
取得を予定しない固定資産の処分に
より、組入済みの基 本金を879百万
円取り崩し、前年度からの繰越消費
支出超過額629百万円と当年度消費
支出超過額1,320百万円の合計額に
加算した結果、翌年度への繰越消費
支出超過額は1,070百万円となりまし
た。
28
学校・学部別消費収支状況表
(単位:千円)
学校・学部
科 目
消
費
収
入
Ⅱ.財務の概要
費
支
出
専門職
大学院
大学合計
柏高校
高等学校
柏中学
中学校
総計
0
8,328,319
3,441,211
985,752
45,450
12,800,732
600,055
373,901
388,026
352,987
14,515,701
手数料
0
663,800
219,202
87,171
599
970,772
22,161
2,628
32,167
16,461
1,044,188
寄付金
200
480,220
66,025
26,797
0
573,042
24,684
41,432
22,439
28,765
690,561
補助金
0
1,008,623
353,000
108,098
51,228
1,520,948
274,993
227,473
158,231
158,628
2,340,273
資産運用収入
45,809
306,019
36,961
14,487
76
357,543
22,070
42,514
8,394
31,423
507,753
資産売却差額
20,000
0
0
0
0
0
0
0
0
0
20,000
7,376
414,524
49,873
35,005
32
499,435
29,449
678
30,115
613
567,665
雑収入
126,962
223,565
80,243
61,082
2,662
367,551
64
59,358
20,056
7,287
581,279
帰属収入合計
200,348
11,425,069
4,246,514
1,318,392
100,047
17,090,023
973,476
747,983
659,428
596,163
20,267,421
基本金組入額
△ 507,240
△ 1,310,610
△ 760,354
△ 90,671
△ 1,013
△ 2,162,648 △ 108,005
△ 188,129
△ 71,794 △ 184,655
△ 3,222,471
消費収入
の部合計
△ 306,892
10,114,459
3,486,160
1,227,721
99,035
14,927,375
865,471
559,854
587,634
411,508
17,044,950
271,601
3,958,674
1,513,141
462,920
133,125
6,067,860
549,734
449,379
362,830
338,405
8,039,809
2,134
4,897,584
1,714,339
611,705
36,242
7,259,870
241,288
159,899
139,610
144,323
7,947,124
106,460
751,665
276,286
86,783
10,568
1,125,302
90,993
99,848
58,179
101,829
1,582,611
借入金等利息
0
111,346
0
0
0
111,346
313
646
1,900
584
114,789
その他の支出
319,365
151,809
190,440
1,649
1,179
345,076
4,020
6,644
201
4,887
680,194
消費支出
の部合計
699,560
9,871,078
3,694,206
1,163,057
181,113
14,909,454
886,349
716,416
562,720
590,029
18,364,528
1,006,452
△ 243,381
208,046
△ 64,664
82,078
△ 17,921
20,878
156,562
△ 24,914
178,521
1,319,578
11,507,099 △ 11,953,265
△ 665,996
1,015,031
1,844,815
△ 9,759,414
392,150
△ 262,182
△ 836,340 △ 412,728
628,585
373,938
497,456
0
32
871,426
6,641
0
12,513,551 △ 12,570,584
△ 955,406
950,367
1,926,861 △ 10,648,761
406,387
△ 105,620
事業収入
教育研究経費
管理経費
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費
支出超過額
基本金取崩額
翌年度繰越消費
支出超過額
29
工学部
デザイン
工学部
学生生徒等
納付金
人件費
消
法人
システム
理工学部
0
270
259
878,595
△ 861,524 △ 234,466
1,069,568
SIT REPORT 2012
経年比較
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
資金収支計算書
(単位:千円)
収入の部
2008年度
(平成20年度)
学生生徒等納付金収入
2009年度
(平成21年度)
2010年度
(平成22年度)
2011年度
(平成23年度)
本年度
13,181,592
13,929,062
14,339,939
14,515,701
手数料収入
841,612
888,671
946,891
944,995
1,044,188
寄付金収入
440,232
356,986
518,838
369,600
585,484
補助金収入
2,673,576
2,272,180
2,388,287
2,392,778
2,340,273
資産運用収入
909,883
704,290
532,428
470,721
507,753
資産売却収入
0
0
47,301
0
220,000
事業収入
341,550
411,280
498,045
479,214
567,665
雑収入
523,806
624,769
437,437
716,215
581,279
2,200
250,200
0
0
6,000,000
前受金収入
2,684,691
2,766,312
2,698,808
2,736,191
2,538,421
その他の収入
7,175,575
4,710,654
5,534,336
3,631,569
3,085,645
△ 3,583,818
△ 3,447,078
△ 3,417,981
△ 3,527,514
△ 3,398,307
6,243,653
6,124,485
5,743,596
5,279,597
5,203,246
31,208,744
28,844,341
29,857,050
27,833,304
33,791,349
借入金等収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
収入の部合計
Ⅱ.財務の概要
12,955,783
支出の部
2008年度
(平成20年度)
2009年度
(平成21年度)
2010年度
(平成22年度)
2011年度
(平成23年度)
本年度
人件費支出
6,909,142
7,511,911
7,719,114
8,477,169
8,398,725
教育研究経費支出
5,575,314
5,232,113
5,516,655
5,231,187
5,440,969
管理経費支出
1,360,157
1,298,730
1,360,104
1,321,199
1,464,313
借入金等利息支出
165,878
145,620
134,125
124,025
114,789
借入金等返済支出
715,490
965,290
715,090
716,490
605,740
施設関係支出
5,376,463
2,005,740
3,205,595
1,220,561
7,993,573
設備関係支出
1,046,234
1,167,683
929,796
837,820
600,983
資産運用支出
4,370,629
3,552,003
4,525,352
3,841,912
4,332,158
その他の支出
859,736
1,790,605
936,604
1,111,380
724,206
△ 1,294,782
△ 568,950
△ 464,982
△ 251,683
△ 423,409
6,124,485
5,743,596
5,279,597
5,203,246
4,539,301
31,208,744
28,844,341
29,857,050
27,833,304
33,791,349
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
支出の部合計
30
経年比較
消費収支計算書
(単位:千円)
消費収入の部
2008年度
(平成20年度)
学生生徒等納付金
2009年度
2010年度
(平成21年度)
(平成22年度)
2011年度
本年度
(平成23年度)
12,955,783
13,181,592
13,929,062
14,339,939
14,515,701
手数料
841,612
888,671
946,891
944,995
1,044,188
寄付金
497,908
414,302
615,553
472,713
690,561
補助金
2,673,576
2,272,180
2,388,287
2,392,778
2,340,273
資産運用収入
909,883
704,290
532,428
470,721
507,753
資産売却差額
0
0
46,467
0
20,000
事業収入
341,550
411,280
498,045
479,214
567,665
雑収入
523,856
634,638
443,560
716,229
581,279
18,744,168
18,506,953
19,400,293
19,816,588
20,267,421
基本金組入額合計
△ 3,619,132
△ 3,671,101
△ 1,858,739
△ 2,524,773
△ 3,222,471
消費収入の部合計
15,125,036
14,835,852
17,541,554
17,291,814
17,044,950
帰属収入合計
Ⅱ.財務の概要
消費支出の部
2008年度
(平成20年度)
2009年度
2010年度
(平成21年度)
(平成22年度)
2011年度
本年度
(平成23年度)
人件費
7,341,903
7,931,801
8,021,898
8,074,334
8,039,809
教育研究経費
7,514,330
7,589,611
8,013,582
7,852,132
7,947,124
管理経費
1,439,023
1,375,854
1,437,011
1,405,525
1,582,611
借入金等利息
165,878
145,620
134,125
124,025
114,789
資産処分差額
982,467
190,420
1,658,652
516,586
633,102
9,615
27,520
8,855
22,079
47,092
17,453,217
17,260,825
19,274,122
17,994,679
18,364,528
△ 2,328,181
△ 2,424,973
△ 1,732,569
△ 702,865
△ 1,319,578
4,273,402
2,097,828
18,617
△ 1,704,787
△ 628,585
152,606
345,762
9,166
1,779,067
878,595
2,097,828
18,617
△ 1,704,787
△ 628,585
△ 1,069,568
徴収不能引当金繰入額
消費支出の部合計
当年度消費収支超過額
前年度繰越消費収支超過額
基本金取崩額
翌年度繰越消費収支超過額
5年間の消費収支推移・消費収支主要科目推移
5年間の消費収支推移(単位: 億円)
200
帰属収入
基本金組入額
200
150
150
100
100
50
50
0
31
消費収入
消費支出
5年間の消費収支主要科目推移(単位: 億円)
H20
H21
H22
H23
H24
0
学生生徒等納付金
補助金
人件費
H20
教育研究経費
管理経費
H21
H22
H23
H24
SIT REPORT 2012
経年比較
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
貸借対照表
(単位:千円)
2008年度末
区分
2009年度末
2010年度末
2011年度末
本年度末
(平成20年度末)
(平成21年度末)
(平成22年度末)
(平成23年度末)
固定資産
87,736,571
88,600,378
88,815,913
89,101,946
96,796,411
流動資産
7,056,078
6,557,229
5,937,139
6,033,902
5,229,102
資産の部合計
94,792,649
95,157,607
94,753,052
95,135,848
102,025,513
固定負債
11,866,874
11,678,951
11,046,805
10,026,086
15,141,544
流動負債
4,961,951
4,268,705
4,370,126
3,951,733
3,823,046
負債の部合計
16,828,825
15,947,656
15,416,931
13,977,818
18,964,589
基本金の部合計
75,865,996
79,191,335
81,040,908
81,786,614
84,130,491
2,097,828
18,617
△ 1,704,787
△ 628,585
△ 1,069,568
94,792,649
95,157,607
94,753,052
95,135,848
102,025,513
消費収支差額の部合計
負債の部、基本金の部及び消費収支差額の部合計
主な財務比率
(単位:%)
2008年度
比率名
(平成20年度)
帰属収支差額比率
(帰属収入-消費支出)/帰属収入
2009年度
2010年度
(平成21年度)
(平成22年度)
2011年度
(平成23年度)
本年度
6.9
6.7
0.7
9.2
9.4
115.4
116.3
109.9
104.1
107.7
消費収支比率
消費支出/消費収入
学生生徒等納付金比率
学生生徒等納付金/帰属収入
69.1
71.2
71.8
72.4
71.6
人件費比率
人件費/帰属収入
39.2
42.9
41.4
40.7
39.7
教育研究経費比率
教育研究経費/帰属収入
40.1
41.0
41.3
39.6
39.2
管理経費比率
管理経費/帰属収入
7.7
7.4
7.4
7.1
7.8
流動比率
流動資産/流動負債
142.2
153.6
135.9
152.7
136.8
負債比率
総負債/自己資金※1
21.6
20.1
19.4
17.2
22.8
自己資金構成比率
自己資金/総資金※2
82.2
83.2
83.7
85.3
81.4
基本金比率
基本金/基本金要組入額
88.8
90.3
91.1
92.1
87.1
Ⅱ.財務の概要
経年比較
※1 自己資金=基本金+消費収支差額 ※2 総資金=負債+基本金+消費収支差額
5年間の貸借対照表推移・主な財務比率推移
5年間の貸借対照表推移(単位: 億円)
1,000
固定資産
流動資産
固定負債
5年間の主な財務比率推移(単位: %)
流動負債
基本金の部合計
消費収支差額の部合計
200
帰属収支差額比率
消費収支比率
学生生徒等納付金比率
人件費比率
教育研究経費比率
管理経費比率
流動比率
負債比率
自己資金構成比率
基本金比率
800
150
600
100
400
200
50
0
-100
H20
H21
H22
H23
H24
0
H20
H21
H22
H23
H24
32
その他
有価証券の状況(2013(平成25)年3月31日現在)
区分
(単位: 円)
帳簿価格
時価
表示科目
5,600,000
5,600,000
有価証券
1,411,308,000
1,494,404,700
地方債
399,760,000
426,091,000
事業債
899,600,000
911,986,000
サムライ債・ユーロ円債
1,141,234,950
1,158,034,000
外債
1,534,403,529
1,582,880,375
MTN(仕組債)
8,432,303,315
7,921,616,000
投資信託
1,410,909,707
1,126,547,145
488,507,073
458,229,890
15,723,626,574
15,085,389,110
株式(㈱エスアイテック)※
国債
SMA
計
摘要
施設設備、退職給与、減価償却、借入
金返済、教育研究環境整備、研究助
成、第3号基本金、相田記念賞、大学
院建設系社会人学生特別給付奨学金、
創立80周年記念事業、将来計画資金、
三浦賞基金の各引当資産
※「株式」は、本学出資会社㈱エスアイテックに係るものであり、資金運用を目的に保有するものではありません。
Ⅱ.財務の概要
デリバティブ取引の状況(為替予約取引)
(単位: 円)
当年度(2013(平成25)年3月31日)
種類
契約額等
契約額のうち1年超
時価
評価損益
なし
借入金の状況(2013(平成25)年3月31日現在)
借入先
(単位: 円)
借入残高
利率
日本私立学校振興・共済事業団
6,093,180,000
みずほ銀行
三井住友銀行
計
返済期限
使途等
1.50~2.20%
2025(平成37)年3月
校舎取得、整備資金
3,000,000,000
0.31~1.42%
2033(平成30)年3月
土地取得
3,000,000,000
0.31~1.42%
2033(平成30)年3月
土地取得
12,093,180,000
寄付金の状況
(単位: 円)
2008年度
区分
特別寄付金
周年記念事業寄付※
2009年度
2010年度
2011年度
本年度
(平成20年度)
(平成21年度)
(平成22年度)
(平成23年度)
440,232,469
356,986,404
518,838,178
369,600,280
585,484,234
51,066,000
17,345,891
65,646,900
4,650,000
22,007,900
研究奨励寄付
107,742,733
67,271,977
82,285,414
88,182,399
94,720,498
上記以外の使途特定寄付
281,423,736
272,368,536
370,905,864
276,767,881
468,755,836
57,675,884
57,315,139
96,714,886
103,112,346
105,076,886
497,908,353
414,301,543
615,553,064
472,712,626
690,561,120
現物寄付金
計
※ 2009年度は、2008年度まで「上記以外の使途特定寄付」に含まれていた創立50周年(大宮)
、創立30周年(柏)の合計を「周年記念事業寄付」として計上しています。また2011年度に
ついては創立50周年(大宮)のみ計上、本年度は創立30・60・90周年(板橋)
、創立50周年(大宮)の合計となっています。
33
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
大学教育改革支援経費等の受入状況
(単位: 円)
2008年度
(平成20年度)
海外先進研究実践
大学院教育改革
支援プログラム
大学等産学官連携
自立化促進プログラム
(機能支援)
件数
金額
件数
金額
件数
金額
件数
大学改革推進事業
(GP)
金額
件数
先導的大学改革推進
件数
金額
大学教育・学生支援
推進事業大学教育
推進プログラム
件数
大学生の就業力
育成支援事業
件数
金額
金額
件数
中小企業等の次世代の
先端技術人材の育成・
雇用支援事業
金額
件数
金額
地域イノベーション
戦略支援プログラム
(研究機能・産業集積
高度化地域)
件数
国際化拠点整備事業
(グローバル人材
育成推進事業)
件数
大学改革推進
(産業界のニーズに
対応した教育改善)
件数
金額
金額
金額
合計
Σ型統合能力人材育成プ
ログラム
特色ある優れた産学官
連携活動
2010年度
2011年度
(平成22年度)
35,244,000
29,477,000
23,320,000
21,000,000
20,790,000
21,798,000
15,994,000
12,500,000
10,000,000
本年度
(平成23年度)
1
2,778,000
1※1
34,540,000
1※2
21,000,000
18,503,000
1※3
工学系技術者のソフトウ
ェア開発技能育成
18,068,000
入学から卒業までの総合
的なキャリア形成支援体
制の構築
1※4
11,000,000
Ⅱ.財務の概要
金額
創造型モノづくり技術者
の育成
2009年度
(平成21年度)
1※5
実践型工学技術者育成に
おける教育成果の評価の
あり方に関する調査研究
4,000,000
1※6
PDCA化とIR体制による
教育の質保証
16,666,000
18,000,000
1※7
社会の諸相を教材とした
実践的就業力育成
7,965,000
新素材加工技術に係わる
イノベーション創出人材
(Σ型統合能力人材)育
成事業
16,228,000
1
16,889,000
グリーンイノベーション
関連産業へ展開する先端
技術人事育成事業
1
6,707,000
1※8
首 都 圏 ス マ ー トQOL
(Quality of Life) 技 術
開発地域
8,409,813
13,227,998
1※9
グローバル人材育成推進
事業
43,275,000
1※10
首都圏に立地する大学に
おける産業界のニーズに
対応した教育改善
4,300,000
58,318,000
91,632,000
133,002,000
89,421,813
79,305,998
※1「Σ型統合能力人材育成プログラム」は、2008(平成20)年度から3ヵ年度に及ぶ採択です。
※2「特色ある優れた産学官連携活動」は、2008(平成20)年度から5ヵ年度に及ぶ採択です。
※3「工学系技術者のソフトウェア開発技能育成」は2009(平成21)年度から3ヵ年度に及ぶ採択です。
※4「入学から卒業までの総合的なキャリア形成支援体制の構築」は2009(平成21)年度から3ヵ年度に及ぶ採択です。
※5「実践型工学技術者育成における教育成果の評価のあり方に関する調査研究」は文部科学省からの受託事業として処理しており、2009(平成21)年度単年度採択です。
※6「PDCA化とIR体制による教育の質保証」は、2010(平成22)年度から2ヵ年度に及ぶ採択です。
※7「社会の諸相を教材とした実践的就業力育成」は、2010(平成22)年度から2ヵ年度に及ぶ採択です。
※8「首都圏スマートQOL(Quality of Life)技術開発地域」は、2011(平成23)年度から5ヵ年度に及ぶ採択です。
※9「グローバル人材育成推進事業」は、2012(平成24)年度から5ヵ年度に及ぶ採択です。
※10「首都圏に立地する大学における産業界のニーズに対応した教育改善」は、2012(平成24)年度から3ヵ年度に及ぶ採択です。
34
その他
研究費等外部資金獲得状況
〈科学研究費〉
(単位: 円)
2009年度
2008年度
区分
(平成20年度)
科学研究費(件数)
金額(計)
2010年度
(平成21年度)
2011年度
(平成22年度)
(平成23年度)
本年度
50
59
70
89
98
83,500,000
96,990,000
121,400,000
161,000,000
165,580,000
(注)
科学研究費は研究者等に直接交付される補助金であり、学校会計の帰属収入には含まれず、またここから支出される経費も学校会計の諸支出には含まれません。上記は、本学教員が研究
代表者となっている件数と金額(直接経費)です。
〈競争的資金(国プロ)〉
(単位: 円)
2008年度
区分
2010年度
2011年度
本年度
(平成21年度)
(平成22年度)
(平成23年度)
12
36
36
41
47
86,339,208
210,896,026
233,805,372
205,067,533
302,590,387
競争的資金(件数)
契約額(計)
2009年度
(平成20年度)
(注)
複数年にまたがる契約は年度毎に1件として集計しています。
Ⅱ.財務の概要
〈受託・共同研究(民間企業)〉
(単位: 円)
2008年度
区分
2010年度
2011年度
本年度
(平成21年度)
(平成22年度)
(平成23年度)
138
151
172
154
167
140,944,655
155,331,555
189,645,786
211,440,239
203,445,310
受託・共同研究(件数)
契約額(計)
2009年度
(平成20年度)
(注)
複数年にまたがる契約は初年度に1件として集計しています。
関連当事者等との取引の状況
会社等の名称
資本金等
出資割合
取引の内容
摘要
(注)
物品購入、施設管理・清掃・
(支出)
㈱エスアイテック
10,600千円
49.50%
人材派遣等業務委託、機器他リー
理事・職員計2名が取締役に就任しています。
ス料支払、印刷製本委託、保険料
2012(平成24)年度取引高の合計は
支払
(収入)施設設備利用料他の受入
約1,340,471千円です。
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注)機器備品等物品購入及びその他の取引について、本学経理規程に基づいて業者の選定及び価格を決定しています。
関連する法人の概要(2013(平成25)年3月31日現在)
会社名
㈱エスアイテック
所在地
東京都江東区豊洲3-7-5 芝浦工業大学内
代表者名
代表取締役 石井 博文
設立年月日
1998(平成10)年6月30日
従業員数
21名
4名(うち2名は学校法人の役員(理事)及び職員が兼務)
定款上の目的
芝浦工業大学の教育と研究を支え発展させるため、活発に事業を行い、
その利潤を学校法人芝浦工業大学に還元することを目的とする。
事業内容
出版・翻訳・印刷業、警備・清掃・保守管理業、人材派遣業、損害保険・生命保険代理店業、
リース事業、特別販売事業、イベント企画事業、その他
学校の行う
教育研究活動との関連
1)学校法人への寄付(これまでに約6億1千3百万円の寄付を行う)
2)学生総合保険、キャンパスライフ総合保険代理店窓口としてのサービス
3)研究室機器、備品、事務用機器等の販売
4)事務職員等の人材派遣
資本金額
10,600,000円(202株)
出資割合
学校法人の持株数
事業の概要
2012年6月期
35
役員数
売上高
1,674,809,812円
100株
その他の出資者の持ち株数
(大学後援会・校友会・持株会)
当期損益
102株
出資元学校法人への
(法人税等控除後)
寄付金額
家賃・地代等
配当金
20,038,830円
46,000,000円
36,000,000円
0円
SIT REPORT 2012
参考 財産目録の概要
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
(2013(平成25)年3月31日現在)
財産目録(総括)
資産総額
102,025,512,623円
負債総額
18,964,589,350円
正味財産
83,060,923,273円
内
基本財産
運用財産
66,712,655,042円
35,312,857,581円
資産
102,025,512,623円
基本財産
土地
66,712,655,042円
所在地
面積(㎡)
豊洲地区
東京都江東区豊洲3丁目1番35
30,000.26
新豊洲地区
東京都江東区豊洲6丁目10番1
大宮地区
埼玉県さいたま市見沼区大字深作307番他
芝浦地区
東京都港区芝浦3丁目9番14号
錦ケ原運動場
埼玉県さいたま市西区大字二ツ宮字岸ノ町
113番1
板橋地区
17,026.34
6,228,248,612
1,825,358,544
2,624.00
395,251,083
124.50
8,683,975
東京都板橋区坂下2丁目2番1号
10,016.05
1,613,356,502
柏地区
千葉県柏市増尾700番他
43,274.85
1,178,957,567
会津高原地区
福島県南会津郡南会津町高杖原740番
葉山地区
神奈川県三浦郡葉山町堀内字五ツ合162番1
7,404.00
73,638,547
354.35
94,852,852
281,058.29
20,239,499,982
地 区
面積(㎡)
豊洲地区
61,266.84
18,162,401,259
826.22
8,577,238
青海地区
315.36
873,000
大宮地区
63,893.22
12,539,696,199
芝浦地区
12,491.62
4,110,703,918
59.61
6,703,377
板橋地区
10,841.23
1,169,041,462
柏地区
15,609.25
1,980,160,737
3,992.20
627,065,650
506.25
87,593,995
169,801.80
38,692,816,835
会津高原地区
葉山地区
(計)
種別
図書
学術雑誌
(計)
教具・校具及び備品
価額(円)
佃地区
錦ケ原運動場地区
図書
8,821,152,300
170,233.94
(計)
建物
価額(円)
冊数
内国書(冊)
外国書(冊)
計(冊)
価額(円)
277,648
32,179
309,827
1,205,612,716
19,141
19,530
38,671
156,164,935
296,789
51,709
348,498
1,361,777,651
名称又は種類
数量(点)
教具・校具
57,555
4,544,233,630
3,809
468,443,841
61,364
5,012,677,471
備品
(計)
Ⅱ.財務の概要
地 区
価額(円)
36
参考 財産目録の概要
その他
種類
主な内容
金額(円)
構築物
各キャンパスの給排水施設、緑化施設など
車輌
小型乗用車、小型トラックなど(18台)
9,405,975
電話加入権
92本
8,386,544
施設利用権
予備電力供給施設、給水装置
24,471,021
敷金及び保証金
温泉施設利用保証金など
43,527,198
建設仮勘定
大宮キャンパス5号館整備改修工事など
1,135,102,865
184,989,500
(計)
1,405,883,103
運用財産
預金
35,312,857,581円
Ⅱ.財務の概要
金額(円)
普通預金
4,535,198,144
手許現金
2,933,994
振替貯金
1,066,513
郵便切手
101,920
(計)
積立金
現金等
預金種別
種別
金額(円)
4,536,264,657
内訳
金額(円)
第3号基本金引当資産
4,306,523,240
上記以外の特定目的引当資産
(計)
22,386,640,629
保有形態
種別
金額(円)
普通預金
319,474,876
有価証券
3,987,048,364
普通預金・定期預金
10,655,662,419
有価証券
11,730,978,210
26,693,163,869
26,693,163,869
(注)各引当資産の運用は、
「保有形態」欄記載の金融商品によっています。
有価証券
長期貸付金
内訳
金額(円)
「㈱エスアイテック」普通株式100株
5,600,000
(計)
5,600,000
内訳
金額(円)
芝浦工業大学貸与奨学金
3,149,729,933
芝浦工業大学後援会貸与奨学金
200,847,700
教職員貸付金
546,080
徴収不能引当金
未収入金
△ 3,457,520
(計)
3,347,666,193
内訳
金額(円)
学生生徒等納付金、国庫補助金、私学退職金団体交付金他
650,048,956
徴収不能引当金
△ 19,429,158
(計)
前払金
預金種別
金額(円)
長期前払金
37,325,988
短期前払金
58,903,812
(計)
37
630,619,798
96,229,800
立替金
種別
立替金
(計)
金額(円)
277,350
277,350
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
(2013(平成25)年3月31日現在)
負債
18,964,589,350円
固定負債
15,141,543,779円
長期借入金
種類
利率
返済期限
1.50%〜2.20%
2025
(平成37)年3月15日 校舎取得、整備資金
市中金融機関
6,000,000,000
0.31%〜1.42%
2033(平成45)年3月21日 土地取得
11,577,640,000
内訳
金額(円)
退職給与引当金
預り保証金
使途等
5,577,640,000
(計)
退職給与引当金
金額(円)
日本私立学校振興・
共済事業団
3,540,263,062
(計)
3,540,263,062
内訳
金額(円)
預り保証金(豊洲キャンパス内コンビニエンスストアの敷金)
9,333,333
(計)
内訳
金額(円)
長期未払金(教育研究用機器備品リース物件、構築物リース物件)
14,307,384
(計)
14,307,384
流動負債
短期借入金
(長期借入金の内
1年以内の返済分)
前受金
3,823,045,571円
種類 金額(円)
日本私立学校振興・共済事業団
(計)
515,540,000
利率
使途等
1.50%〜2.20%
金額(円)
2,515,117,000
学費以外の前受金
23,303,587
(計)
2,538,420,587
内訳
金額(円)
未払金
372,011,424
(計)
預り金
校舎取得、整備資金
515,540,000
内訳
学費前受金
未払金
Ⅱ.財務の概要
長期未払金
9,333,333
372,011,424
内訳
金額(円)
教職員関係預り金(源泉税、住民税他)
144,346,723
学生生徒関係預り金(各種代理徴収金他)
204,222,235
その他の預り金
48,504,602
(計)
397,073,560
正味財産
83,060,923,273円
借用財産
土地
種別
所在地
大宮錦ヶ原運動場
埼玉県さいたま市西区大字二ツ宮字岸ノ町113番地1
板橋校舎敷地
東京都板橋区坂下2丁目2番1号
面積(㎡)
備考
102,624.94
772.11
38
Ⅲ. 法人の概要
設立の目的等
●芝浦工業大学
芝浦工業大学は、教育基本法及び学校教育法の定めるところにより、学術の中心として深く工学の研究を行い、世
界文化に貢献し、併せて広く一般の学術教養と専門の工学教育を施すことにより、学生の人格を陶冶し、学理を究め
させ体位の向上を図り、もって優秀なる技術者を養成することを目的としています。
●芝浦工業大学大学院
芝浦工業大学大学院は、工学に関する理論及び応用を教授研究し、その深奥を究めて、文化の進展に寄与すること
を目的としています。
●芝浦工業大学専門職大学院
芝浦工業大学専門職大学院は、技術と経営について研究し、実践によってその深奥を究め、職業等に必要な高度の
専門知識及び実践能力を養い、日本の技術の発展と振興を図り、文化の進展に寄与することを目的としています。
●芝浦工業大学高等学校
芝浦工業大学高等学校は、教育基本法及び学校教育法の精神に則り、中学校を卒業した者に中学校教育の基礎の上
に心身の発達に応じて高等普通教育を施すことを目的としています。
Ⅲ.法人の概要
●芝浦工業大学柏高等学校
芝浦工業大学柏高等学校は、教育基本法及び学校教育法の趣旨に従い、中学校教育の基礎の上に中学校を卒業した
者に対し、高等普通教育を施すことを目的としています。
●芝浦工業大学中学校
芝浦工業大学中学校は、教育基本法及び学校教育法の精神に則り、小学校教育の基礎の上に、心身の発達に応じて
中等普通教育を施すことを目的としています。
●芝浦工業大学柏中学校
芝浦工業大学柏中学校は、教育基本法及び学校教育法の趣旨に従い、小学校教育の基礎の上に、心身の発達に応じ
て中等普通教育を施すことを目的としています。
39
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
教育(研究)の特色
芝浦工業大学は、創立以来、一貫して実学志向の教育を行っており、卒業生の社会における活躍を通して一定の評
価を受けていますが、さらに、
「強い倫理観と責任感をもった自律的で創造性豊かな人材の育成」を教育理念とし、
「天
性を見出し、育成に努める」ことをモットーとして「人の心を思いやる工学」や「環境と資源保持を両立できる持続
可能な社会の進歩」をめざした教育プログラムを立案し、方法と効果に対する的確な検証と評価して工学教育を実施
することを目標としています。
現在、本学は工学の多くの分野を教育研究の対象とし、それぞれの専攻、学科が個性を持ちながら、多様な才能を
もった優れた技術者や研究者を養成すべく教育研究を行っており、工学に携わる者がもっていなければならない「技
術を通じて人類の幸福に貢献する」という工学の本質を再確認し、これから工学を担う若者たちにその大切さを伝え、
徹底させることに努めています。
又、芝浦工業大学中学高等学校は、人格形成に大切な時期を男子の特徴と発達段階を見極め、6年間を3段階に分け
て教育指導を行っています。前期は「英語・数学の基礎学力養成」、中期は「徹底した学習・進路指導」
、後期は「進
路目標に合ったコース選択」をそれぞれ特色としています。
芝浦工業大学柏中学高等学校では、
「創造性の開発と個性の発揮」を建学の精神とし、
「おおらかな進学校」をモットー
に指導に取り組んでいます。
設置する学校・学部・学科等
(2012(平成24)年度)
設置する学校
▲
芝浦工業大学
開校年
学部・学科等
1949(昭和24)年
工学部
1991(平成  3)年
システム工学部
2009(平成21)年
デザイン工学部
摘要
(豊洲キャンパス)
〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5
※1
(大宮キャンパス)
(芝浦キャンパス)
〒108-8548 東京都港区芝浦3-9-14
▲
芝浦工業大学大学院
▲
芝浦工業大学
1963(昭和38)年
工学研究科修士課程
1995(平成  7)年
工学研究科博士(後期)課程
2003(平成15)年
工学マネジメント研究科
1949(昭和24)年
全日制(普通科)
高等学校
▲
芝浦工業大学
1980(昭和55)年
全日制(普通科)
(芝浦工業大学中学高等学校 板橋校地)
(芝浦工業大学柏中学高等学校 柏校地)
〒277-0033 千葉県柏市増尾700
▲
1982(昭和57)年
中学校
▲
芝浦工業大学
(豊洲キャンパス)
※2 〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5
〒174-8524 東京都板橋区坂下2-2-1
柏高等学校
芝浦工業大学
※2
Ⅲ.法人の概要
〒337-8570 埼玉県さいたま市見沼区深作307
(芝浦工業大学中学高等学校 板橋校地)
〒174-8524 東京都板橋区坂下2-2-1
1999(平成11)年
柏中学校
(芝浦工業大学柏中学高等学校 柏校地)
〒277-0033 千葉県柏市増尾700
※1 システム工学部は2009(平成21)年4月にシステム理工学部に名称変更しました。
※2 工学研究科は2011(平成23)年4月に理工学研究科に名称変更しました。
40
学校・学部・学科等の学生・生徒の状況
(学生・生徒・入学者数は2012(平成24)年5月1日現在)
芝浦工業大学(学部)
工学部
学科
入学定員
収容定員
学生数
入学者数
100
400
467
115
100
400
445
127
材料工学科
90
360
403
106
応用化学科
90
360
408
108
電気工学科
90
360
408
93
通信工学科
90
360
429
91
電子工学科
90
360
437
116
土木工学科
90
360
423
116
建築学科
100
400
476
126
建築工学科
100
400
459
115
情報工学科
100
400
462
108
電子情報システム学科
100
400
496
131
機械制御システム学科
80
320
385
104
機械工学科
機械機能工学科
システム理工学部
※2
※1
環境システム学科
デザイン工学部
80
320
381
101
生命科学科
100
400
470
111
数理科学科
70
280
324
103
140
560
638
170
1,610
6,440
7,511
1,941
デザイン工学科
計
※1 機械機能工学科は2009(平成21)年4月に機械工学第二学科から名称変更しました。
※2 システム理工学部は2009(平成21)年4月にシステム工学部から名称変更しました。
芝浦工業大学(大学院)
入学定員
収容定員
学生数
入学者数
100
200
306
122
材料工学専攻
30
60
104
50
応用化学専攻
20
40
58
23
機械工学専攻
65
130
175
67
80
160
185
90
25
50
101
62
地域環境システム専攻
10
30
35
9
機能制御システム専攻
8
24
33
13
工学マネジメント専攻
28
56
25
13
366
750
1,022
449
入学定員
収容定員
生徒数
入学者数
芝浦工業大学高等学校
172
516
532
183
芝浦工業大学柏高等学校
306
858
883
290
芝浦工業大学中学校
160
480
481
163
芝浦工業大学柏中学校
180
520
543
200
818
2,374
2,439
836
理工学研究科修士課程
専攻
電気電子情報工学専攻
Ⅲ.法人の概要
建設工学専攻
システム理工学専攻
理工学研究科博士(後期)課程
工学マネジメント研究科専門職学位課程
計
※1
※1 システム理工学専攻は2011(平成23)年4月に新設しました。
併設高等学校・中学校
計
41
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
設置する学校・学部・学科の入試結果 2013(平成25)年度入試
①一般入試(前期日程)
芝浦工業大学(学部)
工学部
システム理工学部
デザイン工学部
学科
募集人員
志願者数
合格者数
機械工学科
50
1,767
316
機械機能工学科
50
1,104
220
材料工学科
45
700
207
応用化学科
45
1,206
340
電気工学科
45
851
239
通信工学科
45
385
122
電子工学科
45
764
237
土木工学科(社会基盤コース)
30
363
121
土木工学科(社会システムデザインコース)
15
119
49
建築学科
50
1,243
249
建築工学科
50
718
171
情報工学科
50
1,553
355
電子情報システム学科
45
907
218
機械制御システム学科
35
541
131
環境システム学科
35
473
118
生命科学科(生命科学コース)
20
503
157
生命科学科(生命医工学コース)
20
212
128
数理科学科
30
600
168
デザイン工学科(建築・空間デザイン領域)
20
555
95
デザイン工学科(エンジニアリングデザイン領域)
30
254
91
デザイン工学科(プロダクトデザイン領域)
20
437
128
775
15,255
3,860
計
②一般入試(全学統一日程)
工学部
システム理工学部
デザイン工学部
学科
募集人員
志願者数
合格者数
機械工学科
10
270
35
機械機能工学科
10
229
24
材料工学科
10
141
42
応用化学科
10
199
36
電気工学科
10
120
31
通信工学科
10
127
36
電子工学科
10
145
30
土木工学科(社会基盤コース)
10
130
40
建築学科
10
194
27
建築工学科
10
186
32
情報工学科
10
235
45
電子情報システム学科
10
154
30
機械制御システム学科
8
132
23
環境システム学科
8
109
23
生命科学科(生命科学コース)
5
107
17
生命科学科(生命医工学コース)
5
59
21
数理科学科
8
143
24
デザイン工学科(建築・空間デザイン領域)
5
160
21
デザイン工学科(エンジニアリングデザイン領域)
8
100
23
デザイン工学科(プロダクトデザイン領域)
計
5
173
22
172
3,113
582
Ⅲ.法人の概要
芝浦工業大学(学部)
42
③一般入試(後期日程)
芝浦工業大学(学部)
工学部
システム理工学部
デザイン工学部
学科
募集人員
志願者数
合格者数
機械工学科
7
255
19
機械機能工学科
7
233
30
材料工学科
7
146
39
応用化学科
7
178
11
電気工学科
7
146
16
通信工学科
7
218
20
電子工学科
7
171
18
土木工学科(社会基盤コース)
7
136
17
建築学科
7
204
31
建築工学科
7
210
15
情報工学科
7
202
24
電子情報システム学科
8
260
15
機械制御システム学科
6
180
12
環境システム学科
6
155
14
生命科学科(生命科学コース)
4
148
9
生命科学科(生命医工学コース)
4
66
10
数理科学科
5
130
40
デザイン工学科(建築・空間デザイン領域)
4
175
6
デザイン工学科(エンジニアリングデザイン領域)
4
100
9
デザイン工学科(プロダクトデザイン領域)
計
4
121
8
122
3,434
363
④センター試験利用入試
芝浦工業大学(学部)
Ⅲ.法人の概要
工学部
学科
募集人員
1,321
138
機械機能工学科
15
988
109
材料工学科
15
780
156
応用化学科
15
946
165
電気工学科
15
832
173
通信工学科
15
529
139
電子工学科
15
750
164
土木工学科(社会基盤コース)
15
518
133
5
280
63
建築学科
15
794
127
建築工学科
15
779
143
情報工学科
15
1,214
166
電子情報システム学科
15
1,054
178
機械制御システム学科
12
653
142
環境システム学科
12
491
110
生命科学科(生命科学コース)
7
526
78
生命科学科(生命医工学コース)
7
375
94
10
547
102
7
576
76
10
431
96
数理科学科
デザイン工学部
デザイン工学科(建築・空間デザイン領域)
デザイン工学科(エンジニアリングデザイン領域)
デザイン工学科(プロダクトデザイン領域)
計
43
合格者数
15
土木工学科(社会システムデザインコース)
システム理工学部
志願者数
機械工学科
7
463
81
257
14,847
2,633
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
⑤大学院
芝浦工業大学(大学院)
専攻
理工学研究科修士課程
電気電子情報工学専攻
理工学研究科博士(後期)課程
工学マネジメント研究科
専門職学位課程
募集人員
志願者数
合格者数
100
130
94
材料工学専攻
30
42
40
応用化学専攻
20
20
17
機械工学専攻
65
86
76
建設工学専攻
90
124
108
システム理工学専攻
50
95
89
地域環境システム専攻
10
4
4
機能制御システム専攻
8
15
14
工学マネジメント専攻
28
21
20
401
537
462
募集人員
志願者数
合格者数
30
106
37
芝浦工業大学柏高等学校
120
1,583
488
芝浦工業大学中学校
160
974
247
計
⑥併設高等学校・中学校
併設高等学校・中学校
芝浦工業大学高等学校
芝浦工業大学柏中学校
計
180
1,876
479
490
4,539
1,251
役員の概要
区分
氏名
理事長
五十嵐 久 也
常勤非常勤の別
常勤
(2013(平成25)年3月31日現在)
摘要
平成15年6月理事に就任
平成18年6月理事に重任
平成21年6月理事に重任
平成22年6月学校法人芝浦工業大学理事長に就任(現在に至る)(三井住友建設株式会社特別顧問)
常務理事
村 上 雅 人
常勤
平成24年4月理事に就任(職務上理事)(現在に至る)
常務理事
早乙女 徹
常勤
平成23年5月理事に就任(職務上理事)(現在に至る)
理事
村 上 公 哉
常勤
平成21年6月理事に就任(施設担当)
理事
山 下 修
常勤
平成24年6月理事に就任(入試・広報・国際担当)(現在に至る)
理事
横 田 壽
常勤
平成24年6月理事に就任(財務担当)(現在に至る)
理事
永 山 勝 久
常勤
平成21年9月理事に就任(入試・広報・国際担当)
理事
三 浦 昌 生
常勤
平成24年6月理事に就任(就職担当)(現在に至る)
理事
菅 沢 茂
常勤
平成24年6月理事に就任(併設校担当)(現在に至る)
理事
鈴 見 健 夫
非常勤
平成21年6月理事に就任
理事
村 上 愛 三
非常勤
平成24年6月理事に就任(現在に至る)(弁護士 東京弁護士会)
理事
岩 瀬 吉 廣
非常勤
平成24年6月理事に就任(現在に至る)(阪急阪神ビルマネジメント株式会社代表取締役会長)
監事
齋 藤 勉
非常勤
平成15年6月監事に就任
Ⅲ.法人の概要
定員数 理事 12名 監事 2名
平成24年7月理事に重任(総務担当)(現在に至る)
平成24年6月理事に重任(施設担当)(現在に至る)
平成24年6月理事に重任(現在に至る)(旭ビルウォール株式会社代表取締役社長)
平成18年6月監事に重任
平成21年6月監事に重任
平成24年6月監事に重任(現在に至る)
監事
廣 田 富 男
非常勤
平成24年6月監事に就任(現在に至る)
44
評議員の概要
評議員定数 40名
区分
Ⅲ.法人の概要
45
(2013(平成25)年3月31日現在)
氏名
所属・勤務先
評議員
村 上 雅 人
芝浦工業大学 学長
評議員
水 川 眞
芝浦工業大学 工学部長
評議員
三 浦 昌 生
芝浦工業大学 システム理工学部長
評議員
篠 崎 道 彦
芝浦工業大学 デザイン工学部長
評議員
大 坪 隆 明
芝浦工業大学 中学・高等学校 校長
評議員
菅 沢 茂
芝浦工業大学 柏中学・高等学校 校長
評議員
横 田 壽
芝浦工業大学 数学科目 教授
評議員
永 山 勝 久
芝浦工業大学 材料工学科 教授
評議員
守 田 優
芝浦工業大学 土木工学科 教授
評議員
髙 﨑 明 人
芝浦工業大学 機械機能工学科 教授
評議員
山 田 純
芝浦工業大学 機械工学科 教授
評議員
西 川 宏 之
芝浦工業大学 電気工学科 教授
評議員
齋 藤 敦 史
芝浦工業大学 通信工学科 准教授
評議員
植 木 忠 博
芝浦工業大学 機械工学科 講師
評議員
米 田 隆 志
芝浦工業大学 副学長
評議員
渡 部 英 二
芝浦工業大学 電子情報システム学科 教授
評議員
川 上 幸 男
芝浦工業大学 機械制御システム学科 教授
評議員
佐 藤 元 哉
芝浦工業大学中学・高等学校 中学校 教諭
評議員
佐 藤 工人造
芝浦工業大学中学・高等学校 中学校 教諭
評議員
大 村 俊 樹
芝浦工業大学柏中学・高等学校 教諭
評議員
丸 山 広 光
芝浦工業大学柏中学・高等学校 教諭
評議員
丁 龍 鎮
学校法人芝浦工業大学 豊洲学事部長
評議員
石 井 博 文
学校法人芝浦工業大学 理事室担当部長
評議員
福 川 敏 機
学校法人芝浦工業大学 企画広報課
評議員
遠 藤 桂 一
学校法人芝浦工業大学 情報システム部長
評議員
早乙女 徹
学校法人芝浦工業大学 事務局長
評議員
山 下 修
学校法人芝浦工業大学 事務局次長
評議員
鈴 見 健 夫
旭ビルウォール 株式会社 代表取締役社長
評議員
中 村 宏
サンエス工業 株式会社 会長
評議員
土 屋 賢 一
株式会社 竹中工務店 参与
評議員
岡 田 稔
日本ERI 株式会社 盛岡支店長
評議員
清 水 修 司
株式会社 SD建築企画研究所 代表取締役社長
評議員
村 田 省 吾
株式会社 偕アソシエイツ 非常勤取締役
評議員
足 立 寛
立教大学 総長室 教学連携課 課長
評議員
岩 瀬 吉 廣
阪急阪神ビルマネジメント 株式会社 代表取締役会長
評議員
大 町 達 夫
評議員
高 橋 哲 夫
北区環境大学 名誉学長
評議員
野 口 博
工学院大学 教育開発センター 特任教授
評議員
向 井 眞 一
株式会社 内田洋行 相談役
評議員
山 﨑 治 平
三信 株式会社 取締役社長
(財)ダム技術センター 理事長
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
教職員の概要
1. 大学教員数
(2012(平成24)年5月1日現在)(単位:人)
専任
資格
所属
教授
学長
副学長
工学部
機械工学科
機械機能工学科
材料工学科
応用化学科
電気工学科
通信工学科
電子工学科
土木工学科
建築学科
建築工学科
情報工学科
システム理工学部
共通学群
電子情報システム学科
機械制御システム学科
環境システム学科
生命科学科
デザイン工学部
大学院
その他
数理科学科
デザイン工学科
理工学研究科
工学マネジメント研究科
教育イノベーション推進センター
学長室シニア教員
SIT総研、先端工学研究機構
マレーシア高等教育プログラム
講師
助教
非常勤
計
1
計
1
1
1
1
1
7
2
1
1
11
16
27
8
4
0
1
13
12
25
7
6
0
0
13
9
22
5
7
0
0
12
8
20
9
3
1
0
13
12
25
7
5
0
0
12
5
17
8
5
0
0
13
10
23
7
5
0
0
12
17
29
6
6
0
0
12
28
40
11
1
0
0
12
36
48
9
3
0
1
13
5
18
14
19
0
4
37
127
164
14
2
0
0
16
33
49
8
3
0
1
12
8
20
11
2
0
0
13
16
29
10
3
0
1
14
19
33
6
6
0
1
13
8
21
18
3
0
1
22
54
76
1
0
0
0
1
31
32
10
1
0
0
11
16
27
7
5
8
0
20
0
20
3
0
0
0
3
0
3
1
0
0
0
1
0
1
3
3
0
0
6
0
6
192
94
10
11
307
470
777
※ 専任者には、特別任用教員、シニア教員(いずれも有期雇用者)を含んでいます。
※ 学長は工学部材料工学科・教授、副学長はシステム理工学部生命科学科・教授です。当該学科からは除外しています。
2. 併設高等学校・中学校
(単位:人)
資格
所属
高等学校
中学校
教諭
高等学校
柏高等学校
中学校
柏中学校
合計
非常勤
計
30
6
36
42
21
63
28
7
35
31
14
45
131
48
179
Ⅲ.法人の概要
合計
准教授
※ 特任を含む。
3. 職員数
(単位:人)
資格
所属
豊洲校舎
専任
TA・RA・LF
臨時職員
計
派遣職員
113
3
182
13
311
57
33
2
194
43
272
7
14
0
4
7
25
7
9
0
0
5
14
1
6
0
0
3
9
1
175
5
380
71
631
73
大宮校舎
芝浦校舎
板橋校舎
柏校舎
合計
非専任
ポスドク
※ 専任者には、特定職員、シニア職員(いずれも有期雇用者)を含んでいます。
※ ポスドク・TA・RA・LFは、大学院の各研究科に所属しています。
46
組織図
事務組織図(2013(平成25)年3月1日現在)
博士
(後期)
課程
地域環境システム専攻、機能制御システム専攻
修士課程
電気電子情報工学専攻、
材料工学専攻、
応用化学専攻、
機械工学専攻、
建設工学専攻、
システム理工学専攻
理工学研究科
工学マネジメント研究科
工学部
学部長室
機械学群
機械工学科、
機械機能工学科
材料科学・化学群
材料工学科、
応用化学科
電気電子学群
電気工学科、
電子工学科
通信情報学群
通信工学科、
情報工学科
建築・土木学群
建築学科、
建築工学科、
土木工学科
共通学群
教育開発本部
電子情報システム学科、
機械制御システム学科、環境システム学科、
生命科学科、数理科学科
システム理工学部
芝浦工業大学・
芝浦工業大学大学院
学長室
学部長室
デザイン工学科
デザイン工学部
学部長室
芝浦工業大学
中学高等学校
芝浦工業大学
柏中学高等学校
学術情報センター
SIT 総合研究所
先端工学研究機構
地域連携・
生涯学習センター
併設校移転推進準備室
経営戦略課
国際交流センター
入試センター
経営企画部
校友・後援会連携課
キャリアサポートセンター
学生センター
総務部
教育イノベーション
推進センター
複合領域産学官民連携推進本部
企画広報課
財務部
施設管財部
総務課
人事課
財務課
経理課
施設課
管財課
Ⅲ.法人の概要
評議員会
入試部
危機管理室
理事会
(理事室)
事務局
監査室
入試課
大学企画課
学事課
豊洲 学事部
監事
学生課
大学院・MOT 事務課
国際推進課
産学官連携・研究支援課
学事課
大宮 学事部
学生課
教育イノベーション
推進センター事務課
芝浦 学事部
学生課
地域連携・
生涯学習企画推進課
学生・教職員健康相談室
就職・キャリア支援部
キャリアサポート課
(豊州)
(大宮)
(芝浦)
図書館
(豊州)
(大宮)
(芝浦)
ネットワークサービス課
(豊州)
(大宮)
(芝浦)
情報システム部
基幹業務システム課
学術情報センター事務課
中高事務室
柏中高事務室
47
SIT REPORT 2012
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
施設等の状況
①現有施設の所在地等の説明
所在地
東京都江東区豊洲
3丁目7番5
(2013(平成25)年3月31日現在)
施設等
面積等(㎡)
取得価額(千円)
帳簿価額(千円)
校地
30,000.26
8,821,152
8,821,152
校舎1棟
61,266.84
23,273,186
18,162,401
東京都中央区佃
2丁目1番6
研究施設(借室)
826.22
9,508
8,577
東京都江東区青海
2丁目7番4号
研究施設(借室)
315.36
900
873
170,233.94
1,825,358
1,825,358
63,893.22
18,721,250
12,539,696
埼玉県さいたま市
見沼区大字深作307番地
東京都港区芝浦
3丁目9番14号
校地
校舎12棟他
校地
校舎1棟
2,624.00
395,251
395,251
12,491.62
4,814,926
4,110,704
124.50
8,684
8,684
59.61
10,907
6,703
102,624.94
3,605
421
運動場管理施設用地
(区分所有)
埼玉県さいたま市西区
管理事務所
大字二ツ宮字岸ノ町113番地1 (区分所有)
運動場用地
(借用)
校地
1,613,356
1,613,356
10,841.23
2,609,365
1,169,042
その他用地
17,026.34
6,228,249
6,228,249
千葉県柏市増尾
700番地
校地
43,274.85
1,178,958
1,178,958
15,609.25
3,661,385
1,980,161
福島県南会津郡
南会津町高杖原740番
研修施設用地
神奈川県三浦郡葉山町
堀内字五ツ合162番1
研修施設用地
東京都江東区豊洲
6丁目10番1
校舎8棟他
研修施設
7,404.00
73,639
73,639
3,992.20
1,148,462
627,066
354.35
94,853
94,853
506.25
212,250
87,594
研修施設
工 学 部 3・4 年、 大 学
院理工学研究科・工学
マネジメント研究科が
使用している。
SIT総 合 研 究 所 の 研 究
整備のため借用。(拠
点名称:佃イノベーシ
ョンスクエア)
2室借用している。
工 学 部 1・2 年、 デ ザ
イ ン 工 学 部 1・2 年、
システム理工学部、大
学院理工学研究科が使
用している。
デ ザ イ ン 工 学 部 3・4
年が使用している。
大学、併設校が使用し
ている。
中学高等学校が使用し
ている。
中学高等学校移転予定
地取得
柏中学高等学校が使用
している。
Ⅲ.法人の概要
10,016.05
校舎5棟他
東京都板橋区坂下
2丁目2番1号
摘要
②主な施設の取得又は処分計画及び進捗状況
1)2012(平成24)年度に、江東区豊洲に中学高等学校の移転予定地を取得した。
2)大宮キャンパスにおいて、2012(平成24)年度に国際学生寮を建設した。
3)大宮キャンパスにおいて、2012(平成24)年度に5号館を整備改修した。
4)大宮キャンパスにおいて、2012(平成24)年度に分煙ボックスの整備を行った。
5)柏中学高等学校において、第1グランドに人工芝を設置する工事が進行している。
③その他保有資産(図書、教具・校具及び備品)の説明
1)図書
区分
冊数
内国書(冊)
図書
211,815
計
229,983
学術雑誌
18,168
外国書(冊)
計(冊)
価額(円)
23,345
235,160
1,006,786,274
42,852
272,835
1,154,415,459
19,507
37,675
147,629,185
2)教具・校具及び備品
数量(点)
価額(円)
教具・校具
名称又は種類
57,555
4,544,233,630
計
61,364
5,012,677,471
備品
3,809
468,443,841
48
学生・生徒納付金等の状況
①学生・生徒納付金に関する情報
大学等
(2012(平成24)年5月1日現在)
授業料
学部・研究科等
芝浦工業大学
工学部
システム理工学部
デザイン工学部
入学金
研究・施設設備費等
金額
納入時期
金額
納入時期
金額
納入時期
1,099,000円
3月・10月
280,000円
3月
283,000円
3月・10月
【授業料減免制度の概要】
◦有元史郎奨学金:併設高等学校の校長から推薦を受け、大学長が決定する。
◦血縁者学費等減免:入学年度5月1日までに、申請書を学生課へ提出する。
◦私費外国人留学生授業料減免:取得単位基準を満たす者が対象で個々に申請する。
理工学研究科(修士課程)
1,021,000円
2月・10月
260,000円
2月
184,000円
2月・10月
【授業料減免制度の概要】
◦修士課程給付奨学金、創立80周年記念・大学院修士課程奨学金、海外留学奨励金(後述参照)
◦私費外国人留学生授業料減免、血縁者学費等減免:大学間共通
◦ハイブリッド・ツイニングプログラム:理工学研究科(博士課程)と共通
理工学研究科(博士課程)
657,800円
2月・10月
260,000円
2月
184,000円
2月・10月
【授業料減免制度の概要】
◦ハイブリッド・ツイニングプログラム
個別には募集せず、大学間協定に基づき本学と連携をとる国外のパートナー大学が推薦する
者の中から選考を行う。授業料は全額減免する。
◦私費外国人留学生授業料減免:大学間共通
工学マネジメント研究科
900,000円
2月・10月
280,000円
2月
800,000円
2月・10月
3月
226,000円
4・7・10・1月
【授業料減免制度の概要】
◦専門職大学院給付奨学金(後述参照)
芝浦工業大学
柏中学・高等学校
柏高等学校
396,000円
4・7・10・1月
200,000円
【授業料減免制度の概要】
◦柏中学高等学校給付奨学金:年度当初に、所定の願書を記入し受給を希望する旨を申し出る。
◦柏高等学校授業料の減免:申請書を記入し、定める事実を証明する書類も添付し提出する。
柏中学校
396,000円
4・7・10・1月
250,000円
3月
210,000円
4・7・10・1月
【授業料減免制度の概要】
◦柏中学高等学校給付奨学金:柏中高共通
芝浦工業大学
中学・高等学校
高等学校
中学校
3・7・10・1月
280,000円
3月
160,000円
3・7・10・1月
480,000円
3・7・10・1月
280,000円
3月
160,000円
3・7・10・1月
②学生支援と奨学金に関する情報
学 生 支 援 組 織
Ⅲ.法人の概要
◦中学高等学校共に授業料減免制度なし
区分
(2012(平成24)年5月1日現在)
組織名
機能
就職支援
キャリアサポート課
個別指導や募集企業の紹介等を行う。
進学支援
学生課、大学院・MOT事務課
個々にあったサポートをする。
生活支援(住居)
芝浦工業大学生活協同組合
学生に適した「住まい」を紹介する。
生活支援(アルバイト)
学生課
掲示板または窓口の求人票にて紹介する。
保健・衛生・メンタルヘルス等
学生・教職員健康相談室
開放時間に担当のものが対応する。
その他
ハラスメント相談員
ハラスメント防止に努める。
種類
奨 学 金
49
468,000円
要件
申込方法
芝浦工業大学奨学金(貸与)
学業成績優秀で心身共に健康であり、かつ経済的事
由により修学が困難な者
4月上旬開催の奨学金募集説明会に参加する。
特別奨学金(貸与)
緊急時奨学金(貸与)
学業達成に意欲的で心身共に健康であり、かつ経済
的事由が急変したために修学が困難な者
学事部学生課、大学院・MOT事務課に申し出る。
(随時対応)
芝浦工業大学育英奨学金(給付)
1・2・3学年の各終了時点までの在学期間において、
学業・人物共に優秀である学生
各学科から推薦された者のうちから学長が決定す
る。
創立80周年記念・有元史郎奨学金
併設高等学校から推薦入学を希望する者のうち、成
績優秀かつ心身共に健全な者
両併設高等学校校長より推薦を受け、学長が決定
する。
創立80周年記念・松縄孝奨学金
一般入試(前期日程)にて合格し、本学入学者のう
ち、各学科最上位の成績取得者
合否判定会議における成績順位に基づき、学長が
決定する。
SIT REPORT 2012
種類
要件
修士課程給付奨学金(給付)
●
芝浦工業大学 事業報告書2012
申込方法
学内進学により本学大学院理工学研究科へ進学を希
望する学部の4年生で、学業および人物共に極めて
優秀な者
学内進学および一般(1次)入学試験により本学大
創立80周年記念・
大学院修士課程給付奨学金(給付) 学院理工学研究科へ進学する学部4年生で、学業お
所定の出願書類を学事部大学院・MOT事務課に
提出する。
よび人物共に優秀な者
奨 学 金
外国人学生等給付金(給付)
家計急変等により学費の支弁が著しく困難であると
認められる学部外国人学生
学事部学生課へ申し出る。(随時対応)
海外留学支援金(給付)
海外留学奨励金(給付)
本学の学部・大学院に在学する学生で、海外学術協
定締結校へ留学する者
国際推進課へ申請する。
大学院修士課程貸与奨学金
(学費相殺型・貸与)
学内進学および一般(1次)入学試験により本学大
学院理工学研究科へ進学する学部の4年生で、学費
の支弁が困難であると認められる者
所定の出願書類を大学院・MOT事務課へ申請す
る。
大本修外国人留学生奨学金
本学大学院の各課程に在学し、成績優秀な者
担当指導教員が候補者を挙げ、各専攻主任を経て
学長に推薦する。
大学院建設系社会人特別給付金
本学大学院理工学研究科に在学する優秀な社会人大
学院生で、成果が期待できる者として指導教員が推
薦する者
指導教員が推薦者を決定し、その者を学長へ推薦
する。
専門職大学院貸与奨学金(貸与)
本学専門職大学院に在学する学生で、学業・人物共
に優秀であって、学費の支弁が困難であると認めら
れる者
所定の出願書類を添えて大学院・MOT事務課へ
申請する。
専門職大学院給付奨学金(給付)
芝浦工業大学後援会奨学金(貸与) 首都圏外に実家のある在学生や国外研修、国外留
学事部学生課へ申し出る。
柏中学高等学校給付奨学金
柏中学高等学校に在籍する生徒のうち、学業・人物
共に優秀で経済的事由により修学困難な者
年度当初に、所定の願書を記入し受給を希望する
旨を申し出る。
エスアイテック育英奨学金
各学部・学科の2・3・4学年の各年次に在学し、人
物・学業成績優秀で意欲的に課外活動に参加してい
ると認められる学生
1・2・3学年の各終了時点で学業成績が、10%以
内にあり、本学の文化会または体育会に所属し意欲
的に当該部活動に参加していると認められる者(当
年度の「芝浦工業大学育英奨学金」決定者を除く)
所属学科および所属団体の顧問等から推薦された
者について「学内奨学金運営委員会」の議を経て
学長が決定する。
学、語学研修、課外活動に励む学生
下記に示す校友会の総会や地方支部の集まりへ参加し大学の概況報告や資料の作成・送付など校友(卒業生)との交流に努めま
した。
Ⅲ.法人の概要
校友・後援会連携課の実績
2012(平成24)年度
総会名
高知支部
香川支部
清水建設芝浦会
城東支部
岐阜支部
福島支部
北海道支部
愛媛支部
全国総会
沖縄支部
岩手支部
愛知支部
宮城支部
福岡支部
長崎支部
石川支部
秋田支部
鹿児島支部
鳥取支部
年月日
2012/04/14
2012/04/21
2012/04/27
2012/05/15
2012/05/19
2012/05/19
2012/05/26
2012/05/26
2012/06/09
2012/06/13
2012/06/16
2012/06/22
2012/06/22
2012/06/23
2012/06/23
2012/06/29
2012/07/06
2012/07/06
2012/07/07
総会名
富山支部
静岡県同窓会支部
柔道部同窓会支部
川崎市役所支部
福井支部
徳島支部
黒潮会支部
住芝会支部
熊本支部
機械工学科同窓会支部
神奈川支部
大分支部
青森支部
山口支部
茨城支部
新潟支部
宮崎支部
佐賀支部
埼玉支部
年月日
2012/07/07
2012/07/07
2012/07/07
2012/07/11
2012/07/28
2012/07/28
2012/08/25
2012/09/10
2012/09/12
2012/09/29
2012/10/13
2012/10/13
2012/10/20
2012/10/20
2012/10/20
2012/10/20
2012/10/20
2012/10/27
2012/10/27
総会名
広島支部
東京総支部
栃木支部
関西支部
英交会支部
島根支部
多摩支部
岡山支部
よろく会支部
長野支部
奥村組芝浦会
山形支部
千葉支部
錬心会支部
群馬支部
三芝会支部
山梨支部
ギターアンサンブル部OB(OG)
年月日
2012/11/02
2012/11/09
2012/11/10
2012/11/16
2012/11/17
2012/11/17
2012/11/30
2012/12/02
2013/01/26
2013/01/26
2013/02/22
2013/02/23
2013/02/23
2013/03/02
2013/03/02
2013/03/04
2013/03/08
2013/03/15
50
学校法人芝浦工業大学事業報告書
2012年度(平成24年度)
編 集 経営企画部企画広報課 発 行 学校法人芝浦工業大学 〠135-8548
東京都江東区豊洲 3-7-5
☎
(03)5859-7070
E-mail:[email protected]
印 刷 宝印刷株式会社 発行日 2013年7月 
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