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平成28年度東京湾消防相互応援協定に基づく合同消防
報道発表資料 東京消防庁 Tokyo Fire Department 平成28年12月7日 平成28年度 東京湾消防相互応援協定に基づく合同消防演習の実施について この演習は、入港中の客船と貨物船が衝突し、海上及び船内に多数の要 救助者が発生するとともに、損傷した船内の一部から燃料油が流出しさら に船舶火災が発生したという想定で、東京湾消防相互応援協定に基づき、 協定都市の相互応援体制による実戦に即した消防活動技術の向上と、協定 都市・関係機関との連携体制の充実・強化を目的として実施します。 記 1 実施日時 平成28年12月9日(金)14時00分から15時30分まで 2 実施場所 東京都中央区晴海五丁目7番先 晴海ふ頭岸壁及び前面海域 3 演習概要 別紙1参照 4 訓練項目 ⑴ 部隊集結訓練 ⑵ 指揮本部運営訓練 ⑶ 水難救助訓練 ⑷ 船舶火災対応訓練 ⑸ 多数傷病者対応訓練 ⑹ 流出油対応訓練 ⑺ 陸上、海上、航空各消防部隊による連携訓練 ⑻ 協定都市消防部隊との連携訓練 ⑼ 関係機関との連携訓練 問合せ先 東京消防庁㈹ 電話 3212‐2111 広報課報道係 内線 2345~2349 別紙1 平成28年度 東京湾消防相互応援協定に基づく合同消防演習実施概要 1 実施場所(別図1参照) 東京都中央区晴海五丁目7番先 晴海ふ頭岸壁及び前面海域 2 参加機関 ⑴ 消防機関 ア 東京消防庁(陸上部隊24隊・海上部隊10隊・航空部隊2隊) イ 川崎市消防局(海上部隊1隊・航空部隊1隊) ウ 市川市消防局(海上部隊1隊) エ 横浜市消防局(海上部隊1隊・航空部隊1隊) オ 千葉市消防局(海上部隊1隊・航空部隊1隊) 計 ⑵ 43部隊 関係機関 独立行政法人海技教育機構(練習船1隻)、株式会社シーライン東 京(旅客船2隻)、海上保安庁東京海上保安部(巡視艇2隻)、東京 都港湾局東京港管理事務所(警戒艇2隻)、東京都港湾局東京港建設 事務所(浚渫船1隻)、警視庁東京湾岸警察署(警備艇2隻)、臨港消 防団、東京DMAT(聖路加国際病院) 3 参加人員 586名(消防機関300名、関係機関286名) 4 訓練内容 大きく分けて4つのステージに分けて訓練を実施します。各ステージ の内容については別紙2及び別表を参照してください。 5 当日の報道受付・レクチャーについて 当日13時30分に、本部テント付近にてレクチャーを行います。 (別図2参照) 6 取材にあたっての注意事項 ⑴ 取材を希望される場合は、12月8日(木)11時00分までに広 報課報道係宛てに電話でご連絡ください(電話番号 03-3212-2111)。 ⑵ 取材時は、必ず自社腕章を着用してください。また、安全管理のた め自社ヘルメットを着装してください。 ⑶ 訓練会場では係員の指示に従ってください。 ⑷ 駐車場のご用意はありませんのであらかじめご了承ください。 演習実施場所 別紙2 東京都中央区晴海五丁目7番 晴海埠頭HJ、HK岸壁及び周辺海域 演習想定 東京港内において、客船と貨物船の衝突事故により、乗客及 び船員が海上に投げ出されるとともに、 船内には多数の要救 助者が発生する。 さらに、双方の船舶から出火し大規模な火災及び救助救急 事象となったため、東京湾消防相互応 援協定に基づく協定締 結都市の消防機関に対して応援要請を行う。 第Ⅰステージ 海竜 銀河丸 第Ⅱステージ 第Ⅲステージ 水難救助 船舶火災・多数傷病者救出救助 危険排除 一斉放水 救助船 協力船 船名 総トン数 全長 全幅 用途客船 乗船人数 「シンフォニー ・クラシカ」 1,084トン 70,0m 10,5m 客船 450名 被災船(客船想定) 船名 総トン数 全長 全幅 用途客船 乗船人数 「銀河丸」 6,185トン 116,4m 18,0m 練習船 246名 船名 総トン数 全長 全幅 用途客船 乗船人数 「シンフォニー ・モデルナ」 2,618トン 83,2m 13,2m 客船 600名 被災船(貨物船想定) 船名 総トン数 全長 全幅 用途客船 船乗船人数 「海竜」 1,410トン 65,0m 14,0m 浚渫 18名 第Ⅰステージ(水難救助) 客船と貨物船が衝突。多数の乗客及び船員が海上に投げ出されるとともに、船内に多数の傷病者が発生。 東消ヘリ 東消ヘリ きよす すみだ はるみ はやて シンフォニー モデルナ はまかぜ みやこどり 警備艇 巡視艇 陸上隊 出場ルート 【行動概要】 ① 現着順は、水上オートバイ、消防艇、巡視艇、警備艇の順とする。 ② 要救助者は、カラーの上衣を着用し、容易に判別できるものとする。 ③ 水面上要救助者8名を各艇1名づつ船上に救助する。その後台船へ搬送し、陸上隊に引き継ぐ。 ④ 陸上隊は指揮本部を設定し、台船へ搬送されてきた要救助者を救急隊へ引き継ぐ。 ⑤ 東京ヘリから水難救助隊員1名がエントリーし、要救助者を確保。 ⑥ 水面上の要救助者をスカイフックによりヘリに吊り上げ救助。 ⑦ みやこどり、すみだは銀河丸を目指し航行する。 第Ⅱステージ(船舶火災・多数傷病者救出救助) 双方の船舶から火災が発生。大規模災害のため東京湾消防相互応援協定に基づき、他都市隊が応援出場。 ちどり 第6川崎丸 よこはま きよす 横浜ヘリ 川崎ヘリ 巡視艇 ありあけ 千葉ヘリ かちどき はまかぜ すみだ みやこどり 救急隊 搬送ルート まつかぜ 要救助者 搬送ルート 【行動概要】 ① 大規模災害となり協定都市に応援要請 ② 第3指揮体制となる。 ③ ありあけ、かちどき、第6川崎丸、よこはまは水膜により海竜を覆う。 ④ 銀河丸の要救助者をみやこどり、すみだ、救助艇各艇へ搬送し、各艇 により台船へ救助。 ⑤ 千葉ヘリ、横浜ヘリ、川崎ヘリにより、要救助者をそれぞれ1名吊り上げヘリに救助。 ⑥ 陸上隊により、銀河丸の船尾から放水を行う。 警備艇 第Ⅲステージ(危険排除) 客船から油が流出。各消防艇及び港湾局船舶による拡散注水により、流出した油を排除する。 よこはま すみだ みやこどり 【行動概要】 消防艇6艇及び港湾局1艇により海面上に拡散注水を実施。 みやこ まつかぜ 第6川崎丸 ちどり 一斉放水 参加消防艇により一斉放水を実施 ありあけ 第6川崎丸 よこはま みやこどり まつかぜ 警備艇 ちどり 巡視艇 みやこ 【行動概要】 消防艇8艇により一斉放水を3分間実施する。 ② 参加各機関の船舶は、本部席前を低速で航行する。 ③ 参加各機関のヘリコプターは本部席前を低空で飛行する。 すみだ 演習終了報告 第6川崎丸 総監講評へ かちどき ありあけ よこはま みやこどり まつかぜ すみだ ちどり かちどき 別図1 案内図 会場周辺図 演習実施会場 訓練船舶 来賓受付 統制席 晴海客船ターミナル 演習実施海域 別図2 本部テント レク場所 →プレスエリア