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Sanevision No. 79 (2010年1月)

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Sanevision No. 79 (2010年1月)
SANEVISION
NO.7
NO.79
SANE はエクアドルの子
エクアドルの子どもたちと地域
どもたちと地域の
地域の自立のために
自立のために教育支援
のために教育支援をしています
教育支援をしています
2010
2010年
10年 1 月発行
★ 豪華ゲストによる
豪華ゲストによる SANE 設立 20 周年記念コンサート
周年記念コンサート!
コンサート!
そのほかのおすすめ記事
そのほかのおすすめ記事!
記事!
年頭挨拶:
一歩ずつ
ずつ、
ゆっくりと、
かな歩
*年頭挨拶
:一歩
ずつ
、ゆっくりと
、確かな
歩みを
宮地友美子のエクアドル
のエクアドル便
*宮地友美子
のエクアドル
便り
-1-
SANE 代表理事 杉田優子
SANE 会員の皆さま、友人の皆さま、新年明けましておめでとうございます。困難な経
済状況が続く中、2010 年が始まり
ました。昨年は政権交代など大きな
動きがありましたが、暮らしはます
ます厳しくなるばかりで、誰もが将
来に不安を抱えながら過ごしてい
ます。発展の道筋を考え直す時が来
ていると誰もが感じ、どう生きてい
けばよいのか模索のときです。こん
な時こそ、ゆっくりと自分の歩みを
確かめながら、多くの人とのつなが
りを大切に進みたいと思います。(2009年エクアドルツアー、コトパクシ山を背景に)
SANE はこのような中でも皆さまの変わらないご支援を得て、現地で事業を継続してい
ます。昨年 20 周年を迎えましたが、これもまた、急がず、じっくりと、問いかけながら
の歩みです。地球の裏側の誰かとつながりあって、その人たちのことを考えるーそのこと
が、とりもなおさず、自らの足元を見つめることになっていくと感じられたら、そして、
一緒に明日への希望を語り合えたらと、そんな思いで今年も努力を重ねたいと思います。
昨年は、20 年目にして初めて立派な SANE の案内チラシができました。今回、皆さま
のお手元にお届けします。どうぞ私たちの活動を広げていくためにご活用ください。また、
今年は 4 月に 20 周年記念コンサートが行われ、5 月の総会時には記念誌の発行、さらに
エクアドルでは新しい事務所に移転という、たくさんの計画があります。どうぞ、皆さま
のお力添えをよろしくお願いいたします。
-2-
SANE 設立 20 周年記念イベント
周年記念イベント
「SANE の 20 周年を
周年を語る」 &
コンサート「
コンサート
「EL PASO・
PASO・歩み」開催のお
開催のお知
のお知らせ!
らせ!
日本ラテンミュージシャンを
日本ラテンミュージシャンを代表
ラテンミュージシャンを代表する
代表する
ギター:
ギター:寺沢 むつみさん
サンポーニャ、
ケーナ:
サンポーニャ
、ケーナ
:岡田 浩安さん
浩安さん
をお迎
をお迎えしてペペ・アルメイダ
えしてペペ・アルメイダが
ペペ・アルメイダが夢の共演を
共演を果たします!
たします!
「SANE の 20 周年を語る」&エクアドル・ふれあいコンサート「EL PASO・歩
み」を開催します。ペペの歌を甘い香りに味付けしてくれるお二人の演奏にご期待
ください。また、コンサート開演前の時間を利用して「SANE の 20 周年を語る」
と題して 20 年を振り返ると同時に新たな出発の場としたいと考えています。
日時:2010
日時 2010 年 4 月 2 日(金)
「SANE の 20 年を語る」
開場:
開場:17 時 45 分
開演:
開演:18 時 00 分
エクアドル・ふれあいコンサート 開演:
開演:19 時 00 分
場所:
場所:飯能市民会館小ホール
飯能市民会館小ホール
入場料:
入場料:一般 2,500 円
中学生以下 1,500 円
チケットお
チケットお求
ットお求め・問
め・問い合わせ先
わせ先:℡(日高市稲浦)042(982)3581
日高市稲浦)042(982)3581 Fax042(982)3582
主催:
主催:エクアドル・ふれあいコンサート実行委員会
エクアドル・ふれあいコンサート実行委員会
後援:
後援:飯能市、
飯能市、日高市
去る 12 月 12 日に催されたエクアドルツアー
報告会は、参加者が、なんと 70 余名となり、
大盛況でした。ツアー参加者 6 名がそれぞれ独
自にテーマを持って臨んだツアーだけに、実り
も大きく、熱の入った報告に会場から喝采と笑
いが沸き起こりました。展示したツアー写真を
食い入るように見てくださり、エクアドルに対
しての関心を持っていただけたと思います。こ
のように、ツアー参加者全員が報告会を行うことは前代未聞!こうすることにより、さら
に「輪」が広がり、新たなかかわりが生まれようとしています。そして、ボランティアで
演奏してくださった黒坂黒太郎さんや皆さんから沢山の寄付をいただきました。
(写真上:熱心に聞き入る参加者の皆さん)
-3-
自治労連所沢市職員労働組合と
自治労連所沢市職員労働組合とSANEの
SANEの活動
所沢市職員労働組合 鈴木 満さん
私は、一昨年秋から組合主催のスペイン語講座を受講しています。そこで、SANEの
20周年記念エクアドルツアー企画を知り、仕事の関係(ごみ問題と環境問題)とタンザ
ニアの子どもを支援していたことから、ツアーに参加することにしました。8月のエクア
ドルツアーを終え、地球環境問題の広がりと深刻さを実感、自分の仕事との関わりをより
深めることができました。市役所の仕事は、憲法25条で「健康で文化的な最低限度の生
活を営む権利」を保障するために水、ごみ、
ごみ、下水、
下水、医療や
医療や福祉、
福祉、教育など住民生活のライ
フラインを守ることですから、エクアドルでも十二分に役立つと確信しました。
今、市役所では、人員削減、OA化による仕事の過密化、スピード化で、仕事に追われ
ています。パソコン作業は職員を孤立させ、仕事への生きがいや展望を見失い、精神的な
疲労に陥る人が増えています。組合では、昨年4月採用の新入職員に「夢」を持つことの
大切さ、組合として組合員の「夢」を支援することを訴え、組合加入を勧めてきました。
世界の現状を知ることは、人生の新たな展開を生み出すきっかけにもなります。仕事以外
にも「夢を創造」することが必要であり、その「夢」が生きがいや働く意欲につながりし
ます。結果的にメンタルヘルスの維持にもつながるのではないかという思いがかみ合いま
した。こうした想いから、組合新聞に「エクアドルツアー報告」
(因みに、私の『エクアド
ルの気象異変とインタグの環境保護の報告』も載っています)を連載し、ツアーの楽しさ
やSANEの活動を紹介しました。
昨年11月の組合定期大会では「国際ボランティアクラブ」の設置を運動方針に掲げ、
今後も組合員が活動している他の国際ボランティアも広く応援していきたいと思っていま
す。今、所沢市役所8階の組合事務所入口に、DECOIN(エクアドル環境保護団体)
から頂いた「第2回水と生物多様性のフォーラム」のポスターを展示し、
「ハチドリコーヒ
ー」の販売もしています。組合も世界に視野を広げるべく時代に入っており、こうした取
組みは今後の労働組合運動の大きな展開になるかもしれません。自分自身を高めてくれ、
労働組合の活動の広がりを作ってくれた杉田さん、東城さん、SANEの皆さんの活動に
感謝いたします。
*昨年夏の「もうひとつのエクアドルツアー」の感想をご紹介します。
自由の
自由の森学園高校 3 年 鈴木 俊文さん
俊文さん
今回 SANE の企画で 6 月 22 日から 2 週間、
カヤンベでの小学校整備ボランティアに参加し
ました。選択授業で高 2 からスペイン語を受講
してきたので、その総括として旅したいと考えま
した。このエクアドルで過ごした日々は、生涯忘
れられない出来事となりました。アメリカ人とのツアーだったので、実際はスペイン語と
-4-
言うよりは英語漬けの日々でした。違った価値観を持った人たちと旅する事で、エクアド
ル文化に対する自分とは異なった考え方や接し方を感じ取る事ができました。小学校はカ
ヤンベから山を越えたところにあり、道が悪くて皆でバスを降りて道を作りながら進みま
した。ボランティアは主に教室内の塗装を行いました。途上国で見た貧困は衝撃的で、日
本で暮らす自分はなんと物に溢れた暮らしをしているのか、と感じました。ホームステイ
をした日曜日は、ゆっくりと家族みんなで会話をしながら豆剥きをして過ごしました。こ
の様に食べ物に多くの時間をかける事が新鮮に感じました。私たちが利便性やお金のため
に無くしてしまった豊かな時間の過ごし方や、人とのつながりがここにはあるように思い、
幸せとは何なのだろうかと考えさせられました。
僕はこの旅を通して「人は支え合って生きている」という事を改めて実感しました。何
事も一人でどうにかなると考えるのは大きな間違いであり、その考えによる個人行動は周
囲に多大な迷惑となります。また、人の親切や思いを真摯に受け止められない事はとても
哀しい事だと思いました。個人で海外に出るのは初めてで、現地やツアーは勿論のこと飛
行機や空港でも迷う事がありましたが、いつも親切な方が助けてくれました。僕はこの旅
で、人の優しさや明るさに触れる事が出来て本当に良かったです。これからは自分も頂い
た親切を返せるようになりたいと思います。また言語の必要性を実感し、これをバネにさ
らに語学を身につけたいと思うようになりました。
「総括」として考えていた旅がこれから
を生きる「きっかけ」になりました。
宮地友美子のエクアドル便り・・第 2 回も元気いっぱい!
SANE 理事宮地友美子さんのエクアドル滞在も 4 ヶ月となりました。SANE と SOJAE の
仲介役として大活躍!奨学生、卒業生や現地滞在日本人とも交流を深めています。
元奨学生 エステラが日本語学校
エステラが日本語学校「
日本語学校「冨士野」
士野」にて仕事
にて仕事をスタート
仕事をスタート!
をスタート!
9 月から、クエジャヘの元奨学生エステラが日本語学校「冨士野」の手伝いをしていま
す。まじめな働きが認められ、現在はパートとして勤務しています。初めての事務仕事に
大変そうですが「冨士野」の方々のご協力もあり、エステラは今の仕事に大変満足してい
て、大学進学の夢に向かって楽しく働いています。( http://www.fujinojapones.com/)
鎌倉さんによるマッサージボランティアが
鎌倉さんによるマッサージボランティアが始
さんによるマッサージボランティアが始まりました!
まりました!
キト在住の鎌倉さんからボランティア希望の連絡を頂きました。鎌倉さんはなんと 14
種類のマッサージ関係の資格を持っています。10 月末から毎水曜日に希望者に、ボランテ
ィアでマッサージをしてくださっています。マッサージに訪れた方の中には、SOJAE
に興味を持つ人もいて、新しい「輪」が広がり始めています。SOJAEキト支部のイヴ
ァンの協力もあり、1 月からマッサージ講座を企画しています。マッサージで得た
“colaboracion(心づけ)”は、鎌倉さんのご厚意によりSOJAEに寄付して下さいます。
-5-
11 月 20 日カヤンベで種
カヤンベで種まきに参加
まきに参加
カヤンベの山の中のフアン・ベラスコ小学校の種
まきに参加しました。SOJAEカヤンベ支部のヘ
ルマンの指導のもと、先生と生徒たちが協力し、キ
ヌア、小麦、ソラマメ、大麦などの種を蒔きました。
子どもたちの方が先生よりも鍬の使い方が上手でび
っくり!今から収穫が楽しみ!(畑を耕す子どもたち)
メンバー紹介
SOJAE メンバー
紹介
カヤンベ支部教育環境改善事業責任者
カヤンベ支部教育環境改善事業責任者
へルマン・リコ
エクアドルからごあいさつ申し上げます。
私が、現在この美しい国エクアドルにいることは、幸運だと思います。私が生まれたのは
1948 年(人権宣言の年)、コロンビアの首都ボゴタですが、自分は世界市民と認識して
います。私たち兄弟は男 4 人、女 1 人で、両親の努力と、親戚の助けのおかげで、全員が
医者、畜産、弁護士、薬学、そして自分の場合は
農学という専門職に就くことができました。国立
コロンビア大学を卒業し、そこで国の現実の反映
を見ることができました。コロンビアでは 68 年
ごろ小
さな政変がありました。25 歳のとき、ボゴタの家
を出て、自分の専門を活かした仕事をしてきまし
た。最初は農業調査、エクアドルに住んでからは
『生花産業』に勤めました。常に、自分の社会的、精神的
麦の穂を見せながら子どもたちと話すヘルマン
な生き方を貫いてきました。6 年ほど前から
SOJAE の仕事に従事しています。人生を生きる上で、変化を待つために忍耐強くあるこ
と、ユーモアをもつことを教えられました。幾つかの宗教の本も読みました。小さな家を
持ち、11 年前から作物を育てています。食べるためと誰かにあげるという程の量です。作
物が成長しようとするエネルギーは、この難しい世界を生きる自分に助けとなっています。
私は仏教の禅の実践をすることが好きです。この世界を経験することが、多くの貧しい人々
のために役立つことを願っています。
新しい会計担当ご紹介
小林光男さん
12 月より、津森さんに代わって小林光男さんが会計を担当してくださることになりまし
た。小林光男さんは昨年 8 月のエクアドルツアーに参加。これがきっかけで、賛助会員と
なり、今回会計を担当してくださることになりました。
因みに、小林エクアドルツアー「みん坊のエクアドルツアー日記」という冊子を発行し、大
-6-
変好評を得ています。任期は 2010 年 5 月までの予定です。よろしくお願いいたします。
その足跡
足跡をたどって
をたどって③
―SANE の 20 年―その
足跡
をたどって
③―
杉田 優子
今回は 2000~01 年の、二つの SANE の分離と新組織の設立について振り返ります。
【背
景】
90 年代の後半エクアドル経済は急激に悪化します。公共料金の大幅な値上げ、通貨のス
クレの切り下げ、インフレ、対外債務返済は予算の 40%を超えました。連日の抗議デモに
政府は非常事態を宣言。大手銀行の倒産もあり、政府は 99 年 3 月に預金凍結を、さらに
2000 年 1 月、通貨のドル化を発表しました。ついに 1 月 21 日、軍と先住民が手を組ん
でクーデターが起きます。エクアドルは政情不安と経済危機の渦中にありました。
【エクアドル SANE との分離
との分離】
分離】
銀行預金の凍結によって SANE の資金も引き出し不可能になりました。日本 SANE は
銀行を通した送金が難しい状況下、99 年 3 月に会員の方の協力で資金を手渡しで届けま
した。経済危機の中も SANE は事業を継続していました。預金も、ようやく5月から NGO
特別措置で出せるとの示唆がありましたが、実際にはなかなか引き出せませんでした。と
ころが、ある日エクアドル SANE の会計担当から連絡が。「あったはずのお金が銀行から
消えている!」会計が知らないうちに預金は下ろされていたのです。さらに、カヤンベメン
バーからペペさんの元に執行部の資金運用への疑問を訴える電話がかかります。前回書い
たとおり、日本とエクアドルの SANE の間には、信頼を基盤とした絆がありましたが、
10 年間の経過の中で
少しずつ溝ができていました。日本 SANE は常に状況の改善に努
力してきました。けれども現地執行部の資金運用に具体的な問題が起きたことで深刻な事
態に直面せざるを得ませんでした。
2000 年 8 月、日本 SANE は委員を 4 人エクアドルに派遣して事態に対処することに
しました。この出張においても話し合いでの解決を試みましたがうまくいきませんでした。
2000 年度の議案書に、当時の奨学生担当委員の松本さんが、「離別を決定するに至った問
題点の一つとして、両者のプログラムへの姿勢と目標に違いがあった」ことに言及していま
す。単に資金の不正使用というよりも、同じ基盤に立てなかったことが決定的な事態を招
いた原因でした。しかし、この 11 年目の
別れは非常に深刻なできごとでした。
【新しい出発
しい出発】
出発】
その痛手を支えたのは、内田さんをはじめ、元エクアドル SANE の多くのメンバーの思
いであり、卒業生や奨学生たちの結束でした。そして日本 SANE の会員の揺らぎない委員
-7-
への信頼でした。出張した委員は、一人の奨学生も失わないように、穏やかにエクアドル
SANE 執行部と別れ、他のメンバー、地域の人々、奨学生の保護者に事の成り行きを伝え、
新しい組織を立ち上げる準備にかかるという仕事を短期間のうちにやりました。やはり松
本さんの記述の中に、この時の卒業生の活躍が記述されています。私たちの悔しさ、エク
アドル側の方たちが感じた日本への申し訳なさ、涙も怒りもたくさん経験しながら、その
中で新しい一歩が始まっていました。二つの SANE の分離は、挫折という側面もありまし
たが、次の段階への胎動でもあったのです。
(次号へ続く)
のご支援
支援ありがとうござました
ありがとうござました。
昨年度卒業生についてのお
についてのお礼
とご報告
長い間のご
支援
ありがとうござました
。 昨年度卒業生
についてのお
礼とご
報告
パドリーノ、マドリーナの皆さま、翻訳者の皆さまのご支援を始め、すべての会員の皆
さまのおかげで昨年 6 月に卒業した奨学生たちが旅立ち、新しい場でがんばっています。
SOJAE 代表の、皆さんへのメッセージと各卒業生の現状をお知らせします。
SOJAE のメンバーを代表して丁重にご挨拶申し上げます。
SANE の全てのメンバー、ボランティアそして友人の方々に対して私たちの感謝の気持ち
を申し上げたく本状を差し上げます。本年度は私たちの 7 名の奨学生が高校を卒業するこ
とができ、これは、疑いもなく、日本 SANE が毎年 私たちの家族・コミュニティ・国・
そして若い指導者たちのために捧げてくださっている努力によるものです。
私たちはこれからも、私たちの社会を新しい方向に導く能力をもった若者たちを育てる
という、素晴しい仕事を続けていきたいと願っています。
代表
ホセ・ムリエル
奨学生担当 イヴァン・スアレス
【卒業生の
卒業生の今】
*アドリアナ・モンテロス(カヤンベ)
中央大学の法学部進学。キトに下宿して通って
いる。週末にはカヤンベに帰る。
*アナ・チマロ(カヤンベ) 調理を学ぶためにイバラにある専門校に進学を希望。この
経費を作るために生花産業で働いている。
*ロレナ・チマロ(カヤンベ) 今は自宅にいるが、おそらく次の学期は勉強を始めるだろ
う。医学か生物学を希望。
*サンディ・プラマリン(カヤンベ) 現在は企業の会計補助として仕事をしているが、大
学で会計か会計監査を学ぶことを希望。働きながら学ぶ可能性を追求している。
*アンダーソン・アリエル(カヤンベ)現在キトでタイル職人助手をしている。大学進学
のための経費を貯めたいと考えている。まだ専攻、大学共未定。両立できる道を模索中。
-8-
*アレックス・ソルダド(キト)ハンス・ザイデル財団(ドイツ)の奨学金を得て、軍工科大
学でメカトロニクス(Mecatrónica)を専攻。
*マルコス・サリナス(キト)軍工科大学への入学を希望していたが、高校時代の専門が生
物化学であったため、物理数学の試験に合格しなかった。学力を上げなければならない。
現在、仕事を探している。
国内活動状況(
国内活動状況(期間:
期間:2009 年10月
10月~12月
12月)
(1)定例理事会(10/25、11/27、12/20)
・奨学生事業、文通支援事業、20 周年記念事業、専門家育成事業プログラム
SOJAE 事務所移転、SEKIDO イベント等
(2)飯能祭りお祭り広場参加。(11 月 8 日)
(3)在日エクアドルの人たちのグループ「SEKIDO」イベントに参加(12 月 5 日)
(4)「魅力あふれるエクアドルを語る」&「黒坂黒太郎さんミニコンサート」開催
(5)新版 SANE チラシ完成(SANEVISION に同封)
現地活動状況(
現地活動状況(期間:
期間:2009 年10月
10月~12月
12月)
現地報告
新年明けましておめでとうございます!12月にパドリーノ・マドリーナからのたく
さんの手紙が現地に届けられました。クリスマスカード等を手にして喜んでいる奨学
生たちの姿が目に浮かびます。
(1) 奨学生プログラム
<現地事業>
・21 世紀学校の奨学生が退会したため、新たに1名、カヤンベ支部のロナルド・ペルガ
チ君(13歳)が奨学生に決定。サンパブロ・デ・ラゴに家族8人で住んでおり、情
報分野の勉強を希望。
<国内活動>
・新奨学生8名のパドリーノ・マドリーナが決定した。
・奨学生の年間報告の翻訳を文通翻訳ボランティアの方たちにお願いし、パドリーノ・
マドリーナに送付した。
・奨学生たちにクリスマスカードを送った。
・年間報告の書式の改正を検討している。
-9-
【伝言板】
伝言板】
《ご寄付ありがとうございました
寄付ありがとうございました》
ありがとうございました》
・一般寄附 139,600 円頂きました。
・
(株)アイライフ様よりボランティア活動支援寄附として 30,000 円頂きました。
・ SANE20 周年記念冊子発行寄附として 46,000 円頂きました。
・12月12日「黒坂黒太郎さんミニコンサート」で得た収益金 90,130 円は、ボラ
ンティアで演奏して頂いた黒坂さんのご好意により、車いす生活を余儀なくされてい
る元奨学生ビクトル君支援に使われることになりました。
《お手伝いありがとう
手伝いありがとうございました
いありがとうございました》
ございました》
・原市場中の生徒の皆さんに飯能祭りでフリマのお手伝いをして頂きました。
《2010 年度 SANE 総会開催のお
総会開催のお知
のお知らせ》
らせ》
日時:2010 年 5 月 30 日(日)
場所:飯能市民会館大会議室
午後1時~午後4時
(詳細は次号にて)
《寄附のお
寄附のお願
のお願い》
昨年度も、多くの皆様より寄附を頂き、財政問題を乗り越えてきました。今年度は、新た
に有給ボランティア、事務所経費の新たな支出が生まれました。また、来年度予定してい
ます SOJAE 事務所移転費用としの支出も計上しています。今回 SANEVISION にゆう
ちょ銀行「払込取扱票」を同封させて頂きました。20 周年記念冊子発行寄附同様、皆様
の御協力を御願い致します。
《後記徒然》
あけましておめでとうございます。
年末はとても暖かく、それがまた心配でしたが、一転!大寒波が押し寄せ、その被害があちこちで報
告され、心が痛みます。さらに厳しい経済状況の中、世界中で路頭に迷う人達のニュースを目にする
につけ、何とかならないものかと・・。経済と環境問題、規律と人間の強欲・・共存はできるのでし
ょうか。今年も皆様にとって、また、エクアドルの子どもたちにとっても良い年でありますように。
編集.発行
SANE 委員会
TEL:042-973-0781
事務局住所 〒357-0006 埼玉県飯能市中山 493-10
FAX:042-973-0846
メールアドレス:[email protected]
ホームページ:http:www.sanejapan.org
寄付・協力金振込先(郵便振替)
:00580-1-14849
❤サネは、SANEVISION スペイン語版を発行し、現地に送っています❤
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