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山形県放射線技師会だより 平成 28 年 8 月 1 日発行

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山形県放射線技師会だより 平成 28 年 8 月 1 日発行
一般社団法人山形県放射線技師会
山形県放射線技師会だより
平成 28 年 8 月 1 日発行
「第 6 回 定時社員総会」
「第 52 回 山形県放射線技師学術大会」
平成 28 年度の主な事業予定
開催
「第 6 回定時社員総会」および「第 52 回山形県放
射線技師学術大会」が、平成 28 年 5 月 21 日(土)22
日(日)の両日、天童ホテル(天童温泉)において開
事業名
業務拡大に伴う
統一講習会
催されました。社員総会では、平成 27 年度会務・決
第 32 回日本診療
算報告、平成 28 年度事業計画・収支予算などの議案
放射線技師学術大会
が原案通り承認され、新たな事業も始まります。
やまがたピンク
平成 28 年度の主な事業計画は、
以下の 5 項目です。
・放射線技師学術大会や秋季セミナー等による資質向
上に関する事業の開催
・業務拡大に伴う統一講習会の開催
・技師長部会の開催
リボン運動 2016
第 6 回東北放射線
医療技術学術大会
業務拡大に伴う
統一講習会
・研究発表の促進
(特に日本診療放射線技師
学術大会への演題登録)
・事務所の設置
新しく企画された技師長部会の趣旨は、各施設の技
師長間で、装置の購入や保守費用、各種監査などに関
しての情報交換をするのが目的です。また、山形県放
射線技師会の事務所を設置することも承認されまし
た。事務所を設置する計画は 30 年以上前から検討さ
れており、漸く念願が叶うことになります。各種資料
や事務用品の保管、事務作業、会議などに有効利用し
ていきたいと考えています。
学術大会では 32 題の発表がありました。各分野か
ら最新技術や撮影の工夫の発表などがあり、活発な議
論が行われました。特別講演は、山形みらいの匠会 小
出浩太郎先生(小出仏壇本店)から、
「山形の伝統工
芸と仏壇・仏具」と題して、250 年以上続く仏壇製造
の伝統についてご講演いただきました。
情報交換会、夜のミーティングも例年以上の盛り上
がりとなり、会員交流の絶好の機会となったようです。
秋季セミナー
業務拡大に伴う
統一講習会
日程/開催場所
平成 28 年 9 月 3 日(土)~4 日(日)
東北中央病院 講堂
平成 28 年 9 月 16 日(金)~18 日(日)
長良川国際会議場等
平成 28 年 10 月 2 日(日)
山形市テルサ、霞城セントラル
平成 28 年 10 月 22 日(土)~23 日(日)
秋田市にぎわい交流館 AU
平成 28 年 11 月 12 日(土)~13 日(日)
庄内地区(予定)
平成 28 年 12 月 3 日(土)
山形市内(予定)
平成 29 年 2 月 25 日(土)~26 日(日)
山形市内(予定)
フレッシャーズセミナー・若手技師交流会
平成 28 年度フレッシャーズセミナーおよび若手技
生より、fingerprinting という指紋認証の方法と同じ
ような k 空間の充填方法で走るシーケンスで、撮像の
師交流会が、平成 28 年 6 月 18 日(土)山形大学医学
際に出る騒音が様々な音楽に変えられるという面白
部 CTB 室において開催され、新人や若手技師 13 名の
い情報を提供していただきました。基礎講座では、シ
参加がありました。
ーメンス・ヘルスケア株式会社の平山先生より、
「DWI
今年度は、従来行われてきた基礎講演(エチケッ
の基礎」という内容で、EPI や b 値、MPG、ADC など DWI
ト・マナー講座/胸部単純写真・気管支解剖講座)の
の画像を作るために関わる事を詳しく講義していた
他に、
「教科書とは違う実践の面白さ」と題し、3 つの
だきました。
分科会(CT・MR・治療)の代表から臨床の現状とその
面白さについて講演していただきました。
次に特別講演では、山形県立中央病院の伊藤さんを
座長に、茨城県立こころの医療センターの臼庭先生よ
り、「精神科で MRI をどこで使う?」という内容で、
(感想)山形大学医学部附属病院 岸本柚香里
脳のブロードマン分類をもとに、精神疾患の患者さん
今回新人研修会に参加し、診療放射線技師として働
の異常行動について解説していただき、次に VSRAD に
いていく上で重要な事を教えて頂きました。
ついて、必要な画像の条件と実際の臨床画像を交えて
診断部門では、解剖や読影用語、良い画像を得る上
講義していただきました。特別講演 2 として、つくば
での注意点などを講義して頂き、これから何を身に付
国際大学の村中教授より、
「MRI 検査における RF 発熱
けていくべきなのか考える良い機会となりました。治
と電磁界解析の可能性」という内容で、局所 SAR が高
療部門では重粒子線治療についてのお話を聞くこと
くなる部位やインプラントの端のほうが発熱しやす
が出来ました。現在どのような計画で進めているのか、
い事、SAR を下げるための条件など、とても詳細に講
これまでの重粒子線治療との違いなど、非常に興味深
義していただきました。今回の研究会は、講師の方や
い内容であり、山形大学の放射線技師の一人としてこ
県外からの参加者もいて、普段とは違ったさらにいい
れからの放射線治療を担っていく立場となることを
雰囲気でできたと思います。
実感しました。
今回の研修では、業務に慣れてきた時期での開催と
業務拡大に伴う統一講習会の開催について
いうこともあり、再度身を引き締めることが出来まし
業務拡大に伴う統一講習会が、
平成 28 年 9 月 3 日(土)
た。ありがとうございました。
4 日(日)の両日、東北中央病院(山形市)で開催さ
れます。この講習会は、平成 27 年 4 月の法改正によ
MR 研究会
第 43 回 MR 研究会が
平成 28 年 6 月 25 日
(土)
り
①造影剤注入装置による造影剤の投与、検査終了時の
抜針・止血
に山形大学医学部附属
②大腸検査時の造影剤・空気等の注入
病院の CBT カンファレ
③放射線治療時の肛門へのカテーテルの挿入,空気の
ンス室で開催されまし
吸引
た。参加者は、会員 38 名、賛助会員 14 名、非会員 1
が認められたことによるもので、これらの業務を安全
名の合わせて 53 名でした。
に遂行するため、診療放射線技師全員の受講が求めら
まず始めに情報提供 1 として、バイエル薬品株式会
社の宗形先生より、
「ガドリニウム造影剤反復投与後
れています。多数のご参加をお願い致します。
詳細については山形県放射線技師会ホームページ
のガドリニウムの小脳沈着について」という内容で、
を、また、参加申し込みは JART ホームページ内 JART
ガドリニウムを何度も使用すると小脳に沈着してし
情報システムからお申し込みください。
まうことについて報告していただきました。情報提供
2 として、シーメンス・ヘルスケア株式会社の大澤先
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