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事業報告書 一般財団法人日本情報経済社会推進協会

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事業報告書 一般財団法人日本情報経済社会推進協会
平成23年度企業・個人の情報セキュリティ対策促進事業
(電子署名・認証業務利用促進事業〈電子署名及び認証業務に関する教育事業〉)
事業報告書
平成 24 年 2 月
一般財団法人日本情報経済社会推進協会
目次
はじめに ............................................................................................................................................................ 1
1. 電子署名・認証業務普及セミナーの実施..................................................................................................... 2
1.1 セミナー概要........................................................................................................................................... 2
1.2 セミナー実施......................................................................................................................................... 13
1.3 アンケート結果 ..................................................................................................................................... 24
1.3.1 横浜会場 ......................................................................................................................................... 24
1.3.2 福岡会場 ......................................................................................................................................... 31
1.3.3 名古屋会場...................................................................................................................................... 37
1.3.4 大阪会場 ......................................................................................................................................... 43
1.3.5 東京会場 ......................................................................................................................................... 51
1.4 セミナー実施結果の分析 ...................................................................................................................... 59
1.4.1 講演................................................................................................................................................. 59
1.4.2 デモ................................................................................................................................................. 60
1.4.3 アンケート結果分析 ....................................................................................................................... 61
2. Web コンテンツ作成 ................................................................................................................................... 63
2.1 Web コンテンツ作成 ............................................................................................................................. 63
付録1 講演資料
付録2 パンフレット
付録3 アンケート
はじめに
電子署名及び認証業務に関する法律(平成12年法律第102号。以下「電子署名法」という。)
は、安全かつ信頼性のある電子商取引を促進するため、電子署名が手書きの署名や押印と同等に通
用することを規定した法律として、平成13年4月に施行された。その後、電子商取引の規模は年々
大幅に拡大し、電子証明書の発行枚数も年々増加しているものの、一般に電子署名が浸透している
とは言い難い。電子署名の利用の促進を図るためには、電子文書等の改ざん防止、なりすまし防止、
否認防止といった電子署名や認証業務の役割について、教育活動等を通じて 国民の理解を深めるこ
とも重要である。
本事業では、こうした現状を踏まえ、電子署名法に基づき、従来から行っている電子署名及び認
証業務に関する教育活動等を実施したものである。
平成 24 年 2 月
一般財団法人日本情報経済社会推進協会
-1-
1. 電子署名・認証業務普及セミナーの実施
電子署名・認証業務の利用促進を図るため、電子署名・認証業務普及セミナー(以下「セミナー」
とする。)を 5 会場(横浜、福岡、名古屋、大阪、東京)で実施した。
1.1 セミナー概要
(1)セミナー内容
セミナー全体のテーマを「広がる電子署名の活用分野」とし、以下の 2 部構成にしてテーマを明
確にし、電子署名のユーザの拡大を目指した。
①第 1 部「電子署名の制度と利用と今後の展開」
1 つは、「電子署名及び認証業務に関する法律に基づく電子証明書の利用動向等について」とし
て、電子署名及び認証業務の概要(制度、必要性、普及状況など)を説明した。
もう 1 つは、「これからのセキュリティ対策
~電子署名の利用~」として、電子申請等の電子
署名を利用できる具体的な各種サービスについて、事例を交え利用方法からわかり易く説明 した。
②第 2 部「文書管理における電子署名の活用」
ここでは、本事業の効果を高めるため、電子署名の活用が期待され、今後の普及が予想される分
野に関するテーマとした。
1 つは、「最近の電子署名のビジネス活用事例-電子商取引から電子保存まで-」として、電子
契約システムの事例を説明した。
もう 1 つは、「情報流通基盤における署名・認証の役割」として、先進的な情報流通基盤の例及
び原本性や移行性の確保における認証・署名の役割を説明した。
以下に講演タイトルを示す。
表 1-1
講演タイトル
タイトル
第 1 部:電子署名の制度と利用と今後の展開
「電子署名及び認証業務に関する法律に基づく電子証明書の利用動向等について 」
「これからのセキュリティ対策
~電子署名の利用~」
第 2 部:文書管理における電子署名の活用
「最近の電子署名のビジネス活用事例-電子商取引から電子保存まで-」
「情報流通基盤における署名・認証の役割」
-2-
(2)講師
経済産業省と調整を行い、各テーマについて実績のある講師を選定した。
①「電子署名及び認証業務に関する法律に基づく電子証明書の利用動向等について」
経済産業省商務情報政策局
情報セキュリティ政策室
係長
森川 淳氏
経済産業省商務情報政策局
情報セキュリティ政策室
係長
守山 速飛氏
②「これからのセキュリティ対策
~電子署名の利用~」
有限会社ビジネス・サポートエム
代表取締役
御田村 瑞恵氏
③「最近の電子署名のビジネス活用事例-電子商取引から電子保存まで-」
セコムトラストシステムズ株式会社
プロフェッショナルサポート2部
担当部長
西山 晃氏
④「情報流通基盤における署名・認証の役割」
一般財団法人日本情報経済社会推進協会
電子情報利活用推進部
主席研究員
木村 道弘
(3)配布資料
会場での配布資料として以下の 2 種類を作成した。
また、具体的なサービスを知ってもらうため、会場には資料コーナを設け、認定認証事業者のパ
ンフレットを設置した。
①講演資料[付録1]
講師のプレゼンテーション資料を講演資料として印刷の上、配布した。
横浜、福岡の講演資料は同一の講演資料を、名古屋、大阪、東京は、講師の要望などにより一部
内容の修正を行い配布した。
②パンフレット「使える!電子署名・認証」[付録2]
一般国民や企業向けに電子署名の内容をわかりやすく説明したパンフレ
ットを作成し、本事業のセミナーで配布するとともに関係団体等にも広く配
布した。
内容は、電子署名が分からない方を対象に、電子署名とは何か、どのよう
なメリットがあるか、利用事例を図やイラストを多く用いて、理解しやすい
ものとした。
-3-
(4)広報
JIPDEC メーリングリスト(加入者約 7,000 名)、ホームページ等を活用して周知を図るととも
に、電子署名・認証の推進にかかわる各種団体にも、協力を依頼した。特に参加者の確保が難しい
と思われる地方会場については、JIPDEC 会員企業の各地方の支店に、広報のための協力を依頼し
た。
①ホームページ・チラシの配布
当協会のホームページで開催案内、申し込みを実施した。
横浜、福岡セミナーは、10 月 24 日より、名古屋、大阪、東京セミナ
ーは、11 月 15 日よりセミナー参加申し込みの受付をホームページにて
開始した。
また、広報用チラシを作成し、イベントや関係機関等で配布した。
②ダイレクトメール
・JIPDEC メールマガジンで開催案内を配信した。(計 4 回)
平成 23 年 10 月 25 日、平成 23 年 11 月 25 日、平成 23 年 12 月 19 日、平成 24 年 1 月 25 日
・一般財団法人日本情報経済社会推進協会
総務部普及広報課のメーリングリストで開催案内を
配信した。
③後援
以下の団体から後援を受け、会員等への広報を依頼した。
(順不同)
・特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会
・一般財団法人医療情報システム開発センター
・次世代 EDI 推進協議会
・独立行政法人情報処理推進機構
・タイムビジネス協議会
・財団法人地方自治情報センター
・社団法人日本画像情報マネジメント協会
・特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会
・日本商工会議所
・横浜商工会議所
・福岡商工会議所
・名古屋商工会議所
・大阪商工会議所
・東京商工会議所
-4-
④広報協力依頼
以下に、広報協力を得た企業・団体の一覧を示す。
表 1-2
広報協力依頼先一覧
(順不同)
企業・団体名
内 容
特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
一般財団法人医療情報システム開発センター
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
次世代 EDI 推進協議会
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
独立行政法人情報処理推進機構
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
タイムビジネス協議会
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
財団法人地方自治情報センター
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
社団法人日本画像情報マネジメント協会
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
日本商工会議所
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
横浜商工会議所
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡商工会議所
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
名古屋商工会議所
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
大阪商工会議所
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
東京商工会議所
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
システム監査学会
メールで案内
情報セキュリティ大学院大学
チラシ送付
セコムトラストシステムズ株式会社
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
日本電子認証株式会社
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
株式会社日本電子公証機構
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
株式会社コンストラクション・イーシー・ドットコム
東北インフォメーション・システムズ株式会社
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
株式会社帝国データバンク
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
ジャパンネット株式会社
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
株式会社中電シーティーアイ
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
株式会社NTTネオメイト(旧 株式会社NTTアプリエ)
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
日本土地家屋調査士会連合会
バナー、メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
公益財団法人公益法人協会
データベースシステム NODOPAS サイト内「セミナ
ー・イベント等」に掲載
公益財団法人日本生産性本部 情報化推進国民会議
メルマガに掲載
独立行政法人情報通信研究機構
内部向けネットワークで案内
WebBCN
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
-5-
企業・団体名
内 容
@IT
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
キーマンズネット(リクルート)
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
セミナー検索ドットコム
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
セミナーチャンネル
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
日本情報産業新聞
11 月 21 日号に記事掲載
神奈川県総務局情報政策課
HP に掲載
神奈川県職業能力開発協会
HP に掲載
ISACA 名古屋支部
会員向け ML で案内
ジェイエムテクノロジー株式会社
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡大学工学部
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡県那珂川町役場
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡県春日市役所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡市役所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡県大野城市役所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡県太宰府市役所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
福岡県庁
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
直方商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
豊前商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
行橋商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
苅田商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
豊前川崎商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
嘉麻商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
中間商工会議所
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
西日本電信電話株式会社 九州
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
日本電気株式会社 九州支社
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
九州日本電気ソフトウェア株式会社
メルマガ掲載、チラシ配布を依頼
社団法人福岡県情報サービス産業協会
ML で案内
福岡セミナー情報サイト
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
福岡県中小企業団体中央会
HP、メルマガに掲載
西日本新聞
「セミナー・イベント情報」への情報掲載
福岡県福祉労働部新生活産業室
メルマガに掲載
(内容の略称表記
メルマガ:メールマガジン、HP:ホームページ、ML:メーリングリスト)
-6-
(5)デモの実施
講演による電子署名の説明に加え、デモを活用し利用方法や事例を説明することにより更なる教
育、普及を図った。
講演で紹介した事例を中心に、以下のデモを実施した。括弧内はデモ実施企業名である。
①電子入札(有限会社ビジネス・サポートエム)
電子入札に参加するために必要な「利用者登録」や「一般競争入札」「指名競争入札」の入札ま
でに必要な申請や通知書の確認、入札書の作成、提出、入札書の提出以降に受け取る各種通知書の
受理、落札者決定通知書の受理など一連の流れを紹介する。
電子署名は入札書を提出する際に利用するが、電子入札コアシステムでは、電子署名を利用して
いることを感じさせることなく、入札書を安全に送信している。
また、電子入札コアシステムを体験することで、電子入札コアシステムを採用している自治体と
ほぼ同じ操作を体験できる。
図 1-1
電子入札のメリット
-7-
図 1-2
電子入札画面(サンプル)
-8-
②電子契約(セコムトラストシステムズ株式会社)
企業間で取り交わされる契約を電子化することにより、従来書面に押印・郵送していた文書のや
り取りが「電子署名+タイムスタンプ」に変わり、取引を迅速に進めることができる。
また、印紙代、郵送費、保管費用等のコスト削減も可能となる。今回用意したデモでは「保険申
込書の電子化」というテーマで「申込」から「保存」「検索」「署名検証」という一連の流れを体
験できる。
図 1-3
電子契約画面(サンプル)
-9-
③文書保存(セコムトラストシステムズ株式会社)
「紙」の保存では利活用が困難なことから、大量文書をスキャンニングして電子化する事例が増
えている。さらに「電子署名+タイムスタンプ」を活用すれば電子化した文書を原本として扱うこ
とが可能となる。
金融機関における「口座振替依頼書」の電子化した事例をベースにしたデモを 体験できる。また、
文書の「検索」や原本性を証明するための「検証」などの画面を閲覧できる。
図 1-4
文書保存画面(サンプル)
- 10 -
④電子契約(株式会社シヤチハタ)
PDF を利用したドキュメントファイルに、電子の印鑑を使って電子署名を付与した捺印を実現
する。紙文書と同じ運用で、電子ファイルならではの利便性を利用した導入事例を 体験できる。
図 1-5
電子契約
- 11 -
(6)アンケート調査
講演及びデモに関するアンケート[付録3]をセミナー参加者に配布し、アンケート調査を実施し
た。
講演に関するアンケートは、講演内容の参考度合いやセミナーに関する情報のほか、電子署名の
利用状況や普及のための方法についても調査を行った。
デモのアンケートは、デモに対する参考度合いや必要性などを質問事項とし、今後のセミナーに
おけるデモ実施の際の参考とすることとした。
- 12 -
1.2 セミナー実施
各会場での募集参加者数は以下の通りであり、これに合わせて会場を選定し、より多くの集客が
見込めるようアクセスのよい会場を選定した。
関東(東京)
300 名
関東(横浜)
200 名
関西(大阪)
150 名
中部(名古屋)
100 名
九州(福岡)
50 名
以下に各会場の実施結果を報告する。
表 1-3
実施結果
開催地
開催日
定員
横浜
2011(平成 23)年 12 月 12 日
200 名
228 名
143 名(63%)
福岡
2011(平成 23)年 12 月 16 日
50 名
65 名
52 名(80%)
名古屋
2012(平成 24)年 1 月 20 日
100 名
120 名
83 名(69%)
大阪
2012(平成 24)年 1 月 27 日
150 名
187 名
133 名(71%)
東京
2012(平成 24)年 2 月 3 日
300 名
395 名
239 名(60%)
800 名
995 名
650 名(65%)
合
計
応募者数
参加者数
(1)横浜会場
①日時
2011(平成 23)年 12 月 12 日(月)
13:30~16:30(開場 13:00)
②場所
AP 横浜駅西口
4F 会議室 D 他
③参加状況
申込者:228 名
参加者:143 名(出席率 63.0%)
④後援(順不同)
特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会、一般財団法人医療情報システム開発センター、次
世代 EDI 推進協議会、独立行政法人情報処理推進機構、タイムビジネス協議会、財団法人地方自
治情報センター、社団法人日本画像情報マネジメント協会、特定非営利活動法人日本ネットワーク
セキュリティ協会、日本商工会議所、横浜商工会議所、名古屋商工会議所、大阪商工会議所、福岡
商工会議所、東京商工会議所
- 13 -
⑤プログラム
時間
セミナー内容
講師
第 1 部 電子署名の制度と利用と今後の展開
・電子署名及び認証業務 に関する法律に基づく電 子 経済産業省 商務情報政策局
証明書の利用動向等について
情報セキュリティ政策室
森川 淳氏
電子署名及び認証業務の制度について紹介するとともに、現
守山 速飛氏
在の利用状況についても解説します。(30 分)
13:30~
14:30
・これからのセキュリティ対策 ~電子署名の利用~
行政手続きの各種手続きに必要な電子証明書の利用方法・
有限会社ビジネス・サポートエム
代表取締役
リアルビジネスにもたらす業 務 ・経 営 上 のメリット・留 意 点 、 及
御田村 瑞恵氏
び電子メールでの電子証明書の利用方法を紹介します。(30
分)
14:30~
デモンストレーション、休憩(40 分)
15:10
第 2 部 文書管理における電子署名の活用
・最近の電子署名のビジネス活用事例-電子商取引
から電子保存まで-
セコムトラストシステムズ株式会社
最 近 増 えつつある“電 子 署 名 ”のビジネス活 用 事 例 をご紹 介
プロフェッショナルサポート2部
し、電子商取引や、電子契約 から、e-文書法に適合した証憑
担当部長
書類の電子保存まで、その導入効果や導入に当たってのポイ
15:10~
16:30
西山 晃氏
ント、それに、根拠となる法令等のルールなどについてご案内
します。(40 分)
・情報流通基盤における署名・認証の役割
情報流 通基 盤は、紙と電子が混在する環境での情報 交換 は
もとより、情報の信憑性確保が欠かせません。本講演では、先
進 的 な情 報 流 通 基 盤 の例 をご紹 介 しながら、原 本 性 や移 行
性の確 保における認 証・署 名 の役 割について述べます。(40
分)
- 14 -
一般財団法人日本情報経済社会
推進協会 電子情報利活用推進
部
主席研究員
木村 道弘
⑥講演、デモ風景
- 15 -
(2)福岡会場
①日時
2011(平成 23)年 12 月 16 日(金)
13:30~16:30(開場 13:15)
②場所
アクロス福岡
2F セミナー室 2 他
③参加状況
申込者:65 名
参加者:52 名(出席率 80.0%)
④後援(順不同)
特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会、一般財団法人医療情報システム開発センター、次
世代 EDI 推進協議会、独立行政法人情報処理推進機構、タイムビジネス協議会、財団法人地方自
治情報センター、社団法人日本画像情報マネジメント協会、特定非営利活動法人日本ネットワーク
セキュリティ協会、日本商工会議所、横浜商工会議所、名古屋商工会議所、大阪商工会議所、福岡
商工会議所、東京商工会議所
⑤プログラム
横浜会場のプログラムを参照のこと。
- 16 -
⑥講演、デモ風景
- 17 -
(3)名古屋会場
①日時
2012(平成 24)年 1 月 20 日(金)
13:30~16:30(開場 13:00)
②場所
AP 名古屋.名駅
8F 会議室 C 他
③参加状況
申込者:120 名
参加者:83 名(出席率 69.1%)
④後援(順不同)
特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会、一般財団法人医療情報システム開発センター、次
世代 EDI 推進協議会、独立行政法人情報処理推進機構、タイムビジネス協議会、財団法人地方自
治情報センター、社団法人日本画像情報マネジメント協会、特定非営利活動法人日本ネットワーク
セキュリティ協会、日本商工会議所、横浜商工会議所、名古屋商工会議所、大阪商工会議所、福岡
商工会議所、東京商工会議所
⑤プログラム
横浜会場のプログラムを参照のこと。
- 18 -
⑥講演、デモ風景
- 19 -
(4)大阪会場
①日時
2012(平成 24)年 1 月 27 日(金)
13:30~16:30(開場 13:00)
②場所
AP 大阪
4F 会議室北 B 他
③参加状況
申込者:187 名
参加者:133 名(出席率 71.1%)
④後援(順不同)
特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会、一般財団法人医療情報システム開発センター、次
世代 EDI 推進協議会、独立行政法人情報処理推進機構、タイムビジネス協議会、財団法人地方自
治情報センター、社団法人日本画像情報マネジメント協会、特定非営利活動法人日本ネットワーク
セキュリティ協会、日本商工会議所、横浜商工会議所、名古屋商工会議所、大阪商工会議所、福岡
商工会議所、東京商工会議所
⑤プログラム
横浜会場のプログラムを参照のこと。
- 20 -
⑥講演、デモ風景
- 21 -
(5)東京会場
①日時
2012(平成 24)年 2 月 3 日(金)
13:30~16:30(開場 13:00)
②場所
AP 浜松町
B1F 会議室 D 他
③参加状況
申込者:395 名
参加者:239 名(出席率 60.5%)
④後援(順不同)
特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会、財団法人医療情報システム開発センター、次世代
EDI 推進協議会、独立行政法人情報処理推進機構、タイムビジネス協議会、財団法人地方自治情報
センター、社団法人日本画像情報マネジメント協会、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュ
リティ協会、日本商工会議所、横浜商工会議所、名古屋商工会議所、大阪商工会議所、福岡 商工会
議所、東京商工会議所
⑤プログラム
横浜会場のプログラムを参照のこと。
- 22 -
⑥講演、デモ風景
- 23 -
1.3 アンケート結果
1.3.1 横浜会場
(1)アンケート回収状況
講演アンケート回答:103 枚(回収率 72.0%)
デモアンケート回答:62 枚(回収率 43.3%)
(2)講演アンケート結果
①参加者の職業について
「情報サービス業(事務・営業系)」が 28.7%、「情報サービス業(技術系)」が 27.7%、「経
営コンサルタント/IT コーディネータ」が 14.9%、「製造業」が 12.9%と続く。「情報サービス業」
をひとくくりにすると 56%を超え、この業種の電子署名・認証業務普及セミナーに対する関心の
高さがうかがえる。
参加者の職業
建設業
2.0%
士業(司法書士、
行政書士等)
公益団体
1.0%
1.0%
金融関係
1.0%
その他
4.0%
サービス業
6.9%
情報サービス業
(事務・営業系)
28.7%
製造業
12.9%
経営コンサルタント/IT
コーディネータ
情報サービス業
14.9%
(技術系)
27.7%
- 24 -
②セミナーを知ったきっかけについて
「IT コーディネータ協会 HP」が 45.0%と圧倒的に多かった。IT コーディネータ協会には後援を
いただいており、ホームページへの情報掲載やメールマガジンへの記事掲載など多大な協力をいた
だいた。次いで「JIPDEC メルマガ」22.0%であった。
セミナーを知ったきっかけ
45.0%
22.0%
10.0%
9.0%
7.0%
4.0%
3.0%
③講演内容について
大多数が「大変参考になった」「参考になった」と回答している。特に西山氏の講演は実際の利用や法制
度を含め、今後電子署名を利用したい参加者にとって有用な情報であったことが好評の理由と考え
られる。逆に木村氏の講演は専門的な内容であったため、評価が二分する結果となった。
講演内容について
大変参考になった
参考になった
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
経済産業省
6
御田村氏
6
79
16
75
西山氏
木村氏
どちらともいえない
22
11
11
17
60
48
13
29
- 25 -
5
41
2
④今後聞きたいテーマ
「民間事例」が 64.1%ともっとも高く、次いで「技術動向」43.7%であった。
今後聞きたいテーマ
64.1%
43.7%
25.2%
13.6%
行政事例
民間事例
技術動向
- 26 -
利用方法
⑤電子署名の利用状況
電子署名を利用したことがある人は 44.3%であり、昨年と比べて同程度であった。
利用したことのある電子署名は「電子メール」が 39.5%、次いで「電子申請」の 34.9%であっ
た。署名付きのメールが増えていることがうかがえる。
また、利用しない理由としては「機会がなかった」が 79.6%と圧倒的に多かった。今後も教育
や周知を行うセミナーやデモの実施が電子署名普及のカギである。
電子署名利用の有無
ある
44.3%
ない
55.7%
利用したことのある電子署名
利用しない理由
79.6%
39.5%
34.9%
32.6%
20.9%
9.3%
4.7%
13.0%
7.0%
11.1%
13.0%
1.9%
- 27 -
⑥普及に必要なこと
今後電子署名・認証業務を普及させるために必要なことは、「取得・使用方法の簡便化」55.3%、
次いで「利用機会の増加」47.6%、「メリットの積極的な PR」40.8%となった。
「その他」の意見
・法整備(複数意見)
・証明書、IC カードの標準化(複数意見)
・コストメリット
普及に必要なこと
55.3%
47.6%
40.8%
25.2%
7.8%
⑦本セミナーへの意見・要望
・メモを取るのに机があるとよかった
・声が小さく、後方ではよく聞き取れなかった
・画面が見づらかった
- 28 -
(3)デモアンケート結果
①デモについて
どのデモについても、大多数が「大変参考になった」「参考になった」と回答し、デモ説明員に
ついては 75%を超える人が「大変良かった」「良かった」と満足している。
デモコーナーについては約 76%の人が必要性を感じている。
今後、「ぜひ利用したい」「利用したい」と考えている人が 75%を超えており、すでに利用し
ている人も約 16%いた。
デモについて
大変参考になった
参考になった
どちらともいえない
あまり参考にならなかった 参考にならなかった
電子入札
(ビジネス・サポートエム)
電子契約
(セコムトラストシステムズ)
電子文書保存
(セコムトラストシステムズ)
電子契約
(シヤチハタ)
3
21
4
(人)
4
11
14
13
6
2
29
7
25
10
デモ説明員の対応
大変良
かった
16.1%
普通
22.6%
12
良かった
61.3%
- 29 -
3
今後の利用について
デモコーナーについて
あまり利
用したくな
い
7%
どちらで
もよい
24.2%
ぜひ利用
したい
14.0%
すでに利
用してい
る
15.8%
必要
75.8%
②「その他」の意見
・電子署名を使ったシステムは業務的に利用する立場にない
・まとまったデモサイトがあるとよい
・電子署名についてもっと深く説明してほしい
・デモによって、より理解が深まった
・今後も実施してほしい
- 30 -
利用した
くない
1.8%
利用した
い
61.4%
1.3.2 福岡会場
(1)アンケート回収状況
講演アンケート回答:44 枚(回収率 84.6%)
デモアンケート回答:29 枚(回収率 55.8%)
(2)講演アンケート結果
①参加者の職業について
「情報サービス業(技術系)」が 23.3%、「経営コンサルタント/IT コーディネータ」「情報サ
ービス業(事務・営業系)」がそれぞれ 16.3%であった。
参加者の職業
士業
(司法書士、
行政書士等)
4.7%
製造業
4.7%
サービス業
7.0%
情報サービス業
(技術系)
23.3%
その他
9.3%
経営コンサルタント/IT
コーディネータ
16.3%
公務員
9.3%
公益団体
9.3%
情報サービス業
(事務・営業系)
16.3%
- 31 -
②セミナーを知ったきっかけについて
「IT コーディネータ協会 HP」が 33.3%、次いで「社内・知人の紹介」が 26.2%を占めるのが
特徴的である。これは県内行政機関、商工会議所等に対する精力的な広報活動の成果と考えられる。
セミナーを知ったきっかけ
33.3%
26.2%
9.5%
9.5%
9.5%
9.5%
7.1%
2.4%
③講演内容について
大多数が「大変参考になった」「参考になった」と回答している。特に西山氏の講演は実際の利
用や法制度を含め、今後電子署名を利用したい参加者にとって有用な情報であったことが好評の理
由と考えられる。
講演内容について
大変参考になった
参考になった
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
経済産業省
御田村氏
6
29
7
8
30
西山氏
木村氏
どちらともいえない
16
10
5
22
19
- 32 -
1
6
3
2
④今後聞きたいテーマ
「民間事例」が 77.3%ともっとも高く、次いで「行政事例」「技術動向」がほぼ同率となって
いる。
「その他」の意見
・コストなどの具体的な料金提示
今後聞きたいテーマ
77.3%
31.8%
29.5%
20.5%
2.3%
行政事例
民間事例
技術動向
- 33 -
利用方法
その他
⑤電子署名の利用状況
今回のセミナーでは電子署名を利用したことがない人が全体の約 7 割を占め、一般参加者の関心
が高いことがわかる。
電子署名を利用したことが「ある」と答えた参加者が実際に利用した場面の上位は「電子申請」
が 41.7%、次いで「電子入札」の 33.3%であった。また、利用しない理由としては「機会がなか
った」が 80.6%と圧倒的に多かった。
電子署名利用の有無
ある
27.9%
ない
72.1%
利用したことのある電子署名
利用しない理由
41.7%
80.6%
33.3%
25.0%
16.7%
8.3%
8.3%
12.9%
- 34 -
6.5%
6.5%
3.2%
⑥普及に必要なこと
今後電子署名・認証業務を普及させるために必要なことは、「利用機会の増加」50.0%、「メリ
ットの積極的な PR」47.7%、「取得・使用方法の簡便化」40.9%となった。
「その他」の意見
・WEB への応用
普及に必要なこと
50.0%
47.7%
40.9%
18.2%
6.8%
⑦本セミナーへの意見・要望
・メールでの利用法は参考になった
・机のない環境では受講しにくい
・大変参考になった。これからの時代に非常に大切であることを痛感した
・話が難しかったのでもう少しわかりやすくしてほしい
・ケースの話は面白い
・とても参考になった。日頃気になっているがなかなか勉強できなかった分野なのでまた機会が
あれば参加したい
・イメージ的には理解したがさらに具体的に研修したい
・椅子が狭すぎて疲れた。講演の内容が幅広くどのような聴講者をターゲットにしたセミナーか
わからなかった
・毎年同じ内容なのでは?
- 35 -
(3)デモアンケート結果
①デモについて
いずれのデモも概ね好評であり、デモ説明員については約 80%が「大変良かった」「良かった」
と満足している。
また約 80%の参加者がデモコーナーの必要性を感じ、今後も「ぜひ利用したい」「利用したい」
と考えている人が大多数を占めた。
デモについて
大変参考になった
あまり参考にならなかった
参考になった
参考にならなかった
どちらともいえない
(人)
電子入札
(ビジネス・サポートエム)
電子契約
(セコムトラストシステムズ)
1
14
8
2
電子文書保存
(セコムトラストシステムズ)
16
4
2
12
4
デモ説明員の対応
大変良
かった
31.0%
良かっ
た
48.3%
普通
20.7%
今後の利用について
デモコーナーについて
ぜひ利用
したい
7.4%
すでに利
用してい
る
3.7%
どちらで
もよい
21.4%
必要
78.6%
あまり利
用したく
ない
3.7%
利用した
い
85.2%
- 36 -
1.3.3 名古屋会場
(1)アンケート回収状況
講演アンケート回答:69 枚(回収率 83.1%)
デモアンケート回答:52 枚(回収率 62.7%)
(2)講演アンケート結果
①参加者の職業について
「情報サービス業(技術系)」が 23.3%、「情報サービス業(事務・営業系)」「経営コンサ
ルタント/IT コーディネータ」がそれぞれ 20.3%であった。
参加者の職業
士業(司法書士、
行政書士等)
2.5%
その他
3.8%
サービス業
2.5%
電力業
2.5%
金融関係
1.3%
建設業
1.3%
公務員
5.1%
情報サービス業
(技術系)
23.3%
製造業
7.6%
経営コンサルタント/IT
コーディネータ
20.3%
情報サービス業
(事務・営業系)
20.3%
- 37 -
②セミナーを知ったきっかけについて
「IT コーディネータ協会」が 42.3%と半数近くを占めた。次いで「社内・知人の紹介」が 21.8%
であった。「その他」では、特定認定事業者の HP、後援団体の HP、セコムトラストシステムズ
社の紹介が挙げられた。
セミナーを知ったきっかけ
42.3%
21.8%
14.1%
9.0%
2.6%
2.6%
- 38 -
3.8%
3.8%
③講演内容について
大多数が「大変参考になった」「参考になった」と回答している。特に西山氏の講演は数多くの
事例紹介があり、参加者にとって有用な情報であったことが好評の理由と考えられる。また、電子
署名に関する国の施策や、今後の方針を説明した経済産業省の講演も好評であった。
講演内容について
大変参考になった
参考になった
どちらともいえない
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
(人)
経済産業省
御田村氏
16
41
10
西山氏
2
45
18
木村氏
8
18
45
13
1
4 1
35
11
7
1
④今後聞きたいテーマ
「民間事例」が 60.9%ともっとも高く、次いで「技術動向」となっている。民間事例への関心
が高かったことは実際の利用・活用を考えていることが予想される。また、参加者に情報サービス
業が多いことから、技術動向にも関心が集まった。
今後聞きたいテーマ
60.9%
36.2%
23.2%
18.8%
4.3%
行政事例
民間事例
技術動向
- 39 -
利用方法
その他
⑤電子署名の利用状況
電子署名を利用したことがある人が全体の 5 割以下に留まり、実際の利用率が低いことが分かる。
電子署名を利用したことが「ある」と答えた参加者が実際に利用した場面は「電子申請」が 53.3%、
次いで「電子メール」の 26.7%であった。また、利用しない理由としては「機会がなかった」が
73.7%と圧倒的に多かった。
電子署名利用の有無
ある
44.1%
ない
55.9%
利用したことのある電子署名
利用しない理由
73.7%
53.3%
26.7%
20.0%
13.3%
10.0%
7.9%
3.3%
- 40 -
7.9%
10.5%
⑥普及に必要なこと
今後電子署名・認証業務を普及させるために必要なことは、「取得・使用方法の簡便化」58.0%、
「利用機会の増加」56.5%、「メリットの積極的な PR」44.9%となった。またその他の意見とし
て、費用負担の削減や、利用者のメリット向上、システムの一本化などが挙げられていた。
普及に必要なこと
58.0%
56.5%
44.9%
27.5%
8.7%
【本セミナーへの意見・要望】
・電子署名、商業登記電子認証、公的電子認証の違い、関連がよくわからなかった
・ケース手法についてもう少し研究したいと感じた
・現状の利用者まかせのシステムではこれ以上の拡大は出来ないと思う。利用シーン毎にカー
ド、PC 等を個別に用意しないといけないのではとても基盤と呼べるものではない。再度原
点に返って何のために始めたのかをよく考えて、国・自治体は動いてほしい
・個人が利用する(すればできる)車庫証明について知りたい
・中小企業が利用する、消防、労基、市町村への申請の電子化の動向を知りたい
・中小企業に特化したセミナーもお願いしたい
・会場が狭い。テーブルが欲しい(複数意見)
- 41 -
(3)デモアンケート結果
①デモについて
いずれのデモも概ね好評であり、デモ説明員については 75%が「大変良かった」「良かった」と満足してい
る。またその他の意見として、製品サービス主体ではなく、業務ベース主体のデモ(人事、営業、経理など部
門別の活用事例等)への要望があった。
デモについて
大変参考になった
参考になった
どちらともいえない
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
(人)
電子入札
(ビジネス・サポートエム)
電子契約
(セコムトラストシステムズ)
電子文書保存
(セコムトラストシステムズ)
電子契約
(シヤチハタ)
5
24
6
4
20
5
3
23
6
11
11
2 1
28
5
デモ説明員の対応
大変良
かった
21.2%
良かった
53.8%
普通
25.0%
デモコーナーについて
今後の利用について
不要
2.0%
あまり利
用したく
ない
ぜひ利
8.2%
用したい
12.2%
どちら
でもよ
い
24.5%
すでに
利用して
いる
16.3%
必要
73.5%
- 42 -
利用した
い
63.3%
1
1.3.4 大阪会場
(1)アンケート回収状況
講演アンケート回答:98 枚(回収率 73.7%)
デモアンケート回答:72 枚(回収率 54.1%)
(2)講演アンケート結果
①参加者の職業について
「情報サービス業(技術系)」が 30.7%、「情報サービス業(事務・営業系)」が 25.7%、「経
営コンサルタント/IT コーディネータ」が 20.8%であった。
参加者の職業
学校・教育関係
1.0%
運輸業
1.0%
電力業
1.0%
公務員
1.0%
金融関係
1.0%
サービス業
4.0% 製造業
5.0%
情報サービス業
(技術系)
30.7%
士業(司法書士、
行政書士等)
8.9%
経営コンサルタント/IT
コーディネータ
20.8%
情報サービス業
(事務・営業系)
25.7%
- 43 -
②セミナーを知ったきっかけについて
「IT コーディネータ協会 HP」が 48.0%、次いで JIPDEC、関係団体のメルマガがそれぞれ 12.0%であっ
た。今回 JIPDEC の広報活動が効果的であったことがわかる。
セミナーを知ったきっかけ
48.0%
10.0%
12.0%
12.0%
11.0%
2.0%
- 44 -
2.0%
3.0%
③講演内容について
大多数が「大変参考になった」「参考になった」と回答している。個別のコメントは以下の通り
である。
経済産業省:
・政策寄りの話しでも良かったのではないか
御田村氏:
・タイトルと内容の関連性がよくわからなかった
・電子メールのセキュリティ強化の部分をもっと聞きたかった
・非常に分かりやすかった
西山氏:
・事例がもう少し詳細であっても良かった
・導入の参考になる
木村氏:
・他国の仕組み、「ケース論」と電子署名の相違がわかりにくい
・他国の動向を言うなら、我が国の今後の方向性にもつなげてほしかった
・海外動向の話はありがたかった
講演内容について
大変参考になった
参考になった
どちらともいえない
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
(人)
経済産業省
13
御田村氏
12
西山氏
木村氏
77
71
28
9
5 4
13
57
51
4
22
- 45 -
5 1
1
④今後聞きたいテーマ
「民間事例」が 72.4%ともっとも高く、次いで「技術動向」と「行政事例」が並んでいる。
今後聞きたいテーマ
72.4%
31.6%
27.6%
10.2%
1.0%
行政事例
民間事例
技術動向
- 46 -
利用方法
その他
⑤電子署名の利用状況
今回のセミナーでは電子署名の利用経験が無いと答えた参加者が 67.4%であり、実際の利用率
が低いことが分かる。電子署名を利用したことが「ある」と答えた参加者が実際に利用した場面は
「電子申請」が 48.4%、次いで「電子入札」「電子メール」の 22.6%であった。また、利用しな
い理由としては「機会がなかった」が 64.1%と多かった。
電子署名利用の有無
ある
32.6%
ない
67.4%
利用したことのある電子署名
利用しない理由
64.1%
48.4%
22.6%
22.6%
10.9%
3.2%
6.5%
3.2%
6.5%
- 47 -
7.8%
12.5%
4.7%
⑥普及に必要なこと
今後電子署名・認証業務の普及には、いかに利用機会を創出するかがポイントとなる。たとえば
行政、銀行など信頼性が要求される組織からのメールに、必ず電子署名を付加するなど、日常的に
目に触れる機会を増やす必要がある。
「その他」の意見
・利用に際してのコストダウン(Adobe Acrobat など、高価なソフトは不要にしてほしい)
・電子証明書が高すぎる
・セキュリティの問題
・自治体による規格の統一化
普及に必要なこと
52.0%
45.9%
40.8%
30.6%
6.1%
⑦本セミナーへの意見
・実際に使用している人から使用感を聞いてみたい
・公的個人認証サービスの活用についても教えてほしい。企業だけではなく、個人の分野でも電
子署名に対する認識が改まる必要があると考える
・韓国の電子認証業務の実態、普及状況(日本との比較)を知りたい
・電子署名の利用方法の説明が少ない。どうすれば電子署名ができるのか。このセミナーは初心
者向けではないのではないのか。IC カードについてなど、もう少し説明があっても良かった
のではないかと思う
・コストパフォーマンスの提示がなかったので、今後の動向と合わせて提供してほしい
・P マーク事務局をしているが、PMS における電子文書管理等具体的なセミナーが欲しい
- 48 -
(3)デモアンケート結果
①デモについて
いずれのデモも概ね好評であり、デモ説明員については 7 割以上「大変良かった」「良かった」
と満足している。
シヤチハタのデモが好評なのは手軽で、コストも安く分かりやすいことが要因と考えられる。
デモについて
大変参考になった
参考になった
どちらともいえない
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
(人)
電子入札
(ビジネス・サポートエム)
電子契約
(セコムトラストシステムズ)
電子文書保存
(セコムトラストシステムズ)
電子契約
(シヤチハタ)
2
3
31
9
29
10
4
33
42
デモ説明員の対応
大変良
かった
10.8%
普通
25.7%
1
9
6
あまり良
くなかっ
た
1.3%
4
良かった
62.2%
- 49 -
2
8
1
デモコーナーについて
今後の利用について
不要
2.9%
ぜひ利
用したい
14.3%
すでに
利用して
いる
12.7%
どちらで
もよい
29.4%
必要
67.6%
利用した
い
66.7%
②「その他」の意見
【デモへの意見・要望】
・デモはセミナー中ではなく、セミナー終了後にしていただく方がよかった
・電子入札は、もう少し詳しく入札の流れを教えてほしい。講演は分かりやすかった
- 50 -
1.3.5 東京会場
(1)アンケート回収状況
講演アンケート回答:160 枚(回収率 66.9%)
デモアンケート回答:112 枚(回収率 46.9%)
(2)講演アンケート結果
①参加者の職業について
「情報サービス業(事務・営業系)」が 29.1%、「情報サービス業(技術系)」が 22.2%、「経
営コンサルタント/IT コーディネータ」が 20.3%であった。
参加者の職業
金融関係
1.3%
運輸業
公務員
1.3%
1.3%
その他
3.2%
サービス業
3.2%
士業(司法書士、
行政書士等)
3.2%
製造業
公益団体
1.3%
建設業
0.6%
電力業
0.6%
学校・教育関係
0.6%
情報サービス業
(事務・営業系)
29.1%
12.0%
経営コンサルタント/IT
コーディネータ
20.3%
- 51 -
情報サービス業
(技術系)
22.2%
②セミナーを知ったきっかけについて
「IT コーディネータ協会 HP」が 47.6%と一番多かったが、JIPDEC メルマガ、JIPDEC HP な
どの JIPDEC 広報活動も効果があることがわかる。
セミナーを知ったきっかけ
47.6%
22.9%
16.5%
6.5%
4.1%
- 52 -
2.4%
③講演内容について
大多数が「大変参考になった」「参考になった」と回答している。西山氏の講演の評価が高いの
は、民間事例や法的要件など民間で電子署名を利用する上での情報が網羅的に説明していたためと
考えられる。個別のコメントは以下の通りである。
経済産業省:
・日常的な例や表現での説明を増やすとよい
西山氏:
・先進的な事例を知ることができ参考になった
・事例が豊富でわかりやすかった
木村氏:
・日本での今後の普及に期待する。2 章も興味深かった
講演内容について
大変参考になった
参考になった
どちらともいえない
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
(人)
経済産業省
18
御田村氏
19
西山氏
木村氏
109
101
52
18
25
26
80
83
- 53 -
10
14
26
6
9 1
④今後聞きたいテーマ
「民間事例」が 69.4%ともっとも高く、次いで「技術動向」と「行政事例」が並んでいる。
今後聞きたいテーマ
69.4%
30.0%
29.4%
16.3%
1.9%
行政事例
民間事例
技術動向
- 54 -
利用方法
その他
⑤電子署名の利用状況
今回のセミナーでは電子署名の利用経験が無いと答えた参加者が 58.7%であり、実際の利用率
が低いことが分かる。電子署名を利用したことが「ある」と答えた参加者が実際に利用した場面は
「電子メール」が 45.2%と多かった。また、利用しない理由としては「機会がなかった」が 68.2%
と多かった。
電子署名利用の有無
ある
41.3%
ない
58.7%
利用しない理由
利用したことのある電子署名
68.2%
45.2%
25.8%
21.0%
14.5%
9.7%
9.7%
10.2%
1.6%
- 55 -
9.1%
10.2%
4.5%
⑥普及に必要なこと
今後電子署名・認証業務の普及には、いかに利用機会を創出するかがポイントとなる。たとえば
行政、銀行など信頼性が要求される組織からのメールに、必ず電子署名を付加するなど、日常的に
目に触れる機会を増やす必要がある。
「その他」の意見
・コストの削減(複数意見)
・利用しない場合のデメリットのアピール
・企業構成員の意識改革
・セキュリティの信頼性向上
・法的な強制、国民全体の情報リテラシーの向上
普及に必要なこと
60.0%
47.5%
35.6%
23.8%
4.4%
⑦本セミナーへの意見
・技術的な説明に難しいものがあった
・e-tax と印鑑証明など行政サービスの統一したカードが欲しい
・全体的にあわただしい。言葉だけが流れていく印象。用語を全員が理解しているか疑問
・民間の事例が多く欲しい
・受講前は地味なテーマと思っていたが、思いのほか理解しやすかった
・継続的に開催し、最新情報を提供してほしい
・日本にとってなぜ必要なのか、メリットがあるのかを明示してほしかった
- 56 -
(3)デモアンケート結果
①デモについて
いずれのデモも概ね好評であり、デモ説明員については 8 割が「大変良かった」「良かった」と
満足している。
シヤチハタのデモが好評なのは手軽で、コストも安く分かりやすいことが要因と考えられる。
デモについて
大変参考になった
参考になった
あまり参考にならなかった
参考にならなかった
(人)
電子入札
(ビジネス・サポートエム)
7
電子契約
(セコムトラストシステムズ)
8
電子文書保存
(セコムトラストシステムズ)
電子契約
(シヤチハタ)
どちらともいえない
40
16
55
4
12
48
10
12
60
デモ説明員の対応
あまり良く
なかった
1.0%
大変良
かった
12.5%
普通
19.2%
良かった
67.3%
- 57 -
1
1
7
デモコーナーについて
今後の利用について
不要
1.0%
あまり利
用したく
ない
ぜひ利 8.4%
用したい
12.6%
すでに
利用して
いる
10.5%
どちらで
もよい
31.7%
必要
67.3%
利用した
くない
1.1%
利用
したい
67%
②「その他」の意見
【デモへの意見・要望】
・運用効果も含めた投資効果を PR してほしい
・全員に向けてデモを実施してほしい
・体験というなら自分で操作できるようにしてほしい
・PC ではないデバイスがないのが残念(現在は PC よりスマホや ipad が主流)
- 58 -
1.4 セミナー実施結果の分析
1.4.1 講演
(1)運営
セミナーの運営は、福岡、名古屋、大阪会場で各 3 名、受講者が多いため横浜会場は 5 名、東京
会場については 6 名で以下の作業に対応した。
・会場の確認と設営(指示)
・受付及び資料コーナの設置
・司会者、講演者とマイクロフォン及び PC/講演資料の動作確認等と事前確認と旅費の支払い
・受付、会場案内、司会
・受講証明書配布
・機器、資料の発送
講演は、すべての会場でスケジュールどおり進行することができた。
(2)会場
5 会場ともアクセスがよく、講演を実施、受講する上で問題なく利用できた。
(3)集客状況
募集人員 800 名に対して、650 名の集客を実現した。これは、講演内容がタイムリーであったこ
と、広報が効果的であったことが理由であると考える。
(4)講演内容
講演内容は、受講者の多くが参考になったとのアンケート結果や意見をいただき、本セミナーの
目的である電子署名、認証業務の教育、普及を実現できた。
ただし、講演時間に対して、内容が多い、専門的すぎるとの意見もあった。
詳細は、「1.4.3 アンケート結果分析」を参照のこと。
- 59 -
1.4.2 デモ
(1)運営
デモの運営は 2 名で、以下の作業に対応した。
・デモ会場の設営・撤去
・デモ機器の設置・撤去、設定、動作確認
・デモ説明(担当デモのみ)
デモは、すべての会場でスケジュールどおり進行することができた。
講演中も含めて、デモを実施した。
受講者が、デモを聴きに来る時間は、講演開始前(20 分)、講演の休み時間(40 分)、講演後
(20 分)の 3 回であった。
(2)会場
デモ会場は、講演会場の近くの別室にて実施した。
(3)参加状況
目測であるが、受講者の 2/3 以上がデモ会場を訪れた。
(4)デモ内容
デモは 4 種類用意し、それぞれ 5-10 分程度の説明とした。
デモを実施することで、講演内容がより深く理解でき、かつ電子署名とは実際にどのように使う
かが分かり、好評であった。詳細は、「1.4.3 アンケート結果分析」を参照のこと。
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1.4.3 アンケート結果分析
(1)講演アンケート結果分析
①講演内容
○今回の講演内容が参考になったか(5 段階【大変参考になった、参考になった、どちらとも言
えない、あまり参考にならなかった、参考にならなかった】で記入)
7 割以上の受講者が、ほぼ全ての講演で、「大変参考になった」「参考になった」と回答して
おり、講演内容は教育、普及に役立ったと考えられる。特に、「最近の電子署名のビジネス活用
事例」は、評価が高く、民間での活用事例に注目が集まっていることがわかる。
講演内容へのコメントからは、民間事例や海外動向への関心の高さがうかがえた。
○今後どのようなテーマを聞きたいか
希望する講演テーマについては、以下のとおりであった。
1.民間企業における活用事例
61%(名古屋) ~
77%(東京)
2.電子署名・認証業務の技術動向
30%(福岡)
~
44%(横浜)
3.行政サービスにおける活用事例
19%(名古屋) ~
32%(福岡)
4.具体的な利用方法(デモ等)
10%(大阪)
~
23%(名古屋)
この結果から、受講者はビジネスにおける電子署名の利用事例について、高い関心があること
がわかる。
②電子署名利用の実態
各会場とも約 30%以上の人が、すでに電子署名の利用経験者であり、電子署名の普及が進みつ
つあることがわかる。
利用経験のない人の理由は以下のとおりであった。
64%(大阪)
~
81%(福岡)
2.コスト・手間に対するメリットが感じられない
7%(福岡)
~
13%(大阪)
3.使用方法がわからない・難しい
8%(名古屋) ~
13%(福岡)
4.手続き、セッティングが面倒くさい
7%(福岡)
~
11%(横浜)
1.機会がなかった
圧倒的に「利用機会がなかった」ことを理由に挙げている。これは、業務以外で電子署名を利用
するサービスが少ないことが要因であると考えられる。
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③電子署名普及策
電子署名の普及策については以下のとおりである。
1.利用機会の増加(行政サービス等)
46%(大阪) ~
60%(東京)
2.取得・使用方法の簡便化
41%(福岡) ~
58%(名古屋)
3.利用するメリットの積極的な PR
36%(東京) ~
48%(福岡)
4.利用方法の周知(操作デモ等)
18%(福岡) ~
31%(大阪)
電子署名を普及するためには、「利用機会の増加(行政サービス等)」「取得・使用方法の簡便化」
が重要であることが分かる。
電子署名がどのようなもので、どのような使い方をするかなど、具体的な利用機会や電子署名に
遭遇する場面が少ないことや、電子証明書の取得や使用方法の簡便化を行うための規制緩和などが
必要である。
例えば、電子署名の利用機会の創出や遭遇をふやすために、行政、銀行など信頼性が要求される
組織からのメールに、必ず電子署名を付加するなど、日常的に目に触れる機会を増やすことなど、
官民あげて、安心安全な情報流通社会の基盤となる電子署名の普及を推進する必要がある。
なお、コメントとしては、「利用促進につながる法的な拘束力」「低料金 化」があり、上記普及
策に加えて、これらの対策が必要であると考えられる。
(2)デモアンケート結果分析
①デモについて
8 割以上の受講者が、ほぼ全てのデモで、「大変参考になった」「参考になった」と回答してい
ること、デモは約 7 割の受講者が必要と回答していることから、デモを通して、より電子署名の仕
組みや利用方法が理解でき、かつ講演内容を更に理解することにつながった。
特に、民間での利用に関するデモである「電子契約」「文書保存」は評価が高く、民間での活用
事例に注目が集まっていることがわかる。
また、8 割の受講者が、デモをみて、電子署名を「是非利用したい」「利用したい」と回答して
いることから、電子署名・認証業務の普及に貢献したと考えられる。
デモへのコメントとしては、「デモ時間を長くしてほしい」があり、デモの実施数も含めて今後
検討する必要がある。
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2. Web コンテンツ作成
2.1 Web コンテンツ作成
本事業で作成した以下の資料について、Web コンテンツを作成した。
①講演資料
②パンフレット「使える!電子署名・認証」
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