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国際園芸博覧会(フロリアード2012)における政府出展事業仕様書 1

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国際園芸博覧会(フロリアード2012)における政府出展事業仕様書 1
国際園芸博覧会(フロリアード2012)における政府出展事業仕様書
1
件名
国際園芸博覧会(フロリアード2012)における政府出展事業
2
事業目的
フロリアードは、一般消費者のみならず世界の園芸産業関係者が参集し園
芸 先 進 国 オ ラ ン ダ で 1 0 年 に 一 度 開 催 さ れ る 国 際 園 芸 博 覧 会 で あ る 。次 回 は 、
2012年4月から半年間、オランダの南東部の都市フェンローで開催され
る。
我が国は、この希少な機会に政府出展を行い、来場者が我が国の花き等園
芸 品 の 高 い 品 質 や 魅 力 に 直 接 触 れ る こ と で 、こ れ ら の 評 価 を 高 め る と と も に 、
世界の花き産業等の最新の動きや消費者の嗜好を把握し、我が国の関係者が
これを共有することで、国産園芸品の競争力強化を図ることを目的に参加す
る。
3
事業内容
国 際 園 芸 博 覧 会( フ ロ リ ア ー ド 2 0 1 2 )( 以 下「 フ ロ リ ア ー ド 2 0 1 2 」
と い う 。) に お い て 、 農 林 水 産 省 が 屋 内 出 展 を 実 施 す る た め 、 以 下 の 業 務 を
実施するものとする。
フロリアード2012に関する基本的事項は、参考1のとおり。
なお、事業の実施にあたっては、フロリアード2012出展規則やオラン
ダ王国法令等を遵守するものとする。
(1)出展の準備
①出展基本計画の策定
農林水産省が作成する政府出展屋内展示基本方針(以下「基本方針」と
い う 。) に 基 づ き 、 事 業 の 目 的 を 達 成 す る た め の 具 体 的 な 方 法 や 手 順 及 び
展示のスケジュール等の具体的事項を定めた政府出展屋内展示基本計画
( 以 下 「 基 本 計 画 」 と い う 。) を 策 定 す る も の と す る 。
策定にあたっては、花き業界関係者及び広報関係者並びに学識経験者等
で構成する検討委員会を開催するものとする。
更 に 、展 示 品 の 調 達 、政 府 出 展 屋 内 展 示 会 場( 以 下「 展 示 会 場 」と い う 。)
の運営等の重要な事項等について検討する部会を設置するものとする。
なお、これら委員会及び部会の開催にあたっては、事前に議案について
農林水産省生産局生産流通振興課花き産業振興室事業担当官(以下「事業
担 当 官 」 と い う 。) と 協 議 す る と と も に 、 開 催 後 は そ の 議 事 概 要 を と り ま
とめるものとする。
②展示会場の設計及び展示品のデザイン
基本方針及び基本計画に基づき、展示会場の設計図の作成及び展示品の
デザインを行うものとする。
これらの実施にあたっては、以下の事項を考慮するものとする。
ア 政府出展の目的が十分達成できるように工夫するとともに、展示作
業や会場運営の効率化、軽減化につながるように考慮する。
イ 花き等園芸品の展示にとどまらず、映像等により来場者が魅力を感
じ効果が上がる手段や方法により実施する。
ウ 展示会場内には、展示を希望する地方自治体や園芸関係団体等が展
示できるように、スペースを確保するものとする。
エ 展示会場面積の20%を越えない商業活動スペースを設けるものと
する。
③農林水産省がフロリアード2012事務局に出展申請するために必要と
なる各種書類(展示会場図、出展内容など)等の作成にあたり、事業担当
官からの指示に基づき、その作成の補助を行うものとする。
具体的な作業内容等については、事業担当官と協議を行い実施するもの
とする。
④展示会場の施工
設 計 図 及 び 展 示 品 の デ ザ イ ン に 基 づ き 、展 示 会 場 を 施 工 す る も の と す る 。
なお、施工段階における状況が確認できるようにするため、施工状況を
デジタルカメラで撮影し記録するとともに、事業担当官が提出及び閲覧を
求めた場合は、速やかに提出及び閲覧に応じるものとする。
⑤展示品の調達、輸送、展示
基本計画に基づき、切り花、鉢もの、盆栽等の展示品(品種コンテスト
展 示 品 を 含 む 。) の 募 集 や 調 達 を 行 い 、 生 産 地 等 か ら 展 示 会 場 ま で の 輸 送
や展示を行うものとする。
なお、以下の事項を考慮するものとする。
ア 展示に必要な各種手続き(検疫関係等)については、展示品の生産
者等と協議しこれを行うものとする。
イ 展 示 品 の 本 格 的 な 輸 送 を 行 う 前 に 試 験 輸 送 を 実 施 し 、輸 送 の 問 題 点 、
課題整理や対策を講じておくものとする。
ウ 輸送した切り花の日持ちの確保、球根の養生等に必要な保冷庫等設
備を準備し、展示品の品質確保に努めるものとする。
エ 展 示 品 ( 品 種 コ ン テ ス ト 展 示 品 を 含 む 。) の 募 集 に あ た っ て は 、 広
く周知するように努める。また、必要に応じ説明会を開催することと
する。
オ 本格的な輸送等が開始される前に、展示品の生産者等を参集し、事
前に説明会を開催する。
⑥資料等の作成
来場者に配布するために、日本の展示に関するテーマや概要を紹介した
パンフレット(A 4版以上、裏表、カラー印刷、日本語、英語、オランダ
語混在に併せて最低でも20万部)を作成する。
また、海外の花き関係事業者等を対象に、日本の花き産業や主な展示品
の 特 徴 、展 示 品 の 産 地 な ど を 紹 介 し た リ ー フ レ ッ ト( A 5 版 、3 7 頁 以 上 、
カラー印刷、日本語、英語混在、最低でも1万部)を作成する。
なお、開催期間中に不足した場合は、事業担当官と協議のうえ、受託事
業者が経費を負担し、追加作成するものとする。
(2)展示会場の運営、管理
①開催期間中は、基本計画に基づき円滑な展示品の管理、入れ替えを行う
ものとする。
また、展示会場内に来場者のためのインフォメーションカウンターを設
置し、必要に応じ展示品の説明、案内を実施することとする。
②商業活動スペースを効果的に運営・活用し、展示品の生産者等園芸産業
関係者にとって有益となるよう努めるものとする。
③接遇の対応
フロリアード2012の会場内における以下の賓客接遇を行うものとす
る。
ア 外務省の公式申請による賓客の接遇に関しては、在オランダ日本国
大使館等の依頼に応じて、その補助を行うものとする。
イ その他の賓客に関しては、その受付等窓口業務や当日の案内等接遇
を実施するものとする。
④催事等の実施
ア オープニングセレモニー等の実施
フロリアード2012の開会に合わせ、展示会場のオープニングセ
レモニー等を実施する。
イ 「 ジ ャ パ ン フ ェ ス テ ィ バ ル ( 仮 称 )」 の 実 施
フロリアードではその期間中に参加各国が公式行事としてナショナ
ルウィーク(又はナショナルデイ)を開催することが慣わしとなって
いる。
前 回 と 同 様 に 、 国 産 園 芸 品 の PR や 園 芸 文 化 を 紹 介 し 、 展 示 の 効 果
を高めるための各種催し物を開催する。
ウ クロージングセレモニー(閉会式)等の実施
フロリアード2012の閉会に合わせ、展示会場のクロージングセ
レモニーを実施する。
エ コマーシャル・コンタクトデイの実施
期間中に、展示品への案内及び商談等を集中的に実施する日を設定
し、展示品の生産者や海外花き関係者に周知するものとする。
オ その他催事等
展示会場への集客、効果的な日本の花き等の園芸関連文化を紹介す
るために、展示会場内で適宜各種の催し物を開催する。
⑤展示会場の撤去
フロリアード2012の閉会後に展示会場の撤去を行い、現状に復帰す
るものとする。
なお、撤去においては、現地施設管理者及びフロリアード2012事務
局等の指示に従い、実施するものとする。
(3)品種コンテストへの展示
フロリアード2012の開催期間中に実施される品種コンテストのスケ
ジュール及び展示の手続きの方法を確認し、日本国内の育種家等に周知す
るとともに、展示品の募集を実施するものとする。
募集した展示品は、品種コンテストのスケジュールに基づき展示の手続
きを行うとともに、品種コンテストの展示に関する規程等に基づき実施す
る。
な お 、 受 賞 品 種 に つ い て は 、 国 内 外 に 様 々 な 広 報 手 段 を 使 い PR 及 び PR
できる場の設定やその実施をするものとする。
(4)研修生の募集等
今 後 の 花 き 等 園 芸 産 業 を 担 う 若 手 の 人 材 を 育 成 す る た め 、生 産 か ら 流 通 、
販売などの関係者を対象に研修生の募集を行い、展示会場の運営や海外の
園芸産業関係者との情報交換及び海外の園芸産業の実態や最新技術等に関
する調査を実施するものとする。
①研修生の募集、決定
研修生の募集及びその決定をするものとする。募集にあたっては、
募 集 期 間 を 十 分 確 保 す る と と も に 、パ ン フ レ ッ ト 、イ ン タ ー ネ ッ ト HP
を 活 用 し た り 、関 係 団 体 へ の 通 知 等 に よ り 広 く 周 知 さ せ る も の と す る 。
なお、研修生の決定にあたっては、提出された書類及び面接の結果
に基づき行い、決定にあたり、事前に事業担当官と協議を行うものと
する。
また、募集する研修生の人数は、常時12名程度がオランダ現地に
滞在(展示会場や各種調査の実施)することを目安とする。
②研修生の業務内容
研修生は以下の業務を行うこととする。
ア 展示会場の管理、運営の補助
展示品の管理、搬入、入れ替え、来場者に対する説明等の補助を
実施する。
イ 海外の園芸技術等の調査
海外の花き等園芸産業の状況、最新の技術等研修生からの意見を
踏まえ、事業担当官と協議して決めた課題について調査を行い、調
査報告書として取りまとめる。
なお、この取りまとめた報告書は参考2に記載した者に送付する
ものとする。
③事前説明会(研修会)の実施
派遣が決定した研修生に対し、業務内容、役割分担等を周知するた
めの事前説明会を実施することとする。
④その他
ア 宿泊、食事、日当、旅費等
現地での宿泊場所、食事の確保を行うとともに、日当及び宿泊費
並びにアルバイト賃金を支払うものとする。また、現地派遣期間に
応じた海外渡航旅費及び現地調査に必要な旅費を支払うこととす
る。
イ 傷害保険への加入
研修生には、現地での事故や怪我等に備え、傷害保険に加入させ
るとともに、その費用は、現地派遣期間に応じて受託事業者が負担
するものとする。
(5)広報等
フ ロ リ ア ー ド 2 0 1 2 で の 展 示 を 広 報 す る た め 、 HP を 開 設 し 、 最 新 情
報 等 を 日 本 国 内 及 び 海 外 向 け に 発 信 し 、 日 本 の 展 示 内 容 等 を PR す る も の
とする。
なお、オランダ王国及びフェンロー等近隣地域の新聞、園芸雑誌への掲
載等も併せて実施する。
(6)その他
①作業進行管理
受注者は事業担当官と協議のうえ、事業の進捗状況の確認及び課題の
対応方法、事業担当官からの各種作業指示等のため、発注者との定期的
なミーティングを行い、円滑な業務遂行に努めることとする。
なお、受注者は事業担当官と協議のうえ、毎日の作業日誌を作成し、
事業担当官に提出するものとする。
②現地事務所の設置
フロリアード2012の展示会場の施工等を実施するための運営拠点
及び日本国内の関係者との連絡窓口等となる現地事務所を設置するもの
とする。
③会場借料等の支払い
フロリア-ド2012への出展に必要となる施設の借料及び光熱費、
水道料等を支払うものとする。
なお、会議室等の使用料は参考1を参照。
た だ し 、 villaflora 内 に 設 置 す る 展 示 会 場 の 借 料 は 支 払 う 必 要 は な い 。
④実施報告書のとりまとめ、送付
フロリアード2012の閉会後に日本国政府出展(屋内)の概要や他
国の出展状況(屋内及び屋外)及び入場者数(展示会場及びフロリアー
ド2012の全入場者数)並びに出展における成果等評価をとりまとめ
た公式記録集を作成し、参考2に記載した者に、平成25年2月17日
までに送付する。
なお、報告書は、A 4版カラー、200頁程度のものを作成するもの
とする。
⑤関係書類の提出及び閲覧
受注者は、事業終了検査前に事業担当官が、作業日誌や経費関係の帳
簿及び証拠書類等について提出又は閲覧を求めた場合は速やかに関係書
類の提出又は閲覧に応じるものとする。
⑥対象経費
本事業を実施するにあたり必要となる経費は、別表に掲げるものを対
象とする。
4
5
事業期間
平成23年度は平成24年3月29日、平成24年度は平成25年2月
28日までに本事業に係るすべての業務を終了すること。
ただし、事業開始日は、委託契約締結日からとなる。
成果物(実施報告書、調査報告書)
上 記 電 子 媒 体 ( CD-ROM 又 は DVD-ROM)
1式
調査報告書
上 記 電 子 媒 体 ( CD-ROM 又 は DVD-ROM)
1部
1式
作成した各種パンフレット、リーフレットの電子媒体
( CD-ROM 又 は DVD-ROM)
1式
納 入 す る 電 子 デ ー タ の 形 式 は PDF と し 、 そ の 解 像 度 は 、 印 刷 物 と 同 程 度
以 上 す る 。 ま た 、 Adobe 社 イ ラ ス ト レ ー タ ー 等 デ ザ イ ン 専 用 ソ フ ト ウ ェ ア を
使用して作成した場合は、その電子データも合わせて納入することとする。
提出先は、農林水産省生産局生産流通振興課花き産業振興室とする。
実施報告書及び電子データを収納した電子媒体の仕様は、特段の指定がな
ければ以下のとおりとする。
・ Microsoft 社 WindowsXP SP3 上 で 表 示 可 能 な も の と す る 。
・使用するアプリケーションソフトについては
・ 文 書 : ワ ー プ ロ ソ フ ト Justsystem 社 一 太 郎( Ver.10 以 上 )、又 は Microsoft
社 Word( 2007 以 上 )
・ 計 算 表 : 表 計 算 ソ フ ト Microsoft 社 Excel( 2007 以 上 )
・ 画 像 : JPEG 形 式 ( な お 、 デ ジ タ ル カ メ ラ の 有 効 画 素 数 は 、 4 0 0 万
画 素 以 上 の も の で 撮 影 し た 画 像 と す る 。)
以上の成果物の格納媒体には、事業年度及び事業名等を収納ケース及び
電子媒体にラベル等により付記する。
・ 文 字 ポ イ ン ト 等 統 一 的 な 事 項 に 関 し て は 、事 業 担 当 官 の 指 示 に 従 う こ と 。
な お 、成 果 物 納 入 後 に 受 注 者 側 の 責 め に よ り 不 備 が 発 見 さ れ た 場 合 に は 、
受注者は無償で速やかに必要な措置を講ずること。
6
その他
受注者は、本業務の実施において疑義が生じたとき、仕様書、受注者が提
出した提案書によりがたい事由が生じたときは、事業担当官と速やかに協議
し、その指示に従うものとする。
別表
区
分
内
容
ア
備品費
事業を実行するための備品の調達に必要な経費。ただし、
レンタル等賃貸借を行うことが困難な場合に限る。
なお、ここでいう備品とは、原型のまま比較的長期の反覆
使用に耐え得るもののうち、取得価格が30,000円以上
のものとする。
イ
資材費
展示会場の施工に必要な資材、材料や展示物(花きの種苗
を含む)等の調達に必要な経費。
ただし、レンタル等賃貸借を行うことが困難な場合に限る。
ウ
消耗品費
事業を実施するための消耗品、消耗機材、各種事務用品等
の調達に必要な経費。
エ
旅費
事業を実施するための検討会や会議、資料収集、各種調査、
打ち合わせ、現地での施工管理等の実施に必要な移動のため
の経費
オ
謝金
事業を実施するための、資料整理、補助、専門的知識の提
供、資料の収集等について協力を得た人に対する謝礼に必要
な経費。謝金には、その性格上定められた単価はないが、業
務の内容に応じた常識の範囲を超えない妥当な根拠に基づき
単価を設定すること。
カ
人件費
事業を実施するための業務を目的として、本事業を実施す
る委託事業者が雇用した者や現地に研修生として派遣する者
等に対して支払う実働に応じた対価(日給又は時間給)
。(雇
用に伴う社会保険料等の事業主負担分などについては「人件
費」ではなく、「その他」の区分により申請する。)
人件費の単価については、定められた単価はないが、事業
実施主体内の人件費支給規則や国の規定等にようるなど、業
務の内容に応じた常識の範囲を越えない妥当な根拠に基づく
単価を設定すること。
なお、当該民間団体内の人件費支給規則による場合であっ
ても、ボーナス、住居手当、退職給付金引当金等については、
除外して申請すること。
区
分
内
容
また、人件費については本事業の実施により新たに発生す
る業務について支払いの対象とし、事業実施に直接関係のな
い既存の業務に対する支払いはできない。
キ
通信運搬費
事業の実施のための通信費(電話代、インターネット回線
工事等)、運送費(郵便代、運送代、)等の経費
ク
借上費
事業の実施ための会場借料、事務機器のレンタル費、備品
や資材のレンタル費、自動車等借上費その他借上費等の経費
ケ
再委託費
本事業の交付目的たる事業の一部分(総合的企画、業務遂
行管理、手法の決定及び技術的判断等の主たる部分以外の業
務)を他の民間団体に再委託するために必要な経費。
再委託を行うに当たっては、第三者に再委託することが必
要括合理的・効果的な業務に限り実施可能。
コ
雑費
事業を実施するための印刷製本費、翻訳費、通訳費等の経
費
サ
その他
事業を実施するための光熱水料、複写費、交通費(勤務地
域内を移動する場合の電車代等
「旅費」で支給されない経費)、
会議費(コーヒーやお茶等簡素な飲み物に限る。)、送金手数
料、研修生等の損害保険料、雑誌及び新聞への広告掲載費、
催事のレセプション費、資料購入費(新聞、定期刊行物等の
定期購読するものは除く)等の雑費などの経費。
また、上記各区分に掲げてある内容以外で、事業を実施す
るために必要であり、委託事業実行上必要と認められると事
業担当官が認めた経費。
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