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データセンター内の機密データを検出し、プロアクティブに

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データセンター内の機密データを検出し、プロアクティブに
デ ー タセ ン ター 内 の機 密 デ ータを 検 出 し、 プロア クテ ィ ブに リ スクを 軽 減
要約
て重要な情報を含むものもあります。こうした機密データの
場所を把握し、適切に管理することは、企業にとって非常に
重要です。
– ファイル共有、SAN/NAS ストレージ・システム、
データベース、Microsoft SharePoint®サイト、その
他のデータ・リポジトリなどに対して、最も早くて正
確方法でリスクの概要を把握し、セキュリティ・プロ
ジェクトに優先順位を設定できます。
しかし、データセンター内の機密データを検出することは、主
に分析対象のデータの量のため、そして自動的かつ正確に
分類するツールがないために、課題であり続けています。
– 既存のサーバーを利用し、高機能なクラスタとする
グリッド・スキャン・テクノロジーにより、ハードウェア
を追加することなく、わずかな設定時間でテラバイト
単位のデータを並行したスキャンします。
– 移動、隔離、アクセス・コントロールの変更、eDRM
の適用による暗号化といった豊富な自動処理対応
によって、リスクを軽減します。
RSA® Data Loss Prevention(DLP)DatacenterはRSA DLP
Suiteの一部であり、ファイル共有、データベース、SAN/NAS
ストレージ・システム、Microsoft SharePoint® サイトやその
他データ・リポジトリ内の情報を対象とした包括的なデータ損
失防止ソリューションです。秀逸な速度と精度でデータソース
をスキャンし、データセンター内のデータのリスク要素全体を
明らかにします。
グリッド・スキャンによる機密データの
– Microsoft SharePoint® 、 Documentum® 、 Lotus
Notes®といったコラボレーション環境内の機密情報
を特定します。
概要
企業のデータセンターに格納されたデジタル・データの量は、
毎年ほぼ倍増しています。このようなデータには、法律、規
制や業界ガイドラインの対象となる顧客の個人情報やクレ
ジットカード情報が含まれることがあります。これらのデータ
には、知的財産や製品ロードマップなど、事業運営上で極め
迅速な検出
一般的なデータ検出技術では、複数の場所にあるデータを分析
のために一箇所に集めますが、RSA DLP Datacenterは、データ
のある場所の近くでスキャンと分析を行います。
RSAのグリッド・スキャン・テクノロジーは、必要に応じてほぼ十分
な速度でデータをスキャンできる、RSA DLP独自の技術です。
監査の期限に間に合わせなければならない対応する場合や、
データセンターに対する差分変更を定期的に監視する場合でも、
グリッド・スキャン・テクノロジーによって、大量のデータ・リポジト
リを迅速に、かつ並行してスキャンできます。その他のメリットは
次のとおりです。
– ホット・プラグ対応。 シンプルなGUIベースのコントロールを使
用して、無停止でグリッド・ワーカー(グリッドを実行するサー
バー)を動的に追加または削除
– 拡張性。 任意の台数のサーバーをグリッド・ワーカーとして随
時追加可能して、100 TB超のデータをスキャン
–インテリジェントなロード・バランシング。詳細な設定をすること
なしに自動的にスキャン処理の負荷を分散可能
– リソース依存。 ニーズ必要に応じて、CPUまたはネットワーク
帯域幅の使用量を自動的に調整可能スロットル
– 低コスト。 専用サーバーの追加購入が不要。 既存のアイドル
状態のサーバーを利用
– ネットワーク・トラフィックの最小化。 グリッド・ワーカーサー
バーを、複数の場所でデータの近くに展開可能
150以上のポリシー・テンプレートが用意されており、導入初
日から最高の精度で機密データ検出が可能です。
エンタープライズ・インシデント管理およびレポート
このソリューションは、機密データを検出すると、インシデント
追跡ワークフロー・プロセスを起動し、リスクに晒されている
データをログに書き込んで監視します。また、インシデントの
監査証跡を管理し、事前定義された関係者のグループに電
子メール・フィードによって自動的にアラートを送信することも
できます。この他、DLPイベントをRSA enVision®プラット
フ ォ ー ム へ 送 信 し 、 RSA enVision Security Operations
Consoleから、情報、アイデンティティ、インフラストラクチャに
おけるセキュリティ・リスクを理解するプロセスを合理化する
こともできます。企業ポリシーに基づいて、機密ファイルに対
し て 、 移 動 、 隔 離 、 eDRM ( Microsoft Active Directory
Rights Management Services®との統合による)などの制御
を自動的に適用することができます。
■ブラウザ・ベースの管理コンソールRSA DLP Enterprise Manager
高精度
ポリシーに違反する機密データは、セキュリティへの脅威とし
て対処し、修正する必要があります。高い精度のない従来の
ソリューションでは、たとえばランダムな15桁の数字をクレ
ジットカード番号と誤認するなど、かなりの量の非機密データ
を機密データと認識する誤検出を起こしてしまいます。このよ
うな不正確なリスク因子情報は、総所有コストを増加させる
だけでなく、長期的にソリューションの信頼性をも低下させま
す。こうした誤った警告により、企業は繰り返し、存在しない
リスクの修正に取り組むことを余儀なくされ、貴重なセキュ
リティ・リソースやITリソースを浪費する結果となります。
RSA Data Loss Prevention Datacenterソリューションは、
日本の人名や住所などの辞書情報も活用した個人識別情
報(PII)、クレジットカード業界(PCI)データ、住基番号、運転
免許証番号、パスポート番号、知的財産などの機密データを
識別する上で非常に高い精度を実現します。この高い精度
は、定義済みの分類テンプレートやフィンガープリント技術、
またはその両方を組み合わせて実装することで実現されま
す。定義済み分類テンプレートの精密な検出アルゴリズム
は、正確なルールに従い機密データを識別します。これら
ルールは、キーワードやパターンを分析するだけでなく、
キーワードのファイル内での文脈上の配置も考慮します。
企業は、作成済みのポリシー・テンプレート(個人情報保護
法、PCI、PII、HIPAA、GLBA、SOX、ソースコードなどに関
連するデータに対応)を利用するか、または独自のルールを
作成することで、高い精度をもって機密データを検出し、デー
タ損失を防ぐことができます。機密データが定義されて明確
な場合は、フィンガープリント技術を利用することもできます。
データのフィンガープリントを取り、DLPシステムに登録して
分類ポリシーを作成します。DLPは、フォルダ内のファイルや
データベース内のデータのフィンガープリントを取ることがで
き、データセンターをスキャンする際に、完全一致または部
分一致するデータを探し出します。
いったセキュリティ対策を実施するための効率的で拡張性の
あ る 手 法 を 求 め て いま す 。 RSA Data Loss Prevention
Suiteの一部であるRSA DLP Datacenterは、統一されたポ
リシー管理アーキテクチャを備えており、データが存在する
場所に関係なく、簡単に配備して管理することができます。
中心拠点の管理者がポリシー・テンプレートを設定し、企業
内の全データソースにポリシーを執行できるので、企業に
とってソリューションの配備と管理が容易になります。
グリッド・スキャン機能により、並列処理技術を活用した機能
で、一般的な汎用サーバーをクラスタとして構成し利用しま
す。この独自のアプローチによって、新規ハードウェアなどの
総所有コストを削減できるだけでなく、スキャンの速度を少な
くとも10倍にまで向上させることができます。
拡張性と集中管理
何千ものファイル・サーバーやリポジトリを所持する大規模
企業は、機密データの検出や分析だけでなく、削除や隔離と
説明
検出対象
機密データの格納場所でのスキャンと分析
革新的な分散スキャン・アーキテクチャを使用して、非常に
効率的な方法で機密データを検出および分析します。
対応システム
®
利点
®
®
®
– Windows 、AIX 、HP-UX 、Solaris ファイル共有
– 多くのデータソースへ対応することでリスクを削減
– Microsoft SharePoint®、Documentum®、
Lotus Notes/Domino®、その他リポジトリ
– NAS/SANストレージ
スキャンに対応する
– Microsoft SQL Server®、Microsoft Access®
データベース
– Oracle® 10gおよび11g
– インフラストラクチャ全体に渡って格納された機密
データを保護してリスクを削減
– IBM DB2
サポートされる規制
– 個人情報保護法(日本)
データ(150以上の
– クレジットカード業界(PCI)
– 法令順守を支援
– 罰金のリスクを軽減
作成済みポリシー・
– 個人識別情報(PII)
– 顧客の信頼を保護
テンプレート)
– 医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)
– データ漏えいに伴う費用発生を防止
– グラム・リーチ・ブライリー法(GLBA)
– サーベンス・オクスリー法(SOX)
– カリフォルニア州上院法案第1386号、カリフォルニア州下
院法案第1298号
– 北米電力信頼度協議会(NERC)
– 国際銀行勘定番号(IBAN)
– その他北米、欧州、オーストラリア、アジアの約50の規制
サポートされる
– ソースコード、設計図などの知的財産
– 集団訴訟を抑制
非規制データ
– 価格設定、競合分析、M&A情報などのビジネス戦略および
– 競争力低下のリスクを軽減
業務データ
– CATIA形式の設計文書
– 利益損失を防止
– ブランドの資産的価値を保護
– 知的財産の保護
セキュリティ要件
FIPS140-2認定取得済み
Common Criteria 認定取得済み
政府関連機関への調達要件への対応等
包括的なデータ損失防止
RSA Data Loss Prevention Suite(Network、Datacenter、
Endpointモジュール)は、包括的なデータ損失防止ソリュー
ションです。データセンター内、ネットワーク上、エンドポイント
内など場所を問わず、データの損失や不正使用を防ぐために、
機密データの検出、監視、保護を行います。
「格納されているデータ量を考えたとき、グリッド処理や増分
スキャンはMicrosoftにとって必要不可欠でした。また、RSA
DLP Datacenteは常時98%以上の精度で一致ファイルを生
成します」
Microsoft社Security Program担当
Olav Opedal氏
EMCジャパン株式会社
RSA事業本部
TEL ( 0 3 ) 5 2 2 2 - 5 2 3 0
http://japan.rsa.com
[email protected]
RSA、およびRSAロゴは、米国EMCコーポレーションの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
EMCは、米高EMCコーポレーションの登録商標です。Microsoft、Windows、SharePoint、Active Directory、およびVistaは、米国およびその他各国の
Microsoft Corporationの登録商標あるいは商標です。他のすべての製品ならびにサービスは、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
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