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2013/11 BTMU Thailand INFO (Vol.3)

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2013/11 BTMU Thailand INFO (Vol.3)
BTMU Thailand INFO
BTMU タイ月報(特別版 vol.3)
2013 年 11 月号
三菱東京 UFJ 銀行
BTMU Thailand INFO
■タイの魅力(シリーズ第 3 回)
タイを中心に広がる大メコン圏
大メコン圏のハブ
・タイは裾野産業の集積と充実したインフラにより、大メコン圏の生産・輸出基地として中
心的な役割を果たしています。
としての役割
・タイと周辺国との間で分業体制が進んだことが、大メコン圏全体の経済発展を促し、結
果として域内各国の所得水準の向上に繋がっています。
大メコン圏(GDP 合計約 5,400 億米ドル)
大メコン圏とは
タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマーの5カ
国と中国雲南省、広西チワン族自治区の2省にまた
がるメコン川流域の総称。
アジア開発銀行の主導で、これらの国で経済開発協
力プログラムを実施。メコン流域の経済開発と発展を
促進するもので、大メコン圏をまたがる経済回廊のイ
ンフラ整備や、国際貿易の円滑化、民間部門の参加
による競争力の強化、人材育成、環境保護等を対象
項目とする。日本も積極的に協力している。
昆明
南北経済回廊
南北経済回廊
メコン川
ベトナム
ミャンマー
南北経済回廊
ハノイ
ネーピードー
中国内陸部、ラオス、ミャンマー等から
タイの港湾への輸送路。
中国
ハイフォン港
ラオス
東西経済回廊
ビエンチャン
ベトナム~タイ間の輸送時間短縮に貢献。
ミャンマーの港湾向け輸送路としても期待。
東西経済回廊
東西経済回廊
ヤンゴン
南部経済回廊
ベトナム~タイの都市間を結び、
今後、現在未舗装のミャンマー(ダウェイ)まで
今後ミャンマー(ダウェイ)までの延伸を計画。
の延伸を計画。
現在未舗装、2014年末までに舗装完了予定。
(2014年末までに舗装完了予定)。
一大市場
域内5カ国で人口は約237百万人
ベトナム 89百万人
タイ 64百万人
ミャンマー 62百万人
カンボジア 15百万人
ラオス 6百万人
ダウェイ
バンコック
カンボジア
レムチャバン港
シアヌークビル港
カイメップ チーバイ港
++
雲南省 45百万人
雲南省 46百万人
45百万人
広西チワン族自治区 広西チワン族自治区 46百万人
輸送網の発達による
投資魅力の向上
南部経済回廊
南部経済回廊
プノンペン
ホーチミン
他のアセアン諸国へ
・大メコン圏では、陸海両面で物流インフラの整備を進めています。
・大メコン圏の各都市と深海港の繋がりを強化することで、ヒト・モノの流れがスムーズ
になります。
陸上 :各経済回廊の整備・メコン川にかかる橋梁の建設
海岸 :重貨物の取扱いが可能な深海港の整備・開発
(カンボジア・ベトナム・ミャンマー)
・物流インフラの充実に加え、通関手続きの簡素化等により、大メコン圏内の輸出入取
引の更なる活性化と一層の消費市場拡大が見込まれます。
米国・
日本・
中国等へ
インド・
欧州方面へ
(注:経済回廊=域内をつなぐ物流インフラ)
(注:経済回廊=域内をつなぐ物流インフラ)
ダナン
タイ
モーラミャイン
■マーケット情報
実質 GDP 成長率
(景気動向)
・タイの 2013 年第 2 四半期(4-6 月期)の実質 GDP 成長率は前年比+2.8%と第 1 四半
期(同+5.4%)から減速しました。昨年末で期限切れとなった自動車購入優遇策の反
動や洪水復旧需要の一巡により内需が低迷したこ
実質 GDP 成長率 (前年比、%)
と、主要国向けの輸出が伸び悩んだことが背景とな
25.0
20.0
っています。
15.0
10.0
・これに対しタイ政府は、インフラ投資の加速、アセア
タイ
フィリピン
インドネシア
5.0
ン諸国への輸出支援策、新たなエコカー投資奨励
0.0
マレーシア
▲ 5.0
▲ 10.0
策等の景気浮揚策を打ち出しました。
▲ 15.0
11年Q4 13年Q2
■バンコック支店スタッフ通信
担当業務のご紹介
・私はバンコック支店の業務開発課に所属しています。ミャンマー、ラオス、カンボジア
など、タイの周辺国に興味をお持ちのお客様に、ビジネスに関わる様々な情報をご提
供しています。近年、大メコン圏に進出する日系企業の数も増えてきており、今後も全
力でお客様の進出をサポートしていきたいと思います。
バンコックで
お勧めのスポット
・私のお勧めは、2012 年にオープンした「アジアティーク・ザ・リバ
ーフロント」です。
チャオプラヤー川沿いの巨大な倉庫跡地を利用して作られたナ
イトマーケットで、中には約 40 店のレストランと約 1,500 店の店
舗が揃っており、バンコックで今最も話題のスポットです。日頃の
業務開発課
モンコン
喧騒を忘れ、チャオプラヤー川沿いのレストランでライブ演奏を楽
しみながら飲む生ビールは格別です。
バンコックにいらっしゃった際には是非とも足を運んでみて下さい。
■三菱東京 UFJ 銀行によるアユタヤ銀行(krungsri)の株式取得について
・アユタヤ銀行の株式取得に関し、当行は 2013 年 8 月 27 日付で外資保有持分規制
の上限を超える株式の取得に対する認可をタイ中央銀行より受領しました。また 9 月
18 日には当行バンコック支店とアユタヤ銀行の統合に関する支店統合契約を締結し
ました。
・支店統合は、株式公開買付完了後 1 年以内を目処に予定しております。統合後は両
行のサービス・ノウハウを融合し、幅広いお客様に付加価値の高い金融サービスをワ
ンストップでご提供できる体制を構築致します。
2013年7月2日
発表
株式公開買付完了後
1年以内目処
2013年9月18日
2013年11月初旬(予定)
2013年12月(予定)
支店統合契約
株式公開買付
株式公開買付
統合
締結
開始
完了
Krungsri/BTMU
(株式取得)
バンコック支店
現時点
規制当局の承認
(タイ中銀/財務省/商務省/日本金融庁)
(ご参考)タイの王朝の歴史について
・タイの王朝の歴史は北部から始まり、周辺国との攻防戦
を繰返しながら、都は徐々に南部へと移っていきました。
・チャクリー朝(ラッタナコーシン朝またはバンコック朝とも呼
①ラヴォー王国(チェンマイ)
ばれます)時代には周辺国が欧州列強の支配下に置かれ
る中、近代化と外交政策により東南アジアで唯一植民地化
②スコータイ朝(スコータイ)
を免れました。
・官僚や軍部らによる 1932 年の立憲革命により、王は象徴
的な存在として憲法に定められ、政治には直接関わらない
立憲君主制へと移行しました。1939 年にはシャム国からタ
③アユタヤ朝(アユタヤ)
④トンブリー朝(トンブリ)
イ王国と呼称を改め、現在に至っています。
⑤チャクリー朝(バンコック)
<タイ歴史年表と王朝地図>
①
②
③
④
⑤
年代
日本
タイ
7世紀
奈良時代
ラヴォー王国
ラヴォー王国が成立。
13世紀初頭 平安時代
スコータイ朝
タイ族初の統一国家が成立。仏教・タ
イ文字等、現在のタイ文化の基礎を
築きました。
14世紀
アユタヤ朝
アユタヤ朝が成立。隣国との攻防戦
を繰返しながら17世紀頃にはヨーロッ
パと東アジアを結ぶ国際交易により
繁栄しました。
18世紀半ば 江戸時代
トンブリー朝
トンブリー朝が成立。ビルマ・カンボジ
アとの戦争に明け暮れ、15年という
短期間で幕を閉じました。
18世紀後半
チャクリー朝
ラーマ1世が即位。王都をバンコック
に移し、現在も続くチャクリー朝の始
まりとなりました。欧州勢により周辺
国が植民地と化す中、タイだけが独
立を保ちました。
鎌倉・室町時代
(出所:タイ国政府観光庁 HP)
企画・編集 三菱東京 UFJ 銀行 国際業務部
・
本資料は情報提供を唯一の目的としたものであり、金融商品の売買や投資などの勧誘を目的としたものではありません。本資料の中に銀行取引や同取
引に関連する記載がある場合、弊行がそれらの取引を応諾したこと、またそれらの取引の実行を推奨することを意味するものではなく、それらの取引の
妥当性や、適法性等について保証するものでもありません。
・
本資料の記述は弊行内で作成したものを含め弊行の統一された考えを表明したものではありません。
・
本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、その正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。最終判断はご自身
で行っていただきますようお願いいたします。本資料に基づく投資決定、経営上の判断、その他全ての行為によって如何なる損害を受けた場合にも、弊
行ならびに原資料提供者は一切の責任を負いません。実際の適用につきましては、別途、公認会計士、税理士、弁護士にご確認いただきますようお願い
いたします。
・
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示および、複製、販売、その他如何なる方法においても、第三者への提供を禁じます。
・
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