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搬送式集中遠方監視制御装置

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搬送式集中遠方監視制御装置
d21.394.542
U.D.C.d21.398三
d21.311.4-519:d21.23
日
搬
有
国
鉄
道
常
線
磐
納
集 中 遠 方 監 視 制 御 装 置
送 式
Centralized
本
Carrier
Supervisory
ControISystem
Line
brJ6ban
ofJNR
屋
土
義
Yosbio
要
雄*
Tsuchiya
旨
本文ほ常磐線平∼岩沼間交流電化設備の集中制御につき,集中遠方制御方式の適用および新しく開発された
ポーラーコード形搬送式集中遠方監視制御方式について説明したものである。
仙台
1.緒
日
岩沼
常磐線は日本国有鉄道の電化計画に従って,電化が進められ,昭
全長
7
344km
和38年6月には取手∼平間が電化され,さらに今回平∼岩沼間134
kmが電化された。.今回電化さズtた平∼岩沼間は取手∼平間と同様
に20kV交流き電方式が採用され,134kmの間に3個所の変電所
原ノ
肝川
原ノ
と2個所の区分所と8個所の補助区分所が設置されている。これら
は運転合理化の観点から水戸に設置してある中央制御所よりポーラ
ーコード(1)形遠方監視制御装置により集中制御される。
取手∼平間はすでに集中制御装置(2)による運転にはいっており,
′ぞヰヘヘ/
j削子株
遠方制御装置は制御所からの距離が近いので有線直送式の装置が適
用されているが,平∼岩沼間の変電所群は距離が遠いため従来の有
線直送式では経済的でないので,新たに搬送式ポーラーコード遠方
制御方式が壬乗用された。本制御方式は被制御所群の中心に中継所を
山ダ
置き,被制御所∼中継所間は有線式,制御所∼中継所間は搬送式に
水
央制御】叶
より監視制御を行なうもので,制御所より遠く離れた変電所群の遠
〆
方制御に有利な方式である。
触手
ポーラーコード方式は昭和33年(3)以来,日本国有鉄道変電所の
◎中央制御所
①巾継所
凶変1甜「
□i互分加補肋区かi〔
ぜ幹
イ
上野
集中制御に多数適用されているが,本装置でほ伝送方式の改良,ワ
常磐線交流電化計画概要
図1
イヤースプリングリレーの採用(4),制御盤,リレー盤の標準化およ
びユニットプラグイン化,き電線の故障区間のディジタル表示など
60kV50Hz
b仙1750Hz
種々の改善が行なわれている。
王※
今回平∼岩沼間の電化完成を機に本遠方制御方式の適用例につい
薙ぎ
て紹介する。
2.常磐線交流電化と変電所群の集中制御
52R2
52Rl
2.1常磐線の交流電化
図1は常磐線交流電化の概要を示したものである。平∼岩沼間も
変花器
60kV
89TP.スコット
脚Pユ変圧器
電化方式が揺用され,この間約30kmおきに木戸,原ノ町,亘理の
スコット
//6.
〔)・・て
士向変
〔r一て
】
 ̄ ̄-■■「 ̄1
一
「・弐52F。52Fl
52F3r占152F。
圧回路2回線を有している。これらの変電所は3個所とも東北電力
1訂))
)号) )
株式会社より受電している。両変電所の中間には区分所,補助区分
7未済了黙
52S
了潔 了≒※
所が計10個所設置されており,負荷状況,事故状況などにより自
_1∴り
平方画一----+
由にき電区間を分離あるいは延長できるようになっている。
‖
注車
栄避断器に辿勅の
動力新路器
運転制御の合理化の観点から,ポーラーコード形搬送式集中遠方監
視制御装置が使用されており,水戸中央制御所より運転制御を行な
図2
常磐線交流電化変電所主回路図
う集中制御方式が採用されている。・したがって各変電所,区分所,補
助区分所には運転員をおかず,保守員が要所にのみ配置されている。
2.2
日立製作所国分工場
変電所群の集中制御
図3は変電所群の集中制御方式を示Lたもので,方式としてはポ
ー11¶
下十〃
これらの変電所,区分所,補助区分所計13個所は上述のように
仙fi方面
ん而
常、1ノ粥
22kVに逓降し,き電線4回線(当初は2回線)のほか6kV信号高
1∼㍉-ナ・同=柑・=・=・+
で,60kVで受電L,60/22kV,8MVA,スコット変圧器により
6
52TSl
52TS二
3変電所が設置されている。図2は亘理変電所の構成を示す単線囲
60 k
VkV
/′22kV
朗
TL朋閥
主として経済的な見地から平∼取手間と同じく交流22kVによる
‖′面
208
昭和舶年3月
日
第51巻
Rい
H斗
〓∴Jエて〓
小コ二
′し‥1、▲
■
一∴\■
228kmも離れているので,従来の有線式ポーラーコード形
J
+
14‖
〓‖
・汁■
メ
H
・し∴+
.「‥.h
ーラーコード方式が採用されている。Lかしこの区間の被
制御所は水戸制御所と最も近いもので92km,遠いものほ
第3号
苅
遠方制御方式を適用すると不経済で,かつ0.9¢の連絡線
を使用した場合,連絡線抵抗による電圧降下のため,共通
一
ー
連絡線に接続できる被制御所数が1,2個所に限られ,群を
・⊥m凹
品ニ
「〒==P二=干
・何] []■「1・[]
[]
大幅に増すか,連絡線を太くする必要がある。また距離的
所ごとに往復4チャンネルが必要で,かつ優先処理が役雑
ヨ ロロ
[]即
な制約の少ない搬送式を全体に適糊した場合には各被制御
‖.八
-
となり経済的でない。そこで,図3のように.変電所群の
-
-+
-
 ̄ ̄1- ̄m ̄]1::コ
=
.
..r
所∼中継所問を搬送式,比較的近距離の中継所∼被制御所
トリ人生
中央の原ノ町通信試験室内に中継所を設け,遠拒離の制御
1/J
L
-
間を4本の共通連絡線による有線式とした搬送式遠方制御
--}
常磐紙筒化交流変電所群の架「い制御方式
l_文!3
方式が適用された。
また従来万一装置の故障が生じても列車の運転が確保さ
れるように被制御所が一つおきに異なった群(3)に属するよ
「山村=
「秘肺虻 「芦-
TAP
うになっていたがワイヤスプリングリレーの倖凧こより婆き
置の信顔度が向上したので,今回の装置では全体をK.B.
TB\
Hの群に分け,群ごとの直列配置とし連絡線費用の低減を
Rl
l与2
図っている。
AI
A..
■二l・ご′一
集中遠方監視制御方式でほ1個所より多数の被制御所を
回
制御,監視するので,各被制御所の制御,表示項目はでき
るだけ簡略で共通なものとして装置の標準化が図られてい
イr降壬
Rこ1PlミAX
D〔1001'
(dC:メーク硝.11.】∴
「言lち
んc:ブレーク柁カ)
る。表1ほ亘理変電所の制御,表示テレメータ項目を示し
RBP
RAP
-+ト
「
L)CいJ\
RB\
T王jP
TBP
たもので他の変電所もほぼこれと同じである。区分所,補
二RAN
-
Rヒil-1ほN
ノl'BP
j引J川路
助区分所についてほ受電と主機関床の操作と表示j・うミなく,
故障表示項目からも受電と主機関係を取r)除いた内′才子で
岡4
ポーラーコ…ド形搬送式遠方渦御ブイ式送受信rl††路図
ある。
御
(1)制
られ,機器別の詳細表示を行なわず項口を極力少なくし,遠制装
制御項目としては異常捜査,落下解除,試験切換,故障表示試
置異?㌫
き配電線混触.垂故障,停電故障(特高電源),輯故障,
験の試験開拓4項目と,受電用遮断器,き電用変圧器2次遮断器
高配故障の6種類にまとめられている。
などの枚器操作項目の計12項口である。
(3)
(2)状
態
表
示
テ
レ
メ
タ
ー
テレメータは受電電力量とき電線故障ノ1ミ標定伯のディジタル計
機器の状態表示としては通常の∴入+「切+の状態表示のほかに,
測の見で,その他の電圧,電流などのテレメータはいっさい行な
遮断器の自動遮断,信号高圧遮断器の干満加圧を示す「3位+表
われず,簡略化されている。
示が設けられている。.
受電電力量の遠方測定は被制御所に設置された電力量記憶表示
故障表示項目は特殊なものを除いては垂故障,托故障にまとめ
器により,WHMのパルス出力を加算記憶し,その数値をディジ
タル符号化して,遠方制御装置の符号と】句一の形式により制御所
蓑1
に伝送され,後述の自動記録装置により記録されている。
亘理変電所(H詳b局)
制御表示およびテレメータ項目一覧表
き電線故障∴ミ標定値の遠方測定にほ,被制御所に設置された故
記号i制御数と 表示数l
異
常
捜
査
ESS!
入
落
下
解
除
ESR
八
遠
制
異
常
SA
試
験
切
換
ST
表
示
試
験
IT
ディジタノレ計田町1号
ディジタル計測
電 線 混 触
重
停
故
電
故
軽
高
故
配
故
有
人・切
計i那
Z
計
入・切
障
RV
障
LA
障
DA
油
2 A
け
3A
字
5A
情
4
数
た
印
A- A
内
報
容
数
1
1
供
字
字;ニ′ニッ▲′子
字l繁子ここトフ7二幣∴7l数
例買
印
字
内
容
の
例
1M
2M
き電用交流遮断芳3号
52F3
高配rrl次断路器
89TL
高配用交流遮断器
52S1
2 M
動力断路器1括鎖錠
86DS
31M
22M
3M
ワ】
択択択択
選遥遠選
21M
・・4●
択択
選選
0
N
0
N
0
N
0
N
0
N
0
Ⅶ12-
特
殊
制
電
・刀 量
¶
故障
i汁
一
都
計 現
和音
K
水
臣ヱぎL_l
K
木
い2Fl】
9つ22′
10J12′
11ロ00′
11J23′
慣
入
R
HA
ESR
木一亘
52F1
N
制
HT一KT
き軍用交流遮断器1号
4M
0
器
掛示∵ホ一御
52TS2
N
枚
制秦表
き電Tγ2次遮断器2号
3M
0
器動一陣
52TS1
N
掩広¶奴
き電rr2次遮断器1号
択択択
52R2
切切切切切切切切切
受電用交流遮断許2号
目 例
1A
入入入入入入入入入
受電用交流遮断器1号
52R1
日 動 記 録 装 置 項
表2
HC
HA
御所へ伝送Lて記録する。
入
Ⅵr
障
障ノ、【三慄忘装置により,き電線が短絡事故を起こしたときに短絡イ
無
無無無無無陀㍑柁維㍑㍑切柁切
配
考
ンピーダンスを測定記憶しノ,電力量と同様にディジタル化して制
有有有有有畑川畑川畑畑か畑か
き
2号
倫
有
(赤色印字)
入
IW
235
Z
215
209
日本国有鉄道常磐線納搬送式集中遠方監視制御装置
(4)自
動
記
録
蓑3
系統の集中制御化に伴い,中央制御所運転員の管
\\イ ̄-jニリ・
理する系統の範囲が拡大され,複雑なものとなって
1'
l.・11
下記の内容の自
挫指キ・;上
Jl二
動記録を行なっている。
Bl
BiB:
(a)受電電力量
.■郎吉村
ーF
F几
l
】几
J
肘トi▼る;、±.≡i
′「ユP
TBi)
(b)故障点標定値
葺こギ`-E旨謹
(c)制御所よりの選択操作
RAP
利一■き二十る壬丁.言
十山
TBP
RAP
RBP!
(d)被制御所よりの日動状態変化および応動表示
(e)装
置
異
常
蓑4
印字内容は表2に示すとおりで合計15けたか使用
搬
送
U
TAN
RAN
RBH
RAN
肢
llr
√L
U
+
TAN
TBド
周
l・r
-ト
U
TjlP
RBP
‡こヰ_う!∠器
U
T
山
+
′/
■
臼二
J
パ
+
子l
S
R
.一生指■:′+を
AIAコ
釆たため,自動記録装置を設置し,
X
送受信パルス符号極性表
割
U
十
U
十
1-
+1
TBN
TBバ
TBN
1'6P
RBN
RAP
RBN
RBN
RBP
TAP
表
当
号
符
\、、
されている。
朋数∴ヤ応。レ∴1Ⅹ㌔YIR!SIT!U㌻VIW
Hz
+601+60i-60
′1(カーl這孟冒
3.ポーラーコード形槻送式遠方制御方式
3.1制
(1)制
御
御
方
方
一60l-60卜60ト60卜
′2(九)l芸孟㌫・-60;-60ト60
1
車!互!互i三l互
式
式
力(力)l這≡E +60:-60;+60
本装置の有線区間では,図4に示すように,各群ご
ムし付l這≡訂;-60;-60ト60
とに中継所,各被制御間にそれぞれAIA2,BIB三の2
対の連絡線を使用し,各電気所ごとにTAP,TAN,
…”ほ1,萱書§喜董
T】∋PおよびTBNの4種の送信継電器接点と,RAp,
RAN,RBPおよびRBNの4種の有極受信継電器を
接続し,電圧印加の組合せにより表3に示すように
蓑5
「Ⅹ+∼「W+の8種頬のパルス符号を作り,これを組
ⅩⅩⅩⅩ
ⅩⅩⅩY
制御所,中継所にそれぞれ直流信号中継装置を設け,
XXYX
ⅩlYI
素
一紙
SA
ST
I
VE*1
S
1W
XYYX
Y
XYYY
R
YXXX
S
YXXY
T
「
「
「
「
「
古1AllM
S T
▼、E
*
2A
3A
A
A
け川
M
13 M
M
M
3 M
32M
33M
M
M
5 M
52M
5 3M
M
M
b
YXYY
Y
A
A
A
A
A
6
C
YYXX
R
M
1 M
M
M
M
7
d
YYXY
S
M
3 M
M
M
M
e
Y Y Y Ⅹ
T
QU
なわれる。
M
5 M
M
M
M
→
→
+
+
特殊符号よジション符号および放出順位
選択は返信照合方式で,選択および確認信号はそ
れぞれ6ステップのパルス符号iこより構成され,6
指
なⅩ・Y符号のみで構成され優先群選択,つづく2
;…芸賃冨蓋!芸l;芸
ステップで群内機器の個別選択が行なわれる。返信
3
用し,距離の限度は100kmまで,制御所中継所間は
M
24M
M
A-M
M
4M
7A
A
23 M
M
43 M
M
63 M
M
号
1
(注)*1
*2
3
起動した場合も全く同様である。
中継所より各制御所までの連絡線には0.9¢を使
符
只UA
重吉聖芸;言
芸監;「ドンション名称J晶妄
ステップのうち最初の4ステップほ優先判定の可能
切は「S+符号を使用している。被制御所よF)自動
令
組別捌糾
5
被被被被
YXYX
制制御制
a
A
AT-エリ
Ⅹ
弧糾瓜竺
ⅩYXY
祇被被鼓被
13
一川-
照合が終わって発信される操作指令符号ほ入ほ「Ⅹ+,
W
T!UlV
一
普通制御
の優先判定ほ重ね合わせの可能な直流信号により行
制
R
XYXX
示
いる。変調方式はFS変調方式で,送信継電器動作
時+60Hz,不動作時-60Hz偏侍する。なお符号
Ⅹ
制制制御制
おりで,各周波数は4種の送受信継電器に対応して
符号6
当
XXYY
9101112
トーンチャンネルの周波数割り当ては表4iこ示すと
優先制御÷
4チャンネルの50ポーのトーソチャンネルを使用し,
換を行なって,出力を遠方制御装置に渡している。.
割
信区別
局名■L符ト4号■海号5
制御所と中継所の搬送区間でほ,各群ごとに往復
数信号に変換して送信し,受信側では,この道の変
号
懐先制御表示および普通制御ポジションの符号
合せて選択,操作,および表示符号を構成している。
送信側でほ,表3の直流信号を表4の8種鞍の周波
符
…
全被非常
… Ⅹls
VEほ直流電化における名称であって交流電化ではITとなる。
故障点標走用に使用する場合はZとなる。
局名a∼eiま群内における被制御所の匪先順位を示す。
一例としてH群を示せば下記となる。
b:亘理SS
a:原ノ町SS
4
5
c:新地SP
d:山下SSP
e:日立木SSP
IA∼8Aは故障表示ポジションを示す。
11九4∼64Mは故器制御表示ポジシランを示す。
搬送式で距離的にほ特に制限がない。なお制御所,
中継所,被制御所の操作電源にほDClOOVバッテリーを使用す
用交流遮断器52Sl(b局24M)の「切+操作を行なった場合のパ
る。本装置の制御および表示の1操作に必要な時間は定格電源電
ルスの送受を示したものである。制御所において制御用開閉器を
圧の下で,パルスのマーク時間とスペース時間にそれぞれ約70
「切+操作すると蓄積回路で蓄積し,連絡線があいておれば符号構
ms,信号の送受切換および,搬送装置の伝送遅れを加算して約
成回路によりあらかじめ割り当てられている「YXYY+の優先群
2.5秒となり,この形の集中制御装置としては最高速度のもので
選択信号が送信され,他に優先する群選択信号の発信がなければ
ある。
つづいて機器選択信号「RW+が送信される。
(2)遠方制御および表示の信号送受
この信号ほ各被制御所とも受信されるが4ステップの群選択信
図5は本装置のブロック図,表5は本装置の符号割当表を示す
号iこより特定の被制御所が選択され,ついで群内機器の選択が行
ものである。図占は一例として制御所からの表5項葬20の高配
なわれる。選択信号の受信が終わると照合返信の動作に移り選択
ー13-
210
昭和44年3月
立
日
評
論
第51巻
第3号
信号の送信と同様に優先群照合返信信号「ⅩYYX+
「訂
と機器照合返信信号「RW+が被制御所より送信さ
;試;
諾い
制御所で被制御所よりの照合返信信号を受信すれ
回路
丑山柿
ば,受信した信号を送信信号と照合し正しければ制
られる。
一H
■阿
ん■■小氾
川柁
L:【+
機器が応勤して表示信号を送信する場合にほ他の
記怯
同路‖策.H卜
+「+
所でほこれを受信し,操作指令が被制御機器に与え
山路
=凶路
段数
横山回格
〕他削 辟
監視
=凶は川
=個
哲俊什
l一‥H.各
御所より「切+操作信号「S+が送信される。被制御
=凶相
仇h数
凶捕
苫肺放汁1
を行なわせるためのものである。
L旦
別紙叩
個
るのほ制と被で同時に発信した場合に優先判定処理
1遥‥[‥
符号憫収
且
⊂P
凶
「-1ナーーーー1▲1-
れる。ここで選択符号と照合返信信号が異なってい
甘甘且+榊
l†喜1
号
「-
「≡ 嘩せ
「甘1
「
削¢jji三十
優先情報割込みを可能にするため,いったん装置を
復帰し,あらためて被における自動状態変化と全く
図5
.+
ポーラーコード形搬送遠方制御方式ブロック図
同様に再選択する。すなわち被制御枚器が応動すれ
ば,状態変化検出回路が動作し,以下制御所よりの
聖和;已_rj「ド〉二1▼ Xl▼l▼
選択と同様に「ⅩYYX+の優先群表示選択信号と
RⅥ丁;xl-1◆
lJl.コE二∴朴
制御所ではこの信号を受信すると,対応するポジ
ショソの選択が行なわれ,ただちに群照合返信信号
∩:[[;[[;nnミ
:
[朋[・ミ∴すl
る。
言り・r勺†i
被制御所ではこの信号の受信後選択信号を照合し
裳前犠器
什
使
正しければ「切+表示信号「S+を制御所へ送信する。
:
慣
:∩[∩[
nn[∩書
俊二七郎
≡U
:
慌器;栓先群順
nn;nn:∩
l
l
l
l
l
l
l
】
‡
]喜]
l
l
[[;
5]
器押紙 l
制御適才.「 ̄こ
達す.「ミ!日弔告〕′主† ̄∴!野た返信!階伯
≡望為栗憎茫≒雷鳥賢臣細召還吾う
萱 萱恋
≡ 章票讃三雲羞温力≡
≦
至
開閉器梢■.制御准才トミ在卓ウ
制御擢す巳約2.55
制御所ではこの信号を受信することミ・こより機器操
RⅥlS
X】Rll・「;1'Xl'Y
岳∪≡ 書∪≡∪ 蔓∪書
B,.B:連痔韓
「YXYY+と,機器照合返信信号「RW+が返信され
Yl′
l
≡[[[[≡
A‥.A:二重桔堵
[[∩[
「RW+の機器選択信号が送信される.。
X
Ⅹ;RIV:S
表示選択的2.5s
よ`
作,記憶リレーが復帰し,機器表示灯が消灯する。
もし制御指令と応答してきた表示が不一致のときは
(亘理SS.52slの磯羊を制御した場合)(b局24M)
棟器表示灯が点滅する。
国6
制御所よりの操作およびその応動表示の場合のパルス送受例
表示終了後装置は自動復旧する。
(3)直流信号中継方式
中継装置は遠方制御装置と,搬送装置の接続と同
時発信の処理を円滑に行なうためのもので図7iこブ
髭蛋-
は連絡線上で自己の発信Lたパルスと相手の発信し
たパルスを重ね合わせ,パルス符号の優位性を利用
「遠掬蚕封
淫卓型汀 ̄
比愕
連装坤直
ポーラーコード方式では制,被の同時発信の処理
中継回路
描画
数路
制御所例
しかし本装置では各被制御所は共通連絡線で接続さ
れているので,直流符号の重ね合わせにより被相互
連結線
助路
補回
.■L
+
して非優先側の発信をロックするようにしている。
送信中継回路
榔禦連装置
ロック図を示す。
「丁「.■副
+i川
中継所側
根制御所へ
直流信号巾継装置ブロック図
図7
の同時発信の処理が簡単に行なわれるが制御所,中
継所間ほ搬送式で上り,下り独立の伝送チャンネル
第1パル
が使用され,制被同時発信の場合伝送路上で符号を
重ね合わせて優先処理を行なうことができないので
主ノ制よりの蔓‡喜パ,レフ
ト∫十
】H
宮【中鮎所発信パルス
令中継所受信パルス
Il
である。同国で制御所よりTMの長さのパルスを
発信すると搬送装置の伝送遅れ時間t秒で中継所で
はこれを受信しただちに被制御所共通連絡線上にこ
rS
む被より仁・発信′く′・rL_て
甜
一一
r佃
】「-一一
図8は制,被同時発信の場合の中継動作の説明図
ro
巾…一
優先判定を行なう必要がある。
r〟
一.L
制御所と中継所で別々に送受信信号をつき合わせて
第2パ/レス
一≡
卜J+
l
トーγ5一一L∼十
喜連路線上合成パルス
の信号を印加する。今被制御所よりの発信が時間J′
P】
だけ遅れたとすれば連絡線上の合成パルスほ′′+
図8
P2
直流信号中継装置パルス重ね合わせ図
7㌦の長さになる。中継所でほPl点よりただちに
上り回線を通じて同じ信号が制御所へ返信されるの
で制の受信パルスは自己の発信パルスと返信されたパルスの合成
される。第2,第3,第4パルスも第1パルスと同様でステップ
となりTも(=2′+≠′)だけのびる。このとき符号優先判定は発言
ごとの符号の重ね合わせを行ない,4パルスで群優先判定が終了
パルスと受信パルスが重なった斜線部分で行なわれる。パルス信
する。5パルス以降は優先判定の必要がないので制への折り返し
号の送信が終わるとスペースが始まりつづいて第2パルスが発信
を行なわないようになっている。
-14-
211
日本国有鉄道常磐線納搬送式集中遠方監視制御装置
岡9
常磐線
平∼岩沼問集小制御用巾央制御盤
図10
表6
O
国12
ワイヤスノり
ングリ
4
第
10位
なお本装置ではパノLスの重ね合わせによる障先処理を行なって
2
i1
314
R
第
ステ、ソ
フ
用Lた中継装置,搬送装筐の伝送遅れ,ひずみの合計は約50ms
9
㌃!-㌃j二
R;T:U
≡匡;.≡
㌻岳÷喜
T¶しtrl_ご
IT
いるので,中継リレーの動作時間搬送装置の伝送遅れおよび伝送
ひずみを考癒して信号パ′しスの長さを決める必要がある.⊃今回使
r
ししヱ,LJ
IT
R
ⅩlYI
8
617
警÷.ノミっlxlxlxlx
5
レー
ディジタル符号一覧表
ⅩlYI
スチッニノ
送受信用リ
ユニット
雲テ.ソ与っixIxIx!x
100位
レ】
国11
7Jく戸中央制御所設置
平、岩沼間集中制御用継電器盤
XiYIY
l
百 ̄ ̄!【盲 ̄ ̄! ̄ ̄マ
RIT!U
1位卜蔓三こ:蔓-ま--;十
「「
で,このほか電源電圧変動,経年変化による継電器動作時間の変
注
①例
435ほ
化10msが考えられる、〕そjtゆえ最悪の場合制,被同時発信時の
X
X
Y
U
T
x
となる
+-L+
パルスのずれは60111Sとなり,このような場合でも符号を重ね合
わせて優先判定する必要があるので,さらに10msの余裕をとっ
て信号パルスのマーク,フペース長を70msとした.。
(iv)装置渋滞発生時に行なう異常捜査試験
(4)電力量および故障点標定値の計測
このほか制御所,被制御所とも回路ごとにまとめてユニットケー
電力量計測は制御所の時計により1時間ごとに各被制御所の
スに納められており,各ユニットケースにはそれぞれ試験端子が
WIi測定ポジションの選択を行なう。これに対L該当の被制御所
あり,ケースごとに回路の良否をチェックできるようになって
でほ選択照合返信信号の代わりにWti計l意表示器の3けたの数
いる二.
字を6ステップのデージ_クノレ符号にLて返信する、〕蓑占はこのデ
3.2
イジタ′レ符号の数値割当てを示したもので2ビットで0∼9の数
値を示し,第1,第4ステップで100位,第2,第5ステップで
本装置の構成は水戸- ̄P央制御所にほ図9に示す中央制御飽と図10
に示す継電器盤が設置され,中継所に中継電器髄,各被制御所にも
10位,第3,第6ステップで1位の数値を表わす。
同一隅造の継電器盤が設置されている。
故障点標走値の遠方測定にほ被制御所側に各き電線ごとに故障
装置の構成
中央制御臆は図9に示すように机形の縮小操rF盤でスイッチなど
ノ∴く標注三装置を設置L,き電線に短絡事故が起きたとき,短絡イン
ピーダンスを測延記憶する′-+この数伯ほ0、99nである。制御所
の取り付けられている斜面盤ほ群共通と各被制御所ごとの計16個
では遮断器の自動遮断により表示灯カ1亡夫滅し事故の発生場所がわ
なっている。
かるので「ロケ一夕測定+扱いをすれば測定値が制御所に送信さ
のユニットに分けられ,ユニ、ソトごとの取りはずしが可能な構造に
この縮小盤;・こほ遠方監視制御に必要なすべての操rr言スイ、ソチ,表
れる。この場合100位ほき電線名,10位,1位ほインピーダンス
示灯を具備するほかに袖部分にほ日動記録装置をそなえ,かつ達路
の測定値を示したものであるし
用の電話操作盤も組克込まれている。
(51試
鰍霞旨算盤は図】0に示すように各回路のリレーをまとめて一昨じん
験
装置の試験ほ被制御所装置と搬器を結ぷ操作r司路の克を切り放
形のケースをこおさめち.-・ざ ̄しケースごとにプラグイン構造なので,盤の
前面から簡単に着脱できるようになっているっ
して行なう次の4種額の方法がある′.
(i)被制御所単位に行なう総合試験
また被制御所の継竜器盤ほ実装ポジション数により下記のように
(ii)各棟器ごとの単独操作試験
SSA,SSB,SPの3種類に統一され,SSA,SSB形は変電所,SP形
(iii)被制御所単位の故障状態表示試験
ほ区分所に使用される。
ー15一一
212
立
日
昭和44年3月
論
評
SSA表示32制御24,SSB表示24制御16,SP表示12制御8
第51巻
第3号
り常磐線の取手から岩沼まで全区間の電化設備の集中制御が水戸の
集中制御所から行なわれることになり全線の合理的な運転が可能と
リレーユニットには下記の7種類があり同種ケースにほ互換性を
もたせている。
なった。
送受信ユニット
(略号T)
連絡線回路
段数ユニ
ツ
(略号 L)
段数回路
準化により,動作速度が従来の約2倍と高速化され,適用距離の制
監視ユニ
ツ
(略号K)
連絡線信号監視回路
限もなくなり,かつ取扱い保守も容易となったので,日本国有鉄道
記憶ユニ
ツ
(略号M)
符号記憶回路
電化区間の拡大に伴い,さらに広く採用されると思われる。今後わ
試験ユニ
ツ
(略号 S)
試験ディジタル計測遠方異常など特
れわれは従来の経験を生かしさらに前進した制御方式を開発したい
殊回路
と考えている。
本装置ではワイヤスプリングリレー,撤送方式の採用,仕様の標
故障ユニット(略号A)故障表示回路(8項目分)
終わりに本装置の完成は,関係された日本国有鉄道関係各位の種
機器ユニット(略号C)機器制御回路(4項目分)
種のご指導によったもので,ここにあらためて感謝の意を表わすも
図11は送受信ユニットの内部,図12はワイヤスプリングリレー
のである。
参
を示したものである。
薯
文
献
能木:鉄道技術研究報告
4.結
電気編24号(昭35-8)
丹羽,原田:日立評論
45,(昭38-8)
平井:日立評論
40,(昭35-9)
鉄道電化協会,電鉄変電所遠方制御研究委員会:委員会報告
N64-8(昭40-3)
口
以上常磐線平∼岩沼間交流変電所群のB-W形搬送中継式遠方監
視制御装置による集中制御方式の概要を述べた。本装置の完成によ
Vol.29
立
日
造
No.4
報
技
次
目
■論
船
文
・K形ブ
・ディーゼル機関排気弁の熱および機械的強要について
ロ
・エ
レ
ガ
ス
クト
溶 接 の 実 用 化 試 験
恨 パ ネ ル 固 有 振 動 数 の 実 験 的 調 査
・甲
・連
続
レースを有する鉄骨構造の復元力特性
に
合 咲 け た の た わ み
・管工場の生産システム
管 の
・水 平 蒸発
口
と管理システム
径 と 流 動 様式
て
い
つ
の研究
に
い
つ
て
…・・・本誌に関する照会は下記に疎います・・
日 立造
船株式会社技
大阪市此花区桜島北乏町60
術 研究所
郵便番号554
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弟31巻
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評
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書 店
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取次
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究機
発 行 所
九
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M川望展仏訳長
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・開設50周年を迎えた九営:
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