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2014年スーパーフォーミュラ(SF)車両規定統一解釈
JAFは2014年全日本選手権スーパーフォーミュラに参加する車両に対し、本統一解釈を適用する。
ただし、統一解釈(解釈の変更を含む)の適用は、特に指定する場合を除き、公示日からとし、有効期限は2
014年12月末日までとする。
なお、JAFは年度途中に解釈の見直しを行うことがある。この場合、JAFスポーツ誌上に公示するととも
に全日本選手権レースブルテンによりオーガナイザー/参加者に速やかに通知される。
2.1)許されるオリジナル仕様の改造、取り付けおよび変更
【解釈】
・本規定に従ったすべての改造、取り付けおよび変更は、シャシー供給者から供給されたオリジナルのボディ
ワークのシルエット内に収まることを条件とする。
2.1.1)
本規定の遵守、ならびに構成部品の正規の取り付け位置および寸法の確保を目的とした各部品の切削、調整
およびシムの追加。
【解釈】
・次の条件で修理(改修)
、調整することができる。
1)純正部品を使用すること
2)オリジナルの形状を維持すること
3)ボディワークの修理
(1)修理部分の材料を、オリジナルと別の材料に変更すること
(2)材料変更は、当該ボディワークの面積の30%以内とすること
2.1.2)
オリジナルの車体に対して次の改造が認められる。
【解釈】
1)オリジナルの車体とは、次のボディワークアッセンブリーをいう。
(1)ショックカバー
(2)サイドポンツーン
(3)エンジンカバー
(4)ロールフープフェアリング
(5)アンダーフロアー
(6)センターフィン
(7)フロントウイング
(8)リアウイング
(9)ディフューザー
2)次が認められる。
(1)規定に従った改造を行うため、最小限の大きさの孔を設置すること
(2)NACAダクトを取り付けること
(3)ドライバーの快適性のため、ノーズボックスにベントホールを追加すること。ただし、シャシー製造者
が指定した修理工場で実施することを条件とする。
【SF 統一解釈】1/4
2.3)高さの測定
すべての高さは基準となる面(以下、基準面)を基準として、そこから計測されるものとする。
【解釈】
・
「基準面」は第 13-1 図に示す、Φ80 孔 3 箇所の車体下面により基準面が定義される。
2.4)全 幅
操舵輪を直進位置に向けた状態でのコンプリートホイールを含む車体の全幅は 1,910mm を超えてはなら
ない。
車体の全幅は、空気圧 1.4bar のタイヤを取り付けた状態で測定するものとする。
【解釈】
・タイヤ空気圧の設定(測定)に関し、以下のとおり読み替えても良い。
1.4(bar)=1.4(kg/cm2)
2.13.5)
フロントホイールの中心線より 330mm後方にある地点より後方にあり、車両の下から見ることができ、車
両の中心線から 250mm以上離れた所にあるすべての懸架部分は、基準面から高さ 35mm上になくてはならな
い。
【解釈】
・車両を平面に見て、フロントホイールの中心線より 330mm後方と 1,000mm後方の所にある 2 本の横断線と、
車両中心線と車両中心線から 400mmの所にある車両中心線に平行する 2 本の線により形成される領域内にあ
る懸架部分を除く。
2.14.1)
基準面上のすべての部品で形成される面の下に、各前面角部に半径 50mm(±2mm)の丸みをつけた状態で長
方形のスキッドブロックを取り付けなければならない。スキッドブロックは複数でもよい。
ただし、
a)スキッドブロックはフロントホイール中心線の 330mm 後方から縦方向にリアホイールの中心線の前方
255mm に至るものであること。
b)比重が 1.3~1.45 の間で均質の材質で造られていること。
c)幅は 300mm で公差は±2mm であること。
d)厚さは 10mm で公差は±2mm であること。
e)新しい場合は一定の厚さであること。
f)2.14.2)で認められている留め金具を固定する際に必要な穴や、下記g)に指定されている穴以外の穴や切
り取りがあってはならない。
g)第 13-1 図に示される位置に 7 つの穴をあけること。
使用後のスキッドブロックの適合性を確証するために、その厚さは直径 80mm の穴 3 つの周囲のみを使っ
て測定される。
この 3 つの穴の各々の周囲の少なくとも 1 箇所で最小 8mm の厚さが遵守されていなければならない。
h)スキッドブロックは、ブロックと基準面上の部品で形成される面の間に空気を通さぬよう、車体の中心線
を軸として左右対称に取り付けること。
【SF 統一解釈】2/4
【解釈】
1)地面との接触状態の確認のため塗付される塗料は、スキッドブロックの寸法には含めない。
2)スキッドブロックを構成する材質と異なる材質の物体を貼付、装着等してはならない。
3)縁石などへの接触による局部的な欠損箇所を除き、2.14.1)a)およびc)に規定する形状が、大会期間
中常に維持されていること。
4)厚さは 1/100mm まで測定し、1/100mm の位を四捨五入する(つまり 1/10mm まで有効)
。
8.2.2)
そのスイッチ、あるいはボタンは外部から容易に操作できるように見やすい位置に設置され、明確に表示さ
れていなければならない。
【解釈】
・スイッチ、あるいはボタンの位置、表示(例)を示す。
電源ボタン
ニュートラルボタン
(写真は 2013 年モデル)
13.3.2)
離れた場所からフックにより操作されることができる2つの水平ハンドルを持つ外部スイッチを設けなくて
はならない。これらのハンドルは、車両両側の主要ロールオーバー構造体の基部に設けられ、13.3.1)に記載の
スイッチと同じ機能を有していなければならない。
【解釈】
1)13.2.8) に規定する“ E “ のマークをロールフープフェアリング両側の外部スイッチ近傍に表示するこ
と。
2)表示例
例1
例2
【SF 統一解釈】3/4
13.8.3)
シートは、シートベルトのどの部分をも切断したりすることなく、取り外せなくてはならない。
上述の工具、ベルトガイドおよびネックサポートに関する詳細は、FIA発行の次の資料に記述されている。
「RECOMMENDED SPECIFICATION FOR EXTRACTABLE SEATS IN SINGLE SEATER AND SPORTS
CARS Version 3 01-20-2005」
【解釈】
・救出用ベルト端、あるいはベルト接続具は、レスキュークルーがその所在を容易に視認可能な位置に、手袋
をしたままでも使用可能な状態を確保しておくこと。
13.9.1)
FIA テクニカルリスト No.29 に従ったものであること。
【解釈】
ドライバーの頭部および頸部の保護装置に付随する「テザー」
、およびヘルメット本体に装着する「テザー
取り付け点」に関してもFIA公認品に限定される。
(FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項による)
以上
【SF 統一解釈】4/4
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