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第10回子ども議会会議録

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第10回子ども議会会議録
平成 24 年度 第 10 回本山町子ども議会 会議録
1.招集年月日及び場所
平成24年11月5日(月)
本山町議会議事室
2.子ども議員
本山小学校
霊山
華子
本山小学校
竹 内
僚
吉野小学校
山内
晃司
吉野小学校
髙橋
慧斗
嶺北中学校
川井
美采
嶺北中学校
川村
桃子
嶺 北 高 等学 校
森
咲百合
嶺 北 高 等学 校
山下
尚子
3.本会議に職務のため出席した者の職氏名
議
長
和 田 聖 寛
議会事務局長
泉
祐司
主
監
小 原 智 加
4.説明のため会議に出席した者の職氏名
町
長
今 西 芳 彦
副
長
今 西 源 一
長
岩 塚 忠 男
教育委員長
高 石 昭 博
総務課参事
澤 田 和 久
総 務 課 長
澤 田 和 廣
会計管理者
細 川 京 子
企 画 室 長
松 岡
住民生活課長
細 川 博 司
まちづくり推進課参事
大 西 千 之
まちづくり推進 課長
高 橋 清 人
健康福祉課参事
森本美佐子
健康福祉課長
筒 井 幸 弘
病院事務長
島 田 昌 治
建 設 課 長
今 西
教
育
貢
5.議事日程
日程第1 会期の決定
日程第2 一般質問
1
町
寛
平成24年度
開
第10回本山町子ども議会
会
午後2時
○議長:皆さんこんにちは。本山町長から平成24年度本山町子ども議会を開催する旨、告知されました。
子ども議員におかれましてはお忙しい中ご出席を賜りまして本当に有難うございました。ここで一言開
会にあたりまして開催のご挨拶を申し上げたいと思います。
子ども議員の皆さまには午前中の授業のうち文化・スポーツの秋でお忙しい中、ご出席をいただきま
して第10回子ども議会が開催されますことに際しまして本山町議会議長として心よりお礼を申し上げ
ます。さて、この子ども議会も会を重ね本年で10回の節目を迎えました。この10回の間には子ども
議員の皆さんのさまざまな質問・ご意見がありその中から現実に実行されていることもあります。毎回
子ども議員の皆さまからは嶺北を元気な町に住みよい町にしたいという想いのこもった一般質問に感動
をいたします。その新鮮な視点や感性にハッとさせられます。一般質問にあたってはクラスの仲間や先
生方と調査・研究を重ねられたことと思います。今日はその成果を存分に発揮し町長をはじめ執行部の
方々と議論を交わして下さい。その中から少しでも議会のあり方等をご理解頂けたらと思います。嶺北
の将来を担う皆さんに大いに期待を申し上げ開会にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。
それではこれより座らせていただいて議事を進めさせていただきたいと思います。只今の出席議員は
8名で定足数に達しております。これより平成24年度本山町子ども議会を開会します。
ただちに本日の会議を開きます。本日の議事日程はお手元に配したプリントの通りであります。日程
第1会期の日程を議題とします。お計りします。会期は本日の1日と決定したいと思いますがこれにご
異議ありませんか。
○全員議員:異議なし。
○議長:異議なしと認めます。従って会期は本日の1日と決定をさせていただきます。
ここで町長に発言を求められておりますのでこれを許します。町長。
○町長:みなさんこんにちは。開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
第10回を迎えました本山町子ども議会の開催に皆様方のご出席をいただきまして
10回という節目の議会を開催ができることをあつくお礼を申し上げます。
子ども議会の開催に向けて質問の準備、またリハーサルなど忙しい学校行事の中で取り組まれた、
議長はじめ皆様方に心から感謝と敬意を申し上げるしだいでございます。
今回10回目という節目でございまして行政報告という形でいくつか町政につきまし
て申し上げたいと思います。一年をとおして議会というのは、定例会が4回開催をさ
れます。そのうち3月議会では町政全般にわたって施政方針というのを申し上げ
るわけでありますが、6月、9月、12月議会においてはそれぞれ町政の課題につい
て少し報告をさせていただいております。今回もそうした手法で行政報告を申し上げ
たいと思います。さて、この夏、集中豪雨等で各地で災害が発生を致しました。7月
には九州北部で豪雨災害これまでに経験したことのない様な大雨があったというふう
3
に気象庁からの発表がありました。皆様方もご存じのように多くの死者・行方不明者
を出す大災害となりました。被災された地域の皆さまにお見舞いを申し上げますと共
に早期に復旧されますことをご祈念申し上げます。これまでになかったような大雨に
加えて急峻な地形と固定着な地質で成り立っている本地域や日本列島どこでもこうし
た災害が起こりうる日本列島宿命的なものを背負っていると考えられます。それだけ
に日頃から災害時にどういう対応をしていくかという取り組みが重要となって参りま
す。昨年の3月11日の東日本大震災を受け私たちも自然災害に強い町づくりを進め
ると共に災害時の被害を最小限に留めるため自主防災組織の日常的な活動、また隣近
所の繋がりの深い地域作りを進めていかなければならないと取り組んでいるところで
ございます。自主防災組織は本町では昨年12月までに全地区で組織化をされ20組
織、組織率100%を達成いたしました。今後においても自主防災組織のリーダー育
成に重点をおくと共に自主防災組織連絡協議会活動の活性化に務め、緊急時の為の体
制・行動づくりに取り組んで参ります。この9月2日には自主防災組織のご協力を頂
き南海大地震を想定しました一斉避難訓練を実施いたしました。1,068名の町民
の方々の参加がございました。今後風水害から災害を予防する防災砂防事業の推進や
風水害時の適切な避難誘導など被害を少なくするための防災意識の向上に自主防災組
織との連携を図りながら取り組んで行かなければならないと考えています。
次に美しい町づくりの取り組みについて申し上げます。本町は「日本で最も美しい村」連合に昨
年10月に加盟致しました。加盟時の資源である吉野川南岸地域の棚田では展望所の設置、汗見
川地域では、白髪山・工石山の資源を活かす為のガイドの養成、地域資源を活かすための取り組
みが進められています。本年度は町民の皆さまの協力と参加を頂き町内の花の公園の清掃活動や
植樹活動・フォトコンテストの実施、広報での活動の紹介など美しい村連合の取り組みの周知を
図る活動を推進しております。本町の景観形成につきましては、本年4月に景観行政団体に移行
し良好な景観形成に関する基本的な事項および景観法に基づく景観計画の策定および景観計画を
保管する景観条例の策定に向けて取り組んでいるところでございます。計画策定後につきまして
は、人と自然が共生する美しい郷土と潤いのある豊かな生活環境の創造の為に規制誘導の仕組み、
住民参加の仕組みなど景観計画がスムーズに実行されるよう景観審議会等を設置して検討してい
きたいと考えています。次に3点目ですが、地域活性化対策について申し上げます。少子高齢化
や過疎化が進む中、今後、集落活動を維持することが困難となる集落が出てくることも想定され
高知県では昨年県内約1,400カ所の集落で調査を行い集落の持つ課題や住民の思いを捉えそ
の結果を公表致しました。高知県ではその調査結果を踏まえ集落の持つ課題を解決するための集
落活動センターを平成24年度以降10年間で県内130カ所設置する計画です。今年度は新築
10カ所程度に集落活動センターを設置し様々なモデル事例を創出することとなっていますが、
その第1号が本山町の「集落活動センター汗見川」としてスタート致しました。専属のスタッフ
1名を配置し汗見川地域の現状や課題を踏まえ交流活動の実施による交流人口の拡大対策、地域
情報の発信、特産品開発や新たな収益を求める事業の実施などで地域の経済を循環させる活動、
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また空き家を活用した住促進事業などを進めて参りたいと考えております。
以上3点に渡りまして行政報告を申し上げました。
さて、今回子ども議会も10回目となり質問内容も実際の町政課題にそったものが多くなってまいっ
ております。嶺北地域や本山町を取り巻く課題はたくさんありますが、今日のご質問頂く内容や新しい
課題につきましても着実に前進をさせていくように町議会とも相談をしながら取り組んでいきたいと考
えております。私をはじめ教育長、担当課長からそれぞれ答えを申し上げます。できるだけ質問の趣旨
に添ったお答えを致しますけれども、不十分な所は再質問をして頂き論議を深めて頂きたいと思います。
皆さんの質問もこれからの本山町の町づくりにおおいに役立つように活かしていくことをお約束致しま
して開会のご挨拶といたします。
どうぞよろしくお願い致します。
○議長:以上で町長よりの施政や行政報告を終わります。日程第2一般質問を行います。通告の順番に従っ
て発言を許します。本山小学校 霊山
華子さんの一般質問を許可します。
○霊山:議長。
○議長:本山小学校
霊山
○霊山:私は本山小学校
華子さん。
6年
霊山
華子です。議長の許しを得ましたので一般質問をいます。嶺北地方
は昔から林業が盛んで、豊臣秀吉が築城した大阪城にも本山町の木材が使われ、江戸時代には土佐藩の
財政を建て直す為に白髪山の木材を吉野川、利用して大阪まで運び、販売したことから土佐堀や白髪橋
といった地名の由来ともなっています。しかし、近年、外国産の安い木材の輸入の増加や住宅需要の低
下などから林業で働く人が減ってきていること、そのために森林の手入れがいきとどかず、山があれて
きていることなどを5年生の社会科で学習しました。本山町のまわりは山が多く、そのほとんどが人工
林です。人工林は、人の手が入らないと森林としての役割をきちんと果たすことができません。森林は、
災害を防いだり、水を蓄えたり、空気をきれいにしたり、動物のすみかになったりして、とても大切な
働きがあります。
そこで、本山町の森林を守るためにどんなことができるかみんなで考えてみました。まず、山の手入
れや間伐をする人を増やすために、森林体験ツアーなどを実施して、森林についての理解を深めてもら
ったり、間伐を手伝ってもらったりしたらいいと思います。また、その間伐材を利用して山の中にログ
ハウスやツリーハウスなどの宿泊施設や、展望台、アスレチックなどのある公園をつくってさまざまな
活動をしたり、間伐材を利用したキーホルダーや小物などをつくる体験教室を開いたりして、たくさん
の人に参加してもらって森林の大切さについて理解してもらえるようなイベントを計画できないでしょ
うか。ぜひ、検討をよろしくお願い致します。
○議長:本山小学校
霊山
○町長:それでは本山小学校
華子さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
霊山
華子さんの一般質問にお答え致します。森林の利用についてのご質問、
有難うございました。ご質問のように森林には多くの働きがございます。日本は国土の7割が森林に覆
われた世界でも限られた森林国で日本人は古くから森の恵みをうけて生活をしてまいりました。例えば
私たちにとって森林は資源としての木材の生産やキノコなどの林産物を生産する場ともなっています。
また、土砂災害を防止する国土保全機能、渇水や洪水を緩和しながら良質な水を育む水源緩和機能、
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生物対応性などの保全など私たちが安全で快適な生活を送るために欠かせない多くの環境保全機能を果
たしています。そして、地球温暖化防止が課題となっている現在では森林の持つ地球温暖化防止機能が
大きな役割を任っているところでもございます。このほか、森林はさまざまな役割を持っているためこ
れを森林の持つ多面的機能と私たちは呼んでいます。そしてその私たちは森林の持つ多面的機能により
さまざまな恩恵を受けています。そのため公益的機能とも呼んでいます。
こういう森林の持っている多くの機能を知ってもらい森林を大切にし、利用することはとても大切な
ことだと考えています。日本の森林は今大きな悩みを持っています。安い外国の木材が輸入されて日本
の木材価格が安くなりすぎています。そのため林業をやっていく人が少なくなって、森林を守っていく
ことが大変厳しい状況にもなっています。本山町やこの嶺北は高知県でも最も森林率の高い地域でもあ
りこれを有効に活かしていく努力をしているところです。本町が取り組んでいることについて担当課長
の方からお答えを致しますのでよろしく申し上げたいと思います。
○議長:補足答弁はありませんか。まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長:本山小学校
霊山
華子議員のご質問に対しまして町長の補足答弁を致します。本
山町は総面積1万3421ヘクタールの91%が森林です。森林の役割については、霊山議員がおっし
ゃったように水を蓄えることによる山崩れや洪水などの災害を防ぐこと大気を浄化すること木材の生産
などで生活していくうえで非常に大切な役割を果たしております。そのため森林を整備し守っていくこ
とは非常に重要です。そこで、本山町では質問でありましたように森林を守る取り組みを進めています。
間伐体験では東京に本社がある三愛石油株式会社と連携し、毎年間伐体験を行ったり森林ボランティア
組織を育成し森林整備を行っています。間伐材の利用では木材の価格が安くなったため間伐された木材
が山にそのまま放置されるケースが増えてきています。そのため、間伐材を出してくれた方に補助金を
出して間伐材の利用を進めております。また、木材の利用を進めるため近年町が建てる建物はできる限
り木造建築としています。本山小学校の屋外トイレや本山小学校正門前の町営住宅、1区から4区の各
集会所も木造建築です。さらに木材の利用を図るため本年7月公共建物等における木材の利用の促進に
関する基本方針を定めました。
多くの方に森林に関心を持ってもらう為の取り組みと致しましては、本山町産業文化祭などにおいて
木工教室・リースづくりなどを実施しています。また、小中学生のみなさんを対象に緑に関する絵や森
林ポスター、かずらによる器づくりにも取り組んでおります。しかし森林を守っていくためには、多く
の方に関心を持ってもらうことも重要ですが林業労働者を確保、育てることも重要です。そのため林業
労働者育成のために新たに林業労働者を雇い入れた事業主の方に新規林業労働者1人あたり月3万円の
補助金を3年間補助しております。霊山議員におかれましては、ふるさと本山町の為に森林の大切さを
知ってもらうための各種イベントのアイデアをどんどん出して頂きたいとも思います。以上町長の補足
答弁とさせて頂きます。
○議長:本山小学校
霊山
華子さん再質問はありませんか。
○霊山:ありません。
○議長:無いようですのでこれをもって本山小学校
霊山
本山小学校 竹内 僚さんの一般質問を許可します。
6
華子さんの一般質問を終わります。
○竹内:議長。
○議長:本山小学校
竹内
僚さん。
○竹内:僕は本山小学校 6年 竹内 僚です。議長の許しを得ましたので一般質問を行います。
本山町は、スポーツが盛んです。僕もドッジボールをやっていますが、友だちもソフトボール、野球、
バレーボール、剣道、陸上などいろんなスポーツをしています。大人も、バレーボール、バドミントン、
ソフトボール、マラソンなどいろんなスポーツをしています。しかし、練習環境を考えると十分ではあ
りません。ぼくは、ドッジボールをしているけど、本山小の体育館では一コートしかとれません。吉野
小の体育館だと、狭すぎて外野のスペースがとれません。毎年、夏に二回くらい県内外から六~八チー
ムが集まってきて合宿をしますが、その時はコートがもう一面欲しいと思います。
他のスポーツをしている友だちに聞いてみると、例えばソフトボール部は陸上と練習が重なって練習
時間が限られる、運動場の水はけが悪くて雨が降ったら練習ができない、陸上部は大会ではタータント
ラックなのでタータンの練習場が欲しいなどの意見が出されました。そこで、これらの課題を解決する
ために旧本山中学校の跡地を利用して総合運動公園ができないかと考えました。グランドは水はけのよ
い球技場にすると少年ソフトだけでなく大人もナイターで利用できます。また、あわせて雨天練習場が
できると雨の日でも練習ができます。体育館は、二階建てにして、一階を室内温水プールにして本山町
内外の人も利用できるようにして、二階を広いアリーナとしてバレーボールやドッジボールで利用でき
るようにしたらいいと思います。また、武道館もあったら剣道や柔道、少林寺拳法などが利用できると
思います。陸上用には、タータンレーンを三レーンほどつくったらいいと思います。帰全山公園の散策
道にはウッドチップを敷きつめて、クロスカントリー練習ができるようにするのもいいと思います。あ
わせて、宿泊施設を設置したら、合宿などで中学校や高校、大学なども合宿に来てくれるのではないで
しょうか。
本山町民や嶺北地方の人たちが、子どもからお年寄りまでたくさん利用すればみんな健康になり、高
齢者の医療費負担も少なくてすむと思います。ぜひ、総合運動公園について検討していただけないでし
ょうか。
○議長:本山小学校
竹内
僚さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
竹内
僚くんのご質問にお答え致します。スポーツの振興による健康な町づくりにつ
○町長:議長。
○議長:町長。
○町長:本山小学校
いてのご質問、誠に有難うございます。ご質問のように本町はスポーツが盛んな町だと私も思います。
総合型スポーツクラブ、
「もとやま元気クラブ」の活動などを中心に、本山町内駅伝大会など伝統あるス
ポーツ行事も数多く受け継がれています。子どもからお年寄りまでそれぞれの年齢や体にあったスポー
ツを是非とも続けて頂きたいというふうに考えております。
しかしながら本町では、ご質問でもございましたけれども、全てのスポーツ競技に対応できるような
総合運動公園はございません。本町の人口や競技人口からみましても総合運動公園については規模が大
きすぎるのではないかと考えております。限られた競技になりますが現在のように学校施設等をうまく
活用してスポーツの振興を深めてまいりたいと考えております。なお、ご質問がございましたように総
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合的な観点からスポーツによる地域振興といったことも今後は交流人口との拡大等のなかで考えられる
ことは可能性としてあるかと思います。そういった面での現在続けている高知市などからのスポーツ合
宿などの受け入れ等、そうした取り組みを通して今後の取り組みに活かして行きたいというふうに考え
ています。現在の学校施設の活用を通してスポーツによる活性化活動に取り組んでいきたいと考えてい
ます。取り組みにつきまして、教育長、担当課長の方からお答えいたしますのでよろしくお願い致しま
す。
○議長:補足答弁はありませんか。教育長。
○教育長:只今、竹内議員の方から町のスポーツ振興についてのご質問がありましたので町長の補足答弁を
させて頂きます。本山町は県下でも社会体育の大変盛んな町です。本山町で地域の人たちが利用できる
施設としては吉野運動公園、ここにはグラウンドとか、或いはクライミングセンターなどがございます。
そして帰全の森施設の方では、グラウンド或いは体育館、トレイニングルームなど、そして本山小学校
や吉野小学校の運動場や体育館等がありますが、各施設の利用では特に屋内運動場体育館が最も多いの
ですけれども登録された団体の利用が主になっており町民の人が自由にいつでも利用できる環境にはな
っていない面があると思います。そのため、私たちは一般の人が利用できるような健康づくりの為のヨ
ガ教室、或いはハイキング等の行事をおこなって広く参加を呼びかけています。また、もとやま元気ク
ラブというスポーツクラブの活動をとおして、町民が誰でも参加できる行事も行ってきております。し
かし、只今、町長が答弁しましたように人口が段々少なくなってきている。また、お年寄りがどんどん
多くなってきている。これからは本山町だけではなくて嶺北地域全体でみんなの健康を考えていかなく
てはならなくなってきていると私は思っております。
その為には施設の整備等が大切になるでしょうが、今大切なのは今ある施設も段々使う人が少なくな
ってきているのです。だからそういう意味でこれらの施設を今どのようにこれから使っていけば一番い
いのかということをみんなで考える時になってきていると思います。是非、私は竹内議員さん或いは皆
さんからのアイデアを期待しております。しかし、今日竹内議員から頂きました、アイデアそれはおお
いに今後参考にさせて頂いて町の方で考えていきたいと思っています。
以上でございます。
○議長:他に補足答弁はございませんか。健康福祉課長。
○健康福祉課長:本山小学校
竹内
僚議員の質問につきましまして町長の補足答弁を申しあげます。
本町には住民の健康づくりも兼ねあわせたもとやま元気クラブがございます。今町内のグラウンド、
体育館等の施設を使用し活動しています。このクラブは子どもから高齢の方まで幅広く参加していただ
き地域住民が日常的にスポーツを楽しむことができるよう健康づくりに取り組み、また青少年の健全育
成や仲間づくり、お互いが交流を図りながら活力ある地域作りをめざすことを目的に行なわれています。
いつでも、どこでも、誰でもが気軽に参加でき楽しむことで運動の継続にも繋がり健康づくりがはから
れます。本町の人口が約3,900人、高齢者の人口変化をみていきますと、平成24年10月では、
約1,600人となっています。65才以上の高齢者の割合も約41%です。今後もその状況はしばら
く続いていきます。県外では高齢者の予防面で健康に関した取り組みでは屋内温水プールを活用した水
中運動プログラムの実施により医療費の減少が確認されています。このように身体運動を通じて日常的
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に高齢者が健康的であることで高齢になっても元気で働く人や地域に役立つ取り組みを行う人も多くな
り医療費の軽減につながっていくと思われます。今後も子どもから高齢者までが元気で活躍できるよう
に健康づくりを推進していくことが大切であると考えます。以上町長の補足答弁とさせていただきます。
○議長:本山小学校
竹内
僚さん再質問はありませんか。
竹内
僚さん。
○竹内:議長。
○議長:本山小学校
○竹内:さっき、人口が少なく高齢化になっているので無理と言っていたけど、もっと人口を増やせばこう
いう施設を造ることはできるのでしょうか。
○議長:教育長。
○教育長:先ほど町長が答弁しました中にいわゆる移住促進という言葉がありました。移住促進というのは
町外の人たちに本山町に空き家などがあるし色々なところがあるので本山町に来て住みませんか、とい
う運動です。それを今本山町はやっております。或いは、今のふところでも本山町に人がたくさん来て
くれるようにこういう運動もしています。だからそういう意味では人口が今のままでは段々減っていき
ますので、できるだけ増やすような努力をしているところです。今、竹内議員がおっしゃったように人
口が増えて、そして色々な人がこんなスポーツもやりたい。こんなやつもやりたいという希望があれば
是非そういう人たちに応えるように施設、環境なども考えていきたいと思っています。以上であります。
○議長:本山小学校
竹内
僚さん再質問はありませんか。
○竹内:ありません。
○議長:これをもって本山小学校竹内 僚さんの一般質問を終わります。
吉野小学校 山内 晃司さんの一般質問を許可します。
○山内:議長。
○議長:吉野小学校
山内
晃司さん。
○山内:吉野小学校
6年
山内
晃司です。議長の許しを得ましたので一般質問をします。
僕は本山町内のゴミの不法投棄について質問をします。本山町はきれいな森や山に囲まれた町ですが、
その森や山にゴミを捨てる人がいます。僕たちの学校の近くの山にも空き缶やペットボトルまだ使える
鍋だけじゃなく冷蔵庫などの大きなゴミも捨てられています。誰かが捨て場所に困って誰にも気付かれ
ないように捨てているのだと思います。
こんなことをする人がいると本山町の自然が汚れてくるので嫌です。僕たちの周りだけでもこんなに
ゴミが捨てられているので町全体ではもっと多くのゴミが捨てられているのではないのでしょうか。本
山町でゴミの不法投棄に対して何か取り組みをしていますか。
○議長:吉野小学校
山内
晃司さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
○町長:吉野小学校
山内
晃司君のご質問にお答えを致します。ゴミの不法投棄についてのご質問、有難
うございます。本当に私たちもゴミの不法投棄、これは本当にどうして捨てるのだろうという思いがい
つもしているわけですが、ゴミを捨てることはご承知のように法律で禁じられ、不法投棄が無いように
町などは住民の皆さまにもお願いをしていますが、不法投棄が後を絶つことができません。国道筋等に
捨てられているのはおそらく町外から深夜などに持ち込まれているのではないかと推測致しますけれど
9
も十分な取り締まりができないのが現状です。本町でも土木事務所、警察等と協力をしてパトロールも
しておりますけれどもゴミの不法投棄について取り締まりが十分にできていないのが現状であります。
現状では一般ゴミはゴミとして、それぞれ回収袋に入れて出して頂き電気製品などは処理業者に適切に
処理して頂くことをお願いしていくように考えているところでございます。
今までこの取り組み等につきましては、担当の課長の方からお答えを致しますのでよろしくお願いを
致します。
○議長:補足答弁はありませんか。
○住民生活課長:議長。
○議長:住民生活課課長。資料配付の為暫時休憩致します。
休憩前に引き続き会議を行います。
補足答弁を願います。
○住民生活課課長:吉野小学校 山内 晃司議員のご質問に町長の補足答弁を申します。
山内議員からは町内各所への不法投棄の現状とゴミ類への町の対応についてご質問頂いた所です。本
山町役場では住民生活課がゴミや不法投棄物対策を含めての環境対策を担当しています。町内の不法投
棄は主な道路沿いや川岸、または山林などで現在も数カ所発見されています。町民の皆さまのご理解や
ご協力を頂いて不法投棄の防止対策とゴミそのものを減らす活動を進めているところです。これから投
棄の状況と対策についてご説明致します。議長のお許しを頂いて資料を配付させて頂きました。参考に
ご覧下さい。
まず、不法投棄ゴミとはどのようなものを差すのでしょうか。ご説明させていただきます。
資料の最後に本山町行政連絡をつけてございます。本山町行政連絡の第1面2段目にご注目下さい。
国には家庭や工場、商店などから出される廃棄物、ゴミ類などの処分方法などを定めた「廃棄物の処理
および清掃に関する法律」が定められております。行政連絡では不法投棄は根こそぎ撲滅!廃棄物の種
類および清掃に関する法律第16条に違反する行為を不法投棄といいます。以下、参考にして頂きたい
と思います。不法投棄を分かりやすく言いますとゴミ類や廃タイヤなどの河川や道路への投げ捨てや私
有地に積み上げて放置することをさします。これらのゴミなどはご指摘のあった通り景観を損ない河川
などの水質の悪化や土壌汚染の原因となり人の健康にも害を及ぼします。
不法投棄は発見されますと5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金、法人の場合は、罰金
の金額が3億円以下となります。これは立派な犯罪であります。不法投棄が発見された場合、その報告
を受けた町は土地の持ち地主の他、本山警察署、河川、道路を管理する県の事務所等とも一緒に投棄現
場の調査、捜索を行って投棄した人を捜し出しその人にゴミ類を回収し法律で決められた処分をするよ
う指示を行います。
ただ、捨ててから長い時間が過ぎて発見されたものや何の印も無くどうしても捨てた人を捜し出し特
定できないときは、土地の所有者や施設の管理者が回収し処分することになります。不法投棄の多い場
所は国道439号線沿いや県道沿いなど町外からの通行車両が多い場所、人家、集落から離れた場所に
多くみられます。町は投棄場所の点検や調査を行っていますが、山内議員の質問にあった冷蔵庫は吉野
運動公園の山側の個人の山林の中に捨てられていることが先月、10月の調査で確認されています。
10
投棄の多い場所は、資料3をここでご覧下さい。資料3は2枚目の写真であります。その裏側にご注
目願いたいと思います。
「不法投棄禁止」と書いた看板が写っているページであります。資料写真にもあ
るように「不法投棄をしないで!」と呼びかける看板や手作りの鳥居などを設置し、法律違反であるこ
と、ゴミを捨てることは恥ずかしいこと等を呼びかけゴミ捨てを防ごうとしています。また、町民の皆
さまが行う地域の環境美化作業を年に数回実施されていますので、山内議員もその作業に参加されてい
ると思います。
ここで資料1をご覧下さい。資料の1枚目横長の表であります。環境行政としての清掃作業という表
が あ り ます 。 毎年 3 月には 住 民 生活 課 が担 当 する春 の 町 内一 斉 清掃 は 1区か ら 5 区、 寺 家、 吉
野 地 区 で行 わ れて 参 加者は 3 6 7名 、 処理 さ れたゴ ミ 、 土砂 の 量は 本 年3月 2 5 日の 作 業で は
4,650キロありました。児童、生徒、青年、女性、高齢者が参加する4世代の一斉清掃は毎年5月
と10月に行われて、その下の段にご注目下さい。昨年平成23年度は363名の皆さまが地域で参加
をされています。
この他にも本山町の24の集落の中では春・夏・秋に道路斑の草刈りや清掃作業がほぼ全域で行われ
ている事実もあります。これらの活動の中でゴミ類や土砂を取り除いて地域を美しくすることと、もう
汚さないという思いが強まっています。次にゴミを減らす対策についてご説明します。町内のゴミは嶺
北広域行政事務組合によって各地区のゴミ出し場所から本山町木能津地区内にある清掃センターに集め
られ一部は焼かれて、一部は分別され大切なリサイクル資源として活かされています。平成19年度か
ら各家庭から出されているゴミは、指定ゴミ袋に入れることにしました。ここで、資料2そのページの
中段の資料に目を通して下さい。ここでは、平成18年度いちばん右の所、総重量1,226.08ト
ンとあります。指定袋を使用するようになってから19年度には各家庭からの収集可燃ゴミが約25%
さらに平成23年度には30%近く減ったことが分かります。1枚60円のゴミ袋を使ってゴミ出しす
ることになってから皆さんの家庭からのゴミ出しの量がすごく減っていることが分かります。では、減
ったゴミはどうなったのでしょうか。
資料3の写真もう一枚めくって写真の表を出して下さい。両面ありますが表側の写真にお目通し下さ
い。資料3の写真に古紙倉庫とその中の収集状況を示しています。シュレッターダストやペットボトル、
その他にも段ボールや雑誌類などが分別され収められています。これまでは、ただ燃やされていたもの
が、処理業者によって大切な資源として回収され再利用されています。
次に清掃センターの建物の写真と分別処理の様子を、写真の表と裏、資料3の両面に印刷されていま
す。本山町、土佐町の小学4年生は社会見学に清掃センターを訪問していますので、議員もこれまでに
ご覧になったことと思います。ここで金属類もやはり大切な資源として分別されて再利用されることと
なります。本山町内でペットボトルなどの分別を呼びかけたのは実は議員の先輩である嶺北高校の生徒
会だったことはご存じだったでしょうか。嶺北高校生徒会は町内のスーパーマーケットにペットボトル
の分別を早くから呼びかけました。現在のように町民の多くの方々がボトル類の分別に取り組まれるよ
うになったのは大きな役割を果たしているのです。テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家庭で使
う電気製品は平成10年に定められた家電リサイクル法で処分の方法が細かく決められたことがやはり
資源の再利用に大きな役割を果たしています。大切に使ってきた物も捨ててしまってはただのゴミ、で
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も分別や再利用すれば皆さんの暮らしを支えて豊かにする大切な資源になります。町は町民の皆さまと
協力してこれからもよりよい環境を守りゴミを減らす活動を通じて不法投棄の防止を進めますので、山
内議員さんにもこれから学校の勉強のなかでよく研究し地域の環境を守る活動に積極的に参加して頂き
たいと願います。以上町長の補足答弁とします。
○議長:他に補足答弁はありませんか。無いようですので吉野小学校
山内
晃司さん再質問はありません
か。
○山内:ありません。
○議長:無いようですのでこれをもって吉野小学校
山内
晃司さんの一般質問を終わります。
吉野小学校 髙橋 慧斗さんの一般質問を許可します。
○高橋:議長。
○議長:吉野小学校
髙橋
慧斗さん。
○髙橋:吉野小学校
6年
髙橋
慧斗です。議長の許しを得ましたので、一般質問をします。
ぼくは、最近、捨て犬や捨て猫が多いと感じています。去年には吉野小学校に猫が3匹も捨てられて
いました。ぼくの家の周りにも飼い主のいない猫がいて、その中には、捨て猫やその子どももいるので
はないかと思います。飼い主の見つからない動物は処分されるということを聞いたことがあります。犬
や猫も大切な命をもっています。人間の勝手で動物たちの命がうばわれるのは許せません。本山町内で
拾われた動物たちはどうなるのですか。捨て犬や捨て猫の数は最近どうなっていますか。ぼくは動物を
簡単に捨てる人が減って、人間も動物も安心して暮らせる町になればいいと思います。少しでも動物た
ちの命が守られるように町として取り組んでいることがあれば教えてください。よろしくお願いします。
○議長:吉野小学校
髙橋
慧斗さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
○町長:吉野小学校
髙橋
慧斗君のご質問にお答え致します。捨て犬、猫の対策についてのご質問、有難
うございます。公園などで捨てられていると思われる犬や猫がよく住みついているのを見かけます。ま
た、餌付けをしたりして公園などで放置をしている、そうした心ない人がいるのもよく見かけます。こ
うしたことが最近はペットとして飼う方が大変増えてきておりますけれども、やはり飼っている方の社
会的な責任、そうした適切な飼い方をしていただけなければならないということ、これは広報などでも
お知らせをしておりますけれどもやはり社会でもテレビや新聞等でも迷惑をかける飼い方をしていると
いうことがよく報道されていますけれどもこうしたことにおいても本山町においても少なからずあると
いうことを私たちも認識をしております。こうしたことにつきましても今後、広報等で住民の皆さんの
ご協力を頂くように取り組みをしていきたいと考えております。なお、取り組み等につきましては、担
当の課長の方からお答えを致しますのでよろしくお願い致します。
○議長:補足答弁はありませんか。健康福祉課長。
○健康福祉課長:吉野小学校
髙橋
慧斗議員の質問につきまして町長の補足答弁を申し上げます。犬を飼
うときには決まり事がございます。犬を飼い始めた日から30日以内にその所在地の町長に登録申請を
することになります。犬の所有者は鑑札を犬につけなければなりません。所有者が変更になっても町長
に届け出をしなければなりません。そして年1回法的に狂犬病予防注射を受け、注射済み票を犬につけ
ておかなければなりません。人に危害をくわえたり、迷惑を及ぼすことの無いように放し飼いはしない。
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また、猫についても同じように決まり事がございます。屋内で飼うように務め、鳴き声での騒音、糞
や尿の放置等により周辺地域住民の日常生活に支障を及ぼさないこと。屋内で飼わない場合は、原則と
して子どもが生まれないように人工的に手術し、生まれてくる数を少なくすることとしています。動物
も大切な命を持っていますので基本的には飼い主が責任をもって最後まで看取ることが原則です。しか
し病気や家庭の事情等で飼い主が引き続いて飼うことができなくなった場合には、他人に譲ったりもし
ていますがどうしても飼い主が見つからない場合に限り高知市内にあります中央小動物管理センターに
引き取りを依頼しているところでございます。
本町での引き取り状況ですが、犬につきましては平成22年度20匹、23年度6匹、24年今まで
に1匹です。10月より引き取り料金が発生し生後90日から一頭1匹につき400円、91日以上が
2,000円となりました。猫につきましては、平成22年度28匹、23年度17匹、24年度17
匹これも犬と同じように引き取り料金が発生しています。本町では動物愛護としての取り組みは行って
いませんが、県民を対象としたイベントで動物愛護の集いが毎年10月に高知市内で開催されています。
また高知県動物愛護管理推進計画のなかでは処分する数を減らすこと、他人に譲って飼ってもらうよう
に広めてもらうこと、飼い猫に子どもが生まれないように人工手術を進めること、人に迷惑がかからな
いように家の中で飼ってもらうように理解や認識を深めてもらうこと、また犬や猫の引き取りの際には
お金がかかるように取り組みをしているとことでございます。以上町長の補足答弁とさせて頂きます。
○議長:他に補足はございませんか。
吉野小学校 髙橋 慧斗さん再質問はございませんか。
○髙橋:ありません。
○議長:ないようですので、これをもって吉野小学校
髙橋
慧斗さんの一般質問を終わります。
ここで暫時休憩をします。
10分間の休憩を致します。
○議長:休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行します。嶺北中学校
川井
美采さんの一般質問を許可します。
○川井:議長。
○議長:はい、嶺北中学校
川井
美采さん。
○川井:嶺北中学校3年 川井 美采、議長の許しを得たので、一般質問を行います。
本山町では「日本で最も美しい村」連合に加盟しています。広報もとやまでもシリーズで紹介されて
いましたが、まず、加盟したことで取り組んできたことの成果と課題を教えて下さい。
また、今後の方向性を具体的に教えて下さい。私たち嶺北中学校は地域清掃に参加し、トイレの清掃
を計画、実行していきたいと考えています。先日、帰全山公園のトイレを環境委員会のメンバーで掃除
をしに行きましたが、きれいに清掃されていてびっくりしました。ただ、帰全山のトイレは国道から離
れているので、観光客にもわかりやすいように国道沿いに、便利の良い美しいトイレを設置することを
提案します。そして、高知県が募集している「おもてなしトイレ」に応募することも提案します。
「日本で最も美しい村」に「日本で最も美しいトイレ」があることは、とても素敵なことだと思います。
作って頂けたら、当然私たちも掃除や看板設置などで協力したいと思います。次にゴミのポイ捨てのこ
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とです。年1回北岸等の清掃を実施しているのですが、毎年大量のゴミを回収します。
(パネルⅠ)これ
がその時の様子です。
また、10月20日の四世代一斉清掃でも感じたのですが、本山町はゴミが多いと感じました。そこ
で「日本で最も美しい村」に加盟したこともあって横浜市のように「ゴミのポイ捨て禁止条例」を制定
することを提案します。先日、さくら市前で町民の方にアンケートをとったところ、117名中117
名の人が「ポイ捨て禁止条例」を制定することに賛成してくれました。
(パネルⅡ)これがその時の様子
です。
環境が美しいことを、私たちは心が美しいことにつなげたいと思っています。
よろしくお願いします。
○議長:嶺北中学校
川井
美采さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
○町長:嶺北中学校
川井
美采さんのご質問にお答えを致します。
「日本で最も美しい村」連合へ加盟して
の成果、これからの課題等についてのご質問、有難うございます。
只今、行政報告でも少し申し上げましたが、本山町は昨年10月に「日本で最も美しい村」連合に加
盟が承認されました。加盟後まだわずかでございますけれども住民の皆さまと一緒に美しい町づくり本
山町を訪れる方々へのおもてなしができる町をめざしてこれから進めていきたいと考えています。美し
い自然景観や伝統的な文化を保全し一体的な町並み景観作りを進める為に景観に関する町づくり計画を
今、策定をしようとしています。
「日本で最も美しい村」連合には、今年も5つの町村が加盟を認められ
ました。全国で今49の町村地域が加盟をしたことになります。今後これらの町村や地域の美しい町づ
くりにも学びながら産業を育て地域振興に取り組んでいきたいと考えているところでございます。美し
い町づくりにはやはり町民の皆さんの主体的なご協力、また力がなければなしえることはできないと考
えています。中学生、高校生の皆様方にも一層のご協力を頂きますようにお願いを申し上げたいと思い
ます。
今後の取り組み等につきまして担当課長の方からお答え致しますのでよろしくお願いいたします。
○議長:補足答弁はありませんか。
○参事:議長。
○議長:参事。
資料配付のため暫時休憩します。
休憩前に引き続き会期を行います。補足答弁をお願いします。
○参事:嶺北中学校
川井
美采議員さんの質問に対し町長の補足答弁を申し上げます。
本山町が加盟しています「日本で最も美しい村」連合の活動と課題の提案についてですが、連合加盟
の趣旨、或いは連合の内容につきましてはお手元に資料を配付させて頂きましたのでそれを読んで頂き
たいというふうに思います。
本町は昨年10月8日にNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟をいたしました。現在は全国
で49の町、村、地域が加盟をしております。本町では加盟の資源としまして、吉野南岸地域での棚田
景観、棚田での特別栽培米「土佐天空の郷」の取り組み、汗見川流域の景観と環境保全、自然や宿泊施
設など地域資源を活かした活性化の取り組みが地域資源として承認となっています。
連合加盟後の取り組みにつきましては、平成23年昨年12月号からですね、広報もとやまにおきま
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して定期的に活動情報を或いは連合の全国の活動も含めまして情報の掲載を致しております。また、本
山町の入口の国道沿いに、連合看板を1カ所設置、ポスターやパンフレットなどの配布を行ってきたと
ころでございます。住民の皆まさにこの10月8日に入ったことをお知らせする、周知をはかる活動を
推進致しております。また、
「天空の郷本山写真コンテスト」の開催をいたしておりまして、先月そのコ
ンテストの選考を行い、11月の産業祭で表彰するようにしておりますが、そういったコンテストを開
催しまして町内外の方に自然景観にふれて頂く機会をつくる、そういった活動を行いながら情報発信の
活動を努めてまいりました。また、具体的な取り組みと致しましては南岸地域の棚田が展望できるいい
場所に棚田景観を案内する看板を5カ所設置致しております。また、大石、吉延地域には地域の皆さん
のご協力によりまして棚田から展望ができる展望台を設置しております。町内外から多くの方が訪れて
いると聞いております。また高知県に協力も頂きまして汗見川に沿いまして県道が走っておりますが、
ガードレールの設置に際し景観に配慮した茶色で設置をするなど汗見川の清流に合わせた環境作り整備
を行っております。
このように加盟以降、住民の皆さまにこの連合の内容或いは加盟をしたそういったことを知って頂く、
参加して頂く活動を進めてまいりました。しかしながらまだまだ住民の方に自主的に参加をして頂く、
或いはこういった計画ということで全体的な活動に結びつく体制づくりができておりません。今後の取
り組みとしましては各種団体の方とのこれは24年度の計画でございますが、各種団体の方との懇談会
を計画しております。各団体や地域で皆さんが自主的な取り組みができる或いはそういった提案を頂き
ながら取り組みの推進について協議を進めて頂きたいと考えております。
2つ目としまして、先ほど申し上げました審査をされました地域資源である汗見川流域の団体、或い
は南岸地域の農業団体の皆さんと協議を行いまして、また本山町での戦略的な取り組みを計画する戦略
マップというのも作成をいたしまして、美しい村づくりの計画づくりを進めていきたいというふうに考
えております。
また、本山町では3つ目としまして景観条例の策定を現在しております。全町的に景観作りに向けて
取り組んでいくという取り組みが現在協議をされているところであります。次に提案がありました地域
の清掃やトイレの清掃活動につきましては大変嬉しい提案でございます。ご意見を頂きました帰全山公
園のトイレですが、町が委託をいたしまして年間を通じまして管理をしております。早明浦直下の吉野
運動公園内にありますトイレにつきましても委託を行いまして年間を通じて管理をしております。
このように町内外の皆さまが観光やスポーツ等で利用される場所のトイレの環境の向上に努めている
ところでございます。提案のありました「日本で最も美しいトイレ」を目指すいい計画で名前もすばら
しいです。是非こういった運動が推進できますよう皆さんや学校とも連携をしながら美しい町づくりの
取り組みになるようにしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。国道沿いのトイ
レの設置につきましては建築する場所、或いは管理体制など全体的な検討が必要だというふうに思いま
すので、若干時間が必要だと思っております。当面は只今申し上げました今利用されております多くの
皆さんが集まるそういった場所のトイレの美化に努めていきたいと考えております。次に質問のありま
した「おもてなしトイレ」についてですがお手元に資料も配付させていただきましたが目的は観光客が
利用するトイレにおいておもてなしに取り組んでいるトイレを公募により募集しまして認定をする事業
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を実施しておもてなしのトイレを県内に広げ県民による観光客へのおもてなしの気分を高めると共に観
光客の満足度の向上につなげることを目的として県が設置を進めているものであります。
現在高知県内では認定数76カ所でございます。本山町ではまだ登録されたトイレはございません。
認定手続きは申込みを行いまして検査もございます。検査には6つのチェック項目がございます。その
内容により認定が決定されるものでございます。
本町でもこの項目にあったトイレにつきましては、管理をしている施設の方とも協議を行いまして申
込みを行って認定を進めていきたいというふうに考えております。続きましてゴミのポイ捨てに関する
ことについてですが、嶺北中学校では年1回北岸等の清掃活動されていることで大変ご苦労さまでござ
います。町内では町民の方が行う地域の環境美化作業も年に数回実施されておりまして毎年3月には町
内の一斉清掃、四世代一斉清掃は毎年2回行われて多くの町民の皆さまが参加をしていただいています。
また地域でも美しくする会など団体の取り組みや個人で清掃活動を行っている方がいらっしゃいます。
こういった活動でゴミ類や土砂などを取り除いて「地域を美しくすること」
「もう汚さないと言う思い」
が詰まっており、みんなでつくる美しい環境作りを更に推進していきたいと考えております。また、こ
ういった美しいまちづくり情報を発信していきたいと考えております。提案頂きました横浜市の空き缶
等及び吸い殻等の防止等に関する条例の紹介を頂きましたが高知県内でも名称は異なりますが空き缶、
たばこ等の吸い殻等のポイ捨てにつきましては条例化をしているところがございます。条例化につきま
しては、環境保全の活動を通して町内でも盛り上がりをつくりながら皆さんとの協議の中で深めていき
ながら制定することが大切であるというふうに考えております。
進め方につきましては、今後役場内でも検討を進めてまいりますのでよろしくお願い致します。
アンケートの数につきましてはその多くの方が望んでおりますのでこちらでも今後、検討していきた
いと考えております。
以上町長の補足答弁とさせて頂きます。
○議長:他に補足はございませんか。それでは嶺北中学校
川井
美采さん再質問はありませんか。
○川井:ありません。
○議長:無いようですので、嶺北中学校
川井
美采さんの一般質問を終わります。
嶺北中学校 川村 桃子さんの一般質問を許可します。
○川村:議長。
○議長:嶺北中学校
川村
桃子さん。
○川村:嶺北中学校3年川村
桃子、議長の許しを得ましたので、一般質問を行います。現在は空前の登山
ブームと言われ、山ガールや中高年登山の話題が連日テレビや新聞を賑わせています。
9月27日に私たち嶺北中学校3年生25名は秋晴れのもと、冬の瀬コースから白髪山へ登りました。
2時間程の登山は、しんどくて大変でしたが、途中4本の木が合体して1本の木があったり、白髪のよ
うに真っ白になった白骨林があったりと驚きの連続でした。
山頂では本山町、土佐町、大豊町など嶺北全体の景色が一望でき、元気になりました。空もいつもよ
り近くに感じました。実際登ってみて、白髪山は全国に誇れるすばらしい山だと感じました。
(パネルⅠ)
これがその時の様子です。
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ただ、登山客をもっと呼び込むには、登山口までの道路整備が必要だと思います。
9年前の第1回子ども議会で嶺北高校の松岡知佐さんが、3年前には同じく山内仁志さんが提案して
います。当時の答弁では、森林管理所の管理なので困難でしばらくは現状のままとのことでしたが、毎
年少しずつでも改良できないでしょうか。検討をお願いします。
観光客を増やし、本山町をより多くの人に知ってもらうための提案のもう1つは馬路村や津野町のよ
うにテレビCMをするといい、ということです。これも5年前の第5回子ども議会で嶺北中の高橋麻央
さんが提案していますが未だ実現できません。
実現できた暁には私たちも是非出演させてください。よろしくお願いします
○議長:嶺北中学校
川村
桃子さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
○町長:嶺北中学校
川村
桃子さんのご質問にお答えを致します。本山町に観光客をもっと呼び込むPR
また、環境整備等についてのご質問誠にありがとうございます。白髪山などに登っていただいてまた地
域の資源、素晴らしさをまた体感をしていただけたということを聞きまして本当に嬉しく思いました。
本山町にもまだ町民の皆さんがご存じでない、知られてなかった素晴らしい自然、資源そうしたものが
まだまだあるということが最近私たちも地元の人たちに教えられました。そういうことが分かってきま
した。白髪山などと共に観光資源として道路などの整備を今後も続けていかなければなりませんし、ま
たPR活動にも工夫をし登山ルートの整備、また訪れる人たちの安全対策、案内標識などのそうした取
り組みを進めていきたいと考えております。
これから私たちが、この地域資源をやはり活力ある地域づくりのために活用していくということが非
常に大事なことだと考えています。
「日本で最も美しい村」連合への加盟をした町づくりを進めていく上
でも重要な取り組みだと考えております。嶺北中学校の皆さんからの今後ご意見も参考にさせていただ
いて取り組んでいきたいと考えています。
取り組み等につきまして、担当する課長の方からお答えをいたしますのでよろしくお願いいたします。
○議長:補足答弁はありませんか。まちづくり推進課長。
まちづくり推進課長:嶺北中学校
川村
桃子議員のご質問に対しまして町長の補足答弁をいたしま
す。本町の観光は帰全山公園のしゃくなげを中心に町内各公園での桜やツツジの花を楽しみに町内外か
ら多くの方が訪れております。特に近年自然体験型の観光を求め吉野川のカヌーやクライングの楽しみ
方、汗見川ふれあいの里清流館を拠点としたそば打ち体験等をされる方など本町を訪れる方が増えてお
ります。
特に清流館では平成23年度、800人の宿泊者、そば打ち体験者などの日帰り客を含めますと、
1,000人を超える方の利用者がありました。また、利用者の多い7月から8月の2ヶ月間を昨年の
同時期と比較してみますと昨年度が約400人、本年度が600人と1.5倍に増えてきております。
また、県立自然公園白髪山にも1年を通して登山のできる山として町内外の方に親しまれております。
現在白髪山では多くの方に来て頂くことやリピーターに繋げようと白髪山の魅力を説明するガイド2名
のもと7名の方がガイド研修に取りくんでおります。川村議員質問の白髪山への登山口までの道路整備
につきましては、川村議員もおっしゃいましたように森林管理所が管理している道路となっております。
しかし町といたしまして毎年森林管理所の方に整備の要望を行い、雨の時に路面が現れるところや土が
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流れる所から、徐々にではありますけれども舗装工事が進んでいる状況であります。
国見山においては頂上まで行ける道路ができておりますけれども、十分な整備ができているとはいえ
ません。しかし、現時点では、地元管理の作業道という道路でありまして、町といたしましては今以上
の整備についての計画はございません。観光で多くに方に来てもらう為には町だけで取り組むのではな
く嶺北全体で嶺北の魅力を発信することが重要と考え高知県嶺北4か町村と観光関係団体とで嶺北地域
観光交流推進協議会を立ち上げ旅行会社への売り込みやモニターツアーなどを現在行っております。
テレビCMの宣伝につきましては、モニターツアーなどの結果を踏まえ費用対効果、かけた費用に対
してどれくらいの効果が得られるのか本町の受け入れ体制などを考慮して考えなければなりません。ま
た、テレビCMができる会社、企業等の育成に町として努めていく必要があるのではないかと考えてお
ります。
川村議員はじめ、皆さんには本山町の担い手という自覚をもってふるさと本山町の為に色々なアイデ
アを考え、できることからやっていくという主体制をもってほしいと思います。以上町長の補足答弁と
させて頂きます。
○議長:他に補足答弁はありませんか。
嶺北中学校 川村 桃子さん再質問はありませんか。
○川村:ありません。
○議長:無いようですので、嶺北中学校
嶺北高等学校 森
川村
桃子さんの一般質問を終わります。
咲百合さんの一般質問を許可します。
○森:議長。
○議長:嶺北高等学校
○森:嶺北高校の森
森
咲百合さん。
咲百合です。議長の許しを得ましたので一般質問を行います。
平成 23 年 10 月の高知県の統計によると、嶺北地域は、65 歳以上の高齢の方が人口に占める割合は 45%
で、高知県平均の 28.5%に比べて非常に高くなっています。
また、15 歳以下の子どもの割合も 7.5%と県平均の 12%に比べて低くなっています。この数字から見
ると、ふるさと嶺北は将来どうなっていくのか、不安に感じます。
嶺北高校も、全学年合わせた生徒数は 112 人、中高一貫の嶺北中学校は、61 人しかいません。高校の
しひゃく
こ
校歌には、
「4 0 0 の児ら」とうたわれていて、お父さんやお母さんが高校生のころには、大きな学校だっ
たと聞いたこともあります。
本山町は、平成 22 年につくった、第 6 次復興計画で、「明るく希望があり、住みやすいまちづくり」
を柱にしています。実際に今まで暮らしてみて、不便なところはあっても、住みやすい町だなとは思い
ますが、先ほど言いました人口の構成を考えると、希望という点に不安を感じます。人口を増やすため、
大石に「クラインガルテン」をつくったり、Iターンの人を呼び込んだり、
「地域おこし協力隊」の方が
活動していますが、今、復興計画はどのような進みぐあいなのか、教えてください。
子どもさんを連れてIターンしてきた人は、Iターンに踏み切るには、教育と福祉が大変重要である
とおっしゃっていました。
私たち高校生は、この地域が好きで、ずっと元気で希望のある町であってほしいと願っています。そ
18
して、将来この地域を支えるのも私たちです。私たちにできることがあれば、進んでやってみたいと考
えています。高校生の力は大きいはずです。
今、高齢化が進む地域で、福祉の観点から、私たち高校生に何を期待されているのか、教えてくださ
い。よろしくお願いします。
○議長:嶺北高等学校
森
咲百合さんの質問に対し答弁を求めます。町長。
○町長:嶺北高等学校
森
咲百合さんのご質問にお答えを申し上げます。振興計画、まちづくりの進み具
合、期待などの質問をいただきました。有難うございます。
高齢化社会の到来の中で、将来非常に私たちも地域の衰退について不安を感じているところでございま
す。今、日本が人口減少期に入って昨年でも20万人の人口減少といわれていまして今後50年間に渡
って平均をすると年間60万人を超える人口が減るというふうにいわれています。そうしたことを考え
ていますと本当に深刻で高知県の人口に近い人口が日本から毎年減少していくという時代になっていま
す。それだけに若者が少なくなって、お年寄りが人口の大半を占めてくるという時代に日本全体がなっ
てくる、その縮図といいますか、高知県、嶺北の中山間は日本の先を、何十年か20~30年間先を行
っているというふうに考えてもいいのではないかと考えています。
そうした中、今嶺北地域で毎年生まれる子どもの数、約50人です。昨年生まれた子どもが15年後
には、高等学校に入る年になります。7割の子どもが嶺北高校に来たとしても35人と7割は厳しいか
もしれませんが、私たちも努力をしなければなりません。本山町での出生数は今現在、平均して20~
30人の間ですけれども、小・中学校の今後、教育にも少子化の大きな課題として出てくるということ
でございます。
こうした中でやはり若者ができるだけ地域に定住・定着をするということが私たちの課題、それとお
話もございましたけれども、IターンやUターンによって子どもを生み育てる年齢層、これを生産年齢
人口と私たちは言っていますけれども、その生産年齢人口の定住・移住促進対策そうしたことが重要だ
と私たちは今考えております。その為にはやはり住居・住宅整備などの居住対策を進めて、高知市・南
国市などへの通勤可能な立地、広く言えば四国中央市などとか高松市へ通勤している方々もいるわけで
すから、そうしたことからも通勤に可能な立地としては山間にありながら有利な点もあります。そうし
た所での居住策をとうしてIターンやUターンの可能性を高く評価して取り組みをしていきたいと考え
ています。なお、やはりそうしたなかでは働く場づくりにも取り組み福祉産業の誘致、これはやはり高
齢化社会が進行していく中でも福祉や医療に対する住民のニーズというのは、やはりそうしたお年寄り
をケアーする体制、仕組みそうしたことがこれからのニーズとしてあります。こうした福祉産業の誘致、
新しい地場産業に育成による雇用の総合をはかっていきたいと考えております。子どもからお年寄りが
安心して暮らせるよう、保険・医療・福祉の一体的なケアー体制の整備を推進して住みよい町づくりを
進めていきたいと考えております。
今後の取り組み状況などについてそれぞれ担当課長の方からお答えを申し上げますのでよろしくお願
いします。
○議長:補足答弁はありませんか。
○健康福祉課長:議長。
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○議長:健康福祉課長。
○健康福祉課長:嶺北高等学校
森
咲百合議員の質問につきまして町長の補足答弁を申しあげます。
高知県は全国平均を大幅に上回る高齢化率の上昇があります。高齢者数は平成32年には
約7万3,000人でピークとなりそれ以降は減少します。その後も人口が減少しているため高齢化率
は上昇していきます。嶺北地域でもその減少は同様に推移していくと想定されます。
高齢者が増加していきますと福祉や介護サービスを必要とする方も増加していきます。本町でも介護
支援制度の要支援・要介護認定を受けている方が65才以上の高齢者人口のおよそ21%をしめ5人に
1人が認定者となっている状況でございます。今後総人口が減少し高齢化率も40%を超え75才以上
の後期高齢者の割合も更に高まることも予想されます。
このような状況から高齢者、特に後期高齢者の寝たきりや認知症といった支援をしていく高齢者の増
加と要介護者のみの単身世帯やそれに近い老老世帯の増加が予想されます。
今後は、子ども、高齢者、障害者であってもみんながその地域で生き生きと安全、安心に暮らしてい
けるようにサービス提供が受けられる体制も求められます。
福祉の充実を図る為には福祉や介護分野で働く多くの人材が益々必要となってきます。
また、今後においても保健・医療・福祉の連携を進めそれぞれの分野で果たす役割を明確にしながら
取り組むことが重要でもあります。本町には保健福祉センター・嶺北中央病院・社会福祉協議会があり
ます。保健分野では住民自らが疾病を予防し健康で生活のできることや医療分野では安心して医療が受
けられること、福祉分野では介護サービスや認知症など支える体制づくりなどが保健・医療・福祉の連
携協力がとても大事になります。福祉とはみんなが幸せで安定した生活を営むことです。幸せは自分一
人ではできないし、感じることはできません。地域で様々な課題がありどのような取り組みができるか、
どうやって解決していくのかなどみんなお互いに考えてみることも大切な要素でもございます。本町に
は将来、地域を担う子ども達にとって保育所・小学校・中学校・高等学校と一連の素晴らしい教育環境
がございますが、進学しても卒業して地元に帰ってくる人材として就職というところにはなかなか繋が
っていかない現実がございます。状況としては大変厳しく働く環境や物理的な不便さはございますが、
否定的に感じず、前向きに明るく捉えてふるさとを忘れずいつかは帰ってきて地域の活力として福祉現
場などで活躍してほしいと期待するところでございます。
以上町長の補足答弁とさせて頂きます。
○議長:他に補足答弁はありませんか。それでは嶺北高等学校
森
咲百合さん再質問はありませんか。
○森:議長。
○議長:嶺北高等学校
森
咲百合さん。
○森:Iターンしてきた人は具体的にどの位いるのでしょうか。
また、クラインガルテンや地域おこし協力隊などの復興計画を通しての感想を教えて下さい。
○議長:只今の再質問に対し答弁を求めます。参事。
○参事:自席でお答え致します。移住してこられた方の数ということでございましたが、現在把握しており
ます本山町への移住者の方は平成23年からですね、本山町が空き家バンクを開設しておりますが、1
1件19名の方が移住をされています。実数はもう少し多くなるのではないかというふうに思っており
20
ますが、町で把握しておるのがこの数字でございます。移住された皆様方と意見交換が十分ではござい
ませんが、本山町の印象につきましては自然がいい、皆さんがあたたかい、山の町だが色んなサービス
が受けられる、という感想をお伺いしております。
また、移住してこられた方ですが、嶺北に移住してこられた方を中心に作られました、
「田舎暮らしネ
ットワーク」4町村で作っていますが、そういったネットワークがございます。そちらが定期的な集ま
り或いは地域の方との交流会などを実施しまして、移住者の皆さんどうしの交流、或いは地域との交流
を推進しておるというふうにお伺いしております。町もこういったネットワークの皆さんと連携をしな
がら移住者のみなさんの交流推進に取り組んでいきたいというふうに考えております。
また、11月には東京、或いは大阪、都市圏或いはそれ以外の皆様方も募集をしておりますが、
「いい
な、高知県で田舎暮らしをしないか」というようなツアーを高知県内3カ所で開催するようにしており
まして、そのうちの一つの計画がこちら嶺北でツアーが組まれております。
本山町も会場になっておりましてそういった折りにネットワークの皆さんと共に移住に向けて取り組
んでいるところでございます。本山町では人口の増加に向けた一つの取り組みと致しまして先ほどお話
のありました移住促進でそういった活動、空き家バンクの紹介などを進めております。
また、もう一つご質問のございましたクラインガルテンの整備、10棟、これは滞在型、宿泊ができ
ます農園付きの施設の整備をおこなっております。契約は1年間で最長3年間ということで計画をして
おりますが、3年間で田舎暮らしを体験して頂いてこの地域に住みたいというように思って頂く、いき
なり来て移住ではなく、その3年間で地域を感じて頂く、自然の素晴らしさ良さを感じて頂く施設とし
て活用していくという目的で作られておりますが、そのクラインガルテンの交流をして頂いて本山町の
空き家バンクを利用してまた本山町内へ移住をしていただくということでクラインガルテンの整備を行
っております。
先ほど言いましたいくつかの人口増加に向けた取り組みもそれぞれの分野で行っていますが、移住促
進の分野ではその空き家バンク或いはお試しのクラインガルテンこういった地域、施設などを知って頂
く機会などをつくりまして人口の増加に努めているところでございます。
以上答弁とさせて頂きます。
○議長:嶺北高等学校
森
咲百合さん再質問はありませんか。
森
咲百合さん。
○森:議長。
○議長:嶺北高等学校
○森:本山町独自の福祉というものがあれば教えて下さい。
○議長:健康福祉課長。
○健康福祉課長:お年を増えてきますと、移動するのに公共交通機関が必要になってきますが、足が立つか
が大変重要でございます。その辺で本山町・土佐町・大豊町に医療機関にかかるお年寄りにとってタク
シーの一部を補助している制度もございます。
また、中学3年生まで医療費が無料化して取り組みをしているということも制度として取り組んでい
るところでございます。それから後は、本山町社会福祉協議会の方で高齢者の方に対して自宅まで持っ
ていくお弁当の配食サービスを行っているという現実でございます。それは一応制度で、要望があれば
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高齢者の方に配食サービスを提供していく制度であります。
○議長:更に再質問はありませんか。
○森:ありません。
○議長:無いようですのでこれをもって嶺北高等学校
嶺北高等学校
山下
森
咲百合さんの一般質問を終わります。
尚子さんの一般質問を許します。
○山下:議長。
○議長:嶺北高等学校
山下
尚子さん。
○山下:嶺北高校の山下 尚子です。議長の許しを得ましたので一般質問を行います。
私は、生徒会長への立候補に当たって、嶺北高校を地域ともっと一体化し、地域活性化に貢献したい
と訴えました。
私が住んでいる汗見川地区では、
「集落活動センター」が活動を始めていて、高校生も地域の方々と協
力し、一層頑張るときだと思ったからです。
先生から伺った話では、今、高知県では、高校の再編が検討されているそうです。その内容は、地域
にとって必要な高校であるかどうか、という点と、県の産業振興に寄与できる高校であるかどうか、と
いう二つの視点で、高校の在り方や配置を検討するそうです。
私自身は、中高一貫の嶺北中学校卒業ですから、嶺北高校への進学に際して迷いはなかったのですが、
周囲には、高知市内の大きな学校に進学するかどうかで迷った人も多く、今の中学生も同じだと思いま
す。大きな町や大きな学校へのあこがれは、嶺北で育っている子どもたちにはあると思います。嶺北高
校があるから、逆に安心して高知市内の高校も選択できる、そう考える人も多いのではないでしょうか。
でも、私自身が将来、ここに帰ってきて子どもを育てる時に、母校である嶺北高校がなくなっていたら、
やはり寂しいし、困ります。
嶺北高校は、先輩方の努力で、ほぼ100%の進路決定率です。国公立大学にも進学しています。地
域に就職する人も増えています。少ない人数でも部活動はがんばっています。生徒会やフリューゲルス
も、地域の方に高校を知っていただけるよう活動しています。ユースネイバーズというグループは、地
元の米粉を使った新商品の開発に取り組んでいます。PTAの方々も高校の存続に向けて取り組んでく
れています。今、頑張らなければ、チャンスはなくなるのではないかと思って活動しています。
でも、こういう活動や私たち高校生の姿が地域の方々の目にどう映っているか、不安にもなります。
嶺北高校が、地域に本当に必要な高校になってきているかどうか、また、これから地域に対して、高校
生だからこそできること、取り組んでいけることを教えてください。
○議長:嶺北高等学校
山下
尚子さんの質問に対し答弁をお願いします。町長。
○町長:嶺北高等学校
山下
尚子さんのご質問にお答えを致します。
学校の様々な活動を通してまた今回集落活動センターなどでの今後の高校生の地域活動に対しての取
り組みについてのご質問を頂きました。日頃、嶺北高校生は地域活動、色々な活動をやられています。
本当に皆さんの色々な熱心な活動に対しまして心から敬意を表したいと思います。
今、汗見川の集落活動センターが今年高知県で、第1号として設置されました。しかし、私たちはこ
の集落活動センターというのがやはりできた背景については必然的にできたことではないと思います。
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やはり汗見川ではこの10年に渡って汗見川活性化推進委員会という住民の皆さんの一人一人が入って
全住民参加で作ってそれが住民の健康や或いは間伐の推進、森づくりそれから地域資源を開発して観光
資源として盛り上げていくといったことや地域の特産品の開発をして現金にしていくという様々な取り
組みを通して、この10年間の活動があってしかもその頑張りには地域を高齢社会も進行していますし、
過疎も進行するということで何とか頑張って生き抜いていきたいという、住民の皆さんの執念だという
ふうに思っています。その執念がやはり今後の持続可能な社会を作っていくために集落活動センターを
する拠点を作ろうと、いうことで県や町の思いと住民の皆さんの思いが一緒になって今回集落活動セン
ターができたのだというふうに思います。やはり住民の皆さんがあくまで主体的に今後取り組んでいっ
て頂くとそして、行政はそれに何らかのお手伝いをしていくということが私たちの使命だというふうに
考えております。現在、高知県の産業振興計画の嶺北地域アクションプランのなかの嶺北高校の皆さん
の役割、取り組み、地域と連携した特色ある学校づくりを進めていらっしゃること、地域としての存在
意義をおおいに高められるものと期待を致しております。
そうした取り組みがやはり汗見川でも地域の特徴ある取り組みとして風光明美な自然をいかし、そし
て様々な食材等をいかした取り組み、そしてお年寄りの皆さんがやはりこれから先地域で長く暮らして
いけるそうしたサポートケア体制、そうしたものをやはり私たちは引き続き続けていかなければならな
いと考えています。やはり、小学生・中学生・高校生たち子ども達にとってもお年寄りまでも、みなさ
んがやはり住みよい地域でいつまでも暮らしていきたいという願いもあります。
そうしたところからでもやはり私たちは、地域で長く暮らせると同時に先ほど森さんのご質問でもお
答え致しましたけれどもやはり若い人たちが定住をしてそこで子育てをしていける社会づくり持続可能
な社会とはそういうものだというふうにそう思っておりまして、そういう取り組みをやはり皆さんと一
緒に取り組んでいきたいと考えております。今後の地域からのニーズや皆さんへの期待を込めまして教
育長の方からもお答えをさせていただきますのでよろしくお願い申し上げたいと思っております。
○議長:補足答弁はありませんか。教育長。
○教育長:山下議員さんからご質問がございました、嶺北高等学校がこれからどんな高等学校になったらい
いのか、或いは今私たち高校生が地域に対して高校生だからできることは何なのかということについて
私たちに質問がございました。今年の嶺北中・高体育祭での女子のタイヤ奪いでの女子の根性とそして
勝負に対する執念には度肝をぬかされました。あの体育祭のリーダーは高校生でした。特に高校3年生
は連携型中高一貫教育校の第一期生として入学してきた生徒なのです。その一期生が今の中高一貫教育
校を支えていると思います。
山下さんが通っている高校はどんな特色をもった高校なのでしょうか。考えて欲しいと思います。
一つは高知県に三地域しかない、しかも公立校に町立の中学校が同居するという全国でも初めての同
居連携型中高一貫教育校なのです。二校の連携中学校と高校では先生方が交流をし中高の生徒の指導に
あたってきているのです。
二つ目としましては、中高六年間で確かな学力・豊かな心、そしてたくましい体を育む教育活動が推
進されている学校なのです。
三つ目としては嶺北高校の今在学している生徒はほとんど地元の土佐町・本山町の生徒で占めている
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という特色があります。
四つ目としては、県立学校ですけど中高一貫教育校を進めている土佐町・本山町それぞれから全校生
徒を対象に教科書代が補助されています。
また、中高一貫教育校以外の嶺北地域の生徒には就学支援費が補助されているのです。このような意
味から嶺北高校は他の公立高校とは異なる特色をもっています。このため、あなた方がこのような嶺北
高校の特色を活かし今取り組んでいるフリューゲルズや嶺北ユースネイバース等の地域との繋がりをも
った連携型の中高一貫教育校としての活動に大きな期待を私どもはもっており嶺北高校の大きな特色の
一つとなっておると思います。これらの特色の中で力を入れてほしいのはあなた方の学校は嶺北型の中
高一貫教育校で土佐町中学校、嶺北中学校との六年制の学校であるということをしっかりとおさえてほ
しいと思います。
今までの活動からややもすれば中高の生徒同士の繋がりはどうだったのでしょうか?このため、まず
生徒会の活動として中高の連携、繋がりとりわけ生徒同士の繋がりを深める活動に取り組むことを提案
致します。もちろん同居している嶺北中学校だけではなくて土佐町中学校を巻き込んだ連携、繋がり活
動を企画、実践してほしいです。それにはまず、中高生徒会執行部の交流からはじめることなのです。
それぞれ中学校の生徒会役員と膝をつき合わせてこれからの自分たちにできること、或いはしなければ
いけないことについてしっかりと話しあって欲しい、そこから私は始まると思います。そのことが嶺北
地域の活性化に繋がり、結果として嶺北高校の存続にも繋がることだと信じているからです。
私の方からは以上でございます。
○議長:他には補足答弁はございませんか。それでは、嶺北高等学校
山下
尚子さん再質問はございませ
んか。
○山下:議長。
○議長:嶺北高等学校
山下
尚子さん。
○山下:先ほど、中高との連携をより結束したものにしてほしいという意見を頂きましたが、地域の方々が
されている地域おこしで地域の方々と高校生が連携して行える活動などはありませんか。
○議長:教育長。
○教育長:山下議員さんは平成22年度、高校1年生の時にも嶺北高校の活性化についてご質問を頂いてお
ります。その時に山下議員さんは嶺北高校の生徒数を増やすために、一つは通学対策、寮、或いは下宿
そういう問題をも取り入れて嶺北高校の活性化を考えております。今日の質問なども連動して絶えず山
下議員さんが嶺北高校のあり方をずっと追究されているという姿勢に本当に私は感動しております。だ
から、今私たち嶺北高校が特にこれをやってどうだということを提案する前に、一つは中高の6年間の
生徒会同士の繋がりの中で先ほど提案しましたように自分たちが地域に何ができるのであろうかと、生
徒レベルで話し合ってほしいと考えています。つまり、自分たちで何ができるのかをまず話しあってほ
しい、そこから全てが始まると思います。もちろん私たちは、こういうことをやったらどうかという案
がないわけではありませんが、それはやらされる活動に繋がるからです。まず自分たちの生徒会同士が、
自分たちでできることがあるのではないかということを中学校の生徒会も巻き込んで、6年間でこれは
できるのではないかということを是非話しあうことを私は提案をさせて頂きたいと思います。以上です。
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○議長:嶺北高等学校
山下
尚子さん再質問はありませんか。
○山下:ありません。
○議長:それでは、これをもって嶺北高等学校
山下
尚子さんの一般質問を終わります。それでは以上を
もちまして通告を受けました一般質問は全て終わりました。
これをもって一般質問を終わります。以上をもちまして今回に付された事件は全て終了しました。
よってこれをもちまして閉会をしたいと思いますがこれにご異議はございませんか。
○全員:異議なし。
○議長:異議なしと認めます。よって平成24年度本山町子ども議会を閉会することにします。
閉会前に教育長より発言を求められておりますので、これを許します。教育長。
○教育長:子ども議会が終わるにあたりまして、私の方からお礼、または感想などを述べさせて頂きたいと
思っております。
皆さん大変お疲れ様でした。また、大変緊張されたことでしょう。本山町の子ども議員としての感想
はどうでしたでしょうか。
今年で10回目を迎えました子ども議会も会を重ねるごとに内容も充実してきましたし、中には質問
を暗記して言っていたことには驚きました。
また、パネルなども使って質問をして頂く等、大変工夫をしていたということで本当に有難うござい
ました。
小学生の部では、森林を守ることやゴミの環境問題、町民の健康づくりについて、そして動物の命を
守ることについてご質問を頂きました。人間や動物の命の尊さを考えそれを大切にしていくということ
は非常に大切なことだと思います。それには、人や動物が生きていくための森林資源やゴミなどの環境
問題を考えていくことが必要で大変小学生らしい質問、考え方であるなと大変参考になるなと思いまし
た。
中学生からも環境問題に関わる「美しい村連合」への加盟の意義と今後の計画づくり等や地域の環境
を活かした地域振興について鋭い視点から質問がありました。これらのことは現在、町の方でも真剣に
議論をしていまして、これからの本山町の大きなヒントになりました。その為には、全て行政任せにす
るのではなくて、町民や中学生も地域のために自分たちでできるということからまず実行していくとい
う姿勢をもつことが私は大切だと思いました。
最後に高校生の部では、さすが高校生という感じが致しました。特に町の振興計画を引き合いに出し
て福祉行政の視点から将来の町づくりについて、また本年度からスタート致しました集落活動センター
事業に関わる地域振興について嶺北高校の存在意義やあり方等も含めて中身の濃い質問で、町議会でも
真剣に議論している内容です。特に生徒数の減少等に伴う中山間の高等学校の存続問題というのは嶺北
地域でも課題になっており皆さんと共に考えていかなければならない問題となっています。是非生徒の
皆さんの立場からも今後の積極的な提案、考えを私たちに示して欲しいと思っています。
今、本山町は大変大きく変わろうとしています。人口減少、高齢社会、まったただ中に位置している
現在、新たな地域興しに向けて色々な事業に取り組んでいます。まず、大石地域にまだ仮の名前ですけ
れども「クラインガルテン本山」と名付けられる滞在型、市民農園を計画していることです。これは先
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ほどもありましたように、地域内に宿泊付きの農園を10区画作り町外の人に1年間農作業や田舎暮ら
しを体験してもらいながら将来は本山町に住んでいただくという事業です。
今、全国から希望者を募集しているところです。
また、汗見川地域には集落活動センターを県下で最初に作りました。ここでは人々が互いに支え合う
仕組みづくりを行って少しでも自分たちの生活が豊かになる生活設計ができるよう、そういうように地
域作りで取り組むことができることです。このような中にあって、大切なことは質問した人、或いは傍
聴された皆さん一人一人が自分の住んでいる町を自分の目で考え、調べそして考えるということです。
そして本山町や住民のために自分たちだってできることがあるかもしれないと考える人間になって欲し
いと願っております。高校生の皆さんは、後数年で選挙権が得られます。政治に関心を持つことがまず
国民としての第一歩です。自分の住んでいる町にまた県、国の動きに関心を持つためにも今日の議会の
体験を将来に活かして欲しいと思います。
最後にご指導して頂きました、学校関係者をはじめ、関係者にあつくお礼を申し上げますと共に、児
童生徒の皆さんに感謝を申し上げます。そして皆さんにお礼を申し上げ閉会の言葉と致します。
本当に今日はありがとございました。
○議長:最後になりましたけれども本会を閉会にあたりまして一言皆様方にお礼のご挨拶を申し上げた
いと思います。
子ども議会を開催するにあたりましては先生方のご指導に加えまして、家族の皆さんそして仲間
の皆さんの声をもって大変幅広い質問に執行部も大変参考になったと思います。
これまで気のつかなかったところへのメスは行政としましても必ず活かされるものと確信をい
たすものでございます。今厳しい謝辞をやいもすればあきらめという言葉もございますが活力の
ある町はなんと言いましても人がつくりだすものであります。どうか皆さんの声が一層私たちに
も届いてまいりますように心からお願いを申し上げ、そしてこの素晴らしい社会づくりのために
一層皆さん方にお勉強に励んで頂くことを心からお願いを申し上げたいと思います。
これをもって平成24年度本山町子ども議会を閉会致します。
不十分な議長でありましたけれどもご協力本当に有難うございました。
閉
会
午後
26
4時15分
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