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会計監査人の監査報告書(謄本)
参考資料
監査役会の監査報告書(謄本)
サトーグループのCSR
独立監査人の監査報告書
監 査 報 告 書
平成18年5月18日
株 式 会 社 サ ト ー
取 締 役 会 御 中
指 定 社 員
公認会計士
業務執行社員
小 澤 元 秀 賤
指 定 社 員
公認会計士
業務執行社員
杉 岡 喜 幸 賤
指 定 社 員
公認会計士
業務執行社員
長 島 拓 也 賤
当監査法人は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第2
条第1項の規定に基づき、株式会社サトーの平成17年4月1日から平成18年3月31
日までの第56期営業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、営
業報告書(会計に関する部分に限る。)及び利益処分案並びに附属明細書(会計
に関する部分に限る。)について監査を行った。なお、営業報告書及び附属明細
書について監査の対象とした会計に関する部分は、営業報告書及び附属明細書
に記載されている事項のうち会計帳簿の記録に基づく記載部分である。この計
算書類及び附属明細書の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の
立場から計算書類及び附属明細書に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準
拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及び附属明細書に
重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監
査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法
並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及び
附属明細書の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果と
して意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。なお、この監査は、
当監査法人が必要と認めて実施した子会社に対する監査手続を含んでいる。
蒻監査役の監査の方法の概要
各監査役は、監査役会が定めた監査の方針、業務の分担等に従い、取締役
会その他重要な会議に出席するほか、取締役等からその職務の執行状況を聴
取し、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要な事業所において業務及び
財産の状況を調査し、必要に応じて子会社に対し営業の報告を求めました。
また、会計監査人から報告及び説明を受け、計算書類及び附属明細書につき
検討を加えました。
取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償の
利益供与、子会社又は株主との通例的でない取引並びに自己株式の取得及び
処分等に関しては、上記の監査の方法のほか、必要に応じて取締役等に対し
報告を求め、詳細に調査いたしました。
蓚監査の結果
盧 会計監査人である中央青山監査法人の監査の方法及び結果は相当である
と認めます。
盪 営業報告書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているも
のと認めます。
蘯 利益処分に関する議案は、会社財産の状況その他の事情に照らし指摘す
べき事項は認められません。
盻 附属明細書は、記載すべき事項を正しく示しており、指摘すべき事項は
認められません。
眈 取締役の職務執行に関する不正な行為又は法令若しくは定款に違反する
重大な事実は認められません。
なお、取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行っ
た無償の利益供与、子会社又は株主との通例的でない取引並びに自己株式
の取得及び処分等についても取締役の義務違反は認められません。
旨とします。
貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い会社の財産及び損益の
株式会社サトー
営業報告書(会計に関する部分に限る。)は、法令及び定款に従い会社の状
況を正しく示しているものと認める。
摘すべき事項はない。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により
記載すべき利害関係はない。
以 上
たとえ儲かってもやる気はありません。」(社内啓蒙書『サ
ました。こうした事業を通して培われた体質の中に、当社
トーのこころ』より)
の企業倫理が綿々と醸成され続けていることが、健全な発
●三行提報の実践
展の支えとなっております。
企業の透明性や誠実さは、規則や規制によって実現され
るものではなく、事業のあり方や企業の文化的成熟によっ
て自然にかつ自発的に実現されるものであると当社グルー
プは考えています。社員一人一人が「本業による社会貢献」
を実践する強い意志を持つことで、お客様の不利益となる
ような行為は自然と避けるようになります。経営幹部も、
社会貢献とは関係のない保身のために、株主や社員から希
望を奪うような行為は行いません。当社グループの企業倫
理は、「本業による社会貢献」を地道に頑固に続けることで
守られております。
当社グループが理想として追求していることは、事業そ
のものが社会や環境に溶け込んで価値を創造し、その成果
を株主、社会、会社、社員の四者で等しく分かち合うこと
吉 田 勝 彦 賤
うした事業のあり方そのものをCSRの実践主体としており
監 査 役
西 尾 吉 典 賤
ます。
監 査 役
住 田 淳 賤
監 査 役
齊 藤 栄太郎 賤
以 上
当社グループは、事業コンセプトであるDCS & Labeling
に基づいて、「正確、省力、省資源」による社会貢献を目指
しております。「サトーは社会貢献を実感できない事業は、
可分の企業価値の源泉であり、永年にわたって培われたこ
(注)監査役住田淳及び監査役齊藤栄太郎は旧「株式会社の監査等に関する商法
の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
●本業による社会貢献
を誠実に遂行する企業文化や企業風土を築き上げてまいり
常勤監査役
蘯 利益処分案は、法令及び定款に適合しているものと認める。
附属明細書(会計に関する部分に限る。)について、旧商法の規定により指
監査役会
■ サトーの経営がめざすもの
業目標としており、創業以来66年に及ぶ歴史の中で、これ
当社グループにとって「企業倫理」と「社会貢献」は不
状況を正しく示しているものと認める。
盻
当社グループのCSRは「本業による社会貢献」の実践を
です。(四者還元)
平成18年5月22日
監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。
盪
■ サトーグループのCSR
当監査役会は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第56期営業年度の
取締役の職務の執行に関して各監査役から監査の方法及び結果の報告を受け、
協議の上、本監査報告書を作成し、以下の通り報告いたします。
当社グループは「世界社会の発展に貢献する」ことを事
中央青山監査法人
盧
Corporate Social Responsibility
一方、経営トップは重要な存在であるとしても、CSRの
ひとつの要素にしかすぎません。そのため、経営トップが
経営方針を様々に変更しても、あるいは経営トップが交代
しても、CSRは変わることがありません。
当社グループは、「本業による社会貢献」の実践を通した
CSR活動を今後も地道に推進してまいります。
当社グループでは経営トップあてに社員全員が直接、毎
出勤日に三行(127文字)の提案や報告をすることが義務で
あり権利となっています。内容は、気づき、思い、意見、
提案、不満など何でもよく、これによりトップはいち早く
社内外の環境を把握し、必要な施策を講じることができま
す。経営トップは社員の立場と目線でものを考え、社員は
トップの目線で意見を言うことになり、労働組合不要の全
員参加による経営を実践しております。
●四者還元の実行
当社グループでは株主、社会、会社、社員の四者を等し
く重要なステークホルダーと考え、価値創造による成果物
をこの四者に分け隔てなく還元したいと考えております。
そのためには、株主を第一義と考えることが重要になりま
す。思いを致すべき対象が株主だけでないことは承知して
いますが、株主価値を第一義と考えれば、社会への貢献は
もとより、会社にも利潤が還元され、社員の福利にもつな
がります。四者還元のための、株主第一義のコーポレート
ガバナンスを実践してまいります。(サトーでは「社会」の
中に、環境や取引先などのステークホルダーも含めて考え
ております。)
●社会・環境支援活動
健全な企業市民として、本業による社会貢献活動を地道
に続けることで、そこから自然発生的に派生する社会・環
境支援活動を実行しています。
詳細についてはP22、23をご参照ください。
以 上
19
20
リスクマネジメント Risk Management
■ リスクマネジメント
●サトーらしくあるために ━ コーポレートガバナンス
ポジティブアクション Positive Action
■ ポジティブアクション
平成14年11月に設立されたポジティブアクション推進委
時代の変化に迅速に対応していくため、「経営の意思決定
員会は、意欲と能力のある女性が活躍できる職場環境の整
及び監督機能」と、「業務の執行機能」を分離し、公正で透
備のために、性差による間接差別の問題や、男女が働きや
明性の高い経営に取り組んでおります。
すい環境づくりを討議し、アンケートを実施し、規則の変
現在、取締役会を構成する取締役10名のうち、独立性の
高い4名の社外取締役は独自の立場から意見や提言を行って
います。取締役には序列を設けず、議長を「輪番制」とし
ています。会長や社長、専務、常務などの序列を表す用語
は執行役員のみに用いられ、「専務取締役」と言った矛盾を
排除しています。このような明確な分離独立により、執行
役員であるCEO(会長)やCOO(社長)を取締役会がいつ
でも解任できるようにしています。
また、当社は、監査役制度を採用しております。その理
更や諸制度の実現を提案してまいりました。
4年目を迎えた平成17年度は、男女の子育てを支援するた
■ 環境保全活動
●環境方針
社員の戦力化を目指して数値目標を設定、人事評価項目を
変更いたしました。また、冊子『元
気なサトーをもっと元気に』を作成
して社員全員に配布し、社内の啓蒙
をはかっております。
由は、上記の取締役会が充分に監視機能を有していること
と、監査役による各部署・部門への業務監査の実効性を評
一人一人の行動を促すとともに、多
価しているからです。
様な働き方が可能になるように働き
方の選択肢を増やすことを検討して
いく予定です。
基本的な考え方
私達は地球環境保全が人類共通の重要課題であり、サトーの持
続的な企業活動に不可欠であることを認識し、地球環境にやさし
い製品とサービスの提供はもとより、事業全体の環境調和を行動
指針として企業活動してまいります。
●男女の子育てを支援する制度
的なリスクをいち早く把握し、未然に防止する危機管理が
・育 児 休 業:3歳の誕生日まで取得可能
重要となります。
各本部の代表者からなるリスクマネジメント委員会は、
CSR室の下部組織として位置付けられ、そのもとにセクハ
ラ対策委員会、安全衛生委員会、PL対策委員会、情報セキ
ュリティ分科会を設置しております。
当委員会及び分科会では、
・リスク情報の共有化
・リスク回避のための事前予防策
・リスク発生後の緊急対応策
:国の補助金支給のない短期間休業を有給化
・短時間勤務:小学校3年終了まで可能
・看 護 休 暇:年10日(有給化)
・ウーマンズデイ:妊娠中の定期検診に使用できる特別有給休暇
●女性社員の戦力化に向けた数値目標
1. 環境保全に関する法令や要求事項を順守します。
2. 環境負荷の軽減をはかるために、省エネルギー、省資源を目
指します。
3. 環境への影響を考慮したプリンタ、アプリケータ、ハンドラベラー
等の製品の開発、設計、製造及び省エネルギー、省資源に結び
つくシール・ラベル製品の開発、製造に積極的に取り組みます。
4. 汚染物質の排出抑制と廃棄物の減量化をすすめるとともに、
環境汚染の予防を心がけます。
5. 「環境マネジメントシステム」を構築し、その有効性を維持す
るために目的、目標を設定して継続的に改善します。
6. 全従業員に環境方針を徹底し、環境保全に対する意識の向上
をはかるなど全員参加の活動とします。
7. 環境への取り組みにおいては、社会とのコミュニケーション
に配慮します。
ール、復旧策などを決定し、全社を統括する役割を担います。
●人事評価項目の変更
平成18年度より、管理職の人事評価項目の中の部下の育成
について、
「女性の戦力化」を加えることにした。
21
当社グループでは、地球環境に配慮した製品の開発を積極
的に進め、平成17年度はノンセパラベル(台紙のないラベル)
専用プリンタ「KY408」を発売いたしました。
既存製品については、機器では主に消費電力の低減化を、
シール・ラベル製品については環境ホルモンを含有しない粘
着剤への切替えを実行しております。
また資材や部品についても各種規制を順守した切替えを進
めております。
所、サトーテクノセンター、本社、プロプラーザ21の5事業
所を対象としております。
・主要事業所資源投入量及びCO2排出量
エネルギー使用量(千MJ)
水使用量(千裙)
二酸化炭素排出量(t-CO2)
41,751
13
1,751
総排出量
(t)
リサイクル量
(t)
最終処分量
(t)
512
472
40
・北上工場廃棄物排出量
●ISO14001認証取得状況
当社グループは製造、開発部門を中心として、国際環境企
画ISO14001の認証を取得しております。現在の取得事業所
は以下のとおりとなっております。
事業所・子会社
所在地
す。
取得時期
岩手県
サプライ製品の製造
北上工場
(ソフトビル・1号館)
岩手県
電子プリンタ及びハンドラベ
平成16年 2 月
ラーの開発、設計
長岡事業所
新潟県
サプライ製品の製造
サトーテクノセンター
埼玉県
電子プリンタ及びハンドラベ
平成16年 2 月
ラーの開発、設計
平成15年 2 月
平成16年 4 月
SMM
マレーシア
電子プリンタの製造販売
平成13年 6 月
SME
マレーシア
ハンドラベラーの製造販売
平成14年11月
SAP
シンガポール
電子プリンタ及びハンドラベ
ラーの販売、サプライ製品の 平成14年12月
製造、販売
SUL
イギリス
電子プリンタ及びハンドラベ
ラーの販売、サプライ製品の 平成13年11月
製造、販売
設計を推進し、既存製品については有害物質部品の代替選定
と設計変更を進めた結果、対応についてはほぼ完了しておりま
事業内容
北上工場
(2号館・3号館)
●RoHS指令対応
新規開発着手製品よりRoHS指令やWEEE指令を考慮した
の審議を行っております。リスク発生時においては、同委
員会は危機対策本部となり、復旧までの具体的なスケジュ
●地球環境への配慮、有害化学物質・リサイクルへの対応
漓平成21年4月までに女性課長を20名以上にする。
滷平成22年4月までに2名以上の女性部長を誕生させる。
下記データは当社グループの中でも比較的大規模であり
行動指針
当社が価値を創造し、社会貢献を継続するためには、当
社自身が健全な状態で存在し続ける必要があります。潜在
●環境負荷データ
かつ環境負荷の高い事業所であります北上工場、長岡事業
めに法の範囲にとどまらない制度を実現し、さらに、女性
今後は「男女共同参画社会」への
●リスクマネジメント
環境保全活動 Environmental Conservation Activities
22
●●●トピックス
社会貢献活動 Social Contribution Activities
DCS&Labelingの世界展開加速化!海外子会社5社設立
●トロンプロジェクト支援
■ 社会貢献活動
当社グループは東京大学の坂村健教授によって始められた
本年1月、当社の海外事業統括会社SATO INTERNATIONAL PTE.LTD.
ASEAN及び南西アジア諸国18カ国の私費留学生を対象に
トロンプロジェクトを平成8年より支援しております。トロ
は、米国Checkpoint Systems, Inc.(以下、CKP社)のMETO/BCS(メ
した財団法人サトー国際奨学財団は平成18年10月で設立10年
ンは、コンピュータのOS(オペレーティングシステム)で
トー/バーコードシステム)事業部門を譲受け、新たに海外子会社5社
を迎えます。
す。携帯電話や自動車などの身の周りの機器にこのOSを組
(アメリカ・ドイツ・スペイン、オーストラリア、ニュージーランド)を
●サトー国際奨学財団への支援
事業譲受のメリット
現在、佐藤静江理事長が、創立者故佐藤 陽(当社グルー
み込み、コンピュータ・ネットワークで結び、社会生活をよ
設立いたしました。(P31、32をご参照ください。)CKP社同事業部門が
*海外事業全体の底上げ→売上規模は約2倍に
(平成17年度実績 157億円→平成18年度見込み 245億円+α)
*ラベル生産工場の譲受→DCS&Labelingの重要なベース
ラベルビジネス収益化の大幅時間短縮
*欧州販売網拡大→アカウント15,000社
*オセアニア地域への展開
プ創業者)の遺志を継いで奨学金支給のほか、2ヵ月に一度
り便利で豊かなものにする「ユビキタス社会」の実現を目的
有していた幅広い販売網とラベル製造機能を最大限に活用することによ
交流会を催して、社員と奨学生、奨学生相互の親睦をはかり
としています。
+
業生は世界の様々な分野で活躍しております。
なお、当社グループの卓上型バーコード用電子プリンタ
「レスプリ」には、トロンOSを搭載しております。
また、日本からアジアへの留学生に対する支援も行ってお
り、当社グループは当財団を通じて個性豊かな国際人の育成
を支援しております。
●児童文芸家協会への活動支援
ップを背景とした事業展開は、一層効果的に促進されます。
この事業譲受によって当社の海外事業の売上規模は157億円(平成17
年度実績)から245億円強(平成18年見込み)へ一気に拡大することに
日本の未来を担う子供たちに明るい夢と豊かな情操を与
なります。当社は10年後の平成27年に連結売上高1,500億円(海外750億
え、子供の教育や人材の育成を通して持続可能な社会の構築
円、国内750億円)を目標としておりますが、このたびの事業譲受は目
に寄与しようとの考えから、平成17年より社団法人日本児童
標達成を加速するものと期待されております。
期待できるシナジー効果
サトーの豊富な
商品ラインナップ
*METO/BCS事業部門のサプライ
供給先へのプリンタ、DCS製品拡販
*ラベル製造機能拡張によるサプラ METO/BCS事業部門生産基盤
幅広い販売網
イ売上増
*外注していたラベルを内製化する
サトーのDCS&Labeling
ことによる利益増
に基づくノウハウ、提案力
=
異文化交流を推進しており、設立以来、延べ245名になる卒
り、当社の「DCS&Labeling」に基づく提案力と充実した製品ラインナ
DCS&Labelingの世界展開加速化邇
文芸家協会への支援をしております。
当協会は、健全な児童文芸の創造発展につとめ、社会文化
の向上に寄与することを目的としており、児童文芸家によっ
て構成される文部科学省所管の公益法人です。児童文化の向
当社はこのたび国内子会社4社を設立いたしました。中堅・若手社員に企業経営を実際に経験させることにより、次世代経営人
上発展のために長年努力された方々の功績を称えて表彰する
財育成を目指すとともに、より機動性の高い組織とすることで保守サービス事業の拡大、シール、ラベル製品のコストダウンの
児童文化功労賞などの各賞の贈呈や、絵本原画展示・作家紹
介・読み聞かせなどの親子が楽しめるイベントの実行、さら
「財団法人サトー国際奨学財団」認証式
国内子会社4社設立
に平成17年度は創立50周年記念事業などが催されました。
推進、物流及び間接部門の業務効率化によるグループ全体の収益力強化を推進いたします。また中長期的に経営基盤の強化なら
びに安定化をはかり、株主価値を高めてまいります。
シール・ラベル部門
サトープリンティング株式会社
*ラベル、シール、タグ等の製造販売
管理部門
サトービジネスサービス株式会社
*人材派遣、紹介事業、教育、研修に関する事務代
行、給与計算、福利厚生等事務代行
物流部門
サトーロジスティクス株式会社
*ロジスティクスソリューション事業
一般貨物、特殊貨物等の輸送・搬入・据付作業・
電子器具の検査・組立・各種インストール作業
保守サービス事業部門
年1回刊行の機関紙
23
設立5周年時の記念文集
隔月発行の雑誌『児童文芸』
サトーシステムサポート株式会社
西日本ロジスティクス(物流センター)完成予想図
*電子プリンタ等の保守サービス
24
●●●トピックス
ユニリーバ・ドイツ様へFlag Tagソリューションを本格納入
日本通運様へPetit lapin
(PT200e)
を納入
当社グループは平成16年7月、欧州小売業界大手の独メトロ社のゴールドパートナーとな
り、メトロ社の複数の大手納入業者にRFIDプリンタ及びICタグ・ラベルを納品しております。
CL408/CL412e
このたび、メトロ社の納入業者である日用品製造メーカー大手のユニリーバ・ドイツ様に
対し、*Flag Tagソリューションを納入いたしました。商品のパレットラベリングに当社の
UHF帯対応RFIDプリンタ「CL408e」で発行したICタグ・ラベルを使用した結果、その解読
率はほぼ100%近くにまで引き上げることができました。これにより、当社はユニリーバ・
ドイツ様の「メトロ社(Cash&Carry Market)向け物流」にFlag Tagソリューションを継続
的に納入することが可能となり、その他の同種の商談も継続中です。
*Flag Tagソリューションとは、ICチップ部分を旗のように垂直させたタグをダンボールや紙パックなどの被着物に自動貼
り付けするための方法であり、当社が特許申請を行っております。金属や液体の影響を受けてRFID読み取り率が低下する
ことを防止するためにFlag Tagソリューション技術を活用しています。
*Flag Tag…これまでのラベルと同価格でありながら、金属、液体の影響を受けにくい、画期的なラベルです。
アデンブルックス病院様向けソリューション
SATO UK LTD.
英国のアデンブルックス病院様はケンブリッジ大学付属病院
「Flag Tag」
オリエント・タイ航空様向け大口商談
SATO AUTO-ID (THAILAND) CO., LTD.
オリエント・タイ航空様は、年間150万人の旅客数を有し、
NHS基金によって設立された、由緒ある病院です。現在1,100床
週202本のフライトを提供する、タイ国内でも有数の航空会社
と、6,500人もの従業員を抱え、多くの患者の治療にあたってい
です。このたび、空港カウンターでの搭乗チケット発券、手荷
ます。
物受領証の発行や全支店でのチケット発券用として当社プリン
欧州では「血液と血液製剤の輸送の取り扱いに関する法律」が
タ「CT400DT」とチケット等サプライ製品を導入していただき、
新たに制定され、各病院は取り扱いの厳重注意を求められてい
さらに保守サービスにいたるまで、当社にてトータル・サポー
ます。このたびのシステム導入により、当社プリンタ「MB200i」
トをさせていただくことになりました。
にて発行された血液製剤用ラベルによって、正確な識別と追跡
「CT400DT」によるスピーディかつ高品質な印字機能が空港
管理が可能となりました。さらに「CT410」にて発行された患者
カウンターでの混雑緩和やラベル発行時のコストを大幅に削減
用IDリストバンドにて患者データを照合することが可能となり、
し、同社様の顧客サービス向上に貢献しております。
病院全体の医療過誤防止と看
護士の負荷軽減に貢献いたしま
した。今後も同病院様に対して
他にも院内ソリューションシス
テムを継続して導入することが
決定しております。またこのこ
とは英国国内でも大変注目され、
医療分野における今後のさらな
業界最大手の日本通運株式会社様(以下、日本通運様)の国際航空貨物部門では、「航空輸送だけでなく、付随する集配サービ
スの改善が顧客満足度の向上に直結する」と捉え、
“集配改善プロジェクト”を立ち上げられました。
このプロジェクトにおいて、従来国際航空貨物部門で行われていた“メール配信と電話による集荷業務の指示・報告”という業
務フローに対し、改善検討がされました。「営業担当から寄せられる集荷情報をホストコンピュータで集約、操配センターの担当
が配送ドライバーに指示内容をメール配信し、集荷が完了した場合は配送ドライバーから操配センターに電話連絡する」ことは各
担当者において時間的ロスと作業負荷が発生し、大きな課題となっておりました。これに対し、当社モービルプリンタ「Petit
lapin(PT200e)」と携帯電話「*FOMA」に搭載可能な専用ソフトを連携する新システムの開発が進められました。その結果、同
機は受信した最新の集荷データを元に、集荷先でラベルを即時発行し、バーコード認証による集荷完了データの報告を行う業務フ
ローにおいて最適な機種として導入していただきました。現在、この“新集荷システム”はリアルタイムな作業管理と業務効率の
大幅な改善により、国際航空貨物部門に要求される正確性とスピードの実現に貢献しています。システム概要は次のとおりです。
漓 専用ソフトを起動させ、インターネット経由で集荷依頼をダウンロード
滷 赤外線通信機能でラベル発行指示を受けた「Petit lapin(PT200e)」
にて入庫票・集荷票・受領票を即時に印字、貼り付け
澆 QRコードの読み取り機能によって貨物情報を照合
潺 集荷完了情報をリアルタイムで送信
日本通運様ではこのたびの集荷業務に加え、「輸出手続など社内業
務全体の効率化」を目指しており、新たなビジネス展開が期待されま
す。当社は「正確、省力、省資源」の実現によって、お客様のサービ
ス・品質向上に貢献できると考え、あらゆる企業様とのコラボレーシ
ョンによって創造したアイデアとともに、新たなご提案を継続してま
いります。
貨物情報のQRコードを読み取る
*FOMAは株式会社NTTドコモの提供するサービスで高速なデータ通信が特徴。
青果に貼り付けても安心!「セイカベル」
食品に直接シール・ラベルを貼り付ける際はより高い安全性が求められています。
このたび、日本の「食品衛生法」に準じ、かつ米国の「*FDA規格」に対応した、「セ
イカベル」を開発いたしました。このFDA規格の中の連邦規制法典に表記されている
物質で作られた“感圧接着剤”使用のシール・ラベルは、青果に直接貼っても安全性
が高いと規定されております。また、商品の個包装の必要がなくなった分ゴミが削減
され、“環境にやさしい”とされています。
このほか、幼児向けの玩具用ラベルやファーストフード店の持ち帰り用ドリンクの
飲み口用ラベルなど、用途の可能性は多岐にわたり、製造業者と消費者の皆様の信頼
構築に貢献してまいります。
*FDAとは、Food & Drug Administrationの略称です。FDAは、日本で言えば、厚生労働省にあたる公的機関です。主に、食品・医薬品について、新製品の認可、流通前、流
通後の監視を通じて米国民の安全を確保することを目的としています。
る拡大が期待されております。
STCの工場で印刷されているタグ用ラベル
25
26
●●●スペシャルリポート
∼可能性から現実へ∼“Web Trace eye”キリンビバレッジ様事例
食品の安全性や品質に対する消費者の関心が高まる中、品
質管理の重要性を再認識させられる事件が後を絶ちません。
複雑で多層な供給調達と流通経路のために「安心・安全」が
不透明になりつつあり、各関係企業は積極的なアカウンタビ
リティ(説明責任)の実践が重要課題となっております。こ
れを踏まえ、当社は日本電気株式会社様と共同で、キリンビ
バレッジ株式会社様(以下KBC様)の「製品バーコード管
理システム開発プロジェクト」に参画し、バーコード・2次
元コードを活用した製品の履歴管理を行う、“Web Trace
eye(ウェブ・トレース・アイ)”を構築いたしました。
製品の製造・出荷にいたるサプライチェーン全体を一元管
理し、万が一の問題発生時における追跡・遡及を迅速に実行
し特定するトレーサビリティシステム。当社のトレーサビリ
ティ総合パッケージシステムである“Trace eye(トレー
ス・アイ)”は、当社製品のプリンタ、ラベル・リボンなど
のサプライ製品とソフトウェアがパッケージ化されたもの
で、導入期間の短縮と導入コストの削減を実現いたしました。
また充実した保守サービスを加え、大変ご好評をいただいて
おります。当社ではこの“Trace eye”の機能をさらに進化
させ、「品質保証強化を目的として全ての拠点における製造、
入出庫業務をWeb上で一極管理したい」というKBC様のご
要望にお応えすべく、様々な工夫を凝らしました。これによ
り、全国40ヶ所の製造工場と50拠点にもおよぶ物流センタ
ーで発生する製品の荷動きをリアルタイムで管理することが
可能となりました。これは当社が事業コンセプトに掲げる
「DCS&Labeling」によって実現した代表的事例となります。
システム概要は次のとおりです。
①生産計画に基づき製造された製品がパレット*1に集められ
ます。
②パレタイジング*2された製品箱には、2次元コード(QRコ
ード)化された商品情報・製造情報がLR4800RVe2(ラ
ベリングロボット)によって、ラベルに印字され、同時に
貼り付けが行なわれます。
27
③貼り付け完了した製品は、トレーサビリティに不可欠な製
品パレットNo.により在庫として管理されます。
④物流センターでの入出荷管理では、製造工場でパレット単
位に貼り付けられた2次元コードラベルの情報を、スキャ
ナを活用して収集します。入出庫管理のみでなく流通加工
工程においても、その加工作業実績を同様に情報収集し、
製品の荷動きを細部に至り管理運用いたします。
⑤製造工場、物流センターで発生するこれらの製品の荷動き
は、ネットワークで結ばれたトレースデータベースにリアル
タイムに蓄積され、絶えず製造や入出荷、加工履歴にかか
わる最新情報が管理されます。集中管理されたトレースデ
ータベースは、万が一の問題発生時における追跡・遡及を
迅速に実行するほか、お客様への物流品質向上を目的とし
た改善を支援する重要なデータとして活用されます。
平成17年11月に農林水産省が実施した「食の安心・安全
性に対する意識調査」においては、回答者のうち40%近く
が「どちらかといえば安全になっている」という結果でした。
その理由として、「生産者や食品事業者、行政からの情報提
供が増えたから」という回答が71%にも上っています。こ
れは、昨今の食の安全性における消費者理解の深まりを象徴
しており、生産業者、物流業者、小売業者に対する社会的責
任がこれまで以上に問われる時流になったと考えられます。
KBC様は、安全性を追及する飲料メーカーのパイオニア
として「消費者の立場に立った商品情報の収集・蓄積が重要
である」と提唱されており、こうした企業努力が徐々に実を
結ぶことによって業界全体の質の向上につながります。消費
者から受ける信頼は最終的に「企業価値の向上」を実現させ、
社員の皆様の自信を生み出すことになるでしょう。当社はこ
れからも、順応性のある提案力と多彩な商品力によって、多
くの企業様の社会的貢献の支援につとめてまいります。
キリンビバレッジ様向け
製品トレーサビリティ管理システム 概略図
Web Trace eye
使用ラベル
・生産管理機能
・入出管理機能
・在庫管理機能
・流通加工管理機能
・トレースデータ管理機能
需給システム
Trace eye
製品管理
パレットラベル
出荷管理
明細ラベル
Internet
トレースデータ
製造工場
物流センター
生産計画
入庫管理
製造
製品在庫
流通加工
戻入処理
出庫管理
製品在庫
出庫管理
お
得
意
先
様
*1パレット……………物品を荷役、輸送、保管するために単位数量にとりまと
めて載せる面をもつ台
*2パレタイジング……商品を保管するために パレットに積み付けること
28
ニュースリリース・トピックス
展示会
業績発表関連
平成17年度主な出来事
RETAIL TECH JAPAN2006
ユニリーバ・ドイツ様へ
Flag Tagソリューションを納入
個人投資家向けIRセミナー開催
HOSPEX JAPAN2005
秋田大学医学部附属病院様へRFIDを利用
した医療過誤防止システムを納入
ラベルコンテスト受賞作品
月
「平成18年3月期中間決算短信」発表
※上記の「RFID導入事例」は、第7回自動認識
システム大賞“優秀賞”を受賞いたしました。
「Classic wine」
3
第2回九州自動認識展示会&セミナー2005
2
月
環境にやさしい熱活性ノンセパプリンタ
“KY408”を発売
1
月
12
「オシロイ」
「あぶらとり紙」
11
RFIDテスト導入用「エントリーキット」を発売
「華々茶」
「平成18年3月期第1四半期業績」発表
月
月
10
国内子会社4社設立
※P24をご参照ください。
月
国際モダンホスピタルショウ2005
9
ワイヤレス ジャパン2005
月
8
月
「平成17年3月期決算短信」発表
7
6
A-PACK2005 OSAKA
月
5
4
月
海外子会社5社(アメリカ・ドイツ・スペイン・
オーストラリア・ニュージーランド)設立
※P24をご参照ください。
米国Checkpoint Systems, Inc.の
バーコード・ラベル事業部門を譲受
※P24をご参照ください。
ラオス植林事業に参画
西日本ロジスティクス(物流センター)着工
(平成18年7月完成予定)
女性社員の戦力化へ向けて数値目標を設定
第3回自動認識総合展(大阪)
「平成18年3月期第3四半期業績」発表
月
TRONSHOW2006
第17回世界ラベルコンテスト
「最優秀賞」
「審査員特別賞」受賞
米インターメック社とのライセンス契約
新型ハンドラベラーの販売を開始
八王子支店、八王子サポートセンター開設
月
第15回全日本シール・ラベルコンテスト
「協賛会会長賞」
「優秀賞」受賞
ASP事業「LABEL-IDENTITI」を開始
第55回定時株主総会開催
FOOMA JAPAN2005(国際食品工業展)
29
(1段型)
第7回自動認識総合展
(2段型)
JAPAN PACK2005
JR東海道新幹線「品川駅」名古屋・新大阪方面ホームのサインボード広告
30
海外ネットワーク International Network
ドイツ(バットホンブルグ/ヒルシュホルン)
SATO DEUTSCHLAND GmbH(SDG)
電子プリンタ及びサプライ製品の販売
SATO LABELLING SOLUTIONS EUROPE GmbH(SLE)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
オランダ(ロッテルダム)
*CKP社のバーコード・ラベル事業部門の譲受により新たに設立された子会社は、
中国(上海/深セン)
赤字で社名・略称を表記しています。
SATO SHANGHAI CO., LTD.(SSC)
電子プリンタ、ハンドラベラー及び、
サプライ製品の販売
SATO SHANGHAI CO., LTD. Shenzhen Branch(SSCS)
SSC深セン支店
アメリカ(イリノイ)
SATO ROTTERDAM LOGISTIC CENTRE(SRL)
物流拠点
SATO LABELING SOLUTIONS AMERICA INC.(SLA)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
ポーランド
(ブロツロフ)
ベルギー(ブリュッセル)
SATO EUROPE NV.(SEN)
電子プリンタ、ハンドラベラー及びサプライ製品の販売
<ヨーロッパ>
SATO POLSKA SP Z.O.O.(SPZ)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
アメリカ(ノースカロライナ)
SATO AMERICA INC.(SAI)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
イギリス(ハリッジ)
SATO UK LTD.(SUL)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
日本
フランス(リール)
SATO FRANCE SAS(SFS)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
<東南アジア・インド>
SATO CORPORATION
ベトナム(ハノイ)
SATO VIETNAM CO., LTD.(SVC)
電子プリンタ及びハンドラベラーの製造販売
スペイン
(バルセロナ)
SATO IBERIA S.A.(SIS)
タイ
(バンコク)
電子プリンタ及びハンドラベラーの
販売、
サプライ製品の製造、販売
SATO HOLDING(THAILAND)CO.,LTD.(SHT)
持株会社
SATO AUTO-ID(THAILAND)CO., LTD.(STC)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
インド
(ニューデリー)
SATO ASIA PACIFIC PTE. LTD. India Representative Office(SAPI)
インド
(ニューデリー)駐在員事務所
ニュージーランド
(オークランド)
マレーシア(クアラルンプール)
SATO MALAYSIA SDN. BHD.(SMS)
サプライ製品の製造、販売
SATO AUTO-ID MALAYSIA SDN. BHD.(SAM)
電子プリンタ、ハンドラベラー及びサプライ製品の販売
SATO MALAYSIA ELECTRONICS MANUFACTURING SDN. BHD.(SMM)
電子プリンタの製造販売
SATO LABELLING MALAYSIA ELECTRONICS SDN. BHD.(SME)
ハンドラベラーの製造販売
31
SATO NEW ZEALAND LTD.(SNZ)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
シンガポール(シンガポール)
SATO INTERNATIONAL PTE. LTD.(SI)
*海外事業の統括
SATO ASIA PACIFIC PTE. LTD.(SAP)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
オーストラリア(メルボルン)
SATO AUSTRALIA PTY LTD.(SAU)
電子プリンタ及びハンドラベラーの販売、
サプライ製品の製造、販売
32
国内ネットワーク Domestic Network
会社データ Corporate Data
商
号
株式会社サトー
SATO CORPORATION
本 社 所 在 地
東京都渋谷区恵比寿一丁目21番3号
創
業
昭和15年(1940年)
設
立
昭和26年(1951年)5月16日
金
6,331,031,908円(平成18年3月31日現在)
員
取締役
資
本
役
北上工場(岩手県 北上市)
長岡事業所(新潟県 長岡市)
サトー物流センター
(埼玉県 加須市)
代表取締役執行役員会長兼最高経営責任者
藤田東久夫
取締役
小野 彦
代表取締役執行役員社長兼最高執行責任者
大塚 正則
取締役
鈴木 賢
取締役執行役員副社長
脇 敏博
取締役
山田 秀雄
取締役専務執行役員
横井 信宏
取締役
田中 優子
取締役専務執行役員
西田 浩一
取締役専務執行役員
土橋 郁夫
執行役員
サトーテクノセンター
(埼玉県 さいたま市)
本社
(東京都渋谷区恵比寿一丁目21番3号)
(03)5789-2500代表
支社
●東京支社
●名古屋支社
●大阪支社
支店・営業所
●札幌支店
●函館営業所
●仙台支店
●盛岡営業所
●郡山営業所
●大宮支店
●新潟営業所
●前橋営業所
●宇都宮営業所
●千葉支店
●水戸営業所
●横浜支店
●八王子支店
●静岡支店
●浜松営業所
●金沢支店
●松本営業所
●京都支店
●神戸支店
●広島支店
●岡山営業所
●米子営業所
●高松支店
●松山営業所
●福岡支店
●熊本営業所
●鹿児島営業所
●那覇営業所
※当社の支社、支店、営業所内に保守サポートセンターを設置しております。
なお、釧路、両国、甲府、堺(●)はサポートセンターのみの設置となります。
33
プロプラーザ21
(東京都渋谷区恵比寿)
その他
●北上工場
●サトー物流センター
●サトーテクノセンター
●本社
●プロプラーザ21
●長岡事業所
●名古屋事業所
●大阪事業所
●福岡事業所
国内子会社
●サトープリンティング株式会社
●サトービジネスサービス株式会社
●サトーロジスティクス株式会社
●サトーシステムサポート株式会社
常務執行役員
加治屋 浩
執行役員 米谷 真
執行役員 丹羽 国広
常務執行役員
工藤 保雄
執行役員 田巻 俊二
執行役員 羽生 光孝
常務執行役員
佐藤 喜夫
執行役員 櫛田 晃裕
執行役員 安江 大道
常務執行役員
松山 一雄
執行役員 山田 義信
執行役員 吉井 清彦
常務執行役員
鳴海 達夫
執行役員 松浦 正治
常務執行役員
千田 浩三
常務執行役員
山田 圭助
監査役
常勤監査役
吉田 勝彦
監査役
住田 淳
監査役
西尾 吉典
監査役
齊藤栄太郎
(注)1. 取締役のうち小野 彦氏、鈴木 賢氏、山田秀雄氏、田中優子氏の4氏は社外取締役であります。
2. 監査役のうち住田 淳氏、齊藤栄太郎氏の両氏は社外監査役であります。
決
算
期
毎年3月31日
主な取引銀行
三菱東京UFJ銀行 三菱UFJ信託銀行 りそな銀行
従
数
連結:3,043名、単体:1,396名
高
連結:689億円、単体:559億円(平成18年3月期)
売
業
員
上
34
財務データ/連結キャッシュ・フロー計算書
=連結
売上高
当期純利益/当期純利益率
(百万円)
4,000
(百万円)
70,000
1株当たり当期純利益
(%)
8.0
60,000
=単体
=連結
=単体
設備投資額
(円)
120
(百万円)
4,000
100
3,000
50,000
3,000
6.0
80
40,000
2,000
4.0
1,000
2.0
60
2,000
30,000
40
20,000
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
営業利益/営業利益率
(百万円)
6,000
5,000
10.0
4,000
8.0
3,000
6.0
2,000
4.0
1,000
2.0
(百万円)
70,000
(百万円)
6,000
1株当たり純資産
(%)
14.0
60,000
12.0
50,000
10.0
40,000
8.0
30,000
6.0
20,000
4.0
10,000
2.0
5,000
10.0
4,000
8.0
3,000
6.0
2,000
4.0
1,000
2.0
1,000
900
600
500
300
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
(百万円)
50,000
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
配当金/配当性向
(%)
15.0
(円)
40
従業員数
(%)
40
(名)
3,500
3,000
40,000
12.0
30,000
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
(百万円)
1,500
1,200
純資産/純資産当期純利益率
(%)
12.0
研究開発費
(円)
1,500
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
経常利益/経常利益率
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
総資産/総資産経常利益率
(%)
12.0
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
35
1,000
20
10,000
30
30
20
20
9.0
20,000
6.0
10,000
3.0
2,500
2,000
1,500
10
10
1,000
500
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
平成15年3月期 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期
連結キャッシュ・フロー計算書
(平成17年4月1日から平成18年3月31日まで)
科 目
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
連結調整勘定償却額
有形固定資産売却益
投資有価証券売却益
有価証券売却益
有価証券評価損
固定資産除却損
事業再編損失
事業買収関連費用
貸倒引当金の増減額(減少:△)
賞与引当金の増減額(減少:△)
役員退職引当金の増減額(減少:△)
退職給付引当金の増減額(減少:△)
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損益(差益:△)
売上債権の増減額(増加:△)
たな卸資産の増減額(増加:△)
前払費用の増減額(増加:△)
未収入金の増減額(増加:△)
仕入債務の増加額
未払金の増加額
その他
小 計
事業再編損失に係る支払額
事業買収関連費用に係る支払額
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の売却等による収入
投資有価証券の売却等による収入
投資有価証券の取得等による支出
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
営業譲受による支出
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる増減額(減少:△)
長期借入れによる増減額(減少:△)
自己株式の売却による収入
自己株式の取得による支出
配当金の支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物係る換算差額
現金及び現金同等物の増加額(△減少)
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高
(単位:百万円)
金 額
4,898
1,968
61
△2
△1
△2
2
15
251
216
△ 21
143
△ 21
37
△ 38
102
550
△ 1,445
△ 753
30
△ 64
△ 129
694
763
7,256
△ 251
△ 216
38
△ 102
△ 1,922
4,801
13
1
△ 83
△ 1,338
61
△ 644
△ 4,268
△ 318
△ 6,575
2,925
28
93
△6
△ 971
2,069
222
516
10,234
10,751
36
Summary of Fiscal Operations
Years ended March 31, 2006
unit: Millions of yen
Consolidated
Non-Consolidated
For the term:
Net sales ...............................................................................................................
Operating income ...............................................................................................
Ordinary profit ...................................................................................................
Income before adjustment for income taxes.......................................................
Corporate, inhabitant and enterprise taxes ....................................................
Deferred taxes .....................................................................................................
Net income ..........................................................................................................
68,964
5,222
5,400
4,898
2,275
△ 23
2,646
55,984
5,104
5,517
5,506
2,140
13
3,351
Per share data (yen):
Net income ..........................................................................................................
Dividends ............................................................................................................
84.32
—
106.79
31
and welfare administration etc., in Shibuya-ku, Tokyo; and in March, SATO LOGISTICS CO., LTD., cargo service and inspection assembly service for electronic equipment in Shibuya-ku, Tokyo.
Overseas sales grew to ¥15,692 million (+38.3%). Sales were driven by the North American area which take off growth path and
were also strong in Asia. Sales from SATO FRANCE SAS, which acquired and became part of the Sato Group in February 2005
and the sales company, which was established by acquisition of the business from Checkpoint systems of the U.S. at the end of
January 2006 were also contributed to increase of overseas sales. The cost of these acquisitions are approximately $8.6 million
for goodwill and approximately $30 million for equipment and assumed liabilities, but the acquisitions were significant for
securing a foothold for the global development of "DCS & Labeling." In addition to gaining new label production facilities in
Europe, North America, and the Asia-Australia region, the Company also took over customer accounts in Europe and North
America, and going forward we will make a full-fledged effort to achieve synergies with existing sales centers. In terms of manufacturing, Sato's second factory for mechatronic products followed by Malaysia was completed, and commenced production of
At term’s end:
Shareholders’ equity ..........................................................................................
Total assets ..........................................................................................................
36,119
61,624
41,302
61,412
Number of employees .......................................................................................
3,043
1,396
hand labelers in July 2005. The Company will improve overseas production efficiency in future by promoting transfer of the
production to this Vietnam factory and increase of production including improvement of technology and cost reduction at
Malaysia factory, a main electronic printer manufacturing factory.
In terms of profit, domestic business was negatively impacted in the first quarters from the end of sales relating to consumption
tax-inclusive price labels which boosted year-earlier sales and profit and from increase in costs associated with new electronic
Results of Operations
Consolidated net sales for the fiscal year under review totaled ¥68,964 million, a significant increase (+11.7% year-on-year) from
the previous fiscal year and the seventh consecutive year of revenue growth.
Domestic sales rose to ¥53,272 million (+5.7% ). The domestic sales operation kept busy one through the year due to increase of
the demands for negotiations on DCS (Data Collection System), an automated recognition technology used in like bar codes and
2-D codes across the various industries including medical, retailing and distribution, manufacturing, and food processing
industries, etc. In the medical sector, for example, Sato's L'esprit series of tabletop barcode-use electronic printers has been well
received and since release, and grow to be a hot-selling product. Reflecting a recovery in consumption, requirements for negotiations are increasing for Sato's "markdown" (price reduction management) systems for large retailers, and traceability systems
used by the home electronics, electronic component manufacturing, and beverage and food processing industries. In addition,
responding to the increase in number of RFID-related inquiries the Company has opened an RFID showroom in our head office
building in order to demonstrate practical applications of these devices and promote their popularization. Three new subsidiaries were also established: in January, SATO PRINTING CO., LTD., the first domestic label and tag manufacturer and sales
in Kitakami-shi, Iwate; in February, SATO BUSINESS SERVICE CO., LTD., agent services for personnel placement, and payroll
37
printers and other products. From the second quarter onward, however, as a result of efforts to increase sales and reduce costs,
the Company improved profit margins steadily. Overseas, the North American business took a turn to profitability. Efforts to
improve profitability in Europe included some personnel cut, which resulted in the recording of extraordinary losses, but with
reductions in SG&A expenses a slight improvement was seen in operating income. We will strive going forward to show a significant improvement in profitability by taking advantage of synergies with acquired businesses and pursuing improved operational efficiency. Sales and profits in Asia remained solid and marked significant growth from the previous year.
As result of these activities, consolidated net sales in the fiscal year ended March 2006 amounted to 68,964 million yen (+11.7%).
Operating income, ordinary profit and net income totaled 5,222 million yen (+1.5%), 5,400 million yen (+1.7%), and 2,646 million
yen (- 12.1%), respectively.
Segment information is as follows:
(a) Mechatronic products
The segment posted operating income of ¥2,538 million (-9.5%) on net sales of ¥30,336 million (+9.7%).
(b) Supply products
The segment posted operating income of ¥2,684 million (+14.7%) on net sales of ¥38,628 million (+13.3%).
38
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