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ご説明資料(PDF:7101 KB)
第11回『苫小牧・出光』石油懇談会
2012年10月15日
出光興産株式会社
北海道製油所
本日のスケジュール
10時45分
ご出席者 紹介
主催者挨拶
執行役員製油所長
10時50分
大橋 邦一
製油所の現況説明
副所長
11時10分
質疑応答
11時30分
石油懇談会終了
前澤 浩士
製油所の現況説明
1.製油所概要の紹介
2.安全操業への取組み
3.石油業界を取り巻く環境変化への対応
4.地元とともに
製油所概要の紹介
出光興産の生産拠点
高分解型製油所
石油化学一体型
北海道製油所
(北海道苫小牧市)
原油処理能力:14万バーレル/日
千葉製油所・工場
(千葉県市原市)
原油処理能力:22万バーレル/日
エチレン生産能力:37.4万㌧/日
石油化学一体型
高分解型製油所
徳山製油所・工場
(山口県周南市)
原油処理能力:12万バーレル/日
エチレン生産能力:62.3万㌧/日
愛知製油所
(愛知県知多市)
原油処理能力:16万バーレル/日
北海道製油所のロケーション
苫小牧市街地
総合運動公園
苫小牧西港
原油タンク
北海道製油所
太平洋
シーバース(沖合い約3km)
精製設備の構成
1973年9月操業
プロパン
洗浄装置
常圧蒸留装置
LPG生産装置
140,000BD
<沸点>
35~170℃
160~280℃
ブタン
ガス・LPG
ナフサ脱硫装置
ナフサ
灯油
軽油超深度
脱硫装置
1984年
260~370℃
重質軽油
重油
重質軽油
水素化分解装置
原油
16,500BD
1994年
ガソリン基材
石油化学原料
・化学繊維
・プラスティック
ガソリン
自動車燃料
ジェット
飛行機燃料
灯油
暖房用
軽油
自動車燃料
A重油
船舶燃料
工場燃料
C重油
船舶燃料
発電用
硫黄
化学薬品等
脱硫装置
重油直接
脱硫装置
原油
原油
ナフサ
灯油脱硫装置
軽質軽油
370℃<
ナフサ接触
改質装置
ベンゼン除去装置
家庭用燃料
タクシー等
重油接触
分解装置
33,000BD
減圧蒸留
装置
硫黄回収装置
製品出荷エリア
道内向け
陸上出荷 60%
海上出荷 40%
道内向け 60%
東北向け 20%
北陸向け 20%
室蘭(JX)
製油所
苫小牧
函館
音威子府
青森
油槽所
名寄
八戸
秋田
旭川
仙台(JX)
新潟
塩釜
伏木
札幌
帯広
釧路
今金
愛知
苫小牧
函館
徳山
陸上出荷エリア
海上出荷エリア
千葉
釧路
第3次中期経営計画要旨 (目指す姿)
常に、明るく安全・安心で競争力ある製油所
「広く地域社会から信頼・期待され、アジアトツプレベルの製油所」
明るく安全・安心で
製油所経営は人で成り立っている。経営力を向上させるためには、活気ある職場で
あることが大前提であり、所員一人ひとりが「明るく」なくてはならない。
しかし、重大事故を起こしてしまうと、製油所存続自体がなくなってしまうこととなる。
設備管理においては、これまで通り発生源対策、異常兆候の早期発見、事例対応、
余寿命管理を徹底継続し、事故のない「安全・安心」な製油所であることが基盤となる。
競争力ある
国内の燃料油需要が減少し、石油各社が相次いで精製設備能力の削減を打出す
環境下、低稼働においても利益が出せる「低コスト体質」が生き残りの鍵である。
製品輸出が常態化することを認識し、製油所生き残りをかけ、アジアトップレベルの
低コスト体質を実現し、常に「競争力ある」製油所にする。
「広く地域社会から信頼・期待され、アジアトップレベルの製油所」
これまで、石油懇談会や地元行事への積極的な参画により、十勝沖地震後の信頼
回復に努めてきたが、今後も地元に根をはった企業として信頼・期待され、アジアでの
競争力がNO.1の製油所を目指していく。
安全操業への取り組み
十勝沖地震から9年を経て
9月26日
平成15年9月26日に発生した、
十勝沖地震から9年が経過しました。
この地震によって発生したタンク火災以降
地元の皆様や関係諸官庁のご支援を頂きな
がら、社を挙げて安全最優先で復旧工事を
進めると共に、信頼回復に向け取り組み、
3年後の平成18年7月に完全復旧し、
今日に至っています。
。
火事だ!と叫ぶ声に
緊張感が高まった
事を、未だに
忘れられません!
あの日の思いを語る平間直長
地震の概要
(1)発生日時:
平成15年9月26日(金)04時50分頃
(2)震源地:北海道釧路沖
(製油所から直線距離で220km)
(3)震源深さ:42km
(4)マグニチュード:8.0
(5)最大加速度:86gal(製油所)
鵡川:189,早来:181,厚真:376
(6)揺れの特徴:やや長周期(3~8秒)
最大加速度は苫東地区の約1/2
東日本大震災を受けた防災対策の再確認
津波による製油所への影響
従来の津波想定(苫小牧地区・北海道製油所)
津波高さ(m)
地震の規模
出 典
2.1
東日本大地震(M9.0)
2.8
十勝沖・釧路沖地震(M8.2) 中央防災会議
「日本海溝・千島海溝周辺海
溝型地震に関する専門調査
三陸沖北部地震(M8.4)
会」の想定
3.1
実績
非常措置基準の改定(2011年6~10月)
大津波警報発令時の対応を明確化
・事務指揮所に津波監視者を指名
・指定非難場所を設定
・構内放送が入らない場所への連絡方法
・協力会の避難措置
・避難場所の設定根拠となる津波想定資料を位置付け
新たな津波想定の公表と製油所への影響
新たに発見された津波痕跡を基に津波波源(M9.1)を想定
2012年9月24日 津波浸水予測図では当所も浸水域となるため対応策を改定
・苫小牧市からの津波シミュレーション結果を反映
・指定避難場所の高さを追記修正、及び「指定避難場所」表示
指定非難場所の表示新設
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
の津波被害を踏まえて北海道製油所に
おける対応策として、構内の指定避難
場所に、下記のような表示をしました。
PC
内湾事務所
避難場所は本館、PC、保全事務所、
内湾事務所の4箇所です。
構内で勤務されている皆さんは、再度
避難場所の確認をお願い致します!
保全事務所
本館
大容量泡放射砲シムテム防災訓練(広域共同防災組織)
9月10~14日にかけ、広域共同防災組織
が主催する防災訓練を実施しました。
本システムが配備されている北海道石油共同
備蓄北海道事業所より搬送された資機材を
設置、大型放射砲による1分間3万リットル
の放水を実施、大型浮き屋根式タンクが発災
した想定で訓練を行いました。
防油堤から一番遠いタンクが発災し
た想定で、堤内に放射砲と台車を
設置するため重機搬入訓練も行い、
有事の際に備えています。
設備信頼性の更なる向上に向けて
全長680m
高さ12m
有孔折板
海塩粒子大
総工費:約 3.5億円
2012年2月中旬より着工、5月下旬に完成
海塩粒子少
【設置目的】
外面腐食の
原因となる
海塩粒子を
有孔折板で
カット
腐食環境を
大幅に改善
定期修理(メジャーSDM)実施
全装置を停止、設備の保全工事・改善工事を実施
・停止期間
: 6月2日~7月12日 (常圧蒸留装置:39日間)
・関係者動員数 : 延べ約 8万人、 最大入構者数 約 2,600人/日
・総費用(予算) : 54億円 (保全工事32億、触媒取替7億、更新工事15億)
6月12日、協力会および出光関係者約2000
名が参加してSDM安全大会が開催されました。
苫小牧労働基準監督署
鈴村署長殿 訓示
前澤副所長 挨拶
3部門代表による決意表明
SDMスローガン唱和
小さな変化も見逃さず 声掛け合って
再確認 みんなで完遂 ゼロ災ヨシ!
安全ダルマの授与
全員でSDMスローガン唱和
石油業界を取り巻く
環境変化への対応
原油処理と生産得率の実績(2011年度実績)
生産得率(対原油)
処理原油構成
千kL
LPG 242 (3.7%)
ガソリン
1,716(26.0%)
ナフサ 454(6.9%)
灯油
1,267(19.2%)
前年度対比
約111%
2011年度 原油API
日本平均:
35.8
出光平均:
35.7
北海道製油所: 32.9
※)API比重 = (141.5 / 華氏60度の比重)- 131.5
API 37 = 比重0.840
API 35 = 比重0.850
API 33 = 比重0.860
軽油
1,341(20.3%)
A重油
872(13.2%)
C重油 573(8.7%)
副製品
(6.2%)
石油製品の需給動向と対応
日本における石油製品の需要推移
国内 27製油所 448万BD
(出光 4製油所 64万BD)
(単位:千kL)
2009年度平均稼働率約76%
1製油所あたりの稼働率向上のため
出光は2014年3月までに
徳山製油所の原油処理停止を決断
北日本・北陸は
これまで以上に
北海道製油所
から供給
出所: 1970年度~2000年度,2005~2008年度「資源・エネルギー統計年報」
2009年度~2014年度総合資源エネルギー調査会石油分科会
石油市場動向調査委員会「平成22~26年度石油製品需要見通し」
燃料油全体で▲3.5%/年の需要減退
(⇒1製油所の生産量に相当)
苫小牧
(単位:百万BD)
徳山
愛知
千葉
CCS実証事業への協力: CCSとは
22
CCS実証事業への協力: 全体事業計画
苫小牧実証事業基地全体
の位置関係
貯留層ターゲット
萌別層(深度1100m)
滝上層(2600m)
地元とともに
地元とともに -廃棄物 ゼロエミッションへの取組み-
3R:廃汚泥・触媒のセメント原料化、
廃触媒金属回収、金属スクラップ、
再生触媒使用、木くず資源化、
廃苛性ソーダの有効利用、
廃蛍光管・廃乾電池の資源化、
古紙回収、ペットボトル回収
廃棄物削減(Reduce)、再使用(Reuse)、資源化(Recycle)推移
ゼロエミ
達成!!
廃
棄
(
ト物
ン量
)
18,253
ゼロエミ
達成!!
埋立率%
16,491
10.0
ゼロエミ
達成!!
15,000
ゼロエミ
達成!!
14,481
<取組み内容>
ゼロエミ
達成!!
13,907
*使用済み触媒
の資源化
12,425
*2011年度は
廃石綿廃棄物
10,000
の排出は無し
3 R
(18,249)
3 R
(14,543)
3 R
(14,453)
3 R
(12,419)
3 R
(13,902)
5.0
自社最終処分場
2012年5月24日
廃止申請が受理
5,000
0.7
委託埋立
自社埋立
0.02
117
0
’07年度
4
0
’08年度
28
0
0.19
’09年度
5
0
0.04
’10年度
6
0
0.05
’11年度
0.0
ゼロエミッション:
最終処分量が総排出
の1%以下と定義
地元とともに
-社会貢献活動-
8月25日、苫小牧社会福祉協議会創立60周年を記念して開催された苫小牧
社会福祉大会において、出光北海道グループが表彰されました。
これは、永年にわたる募金や車イスの寄付などの社会福祉活動が認められた
もので、北海道製油所、プランテック及び建設保全協力会、陸上輸送協力会、
海上輸送協力会の三協力会に対し「永年社会福祉功労者」賞が贈られました。
所員や協力会社の皆さんが集めた
プルタブで購入した車イス
苫小牧市社会福祉協議会
柳谷昭次郎会長による挨拶
昨年の年末助け合い募金
出光グループを代表し、表彰状を受ける篠田副所長(右)
地元とともに
-社会貢献活動-
競技時刻が製品出荷時刻と重なることから、交通事故の未然防止のため、
当日の石油ローリーの配車計画を事前調整して運行台数を少なくしました。
第26回苫小牧ハスカップトライアスロン大会in勇払
9月2日(日)9時~12時
バイク競技
40㎞
苫小牧環状線(製油所前道路)
地元とともに
渡部消防長より表彰状を
授与される内田社員
-人命救助への貢献-
自衛防災隊代表として前澤副所長にも同行していただきました
5月10日、苫小牧市消防本部において、北海道製油所
及び出光プランテック北海道の社員で構成している出光自
衛防災隊に対し、消防長表彰状が贈られました。
倒れていた男性社員を同僚5名が発見、心肺蘇生法及
びAED(自動対外式除細動器)を使って救命措置を施し、
人命救助に貢献したとして贈られたものです。
内田社員が代表して渡部消防長より表彰状を授与され
ました。
渡部消防長より「日頃の備えが尊い命を救った。他の模
範となる功績」とのお言葉をいただきました。
今後も継続して救命講習会を実施し、技術・技量の向上
を図っていきます。(皆さんも是非、講習会にご参加下さい!)
大橋所長に報告
大変喜んでいただきました!
左から、山本社員、小崎社員、鶴谷社員、佐々木社員
皆さん喜んでいらっしゃいました♪
地元とともに
-感謝を込めて-
おどりがキレイに
揃ってます!
岩倉市長も
大絶賛!
篠田副所長と
中尾課長が代表して賞状を
受け取りました
8月11日(土)の市民おどりパレードに、総勢120名で参加しました!
参加者一丸となって、今年のスローガン「所員の絆」&「市民への感謝」のもと、
思いを十分に発揮したおどりを、市民のみなさまに披露することができました!!
その結果、今年は特別賞の「チームワーク賞」を受賞することができました!
皆さん、本当にありがとうございました♪
地元とともに
-感謝を込めて-
8月5日(日)、苫小牧市民会館にて
Music in Museum by 出光『光の中へ…』が開催されました。
今回は、トヨタ自動車北海道創業20周年記念絵画展「光から
夢をたどって」とのコラボ企画で、フランス絵画の世界観を表現
した演奏に、会場に集まった約1,100名のお客様はひと時、
光の中へ誘われていました。
会場のお客様を魅了したアーティストの皆さん
今回は打楽器やゴスペルも
登場し、会場を盛り上げていました!
たくさんの市民の方にお越しいただきました!
最後に出演者の皆さんと記念撮影!
地元とともに
-開かれた製油所を目指して-
9月6日(木)苫小牧市立明野小学校の5年生2クラス、
60名を対象に「石油と環境について考えよう」をテーマに
出前授業を行いました。
品質管理課 稲垣社員と製油一課 池永社員が先生となり、
クイズや実験を交えながら、石油や身の回りにある石油製品、
地球環境などについて、楽しく学んでもらいました。
稲垣先生の話を真剣に聞く児童のみなさん
石油の大切さが
わかりました!
サンプルを見ながら製品の
説明をする池永先生
【ウレタンの発泡実験】
膨れあがるウレタンに
子どもたちからは大歓声!
24日(月)には明野小学校の皆さんが
製油所を見学に訪れました!
限りある石油を
大事に使います!
今日はありがとう
ございました!
最後に各クラス代表の2名の
児童より、授業の感想とお礼の
言葉が贈られました♪
以
上
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